IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ テンセント・アメリカ・エルエルシーの特許一覧

特許74714545Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法
<>
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図1
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図2
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図3
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図4
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図5
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図6
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図7
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図8
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図9
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図10
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図11
  • 特許-5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-11
(45)【発行日】2024-04-19
(54)【発明の名称】5Gネットワークにおける様々なアップリンクストリーミング展開シナリオを実装するための方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/50 20180101AFI20240412BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20240412BHJP
   H04N 21/241 20110101ALI20240412BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20240412BHJP
【FI】
H04W4/50
H04W4/06 171
H04N21/241
H04W76/10
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022566673
(86)(22)【出願日】2022-05-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-06
(86)【国際出願番号】 US2022028691
(87)【国際公開番号】W WO2022240934
(87)【国際公開日】2022-11-17
【審査請求日】2022-11-01
(31)【優先権主張番号】63/187,796
(32)【優先日】2021-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/740,843
(32)【優先日】2022-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520353802
【氏名又は名称】テンセント・アメリカ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ソダガァ,イラジ
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】Tencent,[FS_5GMS-EXT] Updated text for uplink streaming[online],3GPP TSG SA WG4 #113-e S4-210479,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG4_CODEC/TSGS4_113-e/Docs/S4-210479.zip>,2021年03月31日
【文献】Ericsson LM, Qualcomm Incorporated, Tencent, BBC,[FS_5GMS-EXT] Key Topic Uplink media streaming[online],3GPP TSG SA WG4 #112-e S4-210299,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG4_CODEC/TSGS4_112-e/Docs/S4-210299.zip>,2021年02月10日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
H04N21/241
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサによって実行される5Gメディアストリーミング(5GMS)のための方法であって、
5GMSアップリンク(5GMSu)アプリケーションプロバイダ(AP)によって、5GMSシステムを使用して5GMSuストリーミングのためのプロビジョニングセッションを作成するように要求を送信するステップと、
5GMSu APによって、前記プロビジョニングセッションに対応する確認応答を受信するステップと、
5GMSu APによって、前記5GMSuストリーミングに対応する出力オペレーションを実行するステップと、を含み、
前記5GMSu APは、前記5GMSシステムの外部にある外部データネットワーク(DN)に含まれており、
前記プロビジョニングセッションのために、プロセスのインスタンス化について、
5GMSuアプリケーション機能(AF)から5GMSuアプリケーションサーバ(AS)へ要求が送信され、
前記5GMSu ASでコンテンツ準備プロセスがインスタンス化され、
前記5GMSu ASから前記5GMSu AFへ確認応答が送信され、
前記5GMSu AFから前記5GMSu APへコンテンツ公開構成の成功裡な作成について確認応答が送信される、
方法。
【請求項2】
前記要求は、5GMSuアプリケーション機能(AF)へ送信され、
前記確認応答は、前記5GMSu AFから受信され、
前記出力オペレーションは、5GMSuアプリケーションサーバ(AS)で実行される5GMSu出力オペレーションであり、かつ、
前記5GMSu AFおよび前記5GMSu ASは、前記5GMSシステムに対応する信頼されるDN内に含まれている、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記5GMSu APは、5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、前記5GMSu AFと通信するように構成されており、
前記5GMSu APは、5GMSu出力インターフェイスを使用して、前記5GMSu ASと通信するように構成されており、かつ、
前記5GMSuストリーミングは、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、前記5GMSu ASによって実行される、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記要求は、5GMSuアプリケーション機能(AF)へ送信され、
前記確認応答は、前記5GMSu AFから受信され、
前記出力オペレーションは、5GMSuアプリケーションサーバ(AS)も用いて実行される5GMSu出力オペレーションであり、かつ、
前記5GMSu AFおよび前記5GMSu ASは、前記外部DN内に含まれている、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記5GMSu APは、非5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、前記5GMSu AFと通信するように構成されており、
前記5GMSu APは、非5GMSu出力インターフェイスを使用して、前記5GMSu ASと通信するように構成されており、かつ、
前記5GMSuストリーミングは、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、前記5GMSu ASによって実行される、
請求項に記載の方法。
【請求項6】
5Gメディアストリーミング(5GMS)のためのデバイスであって、
プログラムコードを保管するように設定された少なくとも1つのメモリと、
前記プログラムコードを読み取り、かつ、前記プログラムコードによる指示どおりに動作するように設定構成されている、少なくとも1つのプロセッサと、
を含み、前記プログラムコードは、
前記少なくとも1つのプロセッサに、5GMSアップリンク(5GMSu)アプリケーションプロバイダ(AP)によって、5GMSシステムを使用して5GMSuストリーミングのためのプロビジョニングセッションを作成する要求を送信させる、ように構成されている送信コードと、
前記少なくとも1つのプロセッサに、5GMSu APによって、前記プロビジョニングセッションに対応する確認応答を受信させる、ように構成されている受信コードと、
前記少なくとも1つのプロセッサに、5GMSu APによって、前記5GMSuストリーミングに対応する出力オペレーションを実行させる、ように構成されている出力コードと、を含み、
前記5GMSu APは、前記5GMSシステムの外部にある外部データネットワーク(DN)に含まれており、
前記プロビジョニングセッションのために、プロセスのインスタンス化について、
5GMSuアプリケーション機能(AF)から5GMSuアプリケーションサーバ(AS)へ要求が送信され、
前記5GMSu ASでコンテンツ準備プロセスがインスタンス化され、
前記5GMSu ASから前記5GMSu AFへ確認応答が送信され、
前記5GMSu AFから前記5GMSu APへコンテンツ公開構成の成功裡な作成について確認応答が送信される、
デバイス。
【請求項7】
前記要求は、5GMSuアプリケーション機能(AF)へ送信され、
前記確認応答は、前記5GMSu AFから受信され、
前記出力オペレーションは、5GMSuアプリケーションサーバ(AS)で実行される5GMSu出力オペレーションであり、かつ、
前記5GMSu AFおよび前記5GMSu ASは、前記5GMSシステムに対応する信頼されるDN内に含まれている、
請求項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記5GMSu APは、5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、前記5GMSu AFと通信するように構成されており、
前記5GMSu APは、5GMSu出力インターフェイスを使用して、前記5GMSu ASと通信するように構成されており、かつ、
前記5GMSuストリーミングは、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、前記5GMSu ASによって実行される、
請求項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記要求は、5GMSuアプリケーション機能(AF)へ送信され、
前記確認応答は、前記5GMSu AFから受信され、
前記出力オペレーションは、5GMSuアプリケーションサーバ(AS)で実行される5GMSu出力オペレーションであり、かつ、
前記5GMSu AFおよび前記5GMSu ASは、前記外部DNに含まれている、
請求項に記載のデバイス。
【請求項10】
前記5GMSu APは、非5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、前記5GMSu AFと通信するように構成されており、
前記5GMSu APは、非5GMSu出力インターフェイスを使用して、前記5GMSu ASと通信するように構成されており、かつ、
前記5GMSuストリーミングは、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、前記5GMSu ASによって実行される、
請求項に記載のデバイス。
【請求項11】
コンピュータで実行可能な命令を保管しているコンピュータプログラムであって、
前記命令は、複数の命令を含み、5Gメディアストリーミング(5GMS)のためのデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、前記1つ以上のプロセッサに、
5GMSアップリンク(5GMSu)アプリケーションプロバイダ(AP)によって、5GMSシステムを使用して5GMSuストリーミングのためのプロビジョニングセッションを作成するように要求を送信し、
5GMSu APによって、前記プロビジョニングセッションに対応する確認応答を受信し、
5GMSu APによって、前記5GMSuストリーミングに対応する出力オペレーションを実行する、ようにさせ、
前記5GMSu APは、前記5GMSシステムの外部にある外部データネットワーク(DN)に含まれており、
前記プロビジョニングセッションのために、プロセスのインスタンス化について、
5GMSuアプリケーション機能(AF)から5GMSuアプリケーションサーバ(AS)へ要求が送信され、
前記5GMSu ASでコンテンツ準備プロセスがインスタンス化され、
前記5GMSu ASから前記5GMSu AFへ確認応答が送信され、
前記5GMSu AFから前記5GMSu APへコンテンツ公開構成の成功裡な作成について確認応答が送信される、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、メディア処理、並びに、ストリーミング方法およびシステムに関する。より特定的には、複数の異なる展開シナリオにおいてアップリンクストリーミングを実行することに関する。
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年5月12日に米国特許商標庁に出願された米国仮特許出願第63/187,796号に基づく優先権を主張し、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
3GPP TS26.501で定義されている5Gメディアストリーミングアーキテクチャ(3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; 5G Media Streaming(5GMS); General description and architecture(Release 16),V16.3.1)は、アップリンクおよびダウンリンクメディアストリーミングについて一般的なアーキテクチャのみを定義している。さらに、3GPP TS26.512は、コンテンツがデバイスから外部サービスプロバイダにストリーミングされるアップリンクストリーミングの概念を定義している。しかしながら、アップリンクストリーミングの様々なコラボレーションシナリオについてコールフロー(call flow)を定義していない。
【発明の概要】
【0004】
1つ以上の実施形態に従って、5Gメディアストリーミング(5GMS)の方法は、少なくとも1つのプロセッサによって実行され、そして、5GMSアップリンク(5GMSu)アプリケーションプロバイダ(AP)によって、5GMSシステムを使用して5GMSuストリーミングのためのプロビジョニングセッションを作成する要求を送信することを含む。5GMSu APによる、プロビジョニングセッションに対応する確認応答の受信;5GMSu APが5GMSシステムの外部にある外部データネットワーク (DN) に含まれている5GMSuストリーミングに対応する5GMSuの出力オペレーションを5GMSu APで実行する。
【0005】
1つ以上の実施形態に従って、5Gメディアストリーミング (5GMS) 用のデバイスは、プログラムコードを保管するように構成された少なくとも1つのメモリを含む;プログラムコードを読み取り、プログラムコードの指示に従って動作するように設定された少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサが、5GMSアップリンク (5GMSu) アプリケーションプロバイダ (AP) によって、5GMSシステムを使用して5GMSuストリーミングのためのプロビジョニングセッションを作成する要求を送信するように設定されたコードの送信を含むプログラムコード;少なくとも1つのプロセッサが、5GMSu APによって、プロビジョニングセッションに対応する確認応答を受信するように設定された受信コード;と、少なくとも1つのプロセッサが5GMSu APによって、5GMSuストリーミングに対応する5GMSuのegest動作を実行するように設定されたegestコード。ここで、5GMSu APは、5GMSシステムの外部にある外部データネットワーク (DN) に含まれている。
【0006】
1つ以上の実施形態に従って、一時的ではないコンピュータ可読媒体は命令を保管するが、その命令には次のものが含まれる。5Gメディアストリーミング (5GMS) のためのデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサが、5GMSアップリンク (5GMSu) アプリケーションプロバイダ (AP) によって、5GMSシステムを使用して5GMSuストリーミングのためのプロビジョニングセッションを作成する要求を送信する。5GMSu APによって、プロビジョニングセッションに対応する確認応答を受信する;5GMSシステムの外部にある外部データネットワーク (DN) に5GMSu APが含まれている5GMSuストリーミングに対応した5GMSu出力オペレーションを5GMSu APで行いる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
開示される技術的事項のさらなる特徴、性質、および様々な利点は、以下の詳細な説明および添付の図面からより明らかになる。
図1図1は、実施形態に従って、ここにおいて説明される方法、装置、およびシステムが実装され得る環境の図である。
図2図2は、図1の1つ以上のデバイスに係る例示的なコンポーネントのブロック図である。
図3図3は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャのブロック図である。
図4図4は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャのブロック図である。
図5図5は、実施形態に従った、図4のメディアアーキテクチャに対応する例示的なプロセスのフローチャートである。
図6図6は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャのブロック図である。
図7図7は、実施形態に従った、図6のメディアアーキテクチャに対応する例示的なプロセスのフローチャートである。
図8図8は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャのブロック図である。
図9図9は、実施形態に従った、図8のメディアアーキテクチャに対応する例示的なプロセスのフローチャートである。
図10図10は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャのブロック図である。
図11図11は、実施形態に従った、図10のメディアアーキテクチャに対応する例示的なプロセスのフローチャートである。
図12図12は、実施例に従った、5Gメディアアップリンクストリーミングの例示的なプロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、実施形態に従って、ここにおいて説明される方法、装置、およびシステムが実装され得る環境100の図である。図1に示されるように、環境100は、ユーザデバイス110、プラットフォーム120、およびネットワーク130を含み得る。環境100のデバイスは、有線接続、無線接続、または有線接続と無線接続の組み合わせを介して相互接続することができる。
【0009】
ユーザデバイス110は、プラットフォーム120に関連する情報を受信、生成、保存、処理、かつ/あるいは、提供することができる1つ以上のデバイスを含む。例えば、ユーザデバイス110は、コンピューティングデバイス(例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、スマートスピーカー、サーバ、等)、移動電話(例えば、スマートフォン、無線電話、等)、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラスまたはスマート腕時計)、または、同様のデバイスを含み得る。いくつかの実装において、ユーザデバイス110は、プラットフォームから情報を受信し、かつ/あるいは、プラットフォーム120に情報を送信することができる。
【0010】
プラットフォーム120は、ここにおいて説明されるように、1つ以上のデバイスを含む。いくつかの実装において、プラットフォーム120は、クラウドサーバーまたはクラウドサーバーのグループを含み得る。いくつかの実装において、プラットフォーム120は、ソフトウェアコンポーネントが特定のニーズに応じてスワップインまたはスワップアウトされ得るように、モジュール化されるよう設計され得る。かくして、プラットフォーム120は、異なる用途に対して簡単かつ/あるいは迅速に再構成することができる。
【0011】
いくつかの実装において、示されるように、プラットフォーム120は、クラウドコンピューティング環境122でホストされ得る。特に、ここにおいて説明されている実装は、プラットフォーム120がクラウドコンピューティング環境122においてホストされているものとして説明されているが、一方、いくつかの実装において、プラットフォーム120はクラウドベースではない(すなわち、クラウドコンピューティング環境の外部で実装され得る)か、または、部分的にクラウドベースであり得る。
【0012】
クラウドコンピューティング環境122は、プラットフォーム120をホストする環境を含む。クラウドコンピューティング環境122は、プラットフォーム120をホストするシステム及び/又はデバイスの物理的な場所および構成の知識をエンドユーザ(例:ユーザデバイス110)に要求しない、計算、ソフトウェア、データアクセス、ストレージ、等のサービスを提供することができる。示されるように、クラウドコンピューティング環境122は、コンピューティングリソースのグループ124(「コンピューティングリソース124」と総称され、かつ、「コンピューティングリソース124」と個別に称される)を含み得る。
【0013】
コンピューティングリソース124は、1つ以上のパーソナルコンピュータ、ワークステーションコンピュータ、サーバデバイス、または、他のタイプの計算及び/又は通信デバイスを含む。いくつかの実装において、コンピューティングリソース124は、プラットフォーム120をホストし得る。クラウドリソースは、コンピューティングリソース124において実行される計算インスタンス、コンピューティングリソース124において提供されるストレージデバイス、コンピューティングリソース124において提供されるデータ転送デバイス、等を含み得る。いくつかの実装において、コンピューティングリソース124は、有線接続、無線接続、または有線接続と無線接続の組み合わせを介して、他のコンピューティングリソース124と通信し得る。
【0014】
図1においてさらに示されるように、コンピューティングリソース124は、クラウドリソースのグループを含む。1つ以上のアプリケーション(「APP」)124-1、1つ以上の仮想マシン(「VM」)124-2、仮想化ストレージ(「VS」)124-3、1つ以上のハイパーバイザ(「HYP」)124-4といったものである。
【0015】
アプリケーション124-1は、ユーザデバイス110及び/又はプラットフォーム120によって提供またはアクセスされ得る、1つ以上のソフトウェアアプリケーションを含む。アプリケーション124-1は、ユーザデバイス上にソフトウェアアプリケーションをインストールして、実行する必要性を除去し得る。例えば、アプリケーション124-1は、プラットフォーム120に関連するソフトウェア、及び/又は、クラウドコンピューティング環境122を介して提供可能な任意の他のソフトウェアを含み得る。いくつかの実装において、1つのアプリケーション124-1は、仮想マシン124-2を介して、情報を1つ以上の他のアプリケーション124-1へ送信し、アプリケーションから受信し得る。
【0016】
仮想マシン124-2は、物理マシンのようにプログラムを実行するマシン(例えばコンピュータ)のソフトウェア実装を含む。仮想マシン124-2は、仮想マシン124-2による任意の実マシン(real machine)に対する使用および対応の程度に応じて、システム仮想マシンまたはプロセス仮想マシンのいずれかであり得る。システム仮想マシンは、完全なオペレーティングシステム(「OS」)の実行をサポートする完全なシステムプラットフォームを提供し得る。プロセス仮想マシンは単一のプログラムを実行し、そして、単一のプロセスをサポートすることができる。いくつかの実装においては、仮想マシン1242-2が、ユーザ(例えば、ユーザデバイス110)の代わりに実行し、かつ、データ管理、同期、または長時間のデータ転送といった、クラウドコンピューティング環境122のインフラストラクチャを管理し得る。
【0017】
仮想化ストレージ124-3は、コンピューティングリソースのストレージシステムまたはデバイス内で仮想化技術を使用する、1つ以上のストレージシステム及び/又は1つ以上のデバイスを含む。いくつかの実装において、ストレージシステムのコンテキスト内で、仮想化のタイプは、ブロック仮想化およびファイル仮想化を含み得る。ブロック仮想化は、物理ストレージまたは異種構造に関係なくストレージシステムがアクセスされ得るように、物理ストレージからの論理ストレージの抽象化(または分離)を参照することができる。本分離により、ストレージシステムの管理者は、エンドユーザのために管理者がストレージを管理する方法にフレキシビリティを持つことができる。ファイルの仮想化は、ファイルレベルでアクセスされるデータと、ファイルが物理的に保管される場所との間の依存関係を除去し得る。このことは、ストレージの使用、サーバの統合、及び/又は、無停止のファイル移行のパフォーマンスの最適化を可能にすることができる。
【0018】
ハイパーバイザ124は、複数のオペレーティングシステム(例えば、「ゲストオペレーティングシステム」)を計算リソースなどのホストコンピュータ上で同時に実行できるようにするハードウェア仮想化技術を提供することができる。ハイパーバイザ124-4は、ゲストオペレーティングシステムに仮想オペレーティングプラットフォームを提示し、そして、ゲストオペレーティングシステムの実行を管理することができる。様々なオペレーティングシステムの複数のインスタンスが、仮想化されたハードウェアリソースを共有することができる。
【0019】
ネットワーク130は、1つ以上の有線及び/又は無線ネットワークを含む。例えば、ネットワーク130は、セルラーネットワーク(例えば、第5世代(5G)ネットワーク、ロングタームレボリューション(LTE)ネットワーク、第3世代(3G)ネットワーク、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、等)、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、電話ネットワーク(例えば、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network、PSTN))、プライベートネットワーク、アドホックネットワーク、イントラネット、インターネット、光ファイバーベースのネットワーク、等、及び/又は、これら又は他のタイプのネットワークの組み合わせを含み得る。
【0020】
図1に示されるデバイスとネットワークの数および配置は、一つの例として提供されている。実際には、図1に示されているものよりも、追加のデバイス及び/又はネットワーク、より少ないデバイス及び/又はネットワーク、異なるデバイス及び/又はネットワーク、または、異なる配置のデバイス及び/又はネットワークが存在し得る。さらに、図1で示される2つ以上のデバイスが、単一のデバイス内に実装されてよく、または、図1でされる単一のデバイスが、複数の、分散デバイスとして実装されてよい。追加的、または代替的に、環境100の一連のデバイス(例えば、1つ以上のデバイス)は、環境100の別の一連のデバイスによって実行されるものとして説明される1つ以上の機能を実行することができる。
【0021】
図2は、図1の1つ以上のデバイスに係る例示的なコンポーネントのブロック図である。デバイス200は、ユーザデバイス110及び/又はプラットフォーム120に対応することができる。図2に示されるように、デバイス200は、バス210、プロセッサ220、メモリ230、ストレージコンポーネント240、入力コンポーネント250、出力コンポーネント260、および、通信インターフェイス270を含み得る。
【0022】
バス210は、デバイス200のコンポーネント間の通信を可能にするコンポーネントを含む。プロセッサ220は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実装される。プロセッサ220は、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、高速処理装置(APU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または、別のタイプの処理コンポーネントである。いくつかの実装において、プロセッサ220は、機能を実行するようにプログラムすることができる1つ以上のプロセッサを含む。メモリ230は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、及び/又は、プロセッサ220による使用のための情報及び/又は命令を保管する、別のタイプの動的または静的ストレージデバイス(例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、及び/又は、光メモリ)を含む。
【0023】
ストレージコンポーネント240は、デバイス200の動作および使用に関する情報及び/又はソフトウェアを保管する。例えば、ストレージコンポーネント240は、対応するドライブとともに、ハードディスク(例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び/又は、ソリッドステートディスク)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、カートリッジ、磁気テープ、及び/又は、別のタイプの非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0024】
入力コンポーネント250は、ユーザ入力(例えば、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、及び/又は、マイク)を介する、といった、デバイス200が情報を受け取ることができるようにするコンポーネントを含む。追加的、または代替的に、入力コンポーネント250は、情報を感知するためのセンサ(例えば、全地球測位システム(GPS)コンポーネント、加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は、アクチュエータ)を含み得る。出力コンポーネント260は、デバイス200(例えば、ディスプレイ、スピーカー、及び/又は、1つ以上の発光ダイオード(LED))からの出力情報を提供するコンポーネントを含む。
【0025】
通信インターフェイス270は、有線接続、無線接続、または有線接続と無線接続の組み合わせなどを介して、デバイス200が他のデバイスと通信できるようにするトランシーバのようなコンポーネント(例えば、トランシーバ及び/又は個別の受信器および送信器)を含んでいる。通信インターフェイス270は、デバイス200が別のデバイスから情報を受信し、かつ/あるいは、別のデバイスに情報を提供することを許可することができる。例えば、通信インターフェイス270は、イーサネットインターフェイス、光インターフェイス、同軸インターフェイス、赤外線インターフェイス、無線周波数(RF)インターフェイス、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェイス、Wi-Fiインターフェイス、セルラーネットワークインターフェイス、等を含み得る。
【0026】
デバイス200は、ここにおいて説明される1つ以上のプロセスを実行することができる。デバイス200は、メモリ230及び/又はストレージコンポーネント240といった、非一時的コンピュータ可読媒体によって保管されたソフトウェア命令を実行するプロセッサ220に応答して、これらのプロセスを実行することができる。コンピュータ可読媒体は、ここにおいて非一時的メモリデバイスとして定義される。メモリデバイスは、単一の物理ストレージデバイス内のメモリ空間、または、複数の物理ストレージデバイスにわたり分散されたメモリ空間を含む。
【0027】
ソフトウェア命令は、別のコンピュータ可読媒体から、または、通信インターフェイス270を介して別のデバイスから、メモリ230及び/又はストレージコンポーネント240の中へ読み込まれ得る。実行されると、メモリ230及び/又はストレージコンポーネント240に保管されたソフトウェア命令は、プロセッサ220に、ここにおいて説明される1つ以上のプロセスを実行させることができる。追加的、または代替的に、ここにおいて説明される1つ以上のプロセスを実行するために、ソフトウェア命令の代わりに、または、ソフトウェア命令と組み合わせて、ハードワイヤード(hardwired)回路を使用することができる。従って、ここにおいて説明する実装は、ハードウェア回路およびソフトウェアの特定の組み合わせに限定されない。
【0028】
図2に示されるコンポーネント数および配置は、一つの例として提供されている。実際には、デバイス200は、図2に示されているものよりも、追加のコンポーネント、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、または、異なる配置のコンポーネントを含み得る。追加的、または代替的に、デバイス200のコンポーネントのセット(例えば、1つ以上のコンポーネント)は、デバイス200の別のコンポーネントのセットによって実行されるものとして説明される1つ以上の機能を実行することができる。
【0029】
5Gメディアストリーミング(5GMS)システムは、ダウンリンクメディアストリーミングサービスまたはアップリンクメディアストリーミングサービスのいずれか、または、両方をサポートする、5Gメディアストリーミングアーキテクチャからのアプリケーション機能、アプリケーションサーバ、および、インターフェイスのアセンブリであり得る。5GMSアプリケーションプロバイダは、5GMSシステムの機能と相互作用(interact)し、かつ、5GMSシステムの機能と相互作用する5GMSアウェアアプリケーション(5GMS Aware Application)を提供する当事者(party)含み得る。5GMSアウェアアプリケーションは、5GMSアプリケーションプロバイダによって提供される、5GMSアプリケーションサービスのサービスロジックを含み、かつ、5GMSアーキテクチャで定義されたインターフェイスおよびアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を介して他の5GMSクライアントおよびネットワーク機能と相互作用する、ユーザ機器(UE)におけるアプリケーションを参照し得る。5GMSクライアントは、5GMSダウンリンク(5GMSd)クライアントまたは5GMSアップリンク(5GMSu)クライアント、または、その両方であるUE機能を参照し得る。
【0030】
5GMSdクライアントは、少なくとも5Gメディアストリーミングプレーヤーおよびダウンリンクストリーミングのためのメディアセッションハンドラを含み、かつ、良好に定義された(well-defined)インターフェイス/APIを介してアクセスされ得る、UE機能を参照し得る。5GMSuクライアントは、良好に定義されたインターフェイス/APIを介してアクセスされ得る、5GMSuサービスの発信元(originator)を参照し得る。5GMSuメディアストリーマは、5GMSアプリケーションプロバイダのアプリケーションサーバ(AS)機能に対するストリーミングメディアコンテンツのアップリンク配信を可能にし、かつ、メディアキャプチャとそれに続くストリーミングのための5GMSuアウェアアプリケーション、および、メディアセッション制御のためのメディアセッションハンドラの両方と相互作用する、UE機能を参照し得る。
【0031】
動的ポリシは、メディアセッションの最中のアップリンクまたはダウンリンクアプリケーションフローのための動的なポリシおよびチャージ制御(policy and charging control、PCC)ルールを参照し得る。出力(egest)セッションは、5GMS ASから5GMSuアプリケーションプロバイダへ向かうアップリンクメディアストリーミングセッションを参照し得る。入力(ingest)セッションは、メディアコンテンツを5GMSd ASにアップロードするセッションを参照し得る。ポリシテンプレートは、5GMSアプリケーションプロバイダに固有の(半静的な(semi-static))ポリシまたは制御機能(Policy or Control Function、PCF)/ネットワーク露出機能(Network Exposure Function、NEF)APIパラメータのコレクション、そして、また、結果として生成されるPCCルールも参照し得る。ポリシテンプレートIDは、PCFが所望のPCCルールをコンパイルできるように、5GMSdアプリケーション機能(AF)によって5Gシステムに向けて適切なPCF/NEF APIを選択するために使用される、所望のポリシテンプレートを特定し得る。メディアプレーヤエントリ(Media Player Entry)は、メディアプレゼンテーション(例えば、DASHのためのメディアプレゼンテーション記述(MPD)、または、ビデオクリップファイルに対するのユニフォームリソースロケータ(uniform resource locator、URL))を定義する、ドキュメントまたはドキュメントに対するポインタを参照し得る。メディアスト-マエントリ(Media Streamer Entry)は、アップリンクメディアストリーミングセッションのエントリポイントを定義するポインタ(例えば、URLの形式)を参照し得る。プレゼンテーションエントリは、HTML5ドキュメントといった、アプリケーションプレゼンテーションを定義する、ドキュメントまたはドキュメントに対するポインタを参照し得る。
【0032】
プロビジョニングセッション(Provisioning Session)は、一連の5GMSdアウェアアプリケーションに関連する5GMSd機能を設定する、5GMSdアプリケーションプロバイダによってインターフェイス(M1d)で供給されるデータ構造を参照し得る。5GMSdメディアプレーヤは、メディアプレイエントリに基づいてメディアプレゼンテーションの再生およびレンダリングを可能にし、そして、再生、一時停止、シーク、停止といった、いくつかの基本的なコントロールを5GMSdアウェアアプリケーションに対して公開している、UE機能を参照し得る。サーバアクセス情報は、ストリーミングセッションの受信をアクティブにするために必要とされるパラメータおよびアドレスのセット(5GMSd AFおよび5GMSd ASのアドレスを含む)を参照し得る。サービスおよびコンテンツ検出(Service and Control Discovery)は、エンドユーザが、利用可能なストリーミングサービスおよびコンテンツ提供を検出し、そして、アクセスのために特定のサービスまたはコンテンツアイテムを選択できるようにする、5GMSアウェアアプリケーションに対して5GMSdアプリケーションプロバイダによって提供される機能性およびプロシージャを参照し得る。サービスアナウンス(Service Announcement)は、5GMSアウェアアプリケーションが、直接的またはその情報に対する参照の形式のいずれかで、5GMSサービスアクセス情報を獲得することができるように、5GMSアウェアアプリケーションと5GMSアプリケーションプロバイダとの間で行われるプロシージャを参照し得る。
【0033】
第三者(third party)のプレーヤは、選択した5GMSd機能を実行するためにAPIを使用し、メディアコンテンツを再生する、アプリケーションの一部を参照し得る。第三者のアップリンクストリーマは、選択した5GMSu機能を実行するためにAPIを使用し、メディアコンテンツをキャプチャおよびストリーミングするアプリケーションの一部を参照し得る。
【0034】
3GPP TS26.501(3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; 5G Media Streaming(5GMS); General description and architecture(Release 16),V16.3.1)で定義されている5Gメディアストリーミングアーキテクチャは、アップリンクおよびダウンリンクメディアストリーミングについて一般的なアーキテクチャのみを定義している。さらに、3GPP TS26.512は、コンテンツがデバイスから外部サービスプロバイダにストリーミングされるアップリンクストリーミングの概念を定義している。
【0035】
アップリンクストリーミングための5Gメディアストリーミングアーキテクチャが、図3に示されている。
【0036】
図3は、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャ300の図である。5Gメディアストリーミングアップリンク(5GMSu)アプリケーションプロバイダ301は、アップリンクストリーミングサービスのために5GMSuを使用し得る。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、5GMSuで定義されたインターフェイスおよびAPIを使用して、5GMSuクライアント304およびネットワーク機能を利用するために、UE303上で5GMSuアウェアアプリケーション302を提供し得る。5GMSuアプリケーションサーバ(AS)は、5Gメディアアップリンクストリーミング専用のASであり得る。5GMSuクライアント304は、5Gメディアアップリンクストリーミング専用のUE303内部機能であり得る。
【0037】
5GMSuアプリケーション機能(Application Function、AF)306および5GMSu AS305は、データネット(Data Network、DN)307機能であり得る。信頼される(trusted)DNにおける機能は、オペレータのネットワークによって信頼され得る。従って、信頼されるDNにおけるAFは、全ての5Gコア機能と直接的に通信することができる。外部DNにおける機能は、リンク320を使用して、ネットワーク公開機能(Network Exposure Function、NEF)308を介してのみ、5Gコア機能と通信し得る。実施形態において、リンク320は、APIであり得る、N33に関連し得る。
【0038】
メディアアーキテクチャ300は、UE303の内部機能および5Gメディアアップリンクストリーミング用の関連ネットワーク機能を接続し得る。従って、メディアアーキテクチャ300は、多くの機能を含み得る。例えば、UE303における5GMSuクライアント304は、インターフェイス/APIを通じてアクセスできる5GMSuサービスの発信元であり得る。5GMSuクライアント304は、2つのサブ機能である、メディアセッションハンドラ309およびメディアストリーマ310を含み得る。メディアセッションハンドラ309は、メディアセッションの配信を確立、制御、およびサポートするために、5GMSu AF306と通信し得る。メディアセッションハンドラ309は、5GMSuアウェアアプリケーション302によって使用できるAPIを公開し得る。メディアストリーマ310は、メディアコンテンツをストリーミングし、そして、メディアのキャプチャとストリーミングのために5GMSuアウェアアプリケーション302に、および、メディアセッション制御のためにメディアセッションハンドラ309にサービスを提供するために、5GMSu AS305と通信し得る。5GMSuアウェアアプリケーション302は、外部アプリケーションまたはコンテンツサービスプロバイダ固有のロジックを実装すること、および、メディアセッションの確立をイネーブルすることにより、5GMSuクライアント304を制御し得る。5GMSu AS305は、5Gメディア機能性をホストし得る。5GMSuアプリケーションプロバイダ301は、外部アプリケーション、または、コンテンツ固有のメディア機能性、例えば、メディアストレージ、消費(consumption)、5GMSuアウェアアプリケーション302からメディアをストリーミングするために5GMSuを使用する、トランスコーディングおよび再配布、であり得る。5GMSu AF306は、UE303上のメディアセッションハンドラ309に対して、及び/又は、5GMSuアプリケーションプロバイダ301に対して、様々な制御機能を提供し得る。5GMSu AF306は、異なるポリシまたは制御機能(Policy or Control Function、PCF)311の処理または相互作用に対する要求を、他のネットワーク機能と中継(relay)または開始し得る。
【0039】
メディアアーキテクチャ300には、多数の異なるインターフェイスを含み得る。例えば、リンク321は、メディアアーキテクチャ300の使用を供給(provision)し、かつ、フィードバックを獲得するために、5GMSu AF306によって公開される5GMSuプロビジョニングAPIであり得る、M1uに関連し得る。リンク322は、M2uに関連してよく、これは、5GMSu AS305によって公開される5GMSu公開APIであってよく、かつ、DN307といった、信頼されるDNにおける5GMSu AS305がストリーミングサービスのためのコンテンツを受信するように選択されている場合に使用され得る。リンク323は、DN307といった信頼されるDN内の5GMSu AS305においてコンテンツをホストするための情報を交換するために使用される内部APIであり得る、M3uに関連し得る。リンク324は、メディアコンテンツをストリーミングするために、メディアストリーマ310に対して5GMSu AS305によって公開されたメディアアップリンクストリーミングAPIであり得る、M4uに関連し得る。リンク325は、メディアセッションの処理、適切なセキュリティメカニズム、例えば許可および認証、も含む制御およびサポートのために、メディアセッションハンドラに対して5GMSu AF305によって公開されるメディアセッションハンドリングAPIであり得る、M5uに関連し得る。リンク326は、5GMSu機能を利用するために、5GMSuアウェアアプリケーション302に対してメディアセッションハンドラ309によって公開されるUE303メディアセッションハンドリングAPIであり得る、M6uに関連し得る。リンク327は、メディアストリーマ310を利用するために、5GMSuアウェアアプリケーション302およびメディアセッションハンドラ309に対してメディアストリーマ310によって公開されるUEメディアストリーマAPIであり得る、M7uに関連し得る。リンク328は、例えば5GMSuアウェアアプリケーション302にサービスアクセス情報を提供するために、5GMSuアウェアアプリケーション302と5GMSuアプリケーションプロバイダ301との間の情報交換に使用されるアプリケーションAPIであり得る、M8uに関連し得る。
【0040】
上述のように、3GPP TS26.501は、アップリンクおよびダウンリンクメディアストリーミングについて一般的なアーキテクチャを定義し、そして、3GPP TS26.512は、コンテンツが、デバイスから外部サービスプロバイダへストリーミングされるアップリンクストリーミングの概念を定義している。実施形態に従って、アップリンクストリーミングのための様々なコラボレーションシナリオについてアーキテクチャおよびコールフローが提供され得る。
【0041】
図4は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャ400の図である。図4に見られるように、メディアアーキテクチャ400は、5GMSuアウェアアプリケーション302、5GMSu AF306、および、5GMSu AS305が5GMSuアプリケーションプロバイダ401と通信し得ることを除いて、メディアアーキテクチャ300と類似し得る。実施例において、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、信頼されるDN307ではなく、外部DN407に含まれ得る。
【0042】
実施例において、メディアアーキテクチャ400は、5GMSu AS305が信頼されるDN307に展開されているメディアプレーンのみのコラボレーションを含むコラボレーションシナリオに関連し得る。実施例において、信頼されるDN307に関連付けられた5GMSシステムプロバイダは、外部DN407の5GMSuアプリケーションプロバイダ401にサービスとしてアップリンクストリーミング機能を提供し得る。
【0043】
図5は、メディアアーキテクチャ400に関して上記で説明したコラボレーションシナリオに対応するプロセス500の例のフローチャートである。オペレーション502で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク321を使用して5GMSu AF306とのプロビジョニングセッションを作成する。オペレーション504で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク321を使用して、コンテンツ出力について指示を定義する1つのコンテンツ公開構成(Content Publishing Configuration)を作成するように、5GMSu AF306に要求する。オペレーション506で、5GMSu AF306は、受信したコンテンツ公開構成に基づいて、リンク323を使用して、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化するように、5GMSu AS305に要求する。オペレーション508で、5GMSu AS305は、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化する。オペレーション510で、5GMSu AS305は、リンク323を使用して、必要とされるプロセスのインスタンス化を5GMSu AF306に対して確認応答する。オペレーション512で、5GMSu AF306は、リンク321を使用して、コンテンツ公開構成の成功裡な作成を5GMSuアプリケーションプロバイダ401に対して確認応答する。オペレーション514で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク328を使用して、サービスアクセス情報を5GMSアウェアアプリケーション302に提供し得る。オペレーション516では、リンク324を使用して、5GMSuクライアント304から5GMSu AS305へのアップリンクメディアストリーミングを開始する。オペレーション518では、リンク322を使用して、5GMSu AS305から5GMSuアプリケーションプロバイダ401へのメディアストリーミング出力を開始する。その後、時間が経過して、かつ、メディアストリーミングが終了した後で、オペレーション520で、5GMSu AS305は、相互作用の期間を観察した後でリソースを解放する。実施例において、オペレーション502から512までは、アップリンクプロビジョニングプロセスまたはアップリンクプロビジョニングセッションとして称され、そして、オペレーション516および518は、アップリンクストリーミングプロセスまたはアップリンクストリーミングセッションとして称され得る。
【0044】
図6は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャ600の図である。図6に示されるように、メディアアーキテクチャ600は、5GMSu AS305が外部DN407内に含まれ得る点を除いて、メディアアーキテクチャ400と類似し得る。加えて、メディアアーキテクチャ600は、5GMSu AF306の一部または全ての機能を実行することができる、プロビジョニングモジュール606を含み得るが、3GPP TS26.501、3GPP TS26.512、または、その他の3GPP仕様に完全には準拠していなくてもよい。実施例において、プロビジョニングモジュール606は、外部DN407内に含まれ得る。
【0045】
メディアアーキテクチャ600は、図3に関して上述したインターフェイスを含み、そして、他のインターフェイスも、また、含み得る。ここで、プライム(')を用いてマーク付けされたインターフェイスまたはAPI、例えば、M1u'またはM2u'、は、そのインターフェイスまたはAPIが、3GPPで定義された対応するもの(例えば、M1uまたはM2u)にマップし得るが、一方で、そのプロトコルおよびフォーマットは5GMSuアプリケーションプロバイダ401によって定義されてよく、そして、従って、3GPP TS26.501、3GPP TS26.512、または、他の3GPP仕様に完全には準拠していなくてもよいことを示すことができる。これらのインターフェイスの実装は、5GMSuアプリケーションプロバイダ401によって、また、はその裁量で、決定され得る。例えば、リンク621は、メディアアーキテクチャ600の使用をプロビジョニングし、そして、フィードバックを獲得するために、プロビジョニングモジュール606によって公開されるプロビジョニングAPIである、M1u'に関連し得る。実施形態において、M1u'は、M1uに類似してよいが、完全には3GPP仕様に従わなくてよい。リンク622は、5GMSu AS305によって公開され、そして、ストリーミングサービスのコンテンツを受信するために外部DN407において5GMSu AS305が選択されるときに使用される公開APIであり得る、M2u'に関連し得る。実施形態において、M2u'は、M2uに類似してよいが、完全には3GPP仕様に従わなくてよい。
【0046】
実施例において、メディアアーキテクチャ600は、5GMSu AS305が外部DN407において展開され、そして、5GMSu AF306が関与しないメディアプレーンのみのコラボレーションを含むコラボレーションシナリオに関連し得る。
【0047】
図7は、実施形態に従って、メディアアーキテクチャ600に上述されたコラボレーションシナリオに対応する例示的なプロセス700のフローチャートである。オペレーション702で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク621を使用して、プロビジョニングモジュール606とのプロビジョニングセッションを作成する。オペレーション704で、プロビジョニングモジュール606は、リンク323を使用して、必要とされるプロセスのインスタンス化を5GMSu AS305に要求する。オペレーション706で、5GMSu AS305は、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化する。オペレーション708で、5GMSu AS305は、リンク323を使用して、必要とされるプロセスのインスタンス化をプロビジョニングモジュール606に対して確認応答する。オペレーション710で、プロビジョニングモジュール606は、リンク621を介して、5GMSuアプリケーションプロバイダ401に対して成功裡なプロビジョニングを確認応答する。オペレーション712で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク328を使用して、サービスアクセス情報を5GMSアウェアアプリケーション302に提供し得る。オペレーション714では、リンク324を使用して、5GMSuクライアント304から5GMSu AS305へのアップリンクメディアストリーミングを開始する。オペレーション716では、リンク622を使用して、5GMSu AS305から5GMSuアプリケーションプロバイダ401へのメディアストリーミング出力を開始する。その後、時間が経過して、かつ、メディアストリーミングが終了した後に、オペレーション718で、5GMSu AS305は、相互作用の期間を観察した後でリソースを解放する。実施例において、このオペレーションは、実装に依存し得る。実施例において、オペレーション702から710までは、アップリンクプロビジョニングプロセスまたはアップリンクプロビジョニングセッションとして称され、そして、オペレーション712および714は、アップリンクストリーミングプロセスまたはアップリンクストリーミングセッションとして称され得る。
【0048】
図8は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャ600の図である。図8に示されるように、メディアアーキテクチャ800は、5GMSu AS305が、外部DN407に含まれ得る、5GMSuに似たAS805(5GMSu-like AS805)に置き換えられ得ること、および、メディアアーキテクチャ800は、また、5GMSu AF306も含み得ることを除いて、メディアアーキテクチャ600と類似し得る。実施例において、5GMSuに似たAS805は、5GMSuアプリケーションプロバイダ404、プロビジョニングモジュール606、および、5GMSuクライアント304とメディアストリーマ310の1つ以上と通信し得る。実施形態において、5GMSuに似たAS805は、5GMS AS305と類似し得るが、完全には3GPP仕様に準拠していなくてよい。
【0049】
メディアアーキテクチャ800は、図面3と図面6に関して上述したインターフェイスを含み、そして、また、他のインターフェイスも含み得る。例えば、リンク824は、メディアコンテンツをストリーミングするために5GMSuに似たAS805によってメディアストリーマ310に対して公開されたメディアアップリンクストリーミングAPIであり得る、M4u'に関連し得る。実施形態において、M4u'は、M4uに類似してよいが、完全には3GPP仕様に従わなくてよい。
【0050】
実施形態において、メディアアーキテクチャ800は、5GMSuに似たAS805および5GMSu AF306が存在する、コラボレーションシナリオに関連し得る。5GMSuに似たAS805は、外部DN407に存在してよく、そして、5GMSuクライアント304からのアップリンクメディア受信について、または、コンテンツ出力について、5GMSプロトコルおよびフォーマットに完全には従わなくてよい。5GMSu AF306は、5Gシステムまたは5GMSシステムと相互作用するために、例えば、動的ポリシ呼び出し、及び/又は、メトリックレポートおよびネットワーク支援といった、他のアップリンクストリーミング関連ネットワーク機能のために、使用され得る。
【0051】
図9は、上述したメディアアーキテクチャ800に関するコラボレーションシナリオに対応する例示的なプロセス900フローチャートである。オペレーション902で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク621を使用して、プロビジョニングモジュール606とのプロビジョニングセッションを作成する。オペレーション904で、プロビジョニングモジュール606は、リンク323を使用して、必要とされるプロセスのインスタンス化について5GMSuに似たAS805に対して要求を送信する。オペレーション906で、5GMSuに似たAS805は、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化する。オペレーション908で、5GMSuに似たAS805は、リンク323を使用して、必要とされるプロセスのインスタンス化をプロビジョニングモジュール606に対して確認応答する。オペレーション910で、プロビジョニングモジュール606は、リンク621を使用して、5GMSuアプリケーションプロバイダ401に対して成功裡なプロビジョニングを確認応答する。オペレーション912で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク321を使用して、コンテンツ出力のために1つのコンテンツ公開構成を作成するように、5GMSu AF306に要求する。オペレーション914で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク328を使用して、サービスアクセス情報を5GMSアウェアアプリケーション302に提供し得る。オペレーション916で、5GMSアウェアアプリケーション302は、リンク326及び/又はリンク327を使用して、アップリンクストリーミングセッションを開始するように、5GMSuクライアント304に要求する。オペレーション918で、5GMSuクライアント304は、例えば、オペレーション914が実行されなかった場合に、リンク325を使用して、5GSMu AFからサービスアクセス情報を要求し得る。オペレーション920で、5GMSuクライアント304は、リンク325を使用して、5GSMu AFからアップリンクストリーミングセッションの開始を要求する。オペレーション911では、リンク824を使用して、5GMSuクライアント304から5GMSuに似たAS805へのアップリンクメディアストリーミングを開始する。オペレーション924では、リンク622を使用して、5GMSuに似たAS805から5GMSuアプリケーションプロバイダ401へのメディアストリーミング出力を開始する。その後、時間が経過して、かつ、メディアストリーミングが終了した後で、オペレーション926で、5GMSu AS305は、相互作用の期間を観察した後で、リソースを解放する。実施例において、このオペレーションは、実装に依存し得る。実施例において、オペレーション902から912までは、アップリンクプロビジョニングプロセスまたはアップリンクプロビジョニングセッションとして称され、そして、オペレーション920から924までは、アップリンクストリーミングプロセスまたはアップリンクストリーミングセッションとして称され得る。
【0052】
図10は、実施形態に従った、メディアアップリンクストリーミングのためのメディアアーキテクチャ1000の図である。図10に見られるように、メディアアーキテクチャ600は、5GMSu AS305が外部DN407に含まれ得ることを除いて、メディアアーキテクチャ400と類似し得る。
【0053】
図11は、実施形態に従った、メディアアーキテクチャ1000に関して上述したコラボレーションシナリオに対応するプロセス1100の例のフローチャートである。オペレーション1102で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401はリンク621を使用して5GMSu AF306とのプロビジョニングセッションを作成する。オペレーション1104で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク621を使用して、コンテンツ出力の指示を定義する1つのパブリッシング設定(publishing configuration)を作成するように5GMSu AF306に要求する。オペレーション1106で、5GMSu AF306は、受信したパブリッシング設定に基づいて、リンク323を使用して、出力のためのコンテンツリソースの可用性を確認するように5GMSu AS305に要求する。オペレーション1108で、5GMSu AF306は、リンク621を使用して、パブリッシング設定の成功裡な作成を5GMSuアプリケーションプロバイダ401に対して確認応答する。オペレーション1110で、5GMSuアプリケーションプロバイダ401は、リンク328を使用して、5GMSアウェアアプリケーション302にサービスアクセス情報を任意的に提供する。オペレーション1112で、5GMSアウェアアプリケーション302は、リンク326及び/又はリンク327を使用して、アップリンクストリーミングセッションを開始するように5GMSuクライアント304に要求する。オペレーション1114で、5GMSuクライアント304は、例えば、オペレーション1110が実行されなかった場合に、リンク325を使用して、5GSMu AFからサービスアクセス情報を要求し得る。オペレーション1116で、5GMSuクライアント304は、リンク325を使用して、5GSMu AFからアップリンクストリーミングセッションの開始を要求する。オペレーション1118で、5GMSd AFは、リンク323を使用して、コンテンツ準備プロセスのインスタンス化を要求する。オペレーション1120で、5GMSd ASは、既に実行していない場合に、リンク323を使用して、コンテンツ準備プロセスをインスタンス化する。オペレーション1122で、5GMSd AFは、リンク323を使用して、コンテンツ準備プロセスのインスタンス化を確認応答する。オペレーション1124では、リンク324を使用して、5GMSuクライアント304から5GMSu AS305へアップリンクメディアストリーミングを開始する。オペレーション1126では、リンク622を使用して、5GMSu AS305から5GMSuアプリケーションプロバイダ401へメディアストリーミング出力を開始する。その後、時間が経過して、かつ、メディアストリーミングが終了した後で、オペレーション1128で、5GMSu AS305は、相互作用の期間を観察した後でリソースを解放する。実施例において、このオペレーションは、実装に依存し得る。実施例において、オペレーション1102から1110までは、アップリンクプロビジョニングプロセスまたはアップリンクプロビジョニングセッションとして称され、そして、オペレーション1116から1128までは、アップリンクストリーミングプロセスまたはアップリンクストリーミングセッションとして称され得る。
【0054】
従って、実施形態は、5GMSuアプリケーションプロバイダ401によって、5GMSu AF306/プロビジョニングモジュールを通じた5GMS/占有(proprietary)インターフェイスを介して、セッションがプロビジョニングされる、様々なアップリンクストリーミングコラボレーションシナリオに関連し得る。ここでは、コンテンツ準備プロセスが5GMSu AS305でインスタンス化されるか、または、可能であれば、リソースの可用性のみが、プロセスのインスタンス化のために後の段階でチェックされる。ここでは、サービス情報が、5GMSuアプリケーションプロバイダ401によって、5GMSuアウェアアプリケーション302に対してスコープ外(out of scope)インターフェイスを介して提供される。そして、可能であれば、クライアントと5GMSu AF306の間に標準の5GMSインターフェイスが提供される場合に、サービス情報が再び取得できる。ここで、クライアントは、5GMS/占有インターフェイスを介して、5GMSu AS305または5GMSuに似たAS805へのストリーミングを開始する。ここで、メディアは、最初に、コンテンツの準備を経て進み、そして、次いで、5GMSu/占有インターフェイスを介して、5GMSuアプリケーションプロバイダ401に対して提供される。
【0055】
図12は、メディアストリーミングネットワーク、例えば、5GMSネットワーク、のためのコンテンツ準備に係る例示的なプロセス1200のフローチャートである。いくつかの実装において、図12の1つ以上のプロセスブロックは、5GMSuアプリケーションプロバイダ401によって実行され得る。いくつかの実装において、図6の1つ以上のプロセスブロックは、図1から図11において示された任意の要素といった、5GMSuアプリケーションプロバイダ401から分離した、または、それを含む、別のデバイス、もしくは、デバイスのグループによって実行され得る。
【0056】
図12に示されるように、プロセス1200は、5GMSアップリンク(5GMSu)アプリケーションプロバイダ(AP)によって、5GMSシステムを使用して5GMSuストリーミングに対応するプロビジョニングセッションを作成するための要求を送信すること、を含み得る。ここで、5GMSu APは、5GMSシステムの外部にある、外部のデータネットワーク(DN)に含まれている(ブロック1202)。実施形態において、5GMSu APは、5GMSuアプリケーションプロバイダ401に対応し、そして、外部DNは、外部DN407に対応し得る。
【0057】
図12にさらに示されるように、プロセス1200は、5GMSu APによって、プロビジョニングセッションに対応する確認応答を受信すること、を含み得る(ブロック1204)。
【0058】
図12にさらに示されるように、プロセス1200は、5GMSu APによって、5GMSuストリーミングに対応する5GMSu出力オペレーションを実行すること、を含み得る(ブロック1206)。
【0059】
実施形態においては、5GMSuアプリケーション機能(AF)に対して要求が送信され、5GMSu AFから確認応答が受信され、5GMSuアプリケーションサーバ(AS)で5GMSu出力オペレーションが実行され、そして、5GMSu AFおよび5GMSu ASが5GMSシステムに対応する信頼されるDNに含まれ得る。さらに、5GMSu APは、5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、5GMSu AFと通信するように構成され、5GMSu APは、5GMSu出力インターフェイスを使用して、5GMSu ASと通信するように構成され、そして、5GMSuストリーミングは、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、5GMSu ASによって実行され得る。実施形態において、5GMSu AFは5GMSu AF306に対応し、5GMSu ASは5GMSu AS305に対応し、信頼されるDNは信頼されるDN307に対応し、5GMSuプロビジョニングインターフェイスはリンク321に対応し、5GMSu出力インターフェイスはリンク322に対応し、そして、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスはリンク324に対応し得る。
【0060】
実施形態においては、要求が非5GMSuプロビジョニングモジュールに対して送信され、非5GMSuプロビジョニングモジュールから確認応答が受信され、5GMSu出力オペレーションが5GMSu ASで実行され、そして、非5GMSuプロビジョニングモジュールおよび5GMSu ASが外部DNに含まれ得る。さらに、5GMSu APは、非5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、非5GMSuプロビジョニングモジュールと通信するように構成され、5GMSu APは、非5GMSu出力インターフェイスを使用して、5GMSu ASと通信するように構成され、そして、5GMSuストリーミングは、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、5GMSu ASによって実行され得る。実施形態において、非5GMSuプロビジョニングモジュールはプロビジョニングモジュール606に対応し、非5GMSuプロビジョニングインターフェイスはリンク621に対応し、そして、非5GMSu出力インターフェイスはリンク622に対応し得る。
【0061】
実施形態においては、要求が非5GMSuプロビジョニングモジュールに対して送信され、非5GMSuプロビジョニングモジュールから確認応答が受信され、5GMSu出力オペレーションが非5GMSu ASで実行され、そして、非5GMSuプロビジョニングモジュールおよび非5GMSu ASが外部DNに含まれ得る。さらに、5GMSu APは、非5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、非5GMSuプロビジョニングモジュールと通信するように構成され、5GMSu APは、非5GMSu出力インターフェイスを使用して、非5GMSu ASと通信するように構成され、そして、5GMSuストリーミングは、非5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、非5GMSu ASによって実行され得る。実施形態において、非5GMSu ASは5GMSuに似たAS805に対応し、非5GMSuメディアストリーミングインターフェイスはリンク824に対応し得る。
【0062】
実施形態おいて、要求は第1要求であり、プロビジョニングセッションは非5GMSuプロビジョニングセッションであり得る。プロセス1200は、さらに、5GMSuプロビジョニングセッションを作成するように5GMSu AFに第2要求を送信すること、を含み得る。そして、5GMSu APは、5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、5GMSu AFと通信するように構成され得る。
【0063】
実施形態においては、要求が5GMSu AFに対して送信され、5GMSu AFから確認応答が受信され、5GMSuの出力オペレーション5GMSuアプリケーションサーバASで実行され、そして、5GMSu AFおよび5GMSu ASが外部DNに含まれ得る。さらに、5GMSu APは、非5GMSuプロビジョニングインターフェイスを使用して、5GMSu AFと通信するように構成され、5GMSu APは、非5GMSu出力インターフェイスを使用して、5GMSu ASと通信するように設定でき、そして、5GMSuストリーミングは、5GMSuメディアストリーミングインターフェイスを使用して、5GMSu ASによって実行され得る。
【0064】
図12は、プロセス1200の例示的なブロックを示しているが、いくつかの実装において、プロセス600は、図12に示されているものよりも、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または、異なって構成されたブロックを含み得る。追加的、または代替的に、プロセス1200の2つ以上のブロックは、並行して実行され得る。
【0065】
さらに、提案された方法は、処理回路(例えば、1つ以上のプロセッサまたは1つ以上の集積回路)によって実施され得る。一つの例において、1つ以上のプロセッサは、提案された1つ以上の方法を実行するために、非一時的コンピュータ可読媒体に保管されたプログラムを実行する。
【0066】
上記の技法は、コンピュータ可読命令を使用して、コンピュータソフトウェアとして実装され、そして、1つ以上のコンピュータ可読媒体において物理的に保管され得る。
【0067】
本開示の実施形態は、任意の順序で別々に又は組み合わせて使用され得る。さらに、実施形態(および、その方法)それぞれは、処理回路(例えば、1つ以上のプロセッサまたは1つ以上の集積回路)によって実装され得る。一つの例において、1つ以上のプロセッサは、非一時的可読媒体に保管されているプログラムを実行する。
【0068】
上述の開示は、例示および説明を提供するが、網羅的であること、または、実装を開示された正確な形式に制限することを意図していない。修正および変形が、上記の開示に照らして可能であり、または、実施の実践から取得することができる。
【0069】
ここにおいて使用されるように、コンポーネントという用語は、ハードウェア、ファームウェア、または、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして広く解釈されるように意図されている。
【0070】
機能の組み合わせが、請求項に記載され、かつ/あるいは、明細書に開示されていたとしても、これらの組み合わせは、可能な実装の開示を制限するように意図されたものではない。実際に、これらの機能の多くは、具体的に請求項に記載されておらず、かつ/あるいは、明細書に開示されていない方法で組み合わされてよい。以下に列挙されている各従属請求項は、1つの請求項のみに直接的に依存し得るが、可能な実装の開示は、クレームセット内の他の全ての請求項と組み合わせて各従属クレームを含む。
【0071】
ここにおいて使用される要素、行為、または指示は、明示的にそのように記載されていない限り、重要または不可欠であるとして解釈されるべきではない。また、ここにおいて使用されるように、冠詞「一つ(“a”および “an”)」は、1つ以上の項目を含むように意図されており、そして、「1つ以上(“one or more”)」と互換可能に使用され得る。さらに、ここにおいて使用されるように、用語「セット(“set”)」は、1つ以上のアイテム(例えば、関連する項目、関係しない項目、関連する項目および関係しない項目の組み合わせ、等)を含むように意図されており、そして、「1つ以上」と互換可能に使用され得る。1つの項目のみが意図されている場合は、用語「1つ(“one”)」または類似の言語が使用される。また、ここにおいて使用されてるように、用語「有する(“has”、“have”、“having”など)」は、オープンエンドな用語であるように意図されている。さらに、フレーズ「基づいて(“based on”)」は、特に明示されていない限り、「少なくとも部分的に基づいて」を意味するように意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12