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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-11
(45)【発行日】2024-04-19
(54)【発明の名称】照明装置のテールスイッチ構成
(51)【国際特許分類】
   F21L 4/00 20060101AFI20240412BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20240412BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20240412BHJP
   F21V 21/088 20060101ALI20240412BHJP
   H01H 13/14 20060101ALI20240412BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240412BHJP
【FI】
F21L4/00 600
F21V23/04 130
F21V23/06
F21V21/088 300
H01H13/14 Z
F21Y115:10
【請求項の数】 27
(21)【出願番号】P 2022538053
(86)(22)【出願日】2020-12-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-11
(86)【国際出願番号】 US2020066597
(87)【国際公開番号】W WO2021133796
(87)【国際公開日】2021-07-01
【審査請求日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】17/125,537
(32)【優先日】2020-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/725,670
(32)【優先日】2019-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504307353
【氏名又は名称】ストリームライト、インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100104411
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 太郎
(72)【発明者】
【氏名】ウォーマン、ウィリアム ディー.
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0284646(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21L 4/00
F21V 23/04
F21V 23/06
F21V 21/088
H01H 13/14
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチおよび照明装置であって、
前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、長手方向軸を定義し、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、
前記照明装置本体の前記前端部に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである、前記光源と、
前記照明装置本体の内部にあり、前記長手方向軸に実質的に平行なその内面に隣接して配置された電気スイッチであって、前記長手方向軸に実質的に垂直な方向に動かされることにより作動可能である、前記電気スイッチと、
スイッチハウジングであって、開口部を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するものである、前記スイッチハウジングと、
前記スイッチハウジングによって支持されたプランジャであって、第1および第2の対向する側を有し且つ1若しくはそれ以上の枢軸を有するものであり、当該1若しくはそれ以上の枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記スイッチハウジングの前記開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、
前記プランジャの前記第1の側に隣接して配置された可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、前記プランジャが前記スイッチハウジングに対して枢動し、前記電気スイッチを作動させるように前記プランジャの前記第2の側が前記電気スイッチに向かって動くようになっている、前記可撓性ブーツと
を有し、
それにより、前記可撓性ブーツが押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである
前記電気スイッチと
を有するスイッチおよび照明装置。
【請求項2】
請求項1に記載のスイッチおよび照明装置において、さらに、前記スイッチハウジングの前記開口部に隣接して配置され、その上に電気スイッチ要素を有する回路基板を有するものであり、前記電気スイッチ要素は、前記回路基板に向かう方向に押圧されることによって作動可能である、スイッチおよび照明装置。
【請求項3】
請求項1に記載のスイッチおよび照明装置において、前記電気スイッチは、
前記内面に隣接して配置された回路基板であって、その上に複数の導電性領域を有するものである、前記回路基板と、
前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって、前記回路基板の前記導電性領域の複数のものの間の電気接続を行うように変形可能である、前記スナップドーム要素と
を含むものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項4】
請求項3に記載のスイッチおよび照明装置において、前記プランジャは前記電気スイッチの前記スナップドーム要素に向かって延出する突起部を有するものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項5】
請求項3に記載のスイッチおよび照明装置において、前記スイッチハウジングは、前記長手方向軸に実質的に平行な前記照明装置本体の内面に隣接した、前記回路基板および前記スナップドーム要素を支持するものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項6】
請求項1に記載のスイッチおよび照明装置において、前記可撓性ブーツは、前記照明装置本体の内面に対して鋭角にある前記プランジャの第1の面に隣接し、および/または前記プランジャは前記電気スイッチに向かって延出する突起部を有するものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項7】
請求項6に記載のスイッチおよび照明装置において、前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約10°~約60°の範囲である、スイッチおよび照明装置。
【請求項8】
請求項6に記載のスイッチおよび照明装置において、前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約25°~約45°の範囲である、スイッチおよび照明装置。
【請求項9】
請求項6に記載のスイッチおよび照明装置において、前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約28°~29°である、スイッチおよび照明装置。
【請求項10】
請求項1に記載のスイッチおよび照明装置において、前記照明装置本体は、
その側面にクランプ構成、または
銃器を把持するように構成されたクランプ構成
を含むものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項11】
請求項1に記載のスイッチおよび照明装置において、前記照明装置本体はテールキャップを含むものであり、前記テールキャップは、前記可撓性ブーツと、前記プランジャと、前記電気スイッチとを含むものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項12】
請求項1に記載のスイッチおよび照明装置において、前記照明装置本体は、その側面に銃器を把持するためのクランプ構成を含み且つリモートスイッチの電気コネクタを受けるための電気コネクタを有するものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項13】
請求項1に記載のスイッチおよび照明装置において、前記プランジャの表面は摩擦低減材料を含むものである、スイッチおよび照明装置。
【請求項14】
請求項13に記載のスイッチおよび照明装置において、前記摩擦低減材料は、石油ベースのグリース、石油ベースの潤滑剤、グラファイトベースのグリース、グラファイトベースの潤滑剤、シリコーングリース、またはシリコーン潤滑剤である、スイッチおよび照明装置。
【請求項15】
照明装置用スイッチであって、
スイッチハウジングであって、開口部を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するものである、前記スイッチハウジングと、
前記スイッチハウジングの前記開口部に隣接して配置され、その上に電気スイッチを有する回路基板であって、前記電気スイッチは、前記回路基板に向かう方向に押圧されることによって作動可能である、前記回路基板と、
前記スイッチハウジングによって支持されたプランジャであって、第1および第2の対向する側を有し且つ1若しくはそれ以上の枢軸を有するものであり、当該1若しくはそれ以上の枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記スイッチハウジングの前記開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、
前記プランジャの前記第1の側に隣接して配置された可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、前記プランジャが前記スイッチハウジングに対して枢動し、前記電気スイッチを作動させるように前記プランジャの前記第2の側が前記回路基板に向かって動くようになっているものである、前記可撓性ブーツと
を有し、
それにより、前記可撓性ブーツが前記回路基板に向かって押圧されたときに、前記電気スイッチが作動するものである
照明装置用スイッチ。
【請求項16】
請求項15に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記プランジャの前記第1の側は前記回路基板に対して鋭角にあり、前記プランジャの前記第2の側は前記電気スイッチに向かって延出する突起部を有するものである、照明装置用スイッチ。
【請求項17】
請求項15に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記電気スイッチは、
前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって、前記回路基板の導電性領域の複数のもの間の電気接続を行うように変形可能である、前記スナップドーム要素を含むものである、照明装置用スイッチ。
【請求項18】
請求項17に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記プランジャは、前記第2の側から前記電気スイッチの前記スナップドーム要素に向かって延出する突起部を有するものである、照明装置用スイッチ。
【請求項19】
請求項15に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記可撓性ブーツに隣接する前記プランジャの前記第1の側および前記プランジャの前記第2の側は、前記回路基板に対する前記可撓性ブーツの鋭角よりも小さい鋭角を定義するものである、照明装置用スイッチ。
【請求項20】
請求項19に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記可撓性ブーツと前記回路基板との間の鋭角は約10°~約60°の範囲である、照明装置用スイッチ。
【請求項21】
請求項19に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記可撓性ブーツと前記回路基板との間の鋭角は約25°~約45°の範囲である、照明装置用スイッチ。
【請求項22】
請求項19に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記可撓性ブーツと前記回路基板との間の鋭角は約28°~29°である、照明装置用スイッチ。
【請求項23】
請求項15に記載の照明装置用スイッチにおいて、さらに、
前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、
前記照明装置本体の前記前端部に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである、前記光源と
を有するものであり、
前記回路基板は、前記照明装置本体の内部に、当該照明装置本体の内面に隣接して配置されているものであり、前記回路基板が隣接して配置された内面部分は基準面を定義するものであり、
それにより、前記電気スイッチは前記基準面に向かう方向に動かされることによって作動可能である、
照明装置用スイッチ。
【請求項24】
請求項23に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記照明装置本体はテールキャップを含むのであり、前記テールキャップは、前記可撓性ブーツと、前記プランジャと、前記電気スイッチとを含むものである、照明装置用スイッチ。
【請求項25】
請求項23に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記照明装置本体は、
その側面にクランプ構成、または
銃器を把持するように構成されたクランプ構成
を含むものである、照明装置用スイッチ。
【請求項26】
請求項23に記載の照明装置用スイッチにおいて、前記照明装置本体は、さらに、その表面に、リモートスイッチの電気コネクタを受けるための電気コネクタを含むものである、照明装置用スイッチ。
【請求項27】
スイッチおよび照明装置であって、
前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、
前記照明装置本体に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである、前記光源と、
前記照明装置本体の内部にあり、その内面に隣接して配置された電気スイッチであって、前記電気スイッチが隣接して配置された内面部分に実質的に垂直に動かされることによって作動可能である、前記電気スイッチと、
スイッチハウジングであって、開口部を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するものである、前記スイッチハウジングと、
前記スイッチハウジングによって枢動自在に支持されたプランジャであって、第1および第2の対向する側を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸上枢軸を有するものであり、前記1若しくはそれ以上の同軸上枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きは、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記プランジャの前記第2の側が前記内面に向かっておよび前記内面から離れるように動くよう、前記スイッチハウジングの前記開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、
前記プランジャの前記第1の側に隣接して配置された可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、前記プランジャが前記スイッチハウジングに対して枢動し、前記電気スイッチを作動させるように前記プランジャの前記第2の側が前記電気スイッチに向かって動くようになっている、前記可撓性ブーツと
を有し、
それにより、前記可撓性ブーツが押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである、前記電気スイッチと
を有するスイッチおよび照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
このPCT出願は、2020年12月17日に出願された「TAIL SWITCH ARRANGEMENT FOR A LIGHT」と題する米国特許出願第17/125,537号の優先権の利益を主張する。この米国特許出願は、2019年12月23日に出願された「TAIL SWITCH ARRANGEMENT FOR A LIGHT」と題する米国特許出願第16/725,670号の継続出願であり、該出願の優先権の利益を主張する。これら文献の各々は、この参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、照明装置に関し、特に、照明装置およびそのスイッチ構成に関する。
【背景技術】
【0003】
多くの携帯用照明装置は例えば電気スイッチなどの作動部を有するが、それは照明装置およびその本体に対して相対的に特定の方向に作動するように構成されている。例えば、そのテール端部にスイッチ作動部を有する照明装置は、一般的に、概してその長手方向軸に沿って前方にそのスイッチが作動するように構成されている。その他の例では、その側部にスイッチ作動部を有する照明装置は、一般的に、その長手方向軸を横断する方向にそのスイッチが作動するように構成されている。
【0004】
銃器に取り付けることを対象とした照明装置は、一般的に、特定の方向に作動するように構成された1またはそれ以上のスイッチ作動部を有する。拳銃用のいくつかの照明装置は、その後端部にスイッチ作動部を有し、当該後端部のスイッチ作動部は、照明装置の長手方向軸を中心に上向きおよび/または下向きに動かされることにより、例えば上向きおよび/または下向きに回転することにより、作動する。拳銃用のその他の照明装置は、その長手方向軸に近づく方へ動かされるように内向きに、例えば、その長手方向軸を横断する方向に押圧されることによって作動する作動部を有する。
【0005】
長銃(長いアーム)に取り付けることを対象とした照明装置は、典型的には銃身に沿って、典型的には銃口に向かって取り付けられ、その上にスイッチ作動部を有しており、および/または、照明装置よりも引き金の比較的近くに配置することができる例えばケーブル上の外部スイッチを有し得る。しかしながら、そのような照明装置は、その銃身の前端部を把持および/または支持するのに典型的に使用される引き金を引かない方の手によって作動させる場合もある。そのような照明装置が本体にスイッチ作動部を有する場合、使用者は、作動部を一般的に、横断方向に、例えば銃身に向かう方向に、または前方に、例えば銃口に向かって長手方向に、および、それらの間の任意の角度で押圧することにより、照明装置を作動させることを望み得る。従来の照明装置は典型的には、横断方向の作動または長手方向の作動に良く適応している傾向にあるが、両方の作動には適応していない。
【0006】
電気ケーブルの遠位端部で外部スイッチ作動部が使用される場合、そのコネクタは、典型的には、照明装置の背面にあるレセプタクルに差し込まれるが、この場合、レセプタクルが物理的に外れたり損傷したりする、および/または照明装置が損傷する可能性があり、これは望ましくなく、リモートスイッチの信頼性を低下させてしまう可能性がある。
【0007】
本出願人は、作動部を、一般的に横断方向に、例えば銃身に向かう方向に、または前方に、例えば銃口に向かって長手方向に、および、それらの間の任意の角度で押圧することによって効果的に作動できる照明装置に対してニーズがあると考える。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、以下のものがある(国際出願日以降国際段階で引用された文献及び他国に国内移行した際に引用された文献を含む)。
(先行技術文献)
(特許文献)
(特許文献1) 米国特許出願公開第2017/0284646号明細書
(特許文献2) 米国特許出願公開第2019/0154243号明細書
(特許文献3) 米国特許出願公開第2015/0316355号明細書
(特許文献4) 米国特許第5,818,148号明細書
(特許文献5) 米国特許第3,737,655号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
したがって、スイッチおよび照明装置は、長手方向軸を定義し、電源用の内部空洞を有する照明装置本体と、前記照明装置本体の光源と、前記照明装置本体の内部の前記長手方向軸に実質的に平行な面に隣接してある電気スイッチであって、スイッチ作動部が、前記長手方向軸に対して鋭角に配置された可撓性ブーツを含んでもよく、さらに、前記電気スイッチに隣接し、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記長手方向軸に実質的に垂直な方向に移動可能であるプランジャと、前記可撓性ブーツと前記プランジャとの間において可撓性ブーツに隣接してあり、前記可撓性ブーツが押圧されたときに、前記電気スイッチに向かって前記プランジャを動かすように前記プランジャに向かって移動可能である作動部部材とを含んでもよく、前記電気スイッチは、前記可撓性ブーツが前記長手方向軸に向かって、または前記長手方向軸に実質的に平行に、あるいはそれらの間の角度で押圧されたときに作動するものである、前記電気スイッチとを有してもよい。
【0009】
照明装置用スイッチは、基準面上にあり、当該基準面に実質的に垂直な方向に作動可能な電気スイッチと、前記基準面に対して鋭角に配置された可撓性ブーツを含むスイッチ作動部であって、前記電気スイッチに隣接し、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記基準面に対して実質的に垂直に移動可能なプランジャと、前記可撓性ブーツと前記プランジャ間にあり、前記可撓性ブーツが押圧されたときに前記プランジャを前記電気スイッチに向かって動かすように移動可能な作動部部材とを含むものである、前記スイッチ操作部とを有してもよい。前記電気スイッチは、前記可撓性ブーツが前記基準面に向かって、または前記基準面に平行に、あるいはそれらの間の角度で押圧されたときに作動する。前記スイッチは、前記照明装置の前記照明装置本体の基準面に隣接していてもよい。
【0010】
さらに、スイッチおよび照明装置は、電源を受容する内部空洞を有する照明装置本体と、前記照明装置本体に配置され、通電されると光を生成する光源と、前記照明装置本体の内部にある電気スイッチであって、或る方向に動かされることにより作動可能であり、前記電気スイッチは、1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するスイッチハウジングと、前記スイッチハウジングによって支持されたプランジャであって、1若しくはそれ以上の枢軸を有し、前記1若しくはそれ以上の枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動にように、前記スイッチハウジングの開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、前記電気スイッチを作動させるように前記プランジャを前記スイッチハウジングに対して枢動させ電前記気スイッチに向かって動かすように配置された可撓性ブーツとを有してもよく、それにより、前記可撓性ブーツが押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである、前記電気スイッチとを有してもよい。
【0011】
さらに、照明装置用スイッチは、1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するスイッチハウジングと、前記スイッチハウジングの開口部に隣接して配置され、その上に電気スイッチを有する回路基板であって、前記電気スイッチは、前記回路基板に向かって押圧されることによって作動可能である、前記回路基板と、プランジャであって、1若しくはそれ以上の枢軸を有し、前記1若しくはそれ以上の枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、前記電気スイッチを作動させるように、前記プランジャが枢動し前記回路基板に向かって動くようになっている、前記可撓性ブーツとを有してもよく、それにより、前記可撓性ブーツが前記回路基板に向かって押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである。
【0012】
スイッチおよび照明装置は、電源を受容する内部空洞を有する照明装置本体と、通電されると光を生成する光源と、内面を横断する方向に動かされることによって作動可能な電気スイッチであって、前記電気スイッチは、スイッチハウジングであって、それを通る開口部を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するものである、前記スイッチハウジングと、プランジャであって、前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置された1若しくはそれ以上の同軸上枢軸を有し、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動させるよう、その第2の側を前記内面に向かっておよび前記内面からから離れるように動かすように前記スイッチハウジングの前記開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、前記プランジャの第1の側に隣接して配置された可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、前記プランジャが前記スイッチハウジングに対して枢動し、前記電気スイッチを作動させるように前記プランジャの前記第2の側が前記電気スイッチに向かって動くようになっている、前記可撓性ブーツとを有してもよく、それにより、前記可撓性ブーツが押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである、前記電気スイッチとを有してもよい。
【0013】
本明細書に記載および/または請求される構成をまとめると、本明細書の詳細な説明に記載されている概念ならびに/あるいは要素および/または工程の選択を行を行うか、または簡略化することができる。いずれの要約も、請求される主題に関する主要な特徴、要素および/もしくは工程、または本質的な特徴、要素および/もしくは工程を特定することを意図したものではなく、したがって、請求される主題の範囲および趣旨を限定することを意図したものではなく、また、そのように限定または定義すると解釈されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
好ましい実施形態の詳細な説明は、図面の各図と併せて読むと、より容易により良く理解されるであろう。図面には、以下が含まれる。
図1図1および図2は、その本体にスイッチ作動部と、任意選択で、外部スイッチ作動部用コネクタに挿入するためのプラグとを有する照明装置の例示的な実施形態の斜視図である。図2Aは、コネクタを含めた例示的な照明装置の斜視図である。
図2図1および図2は、その本体にスイッチ作動部と、任意選択で、外部スイッチ作動部用コネクタに挿入するためのプラグとを有する照明装置の例示的な実施形態の斜視図である。図2Aは、コネクタを含めた例示的な照明装置の斜視図である。
図2A図1および図2は、その本体にスイッチ作動部と、任意選択で、外部スイッチ作動部用コネクタに挿入するためのプラグとを有する照明装置の例示的な実施形態の斜視図である。図2Aは、コネクタを含めた例示的な照明装置の斜視図である。
図3図3および図4は、図1図2の例示的な照明装置の2つの異なる側の図である。
図4図3および図4は、図1図2の例示的な照明装置の2つの異なる側の図である。
図5A図5A図5Bおよび図5C図5Dはそれぞれ、図1図4の例示的な照明装置に類似するがより長い本体を備えた照明装置の例示的な実施形態の斜視図および側面図である。
図5B図5A図5Bおよび図5C図5Dはそれぞれ、図1図4の例示的な照明装置に類似するがより長い本体を備えた照明装置の例示的な実施形態の斜視図および側面図である。
図5C図5A図5Bおよび図5C図5Dはそれぞれ、図1図4の例示的な照明装置に類似するがより長い本体を備えた照明装置の例示的な実施形態の斜視図および側面図である。
図5D図5A図5Bおよび図5C図5Dはそれぞれ、図1図4の例示的な照明装置に類似するがより長い本体を備えた照明装置の例示的な実施形態の斜視図および側面図である。
図6A図6Aおよび図6Bはそれぞれ、図1図5Dの例示的な照明装置の前端面図および後端面図である。
図6B図6Aおよび図6Bはそれぞれ、図1図5Dの例示的な照明装置の前端面図および後端面図である。
図7A図7Aおよび図7Bは、図1図4および図5A図5Dの例示的な照明装置の側面縦断面図であり、それぞれ、その様々な内部特徴を示す。図7Cは、コネクタが存在する場合の側面断面図である。
図7B図7Aおよび図7Bは、図1図4および図5A図5Dの例示的な照明装置の側面縦断面図であり、それぞれ、その様々な内部特徴を示す。図7Cは、コネクタが存在する場合の側面断面図である。
図7C図7Aおよび図7Bは、図1図4および図5A図5Dの例示的な照明装置の側面縦断面図であり、それぞれ、その様々な内部特徴を示す。図7Cは、コネクタが存在する場合の側面断面図である。
図8図8は、作動部およびそのスイッチを含む後方またはそのテール端部の拡大断面図である。
図9A図9Aは、例示的な照明装置の例示的なテールキャップの図であり、図9は、図9Aの破線9B~9Bに沿う断面図である。
図9B図9Aは、例示的な照明装置の例示的なテールキャップの図であり、図9は、図9Aの破線9B~9Bに沿う断面図である。
図10A図10Aおよび図10Bは、例示的な照明装置のスイッチアセンブリの例示的な実施形態の斜視図であり、図10Cはその分解図である。
図10B図10Aおよび図10Bは、例示的な照明装置のスイッチアセンブリの例示的な実施形態の斜視図であり、図10Cはその分解図である。
図10C図10Aおよび図10Bは、例示的な照明装置のスイッチアセンブリの例示的な実施形態の斜視図であり、図10Cはその分解図である。 図面において、要素または特徴が複数の図において示されているが、そのような要素または特徴は同一の英数字の記号を用いて各図で示されていることがあり、密接に関連する、または変更された要素が図に示されている場合、同一の英数字の記号は、変更された要素または特徴を示すために「a」または「b」などが付され又は示されていることがある。類似の要素または特徴が、図面の異なる図において同様の英数字の記号により、また明細書において同様の命名法で示されていることがある。一般的に、図面の様々な特徴は縮尺どおりではなく、明確性のために様々な特徴の寸法を任意に拡大または縮小していることがあり、図に示す値は単なる例に過ぎない。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1および図2は、照明装置10の例示的な実施形態の2つの異なる斜視図であり、その本体20にスイッチ作動部50と、任意選択で、外部スイッチ作動部用コネクタ138に挿入するためのプラグ238とを有することを示す。図2Aは、コネクタ238Cを含む例示的な照明装置10の斜視図である。図3および図4は、図1図2の例示的な照明装置10の2つの異なる側の図である。図5A図5Bおよび図5C図5Dはそれぞれ、図1図4の例示的な照明装置10と類似するがより長い本体20'を備えた照明装置10'の例示的な実施形態の斜視図および側面図である。図6Aおよび図6Bはそれぞれ、図1図5Dの例示的な照明装置10、10'の前端部12および後端部14の図である。
【0016】
照明装置10、10'は照明装置本体20、20'を含み、照明装置本体20、20'は、その前端部12に光源90を含む照明装置ヘッド40を有し、その1側部に、例えば照明装置10を銃器に取り付けるための、例えばその取り付けレールに取り付けるためのクランプ構成60を有する。後端部またはそのテール端部14のテールキャップ30は、例えば内部電気スイッチ150および外部スイッチ作動部50などを含む電気スイッチを含み、それにより、当該電気スイッチが押圧および解放されて、内部電気スイッチを作動させ光源90を選択的に通電および通電停止させ、および/または、例えば、より明るくする、より暗くする、点滅させる、ストロボを使用するなど、その様々な動作モードを制御するようになっていてもよい。
【0017】
典型的には、照明装置本体20、20'は内部空洞24を定義するハウジング20を含み、内部空洞24内には、内部電気スイッチに応答して光源90へ選択的に通電を行うための電気エネルギーを供給する電源、例えば、1若しくはそれ以上の電池などが配置される。例えば電源を配置および/または取り外すためなど、内部空洞へのアクセスは、便利には、および/または望ましくは、テールキャップ30を取り外すことによって、および/または光源90を含む照明装置ヘッド40を取り外すことによって行うことができる。
【0018】
例示的な照明装置10が、例えば1若しくはそれ以上の電池を受容する内部空洞24を定義するハウジング22を含んだ照明装置本体20を有する一方、例示的な照明装置10'は、例えば2若しくはそれ以上の電池を受容するより長い内部空洞24を定義するハウジング22'を含んだより長い照明装置本体20'を有する。照明装置10、10'は、異なるおよび/またはより多くの数の電池を使用するように、および/または異なる型および種類の光源90を使用するように構成されていてもよい。
【0019】
クランプ構成60は、典型的には、照明装置10、10'が光を前方に方向づける向き、例えば、銃器の銃身の長手方向軸16と同じ向きに、照明装置10、10'を取り付けるための取り付けレールまたはその他の銃器の構成を把持する。クランプ構成60は、典型的には、銃器の取り付けレールを掴持する一対の対向するクランプ部材62と、例えば典型的にはネジまたはバネ付勢部材などの照明装置10、10'をその上に固定する機構64とを有する。
【0020】
テールキャップ30は、内部電気スイッチ150を作動させるよう外部から作動可能な作動部50と、任意選択で、リモートスイッチ用のケーブルを接続することができるコネクタ138とを含む。典型的には、リモートスイッチは、テールキャップ30の内部にある電気スイッチと同じように照明装置10、10'を動作させる。テールキャップ30は、典型的には、1若しくはそれ以上の留め具、例えば図に示す例示的な実施形態では3つのネジによって照明装置のハウジング22に取り付けられる。
【0021】
好ましくは、テールキャップ30は角度付き作動部50を有し、当該角度付き作動部50は、作動部50が例えば使用者の指で照明装置本体20、20'に沿って前方方向に、例えば後端部14から前端部12に向かって、および照明装置本体20、20'を横断する方向に、例えば図1図3および図5A図5Cにおいて下方向にクランプ部材60に向かって押圧されたときに、テールキャップ30の内部に配置された電気スイッチを作動させるように配置されている。また、それら前方方向と横断方向との間の角度で作動部50を押圧することによって電気スイッチを作動させることもできる。
【0022】
典型的には、および好ましくは、作動部50は、前方方向および横断方向の両方に対して鋭角であり、照明装置10、10'の長手方向軸16の方向に対して鋭角Aである作動面を有する。
【0023】
典型的には、および好ましくは、テールキャップ30は、作動部50が押圧され得る前方方向および横断方向の両方に対して傾斜した外面34を有し、作動部50はその傾斜面34に配置されてもよい。すなわち、作動部50および傾斜面34は各々、典型的には照明装置10、10'の長手方向軸16およびその横断方向に対してそれぞれの鋭角にある。図に示す例示的な実施形態において、作動部50および表面34は、典型的にはほぼ同じ鋭角Aにあるが、そうである必要はない。前方方向と横断方向との間の角度で照明装置10、10'を作動可能なことは、例えば照明装置10、10'がライフルまたはショットガンなどの長いアームの銃身に取り付けられる場合などに、望ましい構成であると考えられる。
【0024】
さらに、照明装置10、10'と共にリモートスイッチを使用する設備を有することは、長銃の使用者にとって望ましい構成であると考えられるが、これにより、使用者は、長銃の銃身を保持する照明装置10、10'近くの手の指で作動部50を押圧することによって照明装置10、10'を作動させるか、または、テールキャップ30の作動部50を使用するのではなく、リモートスイッチ、例えば、長銃の引き金近くに取り付けられたスイッチを使用して照明装置10、10'を作動させるかの選択が可能になる。
【0025】
そのために、テールキャップ30はまた、プラグ238と嵌合し受容する電気コネクタ138を含んでもよい。プラグ238は、電気コネクタ138を閉じて、そこに破片および湿気が入る可能性を低減させるよう、シーリングプラグ238Sであってもよい。プラグ238はまた、嵌合式外部電気コネクタ238Cであってもよく、当該嵌合式外部電気コネクタ238Cは電気ケーブルの一端部にあり、当該電気ケーブルの反対側の遠位端部には一般的にリモートスイッチと呼ばれる電気スイッチがある。シーリングプラグ238Sは紛失の可能性を低減するようテールキャップ30につながれていてもよい。
【0026】
テールキャップ30の後端部は、横断方向表面38を定義するアンダーカットされた凹部を有してもよく、また好ましくは有し、当該アンダーカットされた凹部はその中に、例えば、テールキャップ30に埋め込まれたソケットコネクタ138などの電気コネクタ138を有し、それにより、前記リモートスイッチの外部電気コネクタ238C、例えばプラグコネクタ238Cが嵌合することができるようになっている。コネクタ138と嵌合されたとき、電気コネクタ238Cは、典型的には、その凹部38Rの長手方向表面と長銃の銃身との間の邪魔にならないところにくるように、テールキャップ30のアンダーカットされた凹部38R内にある。具体的には、コネクタ138およびその中のプラグ238は、テールキャップ30の下側と照明装置10、10'が取り付けられる銃器の取り付けレール(図示せず)との間のアンダーカットされた凹部38Rに位置付けられ、したがって、比較的保護されている位置に配置される。
【0027】
その凹部38Rのアンダーカット内にあるので、照明装置10、10'のコネクタ138とプラグ238は、シーリングプラグ238Sまたは電気コネクタ238Cのいずれであっても、テールキャップ30の後方延出部によって、例えばぶつかったり、物理的に乱されたり、外れたりすることから比較的保護されている。また、この配置により、典型的にはコネクタが照明装置の比較的平坦な背面に配置される従来の配置よりも、照明装置10、10'は、より低いプロファイルを有する、例えば取り付けレールからより短い距離に延在することができる。典型的には、凹部38Rは、テールキャップ30の後方延出部の下にあるためアンダーカットと呼ばれるが、カットされてはおらず、テールキャップ30の本体の一部が成形または機械加工されたものである。
【0028】
外部電気コネクタ238Cおよびその電気ケーブルならびにその遠位端部にある電気スイッチは、典型的には「リモートスイッチ」という。このようなリモートスイッチの例としては、例えば、ペンシルベニア州イーグルビルのStreamlight,Inc.から入手可能な長銃用のTLR(登録商標)リモートスイッチがある。
【0029】
図7Aおよび図7Bは、図1図4および図5A図5Dの例示的な照明装置10、10'の側面縦断面図であり、それぞれ、様々な内部特徴を示す。図7Cは、コネクタ238Cが存在する場合の側面断面図である。図8は、後方またはそのテール端部14の拡大断面図であり、テールキャップ30と、作動部50と、その電気スイッチ150が含まれていることが示されている。図9Aは、例示的な照明装置の例示的なテールキャップ30の図である。図9は、図9Aの破線9B~9Bに沿う断面図である。図10Aおよび図10Bは、例示的な照明装置10、10'のスイッチアセンブリ150の例示的な実施形態の斜視図である。図9Cはその分解図である。
【0030】
例示的な照明装置10と照明装置10'は、その例示的な照明装置10が例えば単一の電池B1を収容する比較的短いハウジング22を有し、例示的な照明装置10'が例えば2つの電池B1、B2を収容する比較的長いハウジング22'を有するという点で異なり、したがって、前記説明は両方の照明装置に適用される。
【0031】
照明装置10、10'の前端部12にある照明装置ヘッド40は、レンズ96の後ろの照明装置ヘッドハウジング44内に光源90の要素を保持するレンズリング42を含む。光源90は、発光素子92、例えば発光ダイオード92を含み、これは、通電されると、光学素子94へ光を放出して、所望の特性、例えば所望のビーム幅および/または形状を有する光のビームを提供する。図に示すように、光学素子94は、例えば湾曲した反射器94または完全内部反射する(TIR:totally internally reflective)光学素子94とすることができる。レンズリング42はハウジング44に螺合して、照明装置ヘッド40におけるその支持を含め光学要素94およびLED92を保持するようになっている。ヘッドハウジング44は照明装置ハウジング22、22'に螺合する。照明装置ヘッド40の後端部のばね接点は、ハウジング22、22'内の電池B1および/またはB2の前端部と電気的接触をする。
【0032】
例示的な照明装置10が、例えば単一の電池B1、典型的にはCR-123電池を受容する内部空洞を定義するハウジング22を含んだ本体20を有する一方、例示的な照明装置10'は、例えば2つの電池B1およびB2、典型的には直列に接続された2つのCR-123電池を受容するより長い内部空洞を定義するより長い本体20'を有する。照明装置10、10'は、異なるおよび/またはより多くの電池を使用してもよく、また、例えばAAまたはAAA電池、使い捨て若しくは充電式電池などその他の型および種類の電池を使用するように構成されていてもよい。
【0033】
テールキャップ30は、ハウジング22、22'に係合および/または適合し、1若しくはそれ以上の留め具、例えば、ねじ30Fによってその上の所定の位置で保持される。テールキャップハウジング32は、テールキャップ30の機能要素を含み、照明装置10、10'の機能性および利便性に役立つ様々な外面を提供する。傾斜面34は、図の照明装置10、10'の上部から、照明装置10のクランプ構成60を有する側に向かって下向きに傾斜している。テールキャップハウジング32の後端部14は、長手方向軸16を実質的に横断する表面38を定義するアンダーカットされた凹部を有してもよく、それにより、オプションのコネクタ138用に便利な位置を提供してリモートスイッチの外部コネクタ238Cが嵌合できるようになっている。
【0034】
傾斜面34は照明装置10、10'の長手方向軸16に対して鋭角Aにある。可撓性作動部ブーツ52の露出面も角度があり、例えば傾斜面34の露出面と一般的にほぼ同様である。テールキャップ30の内部に配置された電気スイッチ150を作動させるために、作動部50は、PFと付された矢印によって示されるように、照明装置10、10'の後端部から前方に(例えば、長手方向軸16に平行に)押圧されてもよく、または、PDと付された矢印によって示されるように、照明装置10、10'に向かって(例えば、下向き若しくは横断方向に)内向きに(例えば、長手方向軸16に対して横断方向または垂直方向に)押圧されてもよく、あるいは、(破線の両端矢印で示されているように)矢印PFおよびPDによって示されるものの間の任意の方向に押圧されてもよい。作動部50における押圧は、作動部要素52、54、56によってスイッチ150に対する下向きの圧力として結合される。
【0035】
電気スイッチ150は好ましくは回路基板154を含み、当該回路基板154は長手方向軸16に実質的に平行なテールキャップハウジング32の内面に配置されている。回路基板154は、その上に複数のスイッチ接点と、スナップドーム要素152とを有し、スナップドーム要素152は、それらのスイッチ接点上で回路基板154に隣接して配置され、スナップドーム152およびそのドームスナップが回路基板154に向かって内向きに変形したときに、回路基板154の電気接点の複数のものの間の電気接続を行うようになっている。
【0036】
好ましくは、スイッチ150を支持する回路基板154は長手方向軸16に実質的に平行なハウジング32の内面に配置され、したがって、回路基板154およびスイッチ150は長手方向軸16に実質的に平行であり、これにより、そのための支持構造の必要性が回避される。電気スイッチ150が配置されている内面および/または回路基板154は基準面を定義し、図に示す例示的な実施形態において、基準面は長手方向軸16に平行である。
【0037】
電気スイッチ150は、異なる形態のスイッチ接点およびスイッチング要素を用いてもよい。例えば、スナップドーム152は、簡易な開閉スイッチング機能を提供するよう同じ長さの複数の脚部を有してもよく、またはスナップドーム152は、3つのより長い脚部と1つのより短い脚部とを有し、短い方の脚部が回路基板154の第1の電気接点に接触する程度に十分変形するよう押圧される第1の場合と、スナップドーム152の中心が回路基板154の第2の電気接点に向かってスナップして接触する程度にさらに十分変形するよう強く押圧される第2の場合との2段階のスイッチング動作を提供するようなっていてもよい。あるいは、市販の電気スイッチが使用されてもよく、また、市販の電気スイッチがその作動部に架台を備えそれをプランジャ56が支承することによって適合されてもよい。
【0038】
作動部50の可撓性ブーツ52は、作動面、例えばリブ付き面が照明装置本体20、20'の傾斜面34の開口部へ延在しているので、テールキャップ30の外側からアクセス可能であり、可撓性ブーツ52の周囲は、テールキャップハウジング32の内面とその内部要素、例えばスイッチハウジング160との間にあってその中の位置において保持されシールを提供する。可撓性ブーツ52の内面は一般的にその外面または作動面に平行であり、例えば長手方向軸16に対して鋭角であり、それにより、当該可撓性ブーツ52に加えられる押力が作動部部材54に加えられる。図9Bのオフセット断面図には、可撓性ブーツ52の、その中央上部領域にあるスロットを除く形状が示されている。留め具30Fは、照明装置本体ハウジング22、22'ならびに作動部アセンブリ50およびスイッチアセンブリ150のその他の構成が隣接するテールキャップ30を保持するものであり、前記中央上部領域にあるスロットは留め具30Fのうち中央に位置するものへのアクセスを提供する。
【0039】
作動部部材54は、可撓性ブーツ52の内面と同様に角度が付けられた上面と、可撓性ブーツ52の角度よりも小さい、例えば角度Aよりも小さい鋭角の、好ましくは角度Aの約4分の1~2分の1の角度が付けられた下面とを有する。作動部部材54は、作動部50の可撓性ブーツ52に加えられた圧力に応答して、長手方向軸16に対して実質的に横断方向に、すなわちスイッチ150に向かって動くことが、例えば枢動することが可能な空間に配置されている。作動部部材54は、以下に説明するように枢動するプランジャ56を支承し、したがって、作動部部材54の主な動きもプランジャ56とともに小さな角度で枢動する傾向にある。
【0040】
明らかに横断方向に向けられたブーツ52への圧力PDは、作動部部材54およびプランジャ56の小さな角度の枢動運動をもたらし、したがって、その動きは、照明装置10、10'の長手方向軸16に対して実質的に横断方向であり、それはまた、前方に向かう圧力PFの場合も同様である。ただし、前方に向けられた圧力PFは、作動部部材の前方へのわずかな動き、すなわち長手方向軸16に平行な動きも生じさせ得る。いずれの場合も、作動部部材54の動きはプランジャ56に対しスイッチ150に向かう方向へ力を加える傾向にある。
【0041】
スイッチアセンブリ150は、プランジャ56と回路基板154とを受容するように構成されたスイッチハウジング160を含む。プランジャ56は本体560を有し、当該本体560から1若しくはそれ以上のアーム562、例えば一対のアーム562が延在し、1若しくはそれ以上の同軸上枢軸564が1若しくはそれ以上のアーム562から外向きに延在する。プランジャ56がスイッチハウジング160に配置されているとき、スイッチハウジング160内の1若しくはそれ以上の同軸上の枢動凹部164、例えば、一対の同軸枢動凹部164は、それぞれの枢軸564を受容する。したがって、プランジャ56は、枢軸564を中心にスイッチハウジング160内で枢動自在であり、したがって、プランジャ突起部566は、スイッチ150の接点間、例えばスナップドーム152と回路基板254間の電気接続を確立および遮断するよう、スナップドームスイッチ要素152に向かって、およびスナップドームスイッチ要素152から離れる方に移動自在、例えば枢動自在である。
【0042】
このように、プランジャ56は比較的小さな角度で枢動することができ、それにより、作動部部材54を介して加えられる力に応答して、プランジャ突起部566が長手方向軸16に対して実質的に横断方向に、すなわちスイッチ150のスナップドーム152に向かっておよび離れる方に動けるようになっている。プランジャ56の上面はプランジャ56が係止する作動部部材54の下面とほぼ同じ鋭角で角度が付けられており、それにより、作動部部材54が下向きに枢動するか、および/またはわずかに前方に動くかにかかわらず、その動きはプランジャ56をスナップドームスイッチ要素154に向かって枢動させる傾向にあり、それによりスイッチ150が作動される。
【0043】
スイッチハウジング160は回路基板154が所定の位置および方向で配置される凹部を有しており、スナップドーム要素152がプランジャ56に対して、例えばその突起部566に対して適切な位置にあるようになっており、それにより、作動部50への圧力の適用および除去に応答してスイッチ150が適切に作動および非作動する。したがって、回路基板154は照明装置10、10'の長手方向軸16に実質的に平行である。
【0044】
回路基板154は、照明装置ハウジング22、22'の空洞24内に延在して、電源、例えばその中の1若しくはそれ以上の電池B1、B2に接続する一対の接触ばね154Sを支持し、また、スイッチハウジング160は、好ましくは、一対の凹部166を有し、その凹部166内に接触ばね154Sが所定の位置で配置されるようになっている。1若しくはそれ以上の導電体154W、例えば絶縁ワイヤ154Wが回路基板154から延在して、回路基板154から、光源90へ電気供給するための照明装置10、10'のその他の箇所の電気回路まで、電力および/またはスイッチングされた電力を結合させるようになっている。
【0045】
作動部50に戻ると、好ましくは、プランジャ56の底部はそこからスナップドームスイッチ要素152に向かって延在する突起部566を有し、スナップドーム152の中心またはその近くに力を加えて、スナップドーム152を回路基板154に向かって内向きに変形させるように作動させるようになっており、それにより、回路基板154の電気接点の様々なものの間、例えば、その上の導電性回路パターンの部分との間の電気接続を行う。
【0046】
結果として、可撓性ブーツ52に加えられるPD方向への圧力は作動部部材54をスイッチ150に向かって内向きに動かす、例えば枢動させる傾向にあり、それにより実質的にその方向に力が伝達されるようになっており、また、可撓性ブーツに加えられるPF方向への圧力も、作動部要素54を下向きに動かして、例えば枢動させて、それにより同様に力をスイッチ150に向けることができる。PDとPF間の方向に加えられる圧力は、作動部部材54のそれらの動きの組み合わせをもたらす傾向にあり、これもまた、スイッチハウジング160内のプランジャ56の枢動運動を介してスイッチ150に向かう方へ力を方向づける傾向にある。結果として、電気スイッチ150は、PF方向およびPD方向、ならびにその間の角度および方向を含む、90°近くまたはそれを超える角度範囲にわたって作動部50に圧力が加えられたときに、確実に作動することができる。
【0047】
作動部部材54とプランジャ56は、互いに対する、および/または作動部アセンブリ50およびスイッチアセンブリ150のその他の要素に対するそれらの動きを容易にする特性を有する材料でできていてもよく、また、好ましくはそのような材料でできている。代替的に、および任意選択で、作動部部材54およびプランジャ56の境界面は、互いに支承する作動部部材54および作動部ブーツ52の境界面の場合のように、作動部部材50のその他の要素に対してそれらの動きを容易にするよう、被覆され、グリースが塗られ、あるいは、その他の方法で潤滑または処理されていてもよい。さらに、グリースまたは潤滑剤をスナップドーム要素152および/または回路基板154に塗布してもよい。
【0048】
潤滑が必要または望まれる場合、摩擦を減らし、内部可動部品の相対的な動きを容易にするよう、石油ベースのグリースまたは潤滑剤、グラファイトベースのグリースまたは潤滑剤、シリコーングリースまたは潤滑剤、電気接触グリース、ポリアルキルグリコールグリース、あるいはその他の適切なグリースまたは潤滑剤をこれらの表面に用いてもよい。
【0049】
図に示すような例示的なコネクタ138が提供される場合、典型的には、当該コネクタ138は、複数の同軸中空円筒絶縁部材を有し、当該複数の同軸中空円筒絶縁部材は、複数の同軸中空円筒導電性部材のそれぞれの大きさのものと交互になっており、同軸の入れ子式構成で互いに入れ子となるようになっている。典型的には、例えば中空円筒形導電性部材などの2つの導電性部材のみが、例えば2つの接続を提供するために絶縁部材と共にそれらの間に必要とされてもよいが、コネクタ138は任意の適切な構成の電気接点を含んでもよく、3つ以上の接続を提供してもよい。外部スイッチコネクタ238Cは、典型的には、コネクタ138と嵌合し当該コネクタ138と電気接続を行うように、コネクタ138の接続面および/または構成と相補的な接続面および/または構成を有する。さらに、その他の型および種類の電気コネクタ138、例えばマルチピンコネクタが使用されてもよい。
【0050】
外部コネクタ238Cは、コネクタ138に挿入可能なように、また、その同軸導電性部材が、コネクタ138と嵌合しているときにコネクタ138の導電性部材とそれぞれ電気接続を形成するようにコネクタ138と嵌合するよう、コネクタ138と同様に構成されサイズ設定されている。リモートスイッチのスイッチ接点および作動部の物理的構成は任意の所望の形態をとることができるが、外部リモートスイッチの電気的接触機能は、典型的には、およびしばしば望ましくは、電気スイッチ150のそれと同じである。例えば、電気スイッチ150が常開単極単投スイッチである場合、リモートスイッチも常開単極単投スイッチであり、好ましくは、その作動は、電気スイッチ150の作動と同じ動作応答を提供する。
【0051】
典型的には絶縁材料であり任意選択で照明装置10、10'、例えばテールキャップ30に螺合するシーリングプラグ238Sをコネクタ138内に配置されるように提供してもよく、それにより、例えば、外部コネクタ238Cがコネクタ13と嵌合していないときにその中に、汚れ、破片、および/または湿気が入るのを低減するようになっていてもよい。
【0052】
テールキャップ30の内側の回路基板36は、テールキャップハウジング32の内側の位置決め構成に対して配置され、また、図に示すように長手方向軸16に対して横断方向に配置することができる。回路基板36は、電源、例えば電池B1~B2のような電池B1または電池B2の後端部に接続する電気接点を含む。また、回路基板36は、提供される場合、電気スイッチ150およびコネクタ138と接続するものであり、例えば電気スイッチ150およびリモートスイッチが同様の態様で動作するように並列に電気接続されるようになっている。
【0053】
照明装置10、10'の制御および動作のための制御回路が、回路基板150、回路基板36、および/またはその他の回路基板上に好適に配置されてもよい。制御回路は、典型的には、例えば、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、電流および/または電圧レギュレータ、DCコンバータ、スイッチインターフェース回路などを含み得る。そのような制御回路は、光源90の適切かつ所望の動作と一致する制御方法で、および、例えば作動部50を押圧および解放して電気スイッチ150を開閉するなどの使用者の操作により提供される制御入力に応答して、電源B1、B2から光源90への電力を提供および/または調整するのに役立つ。動作モードの制御は、スイッチ150の開閉の数および/またはタイミングに応答させることができる。
【0054】
テールキャップ30の例示的な一実施形態において、角度付き外面34は、典型的には約28.5°の角度とすることができるが、角度Aは、約25°~45°の範囲にあり、または約10°~60°の範囲より広い範囲であってもよい。その中で、作動部材54の上面と下面との間の角度は角度Aの約半分または約17.5°であってもよく、したがって、作動部部材54の下面の角度が長手方向軸16に対して約11°となっていてもよい。その場合、プランジャ56の上面の角度は、好ましくは、作動部部材54の下面とほぼ同じ角度であり、長手方向軸16に対して約11°である。前述の各角度の角度範囲は一般的に傾斜面34の角度の範囲に比例する。それぞれの角度および範囲は、照明装置10、10'の長手方向軸16との関係で記載されている場合があるが、それらの角度および範囲はまた、電気スイッチ150、例えばその基板または回路基板154に対しても相対的である。
【0055】
典型的な実施形態において、様々なハウジング22、22'、32、42、それらの内部部品44、52、54、56、160、および同様の部品は、金属、例えば、アルミニウム、鋼、真鍮などであってよく、またはプラスチック製、たとえば、ナイロン、強化ナイロン、加工ナイロン、ナイロン6、ABS、ポリカーボネート、ポリエチレン、PC/PETプラスチックブレンド、ABSプラスチック、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエステル-ポリカーボネートブレンド、およびABSポリカーボネートブレンド(LEXAN(登録商標)ポリカーボネート、XENOYポリエステル-ポリカーボネートブレンド、およびCYCALOY ABSポリカーボネートブレンドなど)、アセタールホモポリマー(DELRIN(登録商標)など)、PBT-PCブレンド(VALOX(商標)樹脂508など)、アクリルなどであってもよく、あるいは、熱可塑性ナイロン、またはCAPRON(登録商標)およびNYPEL(登録商標)の商標で販売されているようなその他のエラストマープラスチックまたはNYLABOND(登録商標)の商標で販売されている熱可塑性エラストマー化合物若しくは熱可塑性加硫物、あるいは、ガラス繊維、炭素繊維などの補強材の有無にかかわらず、および熱伝導性充填材などの有無にかかわらず、任意のその他の適切なプラスチック材料であってもよい。導電性材料で作られた部品は必要に応じて電気絶縁コーティングで被覆されていてもよい。
【0056】
光学要素94およびレンズ96ならびに同様の部品は、ガラス、または任意の適切な透明プラスチック、例えば、ナイロン、ABS、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル、PMMA、またはその他の適切な明澄、透明若しくは半透明のプラスチック、あるいはその他の適切な材料などであってよい。スイッチ作動部ブーツ50、52などの弾性および/または可撓性部品、ならびに様々なシールおよび同様の部品は、ゴムまたはエラストマー材料、例えば、ゴム、ネオプレンゴム、ラテックスゴム、シリコーンゴム、シリコーン、SANTOPRENE(登録商標)エラストマー、同様の弾力性および/または可撓性材料などであってよい。
【0057】
スイッチおよび照明装置は、前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、長手方向軸を定義し、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、前記照明装置本体の前記前端部に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである、前記光源と、前記照明装置本体の内部にあり、前記長手方向軸に実質的に平行なその内面に隣接して配置された電気スイッチであって、前記電気スイッチは、前記長手方向軸に実質的に垂直な方向に動かされることにより作動可能である、前記電気スイッチと、前記照明装置本体の後端部にあるスイッチ作動部であって、前記スイッチ作動部は、前記長手方向軸に対して鋭角に配置された可撓性ブーツを含んでもよく、前記スイッチ作動部はさらに、前記電気スイッチに隣接し、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記長手方向軸に実質的に垂直な方向に移動可能なプランジャと、前記可撓性ブーツと前記プランジャとの間において前記可撓性ブーツに隣接して配置された作動部部材であって、前記プランジャに隣接した傾斜面を有し、前記前記可撓性ブーツが前記長手方向軸に向かって押圧されたときに、および、前記長手方向軸に実質的に平行な方向に押圧された時に、前記電気スイッチに向かって前記プランジャを動かすように前記プランジャに向かって移動可能である作動部部材とを含んでもよく、前記電気スイッチは、前記可撓性ブーツが前記長手方向軸に向かって押圧されたときに、前記可撓性ブーツが前記長手方向軸に実質的に平行に押圧された時に、および前記可撓性ブーツがそれらの間の角度で押圧されたときに作動するものである、前記スイッチ作動部とを有してもよい。前記作動部部材は互いに対し鋭角にある対向する面を有してもよく、当該対向する面の第1の面は前記可撓性ブーツに隣接して配置され、当該対向する面の第2の面は前記プランジャに隣接して配置されて、その動きを容易にするようになっていてもよい。前記プランジャは、前記照明装置本体の内面に対して鋭角であり且つ前記作動部部材に隣接して配置された第1の面を有してもよく、および/または前記プランジャは前記電気スイッチに向かって延出する突起部を有してもよい。前記電気スイッチは、前記内面に隣接して配置された回路基板であって、その上に複数の導電性領域を有するものである、前記回路基板と、前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって、前記回路基板の前記導電性領域の複数のものの間の電気接続を行うように変形可能である、前記スナップドーム要素とを含んでもよい。前記プランジャは、前記電気スイッチの前記スナップドーム要素に向かって且つ隣接して延出する突起部を有してもよい。前記電気スイッチはスイッチハウジングを含んでもよく、前記スイッチハウジングは1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有し、前記プランジャは前記1若しくはそれ以上の枢動凹部にそれぞれ配置された1若しくはそれ以上の同軸上枢軸を有し、それにより、前記プランジャの動きが前記枢軸を中心に枢動することを含んでもよい。前記作動部部材の動きは、前記プランジャが前記枢軸を中心に枢動するときに前記プランジャと共に枢動することを含んでもよい。前記電気スイッチは、複数の導電性領域を有するように配置された回路基板と、前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって前記回路基板の前記導電性領域の複数のものの間の電気接続を行うように変形可能である、前記スナップドーム要素とを含んでもよく、前記スイッチハウジングは、前記長手方向軸に実質的に平行な前記照明装置本体の内面に隣接してある、回路基板およびスナップドーム要素を支持するものである。前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面および前記作動部部材の前記傾斜面は、前記長手方向軸に対する前記可撓性ブーツの鋭角よりも実質的に小さい鋭角を定義してもよい。前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約10°~約60°の範囲であってもよく、または、前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約30°の範囲であってもよく、あるいは前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約10°~約60°の範囲で且つ前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約30°の範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約25°~約45°の範囲であってもよく、または、前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約20°の範囲であってもよく、あるいは前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約25°~約45°の範囲で且つ前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約20°の範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約28°~29°であってもよく、または、前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約10°~12°であってもよく、あるいは前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は約28°~29°で且つ前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約10°~12°であってもよい。前記照明装置本体は、その側面にクランプ構成を、または銃器を把持するように構成されたクランプ構成を含んでもよい。照明装置本体は、前記照明装置本体はテールキャップを含んでもよく、前記テールキャップは、前記スイッチ作動部と前記電気スイッチとを含んでもよく、または、前記テールキャップは、前記可撓性ブーツと、前記作動部部材と、前記プランジャと、前記電気スイッチとを含んでもよい。前記照明装置本体は、その側面に銃器を把持するためのクランプ構成を含み、当該クランプ構成を有する側面に隣接したその後端部近くに凹部を有してもよく、前記照明装置本体はさらに、前記凹部の表面に、当該凹部においてリモートスイッチの電気コネクタを受けるための電気コネクタを含み、それにより、前記照明装置が前記銃器に取り付けられたときに、リモートスイッチの電気コネクタが前記照明装置本体の前記後端部と前記銃器との間に配置されるようになっていてもよい。前記作動部部材の表面および/または前記プランジャの表面は摩擦低減材料を含んでもよい。前記摩擦低減材料は、本質的に、石油ベースのグリース、石油ベースの潤滑剤、グラファイトベースのグリース、グラファイトベースの潤滑剤、シリコーングリース、およびシリコーン潤滑剤からなる群から選ばれたものであってもよい。
【0058】
照明装置用スイッチは、基準面を定義する表面に配置された電気スイッチであって、前記基準面に実質的に垂直な方向に動かされることによって作動可能である、前記電気スイッチと、スイッチ作動部であって、前記基準面に対して鋭角で配置された可撓性ブーツを含んでもよく、前記スイッチ作動部はさらに、前記電気スイッチに隣接し、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記基準面に実質的に垂直な方向に移動可能なプランジャと、前記可撓性ブーツと前記プランジャとの間に前記可撓性ブーツに隣接して配置された作動部部材であって、前記プランジャに隣接する傾斜面を有し、前記可撓性ブーツが前記基準面に向かって押圧されたときに、および前記可撓性ブーツが前記基準面に実質的に平行な方向に押圧されたときに、前記プランジャを前記電気スイッチに向かって動かすように前記プランジャに向かって移動可能である、前記作動部部材とを含んでもよく、前記電気スイッチは、前記可撓性ブーツが前記基準面に向かって押圧されたときに、前記可撓性ブーツが前記基準面に平行に押圧されたときに、および前記可撓性ブーツがそれらの間の角度で押圧された時に作動可能であるものである、前記スイッチ作動部とを有してもよい。前記照明装置用スイッチは、さらに、前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、前記照明装置本体の前記前端部に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである、前記光源とを有し、前記電気スイッチは前記照明装置本体の内部の前記基準面に実質的に平行な面に配置され、それにより、前記電気スイッチが、前記基準面に実質的に垂直な方向に動かされることによって作動可能である。前記作動部部材は互いに対し鋭角にある対向する面を有してもよく、当該対向する面の第1の面が前記可撓性ブーツに隣接して配置され、当該対向する面の第2の面が前記プランジャに隣接して配置されて、その動きを容易にするようになっていてもよい。前記プランジャは、前記基準面に対して鋭角で且つ前記作動部部材に隣接して配置された第1の面を有してもよく、および/または前記プランジャは前記電気スイッチに向かって延出する突起部を有するものである。前記電気スイッチは、前記基準面を定義する面に隣接して配置された回路基板であって、その上に複数の導電性領域を有するものである、前記回路基板と、前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって、前記回路基板の前記導電性領域の複数のものの間の電気接続を行うように変形可能である前記スナップドーム要素とを含んでもよい。前記プランジャは、前記電気スイッチの前記スナップドーム要素に向かって且つ隣接して延出する突起部を有してもよい。前記電気スイッチはスイッチハウジングを含んでもよく、前記スイッチハウジングは1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有し、前記プランジャは当該1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置された1若しくはそれ以上の同軸上枢軸を有し、それにより、前記プランジャの動きが前記枢軸を中心に枢動することを含んでもよい。前記作動部部材の動きは、前記プランジャが前記枢軸を中心に枢動するときに前記プランジャと共に枢動することを含んでもよい。前記電気スイッチは、回路基板であって、その上に複数の導電性領域を有するものである、前記回路基板と、前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって、前記回路基板の前記導電性領域の複数のものの間の電気接続を行うように変形可能である前記スナップドーム要素とを含んでもよく、前記スイッチハウジングは、前記基準面を定義する表面に隣接してある、前記回路基板および前記スナップドーム要素を支持するものである。前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の傾斜面は、前記基準面に対する前記可撓性ブーツの鋭角よりも実質的に小さい鋭角を定義してもよい。前記可撓性ブーツと前記基準面との間の鋭角は約10°~約60°の範囲であってもよく、または、前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約30°の範囲であってもよく、あるいは前記可撓性ブーツと前記基準面との間の鋭角は約10°~約60°の範囲で且つ前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約30°の範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記基準面との間の鋭角は約25°~約45°の範囲であってもよく、または、前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約20°の範囲であってもよく、あるいは前記可撓性ブーツと前記基準面との間の鋭角は約25°~約45°の範囲で且つ前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約5°~約20°の範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記基準面との間の鋭角は約28°~29°であってもよく、または、前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の前記鋭角は約10°~12°であってもよく、あるいは前記可撓性ブーツと前記基準面との間の鋭角は約28°~29°で且つ前記作動部部材の前記可撓性ブーツに隣接する表面と前記作動部部材の前記傾斜面との間の鋭角は約10°~12°であってもよい。前記照明装置本体は、その側面にクランプ構成を、または銃器を把持するように構成されたクランプ構成を含んでもよい。前記照明装置本体はテールキャップを含んでもよく、前記テールキャップは、前記スイッチ作動部と前記電気スイッチとを含んでもよく、または、前記テールキャップは、前記可撓性ブーツと、前記作動部部材と、前記プランジャと、前記電気スイッチとを含んでもよい。前記照明装置本体は、その側面に銃器を把持するように構成されたクランプ構成を含み且つ当該クランプ構成を有する側面に隣接したその後端部近くに凹部を有してもよく、前記照明装置本体はさらに、前記凹部の表面に、当該凹部においてリモートスイッチの電気コネクタをその中に受けるための電気コネクタを含み、それにより、前記照明装置が前記銃器に取り付けられたときに、リモートスイッチの電気コネクタが前記照明装置本体の前記後端部と前記銃器との間に配置されるようになっていてもよい。前記作動部部材の表面および/または前記プランジャの表面は摩擦低減材料を含んでもよい。前記摩擦低減材料は、本質的に、石油ベースのグリース、石油ベースの潤滑剤、グラファイトベースのグリース、グラファイトベースの潤滑剤、シリコーングリース、およびシリコーン潤滑剤からなる群から選ばれたものであってもよい。
【0059】
スイッチおよび照明装置は、前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、長手方向軸を定義し、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、前記照明装置本体の前記前端部に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである、前記光源と、前記照明装置本体の内部にあり、前記長手方向軸に実質的に平行なその内面に隣接して配置された電気スイッチであって、前記電気スイッチは、前記長手方向軸に実質的に垂直な方向に動かされることにより作動可能であり、前記電気スイッチは、スイッチハウジングであって、それを通る開口部を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するものである、前記スイッチハウジングと、前記スイッチハウジングによって支持されたプランジャであって、第1および第2の対向する側を有し且つ1若しくはそれ以上の枢軸を有するものであり、前記若しくはそれ以上の枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記スイッチハウジングの前記開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、前記プランジャの前記第1の側に隣接して配置された可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、前記プランジャが前記スイッチハウジングに対して枢動し、電気スイッチを作動させるように前記プランジャの前記第2の側が電気スイッチに向かって動くようになっている、前記可撓性ブーツとを有してもよく、それにより、前記可撓性ブーツが押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである、前記電気スイッチとを有してもよい。前記スイッチおよび照明装置はさらに、前記スイッチハウジングの前記開口部に隣接して配置され、その上に電気スイッチ要素を有する回路基板を有してもよく、前記電気スイッチ要素は前記回路基板に向かう方向に押圧されることによって作動可能である。前記電気スイッチは、前記内面に隣接して配置された回路基板であって、その上に複数の導電性領域を有するものである、前記回路基板と、前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって、前記回路基板の前記導電性領域の複数のものの間の電気接続を行うように変形可能である前記スナップドーム要素とを含んでもよい。前記プランジャは前記電気スイッチの前記スナップドーム要素に向かって延出する突起部を有してもよい。前記スイッチハウジングは、前記長手方向軸に実質的に平行な前記照明装置本体の内面に隣接してある、前記回路基板および前記スナップドーム要素を支持してもよい。前記可撓性ブーツは、前記照明装置本体の前記内面に対して鋭角である前記プランジャの第1の面に隣接してもよく、および/または前記プランジャは、前記電気スイッチに向かって延出する突起部を有していてもよい。前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は、約10°~約60°の範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は、約25°~約45°の範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記長手方向軸との間の鋭角は、約28°~29°であってもよい。前記照明装置本体は、その側面にクランプ構成を、または銃器を把持するためのクランプ構成を含んでもよい。前記照明装置本体はテールキャップを含んでもよく、前記テールキャップは、前記可撓性ブーツと、前記プランジャと、前記電気スイッチとを含んでもよい。前記照明装置本体は、その側面に銃器を把持するためのクランプ構成を含み且つリモートスイッチの電気コネクタを受容するための電気コネクタを有してもよい。前記プランジャの表面は摩擦低減材料を含んでもよい。
前記摩擦低減材料は、本質的に、石油ベースのグリース、石油ベースの潤滑剤、グラファイトベースのグリース、グラファイトベースの潤滑剤、シリコーングリース、およびシリコーン潤滑剤からなる群から選ばれたものであってもよい。
【0060】
照明装置用スイッチは、スイッチハウジングであって、それを通る開口部を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するものである、前記スイッチハウジングと、前記スイッチハウジングの前記開口部に隣接して配置され、その上に電気スイッチを有する回路基板であって、前記電気スイッチは、前記回路基板に向かう方向に押圧されることによって作動可能なものである、前記回路基板と、前記スイッチハウジングによって支持されたプランジャであって、第1および第2の対向する側を有し且つ1若しくはそれ以上の枢軸を有するものであり、前記1若しくはそれ以上の枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動させるように前記スイッチハウジングの前記開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、前記プランジャの前記第1の側に隣接して配置された可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、前記プランジャが前記スイッチハウジングに対して枢動し、電気スイッチを作動させるように前記プランジャの前記第2の側が電気スイッチに向かって動くようになっている、前記可撓性ブーツとを有してもよく、それにより、前記可撓性ブーツが前記回路基板に向かって押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである。前記プランジャの第1の側は前記回路基板に対して鋭角であってもよく、前記プランジャの第2の側は前記電気スイッチに向かって延出する突起部を有してもよい。前記電気スイッチは、前記回路基板に隣接してあるスナップドーム要素であって、前記回路基板の前記導電性領域の複数のものの間の電気接続を行うよう変形可能である、前記スナップドーム要素とを含んでもよい。前記プランジャは、前記第2の側から前記電気スイッチの前記スナップドーム要素に向かって延出する突起部を有してもよい。前記可撓性ブーツに隣接する前記プランジャの第1の側および前記プランジャの第2の側は、前記回路基板に対する前記可撓性ブーツの鋭角よりも小さい鋭角を定義してもよい。前記可撓性ブーツと前記回路基板との間の鋭角は、約10°~約60°範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記回路基板との間の鋭角は、約25°~約45°範囲であってもよい。前記可撓性ブーツと前記回路基板との間の鋭角は約28°~29°であってもよい。前記照明装置用スイッチは、さらに、前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、前記照明装置本体の前記前端部に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである、前記光源とを有してもよく、前記回路基板は、基準面を定義する表面に隣接した前記照明装置本体の内部に配置され、それにより、前記電気スイッチが前記基準面に向かう方向に動かされることによって作動可能である。前記照明装置本体はテールキャップを含んでもよく、前記テールキャップは、前記可撓性ブーツと、前記プランジャと、前記電気スイッチとを含んでもよい。前記照明装置本体は、その側面にクランプ構成、または銃器を把持するように構成されたクランプ構成を含んでもよい。前記照明装置本体は、さらに、その表面に、リモートスイッチの相補的な電気コネクタをその中に受けるための電気コネクタを含んでもよい。
【0061】
スイッチおよび照明装置は、前端部と後端部とを有する照明装置本体であって、電源を受容する内部空洞を有するものである、前記照明装置本体と、前記照明装置本体に配置された光源であって、通電されると光を生成するものである前記光源と、前記照明装置本体の内部にあり、その内面に隣接して配置された電気スイッチであって、前記電気スイッチは、前記内面を横断する方向に動かされることによって作動可能であり、前記電気スイッチは、スイッチハウジングであって、それを通る開口部を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部を有するものである、前記スイッチハウジングと、前記スイッチハウジングによって枢動自在に支持されたプランジャであって、第1および第2の対向する側を有し且つ1若しくはそれ以上の同軸上枢軸を有するものであり、前記1若しくはそれ以上の同軸上枢軸は前記スイッチハウジングの前記1若しくはそれ以上の同軸枢動凹部にそれぞれ配置されており、それにより、前記プランジャの動きが、前記電気スイッチを作動および非作動させるように、その第2の側を前記内面に向かっておよび前記内面からから離れるように動かすよう、前記スイッチハウジングの前記開口部において前記枢軸を中心に枢動することを含むものである、前記プランジャと、前記プランジャの第1の側に隣接して配置された可撓性ブーツであって、前記可撓性ブーツを押圧すると、プランジャがスイッチハウジングに対して枢動し、電気スイッチを作動させるようにプランジャの第2の側が電気スイッチに向かって動くようになっている、前記可撓性ブーツとを有してもよく、それにより、前記可撓性ブーツが押圧されたときに前記電気スイッチが作動するものである、前記電気スイッチとを有してもよい。
【0062】
本明細書で使用される場合、「約」という用語は、寸法、サイズ、配合、パラメータ、形状、ならびにその他の量および特性が正確ではなく、また正確である必要はないが、公差、変換係数、四捨五入、測定誤差など、ならびに当業者に知られているその他の係数を反映して、必要に応じて概算および/またはより大きくまたはより小さくてもよいことを意味する。一般的に、寸法、サイズ、配合、パラメータ、形状、またはその他の量若しくは特性は、そのように明示的に述べられているかどうかにかかわらず、「約」または「概算」である。非常に異なるサイズ、形状、および寸法の実施形態が記載されている構成を採用し得ることに留意されたい。
【0063】
「前(front)」、「背(back)」「後(rear)」、「側(side)」、「端部(end)」、「頂部(top)」、「底部(bottom)」、「上部(up)」、「下部(down)」、「左」、「右」、「上向き」、「下向き」、「前方」、「後方」、「下」および/または「上」、「垂直」、「水平」などの用語が、1若しくはそれ以上の実施形態および/または現構成を説明する際の便宜として本明細書において使用されている場合があり、記載された物品は、任意の所望の配向で配置されてもよく、および/または任意の所望の位置および/または配向で利用され得る。そのような位置および/または配向の用語は、便宜のためだけのものとして理解されるべきであり、特許請求の範囲に記載されるような本発明を限定するものとして理解されるべきではない。
【0064】
本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、接続詞および論理和の両方の場合を包含し、したがって、「Aおよび/またはB」の形式の句は、「A」または「B」あるいは「AおよびB」を包含する。さらに、1若しくはそれ以上の要素の「少なくとも1つ」という用語は、要素のいずれか1つのうちの1つ、任意の要素のうちの2つ以上、およびすべての要素を含む2つ以上の要素を含むことを意図しており、例えば、「A、B、およびCの少なくとも1つ」という形式の句には、「A」、「B」、「C」、「AおよびB」、「AおよびC」、「BおよびC」、ならびに「AおよびBおよびC」が含まれる。
【0065】
本明細書で使用される留め具は、ねじ付き留め具、例えば、ボルト、ねじ、および従動留め具、ならびにピン、リベット、釘、スパイク、逆目(barbed)留め具、クリップ、クランプ、ナット、スピードナット、キャップナット、袋ナットなどを含む、記載された用途に適し得る任意の留め具またはその他の留めデバイスを含み得る。本明細書に記載の例示的な実施形態の典型的な使用において留め具が取外自在であることが明らかである場合、そのような場合には取外自在な留め具が好ましいであろう。また、留め具は適切な場合、成形ヘッド、例えば、ピーニングまたは熱成形ヘッド、溶接、例えば、熱溶接または超音波溶接、ろう付け、および接着剤などのその他の形態の締結を含んでもよい。
【0066】
本明細書で使用される場合、「接続された」および「結合された」という用語、ならびにそれらの変形は、正確な同義語であることが意図されてもされなくてもよいが、いくつかの類似したものおよびいくつかの異なるものを含むこともある。その文脈によって示される「接続された」という用語は、一般的に、互いに直接電気的および/または物理的接触を有する要素を指すために使用され得るが、その文脈によって示される「結合された」という用語は、一般的に、互いに協動および/または相互作用するために、例えば、1若しくはそれ以上の中間要素を介して、互いに間接的な電気的および/または物理的接触を有する要素を指すために使用され得るものであり、また直接接触する要素も含み得る。
【0067】
電池という用語は、本明細書では、1若しくはそれ以上の電気化学セルおよび/または燃料電池を含む電気化学デバイスを指すために使用され、したがって、電池は、個々のユニットまたはパッケージ化されたユニットとして、単一のセルまたは複数のセルを含み得る。電池は、ポータブルまたはその他のデバイスに適した電源の一種としての一例である。そのようなデバイスは、これらに限定されないが、燃料電池、スーパーキャパシタ、太陽電池などを含む電源を含むことができる。前述のいずれも、単回使用または再充電可能、あるいはその両方が意図されてよく、および/またはそれらの複数のものを組み合わせて電池パックまたは電池アセンブリにすることができる。
【0068】
電池の様々な実施形態は、任意の特定のデバイスに適していると見なされ得るように、1若しくはそれ以上の電池セル、例えば、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つ以上の電池セルを有し得る。電池は、炭素亜鉛、アルカリ、鉛酸、ニッケルカドミウム(Ni-Cd)、ニッケル金属水素化物(NiMH)、またはリチウムイオン(Li-Ionなど)電池タイプなど、特定のデバイスに所望の動作時間および/または寿命を提供するための適切なセル数およびセル容量の様々なタイプおよび種類の電池化学タイプを使用することができ、また、単回使用または再充電可能、あるいはその両方が意図されてよい。例としては、典型的には約3ボルトまたは約6ボルトを生成する1セルまたは2セルの鉛酸電池、典型的には約3.6ボルトを生成する3セルNi-Cd電池、典型的には約4.8ボルトを生成する4セルNiMH電池、約6ボルトを生成する5セルNiMH電池、典型的には約3.5ボルトを生成するLi-Ion電池、または典型的には約7ボルトを生成する2セルLi-Ion電池があり、それらによって生成される電圧は、フル充電に近づくと高くなり、放電中、特により高い電流を供給しているとき、および低レベルの充電になったとき、たとえば放電されるときに、低くなることに留意されたい。
【0069】
本発明は、前述の例示的な実施形態に関して説明されてきたが、以下の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲および趣旨内における変形が、当業者には明らかであろう。例えば、作動部50および関連する内部スイッチ150は、そのテールキャップ30ではなく照明装置10、10'のその他の部分、例えばハウジング22、22'に配置されてもよい。作動部50は異なる角度にあってもよく、また、表面34は、実質的に平坦であってもよく、または湾曲していてもよく、また、いずれかまたは両方が照明装置本体20、20'に対して異なる位置および/または配向にあってもよく、また、2つ以上の作動部50が提供されてもよい。
【0070】
光源90は、固体光源92または白熱光源若しくはその他の光源であってよく、白色光、着色光、例えば、赤色光若しくは緑色光、赤外光、またはレーザー光などを生ずるものであってよい。そのための光学要素およびレンズは、図示の例とは異なる形状、サイズ、および構成であってもよい。
【0071】
照明装置10、10'は、複数の光源を有していてもよく、その照明装置は、白色光、着色光、例えば、赤色光若しくは緑色光、赤外光および/またはレーザー光などを生ずるものであってよい。照明装置10、10'はまた、それによって照らされた物体の照準および/または識別を補助するためにレーザー光の小さなスポットまたは光線を提供するレーザー光源を含んでもよい。
【0072】
照明装置10、10'は、銃器またはその他の物体に照明装置10、10'を取り付けるためのクランプ構成またはその他の構成を有してもよいし、有さなくてもよい。
【0073】
さらに、テールキャップ30は、表面38を定義するアンダーカットの凹部を定義する後方突起部を有してもよいし有さなくてもよく、また、リモートスイッチまたはその他の付属品用のコネクタを含んでも含まなくてもよい。
【0074】
特定の構成が、隆起構成、例えば、リッジ、ボス、フランジ、突起部、戻り止め、またはその他の隆起構成として説明されている場合があるが、そのような構成は、積極的に形成されたものでもよいし、あるいは凹構成、例えば、溝、スロット、穴、くぼみ、凹部、戻り止め、またはその他の凹んだ構成の作成後に残るものであってもよい。同様に、特定の特徴が、凹構成、例えば、溝、スロット、穴、くぼみ、凹部、またはその他の凹んだ構成として説明されている場合があるが、そのような構成は、積極的に形成されたものでもよいし、あるいは隆起構成、例えば、リッジ、ボス、フランジ、突起部またはその他の隆起した構成の作成後に残るものであってもよい。さらに、隆起構成が凹構成に係合する場合、例えば相補的なレセプタクルに係合する円筒突起部などの場合、隆起構成と凹構成の相対位置を交換してもよく、またはその他の方法で修正してもよい。
【0075】
本明細書で特定される米国仮特許出願、米国特許出願、および/または米国特許のそれぞれは、本明細書における参照または説明の方法に関係なく、あらゆる目的およびすべての目的のために、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0076】
最後に、記載されている数値は、典型的な値または例示的な値であり、限定的な値ではなく、実質的に大きいおよび/または実質的に小さい値を排除するものではない。任意の所与の実施形態における値は、記載された例または典型的な値よりも実質的に大きく、および/または実質的に小さくてもよい。
図1
図2
図2A
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図7A
図7B
図7C
図8
図9A
図9B
図10A
図10B
図10C