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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-11
(45)【発行日】2024-04-19
(54)【発明の名称】情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   B62D 61/12 20060101AFI20240412BHJP
【FI】
B62D61/12
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2019207262
(22)【出願日】2019-11-15
(65)【公開番号】P2021079759
(43)【公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-08-02
(73)【特許権者】
【識別番号】516066109
【氏名又は名称】株式会社リアライズコーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【弁理士】
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(72)【発明者】
【氏名】今福 洋介
【審査官】山本 賢明
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-205524(JP,A)
【文献】特開2004-213466(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 61/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
3以上の車軸と、当該車軸に対するリフトアクスルとを有する貨物運搬用車両に対する制御を実行する情報処理システムにおいて、
前記リフトアクスルの動作の制御として、前記貨物運搬用車両の重量に関する第1要素の情報、及び前記貨物運搬用車両の重量以外に関する第2要素の情報に基づいて、前記貨物運搬用車両の前記3以上の車軸のうち接地している車輪を有する車軸の数として、所定の可変範囲内のうち高速料金が最安値となるような「軸数」を決定する車軸数可変手段
を備え、
前記第2要素の情報は、最遠軸距の情報を含む、
情報処理システム。
【請求項2】
前記情報処理システムは、前記貨物運搬用車両を用いて荷物の運送を行う運送業者と、自身が所望する運送条件で前記荷物の運送の依頼を行う荷主との支援を行う情報処理システムであって、
前記第1要素及び前第2要素の情報並びに前記可変範囲を含む前記貨物運搬用車両に関する第1情報と、前記運送条件の内容を示す第2情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記運送条件に適合する1以上の前記貨物運搬用車両の夫々を示す情報を抽出して前記荷主に提示する抽出提示手段と、
をさらに備える請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
3以上の車軸と、当該車軸に対するリフトアクスルとを有する貨物運搬用車両に対する制御を実行する情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
前記リフトアクスルの動作の制御として、前記貨物運搬用車両の重量に関する第1要素の情報、及び前記貨物運搬用車両の重量以外に関する第2要素の情報に基づいて、前記貨物運搬用車両の前記3以上の車軸のうち接地している車輪を有する車軸の数として、所定の可変範囲内のうち高速料金が最安値となるような「軸数」を決定する車軸数可変ステップ
を含み、
前記第2要素の情報は、最遠軸距の情報を含む、
情報処理方法。
【請求項4】
3以上の車軸と、当該車軸に対するリフトアクスルとを有する貨物運搬用車両に対する制御を実行するコンピュータに、
前記リフトアクスルの動作の制御として、前記貨物運搬用車両の重量に関する第1要素の情報、及び前記貨物運搬用車両の重量以外に関する第2要素の情報に基づいて、前記貨物運搬用車両の前記3以上の車軸のうち接地している車輪を有する車軸の数として、所定の可変範囲内のうち高速料金が最安値となるような「軸数」を決定する車軸数可変ステップ
を含む制御処理を実行させ、
前記第2要素の情報は、最遠軸距の情報を含む、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、一部の車軸をリフトアップさせることで、タイヤが接地しないようにする車軸リフト装置は存在する(特許文献1参照)。このような装置は「リフトアクスル」とも呼ばれている。
リフトアクスルによれば、路面に接地する車軸の数(以下、「接地車軸数」と呼ぶ)を変更することができるので、接地車軸数に応じて通行料金が大きく変わる高速自動車国道を効率よく利用することができるとされている。
【0003】
例えば図1に示すように、自動車の種類が普通貨物車両やトレーラなどの貨物運搬用車両の高速自動車国道の通行料金は「中型車」、「大型車」、及び「特大車」からなる車種区分毎に定められている。
具体的には、「普通車」の通行料金は1km(キロメートル)あたり「26.6円」、「大型車」の通行料金は「普通車」の「1.65倍」、「特大車」の通行料金は「普通車」の「2.75倍」、「中型車」の通行料金は「普通車」の「1.2倍」と定められている。
なお、「普通車」には、小型自動車、普通乗用自動車、及び牽引軽自動車と接地車軸数が「1」の被牽引自動車との連結車両であるトレーラが含まれる。
【0004】
「中型車」には、車両総重量が8t(トン)未満かつ最大積載量が5t(トン)未満であり、接地車軸数が「3以下」の普通貨物自動車、被牽引自動車を連結していないセミトレーラ用のトラクタ(牽引自動車)であり、接地車軸数が「2」の普通貨物自動車、牽引軽自動車と接地車軸数が「2以上」の被牽引自動車との連結車両であるトレーラ、牽引普通車と接地車軸数が「1」の被牽引自動車との連結車両であるトレーラが含まれる。
【0005】
「大型車」には、車両総重量が8t(トン)以上又は最大積載量が5t(トン)以上であり、かつ接地車軸数が「3以下」の普通貨物自動車、車両総重量が原則として25t(トン)以下であり、かつ接地車軸数が「4」の普通貨物自動車が含まれる。ただし、接地車軸数が「4」の普通貨物自動車のうち、最遠軸距が5.5m未満、又は車長が9m未満のものについては、車両総重量が20t(トン)以下である場合に「特大車」に区分される。また、最遠軸距が5.5m以上7m未満で車長が9m以上のもの、又は最遠軸距が7m以上で車長9m以上11m未満のものについては、車両総重量が22t(トン)以下である場合に「特大車」に区分される。また、牽引普通自動車と接地車軸数が「2以上」の被牽引自動車との連結車両であるトレーラ、牽引中型車と接地車軸数が「1」の被牽引自動車との連結車両であるトレーラ、接地車軸数が「2」の牽引大型車と接地車軸数が「1」の被牽引自動車との連結車両であるトレーラも「大型車」に含まれる。
【0006】
「特大車」には、接地車軸数が「4以上」であり、かつ大型車に区分される上述の普通貨物自動車以外の普通貨物自動車、牽引中型車と接地車軸数が「2以上」の被牽引自動車との連結車両であるトレーラ、牽引大型車と被牽引自動車との連結車両であり接地車軸数の合計が「4以上」のトレーラ、特大車が牽引する連結車両であるトレーラ、及び大型特殊自動車が含まれる。
【0007】
このように、同じ貨物運搬用車両であっても、接地車軸数によって車種区分が異なり、また車種区分によって通行料金も大きく異なるので、リフトアクスルを備えた貨物運搬用車両の場合、例えば以下のような対応が可能となる。即ち、空荷のときや積載量が少ないときは、車軸をリフトアップすることで高速自動車国道の車種区分を「特大車」から「大型車」にすることができる。その結果、高速自動車国道の通行料金を約40%節約することも可能となる。なお、高速自動車国道における車軸数のカウントは、ETC(Electronic Toll Collection System)レーンの路面に設けられたセンサにより行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特開2016-030464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、安全の見地から車軸1本にかかる重さ(以下、「軸重」と呼ぶ)は10t(トン)を超えてはならないと法定されている。このため、従来のリフトアクスルの多くは、予め設定された軸重(例えば法定内の9.5t(トン))を閾値として接地車軸数が自動で切替わるものに過ぎない。
これに対して、特許文献1の車軸リフト装置は、運転手が自らの判断で接地車軸数を可変させることができるが、通行料金のメリットを享受すべく接地車軸数を不正に減らすおそれがある。この場合、法規違反に該当し、処罰されることになる。また、シャーシに過剰な負荷がかかることになるため、車両の寿命を縮める原因となるとともに、横転事故のリスクも高まる。
このため、例えば車両の現在位置、走行距離、車種区分、車両総重量、最大積載量、最遠軸距など車両の状況に応じて、高速自動車国道の通行料金が最も安価となる接地車軸数を容易に提示できる技術の開発が望まれている。
また、荷物の送り主(以下、「荷主」と呼ぶ)と、荷物の運送を請け負う運送業者との間のマッチングにおいて、リフトアクスルの機能を有する貨物運搬用車両の接地車軸数の可変範囲を考慮可能とする技術の開発が望まれている。
【0010】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、リフトアクスルの機能を有する貨物運搬用車両の接地車軸数の可変範囲が考慮された貨物運搬用車両のマッチングを行うこと、さらに、車両の状況に応じて、高速自動車国道の通行料金が最も安価となる接地車軸数を容易に提示することができる手法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理システムは、
3以上の車軸と、当該車軸に対するリフトアクスルとを有する貨物運搬用車両に対する制御を実行する情報処理システムにおいて、
前記リフトアクスルの動作の制御として、前記貨物運搬用車両の前記3以上の車軸のうち接地している車輪を有する車軸の数を、所定の可変範囲で変化させる車軸数可変手段
を備える。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、リフトアクスルの機能を有する貨物運搬用車両の接地車軸数の可変範囲が考慮された貨物運搬用車両のマッチングを行うことができる。さらに、車両の状況に応じて、高速自動車国道の通行料金が最も安価となる接地車軸数を容易に提示することができる手法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】高速自動車国道の通行料金を示す図である。
図2】本発明の一実施形態に係る情報処理システムにより実現可能な本サービスの一例の概要を示す図である。
図3】リフトアクスル制御装置によるリフトアクスルの動作の制御の一例示すイメージ図である。
図4図2の本サービスを実現させる情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図5図4の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6】本実施形態に係る情報処理システムの機能的構成のうち、トラックマッチング処理を実行するための機能的構成の一例を示すブロック図である。
図7】本サービスの具体的適用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。
【0015】
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムにより実現可能な本サービスの一例の概要を示す図である。
【0016】
図2には、サービス提供者Gと、サーバ1と、運送業者Mと、トラックTと、荷主Sとが描画されている。
【0017】
サービス提供者Gは、運送業者M及び荷主Sに対して本サービスの提供を行う者であり、本サービスの提供に用いられるサーバ1を管理する。
運送業者Mは、本サービスの利用者として、荷主Sからの依頼に対しトラックTを用いて荷物Cの運送を行う運送業者である。
トラックTは、運送業者Mの運送業に用いられるトラックである。トラックTは、リヤタイヤの接地車軸数を変更する動作を行うリフトアクスルLと、リフトアクスルLの動作の制御を行う、後述するリフトアクスル制御装置2とを備える。
荷主Sは、本サービスの利用者として、運送業者Mに対して荷物Cの運送の依頼を行う者である。
【0018】
本サービスでは、運送業者MのトラックTに関する最新の情報(以下、「トラック情報」と呼ぶ)がサーバ1に逐次集積され、ビッグデータとして管理されている。
「トラック情報」には、経時的な変動が少ない固定情報と、経時的な変動がある情報及び逐次追加される情報からなる変動情報とが含まれる。
トラック情報のうち固定情報には、例えば車種、車両重量、最大積載量、車軸数、最遠軸距、車長、総排気量、定格出力、車高、車幅といったトラックTの基本的な情報の他、リフトアクスルLの有無を示す情報が含まれる。なお、トラックTがリフトアクスルLを備える場合には、トラック情報のうち「車軸数」には、リヤタイヤの接地車軸数の可変範囲を示す情報(例えば「1乃至3」)が含まれる。
また、トラック情報のうち変動情報には、トラックTの現在位置や走行距離を示す情報、ドライブレコーダに記録される情報の他、リフトアクスルLを有する場合に変動し得る車種区分と車両総重量との夫々を示す情報等が含まれる。
【0019】
本サービスでは、トラック情報と、荷主Sからの荷物Cの運送の依頼の内容を示す情報(以下、「荷主情報」と呼ぶ)とのマッチングが行われる。
特に、本サービスでは、マッチングが行われる際、トラックTの現在位置や、リフトアクスルLを有する場合の車種区分や車両総重量を示す情報など、経時的に刻々と変化する情報についても考慮される。
これにより、本サービスによれば、荷主Sが所定のタイミングで所望する運送条件に対し、柔軟に適合可能なトラックTを直ちに抽出してマッチングさせることが可能となる。
その結果、荷主Sの利便性を高めることができるとともに、運送業者Mの効率的な運送を実現させて、商機拡大を図ることができる。
なお、本サービスにおけるマッチングの具体例については、図7を参照して後述する。
【0020】
ここで、図3を参照して、トラックTにおけるリフトアクスルLの動作の制御について説明する。
図3は、リフトアクスル制御装置によるリフトアクスルの動作の制御の一例示すイメージ図である。
【0021】
リフトアクスル制御装置2は、リフトアクスルLによるリヤタイヤの接地車軸数を変更する動作の制御を実行する。ただし、安全面の見地から、当該制御はトラックTの停車中に行われる。
具体的には例えば、図3(A)に示すトラックTのリヤタイヤの接地車軸数は「3」である。ここで、リフトアクスル制御装置がリフトアクスルの動作の制御を行うと、図3(B)及び(C)の夫々に示すように、リヤタイヤの接地車軸数を「2」及び「1」の夫々に変更することができる。
即ち、図3(A)に示すトラックTは、荷物C1を積載することで車両総重量が27t(トン)になるので、軸重が考慮されて、リヤタイヤの接地車軸数が「3」になっている。この場合、トラックTの車種区分は「特大車」になる。
また、図3(B)に示すトラックTは、荷物C2を積載することで車両総重量が17t(トン)になるので、軸重が考慮されて、リヤタイヤの接地車軸数が「2」になっている。その結果、トラックTの車種区分は「大型車」になる。
また、図3(C)に示すトラックTは、空荷であり、車両総重量が7t(トン)になるので、リヤタイヤの接地車軸数が「1」になっている。その結果、トラックTの車種区分は「中型車」になる。
【0022】
このように、図2及び図3に示すトラックTは、積載する荷物の重量に応じてリヤタイヤの接地車軸数を変更することができるので、適用される車種区分を柔軟に変更させることができる。その結果、高速自動車国道の通行に要するコストを抑えることができる。
また、リフトアクスルにより一部のタイヤを浮かせることで、トラックTの燃費を向上させる効果や、タイヤやブレーキ等の摩耗の量を低減化させる効果が期待できる。その結果、運送業者Mは、トラックTの運用に必要となる各種コストを抑えることができる。
またそれ以外にも、トラックTの回転操縦性を向上させる効果や、路面等への影響を少なくする効果等も期待できる。
【0023】
次に、図4を参照して、図2の本サービスを実現させる情報処理システムの構成について説明する。
図4は、図2の本サービスを実現させる情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【0024】
図4に示す情報処理システムは、サーバ1と、リフトアクスル制御装置2と、運送業者端末3と、荷主端末4とを含むように構成されている。サーバ1、リフトアクスル制御装置2、運送業者端末3、及び荷主端末4は、所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
【0025】
サーバ1は、サービス提供者Gにより管理される情報処理装置である。サーバ1は、リフトアクスル制御装置2、運送業者端末3、及び荷主端末4の夫々と適宜通信をしながら、本サービスを実現するための各種処理を実行する。
【0026】
リフトアクスル制御装置2は、トラックTに搭載された情報処理装置であり、リフトアクスルLの動作の制御を実行する。具体的には、リフトアクスル制御装置2は、リフトアクスルLを介してトラックTのリヤタイヤの接地車軸数を1乃至3の範囲で可変させる制御を実行する。リフトアクスル制御装置2とリフトアクスルLとは、有線又は無線のLAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi等を介して相互に接続されている。
また、リフトアクスル制御装置2は、トラック情報を取得して記憶するとともに、記憶したトラック情報を定期的に又はリアルタイムでサーバ1に提示する。これにより、リフトアクスル制御装置2により取得されたトラック情報をサーバ1に集積させることができる。
【0027】
運送業者端末3は、運送業者Mの担当者により操作される情報処理装置である。運送業者端末3は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン等で構成される。
【0028】
荷主端末4は、荷主Sにより操作される情報処理装置である。に荷主端末4は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン等で構成される。
【0029】
ここで、運送業者Mの担当者、及び荷主Sの夫々は、本サービスの利用者向けの専用のアプリ(以下、「専用アプリ」と呼ぶ)がインストールされた運送業者端末3、及び荷主端末4の夫々を用いて本サービスを利用することができる。
また、運送業者Mの担当者、及び荷主Sの夫々は、運送業者端末3、及び荷主端末4の夫々のブラウザ機能により表示される、本サービスの利用者向けの専用のWebサイト(以下、「専用サイト」と呼ぶ)から本サービスを利用することもできる。
なお、以下、断りのない限り、「運送業者Mの担当者が運送業者端末3を操作する」と表現している場合、それは、次のいずれかを意味している。即ち、運送業者Mの担当者が、運送業者端末3にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うこと、又は運送業者端末3のブラウザ機能により表示される専用サイトから本サービスを利用することを意味している。
また、「荷主Sが荷主端末4を操作する」と表現している場合、それは、次のいずれかを意味している。即ち、荷主Sが、荷主端末4にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うこと、又は荷主端末4のブラウザ機能により表示される専用サイトから本サービスを利用することを意味している。
【0030】
次に、図5を参照して、図4の情報処理システムのうちサーバ1のハードウェア構成について説明する。
図5は、図4の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0031】
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
【0032】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0033】
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
【0034】
入力部16は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を入力する。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図4のリフトアクスル制御装置2、運送業者端末3、荷主端末等)との間で通信を行う。
【0035】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア40が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア40から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア40は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0036】
なお、図示はしないが、図4の情報処理システムのうちリフトアクスル制御装置2も、図5に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。即ち、リフトアクスル制御装置2は、図示はしないが、図5に示すCPU11乃至ドライブ20の夫々に対応する、CPU21乃至ドライブ30の夫々のハードウェア構成とすることができる。
また、図4の情報処理システムのうち運送業者端末3及び荷主端末4も図5に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。このため、運送業者端末3及び荷主端末4のハードウェア構成の説明については省略する。
【0037】
図5に示すサーバ1を含む図4の情報処理システムの各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、トラックマッチング処理の実行が可能になる。
「トラックマッチング処理」とは、上述の本サービスを実現させるために図4の情報処理システムにおいて実行される処理のことをいう。
以下、図6を参照して、本実施形態に係る図4の情報処理システムの機能的構成のうち、トラックマッチング処理を実行するための機能的構成について説明する。
図6は、本実施形態に係る情報処理システムの機能的構成のうち、トラックマッチング処理を実行するための機能的構成の一例を示すブロック図である。
【0038】
サーバ1のCPU11においては、トラックマッチング処理の実行が制御される場合、取得部101と、管理部102と、抽出部103と、提示部104とが機能する。また、サーバ1の記憶部18の一領域には、運送業者DB181と荷主DB182とが設けられている。
【0039】
取得部101は、リフトアクスル制御装置2及び運送業者端末3の夫々から提示されたトラック情報と、荷主端末4から提示された荷主情報とを取得する。
【0040】
管理部102は、取得部101により取得されたトラックTのトラック情報を、当該トラックTを管理する運送業者Mを示す情報に対応付けて、運送業者DB181に記憶させて管理する。また、管理部102は、荷主情報を荷主DB182に記憶させて管理する。
また、管理部102は、運送業者DB181に記憶されているトラック情報の少なくとも一部を、トラックTのリフトアクスル制御装置2に送信する制御を実行する。これにより、サーバ1とリフトアクスル制御装置2との間で、トラック情報の少なくとも一部の情報の共有を図ることができる。
【0041】
抽出部103は、取得部101により取得された荷主情報と、運送業者DB181に記憶されているトラック情報とに基づいて、荷主Sの所望する運送条件に適合する1以上のトラックDのトラック情報を抽出する。
【0042】
提示部104は、抽出部103により抽出された1以上のトラックTのトラック情報を、マッチング結果として荷主端末4に提示する。
これにより、荷主Sは、自身が所望する運送条件にマッチするトラックTのトラック情報を取得することができる。
【0043】
また、リフトアクスル制御装置2のCPU21においては、トラックマッチング処理の実行が制御される場合、取得部201と、管理部202と、決定部203と、可変制御部204とが機能する。また、リフトアクスル制御装置2の記憶部28の一領域には、トラックDB281が設けられている。
【0044】
取得部201は、トラックTに搭載されている各種のセンサRにより検知される情報、及びサーバ1から提供される各種情報の夫々を、トラック情報として取得する。取得部201により取得されたトラック情報は、トラックDB281に記憶されて、管理部202により管理される。
なお、トラック情報を検知するためにトラックTに搭載される各種のセンサRの具体的構成は特に限定されない。重量センサ、GPS(Global Positioning System)を利用した位置センサ等、あらゆる態様のセンサをセンサRとして採用することができる。
【0045】
管理部202は、取得部201により取得されたトラック情報をトラックDB281に記憶させて管理する。
また、管理部202は、トラックDB281に記憶されているトラック情報を、サーバ1に送信する制御を実行する。
これにより、サーバ1とリフトアクスル制御装置2との間で、トラック情報の少なくとも一部の情報の共有を図ることができる。
【0046】
決定部203は、トラックDB281に記憶されているトラック情報に基づいて、トラックTの接地車軸数として最適なもの(以下、「最適接地車軸数」と呼ぶ)の決定を行う。
具体的には例えば、決定部203は、トラック情報としてのトラックTの現在位置、走行距離、車種区分、車両総重量、最大積載量、最遠軸距等の情報に基づいて、最適接地車軸数として、高速自動車国道の通行料金が最も安価となる接地車軸数を決定する。
つまり、決定部203は、同一のトラックTであっても、例えば荷物Cを積載している状態では最適接地車軸数を「3」と決定し、荷物Cを積載していない状態(荷降後の状態)では最適接地車軸数を「1」と決定する場合がある。
【0047】
可変制御部204は、決定部203による決定の結果に基づいて、接地車軸数を変更させる制御を実行する。
具体的には例えば、決定部203による決定の結果としての最適接地車軸数が「1」である場合には、可変制御部204は、リフトアクスルLに接地車軸数を「1」に変更させる制御を実行する。また、トラックTの現在の接地車軸数が、最適接地車軸数と同じ「1」である場合には、可変制御部204は、リフトアクスルLに現在の接地車軸数を維持させる制御を実行する。
【0048】
次に、図7を参照して、本サービスの具体的適用例について説明する。
図7は、本サービスの具体的適用例を示す図である。
【0049】
図7には、本サービスの適用対象となる、リフトアクスル制御装置2を備えるトラックTが描画されている。
【0050】
図7(A)に示すトラックTは、荷主S1から運送業者Mに対する運送の依頼に基づいて、東京から名古屋まで荷物C1を運送するために高速自動車国道を走行している。
ここで、トラックTのリヤタイヤの車軸数は「3」となっている。即ち、トラックTは、出発地である東京で荷物C1の荷積を行った時点で、リヤタイヤの最適接地車軸数を「3」に決定したことになる。
具体的には、トラックTのリフトアクスル制御装置2は、東京で荷物C1の荷積を行った時点で、センサR等から、荷積後の車両総重量が27t(トン)になるというトラック情報を取得している。そして、そのトラック情報に基づいて、リフトアクスル制御装置2はリヤタイヤの最適接地車軸数を「3」に決定したことになる。
これにより、少なくとも東京・名古屋間のトラックTの高速自動車国道の通行料金の車種区分は「特大車」として取り扱われることになる。
【0051】
図7(B)に示すトラックTは、荷主S2から運送業者Mに対する運送の依頼に基づいて、名古屋から大阪まで荷物C2を運送するために高速自動車国道を走行している。
即ち、図7(B)に示すトラックTは、図7(A)に示す東京・名古屋間の運送を終えた時点で空荷になったが、本サービスを利用する荷主S2による新たな依頼に基づいて、名古屋から大阪まで荷物C2を運送するために高速自動車国道を走行している。
ここで、トラックTのリヤタイヤの車軸数は「2」となっている。即ち、トラックTは、出発地である名古屋で荷物C2の荷積を行った時点で、リヤタイヤの最適接地車軸数を「2」に決定したことになる。
具体的には、トラックTのリフトアクスル制御装置2は、名古屋で荷物C2の荷積を行った時点で、センサR等から、荷積後の車両総重量が17t(トン)になるというトラック情報を取得している。そして、そのトラック情報に基づいて、リフトアクスル制御装置2は、リヤタイヤの最適接地車軸数を「2」に決定するとともに、リヤタイヤの接地車軸数を「3」から「2」に変更する制御を実行したことになる。
これにより、少なくとも名古屋・大阪間のトラックTの高速自動車国道の通行料金の車種区分は「大型車」として取り扱われることになる。その結果、図7(A)に示す東京・名古屋間の通行料金よりも割安の通行料金の適用を受けることができるので、荷主S2に請求する運送料金も、「特大車」として取り扱われた場合よりも割安にすることが可能となる。
つまり、運送業者Mは、本サービスを利用することにより、荷主S2からの名古屋・大阪間の運送依頼を受けることができたので、商機を掴んだということになる。
また、荷主S2は、本サービスを利用することにより、所望する運送条件に対応可能なトラックTを、多くの候補の中からマッチングしてもらうことができる。
【0052】
図7(C)に示すトラックTは、図7(B)に示す名古屋・大阪間の運送を終えた後、東京に戻るために空荷の状態で高速自動車国道を走行している。
即ち、図7(C)に示すトラックTは、図7(B)に示す名古屋・大阪間の運送を終えた時点で空荷になり、その後新たな運送依頼がなかったため、帰宅として、大阪から東京まで空荷の状態で高速自動車国道を走行している。
ここで、トラックTのリヤタイヤの車軸数は「1」となっている。即ち、トラックTは、出発地である大阪で空荷となった時点で、リヤタイヤの最適接地車軸数を「1」に決定したことになる。
具体的には、トラックTのリフトアクスル制御装置2は、大阪で荷物C2の荷降しを行った時点で、センサR等から、荷降し後の車両総重量が7t(トン)になるというトラック情報を取得している。そして、そのトラック情報に基づいて、リフトアクスル制御装置2は、リヤタイヤの最適接地車軸数を「1」に決定するとともに、リヤタイヤの接地車軸数を「2」から「1」に変更する制御を実行したことになる。
これにより、少なくとも大阪・東京間のトラックTの高速自動車国道の通行料金の車種区分は「中型車」として取り扱われることになる。その結果、図7(A)に示す東京・名古屋間の通行料金や、図7(B)に示す名古屋・大阪間の通行料金よりも割安の通行料金の適用を受けることができる。
つまり、荷物Cの運送を行わない空荷の場合に、運送業者Mが負担すべき通行料金を割安にすることが可能となる。
【0053】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、本発明に係る要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更を施してもよい。
【0054】
例えば、説明の便宜上、図4には運送業者M及び荷主Sの夫々は1人のみ描画されているが、実際には複数存在し得る。運送業者M及び荷主Sの夫々が複数存在する場合には、運送業者端末3及び荷主端末4の夫々もまた複数台になり得る。
【0055】
また例えば、上述の実施形態では、トラック情報を取得する手法の1つとしてセンサが採用されているが、特にセンサである必要はない。トラックTの現在位置、走行距離、車種区分、車両総重量、最大積載量、最遠軸距等のトラック情報を取得可能とするあらゆる手法を採用することができる。
【0056】
また例えば、上述の実施形態では、リフトアクスルLは、リヤタイヤの接地車軸数の変更について、路面から離す対象となるタイヤのリフトの順番が車両前方から車両後方にかけて順に行われる態様となっている。しかしながら、これに限定されず、例えば路面から浮かせるタイヤのリフトの順番が車両後方から車両前方にかけて順に行われる態様であってもよい。
【0057】
また、図4に示すシステム構成、図5に示すサーバ1のハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
【0058】
また、図6に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図6の例に限定されない。
【0059】
また、機能ブロックの存在場所も、図5に限定されず、任意でよい。
例えば、図6の例において、サーバ1側で行われる処理の少なくとも一部の処理が、リフトアクスル制御装置2、運送業者端末3、又は荷主端末4側で実行されてもよい。また、リフトアクスル制御装置2、運送業者端末3、又は荷主端末4側で行われる処理の少なくとも一部の処理が、サーバ1側で実行されてもよい。
即ち、トラックマッチング処理の実行に必要となる機能ブロックの構成は、図6の例に限定されず、サーバ1側に配置された機能ブロックの少なくとも一部がリフトアクスル制御装置2、運送業者端末3、又は荷主端末4側に配置される構成としてもよい。また同様に、リフトアクスル制御装置2、運送業者端末3、又は荷主端末4側に配置された機能ブロックの少なくとも一部がサーバ1側に配置される構成としてもよい。
【0060】
また、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0061】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0062】
このようなプログラムを含む記録媒体は、運送業者Mや荷主Sにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で運送業者Mや荷主Sに提供される記録媒体等で構成される。
【0063】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0064】
以上まとめると、本発明が適用される情報処理システムは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
3以上の車軸と、当該車軸に対するリフトアクスル(例えば図4の情報処理システム)とを有する貨物運搬用車両(例えば図2のトラックT)に対する制御を実行する情報処理システムにおいて、
前記リフトアクスルの動作の制御として、前記貨物運搬用車両の前記3以上の車軸のうち接地している車輪を有する車軸の数(例えば接地車軸数)を、所定の可変範囲(例えば接地車軸数が1乃至3の範囲)で変化させる車軸数可変手段(例えば図6の可変制御部204)
を備える
情報処理システムであればよい。
【0065】
これにより、次のような効果を奏することができる。
即ち、リフトアクスルの機能を有する貨物運搬用車両の接地車軸数の可変範囲が考慮された貨物運搬用車両のマッチングを行うことができる。さらに、車両の状況に応じて、高速自動車国道の通行料金が最も安価となる接地車軸数を容易に提示することができる手法を提供することができる。
【0066】
さらに、本発明が適用される情報処理システムは、
リフトアクスル(例えば図2のリフトアクスルL)を有する貨物運搬用車両(例えば図2のトラックT)を用いて荷物(例えば図2の荷物C)の運送を行う運送業者(例えば図2の運送業者M)と、自身が所望する運送条件で前記荷物の運送の依頼を行う荷主(例えば図2の荷主S)との支援を行う情報処理システムであって、
前記可変範囲を含む前記貨物運搬用車両に関する第1情報(例えばトラック情報)と、前記運送条件の内容を示す第2情報(例えば荷主情報)とを取得する取得手段(例えば図6の取得部101)と、
前記取得手段により取得された前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記運送条件に適合する1以上の前記貨物運搬用車両の夫々を示す情報を抽出して前記荷主に提示する抽出提示手段(例えば図6の提示部104)と、
をさらに備えることができる。
【0067】
これにより、上述の効果がより一段と顕著になる。
【0068】
また、第1情報に基づいて、前記貨物運搬用車両の車軸のうち接地している車輪を有する車軸の数として最適な値を決定する決定手段(例えば図6の決定部203)をさらに備えることができる。
【0069】
これにより、第1情報に基づいて、貨物運搬用車両の車軸のうち接地している車輪を有する車軸の数として最適な値が決定されるので、適用される車種区分を柔軟に変更させることができる。その結果、高速自動車国道の通行に要するコストを抑えることができる。
また、リフトアクスルにより一部のタイヤを浮かせることで、トラックTの燃費を向上させる効果や、タイヤやブレーキ等の摩耗の量を低減化させる効果が期待できる。その結果、運送業者Mは、トラックTの運用に必要となる各種コストを抑えることができる。
またそれ以外にも、トラックTの回転操縦性を向上させる効果や、路面等への影響を少なくする効果等も期待できる。
【0070】
ここで、貨物運搬用車両が、普通貨物自動車又はトレーラのいずれかであるようにすることができる。
【0071】
これにより、リフトアクスルを有する普通貨物自動車又はトレーラを用いて荷物の運送を行う運送業者と、荷主との支援を行うことができる。
【符号の説明】
【0072】
1・・・サーバ、2・・・リフトアクスル制御装置、3・・・運送業者端末、4・・・荷主端末、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・入力部、17・・・出力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、21・・・CPU、28・・・記憶部、29・・・通信部、40・・・リムーバルメディア、101・・・取得部、102・・・管理部、103・・・抽出部、104・・・提示部、181・・・運送業者DB、182・・・荷主DB、201・・・取得部、202・・・管理部、203・・・決定部、204・・・可変制御部、281・・・トラックDB、G・・・サービス提供者、M・・・運送業者、T・・・トラック、L・・・リフトアクスル、S・・・荷主、C・・・荷物、N・・・ネットワーク
図1
図2
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