(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-10
(45)【発行日】2024-04-18
(54)【発明の名称】遮熱構造体および遮熱構造体の施工方法
(51)【国際特許分類】
E04F 13/07 20060101AFI20240411BHJP
E04F 13/08 20060101ALI20240411BHJP
B32B 17/02 20060101ALI20240411BHJP
B32B 15/08 20060101ALI20240411BHJP
B32B 15/14 20060101ALI20240411BHJP
B32B 7/027 20190101ALI20240411BHJP
【FI】
E04F13/07 C
E04F13/08 A
B32B17/02
B32B15/08 Z
B32B15/14
B32B7/027
(21)【出願番号】P 2020120464
(22)【出願日】2020-07-14
【審査請求日】2023-03-06
(73)【特許権者】
【識別番号】308024672
【氏名又は名称】株式会社ライフテック
(74)【代理人】
【識別番号】100130281
【氏名又は名称】加藤 道幸
(74)【代理人】
【識別番号】100214813
【氏名又は名称】中嶋 幸江
(72)【発明者】
【氏名】布目 五輪男
【審査官】山口 敦司
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-141545(JP,A)
【文献】特開2013-238098(JP,A)
【文献】特開2006-064088(JP,A)
【文献】特開2018-176701(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04F 13/07
E04F 13/08
B32B 17/02
B32B 15/08
B32B 15/14
B32B 7/027
E04B 1/76
F16L 59/08
F23M 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱体
である炉の周囲に設置される遮熱構造体において、
前記
炉との間に空間が形成されるように配置される遮熱シートを備え、
前記遮熱シートは、金属箔と、樹脂フィルムと、ガラス繊維織物とが積層されていることを特徴とする遮熱構造体。
【請求項2】
前記遮熱シートは、前記金属箔、前記樹脂フィルム、前記ガラス繊維織物、前記樹脂フィルム、および、前記金属箔がこの順に積層され、
積層された前記遮熱シートの前記金属箔が、アルミ箔であることを特徴とする請求項1に記載の遮熱構造体。
【請求項3】
前記遮熱シートが、前記
炉の周囲に設置可能な立体的な形状をなしていることを特徴とする請求項1または2に記載の遮熱構造体。
【請求項4】
前記遮熱シートが、床面が開口した前記
炉に覆設可能なテント状に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の遮熱構造体。
【請求項5】
前記遮熱構造体の上端部の前記遮熱シートに設けられた吊り下げ用の固定部材と、
前記固定部材を介して上方から前記遮熱シートを吊り下げる吊り部材と、
を備えていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の遮熱構造体。
【請求項6】
前記遮熱シートを保持するための補強部材を備えていることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の遮熱構造体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の遮熱構造体を、発熱体
である炉の周囲に設置する遮熱構造体の施工方法であって、
金属箔と、樹脂フィルムと、ガラス繊維織物とが積層された遮熱シートを前記
炉との間に空間が形成されるように配置することを特徴とする遮熱構造体の施工方法。
【請求項8】
前記遮熱構造体の上端部の前記遮熱シートに設けられた吊り下げ用の固定部材、および、前記固定部材を介して上方から前記遮熱シートを吊り下げる吊り部材を用いて、前記上方から前記遮熱シートを吊り下げることを特徴とする請求項7記載の遮熱構造体の施工方法。
【請求項9】
前記遮熱シートを保持するための補強部材で骨組みを形成し、前記補強部材に前記遮熱シートを取り付けることを特徴とする請求項7に記載の遮熱構造体の施工方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炉等の発熱体の周囲に設置される遮熱構造体および遮熱構造体の施工方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、炉等の発熱体から周囲に放出される熱を遮ることを目的として、遮熱材が用いられている。例えば、特許文献1の遮熱保温構造物は、遮熱材が、アルミホイルからなる第1の輻射熱に対して高反射率の素材と、ガラス等化学繊維シートと、アルミホイルからなる第2の輻射熱に対して高反射率の素材と、をそれぞれ密着させて構成され、第2の輻射熱に対して高反射率の素材の内側に電食防止層を備えて、容体外壁表面に電食防止層を密着させたことを特徴としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の遮熱保温構造物は、炉等の容体外壁表面に遮熱材を密着させる必要があり、このため炉内の熱が中に閉じ込められて、炉内が高温になりすぎ、かえって炉の寿命を短くしてしまうという問題がある。また、遮熱保温構造物を容体外壁表面に直接貼り付けているので、交換するのに手間がかかるという問題もある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、炉等の発熱体内が高温になりすぎることを防止して発熱体の寿命を延ばすことができる遮熱構造体、および、既存の発熱体に対して容易に施工することができる遮熱構造体の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の遮熱構造体は、発熱体である炉との間に空間が形成されるように配置される遮熱シートを備え、遮熱シートは、金属箔と、樹脂フィルムと、ガラス繊維織物とが積層されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2の遮熱構造体は、遮熱シートが、金属箔、樹脂フィルム、ガラス繊維織物、樹脂フィルム、および、金属箔がこの順に積層され、積層された遮熱シートの金属箔が、アルミ箔であることを特徴とする。
【0008】
請求項3の遮熱構造体は、遮熱シートが、炉の周囲に設置可能な立体的な形状をなしていることを特徴とする。
【0009】
請求項4の遮熱構造体は、遮熱シートが、床面が開口した炉に覆設可能なテント状に構成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項5の遮熱構造体は、遮熱構造体の上端部の遮熱シートに設けられた吊り下げ用の固定部材と、固定部材を介して上方から遮熱シートを吊り下げる吊り部材と、を備えていることを特徴とする。
【0011】
請求項6の遮熱構造体は、遮熱シートを保持するための補強部材を備えていることを特徴とする。
【0012】
請求項7の遮熱構造体の施工方法は、請求項1~6のいずれか一項に記載の遮熱構造体を、発熱体である炉の周囲に設置する遮熱構造体の施工方法であって、金属箔と、樹脂フィルムと、ガラス繊維織物とが積層された遮熱シートを炉との間に空間が形成されるように配置することを特徴とする。
【0013】
請求項8の遮熱構造体の施工方法は、遮熱構造体の上端部の遮熱シートに設けられた吊り下げ用の固定部材、および、固定部材を介して上方から遮熱シートを吊り下げる吊り部材を用いて、上方から遮熱シートを吊り下げることを特徴とする。
【0014】
請求項9の遮熱構造体の施工方法は、遮熱シートを保持するための補強部材で骨組みを形成し、補強部材に遮熱シートを取り付けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本願の発明によれば、本願発明の遮熱構造体は、発熱体内に熱を封じ込めずに外に放出して発熱体内が高温になりすぎることを防止して、発熱体の寿命を延ばすことができる。また、本願発明の遮熱構造体を既存の炉等の発熱体に対して容易に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明に係る遮熱構造体の第一の実施例の遮熱シートを示す説明図である。
【
図2】同第一の実施例の遮熱構造体を示す説明図である。
【
図3】同第一の実施例の遮熱構造体の設置状態を示す説明図である。
【
図4】同第二の実施例の遮熱構造体の設置状態を示す説明図である。
【
図5】同第三の実施例の遮熱構造体の設置状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明に係る遮熱構造体の第一の実施例の遮熱シートを示す断面図である。
図2は、同第一の実施例の遮熱構造体を示す斜視図である。
図3は、同第一の実施例の遮熱構造体の設置状態を示す正面図である。
図4は、同第二の実施例の遮熱構造体の設置状態を示す斜視図である。
図5は、同第三の実施例の遮熱構造体の設置状態を示す斜視図である。
【0018】
本発明に係る遮熱構造体1~3は、乾燥炉や焼成炉等の発熱体(図示しない)の周囲に設置されるものであり、遮熱シート10,30,50を備えている。遮熱シート10,30,50は、発熱体の周囲であって、発熱体に直接貼り付けるのではなく、発熱体との間に空間が形成されるように配置されるものである。遮熱構造体1~3の形状、大きさは、発熱体に合わせて任意であり、どのようなサイズにも適応可能である。発熱体の形状、大きさも任意であり、例えば、高さ5m×横5m×奥行き50mの大型の乾燥炉や、数十cmの直方体であってもよい。
【0019】
遮熱構造体1~3は、例えば、発熱体を囲むように帯状の遮熱シート10,30,50を、縫製、接着剤、接着テープ、面ファスナー等により接合して立体的に構成してもよいし、または、未接合の状態で並設し、必要であれば、遮熱シート10,30,50に鳩目金具等を設けてロープ等で結束してつなぎ合わせてもよい。あるいはこれらを組み合わせてもよい。また、発熱体に対して天井面のみ、もしくは、側面のみ、天井面および側面(天井面と側面が一体になっているものも含む)、または、天井面、側面および底面からなるものでもよい。
【0020】
遮熱シート10(,30,50)は、
図1に示すように、金属箔12と、樹脂フィルム14と、ガラス繊維織物16とが積層されている。金属箔12、樹脂フィルム14、ガラス繊維織物16が積層される順序や厚さは任意であるが、例えば、120μm~250μmである。
【0021】
このように、遮熱構造体1~3は、発熱体の周囲に対して発熱体からの熱を遮ることはもちろんであるが、発熱体内に熱を封じ込めずに外に放出して発熱体内が高温になりすぎることを防止して、発熱体の寿命を延ばすことができる。また、遮熱構造体1~3を発熱体に対して容易に施工することができる。
【0022】
また、遮熱構造体1~3の遮熱シート10,30,50の各層の積層順序は任意であるが、金属箔12、樹脂フィルム14、ガラス繊維織物16、樹脂フィルム14、金属箔12がこの順に積層されていることが好ましい。そして、積層された遮熱シート10,30,50は、金属箔12がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミ箔であることが好ましい。これにより、アルミ箔12が発熱体に対面するように配置されることになる。
【0023】
また、遮熱構造体1~3は、遮熱シート10,30,50が、発熱体の周囲に設置可能な立体的な形状をなしていることが好ましい。立体的な形状は任意であり、例えば、四角筒状、三角筒状、円筒状、ドーム状などが考えられるが、遮熱シート10,30,50が、床面が開口した発熱体に覆設可能なテント状に構成されていることがより好ましい。遮熱構造体1~3の遮熱シート10,30,50の下端は、発熱体が設置されている床面に接地していてもよいし、接地していなくてもよく、また、下端を床面に固定してもよい。なお、側面の少なくとも1面には、作業者が点検等のために出入り可能な入口Dを設けることが好ましく、入口Dの形式はカーテン式、シャッター式等でもよい。
【0024】
図2,3に示すように、遮熱構造体1は、遮熱構造体1の上端部に位置する遮熱シート10に設けられた吊り下げ用の固定部材20と、固定部材20を介して上方から遮熱シート10を吊り下げる吊り部材22とを備えていることが好ましい。これらを用いて、天井や梁など上方から遮熱シート10を吊り下げることができる。
【0025】
固定部材20は、天井面および/または側面の上端部や遮熱シート10の上端部から延在する耳状部、立ち上がり縁部等に設けられた鳩目金具、クリップ状金具等でもよい。あるいは、遮熱シート10の上端を折り曲げて形成した袋状部に通された棒状部材もしくは紐状部材や、軽量鉄骨等で構成された天井面の骨組み等であってもよい。吊り部材22は、ロープ、チェーン等であり、
図3に示すように、一方端部が固定部材20と連結され、他方端部が天井や梁などの上方構造物と連結される。必要に応じて吊り部材22の端部にフック等の係止部材を設けてもよい。よって、上方から吊り下げられた遮熱シート10は、発熱体との間に空間が形成されるように配置された状態で固定される。
【0026】
または、
図4に示すように、遮熱構造体2は、遮熱構造体2の配置位置に遮熱シート30を保持するための補強部材40を備えていることが好ましい。補強部材40とは、遮熱構造体2を特定の形状、位置に保持するための骨組みである。例えば、軽量鉄骨等を組み立てて設置された補強部材40に遮熱シート30を覆設、取り付けする。よって、補強部材40に取り付けられた遮熱シート30は、発熱体との間に空間が形成されるように配置された状態で固定される。
【0027】
また、
図5に示すように、遮熱構造体3は、吸気口Iと排気口Eを設けてもよい。発熱体を完全に覆った場合、遮熱構造体3内に熱がこもるので、こもった熱を逃がすために、外気または内気を取り込む吸気口Iと、熱を排出する排気口Eを設けてもよい。さらに、排気口E内に換気扇V等を設けるなどして遮熱構造体3内の熱を積極的に排出してもよい。
【0028】
以下、実施例を示して本願の遮熱構造体について説明する。
【実施例1】
【0029】
本実施例では、遮熱構造体1は、
図1に示すように、遮熱シート10が、アルミニウム合金箔12、ポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルム14、ガラスクロス16、ポリエチレンテレフタレート系樹脂フィルム14、アルミニウム合金箔12の順に積層されている。各層間はポリウレタン系樹脂接着剤により接着されている。遮熱シート10の厚さは180μmであった。
【0030】
本実施例の遮熱構造体1の施工方法を説明する。
1.0~1.5m幅の帯状の遮熱シート10を縫製して繋ぎ合わせて大きなシートとし、立体的な形状とした。具体的には、遮熱構造体1は、
図2に示すように、遮熱シート10からなる矩形の天井面と4面からなる側面からなり、床面が開口した略四角筒のテント状に構成された。側面の少なくとも1面には、作業者が出入り可能な巻き上げカーテンの入口Dを設けた。また、遮熱構造体1の上端部から延在する立ち上がり縁部に、複数の吊り下げ用の固定部材20が設けられた。固定部材20は環状の鳩目金具であった。遮熱シート10の側面の4つの各面から延在する立ち上がり縁部は、天井面の四隅における立ち上がり縁部同士の接合部分に、面ファスナーを設けて接合された。
【0031】
遮熱シート10が発熱体の周囲であって発熱体との間に空間を形成する位置に配置されるように、
図3では、吊り部材22であるロープの一方端部を固定部材20である鳩目金具に挿通して結び目を作る等して固定し、吊り部材22の他方端部を天井Sに縛り付けた。遮熱シート10は軽量であるため、天井Sから吊り下げられることが可能であり、遮熱構造体1は、遮熱シート10と発熱体との間に空間を保ったまま、発熱体の周囲を覆うことができた。
【実施例2】
【0032】
本実施例では、遮熱構造体2は、
図4に示すように、実施例1の遮熱構造体1の固定部材20および吊り部材22を用いた天井Sからの吊り下げに代えて、補強部材40を用いたものである。遮熱シート30の構成は
図1に示す遮熱シート10と同様であった。なお、
図4では入口Dの巻き上げカーテンが巻き上げられた状態を示している。
【0033】
本実施例の遮熱構造体2の施工方法を説明する。
遮熱シート30が発熱体の周囲であって発熱体との間に空間を形成する配置位置に、軽量鉄骨を用いて骨組みとして形成された補強部材40を設置した。補強部材40に、遮熱シート30を実施例1と同様の立体的な形状になるように覆い被せた。これにより、遮熱構造体2は、遮熱シート30と発熱体との間に空間を保ったまま、発熱体の周囲を覆うことができた。
【実施例3】
【0034】
本実施例では、遮熱構造体3は、
図5に示すように、実施例1または2の遮熱構造体1または2に、さらに屋外と連通する吸気口Iと排気口Eを設け、排気口E内に換気扇Vを設けたものである。遮熱構造体3は、発熱体を完全に覆っているため、遮熱構造体3内にこもった熱を、排気口E内に設けた換気扇Vを稼働させて、吸気口Iから外気を取り込み、排気口Eから屋外に積極的に放出することができる。
【0035】
上述したいずれの遮熱構造体1~3およびこれらの施工方法でも、希望する位置に遮熱シート10,30,50を保持することができ、遮熱構造体1~3を、発熱体との間に空間が形成された状態で、発熱体の周囲に設置することができる。
【0036】
以上のような構造の本実施の形態に係る遮熱構造体1~3によれば、発熱体と遮熱シート10,30,50との間に空間が形成されるため、発熱体内に熱を封じ込めずに外に放出することができる。このため、発熱体内が高温になりすぎることを防止して、発熱体の寿命を延ばすことができる。また、既存の炉に対して遮熱構造体1~3を容易に施工することができる。
【0037】
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明により、発熱体内に熱を封じ込めずに外に放出して、発熱体内が高温になりすぎることを防止して、発熱体の寿命を延ばすことができる遮熱構造体、および、既存の炉等の発熱体に対して遮熱構造体を容易に施工することができる施工方法を提供することができる。
【符号の説明】
【0039】
1・・・・・遮熱構造体
2・・・・・遮熱構造体
3・・・・・遮熱構造体
10・・・・遮熱シート
12・・・・金属箔(アルミ箔)
14・・・・樹脂フィルム
16・・・・ガラス繊維織物
20・・・・固定部材
22・・・・吊り部材
30・・・・遮熱シート
40・・・・補強部材
50・・・・遮熱シート