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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-15
(45)【発行日】2024-04-23
(54)【発明の名称】リハビリ療法用の箱
(51)【国際特許分類】
   A61H 1/00 20060101AFI20240416BHJP
【FI】
A61H1/00
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2021099462
(22)【出願日】2021-06-15
(65)【公開番号】P2022190924
(43)【公開日】2022-12-27
【審査請求日】2023-07-25
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 講義日 令和3年5月11日 刊行物 リハビリボックス(ミラー付)パンフレット 公開者 株式会社Transparence 〔刊行物等〕 公開日 令和3年5月13日 公開手段 モバイルメッセンジャーアプリケーション 公開相手 株式会社アイ・サポート 代表取締役 吉川 孝一 公開者 株式会社Transparence 〔刊行物等〕 納品日 令和3年5月15日 納品した場所 株式会社マツバラ 公開者 株式会社Transparence 〔刊行物等〕 納品日 令和3年5月16日 納品した場所 西出 勇次 公開者 株式会社Transparence
(73)【特許権者】
【識別番号】521261669
【氏名又は名称】株式会社Transparence
(74)【代理人】
【識別番号】100210295
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 誠心
(74)【代理人】
【識別番号】100088133
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 正道
(72)【発明者】
【氏名】岩田 真人
【審査官】今関 雅子
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-177847(JP,A)
【文献】登録実用新案第3167921(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 1/00
B65D 5/00-5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リハビリ療法は、鏡を用いた錯覚療法であって、
組み立て及び折りたたみ可能となっている身と、
組み立てられた身の上部開口に取り付け可能な蓋とを有し、
組み立てられた身の壁部は、箱内部に手を挿入するための挿入口が形成されており、
身に取り付けられた蓋の天板には開口が形成されており、
蓋の開口から鏡を挿入して、鏡の下端が身の底板部に当接し、鏡の背面側が蓋に支持されることで、鏡を傾斜させた状態でリハビリ療法用の箱に設置可能となっており、
折りたたまれた身の外縁には、突出する突出部が設けられており、
蓋の内壁には、折りたたまれた身の突出部を嵌め込み可能な受部が設けられていることを特徴とするリハビリ療法用の箱。
【請求項2】
身の底板部には、蓋の開口から挿入された鏡の下端において鏡の正面側から当接する押さえ片が設けられていることを特徴とする請求項に記載のリハビリ療法用の箱。
【請求項3】
蓋は天板の一部が開閉可能となっており、天板の一部が開状態となることによって蓋の開口が形成されるようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリハビリ療法用の箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リハビリ療法用の箱に関する。
【背景技術】
【0002】
リハビリ療法の一つに、錯覚療法がある。脳卒中等の発症後に片麻痺が生じた場合に、錯覚療法を行うことによって、麻痺した側の運動機能の回復が期待できる。また、錯覚療法は、失った上肢の幻肢痛を軽減も期待できる。この錯覚療法で使用される道具として、箱の中に鏡を設置したミラーボックスがある。
【0003】
このようなミラーボックスとして、非特許文献1に示すものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】総合福祉アビリティーズ楽天市場店,“手指先運動 ミラーボックス M14556/TS006[作業療法/ミラーセラピー/手指訓練]”,[online],[2021年5月12日検索]、インターネット〈https://item.rakuten.co.jp/abilities/1000495/〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1のミラーボックスでは、使用時のリハビリのしやすさを実現するために、ミラーボックス内での空間を十分に確保する必要がある。
【0006】
そのため、不使用時にミラーボックスを保管するための空間が必要になるという問題がある。
【0007】
そこで、上記問題を解決するために、使用時での組み立てが容易であることと、不使用時での保管の省スペース化を実現することとを両立できるリハビリ療法用の箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1のリハビリ療法用の箱は、リハビリ療法は、鏡を用いた錯覚療法であって、組み立て及び折りたたみ可能となっている身と、組み立てられた身の上部開口に取り付け可能な蓋とを有し、組み立てられた身の壁部は、箱内部に手を挿入するための挿入口が形成されており、身に取り付けられた蓋の天板には開口が形成されており、蓋の開口から鏡を挿入して、鏡の下端が身の底板部に当接し、鏡の背面側が蓋に支持されることで、鏡を傾斜させた状態でリハビリ療法用の箱に設置可能となっており、折りたたまれた身の外縁には、突出する突出部が設けられており、蓋の内壁には、折りたたまれた身の突出部を嵌め込み可能な受部が設けられている
【0009】
請求項1のリハビリ療法用の箱によれば、折りたたまれた身が蓋に収容された状態で固定されるので、不使用時に占有するスペースは、蓋の外形寸法分の空間で十分となる。また、身が固定されれば、身が収容された蓋を平置きだけではなく縦置きすることも可能となる。よって、保管場所の選択範囲を広げることができる。
【0010】
また、請求項1のリハビリ療法用の箱によれば、身の突出部と蓋の受部という簡単な構成によって、折りたたまれた身と蓋との固定及び解除を容易に実現することができる。
【0011】
さらに、請求項1のリハビリ療法用の箱によれば、鏡を傾斜させた状態で設置することで、箱内部に挿入された一方の手が鏡に映って、蓋の開口からその鏡に映る一方の手が他方の手と錯覚できるようになっている。
【0012】
請求項のリハビリ療法用の箱は、請求項のリハビリ療法用の箱において、身の底板部には、蓋の開口から挿入された鏡の下端において鏡の正面側から当接する押さえ片が設けられている。
【0013】
請求項のリハビリ療法用の箱は、請求項のリハビリ療法用の箱と同様の作用に加えて、鏡の背面側が蓋に支持されて、押さえ片が鏡の下端が鏡の正面側から押さえられることによって、鏡が設置位置からずれることを抑制することができる。
【0014】
請求項のリハビリ療法用の箱は、請求項1又は2のリハビリ療法用の箱において、蓋は天面の一部が開閉可能となっており、天板の一部が開状態となることによって蓋の開口が形成されるようになっている。
【0015】
請求項3のリハビリ療法用の箱は、請求項1又は2のリハビリ療法用の箱と同様の作用に加えて、開状態の天板の一部が開口から挿入される鏡の背面側を広範囲で支持できる。
【発明の効果】
【0016】
請求項1からのいずれかに記載のリハビリ療法用の箱は、使用時での組み立てが容易であることと、不使用時での保管の省スペース化を実現することを両立できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に係る一実施形態のリハビリ療法用の箱を用いて錯覚療法を行っている様子を示す概略斜視図である。
図2図1のリハビリ療法用の箱でセラピストが補助している状態を示す概略斜視図である。
図3図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図4図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図5図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図6図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図7図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図8図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図9図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図10図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図11図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図12図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図13図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図14図1のリハビリ療法用の箱の組み立てる過程を示す概略斜視図である。
図15】組み立てられた図1のリハビリ療法用の箱に鏡を設置する過程を示す概略斜視図である。
図16】組み立てられた図1のリハビリ療法用の箱に鏡を設置する過程を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下本発明に係る一実施形態のリハビリ療法用の箱1について、図面を参照して説明する。
【0019】
リハビリ療法用の箱1は、身2と蓋3とを有するかぶせ蓋型の箱である。
【0020】
身2は、組み立て及び折りたたみ可能となっている。
【0021】
蓋3は、組み立てられた身2の上部開口に被せて取り付け可能となっている。
【0022】
リハビリ療法用の箱1は、図1に示すように、鏡を用いた錯覚療法に使用される。
【0023】
図8に示すように、組み立てられた身2の第一壁部22には、リハビリ用の箱1の内部にリハビリ対象者の手を挿入するための挿入口25が形成されている。
【0024】
図14に示すように、身2に取り付けられた蓋3の天板31には開口が形成されている。
【0025】
蓋3の開口から鏡4を挿入して、鏡4を傾斜させた状態でリハビリ療法用の箱1に設置可能となっている。
【0026】
図1に示すようにリハビリ用の箱1の内部に挿入されたリハビリ対象者の一方の手が鏡4に映って、蓋3の開口から鏡4に映る一方の手である左手が、他方の手である右手と錯覚するように見える。
【0027】
また、挿入口25が形成されている第一壁部22と対向する第一壁部22には、リハビリを補助するセラピスト等の手が挿入可能な補助挿入口26が形成されている。
【0028】
図2に示すように、例えば、鏡4に映るリハビリ対象者の左手と同じ状態になるように、セラピストが鏡4の背後の右手に働きかけることができる。
【0029】
挿入口25と補助挿入口26は同一形状となっている。図1及び図2ではリハビリ対象者の鏡に映った左手を右手と錯覚させるように使用している。リハビリ用の箱1を回転させて、補助挿入口26からリハビリ用の箱1の内部にリハビリ対象者の手を挿入することで、リハビリ対象者の鏡に映った右手を左手と錯覚させるように使用することも可能である。この場合、リハビリを補助するセラピスト等の手を挿入口25から挿入して、セラピストが鏡4の背後の左手に働きかけることも当然可能である。
【0030】
以下、身2の構成について、図5図8を参照して、詳細に説明する。
【0031】
身2は、裁断加工と折目線加工等が行われた一枚の段ボールのブランクからなる。
【0032】
身2は、底板部21、第一壁部22,22、第二壁部23,23を有する。
【0033】
底板部21は平面視で長方形となっている。
【0034】
身2の底板部21には、押さえ片27、27が底板部21の内面から立ち上がり可能に設けられている。
【0035】
身2の底板部21の各短辺には、突出部28が設けられている。
【0036】
第一壁部22,22は、それぞれ底板部21の長辺を折目線として底板部21と連結されている。
【0037】
図8に示すように、一方の第一壁部22には、リハビリ対象者の手を挿入するための挿入口25が形成されている。
【0038】
同じく図8に示すように、他方の第一壁部22には、リハビリを補助するセラピスト等の手が挿入可能な補助挿入口26が形成されている。
【0039】
第一壁部22,22は、それぞれ底板部21の長辺を折目線として、底板部21に対して立ち上がった位置とすることができる。
【0040】
各第一壁部22は、それぞれの側辺を折目線として腕組フラップ24,24が延出している。
【0041】
図6に示すように、第一壁部22,22が折目線で底板部21に対して立ち上がった状態で、対応する腕組フラップ24,24を、その先端同士が重なるような位置とすることができる。
【0042】
図7及び図8に示すように、第二壁部23,23は、対応する腕組フラップ24を互いに差し込み合うことで形成される。
【0043】
第二壁部23,23は、底板部21の対向する短辺近傍から立設する状態となる。
【0044】
図8に示すような組み立てられた身2は、以下の手順で折りたたまれる。
【0045】
対応する腕組フラップ24,24同士の差し込みを解除する。
【0046】
各第一壁部22の側辺から延出する腕組フラップ24,24を、第一壁部22の側辺を折目線として第一壁部22と重なるようにたたむ。
【0047】
腕組フラップ24,24が畳まれた第一壁部22を、底板部21の長辺を折目線として、底板部21と重なるようにたたむ。
【0048】
図5に示すように、身2は、底板部21に第一壁部22及び腕組フラップ24が折りたたまれた状態となる。
【0049】
折りたたまれた身2の外縁からは突出部28が突出している。
【0050】
以下、蓋3の構成について、図5、及び、図9から図11を参照して、詳細に説明する。
【0051】
蓋3も、裁断加工と折目線加工等が行われた一枚の段ボールのブランクからなる。
【0052】
蓋3は、天板31と、一対の第一蓋壁部32,32と、一対の第二蓋壁部33,33とを有する。
【0053】
天板31は平面視で長方形となっている。
【0054】
第一蓋壁部32,32は、天板31の長辺が延びる方向に対向し、第二蓋壁部33,33は、短辺が延びる方向に対向する。
【0055】
天板31は、その一部である開閉部34が開閉可能となっている。
【0056】
天板31の一部である開閉部34が開状態となることによって蓋3の開口が形成される。
【0057】
第一蓋壁部32,32、及び、第二蓋壁部33,33は、それぞれ、二重壁構造となっている。
【0058】
第一蓋壁部32は、折りたたまれた身2の突出部28に対応する位置に受部の役割を果たす窪み35が設けられている。窪み35は各第一蓋壁部32,32に設けられている。
【0059】
開閉部34は、先端折部34aを有する。
【0060】
折りたたまれた身2の突出部28が蓋3の窪み35に挿入された状態となることで、身2が蓋3に収容された状態で固定されている。
【0061】
蓋3の一対の第一蓋壁部32,32を互いに離間させる方向に押し広げることによって、身2の突出部28が、それぞれ、蓋3の窪み35から外れるようになっている。これにより、身2の蓋3に固定されていない状態となる。
【0062】
以下、リハビリ療法用の箱1について、身2が蓋3に収容された状態から、図1に示すような使用状態とするまでの過程を説明する。
【0063】
図3に示すように、蓋3に身2及び鏡4が収容された状態から、まず鏡4を取り出す。
【0064】
次いで、図4に示すように、蓋3の一対の第一蓋壁部32を互いに離間させる方向に押し広げることによって、蓋3に対する身2の固定を解除する。
【0065】
次いで、図5に示すように、蓋3から身2を上下ひっくり返しながら取り出す。
【0066】
次いで、図6に示すように、身2が折りたたまれた状態から、底板部21に対して直角に立ち上がるように第一壁部22,22をそれぞれに開く。さらに、各第一壁部22に重なっている腕組フラップ24,24が第一壁部22と直角になるように開く。対応する腕組フラップ24,24は、その先端同士が重なるような位置となる。
【0067】
次いで、図7及び図8に示すように、身2の底板部21のそれぞれ短辺の上方で、対応する腕組フラップ24,24同士を差し込み合う。差し込み合った腕組フラップ24,24が第二壁部23を構成する。
【0068】
腕組フラップ24同士が差し込まれることによって、身2は、底板部21に対して第一壁部22,22及び第二壁部23,23が立設された状態が維持されるようになっている。図8の状態で身2の組み立てが完了する。
【0069】
次いで、図9に示すように、第二蓋壁部33,33の二重壁の内壁と外壁と近づけるように指で挟みこみながら、開閉部34を下から上へ押圧すると、開閉部34が持ち上がる。
【0070】
次いで、図10に示すように、蓋3の開口が広がるように折り曲げる。
【0071】
次いで、図11に示すように、先端折部34aも折り曲げる。
【0072】
次いで、図12及び図13に示すように、図11の蓋3を上下ひっくり返して、図8の組み立てられた身2に被せる。
【0073】
次いで、図14に示すように、開閉部34の先端折部34aの折目線が、押さえ片27、27に引っかかった状態となるようにする。先端折部34aは、底板部21の内面に接触した状態となる。
【0074】
次いで、図15に示すように鏡4の背面が開閉部に触れた状態を維持しながら蓋3の開口から鏡4をリハビリ用の箱1の内部に挿入する。
【0075】
図16に示すように、鏡4の下端が身2の底板部21に当接し、鏡4の背面側が蓋3に支持される。開閉部34が開口から挿入された鏡4の背面側を広範囲で当接支持できるようになっている。
【0076】
挿入された鏡4の下端において、押さえ片27、27が鏡の正面側から当接するようになっている。
【0077】
鏡4を正面側と背面側両方から当接することによって、鏡4が安定して指示されるようになっている。
【0078】
上記実施形態では、リハビリ療法用の箱1は、図1に示すように、鏡を用いた錯覚療法に使用される場合について説明したが、これに限定されることはない。使用時での組み立てが容易であることと、不使用時での保管の省スペース化を実現することの両立が求められ、錯覚療法以外のリハビリ療法に使用されるリハビリ療法用の箱であってもよい。
【0079】
上記実施形態では、身2及び蓋3が段ボールのブランクからなる場合について説明したが、これに限定されることはない。身の素材は、例えば、厚紙や樹脂等であってもよい。
【0080】
上記実施形態では、底板部21は平面視で長方形となっている場合について説明したが、これに限定されることはない。底板部は、長方形以外の多角形、円又は楕円等であってもよい。当然、底板部の形状に、合わせて天板の形状も長方形以外の多角形、円又は楕円等であってもよい。
【0081】
上記実施形態では、底板部21には、2個の押さえ片27、27が設けられている場合ついて説明したが、これに限定されることはない。底板部には、例えば、溝等を形成して、その溝に鏡の下端が嵌る等、異なる構成によって蓋の開口から挿入された鏡の下端が動かないようになっていてもよい。
【0082】
上記実施形態では、第二壁部23,23は、対応する腕組フラップ24を互いに差し込み合うことで形成される場合ついて説明したが、これに限定されることはない。第一壁部を立ち上げることに伴って、第二壁部も立ち上がってくる等の異なる構成で形成されてもよい。
【0083】
上記実施形態では、天板31は、その一部である開閉部34が開閉可能となっており、天板31の一部である開閉部34が開状態となることによって蓋3の開口が形成される場合ついて説明したが、これに限定されることはない。例えば、天板には、折りたたまれた身は、蓋に収容することには問題がない大きさの開口が予め設けられていてもよい。
【0084】
また、組み立てられた身の底板部の外面には、身が載置された面との十分な静止摩擦力が生じるように、滑り止め等が設けられていてもよい。
【符号の説明】
【0085】
1 リハビリ療法用の箱
2 身
3 蓋
4 鏡
21 底板部
22 第一壁部
23 第二壁部
24 腕組フラップ
25 挿入口
26 補助挿入口
27 押さえ片
28 突出部
31 天板
32 第一蓋壁部
33 第二蓋壁部
34 開閉部
34a 先端折部
35 窪み
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16