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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-10
(45)【発行日】2024-04-18
(54)【発明の名称】トイレ
(51)【国際特許分類】
   A47K 13/30 20060101AFI20240411BHJP
   A47K 17/00 20060101ALI20240411BHJP
【FI】
A47K13/30 Z
A47K17/00
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020129723
(22)【出願日】2020-07-30
(65)【公開番号】P2022026324
(43)【公開日】2022-02-10
【審査請求日】2023-05-10
(73)【特許権者】
【識別番号】302060926
【氏名又は名称】株式会社フジタ
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼地 春菜
(72)【発明者】
【氏名】久保田 洋
(72)【発明者】
【氏名】繁泉 恒河
【審査官】神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-1428459(KR,B1)
【文献】特開2007-313281(JP,A)
【文献】特開2007-117236(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 13/00- 17/02
E03D 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器と、
前記便器の上方で回動可能に設けられた便座と、
前記便座の上方で回動可能に設けられた便座カバーと、
前記便座カバーの下面側に取り付けられる殺菌灯と、
を備え、
前記殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に、前記便座を照射し、かつ、前記便器が設置された床面を照射し、
前記便座カバーの外周縁の少なくとも一部は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記便座の外周縁よりも外側にあり、
前記殺菌灯は、第1殺菌灯と、第2殺菌灯とを含み、
前記第1殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記便座と重なり、
前記第2殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記床面と重なる
トイレ。
【請求項2】
前記殺菌灯は、第3殺菌灯を含み、
前記第3殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記便器の水たまりと重なる
請求項に記載のトイレ。
【請求項3】
前記殺菌灯から照射される光は、紫外線であり、
前記紫外線のピーク波長は、210nm以上280nm以下に含まれ、
前記便器は、前記床面に比して紫外線をより反射しやすい外周面を有する
請求項1又は2に記載のトイレ。
【請求項4】
便器と、
前記便器の上方で回動可能に設けられた便座と、
前記便座の上方で回動可能に設けられた便座カバーと、
前記便座カバーの下面側に取り付けられる殺菌灯と、
を備え、
前記殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に、前記便座を照射し、かつ、前記便器が設置された床面を照射し、
前記殺菌灯から照射される光は、紫外線であり、
前記紫外線のピーク波長は、210nm以上280nm以下に含まれ、
前記便器は、前記床面に比して紫外線をより反射しやすい外周面を有する
トイレ。
【請求項5】
前記殺菌灯は前記便座カバーに対して着脱可能に設けられる
請求項1からのいずれか一項に記載のトイレ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、トイレに関する。
【背景技術】
【0002】
便座を殺菌する光を発する殺菌灯を便座カバーに設けるトイレが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平9-28622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
便器内の水の一部が飛沫となってトイレの床面に到達することがあるため、便座だけでなく床面の殺菌も可能なトイレが求められていた。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、便座及び床面の殺菌が可能なトイレを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のトイレは、便器と、前記便器の上方で回動可能に設けられた便座と、前記便座の上方で回動可能に設けられた便座カバーと、前記便座カバーの下面側に取り付けられる殺菌灯と、を備え、前記殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に、前記便座を照射し、かつ、前記便器が設置された床面を照射する。
【0007】
トイレの望ましい態様として、前記便座カバーの外周縁の少なくとも一部は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記便座の外周縁よりも外側にあり、前記殺菌灯は、第1殺菌灯と、第2殺菌灯とを含み、前記第1殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記便座と重なり、前記第2殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記床面と重なる。
【0008】
トイレの望ましい態様として、前記殺菌灯は、第3殺菌灯を含み、前記第3殺菌灯は、前記便座カバーが前記便座の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で前記便器の水たまりと重なる。
【0009】
トイレの望ましい態様として、前記殺菌灯は前記便座カバーに対して着脱可能に設けられる。
【0010】
トイレの望ましい態様として、前記殺菌灯から照射される光は、紫外線であり、前記紫外線のピーク波長は、210nm 以上280nm以下に含まれ、前記便器は、前記床面に比して紫外線をより反射しやすい外周面を有する。
【発明の効果】
【0011】
本開示のトイレによれば、便座及び床面の殺菌が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、第1実施形態のトイレの主要構成例を示す図である。
図2図2は、図1に示すトイレを上方から見た場合の各構成の位置関係例を示す図である。
図3図3は、図2のA-A断面図である。
図4図4は、便座カバーに対して着脱可能に設けられた第1殺菌灯及び第3殺菌灯の構成例を示す模式図である。
図5図5は、便座カバーに対して着脱可能に設けられた第2殺菌灯の構成例を示す模式図である。
図6図6は、第1実施形態の変形例の殺菌灯を示す模式図である。
図7図7は、第2実施形態のトイレの主要構成例を示す断面図である。
図8図8は、図7に示す殺菌ユニットの具体的構成例を示す模式図である。
図9図9は、第2実施形態の第1変形例の殺菌ユニットの構造を示す模式図である。
図10図10は、第2実施形態の第2変形例の殺菌ユニットの構造を示す模式図である。
図11図11は、便座カバーに着脱可能なアタッチメントの形態例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本開示に係る殺菌灯20を備えたトイレ1について実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本開示は、以下の実施形態の記載に限定されるものではない。また、以下の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態における構成要素は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。以下の実施形態では、本開示に係る殺菌灯20を備えたトイレ1の実施形態を例示する上で、必要となる構成要素を説明し、その他の構成要素を省略する。
【0014】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のトイレ1の主要構成例を示す図である。トイレ1は、便器2と、便座3と、便座カバー11と、殺菌灯20とを備える。
【0015】
便器2は、床面4に設置された便器である。便器2は、いわゆる洋式水洗大便器である。以降の説明では、床面4に沿う方向であって互いに直交する2つの方向の一方を第1方向Xとし、他方を第2方向Yとする。また、第1方向X及び第2方向Yに直交する方向を第3方向Zとする。便器2は、床面4に対して第3方向Zに立つ。図1に示すように、便器2は、例えば床面4側に比して便座3と接する側がより大きい外形状を有する。また、便器2は、内側に水等を備蓄可能な鉢状の構造を有する。便器2は、水等を備蓄することで内側に水たまりを形成する。なお、便器2の内側に備蓄されるものは水に限られず、例えば消毒薬が混入された水であってもよい。
【0016】
便器2は、内側に流し込まれる水を備蓄及び供給するタンクと接続されている。また、便器2は、当該タンクから内側に新たな水が流し込まれることに応じてそれ以前に備蓄された水等を排出する排出口を有する。
【0017】
図2は、図1に示すトイレ1を上方から見た場合の各構成の位置関係例を示す図である。図2に示すように、便器2は、上部に第1回動支持部2aと、第2回動支持部2bと、を有する。第1回動支持部2aは、便座3を回動可能に支持する。第2回動支持部2bは、便座カバー11を回動可能に支持する。
【0018】
便座3は、便器2の上側で回動可能に設けられた便座である。図2に示すように、便座3は、例えば平面視で(第3方向Zから見た場合に)略O字状の形状を有するが、これに限られるものでない。なお、ここでいう「略」は「ほぼ」と同義である。従って、「略O字状」とは、便座3の形状が厳密なO字状に限定されるものでないことを示す。便座3は、例えば第1回動支持部2aの反対側に円弧の欠けがある略C字状又は略U字状の形状を有していてもよい。
【0019】
便座カバー11は、便座3の上側で回動可能に設けられた便座カバーである。図1及び図2に示すように、便座カバー11の外周縁の少なくとも一部は、便器2の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態でトイレ1を上方から見た場合、便器2および便座3と重ならず、床面4の一部と重なる。具体的には、例えば図2に示すように、平面視で、便座カバー11の外周縁が便器2の外周縁及び便座3の外周縁よりも外側にある。
【0020】
殺菌灯20は、便座カバー11の下面側に取り付けられ、便座カバー11の下方に殺菌用の光UVを照射する。なお、便座カバー11の下面とは、便座カバー11が便器2の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態で便座3と対向する側の面をさす。図1及び図2ならびに後述する図3は、便座カバー11が便器2の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態を図示している。
【0021】
殺菌灯20が照射する光UVは、例えば紫外線である。第1実施形態において、殺菌灯20が照射する紫外線は、例えば近紫外線のうちUVC(波長280nm未満)と呼ばれる波長帯の紫外線である。殺菌灯20が照射する紫外線の波長については適宜選択可能である。例えば、殺菌灯20が照射する紫外線を用いることで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19:COronaVIrus Disease-19)の原因とされる重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2:Severe Acute Respiratory Syndrome COronaVirus-2)の不活化を効果的に行える。紫外線のピーク波長は、210nm 以上280nm以下に含まれることが好ましい。もしくは、紫外線のピーク波長が240nm 以上280nm以下に含まれることがより好ましい。理由として紫外線の波長は、短くなればなるほどたんぱく質に吸収されやすくなるため細胞核まで届きにくくなる。したがって、紫外線の波長は、短くなるほど安全に扱える一方で、殺菌力が落ち込むことが知られている。新型コロナウイルス感染症のような特定のウイルスに対して効果があるピーク波長が適宜選択されることが好ましい。
【0022】
殺菌灯20は、便座カバー11が便器2の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態で便座3に光UVの一部が照射され、かつ、便器2が設置された床面4に光UVの他の一部が照射されるように配置される。具体的には、殺菌灯20は、例えば、第1殺菌灯21と、第2殺菌灯22と、第3殺菌灯23と、を含む。
【0023】
図3は、図2のA-A断面図である。第1殺菌灯21は、便器2の上方に配置される。第1殺菌灯21は、平面視で便器2と重なる。図1から図3で示すように、第2殺菌灯22は、床面4の上方に配置される。第2殺菌灯22は、平面視で床面4と重なる。第3殺菌灯23は、便器2の水たまりの上方に配置される。第3殺菌灯23は、平面視で便器2の水たまりと重なる。
【0024】
第1殺菌灯21は、例えば図2に示すように、平面視で第1回動支持部2a側が2つに分かれた略U字状の形状を有する殺菌灯である。第1殺菌灯21は、略U字状の湾曲が便座3の平面視での円弧をなぞるように配置される。なお、第1殺菌灯21の具体的な形状はこれに限られるものでなく、例えば、平面視で略O字状の形状を有する殺菌灯であってもよい。第1殺菌灯21から照射された光UVは、主に第1殺菌灯21の下方にある便座3に照射されて便座3を殺菌する。なお、便座3が平面視で略C字状又は略U字状の形状を有する場合、第1殺菌灯21は平面視で便座3の略C字状又は略U字状の形状と重なるよう配置された略C字状又は略U字状の形状を有する殺菌灯であるが、これに限られるものでない。例えば、この場合の殺菌灯21が平面視で略O字状の形状を有する殺菌灯であったとしても、問題なく便座3を殺菌できる。
【0025】
第2殺菌灯22は、例えば図2に示すように、平面視で第1回動支持部2a側が2つに分かれた略U字状の形状を有する殺菌灯である。平面視で第2殺菌灯22が描く略U字状の円弧は、便座3の平面視での外周縁よりも大きい。第2殺菌灯22は、略U字状の円弧が平面視で便座3の外側をなぞるように配置される。第2殺菌灯22から照射された光UVは、主に第2殺菌灯22の下方の床面4に照射されて床面4を殺菌する。
【0026】
第3殺菌灯23は、例えば図2に示すように、平面視で略O字状の形状を有する殺菌灯である。第3殺菌灯23は、平面視で便座3の内側に配置される。なお、第3殺菌灯23の具体的な形状はこれに限られるものでなく、例えば、平面視で円状、楕円状又は多角形状の外縁を有し、当該外縁の内側に光UVを照射する光源が1つ以上配置された板状の発光体であってもよい。第3殺菌灯23から照射された光UVは、主に第3殺菌灯23の下方にある便器2の内側に照射されて便器2の内側を殺菌する。
【0027】
便器2は、床面4に比して紫外線をより反射しやすい外周面2cを有する。すなわち、外側に露出する便器2の外周面2cの紫外線の反射率は、床面4の上面の紫外線の反射率よりも高い。より具体的には、外周面2cは、例えばアルミニウムによる鏡面状の反射面で覆われる。当該反射面は、いわゆる照明器具等で採用される光の反射板でもよいが、殺菌灯20が照射する光UVとして採用される波長の光をより効果的に反射するよう調整された反射板であってもよい。アルミニウムは、照射された紫外線の80%以上を反射する。これによって、第2殺菌灯22から照射された光UVのうち一部であって外周面2cに向かったものは、外周面2cを殺菌しつつ、外周面2cによってほとんどが反射されて反射光RUV1となって床面4側に導かれる。従って、床面4の殺菌がより効果的に行われるようになる。一方、床面4には、メラミン樹脂材、硬質セメント(グラサル)等、一般的に洗面所の床材として利用されている素材が採用される。このため、床面4によって光UVの反射光RUV2が発生する度合いは、外周面2cによって反射光RUV1が発生する度合いに比して抑制される。
【0028】
なお、図3に示す例による便座カバー11では、上方から見た場合に便器2と、便座3と、床面4の一部と、を覆う便座カバー11の板面から床面4側に向かって突出する縁部11aが便座カバー11の外周縁に沿って形成されている。これによって、第2殺菌灯22から照射される光UVの射線を便座カバー11の下方側に限定しやすくなる。
【0029】
また、図1に示すように、トイレ1が壁5に周囲の一部を囲まれている場合、壁5によって光UVが反射されることで床面4をより効果的に殺菌できることに加えて、壁5の殺菌も行える。
【0030】
さらに、図3に示すように、第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23の下側にカバー50が取り付けられていてもよい。カバー50は、例えば透光性の板状部材であるが、さらに光UVを拡散するための加工が施されていてもよい。当該加工は、例えばカバー50の便座3側の面を波状にする等の加工であるが、これに限られるものでなく、光の拡散性をより高める加工であればよい。カバー50は、外周縁が縁部11aの内周壁面に取り付けられる。カバー50は、例えば石英ガラスであるが、これに限られるものでなく、他の透光性部材を利用して形成されてもよい。
【0031】
また、図3に示すように、便座カバー11の下面側には衝突防止部30が取り付けられている。衝突防止部30は、便座カバー11が便器2の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態で第1殺菌灯21が便座3に接しないように便座カバー11と便座3との間に介在する。従って、図2に示すように、衝突防止部30は、便座カバー11が便器2の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態で、平面視で便座3と重なるようカバー50の下面に取り付けられる。なお、カバー50がない場合、衝突防止部30は、便座カバー11の下面に取り付けられる。図2に示す例では、衝突防止部30の数は2つであるが、3つ以上であってもよいし1つであってもよい。また、衝突防止部30は、便座カバー11が閉まっていることを検知するセンサーとしての機能を有することができる。当該機能は、例えば衝突防止部30に圧電素子等の圧力を検知する構成を設け、圧電素子で生じた電位を検出するようにすることで実現できる。
【0032】
さらに、図2に示すように、便座カバー11には取っ手40が設けられる。取っ手40は、便座カバー11の外周縁から外側に延出するよう設けられる。取っ手40は、トイレ1の利用者の右手で掴みやすい位置に設けられることが望ましい。なお、取っ手40の具体的な配置は図2の例に限られるものでなく、便座カバー11の左右どちら側でもよい。
【0033】
衝突防止部30及び取っ手40の素材は、例えばエチレンプロピレンゴム又はエチレンプロピレンゴムに硫黄化合物やジエンモノマーを含ませた素材等、紫外線の影響を含む耐候性の観点で耐久性に優れたものが採用されることが望ましい。衝突防止部30及び取っ手40の具体的な素材についてはこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。なお、取っ手40は、例えば銀ゼオライトを利用した表面の抗菌加工等が行われることが望ましい。
【0034】
殺菌灯20は便座カバー11に対して着脱可能に設けられる。図4は、便座カバー11に対して着脱可能に設けられた第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23の構成例を示す模式図である。図5は、便座カバー11に対して着脱可能に設けられた第2殺菌灯22の構成例を示す模式図である。
【0035】
図4に示す第1殺菌灯21は、導電線21aによって制御回路24と接続される。導電線21aは、制御回路24と接続された分岐配線の一方である。図4に示す第3殺菌灯23は、導電線23aによって制御回路24と接続される。導電線23aは、制御回路24と接続された分岐配線の他方である。制御回路24は、導電線24aを介して外部電源と接続される。制御回路24は、当該外部電源から供給される電力を第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23に供給して第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23を点灯させる。
【0036】
図5に示す第2殺菌灯22は、導電線22aによって制御回路25と接続される。制御回路25は、導電線25aを介して外部電源と接続される。制御回路25は、当該外部電源から供給される電力を第2殺菌灯22に供給して第2殺菌灯22を点灯させる。
【0037】
図5に示す第2殺菌灯22は、枠体26内に設けられる。枠体26は、略U字状の第2殺菌灯22の外側を囲うように設けられた透光性の部材を有する略U字状の枠体である。枠体26は、例えば石英ガラスのように紫外線を良好に透過する透光性の部材を有するが、これに限られるものでなく、他の透光性部材を利用して形成されてもよい。図5に示す制御回路25は枠体26の外側に設けられているが、制御回路25の内側に設けられてもよい。
【0038】
図4及び図5が示すように、第1殺菌灯21と第2殺菌灯22は、電気的に独立しており、便座カバー11に対して個別に着脱可能に設けられる。なお、着脱の具体的な方法は任意であるが、例えば接着テープを利用してもよいし、嵌め込み式としてもよい。なお、図4に示す構成では、第1殺菌灯21と第3殺菌灯23とが制御回路24を共有しているが、第1殺菌灯21と第3殺菌灯23とが個別に制御回路24のような制御回路と接続された形態であってもよい。この場合、第1殺菌灯21と第3殺菌灯23とを個別に便座カバー11等の便座カバーに取り付けられる。
【0039】
なお、制御回路24による第1殺菌灯21と第3殺菌灯23の点灯制御及び制御回路25による第2殺菌灯22の点灯制御の具体的な内容は、任意である。一例を挙げると、制御回路24及び制御回路25は、便座カバー11の回動角度を検知する図示しない角度センサを含んでいてもよい。便座カバー11が、便器2、便座3を覆う位置(図1参照)にあることが当該角度センサによって検知された場合、制御回路24は第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23を点灯させ、制御回路25は第2殺菌灯22を点灯させる。便座カバー11が、便器2、便座3を覆う位置にないことが当該角度センサによって検知された場合、制御回路24は第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23を消灯させ、制御回路25は第2殺菌灯22を消灯させる。これにより、光UVが、トイレ1の使用者の目に入射する可能性が低減される。
【0040】
トイレ1は、制御回路24及び制御回路25と接続される可視光を検出する照度センサを備えていてもよい。照度センサは、例えば便器2の内側に取り付けられる。照度センサが検知した便器2内の照度が閾値を下回った場合に、制御回路24は第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23を点灯させ、制御回路25は第2殺菌灯22を点灯させる。照度センサが検知した便器2内の照度が閾値以上である合に、制御回路24は第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23を消灯させ、制御回路25は第2殺菌灯22を消灯させる。これにより、光UVが、トイレ1の使用者の目に入射する可能性が低減される。
【0041】
なお、導電線21a、導電線22a、導電線23a、導電線24a及び導電線25aのような導電線、ならびに制御回路24及び制御回路25のような制御回路は、光UVによる劣化を抑制するためのコーティング又は被覆が行われていることが望ましい。コーティング又は被覆の具体的な形態としては、一般的に紫外線対策として行われる電気回路のコーティング又は被覆を採用することができる。
【0042】
なお、殺菌灯20の具体的な形態は、図1から図5を参照して説明した形態に限定されるものでない。以下、殺菌灯20の変形例について、図6を参照して説明する。
【0043】
(変形例)
図6は、第1実施形態の変形例の殺菌灯27を示す模式図である。殺菌灯27は、上述の第1殺菌灯21、第2殺菌灯22及び第3殺菌灯23に代えて、図6に示すように、面状の発光部を有する。殺菌灯27が有する面状の発光部は、平面視で便器2のうち便座3の内周縁の内側、便座3の上面、及び床面4と重なる。すなわち、殺菌灯27は、便器2に光UVの一部を照射し、便座3に光UVの一部を照射し、かつ、便器2が設置された床面4に光UVの他の一部を照射する。これによって、殺菌灯27は、上述の第1殺菌灯21、第2殺菌灯22及び第3殺菌灯23の機能を有する。
【0044】
より具体的には、殺菌灯27が有する面状の発光部は、第2方向Yに沿う直管状の殺菌灯が第1方向Xに沿って複数並べられることで形成される。当該面状の発光部は、第1方向Xに沿う直管状の殺菌灯が第2方向Yに沿って複数並べられることで形成されてもよい。また、当該面状の発光部は、径の異なる環状又は略U字状の殺菌灯が便座カバー11の下面の内側から外側に向かって複数配置されてもよい。また、殺菌灯27は、上述の殺菌灯20に対する第1殺菌灯21、第2殺菌灯22及び第3殺菌灯23と同様、着脱可能に設けられてもよい。また、殺菌灯27は、上述の制御回路24又は制御回路25と同様の制御回路によって点灯を制御されてもよい。
【0045】
以上、第1実施形態のトイレ1は、便器2と、便器2の上方で回動可能に設けられた便座3と、便座の上方で回動可能に設けられた便座カバー11と、便座カバーの下面側に取り付けられる殺菌灯20と、を備える。殺菌灯20は、便座カバー11が便座3の上側を覆い隠す位置である場合に、便座3を照射し、かつ、便器2が設置された床面4を照射する配置である。これによって、便座だけでなく床面の殺菌も可能になる。
【0046】
また、便座カバー11の外周縁の少なくとも一部は、便座カバー11が便座3の上側を覆い隠す位置である場合に便座3の外周縁よりも外側にある。また、殺菌灯20は、第1殺菌灯21と第2殺菌灯22とを含む。第1殺菌灯21は、便座カバー11が便座3の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で便座3と重なる。第2殺菌灯22は、便座カバー11が便座3の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で床面4と重なる。これによって、第1殺菌灯21からの光UVによる便座3の殺菌と、第2殺菌灯22からの光UVによる床面4の殺菌とをより確実に行える。
【0047】
また、殺菌灯20は、第3殺菌灯23を含む。第3殺菌灯23は、便座カバー11が便座3の上側を覆い隠す位置である場合に平面視で便器2の水たまりと重なる。これによって、さらに便器2の内側の殺菌を行える。
【0048】
また、殺菌灯20を便座カバー11に対して着脱可能に設けられるようにすることで、殺菌灯20が取り付けられていない既存の便座カバー11に対してより簡便に殺菌灯20を取り付けられる。
【0049】
また、殺菌灯20から照射される光は、紫外線である。紫外線のピーク波長は、210nm 以上280nm以下に含まれる。便器2は、床面4に比して紫外線をより反射しやすい外周面2cを有する。これによって、床面4の殺菌をより効果的に行える。
【0050】
特に、殺菌灯20によってCOVID-19の原因とされるSARS-CoV-2の不活化を図れることで、トイレ1の利用者間でCOVID-19が伝染する可能性をより抑制できる。
【0051】
以下、図1から図6を参照して説明した第1実施形態とは異なる第2実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
【0052】
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態のトイレの主要構成例を示す第1方向X-第3方向Z断面図である。図7に示す第2実施形態の便座カバー110は、図1から図3を参照して説明した第1実施形態の便座カバー11とは形状が一部異なる。具体的には、便座カバー110の縁部110aが有する内周壁面は、便座3の外周縁をなぞるように配置される。縁部110aの内周壁面と便座3とは、接してもよいし、接しない程度にわずかな隙間を隔てて第3方向Zに直交する方向に対向するようにしてもよい。なお、便座カバー110は、便座カバー11と同様、第2回動支持部2bによって便器2に対して回動可能に設けられる。
【0053】
また、便座カバー110の縁部110aの外周縁側には、傾斜面110bが形成されている。傾斜面110bは、XY平面(第3方向Zに対して直交する平面)に対して傾斜する。具体的には、傾斜面110bは、床面4と対向する側の縁部110aの面である。傾斜面110bの内側(便座3側)の端部は、傾斜面110bの外側(便座3とは反対側)の端部よりも下方に配置される。すなわち、傾斜面110bは、内側の端部が外側の端部よりも下方に位置するように傾斜する傾斜面である。また、傾斜面110bは、図5に図示する枠体26と同様、平面視で略U字状である。
【0054】
第2実施形態では、第1実施形態における第2殺菌灯22に代えて、殺菌ユニット22Aが便座カバー110に取り付けられる。殺菌ユニット22Aは、傾斜面110bの下側に取り付けられる。
【0055】
図8は、図7に示す殺菌ユニット22Aの具体的構成例を示す模式図である。殺菌ユニット22Aにおいては、例えば図8に示すように、複数の殺菌灯29が内側に並べられている。複数の殺菌灯29の外側を覆う殺菌ユニット22Aの枠体は、上述の枠体26と同様、例えば石英ガラスのように紫外線を良好に透過する透光性の部材からなる。殺菌ユニット22Aの枠体は、これに限られるものでなく、他の透光性部材を利用して形成されてもよい。
【0056】
また、殺菌ユニット22Aにおいては、傾斜面110bに取り付けられる側の面(上面221)が傾斜面110bと同様、内側の端部が外側の端部よりも下方に位置するように傾斜する傾斜面になっている。また、殺菌ユニット22Aは、上面221と対向する下面222を有する。上面221と下面222とは例えば図7及び図8に示すように平行であるが、平行でなくてもよい。上面221は、殺菌ユニット22Aが傾斜面110bに取り付けられることで傾斜面110bと接する。下面222は、床面4に面する。殺菌ユニット22Aが有する複数の殺菌灯29から照射される殺菌用の光は、下面222から床面4に照射される。殺菌ユニット22Aが有する複数の殺菌灯29の各々が照射する殺菌用の光は、上述の殺菌灯20が照射する光UVと同様である。
【0057】
殺菌ユニット22Aは、図5に図示する枠体26と同様、平面視で略U字状である。従って、殺菌ユニット22Aの上面221及び下面222が略U字状であり、殺菌ユニット22Aが有する複数の殺菌灯29が、平面視で略U字状に配置される。なお、殺菌ユニット22Aの一端223が描くU字の湾曲部の径は、他端224が描くU字の湾曲部の径とは異なる。具体的には、例えば図5に示す枠体26の外周側261の径が一端223の径に対応し、図5に示す枠体26の内周側262の径が一端224の径に対応する。従って、複数の殺菌灯29のうち相対的に一端223側に位置する殺菌灯29のU字の湾曲部の径は、複数の殺菌灯29うち相対的に他端224側に位置する殺菌灯29の湾曲部の径とは異なる。
【0058】
なお、図7に示す第2実施形態では、第1実施形態の便器2と形状が異なる便器200が採用されているが、便器の具体的形状はこれに限られるものでなく、適宜変更可能である。従って、第2実施形態でも第1実施形態と同様の便器2が採用されてもよい。また、第1実施形態で便器200が採用されてもよい。
【0059】
便器200の外周面200aは、外周面2cの外周面2cと同様、床面4に比して紫外線をより反射しやすい。外周面200aの具体的な加工の態様は、外周面2cと同様である。外周面200a及び便器200の鉛直断面は、床面4側(下側)からその反対側(上側)に向かって末広がりとなる形状である。すなわち、便器200は、床面4側に比して便座3と接する側がより大きい外形状を有する。便器200は、内側に水等を備蓄可能な鉢状の構造を有する。便器200は、便器2と同様にいわゆる洋式水洗大便器としての機能的特徴を有する。
【0060】
外周面200aが床面4側(下側)からその反対側(上側)に向かって末広がりとなる形状を有する。これにより、殺菌ユニット22Aから床面4側に向かって照射される殺菌用の光のうち外周面200aに照射された光がより良好に床面4側に向かって反射される。
【0061】
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、便座カバー110の下面側であって縁部110aの内側に第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23が取り付けられる。さらに、第2実施形態では、第1実施形態と同様、第1殺菌灯21及び第3殺菌灯23の下側にカバー50が取り付けられていてもよい。
【0062】
また、第2実施形態では、衝突防止部30が縁部110aの内周壁面に取り付けられる。第2実施形態の衝突防止部30は、便座カバー110が便器2の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態でカバー50が便座3に接しないようにカバー50と便座3との間に介在する。従って、この場合、カバー50の上側に位置する第1殺菌灯21も、便座3に接しない。
【0063】
なお、図7は、便座カバー110が便器200の上側及び便座3の上側を覆い隠す状態を図示している。なお、第2実施形態では、傾斜面110bの下側に第2殺菌灯22が設けられてもよい。
【0064】
(変形例)
以下、第2実施形態の変形例について、図9から図11を参照して説明する。
【0065】
(第1変形例)
図9は、第2実施形態の第1変形例の殺菌ユニット22Bの構造を示す模式図である。殺菌ユニット22Bは、下面の形状が殺菌ユニット22Aと異なる。具体的には、傾斜面110bに取り付けられた殺菌ユニット22Bの下面の断面形状は、下側に向かって膨らむ円弧を描く。殺菌ユニット22Bの内側に設けられる複数の殺菌灯29は、当該円弧に沿って並ぶ。当該円弧によって、殺菌灯29からの光の照射をより広範囲に広げることができる。以上、特筆した点を除いて、殺菌ユニット22Bは、殺菌ユニット22Aと同様である。
【0066】
(第2変形例)
図10は、第2実施形態の第2変形例の殺菌ユニット22Cの構造を示す模式図である。殺菌ユニット22Cは、下面の形状が殺菌ユニット22A及び殺菌ユニット22Bと異なる。具体的には、傾斜面110bに取り付けられた殺菌ユニット22Cの下面の断面形状は、下側に向かって膨らむ複数の円弧を描く。殺菌ユニット22Cの内側に設けられる複数の殺菌灯29は、当該複数の円弧に沿って並ぶ。当該複数の円弧によって、殺菌灯29からの光の照射をより広範囲に広げることができる。なお、図10では、当該円弧の数が2である場合を例示しているが、円弧の数は3以上であってもよい。以上、特筆した点を除いて、殺菌ユニット22Cは、殺菌ユニット22Aと同様である。
【0067】
(第3変形例)
図11は、便座カバーに対して着脱可能なアタッチメント110Aの形態例を示す断面図である。第3変形例のトイレ1は、アタッチメント110Aを備える。アタッチメント110Aは、図7を参照して説明した便座カバー110のうち、第1殺菌灯21、第3殺菌灯23、衝突防止部30、カバー50及び便器2との第2回動支持部2bを介した連結部分を省略した部材である。これによって、殺菌灯20が設けられていない既存の便座カバー15に対してアタッチメント110Aを取り付けることで、殺菌ユニット22Aを後付けで追加でき、床面4を殺菌できる。図11では、アタッチメント110Aの下面側に取り付け用の接着テープ60が設けられる。接着テープ60を介して既存の便座カバー15の上側にアタッチメント110Aが取り付けられる。アタッチメント110Aの便座カバー15への取付方法は、接着剤による取り付けまたは嵌め込み式の取り付けであってもよい。また、上述の図4を参照して説明した第1殺菌灯21、第3殺菌灯23を当該便座カバー15の下面側に取り付けることで、便座3及び便器2の内側を殺菌できる。
【0068】
第1変形例又は第2変形例と、第3変形例とは組み合わせできる。すなわち、第3変形例における殺菌ユニット22Aは、第1変形例の殺菌ユニット22B又は第2変形例の殺菌ユニット22Cであってもよい。
【0069】
なお、上述の第1殺菌灯21、第2殺菌灯22、第3殺菌灯23、殺菌灯29等の殺菌灯は、例えば管の内側に蛍光物質が塗布されておらず、かつ、管が石英ガラスのように紫外線を良好に透過する透光性の部材からなる蛍光灯状の光源であるが、これに限られるものでなく、具体的な形態については適宜変更可能である。また、殺菌灯20が殺菌用の構成を発するために備える光源は、殺菌灯に限られず、上述の光UVのような殺菌用の光を発する発光モジュールに置換されてもよい。当該発光モジュールは、例えば発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)のような発光素子を有する。当該発光素子が、上述の光UVのような殺菌用の光を発する。
【0070】
また、上述の第2殺菌灯22、枠体26、傾斜面110b、殺菌ユニット22A、殺菌ユニット22B、殺菌ユニット22Cを平面視の形状は例えば略U字状である。ただし、当該形状は、本開示の便座カバー(例えば、便座カバー11又は便座カバー110)の外縁の形状が略U字状である場合に対応したものであって、略U字状に限るものでない。例えば、本開示の便座カバーの外縁の形状が多角形状である場合、第2殺菌灯22、枠体26、傾斜面110b、殺菌ユニット22A、殺菌ユニット22B、殺菌ユニット22Cの平面視の形状は、当該便座カバーの外縁の形状に対応した多角形状であってよい。また、上述の略U字状の形状を実現するための略U字管状の単管の殺菌灯を、複数の直管状の殺菌灯又は上述の発光モジュールを略U字状に配置した構成に置換してもよい。
【0071】
また、光UVは紫外線に限定されるものでなく、ヒトが曝露した場合の影響を考慮してより安全であって、かつ、殺菌性能の観点で十分な効力を発揮できる光の波長であることが望ましい。
【符号の説明】
【0072】
1 トイレ
2,200 便器
2c,200a 外周面
3 便座
4 床面
11,110 便座カバー
11a,110a 縁部
20,27,29 殺菌灯
21 第1殺菌灯
22 第2殺菌灯
23 第3殺菌灯
22A,22B,22C 殺菌ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11