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特許7472271可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法
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  • 特許-可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法 図1
  • 特許-可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法 図2
  • 特許-可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法 図3
  • 特許-可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法 図4A
  • 特許-可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法 図4B
  • 特許-可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法 図4C
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-12
(45)【発行日】2024-04-22
(54)【発明の名称】可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01C 10/32 20060101AFI20240415BHJP
   H01C 17/00 20060101ALI20240415BHJP
【FI】
H01C10/32 Z
H01C17/00 300
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2022512066
(86)(22)【出願日】2021-03-25
(86)【国際出願番号】 JP2021012543
(87)【国際公開番号】W WO2021200539
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2022-09-21
(31)【優先権主張番号】P 2020060653
(32)【優先日】2020-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000220033
【氏名又は名称】東京コスモス電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 勝
(72)【発明者】
【氏名】青木 竣佑
(72)【発明者】
【氏名】中野 英樹
【審査官】鈴木 駿平
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-219304(JP,A)
【文献】特開2003-045707(JP,A)
【文献】特開平01-313819(JP,A)
【文献】特開昭60-196902(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01C 1/14
H01C 8/00-10/50
H01C 17/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに離間して配置され、かつ、同一の所定方向に延在する抵抗体および電極と、前記抵抗体および前記電極に接しながら前記所定方向に移動する可動接点とを有する可変抵抗器における可動接点であって、
貴金属で製造された複数の第1線材を有し、前記複数の第1線材が前記抵抗体に沿うように、かつ、前記所定方向と直交する方向に配列される第1線材群と、
貴金属以外の金属で製造された複数の第2線材を有し、前記複数の第2線材が前記電極に沿うように、かつ、前記直交する方向に配列され、前記第2線材の軸径は、前記第1線材の軸径よりも大きい第2線材群と、
前記第1線材群および前記第2線材群を横断するように配置され、前記第1線材群および前記第2線材群に溶着される軸状部材と、
を備える、
可動接点。
【請求項2】
請求項1に記載の可動接点と、
前記可動接点が移動可能に接する抵抗体および電極と、
を備える、可変抵抗器。
【請求項3】
貴金属で製造された複数の第1線材が軸線の延在方向と直交する方向に配列された第1線材群と、貴金属以外の金属で製造され、前記第1線材の軸径よりも大きな軸径を有する複数の第2線材が軸線の延在方向と直交する方向に配列された第2線材群とを、前記直交する方向で隣接して配置する線材群配置工程と、
軸状部材を、前記第1線材群および前記第2線材群を横断するように配置する軸状部材配置工程と、
前記軸状部材を、抵抗溶接により前記第1線材群および前記第2線材群に溶着する溶着工程と、
を備える、
可動接点の製造方法。
【請求項4】
前記溶着工程において、前記第1線材群および前記第2線材群を前記延在方向に所定長さ送る毎に、前記軸状部材を前記第1線材群および前記第2線材群に溶着し、
前記第1線材群および前記第2線材群に溶着され、前記延在方向で互いに隣接する軸状部材同士の間の位置で、前記第1線材群および前記第2線材群を切断する切断工程を備える、
請求項3に記載の可動接点の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の可変抵抗器は、例えば、基板と、基板に鉛入りインクで印刷された抵抗体と、ベリリウム銅で製造された、抵抗体に接しながら移動する接点部とを備えている。
【0003】
近年、地球環境保全の面から鉛を使わない鉛フリーの材料や電子部品が望まれている。しかし、鉛フリーのインクで印刷された抵抗体と、ベリリウム銅製の接点部とを備えた可変抵抗器では、十分な特性を得ることができないという問題がある。
【0004】
十分な特性を得るため、抵抗体に接しながら移動する接点部に貴金属製の接点部を用いることが知られている。例えば、特許文献1には、銅合金製の支持部と、支持部と一体形成された、電極に接しながら移動する銅合金製の接点部と、支持部に取付部材を介して溶接固定された、抵抗体に接しながら移動する貴金属合金製の接点部とを備えた可変抵抗器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】日本国特開2003-45707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1に記載の可変抵抗器では、貴金属合金製の接点部が取付部材を介して支持部に溶接固定されているため、部品点数や、部品の組付工数が多くなるため、コストが上昇するという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、コストの上昇を抑えることが可能な可動接点、可変抵抗器および可動接点の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明における可動接点は、
互いに離間して配置され、かつ、同一の所定方向に延在する抵抗体および電極と、前記抵抗体および前記電極に接しながら前記所定方向に移動する可動接点とを有する可変抵抗器における可動接点であって、
貴金属で製造された複数の第1線材を有し、前記複数の第1線材が前記抵抗体に沿うように、かつ、前記所定方向と直交する方向に配列される第1線材群と、
貴金属以外の金属で製造された複数の第2線材を有し、前記複数の第2線材が前記電極に沿うように、かつ、前記直交する方向に配列され、前記第2線材の軸径は、前記第1線材の軸径よりも大きい第2線材群と、
前記第1線材群および前記第2線材群を横断するように配置され、前記第1線材群および前記第2線材群に溶着される軸状部材と、
を備える。
【0009】
また、本発明における可変抵抗器は、
上記可動接点と、
上記可動接点が移動可能に接する抵抗体および電極と、
を備える。
【0010】
また、本発明における可動接点の製造方法は、
貴金属で製造された複数の第1線材が軸線の延在方向と直交する方向に配列された第1線材群と、貴金属以外の金属で製造され、前記第1線材の軸径よりも大きな軸径を有する複数の第2線材が軸線の延在方向と直交する方向に配列された第2線材群とを、前記直交する方向で隣接して配置する線材群配置工程と、
軸状部材を、前記第1線材群および前記第2線材群を横断するように配置する軸状部材配置工程と、
前記軸状部材を、抵抗溶接により前記第1線材群および前記第2線材群に溶着する溶着工程と、
を備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、コストの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、本発明の実施の形態に係る可変抵抗器を概略的に示す図である。
図2図2は、本発明の実施の形態に係る可動接点を概略的に示す平面図である。
図3図3は、本発明の実施の形態に係る可動接点を概略的に示す正面図である。
図4A図4Aは、可動接点の製造方法の一例における線材群配置工程を示す図である。
図4B図4Bは、可動接点の製造方法の一例における溶着工程を示す図である。
図4C図4Cは、可動接点の製造方法の一例における切断工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る可変抵抗器を概略的に示す図である。図2は、本発明の実施の形態に係る可動接点を概略的に示す平面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る可動接点を概略的に示す正面図である。図2には、X軸、Y軸およびZ軸が描かれている。図2において、上下方向をX方向又は軸方向といい、上方向を軸方向一側または「+X方向」といい、下方向を軸方向他側または「-X方向」という。また、左右方向をY方向又は配列方向といい、右方向を、配列方向外側又は「+Y方向」、左方向を配列方向内側又は「-Y方向」という。また、紙面に直交する方向を加圧方向といい、手前側を加圧方向一側または「+Z方向」といい、奥側を加圧方向他側または「-Z方向」という。
【0014】
図1に示すように、可変抵抗器1は、抵抗体2と、電極3と、可動接点4とを備えている。
【0015】
抵抗体2は、例えば、酸化ルテニウムのインクで基板(不図示)に円周状に印刷される。円周方向は、本発明の「所定方向」に対応する。
【0016】
電極3は、例えば、銀パラジウムのインクで基板に円周状に印刷される。抵抗体2と電極3とは、円周方向に直交する方向(半径方向)に互いに離間して配置される。より具体的には、電極3は、上記円周の中心部に配置される。
【0017】
可動接点4は、第1線材群5と、第2線材群6と、軸状部材7とを備える。
【0018】
第1線材群5は、貴金属で製造された複数(例えば、7本)の第1線材50を有する。ここで、貴金属には、例えば、金、銀、プラチナを含む白金属(パラジウム、ロジウム、ルテニウム、オスミウム、イリジウム)を含む。図2に示すように、第1線材50は、X方向に延在している。第1線材50は、X方向に所定長さL1を有している。複数の第1線材50は、Y方向に配列される。また、ここで、配列方向(Y方向)は、図1および図2に示すように、第1線材50の軸線と直交する方向であって、所定方向(円周方向)と直交する方向(半径方向)である。第1線材群5は、抵抗体2に沿うように配列方向外側(+Y方向)に配置される。
【0019】
第2線材群6は、貴金属以外の金属で製造された複数(例えば、11本)の第2線材60を有する。ここで、貴金属以外の金属には、例えば、ベリリウム銅を含む。図2に示すように、第2線材60はX方向に延在している。第2線材60は、X方向に所定長さL1を有している。複数の第2線材60は、Y方向に配列される。ここで、配列方向(Y方向)は、図1および図2に示すように、第2線材60の軸線と直交する方向であって、所定方向と直交する方向である。第2線材群6は、電極3に沿うように配列方向内側(-Y方向)に配置される。
【0020】
第2線材60の軸径は、第1線材50の軸径よりも大きい。例えば、第2線材60の軸径は、第1線材50の軸径の4/3である。なお、第2線材60の軸径が第1線材50の軸径よりも大きい理由は、抵抗溶接時での圧力がかかる順番において、大径の第2線材60を先に、小径の第1線材50を後にすることで、第1線材50の溶け始める時間を第2線材60の溶け始める時間よりも遅らせるためである。つまり、第1線材50および第2線材60それぞれの溶け出し量を軸径に応じて調整することにより、第1線材群5および第2線材群6を一度に溶着することを可能にするためである。
【0021】
軸状部材7は、例えば、銅線が用いられ、Y方向に所定長さL2を有している。軸状部材7は、第1線材群5および第2線材群6を横断するように、第1線材群5および第2線材群6に対して加圧方向一側(+Z方向)に配置され、第1線材群5および第2線材群6に溶着される。
【0022】
次に、図4Aから図4Cを参照して、可動接点4の製造方法の一例について説明する。図4Aは、可動接点4の製造方法の一例における線材群配置工程を示す図である。図4Bは、可動接点の製造方法の一例における溶着工程を示す図である。図4Cは、可動接点4の製造方法の一例における切断工程を示す図である。
【0023】
以下の説明において、軸状部材7が第1線材群5および第2線材群6に対して配置される位置を「軸状部材配置位置」という。また、軸状部材7が第1線材群5および第2線材群6に溶着される位置を「溶着位置」という。また、第1線材群5および第2線材群6が切断される位置を「線材群切断位置」という。また、軸状部材7が切断される位置を「軸状部材切断位置」という。また、第1線材50および第2線材60それぞれの軸線が延在する方向を「延在方向」という。また、以下の説明では、線材群切断位置と軸状部材切断位置とは、延在方向において互いに同じ位置に配置されるが、延在方向において線材群切断位置が軸状部材切断位置よりも下流側に配置されてもよい。
【0024】
線材群配置工程(図4Aを参照)において、第1線材群5および第2線材群6をX方向で隣接してステージS1上に配置する。なお、線材群配置工程では、第1線材群5および第2線材群6は、所定長さL1(図2を参照)に切断されていない。第1線材群5および第2線材群6は、切断工程(後述する)において切断される。ここでは、第1線材群5の第1線材50および第2線材群6の第2線材60のそれぞれは、延在方向に連続している。例えば、コイル状の第1線材50および第2線材60のそれぞれを引き延ばしてステージS1上に第1線材群5および第2線材群6として配置する。
【0025】
第1線材群5および第2線材群6は、ステージS1から軸状部材配置位置(溶着位置)に送られる。なお、ステージS1から軸状部材配置位置(溶着位置)までの距離は、所定長さL1の1倍または所定の複数倍の長さである。
【0026】
軸状部材配置工程において、軸状部材7を、第1線材群5および第2線材群6を横断するように、第1線材群5および第2線材群6よりも加圧方向一側(+Z方向)に配置する。なお、この軸状部材配置工程では、軸状部材7は、所定長さL2(図2を参照)に切断されていない。軸状部材7は、切断工程(後述する)において切断される。
【0027】
溶着位置(図4Bを参照)では、軸状部材7の加圧方向一側(+Z方向)には溶接電極D1が配置され、第1線材群5および第2線材群6の加圧方向他側(-Z方向)には溶接電極D2が配置される。
【0028】
溶着工程において、軸状部材7を第1線材群5および第2線材群6に溶着する。第2線材60の軸径が第1線材50の軸径よりも大きいため、第2線材群6が第1線材群5よりも先に溶接電極D1,D2によって加圧される。これにより、第2線材群6と軸状部材7との互いに接触する部分が溶け出す。
【0029】
第2線材群6と軸状部材7との互いに接触する部分が溶け出した後、図示しないが、第1線材群5と軸状部材7とが互いに接触し、接触する部分が溶け出す。つまり、第1線材群5の溶け始める時間を、第2線材群6の溶け始める時間よりも遅らせる。換言すれば、第1線材群5の実質的な溶着時間を第2線材群6の実質的な溶着時間よりも短くする。これにより、小径の第1線材50の溶け出し量を大径の第2線材60の溶け出し量よりも少量になるため、第1線材50が過度に溶け出すのを防止することができる。以上により、溶着工程の終了時においては、第1線材50および第2線材60それぞれの溶け出し量が軸径に応じて調整されることで、軸状部材7を第1線材群5に溶着する工程と軸状部材7を第2線材群6に溶着する工程とを別個に行うことなく、一度に行うことが可能となる。
【0030】
軸状部材7が溶着された第1線材群5および第2線材群6は、軸状部材配置位置(溶着位置)から線材群切断位置(軸状部材切断位置)に送られる。なお、軸状部材配置位置(溶着位置)から線材群切断位置(軸状部材切断位置)までの距離は、所定長さL1の1倍または所定の複数倍の長さである。
【0031】
切断工程(図4Cを参照)において、第1線材群5および第2線材群6は、延在方向で互いに隣接する軸状部材同士の間の位置で所定長さL1(図2を参照)に切断される。また、軸状部材7は、切断型C1,C2により所定長さL2(図2を参照)に切断される。以上により、可動接点4が製造される。
【0032】
上記発明の実施の形態に係る可動接点4は、互いに離間して配置され、かつ、同一の所定方向に延在する抵抗体2および電極3と、抵抗体2および電極3に接しながら所定方向に移動する可動接点4とを有する可変抵抗器1であって、貴金属で製造された複数の第1線材50を有し、複数の第1線材50が抵抗体2に沿うように、かつ、所定方向と直交する方向に配列される第1線材群5と、貴金属以外の金属で製造された複数の第2線材60を有し、複数の第2線材60が電極3に沿うように、かつ、直交する方向に配列される第2線材群6と、第1線材群5および第2線材群6を横断するように配置され、第1線材群5および第2線材群6に溶着される軸状部材7と、を備える。
【0033】
上記構成により、軸状部材7を第1線材群5および第2線材群6に溶着させた簡単な構造にすることで、部品点数や、部品の組付工数が減少するため、コストの上昇を抑えることが可能となる。
【0034】
また、上記発明の実施の形態における可動接点の製造方法は、貴金属で製造された複数の第1線材50が軸線の延在方向と直交する方向に配列された第1線材群5と、貴金属以外の金属で製造され、第1線材50の軸径よりも大きな軸径を有する複数の第2線材60が直交する方向に配列された第2線材群6とを、直交する方向で隣接して配置する線材群配置工程と、軸状部材7を、第1線材群5および第2線材群6を横断するように配置する軸状部材配置工程と、軸状部材7を、抵抗溶接により第1線材群5および第2線材群6に溶着する溶着工程と、を備える。
【0035】
上記構成により、抵抗溶接時での圧力がかかる順番において、大径の第2線材60が先になり、小径の第1線材50が後になる。これにより、第1線材50の溶け始める時間が第2線材60の溶け始める時間よりも遅れる。これにより、小径の第1線材50が過度に溶け出さないようにする。その結果、第1線材群5および第2線材群6を一度に溶着することが可能となる。
【0036】
また、上記発明の実施の形態における可動接点4の製造方法では、溶着工程において、第1線材群5および第2線材群6を延在方向に所定長さ送る毎に、軸状部材7を第1線材群5および第2線材群6に溶着し、第1線材群5および第2線材群6に溶着され、延在方向で互いに隣接する軸状部材7同士の間の位置で、第1線材群5および第2線材群6を切断する切断工程を備える。
【0037】
これにより、第1線材群5および第2線材群6を切り離すことなく、各工程間を順次送り、最終工程である切断工程で切り離して、製品としての可動接点4を製造することができる。その結果、可動接点4が連続的に製造されるため、コストの上昇をさらに抑えることが可能となる。
【0038】
その他、上記実施の形態は、何れも本発明の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0039】
本出願は、2020年3月30日付けで出願された日本国特許出願(特願2020-060653)に基づくものであり、その内容ここに参照として取り込まれる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、コストの上昇を抑えることが要求される可動接点を備えた可変抵抗器に好適に利用される。
【符号の説明】
【0041】
1 可変抵抗器
2 抵抗体
3 電極
4 可動接点
5 第1線材群
6 第2線材群
7 軸状部材
50 第1線材
60 第2線材
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C