(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-11
(45)【発行日】2024-04-19
(54)【発明の名称】NR V2XにおけるCSIを要求する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240412BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240412BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W92/18
(21)【出願番号】P 2022529711
(86)(22)【出願日】2020-11-20
(86)【国際出願番号】 KR2020016454
(87)【国際公開番号】W WO2021101307
(87)【国際公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-06-29
(32)【優先日】2019-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-11-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-11-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2019-0153818
(32)【優先日】2019-11-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(32)【優先日】2019-11-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2019-0154911
(32)【優先日】2019-11-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0045535
(32)【優先日】2020-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(32)【優先日】2020-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100108903
【氏名又は名称】中村 和広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【氏名又は名称】河合 章
(72)【発明者】
【氏名】イ スンミン
(72)【発明者】
【氏名】ソ ハンピョル
【審査官】中元 淳二
(56)【参考文献】
【文献】MediaTek Inc.,On sidelink physical layer structure[online],3GPP TSG RAN WG1 #96 R1-1901809,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96/Docs/R1-1901809.zip>,2019年02月27日
【文献】Huawei, HiSilicon,Sidelink physical layer procedures for NR V2X[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1911887,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1911887.zip>,2019年11月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1装置が無線通信を行う方法において、
PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信するステップと、
前記PSSCHを介して、第1CSI報告が要求されたことを示す
第1CSI要求情報を含む前記第2SCIを前記第2装置へ送信するステップと、を含み、
CSI-RS(channel state information-reference signal)の送信は、前記PSSCHの送信の範囲内であり、
前記第1装置は、前記第1CSI報告の
成功裏の受信の時間の前に、第2CSI報告が要求されたことを示す第2CSI要求情報を前記第2装置へ送信することにより、前記第2装置に対して前記第2CSI報告をトリガーすることを許可されない、方法。
【請求項2】
前記第1CSI報告の
成功裏の受信の時間
に関する持続時間は、前記第1CSI報告に関連するレイテンシーバウンドである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1装置は、
(i)前記第1CSI報告の成功裏の受信の時間の前に、又は(ii)前記第1CSI報告に関連するレイテンシーバウンド内において、前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記第2CSI要求情報を前記第2装置へ送信することにより、前記第2装置に対して前記第2CSI報告をトリガーすることを許可されない、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記レイテンシーバウンドは、前記第2SCIに関連するスロットの次のスロットから前記第2SCIによって要求された前記第1CSI報告が許可される最後のスロットまでのスロットの数である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1装置は、前記第1CSI報告に関連する前記レイテンシーバウンド外において、前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記第2CSI要求情報を前記第2装置へ送信することにより、前記第2装置に対して前記第2CSI報告をトリガーすることを許可される、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1CSI報告に関連する前記レイテンシーバウンドは、前記第1装置及び前記第2装置に対して設定される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1CSI報告の
成功裏の受信の時間
に関する持続時間は、前記第1CSI報告に関連するレイテンシーバウンドより短いか同じである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1CSI報告に関連する前記レイテンシーバウンド内の第1スロットにおいて、前記第2SCIによって要求された前記第1CSI報告を前記第2装置から受信するステップをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記持続時間は前記第1スロットにおいて終了される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1スロット以後の第2スロットにおいて、前記第1装置は、前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記第2CSI要求情報を前記第2装置へ送信することを許可される、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第1スロット以後、前記レイテンシーバウンド内の第2スロットにおいて、前記第1装置は、前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記第2CSI要求情報を前記第2装置へ送信することを許可される、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記第1装置が前記第2SCIによって要求された前記第1CSI報告を前記持続時間内において前記第2装置から受信しないことに基づいて、前記第1装置は、前記第1CSI報告の
成功裏の受信の時間の前に、前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記第2CSI要求情報を前記第2装置へ送信することにより、前記第2装置に対して前記第2CSI報告をトリガーすることを許可されない、請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記レイテンシーバウンドの終了時点は、前記第1CSI報告の受信が可能な最後のスロットである、請求項7に記載の方法。
【請求項14】
無線通信を行う第1装置において、
命令を格納する一つ以上のメモリと、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とに接続される一つ以上のプロセッサと、を含み、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信し、
前記PSSCHを介して、第1CSI報告が要求されたことを示す
第1CSI要求情報を含む前記第2SCIを前記第2装置へ送信し、
CSI-RS(channel state information-reference signal)の送信は、前記PSSCHの送信の範囲内であり、
前記第1装置は、前記第1CSI報告の
成功裏の受信の時間の前に、第2CSI報告が要求されたことを示す第2CSI要求情報を前記第2装置へ送信することにより、前記第2装置に対して前記第2CSI報告をトリガーすることを許可されない、第1装置。
【請求項15】
無線通信を行う第1端末を制御するように設定された装置(apparatus)において、
一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する一つ以上のメモリと、を含み、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、
PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2端末へ送信し、
前記PSSCHを介して、第1CSI報告が要求されたことを示す
第1CSI要求情報を含む前記第2SCIを前記第2端末へ送信し、
CSI-RS(channel state information-reference signal)の送信は、前記PSSCHの送信の範囲内であり、
前記第1端末は、前記第1CSI報告の
成功裏の受信の時間の前に、第2CSI報告が要求されたことを示す第2CSI要求情報を前記第2端末へ送信することにより、前記第2端末に対して前記第2CSI報告をトリガーすることを許可されない、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク(sidelink、SL)とは、端末(User Equipment、UE)間に直接的なリンクを設定し、基地局(Base Station、BS)を経ずに、端末間に音声またはデータなどを直接やり取りする通信方式を意味する。SLは、急速に増加するデータトラフィックによる基地局の負担を解決することができる一つの方案として考慮されている。
【0003】
V2X(vehicle-to-everything)は、有/無線通信を介して他の車両、歩行者、インフラが構築されたモノなどと情報を交換する通信技術を意味する。V2Xは、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2N(vehicle-to-network)、及びV2P(vehicle-to-pedestrian)のような四つの類型に区分されることができる。V2X通信は、PC5インターフェース及び/またはUuインターフェースを介して提供されることができる。
【0004】
一方、一層多くの通信機器が一層大きい通信容量を要求するにつれて、既存の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域(mobile broadband)通信に対する必要性が台頭されている。それによって、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービスまたは端末を考慮した通信システムが論議されており、改善された移動広帯域通信、マッシブMTC(Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線接続技術を新しいRAT(new radio access technology)またはNR(new radio)と称することができる。NRでもV2X(vehicle-to-everything)通信がサポートされることができる。
【0005】
図1は、NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。
図1の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0006】
V2X通信と関連して、NR以前のRATではBSM(Basic Safety Message)、CAM(Cooperative Awareness Message)、DENM(Decentralized Environmental Notification Message)のようなV2Xメッセージに基づいて、安全サービス(safety service)を提供する方案が主に論議された。V2Xメッセージは、位置情報、動的情報、属性情報などを含むことができる。例えば、端末は、周期的なメッセージ(periodic message)タイプのCAM、及び/またはイベントトリガメッセージ(event triggered message)タイプのDENMを他の端末に送信できる。
【0007】
例えば、CAMは、方向及び速度のような車両の動的状態情報、寸法のような車両静的データ、外部照明状態、経路内訳など、基本車両情報を含むことができる。例えば、端末は、CAMを放送することができ、CAMの遅延(latency)は、100msより小さい。例えば、車両の故障、事故などの突発的な状況が発生する場合、端末は、DENMを生成して他の端末に送信できる。例えば、端末の送信範囲内にある全ての車両は、CAM及び/またはDENMを受信することができる。この場合、DENMは、CAMより高い優先順位を有することができる。
【0008】
以後、V2X通信と関連して、多様なV2XシナリオがNRで提示されている。例えば、多様なV2Xシナリオは、車両プラトー二ング(vehicle platooning)、向上したドライビング(advanced driving)、拡張されたセンサ(extended sensors)、リモートドライビング(remoted riving)などを含むことができる。
【0009】
例えば、車両プラトー二ングに基づいて、車両は、動的にグループを形成して共に移動できる。例えば、車両プラトー二ングに基づくプラトーン動作(platoon operations)を実行するために、前記グループに属する車両は、先頭車両から周期的なデータを受信することができる。例えば、前記グループに属する車両は、周期的なデータを利用することで、車両間の間隔を減らしたり増やしたりすることができる。
【0010】
例えば、向上したドライビングに基づいて、車両は、半自動化または完全自動化されることができる。例えば、各車両は、近接車両及び/または近接ロジカルエンティティ(logical entity)のローカルセンサ(local sensor)で取得されたデータに基づいて、軌道(trajectories)または機動(maneuvers)を調整することができる。また、例えば、各車両は、近接した車両とドライビングインテンション(driving intention)を相互共有することができる。
【0011】
例えば、拡張センサに基づいて、ローカルセンサを介して取得された生データ(raw data)または処理されたデータ(processed data)、またはライブビデオデータ(live video data)は、車両、ロジカルエンティティ、歩行者の端末及び/またはV2X応用サーバ間に相互交換されることができる。したがって、例えば、車両は、自体センサを利用して検知できる環境より向上した環境を認識することができる。
【0012】
例えば、リモートドライビングに基づいて、運転ができない人または危険な環境に位置したリモート車両のために、リモートドライバまたはV2Xアプリケーションは、前記リモート車両を動作または制御することができる。例えば、公共交通のように経路を予測することができる場合、クラウドコンピューティングベースのドライビングが前記リモート車両の動作または制御に利用されることができる。また、例えば、クラウドベースのバックエンドサービスプラットフォーム(cloud-based back-end service platform)に対するアクセスがリモートドライビングのために考慮されることができる。
【0013】
一方、車両プラトー二ング、向上したドライビング、拡張されたセンサ、リモートドライビングなど、多様なV2Xシナリオに対するサービス要求事項(service requirements)を具体化する方案がNRに基づくV2X通信で論議されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
その一方で、SL通信において、第1装置はCSI-RS(channel state information-reference signal)を第2装置へ送信することができ、第2装置はCSI-RSに基づいてCSI(channel state information)を獲得して第1装置に報告することができる。この場合、第1装置がCSI報告を第2装置に要求することが許可させる持続時間又は許可されない持続時間を設定する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
一実施例において、第1装置が無線通信を行う方法が提供される。前記方法は、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信するステップ、及び前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第2装置へ送信するステップを含む。前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0016】
一実施例において、無線通信を行う第1装置が提供される。前記第1装置は命令を格納する一つ以上のメモリ、一つ以上の送受信機、及び前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機を接続する一つ以上のプロセッサを含む。前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信し、及び前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第2装置へ送信することができる。前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【発明の効果】
【0017】
端末がSL通信を効率的に行うことができる。SL CSI情報報告を要求する動作に対する端末の理解/仮定が明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。
【
図2】本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。
【
図3】本開示の一実施例に係る、NG-RANと5GCとの間の機能的分割を示す。
【
図4】本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
【
図5】本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。
【
図6】本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。
【
図7】本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。
【
図8】本開示の一実施例に係る、SL通信のための無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
【
図9】本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。
【
図10】本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。
【
図11】本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。
【
図12】本開示の一実施例に係る、CBR測定のためのリソース単位を示す。
【
図13】本開示の一実施例によって、送信リソースを予約した端末が送信リソースに関連する情報を他の端末に知らせる方法を示す。
【
図14】本開示の一実施例によって、端末がCSI-RS及び/又はCSI-IMを送信する手順を示す。
【
図15】本開示の一実施例によって、端末がCBRに基づいてSL通信を行う手順を示す。
【
図16】本開示の一実施例によって、第1装置がNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを送信する方法を示す。
【
図17】本開示の一実施例によって、第2装置がNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMに基づいてチャネル状態情報を獲得する方法を示す。
【
図18】本開示の一実施例によって、第1装置が無線通信を行う方法を示す。
【
図19】本開示の一実施例によって、第2装置が無線通信を行う方法を示す。
【
図20】本開示の一実施例によって、端末がSL CSIを報告する手順を示す。
【
図21】本開示の一実施例に係る、SL CSI報告(reporting)MAC CEの一例を示す。
【
図22】本開示の一実施例によって、TX UEがCSI報告要求及びCSI-RSを送信する手順を示す。
【
図23】本開示の一実施例によって、TX UEがCSI報告要求及びCSI-RSを送信する手順を示す。
【
図24】本開示の一実施例によって、第1装置が無線通信を行う方法を示す。
【
図25】本開示の一実施例によって、第2装置が無線通信を行う方法を示す。
【
図26】本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【
図27】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【
図28】本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
【
図29】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【
図30】本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。
【
図31】本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本明細書において“AまたはB(A or B)”は“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“AまたはB(A or B)”は“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈されることができる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。
【0020】
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は“及び/または(and/or)”を意味することができる。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味することができる。それによって、“A/B”は“ただA”、“ただB”、または“AとBの両方とも”を意味することができる。例えば、“A、B、C”は“A、BまたはC”を意味することができる。
【0021】
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”は、“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”や“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同じく解釈されることができる。
【0022】
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”や“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味することができる。
【0023】
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDDCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
【0024】
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
【0025】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線通信システムに使われることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で具現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3rd generation partnership project)(登録商標)LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0026】
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリ波)帯域など、使用可能な全てのスペクトラムリソースを活用することができる。
【0027】
説明を明確にするために、5G NRを中心に記述するが、本開示の一実施例に係る技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0028】
図2は、本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。
図2の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0029】
図2を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末10にユーザ平面及び制御平面のプロトコル終端(termination)を提供する基地局20を含むことができる。例えば、基地局20は、gNB(next generation-NodeB)及び/またはeNB(evolved-NodeB)を含むことができる。例えば、端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(Mobile Terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語とも呼ばれる。例えば、基地局は、端末10と通信する固定局(fixed station)であり、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語とも呼ばれる。
【0030】
図2の実施例は、gNBのみを含む場合を例示する。基地局20は、相互間にXnインターフェースで連結されることができる。基地局20は、5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインターフェースを介して連結されることができる。より具体的に、基地局20は、NG-Cインターフェースを介してAMF(access and mobility management function)30と連結されることができ、NG-Uインターフェースを介してUPF(user plane function)30と連結されることができる。
【0031】
図3は、本開示の一実施例に係る、NG-RANと5GCとの間の機能的分割を示す。
図3の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0032】
図3を参照すると、gNBは、インターセル間の無線リソース管理(Inter Cell RRM)、無線ベアラ管理(RB control)、連結移動性制御(Connection Mobility Control)、無線許容制御(Radio Admission Control)、測定設定及び提供(Measurement configuration&Provision)、動的リソース割当(dynamic resource allocation)などの機能を提供することができる。AMFは、NAS(Non Access Stratum)セキュリティ、アイドル状態移動性処理などの機能を提供することができる。UPFは、移動性アンカリング(Mobility Anchoring)、PDU(Protocol Data Unit)処理などの機能を提供することができる。SMF(Session Management Function)は、端末IP(Internet Protocol)アドレス割当、PDUセッション制御などの機能を提供することができる。
【0033】
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができる。このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
【0034】
図4は、本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
図4の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、
図4の(a)は、ユーザ平面(user plane)に対する無線プロトコル構造を示し、
図4の(b)は、制御平面(control plane)に対する無線プロトコル構造を示す。ユーザ平面は、ユーザデータ送信のためのプロトコルスタック(protocol stack)であり、制御平面は、制御信号送信のためのプロトコルスタックである。
【0035】
図4を参照すると、物理階層(physical layer)は、物理チャネルを利用して上位階層に情報転送サービスを提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介してデータがどのようにどんな特徴に送信されるかによって分類される。
【0036】
互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。
【0037】
MAC階層は、論理チャネル(logical channel)を介して上位階層であるRLC(radio link control)階層にサービスを提供する。MAC階層は、複数の論理チャネルから複数のトランスポートチャネルへのマッピング機能を提供する。また、MAC階層は、複数の論理チャネルから単数のトランスポートチャネルへのマッピングによる論理チャネル多重化機能を提供する。MAC副階層は、論理チャネル上のデータ転送サービスを提供する。
【0038】
RLC階層は、RLC SDU(Service Data Unit)の連結(concatenation)、分割(segmentation)、及び再結合(reassembly)を実行する。無線ベアラ(Radio Bearer、RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。
【0039】
RRC(Radio Resource Control)階層は、制御平面でのみ定義される。RRC階層は、無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re-configuration)、及び解除(release)と関連して論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第1の階層(physical階層またはPHY階層)及び第2の階層(MAC階層、RLC階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層)により提供される論理的経路を意味する。
【0040】
ユーザ平面でのPDCP階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)、及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
【0041】
SDAP(Service Data Adaptation Protocol)階層は、ユーザ平面でのみ定義される。SDAP階層は、QoSフロー(flow)とデータ無線ベアラとの間のマッピング、ダウンリンク及びアップリンクパケット内のQoSフロー識別子(ID)マーキングなどを実行する。
【0042】
RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、各々の具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)の二つに分けられる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。
【0043】
端末のRRC階層と基地局のRRC階層との間にRRC接続(RRC connection)が確立されると、端末は、RRC_CONNECTED状態にあるようになり、そうでない場合、RRC_IDLE状態にあるようになる。NRの場合、RRC_INACTIVE状態が追加で定義され、RRC_INACTIVE状態の端末は、コアネットワークとの連結を維持し、それに対して、基地局との連結を解約(release)することができる。
【0044】
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(SharedChannel)とがある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。
【0045】
トランスポートチャネルの上位において、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)では、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0046】
物理チャネル(Physical Channel)は、時間領域で複数個のOFDMシンボルと周波数領域で複数個の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。一つのサブフレーム(sub-frame)は、時間領域で複数のOFDMシンボル(symbol)で構成される。リソースブロックは、リソース割当単位であって、複数のOFDMシンボルと複数の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、即ち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、1番目のOFDMシンボル)の特定副搬送波を利用することができる。TTI(Transmission Time Interval)は、サブフレーム送信の単位時間である。
【0047】
図5は、本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。
図5の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0048】
図5を参照すると、NRにおいて、アップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは、10msの長さを有し、2個の5msハーフ-フレーム(Half-Frame、HF)に定義されることができる。ハーフ-フレームは、5個の1msサブフレーム(Subframe、SF)を含むことができる。サブフレームは、一つ以上のスロットに分割されることができ、サブフレーム内のスロット個数は、副搬送波間隔(Subcarrier Spacing、SCS)によって決定されることができる。各スロットは、CP(cyclic prefix)によって12個または14個のOFDM(A)シンボルを含むことができる。
【0049】
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは、14個のシンボルを含むことができる。拡張CPが使われる場合、各スロットは、12個のシンボルを含むことができる。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(または、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(または、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含むことができる。
【0050】
以下の表1は、ノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)によってスロット別シンボルの個数(Nslot
symb)、フレーム別スロットの個数(Nframe,u
slot)とサブフレーム別スロットの個数(Nsubframe,u
slot)を例示する。
【0051】
【0052】
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSによって、スロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数とサブフレーム別スロットの個数を例示する。
【0053】
【0054】
NRシステムでは、一つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定されることができる。それによって、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロットまたはTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定されることができる。
【0055】
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)またはSCSがサポートされることができる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)がサポートされることができ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した-都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)、及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされることができる。SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされることができる。
【0056】
NR周波数バンド(frequency band)は、二つのタイプの周波数範囲(frequency range)に定義されることができる。前記二つのタイプの周波数範囲は、FR1及びFR2である。周波数範囲の数値は、変更されることができ、例えば、前記二つのタイプの周波数範囲は、以下の表3の通りである。NRシステムで使われる周波数範囲のうち、FR1は“sub 6GHz range”を意味することができ、FR2は“above 6GHz range”を意味することができ、ミリ波(millimeter wave、mmW)と呼ばれることができる。
【0057】
【0058】
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値は、変更されることができる。例えば、FR1は、以下の表4のように410MHz乃至7125MHzの帯域を含むことができる。即ち、FR1は、6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内で含まれる6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含むことができる。非免許帯域は、多様な用途で使われることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自律走行)のために使われることができる。
【0059】
【0060】
図6は、本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。
図6の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0061】
図6を参照すると、スロットは、時間領域で複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、一つのスロットが14個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが12個のシンボルを含むことができる。または、ノーマルCPの場合、一つのスロットが7個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが6個のシンボルを含むことができる。
【0062】
搬送波は、周波数領域で複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数領域で複数(例えば、12)の連続した副搬送波に定義されることができる。BWP(Bandwidth Part)は、周波数領域で複数の連続した(P)RB((Physical)Resource Block)に定義されることができ、一つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)に対応されることができる。搬送波は、最大N個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPを介して実行されることができる。各々の要素は、リソースグリッドでリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれ、一つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0063】
一方、端末と端末との間の無線インターフェースまたは端末とネットワークとの間の無線インターフェースは、L1階層、L2階層、及びL3階層で構成されることができる。本開示の多様な実施例において、L1階層は、物理(physical)階層を意味することができる。また、例えば、L2階層は、MAC階層、RLC階層、PDCP階層、及びSDAP階層のうち少なくとも一つを意味することができる。また、例えば、L3階層は、RRC階層を意味することができる。
【0064】
以下、BWP(Bandwidth Part)及びキャリアに対して説明する。
【0065】
BWP(Bandwidth Part)は、与えられたヌメロロジーでPRB(physical resource block)の連続的な集合である。PRBは、与えられたキャリア上で与えられたヌメロロジーに対するCRB(common resource block)の連続的な部分集合から選択されることができる。
【0066】
BA(Bandwidth Adaptation)を使用すると、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、セルの帯域幅ほど大きい必要がないし、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、調整されることができる。例えば、ネットワーク/基地局は、帯域幅調整を端末に知らせることができる。例えば、端末は、帯域幅調整のための情報/設定をネットワーク/基地局から受信することができる。この場合、端末は、前記受信された情報/設定に基づいて帯域幅調整を実行することができる。例えば、前記帯域幅調整は、帯域幅の縮小/拡大、帯域幅の位置変更または帯域幅のサブキャリアスペーシングの変更を含むことができる。
【0067】
例えば、帯域幅は、パワーをセイブするために活動が少ない期間の間に縮小されることができる。例えば、帯域幅の位置は、周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅の位置は、スケジューリング柔軟性(scheduling flexibility)を増加させるために周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)は、変更されることができる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシングは、異なるサービスを許容するために変更されることができる。セルの総セル帯域幅のサブセットは、BWP(Bandwidth Part)と称することができる。BAは、基地局/ネットワークが端末にBWPを設定し、基地局/ネットワークが設定されたBWPのうち現在活性状態であるBWPを端末に知らせることによって実行されることができる。
【0068】
例えば、BWPは活性(active)BWP、イニシャル(initial)BWP及び/又はデフォルト(default)BWPの中で少なくともいずれか一つである。例えば、端末はPCell(primary cell)上の活性(active)DL BWP以外のDL BWPにおいてダウンリンク無線リンク品質(downlink radiolink quality)をモニタリングしない場合がある。例えば、端末は活性DL BWPの外部においてPDCCH、PDSCH(physical downlink shared channel)又はCSI-RS(reference signal)(ただし、RRM除外)を受信しない。例えば、端末は非活性DL BWPに対するCSI(Channel State Information)報告をトリガーしない。例えば、端末は活性UL BWP外部においてPUCCH(physical uplink control channel)又はPUSCH(physical uplink shared channel)を送信しない。例えば、ダウンリンクであるとき、イニシャルBWPは(PBCH(physical broadcast channel)によって設定された)RMSI(remaining minimum system information)CORESET(control resource set)に対する連続RBセットとして与えられる。例えば、アップリンクであるとき、イニシャルBWPはランダムアクセス手順のためにSIB(system information block)によって与えられる。例えば、デフォルトBWPは上位層によって設定される。例えば、デフォルトBWPの初期の値はイニシャルDL BWPである。省エネのために、端末が一定期間の間DCIを検出することができないとき、端末は前記端末の活性BWPをデフォルトBWPに切り替えることができる。
【0069】
一方、BWPは、SLに対して定義されることができる。同じSL BWPは、送信及び受信に使われることができる。例えば、送信端末は、特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を送信することができ、受信端末は、前記特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)で、SL BWPは、Uu BWPと別途に定義されることができ、SL BWPは、Uu BWPと別途の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有することができる。例えば、端末は、SL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。SL BWPは、キャリア内でout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。RRC_CONNECTEDモードの端末に対して、少なくとも一つのSL BWPがキャリア内で活性化されることができる。
【0070】
図7は、本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。
図7の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図7の実施例において、BWPは、3個と仮定する。
【0071】
図7を参照すると、CRB(common resource block)は、キャリアバンドの一側端から他側端まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは、各BWP内で番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
【0072】
BWPは、ポイントA、ポイントAからのオフセット(Nstart
BWP)及び帯域幅(Nsize
BWP)により設定されることができる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、該当キャリアでネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは、与えられたヌメロロジーで最も低いサブキャリアとポイントAとの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は、与えられたヌメロロジーでPRBの個数である。
【0073】
以下、V2XまたはSL通信に対して説明する。
【0074】
図8は、本開示の一実施例に係る、SL通信のための無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
図8の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、
図8の(a)は、ユーザ平面プロトコルスタックを示し、
図8の(b)は、制御平面プロトコルスタックを示す。
【0075】
以下、SL同期信号(Sidelink Synchronization Signal、SLSS)及び同期化情報について説明する。
【0076】
SLSSは、SL特定的なシーケンス(sequence)であって、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)と、SSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)とを含むことができる。前記PSSSは、S-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と称し、前記SSSSは、S-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と称することができる。例えば、長さ-127M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使われることができ、長さ-127ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使われることができる。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)することができ、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を取得することができ、同期信号IDを検出することができる。
【0077】
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)はSL信号送受信の前に端末が真っ先に知るべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルである。例えば、前記基本となる情報はSLSSに関連する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDDUL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)構成、リソースプール関連情報、SLSSに関連するアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などである。例えば、PSBCH性能の評価のために、NR V2Xにおいて、PSBCHのペイロードの大きさは24ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check)を含んで56ビットである。
【0078】
S-PSS、S-SSS、及びPSBCHは、周期的送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block ))に含まれることができる。前記S-SSBは、キャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同じヌメロロジー(即ち、SCS及びCP長さ)を有することができ、送信帯域幅は、(あらかじめ)設定されたSL BWP(Sidelink Bandwidth Part)内にある。例えば、S-SSBの帯域幅は、11RB(Resource Block)である。例えば、PSBCHは、11RBにわたっている。そして、S-SSBの周波数位置は、(あらかじめ)設定されることができる。したがって、端末は、キャリアでS-SSBを見つけるために周波数で仮設検出(hypothesis detection)を実行する必要がない。
【0079】
図9は、本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。
図9の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0080】
図9を参照すると、V2XまたはSL通信における端末という用語は、主にユーザの端末を意味することができる。しかしながら、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式によって信号を送受信する場合、基地局も一種の端末と見なされることもできる。例えば、端末1は、第1の装置100であり、端末2は、第2の装置200である。
【0081】
例えば、端末1は、一連のリソースの集合を意味するリソースプール(resource pool)内で特定のリソースに該当するリソース単位(resource unit)を選択することができる。そして、端末1は、前記リソース単位を使用してSL信号を送信することができる。例えば、受信端末である端末2は、端末1が信号を送信することができるリソースプールの設定を受けことができ、前記リソースプール内で端末1の信号を検出することができる。
【0082】
ここで、端末1が基地局の連結範囲内にある場合、基地局は、リソースプールを端末1に知らせることができる。それに対して、端末1が基地局の連結範囲外にある場合、他の端末がリソースプールを知らせ、または端末1は、事前に設定されたリソースプールを使用することができる。
【0083】
一般に、リソースプールは、複数のリソース単位で構成されることができ、各端末は、一つまたは複数のリソース単位を選定し、自分のSL信号の送信に使用することができる。
【0084】
以下、SLでリソース割当(resource allocation)に対して説明する。
【0085】
図10は、本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。
図10の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。本開示の多様な実施例において、送信モードは、モードまたはリソース割当モードと称することができる。以下、説明の便宜のために、LTEにおいて、送信モードは、LTE送信モードと称することができ、NRにおいて、送信モードは、NRリソース割当モードと称することができる。
【0086】
例えば、
図10の(a)は、LTE送信モード1またはLTE送信モード3と関連した端末動作を示す。または、例えば、
図10の(a)は、NRリソース割当モード1と関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は、一般的なSL通信に適用されることができ、LTE送信モード3は、V2X通信に適用されることができる。
【0087】
例えば、
図10の(b)は、LTE送信モード2またはLTE送信モード4と関連した端末動作を示す。または、例えば、
図10の(b)は、NRリソース割当モード2と関連した端末動作を示す。
【0088】
図10の(a)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3またはNRリソース割当モード1で、基地局は、SL送信のために端末により使われるSLリソースをスケジューリングすることができる。例えば、基地局は、端末1にPDCCH(より具体的にDCI(Downlink Control Information))を介してリソーススケジューリングを実行することができ、端末1は、前記リソーススケジューリングによって端末2とV2XまたはSL通信を実行することができる。例えば、端末1は、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を介してSCI(Sidelink Control Information)を端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)を介して端末2に送信できる。
【0089】
図10の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4またはNRリソース割当モード2で、端末は、基地局/ネットワークにより設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソース内でSL送信リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソースは、リソースプールである。例えば、端末は、自律的にSL送信のためのリソースを選択またはスケジューリングすることができる。例えば、端末は、設定されたリソースプール内でリソースを自体的に選択し、SL通信を実行することができる。例えば、端末は、センシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を実行し、選択ウィンドウ内で自体的にリソースを選択することができる。例えば、前記センシングは、サブチャネル単位で実行されることができる。そして、リソースプール内でリソースを自体的に選択した端末1は、PSCCHを介してSCIを端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCHを介して端末2に送信できる。
【0090】
図11は、本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。
図11の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、
図11の(a)は、ブロードキャストタイプのSL通信を示し、
図11の(b)は、ユニキャストタイプのSL通信を示し、
図11の(c)は、グループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は、他の端末と一対一通信を実行することができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は、自分が属するグループ内の一つ以上の端末とSL通信を実行することができる。本開示の多様な実施例において、SLグループキャスト通信は、SLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多(one-to-many)通信などに代替されることができる。
【0091】
以下、SL輻輳制御(sidelink congestion control)について説明する。
【0092】
端末がSL送信リソースを自ら決定するとき、端末は自分が用いるリソースの大きさ及び頻度も自ら決定することになる。勿論、ネットワークなどでの制約により、一定レベル以上のリソースの大きさや頻度を用いることは制限される場合がある。しかし、特定時点で特定地域に多くの端末が集まっている状況で全ての端末が比較的多いリソースを用いるときであれば、お互いの干渉によって全体的な性能が大幅に低下する。
【0093】
したがって、端末はチャネル状況を観察する必要がある。もし、過度に多いリソースが消費されていると判断したら、端末は自らリソース使用を減らす形の動作を取ることが望ましい。本明細書において、これを輻輳制御(Congestion Control、CR)と定義する。例えば、端末は単位時間/周波数リソースにおいて測定されたエネルギーが一定レベル以上であるかどうかを判断し、一定レベル以上のエネルギーが観察された単位時間/周波数リソースの比率によって自分の送信リソースの量及び頻度をコントロールすることができる。本明細書において、一定レベル以上のエネルギーが観察された時間/周波数リソースの比率をチャネル混雑率(Channel Busy Ratio、CBR)と定義する。端末はチャネル/周波数に対してCBRを測定することができる。さらに、端末は測定されたCBRをネットワーク/基地局へ送信することができる。
【0094】
図12は本開示の一実施例に係る、CBR測定のためのリソース単位を示す。
図12は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0095】
図12を参照すると、CBRは端末が特定区間(例えば、100ms)の間にサブチャネル単位でRSSI(Received Signal Strength Indicator)を測定した結果、RSSIの測定結果の値が予め設定されたしきい値以上の値を持つサブチャネルの個数を意味する。又は、CBRは特定区間の間のサブチャネルの中で予め設定されたしきい値以上の値を持つサブチャネルの比率を意味する。例えば、
図12の実施例において、斜線のサブチャネルが予め設定されたしきい値以上の値を持つサブチャネルであると仮定するとき、CBRは100ms区間の間の斜線のサブチャネルの比率を意味する。さらに、端末はCBRを基地局へ報告することができる。
【0096】
さらに、トラフィック(例えば、パケット)の優先順位を考慮した輻輳制御が必要になる。このために、例えば、端末はチャネルの占有率(Channel occupancy Ratio、CR)を測定することができる。具体的に、端末はCBRを測定し、端末は前記CBRによってそれぞれの優先順位(例えば、k)に該当するトラフィックが占有することができるチャネルの占有率(Channel occupancy Ratio k、CRk)の最大値(CRlimitk)を決定することができる。例えば、端末はCBR測定の値の予め定められた表に基づいて、それぞれのトラフィックの優先順位に対するチャネルの占有率の最大値(CRlimitk)を導出することができる。例えば、比較的優先順位が高いトラフィックであるとき、端末は比較的大きいチャネルの占有率の最大値を導出することができる。その後、端末はトラフィックの優先順位kがiより低いトラフィックのチャネルの占有率の合計を一定の値以下に制限することによって、輻輳制御を実行することができる。このような方法によると、比較的優先順位が低いトラフィックに、より強いチャネルの占有率制限がかかる場合がある。
【0097】
それ以外、端末は送信電力の大きさのコントロール、パケットのドロップ(drop)、再送信するかどかの決定、送信RBの大きさのコントロール(MCS(Modulation and Coding Scheme)調整)などの方法を用いて、SL輻輳制御を実行することができる。
【0098】
以下、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)手順に対して説明する。
【0099】
通信の信頼性を確保するためのエラー補償技法は、FEC(Forward Error Correction)方式(scheme)と、ARQ(Automatic Repeat Request)方式と、を含むことができる。FEC方式では、情報ビットに余分のエラー訂正コードを追加させることによって、受信端でのエラーを訂正することができる。FEC方式は、時間遅延が少なく、送受信端の間に別途にやり取りする情報が必要ではないという長所があるが、良好なチャネル環境でシステム効率が落ちるという短所がある。ARQ方式は、送信の信頼性を高めることができるが、時間遅延が発生されるようになり、劣悪なチャネル環境でシステム効率が落ちるという短所がある。
【0100】
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)方式は、FECとARQとを結合したものであって、物理階層が受信したデータが復号できないエラーを含むかどうかを確認し、エラーが発生すると、再送信を要求することによって、性能を高めることができる。
【0101】
SLユニキャスト及びグループキャストの場合、物理階層でのHARQフィードバック及びHARQコンバイニング(combining)がサポートされることができる。例えば、受信端末がリソース割当モード1または2で動作する場合、受信端末は、PSSCHを送信端末から受信することができ、PSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel)を介してSFCI(Sidelink Feedback Control Information)フォーマットを使用してPSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信できる。
【0102】
例えば、SL HARQフィードバックは、ユニキャストに対してイネイブルされることができる。この場合、non-CBG(non-Code Block Group)動作で、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングできない場合、受信端末は、HARQ-NACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-NACKを送信端末に送信できる。
【0103】
例えば、SL HARQフィードバックは、グループキャストに対してイネイブルされることができる。例えば、non-CBG動作で、二つのHARQフィードバックオプションがグループキャストに対してサポートされることができる。
【0104】
(1)グループキャストオプション1:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信しない。
【0105】
(2)グループキャストオプション2:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。そして、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。
【0106】
例えば、グループキャストオプション1がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する全ての端末は、PSFCHリソースを共有することができる。例えば、同じグループに属する端末は、同じPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0107】
例えば、グループキャストオプション2がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する各々の端末は、HARQフィードバックの送信のために互いに異なるPSFCHリソースを使用することができる。例えば、同じグループに属する端末は、互いに異なるPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0108】
例えば、SL HARQフィードバックがグループキャストに対して有効になったとき、受信端末はTX-RX(Transmission-Reception)距離及び/又はRSRP(Reference Signal Received Power)に基づいてHARQフィードバックを送信端末へ送信するかしないかを決定することができる。
【0109】
例えば、グループキャストオプション1で、TX-RX距離ベースのHARQフィードバックの場合、TX-RX距離が通信範囲の要求事項より小さいまたは同じ場合、受信端末は、PSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信できる。それに対して、TX-RX距離が通信範囲の要求事項より大きい場合、受信端末は、PSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信しないことがある。例えば、送信端末は、前記PSSCHと関連したSCIを介して、前記送信端末の位置を受信端末に知らせることができる。例えば、前記PSSCHと関連したSCIは、第2のSCIである。例えば、受信端末は、TX-RX距離を前記受信端末の位置と前記送信端末の位置とに基づいて推定または取得することができる。例えば、受信端末は、PSSCHと関連したSCIをデコーディングし、前記PSSCHに使用される通信範囲の要求事項を知ることができる。
【0110】
例えば、リソース割当モード1の場合に、PSFCHとPSSCHとの間の時間(オフセット)は、設定され、またはあらかじめ設定されることができる。ユニキャスト及びグループキャストの場合、SL上で再送信が必要な場合、これはPUCCHを使用するカバレッジ内の端末により基地局に指示されることができる。送信端末は、HARQ ACK/NACKの形態ではなく、SR(Scheduling Request)/BSR(Buffer Status Report)のような形態で前記送信端末のサービング基地局に指示(indication)を送信することもある。また、基地局が前記指示を受信しなくても、基地局は、SLの再送信リソースを端末にスケジューリングできる。例えば、リソース割当モード2の場合に、PSFCHとPSSCHとの間の時間(オフセット)は、設定され、またはあらかじめ設定されることができる。
【0111】
例えば、キャリアにおける端末の送信観点において、PSCCH/PSSCHとPSFCH間のTDMがスロットにおいてSLのためのPSFCHフォーマットに対して許可される。例えば、一つのシンボルを持つシ-ケンスベースPSFCHフォーマットがサポートされる。ここで、前記一つのシンボルはAGC(automatic gain control)区間ではない場合がある。例えば、前記シ-ケンスベースPSFCHフォーマットはユニキャスト及びグループキャストに適用される。
【0112】
例えば、リソースプールと関連したスロット内で、PSFCHリソースは、Nスロット区間に周期的に設定され、または事前に設定されることができる。例えば、Nは、1以上の一つ以上の値に設定されることができる。例えば、Nは、1、2または4である。例えば、特定のリソースプールでの送信に対するHARQフィードバックは、前記特定のリソースプール上のPSFCHを介してのみ送信されることができる。
【0113】
例えば、送信端末がスロット#X乃至スロット#Nにわたって、PSSCHを受信端末に送信する場合、受信端末は、前記PSSCHに対するHARQフィードバックをスロット#(N+A)で送信端末に送信できる。例えば、スロット#(N+A)は、PSFCHリソースを含むことができる。ここで、例えば、Aは、Kより大きいまたは同じ最も小さい整数である。例えば、Kは、論理的スロットの個数である。この場合、Kは、リソースプール内のスロットの個数である。または、例えば、Kは、物理的スロットの個数である。この場合、Kは、リソースプールの内部及び外部のスロットの個数である。
【0114】
例えば、送信端末が受信端末に送信した一つのPSSCHに対する応答として、受信端末がPSFCHリソース上でHARQフィードバックを送信する場合、受信端末は、設定されたリソースプール内で、暗示的メカニズムに基づいて前記PSFCHリソースの周波数領域(frequency domain)及び/またはコード領域(code domain)を決定することができる。例えば、受信端末は、PSCCH/PSSCH/PSFCHと関連したスロットインデックス、PSCCH/PSSCHと関連したサブチャネル、及び/またはグループキャストオプション2ベースのHARQフィードバックのためのグループで各々の受信端末を区別するための識別子のうち少なくともいずれか一つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/またはコード領域を決定することができる。及び/または、例えば、受信端末は、SL RSRP、SINR、L1ソースID、及び/または位置情報のうち少なくともいずれか一つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/またはコード領域を決定することができる。
【0115】
例えば、端末のPSFCHを介したHARQフィードバックの送信とPSFCHを介したHARQフィードバックの受信とが重なる場合、前記端末は、優先順位規則に基づいて、PSFCHを介したHARQフィードバックの送信またはPSFCHを介したHARQフィードバックの受信のうちいずれか一つを選択することができる。例えば、優先順位規則は、少なくとも関連のPSCCH/PSSCHの優先順位の指示(priority indication)に基づくことができる。
【0116】
例えば、端末の複数の端末に対するPSFCHを介したHARQフィードバックの送信が重なる場合、前記端末は、優先順位規則に基づいて特定のHARQフィードバックの送信を選択することができる。例えば、優先順位規則は、少なくとも関連のPSCCH/PSSCHの優先順位の指示(priority indication)に基づくことができる。
【0117】
以下のように、SL測定(measurement)及び報告(reporting)に対して説明する。
【0118】
QoS予測(prediction)、初期送信パラメータ設定(initial transmission parameter setting)、リンク適応(link adaptation)、リンク管理(link management)、アドミッション制御(admission control)などの目的に、端末間のSL測定及び報告(例えば、RSRP、RSRQ)がSLにおいて考慮される。例えば、受信端末は送信端末から基準信号を受信することができ、受信端末は基準信号に基づいて送信端末に対するチャネル状態を測定することができる。そして、受信端末はチャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を送信端末に報告することができる。SL関連の測定及び報告はCBRの測定及び報告、及び位置情報の報告を含む。V2Xに対するCSI(Channel Status Information)の例はCQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、経路利得(path gain)/経路ロス(path loss)、SRI(SRS、Sounding Reference Symbols、Resource Indicator)、CRI(CSI-RS Resource Indicator)、干渉条件(interference condition)、車両動作(vehicle motion)などである。ユニキャスト通信の場合、CQI、RI及びPMI又はそのうちの一部は4個以下のアンテナポートを仮定した非サブバンド・ベースの非周期CSI報告(non-subband-based aperiodic CSI report)においてサポートされる。CSI手順はスタンドアロ-ン基準信号(standalone RS)に依存しない場合がある。CSI報告は設定によって活性化及び非活性化される。
【0119】
例えば、送信端末はCSI-RSを受信端末へ送信することができ、受信端末は前記CSI-RSを用いてCQI又はRIを測定することができる。例えば、前記CSI-RSはSL CSI-RSと呼べる。例えば、前記CSI-RSはPSSCH送信内に限られる(confined)。例えば、送信端末はPSSCHリソース上にCSI-RSを含め受信端末へ送信することができる。
【0120】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、送信端末(TX UE)は(ターゲット)受信端末(RX UE)にデータを送信する端末である。例えば、TX UEはPSCCH及び/又はPSSCH送信を実行する端末である。例えば、TX UEは(ターゲット)RX UEにSL CSI-RS及び/又はSL CSI報告要求インジケータを送信する端末である。例えば、TX UEは(ターゲット)RX UEにSL(L1)RSRP測定に用いられる(事前に定義された)基準信号(例えば、PSSCH DM-RS(demodulation reference signal))及び/又はSL(L1)RSRP報告要求インジケータを送信する端末である。例えば、TX UEは(ターゲット)RX UEのSL RLM(radio link monitoring)動作及び/又はSL RLF(radio link failure)動作に用いられる、(制御)チャネル(例えば、PSCCH、PSSCHなど)及び/又は前記(制御)チャネル上の基準信号(例えば、DM-RS、CSI-RSなど)を送信する端末である。
【0121】
その一方で、本開示の様々な実施例において、受信端末(RX UE)は送信端末(TX UE)から受信されたデータの復号(decoding)に成功したかどうか及び/又はTX UEが送信した(PSSCHスケジューリングに関連する)PSCCHの検出/復号に成功したかどうかに従ってTX UEにSL HARQフィードバックを送信する端末である。例えば、RX UEはTX UEから受信されたSL CSI-RS及び/又はSL CSI報告要求インジケータに基づいてTX UEにSL CSI送信を実行する端末である。例えば、RX UEはTX UEから受信された(事前に定義された)基準信号及び/又はSL(L1)RSRP報告要求インジケータに基づいて測定されたSL(L1)RSRP測定値をTX UEへ送信する端末である。例えば、RX UEはTX UEにRX UE自身のデータを送信する端末である。例えば、RX UEはTX UEから受信された(事前に設定された)(制御)チャネル及び/又は前記(制御)チャネル上の基準信号に基づいて、SL RLM動作及び/又はSL RLF動作を実行する端末である。
【0122】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、TX UEはSCIを介して、以下の情報の中で少なくともいずれか一つの情報をRX UEへ送信することができる。ここで、例えば、TX UEは第1SCI(first SCI)及び/又は第2SCI(second SCI)を介して、以下の情報の中で少なくともいずれか一つの情報をRX UEへ送信することができる。
【0123】
-PSSCH(及び/又はPSCCH)関連リソース割り当て情報(例えば、時間/周波数リソースの位置/数、リソース予約情報(例えば、周期))
【0124】
-SL CSI報告要求インジケータ又はSL(L1)RSRP(及び/又はSL(L1)RSRQ及び/又はSL(L1)RSSI)報告要求インジケータ
【0125】
-(PSSCH上の)SL CSI送信インジケータ(又はSL(L1)RSRP(及び/又はSL(L1)RSRQ及び/又はSL(L1)RSSI)情報送信インジケータ)
【0126】
-MCS(Modulation and Coding Scheme)情報
【0127】
-送信電力情報
【0128】
-L1デスティネーション(destination)ID情報及び/又はL1ソース(source)ID情報
【0129】
-SL HARQプロセス(process)ID情報
【0130】
-NDI(new data indicator)情報
【0131】
-RV(redundancy version)情報
【0132】
-(送信トラフィック/パケット関連)QoS情報(例えば、優先順位情報)
【0133】
-SL CSI-RS送信インジケータ又は(送信される)SL CSI-RSアンテナポートの数情報
【0134】
-TX UEの位置情報又は(SL HARQフィードバックが要求される)ターゲットRX UEの位置(又は距離領域)情報
【0135】
-PSSCHを介して送信されるデータの復号及び/又はチャネル推定に関連する基準信号(例えば、DM-RSなど)情報。例えば、前記基準信号情報はDM-RSの(時間/周波数)マッピングリソースのパターンに関連する情報、RANK情報、アンテナポートインデックス情報などである。
【0136】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、PSCCHはSCI、第1SCI及び/又は第2SCIの中で少なくともいずれか一つと相互代替/置換することができる。例えば、SCIはPSCCH、第1SCI及び/又は第2SCIに相互代替/置換することができる。例えば、TX UEはPSSCHを介して第2SCIをRX UEへ送信できるため、PSSCHは第2SCIに相互代替/置換することができる。例えば、(比較的)高いSCIペイロード(payload)のサイズを考慮してSCI構成フィールドを二つのグループに分けた場合、第1SCI構成フィールドグループを含む第1SCIは1stSCI又は1st-stage SCIと称することができ、第2SCI構成フィールドグループを含む第2SCIは2ndSCI又は2nd-stage SCIと称することができる。例えば、第1SCIはPSCCHを介して送信される。例えば、第2SCIは(独立した)PSCCHを介して送信される。例えば、第2SCIはPSSCHを介してデータと一緒にピギーバックして送信される。
【0137】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、「設定」又は「定義」は、基地局又はネットワークからの(事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB、MAC、RRCなど)を介して)(リソースプールを特定して)(事前)設定((pre)configuration)を意味する。例えば、「Aが設定される」ということは「基地局/ネットワークがAに関連する情報を端末へ送信すること」を意味する。
【0138】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、RB(resource block)はサブキャリアに相互代替/置換することができる。例えば、パケット(packet)又はトラフィック(traffic)は送信される階層によってTB(transport block)又はMAC PDU(medium access control protocol data unit)に相互代替/置換することができる。例えば、CBG(code block group)はTBに相互代替/置換することができる。例えば、ソースIDはデスティネーションIDに相互代替/置換することができる。例えば、L1 IDはL2 IDに相互代替/置換することができる。例えば、L1 IDはL1ソースID又はL1デスティネーションIDである。例えば、L2 IDはL2ソースID又はL2デスティネーションIDである。
【0139】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、TX UEが再送信リソースを予約/選択/決定する動作は、TX UEがRX UEから受信したSL HARQフィードバック情報に基づいて実際の使用有無が決定される潜在的な(potential)再送信リソースを予約/選択/決定する動作を意味する。
【0140】
その一方で、本開示の様々な実施例において、リソースはスロット又はシンボルに相互代替/置換することができる。例えば、リソースはスロット及び/又はシンボルを含む。例えば、PSSCHはPSCCHに相互代替/置換することができる。
【0141】
その一方で、本開示の様々な実施例において、SL MODE 1は、基地局が事前に定義されたシグナリング(例えば、DCI又はRRCメッセージ)を介してTX UEのためのSL送信リソースを直接スケジューリングするリソース割り当て方法又は通信方法を意味する。例えば、SL MODE 2は、端末が基地局又はネットワークから設定されるか事前に設定されたリソースプール(resource pool)内でSL送信リソースを独立して選択するリソース割り当て方法又は通信方法を意味する。例えば、SL MODE 1に基づいてSL通信を行う端末はMODE 1 UE又はMODE 1 TX UEと称することができ、SL MODE 2に基づいてSL通信を行う端末はMODE 2 UE又はMODE 2 TX UEと称することができる。
【0142】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、DG(dynamic grant)はCG(configured grant)及び/又はSPSグラント(semi persistent scheduling grant)に相互代替/置換することができる。例えば、DGはCG及びSPSグラントの組み合わせに相互代替/置換することができる。例えば、CGはCGタイプ1(configured grant type 1)及び/又はCGタイプ2(configured grant type 2)の中で少なくともいずれか一つを含む。例えば、CGタイプ1において、グラントはRRCシグナリングによって提供され、設定されたグラントとして格納される。例えば、CGタイプ2において、グラントはPDCCHによって提供され、グラントの活性化又は非活性化を示すL1シグナリングに基づいて設定されたグラントとして格納又は削除される。例えば、CGタイプ1において、基地局はRRCメッセージを介して周期的なリソースをTX UEに割り当てることができる。例えば、CGタイプ2において、基地局はRRCメッセージを介して周期的なリソースをTX UEに割り当てることができ、基地局はDCIを介して前記周期的なリソースを動的に活性化(activation)又は非活性化(deactivation)することができる。
【0143】
その一方で、本開示の様々な実施例において、チャネルは信号(signal)に相互代替/置換することができる。例えば、チャネルの送受信は信号の送受信を含む。例えば、信号の送受信はチャネルの送受信を含む。又、例えば、キャストはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つに相互代替/置換することができる。例えば、キャストタイプはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つに相互代替/置換することができる。
【0144】
その一方で、本開示の様々な実施例において、リソースはスロット又はシンボルに相互代替/置換される。例えば、リソースはスロット及び/又はシンボルを含む。
【0145】
その一方で、本開示の様々な実施例において、優先順位はLCP(Logical Channel Prioritization)、レイテンシー(latency)、信頼性(reliability)、必要最小限通信範囲(minimum required communication range)、PPPP(Prose Per-Packet Priority)、SLRB(Sidelink Radio Bearer)、QoSプロファイル(profile)、QoSパラメータ、及び/又は要件(requirement)のうち少なくともいずれか一つに相互代替/置換される。
【0146】
その一方で、本開示の様々な実施例において、例えば、説明の便宜上、RX UEが以下の情報のうち少なくとも一つをTX UEへ送信するとき用いる(物理的)チャネルをPSFCHと言える。
【0147】
-SL HARQフィードバック、SL CSI、SL(L1) RSRP
【0148】
その一方で、本開示の様々な実施例において、UuチャネルはULチャネル及び/又はDLチャネルを含む。例えば、ULチャネルはPUSCH、PUCCH、SRS(Sounding Refernece Signal)などを含む。例えば、DLチャネルはPDCCH、PDSCH、PSS/SSSなどを含む。例えば、SLチャネルはPSCCH、PSSCH、PSFCH、PSBCH、PSSS/SSSSなどを含む。
【0149】
その一方で、本開示の様々な実施例において、サイドリンク情報はサイドリンクメッセージ、サイドリンクパケット、サイドリンクサービス、サイドリンクデータ、サイドリンク制御情報、及び/又はサイドリンクTB(Transport Block)のうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、サイドリンク情報はPSSCH及び/又はPSCCHを介して送信される。
【0150】
その一方で、本開示の様々な実施例において、優先順位が高いのは優先順位値が小さいことを意味し、優先順位が低いのは優先順位値が大きいことを意味する。例えば、表5は優先順位の一例を示す。
【0151】
【0152】
表5を参照すると、例えば、最も小さい優先順位値に関連するサービスA又は論理チャネルAの優先順位が最も高い場合がある。例えば、最も大きい優先順位値に関連するサービスC又は論理チャネルCの優先順位が最も低い場合がある。
【0153】
その一方で、NR V2X通信又はNRサイドリンク通信において、送信端末はサイドリンク送信(例えば、初期送信及び/又は再送)のための一つ以上の送信リソースを予約/選択することができ、送信端末は前記一つ以上の送信リソースの位置に関する情報を受信端末に知らせることができる。
【0154】
その一方で、サイドリンク通信実行のとき、送信端末が受信端末に対する送信リソースを予約又は事前に決定する方法は代表的に以下の形態である。
【0155】
例えば、送信端末はチェーン(chain)ベースに送信リソースの予約を実行することができる。具体的に、例えば、送信端末がK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個より少ない送信リソースの位置情報を受信端末へ送信するか知らせることができる。すなわち、例えば、前記SCIは前記K個より少ない送信リソースの位置情報を含む。又は、例えば、送信端末が特定のTBに関連するK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個より少ない送信リソースの位置情報を受信端末に知らせるか送信することができる。すなわち、前記SCIは前記K個より少ない送信リソースの位置情報を含む。このとき、例えば、送信端末が任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて送信される一つのSCIを介してK個より小さい送信リソースの位置情報だけを受信端末にシグナリングすることで、SCIペイロード(payload)の過渡な増加による性能低下を防ぐことができる。
【0156】
図13は本開示の一実施例によって、送信リソースを予約した端末が送信リソースに関連する情報を他の端末に知らせる方法を示す。
図13の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0157】
具体的に、例えば、
図13の(a)はK値が4であるとき、送信端末が一つのSCIを介して(最大)2個の送信リソースの位置情報を受信端末へ送信/シグナリングすることで、チェーンベースのリソース予約を実行する方法を示す。例えば、
図13の(b)はK値が4であるとき、送信端末が一つのSCIを介して(最大)3個の送信リソース位置情報を受信端末へ送信/シグナリングすることで、チェーンベースのリソース予約を実行する方法を示す。例えば、
図13の(a)及び(b)を参照すると、送信端末は4番目(又は最後)送信関連PSCCHを介して、4番目の送信関連リソース位置情報だけを受信端末へ送信/シグナリングすることができる。例えば、
図13の(a)を参照すると、送信端末は4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して、4番目の送信関連リソース位置情報だけでなく、3番目の送信関連リソース位置情報を追加に受信端末へ送信/シグナリングすることができる。例えば、
図13の(b)を参照すると、送信端末は4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して、4番目の送信関連リソース位置情報だけでなく、2番目の送信関連リソース位置情報及び3番目の送信関連リソース位置情報を追加に受信端末へ送信/シグナリングすることができる。このとき、例えば、
図13の(a)及び(b)において、送信端末が4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して4番目の送信関連リソース位置情報だけを受信端末へ送信/シグナリングするとき、送信端末は用いられないか残りの送信リソースの位置情報フィールド/ビットを事前に設定された値(例えば、0)に設定又は指定することができる。例えば、
図13の(a)及び(b)において、送信端末が4番目(又は最後)の送信関連PSCCHを介して4番目の送信関連リソース位置情報だけを受信端末へ送信/シグナリングするとき、送信端末は用いられないか残りの送信リソースの位置情報フィールド/ビットが(4個の送信のうち)最後送信であることを示す事前に設定された状態/ビット値を指示するように設定又は指定することができる。
【0158】
その一方で、例えば、送信端末はブロック(block)ベースに送信リソースの予約を実行することができる。具体的に、例えば、送信端末がK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個の送信リソースに関連する位置情報を全部受信端末へ送信するか又は知らせることができる。すなわち、前記SCIは前記K個の送信リソースの位置情報を含む。例えば、送信端末が特定のTBに関連するK個の送信リソースの予約を実行するとき、送信端末は任意の(又は特定の)送信時点又は時間リソースにおいて受信端末へ送信するSCIを介してK個の送信リソースに関連する位置情報を全部受信端末へ送信するか又は知らせることができる。すなわち、前記SCIは前記K個の送信リソースの位置情報を含む。例えば、
図13の(c)はK値が4であるとき、送信端末が一つのSCIを介して4個の送信リソース位置情報を受信端末にシグナリングすることで、ブロックベースのリソース予約を実行する方法を示す。
【0159】
その一方で、SL HARQフィードバック動作がSL通信を行う端末に対して設定/適用される場合、サービス関連要件(例えば、信頼度(reliability)、エラー率(error rate)など)が効率的に満たされる。このために、例えば、TX UEはPSSCH及び/又はPSCCHを介してSL情報を送信することができ、RX UEはPSFCHを介してSL HARQフィードバック情報を送信することができる。例えば、TX UEはPSSCH及び/又はPSCCHを介してSL情報を自身のターゲットRX UEへ送信することができる。例えば、前記RX UEはTX UEのターゲットRX UEである。例えば、RX UEはPSFCHを介してSL HARQフィードバック情報をTX UEへ送信することができる。例えば、RX UEがPSFCHを介して送信するSL HARQフィードバック情報の構成及び/又はSL HARQフィードバック情報の量(例えば、ビットの数)は以下の一部又は全部の方法によって決定/定義される。
【0160】
(1)動的コードブック(dynamic codebook)
【0161】
例えば、RX UEがPSFCHを介して送信するSL HARQフィードバック情報の構成及び/又はSL HARQフィードバック情報の量は動的コードブックによって決定/定義される。この場合、例えば、TX UEが送信する(新しい)TBの数によって、RX UEは送信するSL HARQフィードバック情報の量を変更/決定することができる。例えば、TX UEが送信する(新しい)TBの数によって、RX UEはTX UEへ送信するSL HARQフィードバック情報の量を変更/決定することができる。
【0162】
例えば、RX UEがPSCCHのデコードに失敗した場合、例えば、RX UEがTX UEによって送信されるPSCCHのデコードに失敗した場合、TX UEはRX UEがPSFCHを介して送信するSL HARQフィードバック情報の量及び/又はRX UEがSL HARQフィードバック情報の送信に使用するPSFCHリソースに対するブラインドデコードを実行する必要がある。例えば、RX UEが送信するSL HARQフィードバック情報の量によって、RX UEは異なるZC(zadoff-chu)シ-ケンス関連CS(Cyclic Shift)の数及び位相値を用いてSL HARQフィードバック情報を生成/送信することができる。例えば、RX UEが送信するSL HARQフィードバック情報が1ビットである場合、RX UEは2個のCS値を用いて、SL HARQフィードバック情報を生成/送信することができる。例えば、RX UEが送信するSL HARQフィードバック情報が2ビットである場合、RX UEは4個のCS値を用いて、SL HARQフィードバック情報を生成/送信することができる。例えば、TX UEが3個のTBをRX UEへ送信し、及びRX UEが1個のTBに関連するPSCCHデコードに失敗した場合、RX UEは2ビットのHARQフィードバック情報をTX UEへ送信することができる。この場合、3ビットのHARQフィードバック情報の受信を期待したTX UEはHARQフィードバック情報に対するブラインドデコードを実行する必要がある。
【0163】
ここで、例えば、TX UEがRX UEがPSFCHを介して送信するSL HARQフィードバック情報の量及び/又はRX UEがSL HARQフィードバック情報の送信に使用するPSFCHリソースに対するブラインドデコードを実行する問題を軽減させるために、TX UEは前記TX UEがRX UEに何回目に(新しい)TB送信を実行したか知らせるインジケータフィールドを含むSCIをRX UEへ送信することができる。例えば、SCIは2ndSCIである。
【0164】
(2)(準)静的コードブック((semi)static codebook)
【0165】
例えば、RX UEがPSFCHを介して送信するSL HARQフィードバック情報の構成及び/又はSL HARQフィードバック情報の量は(準)静的コードブックによって決定/定義される。
【0166】
例えば、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースのスロットの数及び/又はPSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースのスロットの数が端末に対して設定されるか事前に設定される。例えば、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースのスロットの数及び/又はPSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースのスロットの数はリソースプールごとに端末に対して設定されるか事前に設定される。
【0167】
例えば、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースの位置及び/又はPSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースの位置が端末に対して設定されるか事前に設定される。例えば、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースの位置及び/又はPSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースの位置はリソースプールごとに端末に対して設定されるか事前に設定される。
【0168】
例えば、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースのインデクス及び/又はPSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースのインデクスが端末に対して設定されるか事前に設定される。例えば、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースのインデクス及び/又はPSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースのインデクスはリソースプールごとに端末に対して設定されるか事前に設定される。
【0169】
例えば、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースのスロットの数、PSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースのスロットの数、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースの位置、PSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースの位置、PSFCHリソースに連動されたPSSCHリソースのインデクス及び/又はPSFCHリソースに連動されたPSCCHリソースのインデクスのうち少なくともいずれか一つに基づいて、端末はPSFCHに含まれるSL HARQフィードバック情報の量を決定することができる。
【0170】
例えば、RX UEは(PSFCHスロット以前に)比較的低いインデクスのPSSCHスロット及び/又はPSCCHスロットに関連するフィードバック情報から順次(特定PSFCH上の)SL HARQフィードバック情報に含めることができる。例えば、RX UEは(PSFCHスロット以前に)比較的高いインデクスのPSSCHスロット及び/又はPSCCHスロットに関連するフィードバック情報から順次(特定PSFCH上の)SL HARQフィードバック情報に含めることができる。例えば、RX UEは(PSFCHスロット以前に)事前に設定されたインデクスのPSSCHスロット及び/又はPSCCHスロットに関連するフィードバック情報から(特定PSFCH上の)SL HARQフィードバック情報に含めることができる。そして、例えば、RX UEは特定PSFCHを介して前記SL HARQフィードバック情報をTX UEへ送信することができる。
【0171】
本開示の様々な実施例によって、UEは表6に基づいてCBRを測定/獲得することができる。
【0172】
【0173】
本開示の様々な実施例によって、UEは表7に基づいてCRを測定/獲得することができる。
【0174】
【0175】
その一方で、例えば、第1端末がSL CSI情報を獲得/計算するために、NZP(non-zero power)CSI-RS及びCSI-IM(Channel State Information-interference measurement)が第1端末に対して設定される。例えば、第2端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを第1端末へ送信することができ、第1端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMに基づいて第2端末に対するSL CSI(channel state information)情報を計算/獲得することができる。例えば、CSI-IMはZP(zero power)CSI-RSである。ここで、例えば、第1端末はNZP CSI-RSを要求されるリンク品質/チャネル測定/チャネル推定(desired link quality/channel measurement/channel estimation)用途に使用することができ、第1端末はCSI-IMを干渉測定(interference measurement)及び/又は干渉推定(interference estimation)用途に使用することができる。
【0176】
例えば、第2端末は(スケジューリングされた)PSSCHリソース領域上においてのみ、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを送信することができる。例えば、第2端末はPSSCHを送信する場合にのみ、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを送信することができる。
【0177】
例えば、第2端末は(スケジューリングされた)PSSCH及び/又はPSCCHリソース領域上においてのみ、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを送信することができる。例えば、第2端末はPSSCH及び/又はPSCCHを送信する場合にのみ、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを送信することができる。
【0178】
その一方で、TX UEがRX UEにSL CSI情報報告を要求した後、ある条件に満足したとき、TX UEが関連(報告)レイテンシー予算(latency budget)内において追加のSL CSI情報報告を要求することができるか不明確である。その一方で、特定時点において実行されるSL送信動作に対して輻輳制御(congestion control)(例えば、最大許可送信電力値)が適用されたとき、(関連)CBR測定時点とSLヌメロロジー(例えば、SCS)間の関係が不明確である。その一方で、TX UEがPSSCH送信を実行するとき、PRG(precoding resource block group)がどう定義されるか不明確である。
【0179】
図14は本開示の一実施例によって、端末がCSI-RS及び/又はCSI-IMを送信する手順を示す。
図14の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0180】
図14を参照すれば、ステップS1410において、端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMをリソースブロック(例えば、RE)にマッピングすることができる。ステップS1420において、端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを送信することができる。
【0181】
例えば、端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを同じシンボル上において(限定して)マッピングして、送信することができる。例えば、端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされたシンボル(例えば、RE)とFDMの形として位置するRE上に、データ情報をマッピングしない場合がある。具体的に、例えば、データ情報とNZP CSI-RSはTDMの形としてシンボルにマッピングされる。具体的に、例えば、データ情報とCSI-IMはTDMの形としてシンボルにマッピングされる。例えば、端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされたシンボル(例えば、RE)とFDMの形として位置するRE上に、2ndSCIをマッピングしない場合がある。具体的に、例えば、2ndSCIとNZP CSI-RSはTDMの形としてシンボルにマッピングされる。具体的に、例えば、2ndSCIとCSI-IMはTDMの形としてシンボルにマッピングされる。例えば、端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされたシンボル(例えば、RE)とFDMの形として位置するRE上に、PT-RSをマッピングしない場合がある。具体的に、例えば、PT-RSとNZP CSI-RSはTDMの形としてシンボルにマッピングされる。具体的に、例えば、PT-RSとCSI-IMはTDMの形としてシンボルにマッピングされる。例えば、データ情報/2ndSCI/PT-RS及びNZP CSI-RS/CSI-IMはTDMの形としてシンボルにマッピングされる。
【0182】
例えば、上述したルールが適用される場合、端末はNZP CSI-RS及びCSI-IMのみを特定シンボルにマッピングすることができる。すなわち、例えば、端末は特定シンボルにNZP CSI-RS及びCSI-IMのみをマッピングして送信することができ、データ情報、2ndSCI、PT-RSなどは前記特定シンボル上にマッピングされない場合がある。
【0183】
例えば、NZP CSI-RSのPSD(Power Spectral Density)昇圧(boosting)が(リソースプール特定)端末に対して適用/設定される場合、端末は(例外的に)NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされたシンボル(例えば、RE)とFDMの形として位置するRE上に、2ndSCIをマッピングしない場合がある。例えば、NZP CSI-RSのPSD(Power Spectral Density)昇圧(boosting)が(リソースプール特定)端末に対して適用/設定される場合、端末は(例外的に)NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされたシンボル(例えば、RE)とFDMの形として位置するRE上に、データ情報をマッピングしない場合がある。例えば、NZP CSI-RSのPSD(Power Spectral Density)昇圧(boosting)が(リソースプール特定)端末に対して適用/設定される場合、端末は(例外的に)NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされたシンボル(例えば、RE)とFDMの形として位置するRE上に、PT-RSをマッピングしない場合がある。この場合、例えば、CSI-IMがマッピングされたシンボル上の2ndSCI及び/又はデータ情報関連REのPSDが他のシンボル(例えば、2ndSCI及び/又はデータ情報のみがマッピングされたシンボル)に比べて増加されることで、過渡期間(transient period)の発生の問題が軽減される。
【0184】
例えば、端末がCSI-IMがマッピングされたシンボルとFDMの形として位置するRE上に、2ndSCI、データ情報及び/又はPT-RSのうち少なくともいずれか一つをマッピングする場合、端末はCSI-IM(RE)のPSDを借用しないように設定される。具体的に、例えば、端末がCSI-IMがマッピングされたシンボルとFDMの形として位置するRE上に、2ndSCI、データ情報及び/又はPT-RSのうち少なくともいずれか一つをマッピングする場合、端末はCSI-IMがマッピングされたREに電力を割り当てることができる。具体的に、例えば、端末がCSI-IMがマッピングされたシンボルとFDMの形として位置するRE上に、2ndSCI、データ情報及び/又はPT-RSのうち少なくともいずれか一つをマッピングする場合、端末はCSI-IMがマッピングされたREをデータ情報及び/又は2ndSCIがマッピングされたREに仮定し、端末はCSI-IMがマッピングされたREに電力を割り当てることができる。この場合、CSI-IMがマッピングされたREは仮想のデータ情報及び/又は仮想の2ndSCIがマッピングされたREに解釈される。
【0185】
例えば、上述した実施例によれば、チャネル推定の正確度向上のためのNZP CSI-RS(RE)のPSD昇圧動作が比較的簡単に実装される。例えば、CSI-IM(RE)のPSDがNZP CSI-RSのために借用される形である。例えば、上述した実施例によれば、端末がNZP CSI-RS(RE)に対するPSD昇圧を実行してNZP CSI-RSを送信する場合、NZP CSI-RSを受信する端末の側面において、NZP CSI-RS(RE)とFDMされた形として位置するデータ情報及び/又は2ndSCIに対する復調性能の減少問題が軽減される。
【0186】
図15は本開示の一実施例によって、端末がCBRに基づいてSL通信を行う手順を示す。
図15の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0187】
図15を参照すれば、ステップS1510において、端末はCBRを測定することができる。例えば、端末はリソースプールに対してCBRを測定することができる。例えば、端末は表6に基づいてCBRを測定してCBR値を獲得することができる。ステップS1520において、端末はCBR値に基づいてSL送信を実行することができる。例えば、端末はCBR値に基づいて、PSCCH及び/又はPSSCHを送信することができる。例えば、端末はCBR値に基づいてPSCCH及び/又はPSSCHに関連する送信電力を決定することができ、端末は前記送信電力に基づいてPSCCH及び/又はPSSCHを送信することができる。
【0188】
例えば、端末の最大SL送信電力値はCBR範囲ごとに端末に対して異なるように設定される。例えば、端末の最大SL送信電力値はSL情報(例えば、パケット又はサービス)に関連する優先順位ごとに端末に対して異なるように設定される。ここで、例えば、端末が(リソースプール内)(論理的な(logical))スロット#N上においてSL送信を実行する場合、端末の最大SL送信電力値を設定するために用いられるCBR値は、端末が(リソースプール内)(論理的な)スロット#(N-X)上において測定したCBR値である。例えば、X値はSL通信関連ヌメロロジー(例えば、SCS)ごとに端末に対して異なるように又は独立して設定される。例えば、SCS値が大きいほど、X値は比較的大きい値に端末に対して設定される。
【0189】
例えば、表8はSCS及びX値間の関係の一例を示す。
【0190】
【0191】
例えば、表9はSCS及びX値間の関係の一例を示す。
【0192】
【0193】
例えば、SCS値が大きいほど、X値は比較的小さい値に端末に対して設定される。例えば、X値はSL通信関連ヌメロロジーと関係なく、リソースプールごとに端末に対して設定される。例えば、X値はサービスタイプごとに端末に対して設定される。例えば、X値はサービス優先順位ごとに端末に対して設定される。例えば、X値はQoS要件ごとに端末に対して設定される。例えば、Xは2である。例えば、X値はリソースプールに関連する輻輳レベルごとに端末に対して設定される。
【0194】
本開示の一実施例によれば、NZP CSI-RS関連設定情報及び/又はCSI-IM関連設定情報は端末間において設定される。例えば、NZP CSI-RS関連設定情報及び/又はCSI-IM関連設定情報は複数の端末間において送受信される。例えば、NZP CSI-RS関連設定情報及び/又はCSI-IM関連設定情報はPC5 RRCシグナリングを介して複数の端末間において送受信される。例えば、NZP CSI-RS関連設定情報及び/又はCSI-IM関連設定情報はCSI-RS関連リソースパターン情報、CSI-RS関連リソースパターン数情報、CSI-RS関連アンテナポート情報、及び/又はCSI-RS関連アンテナポート数情報のうち少なくともいずれか一つを含む。
【0195】
上述したように、NZP CSI-RS関連設定情報及び/又はCSI-IM関連設定情報が複数の端末間において設定される場合、当該設定のうち曖昧性(ambiguity)が発生する場合がある。ここで、例えば、上述した問題を解決するために、端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを非活性化(disable)して送信することができる。例えば、送信端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMをSCI上において非活性化して受信端末へ送信することができる。
【0196】
例えば、送信端末がPC5-RRCシグナリングを介してNZP CSI-RS関連設定情報及び/又はCSI-IM関連設定情報を受信端末へ送信/設定する場合、送信端末はPC5 RRC設定を含むTBをNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMなしに受信端末へ送信することができる。例えば、送信端末が事前に設定された回数以上に前記TBに対する送信に失敗した場合、送信端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを非活性化して受信端末へ送信することができる。
【0197】
例えば、送信端末が事前に設定された回数以上に前記TBに対する送信に失敗した場合、送信端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMをSCI上において非活性化して受信端末へ送信することができる。例えば、送信端末が事前に設定された回数以上に前記TBに対するNACKを受信端末から受信すれば、送信端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを非活性化して受信端末へ送信することができる。例えば、送信端末が事前に設定された回数以上に前記TBに対するNACKを受信端末から受信すれば、送信端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMをSCI上において非活性化して受信端末へ送信することができる。例えば、基地局/ネットワークは事前に設定された回数に関連する情報を送信端末に設定するか事前に設定することができる。例えば、事前に設定された回数は送信端末において予め定義される。
【0198】
例えば、送信端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを非活性化するか決定することができ、送信端末は前記決定に基づいてNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを非活性化して受信端末へ送信することができる。例えば、送信端末はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMをSCI上において非活性化するか決定することができ、送信端末は前記決定に基づいてNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMをSCI上において非活性化して受信端末へ送信することができる。
【0199】
本開示の一実施例によれば、端末は1stSCI(例えば、PSCCH)を介して、前記1stSCIに連動/スケジューリングされたPSSCH上のメッセージ/パケットに関連する情報を受信/デコードする必要がある端末タイプ又は端末(サブ)グループを知らせる情報を送信/シグナリングすることができる。例えば、端末は1stSCI(例えば、PSCCH)を介して、前記1stSCIに連動/スケジューリングされた2ndSCIを受信/デコードする必要がある端末タイプ又は端末(サブ)グループを知らせる情報を送信/シグナリングすることができる。例えば、端末は2ndSCIを介して、前記2ndSCIに連動/スケジューリングされたPSSCH上のメッセージ/パケットに関連する情報を受信/デコードする必要がある端末タイプ又は端末(サブ)グループを知らせる情報を送信/シグナリングすることができる。例えば、端末タイプは歩行者端末及び/又は車両端末を含む。
【0200】
例えば、前記情報が送信されるフィールドは1stSCI上に事前に設定され(一部)予約されたビット(reserved bit)である。例えば、前記情報が送信されるフィールドは1stSCI上に事前に設定されたサイズの(一部)予約されたビットである。例えば、端末は1stSCI上に事前に設定され(一部)予約されたビットを用いて、前記情報を送信/シグナリングすることができる。
【0201】
例えば、端末が1stSCI上においてL1 IDの一部のビット(例えば、X)のみを送信する場合、前記情報が送信されるフィールドはL1 ID全体送信に必要なビット(例えば、Y)においてXビットを除いた余りのビット(例えば、Y-X)である。例えば、端末が1stSCI上においてL1 IDの一部のビット(例えば、X)のみを送信する場合、端末はL1 ID全体送信に必要なビット(例えば、Y)においてXビットを除いた余りのビット(例えば、Y-X)を用いて、前記情報を送信/シグナリングすることができる。例えば、L1 IDはL1デスティネーションID及び/又はL1ソースIDを含む。
【0202】
例えば、端末は1stSCIを介して、(ターゲット)端末タイプに対する情報を送信/シグナリングすることができる。例えば、(ターゲット)端末タイプは1stSCIに連動/スケジューリングされたPSSCH上のメッセージ/パケット情報に対する受信/デコード試みが必要な端末タイプである。例えば、(ターゲット)端末タイプは1stSCIに連動/スケジューリングされた2ndSCIに対する受信/デコード試みが必要な端末タイプである。例えば、端末タイプは歩行者端末及び/又は車両端末を含む。
【0203】
例えば、端末は1stSCIを介して、(サブ)グループに対する情報を送信/シグナリングすることができる。例えば、(サブ)グループは(L1又はL2)デスティネーションIDに識別された(ターゲット)端末グループ内の(サブ)グループである。ここで、例えば、上述したルールが適用される場合、バッテリー/消費電力に敏感な端末又は限られた(RF)能力を持った端末(例えば、歩行者端末)が自身と関係のない又は自身が興味のないPSSCH上のメッセージ/パケット情報及び/又は2ndSCIに対して過渡な/意味のないデコード試みを実行することを防ぐことができる。
【0204】
例えば、端末は1stSCI(例えば、PSCCH)上の事前に設定され予約されたビットを介して、SLモードに関連する情報を送信することができる。例えば、端末は1stSCI(例えば、PSCCH)上の事前に設定され予約されたビットを介して、SLモードに関連する情報を送信するように設定される。例えば、端末は2ndSCI上の事前に設定され予約されたビットを介して、SLモードに関連する情報を送信することができる。例えば、端末は2ndSCI上の事前に設定され予約されたビットを介して、SLモードに関連する情報を送信するように設定される。例えば、予約されたビットは事前に設定されたサイズを持つ。例えば、SLモードに関連する情報は端末のSL送信のためのリソース選択に関連するSLモードに対する情報を含む。例えば、SLモードに関連する情報はモード1関連情報及び/又はモード2関連情報を含む。
【0205】
例えば、端末は1stSCI(例えば、PSCCH)上の事前に設定され予約されたビットを介して、センシングタイプに関連する情報を送信することができる。例えば、端末は1stSCI(例えば、PSCCH)上の事前に設定され予約されたビットを介して、センシングタイプに関連する情報を送信するように設定される。例えば、端末は2ndSCI上の事前に設定され予約されたビットを介して、センシングタイプに関連する情報を送信することができる。例えば、端末は2ndSCI上の事前に設定され予約されたビットを介して、センシングタイプに関連する情報を送信するように設定される。例えば、センシングタイプに関連する情報は端末が送信リソースを選択するために用いたセンシングタイプに対する情報を含む。例えば、センシングタイプに関連する情報は部分センシング(partial sensing)、全体センシング(full sensing)、及び/又はNOセンシング(no sensing)のうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、部分センシングはバッテリー/消費電力に敏感な端末又は限られた(RF)能力を持った端末が事前に設定された一部の時間領域上においてのみ実行するセンシングを含む。例えば、バッテリー/消費電力に敏感な端末又は限られた(RF)能力を持った端末は歩行者端末(pedestrian UE)を含む。例えば、全体センシングは部分センシングを実行する端末と比較して、バッテリー/消費電力に敏感ではない端末又は比較的良い(RF)能力を持った端末が比較的長い時間領域上において実行するセンシングを含む。例えば、バッテリー/消費電力に敏感ではない端末又は比較的良い(RF)能力を持った端末は車両端末(vehicle UE)を含む。例えば、NOセンシングは端末がセンシング動作なしにリソースを任意に選択することを含む。
【0206】
例えば、特定モード(例えば、モード1)ベースの送信を他のモード(例えば、モード2)ベースの送信より優先に保護するために、端末は前記SLモードに関連する情報を送信することができる。例えば、端末がリソース排除動作及び/又はリソース選択動作を実行する場合、特定モード(例えば、モード1)ベースの送信を他のモード(例えば、モード2)ベースの送信より優先に保護するために、端末は前記SLモードに関連する情報を送信することができる。例えば、モード1ベースの送信はモード2ベースの送信より比較的高い優先順位を持つ。
【0207】
例えば、特定のセンシングタイプベースの送信を他のセンシングタイプベースの送信より優先に保護するために、端末はセンシングタイプに関連する情報を送信することができる。例えば、端末がリソース排除動作及び/又はリソース選択動作を実行する場合、特定のセンシングタイプベースの送信を他のセンシングタイプベースの送信より優先に保護するために、端末はセンシングタイプに関連する情報を送信することができる。例えば、部分センシングベースの送信は全体センシングベースの送信より比較的高い優先順位を持つ。
【0208】
本開示の一実施例によれば、SL通信において、プリコーディングリソースブロックグループ(precoding resource block group)は以下で説明するルールによってサポート及び/又は定義される。説明の便宜上、プリコーディングリソースブロックグループはPRGと称する。例えば、PRGは同じプリコーディングが適用されるリソースブロックのグループである。
【0209】
例えば、TX UEはSCIを介して、PSSCHの送信に用いられるPRGサイズ(size)に関連する情報をRX UEへ送信/シグナリングすることができる。例えば、前記SCIは1stSCIである。例えば、TX UEは2ndSCIを前記PSSCH上にピギーバックして送信することができる。例えば、TX UEは前記PSSCHを介して、2ndSCIを送信することができる。
【0210】
例えば、TX UEは2ndSCIフォーマットインジケータ/情報を介して、PSSCHの送信に用いられるPRGサイズに関連する情報をRX UEへ送信/シグナリングすることができる。例えば、TX UEは1stSCI上の2ndSCIフォーマットインジケータ/情報を介して、PSSCHの送信に用いられるPRGサイズに関連する情報をRX UEへ送信/シグナリングすることができる。
【0211】
例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズに関連する情報は事前に設定されたルールによって(暗黙的に)決定/把握される。例えば、RX UE又はTX UEは事前に設定されたルールに基づいて、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズに関連する情報を(暗黙的に)決定/獲得することができる。
【0212】
例えば、TX UEはリソースプール特定事前に設定されたPRGサイズに関連する候補値のうち、PRGサイズ値を選択/決定することができる。例えば、PRGサイズ値は事前に設定されたルールによって、(暗黙的に)決定/獲得される。具体的に、例えば、RX UE又はTX UEは事前に設定されたルールに基づいて、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値を(暗黙的に)決定/獲得することができる。
【0213】
例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるサブチャネルの数によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるMCS値によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるランク(rank)値によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるDMRSアンテナポート数/インデクス値によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値は(リソースプール内)輻輳レベル(例えば、CBR)によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEが送信するサービスのタイプによって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEが送信するサービスの優先順位によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEが送信するサービスのQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEの移動速度及び/又はRX UEの移動速度によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、移動速度は絶対速度又は相対速度を含む。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEのキャストタイプによって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、キャストタイプはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、TX UEがPSSCHの送信に使用するPRGサイズ値が事前に設定されたルールに基づいて(暗黙的に)決定/獲得される場合、TX UE又はRX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はサブチャネルに含まれたRBの数によって異なるように又は独立して設定/限定される。
【0214】
例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるサブチャネルの数によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるMCS値によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるランク値によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はPSSCHの送信に用いられるDMRSアンテナポート数/インデクス値によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値は(リソースプール内)輻輳レベル(例えば、CBR)によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEが送信するサービスのタイプによって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEが送信するサービスの優先順位によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEが送信するサービスのQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEの移動速度及び/又はRX UEの移動速度によって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、移動速度は絶対速度又は相対速度を含む。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はTX UEのキャストタイプによって異なるように又は独立して設定/限定される。例えば、キャストタイプはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、TX UEがPRGサイズに関連する候補値のうちPRGサイズ値を選択/決定する場合、TX UEが(選択可能な)PRGサイズ(候補)値はサブチャネルに含まれたRBの数によって異なるように又は独立して設定/限定される。
【0215】
例えば、TX UEは上述した実施例によって決定されたPRGサイズを(スロット内)サブチャネル単位ごとに(独立して)適用することができる。例えば、TX UEは上述した実施例によって決定されたPRGサイズを(スロット内)サブチャネルに関係なく(全ての)RBに対して適用することができる。
【0216】
例えば、TX UEがPRGサイズを(スロット内)サブチャネルごとに適用する場合、TX UEがPRGサイズをサブチャネル内において適用した以後、残りのRB数がPRGサイズより小さい場合、TX UEは残りのRBに対してサブチャネル内の他のRBと同じプリコーディングを適用するように決定/見なすことができる。そして、例えば、TX UEは残りのRBに対してサブチャネル内の他のRBと同じプリコーディングを適用することができ、TX UEは残りのRB上においてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0217】
例えば、TX UEがPRGサイズを(スロット内)サブチャネルごとに適用する場合、TX UEがPRGサイズをサブチャネル内において適用した以後、残りのRB数がPRGサイズより小さい場合、TX UEは残りのRBに対してサブチャネル内の他のRBと同じプリコーディングを適用しないように決定/見なすことができる。そして、例えば、TX UEは残りのRBに対してサブチャネル内の他のRBと同じプリコーディングを適用しないで、TX UEは残りのRB上においてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0218】
例えば、TX UEがPRGサイズを(スロット内)サブチャネルに関係なく(全ての)RBに対して適用する場合、TX UEがPRGサイズを(スロット内)RBに対して適用した以後、残りのRB数がPRGサイズより小さい場合、TX UEは残りのRBに対して他のRBと同じプリコーディングを適用するように決定/見なすことができる。そして、例えば、TX UEは残りのRBに対して他のRBと同じプリコーディングを適用することができ、TX UEは残りのRB上においてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0219】
例えば、TX UEがPRGサイズを(スロット内)サブチャネルに関係なく(全ての)RBに対して適用する場合、TX UEがPRGサイズを(スロット内)RBに対して適用した以後、残りのRB数がPRGサイズより小さい場合、TX UEは残りのRBに対して他のRBと同じプリコーディングを適用しないように決定/見なすことができる。そして、例えば、TX UEは残りのRBに対して他のRBと同じプリコーディングを適用しないで、TX UEは残りのRB上においてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0220】
例えば、サブチャネルのサイズが事前に設定された閾値以下又は小さい場合、TX UEはサブチャネルサイズ単位ごとにPRGを適用することができる。例えば、サブチャネルのサイズが事前に設定された閾値以上又は超過であれば、TX UEは事前に設定されたRB数単位ごとにPRGを適用することができる。
【0221】
例えば、サブチャネルのサイズが事前に設定された閾値以下又は小さい場合、TX UEは事前に設定されたRB数単位ごとにPRGを適用することができる。例えば、サブチャネルのサイズが事前に設定された閾値以上又は超過であれば、TX UEはサブチャネルサイズ単位ごとにPRGを適用することができる。
【0222】
例えば、TX UEがPSSCH送信に使用するサブチャネルの数が事前に設定された閾値以下又は小さい場合、TX UEはサブチャネルサイズ単位ごとにPRGを適用することができる。例えば、TX UEがPSSCH送信に使用するサブチャネルの数が事前に設定された閾値以上又は超過であれば、TX UEは事前に設定されたRB数単位ごとにPRGを適用することができる。
【0223】
例えば、TX UEがPSSCH送信に使用するサブチャネルの数が事前に設定された閾値以下又は小さい場合、TX UEは事前に設定されたRB数単位ごとにPRGを適用することができる。例えば、TX UEがPSSCH送信に使用するサブチャネルの数が事前に設定された閾値以上又は超過であれば、TX UEはサブチャネルサイズ単位ごとにPRGを適用することができる。
【0224】
本開示の一実施例によれば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、(特定)相対速度ベースのTXパラメータ制限値及び/又は(特定)相対速度ベースのTXパラメータ制限値範囲がTX UEに対して異なるように設定される。そして、例えば、TX UEはTXパラメータ制限値及び/又はTXパラメータ制限値範囲に基づいて、SL情報をRX UEへ送信することができる。例えば、TXパラメータ制限値はTX UEの再送回数、TX UEが送信に使用するMCS値、及び/又はTX UEの送信電力値のうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、TXパラメータ制限範囲はTX UEの再送回数の範囲、TX UEが送信に使用するMCS値の範囲、及び/又はTX UEの送信電力値の範囲のうち少なくともいずれか一つを含む。
【0225】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、(特定)絶対速度ベースのTXパラメータ制限値及び/又は(特定)絶対速度ベースのTXパラメータ制限値範囲がTX UEに対して異なるように設定される。そして、例えば、TX UEはTXパラメータ制限値及び/又はTXパラメータ制限値範囲に基づいて、SL情報をRX UEへ送信することができる。例えば、TXパラメータ制限値はTX UEの再送回数、TX UEが送信に使用するMCS値、及び/又はTX UEの送信電力値のうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、TXパラメータ制限範囲はTX UEの再送回数の範囲、TX UEが送信に使用するMCS値の範囲、及び/又はTX UEの送信電力値の範囲のうち少なくともいずれか一つを含む。
【0226】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、特定TXパラメータ制限値/範囲が適用される相対速度値/範囲がTX UEに対して異なるように設定される。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、特定TXパラメータ制限値/範囲が適用される絶対速度値/範囲がTX UEに対して異なるように設定される。
【0227】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEが相対速度又は絶対速度のうちある速度に基づいてTXパラメータ制限を適用するかがTX UEに対して異なるように設定される。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEは相対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を適用/決定することができる。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEは絶対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を適用/決定することができる。
【0228】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEが絶対速度に基づいてTXパラメータを制限するかどうかがTX UEに対して異なるように設定される。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEは絶対速度に基づいてTXパラメータを制限するかどうかを決定することができる。
【0229】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEが相対速度に基づいてTXパラメータを制限するかどうかがTX UEに対して異なるように設定される。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEは相対速度に基づいてTXパラメータを制限するかどうかを決定することができる。
【0230】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEが絶対速度を考慮せずTXパラメータを制限するかどうかがTX UEに対して異なるように設定される。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEは絶対速度を考慮せずTXパラメータを制限するかどうかを決定することができる。
【0231】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEが相対速度を考慮せずTXパラメータを制限するかどうかがTX UEに対して異なるように設定される。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEは相対速度を考慮せずTXパラメータを制限するかどうかを決定することができる。
【0232】
例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEがTXパラメータを制限するかどうかがTX UEに対して異なるように設定される。例えば、TX UEによって送信されるサービスの優先順位、TX UEによって送信されるサービスのタイプ、TX UEによって送信されるサービスに関連するQoS要件(例えば、信頼度及び/又はレイテンシー)、及び/又はキャストタイプのうち少なくともいずれか一つによって、TX UEはTXパラメータを制限するかどうかを決定することができる。
【0233】
例えば、比較的高い信頼度要件を持つサービスの場合、相対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、TX UEは相対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0234】
例えば、SL HARQフィードバックが活性化(enable)されたサービスの場合、相対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、TX UEは相対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0235】
例えば、ユニキャストサービスの場合、相対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、ユニキャストサービスはTX UEがPC5 RRC接続を介してRX UEへ送信するサービスである。例えば、TX UEは相対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0236】
例えば、グループキャストサービスの場合、相対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、TX UEは相対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0237】
例えば、比較的高い信頼度要件を持つサービスの場合、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、TX UEは絶対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0238】
例えば、SL HARQフィードバックが活性化(enable)されたサービスの場合、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、TX UEは絶対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0239】
例えば、ユニキャストサービスの場合、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、ユニキャストサービスはTX UEがPC5 RRC接続を介してRX UEへ送信するサービスである。例えば、TX UEは絶対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0240】
例えば、グループキャストサービスの場合、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定される。例えば、TX UEは絶対速度に基づいてTXパラメータ制限値/範囲を決定/適用することができ、TX UEはTXパラメータ制限値/範囲に基づいてSL情報をRX UEへ送信することができる。
【0241】
例えば、特定優先順位のサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEは相対速度を用いて前記特定優先順位のサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、特定優先順位のサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEの能力によって、TX UEは相対速度を用いて前記特定優先順位のサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、TXパラメータは事前に設定された候補パラメータセット内において決定/選択される。
【0242】
例えば、特定タイプのサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEは相対速度を用いて前記特定タイプのサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、特定タイプのサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEの能力によって、TX UEは相対速度を用いて前記特定タイプのサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、TXパラメータは事前に設定された候補パラメータセット内において決定/選択される。
【0243】
例えば、特定QoS要件を持つサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEは相対速度を用いて前記特定QoS要件を持つサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、特定QoS要件を持つサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEの能力によって、TX UEは相対速度を用いて前記特定QoS要件を持つサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、TXパラメータは事前に設定された候補パラメータセット内において決定/選択される。
【0244】
例えば、特定キャストタイプに関連するサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEは相対速度を用いて前記特定キャストタイプのサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、特定キャストタイプに関連するサービスに対して、絶対速度ベースのTXパラメータ制限がTX UEに対して設定されない場合、TX UEの能力によって、TX UEは相対速度を用いて前記特定キャストタイプのサービスに関連するメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、TXパラメータは事前に設定された候補パラメータセット内において決定/選択される。
【0245】
例えば、TX UEが絶対速度を考慮せずTXパラメータを制限するようにTX UEに対して設定された場合、TX UEは相対速度を用いてメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、前記メッセージは前記特定優先順位のサービスに関連するメッセージ、前記特定タイプのサービスに関連するメッセージ、前記特定QoS要件を持つサービスに関連するメッセージ、及び/又は前記特定キャストタイプのサービスに関連するメッセージのうち少なくともいずれか一つを含む。
【0246】
例えば、TX UEがTXパラメータを制限するようにTX UEに対して設定されなかった場合、TX UEは相対速度を用いてメッセージの送信に用いられるTXパラメータを決定/選択することができる。例えば、前記メッセージは前記特定優先順位のサービスに関連するメッセージ、前記特定タイプのサービスに関連するメッセージ、前記特定QoS要件を持つサービスに関連するメッセージ、及び/又は前記特定キャストタイプのサービスに関連するメッセージのうち少なくともいずれか一つを含む。
【0247】
例えば、通常、TX UEのキャストタイプ(例えば、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)及び/又はSL HARQフィードバックが活性化されるかどうかによって、(ターゲット)サービスの優先順位、(ターゲット)サービスのタイプ、(ターゲット)サービスのQoS要件が異なる場合がある。したがって、TX UEのキャストタイプ及び/又はSL HARQフィードバックがTX UEによって送信されるサービスに対して実行/適用されるかどうかに基づいて、TXパラメータ制限がTX UEに対して適用/設定/実装される。
【0248】
本開示の一実施例によれば、TX UEが(PSSCH上において送信する)PT-RSに関連するAP(antenna port)の数はPSSCHに関連するAPの数より少ない場合がある。例えば、TX UEがPT-RSを送信するのに使用するAPの数はTX UEがPSSCHを送信するのに使用するAPの数より少ない場合がある。前記の場合、TX UEは特定/一部の(PSSCH)レイヤ/AP上のPT-RS REに電力を割り当てない場合がある。例えば、PT-RS REはPT-RSが送信されるREである。ここで、例えば、TX UEがゼロパワーPT-RS RE上のPSD(Power Spectral Density)を(同一シンボル内において)前記ゼロパワーPT-RS REとFDMの形として位置するデータREに割り当て/分散する場合、第1シンボル(例えば、PT-RS及びデータがマッピングされたシンボル)及び前記第1シンボルと隣接する第2シンボル(例えば、データのみマッピングされたシンボル)間において、PSDが異なる場合がある。したがって、電力過渡期間(power transient period)が追加要求される。ここで、例えば、上述した問題を軽減させるために、TX UEはゼロパワーPT-RS RE上のPSDを前記ゼロパワーPT-RS REとFDMの形として位置する(同一シンボル内の)データREに割り当て/分散しないように設定される。例えば、TX UEはゼロパワーPT-RS RE上のPSDを前記ゼロパワーPT-RS REとFDMの形として位置する(同一シンボル内の)データREに割り当て/分散させない場合がある。例えば、TX UEはゼロパワーPT-RS RE上にデータマッピングが仮想に実行されたと決定/解釈することができ、TX UEはゼロパワーPT-RS RE上のPSDを前記ゼロパワーPT-RS REとFDMの形として位置する(同一シンボル内の)データREに割り当て/分散させない場合がある。
【0249】
例えば、端末がチェーンベースのリソース予約動作を実行するかどうかによって、端末は本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかを決定することができる。例えば、端末がブロックベースのリソース予約動作を実行するかどうかによって、端末は本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかを決定することができる。例えば、端末がブラインド再送動作を実行するかどうかによって、端末は本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかを決定することができる。例えば、端末がSL HARQフィードバックベースの再送動作を実行するかどうかによって、端末は本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかを決定することができる。例えば、端末がCGベースのリソース選択/予約動作を実行するかどうかによって、端末は本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかを決定することができる。例えば、端末がDGベースのリソース選択/予約動作を実行するかどうかによって、端末は本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかを決定することができる。
【0250】
例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、リソースプールごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、サービスタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、サービス優先順位ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、キャストタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、キャストタイプはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、デスティネーションUEごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、(L1又はL2)デスティネーションIDごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、(L1又はL2)ソースIDごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、(サービス)QoSパラメータごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、(サービス)QoSパラメータは信頼度関連パラメータ、レイテンシー関連パラメータ、及び/又は(ターゲット)BLER(block error rate)関連パラメータのうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、(リソースプール)輻輳レベルごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、SLモードタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、SLモードタイプはSLモード1及び/又はSLモード2を含む。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、グラントタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、グラントタイプはCG及び/又はDGを含む。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、パケット/メッセージ(例えば、TB)サイズごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、端末がPSSCHを送信するのに使用するサブチャネルの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、端末がPSCCHを送信するのに使用するRBの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、(一つの)サブチャネルを構成するRBの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、リソースプールを構成するサブチャネルの数及び/又はリソースプールを構成するRBの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、(一つの)サブチャネルサイズとPSCCH(周波数)リソースサイズが同じか否かによって異なるように又は限定して設定される。例えば、端末が本開示の様々な実施例によって提案されるルールのうち少なくともいずれか一つのルールを適用するかどうかは、(準)静的コードブックが端末に対して設定されたかどうかによって異なるように又は限定して設定される。
【0251】
例えば、端末がチェーンベースのリソース予約動作を実行するかどうかによって、パラメータは端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末がブロックベースのリソース予約動作を実行するかどうかによって、パラメータは端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末がブラインド再送動作を実行するかどうかによって、パラメータは端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末がSL HARQフィードバックベースの再送動作を実行するかどうかによって、パラメータは端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末がCGベースのリソース選択/予約動作を実行するかどうかによって、パラメータは端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、端末がDGベースのリソース選択/予約動作を実行するかどうかによって、パラメータは端末に対して異なるように又は限定して設定される。
【0252】
例えば、パラメータはリソースプールごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータはサービスタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータはサービス優先順位ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータはキャストタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、キャストタイプはユニキャスト、グループキャスト及び/又はブロードキャストのうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、パラメータはデスティネーションUEごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは(L1又はL2)デスティネーションIDごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは(L1又はL2)ソースIDごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは(サービス)QoSパラメータごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、(サービス)QoSパラメータは信頼度関連パラメータ、レイテンシー関連パラメータ、及び/又は(ターゲット)BLER関連パラメータのうち少なくともいずれか一つを含む。例えば、パラメータは(リソースプール)輻輳レベルごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータはSLモードタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、SLモードタイプはSLモード1及び/又はSLモード2を含む。例えば、パラメータはグラントタイプごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、グラントタイプはCG及び/又はDGを含む。例えば、パラメータはパケット/メッセージ(例えば、TB)サイズごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは端末がPSSCHを送信するのに使用するサブチャネルの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは端末がPSCCHを送信するのに使用するRBの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは(一つの)サブチャネルを構成するRBの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータはリソースプールを構成するサブチャネルの数及び/又はリソースプールを構成するRBの数ごとに端末に対して異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは(一つの)サブチャネルサイズとPSCCH(周波数)リソースサイズが同じか否かによって異なるように又は限定して設定される。例えば、パラメータは(準)静的コードブックが端末に対して設定されたかどうかによって異なるように又は限定して設定される。
【0253】
図16は本開示の一実施例によって、第1装置がNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを送信する方法を示す。
図16の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0254】
図16を参照すれば、ステップS1610において、第1装置はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを第1シンボル上にマッピングすることができる。例えば、第1装置は本開示の様々な実施例によって、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを第1シンボル上にマッピングすることができる。例えば、第1装置はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされた第1シンボルとFDMの形として位置するRE上に、データ情報、2
ndSCI及び/又はPT-RSのうち少なくともいずれか一つをマッピングするかどうかを決定することができる。例えば、第1装置は本開示の様々な実施例によって、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされた第1シンボルとFDMの形として位置するRE上に、データ情報、2
ndSCI及び/又はPT-RSのうち少なくともいずれか一つをマッピングするかどうかを決定することができる。ステップS1620において、第1装置はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを第2装置へ送信することができる。例えば、第1装置は本開示の様々な実施例によって、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを第2装置へ送信することができる。
【0255】
図17は本開示の一実施例によって、第2装置がNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMに基づいてチャネル状態情報を獲得する方法を示す。
図17の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0256】
図17を参照すれば、ステップS1710において、第2装置はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを第1シンボル上において受信することができる。例えば、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMを第1シンボル上にマッピングされる。例えば、本開示の様々な実施例によって、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMは第1装置によって第1シンボル上にマッピングされる。例えば、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされた第1シンボルとFDMの形として位置するRE上に、データ情報、2
ndSCI及び/又はPT-RSのうち少なくともいずれか一つがマッピングされるかどうかが第1装置によって決定される。例えば、本開示の様々な実施例によって、NZP CSI-RS及び/又はCSI-IMがマッピングされた第1シンボルとFDMの形として位置するRE上に、データ情報、2
ndSCI及び/又はPT-RSのうち少なくともいずれか一つがマッピングされるかどうかが第1装置によって決定される。ステップS1720において、第2装置はNZP CSI-RS及び/又はCSI-IMに基づいて、第1装置及び第2装置間のチャネル状態情報を測定/獲得/計算することができる。あるいは、第2装置はチャネル状態情報を第1装置へ送信することができる。
【0257】
図18は本開示の一実施例によって、第1装置が無線通信を行う方法を示す。
図18の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0258】
図18を参照すれば、ステップS1810において、第1装置は第1スロットにおいてリソースプールに対するCBR(channel busy ratio)を測定することができる。ステップS1820において、第1装置は前記第1スロットにおいて測定されたCBRに基づいて、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)送信(transmission)のための電力を決定することができる。ステップS1830において、第1装置は前記電力に基づいて前記第2スロットにおいて前記PSSCH送信を第2装置に実行することができる。例えば、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCH送信に関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0259】
例えば、前記PSSCH送信に関連する前記SCSが大きいほど、前記Nは大きい値に決定される。例えば、前記SCSは15kHz、30kHz、60kHz又は120kHzのうちいずれか一つである。
【0260】
例えば、前記第1スロットのインデクスは前記第2スロットのインデクスにおいて前記Nを引いた値である。
【0261】
例えば、前記CBRは前記第1スロット以前の複数のスロットを含む持続時間の間に前記リソースプールに対して測定される。例えば、前記CBRは(i)前記第1スロットから100個のスロット以前の第3スロットから(ii)前記第1スロットから1個のスロット以前の第4スロットまでの持続時間の間に前記リソースプールに対して測定される。例えば、前記CBRは(i)前記第1スロットから100ms以前から(ii)前記第1スロットから1ms以前までの持続時間の間に前記リソースプールに対して測定される。
【0262】
例えば、前記CBRの範囲ごとに前記PSSCH送信に関連する最大送信電力が前記第1装置に対して設定される。
【0263】
例えば、前記PSSCH送信に関連するPRG(precoding resource block group)のサイズは前記第1装置に対して設定される。例えば、前記PRGのサイズはサブチャネルと関係なくRB(resource block)に基づいて適用される。例えば、前記PRGに含まれた連続的に割り当てられたRBに対して同じプリコーディング(precoding)が適用される。
【0264】
あるいは、例えば、第1装置は前記第1装置のセンシングタイプに関連する情報を前記第2装置へ送信することができる。例えば、前記センシングタイプは部分センシング(partial sensing)又は全体センシング(full sensing)を含む。
【0265】
あるいは、例えば、第1装置は前記第1装置のリソース割り当てモードに関連する情報を前記第2装置へ送信することができる。
【0266】
前記提案方法は本開示の様々な実施例に係る装置に適用される。まず、第1装置100のプロセッサ102は第1スロットにおいてリソースプールに対するCBR(channel busy ratio)を測定することができる。そして、第1装置100のプロセッサ102は前記第1スロットにおいて測定されたCBRに基づいて、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)送信(transmission)のための電力を決定することができる。そして、第1装置100のプロセッサ102は前記電力に基づいて前記第2スロットにおいて前記PSSCH送信を第2装置に実行するように送受信機106を制御することができる。例えば、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCH送信に関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0267】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う第1装置が提供される。例えば、第1装置は命令を格納する一つ以上のメモリ;一つ以上の送受信機;及び前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機を接続する一つ以上のプロセッサを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、第1スロットにおいてリソースプールに対するCBR(channel busy ratio)を測定し;前記第1スロットにおいて測定されたCBRに基づいて、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)送信(transmission)のための電力を決定し;及び前記電力に基づいて前記第2スロットにおいて前記PSSCH送信を第2装置に実行することができる。例えば、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCH送信に関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0268】
本開示の一実施例によれば、第1端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。例えば、装置は一つ以上のプロセッサ;及び前記一つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する一つ以上のメモリを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行し、第1スロットにおいてリソースプールに対するCBR(channel busy ratio)を測定し;前記第1スロットにおいて測定されたCBRに基づいて、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)送信(transmission)のための電力を決定し;及び前記電力に基づいて前記第2スロットにおいて前記PSSCH送信を第2端末に実行することができる。例えば、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCH送信に関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0269】
本開示の一実施例によれば、命令を記録している非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。例えば、前記命令は、一つ以上のプロセッサによって実行されたとき、前記一つ以上のプロセッサに:第1装置によって、第1スロットにおいてリソースプールに対するCBR(channel busy ratio)を測定するようにし;前記第1装置によって、前記第1スロットにおいて測定されたCBRに基づいて、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)送信(transmission)のための電力を決定するようにし;及び前記第1装置によって、前記電力に基づいて前記第2スロットにおいて前記PSSCH送信を第2装置に実行するようにすることができる。例えば、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCH送信に関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0270】
図19は本開示の一実施例によって、第2装置が無線通信を行う方法を示す。
図19の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0271】
図19を参照すれば、ステップS1910において、第2装置は第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)を第1装置から受信することができる。例えば、前記PSSCHに関連する送信電力は前記第1装置によって第1スロットにおいてリソースプールに対して測定されたCBR(channel busy ratio)に基づいて決定され、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCHに関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0272】
前記提案方法は本開示の様々な実施例に係る装置に適用される。まず、第2装置200のプロセッサ202は第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)を第1装置から受信するように送受信機206を制御することができる。例えば、前記PSSCHに関連する送信電力は前記第1装置によって第1スロットにおいてリソースプールに対して測定されたCBR(channel busy ratio)に基づいて決定され、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCHに関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0273】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う第2装置が提供される。例えば、第2装置は命令を格納する一つ以上のメモリ;一つ以上の送受信機;及び前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機を接続する一つ以上のプロセッサを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)を第1装置から受信することができる。例えば、前記PSSCHに関連する送信電力は前記第1装置によって第1スロットにおいてリソースプールに対して測定されたCBR(channel busy ratio)に基づいて決定され、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCHに関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0274】
本開示の一実施例によれば、第2端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。例えば、装置は一つ以上のプロセッサ;及び前記一つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する一つ以上のメモリを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)を第1端末から受信することができる。例えば、前記PSSCHに関連する送信電力は前記第1端末によって第1スロットにおいてリソースプールに対して測定されたCBR(channel busy ratio)に基づいて決定され、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCHに関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0275】
本開示の一実施例によれば、命令を記録している非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。例えば、前記命令は、一つ以上のプロセッサによって実行されたとき、前記一つ以上のプロセッサに:第2装置によって、第2スロットにおいてPSSCH(physical sidelink shared channel)を第1装置から受信するようにすることができる。例えば、前記PSSCHに関連する送信電力は前記第1装置によって第1スロットにおいてリソースプールに対して測定されたCBR(channel busy ratio)に基づいて決定され、前記第1スロットは前記第2スロットからN個のスロット以前のスロットであり、前記Nは前記PSSCHに関連するSCS(sub carrier spacing)に基づいて決定され、前記Nは正の整数である。
【0276】
図20は本開示の一実施例によって、端末がSL CSIを報告する手順を示す。
図20の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0277】
図20を参照すれば、ステップS2010において、TX UEはCSI-RSをRX UEへ送信することができる。例えば、TX UEはSL CSI報告をトリガー/要求したUEである。ステップS2020において、RX UEはCSI-RSに基づいてTX UE及びRX UE間のチャネル状態を測定することができる。例えば、RX UEはCSI-RSに基づいてSL CSIを獲得することができる。ステップS2030において、RX UEはSL CSIをTX UEに報告することができる。例えば、前記SL CSIはMAC CEを介して送信される。あるいは、ステップS2030において、RX UEは前記SL CSIに関連する情報をTX UEへ送信することができる。例えば、RX UEが前記SL CSIをTX UEに報告するとき、RX UEは前記SL CSIに関連する情報をともにTX UEに報告することができる。
【0278】
例えば、前記SL CSIに関連する情報はCSI_REFINXを含む。例えば、前記CSI_REFINXは前記SL CSIが測定された(基準(reference))リソース(例えば、スロット)に関連する情報である。説明の便宜上、前記SL CSIが測定されたスロット又はSL CSI-RSが送受信されたスロットはSL CSI基準スロットと称する。
【0279】
例えば、前記SL CSIに関連する情報はCSIREF_VALを含む。例えば、前記CSIREF_VALは数式1に基づいて獲得される。
【0280】
【0281】
ここで、Z=MODULO(X,Y)はXをYに割った余りの値を導出する関数を意味する。例えば、リソースプール内SLスロットのインデクスは前記SL CSIが測定されたSLスロットのインデクスである。例えば、前記SLスロットのインデクスは物理(physical)スロットのインデクスである。例えば、前記SLスロットのインデクスは論理(logical)スロットのインデクスである。
【0282】
例えば、前記SL CSIに関連する情報はCSI_OFFVALを含む。例えば、前記CSI_OFFVALは数式2に基づいて獲得される。
【0283】
【0284】
ここで、Z=MODULO(X,Y)はXをYに割った余りの値を導出する関数を意味する。例えば、SL CSI報告に関連するレイテンシーバウンド内SLスロットに関連する情報はSL CSI報告に関連するレイテンシーバウンド内において(再インデクス付けされた)前記SL CSIが測定されたSLスロットのインデクス又は次数(order)である。例えば、前記SLスロットのインデクスは物理スロットのインデクスである。例えば、前記SLスロットのインデクスは論理スロットのインデクスである。例えば、CSI_OFFVALはSL CSI基準スロット(例えば、SL CSIが測定/導出されたスロット又はSL CSI-RSが受信されたスロット)とSL CSI報告が実行されるスロット間の時間オフセット情報又はスロットオフセット情報に解釈される。説明の便宜上、レイテンシーバウンドはCSI_LBDと称する。
【0285】
例えば、前記SL CSIに関連する情報はCSI_QTVALを含む。例えば、SL CSI報告に関連するレイテンシーバウンドを事前に設定された量子化ウィンドウ(quantization window)単位(すなわち、QT_WIN)に割った場合、前記CSI_QTVALは前記分割された複数のウィンドウのうち、連動されたSL CSI基準スロット又はSL CSI報告が実行されるスロットが属するQT_WINの次数(order)情報又はインデクス情報である。
【0286】
本開示の様々な実施例において、前記SL CSI報告に関連するレイテンシーバウンドはSL CSI-RS受信/送信時点からSL CSI報告が実行する必要があるレイテンシー予算(latency budget)までの時間ウィンドウ/領域である。例えば、前記SL CSI報告に関連するレイテンシーバウンドはTX UE及びRX UEに対して事前に設定される。例えば、前記SL CSI報告に関連するレイテンシーバウンドはPC5 RRCシグナリング(例えば、RRC再設定サイドリンクメッセージ)を介してTX UE及びRX UE間において交換される。
【0287】
表10はRRC再設定サイドリンクメッセージの一例を示す。
【0288】
【0289】
表10を参照すれば、RRC再設定サイドリンクメッセージはsl-LatencyBoundCSI-Report-r16を含む。例えば、Sl-LatencyBoundCSI-Report-r16が10を指示する場合、SL CSI報告がトリガーされたスロット(例えば、SL CSI基準スロット)から10個のスロット内においてSL CSI報告が要求される。
【0290】
本開示の様々な実施例において、例えば、CSI_INDEXは時間領域上において又はSL CSI報告に関連するレイテンシーバウンド(latency bound)内において識別される(最大)SL CSI報告数である。例えば、CSI_INDEXは時間領域上において又はSL CSI報告に関連するレイテンシーバウンド内において識別される(最大)SL CSI-RS送信数である。例えば、CSI_INDEXはRX UEが時間領域上において又はSL CSI報告に関連するレイテンシーバウンド(latency bound)内において送信可能な(最大)SL CSI報告数である。例えば、CSI_INDEXはTX UEが時間領域上において又はSL CSI報告に関連するレイテンシーバウンド内において送信可能な(最大)SL CSI-RS送信数である。
【0291】
例えば、TX UEが前記SL CSIに関連する情報(例えば、CSI_OFFVAL、CSI_QTVAL及び/又はCSIREF_VALのうち少なくともいずれか一つ)をRX UEから受信した場合、TX UEは前記SL CSIに関連する情報を用いて、SL CSI報告を受信した時点(例えば、スロット#N)から(時間軸の逆方向に)前記SL CSI報告に関連するSL CSI-RSの候補位置/時間領域を導出することができる。
【0292】
例えば、TX UEが前記SL CSI報告に関連するSL CSI-RSの候補位置/時間領域を導出する場合、前記TX UEによって送信された複数のSL CSI-RSが前記候補位置/時間領域内に存在すれば、前記TX UEは前記複数のSL CSI-RSのうち前記スロット#Nと最も遠い時点において送信されたSL CSI-RSが前記受信されたSL CSI報告に関連すると見なす/決定することができる。
【0293】
例えば、TX UEが前記SL CSI報告に関連するSL CSI-RSの候補位置/時間領域を導出する場合、前記TX UEによって送信された複数のSL CSI-RSが前記候補位置/時間領域内に存在すれば、前記TX UEは前記複数のSL CSI-RSのうち前記スロット#Nと最も近い時点において送信されたSL CSI-RSが前記受信されたSL CSI報告に関連すると見なす/決定することができる。
【0294】
例えば、TX UEが前記SL CSIに関連する情報(例えば、CSI_OFFVAL、CSI_QTVAL及び/又はCSIREF_VALのうち少なくともいずれか一つ)をRX UEから受信した場合、TX UEはSL CSI-RSを送信した時点からSL CSI報告に関連するレイテンシーバウンドを適用することができ、TX UEは(受信されたSL CSI報告が属するレイテンシーバウンド領域のうち)RX UEから受信した前記SL CSIに関連する情報が有効なSL CSI-RSの候補及び/又はレイテンシーバウンド領域を導出/決定することができる。この場合、例えば、前記SL CSI-RSが複数であれば、TX UEはSL CSI報告を受信した時点から最も遠い時点のSL CSI-RSが前記SL CSI報告に関連すると見なす/決定することができる。例えば、前記SL CSI-RSが複数であれば、TX UEはSL CSI報告を受信した時点から最も近い時点のSL CSI-RSが前記SL CSI報告に関連すると見なす/決定することができる。
【0295】
図21は本開示の一実施例に係る、SL CSI報告(reporting)MAC CEの一例を示す。
図21の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0296】
例えば、CEILING(log2(CSI_INDEX))ビットがSL CSI報告に関連するMAC(CE)上にともに多重化される。ここで、Y=CEILING(X)はXより大きいか同じである最小の整数を導出する関数である。
【0297】
例えば、CSI_INDEX及び/又はQT_WINに関連する最大値及び/又は最小値はサービスタイプによってUEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、CSI_INDEX及び/又はQT_WINに関連する最大値及び/又は最小値はサービス優先順位によってUEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、CSI_INDEX及び/又はQT_WINに関連する最大値及び/又は最小値はキャストタイプ(例えば、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)によってUEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、CSI_INDEX及び/又はQT_WINに関連する最大値及び/又は最小値はQoS要件(例えば、信頼度、レイテンシー)によってUEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、CSI_INDEX及び/又はQT_WINに関連する最大値及び/又は最小値は端末速度(例えば、絶対速度又は相対速度)によってUEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、CSI_INDEX及び/又はQT_WINに関連する最大値及び/又は最小値はCSI_LBDによってUEに対して異なるように又は独立して設定される。ここで、例えば、CSI_LBDはリソースプール特定設定された又はPC5 RRCシグナリングを介して設定されたSL CSI報告に関連するレイテンシー予算(latency budget)である。例えば、前記レイテンシー予算は最大レイテンシー予算、最小レイテンシー予算又は平均レイテンシー予算を含む。例えば、CSI_INDEX及び/又はQT_WINに関連する最大値及び/又は最小値は(リソースプール関連)輻輳レベル(例えば、CBR)によってUEに対して異なるように又は独立して設定される。
【0298】
例えば、CSI_REFINX情報はSL CSI報告に関連するMAC(CE)上にともに多重化される。
【0299】
例えば、TX UEが(事前に設定された時間ウィンドウ又はSL CSI報告に関連するCSI_LBD内において)自身が何回目にSL CSI報告をトリガーしたかに対するインジケータがSCI上に定義/導入される場合、前記インジケータとSL CSI要求インジケータは一つのフィールド(すなわち、CSI_JFD)にジョイント指示(joint indication)される。具体的に、例えば、CSI_JFDが2ビットに定義される場合、CSI_JFDは表11のように定義される。
【0300】
【0301】
例えば、TX UEはCSI_LBD内においてRX UEにSL CSI報告要求を臨界回数(例えば、1)を超過して実行しないように設定される。例えば、前記臨界回数は前記TX UE及び/又はRX UEに対して設定されるか事前に設定される。例えば、前記臨界回数は最大臨界回数である。例えば、TX UEはCSI_LBD内においてRX UEにSL CSI報告要求を臨界回数(例えば、1)を超過して送信しない場合がある。例えば、前記臨界回数が1である場合、TX UEはCSI_LBD内においてRX UEにSL CSI報告要求を1回送信することができる。具体的に、例えば、前記臨界回数が1である場合、TX UEがCSI_LBD内においてRX UEにSL CSI報告要求を2回以上送信することは許可されない場合がある。
【0302】
例えば、TX UEは時間ウィンドウ内においてRX UEにSL CSI報告要求を臨界回数(例えば、1)を超過して実行しないように設定される。例えば、前記臨界回数は前記TX UE及び/又はRX UEに対して設定されるか事前に設定される。例えば、前記臨界回数は最大臨界回数である。例えば、前記時間ウィンドウは前記TX UE及び/又はRX UEに対して設定されるか事前に設定される。例えば、TX UEは前記時間ウィンドウ内においてRX UEにSL CSI報告要求を臨界回数(例えば、1)を超過して送信しない場合がある。例えば、前記臨界回数が1である場合、TX UEは前記時間ウィンドウ内においてRX UEにSL CSI報告要求を1回送信することができる。具体的に、例えば、前記臨界回数が1である場合、TX UEが前記時間ウィンドウ内においてRX UEにSL CSI報告要求を2回以上送信することは許可されない場合がある。
【0303】
例えば、前記臨界回数はサービスタイプによって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記臨界回数はサービス優先順位によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記臨界回数はキャストタイプ(例えば、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記臨界回数はQoS要件(例えば、信頼度、レイテンシー)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記臨界回数は端末速度(例えば、絶対速度、相対速度)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記臨界回数はCSI_LBDによって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記臨界回数は(リソースプール関連)輻輳レベル(例えば、CBR)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。
【0304】
例えば、前記CSI_LBDはサービスタイプによって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記CSI_LBDはサービス優先順位によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記CSI_LBDはキャストタイプ(例えば、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記CSI_LBDはQoS要件(例えば、信頼度、レイテンシー)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記CSI_LBDは端末速度(例えば、絶対速度、相対速度)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記CSI_LBDはCSI_LBDによって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記CSI_LBDは(リソースプール関連)輻輳レベル(例えば、CBR)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。
【0305】
例えば、前記時間ウィンドウはサービスタイプによって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記時間ウィンドウはサービス優先順位によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記時間ウィンドウはキャストタイプ(例えば、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記時間ウィンドウはQoS要件(例えば、信頼度、レイテンシー)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記時間ウィンドウは端末速度(例えば、絶対速度、相対速度)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記時間ウィンドウはCSI_LBDによって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。例えば、前記時間ウィンドウは(リソースプール関連)輻輳レベル(例えば、CBR)によって、UEに対して異なるように又は独立して設定される。
【0306】
例えば、TX UEが以前に送信したSL CSI報告要求に関連するSL CSIをRX UEから成功的に受信した場合にのみ、TX UEは(追加の)SL CSI報告要求を前記RX UEへ送信するように(限定して)許可される。例えば、TX UEが以前に送信したSL CSI報告要求に関連するSL CSIを前記CSI_LBD内においてRX UEから成功的に受信した場合にのみ、TX UEは(追加の)SL CSI報告要求を前記RX UEへ送信するように(限定して)許可される。例えば、TX UEが以前に送信したSL CSI報告要求に関連するSL CSIを前記時間ウィンドウ内においてRX UEから成功的に受信した場合にのみ、TX UEは(追加の)SL CSI報告要求を前記RX UEへ送信するように(限定して)許可される。
【0307】
図22は本開示の一実施例によって、TX UEがCSI報告要求及びCSI-RSを送信する手順を示す。
図22の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0308】
図22を参照すれば、ステップS2210において、TX UEはPSCCHを介して、第2SCI及びPSSCHのスケジューリングのための第1SCIをRX UEへ送信することができる。そして、TX UEはPSSCHを介して、CSI報告要求を指示するフィールドを含む第2SCI及びCSI-RSをRX UEへ送信することができる。
図22の実施例において、CSI報告に関連するレイテンシーバウンドはT1だと仮定する。
図22の実施例において、TX UEはCSI報告をRX UEから受信するのに失敗すると仮定する。したがって、ステップS2220及びステップS2230は省略される。この場合、TX UEがレイテンシーバウンド(T1)内において追加のCSI報告要求及びCSI-RSを前記RX UEに送信することは許可されない場合がある。したがって、ステップS2240において、CSI報告を前記RX UEから受信できなかったTX UEはT1以後、CSI報告要求及びCSI-RSを前記RX UEへ送信することができる。
【0309】
図23は本開示の一実施例によって、TX UEがCSI報告要求及びCSI-RSを送信する手順を示す。
図23の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0310】
図23を参照すれば、ステップS2310において、TX UEはPSCCHを介して、第2SCI及びPSSCHのスケジューリングのための第1SCIをRX UEへ送信することができる。そして、TX UEはPSSCHを介して、CSI報告要求を指示するフィールドを含む第2SCI及びCSI-RSをRX UEへ送信することができる。
図23の実施例において、CSI報告に関連するレイテンシーバウンドはT1だと仮定する。
図23の実施例において、TX UEはCSI報告をRX UEから受信すると仮定する。
【0311】
具体的に、ステップS2320において、RX UEはCSI-RSに基づいてCSIを獲得することができる。そして、ステップS2330において、TX UEはCSI報告をRX UEから受信することができる。この場合、TX UEが前記CSI報告を前記RX UEから受信した以後、TX UEが追加のCSI報告要求及びCSI-RSを前記RX UEに送信することは許可される。具体的に、例えば、TX UEがT3区間において追加のCSI報告要求及びCSI-RSを前記RX UEに送信することは許可される。したがって、ステップS2340において、CSI報告を前記RX UEから受信したTX UEはT2以後、CSI報告要求及びCSI-RSを前記RX UEへ送信することができる。
【0312】
例えば、UEは表12に基づいてCSI報告を送受信することができる。
【0313】
【0314】
例えば、TX UEが複数のSL CSI報告(例えば、TX UEが異なるサブバンド上においてSL CSI-RSを複数送信した状況)をトリガーした場合、RX UEがSL CSIを報告時、RX UEはサブバンド上のSL CSI-RSを併合して、広帯域(wideband)CSI情報を生成/報告するように設定される。例えば、TX UEが前記CSI_LBD又は前記時間ウィンドウ内において複数のSL CSI報告(例えば、TX UEが異なるサブバンド上においてSL CSI-RSを複数送信した状況)をトリガーした場合、RX UEがSL CSIを報告時、RX UEはサブバンド上のSL CSI-RSを併合して、広帯域(wideband)CSI情報を生成/報告するように設定される。
【0315】
例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプはサービスタイプに特定して異なるようにUEに対して設定される。例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプはサービス優先順位に特定して異なるようにUEに対して設定される。例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプはキャストタイプ(例えば、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト)に特定して異なるようにUEに対して設定される。例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプはQoS要件(例えば、信頼度、レイテンシー)に特定して異なるようにUEに対して設定される。例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプは(リソースプール)輻輳レベル(例えば、CBR)に特定して異なるようにUEに対して設定される。例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプは端末(相対)速度に特定して異なるようにUEに対して設定される。例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプはリソースプールに特定して異なるようにUEに対して設定される。例えば、SL CSI導出/計算に用いられる基準MCSテーブルのタイプに関連する情報はPC5 RRCシグナリングを介してTX UE及びRX UE間において交換/送信される。
【0316】
例えば、RX UEは(異なる又は同じキャリア上において)比較的高い優先順位の送信(例えば、UL送信及び/又はSL送信)が実行されるスロット及び/又はSL CSI送信に要求される電力値を保証しないスロットなどを除いた残りのスロット上の候補リソースのうち、SL CSI報告に関連する送信リソースを(再)選択することができる。例えば、比較的高い優先順位の送信(例えば、UL送信及び/又はSL送信)が実行されるスロットは(i)SL CSI送信が省略されるスロット又は(ii)RX UEがSL CSI送信に関連する要求電力を割り当てることができないスロットである。例えば、異なるキャリア上の(比較的高い優先順位の)UL送信とSL CSI送信が(時間領域上において)重複し、及び前記UL送信に関連する要求電力と前記SL CSI送信に関連する要求電力の合計が端末の最大送信電力値を超える場合、当該スロットにおいてSL CSI送信に要求される電力値は保証できない場合がある。例えば、前記候補リソースはRX UEがセンシングに基づいて選択可能な候補リソースである。ここで、例えば、前記のルールが適用される場合、SL CSI報告に関連する受信信頼度を保証することのみならず、SL CSI報告が省略される問題を軽減させることができる。
【0317】
図24は本開示の一実施例によって、第1装置が無線通信を行う方法を示す。
図24の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0318】
図24を参照すれば、ステップS2410において、第1装置はPSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信することができる。ステップS2420において、第1装置は前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第2装置へ送信することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0319】
例えば、前記第1CSI報告に関連する前記持続時間は前記第1CSI報告に関連するレイテンシーバウンド(latency bound)である。例えば、前記第1CSI報告に関連する前記レイテンシーバウンド内において、前記第1装置は前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記CSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。例えば、前記レイテンシーバウンドは前記第2SCIに関連するスロットの次のスロットから前記第2SCIによって要求された前記第1CSI報告が許可させる最後のスロットまでのスロットの数である。例えば、前記第1CSI報告に関連する前記レイテンシーバウンド外において、前記第1装置は前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記CSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可される。例えば、前記第1CSI報告に関連する前記レイテンシーバウンドは前記第1装置及び前記第2装置に対して設定される。
【0320】
例えば、前記第1CSI報告に関連する前記持続時間は前記第1CSI報告に関連するレイテンシーバウンドより短いか同じである。あるいは、例えば、第1装置は前記第1CSI報告に関連する前記レイテンシーバウンド内の第1スロット上において、前記第2SCIによって要求された前記第1CSI報告を前記第2装置から受信することができる。例えば、前記持続時間は前記第1スロットにおいて終了される。例えば、前記第1スロット以後の第2スロット上において、前記第1装置は前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記CSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可される。例えば、前記第1スロット以後、前記レイテンシーバウンド内の第2スロット上において、前記第1装置は前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記CSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可される。例えば、前記第1装置が前記第2SCIによって要求された前記第1CSI報告を前記持続時間内において前記第2装置からできないことに基づいて、前記第1装置は前記第1CSI報告に関連する前記持続時間内において前記第2CSI報告が要求されたことを示す前記CSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。例えば、前記レイテンシーバウンドの終了時点は前記第1CSI報告の受信が可能な最後のスロットである。
【0321】
前記提案方法は本開示の様々な実施例に係る装置に適用される。まず、第1装置100のプロセッサ102はPSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信するように送受信機106を制御することができる。そして、第1装置100のプロセッサ102は前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第2装置へ送信するように送受信機106を制御することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0322】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う第1装置が提供される。例えば、第1装置は命令を格納する一つ以上のメモリ;一つ以上の送受信機;及び前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機を接続する一つ以上のプロセッサを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信し;及び前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第2装置へ送信することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0323】
本開示の一実施例によれば、第1端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。例えば、装置は一つ以上のプロセッサ;及び前記一つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する一つ以上のメモリを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2端末へ送信し;及び前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第2端末へ送信することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1端末は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2端末へ送信するように許可されない場合がある。
【0324】
本開示の一実施例によれば、命令を記録している非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。例えば、前記命令は、一つ以上のプロセッサによって実行されたとき、前記一つ以上のプロセッサに:第1装置によって、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第2装置へ送信するようにし;及び前記第1装置によって、前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第2装置へ送信するようにすることができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0325】
図25は本開示の一実施例によって、第2装置が無線通信を行う方法を示す。
図25の実施例は本開示の様々な実施例と組み合わせることができる。
【0326】
図25を参照すれば、ステップS2510において、第2装置はPSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第1装置から受信することができる。ステップS2520において、第2装置は前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第1装置から受信することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0327】
前記提案方法は本開示の様々な実施例に係る装置に適用される。まず、第2装置200のプロセッサ202はPSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第1装置から受信するように送受信機206を制御することができる。そして、第2装置200のプロセッサ202は前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第1装置から受信するように送受信機206を制御することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0328】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う第2装置が提供される。例えば、第2装置は命令を格納する一つ以上のメモリ;一つ以上の送受信機;及び前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機を接続する一つ以上のプロセッサを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第1装置から受信し;及び前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第1装置から受信することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0329】
本開示の一実施例によれば、第2端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供される。例えば、装置は一つ以上のプロセッサ;及び前記一つ以上のプロセッサによって実行できるように接続され、及び命令を格納する一つ以上のメモリを含む。例えば、前記一つ以上のプロセッサは前記命令を実行して、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第1端末から受信し;及び前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第1端末から受信することができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1端末は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2端末へ送信するように許可されない場合がある。
【0330】
本開示の一実施例によれば、命令を記録している非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。例えば、前記命令は、一つ以上のプロセッサによって実行されたとき、前記一つ以上のプロセッサに:第2装置によって、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、第2SCI(sidelink control information)及びPSSCH(physical sidelink shared channel)のスケジューリングのための第1SCIを第1装置から受信するようにし;及び前記第2装置によって、前記PSSCHを介して、第1CSI(channel state information)報告が要求(request)されたことを示すCSI要求情報を含む前記第2SCI及びCSI-RS(channel state information-reference signal)を前記第1装置から受信するようにすることができる。例えば、前記第1CSI報告に関連する持続時間(time duration)内において、前記第1装置は第2CSI報告が要求されたことを示すCSI要求情報を前記第2装置へ送信するように許可されない場合がある。
【0331】
本開示の様々な実施例によれば、TX UEがRX UEにSL CSI情報に対する報告を要求した後、TX UEが関連(報告)レイテンシー予算(latency budget)内においてSL CSI情報を成功的に受信すれば、当該レイテンシー予算が過ぎなかったとしても、TX UEは(同一RX UEに)追加のSL CSI情報に対する報告を要求することができる。しかし、TX UEが関連(報告)レイテンシー予算内において(RX UEから)要求したSL CSI情報を成功的に受信できなかった場合、TX UEは当該レイテンシー予算内において(同一RX UEに)追加のSL CSI情報に対する報告を要求することができない。
【0332】
本開示の様々な実施例によれば、TX UEがスロット#NにおいてSL送信を実行する場合、関連輻輳制御(例えば、最大許可送信電力値)に用いられるCBR値はTX UEがスロット#(N-X)時点において測定したことである場合がある。ここで、X値はSL SCS値によって異なるように設定される。例えば、SCS値が大きいほどX値は比較的大きい値に指定される。
【0333】
本開示の様々な実施例によれば、PSSCH関連PRGの単位は送信されるPSSCHを構成する全体RB数(すなわち、全体サブチャネル数)に設定される。
【0334】
本開示の多様な実施例は、相互結合されることができる。
【0335】
以下、本開示の多様な実施例が適用されることができる装置に対して説明する。
【0336】
これに制限されるものではなく、本文書に開示された多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、機器間に無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする多様な分野に適用されることができる。
【0337】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明で同じ図面符号は、異なるように記述しない限り、同じ、または対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロックまたは機能ブロックを例示することができる。
【0338】
図26は、本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【0339】
図26を参照すると、本開示の多様な実施例が適用される通信システム1は、無線機器、基地局、及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を実行する機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間の通信を実行することができる車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で具現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブック等)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサ、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは、無線機器で具現されることができ、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0340】
ここで、本明細書の無線機器100a~100fにおいて実装される無線通信技術は、LTE、NR、6Gだけでなく、低電力通信のためのNarrowband Internet of Thingsを含めることができる。このとき、例えばNB-IoT技術はLPWAN(Low Power Wide Area Network)技術の一例であり、LTE Cat NB1及び/又はLTE Cat NB2などの規格として実装することができ、上述した名称に限定するものではない。さらに又は、大概、本明細書の無線機器100a~100fで実装される無線通信技術は、LTE-M技術に基づいて通信を行うことができる。このとき、一例として、LTE-M技術はLPWAN技術の一例であり、eMTC(enhanced Machine Type Communication)などの様々な名称で呼ばれる。例えば、LTE-M技術は1)LTE CAT 0、2)LTE Cat M1、3)LTE Cat M2、4)LTE non-BL(non-Bandwidth Limited)、5)LTE-MTC、6)LTE Machine Type Communication、及び/又は 7)LTE Mなどの様々な規格のうちの少なくともいずれか一つで実装することができ、上述した名称に限定するものではない。さらに、又は大概、本明細書の無線機器100a~100fで実装される無線通信技術は、低電力通信を考慮したジグビー(ZigBee)(登録商標)、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、及び低消費電力広域無線ネットワーク(Low Power Wide Area Network,LPWAN)の少なくともいずれか一つを含むことができ、上記の名称に限定するものではない。一例として、Zigbee技術はIEEE 802.15.4などの様々な規格をベースにして、小型/低電力デジタル通信に関連するPAN(personal area networks)を生成することができ、様々な名称で呼ばれる。
【0341】
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と連結されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fは、ネットワーク300を介してAIサーバ400と連結されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワークまたは5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成されることができる。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)または他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
【0342】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/連結は、アップリンク/ダウンリンク通信150a、サイドリンク通信150b(または、D2D通信)、及び基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/連結150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは、多様な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。そのために、本開示の多様な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための多様な構成情報設定過程、多様な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピング等)、リソース割当過程などのうち少なくとも一部が実行されることができる。
【0343】
図27は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【0344】
図27を参照すると、第1の無線機器100と第2の無線機器200は、多様な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1の無線機器100、第2の無線機器200}は、
図26の{無線機器100x、基地局200}及び/または{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0345】
第1の無線機器100は、一つ以上のプロセッサ102及び一つ以上のメモリ104を含み、追加的に一つ以上の送受信機106及び/または一つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/または送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1の情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されることができ、プロセッサ102の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106は、プロセッサ102と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機106は、送信機及び/または受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0346】
第2の無線機器200は、一つ以上のプロセッサ202、一つ以上のメモリ204を含み、追加的に一つ以上の送受信機206及び/または一つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/または送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3の情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されることができ、プロセッサ202の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206は、プロセッサ202と連結されることができ、一つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機206は、送信機及び/または受信機を含むことができる送受信機206は、RFユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0347】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素に対してより具体的に説明する。これに制限されるものではなく、一つ以上のプロトコル階層が一つ以上のプロセッサ102、202により具現されることができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/または一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、メッセージ、制御情報、データまたは情報を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/または方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、一つ以上の送受信機106、206に提供できる。一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を取得することができる。
【0348】
一つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータと呼ばれる。一つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより具現されることができる。一例として、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、一つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、一つ以上のPLD(Programmable Logic Device)または一つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が一つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、ファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができ、ファームウェアまたはソフトウェアは、モジュール、手順、機能などを含むように具現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、実行するように設定されたファームウェアまたはソフトウェアが一つ以上のプロセッサ102、202に含まれ、または一つ以上のメモリ104、204に格納されて一つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、コード、命令語及び/または命令語の集合形態でファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができる。
【0349】
一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/または命令を格納することができる。一つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/または外部に位置できる。また、一つ以上のメモリ104、204は、有線または無線連結のような多様な技術を介して、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができる。
【0350】
一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置に本文での方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報または無線信号を送信するように制御できる。また、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報または無線信号を受信するように制御できる。また、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のアンテナ108、208と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書で、一つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナであり、または複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。一つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)できる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換できる。そのために、一つ以上の送受信機106、206は、(アナログ)オシレータ及び/またはフィルタを含むことができる。
【0351】
図28は、本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0352】
図28を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラ1010、変調器1020、レイヤマッパ1030、プリコーダ1040、リソースマッパ1050、信号生成器1060を含むことができる。これに制限されるものではなく、
図28の動作/機能は、
図27のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で実行されることができる。
図28のハードウェア要素は、
図27のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で具現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、
図27のプロセッサ102、202で具現されることができる。また、ブロック1010~1050は、
図27のプロセッサ102、202で具現され、ブロック1060は、
図27の送受信機106、206で具現されることができる。
【0353】
コードワードは、
図28の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換されることができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCHの送信ブロック、DL-SCHの送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、多様な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
【0354】
具体的に、コードワードは、スクランブラ1010によりスクランブルされたビットシーケンスに変換されることができる。スクランブルに使われるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020により変調シンボルシーケンスに変調されることができる。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルシーケンスは、レイヤマッパ1030により一つ以上の送信レイヤにマッピングされることができる。各送信レイヤの変調シンボルは、プリコーダ1040により該当アンテナポート(ら)にマッピングされることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパ1030の出力yをN*Mのプリコーディング行列Wと掛けて得られる。ここで、Nはアンテナポートの個数であり、Mは送信レイヤの個数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した以後にプリコーディングを実行することができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを実行せずにプリコーディングを実行することができる。
【0355】
リソースマッパ1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングできる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数の副搬送波を含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器へ送信されることができる。そのために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュール及びCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップリンク変換器(frequency uplink converter)などを含むことができる。
【0356】
無線機器において、受信信号のための信号処理過程は、
図28の信号処理過程1010~1060の逆で構成されることができる。例えば、無線機器(例えば、
図27の100、200)は、アンテナポート/送受信機を介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元器を介してベースバンド信号に変換されることができる。そのために、信号復元器は、周波数ダウンリンク変換器(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去器、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデマッパ過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程、及びデスクランブル過程を経て、コードワードに復元されることができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元されることができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元器、リソースデマッパ、ポストコーダ、復調器、デスクランブラ、及び復号器を含むことができる。
【0357】
図29は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。無線機器は、使用-例/サービスによって多様な形態で具現されることができる(
図26参照)。
【0358】
図29を参照すると、無線機器100、200は、
図27の無線機器100、200に対応し、多様な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/またはモジュール(module)で構成されることができる。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130、及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機(ら)114を含むことができる。例えば、通信回路112は、
図27の一つ以上のプロセッサ102、202及び/または一つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、送受信機(ら)114は、
図27の一つ以上の送受信機106、206及び/または一つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130、及び追加要素140と電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して送信し、または通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
【0359】
追加要素140は、無線機器の種類によって多様に構成されることができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリー、入出力部(I/O unit)、駆動部、及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット(
図26の100a)、車両(
図26の100b-1、100b-2)、XR機器(
図26の100c)、携帯機器(
図26の100d)、家電(
図26の100e)、IoT機器(
図26の100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または、金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(
図26の400)、基地局(
図26の200)、ネットワークノードなどの形態で具現されることができる。無線機器は、使用-例/サービスによって、移動可能であり、または固定された場所で使われることができる。
【0360】
図29において、無線機器100、200内の多様な要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、全体が有線インターフェースを介して相互連結され、または少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されることができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1のユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で連結されることができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサの集合で構成されることができる。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されることができる。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。
【0361】
以下、
図29の具現例に対して、他の図面を参照してより詳細に説明する。
【0362】
図30は、本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートブック等)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と呼ばれる。
【0363】
図30を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130、電源供給部140a、インターフェース部140b、及び入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110~130/140a~140cは、各々、
図29のブロック110~130/140に対応する。
【0364】
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含むことができる。インターフェース部140bは、携帯機器100と他の外部機器の連結をサポートすることができる。インターフェース部140bは、外部機器との連結のための多様なポート(例えば、オーディオの入/出力ポート、ビデオの入/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/またはユーザから入力される情報の入力を受け、または出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロフォン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/またはハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0365】
一例として、データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を取得し、取得された情報/信号は、メモリ部130に格納されることができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信し、または基地局に送信できる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元の情報/信号に復元できる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して多様な形態(例えば、文字、音声、イメージ、ビデオ、ハプティック)で出力されることができる。
【0366】
図31は、本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。車両または自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現されることができる。
【0367】
図31を参照すると、車両または自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c、及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110/130/140a~140dは、各々、
図29のブロック110/130/140に対応する。
【0368】
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)等)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、車両または自律走行車両100の要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両または自律走行車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aは、エンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両または自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含むことができる。センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量検知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両の前進/後進センサ、バッテリーセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中である車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると、自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
【0369】
一例として、通信部110は、外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランによって車両または自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中、通信部110は、外部サーバから最新の交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中、センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報を取得することができる。自律走行部140dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに対する情報を外部サーバに伝達できる。外部サーバは、車両または自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両または自律走行車両に提供できる。
【0370】
本明細書に記載された請求項は、多様な方式に組み合わせ可能である。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。