(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-10
(45)【発行日】2024-04-18
(54)【発明の名称】類似性コホートに基づくユーザ管理型コンテンツおよび広告配信
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20240411BHJP
G06F 16/9035 20190101ALI20240411BHJP
G06Q 30/0207 20230101ALI20240411BHJP
G06Q 30/0282 20230101ALI20240411BHJP
【FI】
G06Q30/0241
G06F16/9035
G06Q30/0207
G06Q30/0282
(21)【出願番号】P 2021501271
(86)(22)【出願日】2019-07-12
(86)【国際出願番号】 IB2019055945
(87)【国際公開番号】W WO2020021376
(87)【国際公開日】2020-01-30
【審査請求日】2022-07-08
(32)【優先日】2018-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】321011262
【氏名又は名称】グローバル ファイル システムズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】バーマイスター、ケヴィン
(72)【発明者】
【氏名】ユ、シンハオ
【審査官】鈴木 和樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-079317(JP,A)
【文献】国際公開第2013/190366(WO,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1337455(KR,B1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0150016(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0151516(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0324827(US,A1)
【文献】特表2015-515665(JP,A)
【文献】特開2018-101323(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G06F 16/00 - 16/958
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータにより実施されるコンテンツ配信方法であって、
第1のユーザからコンテンツの要求を受信する段階と、
前記要求に基づいて前記第1のユーザに特定のコンテンツを配信する段階であって、前記特定のコンテンツは、前記第1のユーザに関連付けられた第1の情報に基づいて配信用に選択されている、段階と、を含み、
前記第1のユーザに関連付けられた前記第1の情報は、前記第1のユーザと異なる第2のユーザに関連付けられた第2の情報の少なくとも一態様に少なくとも部分的に基づいており、
前記第1のユーザと、前記第2のユーザは、類似性の少なくとも1つの測定値に基づき関連付けられ、
前記第2のユーザに関連付けられた前記第2の情報の前記少なくとも一態様は、前記第2のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に基づいて選択され、
前記第1のユーザおよび前記第2のユーザは、類似性グループのメンバーであり、前記要求時に、前記第2のユーザは前記類似性グループのリーダーであり、前記第1のユーザは前記類似性グループのフォロワーであり、
前記リーダーは、以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に基づいて定められるユーザ、または類似のコホートを有するメンバーが最も多いユーザである、
コンテンツ配信方法。
【請求項2】
前記第1のユーザに関連付けられた前記第1の情報は、前記類似性グループの前記第1のユーザ以外のフォロワーに関連付けられた第3の情報に基づかない、請求項1に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項3】
前記類似性グループのメンバーシップは、前記類似性グループのメンバーの類似性の1または複数の測定値に基づいて判定されている、請求項1に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項4】
前記類似性の1または複数の測定値は、ユーザの、他のユーザに対する、環境及びドメインのアクティビティに基づく、請求項3に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項5】
前記環境は、LAN、WAN、無線ネットワーク、ルーター、ゲートウェイ、アプリケーション、およびデバイスのうちの1または複数を含む、請求項4に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項6】
前記ドメインは、インターネット上の位置を含む、請求項4または5に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項7】
前記類似性グループのメンバーシップは、ユーザの環境および/またはドメインのアクティビティの1または複数と、別のユーザの環境および/またはドメインのアクティビティの1または複数とを比較することで提供される前記類似性グループのメンバーの類似性の1または複数の測定値に基づいて判定されている、請求項3から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項8】
グループは、ユーザのドメインおよび/もしくは環境のログ、ならびに/またはリアルタイムデータストリームの類似性の少なくとも1つの測定値に基づく、請求項3から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項9】
類似性は、環境ログまたはリアルタイムストリームから判定される、ビジット頻度、日付、環境内またはドメインにいる時間のうちの1または複数に、少なくとも部分的に基づく、請求項3から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項10】
前記類似性グループのメンバーシップを判定するのに、許容係数が使用される、請求項3から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項11】
前記第2のユーザは、前記第1のユーザへの前記特定のコンテンツの配信に基づいて報酬を受ける、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項12】
投票機構により、特定のコンテンツが配信され、ユーザは、自身による前記投票機構の受信および表示に応じて報酬を受ける、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項13】
ユーザは、自身による前記投票機構の使用に応じて報酬を受ける、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項14】
ユーザは、前記ユーザがどのように投票するかに関わらず、自身による前記投票機構の使用に応じて報酬を受ける、請求項13に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項15】
特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構は、前記以前のコンテンツに対するユーザの投票をサポートする、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項16】
前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の、前記第2のユーザによる以前の使用は、前記第2のユーザによる否定的な投票を含む、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項17】
前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の、前記第2のユーザによる以前の使用は、前記第2のユーザによる肯定的な投票を含む、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項18】
前記第2のユーザは、自身による、前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の受信および表示に応じて以前に報酬を受けている、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項19】
前記第2のユーザは、前記第2のユーザによる、前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の使用に応じて以前に報酬を受けている、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項20】
前記類似性グループのリーダーシップは、1または複数のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に少なくとも部分的に基づいて判定される、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項21】
前記類似性グループのリーダーシップは動的である、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項22】
前記特定のコンテンツはターゲティング広告を含む、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項23】
前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構は、広告サーバにより配信されている、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項24】
前記特定のコンテンツは広告サーバにより配信されている、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項25】
前記投票機構は、前記特定の以前のコンテンツ配信の一部として配信されている、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項26】
前記特定の以前のコンテンツ配信は、マークアップおよび/またはインタープリタ型言語で記載されたデータを含み、前記投票機構は前記データの一部である、請求項25に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項27】
前記第1のユーザおよび前記第2のユーザは、前記要求を受信する前に関連付けられている、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項28】
前記特定のコンテンツは、第2の投票機構を含む、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項29】
前記第1のユーザに関連付けられた前記第1の情報は、前記第1のユーザに関連付けられた第1の情報記録を含む、請求項1から5の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法。
【請求項30】
デバイスの1または複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1または複数のプロセッサに請求項1から
29の何れか一項に記載のコンテンツ配信方法の動作を実施させる、コンピュータプログラム。
【請求項31】
請求項1から
29のいずれか1項に記載の
コンテンツ配信方法を実行するように構成された、装置。
【請求項32】
前記コンテンツ配信方法を実行するためのデータ及び/またはソフトウェアコードを格納するように構成されたメインメモリと、
前記メインメモリの前記データ及び/または前記ソフトウェアコードにアクセスして、
前記コンテンツ配信方法を実行するように構成されたプロセッサと、
を更に備える、請求項
31に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本願は、あらゆる目的のために参照によりその全体が本明細書に組み入れられる、2018年7月26日出願の米国仮特許出願第62/703,840号の優先権を主張する。
[著作権表示]
本特許文献は、著作権保護の対象となる材料を含む。著作権所有者は、本特許文献または米国特許商標庁のファイルにおけるあらゆる関連資料の複製に対して異議を唱えるものではないが、そうでない場合には、いかなる理由があろうとも全ての著作権を留保する。
【0002】
本発明は概してコンテンツの配信に関し、特に1または複数の参加者に対して、当該参加者の他のユーザとの類似性に基づいてコンテンツおよび広告を配信するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0003】
ターゲティングコンテンツおよび広告配信は一般化しており、今日のインターネットコンテンツ配信の大部分を占める。コンテンツプロバイダおよび広告主は、ユーザに対して適切なコンテンツおよび広告を、当該ユーザそれぞれの興味およびニーズに基づき配信することに腐心している。特定のユーザの興味およびニーズを判定するため、当該ユーザについての情報を収集する必要がある。多くのソーシャルネットワークプラットフォーム(例えばフェースブック(登録商標)、ツイッター(登録商標)など)が、ターゲティングコンテンツおよび広告配信に利用されるユーザ情報を収集する。しかし、あらゆるユーザがそのようなプラットフォームを利用しているわけではなく、あらゆるユーザが適切なターゲティングコンテンツおよび広告配信に十分な情報を提供しているわけでもない。
【0004】
さらに、ユーザにとって、自身のコンピュータ使用についての情報が追跡されていることは暗黙の了解であり得るが、この追跡がどの程度に及んでいるか、または自身のデータの使い道については通常把握していない。また、ユーザについて集められたデータのほとんどは、当該ユーザが知らない間に、合意も対価もなく集められたものである。
【0005】
分析および対応するターゲティング用の、より良い情報をユーザが提供可能にすることが望ましく、それが本明細書における目的となる。
【0006】
ユーザが示したコンテンツ(例えば、広告)の好みに対して適切かつ即座に反応することがさらに望ましく、それが本明細書におけるさらなる目的となる。
【0007】
ユーザに、その情報を提供したことに対して報酬または対価を与えることがさらに望ましく、それが本明細書におけるさらなる目的となる。
【0008】
コンテンツに対するユーザの好みを使用する許可を、当該ユーザから得ることがさらに望ましく、それが本明細書におけるさらなる目的となる。
【発明の概要】
【0009】
本発明は、請求項および明細書に特定される。
【0010】
1または複数のコンピュータのシステムは、動作時にシステムに動きを実施させる、システムにインストールされたソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはこれらの組み合わせを有することによって、特定の動作または動きを実施させるように構成可能である。1または複数のコンピュータプログラムは、データ処理装置によって実行されたとき、装置に動きを実施させる命令を含むことによって、特定の動作または動きを実施させるように構成可能である。
【0011】
1つの全体的な態様は、第1のユーザからコンテンツの要求を受信する段階を含むコンピュータに基づくコンテンツ配信方法を含む。方法はさらに、上記要求に基づいて上記第1のユーザに特定のコンテンツを配信する段階であって、上記特定のコンテンツは、上記第1のユーザに関連付けられた第1の情報に基づいて配信用に選択されている、段階を含む。方法はさらに、上記第1のユーザに関連付けられた上記第1の情報は、上記第1のユーザと異なる第2のユーザに関連付けられた第2の情報の少なくとも一態様に少なくとも部分的に基づいていることを含む。方法はさらに、上記第1のユーザと、上記第2のユーザは、類似性の少なくとも1つの測定値に基づき関連付けられることを含む。方法はさらに、上記第2のユーザに関連付けられた上記第2の情報の上記少なくとも一態様は、上記第2のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に基づいて選択されていることを含む。
【0012】
本態様の別の実施形態は、それぞれ方法の動きを実施するように構成された、1または複数のコンピュータ記憶デバイスに記録された対応するコンピュータシステム、装置、コンピュータプログラムを含む。
【0013】
実装では、1または複数の以下の特徴を単独でおよび/または組み合わせて含んでもよい。
・方法において、上記第1のユーザおよび上記第2のユーザは、類似性グループのメンバーであり、上記要求時に、上記第2のユーザは上記グループのリーダーであり、上記第1のユーザは上記グループのフォロワーである。
・方法において、上記グループは類似性グループであり、上記グループのメンバーシップは、上記グループのメンバーの類似性の1または複数の測定値に基づいて判定されている。
・方法において、上記類似性の1または複数の測定値は、ユーザの、他のユーザに対する、環境及びドメインアクティビティに基づく。
・方法において、上記環境は、LAN、WAN、無線ネットワーク、ルーター、ゲートウェイ、アプリケーション、およびデバイスのうちの1または複数を含む。
・方法において、上記ドメインは、インターネット上の位置を含む。
・方法は、ユーザの環境および/またはドメインアクティビティの1または複数を記録することで、他のユーザの環境および/またはドメインのものと比較する段階をさらに含む。
・方法において、グループは、ユーザのドメインおよび/もしくは環境ログ、ならびに/またはリアルタイムデータストリームの類似性の少なくとも1つの測定値に基づく。
・方法において、類似性は、上記ログまたはリアルタイムストリームから判定される、ビジット頻度、日付、環境内またはドメインにいる時間のうちの1または複数に、少なくとも部分的に基づく。
・方法において、上記類似性グループのメンバーシップを判定するのに、許容係数が使用される。
・方法において、上記第2のユーザは、上記第1のユーザへの上記特定のコンテンツの配信に基づいて報酬を受ける。
・方法において、投票機構により、特定のコンテンツが配信され、ユーザは、自身による上記投票機構の受信および表示に応じて報酬を受ける。
・方法において、ユーザは、自身による上記投票機構の使用に応じて報酬を受ける。
・方法において、ユーザは、上記ユーザがどのように投票するかに関わらず、自身による上記投票機構の使用に応じて報酬を受ける。
・方法において、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構は、上記以前のコンテンツに対するユーザの投票をサポートする。
・方法において、上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の、上記第2のユーザによる以前の使用は、上記第2のユーザによる否定的な投票を含む。
・方法において、上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の、上記第2のユーザによる以前の使用は、上記第2のユーザによる肯定的な投票を含む。
・方法において、上記第2のユーザは、自身による、上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の受信および表示に応じて、以前に報酬を受けている。
・方法において、上記第2のユーザは、上記第2のユーザによる、上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の使用に応じて以前に報酬を受けている。
・方法において、上記類似性グループのリーダーシップは、1または複数のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に少なくとも部分的に基づいて判定される。
・方法において、上記類似性グループのリーダーシップは動的である。
・方法において、上記特定のコンテンツはターゲティング広告を含む。
・方法において、上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構は、広告サーバにより配信されている。
・方法において、上記特定のコンテンツは広告サーバにより配信されている。
・方法において、上記投票機構は、上記特定の以前のコンテンツ配信の一部として配信されている。
・方法において、上記特定の以前のコンテンツ配信は、マークアップおよび/またはインタープリタ型言語で記載されたデータを含み、上記投票機構は上記データの一部である。
・方法において、上記第1のユーザおよび上記第2のユーザは、上記要求を受信する前に関連付けられている。
・方法において、上記特定のコンテンツは、第2の投票機構を含む。
・方法において、上記第1のユーザに関連付けられた上記第1の情報は、上記第1のユーザに関連付けられた第1の情報記録を含む。
【0014】
別の全体的な態様は、第1のユーザから、コンテンツの要求を受信する段階を含むコンピュータに基づくコンテンツ配信方法を含む。方法はさらに、上記要求に基づいて上記第1のユーザに特定のコンテンツを配信する段階であって、上記特定のコンテンツは投票機構を含み、上記特定のコンテンツは上記第1のユーザに関連付けられた第1の情報に基づいて配信用に選択されている、段階を含む。方法はさらに、上記第1のユーザに対し、上記特定のコンテンツと、上記投票機構に関連付けられた1または複数の画像を受信および表示したことに対して報酬を与える段階を含む。
【0015】
本態様の別の実施形態は、それぞれ方法の動きを実施するように構成された、1または複数のコンピュータ記憶デバイスに記録された対応するコンピュータシステム、装置、コンピュータプログラムを含む。
【0016】
実装では、1または複数の以下の特徴を単独でおよび/または組み合わせて含んでもよい。
・方法において、上記投票機構は、上記特定のコンテンツについての投票をサポートするユーザインタフェース(UI)を提供し、上記1または複数の画像は上記UIを含む。
・方法において、上記UIは、上記投票機構に関連付けられた上記1または複数の画像を含む。
・方法は、上記投票機構を使用して意見を登録したことについて、上記ユーザに報酬を与える段階をさらに含む。
・方法において、上記第1のユーザに関連付けられた上記第1の情報は、上記第1のユーザに関連付けられた第1の情報記録を含み、上記第2のユーザに関連付けられた上記第2の情報は、上記第2のユーザに関連付けられた第2の情報記録を含む。
【0017】
上述の技術の実装は、ハードウェア、方法もしくはプロセス、またはコンピュータアクセス可能媒体上のコンピュータソフトウェアを含み得る。
【0018】
別の全体的な態様は、デバイスの1または複数のプロセッサによって実行されたとき、1または複数のプロセッサに上述の方法の何れかの動作を実施させる、1または複数のコンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読媒体を含む。実装には、媒体が非一時的であるものを含み得る。以下に本発明のさらにいくつもの実施形態を論じる。
【0019】
以下は、方法(またはプロセス)の実施形態の一覧である。これらは「M」という文字で示される。係る実施形態への言及があるときはいつでも、これは、実施形態「M」を参照することにより行われる。
【0020】
M1. 第1のユーザからコンテンツの要求を受信する段階と、
上記要求に基づいて上記第1のユーザに特定のコンテンツを配信する段階であって、上記特定のコンテンツは、上記第1のユーザに関連付けられた第1の情報に基づいて配信用に選択されている、段階と、を含み
上記第1のユーザに関連付けられた上記第1の情報は、上記第1のユーザと異なる第2のユーザに関連付けられた第2の情報の少なくとも一態様に少なくとも部分的に基づいており、
上記第1のユーザと、上記第2のユーザは、類似性の少なくとも1つの測定値に基づき関連付けられ、
上記第2のユーザに関連付けられた上記第2の情報の上記少なくとも一態様は、上記第2のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に基づいて選択されている、
コンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
【0021】
M2. 上記第1のユーザおよび上記第2のユーザは、類似性グループのメンバーであり、上記要求時に、上記第2のユーザは上記グループのリーダーであり、上記第1のユーザは上記グループのフォロワーである、実施形態M1に記載の方法。
【0022】
M3. 上記グループは類似性グループであり、上記グループのメンバーシップは、上記グループのメンバーの類似性の1または複数の測定値に基づいて判定されている、実施形態M2に記載の方法。
【0023】
M4. 上記類似性の1または複数の測定値は、ユーザの、他のユーザに対する、環境及びドメインアクティビティに基づく、実施形態M2に記載の方法。
【0024】
M5. 上記環境は、LAN、WAN、無線ネットワーク、ルーター、ゲートウェイ、アプリケーション、およびデバイスのうちの1または複数を含む、実施形態M4に記載の方法。
【0025】
M6. 上記ドメインは、インターネット上の位置を含む、実施形態M4またはM5に記載の方法。
【0026】
M7. ユーザの環境および/またはドメインアクティビティの1または複数を記録することで、他のユーザの環境および/またはドメインのものと比較する段階をさらに含む、実施形態M3からM6の何れか一項に記載の方法。
【0027】
M8. グループは、ユーザのドメインおよび/もしくは環境ログ、ならびに/またはリアルタイムデータストリームの類似性の少なくとも1つの測定値に基づく、実施形態M3からM7の何れか一項に記載の方法。
【0028】
M9. 類似性は、上記ログまたはリアルタイムストリームから判定される、ビジット頻度、日付、環境内またはドメインにいる時間のうちの1または複数に、少なくとも部分的に基づく、実施形態M3からM8の何れか一項に記載の方法。
【0029】
M10. 上記類似性グループのメンバーシップを判定するのに、許容係数が使用される、実施形態M3からM9の何れか一項に記載の方法。
【0030】
M11. 上記第2のユーザは、上記第1のユーザへの上記特定のコンテンツの配信に基づいて報酬を受ける、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0031】
M12. 投票機構により、特定のコンテンツが配信され、ユーザは、自身による上記投票機構の受信および表示に応じて報酬を受ける、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0032】
M13. ユーザは、自身による上記投票機構の使用に応じて報酬を受ける、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0033】
M14. ユーザは、上記ユーザがどのように投票するかに関わらず、自身による上記投票機構の使用に応じて報酬を受ける、実施形態M13に記載の方法。
【0034】
M15. 特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構は、上記以前のコンテンツに対するユーザの投票をサポートする、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0035】
M16. 上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の、上記第2のユーザによる以前の使用は、上記第2のユーザによる否定的な投票を含む、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0036】
M17. 上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の、上記第2のユーザによる以前の使用は、上記第2のユーザによる肯定的な投票を含む、実施形態M1からM15の何れか一項に記載の方法。
【0037】
M18. 上記第2のユーザは、自身による、上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の受信および表示に応じて、以前に報酬を受けている、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0038】
M19. 上記第2のユーザは、上記第2のユーザによる、上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構の使用に応じて以前に報酬を受けている、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0039】
M20. 上記類似性グループのリーダーシップは、1または複数のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に少なくとも部分的に基づいて判定される、実施形態M2からM19の何れか一項に記載の方法。
【0040】
M21. 上記類似性グループのリーダーシップは動的である、実施形態M2からM20の何れか一項に記載の方法。
【0041】
M22. 上記特定のコンテンツはターゲティング広告を含む、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0042】
M23. 上記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた上記投票機構は、広告サーバにより配信されている、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0043】
M24. 上記特定のコンテンツは広告サーバにより配信されている、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0044】
M25. 上記投票機構は、上記特定の以前のコンテンツ配信の一部として配信されている、上述の実施形態に記載の方法。
【0045】
M26. 上記特定の以前のコンテンツ配信は、マークアップおよび/またはインタープリタ型言語で記載されたデータを含み、上記投票機構は上記データの一部である、実施形態M25に記載の方法。
【0046】
M27. 上記第1のユーザおよび上記第2のユーザは、上記要求を受信する前に関連付けられている、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0047】
M28. 上記特定のコンテンツは、第2の投票機構を含む、上述の実施形態の何れか一項に記載の方法。
【0048】
M29. 第1のユーザから、コンテンツの要求を受信する段階と、
上記要求に基づいて上記第1のユーザに特定のコンテンツを配信する段階であって、上記特定のコンテンツは投票機構を含み、上記特定のコンテンツは上記第1のユーザに関連付けられた第1の情報に基づいて配信用に選択されている、段階と、
上記第1のユーザに対し、上記特定のコンテンツと、上記投票機構に関連付けられた1または複数の画像を受信および表示したことに対して報酬を与える段階とを含む、
コンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
【0049】
M30. 上記投票機構は、上記特定のコンテンツについての投票をサポートするユーザインタフェース(UI)を提供し、上記1または複数の画像は上記UIを含む、実施形態M29に記載の方法。
【0050】
M31. 上記UIは、上記投票機構に関連付けられた上記1または複数の画像を含む、実施形態M30に記載の方法。
【0051】
M32. 上記投票機構を使用して意見を登録したことについて、上記ユーザに報酬を与える段階をさらに含む、実施形態M29から31の何れか一項に記載の方法。
【0052】
M33. 上記第1のユーザに関連付けられた上記第1の情報は、上記第1のユーザに関連付けられた第1の情報記録を含み、上記第2のユーザに関連付けられた上記第2の情報は、上記第2のユーザに関連付けられた第2の情報記録を含む、実施形態M1から32の何れか一項に記載の方法。
【0053】
以下は、コンピュータ可読媒体の実施形態の一覧である。これらは「C」という文字で示される。係る実施形態への言及があるときはいつでも、これは、実施形態「C」を参照することにより行われる。
【0054】
C34. デバイスの1または複数のプロセッサによって実行されたとき、上記1または複数のプロセッサに実施形態M1からM33の何れか一項に記載の方法の動作を実施させる、1または複数のコンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読媒体。 C35. 上記媒体は非一時的である、実施形態C34記載のコンピュータ可読媒体。
【0055】
本明細書の上述の特徴およびさらなる詳細は、本明細書における、本発明をさらに例示することを意図しているが本発明の範囲をいかようにも制限する意図はない例において説明される。
【図面の簡単な説明】
【0056】
本発明のその他の目的、特徴、および特性、並びに、関連する構造の要素の動作および機能に関する方法、製造の部分および経済性の組み合わせは、添付の図面を参照して以下の説明および添付の特許請求項を考慮することによって、より明らかになるであろう。これらの全てが、本明細書の一部分を形成する。何れの図も、別途記載のない限り、縮尺どおりではない。
【
図1】本明細書の例示的実施形態に係るシステムの態様を示す。
【
図2】本明細書の例示的実施形態に係る、ユーザディスプレイ上にレンダリングされたコンテンツを示す。
【
図3A】本明細書の例示的実施形態の動作を示すフローチャートである。
【
図3B】本明細書の例示的実施形態の動作を示すフローチャートである。
【
図3C】本明細書の例示的実施形態の動作を示すフローチャートである。
【
図4A】本明細書の例示的実施形態に係るデータ構造である。
【
図4B】本明細書の例示的実施形態に係るデータ構造である。
【
図5】本明細書の例示的実施形態に係る類似性グループの態様を示す。
【
図6】本明細書の例示的実施形態に係るコンピューティングの態様を示す。
【発明を実施するための形態】
【0057】
本発明の例示的な実施形態を、図を参照しながら以下で説明する。これらの例は、本発明の範囲を限定することなく、本発明への理解を深めることを目的として記載している。以下の説明では、一連の特徴および/または動作を説明する。当業者であれば、文脈から必要にならない限り、特徴および段階の順序は、結果として得られる構成およびその効果にとって、重要ではないことを理解するであろう。さらに、当業者には、特徴および動作の順序に関わらず、記載されている動作の一部または全部の間に時間遅延が存在し得ることが自明であろう。参照番号は単により速やかな理解のために参照されており、いかなる方式によっても本発明の範囲を限定するようには意図されていない。
[用語および略語]
そうでないように使用されない限り、本明細書に使用される以下の用語または略語は、以下の意味を有する。APIは、アプリケーションプログラミングインターフェースを意味する。LANは、ローカルエリアネットワークを意味する。URLは、ユニフォームリソースロケータを意味する。WANは、ワイドエリアネットワークを意味し、WiFiおよびモバイルまたはセルラネットワークを含み得る。本明細書に使用される「機構」という用語は、任意の(1または複数の)デバイス、(1または複数の)プロセス、(1または複数の)サービス、またはこれらの組み合わせを指す。機構は、特定用途向けデバイスを用いてハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアで実装されてよいし、または、それらの任意の組み合わせで実装されてよい。機構は、単一のデバイスに統合されてよいし、または、複数のデバイスに分散されてよい。ある機構の様々なコンポーネントが同じ位置に配置されてよいし、または分散されてよい。この機構は、その他複数の機構から形成されてよい。従って、本明細書に使用される「機構」という用語は一般的に、(1または複数の)デバイスおよび/または(1または複数の)プロセスおよび/または(1または複数の)サービスという用語の省略表現と見なされてよい。
[説明]
【0058】
以下の詳細な説明に、本発明を限定する意図はない。当業者には、本明細書に記載のサブジェクトマターの別の実施形態および変形が明らかであろう。
【0059】
本明細書の例示的実施形態に係る例示的方法およびシステムを、図を参照に説明する。
【0060】
図1を参照すると、本明細書の例示的実施形態に係るシステムにおいて、複数のユーザ102が、1または複数のネットワーク106(例えば、インターネット、LAN、WANなど)を介して、複数のコンテンツプロバイダ104からコンテンツを取得する。コンテンツは、例えば、ウェブプロバイダからのウェブページを含み得る。
【0061】
特定のユーザが受信するコンテンツは、一般的コンテンツ、または、当該ユーザに対してカスタマイズされたものであり得る。さらに、ユーザが受信するコンテンツは、そのコンテンツに関連付けられる広告へのリンクなどを含み得る。例えば、コンテンツは、各種広告への複数のリンクを有するウェブページ、またはモバイルデバイス上のアプリケーションであり得る。
【0062】
好ましい実装において、配信されるコンテンツに関連付けられた各リンクは、当該コンテンツがユーザのデバイス上にレンダリング(例えば、表示)されている際に解決される。このレンダリング処理時に、広告に関連付けられたリンクは1または複数の広告サーバ108に解決され得、この広告サーバ108は次いで、コンテンツ配信処理の一部としてレンダリングされるように当該広告をユーザに配信する。
【0063】
なお、広告とは本質的にコンテンツであるか、コンテンツの一種であるため、広告サーバ108はコンテンツプロバイダサーバ(ただし、一般的には特定の種類のコンテンツ用である)とみなされ得ることを理解されたい。
【0064】
さらに、ユーザ向けにカスタマイズされたコンテンツ、特に広告コンテンツは、遅延バインディングを利用して、特定のユーザに対してバインディングされることが一般的である。即ち、広告などのユーザ向けにカスタマイズされたコンテンツは通常、早急にまたはユーザへの配信直前に選択される。
【0065】
ユーザ向けにカスタマイズされたコンテンツは、ユーザに対し、例えば当該ユーザのデバイスに格納された、当該ユーザの情報に基づいて配信され得る。例えば、ユーザの情報および好みは、ユーザのデバイス上(例えば、いわゆるクッキー内)に格納され得、当該情報および好みは、当該ユーザに対するユーザ向けにカスタマイズされたコンテンツのバインディングおよび配信を決定するのに使用され得る。例えば、ユーザが広告(ユーザ向けにカスタマイズされたコンテンツ)のリンクURLが埋め込まれたウェブページを受信すると、ユーザのブラウザなどは、ユーザのデバイス上に格納された情報で修正され得る、それらURLを使用して、格納されたユーザの情報および好みに合わせた広告を選択および配信し得る。
【0066】
図2に示す例では、ユーザのディスプレイ200は、コンテンツ200(1または複数のコンテンツプロバイダ104から配信)、およびターゲティングコンテンツまたは広告204(1または複数の広告サーバ108からユーザに配信)を示す。
【0067】
本明細書の実施形態において、一部のユーザには、特定のコンテンツ、特に広告コンテンツ(広告コンテンツは広告ユニットとも称され得る)と共に、投票機構110が提供され得る。投票機構110は、コンテンツの一部として含まれることが好ましい(例えば、広告ユニット内に一体化、または広告ユニットと共に配信されるHTML/Java(登録商標)コードとして)。投票機構110は、対応する広告ユニットのレンダリングまたは動作の一部として動作する。
【0068】
投票機構110は、関連付けられたコンテンツ(例えば、広告など)に対して、ユーザが投票、またはその他方法でランク付けできるようにする。一実装において、投票機構によりユーザに提供される選択肢は2つのみである(例えば、対応するコンテンツに対する承認または非承認を示す、
図2に示す、サムズアップまたはサムズダウンユーザインタフェース206により実装されるいいね!またはヤダネ!)。
【0069】
好ましくは、(広告コンテンツに対して)ユーザの好き嫌いについてより細かい粒度の情報が提供されるように、投票機構110は単一の広告204に関連付けられる。例えば、
図2に示すように、投票機構ユーザインタフェース206は、ターゲティングコンテンツ204に関連付けられ(かつそれと共に表示され)、投票機構ユーザインタフェース206'はターゲティングコンテンツ204'に関連付けられる(かつ共にまたは近傍に表示される)。
【0070】
コンテンツに対するユーザの投票は、ユーザのデバイス上に、および/またはバックエンドプラットフォーム114上のデータベース内に記録され得る。
図2の例では、2値(上/下)の投票として示されているが、投票機構100は、連続体(continuum)に沿った、または3つ以上の選択肢に対する投票を可能にし得る。なお、投票機構100の使用が推奨されるべきものであるため、小さく、シンプルに、目障りでないように保たれることが好ましいことを理解されたい。
【0071】
本明細書のいくつかの例示的実施形態において、システムは、投票機構110の受信、および/または表示、および/または使用について、ユーザに報酬または支払いを与え得る。報酬は、例えば、トークンなどの形式を採り得る。好ましい実施形態において、ユーザは投票機構110の受信および/または表示により取得した報酬について、実際に投票機構110を利用して投票を登録するまで無自覚であり得る。即ち、ユーザが投票機構110により投票の登録を試みるまで、ユーザが気付くことなく、ユーザのデバイス上に報酬(例えば、トークン)が蓄積し得る。いったんユーザが投票機構110による投票の登録を試みると、ユーザはシステムへの登録を要求され得る。その際、ユーザにはウォレット116(または既存のウォレットへのアクセス)が提供され得る。ウォレット116は現在までに稼いだ報酬を含み得る。投票機構110を一度使用すれば、ユーザは登録され、当該ユーザによるその後の(当該デバイスにおける)使用は、登録ユーザのものとなる。
【0072】
ウォレット116は、ユーザが投票機構110を初めて使用する前に与えられた報酬を含む、ユーザに与えられた報酬についての情報を保持及び格納し得る(例えば、上述のように投票機構に関連付けられたUIを受信および表示することに対する)。従って、ユーザはシステムに登録する前にも、人工的な識別子により識別され、報酬を受け得るが、ユーザは登録してウォレットに関連付けられるまで、報酬を受け取ることはできない。
【0073】
ユーザのウォレット116は、1または複数のいわゆる暗号型トークン(暗号トークンまたは通貨としても知られる)についての情報を格納することが好ましい。ユーザのウォレット116は、1または複数の銀行または報酬システム118と相互作用し得る。ここでは「銀行」という用語を使用するが、当業者であれば、本明細書を読むと、「銀行」118は、1または複数の暗号通貨などの分散型通貨を含み得るということを理解および認識するであろう。ユーザのウォレット116に格納された通貨は、任意の種類の通貨に適した、または当該通貨とは独立したトークンなどの形式であり得る。
【0074】
銀行118を介したユーザのウォレット116への支払いは、トークンの種類に応じた、ウォレットと、銀行との間の適切なインタフェースを使用する。
[類似ユーザのグループ化]
【0075】
本明細書の例示的実施形態において、ユーザ102は、類似性の1または複数の測定値に基づいて、1または複数のグループまたはコホートにグループ化され得る。各グループまたはコホートにおいて、少なくとも1のユーザはリーダーとみなされ、残りはフォロワーとしてみなされる。なお、「リーダー」と「フォロワー」という表記は、説明のために使用されるものであって、ユーザ間のいかなる実際のまたは永続的な関係を示唆するものではないことを理解されたい。ユーザは互いを知る必要がなく、互いの類似性以外に、システムにより判定されるその他任意の関係性を有する必要がない。
【0076】
ユーザは、2つ以上のグループまたはコホートのメンバーであり得る。ユーザは、1つのグループまたはコホートにおいてリーダーで、別のグループまたはコホートにおいてフォロワーであり得る。
【0077】
さらに、ユーザの立場は、同じグループまたはコホート内でリーダーからフォロワーへと変化し得、およびその逆に変化し得る。
【0078】
なお、類似性は好ましくは動的な測定値であるため、グループのメンバーシップも変化し得ることを理解されたい。
【0079】
グループ化と、類似性判定は、バックエンドプラットフォーム114上の1または複数の機構120により実施され得る。現在のグループ情報(例えば、メンバーシップ)は、バックエンドプラットフォーム114上の1または複数のデータベース112内に格納および保持され得る。
【0080】
現状好ましい実装において、
図3Aのフローチャートを参照すると、第1のユーザが選択され(302にて)、その後、類似のユーザのコホートまたはグループが判定される(304にて)。第1のユーザは、例えば当該ユーザについての既知の情報量、および投票機構を介した場合を含め、当該ユーザのシステムとの相互作用の最新性に基づいて選択され得る。投票機構を(使用可能なときに)定期的に使用するユーザは、「第1の」ユーザとして選択されやすくなり得る。
【0081】
第1のユーザが選択されると、次にシステムはコホートを形成するため、類似するユーザの組を探し得る(後述のとおり)。第1のユーザ(グループを開始または生成するために、302で使用される)は、いったんグループが形成されると、そのグループのリーダーでなくなり得る。従って、グループが形成された後、グループの現在のメンバーから1または複数のグループリーダーが選択され得る(306にて)。本明細書のいくつかの例示的実施形態によると、類似のコホートメンバーが最も多いユーザがリーダーとみなされ得るため、そのユーザが第1のユーザにとって代わってリーダーになり得ることが理解されよう。
【0082】
複数のグループメンバーの、類似のグループメンバーが同数であり得るため、複数のグループリーダーが存在し得る。
【0083】
ユーザ類似性、従ってグループメンバーシップは、経時的に変化し得る。グループのリーダーシップも同様である。従って、グループは動的に、オンザフライで、リアルタイムで形成され得、またはそれらは形成され、その後検証されて必要に応じて改定され得、あるいは何らかのルーチンベースで形成され得る。
【0084】
いったんグループおよびグループリーダーが判定されると、コンテンツ、特にユーザターゲティング広告が、グループリーダーについての情報に基づいて、グループのフォロワーに提供され得る。従って、ユーザがコンテンツ(例えば、広告サーバ108からの)を要求すると、当該コンテンツは、当該ユーザについての既知の情報(上述)、および/または当該ユーザがメンバーとなっている任意のグループの1または複数のグループリーダーについての既知の情報に基づいて選択され得る。
【0085】
例えば、
図3Bを参照すると、ユーザが広告サーバ108からコンテンツを要求すると、サーバ108はユーザのグループのメンバーシップ、即ち当該ユーザが属する(1または複数の)グループを判定し得る(308にて)。ユーザがどのグループのメンバーでもなければ(310にて判定される)、コンテンツを選択するのにユーザの現在の情報記録が使用され得る(312にて)。一方、ユーザがグループのメンバーであれば(310にて判定される)、グループのリーダーシップが判定され(314にて)、ユーザに配信されるコンテンツを選択するのにリーダーの情報記録が使用され得る(316にて)。
【0086】
上記のように、ユーザは、自身による投票機構110の受信、表示、および/または使用に応じて報酬を受け得る。本明細書のいくつかの例示的実施形態において、ユーザは自身の情報記録が(グループリーダー情報記録として)他のグループメンバーに配信されるコンテンツを判定するのに使用された場合にも、報酬を受け得る(318にて)。要求をしたユーザも報酬を受け得る。
【0087】
図示のように、ユーザがグループリーダーでもあれば(314で判定される)、当該ユーザの情報記録が、当該ユーザに提供されるコンテンツを判定するのに使用される(316にて)。
【0088】
何れの場合にも、316において、ユーザに提供されるコンテンツを選択するのに、ユーザの情報記録がグループリーダーのそれと組み合わせて使用され得る。
【0089】
好ましい実施形態において、グループメンバーのユーザ情報記録は、(1または複数の)グループリーダーの行動および情報記録に基づいて更新され得る。例えば、
図3Cに示すように、特定のユーザが特定のコンテンツに関連付けられた投票機構を使用して(特定のユーザがどのように投票を行うかには関わらず)投票を行うと(320にて)、当該ユーザは報酬を受け(322にて)、当該ユーザの情報記録はその投票に反映された好みに基づいて更新される(324にて)。次に(326にて)、ユーザが現在何れかの(1または複数の)類似性グループのリーダーであるかが判定される。ユーザが(326にて)何れかの類似性グループのリーダーであると判定されると、他の類似性グループメンバーの情報記録が、その投票に反映された当該特定のユーザの好みが反映されるように更新される(328にて)。上記のように、グループのメンバーシップは、グループのリーダーシップと同様、動的である。しがって、326の判定時に、特定のユーザがリーダーで、他のグループメンバーが事実上フォロワーであり得る。
【0090】
この実施形態において、コンテンツは特定のユーザに対して、当該特定のユーザの情報記録に基づいて提供される(
図3Bを参照して説明したアプローチと異なる)。グループリーダーの好みに基づいて、各グループメンバーの情報記録が更新されるため、グループメンバーの情報記録が、そのコンテンツの選択に使用され得る。
【0091】
複数のターゲティング広告に対するリンク(URL)を含む、モバイルデバイス上の典型的なウェブページまたはモバイルデバイス上のアプリケーションと、特定のユーザに対してターゲティング広告を選択する処理は、ページレンダリングを遅延させるべきではない。従って、ユーザのグループメンバーシップ(310にて)およびグループのリーダーシップ(314にて)の判定と、グループリーダーの情報記録(316にて)は、迅速に、リアルタイムで広告サーバがクエリおよび/または検索可能な、事前に計算されてデータを使用することが好ましい(例えば、バックエンドプラットフォームへのクエリによる)。グループメンバーシップおよびリーダーシップにおける変化は、バックエンドプラットフォームにより個別に、例えば定期的に(例えば、毎分、毎時間、毎日など)判定され得る。
【0092】
例えば、本明細書の例示的実装において、バックエンドプラットフォーム114における(1または複数の)データベース112は、ユーザおよびグループデータベースを含み得る。
【0093】
各登録済みユーザは、システム内で固有の識別子(ID)を有することが好ましい。ユーザIDは、ユーザのアクティビティおよび情報記録に基づいてシステムにより判定されることが好ましい。しかし、ユーザはまたシステムに登録してもよく、その場合、ユーザIDはシステムにより提供され得る。ユーザデータベースは、ユーザIDから、対応するユーザ情報記録への、および(存在する場合)ユーザのグループメンバーシップへのマッピングを提供し得る。これを
図4Aのユーザデータ402に示す。各グループは、システム内に固有のグループIDを有することが好ましい。
【0094】
本明細書で使用される「情報記録」という用語は、情報がどこにどのように格納されたかに関わらず、格納された情報を示すが、これには限定されない。例えば、ユーザの情報記録は、ユーザの(1または複数の)デバイス上、および/またはバックエンドプラットフォーム上の1または複数のデータベース内に格納され得る。
【0095】
(1または複数の)グループデータベースはまた、グループIDを対応するユーザIDおよびグループリーダーにマッピングする、1または複数のテーブルを提供してもよい。これを例えば
図4Bに示す。
【0096】
システム(バックエンドプラットフォーム114)は、ユーザのIDが与えられると、ユーザデータ402のテーブル検索により、当該ユーザのグループメンバーシップを判定し得る。グループメンバーシップは、0以上のグループIDであり得る。ユーザが何れのグループのメンバーでもない場合、グループメンバーシップ情報は空になる。それ以外の場合は、1または複数のグループIDのリストとなる。2つ以上のグループIDが存在すれば(ユーザが複数のグループのメンバーであれば)、システムはリストからランダムにグループIDを選択し得る。あるいは、システムは直近で判定されたグループID、または、最も影響のあるグループリーダーを擁するグループIDを選択し得る。
【0097】
グループIDが判定されると、システムはそれを使用して、グループデータ404におけるグループの現在の(1または複数の)リーダーを検索してよい。そのリーダー情報をユーザデータ402と共に使用して、グループリーダーに関連付けられた情報を検索してよい。複数のグループリーダーが存在し得るため、システムは一つを選択し得る(例えば、ランダムに、または最も影響のあるもの、またはその他方法によって)。
【0098】
なお、この処理/マッピング(ユーザからグループ、そしてグループからグループリーダー、さらにグループリーダーからグループリーダー情報記録)は、好ましくはバックエンドプラットフォーム106で発生する。(1または複数の)広告サーバ106は、バックエンドプラットフォームにユーザID(例えば、APIなどを介して)提供するのみでよい。
【0099】
場合によっては、グループリーダーシップはユーザメンバーによる投票機構110の使用に基づき得る。そのような場合、リーダーは以前の広告および/またはコンテンツに対して自身の実際の意見を提示している。従って、その情報記録は、投票機構110を使用していないユーザの情報記録(またはあまり投票機構110を使用していない)ユーザの情報記録よりも正確である可能性が高いと考えられ得る。従って、場合によっては、グループリーダーシップ判定に対して(例えば314で使用されるように)、ユーザによる投票機構110の使用が有利に働き得る。
【0100】
ユーザは、複数の類似性グループのメンバーであり得る。例えば、
図5に示すように、ユーザA、B、C、D、E、F、G、H、およびIは全て類似性グループIのメンバーである。ユーザD、E、F、およびGは全て類似性グループIIのメンバーである。ユーザG、H、およびIは全て類似性グループIIIのメンバーである。この例では、ユーザAが投票を行うと(特定のコンテンツに関連付けられた投票機構110を使用)、ユーザAは報酬を受ける(
図3Cの322毎)。当該投票に反映された好みが、ユーザAの情報記録に反映される(
図3Cの324毎)。ユーザAが(ユーザAの投票時に)類似性グループIのリーダーであると判定されると(
図3Cの326にて)、好みが反映されたユーザAの投票は、グループIのフォロワー(ユーザB、C、D、E、F、G、H、およびI)の情報記録に波及する。この例について続けると、その後、ユーザDがコンテンツを要求すると、コンテンツは、(ここでは、ユーザAの投票に反映された好みを含んでいる)ユーザDの情報記録に基づいて選択される。
【0101】
場合によっては、リーダーの情報記録以外のその他情報(単に直近の投票に反映された好みではない)を使用してフォロワー情報記録を反映してよい。
【0102】
ユーザHが投票すると、ユーザHは報酬を受け、当該投票に反映された好みが、ユーザHの情報記録に反映される。ユーザHがグループリーダーでなければ、当該投票はその他ユーザの情報記録に影響しない。しかし、投票時にユーザHがグループIIIのリーダーであれば、当該投票に反映された好みは、ユーザGおよびIの情報記録に波及する。
【0103】
場合によっては、(フォロワーであった)ユーザがグループリーダーとなると、当該ユーザの情報記録を使用して、グループのフォロワーの情報記録を更新してよい。
[類似性]
【0104】
ユーザ間の類似性は、例えば当該ユーザ同士のドメインおよび/もしくは環境ログまたはリアルタイムデータストリームの類似性に基づいて、当該ユーザのドメインアクティビティにより判定され得る。ここで、ドメインまたは環境は、例えば、LAN、WAN、無線ネットワーク、ルーター、ゲートウェイ、アプリケーション、またはデバイスであり得るが、これに限定されない。
【0105】
類似性は、ログまたはリアルタイムデータストリームから判定される、ビジット頻度、日付、環境内またはドメインにいる時間のうちの1または複数であるか、それを含み得る。
【0106】
例えば、特定のドメイン(例えば、ションピングモールにおける無線ネットワーク)上のアクティビティログ、および/またはリアルタイムデータストリームが、デバイス毎に監視および分析され得る。各デバイスのアクティビティは、特定のウェブサイトを(例えば、ブラウザを介して、または特定のアプリケーションを介して)訪ねることを含み得る。好ましくは匿名化された(例えば、一方向ハッシュを使用することによる)デバイスIDと関連付けられたドメインデータが比較され得る。これにより、類似性について1または複数の測定値が提供される。
[リアルタイム]
【0107】
当業者であれば、本明細書を読むと、本明細書において「リアルタイム」という用語がリアルタイム付近または実質的なリアルタイムを意味しているということを理解および認識するであろう。インターネットなどのネットワークに組み込まれた固有の遅延(例えば、ネットワークトラフィックや距離に基づく)があり、これらの遅延は各種コンポーネントに到達するデータに遅延を引き起こし得ることが理解されよう。システム内の固有の遅延は、データのリアルタイム性を変化させるものではない。場合によっては、「リアルタイムデータ」という用語が、フィードバックの提供においてデータを有用なものとするに十分な時間に取得されたデータを指し得る。
【0108】
本明細書では「リアルタイム」という用語が使用されているが、システムはこの用語に限定されず、また、データが制御情報に影響を及ぼすに要した実際の時間の長さに限定されるものでもない。場合によっては、リアルタイムコンピューテーションは、オンラインコンピューテーション、即ち、データが到着すると回答を生成し、継続的に到着するデータと概してペースを保っているコンピューテーションを指し得る。「オンライン」コンピューテーションという用語は、「オフライン」または「バッチ」コンピューテーションとの対比である。
[コンピューティング]
【0109】
上記に示され説明されたアプリケーション、サービス、機構、動作、および動きは、少なくとも部分的に、1または複数のコンピュータで動作するソフトウェアによって実装される。
【0110】
そのような複数の方法を実装する複数のプログラム(ならびに他の複数タイプのデータ)は、いくつかのやり方で様々な媒体(例えば、コンピュータ可読媒体)を用いて格納され送信され得る。様々な実施形態のプロセスを実装し得るソフトウェア命令のうちの幾つかまたは全ての代わりに、またはそれらと組み合わせて、ハードワイヤード回路またはカスタムハードウェアが使用され得る。従って、ハードウェアとソフトウェアとの様々な組み合わせは、ソフトウェアのみの代わりに用いられ得る。
【0111】
当業者であればこの説明を読んで容易に認識および理解するであろうが、本明細書で説明する様々なプロセスは、例えば、適切にプログラムされた汎用コンピュータ、特定用途向けコンピュータ、およびコンピューティングデバイスにより実装され得る。1または複数の係るコンピュータまたはコンピューティングデバイスは、コンピュータシステムと呼ばれ得る。
【0112】
図6は、本開示の実施形態が実装および実行され得るコンピュータシステム600の概略図である。
【0113】
本例によると、コンピュータシステム600は、バス602(すなわちインターコネクト)、1または複数のプロセッサ604、メインメモリ606、リードオンリメモリ608、リムーバブルストレージ媒体610、大容量ストレージ612、および1または複数の通信ポート614を含む。(1または複数の)通信ポート614は、コンピュータシステム600がそれを経由してデータを受信および/または伝送し得る、1または複数のネットワーク(不図示)に接続され得る。
【0114】
本明細書に使用される「プロセッサ」は、1または複数のマイクロプロセッサ、複数の中央処理装置(CPU)、複数のコンピューティングデバイス、複数のマイクロコントローラ、複数のデジタル信号プロセッサ、もしくは複数の同様のデバイス、またはそれらの任意の組み合わせを、それらのアーキテクチャに関係なく意味する。プロセスを実行する装置には、例えば、プロセッサと、当該プロセスを実行するのに適切な、入力デバイスおよび出力デバイスのようなデバイスが含まれ得る。
【0115】
(1または複数の)プロセッサ604は、限定されるわけではないが、(1または複数の)Intel(登録商標)Itanium(登録商標)もしくはItanium2(登録商標)プロセッサ、(1または複数の)AMD(登録商標)Opteron(登録商標)もしくは(1または複数の)Athlon MP(登録商標)プロセッサ、またはMotorola(登録商標)のプロセッサ商品ラインなどのような、任意の既知のプロセッサであってよい。(1または複数の)通信ポート614は、イーサネット(登録商標)ポート、銅またはファイバを用いたギガビットポート、またはUSBポートなどのうちの何れかであってよい。(1または複数の)通信ポート614は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、または、コンピュータシステム600が接続する任意のネットワークなどのネットワークに応じて選択され得る。コンピュータシステム600は、入出力(I/O)ポート620を介して周辺デバイス(例えば、ディスプレイスクリーン616、(1または複数の)入力デバイス618)と通信状態にあってよい。
【0116】
メインメモリ606は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または、当技術分野において一般的に知られている任意の他の(1または複数の)動的記憶デバイスであってよい。リードオンリメモリ(ROM)608は、(1または複数の)プロセッサ604に対する命令などの静的情報を格納するためのプログラマブルリードオンリメモリ(PROM)チップのような任意の(1または複数の)静的記憶デバイスであってよい。大容量ストレージ612は、情報および命令を格納するために使用され得る。例えば、ハードディスク、光学ディスク、Redundant Array of Independent Disks(RAID)などのディスクアレイ、任意の他の大容量ストレージデバイスが使用され得る。
【0117】
バス602は、(1または複数の)プロセッサ604を他のメモリ、ストレージおよび通信ブロックと通信可能に連結する。バス602は、使用される記憶デバイスなどに応じて、PCI/PCI-X、SCSI、またはユニバーサルシリアルバス(USB)ベースのシステムバス(など)であってよい。リムーバブルストレージ媒体610は、ハードドライブ、フロッピードライブ、USBドライブ、コンパクトディスク-リードオンリメモリ(CD-ROM)、コンパクトディスク-リライタブル(CD-RW)、デジタル多用途ディスク-リードオンリメモリ(DVD-ROM)などを含む任意の種類の外部ストレージであってよい。
【0118】
コンピュータシステム600は、例えば1または複数のネットワーク(不図示)を介して、リモートストレージデバイス(不図示)からのデータにアクセス(例えば読み出し、格納など)し得る。当該リモートストレージデバイスは、いわゆるクラウドストレージを含み得る。
【0119】
本明細書における実施形態は、1または複数のコンピュータプログラム製品として提供され得る。当該1または複数のコンピュータプログラム製品には、プロセスを実行するようコンピュータ(などの電子デバイス)をプログラムするのに使用され得る命令を格納した機械可読媒体が含まれ得る。本明細書に使用される、「機械可読媒体」という用語は、コンピュータ、プロセッサ、または同様のデバイスにより読み取られ得るデータ(例えば、命令、データ構造)の提供に関与する任意の媒体、複数の同じ媒体、または異なる媒体の組み合わせを指す。係る媒体は、限定されるわけではないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含む多くの形態を取り得る。不揮発性媒体には、例えば、光ディスクまたは磁気ディスクなどの永続メモリが含まれる。揮発性媒体には、コンピュータのメインメモリを通常は構成する動的ランダムアクセスメモリが含まれる。伝送媒体には、プロセッサに連結されたシステムバスを備えるワイヤを含む、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバが含まれる。伝送媒体は、無線周波数(RF)通信および赤外(IR)データ通信の間に生成されるもののような音波、光波、および電磁放射線を含んでもよいし、伝達してよい。
【0120】
機械可読媒体には、限定されるわけではないが、フロッピーディスケット、光学ディスク、CD-ROM、光磁気ディスク、ROM、RAM、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、磁気カードもしくは光カード、フラッシュメモリ、または、電子的命令を格納するのに適切な他のタイプの媒体/機械可読媒体が含まれ得る。さらに、本明細書における実施形態は、コンピュータプログラム製品としてダウンロードされてもよい。ここで、プログラムは、搬送波などの伝播媒体で具現化されたデータ信号経由で、通信リンク(例えば、モデム接続またはネットワーク接続)を介して、リモートコンピュータから要求しているコンピュータに転送され得る。
【0121】
様々な形態のコンピュータ可読媒体が、データ(例えば、一連の命令)をプロセッサへ搬送することに関与し得る。例えば、データは、(i)RAMからプロセッサに配信されてよく、(ii)無線伝送媒体を介して搬送されてよく、(iii)数々のフォーマット、規格、またはプロトコルに従ってフォーマットおよび/または伝送されてよく、および/または(iv)当技術分野で周知の様々なやり方のうちの何れかで暗号化されてよい。
【0122】
コンピュータ可読媒体は、当顔方法を実行するのに適切なそれらのプログラム要素を(任意の適切なフォーマットで)格納することができる。
【0123】
示されるように、メインメモリ606は、本明細書にて説明された機能性をサポートする(1または複数の)アプリケーション622により符号化される((1または複数の)アプリケーション622は、本明細書にて説明されるサービス/機構の機能性のいくつか、または全てを提供する(1または複数の)アプリケーションであり得る)。(1または複数の)アプリケーション622(および/または、本明細書で説明する他のリソース)は、本明細書で説明する様々な実施形態に係る処理機能をサポートするデータおよび/または論理命令のようなソフトウェアコード(例えば、メモリに、またはディスクのような別のコンピュータ可読媒体に格納されたコード)として具現化され得る。
【0124】
1つの実施形態のオペレーションの間、(1または複数の)アプリケーション622の論理命令を起動するため、動作させるため、実行するため、解釈するため、または他の方法で行うために、(1または複数の)プロセッサ604がバス602を使用してメインメモリ606にアクセスする。(1または複数の)アプリケーション622の実行は、この(1または複数の)アプリケーションに関連するサービスの処理機能を生成する。即ち、(1または複数の)プロセス624は、コンピュータシステム600内の(1または複数の)プロセッサ604の内部または上で実行している(1または複数の)アプリケーション622の1または複数の部分を表す。
【0125】
本明細書で論じるような動作を実行する(1または複数の)プロセス624に加えて、本明細書における他の実施形態は、アプリケーション622自体(即ち、実施されていない、または実行していない論理命令および/またはデータ)を含んでいることに留意されたい。アプリケーション622は、ディスクのようなコンピュータ可読媒体(例えば、レポジトリ)または光学媒体に格納され得る。他の実施形態によると、アプリケーション622はまた、ファームウェア、リードオンリメモリ(ROM)のようなメモリタイプのシステムに格納されてもよいし、この例のように、メインメモリ606内(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)内)の実行可能なコードとして格納されてもよい。例えば、(1または複数の)アプリケーション622はまた、リムーバブルストレージ媒体610、リードオンリメモリ608、および/または大容量ストレージデバイス612に格納されてもよい。
【0126】
当業者であれば、コンピュータシステム600が、ハードウェアリソースの割り当ておよび使用を制御するオペレーティングシステムのような他のプロセスおよび/またはソフトウェアコンポーネントおよびハードウェアコンポーネントを含み得ることを理解するであろう。
【0127】
本明細書で論じるように、本発明の実施形態は様々な段階または動作を含む。様々なこれらの段階が、ハードウェアコンポーネントにより実行されてよいし、機械実行可能命令に具現化されてよい。当該機械実行可能命令は、当該命令でプログラムされた汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサに動作を実行させるのに使用され得る。代替的に、これらの段階は、ハードウェア、ソフトウェアおよび/またはファームウェアの組み合わせにより実行され得る。「モジュール」という用語は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る自己完結型の機能コンポーネントを指す。
【0128】
当業者であれば、この説明を読んで容易に認識および理解するであろうが、装置の実施形態は、説明されているプロセスの一部(ではあるが、必ずしも全てとは限らない)を実行するよう動作可能なコンピュータ/コンピューティングデバイスを含み得る。
【0129】
プログラムまたはデータ構造を格納するコンピュータ可読媒体の実施形態は、実行されるとプロセッサに、説明されているプロセスの一部(ではあるが、必ずしも全てとは限らない)を実行させ得るプログラムを格納するコンピュータ可読媒体を含む。
【0130】
本明細書においてあるプロセスについて説明する場合、当業者であれば、当該プロセスがユーザの介入が全くなくても動作し得ることを認識するであろう。別の実施形態によると、当該プロセスは、何らかの人的介入を含む(例えば、ある段階が、人間の支援により、または人間の支援の下で実行される)。
[結論]
【0131】
特許請求の範囲を含め、本明細書に使用される、「少なくとも幾つか」という言い回しは「1または複数」を意味し、1つだけの場合を含む。従って、例えば、「少なくともいくつかのABC」という表現は、1または複数のABCを意味し、1つのみのABCの場合を含む。
【0132】
特許請求の範囲を含め、本明細書に使用される、「少なくとも1」という用語は、「1または複数」という意味と解されるべきであって、1または複数のコンポーネントを含む実施形態の何れも包含する。さらに、「少なくとも1」と記載された特徴を説明する独立請求項を参照する従属請求項は、その特徴が「前記」および「前記少なくとも1」と称される両方の場合において同一の意味を有する。
【0133】
特許請求の範囲を含め、本明細書に使用される「部分」という用語は、一部または全てを含む。従って、例えば、「Xの部分は」、「X」の一部または「X」の全体を含み得る。ある会話の文脈において、「部分」という用語は、当該会話の一部または全部を意味する。
【0134】
特許請求の範囲を含め、本明細書に使用される「~に基づいて」という言い回しは「~に部分的に基づいて」または「~に少なくとも部分的に基づいて」を意味し、排他的なものではない。従って、例えば、「要因Xに基づいて」という言い回しは「要因Xに部分的に基づいて」または「要因Xに少なくとも部分的に基づいて」を意味する。「のみ」という文言を用いての具体的な記述がない限り、「Xに基づいて」という言い回しは、「Xのみに基づいて」を意味するものではない。
【0135】
特許請求の範囲を含め、本明細書に使用される「~を用いて」という言い回しは「~を少なくとも用いて」を意味し、排他的なものではない。従って、例えば、「Xを用いて」という言い回しは、「少なくともXを用いて」を意味する。「のみ」という文言を用いた具体的な記述がない限り、「Xを用いて」という言い回しは「Xのみを用いて」を意味するものではない。
【0136】
一般的に、特許請求の範囲を含めて、本明細書に使用されるとき、ある言い回しの中で「のみ」という文言が具体的に使用されない限りは、当該言い回しを「のみ」という意味に解釈すべきではない。
【0137】
特許請求の範囲を含めて、本明細書に使用される「別個である」という言い回しは、「少なくとも部分的に別個である」ことを意味する。具体的な記述がない限り、別個は完全に別個であることを意味するものではない。従って、例えば、「XがYとは別個である」という言い回しは、「XがYとは少なくとも部分的に別個である」ことを意味し、「XがYとは完全に別個である」ことを意味するものではない。従って、特許請求の範囲を含めて、本明細書に使用される「XがYとは別個である」という言い回しは、XがYとは少なくとも何らかの点で異なることを意味する。
【0138】
特許請求の範囲を含め、本明細書に使用される「多」および「複数」という用語は、「2つ以上」を意味し、「2つ」の場合を含む。従って、例えば、「複数のABC」という表現は、「2つ以上のABC」を意味し、「2つのABC」を含む。同様に、例えば、「複数のPQR」という表現は、「2つ以上のPQR」を意味し、「2つのPQR」を含む。
【0139】
特許請求の範囲を含め、本明細書に使用される動作に対する「自動的」という用語は、概して当該動作が人の制御または相互作用をほとんどまたは一切介さず生じることを意味する。「自動的」という用語は人の制御または相互作用を一切介さないことも含む。従って、例えば「自動的にトリガ」という用語は、「人の制御または相互作用をほとんどまたは一切介さずトリガされる」ことを意味し、「人の制御または相互作用を一切介さずトリガされる」ことを含む。
【0140】
特許請求の範囲を含む本明細書に使用されるとき、文脈からそうでないことが分かる場合を除き、用語の単数形は複数形も含むものと解釈されるべきであり、その逆も同様である。ゆえに、本明細書に使用されるとき、文脈が別途明確に指示しない限り、「a」、「an」、および「the」という単数形は、複数の指示対象を含むことに留意すべきである。
【0141】
明細書と請求項を通じて、「備える(comprise)」、「含む(including)」、「有する(having)」、および「収容する(contain)」という用語とその変形は、「含むがそれに限られない」と解されるべきであり、特に記載がない限り、その他コンポーネントを排除する意図ではない。
【0142】
なお、本発明の実施形態は、本発明の範囲から逸脱することなく変形可能である。別途述べられない限り、同一、等価、または類似する目的を果たす代替的な特徴が、明細書において開示された特徴の置き換えとなり得る。ゆえに、別途述べられない限り、開示された各特徴は、一般的な一連の等価または類似する特徴のうちの一例を表している。
【0143】
本発明はさらに、用語、特徴、値、範囲などが、約、おおよそ、略、実質的、基本的、少なくともなどという用語と共に使用される場合、当該用語、特徴、値、範囲などそのものを含む(即ち、「約3」はちょうど3も含み、「略一定」はちょうど一定であることも含む)。
【0144】
「例えば(for instance)」、「など(such as)」、「例えば(for example)」(「例えば(e.g.)」)などの例示的な表現の使用は、本発明をより良く示すことのみを意図しており、特にそのように請求されていない限りは本発明の範囲を限定することを示すものではない。
【0145】
明細書に記載されている任意の動作は、その文脈に別途明示されていない限り、任意の順序または同時に実施され得る。
【0146】
本明細書に開示されているすべての特徴および/または動作は、それらの特徴および/または動作の少なくとも一部が互いに排他的である組み合わせを除いて、任意の組み合わせで組み合わせ可能である。特に、本発明の好適な特徴が、本発明の全ての態様に適用可能であり、任意の組み合わせで使用されてよい。
【0147】
本明細書および特許請求の範囲における「第1の」および「第2」という文言は、区別または識別のために使用しているのであって、連続的または数的な制限を示すために使用しているわけではないことを認識されたい。同様に、(「(a)」および「(b)」などのような)文字または数字による符号の使用は、区別および/または識別を助けるために使用しているのであって、連続的もしくは数的ないかなる制限または順序付けを示すために使用しているわけではない。
【0148】
具体的な図示および記述がない限り、フロー図のうちの何れにおいても、符号付けされたボックスのうちの何れかによって順序付けが示唆されることはない。切り離された複数のボックスが図中に示されている場合、それらのボックスに関連付けられている動作は、完全に、または部分的に並列である場合を含め、任意の順序で実行されてよい。
【0149】
従って、1または複数の物理的位置における複数の参加者にマルチメディアコンテンツを配信するシステムおよび方法が提供される。
【0150】
最も実用的で好ましい実施形態であると現在見なされているものとの関連で本発明について説明してきたが、本発明は、開示されている実施形態に限定されるべきではなく、それどころか、添付の請求項の主旨および範囲に含まれる様々な変形例および均等物の構成を網羅することを目的としていることを理解されたい。
(他の考えられる項目)
(項目1)
第1のユーザからコンテンツの要求を受信する段階と、
前記要求に基づいて前記第1のユーザに特定のコンテンツを配信する段階であって、前記特定のコンテンツは、前記第1のユーザに関連付けられた第1の情報に基づいて配信用に選択されている、段階と、を含み、
前記第1のユーザに関連付けられた前記第1の情報は、前記第1のユーザと異なる第2のユーザに関連付けられた第2の情報の少なくとも一態様に少なくとも部分的に基づいており、
前記第1のユーザと、前記第2のユーザは、類似性の少なくとも1つの測定値に基づき関連付けられ、
前記第2のユーザに関連付けられた前記第2の情報の前記少なくとも一態様は、前記第2のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に基づいて選択されている、
コンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目2)
前記第1のユーザおよび前記第2のユーザは、類似性グループのメンバーであり、前記要求時に、前記第2のユーザは前記類似性グループのリーダーであり、前記第1のユーザは前記類似性グループのフォロワーである、項目1に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目3)
前記類似性グループは類似性グループであり、前記類似性グループのメンバーシップは、前記類似性グループのメンバーの類似性の1または複数の測定値に基づいて判定されている、項目2に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目4)
前記類似性の1または複数の測定値は、ユーザの、他のユーザに対する、環境及びドメインのアクティビティに基づく、項目2に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目5)
前記環境は、LAN、WAN、無線ネットワーク、ルーター、ゲートウェイ、アプリケーション、およびデバイスのうちの1または複数を含む、項目4に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目6)
前記ドメインは、インターネット上の位置を含む、項目4または5に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目7)
ユーザの環境および/またはドメインのアクティビティの1または複数を記録することで、別のユーザの環境および/またはドメインのものと比較する段階をさらに含む、項目3から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目8)
グループは、ユーザのドメインおよび/もしくは環境のログ、ならびに/またはリアルタイムデータストリームの類似性の少なくとも1つの測定値に基づく、項目3から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目9)
類似性は、環境ログまたはリアルタイムストリームから判定される、ビジット頻度、日付、環境内またはドメインにいる時間のうちの1または複数に、少なくとも部分的に基づく、項目3から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目10)
前記類似性グループのメンバーシップを判定するのに、許容係数が使用される、項目3から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目11)
前記第2のユーザは、前記第1のユーザへの前記特定のコンテンツの配信に基づいて報酬を受ける、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目12)
投票機構により、特定のコンテンツが配信され、ユーザは、自身による前記投票機構の受信および表示に応じて報酬を受ける、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目13)
ユーザは、自身による前記投票機構の使用に応じて報酬を受ける、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目14)
ユーザは、前記ユーザがどのように投票するかに関わらず、自身による前記投票機構の使用に応じて報酬を受ける、項目13に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目15)
特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構は、前記以前のコンテンツに対するユーザの投票をサポートする、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目16)
前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の、前記第2のユーザによる以前の使用は、前記第2のユーザによる否定的な投票を含む、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目17)
前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の、前記第2のユーザによる以前の使用は、前記第2のユーザによる肯定的な投票を含む、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目18)
前記第2のユーザは、自身による、前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の受信および表示に応じて以前に報酬を受けている、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目19)
前記第2のユーザは、前記第2のユーザによる、前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構の使用に応じて以前に報酬を受けている、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目20)
前記類似性グループのリーダーシップは、1または複数のユーザによる、特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた投票機構の以前の使用に少なくとも部分的に基づいて判定される、項目2から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目21)
前記類似性グループのリーダーシップは動的である、項目2から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目22)
前記特定のコンテンツはターゲティング広告を含む、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目23)
前記特定の以前のコンテンツ配信に関連付けられた前記投票機構は、広告サーバにより配信されている、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目24)
前記特定のコンテンツは広告サーバにより配信されている、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目25)
前記投票機構は、前記特定の以前のコンテンツ配信の一部として配信されている、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目26)
前記特定の以前のコンテンツ配信は、マークアップおよび/またはインタープリタ型言語で記載されたデータを含み、前記投票機構は前記データの一部である、項目25に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目27)
前記第1のユーザおよび前記第2のユーザは、前記要求を受信する前に関連付けられている、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目28)
前記特定のコンテンツは、第2の投票機構を含む、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目29)
前記第1のユーザに関連付けられた前記第1の情報は、前記第1のユーザに関連付けられた第1の情報記録を含む、項目1から5の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目30)
第1のユーザから、コンテンツの要求を受信する段階と、
前記要求に基づいて前記第1のユーザに特定のコンテンツを配信する段階であって、前記特定のコンテンツは投票機構を含み、前記特定のコンテンツは前記第1のユーザに関連付けられた第1の情報に基づいて配信用に選択されている、段階と、
前記第1のユーザに対し、前記特定のコンテンツと、前記投票機構に関連付けられた1または複数の画像を受信および表示したことに対して報酬を与える段階とを含む、
コンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目31)
前記投票機構は、前記特定のコンテンツについての投票をサポートするユーザインタフェース(UI)を提供し、前記1または複数の画像は前記UIを含む、項目30に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目32)
前記UIは、前記投票機構に関連付けられた前記1または複数の画像を含む、項目31に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目33)
前記投票機構を使用して意見を登録したことについて、前記第1のユーザに報酬を与える段階をさらに含む、項目30から32の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目34)
前記第1のユーザに関連付けられた前記第1の情報は、前記第1のユーザに関連付けられた第1の情報記録を含み、第2のユーザに関連付けられた第2の情報は、前記第2のユーザに関連付けられた第2の情報記録を含む、項目30から32の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法。
(項目35)
デバイスの1または複数のプロセッサによって実行されたとき、前記1または複数のプロセッサに項目1から5および30から32の何れか一項に記載のコンピュータに基づくコンテンツ配信方法の動作を実施させる、コンピュータプログラム。