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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-12
(45)【発行日】2024-04-22
(54)【発明の名称】クリーナーステーション
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/00 20060101AFI20240415BHJP
   A47L 9/14 20060101ALI20240415BHJP
   A47L 9/28 20060101ALI20240415BHJP
   A47L 5/24 20060101ALI20240415BHJP
【FI】
A47L9/00 104
A47L9/00 Z
A47L9/14
A47L9/28 E
A47L5/24 Z
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2022564453
(86)(22)【出願日】2021-04-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-30
(86)【国際出願番号】 KR2021005094
(87)【国際公開番号】W WO2021215842
(87)【国際公開日】2021-10-28
【審査請求日】2023-01-20
(31)【優先権主張番号】10-2020-0048696
(32)【優先日】2020-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】キム ファン
(72)【発明者】
【氏名】イ サン チョル
(72)【発明者】
【氏名】パク チョン イル
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-116852(JP,A)
【文献】特開2016-116850(JP,A)
【文献】実開昭52-074538(JP,U)
【文献】特開2008-151305(JP,A)
【文献】特開2017-127855(JP,A)
【文献】特開2020-185379(JP,A)
【文献】特開2017-123895(JP,A)
【文献】特表2018-522613(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0049640(US,A1)
【文献】特表2014-502137(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/00- 9/32
A47L 5/00- 5/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手持ち掃除機及びロボット掃除機と流通可能なクリーナーステーションであって、前記クリーナーステーションが、
前記クリーナーステーションの上部に配置され、前記手持ち掃除機と結合される第1ステーションと、
前記クリーナーステーションの下部に配置され、前記ロボット掃除機と結合される第2ステーションと、
前記第1ステーションの中に設置され、前記手持ち掃除機のダスト容器からダストを吸引する第1吸引部と、
前記第2ステーションの中に設置され、前記ロボット掃除機のダスト容器からダストを吸引する第2吸引部と、
前記第1吸引部と前記第2吸引部により吸引されたダストが導かれるダスト取入れ口と、
記第1吸引部及び前記第2吸引部の少なくとも一方を通過してダストを吸引する吸引モーターと、
一端が前記第1吸引部と流通する、第1流路と
一端が前記第2吸引部と流通する、第2流路と
一端が前記第1流路の他端及び前記第2流路の他端と流通し、他端がダスト取り入れ口と流通する、第3流路と
前記手持ち掃除機及び前記ロボット掃除機の結合状態に応答して、前記第1流路の他端又は前記第2流路の他端と選択的に開閉する流路切替え部とを含む、クリーナーステーション。
【請求項2】
前記ダスト取入れ口と流通し、前記ダスト取入れ口を通過するダストを受け入れるダスト貯蔵ボックスをさらに含む、請求項1に記載のクリーナーステーション。
【請求項3】
前記第1ステーションが、吸引チューブが配置される分離空間を含み、
前記手持ち掃除機の前記吸引チューブの両側に設置される第1ダスト容器及び第2ダスト容器が前記第1ステーションの両端に結合される、請求項に記載のクリーナーステーション。
【請求項4】
前記第1ステーションの両端が、それぞれ前記第1吸引部を含み、
前記第1流路がY字形流路を備え、その端部がそれぞれ前記第1ステーションの両端に設置された前記第1吸引部に接続される、請求項に記載のクリーナーステーション。
【請求項5】
前記ダスト貯蔵ボックスが、前記ダスト取入れ口と流通し、着脱可能なダストバッグを含み、
前記ダストバッグが、前記ダスト取入れ口の中へ導かれる空気からダストをろ過するフィルタを含む、請求項に記載のクリーナーステーション。
【請求項6】
ダストがろ過された空気を排気する排気部を更に含む、請求項1に記載のクリーナーステーション。
【請求項7】
前記ダスト貯蔵ボックスが結合され、その一方の側面が開閉される空間を含む、請求項2に記載のクリーナーステーション。
【請求項8】
前記ダスト取入れ口、前記第1吸引部及び前記第2吸引部の少なくとも1つがシール部材を含む、請求項1に記載のクリーナーステーション。
【請求項9】
前記手持ち掃除機へ電力を供給する第1充電器と、
前記ロボット掃除機へ電力を供給する第2充電器とを含む、請求項1に記載のクリーナーステーション。
【請求項10】
前記流路切替え部が、流通孔を備えるとともにスライド式に移動可能な開閉部を含み、
前記第1流路が開放される場合、前記開閉部が、前記流通孔が前記第1流路と前記第3流路との間に位置するように配置される、請求項に記載のクリーナーステーション。
【請求項11】
前記流通孔が、前記第1流路の端部に対応するように形成される、請求項10に記載のクリーナーステーション。
【請求項12】
前記第2流路が開放される場合、前記開閉部が、前記流通孔の位置が前記第1流路と前記第3流路との間から外れて一方向に移動するように配置される、請求項10に記載のクリーナーステーション。
【請求項13】
前記流路切替え部が、
前記第1流路及び前記第2流路に選択的に結合されて、流路を閉鎖するシール部と、
前記シール部に接続されて前記シール部を回転させるリンク部とを含み、
前記シール部が、前記第1流路及び前記第2流路の端部の断面より大きい断面を持つように形成される、請求項に記載のクリーナーステーション。
【請求項14】
前記シール部が、前記吸引モーターの作動中、前記第1流路及び前記第2流路のいずれか一方に結合された状態を維持する、請求項13に記載のクリーナーステーション。
【請求項15】
前記流路切替え部が、
前記リンク部が固定的に結合されるリンクハウジングと、
前記シール部を回転させるための動力を供給するスイッチモーターと
をさらに含み、
前記シール部が、前記リンク部の回転可能領域を設定する少なくとも1つの仕切り部材を含む、請求項13に記載のクリーナーステーション。
【請求項16】
前記第2吸引部によって吸引された異物を処理する第2処理機を更に含み、
前記第2処理機が、長い異物を切断できる刃又は鋸刃の形で形成される、請求項1に記載のクリーナーステーション。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、クリーナーステーション、特に、手持ち掃除機及びロボット掃除機を同時に結合させることによってダストを吸引する機能を持つクリーナーステーションに関する。
【背景技術】
【0002】
概略的に、掃除機のホルダは、コードレス掃除機を保管するために使用できる。コードレス掃除機は、内蔵バッテリの電力を使用することによって駆動される。このような特徴にしたがって、コードレス掃除機が据え付けられるときバッテリの電力を充電できるホルダを使用するのが一般的である。
【0003】
コードレス掃除機は、手持ち掃除機及びロボット掃除機を含む。手持ち掃除機の場合、使用者は、ハンドルを握って、床上のダスト又は異物を吸引するために直接これを動かす。ロボット掃除機は、設定された移動情報又はセンサによって収集された移動情報に基づいて動きながら自律的な掃除を行う。
【0004】
掃除機を作動することによって掃除した後に、使用者は、掃除機が吸引したダスト及び異物を除去しなければならない。ダスト容器を掃除機から分離する又はダストを除去するために掃除機を外へ運ぶプロセスにおいて、使用者は、ダスト容器から再び散乱する微細ダストに曝される。
【0005】
更に、手持ち掃除機は、概ね、ロボット掃除機とは別個の製品として販売される。したがって、それぞれの製品に含まれる異なるクリーナーステーションを設置しなければならないと言う不便さがある。この場合、異なる電源をそれぞれのホルダに接続するのは不便であり、ホルダが占有する空間が増大する。その結果、不便が生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、手持ち掃除機及びロボット掃除機を同時に結合できるクリーナーステーションを含む。2つの異なる機器によって吸引されたダストは、1つのダスト貯蔵ボックスを使用することによって管理できる。
【0007】
又、異なるクリーナーステーションが1つのクリーナーステーションに統合されて、空間効率を上げて、クリーナーステーションの設置を便利にすることができる。
【0008】
又、複数の流路を選択的に開閉でき、それによって、ダスト散乱を防止し、清掃効率を改良できる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、手持ち掃除機及びロボット掃除機を同時に結合できる構造を持つことができる。
【0010】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、前記手持ち掃除機及び前記ロボット掃除機をそれぞれ結合できるステーションを含む。前記手持ち掃除機は、前記クリーナーステーションの上部と結合でき、前記ロボット掃除機は、前記クリーナーステーションの下部と結合できる。
【0011】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、前記手持ち掃除機及び前記ロボット掃除機を前記クリーナーステーションと結合できるようにする。前記クリーナーステーションは、前記クリーナーステーションの上部に配置されて前記手持ち掃除機と結合される第1ステーションと、前記クリーナーステーションの下部に配置されて前記ロボット掃除機と結合される第2ステーションと、を含むことができる。前記第1ステーションは、前記手持ち掃除機のダスト容器からダストを吸引する第1吸引部を含むことができる。前記第2ステーションは、前記ロボット掃除機のダスト容器からダストを吸引する第2吸引部を含むことができる。
【0012】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、前記第1吸引部及び前記第2吸引部によって吸引された前記ダストが流通するダスト取入れ口を含むことができ、前記第1吸引部及び前記第2吸引部によって吸引された前記ダストを受けるダスト貯蔵ボックスを含むことができる。
【0013】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、前記第1吸引部及び前記第2吸引部の少なくとも一方を通過してダストを吸引する吸引モーターを含むことができる。
【0014】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、前記第1吸引部と流通する第1流路と、前記第2吸引部と流通する第2流路と、前記第1流路と前記第2流路が合流して前記ダスト取入れ口と流通する第3流路と、を含むことができる。
【0015】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションの前記第1流路及び前記第2流路は、前記手持ち掃除機及び前記ロボット掃除機の結合状態に応答して選択的に開閉できる。
【0016】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションの前記第1ステーションは、前記手持ち掃除機の吸引チューブが配置される分離空間を含むことができる。又、前記手持ち掃除機に含まれる第1ダスト容器及び第2ダスト容器は、前記第1ステーションの分離空間の両端に結合できる。
【0017】
実施形態によれば、前記第1吸引部は、それぞれ前記第1ステーションの両端に位置付けできる。前記手持ち掃除機に含まれる前記第1ダスト容器及び前記第2ダスト容器は、前記第1吸引部が位置する場所に結合できる。
【0018】
又、前記第1流路は、Y字形流路を含むことができる。前記Y字形流路の両端は、それぞれ、前記第1ダスト容器及び前記第2ダスト容器が結合される前記第1吸引部の中に設置できる。
【0019】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションの前記ダスト貯蔵ボックスは、着脱可能なダストバックを含むことができる。前記ダストバックは、前記ダスト取入れ口と流通できる。前記ダストバックは、前記ダスト取入れ口の中へ導かれた空気からダストをろ過するフィルタを含むことができる。前記ダストバックは、前記ろ過されたダストをその中に貯蔵できる。
【0020】
又、本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、更に、ダストがろ過された空気を排気する排気部を含むことができる。
【0021】
又、前記クリーナーステーションの一方の側に設置された開閉エリア内に、前記クリーナーステーションは、前記ダスト貯蔵ボックスに結合できる空間を含むことができる。
【0022】
実施形態によれば、前記ダスト取入れ口、前記第1吸引部及び前記第2吸引部の少なくとも1つは、シール部材を含むことができる。
【0023】
本開示の実施形態に従った前記クリーナーステーションは、前記手持ち掃除機へ電力を供給する第1充電器と、前記ロボット掃除機へ電力を供給する第2充電器と、を含むことができる。
【0024】
一方、第1実施形態に従った前記クリーナーステーションの前記流路切替え部は、流通孔を含みスライド式に移動可能な開閉部を含むことができる。前記第1流路が開放されているとき、前記開閉部は、前記流通孔が前記第1流路と前記第3流路との間に位置するように配置できる。
【0025】
この場合、前記流通孔は、前記第1流路の端部に対応するように形成できる。
【0026】
一方、前記第2流路が開放されているとき、前記開閉部は、前記流通孔の位置が前記第1流路と前記第3流路の間から外れる一方向に移動するように配置できる。
【0027】
一方、第2実施形態に従った前記クリーナーステーションの流路切替え部は、前記第1流路及び前記第2流路に選択的に結合されて流路を閉鎖するシール部と、前記シール部に接続されて前記シール部を回転させるリンク部と、を含むことができる。前記シール部は、前記第1流路及び前記第2流路の端部の断面より大きい断面を持つように形成できる。
【0028】
この場合、前記シール部は、前記吸引モーターの作動中、前記第1流路及び前記第2流路のいずれか一方に結合されている状態を維持できる。
【0029】
一方、前記流路切替え部は、更に、前記リンク部が固定的に結合されるリンクハウジングと、前記シール部を回転させるための動力を供給するスイッチモーターと、を含むことができる。前記シール部は、前記リンク部の回転可能領域を設定する少なくとも1つの仕切り部材を含むことができる。
【0030】
一方、前記クリーナーステーションは、更に、前記第2吸引部によって吸引された異物を処理する第2処理機を含むことができる。前記第2処理機は、長い異物を切断できる刃又は鋸刃の形で形成できる。
【発明の効果】
【0031】
本開示の実施形態は、手持ち掃除機及びロボット掃除機のダストを除去する際の便利さを増大でき、掃除機を充電し貯蔵できるクリーナーステーションを提供する。
【0032】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションは、手持ち掃除機とロボット掃除機を同時に据え付けできることを特徴とする。これは、手持ち掃除機とロボット掃除機を1つの電源で充電できるようにする。又、2つの異なるホルダを1つのホルダに統合して、空間効率を最大限にしかつ設置の便利さを改良できる。
【0033】
又、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションは、吸引部を使用することによって掃除機のダストを自動的に吸引し貯蔵すると言う利点を有する。使用者は、掃除機のダスト容器を直接空にする必要がない。ダスト容器を空にする過程において、使用者は、使用者へ向かって散乱するダストを浴びないで済む。
【0034】
又、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションは、使用者が手持ち掃除機とロボット掃除機に含まれる異なるダスト容器を1つの機器で管理できるようにする。
【0035】
又、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションは、吸引した異物及びダストをホルダ内に密閉して、使用者に提供する。これによって、使用者は、掃除機内のダストを便利に除去できる。
【0036】
又、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションは、手持ち掃除機及びロボット掃除機のいずれか一方のダストを優先的に除去でき、それによって、ダスト容器を空にする効率を改良できる。
【0037】
又、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションは、手持ち掃除機及びロボット掃除機のいずれか一方のダストを除去する過程において他方の流路を閉鎖することによってダストが再び散乱するのを防止できる。
【0038】
又、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションは、手持ち掃除機及びロボット掃除機のダスト容器に捕捉される長い異物を処理することによって、使用者に美観を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1a図1aは、手持ち掃除機及びロボット掃除機が本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションと結合されている斜視図である。
図1b図1bは、手持ち掃除機及びロボット掃除機600が本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションと結合されている正面図である。
図1C図1cは、手持ち掃除機及びロボット掃除機が本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションと結合されている側面図である。
図2A図2aは、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションの流路構造及び排気経路を側面から見た断面図である。
図2B図2bは、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションの流路構造及び排気経路を後ろから見た断面図である。
図3図3は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部が第1流路を開放する状態の構造を示す斜視図である。
図4図4は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部が第2流路を開放する状態の構造を示す斜視図である。
図5図5は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部が第1流路を開放する状態の断面図である。
図6図6は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部が第2流路を開放する状態の断面図である。
図7図7は、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部が第1流路を開放する状態を一方の側面から見た側面図である。
図8図8は、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部が第1流路を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されている一方の側面から見たときの側面図である。
図9図9は、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部が第1流路を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されている分解斜視図である。
図10図10は、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部が第2流路を開放する状態を一方の側面から見た側面図である。
図11図11は、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部が第2流路を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されたところを一方の側から見た側面図である。
図12図12は、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部が第2流路を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されている分解斜視図である。
図13a図13aは、第1ダスト容器及び第2ダスト容器を含む手持ち掃除機が本開示の実施形態に従った第1ステーションと結合される構造を示す斜視図である。
図13b図13bは、第1ダスト容器及び第2ダスト容器を含む手持ち掃除機が本開示の実施形態に従った第1ステーションと結合される構造を示す斜視図である。
図14a図14aは、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーションの流路構造を後から見た断面図である。
図14b図14bは、本開示の実施形態に従ったY字型構造を持つ第1流路を含むクリーナーステーションを後から見た断面図である。
図15a図15aは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックスがクリーナーステーション内部に結合される状態を示す側面図である。
図15b図15bは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックスが結合されるクリーナーステーションの内部空間を示す斜視図である。
図16a図16aは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックスの構造を略図的に示す断面図である。
図16b図16bは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックスに結合されたダストバッグの構造を略図的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本開示の実施形態について、本開示の目的を明確に理解し実現できるように添付図面を参照しながら説明する。
【0041】
このプロセスにおいて、図に示すコンポーネントのサイズ又は形状は、説明を明白にするため及び説明の便宜上誇張する場合がある。又、本開示の構成及び作動の検証において具体的に定義される用語は、使用者及びオペレータの意図又は習慣に応じて変化し得る。
【0042】
一方、本開示において、第1及び第2などの用語は、様々なコンポーネントを説明するために使用されるが、コンポーネントは、上述の用語によって限定されない。用語は、単に1つのコンポーネントを他のコンポーネントから区別するためにのみ使用される。例えば、第1コンポーネントは、本発明の概念に従った権利の範囲から逸脱することなく第2コンポーネントとして指定できる。同様に、第2コンポーネントは、第1コンポーネントとして指定できる。「及び/又は」は、関連する複数の項目の組合せ又はその1つを含む。
【0043】
用語は、本明細書全体で説明することに基づいて定義され理解されるべきである。
【0044】
上述のように、本開示は、上で説明する実施形態に限定されない。添付した請求項から分かるように、本発明は、本発明が属する分野の当業者によって修正可能であり、このような修正は、本発明の範囲内に在る。
【0045】
以下で、手持ち掃除機500及びロボット掃除機600を結合できるクリーナーステーション1について説明する。
【0046】
掃除機は、床上又はパイプなどの部材を使用して届きにくい場所に在るダストを吸引する機器である。掃除機は、モーター及びダスト容器を含む。回転するモーターは、ダスト容器内に真空を形成するので、ダスト容器の内部圧力は、ダスト容器の外部圧力より小さく、ダストなどの異物を圧力差によって吸引できる。
【0047】
掃除機は、使用者が手にもって動かしながら床などを掃除する手持ち掃除機500と、自動的に経路を設定して掃除を実施するロボット掃除機600に区分できる。どちらのタイプの掃除機も、その中にダスト容器及びバッテリを有し、使用者は、各掃除機からダスト容器を分離して、ダスト容器の中のダストを除去しなければならない。
【0048】
手持ち掃除機500及びロボット掃除機600は、電源に接続されたホルダを使用して充電できる。各機器は、異なる充電ホルダを使用するのが一般的である。充電ホルダは、電源に接続されなければならず、空間を占有する。従って、1つ又は複数のホルダが1つの家に設置される場合、空間使用の効率が低下し、複数の電源が必要とされる。
【0049】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、2つのタイプの掃除機と同時に結合される機能を有する。これを使用することによって、異なるタイプの掃除機を1つの電源だけで同時に充電することができる。又、空間使用効率を上げることもできる。
【0050】
クリーナーステーション1は、その中に流路構造及びダスト貯蔵ボックス300を持つので、各掃除機に含まれるダスト容器の内部物質を吸引できる。異なるタイプの掃除機に含まれる少なくとも1つのダスト容器は、1つのダスト容器300を使用することによって管理できる。
【0051】
以下で、図1を参照して、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1に含まれるコンポーネント及びコンポーネント間の結合構造について説明する。
【0052】
図1aは、手持ち掃除機500及びロボット掃除機600が結合される本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1を示す斜視図である。図1bは、手持ち掃除機500及びロボット掃除機600が結合される本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1を示す正面図である。図1cは、手持ち掃除機500及びロボット掃除機600が結合される本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1を示す側面図である。
【0053】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、手持ち掃除機500及びロボット掃除機600をクリーナーステーションと結合するようできる。具体的には、手持ち掃除機500及びロボット掃除機600の一方のみをクリーナーステーション1と結合できるか、又は2つのタイプの掃除機を同時にクリーナーと結合できる。
【0054】
クリーナーステーション1の上部は、手持ち掃除機500が結合される第1ステーション100を含むことができる。第1ステーション100は、手持ち掃除機500のダスト容器からダストを吸引する第1吸引部110を含むことができる。手持ち掃除機500に含まれるダスト容器は、第1吸引部110に接続でき、ダスト容器内のダスト及び異物は、第1吸引部110に対して作用する吸引力によってダスト容器の外へ排出できる。
【0055】
クリーナーステーション1の下部は、ロボット掃除機600が結合される第2ステーション200を含むことができる。第2ステーション200は、ロボット掃除機600のダスト容器からダストを吸引する第2吸引部210を含むことができる。ロボット掃除機600に含まれるダスト容器は、第2吸引部210に接続でき、ダスト容器内のダスト及び異物は、第2吸引部210に対して作用する吸引力によってダスト容器の外へ排出できる。
【0056】
具体的には、手持ち掃除機500が結合されるとき、手持ち掃除機500のダスト容器が位置する部分は、第1ステーション100に着座できる。この場合、吸引チューブ520は、クリーナーステーション1の長手方向に配置できる。第2ステーション200は、クリーナーステーション1の下部から前方へ突出するフラットな構造を含み、ロボット掃除機600をその上に着座できる。
【0057】
以下で、図2を参照して、ダストを吸引するためのクリーナーステーション1の内部構造について説明する。
【0058】
図2aは、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1の流路構造及び排気経路Pの側面から見た断面図であり、図2bは、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1の流路構造及び排気経路Pの後から見た断面図である。
【0059】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、ダスト貯蔵ボックス300及びダスト取入れ口310を含むことができる。ダスト貯蔵ボックス300は、吸引したダストを貯蔵する。ダスト取入れ口310は、第1吸引部110及び/又は第2吸引部210によって吸引されたダストを排出する。ダスト貯蔵ボックス300は、ダスト取入れ口310と流通し、第1吸引部110及び第2吸引部210によって吸引されたダストは、ダスト貯蔵ボックス300内に受け入れられる。
【0060】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、ダストを吸引するための動力を供給する吸引モーター800を含むことができる。
【0061】
具体的には、吸引モーター800は、ファンモーターとすることができる。吸引モーター800は、ファンを回転させるための動力を受け取り、ファンの回転によって発生した空気の流れは、ダスト貯蔵ボックス300内部の圧力を減ずるように機能できる。
【0062】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、第1吸引部110と流通する第1流路111と、第2吸引部210と流通する第2流路211と、を含むことができる。又、クリーナーステーション1は、更に、第1流路111と第2流路211が合流する第3流路311を含むことができる。第3流路311は、ダスト取入れ口310と流通する。
【0063】
具体的には、第1流路111の一方の端は、第1吸引部110と流通して、手持ち掃除機500のダストを吸引できる。第1流路111の他方の端は、第3流路311の一方の端に接続できる。更に、第2流路211の一方の端は、第2吸引部210と流通して、ロボット掃除機600のダストを吸引できる。第2流路211の他方の端は、第3流路311の一方の端に接続される。第1流路111及び第2流路211に沿って吸引されたダストは、第3流路311の一方の端で合流する。第3流路311の他方の端は、ダスト取入れ口310と流通し、吸引されたダストは、ダスト取入れ口310を通過して、ダスト貯蔵ボックス300の中へ受け入れられる。
【0064】
ダストを吸引するために一緒に吸引される空気Pは、含まれるダストがろ過された後にクリーナーステーション1の一方の側面を通過して排気できる。
【0065】
本開示の実施形態に従った第1流路111及び第2流路211は、手持ち掃除機500とロボット掃除機600の結合状態に応じて選択的に開閉できる。
【0066】
具体的には、手持ち掃除機500及びロボット掃除機600が同時にダストを吸引するとき、クリーナーステーション1の吸引力が減少する可能性がある。充分な吸引力が掃除機のダスト容器に与えられない場合、ダスト及び異物は、吸引プロセスが完了した後でもダスト容器内に残留する可能性がある。
【0067】
第1流路111及び第2流路211、又は言い換えれば第1吸引部110及び第2吸引部210が選択的に開閉される場合、吸引モーター800によって与えられた吸引力は、一方の側に集中できる。以後、第1流路111の開閉の説明は、第1吸引部110の開閉の説明と同じ意味を持ち、交換的に使用できる。同様に、第2流路211の開閉の説明は、第2吸引部210の開閉の説明と同じ意味を持ち、交換的に使用できる。
【0068】
具体的には、クリーナーステーション1が第2吸引部210を閉鎖して、手持ち掃除機500のダストを吸引するとき、空気は、第1吸引部110からより迅速に導かれる。逆に、クリーナーステーション1が第1吸引部110を閉鎖してロボット掃除機600のダストを吸引するとき、空気は、第2吸引部210からより迅速に導かれる。
【0069】
したがって、手持ち掃除機500のみが結合されるとき、クリーナーステーション1は、第1吸引部110を開放し第2吸引部210を閉鎖して、手持ち掃除機500のダストを吸引できる。又、ロボット掃除機600のみが結合されるとき、クリーナーステーション1は、第2吸引部210を開放し第1吸引部110を閉鎖して、ロボット掃除機600のダストを吸引できる。
【0070】
又、手持ち真空掃除機500及びロボット掃除機600の両方がクリーナーステーション1と結合されるとき、クリーナーステーション1は、使用者の選択に従って、第1吸引部110を開放し第2吸引部210を閉鎖して手持ち掃除機500のダストを吸引するか、又は第2吸引部210を開放し第1吸引部110を閉鎖して、ロボット掃除機600のダストを吸引できる。
【0071】
逆流現象は、クリーナーステーション1がダストを吸引する過程で生じる場合がある。この場合、流路に沿って移動するダストの一部が、外部空間へ排出される場合がある。又、流路内に残っているダストが対流によって外部空間へ噴き出される可能性がある。ダストが屋内空間で散乱するのを防止するために、クリーナーステーション1は、流路を閉鎖するシール部材350を含むことができる。
【0072】
具体的には、ダスト取入れ口310、第1吸引部110及び第2吸引部210の少なくとも1つは、ダストの通過を防止するシール部材350を含むことができる。シール部材350は、ゴム材料で作ることができる。手持ち掃除機500が結合されている状態において、第1吸引部110のシール部材350を開放し、ロボット掃除機600が結合されている状態において、第2吸引部210のシール部材350を開放できる。
【0073】
又、クリーナーステーション1は、第1流路111及び第2流路211を開閉できる流路切替え部を含むことができる。流路切替え部400は、上で説明したシール部材350と一緒に設置でき、両方のコンポーネントは、実施形態に従って選択的に設置できる。以下では、流路切替え部400の構成について、図3図12を参照して詳細に説明する。
【0074】
図3は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部400が第1流路を開放する状態の構造を示す斜視図である。図4は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部400が第2流路を開放する状態の構造を示す斜視図である。図5は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部400が第1流路を開放する状態の断面図である。図6は、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部400が第2流路を開放する状態の断面図である。
【0075】
まず、図3図6を参照すると、本開示の第1実施形態に従った流路切替え部400は、前後の移動即ちスライドによって第1流路111及び第2流路211を選択的に開閉できる。この場合、前方は、手持ち掃除機500又はロボット掃除機600がクリーナーステーション1へ入る方向を意味する。又、後方は、前方に対する相対的概念を有し、図3において流路切替え部400が第2流路に接続される位置から流路切替え部400が第1流路111に接続される位置への方向として定義できる。しかしながら、第1流路111、第2流路211、第3流路311及び流路切替え部400が配列される設計に応じて、移動方向は変更される場合があり、このように変更された実施形態も、本開示の範囲に含まれる。
【0076】
流路切替え部400は、ハウジング410と、開閉部420と、回転ディスク430と、マイクロスイッチ480と、スイッチモーター490と、を含むことができる。
【0077】
ハウジング410は、上部ハウジング411と下部ハウジング412を結合することによって予め設定された内部空間を形成できる。したがって、ハウジング410の内部空間の中に、流路切替え部400のコンポーネントを外部干渉なしに配置できる。
【0078】
第1流路111を開放するための流通孔(コミュニケーションホール)421を、第1実施形態に従って開閉部420に形成できる。
【0079】
流通孔421の形状は、第1流路と第3流路が相互に流通できるように第1流路111及び第3流路311に対応するように形成できる。例えば、図3を参照すると、流通孔421は、第1流路111の端部の形状に合わせてほぼ円形に形成される。又、第1流路111の形状が変更された場合、流通孔421の形状はこれに合わせて変更できる。したがって、第1流路111から第3流路311へ案内される気体の漏出を防止できる。
【0080】
予め設定された幅で開けられて延びるキャッチ溝422を、開閉部420の一方の側に形成できる。キャッチ溝422は、後に説明する回転ディスク430のキャッチ突出体432が嵌合して結合する空間であり、その詳細については後に説明する。
【0081】
開閉部420は、下部ハウジング412に結合できる。下部ハウジング412に結合された開閉部420がスライドできるようにするスライドガイド413は、下部ハウジング412の一方の側に形成できる。開閉部420は、嵌合されたまま結合され、それによって分離が防止される。又、開閉部420は、スライドガイド413に結合されたまま前後に移動可能である。
【0082】
図3図6を参照すると、開閉部420は、前後にスライドできる。具体的には、第1流路111が開放された状態(図3及び図5)が、第2流路211が開放された状態(図4及び図6)へ切り替えられるとき、開閉部420は、前方へスライドできる。逆に、第2流路211が開放された状態が、第1流路111が開放された状態へ切り替えられるとき、開閉部420は後方へスライドできる。したがって、開閉部420は、第1流路111又は第2流路211を選択的に開閉できる。
【0083】
別の実施形態において、流通孔421は、第2流路211を開放するように形成できる。この場合、第2流路211と流通孔421は、開閉部420が後部まで最大限移動した状態で出会うことができる。したがって、第2流路211を通過して吸引された気体は、第3流路311まで案内される。ここで、流通孔421を除いて開閉部は、第1流路111及び第3流路311をシールできる。
【0084】
回転ディスク430は、開閉部420の位置を変えることができる。具体的には、回転ディスク430は、開閉部420の位置を回転によって前方及び後方へ移動するために開閉部420に接続できる。このために、回転ディスク430は、回転可能に配置され、後に説明するスイッチモーター490の回転力によって回転できる。
【0085】
図3を参照すると、回転ディスク430は、ディスク本体431及びキャッチ突出体432を含むことができる。
【0086】
ディスク本体431は、実質的に円形断面を有し予め設定された高さまで延びるディスクの形とすることができる。但し、回転が周囲コンポーネントに干渉しない実施形態において、ディスク本体は、別の形でも良い。
【0087】
キャッチ突出体432は、ディスク本体431の上面から予め設定された高さまで突出するように形成できる。キャッチ突出体432は、開閉部420のキャッチ溝422の中へ嵌合できる。したがって、回転ディスク430が回転するとき、キャッチ突出体432は、開閉部420を捕捉し引っ張ることによって開閉部420を移動できる。即ち、キャッチ突出体432は、回転ディスク430の回転運動を開閉部420の線形運動へ変換する機能を果たすことができる。
【0088】
具体的には、ディスク本体431が回転するとき、キャッチ突出体432は、ディスク本体431の回転方向に沿ってディスク本体と一緒に回転する。この場合、キャッチ突出体432は、キャッチ溝422に結合された状態にあるので、キャッチ突出体は、ディスク本体431の円周方向に回転しながら開閉部420を引っ張って、動かすことができる。これによって、開閉部420は、線形運動を実施することができ、更に第1流路111及び第2流路211を選択的に開閉できる。
【0089】
マイクロスイッチ480は、開閉部420及び回転ディスク430の回転及び位置状態を決定するために配置できる。図3の実施形態において、マイクロスイッチは、開閉部420及び回転ディスク430上に設置できる。又、マイクロスイッチ480の配列位置は、設計変更に応じて変更できる。
【0090】
マイクロスイッチ480は、開閉部420の位置を認識できる。具体的には、マイクロスイッチ480の一方の端は、片持ち梁形固定ハンドル481を含むことができる。したがって、ハンドル481が押圧されたとき、開閉部の位置が変更されて、マイクロスイッチ480は、位置の変化を認識できる。
【0091】
マイクロスイッチ480は、後に説明するスイッチモーター490の動力をオン/オフできる。上で説明したハンドル481が特定の距離より大きく移動すると、マイクロスイッチ480は、スイッチモーター490の動力をオン/オフできる。
【0092】
マイクロスイッチ480の詳細な構成は、当業者には既知なので、その詳細な説明は省略する。言い換えれば、マイクロスイッチ480は、開閉部420の位置を認識することによってスイッチモーター490の動力を制御できる機器を選択的に採用することによって設置できる。このような修正実施形態も、本発明の範囲内に在る。
【0093】
第1実施形態において、スイッチモーター490は、下部ハウジング412の下方に設置できる。スイッチモーター490は、開閉部420を動かしうる動力を供給するように構成され、シャフト491及びモーターハウジング493を含むことができる。
【0094】
シャフト491は、スイッチモーター490の回転軸であり、スイッチモーター490が作動されるとき一方の方向に回転できる。更に、スイッチモーター490が反対方向に作動するとき、シャフトは、他方の方向に回転する。この場合、一方の方向及び他方の方向は、それぞれ右回り及び左回りを意味し、その逆も意味できる。
【0095】
モーターハウジング493は、スイッチモーター490を外部干渉から保護できる。モーターハウジング493は、下部ハウジング412の下方に結合できる。したがって、スイッチモーター490は、下部ハウジングの下方に設置できる。
【0096】
スイッチモーター490は、回転ディスク430に結合できる。具体的には、スイッチモーター490に設置されたシャフト491は、回転ディスク430に結合できる。スイッチモーター490が作動されるとき、シャフト491は、回転しながら、結合された回転ディスク430を一緒に回転できる。
【0097】
スイッチモーター490の回転作動は、マイクロスイッチ480によって制御できる。具体的に、スイッチモーター490は、一方の方向に回転でき、回転ディスク430は、一緒に回転して、開閉部420を動かせる。したがって、開閉部420の位置が一方向限界点に達するとき、キャッチ突出体は、マイクロスイッチ480のハンドルと接触できる。マイクロスイッチ480がハンドル481を介して圧力が加えられていると認識すると、マイクロスイッチは、開閉器420が限定されたエリアまで移動したと測定できる。この場合、マイクロスイッチ480は、スイッチモーター490の作動を終了できる。反対方向に開閉部420を移動するためにスイッチモーター490及びマイクロスイッチ480を制御する方法も、同様に実施できる。
【0098】
図5及び図6を参照すると、第1流路111及び第2流路は、開閉部420によって第3流路311と選択的に流通できる。
【0099】
説明の便宜のために、図5の状態を、第1流路111の開放状態と呼び、図6の状態を第2流路211の開放状態と呼ぶことができる。
【0100】
第1流路111の開放状態において、吸引モーター800によって発生した吸引力によって、ダストを含む空気は、手持ち掃除機500のダスト容器から第1流路111及び第3流路311を順次通過して、ダスト貯蔵ボックス300まで案内される。この場合、開閉部420は、第2流路211と第3流路311を遮断して、第2流路211から第3流路311の中へ空気が流れるのを防止する。
【0101】
第2流路211の開放状態において、吸引モーター800によって発生した吸引力によって、ダストを含む空気は、ロボット掃除機600のダスト容器610から第2流路211及び第3流路311を順次通過でき、ダスト貯蔵ボックス300へ案内される。この場合、開閉部420は、第1流路111と第3流路311を遮断して、第1流路111から第3流路311の中へ空気が流れるのを防止する。
【0102】
したがって、第1流路111及び第2流路211は、第3流路311と同時に開放されるので、吸引モーター800の不充分な吸引力によって正確にダスト除去作業が実施されないと言う問題を防止できる。
【0103】
以下で、図7図12は、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部400を示す。
【0104】
図7は、流路切替え部400が第1流路111を開放する状態を一方の側面から見た図である。図8は、流路切替え部400が第1流路111を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されているところを一方の側面から見た図である。図9は、流路切替え部400が第1流路111を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されている図である。図10は、流路切替え部400が第2流路211を開放する状態を示す。図11は、流路切替え部400が第2流路211を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されているところを一方の側面から見た図である。図12は、流路切替え部400が第2流路211を開放する状態でいくつかのコンポーネントが取り外されているところを示す。
【0105】
図7図12を参照すると、本開示の第2実施形態に従った流路切替え部400は、第1流路111及び第2流路211に選択的に結合でき、これらの流路を開閉できる。
【0106】
第2実施形態に従った流路切替え部400は、シール部450と、リンク部460と、リンクハウジング470と、マイクロスイッチ480と、スイッチモーター490と、を含むことができる。
【0107】
シール部450は、第3流路311と流通しないように流路を閉鎖するために第1流路111又は第2流路211に結合できる。即ち、流路切替え部400は、シール部450を選択的に第1流路111又は第2流路211に結合し、それによって、シール部450が結合されない他方の流路を開放する。
【0108】
シール部450は、第1流路111又は第2流路211を閉鎖するように、第1流路111及び第2流路211の断面に対応する形状で設置できる。即ち、ダストを含む空気が第1流路111及び第2流路211の中へ流れるのを防ぐために、シール部は、対応する形状で設置できる。
【0109】
シール部450の一方の側は、後に説明する第2リンク462に接続でき、回転式に移動できる。したがって、シール部450は、回転によって、第3流路311側で第1流路111の端部に位置付けでき、第3流路311側で第2流路211の端部に位置付けできる。
【0110】
リンク部460は、シール部450の位置を変更するように構成され、第1リンク461と、第2リンク462と、リンクロッド463とを含むことができる。
【0111】
第1リンク461は、スイッチモーター490のシャフト491に回転可能に結合できる。
【0112】
第2リンク462の一方の側は、シール部450に接続され、他方の側は、リンクロッド463に接続される。第2リンク462は、回転可能に設置できる。
【0113】
リンクロッド463は、第1リンク461と第2リンク462との間を接続するように構成される。具体的には、リンクロッド463の一方の側は、第1リンク461に結合され、他方の側は、第2リンク462に結合される。したがって、第1リンク461が回転式に移動するとき、リンクロッドは、一緒に移動して、第2リンク462を回転させる機能を果たす。
【0114】
即ち、第1リンク461がシャフト491と一緒に回転するとき、第1リンク461に接続されたリンクロッド463は一緒に移動し、リンクロッド463に接続された第2リンク462は回転する。第2リンク462は回転し、シール部450を回転させることができる。
【0115】
第1リンク461及びマイクロスイッチ480などのコンポーネントは、リンクハウジング470に結合される。リンクハウジング470は、結合されたコンポーネントを外部干渉から保護するために機能できる。
【0116】
リンクハウジング470は、第1リンク461の回転限界を設定するように特定の角度で突出する仕切り部材471及び472を含むことができる。仕切り部材471及び472は、第1リンク461の回転領域を仕切るために、1対で設置される。
【0117】
図7の状態が図10の状態へ変化するとき、第1リンク461は右回り(時計回り)に回転する。ここで、第1リンク461が仕切り部材472と接触するとき、第1リンクは、それ以上回転しないように制限される。したがって、第1リンク461が過剰に回転するのを防止できる。
【0118】
逆に、図10の状態が図7の状態に変化するとき、第1リンク461は、左回り(反時計回り)に回転する。ここで、第1リンク461は、左仕切り部材471と接触して、それによってそれ以上回転しないように制限される。即ち、第1リング461の回転可能領域は、2つの仕切り部材471及び472の間の領域として画定できる。
【0119】
本開示の第2実施形態において、流路切替え部400は、マイクロスイッチ480及びスイッチモーター490を含むことができる。基本構成は、第1実施形態において説明したので、相違がある配列について説明する。他の説明は、第1実施形態の説明と置き換えることができる。
【0120】
本開示の第2実施形態において、マイクロスイッチ480は、リンクハウジング470の内部空間に設置できる。1対のマイクロスイッチ480から成るマイクロスイッチは、相互に予め設定された角度を持つように配列できる。又、マイクロスイッチ480は、スイッチモーター490に結合できる。
【0121】
第1リンク461に接続された接触端464は、マイクロスイッチ480のハンドル481に接触できる。ハンドルの位置が接触端464によって基準位置を超えて移動するとき、マイクロスイッチ480は、スイッチモーター490の動力をオン/オフできる。したがって、リンク部460の回転は開始又は終了する。
【0122】
スイッチモーター490は、シャフト492及びモーターハウジング493を持つことができる。
【0123】
シャフト492は、第1リンク461に結合されて、スイッチモーター490が作動されるとき回転できる。したがって、第1リンク461は、シャフト492の円周方向に回転可能である。
【0124】
モーターハウジング493は、リンクハウジング470に結合できる。リンクハウジング470とモーターハウジング493が結合されるエリアに予め設定された幅で開放されたエリアが存在できる。このオープンエリアを介して、第1リンク461とシャフト492を結合できる。
【0125】
特に、流路が本開示の第2実施形態において切り替えられる構造について、図8図11を比較して説明する。
【0126】
説明の便宜上、図8の状態を第1流路111の開放状態と呼び、図11の状態を第2流路211の開放状態と呼ぶことができる。
【0127】
第1流路111の開放状態において、吸引モーター800によって発生した吸引力によって、ダストを含む空気は、手持ち掃除機500のダスト容器511及び512から、順次、第1流路111及び第3流路311を通過でき、ダスト貯蔵ボックス300まで案内される。この場合、シール部450は、第2流路211と第3流路311を遮断するために第2流路211に結合できる。したがって、空気は、第2流路211から第3流路311へ流れ込むのを防止される。
【0128】
第2流路211の開放状態においては、吸引モーター800によって発生した吸引力によって、ダストを含む空気は、ロボット掃除機600のダスト容器610から、順次、第2流路211及び第3流路311を通過でき、ダスト貯蔵ボックス300まで案内される。この場合、開閉部420は、第1流路111と第3流路311を遮断して、第1流路111から第3流路311へ空気が流れ込むのを防止する。
【0129】
一方、手持ち掃除機500の電源は、水平サイクロン構造を持つことができる。又、手持ち掃除機500のダスト容器は、第1ダスト容器511及び第2ダスト容器512が、それぞれ吸引チューブ520の両側に設置される構造を持つことができる。
【0130】
以下で、2つの異なるダスト容器を持つ手持ち掃除機500が結合されるクリーナーステーション1の実施形態について、図13を参照しながら説明する。
【0131】
図13a及び図13bは、第1ダスト容器511及び第2ダスト容器512を含む手持ち掃除機500が本開示の実施形態に従った第1ステーション100と結合される構造を示す斜視図である。
【0132】
本開示の実施形態に従った第1ステーション100は、手持ち掃除機500の吸引チューブ520を配置できる分離空間を含むことができる。第1ステーション100において、第1ダスト容器511及び第2ダスト容器512は、それぞれ分離空間が位置する部分の両端に据え付けできる。又、吸引チューブ520も、分離空間に即ち第1ダスト容器511と第2ダスト容器512との間に着座できる。
【0133】
更に、第1ステーション100に位置する分離空間の両端は、第1吸引部110を含むことができる。第1ステーション100の両端に設置された第1吸引部110は、それぞれ第1ダスト容器511及び第2ダスト容器512内部のダストを吸引できる。
【0134】
本開示の実施形態に従った第1ステーション100は、手持ち掃除機500の吸引チューブ520が位置できる分離空間を含むことができる。第1ステーション100において、分離空間が位置する部分の両端は、第1ホルダ121及び第2ホルダ122を含み、これに、手持ち掃除機を据え置くことができる。第1ホルダ121及び第2ホルダ122は、予め設定された距離だけ相互から離間するように配置できる。手持ち掃除機500が結合されるとき、第1ダスト容器511は第1ホルダ121上に着座し、第2ダスト容器512は、第2ホルダ122上に着座する。吸引チューブ520は、分離空間の間に着座できる。
【0135】
更に、第1ホルダ121及び第2ホルダ122の各々は、第1吸引部110を含むことができる。第1ステーション100の両端に設置された第1吸引部110は、それぞれ第1ダスト容器511及び第2ダスト容器512内部のダストを吸引できる。
【0136】
本開示の実施形態に従った第1流路111は、Y字形構造を持つことができる。Y字形を有する第1流路111の一端は、第1ステーション100に含まれる分離空間の両側に設置された第1吸引部110に接続できる。第1流路111の他方の端は、第3流路311に接続できる。Y字形を有する第1流路111のそれぞれの端によって吸引されたダストは、一方の流路に沿って流れ、第1流路111から排出されて、第3流路311に沿って流れることができる。
【0137】
更に、Y字形を有する第1流路111の端部は、それぞれ第1ホルダ121及び第2ホルダ122に設置された第1吸引部110に接続できる。第1流路111の他方の端は、第3流路311に接続できる。Y字形を有する第1流路111の各端によって吸引されたダストは、一方の流路に沿って流れて、第1流路111から排出されて、第3流路311に沿って流れることができる。
【0138】
図5を参照すると、他の実施形態において、第1流路111は、実質的に線形に形成されるか又は流線形に形成できる。この場合、第1流路111の一方の側の端は、第1吸引部110に接続され、他方の側の端は第3流路311に接続できる。
【0139】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、第1処理機112及び第2処理機212を含むことができる。第1処理機112及び第2処理機212は、実施形態に従って同時に設置されるか、又はその一方のみを選択的に設置できる。
【0140】
クリーナーステーション1が手持ち掃除機又はロボット掃除機のダスト容器からダストを吸引する過程で、異物が残る問題を生じる可能性がある。したがって微生物の増殖又は異物が使用者に見える美的問題などの衛生問題が生じる可能性がある。
【0141】
具体的には、手持ち掃除機500のダスト容器511及び512から第1吸引部110へ吸い込まれることなく残る微細ダストが存在する可能性がある。更に、長い毛髪又は糸などの異物も、第1吸引部110とダスト容器511及び512との間に捕捉されて残る可能性がある。したがって、ダスト容器511及び512のカバーが適切に閉鎖されない問題が生じる可能性がある。
【0142】
又、ロボット掃除機600のダスト容器610から第2吸引部212へ吸引されることなく残る微細ダストが存在する可能性がある。更に、長い毛髪又は糸などの異物が、第2吸引部212とロボット掃除機600のダスト容器610との間で捕捉されて残る可能性がある。
【0143】
第1処理機112及び第2処理機212は、このようなダスト又は異物を除去するために第1吸引部110及び第2吸引部210に設置できる。
【0144】
1つの実施形態において、第1処理機112及び第2処理機212は、刃の形で設置できる。この実施形態において、第1処理機112及び第2処理機212は、上下に移動可能であるように設置されて、長い異物を切断できる。したがって、切断された異物は、第1吸引部及び第2吸引部によってより容易に処理できる。
【0145】
別の実施形態において、第1処理機112及び第2処理機212は、鋸刃の形で設置できる。この実施形態において、異物は、吸引力によって第1処理機及び第2処理機を通過して、切断又は分解できる。
【0146】
以後、図14を参照しながら、クリーナーステーション1がダストを吸引して、吸引した空気を排気する構造について説明する。
【0147】
図14aは、本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1の流路構造を後から見た断面図である。図14bは、本開示の実施形態に従ったY字形構造を持つ第1流路111を含むクリーナーステーション1を後から見た断面図である。
【0148】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、ダストを含む空気を吸引するための吸引モーター800を含むことができる。吸引モーター800は、流路を介して第1吸引部110及び/又は第2吸引部210へ吸引力を与えることができる。
【0149】
具体的には、吸引モーター800は、ダスト貯蔵ボックス300内に低圧力を形成できる。吸引モーター800が、手持ち掃除機500及び/又はロボット掃除機600が結合される状態で作動されるとき、相対的に高い圧力が掃除機のダスト容器内に形成され、相対的に低い圧力がダスト貯蔵ボックス300内に形成される。圧力差によって、ダスト容器内に存在するダスト及び異物は、流路に沿ってダスト貯蔵ボックス300の中へ移動できる。
【0150】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、ろ過された空気を排気するための排気部900を含むことができる。吸引モーター800がダストを吸引するとき、外部空気がダスト貯蔵ボックス300の中へ導かれる。したがって、吸引された空気の中に含まれるダストが除去された後に空気を外部へ排気するための排気部900を設置する必要がある。排気部900は、クリーナーステーション1の中へ吸引された空気を外部へ排出する際の通路として役立つことができる。掃除機が吸引した空気は、高濃度の微細ダストを含む場合がある。このような微細ダストは、ダスト貯蔵ボックス300の中に受け入れられずに排気部900を通過して、クリーナーステーション1の外部へ排出される可能性がある。したがって、クリーナーステーション1において、ダストをろ過する部材を排気経路Pに設置でき、これを通過して、流体は、ダスト貯蔵ボックス300から排気部900へ流れる。
【0151】
具体的には、マイクロファイバ構造を応用することによってダストをろ過する方法を採用するフィルタ及び/又はダストを帯電させることによってダスト取集板上のダストを収集する方法を採用するフィルタを、ダストをろ過する部材として使用できる。又、ダストをろ過するフィルタは、吸引モーター800内又は排気部900の中に設置できる。
【0152】
以下で、ダスト貯蔵ボックス300がクリーナーステーション1内に設置される構造について、図15を参照して説明する。
【0153】
図15aは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックス300がクリーナーステーション1の内部に結合される状態を示す側面図である。図15bは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックス300が結合されるクリーナーステーション1の内部空間を示す斜視図である。
【0154】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1の一方の側面は、開閉エリア360を含むことができ、開閉エリア360は、その中に空間を含み、これにダスト貯蔵ボックス300を結合できる。開閉エリア360が開放され閉鎖されるとき、ダスト貯蔵ボックス300をクリーナーステーション1内部に結合するか、又はダストダスト貯蔵ボックス300をクリーナーステーション1内部から取り外すことができる。
【0155】
以下で、ダスト貯蔵ボックス300及びダストバッグ340の構造について、図16を参照して説明する。
【0156】
図16aは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックス300の構造を略図的に示す断面図である。図16bは、本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックス300に結合されたダストバック340の構造を略図的に示す断面図である。
【0157】
本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックス300は、ダスト取入れ口310と流通できる。第1吸引部110及び第2吸引部210はダストを吸引し、吸引されたダストは、それぞれ第1流路111及び第2流路211に沿って流れ、その後、第3流路311の一方の端で収集される。第3流路311の他方の端は、ダスト取入れ口310と流通して、吸引されたダストは、第3流路311から排出されて、ダスト取入れ口310を通過してダスト貯蔵ボックス300の中へ移動する。移動したダストは、ダスト貯蔵ボッスク300の中に貯蔵される。
【0158】
本開示の実施形態に従ったダスト貯蔵ボックス300は、その中にダストバッグ340を含むことができる。ダスト貯蔵ボックス300を開放して、ダスト貯蔵ボックス内のダストを振り落とす過程において、ダストは、外部へ散乱する可能性がある。この場合、使用者は、ダスト貯蔵ボックス300のダストを除去するときにダストを含む空気を吸い込む可能があり、ダストが人体の中へ導き入れられる可能性がある。
【0159】
したがって、ダストバック340が、ダスト貯蔵ボックス300内に設置され、ダストバック340は、ダスト取入れ口310を通過する空気をろ過できる。ろ過されたダストは、ダストバッグ340に貯蔵される。使用者がダスト貯蔵ボックス300内のダストを除去しようとするとき、使用者は、ダストバッグ340を縛る又はシールして、その後ダスト貯蔵ボックス300を開放できる。この場合、ダストは、ダストバック340の外部へ散乱しないので、清潔にダストを除去することができる。
【0160】
更に、ダストバッグ340は、微細ダストを通過させないようにする微細材料又はビニル材料を持つことができる。
【0161】
以下で、充電器を含むクリーナーステーション1の実施形態について説明する。
【0162】
本開示の実施形態に従ったクリーナーステーション1は、手持ち掃除機500に電力を供給する第1充電器と、ロボット掃除機600に電力を供給する第2充電器と、を含むことができる。更に、クリーナーステーション1は、電線を通じて電力を供給して第1充電器及び第2充電器へ電力を供給できるアウトレットに接続できる。
【0163】
具体的には、第1充電器は、第1ステーション100に設置される。手持ち掃除機500が結合されるとき、第1充電器は、手持ち掃除機500のバッテリへ電力を供給できる。更に、第2充電器は、第2ステーション200に設置される。ロボット掃除機600が結合されるとき、第2充電器は、ロボット掃除機600のバッテリへ電力を供給できる。
【0164】
上述の通り、本発明は、上記の実施形態に限定されない。請求項から分かるように、本発明は、本発明が属する技術分野の熟練者によって修正可能であり、このような修正は、本発明の範囲内にある。
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13a
図13b
図14a
図14b
図15a
図15b
図16a
図16b