(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-12
(45)【発行日】2024-04-22
(54)【発明の名称】セルラ電気通信ネットワーク
(51)【国際特許分類】
H04W 24/02 20090101AFI20240415BHJP
H04W 16/26 20090101ALI20240415BHJP
H04W 88/18 20090101ALI20240415BHJP
【FI】
H04W24/02
H04W16/26
H04W88/18
(21)【出願番号】P 2021515526
(86)(22)【出願日】2019-09-02
(86)【国際出願番号】 EP2019073331
(87)【国際公開番号】W WO2020057952
(87)【国際公開日】2020-03-26
【審査請求日】2021-04-09
【審判番号】
【審判請求日】2023-04-10
(32)【優先日】2018-09-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】390028587
【氏名又は名称】ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BRITISH TELECOMMUNICATIONS PUBLIC LIMITED COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 Braham Street,London,E1 8EE,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100209048
【氏名又は名称】森川 元嗣
(72)【発明者】
【氏名】マッケンジー、リチャード
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】廣川 浩
【審判官】齋藤 哲
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-524920(JP,A)
【文献】特開2018-142940(JP,A)
【文献】Intel Corporation,Fronthaul and RAN functional split aspects of the next generation radio access network[online],3GPP TSG-RAN WG2#93bis R2-162713,2016年4月2日アップロード,インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_93bis/Docs/R2-162713.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24- 7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラ電気通信ネットワークにおけるネットワーク管理ノードを動作する方法であって、
前記セルラ電気通信ネットワークは、第1の分散基地局ユニットに接続された第1の中央基地局ユニットを有し、
前記第1の中央基地局ユニットは、プロトコル機能の第1のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第2のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第1の機能分割、または、プロトコル機能の第3のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第4のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第2の機能分割のいずれかを使用して、前記第1の分散基地局ユニットと通信するように構成され、
ここで、前記ネットワーク管理ノードは、前記第1の機能分割または前記第2の機能分割のいずれかを使用するとき、それぞれが前記第1の中央基地局
ユニットまたは前記第1の分散基地局
ユニットのいずれかに対する処理リソース利用の値である、処理リソース利用値のデータベースを含み、
前記方法は、
前記第1の中央基地局
ユニットと前記第1の分散基地局
ユニットから、現在の処理リソース利用値と処理能力値とを受信するステップと、ここで、前記第1の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットが前記第1の分散基地局ユニットと通信し、
前記受信した現在の処理リソース利用値が処理しきい値を満たすと決定するステップと、それに応答して、
処理リソース利用値について前記データベース中に記憶されてい
る、前記第2の機能分割を使用する前記第1の中央基地局ユニットおよび前記第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース利用値と、前記受信した処理能力値との比較に基づいて、前記第2の機能分割を識別するステップと、
前記第2の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットと
前記第1の分散基地局ユニットを通信させるステップと、を備える方法。
【請求項2】
前記比較は、
動作条件のセットに従って動作し、前記第2の機能分割を使用する、前記第1の中央基地局ユニットおよび前記第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース利用値と、前記第1の中央基地局ユニットおよび
前記第1の分散基地局ユニッ
トのそれぞれの処理リソース
能力値の比較である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記動作条件のセットは、アクセス無線条件に関連する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記動作条件のセットは、前記第1の中央基地局ユニットと前記第1の分散基地局ユニットとの間の接続の品質を含む、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の中央基地局ユニットおよび
前記第1の分散基地局ユニットは、中継ノードを介して接続され、前記動作条件のセットは、前記第1の分散基地局ユニットと前記中継ノードとの間の接続の品質を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
命令を含むコンピュータプログラ
ムであって、
前記
コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるとき、前記コンピュータに、請求項1-5のうちのいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラ
ム。
【請求項7】
セルラ電気通信ネットワークのためのネットワーク管理ノードであって、
前記セルラ電気通信ネットワークは第1の分散基地局ユニットに接続する第1の中央基地局ユニットを有し、ここで、プロトコル機能の第1のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第2のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第1の機能分割、または、プロトコル機能の第3のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第4のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第2の機能分割のいずれかを使用して、前記第1の中央基地局ユニットは前記第1の分散基地局ユニットと通信し、
前記ネットワーク管理ノードは、
前記第1の機能分割または前記第2の機能分割のいずれかを使用するとき、それぞれが前記第1の中央基地局
ユニットまたは前記第1の分散基地局ユニットのいずれかに対する処理リソース利用の値である、処理リソース利用値のデータベースを記憶するメモリと、
前記第1の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットおよび
前記第1の分散基地局ユニットの処理リソース利用値と処理能力値とを示すデータを受信するように適合された通信インターフェースと、
プロセッサとを備え、前記プロセッサは、
処理利用値が処理しきい値を満たすと決定し、それに応答して、
処理リソース利用値について前記データベース中に記憶されてい
る、前記第2の機能分割を使用する前記第1の中央基地局ユニットおよび前記第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース利用値と、前記受信した処理能力値との比較に基づいて、前記第2の機能分割を識別し、
前記第2の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットと
前記第1の分散基地局ユニットを通信させるように適合される、ネットワーク管理ノード。
【請求項8】
前記比較は、
動作条件のセットに従って動作し、前記第2の機能分割を使用する、前記第1の中央基地局ユニットおよび前記第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース利用値と、前記第1の中央基地局ユニットおよび
前記第1の分散基地局ユニットの
それぞれの処理リソース
能力値の比較である、請求項
7に記載のネットワーク
管理ノード。
【請求項9】
前記動作条件のセットは、アクセス無線条件に関連する、請求項
8に記載のネットワーク
管理ノード。
【請求項10】
前記動作条件のセットは、前記第1の中央基地局ユニットと前記第1の分散基地局ユニットとの間の接続の品質を含む、請求項
8または
9に記載のネットワーク
管理ノード。
【請求項11】
前記第1の中央基地局ユニットおよび
前記第1の分散基地局ユニットは、中継ノードを介して接続され、前記動作条件のセットは、前記第1の分散基地局ユニットと前記中継ノードとの間の接続の品質を含む、請求項
10に記載のネットワーク
管理ノード。
【請求項12】
ネットワーク機能仮想化オーケストレータである、請求項
7から
11のいずれか一項に記載のネットワーク
管理ノード。
【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
本発明は、セルラ電気通信ネットワークに関する。特に、本発明は、集中型無線アクセスネットワークを実現するセルラ電気通信ネットワークに関する。
【背景】
【0002】
現代のセルラネットワークは、基地局が中央ユニットと分散ユニットとに分割されてもよい集中型無線アクセスネットワーク(C-RAN)アーキテクチャをサポートする。中央ユニットは、コアセルラネットワークを複数の分散ユニットと相互接続し、複数の分散ユニットはそれぞれ、複数のUEと通信する。使用中のセルラプロトコルの様々なプロトコルレイヤは、中央ユニットと分散ユニットとの間で分割され、分散ユニットが最下位レイヤ(例えば、無線周波数レイヤ)を、およびオプション的に1つ以上の上位レイヤを実現し、他のすべての上位レイヤが中央ユニット中で実現される。より多くのプロトコルレイヤが中央ユニットに実現されると、中央ユニットは、複数の分散ユニットにわたる調整を改善し、それによってサービス品質を改善することができる。しかしながら、異なるプロトコル分割は、比較的低位レイヤのプロトコル分割を使用するときに中央ユニットと分散ユニットとの間の比較的高い容量のリンクのような、異なるリソース要求を有し、したがって、プロトコル分割の選択は、ネットワーク特性に適切でなければならない。
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様にしたがうと、セルラ電気通信ネットワークにおける方法が提供され、セルラ電気通信ネットワークは、第1の分散基地局ユニットに接続する第1の中央基地局ユニットを有し、方法は、プロトコル機能の第1のセットが第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第2のセットが第1の分散基地局ユニットによって実現される第1の機能分割を使用して、第1の中央基地局ユニットが第1の分散基地局ユニットと通信するステップと、第1の機能分割を使用して、第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率が処理しきい値を満たすと決定するステップと、それに応答して、プロトコル機能の第3のセットが第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第4のセットが第1の分散基地局ユニットによって実現される第2の機能分割を使用して、第1の中央基地局ユニットと第1の分散基地局ユニットを通信させるステップと、を備える。
【0004】
方法は、第2の機能分割を使用する、第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率と、第1の中央基地局ユニットおよび/または第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース能力との比較に基づいて、第2の機能分割を識別するステップをさらに含むことができる。
【0005】
比較は、第2の機能分割を使用し、第1の中央基地局ユニットおよび第1の中央基地局ユニットおよび/または第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース能力に対する動作条件のセットに従って動作する、第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率の比較であってもよい。動作条件のセットは、アクセス無線条件に関連してもよい。動作条件のセットは、第1の中央基地局ユニットと第1の分散基地局ユニットとの間の接続の品質を含むことができる。
【0006】
第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットは、中継ノードを介して接続されてもよく、動作条件のセットは、第1の分散基地局ユニットと中継ノードとの間の接続の品質を含んでいてもよい。
【0007】
本発明の第2の態様にしたがうと、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供され、プログラムがコンピュータによって実行されるとき、コンピュータに、本発明の第1の態様に記載の方法を実行させる。コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能データキャリア上に記憶されてもよい。
【0008】
本発明の第3の態様にしたがうと、セルラ電気通信ネットワークのためのネットワークノードが提供され、セルラ電気通信ネットワークは第1の分散基地局ユニットに接続する第1の中央基地局ユニットを有し、ここで、プロトコル機能の第1のセットが第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第2のセットが第1の分散基地局ユニットによって実現される第1の機能分割を使用して、第1の中央基地局ユニットは第1の分散基地局ユニットと通信し、ネットワークノードは、第1の機能分割を使用して、第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率を示すデータを受信するように適合された通信インターフェースと、プロセッサとを備え、プロセッサは、処理利用率が処理しきい値を満たすと決定し、それに応答して、プロトコル機能の第3のセットが第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第4のセットが第1の分散基地局ユニットによって実現される第2の機能分割を使用して、第1の中央基地局ユニットと第1の分散基地局ユニットを通信させるように適合される。
【0009】
ネットワークノードは、ネットワーク機能仮想化オーケストレータであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明をより良く理解するために、ここで、その実施形態をほんの一例として、添付の図面を参照して説明する。
【
図1】
図1は、本発明のセルラ電気通信ネットワークの概略図である。
【
図2】
図2は、
図1のネットワークの中央基地局と分散基地局の概略図である。
【
図4】
図4は、本発明の方法の第1の実施形態の流れ図である。
【
図6】
図6は、本発明の方法の第2の実施形態の流れ図である。
【実施形態の詳細な説明】
【0011】
図1および2を参照して、セルラ電気通信ネットワーク1の第1の実施形態を説明する。セルラ電気通信ネットワーク1は、第1の中央ユニット10と、第1、第2および第3の分散ユニット(図では「第1/第2/第3のDU」)20、30、40とを有する集中型無線アクセスネットワーク(C-RAN)アーキテクチャに基づく。第1の中央ユニット10は、第1、第2、および第3のバックホール接続22、32、42をそれぞれ介して、第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40に接続され、第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれを(ネットワーク管理システム(NMS)100を含む)セルラコアネットワーク50に相互接続する。第1、第2および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれのカバレッジエリアは、それぞれの包囲円によって示されている。
【0012】
図2は、中央ユニット10および第1の分散ユニット20をより詳細に図示する。示すように、中央ユニット10は、第1のトランシーバ11と、プロセッサ13と、メモリ15と、第2のトランシーバ17とを有し、すべてがバス19を介して接続されている。第1のトランシーバ11は、中央ユニット10が(NMS100のような)1つ以上のセルラコアネットワーキングノードと通信することができるようなワイヤード通信インターフェースである。この実施形態では、第2のトランシーバ17は、中央ユニット10が第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれと通信することができるようなワイヤード通信インターフェースである。トランシーバ、プロセッサ、およびメモリは、ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)動作環境を定義するために協働するように構成され、中央ユニット10がオンデマンドで再構成することを可能にする。
【0013】
さらに、第1の分散ユニット20はまた、中央ユニット10とのワイヤード通信のための第1のトランシーバ21と、プロセッサ23と、メモリ25と、1つ以上のユーザ機器(UE)とのワイヤレス通信のための第2のトランシーバ27とを含み、すべてがバス29を介して接続されている。同様に、トランシーバ、プロセッサ、およびメモリは、ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)動作環境を定義するために協働するように構成され、第1の分散ユニット20がオンデマンドで再構成することを可能にする。
【0014】
この実施形態では、中央ユニットプロセッサ13は、各分散ユニットとの通信を処理するための個々の処理環境を実現するように構成され、第1の分散ユニット20との通信を処理するための第1の通信処理環境13.1と、第2の分散ユニット30との通信を処理するための第2の通信処理環境13.2と、第3の分散ユニット40との通信を処理するための第3の通信処理環境13.3とを有する。中央ユニットプロセッサ13はまた、他の処理機能を実現するためのさらなる処理環境を実現するように構成され、第1および第2のさらなる処理環境が
図2に示される。
【0015】
図2はまた、中央ユニット10の第1の通信処理環境13.1および(この実施形態では、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))プロトコルである)それらの動作プロトコルの異なる機能を実現する第1の分散ユニット20のプロセッサ23を図示する。LTEプロトコルの様々な機能は、第1の分散ユニット20が物理(PHY)機能および媒体アクセス制御(MAC)機能を実現し、中央ユニット10が無線リンク制御(RLC)機能およびパケットデータ収束制御(PDCP)機能を実現するように、中央ユニット10および第1の分散ユニット20のそれぞれのプロセッサ13.1、23間で分割される。そうする際に、中央ユニット10は、いくつかの分散ユニットの送信を調整して、セルラネットワーク1におけるサービス品質(QoS)を改善することができる。
【0016】
中央ユニット10および第1の分散ユニット20のプロセッサは、以下のような異なる機能分割を実現するように(これらがSDN環境を動作するとき)再構成することができる。
・A)第1の分散ユニット20:下位PHY、中央ユニット10、上位PHY、MAC、RLC、PDCP;
・B)第1の分散ユニット20:PHY、中央ユニット10:MAC、RLC、PDCP;
・C)第1の分散ユニット20:PHY、MAC、中央ユニット10:RLC、PDCP(図示);
・D)第1の分散ユニット20:PHY、MAC、RLC 中央ユニット10:PDCP;
・E)第1の分散ユニット20:PHY、MAC、RLC、PDCP 中央ユニット10:N/A;
さらに、中央ユニット10および第1の分散ユニット20は、さらなる機能を実現することができる(この場合、さらなる機能分割が可能である)。
【0017】
したがって、いつでも、第1の中央ユニット10は、その通信処理環境において機能分割のうちのいずれか1つを実現し、そのさらなる処理環境において1つ以上のさらなる処理機能を実現するように構成される。
【0018】
この実施形態では、第2および第3の分散ユニット30、40は第1の分散ユニット20と同様であり、第2および第3の通信処理環境13.2、13.3は第1の通信処理環境13.1と同様である。
【0019】
本発明の方法の第1の実施形態を、
図3a-
図3dおよび
図4のフローチャートを参照して説明する。
図3aは、時間t
1におけるセルラ電気通信ネットワーク1を図示し、第1の中央ユニット10は、第1の中央ユニット10がMAC、RLC、およびPDCP機能を実現し、第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれがPHY機能を実現する第1の機能分割(上述の機能分割B)を使用して、第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれと通信している。さらに、第1の中央ユニット10は、そのそれぞれの第1のさらなる処理環境において第1のさらなる処理機能Aを実現する。第2のさらなる処理機能Bは、この時点では実現されていない。
【0020】
NMS100は、仮想インフラストラクチャマネージャ(VIM)およびオーケストレータモジュールを含む。オーケストレータモジュールは、仮想機能がセルラネットワーク中のどこで実現されるべきかを決定するためのプロセッサであり、VIMは、これらの決定を関連エンティティに通信する。この例では、NMS100はまた、各機能分割(上記で識別されたAからE)を実現するときに、第1の中央ユニット10ならびに第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれについての処理利用値(例えば、毎秒数百万命令、MIPS;毎秒浮動小数点演算、FLOPS;中央処理ユニット、CPUの数;および/または処理コアの数)を識別するデータベースをメモリ中に記憶する。これらは、(少なくとも最初は)オペレータ定義値であってもよいが、ユニット10、20、30、40から報告された値によって(また、他のC-RANから報告された値の関数として)更新されてもよい。このデータベースの例を、以下の表1に示す。
【表1】
【0021】
ステップS1において、第1の中央ユニット10ならびに第1、第2および第3の分散ユニット20、30、40は、それらの処理リソースに関するデータをNMS100に周期的に送る。この実施形態では、データは、a)各ユニットの現在の処理リソース利用値、およびb)各ユニットの現在の処理能力に関する。これらは、NMS100中のメモリに記憶される。
【0022】
ステップS3では、時間t
2において、第1の中央ユニット10は、さらなる処理機能Bを開始するための要求を受信する(これは、
図3bにおいて、ラベルBを有するが、依然として、要求がまだ実現されていないことを示すため包囲点線を有する、さらなる処理環境によって図示される)。ステップS5において、第1の中央ユニット10は、さらなる処理機能B(例えば、MIPS、FLOPS、CPUまたはコア)を実現するための追加の処理リソース要件を識別するデータとともに、承認のためにこの要求をNMS100に転送する。
【0023】
ステップS7において、NMS100は、要求エンティティ(第1の中央ユニット10)がさらなる処理機能Bを実現することができるかどうかを決定する。この例では、これは、(ステップS1においてNMS100中のメモリに記憶される)第1の中央ユニットの現在の処理リソース利用値を、(ステップS5からのデータにおいて識別される)さらなる処理機能Bを実現するための追加の処理リソース要件に追加し、この合計を(ステップS1においてNMS100中のメモリにも記憶される)第1の中央ユニットの現在の処理能力と比較することによる。さらなる処理機能Bを実現するとき、第1の中央ユニット10に対して決定された処理リソース利用率がその処理能力未満(またはその95%のような派生物)である場合、要求は承認され、プロセスはステップS8に進み、NMS100は、さらなる処理機能Bを例示できることを示す応答メッセージを第1の中央ユニット10に送る。しかしながら、第1の中央ユニット10に対して決定された処理リソース利用率が処理リソース能力値よりも大きい場合、プロセスはステップS9に進む。
【0024】
ステップS9において、NMS100は、通信処理環境が異なる機能分割を実現するとき、および第1の中央ユニット10が第1および第2のさらなる処理機能を実現するとき、第1の中央ユニット10ならびに第1、第2および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれに対する処理リソース利用値を計算する。この例では、これは、NMSのデータベースから各機能分割を使用するときに、第1の中央ユニット10ならびに第1、第2および第3の分散ユニット20、30、40に対する処理利用値を検索し、各機能分割において第1の中央ユニット10に対して検索された処理利用値にさらなる処理機能Bに対する追加の処理リソース要件を追加することによって達成される。特定の機能分割を実現するときの第1、第2および第3の分散ユニット20、30、40のすべてに対する処理利用値、および特定の機能分割を実現し、機能Bの追加の処理リソース要件を追加するときの第1の中央ユニット10に対する処理利用値が、それらの対応する処理リソース能力値(またはその派生物)を下回る場合、その特定の機能分割は候補再構成になる。
【0025】
ステップS9に続いて候補再構成がない場合、要求は却下され、プロセスはステップS10にスキップし、NMS100は、さらなる処理機能Bを例示できないことを示す応答メッセージを第1の中央ユニット10に送る。しかしながら、ステップS9に続いて複数の候補再構成がある場合、この例では、NMS100は、これらの候補のうちの最も調整度が高い(すなわち、第1の中央ユニット10において最大数の機能が実現されている)1つの機能分割を選択する。ステップS9で単一の候補再構成が識別される場合、その候補の機能分割が選択される。この例では、(上述のような)機能分割Dが選択され、処理はステップS11に進む。
【0026】
ステップS11において、NMS100は、第1の命令メッセージを第1の中央ユニット10ならびに第1、第2および第3の分散ユニット20、30、40のそれぞれに送り、機能分割Dを実現する。これは
図3cに図示されている。再構成が成功すると、第1の中央ユニット10ならびに第1、第2および第3の分散ユニット20、30、40は、確認メッセージをNMS100に送る。これに応答して、ステップS13において、NMS100は、第2の命令メッセージを第1の中央ユニット10に送り、その第2のさらなる処理環境において第2のさらなる処理機能Bを実現する。
図3dは、この再構成に続くセルラネットワーク1を図示する。
【0027】
したがって、本発明のこの実施形態は、異なる機能分割が中央および分散ユニットに対して異なる処理要件を有することを認識する利点を提供し、別の方法ではそのユニットの処理能力を超えるであろうこれらのユニットのうちのいずれか1つにおける追加の処理機能のためのトリガ時に、機能分割は、可能な最大量の調整を維持しながら追加の処理機能が実現できるように適合されることができる。
【0028】
本発明の方法の第2の実施形態を、
図5a、
図5b、および
図6の流れ図を参照して説明する。
図5aは、第4の分散ユニット80がワイヤレスバックホールを介して中継ノード70を介して第1の中央ユニット10に接続されるセルラネットワークを図示する。(第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40は、第1の中央ユニット10にも接続されてもよいが)第1、第2、および第3の分散ユニット20、30、40は示されておらず、第1の中央ユニット10は、さらなる処理機能AまたはBを実現しない。
【0029】
図5aはまた、第1の中央ユニット10の通信プロセッサ13.1がMAC、RLCおよびPDCP機能を実現し、第4の分散ユニット80の第1の通信処理環境83.1がPHY機能を実現する、(上述した)機能分割Bを実現する第1の中央ユニット10および第4の分散ユニット80を図示する。さらに、第4の分散ユニット80は、中継ノード70のための通信を処理するための第2の通信処理環境83.2を実現する。同様に、中継ノードは、第1の中央ユニット10および第4の分散ユニット80の両方との通信を処理するための通信処理環境を実現する。
【0030】
この実施形態では、各機能分割(上記で識別されたAからE)を実現するときの第1の中央ユニット10および第4の分散ユニット80に対する(例えば、毎秒数百万命令、MIPS、または毎秒浮動小数点演算、FLOPS、CPU、コアの)処理利用値を識別するNMS100データベースは、(例えば、組み合わされたMbpsで測定される)ユーザトラフィックの量および(例えば、第4の分散ユニット80と中継ノード70との間のRSRPで測定される)バックホール無線条件を含む異なる動作条件での各機能分割における処理利用値を含むように強化される。このデータベースの一例を以下の表2に図示する。
【表2】
【0031】
この実施形態の第1のステップ(ステップS21)では、
図5aに示すように、時間t
11において、第1の中央ユニット10および第4の分散ユニット80の両方が、それらの現在の処理および動作環境に関するデータをNMS100に送る。これは、a)各ユニットの現在の処理リソース利用値、b)各ユニットの現在の処理能力、c)第4の分散ユニットのユーザトラフィック条件、およびd)第4の分散ユニット80と中継ノード70との間のバックホール無線条件を含む。これらは、NMS100中のメモリに記憶される。
【0032】
ステップS23において、第1の中央ユニット10、第4の分散ユニット80、および/または中継ノード70のうちの1つ以上の処理利用値は、しきい値(例えば、それらの処理リソース能力値の95%)を超える。この実施形態では、第4分散ユニット80は、このしきい値を超えたことを検出する。これに応答して、ステップS25において、第4の分散ユニット80は、機能分割レビューの要求をNMS100に送る。
【0033】
ステップS27において、NMS100は、この要求を受信し、セルラネットワーク1における処理環境および動作環境に基づいて対策を識別する。これは、NMS100が、(ステップS21でメモリ中に記憶された)第4の分散ユニットのユーザトラフィック条件およびバックホール無線条件に関する最新のデータを使用して、これらの条件下で動作しているときの各機能分割における第1の中央ユニットの、中継ノードの、および第4の分散ユニットの処理利用値を取り出すことによって達成される。すべての機能分割に関して第1の中央ユニット10、中継ノード70、または第4の分散ユニット80に対するこれらの処理利用値のうちの少なくとも1つが関係付けられたしきい値を上回る場合、要求は拒否される。このシナリオでは、NMS100は、第4の分散ユニット80に応答を送り、第4の分散ユニット80に、その動作環境の制限内で動作する(例えば、ユーザトラフィックを制限する)是正措置をとるように命令する。しかしながら、特定の機能分割についての第1の中央ユニット10、中継ノード70、および第4の分散ユニット80についてのすべての処理利用値が関係付けられたしきい値未満である場合、その機能分割は候補再構成になる。
【0034】
ステップS27に続いて複数の候補再構成が存在する場合、この例では、NMS100は、これらの候補のうちの最も調整度が高い(すなわち、第1の中央ユニット10において最大数の機能が実現されている)機能分割を選択する。ステップS27で単一の候補再構成が識別される場合、その候補の機能分割が選択される。この例では、(上述したような)機能分割Dが選択される。
【0035】
ステップS29において、NMS100は、機能分割Dを実現するために、第1の命令メッセージを第1の中央ユニット10および第4の分散ユニット80に送る。これは
図5bに示されている。
【0036】
この第2の実施形態は、機能分割の変更が分散ユニットの動作条件を考慮に入れるという利点を有する。これらの動作条件による処理要件は、(ユーザ数、無線干渉のような)様々な要因に応じて経時的に変化するかもしれず、この第2の実施形態は、分散ユニットにより適した機能分割を選択する。
【0037】
上記の実施形態では、中央ユニットおよびそれらのそれぞれの分散ユニットは、使用中のプロトコル(上記の例ではLTE)の機能の全体セットの異なる割合を実現する。当業者であれば、プロトコルのレイヤ全体が中央ユニットと分散ユニットとの間で移動されてもよく、またはその一部(すなわち機能)のみが移動されてもよいことを理解するであろう。したがって、中央ユニットがプロトコル機能の第1のセットを実現し、分配ユニットがプロトコル機能の第2のセットを実現機能を実現してもよい。機能の第1のセットは、特定の機能を含む最下位の機能アップであってもよく、機能の第2のセットは、その特定の機能より上のすべての機能であってもよい。言い換えれば、機能の第1および第2のセットは別個であってもよい。
【0038】
さらに、分散ユニットは、プロトコルのRF機能のみを実現してもよく、すべての他の機能は、中央ユニットにおいて実現されてもよい。さらに、本発明は、機能の全体的なセットが(例えば)リモート無線ヘッド、分散ユニット、および中央ユニットにわたって分散される、カスケード接続されたRANにわたって実現されてもよい。
【0039】
中央ユニットが、異なる機能分割、異なるプロトコル、および/または異なる無線アクセステクノロジーを異なる分散ユニットで(例えば、異なる仮想処理環境を介して)実現することも可能である。したがって、NMSデータベースは、分散ユニットにわたる機能分割の複数の組合せについての処理利用値を識別するように強化することができる。したがって、結果的に機能分割再構成をもたらす要求に応答して、それが要求をトリガした第2の分散ユニットに関連する送信の処理利用の代わりであったときに、NMSは、中央ユニットと第1の分散ユニットとの間の機能分割を変更することができる。
【0040】
上記の実施形態では、NMSは、本発明の方法の実施形態を実行するためにVIMおよびオーケストレータを含んでいた。しかしながら、セルラネットワーク中の他の何らかのエンティティが代わりに使用されてもよい。
【0041】
第1の実施形態では、第1の中央ユニット10は、さらなる処理機能を実現するためのいくつかのさらなる処理環境を有する。これらは、例えば、マルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)、コンテンツキャッシング、パケットルーティング、およびポリシー制御を含んでいてもよい。さらに、要求は、ネットワーク中でこの機能を初めて例示すること、または別の位置から第1の中央ユニットにそれを移動することであってもよい。
【0042】
第2の実施形態では、各機能分割に対する処理利用値は、第4の分散ユニットと中継ノードとの間のユーザトラフィックおよび基準信号受信電力(RSRP)値に基づいて再分割された。しかしながら、これは必須ではなく、アクセス無線条件およびバックホール条件を測定するための他のメトリックが使用されてもよい。
【0043】
当業者はまた、バックホールがワイヤレステクノロジーであることは必須ではなく、代わりにワイヤードインターフェースが使用されてもよいことを理解するであろう。
【0044】
当業者はまた、第1および第2の実施形態は、セルラネットワークがその条件に動的に再構成するように、周期的に実行されてもよいことを理解するであろう。
【0045】
上記の実施形態では、異なる機能分割における処理利用値が処理能力値を下回るかどうかが決定される。当業者であれば、例えば、プロセッサが仮想化され、(「オーバーブッキング」として知られている)追加の処理能力が用いられるかもしれない場合、この処理能力値は、ユニットの現在の処理能力よりも上回ることがあることを理解するであろう。
【0046】
当業者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内において特徴の任意の組み合わせが可能であることを理解するであろう。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] セルラ電気通信ネットワークにおける方法であって、
前記セルラ電気通信ネットワークは、第1の分散基地局ユニットに接続する第1の中央基地局ユニットを有し、前記方法は、
プロトコル機能の第1のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第2のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第1の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットが前記第1の分散基地局ユニットと通信するステップと、
前記第1の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率が処理しきい値を満たすと決定するステップと、それに応答して、
プロトコル機能の第3のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第4のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第2の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットと第1の分散基地局ユニットを通信させるステップと、を備える方法。
[2] 前記第2の機能分割を使用する前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの前記処理リソース利用率と、前記第1の中央基地局ユニットおよび/または第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース能力との比較に基づいて、前記第2の機能分割を識別するステップをさらに備える、[1]に記載の方法。
[3] 前記比較は、前記第2の機能分割を使用し、前記第1の中央基地局ユニットおよび/または第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース能力に対する動作条件のセットに従って動作する、前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率の比較である、[2]に記載の方法。
[4] 前記動作条件のセットは、アクセス無線条件に関連する、[3]に記載の方法。
[5] 前記動作条件のセットは、前記第1の中央基地局ユニットと前記第1の分散基地局ユニットとの間の接続の品質を含む、[3]または[4]に記載の方法。
[6] 前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットは、中継ノードを介して接続され、前記動作条件のセットは、前記第1の分散基地局ユニットと前記中継ノードとの間の接続の品質を含む、[5]に記載の方法。
[7] 命令を含むコンピュータプログラム製品であって、
前記プログラムがコンピュータによって実行されるとき、前記コンピュータに、[1]-6のうちのいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム製品。
[8] [7]のコンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ読取可能データキャリア。
[9] セルラ電気通信ネットワークのためのネットワークノードであって、
前記セルラ電気通信ネットワークは第1の分散基地局ユニットに接続する第1の中央基地局ユニットを有し、ここで、プロトコル機能の第1のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第2のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第1の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットは前記第1の分散基地局ユニットと通信し、
前記ネットワークノードは、
前記第1の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率を示すデータを受信するように適合された通信インターフェースと、
プロセッサとを備え、前記プロセッサは、
前記処理利用率が処理しきい値を満たすと決定し、それに応答して、
プロトコル機能の第3のセットが前記第1の中央基地局ユニットによって実現され、プロトコル機能の第4のセットが前記第1の分散基地局ユニットによって実現される第2の機能分割を使用して、前記第1の中央基地局ユニットと第1の分散基地局ユニットを通信させるように適合される、ネットワークノード。
[10] 前記プロセッサは、前記第2の機能分割を使用する前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率と、前記第1の中央基地局ユニットおよび/または第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース能力との比較に基づいて、前記第2の機能分割を識別するようにさらに適合される、[9]に記載のネットワークノード。
[11] 前記比較は、前記第2の機能分割を使用し、前記第1の中央基地局ユニットおよび/または第1の分散基地局ユニットのそれぞれの処理リソース能力に対する動作条件のセットに従って動作する、前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットのうちの少なくとも1つの処理リソース利用率の比較である、[10]に記載のネットワークノード。
[12] 前記動作条件のセットは、アクセス無線条件に関連する、[11]に記載のネットワークノード。
[13] 前記動作条件のセットは、前記第1の中央基地局ユニットと前記第1の分散基地局ユニットとの間の接続の品質を含む、[11]または[12]に記載のネットワークノード。
[14] 前記第1の中央基地局ユニットおよび第1の分散基地局ユニットは、中継ノードを介して接続され、前記動作条件のセットは、前記第1の分散基地局ユニットと前記中継ノードとの間の接続の品質を含む、[13]に記載のネットワークノード。
[15] ネットワーク機能仮想化オーケストレータである、[9]から[14]のいずれか一項に記載のネットワークノード。