(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-12
(45)【発行日】2024-04-22
(54)【発明の名称】遊技装置
(51)【国際特許分類】
A63F 5/04 20060101AFI20240415BHJP
A63F 7/02 20060101ALI20240415BHJP
【FI】
A63F5/04 683
A63F7/02 350Z
(21)【出願番号】P 2020076950
(22)【出願日】2020-04-23
【審査請求日】2023-03-24
(73)【特許権者】
【識別番号】591142507
【氏名又は名称】株式会社北電子
(74)【代理人】
【識別番号】110002354
【氏名又は名称】弁理士法人平和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】米永 直明
【審査官】岡崎 彦哉
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-269001(JP,A)
【文献】特開平11-188140(JP,A)
【文献】特開2015-202285(JP,A)
【文献】特開2007-143721(JP,A)
【文献】特開2007-097603(JP,A)
【文献】特開2013-158506(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技場で利用される遊技装置であって、
光を発する発光部と、
前記発光部を収容し、ボウル状の第1半球部の開口縁部及びボウル状の第2半球部の開口縁部を接触部として中空の球状に形成される球部と、
前記第1半球部に係合する第1係合部と、前記第2半球部に係合する第2係合部とを備える係合部材とを備え、
前記第1半球部が前記第1係合部によって前記係合部材に係合し、前記第2半球部が前記第2係合部によって前記係合部材に係合することにより、前記第1半球部及び前記第2半球部が前記係合部材を介して結合
し、
前記第1半球部及び前記第2半球部は、それぞれ、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合し、径方向内側に突出する第1突起及び第2突起を備え、
前記第1突起及び前記第2突起は、前記接触部上において、互いに異なる部分に配置されている
ことを特徴とする遊技装置。
【請求項2】
遊技場で利用される遊技装置であって、
光を発する発光部と、
前記発光部を収容し、ボウル状の第1半球部の開口縁部及びボウル状の第2半球部の開口縁部を接触部として中空の球状に形成される球部と、
前記第1半球部に係合する第1係合部と、前記第2半球部に係合する第2係合部とを備える係合部材とを備え、
前記第1半球部が前記第1係合部によって前記係合部材に係合し、前記第2半球部が前記第2係合部によって前記係合部材に係合することにより、前記第1半球部及び前記第2半球部が前記係合部材を介して結合
し、
前記第1半球部及び前記第2半球部は、それぞれ、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合し、径方向内側に突出する第1突起及び第2突起を備え、
前記球部は、前記第1半球部の開口縁部の一部及び前記第2半球部の開口縁部の一部が遊技装置の基部の固定部に固定され、
前記第1突起及び前記第2突起は、前記接触部のうち前記固定部とは径方向において反対側の領域以外に配置されている
ことを特徴とする遊技装置。
【請求項3】
遊技場で利用される遊技装置であって、
光を発する発光部と、
前記発光部を収容し、ボウル状の第1半球部の開口縁部及びボウル状の第2半球部の開口縁部を接触部として中空の球状に形成される球部と、
前記球部の内部に設けられ、前記第1半球部に係合する第1係合部と、前記第2半球部に係合する第2係合部とを備える係合部材とを備え、
前記第1半球部が前記第1係合部によって前記係合部材に係合し、前記第2半球部が前記第2係合部によって前記係合部材に係合することにより、前記第1半球部及び前記第2半球部が前記係合部材を介して結合する
ことを特徴とする遊技装置。
【請求項4】
前記第1半球部及び前記第2半球部は、それぞれ、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合し、径方向内側に突出する第1突起及び第2突起を備え、
前記第1突起及び前記第2突起は、前記係合部材に係合することにより、前記第1半球部及び前記第2半球部が前記接触部を含む面の法線方向に相対的に移動しないように規制する
ことを特徴とする請求項3に記載の遊技装置。
【請求項5】
前記係合部材は、遊技装置の基部と一体的に形成され、
前記第1半球部及び前記第2半球部は、前記係合部材に係合することにより、前記基部に対して保持される
ことを特徴とする
請求項1から4の何れかに記載の遊技装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場に設置される遊技装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技機の出力信号に基づいて、遊技機の各種遊技情報を表示可能な遊技装置があった(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の遊技装置は、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一形態は、遊技場で利用される遊技装置であって、光を発する発光部と、前記発光部を収容し、ボウル状の第1半球部の開口縁部及びボウル状の第2半球部の開口縁部を接触部として中空の球状に形成される球部と、前記第1半球部に係合する第1係合部と、前記第2半球部に係合する第2係合部とを備える係合部材とを備え、前記第1半球部が前記第1係合部によって前記係合部材に係合し、前記第2半球部が前記第2係合部によって前記係合部材に係合することにより、前記第1半球部及び前記第2半球部が前記係合部材を介して結合し、前記第1半球部及び前記第2半球部は、それぞれ、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合し、径方向内側に突出する第1突起及び第2突起を備え、
前記第1突起及び前記第2突起は、前記接触部上において、互いに異なる部分に配置されていることを特徴とする遊技装置である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】実施形態の遊技島の一部を、遊技機の正面側から見た図、側面から見た断面を模式的に示す図である。
【
図2】実施形態の遊技場システムのブロック図である。
【
図3】実施形態の遊技場に配置された複数の遊技島のうち、隣合う2つの遊技島の一部を上側から見た図である。
【
図6】実施形態のデータ表示器を第1面側、第2面側から見た図である。
【
図7】実施形態の第1面表示部を拡大して示す図である。
【
図8】実施形態のデータ表示器を、通路側かつ下側から見た斜視図である。
【
図9】実施形態の遊技機の告知部近傍を拡大した図である。
【
図10】実施形態の本体部を第1面側Y1から見た状態の内部構成を説明する図である。
【
図11】実施形態の電気基板を第1面側Y1から見た図である。
【
図12】実施形態の球部の近傍を右側から見た図、斜め下側から見た斜視図である。
【
図13】実施形態の球部近傍を拡大して示す図である。
【
図14】
図13の14A-14A断面図、14B-14B断面図、14C-14C断面図である。
【
図15】実施形態のデータ表示器の分解斜視図である。
【
図16】実施形態のデータ表示器の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(実施形態)
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の遊技島ILの一部を、遊技機10の正面側から見た図、側面から見た断面を模式的に示す図である。
図2は、実施形態の遊技場システム1のブロック図である。
図3は、実施形態の遊技場に配置された複数の遊技島ILのうち、隣合う2つの遊技島IL1,I2の一部を上側から見た図である。なお、
図3は、主に遊技機10、データ表示器30等の配置を図示し、呼出ランプ4等の図示を省略した。
【0008】
実施形態のデータ表示器30(遊技装置)は、遊技場に設置された複数の遊技機10にそれぞれ設置されており、各遊技機10の各種遊技データを表示する表示装置である。
複数の遊技機10は、遊技場システム1によって管理等がされている。
遊技場には、複数の遊技島ILが設けられている。各遊技島ILには、複数の遊技機10が設置されている。
図3に示すように、隣合う2つの遊技島IL1(一の遊技島)、遊技島IL2(他の遊技島)の間は、来店者Uが移動するための通路Rになっている。つまり、2つの遊技島IL1,IL2は、通路Rを挟んで隣合っている。
【0009】
図2に示すように、遊技場システム1は、ホールコンピュータ1a、島システム2、台システム3を備える。
ホールコンピュータ1aは、遊技場システム1の全体を管理するコンピュータである。
島システム2は、各遊技島ILのシステムである。島システム2は、それぞれ、1つの島コンピュータ2aと、複数の台システム3とが設けられている。島コンピュータ2aは、各島システム2を管理するコンピュータである。
【0010】
台システム3は、台コンピュータ3a、遊技機10、呼出ランプ4、データ表示器30を備える。
台システム3は、1台の遊技機10に関するシステムである。
また、
図2には図示を省略するが、台システム3は、現金やプリペイドカードの投入に応じて、遊技媒体を遊技者に貸し出したりする台間機5(遊技媒体貸出機)が併設されている(
図1等参照)。
遊技機10の上側には、遊技媒体を収容する箱(いわゆるドル箱)を載置する棚、イラスト等が描かれたパネルP等が設けられており、呼出ランプ4、データ表示器30は、この棚、パネルP等に設置されている。
台コンピュータ3aは、台システム3を管理するコンピュータである。
【0011】
呼出ランプ4は、遊技機10の上方に設置されている。
呼出ランプ4は、遊技者が店員を呼ぶために操作する操作ボタンを備える。呼出ランプ4は、操作ボタンの操作に応じてランプを点灯させ、また、呼出信号を店員が携行する端末に送信することにより、店員を呼び出す。
【0012】
詳細な説明は省略するが、呼出ランプ4は、各種遊技データを表示する表示部を備える。すなわち、呼出ランプ4は、遊技の進行に伴い遊技機10から出力される遊技信号(例えば、BB信号、RB信号、投入信号等)を受信しながら、各種遊技データ(例えば、BB、RBの発生回数、ゲーム回数等)を集計、管理、表示するように構成されている。また、呼出ランプ4は、当日、前日、前々日の各種遊技データ等も表示することができる。
なお、呼出ランプ4は、後述するデータ表示器30と同様な遊技データを表示できるようにしてもい。
【0013】
遊技機10は、スロットマシンである。
遊技機10は、遊技者によりメダル投入口11からメダルが投入され、ベットボタン12、スタートレバー13が操作されることにより、主制御部21が、ドラムユニット14を駆動して、各リール14a,14b,14cを回転させる制御を行う。
さらに、主制御部21は、スタートレバー13が操作されたときに、ボーナス遊技に移行する開始役であるボーナス役、小役、再遊技役等の複数の当選役(ハズレも含む)の中から今回ゲームの抽選結果をリール14a,14b,14cの停止前に事前に決定する内部抽選を行い、各停止ボタン15a,15b,15cが押下操作されたタイミングに基づき、抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール14a,14b,14cの停止制御を行う。
【0014】
また、主制御部21は、各リール14a,14b,14cに停止表示される図柄の組合せを判定し、所定の図柄の組合せのときには、メダル払出装置16に対して所定数のメダルを払い出す制御を行い、メダルをメダル払出口16bから払い出す。
【0015】
上記スロットマシン遊技では、主制御部21は、所定の遊技タイミング(例えば、スタートレバー操作、停止ボタン操作、ボーナスゲーム開始、ボーナス役当選等)において所定の制御信号を副制御部22に出力する。副制御部22は、この制御信号に従い、予め記憶した演出プログラムに基づき、液晶表示装置等の表示部17、スピーカ18等の報知手段を制御して、所定の遊技演出を行うようになっている。
【0016】
また、主制御部21から副制御部22に出力される制御信号には、例えば、スタートレバー操作、停止ボタン操作、ボーナスゲーム開始等の遊技の進行を示す制御信号の他に、内部抽選の結果当選した抽選対象を示す当選対象信号(例えば、当選したボーナス役の種別BB(ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス)、当選した小役の種類、再遊技役、ハズレ等を示す信号)等がある。
【0017】
副制御部22は、主制御部21と同様にコンピュータとして構成され、スピーカ18、表示部17等を制御することで、所定の音響演出や表示演出を行う。
副制御部22は、サブCPU、サブROM、サブRAM等の演出用チップの搭載された副基板、これを収容する基板ケース等から構成され、サブCPUがサブROMに記憶されたプログラムを実行処理することで、表示部17に所定の表示態様で表示演出を行わせるとともに、スピーカ18から所定の音データを出力させる制御等を行う。
【0018】
このような構成からなる副制御部22は、サブCPUが、主制御部21からの制御信号に基づいて遊技機10のそのときの状態を判定し、その状態に応じた演出を行うようにスピーカ18、表示部17、告知部19等を制御する。
例えば、主制御部21から内部抽選の結果当選した抽選対象を示す当選対象信号としてボーナス役の当選を示す制御信号を受信したときには、告知部19を制御してボーナス当選に係る表示演出を行わせる。
また、ボーナス遊技に移行後は、ファンファーレ音等の所定の効果音をスピーカ18から出力させる。
【0019】
図2に示すように、遊技信号には、遊技機10への遊技媒体の投入数を示す投入信号、遊技媒体を所定の割合で費やす通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態を示すBB信号、RB信号がある。また、
図2には図示を省略したが、遊技機10からの遊技媒体の払出数を示すメダル払出信号等も出力される。
【0020】
これらのうち、BB信号は、遊技機10が実行可能なBBゲームが行なわれていることを示す信号であり、RB信号は、RBゲームが行なわれていることを示す信号である。
投入信号は、メダルが遊技機10に投入されたことを示す情報である。スタートレバー13が操作されることにより、投入信号を出力可能な出力条件(投入情報出力条件)が成立し、制御部26bは、スタートレバー13が操作された時点、つまり、ゲームの開始操作受付時(遊技開始操作受付時)に、スタート信号の出力を開始する。このため、制御部26bは、ゲーム開始のためのメダル(クレジットメダルを含む)が実際に使用されたことに基づいて、投入信号を出力可能である。このため、投入信号は、ゲームがスタートしたことを示す信号でもある。
【0021】
内部抽選の結果、RB役に当選すると、そのゲーム又は次回以降のゲームで所定条件が成立することで、出玉の上限値で規定されたボーナスゲームと呼ばれる特定遊技状態が開始し、そのボーナスゲーム中は、少量の払出のある小役に高確率で当選するようになっており、例えば百枚以上の遊技媒体が払い出されるRB状態に移行する。
また、内部抽選の結果、BB役に当選すると、そのゲーム又は次回以降のゲームで所定条件が成立することでボーナスゲーム(特定遊技状態)が開始し、このボーナスゲーム中は、少量の払出のある小役に高確率で当選するようになっており、例えば、RB状態よりも多い数百枚の大量の遊技媒体が払い出されるようにゲームが制御されるBB状態に移行する。
このように、RB役、BB役とでは、遊技者に付与される遊技価値が異なる。
【0022】
図2に示すように、遊技機10から出力される出力信号は、呼出ランプ4、データ表示器30、台コンピュータ3a、島コンピュータ2aを介して、最終的に、ホールコンピュータ1aに出力される。なお、遊技信号の伝達順序は、各装置が遊技信号を取得できる形態であれば限定されず、例えば、遊技機10からデータ表示器30を介して呼出ランプ4に出力される形態でもよい。また、
図2には図示を省略するが、遊技機10の出力信号は、台間機5に出力後に、その他の装置に出力されるようにしてもよい。この場合には、例えば、遊技機10の出力信号は、台間機5を介して、呼出ランプ4に出力される形態でもよい。
【0023】
[データ表示器30]
データ表示器30の詳細について説明する。
最初に、データ表示器30の主要な表示内容について説明し、データ表示器30の詳細な構造は、後述する。
図4は、実施形態のデータ表示器30のブロック図である。
図5は、実施形態のデータ表示器30の斜視図である。
図6は、実施形態のデータ表示器30を第1面側Y1、第2面側Y2から見た図である。
図7は、実施形態の第1面表示部41を拡大して示す図である。
図8は、実施形態のデータ表示器30を、通路側かつ下側(遊技機側)から見た斜視図である。
図9は、実施形態の遊技機10の告知部19近傍を拡大した図である。
なお、データ表示器30の説明では、適宜、XYZ直交座標系を用いる。この座標系は、
図5に示すように、左右方向Xの左側X1(通路側)、右側X2(遊技機10側)、厚さ方向Y(通路Rの移動方向Mに平行な方向,第1面側Y1、第2面側Y2)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。
また、厚さ方向Yにおいて、第1面表示部41、第2面表示部42の面対称となる対称面を、適宜、中央面Sという。中央面Sは、YZ平面に平行な面である。さらに、厚さ方向Yに平行な軸であって、球部80の中心を通る軸を、適宜、中心軸Cという。
【0024】
データ表示器30は、各遊技機10の上部にそれぞれ取り付けられる(
図1、
図3等参照)。このため、各遊技島ILには、各遊技機10の台数分のデータ表示器30が取り付けられる。データ表示器30は、そのデータ表示器30が取り付けられている遊技機10の各種遊技情報を表示する。
なお、実施形態のデータ表示器30は、BB回数、RB回数に関連する情報を表示するのでBB、RBの機能を有し、かつ、後述するように特定のモチーフ、特定の遊技機メーカ等の遊技機10に特化した造形、機能等を有している。つまり、実施形態のデータ表示器30は、この特定機種専用の装置であり、この特定機種の遊技機10が設置されたコーナの遊技島ILに設置される。
但し、これに限定されず、データ表示器30は、他の機能等を有する遊技機の上部に取り付けることもでき、この場合には、その機能等に応じて適宜構成等を変更すればよい。
図3等には、データ表示器30を遊技島ILのパネルP上部に取り付けた例を示すが、データ表示器30の取り付け構造等は、本体部40が各遊技機10の上側に配置できるような構造であれば、限定されない。例えば、データ表示器30は、呼出ランプ4の直上の位置に取り付けるようにしてもよい。
【0025】
図4に示すように、データ表示器30は、本体部40、光学センサ45、制御部47、記憶部46を備える。
本体部40は、データ表示器30の本体部分であり、つまり、データ表示器30の表示機能に関する主要な構成(表示部41,42、電気基板50等)を備える部分である。
本体部40は、通路Rに向けて延設される(
図1、
図3等参照)。このため、本体部40の各表示部は、遊技機10よりも上側に配置され、かつ、通路R上にはみだすように配置される。これにより、本体部40の各表示部は、通路Rに位置する来店者U(U1,U2)からの視認性がよい。また、来店者Uが通路R内に位置せず、遊技島ILの入り口付近や、通路Rの端付近等に位置する状態であっても、本体部40の各表示部は、来店者からも視認性がよい。
本体部40は、第1面表示部41、第2面表示部42を備える。
第1面表示部41、第2面表示部42は、同じ情報を表示する(
図6参照)。つまり、本体部40は、第1面側Y1、第2面側Y2に、それぞれ同様な表示部を備えている。第1面表示部41の各表示部と、第2面表示部42の各表示部とは、中央面Sを対称面として、面対称の位置に配置されている。
図3に示すように、このため、本体部40の各表示部は、通路Rのうち第1面側Y1に立つ来店者U1及び第2面側Y2に立つ来店者U2いずれからも、各種情報を視認可能に表示することができる。
【0026】
以下、主に、第1面表示部41の構成について説明するが、第2面表示部42も同様な構成(各表示部42b~42e,42m,42n等)を備える。
第1面表示部41は、数値データ表示部41a(第1表示部)、第1半球面表示部41e(第2表示部)、B状態表示部41m、告知表示部41nを備える。
【0027】
図7等に示すように、数値データ表示部41aは、遊技機10の情報を、文字情報である数値で表示可能な表示部である。
数値データ表示部41aは、BB回数表示部41b、RB回数表示部41c、合成確率表示部41d(合算確率表示部)を備える。
BB回数表示部41b、RB回数表示部41cは、それぞれ、2つの7セグ(7セグメントディスプレイ)によって2桁の数字を表示し、また、合成確率表示部41dは、3つの7セグによって3桁の数字を表示する。
BB回数表示部41bは、設置されている遊技機10の当日のBB回数を表示する。BB回数表示部41bは、BBに対応した色彩(赤色等)でBB回数を表示する。
RB回数表示部41cは、設置されている遊技機10の当日のRB回数を表示する。RB回数表示部41cは、RBに対応した色彩(緑色等)でRB回数を表示する。
【0028】
合成確率表示部41dは、設置されている遊技機10の当日のボーナス(BB、RB)の合成確率、つまり、複数のボーナスの合算の発生確率を表示する。合成確率は、当日の遊技情報に基づいて、1回のゲームに対するボーナスの入賞確率を示す。合成確率は、「合成確率=1/(スタート回数/(BB回数+RB回数))」の算出式で算出される。合成確率表示部41dは、合成確率の分母、つまり、1回のボーナスあたりのスタート回数(ゲーム回数)の平均を表示する。なお、合成確率の算出式は、「合成確率=(BB回数+RB回数)/スタート回数」でもよい。
【0029】
第1半球面表示部41eは、その発光面が平面ではなく、立体的形状である半球面(一の半球面)に形成された表示部である。第1半球面表示部41eの半球面と、第2半球面表示部42eの半球面(他の半球面)とは、一体となることにより、全体として球面になる(
図8等参照)。このように、第1半球面表示部41e、第2半球面表示部42eは、球状の球状表示部を構成する。
【0030】
第1半球面表示部41eは、BBの発生回数(一のボーナスの発生回数)と、RBの発生回数(他のボーナスの発生回数)との比率(特定情報)を、円グラフで表示する。
つまり、第1半球面表示部41eは、第1面側Y1から見た状態で、中心軸Cを中心とした円形である。円グラフは、この円形を12個の扇形に分割し、上記比率を表示する。このため、第1半球面表示部41eは、単純な文字情報ではなく、ビジュアルとして、つまり、視覚的に認識可能な形態で報知することができる。このように、第1半球面表示部41eは、複数の遊技情報であるRB、BBの回数(数量)に関する情報を、視覚的に表した情報を表示可能である。
【0031】
また、以下のように、第1半球面表示部41eの円グラフは、BB回数表示部41b、RB回数表示部41cと対応した態様で、比率を表示する。
図7に示すように、円グラフは、BBの発生比率を示すBB比率領域41fと、RBの発生比率を示すRB比率領域41gとを有し、また、これらの領域は、境界線41h,41iで仕切られている。
BB比率領域41fの色彩と、BB回数表示部41bの文字色とは、同様な色彩(赤色等)である。RB比率領域41gの色彩と、RB回数表示部41cの文字色とは、同様な色彩(緑色等)である。
また、BB比率領域41fは、境界線41iの左回り側に配置されており、これに対応するように、BB回数表示部41bは、境界線41iの延長線41jの左回り側に配置されている。RB比率領域41gは、境界線41iの右回り側に配置されており、これに対応するように、RB回数表示部41cは、境界線41iの延長線41jの右回り側に配置されている。
このため、BB比率領域41f、RB比率領域41gは、それぞれ、BB発生回数、RB発生回数に対応した比率を表示していることが、感覚的に把握しやすい。
【0032】
図7、
図8等に示すように、データ表示器30を遊技島ILに取り付けた状態において、全体的な配置として、第1半球面表示部41eは、数値データ表示部41aよりも左側X1(通路寄り)に設置され、かつ、数値データ表示部41aよりも下側Z1(遊技機寄り)に配置される。
このため、来店者Uが通路Rに立ってデータ表示器30を見ると、第1半球面表示部41eの表示の方が数値データ表示部41aの表示よりも目立つ。つまり、来店者Uの視線は、鉛直方向Z及び左右方向Xの両方において、第1半球面表示部41eの方が数値データ表示部41aよりも近いからである。また、造形的にも、第1半球面表示部41eの方が数値データ表示部41aの各表示部よりも大きく、さらに、第1半球面表示部41eが立体的な球面であるの対して数値データ表示部41aが平面状であるので、第1半球面表示部41eの表示の方が数値データ表示部41aの表示よりも目立ち、目を引き、また、インパクトがある。
【0033】
図6(B)に示すように、第2面表示部42の第2半球面表示部42e(他の半球面)は、第2面側Y2の半球面に、グラフを表示する。このため、上記作用、効果は、第2面側Y2についても、同様である。
【0034】
また、第2半球面表示部42eのグラフ表示と、第1半球面表示部41eのグラフ表示とは、中央面Sを対称面として面対称である。
図8に示すように、このため、第1半球面表示部41eのBB比率領域41fと、第2半球面表示部42eのBB比率領域42fとは、中央面Sを介して連続しており、一体的な表示になっている。同様に、第1半球面表示部41eのRB比率領域41gと、第2半球面表示部42eのRB比率領域42gとは、中央面Sを介して連続しており、一体的な表示になっている。
このため、本体部40は、斜め下側等から観察されることにより、第1半球面表示部41e及び第2半球面表示部42eの両方が観察可能な状態であっても、両者を一体的に表示でき、かつ、美観がよい。
【0035】
図7等に示すように、B状態表示部41mは、遊技機10がボーナス状態で遊技中に、点灯する表示部である。B状態表示部41mは、数値データ表示部41aの下側Z1に配置されている。B状態表示部41mの形状は、ほぼ左右方向Xに細長い太線状である。
【0036】
告知表示部41nは、遊技機10の前面パネル19aに設けられた告知部19(
図9参照)と同様にデザインされており、つまり、遊技機10の告知部19と同様な図柄、模様が施されている。また、告知表示部41nは、遊技機10の告知部19を立体的に造形したような形状である。
告知表示部41nは、GOO表示部41o、星型表示部41p、CECECE表示部41qを備える。GOO表示部41o、星型表示部41p、CECECE表示部41qは、互いに独立して発光可能に構成されている。
GOO表示部41oは、「GOO!」という文字の形状を有し、この文字が点灯する表示部である。
星型表示部41pは、外形が星型の表示部である。星型表示部41pは、GOO表示部41oよりも大きく、その内部にGOO表示部41oが配置されている。
CECECE表示部41qは、「CECECE」という文字の形状を有し、この文字が点灯する表示部である。CECECE表示部41qは、星型表示部41pの直下に配置されている。
【0037】
ここで、遊技機10の告知部19の制御について説明する。
図9に示すように、遊技機10の告知部19も、GOO表示部19o、星型表示部19p、CECECE表示部19qを備える。GOO表示部19o及び星型表示部19pは、一体で発光し、CECECE表示部19qは、GOO表示部19o及び星型表示部19pとは独立して発光可能に構成されている。
図9に破線で示すように、GOO表示部19o及び星型表示部19pと、CECECE表示部19qとは、これらの内部が独立した部屋19r,19sに区分けされており、それぞれの部屋19r,19sの内部に配置された複数のLED19t,19uによって、発光するように構成されている。
遊技機10の副制御部22は、主制御部21の出力信号に基づいて、例えば、BB役、RB役に内部当選している場合等に、告知部19を、ボーナス種別に応じた発光態様で制御する。これにより、副制御部22は、ボーナス役当選時において、ボーナス種別等を告知することができる。
【0038】
BB役、RB役の当選確率は、例えば、設定1~6なかから1つを、遊技機10に設定することができる。
当選確率は、例えば、設定1(最も低確率)ではBBの当選確率が150/65536、RBの当選確率が100/65536であり、設定6(最も高確率)ではBBの当選確率が170/65536、RBの当選確率が170/65536等となっている。
また、告知部19は、例えば、以下の発光態様を有する。
・発光態様1:全点灯(GOO表示部19o、星型表示部19p、CECECE表示部19qの全てが点灯)
・発光態様2:GOO表示部19o及び星型表示部19pのみが点灯
・発光態様3:CECECE表示部19qのみが点灯
【0039】
そして、前述したように、遊技機10の制御部21は、スタートレバー13が操作されたときに、今回ゲームの抽選結果をリール14a,14b,14cの停止前に事前に決定する内部抽選を行い、各停止ボタン15a,15b,15cが押下操作されたタイミングに基づき、抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール14a,14b,14cの停止制御を行う。
また、制御部21は、BB役、RB役が内部当選したことに応じて、発光態様1~3のなかからいずれの表示を行うか決定する。この場合、制御部21、一例として、以下のような表示内容にすることができる。
・RB役に当選時:発光態様1のみを実行
・BB役に当選時:発光態様1~3のなかから内部抽選を行い、当選結果に応じた発光態様を実行
【0040】
これにより、告知部19は、スタートレバー13の操作後に発光態様1を実行することにより、BB役、RB役のいずれが内部当選しているかを、遊技者に分かりにくく演出できるので、遊技者のドキドキ感を向上できる。
また、告知部19は、スタートレバー13の操作後に発光態様2又は発光態様3を実行することにより、BB役が内部当選していることを、遊技者に告知できる。なお、例えば、発光態様3の当選確率を発光態様2の当選確率よりも低くすることにより、発光態様3が実行される希少価値を高めてもよい。
【0041】
光学センサ45は、遊技機10の告知部19の発光状態を検出する検出部である。光学センサ45は、告知部19のGOO表示部19o及び星型表示部19pの発光と、CECECE表示部19qの発光とを、独立して検出できるように、複数のセンサから構成される。光学センサ45の設置場所は、限定されず、これらの表示部の発光を検出可能な位置に配置すればよい。
【0042】
記憶部46、制御部47を構成するユニット、つまり、電気基板、各種電気部品(CPU、半導体記憶装置、コネクタ等)を備える電気ユニットは、データ表示器30の内部に収容しても、データ表示器30の外部に設けてもよい。この電気ユニットと、呼出ランプ4、台コンピュータ3a(
図2参照)及び光学センサ45等との間は、それぞれ、電気ケーブル等によって通信可能に続されている。
制御部47は、遊技機10からの遊技信号の出力、光学センサ45からの検出信号の出力に基づいて、各表示部を制御する。
【0043】
(データ表示器30の表示制御)
上記構成によって、データ表示器30の制御部47は、当日において、遊技機10から出力されるBB信号、RB信号、投入信号をカウントすることにより、各表示部を、以下のように制御する。
制御部47は、BB信号、RB信号をカウントすることにより、当日のBB回数、RB回数をカウントする。制御部47は、BB回数、RB回数については、カウントした回数をそのまま、BB回数表示部41b、RB回数表示部41cに表示する。
また、制御部47は、当日において、遊技機10から出力される投入信号をカウントすることにより、当日のスタート回数をカウントする。そして、制御部47は、上記算出式に基づいて、合成確率を算出する。制御部47は、算出した合成確率を、合成確率表示部41dに表示する。
なお、制御部47は、合成確率が特定値(例えば、合成確率が異常に高い数値)となることに応じて、合成確率表示部41dの発光色を変更するようにしてもよい。この場合、データ表示器30は、例えば、遊技機10の異常や、適正に遊技されているか否かの情報等を、店員等に報知することができる。
【0044】
制御部47は、BB信号、RB信号をカウントすることにより、当日のBB回数、RB回数の比率を、第1半球面表示部41eにグラフ表示する。
この場合、制御部47は、12を分母として、BB回数、RB回数の発生回数の比率を表現できるように、端数処理を行う。
また、制御部47は、この比率が変化する場合には、境界線41iを維持し、他の境界線41hを移動するようにグラフを変更する(
図7参照)。これにより、第1半球面表示部41eは、この比率が変化しても、比率を把握しやすい態様で表示することができる。
なお、制御部47は、遊技状態の所定のタイミング(例えば、ボーナス状態の信号を受信したタイミング等)において、一時的に、第1半球面表示部41eをルーレット状に回転発光するように制御してもよい。
【0045】
制御部47は、BB信号、RB信号を受信したことに応じて、B状態表示部41mを発光する。この場合、制御部47は、B状態表示部41mを、イルミネーション状に表示してもよい。これにより、データ表示器30は、設置されている遊技機10がボーナス遊技中であることを、周囲に知らせることができる。
【0046】
(遊技機10の告知部19、データ表示器30の告知表示部41nの同期)
制御部47は、光学センサ45の出力に基づいて、遊技機10の告知部19の表示状態を判定する。そして、制御部47は、データ表示器30の告知表示部41nを、遊技機10の告知部19の表示状態と同様に、発光制御する。すなわち、遊技機10の告知部19のGOO表示部19o及び星型表示部19pが発光(又は消灯)したと判定した場合には、光学センサ45の出力に基づいて、データ表示器30の告知表示部41nを発光(又は消灯)するように制御する。また、制御部47は、遊技機10のCECECE表示部19qが発光(又は消灯)したと判定した場合には、データ表示器30のCECECE表示部41qを発光(又は消灯)するように制御する。
これにより、告知表示部41nは、遊技機10の告知部19と同期し、また、告知部19と同様な態様で発光することができる。
なお、告知表示部41nのGOO表示部41o、星型表示部41pは、互いに独立して発光可能であるため、制御部47は、告知表示部41nを、告知部19とは一部異なる態様で発光制御してもよい。
【0047】
(データ表示器30の構造)
図10は、実施形態の本体部40を第1面側Y1から見た状態の内部構成を説明する図である。なお、
図10は、告知プレート63n、シート63b~63d(
図16参照)を取り外し、また、第1半球部81を透過した状態を図示する。また、本体部40に収容された電気基板50の外形を太い破線で図示する。
図11は、実施形態の電気基板50を第1面側Y1から見た図である。
図12は、実施形態の球部80の近傍を右側X2から見た図、斜め下側から見た斜視図である。
図13は、
図10の球部80近傍を拡大して示す図である。
図14は、
図13の14A-14A断面図、14B-14B断面図、14C-14C断面図である。なお、
図14(D)は、
図14(C)の矢印D部の拡大図である。
図15、
図16は、実施形態のデータ表示器30の表示部近傍の取り付け構造を説明する分解斜視図である。なお、
図15は、既に基板50A等の一部部材が、第1ケース部61に取り付けられた状態を示す。
【0048】
図5に示すように、データ表示器30は、取り付け部31、本体部40を備える。
取り付け部31は、データ表示器30を、遊技島ILのパネルP上部の天板Paに取り受けるための架台である。取り付け部31は、ねじ止め等によって、天板Paに固定される。取り付け部31は、本体部40を厚さ方向Yの軸回り回転可能に支持してもよく(
図5に示す矢印θ31参照)、また、本体部40の支持角度をねじ止め等によって固定可能にしてもよい。この場合には、本体部40は、天板Paの上部において、各表示部の文字表記等が適正な方向に向くように調整することができる。
【0049】
本体部40は、電気基板50、ケース部60(基部)、リフレクタ70(係合部材)、球部80を備える。
また、本体部40の上部には、人形等の模型35を取り付けるための2つの穴35aが設けられている。模型35は、これら2つの穴35aの両方に取り付けてもよく、片方のみに取り付けてもよい。
【0050】
図10、
図11に示すように、電気基板50は、両面実装されたリジット基板等である。電気基板50は、中央面S上に配置される。
実施形態の電気基板50は、基板50A,50Bの2枚構成であるが、1枚構成であってもよい。2枚の基板50A,50Bは、電気ケーブル(図示せず)によって接続されている。
電気基板50は、複数のLEDが実装されている。LEDは、各表示部に対応して実装されている。
すなわち、複数のLED50b、複数のLED50c、複数のLED50dは、それぞれ、表示部41b~41dを表示するためのものである。複数のLED50e、複数の50fは、第1半球面表示部41eを表示するためのものである。複数のLED50mは、B状態表示部42mを表示するためのものである(
図11には、LED50mの配列を表す線を二点鎖線で示す)。
各LEDは、例えば、多色発光可能なタイプを用いることができるが、例えば、BB回数表示部41bのLED50bは赤色の単色発光タイプ、RB回数表示部41cのLED50cは緑色の単色発光タイプでもよい。
なお、
図10、
図11には、第1面表示部41に対応したLEDを示すが、電気基板50の第2面側Y2にも第2面表示部42に対応したLEDが実装されている。
【0051】
電気基板50の一部は、円形状に形成されている。実施形態では、適宜、この部分を円形基板部51という。
円形基板部51は、球部80に収容される。
円形基板部51には、LED50e,50f(発光部)が中心軸Cを中心とした円周上に実装されている。LED50eは、内周C50e上に配置され、LED50fは、内周C50eよりも外周側の外周C50f上に配置されている。
【0052】
ケース部60は、第1面側Y1、第2面側Y2に配置された第1ケース部61、第2ケース部62を備える。
第1ケース部61、第2ケース部62は、本体部40の主要な外郭を形成するケース部材であり、本体部40のフレーム(構造枠)を構成する基部となる部材である。ケース部60は、例えば、樹脂の成形品等を用いることができる。実施形態の第1ケース部61は、数値データ表示部41aを構成するケース部材、B状態表示部41m、告知表示部41nを構成するケース部材が異なる別構造であり、これらがねじ止め等によって一体的に形成された例を示すが、1つの部材から構成されたものでもよい。
第1ケース部61、第2ケース部62は、中央面Sを対称面として、ほぼ面対称の部材である(
図15、
図16等参照)。以下、主に、第1ケース部61について説明する。
【0053】
第1ケース部61は、第1面表示部41の数値データ表示部41a、B状態表示部41m、告知表示部41nの主要な構成部品が設けられている。
第1ケース部61は、セグ穴61b~61d、B状態表示ケース部61m、部屋61o~61qを備える。また、第1ケース部61は、シート63b~63d、告知プレート63nが取り付けられている(
図16に示す第2面側Y2のシート63b~63d、告知プレート63n参照)。
【0054】
図10等に示すように、セグ穴61b~61dは、第1ケース部61に設けられた貫通穴である。各セグ穴61b~61dは、シート63b~63dの光透過印刷部分の位置(各セグメント及び文字)に対応した位置に設けられている。各セグ穴61b~61d内には、それぞれLED50b~50dが配置されている。
シート63b~63dは、第1ケース部61の最表面に貼付されたシート部材である。各シート63b~63dは、透明なシート材に対して、7セグの各セグメントに対応した部分、及び「BB」、「RB」、「合成確率」、「スタート」等の文字の部分に乳白の光透過印刷がされ、これら以外の部分には光を透過しないベタ印刷がされた部材である。
上記構成によって、数値データ表示部41aは、各LED50b~50dが点灯することにより、各セグメント、文字が光るようになっている。
【0055】
B状態表示ケース部61mは、合成確率表示部41dの下部及びRB回数表示部41cの下部を繋ぐように配置され、斜めに細長いケース部分である。B状態表示ケース部61mは、電気基板50に配置されたLED50mを、半透明な樹脂が覆うような構造である。これにより、B状態表示ケース部61mは、LED50mが発光することにより発光する。
【0056】
告知プレート63nは、第1ケース部61の最表面に取り付けられている。告知プレート63nは、半透明であり、LED50nの発光が透過可能なものである。
詳細な説明は省略するが、告知プレート63nは、表面に凹凸のある成形品(
図5等参照)、樹脂シート等が重ね合わせて構成されている。成形品には、「GOO!」、「CECECE」の文字の形状、星型の形状等が立体的に形成されており、また、樹脂シートには、GOO表示部41o、星型表示部41p、CECECE表示部41qに対応した範囲にそれぞれ、異なる色彩の印刷がされている。
【0057】
部屋61o~61qは、告知プレート63nよりも内側において、第1ケース部61の仕切壁によって形成される空間である。部屋61o~61qは、GOO表示部41o、星型表示部41p、CECECE表示部41qに対応して設けられている。
各部屋61o~61qには、それぞれ複数のLED50nが配置されている。
上記構成によって、各部屋61o~61q内に配置されたLED50nが発光すると、その部屋61o~61qに対応した表示部41o~41qが発光する。
【0058】
図12、
図13等に示すように、リフレクタ70、球部80は、第1半球面表示部41e、第2半球面表示部42eを構成する部材である。
リフレクタ70は、LED50e,50fの光を反射させる部材であり、また、球部80内部の空間を複数の部屋80cに仕切る部材である。リフレクタ70は、例えば、樹脂の成形品であり、また、LED50e,50fの光を効率よく遮光、反射できるように、白色であると好適である。また、リフレクタ70は、各部屋80c内に配置された各LED50e,50fの光が、他の部屋80cに漏れることを抑制する。
【0059】
リフレクタ70は、第1リフレクタ71、第2リフレクタ72を備える。
後述するように、第1リフレクタ71、第2リフレクタ72は、円形基板部51を挟み込んだ状態でねじ止め等されることにより確実に一体にされる(
図15等参照)。
第1リフレクタ71、第2リフレクタ72は、それぞれ、後述する第1半球部81、第2半球部82に収容される。
第1リフレクタ71、第2リフレクタ72は、ケース部60等と同様に、中央面Sを対称面として、ほぼ面対称の形状である。
【0060】
第1リフレクタ71は、ベース部73a、12枚の仕切板73b、12枚の反射板73cを備える。
ベース部73aは、リフレクタ70のベース部材である。ベース部73aは、円環状の薄板であり、ほぼ中央面S上に配置される。
仕切板73bは、1/4円の扇型の薄板状の部材が、12等分間隔(30度間隔)で、ベース部73a上に直立するように、配置されている。また、厚さ方向Yから見ると、12枚の仕切板73bは、中心軸Cを中心に放射状に配置されている。
反射板73cは、外周C50f(
図11参照)上に配置されたLED50fの光L50fの一部(主に径方向内側に進む光)を、接触部80a側に反射させる板状の部分である。反射板73cの径方向外側の面は、光を接触部80a側に集光するように、湾曲面になっている。
【0061】
球部80は、中空の球体状に形成され、円形基板部51、リフレクタ70を収容する。球部80は、半透明の乳白色の樹脂の成形品等である。
球部80は、第1半球部81、第2半球部82を備える。
第1半球部81、第2半球部82は、ケース部60等と同様に、中央面Sを対称面として、ほぼ面対称の形状である。
第1半球部81及び第2半球部82は、それぞれ、半球のボウル状の部材である(
図12(A)等参照)。第1半球部81及び第2半球部82は、開口縁部を接触部80aとして組み合うことにより球体状に形成され、つまり、球部80を形成する。接触部80aは、ほぼ中央面S上に位置する。
図13、
図14(C)に示すように、球部80の内部の空間は、第1半球部81の内面、ベース部73a、2枚の仕切板73b、円形基板部51等によって仕切られた部屋80cが形成される。部屋80cは、第1面側Y1、第2面側Y2にそれぞれ形成され(
図12(B)等参照)、片面側12個、両面側で合計24個形成される。また、各部屋80cには、それぞれ2つのLED50e,50fが配置される。
LED50e,50fが発光していない状態では、球部80が乳白色であるので、外部からは内部構成(仕切板73b等)を、視認することができない。
LED50e,50fが発光した状態では、内周側のLED50eの光L50eは、主に上側(第1面側Y1)に向けて進む。外周側のLED50fの光L50fの一部は、反射板73cによって、接触部80a側に導かれる。
【0062】
これにより、各部屋80c内の2つのLED50e,50fの光は、第1半球部81に直接到達したり、リフレクタ70の仕切板73bによって反射したり、反射板73cで反射しながら、第1半球部81の内面のうち、各部屋80cに対応する部分であってグラフ表示の扇形部分に到達する。これにより、この扇形部分は、LEDの発光色と同様な色彩で発光し、かつ、均一に光ることができる。
また、第2半球部82側に関しても、同様に光ることができる。
【0063】
(球部80等の取り付け構造)
球部80及びその近傍の取り付け構造を説明する。
球部80の取り付け構造として、ケース部60、リフレクタ70、球部80等は、主に、以下の構成を備える。
【0064】
図15に示すように、第1リフレクタ71、第2リフレクタ72は、それぞれケース部60への取り付け部分が円弧状のツバ部74a,74bになっている。
ツバ部74a,74bは、第1リフレクタ71、第2リフレクタ72の外周部分のうち90~120度程度の部分から、外側に突出するツバ状の部分である。
【0065】
第1リフレクタ71のツバ部74aは、2つのねじ穴74cを備える。第1リフレクタ71は、これらの2つのねじ穴74cと、第1ケース部61の2つの固定ボス64cとによって、第1ケース部61に対してねじ止めされる。
第2リフレクタ72は、2つのねじ穴74dを備える。第2リフレクタ72は、これらの2つのねじ穴74dと、第1リフレクタ71の2つの固定ボス74eとによって、第1リフレクタ71に対してねじ止めされる。これにより、第1リフレクタ71及び第2リフレクタ72間がねじ固定され、リフレクタ70が一体化した構造となる。
【0066】
図13、
図14(A)、
図14(B)に示すように、リフレクタ70は、第1リフレクタ71、第2リフレクタ72が一体となった状態で、接触部80a側に開口する4つの切り欠き73e,73fを備える。切り欠き73e,73fは、ほぼ中央面S上に位置する。
切り欠き73eは、中央面Sよりも、第1リフレクタ71側に若干寄せた位置に形成され、また、切り欠き73fは、中央面Sよりも、第2リフレクタ72側に若干寄せた位置に形成される。
また、
図13に示すように、厚さ方向Yから見た状態で、切り欠き73e,73fは、ケース部60との接触部分に近い範囲に配置された4枚の仕切板73bに設けられている。つまり、2つの切り欠き73fは、ケース部60近傍の2つの仕切板73b2に設けられ、また、2つの切り欠き73eは、仕切板73b2よりも1つ外側の仕切板73b1に設けられている。
【0067】
図15、
図16に示すように、第1半球部81、第2半球部82は、それぞれケース部60への取り付け部分が円弧状のツバ部84a,84bになっている。
ツバ部84a,84bは、第1半球部81、第2半球部82の開口縁部のうち90~120度程度の部分から、外側に突出するツバ状の部分である。
第1半球部81のツバ部84aは、ねじ穴84fと、2つのボス挿通穴84c、ボス挿通穴84g,84h、固定ボス84jを備える。
第1半球部81は、ねじ穴84fと、第1リフレクタ71の固定ボス74fによって、第1リフレクタ71にねじ止めされ、また、固定ボス84jと、第2ケース部62のねじ穴64jによって、第2ケース部62にねじ止めされる。
また、第1半球部81の2つのボス挿通穴84c、ボス挿通穴84g,84hは、それぞれ第1ケース部61の2つの固定ボス64c、固定ボス64g,64hに挿通される。
【0068】
第2半球部82のツバ部84bは、ねじ穴85g,84iを備える。
第2半球部82は、ねじ穴85g,84iと、第1ケース部61の固定ボス64g,64iによって、第1ケース部61にねじ止めされる。
【0069】
また、
図13、
図14(A)、
図14(B)に示すように、第1半球部81は、2つの第1突起83eを備え、第2半球部82は、2つの第2突起83fを備える。
2つの第1突起83eは、第1半球部81の開口縁部から径方向内側に突出する突出部である。組み立てた状態において、2つの第1突起83eは、それぞれ切り欠き73eに内に配置される。
このため、2つの第1突起83eは、2つの切り欠き73eに対応した位置に配置される。つまり、2つの第1突起83eは、ほぼ中央面S上に位置し、また、ケース部60近傍の仕切板73b1に対応した位置に配置されている。
【0070】
同様に、2つの第2突起83fは、第2半球部82の開口縁部から径方向内側に突出する突出部である。組み立てた状態において、2つの第2突起83fは、それぞれ切り欠き73fに内に配置される。
このため、2つの第2突起83fは、2つの切り欠き73fに対応した位置に配置される。つまり、2つの第2突起83fは、ほぼ中央面S上に位置し、また、仕切板73b2に対応した位置に配置されている。
これにより、
図13に示すように、これらの突起83e,83fは、接触部80a上において、互いに異なる部分に配置される。
【0071】
図14(D)に示すように、また、第1半球部81、第2半球部82は、開口縁部同士が、段部83m,83n(径方向規制部)によって、インローで組み合っている。
すなわち、第1半球部81の外縁部は、凹形状の段部83mになっており、また、第2半球部82の外縁部は、凸形状の段部83nになっている。そして、段部83nの径方向内側に、段部83mが配置されている。段部83m,83nは、組み合わさることにより、球部80の肉厚(段部83m,83nの近傍の肉厚)とほぼ同じ肉厚となる。
段部83m,83nは、第1半球部81、第2半球部82の開口縁部のうち、ツバ部84a,84b(
図15、
図16参照)が形成されていない部分のほぼ全範囲に形成されている。
これにより、第1半球部81及び第2半球部82は、径方向(円形状である接触部80aの径方向)への相対的なずれが規制される。
【0072】
図16に示すように、第1ケース部61及び第2ケース部62は、ツバ部74a,74b、ツバ部84a,84bを挟み込んだ状態で、複数のねじ穴64n、固定ボス64mによってねじ止めされる。
【0073】
上記構成によって、リフレクタ70は、一体化した状態でツバ部74a,74bがケース部60に対して固定されることにより、ケース部60の固定部(つまり、第1ケース部61及び第2ケース部62がツバ部74a,74b、ツバ部84a,84bを挟み込む部分)に対して確実に固定された状態となる。これにより、リフレクタ70は、ケース部60と一体的に形成される。
【0074】
第1半球部81、第2半球部82は、ツバ部84a,84bが、ケース部60に対して確実に固定されている。このため、第1半球部81、第2半球部82は、ツバ部84a,84b近傍では、直接的かつ確実に結合し、また、ケース部60に確実に固定される。
また、ツバ部84a,84b以外の部分(ツバ部84a,84bとは反対側の部分であって、左側X1の先端部付近等)では、第1半球部81、第2半球部82は、直接的に結合していないものの、以下のように分離しないようになっている。
【0075】
すなわち、第1突起83eが切り欠き73eに挿入されることにより、第1半球部81は、リフレクタ70に係合する。これにより、第1半球部81は、厚さ方向Yに移動しないように規制され、また、リフレクタ70を介してケース部60に対して固定される。
また、第2突起83fが切り欠き73fに挿入されることにより、第2半球部82は、リフレクタ70に係合する。これにより、第2半球部82は、厚さ方向Yに移動しないように規制され、また、リフレクタ70を介してケース部60に対して固定される。
このように、第1半球部81、第2半球部82は、ツバ部84a,84bよりも左側X1の部分においてリフレクタ70を介して結合することにより、厚さ方向Yにおいて、互いに分離しないように規制される。
これにより、球部80は、球面のほぼ全体が露出した態様で、ケース部60に固定することができる。
【0076】
(球部80の発光態様)
球部80は、上記構造によって、以下説明するようにきれいに発光できる。
球部80は、ツバ部84a,84b以外の範囲であって外部から観察可能な部分に、第1半球部81及び第2半球部82を直接連結して保持するための保持構造(ねじ止めするための構造)等が不要である。このため、球部80は、発光時においてこのような保持構造等の影が出ることがない。
【0077】
第1突起83e及び第2突起83fは、接触部80a上の異なる部分に配置されているので、発光時おいて影になりにくい。つまり、第1突起83e及び第2突起83fが接触部80a上の同じ位置に配置されていると、両者全体としての形状(厚さ等)が大きくなってしまうので、発光時おいて影になりやすい。実施形態では、第1突起83e及び第2突起83fは、接触部80a上に分散して配置することにより、発光時おいて影になりにくい。
【0078】
第1突起83e及び第2突起83fは、球部80の固定部寄り(つまり、接触部80aのうち、ケース部60の固定部とは径方向において反対側の領域以外)に配置されているので、仮に、発光時おいて第1突起83e及び第2突起83fの影が出ても目立ちにくい。
段部83m,83nは、組み合わさることにより、球部80の肉厚とほぼ同じ肉厚である。このため、発光時において、接触部80a近傍は、均一に光る。
【0079】
仕切板73b及び球部80間の隙間80d(
図14(A)参照)は、十分に小さい。このため、グラフ表示時における境界線41i,41h(
図7参照)を明確にすることができる。
一方、リフレクタ70のベース部73a及び球部80間の隙間80e(
図14(C)参照)は、十分に大きい。また、LED50fの光L50eの一部は、反射板73cによって接触部80aに向けて反射する。このため、接触部80a近傍において、第1半球部81、第2半球部82は、均一に光ることができ、光ムラが発生しにくい。
【0080】
以上説明したように、実施形態のデータ表示器30は、第1面表示部41、第2面表示部42を備え、BB回数、RB回数の比率を、球面にグラフ表示するので、遊技情報を比較、分析した結果を直感的に認識しやすい態様により報知でき、また、遊技者の目を引きやすい。このため、遊技機10の選択に貢献できる。遊技者にとっては、通路Rの端等からでも、複数のデータ表示器30のグラフを視覚的に比較できる。このため、遊技機10の選択に重要な遊技情報の収集を、容易に行うことができる。
また、実施形態のデータ表示器30は、球体状である球部80のほぼ全面を、きれいに光らせることができる。
【0081】
これに対して従来の遊技装置は、遊技情報を数字で表示するか、各発光部を遊技情報に応じた発光色で発光させたものであり、興趣が低かった。また、遊技装置の発光部分の形状は、ありふれたものであった。
【0082】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
なお、前述した実施形態の各構成及び後述する変形形態の各構成は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【0083】
(変形形態)
(1)合成確率表示部は、合成確率の表示を、前回のボーナスからのゲーム回数を示すスタート回数に切り替えてもよい。この場合には、7セグの下の「スタート」の文字を点灯させてもよい。また、合成確率表示部は、スタート回数だけを表示するようにしてもよいし、また、所定間隔、所定条件の成立などにより、合成確率及びスタート回数を交互に表示するようにしてもよい。
また、B状態表示部は、合成確率が規定値以下になることにより、虹色に光るようにしてもよい。
【0084】
(2)実施形態では、第1面側、第2面側で同じ情報を表示する例を示したが、適宜、異なる情報を表示してもよい。
例えば、合成確率表示部は、一面では合成確率を表示し、他面ではスタート回数を表示してもよい。
また、例えば、BB回数表示部は、一面ではBB回数を点滅させ、他面ではBB回数の7セグ表示を段階的に点灯させてもよい。
【0085】
(3)第1半球面表示部、第2半球面表示部は、一方がBB、RBの発生比率を表示し、他方が持玉数を表示してもよい。また、持玉数を表示する場合には、例えば、半球面全体でメダル5000枚とし、これに対する持玉数の割合(例えば、2500枚の持玉数であったら半分程度を発光させる等)を表示するようにしてもよい。また、一方(例えば出入口を向いている表示部)ではBB、RBの発生比率を表示し、他方(例えば店内中央通路を向いている表示部)では空き台であるか否かを表示してもよい。
さらに、第1半球面表示部、第2半球面表示部は、店員が空き台開放する場合に、遊技客を呼び出す場合には、残り時間を表示してもよい。この場合、グラフ表示によって、表発光部の面積を徐々に小さくしてもよい。
【0086】
(4)実施形態において、遊技機は、スロットマシンである例を示したが、これに限定されない。遊技機は、例えば、パチンコ、玉スロなどその他の遊技機でもよい。
また、遊技機は、メダルなどの現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆるメダルレス遊技機でもよい。さらに、遊技機は、遊技球などの遊技媒体を外部に払い出さず、内部循環させてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機でもよい。
【符号の説明】
【0087】
1:遊技場システム
2:島システム
10:遊技機
30:データ表示器
40:本体部
41:第1面表示部
41a,42a:数値データ表示部
41e:第1半球面表示部
41m,42m:B状態表示部
41n,42n:告知表示部
42:第2面表示部
42e:第2半球面表示部
50:電気基板
60:ケース部
70:リフレクタ
71:第1リフレクタ
72:第2リフレクタ
80:球部
81:第1半球部
82:第2半球部