(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-15
(45)【発行日】2024-04-23
(54)【発明の名称】海苔製造機
(51)【国際特許分類】
A23L 17/60 20160101AFI20240416BHJP
F26B 3/04 20060101ALI20240416BHJP
【FI】
A23L17/60 103Z
F26B3/04
(21)【出願番号】P 2022180928
(22)【出願日】2022-11-11
【審査請求日】2023-10-11
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】505455417
【氏名又は名称】株式会社イツワ工業
(74)【代理人】
【識別番号】100114661
【氏名又は名称】内野 美洋
(72)【発明者】
【氏名】吉田 直人
【審査官】手島 理
(56)【参考文献】
【文献】特開昭61-265072(JP,A)
【文献】特開2004-313107(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送しながら温風発生装置で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機において、
温風発生装置で発生する温風よりも高温の蒸気を発生させるための蒸気発生装置のノズルを乾燥室の内部に設け、温風発生装置で発生した温風に蒸気発生装置で発生した蒸気を
乾燥室の内部で混入させたことを特徴とする海苔製造機。
【請求項2】
前記乾燥室の内部の温度に応じて蒸気発生装置で発生する蒸気の量を制御することを特徴とする
請求項1に記載の海苔製造機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送しながら温風発生装置で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、乾燥海苔を製造するために海苔製造機が用いられている。この海苔製造機では、海苔簀を搬送装置で連続的に搬送する搬送経路上に抄製装置、脱水装置、乾燥装置を順に配置し、抄製装置で海苔簀に海苔原藻と水分とからなる海苔原料を供給して海苔簀に所定形状の海苔生地を抄製し、その後、脱水装置で海苔生地を脱水した後に、乾燥装置で海苔生地を乾燥させて乾燥海苔を製造している(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
そして、海苔製造機の乾燥装置では、海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送させるとともに、海苔生地を温風発生装置で発生した温風によって乾燥させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の海苔製造機の乾燥装置は、温風発生装置によって35~45℃の比較的低温で10%程度の比較的低湿な温風を発生し、その比較的低温低湿な温風を乾燥室に供給して、乾燥室の内部で2~3時間かけて海苔生地を乾燥させている。
【0006】
そのため、従来の海苔製造機では、乾燥海苔を製造するために要する時間が長くなるとともに、乾燥室が大型なものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで、請求項1に係る本発明では、海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送しながら温風発生装置で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機において、温風発生装置で発生する温風よりも高温の蒸気を発生させるための蒸気発生装置のノズルを乾燥室の内部に設け、温風発生装置で発生した温風に蒸気発生装置で発生した蒸気を乾燥室の内部で混入させることにした。
【0009】
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記乾燥室の内部の温度に応じて蒸気発生装置で発生する蒸気の量を制御することにした。
【発明の効果】
【0010】
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
【0011】
すなわち、本発明では、海苔簀に抄製した海苔生地を乾燥室の内部で搬送しながら温風発生装置で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機において、温風発生装置で発生した温風に蒸気発生装置で発生した蒸気を混入させることにしているために、従来よりも高温多湿な空気で海苔生地を乾燥させることができ、乾燥海苔の製造(乾燥)に要する時間を短縮することができるとともに、海苔製造機(乾燥機)を小型化することができる。
【0012】
特に、前記乾燥室の上部開口と温風発生装置に設けられた送風ファンとをダクトで連通連結して循環流路を形成するとともに、循環流路に蒸気発生装置のノズルを設け、乾燥室の上部開口から排出される海苔生地の乾燥によって加湿された空気に蒸気発生装置で発生した蒸気を混入させることにした場合には、乾燥室の上部開口から排出される海苔生地の乾燥によって加湿された空気を有効に利用することができ、蒸気発生装置で発生する蒸気の量を低減することができる。
【0013】
また、前記乾燥室の内部の温度に応じて蒸気発生装置で発生する蒸気の量を制御することにした場合には、海苔生地の乾燥に用いられる空気の温度を蒸気発生装置で発生する蒸気の量で良好に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】海苔製造機を示す側面説明図(a)、海苔簀を示す平面説明図(b)。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明に係る海苔製造機の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1に示すように、海苔製造機1は、製造機2の後方に乾燥機3を連設している。これら前後に並設された製造機2及び乾燥機3には、複数枚の海苔簀4を左右幅方向に並べて着脱自在に張設した簀枠5を間欠的に搬送するための間欠搬送装置6,7,8が設けられている。ここで、製造機2に設けられた間欠搬送装置6は、後端上部において乾燥機3の内部上側に設けられた間欠搬送装置7の前端上部との間で簀枠5を受け渡せ、後端下部において乾燥機3の内部下側に設けられた間欠搬送装置8の前端下部との間で簀枠5を受け渡されるようになっている。また、上側の間欠搬送装置7は、前端下部において下側の間欠搬送装置8の前端上部との間で簀枠5を受け渡せるようになっている。
【0017】
海苔簀4は、簀枠5ごと製造機2の間欠搬送装置6で製造機2の上部前端から上部後端まで搬送された後に、製造機2の間欠搬送装置6から乾燥機3の上側の間欠搬送装置7に受け渡される。その後、海苔簀4は、簀枠5ごと乾燥機3の上側の間欠搬送装置7で乾燥機3の上部前端から上部後端まで搬送された後に、乾燥機3の上部後端で下方に折り返され、乾燥機3の中途部後端から中途部前端まで搬送され、乾燥機3の中途部前端で乾燥機3の上側の間欠搬送装置7から下側の間欠搬送装置8に受け渡される。その後、海苔簀4は、簀枠5ごと乾燥機3の下側の間欠搬送装置8で乾燥機3の中途部前端から中途部後端まで搬送された後に、乾燥機3の中途部後端で下方に折り返され、乾燥機3の下部後端から下部前端まで搬送され、乾燥機3の下部前端で乾燥機3の下側の間欠搬送装置8から再び製造機2の間欠搬送装置6に受け渡される。その後、海苔簀4は、簀枠5ごと製造機2の間欠搬送装置6で製造機2の下部後端から下部前端まで搬送された後に、製造機2の下部前端で上方に折り返される。これにより、海苔製造機1には、間欠搬送装置6,7,8によって海苔簀4を簀枠5ごと連続して搬送する搬送経路が形成されている。
【0018】
この搬送経路には、製造機2に設けられた抄製装置9、脱水装置10、乾燥機3に設けられた乾燥装置11、製造機2に設けられた剥離装置12が順に配置されている。ここで、抄製装置9では、海苔原藻と水分とを混合させた海苔原料を海苔簀4の上面に供給して所定形状の海苔生地を抄製する。脱水装置10では、海苔簀4の上面に抄製された海苔生地にスポンジを押圧させて脱水を行う。乾燥機3では、海苔簀4の上面に抄製された海苔生地を温風で乾燥させる。剥離装置12では、乾燥した海苔生地(乾燥海苔)を海苔簀4から剥離する。
【0019】
海苔製造機1は、間欠搬送装置6,7,8、抄製装置9、脱水装置10、乾燥装置11、剥離装置12を駆動装置13によって連動して動作させる。この駆動装置13には、制御装置14が接続されており、制御装置14によって駆動装置13を介して抄製装置9・脱水装置10・乾燥装置11・剥離装置12の駆動が制御されている。
【0020】
そして、海苔製造機1は、複数の海苔簀4を簀枠5ごと搬送経路に沿って搬送していき、抄製装置9で各海苔簀4の上面に海苔原藻と水分とからなる海苔原料を所定形状(たとえば、正方形)に抄製した後に、脱水装置10で海苔生地の脱水を行い、その後、乾燥装置11で海苔生地を温風によって強制的に乾燥させて乾燥海苔とした後に、剥離装置12で各海苔簀4から乾燥した乾燥海苔を剥離し、その後、再び海苔簀4を簀枠5ごと抄製装置9に搬送する動作を連続して繰り返し行う。これにより、海苔製造機1は、海苔生地から乾燥海苔を連続して、しかも、複数枚の乾燥海苔を同時に製造する。
【0021】
この海苔製造機1において、乾燥機3に設けらた乾燥装置11は、
図1~
図4に示すように、中空箱型状の乾燥室15の右側方に温風発生装置16を設けている。
【0022】
乾燥室15は、内部に間欠搬送装置7,8が収容され、右側面下部が温風発生装置16に連通連結されており、上部が開口されている。乾燥室15の右側面下部には、温風発生装置16と連通する連通孔17が形成され、連通孔17に複数のフィン18が上下に間隔をあけて取付けられている。
【0023】
これにより、乾燥室15は、温風発生装置16で発生した温風が連通孔17から内部に供給され、その温風を用いて間欠搬送装置7,8で搬送される海苔生地を乾燥させ、海苔生地の乾燥に用いられた空気を上部の開口から排出するようになっている。
【0024】
温風発生装置16は、前後に伸延する中空箱型状の筐体19の内部に前後に伸延する放熱管20と排気管21とを収容するとともに、筐体19の上部に複数の送風ファン22を前後に並べて設けている。各送風ファン22の上方には円形開口状の吸気口23が形成されている。
【0025】
また、温風発生装置16は、放熱管20の後端にバーナー24を接続するとともに、放熱管20の前端と排気管21の前端とを連通連結し、排気管21の後端に排気筒25を接続している。
【0026】
これにより、温風発生装置16は、送風ファン22によって筐体19の内部に取り入れた空気を放熱管20の熱で加熱して乾燥室15へと送り出すようにしている。
【0027】
乾燥装置11では、乾燥室15の上部の開口全体と温風発生装置16の全ての送風ファン22の吸気口23とを密閉可能なダクト26で連通連結している。
【0028】
これにより、乾燥装置11では、温風発生装置16から供給され乾燥室15の内部で海苔生地の乾燥に用いた全ての空気(乾燥用空気)が乾燥室15の上部開口から排出されるとともに、排出された全ての乾燥用空気がダクト26を介して温風発生装置16の吸気口23から筐体19の内部に送られ、全ての乾燥用空気が再び放熱管20で加熱されて乾燥室15へと供給されるようになっている。
【0029】
このように、乾燥装置11は、乾燥室15の上部開口と温風発生装置16に設けられた送風ファン22とをダクト26で連通連結して、全ての乾燥用空気が乾燥室15と温風発生装置16との間で循環する循環流路を形成している。ダクト26には、湿度調整用のダンパー27を設けてもよい。
【0030】
また、乾燥装置11は、温風発生装置16の右側方に水を蒸発させて蒸気(水蒸気)を発生させるための蒸気発生装置28を設け、蒸気発生装置28に接続されたノズル29を循環流路内(温風発生装置16の内部と乾燥室15の内部)に配置している。
【0031】
このように、乾燥装置11は、蒸気発生装置28を設けることで、温風発生装置16で発生した温風に蒸気発生装置28で発生した蒸気を混入させている。しかも、乾燥装置11では、循環流路に蒸気発生装置28のノズル29を設けることで、乾燥室15の上部開口から排出される海苔生地の乾燥によって加湿された空気に蒸気発生装置28で発生した蒸気を混入させている。
ることにした場合には、蒸気発生装置で発生する蒸気の量を低減することができる。
【0032】
これにより、乾燥装置11では、温風発生装置16で発生した温風の温度及び湿度を蒸気発生装置で発生した蒸気によって上昇させることができ、従来よりも比較的高温多湿な空気を乾燥用空気として用いて海苔生地を乾燥させることができる。
【0033】
蒸気発生装置28のノズル29は、循環流路内であればいずれの位置に設けてもよいが、温風発生装置16の送風ファン22の上方(上流側)にノズル29を設けると、ノズル29から噴霧される加湿された空気が送風ファン22に接触して冷却されて水滴化してしまうおそれがあるため、温風発生装置16の送風ファン22の下方(下流側)にノズル29を設けるのが好ましい。
【0034】
乾燥装置11は、温風発生装置16(送風ファン22やバーナー24)や蒸気発生装置28や循環流路に設けた温度や湿度を計測するセンサーを制御装置14に接続して、制御装置14によって温風発生装置16や蒸気発生装置28の駆動を制御するようにしている。
【0035】
たとえば、循環流路を循環する乾燥用空気の温度が予め設定した温度よりも高い場合には、バーナー24での熱量(燃焼量)及び/又は蒸気発生装置28で発生する蒸気の量を低減させて乾燥用空気の温度を下げるように制御している。また、循環流路を循環する乾燥用空気の温度が予め設定した温度よりも高い場合には、バーナー24での熱量(燃焼量)及び又は蒸気発生装置28で発生する蒸気の量を増大させて乾燥用空気の温度を上げるように制御している。なお、蒸気発生装置28で発生る蒸気が温風発生装置16だけで発生する温風よりも高温となるため、蒸気発生装置28だけでも乾燥用空気の温度を増減させることができる。
【0036】
また、循環流路を循環する乾燥用空気の湿度が予め設定した湿度よりも高い場合には、蒸気発生装置28で発生する蒸気の量を減少させて乾燥用空気の湿度を下げるように制御している。また、循環流路を循環する乾燥用空気の湿度が予め設定した湿度よりも低い場合には、蒸気発生装置28で発生する蒸気の量を増大させて乾燥用空気の湿度を上げるように制御している。
【0037】
従来の乾燥機では、外気を温風発生装置で35~45℃の比較的低温で10%程度の比較的低湿な温風にして乾燥室へ供給し、乾燥室の上部の開口を外部へ開放して海苔生地の乾燥に用いた多湿な空気を外部に排出しており、乾燥室の内部で2~3時間かけて海苔生地を乾燥させていた。そのため、従来の乾燥機では、乾燥海苔を乾燥させるために要する時間が長くなるとともに、乾燥機が大型なものとなっていた。
【0038】
これに対して、上記乾燥機3では、乾燥用空気を循環させることで、60~70℃の比較的高温で60~70%の比較的多湿な空気で海苔生地を乾燥させることができ、乾燥に要する時間を20~30分程度に短縮することができる。
【0039】
このように、比較的高温多湿な空気を用いて短時間で海苔生地を乾燥させることによって、乾燥海苔の割れや縮みを抑制しつつ、海苔生地に含まれる海苔原藻の細胞の破壊が抑制されてうま味成分の多い乾燥海苔を製造することができる。
【0040】
以上に説明したように、海苔製造機1では、海苔簀4に抄製した海苔生地を乾燥室15の内部で搬送しながら温風発生装置16で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造している。
【0041】
そして、上記海苔製造機1は、温風発生装置16で発生した温風に蒸気発生装置28で発生した蒸気を混入させる構成となっている。
【0042】
そのため、上記構成の海苔製造機1では、従来よりも高温多湿な空気で海苔生地を乾燥させることができ、乾燥海苔の製造(乾燥)に要する時間を短縮することができるとともに、海苔製造機1(乾燥機3)を小型化することができる。
【0043】
また、上記海苔製造機1は、乾燥室15の上部開口と温風発生装置16に設けられた送風ファン22とをダクト26で連通連結して循環流路を形成するとともに、循環流路に蒸気発生装置28のノズル29を設け、乾燥室15の上部開口から排出される海苔生地の乾燥によって加湿された空気に蒸気発生装置28で発生した蒸気を混入させた構成となっている。
【0044】
そのため、上記構成の海苔製造機1では、乾燥室15の上部開口から排出される海苔生地の乾燥によって加湿された空気を有効に利用することができ、蒸気発生装置28で発生する蒸気の量を低減することができる。
【0045】
また、上記海苔製造機1は、乾燥室15の温度に応じて蒸気発生装置28で発生する蒸気の量を制御する構成となっている。
【0046】
そのため、上記構成の海苔製造機1では、海苔生地の乾燥に用いられる空気の温度を蒸気発生装置28で発生する蒸気の量で良好に制御することができる。
【符号の説明】
【0047】
1 海苔製造機 2 製造機
3 乾燥機 4 海苔簀
5 簀枠 6,7,8 間欠搬送装置
9 抄製装置 10 脱水装置
11 乾燥装置 12 剥離装置
13 駆動装置 14 制御装置
15 乾燥室 16 温風発生装置
17 連通孔 18 フィン
19 筐体 20 放熱管
21 排気管 22 送風ファン
23 吸気口 24 バーナー
25 排気筒 26 ダクト
27 ダンパー 28 蒸気発生装置
29 ノズル
【要約】
【課題】乾燥海苔の製造(乾燥)に要する時間を短縮することができるとともに、海苔製造機(乾燥機)を小型化すること。
【解決手段】本発明では、海苔簀(4)に抄製した海苔生地を乾燥室(15)の内部で搬送しながら温風発生装置(16)で発生した温風によって乾燥させて乾燥海苔を製造する海苔製造機(1)において、温風発生装置(16)で発生した温風に蒸気発生装置(28)で発生した蒸気を混入させることにした。また、本発明では、前記乾燥室(15)の上部開口と温風発生装置(16)に設けられた送風ファン(22)とをダクト(26)で連通連結して循環流路を形成するとともに、循環流路に蒸気発生装置(28)のノズル(29)を設け、乾燥室(15)の上部開口から排出される海苔生地の乾燥によって加湿された空気に蒸気発生装置(28)で発生した蒸気を混入させることにした。さらに、本発明では、前記乾燥室(15)の内部の温度に応じて蒸気発生装置(28)で発生する蒸気の量を制御することにした。
【選択図】
図3