特許7472142IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

外科手術後の組織の線維化抑制剤に関する。さらに詳細には、本発明は、生体適合性高分子を用いることを特徴とする線維化抑制剤に関するものであり、組織の癒着防止にも利用可能な線維化抑制剤に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明が解決しようとする課題は、(1)臓器や組織表面の線維化の抑制、(2)特に心外膜表面の線維化の抑制であり、これらの課題を解決する線維化抑制剤を提供することである。さらに線維化抑制により、これに続く癒着発生を防止、減少することで、再手術時に臓器や組織の損傷を回避することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、鋭意検討した結果、線維化を抑制したい組織に生体適合性高分子を固定することにより、組織の線維化を抑制する線維化抑制剤を発明し、課題が解決できることを見出した。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の線維化抑制剤は、臓器や組織表面の線維化を抑制する効果を有する。本発明の線維化抑制剤は臓器や組織表面、特に心外膜表面の線維化を抑制することで心外膜の視認性が上がり、再手術時に心臓や血管の損傷を低減できるようになる。さらには、本発明の線維化抑制剤は、線維化を誘導する炎症反応を抑制できることから、炎症反応を伴う癒着を軽減する効果も期待され、癒着防止剤としての応用も考えられる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 ウサギ心臓線維化モデル(線維化抑制剤群)の観察期間3箇月後の評価写真を示す。
【図2】 ウサギ心臓線維化モデル(線維化抑制キット群)の観察期間3箇月後の評価写真を示す。
【図3】 ウサギ心臓線維化モデル(コントロール群/心膜欠損)の観察期間3箇月後の評価写真を示す。
【図4】 ウサギ心臓線維化モデル(コントロール群/自己心膜閉鎖)の観察期間3箇月後の評価写真を示す。
【図5】 ウサギ心臓線維化モデル(脱細胞化組織単独群)の観察期間3箇月後の評価写真を示す。
【図6】 線維化抑制キット及び癒着防止キットの使用方法の例を示す(1.心臓の心外膜にフィブリンを塗布固定した後に、2.心外膜と胸骨の間に位置する心膜欠損部に脱細胞化組織を縫合固定する場合)。
【図7】 ウサギ心臓モデル(線維化抑制キット且つ癒着防止キット群)の観察期間3箇月後の病理写真を示す。
【図8】 ウサギ心臓モデル(脱細胞化組織単独群)の観察期間3箇月後の病理写真を示す。
【図9】 ウサギ心臓モデル(フィブリンと脱細胞化組織の複合化群)の観察期間3箇月後の病理写真を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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