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特許7473212相談マッチングシステム、相談マッチングプログラムおよび相談マッチング方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-15
(45)【発行日】2024-04-23
(54)【発明の名称】相談マッチングシステム、相談マッチングプログラムおよび相談マッチング方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240416BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021002954
(22)【出願日】2021-01-12
(62)【分割の表示】P 2020515787の分割
【原出願日】2020-03-02
(65)【公開番号】P2021051816
(43)【公開日】2021-04-01
【審査請求日】2023-03-01
(31)【優先権主張番号】P 2019146217
(32)【優先日】2019-08-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成30年10月24日Webサイトにおいてアプリケーションの公開(掲載)を行った
(73)【特許権者】
【識別番号】517251052
【氏名又は名称】株式会社ローハウス
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】松本 結
【審査官】渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-216717(JP,A)
【文献】特開2018-128709(JP,A)
【文献】特開2007-241450(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
相談者と相談相手との相談を管理する相談マッチングシステムであって、
前記相談者から、相談を行う前記相談相手及び相談時間を指定する入力を受け付ける申込手段と、
前記相談者が行っている進行中の複数の前記相談を並べて表示処理すると共に、前記相談ごとに、前記指定された相談相手及び前記相談時間の残り時間を表示処理して処理結果を該相談者の端末装置に送信する表示手段と、を備える相談マッチングシステム。
【請求項2】
電話相談及びチャット相談を含む選択肢の中から、相談方法の選択を受け付ける相談方法受付手段と、
前記相談者の端末装置及び前記相談相手の端末装置の間で音声の送受信を行う為の電話相談手段と、
前記相談者の端末装置及び前記相談相手の端末装置の間で文字情報の送受信を行う為のチャット相談手段と、を更に備える、請求項1に記載の相談マッチングシステム。
【請求項3】
前記チャット相談手段による相談に要した相談時間を計算する手段であって、相談開始からの経過時間に応じて前記相談時間を加算する手段、を更に備える、請求項2に記載の相談マッチングシステム。
【請求項4】
前記チャット相談手段は、相談の開始前におけるメッセージ及び相談中におけるメッセージの送受信を行い、
前記表示手段は、前記相談の開始前及び相談中のメッセージを、同一画面上に表示する為に、前記文字情報を表示処理する、請求項2又は請求項3に記載の相談マッチングシステム。
【請求項5】
記相談方法ごとに、相談料を指定する入力を受け付けてデータベースに登録する、登録手段を更に備える、請求項2~4の何れかに記載の相談マッチングシステム。
【請求項6】
記相談相手の情報として、当該相談相手が対応可能な相談分野を選択する入力を受け付けてデータベースに登録する登録手段、を更に備え、
前記申込手段は、前記相談分野及び相談相手の指定とともに、相談の申込を受け付
前記相談方法受付手段は、前記申込手段が受け付けた前記相談分野に基づいて前記相談方法を決定する、請求項2~の何れかに記載の相談マッチングシステム。
【請求項7】
前記登録手段は、前記相談分野ごとに、相談料を指定する入力を受け付けて前記データベースに登録する、請求項6に記載の相談マッチングシステム。
【請求項8】
特定の前記相談分野と関連する別の相談分野である関連分野が、当該相談分野に対応付けて前記データベースに記憶されており、
前記相談相手の検索条件の入力を受け付けて検索を行う手段であって、前記検索条件として、前記相談分野の指定を受け付け、指定された前記相談分野に対応する前記関連分野を対応可能とする前記相談相手を、検索結果として抽出する、検索手段を更に備える、請求項又は請求項に記載の相談マッチングシステム。
【請求項9】
相談に対してすぐに対応可能であることを示す即時相談情報の入力を受け付け、前記相談相手に紐づけて登録する即時相談登録手段を更に備え、
前記表示手段は、検索結果画面において、前記相談相手がすぐに相談に対応可能であることを示す表示をするために、前記即時相談情報を表示処理して処理結果を送信する、請求項に記載の相談マッチングシステム。
【請求項10】
特定の前記相談分野と関連する別の相談分野である関連分野が、当該相談分野に対応付けてデータベースに記憶されており、
少なくとも前記相談者及び相談分野を特定する相談履歴を前記データベースに格納する手段と、
前記相談者の前記相談履歴における前記相談分野に基づいて、前記相談者が相談したことのある前記相談分野又は当該相談分野に対応付けられた前記関連分野に、対応可能な前記相談相手を特定する手段と、を更に備え、
前記表示手段は、特定された前記相談相手の情報を表示処理して、処理結果を前記相談者の端末装置に送信する、請求項の何れかに記載の相談マッチングシステム。
【請求項11】
少なくとも前記相談者を特定する相談履歴をデータベースに格納する手段と、
前記相談履歴に基づいて、相談回数又は相談頻度が所定値未満である前記相談者を特定する手段と、を更に備え、
前記表示手段は、利用方法を確認するための表示を含む画面を表示処理して、処理結果を相談回数又は相談頻度が所定値未満である前記相談者の端末装置に送信する、請求項1~10の何れかに記載の相談マッチングシステム。
【請求項12】
前記相談者の端末装置を介して、前記相談相手の評価を受け付ける手段と、
前記相談者から、前記相談相手の指定とともに、相談の申込を受け付ける一方、前記相談相手について基準値を下回る評価をした前記相談者からの、当該相談相手を指定する前記相談の申込の受付を制限する、申込手段を更に備える、請求項1~11の何れかに記載の相談マッチングシステム。
【請求項13】
相談者と相談相手との相談を管理する相談マッチングプログラムであって、コンピュータを、
前記相談者から、相談を行う前記相談相手及び相談時間を指定する入力を受け付ける申込手段と
前記相談者が行っている進行中の複数の前記相談を並べて表示処理すると共に、前記相談ごとに、前記指定された相談相手及び前記相談時間の残り時間を表示処理して処理結果を該相談者の端末装置に送信する表示手段と、として機能させる相談マッチングプログラム。
【請求項14】
相談者と相談相手との相談を管理する相談マッチング方法であって、コンピュータに、
前記相談者から、相談を行う前記相談相手及び相談時間を指定する入力を受け付ける申込ステップと、
と、
前記相談者が行っている進行中の複数の前記相談を並べて表示処理すると共に、前記相談ごとに、前記指定された相談相手及び前記相談時間の残り時間を表示処理して処理結果を該相談者の端末装置に送信する表示ステップと、を実行させる相談マッチング方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、相談マッチングシステム、相談マッチングプログラムおよび相談マッチング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、法律や金銭、人生相談等、様々な分野において相談をする場合には、適切なコンサルタント等を訪ねる必要があった。一方、近年ではインターネットが普及しており、インターネットを利用して遠隔で様々な相談を受け付ける技術が知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、様々な分野のコンサルタントを登録し、クライアントによる専門内容の選択を受け付け、当該専門内容を担当する専門家リストを提示するシステムが記載されている。
【0004】
また特許文献2には、アドバイザが受付可能な相談カテゴリを入力し、登録された相談カテゴリに基づいて相談者が検索を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2003-316882号公報
【文献】特開2016-4273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
相談相手を選ぶ際には、多くの相談者は相談料を考慮する。しかしながら上記のようなシステムでは、検索結果に相談料が表示されず、適切に相談相手を選ぶことが容易ではなかった。
【0007】
そこで、本発明は、適切な相談相手の選択を支援する、新たな相談マッチングシステムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、相談者が相談相手を検索する為の相談マッチングシステムであって、前記相談相手の情報として、相談料の指定を含む入力を受け付けてデータベースに登録する登録手段と、前記相談相手の検索条件の入力を受け付けて検索を行う検索手段と、前記相談相手ごとの前記相談料を含む検索結果画面を表示する為に前記相談相手の情報を表示処理して処理結果を送信する表示手段と、を備える。
このような構成とすることで、各相談相手が登録した相談料が検索結果画面に表示され、相談者による相談相手の選択を補助することができる。
【0009】
本発明の好ましい形態では、電話相談及びチャット相談を含む選択肢の中から、相談方法の選択を受け付ける相談方法受付手段と、前記相談者の端末装置及び前記相談相手の端末装置の間で音声の送受信を行う電話相談手段と、前記相談者の端末装置及び前記相談相手の端末装置の間で文字情報の送受信を行うチャット相談手段と、を更に備える。
このような構成とすることで、電話相談及びチャット相談を含む選択肢の中から相談方法を指定することができ、より相談者や相談相手の都合のよい手段を用いて遠隔で相談を行うことができる。
【0010】
本発明の好ましい形態では、前記チャット相談手段は、相談の開始前におけるメッセージ及び相談中におけるメッセージの送受信を行い、前記表示手段は、前記相談の開始前及び相談中のメッセージを、同一画面上に表示する為に、前記文字情報を表示処理する。
このような構成とすることで、相談の開始前のメッセージを確認しながら相談を進行することができ、利便性が向上する。
【0011】
本発明の好ましい形態では、前記登録手段は、前記相談方法ごとに、前記相談料を指定する入力を受け付けて前記データベースに登録する。
このような構成とすることで、相談相手は相談方法ごとに相談料を指定することができる。また、検索結果画面において、相談方法ごとの相談料を表示すれば、より相談者の意向に沿った相談相手の選択に役立てることができる。
【0012】
本発明の好ましい形態では、前記登録手段は、前記相談相手の情報として、当該相談相手が対応可能な相談分野を選択する入力を受け付けて前記データベースに登録し、前記相談分野及び相談相手の指定とともに、相談の申込を受け付ける申込手段を更に備え、前記相談方法受付手段は、前記申込手段が受け付けた前記相談分野に基づいて前記相談方法を決定する。
このような構成とすることで、相談分野に応じて適切な相談方法を指定することができる。例えば、相談分野としてゴルフレッスン等の映像での説明が好ましいものが指定された場合に、ビデオ通話が相談方法として決定されるようにすれば、より有効な相談が可能になる。
【0013】
本発明の好ましい形態では、前記登録手段は、前記相談分野ごとに、前記相談料を指定する入力を受け付けて前記データベースに登録する。
このような構成とすることで、相談相手は相談分野ごとに相談料を指定することができる。また、検索結果画面において、相談分野ごとの相談料を表示すれば、より相談者の意向に沿った相談相手の選択に役立てることができる。
【0014】
本発明の好ましい形態では、特定の前記相談分野と関連する別の相談分野である関連分野が、当該相談分野に対応付けて前記データベースに記憶されており、前記検索手段は、前記検索条件として、前記相談分野の指定を受け付け、指定された前記相談分野に対応する前記関連分野を対応可能とする前記相談相手を、検索結果として抽出する。
このような構成とすることで、相談者が認識している問題に関連して生じることが多い相談分野について、相談相手を提示することが可能となる。例えば、子育てについての相談者は夫婦生活についても関心がある場合が多い。データベースが子育てに関する相談分野を夫婦生活に関する相談分野と対応付けて記憶しておくことで、子育てに関する相談分野が指定された場合に、夫婦生活に関する相談分野に対応可能な相談相手を提示することができる。
【0015】
本発明の好ましい形態では、特定の前記相談分野と関連する別の相談分野である関連分野が、当該相談分野に対応付けて前記データベースに記憶されており、少なくとも前記相談者及び相談分野を特定する相談履歴を前記データベースに格納する手段と、前記相談者の前記相談履歴における前記相談分野に基づいて、前記相談者が相談したことのある前記相談分野又は当該相談分野に対応付けられた前記関連分野に、対応可能な前記相談相手を特定する手段と、を更に備え、前記表示手段は、特定された前記相談相手の情報を表示処理して、処理結果を前記相談者の端末装置に送信する。
このような構成とすることで、過去の相談に基づいて、相談者に適した相談相手を提示することができ、相談者はより適切な相談相手を見つけやすくなる。
【0016】
本発明の好ましい形態では、少なくとも前記相談者を特定する相談履歴を前記データベースに格納する手段と、前記相談履歴に基づいて、相談回数又は相談頻度が所定値未満である前記相談者を特定する手段と、を更に備え、前記表示手段は、利用方法を確認するための表示を含む画面を表示処理して、処理結果を相談回数又は相談頻度が所定値未満である前記相談者の端末装置に送信する。
このような構成とすることで、使い慣れていないユーザに対して利用方法を示すことができ、よりユーザの利便性が向上する。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記相談者の端末装置を介して、前記相談相手の評価を受け付ける手段と、前記相談者から、前記相談相手の指定とともに、相談の申込を受け付ける一方、前記相談相手について基準値を下回る評価をした前記相談者からの、当該相談相手を指定する前記相談の申込の受付を制限する申込手段を更に備える。
このような構成とすることで、相談相手は、自らを低く評価した相談者からの再度の相談を受け付けないようにすることができる。これにより、相談者と相談相手の間のトラブルを防ぐことができる。
【0018】
本発明の好ましい形態では、相談に対してすぐに対応可能であることを示す即時相談情報の入力を受け付け、前記相談相手に紐づけて登録する即時相談登録手段を更に備え、前記表示手段は、前記検索結果画面において、前記相談相手がすぐに相談に対応可能であることを示す表示をするために、前記即時相談情報を表示処理して処理結果を送信する。
このような構成とすることで、相談者は、すぐに相談が可能な相談相手を確認することができるため、相談相手の選択に役立てることができる。
【0019】
本発明は、相談者が相談相手を検索する為の相談マッチングプログラムであって、コンピュータを、前記相談相手の情報として、相談料の指定を含む入力を受け付けてデータベースに登録する登録手段と、前記相談相手の検索条件の入力を受け付けて検索を行う検索手段と、前記相談相手ごとの前記相談料を含む検索結果画面を表示する為に前記相談相手の情報を表示処理して処理結果を送信する表示手段と、として機能させる。
【0020】
本発明は、相談者が相談相手を検索する為の相談マッチング方法であって、コンピュータに、前記相談相手の情報として、相談料の指定を含む入力を受け付けてデータベースに登録する登録ステップと、前記相談相手の検索条件の入力を受け付けて検索を行う検索ステップと、前記相談相手ごとの前記相談料を含む検索結果画面を表示する為に前記相談相手の情報を表示処理して処理結果を送信する表示ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、適切な相談相手の選択を支援する、新たな相談マッチングシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の実施形態における相談マッチングシステムの機能ブロック図である。
図2】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される検索結果画面の一例を示す図である。
図3】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される表示切替部の一例を示す図である。
図4】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される相談相手表示画面の一例を示す図である。
図5】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される申込画面の一例を示す図である。
図6】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示されるチャット相談画面及び電話相談画面の一例を示す図である。
図7】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される設定画面の一例を示す図である。
図8】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される検索結果画面の別の例を示す図である。
図9】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される相談相手表示画面の別の例を示す図である。
図10】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示されるチャット相談画面の別の例を示す図である。
図11】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される相談一覧画面の一例を示す図である。
図12】本発明の実施形態における相談マッチングシステムにおいて表示される申込一覧画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を用いて、本発明の相談マッチングシステムについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
【0024】
例えば、本実施形態では相談マッチングシステムの構成、動作等について説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム等も、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータにプログラムをインストールすることができる。ここで、プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
【0025】
本発明において、相談者とは、本発明を利用して相談を行おうとする者のことを指す。
また、相談相手とは、相談者からの相談を受け付けて対応する者のことを指す。以下の説明では、相談者と相談相手を含む、本発明を利用する者を総称して「ユーザ」と呼ぶ。
【0026】
本実施形態においては、各ユーザが相談者と相談相手の両方の立場を取ることができる。即ち、一人のユーザが、相談者として別のユーザに相談を申し込むことが可能であり、また同一のユーザが相談相手として別のユーザの相談に乗ることも可能である。
【0027】
また、本実施形態では、相談相手は一般メンター及びプロフェッショナルメンターに区別される。プロフェッショナルメンターは、他のユーザに対して特定の商品やサービスの紹介を行うことができる。本実施形態では、一般メンターが所定の条件を満たすとプロフェッショナルメンターになる為の資格を与えられる。具体的には、評価件数や評価の平均値について所定の基準値を設け、一般メンターが当該基準を満たした場合に、判定手段が当該一般メンターにプロフェッショナルメンターになる為の資格を与えるようにすればよい。
【0028】
また本発明において相談料とは、相談を行った場合に相談者から相談相手に支払われる報酬のことを指す。本実施形態では、相談相手によって指定された相談料が、検索結果画面において表示される。
【0029】
本発明において相談方法とは、電話相談及びチャット相談を含む選択肢の中から選択される、相談を行う為の方法である。電話相談の場合には、本発明に係る相談マッチングシステムが相談者の端末装置(後述の相談者端末)と相談相手の端末装置(後述の相談相手端末)との間で音声の送受信を行い、通話によって相談を行う。また、チャット相談の場合には、本発明に係る相談マッチングシステムが相談者の端末装置(後述の相談者端末)と相談相手の端末装置(後述の相談相手端末)との間で文字情報の送受信を行い、チャットによって相談を行う。なお、本実施形態では、相談方法の選択肢は、電話相談の一種であり、音声と映像の送受信を行うビデオ通話を更に含む。
【0030】
また、本実施形態において相談分野とは、相談内容の分野を指す。本実施形態では、相談分野は、大分類、中分類、小分類の3段階で分類されている。本実施形態では、相談相手が対応可能な相談分野としては大分類を、相談の申込における相談分野の指定では小分類をそれぞれ受け付けるが、任意の設計変更が可能である。例えば相談分野は大分類から小分類に分けられる必要はなく、1段階のみで規定してもよいし、相談相手が対応可能な相談分野と相談の申込における相談分野とが同じ階層(例えば小分類)で受け付けられるようにしてもよい。
【0031】
本実施形態では、データベースが、大分類、中分類及び小分類を含む相談分野の階層関係を示す相談分野マスタを記憶している。大分類としては、例えば、恋愛、お金、人間関係、仕事、趣味等、大まかな分野が設定される。また中分類としては、例えば恋愛の大分類に対して、恋愛、出会い、婚活、結婚等、大分類より細かい分野が設定される。そして小分類としては中分類を更に詳細に分類する分野が設定され、具体的には、例えば恋愛の中分類に対して、片思い、告白、復縁、失恋、別れ等の分野が設定される。
【0032】
また、本実施形態では、データベースが、特定の相談分野と別の相談分野との関連を記憶する関連分野マスタを記憶している。関連分野マスタにおいては、特定の相談分野と関連する別の相談分野が関連分野として記憶される。例えば恋愛について「出会い」に関する悩みを抱える相談者は「婚活」の悩み相談に対する要望を持つことも多い。また「子育て」に関する悩みを抱える相談者は「夫婦生活」に関する悩み相談に対する要望を持つことがある等、ある相談分野が他の相談分野と関連する場合も多い。このように第一の相談分野と関連が認められる別の相談分野を、第一の相談分野に対応付けて関連分野として記憶する。前述の例では、「子育て」の相談分野に対応付けて、「夫婦生活」の相談分野が関連分野として記憶される。一方、「夫婦生活」の関連分野として「子育て」の相談分野を記憶するか否かは任意であり、関連は双方向で登録されなくてもよい。また、全ての相談分野について関連分野が記憶されている必要はなく、関連が認められる別の分野がある場合に、関連分野を記憶すればよい。
【0033】
なお、本実施形態では、上記の第一の相談分野及び関連分野としては、大分類、中分類及び小分類の3段階のうち、いずれの階層であってもよい。例えば、大分類における「恋愛」の相談分野について、中分類における「出会い」や小分類における「婚活」等を関連分野としてデータベースが記憶するようにしてもよい。ここで、第一の相談分野又は関連分野が大分類又は中分類で指定された場合には、当該大分類又は中分類に含まれる下位の分類(中分類及び小分類)についても、上記の特定の相談分野及び関連分野として扱われる。
【0034】
また、本実施形態では、相談相手が相談に対してすぐに対応可能であることを示す即時相談情報の入力が受け付けられ、当該相談相手に紐づけて登録される。これにより、すぐに対応可能である相談相手をデータ上で区別することができる。本実施形態では、即時相談情報に基づく表示が行われる。
【0035】
図1は、本実施形態の相談マッチングシステムの機能ブロック図である。このように、本実施形態の相談マッチングシステムは、サーバ装置1と、相談者端末2と、相談相手端末3と、がネットワークNWを介して通信可能に構成される。ここで、相談者端末2と相談相手端末3とは、実際には区別されずに複数存在するが、ここでは説明のためにそれぞれ分けて定義する。なお、本発明において相談者の端末装置とは相談者端末2を指し、相談相手の端末装置とは相談相手端末3を指す。
【0036】
サーバ装置1としては、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段を含む種々の入出力装置等を備えた、サーバ装置等の一般的なコンピュータ装置を利用することができる。
【0037】
サーバ装置1は、登録手段11と、検索手段12と、表示手段13と、相談方法受付手段14と、申込手段15と、即時相談登録手段16と、を備え、データベースDBと有線又は無線で接続される。
【0038】
登録手段11は、相談相手の情報として、相談相手端末3を介して相談料の指定を含む入力を受け付けてデータベースDBに登録する。本実施形態では、登録手段11は、相談料の指定だけでなく、ユーザID、ユーザ名、年代、性別等の基本的な情報の入力を受け付けて、ユーザ情報としてデータベースDBに格納する。また、本実施形態では、相談方法及び相談分野ごとに相談料の指定が受け付けられ、データベースDBに登録される。
【0039】
本実施形態では、登録手段11が更に、相談相手が対応可能な相談分野を選択する入力を受け付け、当該相談相手の情報に紐づけてデータベースDBに登録する。ここで、ひとりの相談相手の情報に紐づけて登録される対応可能な相談分野の数は、0~複数であってよい。例えば本実施形態では、対応可能な相談分野が各相談相手につき最大3つまで登録されるが、この他にも各相談相手の情報に紐づけて任意の数だけ対応可能な相談分野を登録できる構成としてもよい。
【0040】
検索手段12は、相談者端末2を介して相談相手の検索条件の入力を受け付けて検索を行う。検索条件としては、例えば相談相手が対応可能な相談分野、相談料、相談方法、評価、年代、性別等の任意の条件が受け付けられる。そして、検索手段12はデータベースDBを参照して入力された条件に当てはまる相談相手を抽出し、表示手段13に送信する。
【0041】
表示手段13は、検索手段12によって抽出された相談相手の情報を表示処理して処理結果を相談者端末2に送信し、相談者端末2において相談料を含む検索結果画面が表示される。ここで、各相談相手の相談料は相談方法及び相談分野ごとに表示される。本実施形態では、表示手段13は相談相手の情報として、相談料に加え、相談相手が対応可能な相談分野を表示処理し、検索結果画面においては相談分野も表示される。
【0042】
相談方法受付手段14は、電話相談及びチャット相談を含む選択肢の中から、相談方法の選択を受け付ける。本実施形態では、相談方法受付手段14が、事前に登録された相談分野に対応する相談方法を照会し、相談者が指定した相談分野に対応する相談方法の有無を確認する。ここでの照会先は、データベースDBであってもよいし、相談者端末2が備える記憶装置であってもよい。
【0043】
相談者が指定した相談分野に対応する相談方法がある場合には、相談者による入力を必要とせずに、当該相談方法が決定され、相談者が指定した相談分野に対応する相談方法がない場合には、相談者端末2を介して相談者の入力によって相談方法の選択を受け付ける。例えば、相談者が指定した相談分野に対応する相談方法がある場合には、後述の申込画面において、相談分野が入力済みの選択部を表示する。
【0044】
申込手段15は、相談分野及び相談相手の指定とともに、相談の申込を受け付ける。本実施形態では、相談者端末2を介して申込手段15が、相談分野、相談相手、相談方法、相談日時の選択を受け付けることで、相談の申込を受け付け、入力された情報をデータベースDBに登録する。ここで、相談者が指定した相談分野に対応する相談方法がある場合には、申込手段15は、相談方法受付手段14が決定した相談方法を受け付ける。
【0045】
即時相談登録手段16は、相談相手端末3を介して、相談相手が相談に対してすぐに対応可能であることを示す即時相談情報の入力を受け付け、当該相談相手に紐づけて即時相談情報をデータベースDBに登録する。
【0046】
電話相談手段17は、相談者端末2及び相談相手端末3の間で音声の送受信を行う為の処理を実行する。具体的には、一方の端末装置から音声を受信してもう一方の端末装置に送信する為の処理を行うことで、相談者端末2及び相談相手端末3の間で音声通話を実現する。例えば、本実施形態の相談マッチングシステムの外部のサーバに、音声通話機能を利用する為の情報を送信してもよい。
【0047】
チャット相談手段18は、相談者端末2及び相談相手端末3の間で文字情報の送受信を行う為の処理を実行する。具体的には、一方の端末装置から受信した文字情報を表示手段13に送信し、チャット相手の端末装置において表示する為の処理を行うことにより、チャットを実現する。例えば、本実施形態の相談マッチングシステムの外部のサーバに、チャット機能を利用する為の情報を送信してもよい。
【0048】
相談者端末2及び相談相手端末3としては、演算装置、主記憶装置、補助記憶装置、ネットワークNWへの接続手段や、種々の入出力装置等を備えた、一般的なコンピュータ装置を利用することができる。本実施形態では、スマートフォンやタブレット端末等を利用する場合を想定するが、この他にも例えばPC(Personal Computer)等のような任意のコンピュータ装置を相談者端末2や相談相手端末3として用いてよい。
【0049】
相談者端末2及び相談相手端末3は、それぞれ入力手段21、31と、出力手段22、32を備える。本実施形態では、タッチパネルディスプレイ、マイク、スピーカー、カメラ等が、入力手段21、31、出力手段22、32として備えられる。
【0050】
図2は、本実施形態において相談者端末2に表示される検索結果画面の一例を示す図である。検索結果画面W1は、検索結果とともに、検索タブW11と、表示切替W12と、を表示しており、検索結果として抽出された相談相手の情報において、即時相談表示W13が表示されている。即時相談表示W13は、即時相談情報が登録されている相談相手について表示されている。この他、相談相手について、対応可能な相談分野、過去の評価件数、過去の評価の平均、及び相談方法毎の相談料等が表示される。また、他のユーザの相談に対応中の相談相手が検索結果に含まれる場合には、当該相談相手について相談中表示W14が表示される。
【0051】
なお、即時相談情報が登録されている相談相手が、他のユーザの相談に対応中の場合には、当該相談相手について、即時相談表示W13は表示されず、代わりに相談中表示W14が表示される。例えば、相談相手が他のユーザの相談に対応中の場合には、当該相談相手に紐づけて即時相談情報が登録されている場合でも、すぐに相談に応じることができないことが予想される。本実施形態では、他のユーザの相談に対応中の相談相手については、当該相談相手に紐づけて即時相談情報が登録されている場合であっても、検索結果画面W1において即時相談表示W13の代わりに相談中表示W14を表示することで、すぐに相談に応じることができない相談相手について混乱を避けることができる。また、ある相談相手が、同一アカウントで相談者として別の相談相手と相談している場合にも、同様に相談中表示W14が表示される。
【0052】
図2は、検索タブW11において「相談相手を探す」が選択されている場合を示している。本実施形態では、この場合、全ての相談相手を表示する。ここで表示切替W12が選択されると、図3に示す表示切替部W16が検索結果画面W1に重ねて表示される。ここでは、相談受付中の相談相手(即時相談情報が登録されている相談相手)、相談中の相談相手、相談者が登録したお気に入りの相談相手、及びプロフェッショナルメンターにそれぞれ絞り込むための入力を受け付ける。表示切替部W16の各項目を選択することで、検索結果画面W1に表示する相談相手を切り替えることができる。
【0053】
また、検索結果画面W1は絞り込みボタンW15を含む。絞り込みボタンW15が選択されると、相談分野、相談方法、相談料、過去の相談件数、評価、年代、性別、業種及び資格について、相談相手の絞り込みを行うことができる。また、検索タブW11においてジャンル一覧タブが選択されると、選択可能な相談分野の一覧が表示され、相談者は相談分野を選択することができる。ここで相談分野を選択すると、検索手段12が当該相談分野に対応可能な相談相手を抽出し、抽出された相談相手が検索結果画面W1において表示される。
【0054】
ここで、本実施形態では、絞り込み条件やジャンル一覧タブにおいて相談分野が指定された場合、検索手段12は、指定された相談分野に紐づく関連分野がデータベースDBに記憶されているか否かを確認する。そして、関連分野が記憶されている場合には、検索手段12は、指定された選択分野及び当該関連分野の少なくとも一方に対応可能な相談相手を抽出する。
【0055】
検索結果画面W1において、相談相手が選択された場合には、表示手段13が当該相談相手の情報を表示処理して処理結果を相談者端末2に送信し、相談相手の情報を詳細に示す相談相手表示画面が相談者端末2において表示される。
【0056】
図4は、本実施形態において表示される相談相手表示画面の一例を示す図である。このように、相談相手表示画面W2は、お気に入りボタンW21と、即時相談ボタンW22と、相談予約ボタンW23と、を含む。お気に入りボタンW21が選択されると、表示中の相談相手がお気に入りの相談相手として、ログイン中のユーザ(相談者)に対応付けてデータベースDBに登録される。
【0057】
また即時相談ボタンW22又は相談予約ボタンW23が選択されると、相談分野を指定する為の申込画面が表示される。即時相談ボタンW22が選択された場合には、相談分野及び相談方法を指定する為の画面が表示され、相談予約ボタンW23が選択された場合には、相談分野及び相談方法に加え、更に予約日時を指定する為の画面が表示される。
【0058】
相談相手表示画面W2には、プロフィールタブと評価一覧タブがあり、それぞれ選択すると図4(a)、(b)のような画面が表示される。プロフィールタブにおいては、相談相手が対応可能な相談分野(相談ジャンル)、相談方法別の相談料及び紹介文が表示される。なお、相談料は対応可能な相談方法のみ表示され、対応不可能な相談方法については表示されない。また評価一覧タブでは、過去の評価件数及びその平均評価(総合評価)と、相談者による個々の評価が表示される。評価としては、評価の日付、5段階の評価及びコメントが表示される。
【0059】
図5は、相談相手表示画面W2において相談予約ボタンW23が選択された場合に表示される申込画面の一例を示す図である。申込画面W3は、選択部W31と、申込ボタンW32と、相談内容をテキストで入力する為の表示と、を含む。選択部W31は、相談分野と、相談方法と、相談日時と、をそれぞれ選択する為の表示を含む。なお、本実施形態においては、一部の相談分野に紐づけて予め相談方法が設定されており、相談方法受付手段14は、指定された相談分野について設定された相談方法がある場合には、自動的に当該相談方法を選択して申込画面W3に表示する。なお、事前に設定された相談方法以外の相談方法を選択できるようにしてもよい。
【0060】
申込ボタンW32が選択されると、申込手段15が、相談相手、相談分野、相談方法及び相談日時の指定を含む申込情報を受け付け、データベースDBに登録する。そして、指定された相談相手に、相談の申込があった旨が通知される。
【0061】
以上のようにして相談の申込が受け付けられると、指定された日時に相談が開始される。チャット相談の場合には、指定された相談日時(即時相談の場合には、相談の申込があったとき)に、相談者又は相談相手が、相談者端末2又は相談相手端末3を介してメッセージの入力を行い、相手の端末装置においてメッセージが表示され、相談が開始される。
【0062】
図6(a)は、チャット相談画面の一例を示す図である。チャット相談画面W4においては、発言者を特定可能な形態で、発言が時系列に表示される。また、チャット相談画面W4は入力部W41を備えており、ユーザは入力部W41を介してテキストを入力することができる。
【0063】
更に、本実施形態では、チャット相談画面W4が相談開始時からの経過時間を表示する。これによりユーザは、事前に指定された相談時間と比較して残り時間を認識したり、事前に指定された相談時間を超過した場合に超過時間を確認したりすることができる。
【0064】
ここで、相談相手によってチャットが放置されてしまうと、相談時間に十分な相談が受けられないという問題が懸念される。このような問題に対しては、例えば、相談者の発言に対して相談相手が所定時間以上返信を行わなかった場合に、本発明に係る相談マッチングシステムが、相談時間のカウントを停止するようにすることで対処ができる。また例えば、本発明に係る相談マッチングシステムが、相談者及び相談相手のテキスト入力中のみ相談時間をカウントしたり、相談者端末2においてチャット相談画面W4が表示されている時間のみ相談時間をカウントしたりするようにしてもよい。
【0065】
また、本実施形態では、チャット相談及び電話相談のいずれであっても相談時間に基づいて相談料を指定しているが、チャット相談の場合には、メッセージの送信回数に基づいて相談料を決定するようにすることで、相談相手の返信が遅い場合にも十分な相談が受けられるようにしてもよい。
【0066】
図6(b)は、電話相談画面の一例を示す図である。電話相談画面W5は、通話の相手であるユーザ(相談者又は相談相手)と、通話時間と、を表示する。また、電話相談画面W5は、出力をスピーカーに切り替える為のボタンと、通話を保留するためのボタンと、を備える。通話を保留する為のボタンが選択された場合には、一時的に通話相手の端末装置において音声が再生されなくなり、通話を保留することができる。
【0067】
また、本実施形態では、相談者端末2又は相談相手端末3を介した入力に応じて、あるいは事前に予約された相談時間を超過した場合に自動的に、電話相談手段17又はチャット相談手段18が時間を延長して相談を継続する。このようにすることで、相談の進行に応じて柔軟に相談時間を変更することができる。
【0068】
更に、登録手段11が、相談相手端末3を介して、相談時間が延長された場合の相談料を指定する入力を受け付け、当該相談相手の情報に紐づけてデータベースDBに登録するようにしてもよい。即ち、データベースDBが、通常の予約における相談料と、相談時間が延長された場合の相談料と、を別々に記憶する構成としてもよい。このような構成とすることで、例えば、事前に予約された相談時間を延長した相談者に対して、事前に予約した相談時間を守った相談者よりも高い相談料を示すことができる。これにより、相談者に相談時間を守るように促したり、相談相手の意向によって延長の場合の相談料を安く設定することによって相談者が気軽に相談時間を延長できるようにしたりすることが可能になる。
【0069】
以上のようにして相談が行われると、相談者及び相談相手はお互いを評価することができる。即ち、本実施形態では、サーバ装置1が、相談者端末2を介して相談相手の評価を受け付ける手段と、相談相手端末3を介して相談者の評価を受け付ける手段と、を備える。本実施形態では、相談の完了後に、相談者端末2及び相談相手端末3のそれぞれに、5段階の評価及びメッセージの入力を受け付ける為の画面が表示される。このような評価は、相談者端末2又は相談相手端末3を介して、相談相手の評価を受け付ける手段又は相談者の評価を受け付ける手段によって受け付けられ、評価対象及び評価者のユーザに紐づけて、データベースDBに登録される。
【0070】
ここで、申込手段15が、評価に応じて、次回以降の相談の受付を制限するようにしてもよい。例えば、相談者が相談相手を低く評価した場合、低評価を受けた相談相手は当該相談者による次回以降の相談を受け付けないようにすることができる。具体的には、基準値を予め設定しておき、相談相手の要望に応じて、基準値以下(又は基準値を下回る)評価を行った相談者からの相談を受け付けないように設定し、申込手段15は、当該相談者による、当該相談相手を指定した相談の申込を受け付けないようにすればよい。
【0071】
また、相談が完了すると、相談者から相談相手に対して、相談料の支払が行われる。例えば本実施形態では、申込手段15が受け付けた相談方法、相談相手の情報に紐づけて登録された相談料、及び実際の相談時間に基づいて計算された請求額に応じて、サーバ装置1が相談者から相談相手に対する支払を行う為の処理を実行する。具体的には、例えばサーバ装置1が、相談者や相談相手の情報に紐づけて登録された口座からの請求額の引き落としを行う為の処理を実行してもよいし、相談者端末2において相談相手の口座の情報を表示させることで、相談者に請求額の振り込みを促す構成としてもよい。
【0072】
なお、初回の相談を「お試し相談」として、相談料を無料としてもよい。例えば、全ての相談相手について相談経験がない相談者による相談を、相談料無料のお試し相談としてもよいし、他の相談相手に対する相談経験に関わらず、特定の相談相手についての相談経験がない場合に、当該相談相手を指定した相談をお試し相談としてもよい。即ち、相談相手に関わらず全く相談経験がない場合に初回の相談としてもよいし、ある相談相手については相談経験があるが、別の相談相手については相談経験がない場合には、後者のみ初回の相談として扱ってもよい。なお、お試し相談の場合には、相談時間に制限が設けられ、また更に相談者が相談時間を延長できないようにしてもよい。
【0073】
図7は、相談相手端末3に表示される設定画面の一例を示す図である。相談相手は、設定画面W6を介して、即時相談情報、相談分野(相談ジャンル)、相談料及び紹介文の入力を行うことができる。図7は、相談に対してすぐに対応可能である場合の入力例を示しており、図における「今すぐ相談可能にする」の項目に対して表示されるボタンを操作することで、即時相談情報の有無を切り替えることができる。
【0074】
相談相手が図7のように入力すると、即時相談登録手段16が即時相談情報の入力を受け付け、相談相手に紐づけてデータベースDBに登録する。これにより、検索結果画面W1において、当該相談相手について即時相談表示W13が表示されるようになる。
【0075】
以上のように、本実施形態の相談マッチングシステムによれば、相談相手を好適に検索することができる。
【0076】
<他の実施形態>
以下図8~10を参照し、各画面の表示内容の変更を中心とした変形例を示す。本実施形態では、サーバ装置1が、少なくとも相談者、相談相手及び相談分野を特定する相談履歴をデータベースDBに格納する手段を更に備える。相談履歴としては、上述の情報の他に、更に相談開始日時及び相談終了日時や、チャットの内容等を含んでいてもよい。また、相談者端末2を介して相談相手の評価を受け付ける手段や、相談相手端末3を介して相談者の評価を受け付ける手段が、相談者及び相談相手の評価と共に相談履歴をデータベースDBに格納する手段として機能してもよい。
【0077】
図8は、絞り込み条件や相談分野の指定がされていない、即ち全ての相談相手を表示した状態の検索結果画面W1の別の表示例を示す図である。変形例における検索結果画面W1は、図2の表示に加え、利用方法を確認する為の表示として利用方法表示部W17を更に備える。利用方法表示部W17は、利用登録してからの期間が所定期間未満のユーザ(相談者)や、相談回数又は相談頻度が所定値未満のユーザに表示されることが好ましい。
【0078】
従って、本実施形態では、サーバ装置1が更に、データベースDBに格納された相談履歴に基づいて、相談回数又は相談頻度が所定値未満である相談者、又は登録後の経過期間が所定期間未満の相談者を特定する手段を更に備える。表示手段13は、利用方法表示部W17を含む画面を表示処理して、特定された相談者の相談者端末2に、処理結果を送信する。なお、相談者だけでなく相談相手についても同様に利用履歴に基づいて相談回数又は相談頻度が所定値未満の相談相手を特定して、当該相談相手の相談相手端末3に利用方法表示部W17が表示されてもよい。
【0079】
利用方法表示部W17が選択されると、検索結果画面W1に重ねて、サービスの利用方法を表示する画面が表示され、ユーザは利用方法を確認することができる。ここで、相談者端末2において利用方法表示部W17が選択された場合には、相談者による利用方法を、相談相手端末3において利用方法表示部W17が選択された場合には、相談相手による利用方法を、それぞれ表示することが好ましい。
【0080】
なお、相談回数又は相談頻度が所定値未満の相談者や、登録後の経過期間が所定値未満の相談者以外の相談者端末2においては、利用方法表示部W17の代わりに、広告を表示してもよい。この際に、当該相談者の相談履歴における相談分野等を考慮し、相談者の関心に応じた広告を表示することが好ましい。
【0081】
また本実施形態の検索結果画面W1は更に、相談相手提案部W18を備える。なお、相談相手提案部W18は、全ての相談相手を表示した状態の検索結果画面W1においてのみ表示され、絞り込み条件や相談分野の指定がされた場合には表示しないことが好ましい。
【0082】
相談相手提案部W18には、相談者の相談履歴に応じた、おすすめの相談相手が表示される。従って本実施形態では、サーバ装置1が更に、相談者の相談履歴における相談分野に基づいて、相談者が相談したことのある相談分野又は当該相談分野に対応付けられた関連分野に、対応可能な相談相手を特定する手段を更に備える。即ち前記手段は、相談者の相談履歴における相談分野を抽出し、データベースDBに格納された相談相手の情報における対応可能な相談分野基づいて、当該相談分野に対応可能な相談相手を特定する。
【0083】
表示手段13は、上記のように特定された相談相手の情報を表示処理し、相談者端末2において表示する為に処理結果を送信する。これにより、検索結果画面W1において、おすすめの(相談者が過去に相談したことのある相談分野又はその関連分野に対応可能な)相談相手を提示する相談相手提案部W18が表示される。
【0084】
また、本実施形態の検索結果画面W1では、お試し相談が可能な相談相手の情報において、更にお試し相談表示W19が表示される。本実施形態では、登録手段11が、相談相手端末3を介して所定時間内の無料相談であるお試し相談の可否を受け付けて、相談相手の情報としてデータベースDBに格納する。表示手段13がこれを表示処理することで、検索結果画面W1においてお試し相談表示W19が表示される。なお、お試し相談の条件として、相談時間及び相談方法や、初回のみ等の条件を相談相手が指定することにより、データベースDBにおいてお試し相談の条件が相談相手の情報として管理されてもよい。
【0085】
図9は、相談相手表示画面W2の別の表示例を示す図である。図9(a)は、相談者が相談の申込を送信した相談相手についての相談相手表示画面W2の表示例である。このように、既に相談の申込を送信中の相談相手については相談リクエスト中である旨が表示され、即時相談ボタンW22及び相談予約ボタンW23は表示されない。
【0086】
図9(b)は、他の相談者と相談中の相談相手についての相談相手表示画面W2の表示例である。このように、他の相談者と相談中の相談相手については即時相談ボタンW22が表示されず、相談中である旨と相談予約ボタンW23が表示される。
【0087】
図9(c)は、即時相談情報が登録されていない(即時相談を受け付けない)相談相手についての相談相手表示画面W2の表示例である。なお、相談者からの相談を拒否する相談相手についても同様に表示してもよい。このように、即時相談が不可能な相談相手については、即時相談ボタンW22の表示形態が変更され、選択できないようになっている。
【0088】
また、図10は、チャット相談画面W4の別の表示例を示す図である。本実施形態では、相談の申込時やその他の任意のタイミングで、チャット相談手段18が相談者端末2及び相談相手端末3の間でメッセージの送受信を行う。ここで、チャット相談の際に、相談開始前のメッセージを確認したい場合がある。従って本実施形態では、相談の開始前及び相談中のメッセージを、同一画面上に表示する。
【0089】
また、本実施形態では更に、相談の残り時間をチャット相談画面W4に表示する。これにより、相談者及び相談相手は残り時間を認識することができ、相談時間の管理が容易になる。
【0090】
また、図11は、相談者が行っている相談の一覧を表示する、相談一覧画面W7の表示例を示す図である。例えばチャット相談の場合、複数の相談を並行して進めることも可能であり、その場合には図11のように、進行中の複数の相談が表示される。ここでは、相談の残り時間と、相談相手の名前(ユーザ名)と、相談方法(吹き出しマークはチャット相談、電話マークは電話相談)と、相談日時と、最新のメッセージの一部と、が表示される。
【0091】
また、図12は、相談者の申込を表示する、申込一覧画面W8の表示例を示す図である。「予約中」の欄には、相談相手に承諾された申込の一覧が表示され、「相談リクエスト中」の欄には、相談相手の承諾待ちの申込の一覧が表示される。ここでも相談一覧画面W7と同様に、相談相手の名前と、相談方法と、相談日時と、最新のメッセージの一部と、が表示される。なお、「予約中」の相談について、開始予定時刻が近づいた相談については、開始予定時刻までの時間を表示する。
【0092】
ここで、相談の申込があると、指定された相談相手に申し込みがあった旨が通知され、申込手段15は、相談相手端末3を介して、相談に応じるか否かの入力を受け付ける。そして、相談相手が相談に応じる場合には申込情報のステータスが予約になり、指定の時刻に相談が開始される。相談相手が相談に応じない場合には、申込手段15が、申込を行った相談者にその旨を通知する。
【0093】
相談相手は、指定の時刻より所定時間前から相談を開始できるようにしてもよい。例えば本実施形態では、予約における指定の時刻の5分前から、電話相談手段17が、相談相手による相談開始の入力を受け付ける。
【0094】
相談時間の計算は、任意の方法で行われてよい。例えば電話相談で、指定の時刻よりも前に通話が開始された場合には相談者が応答した時刻(通話が開始された時刻)から相談時間を計算し、指定の時刻よりも後に通話が開始された場合には相談相手が相談開始の入力をした時点から相談時間を計算してもよい。また、指定の時刻よりも前に相談相手が相談開始の入力をし、指定の時刻よりも後に相談者が応答した(通話が開始された)場合には、指定の時刻から相談時間を計算してもよい。
【0095】
またチャット相談では、指定の時刻よりも前に相談開始の入力が受け付けられた場合には指定の時刻から相談時間を計算し、指定の時刻よりも後に相談開始の入力が受け付けられた場合には相談開始の入力が受け付けられた時点から相談時間を計算してもよい。
【0096】
相談の終了については、例えば図6(a)、(b)や図10の右上の「終了する」の表示等を介して、相談者又は相談相手から入力を受け付け、それに応じて電話相談手段17やチャット相談手段18が相談を終了すればよい。なお、このような相談終了の入力は、相談予約において指定された相談時間が経過した場合に受け付けられるようにしてもよい。また、相談終了の入力をするための表示を、相談予約において指定された相談時間が経過した場合に表示するようにしてもよい。また例えば、相談予約において指定された相談時間を超えて所定時間が経過した時点で、自動的に相談が終了されてもよい。
【0097】
次に、即時相談について説明する。相談者により即時相談が選択された場合の処理は、2通り想定される。1つ目は、相談者から即時に相談相手への連絡が行われる方法である。この場合、チャット相談なら相談者から相談相手にメッセージが送信され、電話相談なら相談者から相談相手に通話発信される。
【0098】
もう一方の方法は、開始時刻を現在時刻とした相談の申込が行われる方法である。この場合、相談者は時刻を指定した相談の申込と同様にして、開始時刻以外の情報を入力し、申込手段15が相談相手にその旨を通知する。相談相手が相談に応じる場合には、その申込を承諾して相談相手の側から相談者に対してメッセージや通話による連絡が行われる。即時相談の開始及び管理の方法に制限はなく、いずれの方法を用いてもよい。また、上記以外の方法を用いてもよい。
【0099】
また、他の機能として、例えば相談相手が更に独自の相談メニューを設定できるようにしてもよい。具体的には、相談分野ごとに相談料を指定するだけでなく、相談料に加えて相談分野及び相談時間を指定したメニューを設定し、相談相手の情報として登録してもよい。更にプロフェッショナルメンターごとに相談分野を指定した資格を付与し、当該資格を付与された相談分野に限って、登録手段11がこのような相談メニューの登録を受け付ける構成としてもよい。
【0100】
なお、電話相談中に保留にされた場合には、保留中の時間を相談時間に含めないことが好ましい。例えば、一時的に相談が中断され、相談相手から相談を再開するための入力を受け付けた場合に相談が再開されるとともに、相談時間の計算が再開されてもよい。この場合、相談時間の計算は、通話が開始された時点から再開されてもよいし、相談相手から相談を再開するための入力を受け付けた時点から再開されてもよい。また例えば、相談者端末2及び相談相手端末3の間の通信状態を継続する一方で、一時的に通話を再生しない状態とし、所定時間が経過した時点で自動的に相談を中断してもよい。この場合にも、相談相手から相談を再開するための入力を受け付けた場合に相談が再開されることが好ましい。
【0101】
また、本実施形態では、相談者端末2を介した入力に応じて、電話相談手段17又はチャット相談手段18が相談時間の延長を希望する入力を受け付けるが、その際に相談相手の意思確認を行う等、所定の条件に基づいて延長の可否が決定されてもよい。例えば、相談者及び相談相手の予定、即ち相談の予約に基づき、他の相談の時間と重複しない範囲でのみ延長が許可されてもよい。また、延長が可能な場合に、相談相手端末3にその旨が表示され、相談相手から延長を引き受けるか否かを指定する入力が受け付けられるようにしてもよい。
【0102】
また、相談者が相談相手を低く評価した場合、申込手段15が、低評価を受けた相談相手は当該相談者による次回以降の相談を受け付けない構成を例示したが、評価だけでなく、相談相手による特定の相談者の指定を受け付けて、申込手段15が当該相談者による相談を受け付けないようにしてもよい。
【0103】
また他の付加機能として、電話相談手段17が、音声認識機能を備え、相談者端末2又は相談相手端末3を介して受け付けた音声を解析し、文字として出力してもよい。そして、出力された文字を相談者端末2及び相談相手端末3において表示することにより、音声が聞き取りづらい場合でもビデオ通話を含む電話相談を円滑に行うことができる。また更に、出力された文字に基づいて、特定の単語を検出し、表現の規制等に利用してもよい。更に、チャット相談手段18は、入力された文字情報を音声出力する機能を更に備えていてもよい。
【0104】
また、サーバ装置1が、翻訳を行う手段を更に備えていてもよい。例えば、電話相談手段17が受け付けた音声を認識し、更に事前に指定された言語に翻訳して、音声又は文字で出力したり、チャット相談手段18が受け付けた文字情報を事前に指定された言語に翻訳して、音声又は文字で出力したりすることが想定される。このように、受け付けた情報を即座に翻訳し、リアルタイムで出力することによって、扱う言語が異なる相談者及び相談相手のやりとりを好適に仲介できる。
【0105】
この他、サーバ装置1が、例えば違反行為を検出する手段を更に備えていてもよい。具体的には、プロフィールやチャット、その他のメッセージ等において禁止単語を検出したり、禁止画像とそれ以外の画像とを用いて訓練した学習モデルを用いて、不適切な画像を抽出したりすることが想定される。
【0106】
なお、上述の各種画面の表示においては、ユニバーサルカラーに対応することが好ましい。例えば、各ユーザの設定として、ユニバーサルカラーへの変換の要否を受け付け、当該ユーザに対しては、コントラストを強調した画面に変換して各種の画面を表示すればよい。
【0107】
以上のように、本発明の形態は任意に変更することができる。例えば上記のように、相談履歴における相談分野に基づいて相談相手を提示することにより、相談者はより自らの行いたい相談内容に適した相談相手を探しやすくなる。また、相談履歴に基づく相談回数や相談頻度に応じて、利用方法を確認するための表示をすることにより、使い慣れていないユーザに利用方法を案内することができ、利便性が向上する。
【符号の説明】
【0108】
1 :サーバ装置
2 :相談者端末
3 :相談相手端末
11 :登録手段
12 :検索手段
13 :表示手段
14 :相談方法受付手段
15 :申込手段
16 :即時相談登録手段
17 :電話相談手段
18 :チャット相談手段
21 :入力手段
22 :出力手段
31 :入力手段
32 :出力手段
NW :ネットワーク
DB :データベース
W1 :検索結果画面
W11 :検索タブ
W12 :表示切替
W13 :即時相談表示
W14 :相談中表示
W15 :絞り込みボタン
W16 :表示切替部
W17 :利用方法表示部
W18 :相談相手提案部
W19 :お試し相談表示
W2 :相談相手表示画面
W21 :お気に入りボタン
W22 :即時相談ボタン
W23 :相談予約ボタン
W3 :申込画面
W31 :選択部
W32 :申込ボタン
W4 :チャット相談画面
W41 :入力部
W5 :電話相談画面
W6 :設定画面
W7 :相談一覧画面
W8 :申込一覧画面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12