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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-15
(45)【発行日】2024-04-23
(54)【発明の名称】乗り上げ部材
(51)【国際特許分類】
   B65G 13/075 20060101AFI20240416BHJP
   B65G 1/08 20060101ALI20240416BHJP
   B65G 21/20 20060101ALI20240416BHJP
【FI】
B65G13/075
B65G1/08 C
B65G21/20 Z
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2023134453
(22)【出願日】2023-08-22
【審査請求日】2023-08-22
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596116189
【氏名又は名称】株式会社カムサー
(74)【代理人】
【識別番号】100159499
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 義典
(74)【代理人】
【識別番号】100120329
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 一規
(74)【代理人】
【識別番号】100159581
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 勝誠
(74)【代理人】
【識別番号】100106264
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 耕治
(74)【代理人】
【識別番号】100139354
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 昌子
(74)【代理人】
【識別番号】100208708
【弁理士】
【氏名又は名称】河村 健志
(74)【代理人】
【識別番号】100215371
【弁理士】
【氏名又は名称】古茂田 道夫
(74)【代理人】
【識別番号】100187997
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 厳輝
(72)【発明者】
【氏名】植野 弘志
【審査官】加藤 三慶
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-137803(JP,A)
【文献】実公昭35-013945(JP,Y1)
【文献】特開平10-109710(JP,A)
【文献】特開2000-255733(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 13/075
B65G 1/08
B65G 21/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対のサイドフレームおよび上記一対のサイドフレーム間に架け渡される複数のローラを有し、圃場において使用されるローラコンベア上を搬送される容器を減速させまたは停止させる乗り上げ部材であって、
記ローラの回転軸に直接支持される支持面と、
隣接する上記ローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される乗り上げ部と
を備え、
上記一対のサイドフレームに取り付けられる一対の第1取付部を備えており、
上記乗り上げ部が上記一対の第1取付部に連結されており、
上記第1取付部に上記支持面が設けられており、
上記ローラコンベアに対して着脱可能に取り付けられる乗り上げ部材。
【請求項2】
一対のサイドフレームおよび上記一対のサイドフレーム間に架け渡される複数のローラを有し、圃場において使用されるローラコンベア上を搬送される容器を減速させまたは停止させる乗り上げ部材であって、
上記ローラに直接支持される支持面と、
隣接する上記ローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される乗り上げ部と
を備え、
隣接する上記ローラ同士の間で上記一対のサイドフレームの間に挿入される第2取付部を備えており、
上記乗り上げ部が、底面およびこの底面に対向する天面を有しており、
上記第2取付部が、上記底面に固定されており、
上記第2取付部に上記支持面が設けられており、
上記ローラコンベアに対して着脱可能に取り付けられる乗り上げ部材。
【請求項3】
一対のサイドフレームおよび上記一対のサイドフレーム間に架け渡される複数のローラを有し、圃場において使用されるローラコンベア上を搬送される容器を減速させまたは停止させる乗り上げ部材であって、
上記ローラに直接支持される支持面と、
隣接する上記ローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される乗り上げ部と
を備え、
上記ローラの周面に沿って湾曲する第3取付部を備えており、
上記乗り上げ部の第1端が、上記第3取付部における湾曲方向の一端部に連続して設けられており、
上記乗り上げ部における上記第1端に対向する第2端は、上記第3取付部が連続していない自由端であり、
上記第3取付部は半円弧以上の長さを有し、かつ上記第3取付部の内周面が上記支持面として構成されており、
上記ローラコンベアに対して着脱可能に取り付けられる乗り上げ部材。
【請求項4】
上記乗り上げ部が、少なくとも隣接する2本のローラ上を覆うように構成されている請求項3に記載の乗り上げ部材。
【請求項5】
上記乗り上げ部が、上記容器の搬送方向における両側に下り勾配を有する請求項1または請求項2に記載の乗り上げ部材。
【請求項6】
上記ローラの頂部に対する上記乗り上げ部の突出高さが10mm以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗り上げ部材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、乗り上げ部材に関する。
【背景技術】
【0002】
圃場において収穫物を入れた箱は、圃場外や圃場内の作業道等に搬送されてトラック等に積み替えられる。圃場内における上記箱の搬送には、ローラコンベアが使用されることがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-227241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水田および水田転作の畑以外の圃場は、全体的に傾きのある傾斜畑である場合が多い。また、圃場における傾斜は不規則であることが多い。このような環境においてローラコンベアを用いる場合、ローラコンベアの搬送方向における傾斜角度も大きくなりやすい。
【0005】
ローラコンベアのベアリングの状態、箱の材質(段ボール、プラスチック、木等)、箱の底面の状態、内容物の有無や内容物を含めた箱の重量などの影響はあるが、例えばローラコンベアの傾斜角度を2度以上にし、箱に初速を与えると、この箱は一定の速度で走行を続ける。この際のローラコンベアの傾斜角度をコロコロ斜度といい、箱の走行速度をコロコロ速度ともいう。箱の走行速度がコロコロ速度を超えると、箱が加速して危険である。
【0006】
例えばローラコンベアを傾斜畑で使用する場合、「山出し」(山側の高い方の通路に出すこと)と「谷出し」(谷側の低い方の通路に出すこと)との2つの搬送方法がある。また、傾斜畑の傾斜角度としては、3度未満のものや、3~6度程度のものや、6度以上のものがあり、山を開いた夏野菜、果樹園等ではさらに急傾斜となることもある。仮に傾斜畑の傾斜角度を2度とした場合、搬送方向における長さを3000mm、コロコロ斜度を2度として設計されたローラコンベアを山出しに配置すると、谷側の搬送高さは山側の搬送高さよりも約21cm高くなる。そして、このローラコンベアを谷出しに配置すると、谷側と山側との搬送高さの差は約32cmとなり、約6度の急勾配となる。そのため、このような傾斜畑では、箱の走行速度がコロコロ速度よりも大きくなりやすい。
【0007】
なお、水田や水田転作の畑等のような平坦圃場もあるが、このような平坦圃場でも地面の軟弱があり、ローラコンベアの脚部が深く沈むことがある。また、圃場にあわせてローラコンベアの脚部の高さを調整することも考えられるが、手間がかかる。これらの観点から、平坦圃場でも、汎用性を高められるようにローラコンベアの傾斜角度をコロコロ斜度よりも大きく設定しておくことが多い。そのため、平坦圃場においても、箱の走行速度がコロコロ速度を超えて加速するおそれがある。さらに、傾斜畑であるか平坦圃場であるかを問わず、トラック等に積み替える直前で箱が減速または停止することが望まれることもある。
【0008】
本開示は、このような事情に基づいてなされたものであり、ローラコンベア上を搬送される容器の搬送速度を所望の位置で容易に制御することができる乗り上げ部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る乗り上げ部材は、一対のサイドフレームおよび上記一対のサイドフレーム間に架け渡される複数のローラを有し、圃場において使用されるローラコンベア上を搬送される容器を減速させまたは停止させる乗り上げ部材であって、上記ローラまたは上記ローラの回転軸に支持される支持面と、隣接する上記ローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される乗り上げ部とを備え、上記ローラコンベアに対して着脱可能に取り付けられる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様に係る乗り上げ部材は、ローラコンベア上を搬送される容器の搬送速度を所望の位置で容易に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本開示の一実施形態に係る乗り上げ部材をローラコンベアに配置した使用状態を示す模式的側面図である。
図2図2は、図1の乗り上げ部材の模式的斜視図である。
図3図3は、図2の乗り上げ部材をローラコンベアに配置した状態の模式的平面図である。
図4図4は、図2の乗り上げ部材をローラコンベアに配置した状態の模式的側面図である。
図5図5は、図2の乗り上げ部材における第1取付部の変形例を示す模式的斜視図である。
図6図6は、図2の乗り上げ部材とは異なる形態に係る乗り上げ部材の模式的斜視図である。
図7図7は、図6の乗り上げ部材をローラコンベアに配置した状態の模式的平面図である。
図8図8は、図6の乗り上げ部材をローラコンベアに配置した状態の模式的側面図である。
図9図9は、図2および図6の乗り上げ部材とは異なる形態に係る乗り上げ部材の模式的斜視図である。
図10図10は、図9の乗り上げ部材をローラコンベアに配置した状態の模式的平面図である。
図11図11は、図9の乗り上げ部材をローラコンベアに配置した状態の模式的側面図である。
図12図12は、図9の乗り上げ部材を用いてローラコンベアを移動させている状態を示す模式的側面図である。
図13図13は、図9の乗り上げ部材の変形例を示す図10に対応する模式的平面図である。
図14図14は、図13の乗り上げ部材の図11に対応する模式的側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0013】
(1)本開示の一態様に係る乗り上げ部材は、一対のサイドフレームおよび上記一対のサイドフレーム間に架け渡される複数のローラを有し、圃場において使用されるローラコンベア上を搬送される容器を減速させまたは停止させる乗り上げ部材であって、上記ローラまたは上記ローラの回転軸に支持される支持面と、隣接する上記ローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される乗り上げ部とを備え、上記ローラコンベアに対して着脱可能に取り付けられる。
【0014】
当該乗り上げ部材は、上記一対のサイドフレーム間に架け渡されているローラまたはローラの回転軸に上記支持面を支持させることで、上記ローラコンベアの搬送方向における所望の位置に着脱可能に配置することができる。さらに、当該乗り上げ部材は、隣接するローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される乗り上げ部を備えるので、ローラコンベアの搬送方向における所望の位置において、容器を減速させまたは停止させることができる。したがって、当該乗り上げ部材は、ローラコンベア上を搬送される容器の搬送速度を所望の位置で容易に制御することができる。
【0015】
(2)上記(1)において、上記一対のサイドフレームに取り付けられる一対の第1取付部を備えており、上記乗り上げ部が上記一対の第1取付部に連結されており、上記第1取付部に上記支持面が設けられているとよい。このように構成されていることで、簡易な構成で、かつ上記ローラコンベアに容易かつ確実に取り付けることができる。
【0016】
(3)上記(1)または(2)において、隣接する上記ローラ同士の間で上記一対のサイドフレームの間に挿入される第2取付部を備えており、上記乗り上げ部が上記第2取付部に連結されており、上記第2取付部に上記支持面が設けられているとよい。このように構成されていることで、簡易な構成で、かつ上記ローラコンベアに容易かつ確実に取り付けることができる。
【0017】
(4)上記(1)において、上記ローラの周面に沿って湾曲する第3取付部を備えており、上記乗り上げ部が、上記第3取付部における湾曲方向の一端部に連続して設けられており、上記第3取付部の内周面が上記支持面として構成されているとよい。このように構成されていることで、簡易な構成で、かつ上記ローラコンベアに容易かつ確実に取り付けることができる。
【0018】
(5)上記(4)において、上記乗り上げ部が、少なくとも隣接する2本のローラ上を覆うように構成されているとよい。このように構成されていることで、上記乗り上げ部を上記ローラ上に安定的に保持することができるとともに、上記容器に対する搬送速度の低減効果を高めやすい。
【0019】
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、上記乗り上げ部が、上記容器の搬送方向における両側に下り勾配を有するとよい。このように構成されていることで、上記容器を上記乗り上げ部に容易に乗り上げさせることができるとともに、上記容器を上記乗り上げ部から容易に送り出すことができる。
【0020】
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、上記ローラの頂部に対する上記乗り上げ部の突出高さが10mm以下であるとよい。このように構成されていることで、上記容器を上記乗り上げ部に容易に乗り上げさせることができるとともに、上記容器を上記乗り上げ部から容易に送り出すことができる。また、上記ローラコンベアが急勾配に配置されている場合に上記乗り上げ部の突出高さが大きいと、上記容器が上記乗り上げ部で大きくジャンプするおそれがある。この場合、上記容器に内容物が収容されているとローラ上に着地した際に内容物が損傷するおそれがある。また、上記乗り上げ部の突出高さが大きいと、上記乗り上げ部との接触に起因して上記容器を傷めるおそれもある。
【0021】
なお、本開示において、「隣接するローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される」とは、隣接する一対のローラの頂部を通る仮想面に対して上方に突出した部分を有するように保持されることを意味する。「ローラの頂部に対する乗り上げ部の突出高さ」とは、乗り上げ部に隣接する一対のローラの頂部を通る仮想面に対する突出高さを意味する。
【0022】
[本発明の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本開示の実施の形態を詳説する。なお、本明細書に記載された数値については、記載された上限値と下限値との一方のみを採用すること、あるいは上限値と下限値とを任意に組み合わせることが可能である。本明細書では、組み合わせ可能な数値範囲が好適な範囲として全て記載されているものとする。また、各図は模式的なものであって、実際の寸法や比率等とは一致しないことがある。本開示において、「第1」、「第2」および「第3」の記載は、これらが付された構成要素を区別するためのもので、数、順序、優先順位等を限定するものではない。
【0023】
[第一実施形態]
<乗り上げ部材>
図1に示すように、当該乗り上げ部材10は、一対のサイドフレーム110および一対のサイドフレーム110間に架け渡される複数のローラ120を有し、圃場において使用されるローラコンベア100上を搬送される容器Pを減速または停止させる。
【0024】
当該乗り上げ部材10は、ローラコンベア100に対して着脱可能に取り付けられる。より詳しくは、当該乗り上げ部材10は、圃場においてコロコロ斜度以上の傾斜角度になるように配置されたローラコンベア100の隣接する一対のローラ120間に着脱可能に取り付けられる。当該乗り上げ部材10は、ローラコンベア100に設けられている任意のローラ120間に配置することができ、これにより容器Pの減速位置または停止位置を容易に調整できる。また、当該乗り上げ部材10は、1つのローラコンベア100に対して2個以上を配置することができる。そのため、例えば当該乗り上げ部材10をローラコンベア100のローラ120間に連続して配置することで、容器Pの減速度合いを調整したり、容器Pが停止するよう制御することができる。
【0025】
圃場における当該乗り上げ部材10の用途は、特に限定されるものではない。例えば当該乗り上げ部材10は、収穫物が収容された容器PをトラックTに搬送する経路において、容器Pの速度を制御するために用いられてもよく、トラックTの荷台Cの手前で容器Pを停止させるために用いられてもよい。容器Pとしては、特に限定されるものではなく、例えば段ボール箱、プラスチック箱、木箱等が挙げられる。
【0026】
図2から図4に示すように、当該乗り上げ部材10は、ローラ120の回転軸120aに支持される支持面1aと、隣接するローラ120同士の間でこれらのローラ120よりも高位置に保持される乗り上げ部2とを備える。
【0027】
当該乗り上げ部材10は、一対のサイドフレーム110間に架け渡されている任意のローラ120の回転軸120aに支持面1aを支持させることで、ローラコンベア100の搬送方向における所望の位置に着脱可能に配置することができる。さらに、当該乗り上げ部材10は、隣接するローラ120同士の間でこれらのローラ120よりも高位置に保持される乗り上げ部2を備えるので、ローラコンベア100の搬送方向における所望の位置において、容器Pを減速させまたは停止させることができる。なお、圃場において、ローラコンベア100は、使用中の僅かな斜度の変化で、コロコロ斜度よりも大きくなったり小さくなったりし得る。このような場合、使用時の状況に応じて所望の箇所において容易に容器Pの速度を調整できれば極めて有効である。この点、当該乗り上げ部材10によると、コロコロ斜度が大きくなった箇所に容易に配置することができる。したがって、当該乗り上げ部材10は、ローラコンベア100上を搬送される容器Pの搬送速度を所望の位置で容易に制御することができる。
【0028】
当該乗り上げ部材10は、一対のサイドフレーム110に取り付けられる一対の第1取付部1を備えている。乗り上げ部2は、一対の第1取付部1に連結されている。より詳しくは、一対の第1取付部1は、間隔を空けて平行に配置されており、乗り上げ部2は、これらの第1取付部1に架け渡されている。当該乗り上げ部材10は、上述の支持面1aが第1取付部1に設けられている。当該乗り上げ部材10は、このように構成されていることで、簡易な構成であり、かつローラコンベア100に容易かつ確実に取り付けることができる。
【0029】
(第1取付部)
当該乗り上げ部材10は、第1取付部1がサイドフレーム110に取り付けられることで、ローラコンベア100に着脱容易に取り付けられる。第1取付部1は、サイドフレーム110に上方から載置されることで、サイドフレーム110に取り付けられる。図2に示すように、第1取付部1は、サイドフレーム110の上面に当接する天板11と、サイドフレーム110の内側面に沿って配置される内側板12とを有する。天板11と内側板12とは、断面L字状に形成されている。天板11および内側板12は、例えばサイドフレーム110の長手方向に沿って延びる長尺状である。天板11および内側板12は、それぞれ長方形状であってもよい。内側板12における長手方向の一方側の端面は、上述の支持面1aとして構成されている。支持面1aは、平面であってもよく、ローラ120の回転軸120aに嵌まり込む凹部を有していてもよい。また、支持面1aは、ローラ120の回転軸120aに面接触するように設けられていてもよく、線接触するように設けられていてもよく、点接触するように設けられていてもよい。なお、当該乗り上げ部材10は、取付部以外に、当該乗り上げ部材10をローラコンベア100に固定するための固定手段を備えていてもよい。ただし、当該乗り上げ部材10の着脱容易性を確保する観点からは、当該乗り上げ部材10は、ローラコンベア10に配置するだけで、このローラコンベア100に取り付けられるように設けられていることが好ましい。
【0030】
当該乗り上げ部材10は、第1取付部1をサイドフレーム110に取り付けることで、支持面1aがローラ120の回転軸120aに下流側から支持されるように構成されている。すなわち、当該乗り上げ部材10は、第1取付部1をサイドフレーム110に取り付けることで、ローラコンベア100の傾斜に起因して、あるいは容器Pが乗り上げ部2を通過することに起因して、支持面1aが下流側の回転軸120aに当接するように移動する。そのため、当該乗り上げ部材10は、支持面1aをローラ120の回転軸120aに支持させるための特段の作業を要しない。このように構成されていることで、ローラコンベア100に対する取り付けが極めて容易になるとともに、この取り付け状態を安定的に維持することができる。
【0031】
図5を参照して、第1取付部の変形例について説明する。図5の第1取付部21は、サイドフレーム110の上面に当接する天板11と、サイドフレーム110の内側面に沿って配置される内側板12と、サイドフレーム110の外側面に沿って配置される外側板13とを有する。天板11、内側板12および外側板13は、断面コ字状に形成されている。天板11、内側板12および外側板13は、それぞれサイドフレーム110の長手方向に沿って延びる長尺状である。天板11、内側板12および外側板13は、それぞれ長方形状であってもよい。内側板12における長手方向の一方側の端面は、上述の支持面1aとして構成されている。当該乗り上げ部材10は、第1取付部21がこのような形状であっても、第1取付部21をサイドフレーム110に上方から載置することで、サイドフレーム110に容易に取り付けることができる。
【0032】
(乗り上げ部)
乗り上げ部2は、一対の第1取付部1に連結される底面と、隣接するローラ120間で上方に突出する天面2aとを有する。天面2aは、摩擦によって容器Pを減速または停止させるとともに、この容器Pをローラコンベア100の搬送方向における下流側に送り出せるように構成されている。つまり、天面2aは、容器Pを乗り上げさせるとともに、この容器Pが乗り上げ部2を乗り越えられるように構成されている。より具体的に説明すると、当該乗り上げ部材10は、ローラコンベア100上を搬送される容器Pについて、(1)底面の前部が天面2aに乗り上げ、底面の後部がローラ120に支持された状態、(2)底面の中央部が天面2aに乗り上げ、底面の前部および後部は中空に保持された状態、(3)底面の後部が天面2aに乗り上げ、底面の前部がローラ120に支持された状態、を経てローラコンベア100の下流側に送り出すことができるように構成されており、この間は乗り上げ部2と容器Pの底面との摩擦抵抗を高め、またはローラ120の機能を減じるかゼロにすることで、あるいは必要に応じて当該乗り上げ部材10を複数配置することで、容器Pの速度を制御する。
【0033】
図4に示すように、乗り上げ部2は、容器Pの搬送方向における両側に下り勾配を有する。より詳しくは、天面2aは、隣接する一対のローラ120よりも高位置に配置される高位領域HRを有しており、この高位領域HRにおける容器Pの搬送方向の上流側に第1下り勾配を有し、搬送方向の下流側に第2下り勾配を有する。高位領域HRは、例えば側面視円弧状である。また、側面視における高位領域HRの形状は、円弧を複数(例えば3以上)の直線で近似した形状であってもよく、逆V字状であってもよい。中でも、容器Pの損傷を抑制しつつ、容器Pをスムーズに送り出せる観点から、円弧状または円弧を3つの直線で近似した形状(例えば台形状)が好ましい。当該乗り上げ部材10は、上記第1下り勾配を有することで、容器Pを乗り上げ部2に容易に乗り上げさせることができる。また、当該乗り上げ部材10は、上記第2下り勾配を有することで、容器Pを乗り上げ部2から容易に送り出すことができる。また、乗り上げ部2が上記第1下り勾配および上記第2下り勾配を有することで、乗り上げ部2が一対のローラ120間に配置されることと相俟って、容器Pの搬送方向が逆になった場合でも(容器Pを逆送りした場合でも)、この容器Pを減速させまたは停止させる機能を奏することができる。
【0034】
ローラ120の頂部に対する乗り上げ部2の突出高さHの上限としては、容器Pを減速または停止させるとともに、この容器Pをローラコンベア100の下流側に容易に送り出すことができる観点から、10mmが好ましく、5mmがより好ましく、3mmがさらに好ましい。なお、ローラコンベア100が急勾配に配置されている場合に乗り上げ部2の突出高さHが大きいと、容器Pが乗り上げ部2で大きくジャンプするおそれがある。この場合、容器Pに内容物が収容されているとローラ120上に着地した際に内容物が損傷するおそれがある。また、乗り上げ部2の突出高さHが大きいと、乗り上げ部2との接触に起因して容器Pを傷めるおそれもある。一方、上記突出高さHの下限としては、容器Pの減速効果が容易に得られるようにする観点から、1mmとすることができる。
【0035】
図3に示すように、乗り上げ部2は、一対の第1取付部1の長手方向の中間部分に連結されている。すなわち、一対の第1取付部1は、長手方向の両端部がそれぞれ乗り上げ部2よりも外側に突出している。このように構成されていることで、当該乗り上げ部材10は、内側板12における長手方向の両側の端面を上述の支持面1aとして機能させることができる。その結果、当該乗り上げ部材10の配置の自由度を高めることができる。
【0036】
[第二実施形態]
<乗り上げ部材>
図6から図8の乗り上げ部材30は、一対のサイドフレーム110間に架け渡される複数のローラ120を有し、圃場において使用されるローラコンベア100上を搬送される容器Pを減速または停止させる。当該乗り上げ部材30は、ローラ120に支持される支持面31aと、隣接するローラ120同士の間でこれらのローラ120よりも高位置に保持される乗り上げ部2とを備える。当該乗り上げ部材30は、ローラコンベア100に対して着脱可能に取り付けられる。乗り上げ部2は、容器Pの搬送方向における両側に下り勾配を有する。当該乗り上げ部材30における乗り上げ部2の具体的な構成は、第一実施形態における乗り上げ部2と同様とすることができるため、同一符号を付して説明を省略する。
【0037】
当該乗り上げ部材30は、第一実施形態における乗り上げ部材10と同様に、ローラコンベア100上を搬送される容器Pの搬送速度を所望の位置で容易に制御することができる。また、当該乗り上げ部材30は、ローラコンベア100のローラ120間に連続して配置することで、容器Pの減速度合いを調整したり、容器Pが停止するよう制御することができる。
【0038】
当該乗り上げ部材30は、隣接するローラ120同士の間で一対のサイドフレーム110間に挿入される第2取付部31を備える。乗り上げ部2は、第2取付部31に連結されている。より詳しくは、第2取付部31は、乗り上げ部2の底面に固定されている。当該乗り上げ部材30は、上記支持面31aが第2取付部31に設けられている。当該乗り上げ部材30は、このように構成されていることで、簡易な構成であり、かつローラコンベア100に容易かつ確実に取り付けることができる。
【0039】
(第2取付部)
当該乗り上げ部材30は、第2取付部31が隣接するローラ120同士の間で一対のサイドフレーム110間の空間に挿入されることで、ローラコンベア100に着脱容易に取り付けられる。具体的には、第2取付部31は、乗り上げ部2の底面における幅方向(ローラ120の軸と平行な方向)の中央部分に固定されている。これにより、乗り上げ部2の幅方向の両端部は、第2取付部31よりも外側に突出している。このように構成されていることで、第2取付部31を一対のサイドフレーム110間の空間に挿入すると、乗り上げ部2の底面の両端部がサイドフレーム110の上面に当接する。そのため、当該乗り上げ部材30は、乗り上げ部2が一対のサイドフレーム110によって下方から支持されるとともに、第2取付部31によって平面方向の移動が規制された状態となり、隣接する一対のローラ120同士の間で安定的に保持される。
【0040】
第2取付部31は、例えばコ字状である。第2取付部31は、容器Pの搬送方向の上流側において下方に突出する前板32と、容器Pの搬送方向の下流側において下方に突出する後板33とを有する。前板32および後板33は、容器Pの搬送方向に対向するように互いに平行に配置されている。後板33の後面は、上述の支持面31aとして構成されている。なお、当該乗り上げ部材30は、容器Pの搬送方向が逆になった場合等には、前板32の前面が上述の支持面31aとして構成されるように設けられている。なお、図6では、支持面31aは、当該乗り上げ部材30の幅方向に延びる単一の長尺面であるが、支持面31aは、例えば乗り上げ部2の幅方向に間隔を空けて形成されていてもよく、乗り上げ部2の幅方向における両端部分にのみ形成されていてもよい。
【0041】
支持面31aは、平面であってもよく、ローラ120の周面に対応するように湾曲していてもよい。また、支持面31aは、ローラ120の周面に面接触するように設けられていてもよく、線接触するように設けられていてもよく、点接触するように設けられていてもよい。前板32および後板33は、当該乗り上げ部材30の幅方向を長手方向とする長尺状である。前板32および後板33の長手方向の両側の端面は、一対のサイドフレーム110の内側面に当接することで、当該乗り上げ部材30の幅方向の移動を規制する規制部として構成されている。
【0042】
当該乗り上げ部材30は、第2取付部31を一対のサイドフレーム110間の空間に挿入することで、支持面31aがローラ120に下流側から支持されるように構成されている。すなわち、当該乗り上げ部材30は、乗り上げ部2を一対のサイドフレーム110に載置することで、ローラコンベア100の傾斜に起因して、あるいは容器Pが乗り上げ部2を通過することに起因して、支持面31aが下流側のローラ120に当接するように移動する。そのため、当該乗り上げ部材30は、支持面31aをローラ120に支持させるための特段の作業を要しない。このように構成されていることで、ローラコンベア100に対する取り付けが極めて容易であるとともに、この取り付け状態を安定的に維持することができる。
【0043】
当該乗り上げ部材30は、乗り上げ部2が容器Pの搬送方向における両側に下り勾配を有するので、容器Pを乗り上げ部2に容易に乗り上げさせることができるとともに、容器Pを乗り上げ部2から容易に送り出すことができる。また、この構成によると、乗り上げ部2が一対のローラ120間に配置されることと相俟って、容器Pの搬送方向が逆になった場合でも(容器Pを逆送りした場合でも)、この容器Pを減速させまたは停止させる機能を奏することができる。
【0044】
[第三実施形態]
<乗り上げ部材>
図9から図11の乗り上げ部材40は、一対のサイドフレーム110間に架け渡される複数のローラ120を有し、圃場において使用されるローラコンベア100上を搬送される容器Pを減速または停止させる。当該乗り上げ部材40は、ローラ120に支持される支持面41aと、隣接するローラ120同士の間でこれらのローラ120よりも高位置に保持される乗り上げ部42とを備える。当該乗り上げ部材40は、ローラコンベア100に対して着脱可能に取り付けられる。
【0045】
当該乗り上げ部材40は、第一実施形態における乗り上げ部材10と同様に、ローラコンベア100上を搬送される容器Pの搬送速度を所望の位置で容易に制御することができる。また、当該乗り上げ部材40は、ローラコンベア100のローラ120間に連続して配置することで、容器Pの減速度合いを調整したり、容器Pが停止するよう制御することができる。
【0046】
当該乗り上げ部材40は、ローラ120の周面に沿って湾曲する第3取付部41を備える。乗り上げ部42は、第3取付部41における湾曲方向の一端部に連続して設けられている。第3取付部41の内周面は、上述の支持面41aとして構成されている。当該乗り上げ部材40は、このように構成されていることで、簡易な構成であり、かつローラコンベア100に容易かつ確実に取り付けることができる。
【0047】
第3取付部41および乗り上げ部42は、例えば金属または合金によって一体的に形成することができる。
【0048】
(第3取付部)
第3取付部41は、断面円弧状である。第3取付部41は、乗り上げ部42の幅方向の全領域にわたって延びていてもよい。この場合、第3取付部41は、軸方向を長手方向とする部分円筒状に構成される。また、第3取付部41は、乗り上げ部42の幅方向の一部分に連結されていてもよい。この場合、当該乗り上げ部材40は、乗り上げ部42の幅方向に複数の第3取付部41が配置されていてもよい。
【0049】
当該乗り上げ部材40は、第3取付部41をローラ120の周面に篏合することで、ローラコンベア100に着脱容易に取り付けられる。そのため、当該乗り上げ部材40は、ローラコンベア100に取り付けるにあたって、第3取付部41をローラ120の周面に嵌め込む以外の特段の作業を要しない。このように構成されていることで、ローラコンベア100に対する取り付けが極めて容易であるとともに、この取り付け状態を安定的に維持することができる。
【0050】
(乗り上げ部)
乗り上げ部42は板状である。乗り上げ部42は、少なくとも隣接する2本のローラ120上を覆うように構成されている。乗り上げ部42は、第3取付部41が取り付けられているローラ120に隣接するローラ120上まで延びている。当該乗り上げ部材40は、このように構成されていることで、乗り上げ部42をローラ120上に安定的に保持することができるとともに、容器Pに対する搬送速度の低減効果を高めやすい。
【0051】
乗り上げ部42は、第一実施形態における乗り上げ部2と同様に、摩擦によって容器Pを減速または停止させるとともに、この容器Pをローラコンベア100の搬送方向における下流側に送り出せるように構成されている。
【0052】
乗り上げ部42は、容器Pの搬送方向における上流側に下り勾配を有する。また、乗り上げ部42は、当該乗り上げ部材40がローラ120に取り付けられた状態で上方に突出する天面42aを有する。図11に示すように、天面42aは、第3取付部41が取り付けられているローラ120およびこのローラ120の下流側に隣接するローラ120(乗り上げ部42を下方から支持しているローラ120)よりも高位置に配置される高位領域HRを有しており、この高位領域HRにおける容器Pの搬送方向の上流側に第1下り勾配を有する。当該乗り上げ部材40は、上記第1下り勾配を有することで、容器Pを乗り上げ部42に容易に乗り上げさせることができる。また、当該乗り上げ部材40は、乗り上げ部42が板状であることで、容器Pを乗り上げ部42から容易に送り出すことができる。
【0053】
ローラ120の頂部に対する乗り上げ部42の突出高さとしては、第一実施形態における突出高さHと同様とすることができる。
【0054】
当該乗り上げ部材40は、図12に示すように、ローラコンベアの搬送用に用いることもできる。つまり、圃場においては、搬送路の長さに応じて複数のローラコンベア100を直列に連結して用いることがある。この際に、未連結のローラコンベア100aを、既に圃場に設置されたローラコンベア100上を滑らせて連結位置まで運ぶことができれば、複数のローラコンベア100の連結作業が楽になり得る。この点、当該乗り上げ部材40を未連結のローラコンベア100aの複数箇所(例えば前端部と後端部)に取り付けておくことで、ローラコンベア100上における未連結のローラコンベア100aの搬送が容易になる。
【0055】
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0056】
上記実施形態では、当該乗り上げ部材が圃場内で利用される場合について説明したが、本開示において、当該乗り上げ部材は、農家の作業場や作業条件が類似する農業以外での利用を排除するものではない。
【0057】
当該乗り上げ部材が使用されるローラコンベアの具体的な構成は特に限定されない。例えばローラコンベアは、一対のサイドフレームの高さを調整可能な高さ調整機構を有していてもよい。また、ローラコンベアは、一対のサイドフレームから下方に延びる脚部を有していてもよく、この脚部の下端部には車輪が配置されていてもよい。また、ローラコンベアは、一対のサイドフレームを車輪付きの台車によって支持するように構成されていてもよい。
【0058】
上記第一実施形態、上記第二実施形態および上記第三実施形態の構成は、組み合わせて用いることが可能である。例えば当該乗り上げ部材は、上述の第1取付部および第2取付部の両方を備える構成とすることも可能である。
【0059】
当該乗り上げ部材は、上述の第3取付部を備える場合であっても、上記乗り上げ部は、上記第3取付部が取り付けられているローラに隣接するローラ上まで延びていなくてもよい。
【0060】
図13および図14を参照して、上記第三実施形態の変形例として、乗り上げ部52が1本のローラ120上のみを覆うように設けられた構成について説明する。図13および図14の乗り上げ部材50は、ローラ120の周面に沿って湾曲する第3取付部51を備えており、乗り上げ部52が、第3取付部51における湾曲方向の一端部に連続して設けられている。また、当該乗り上げ部材50は、乗り上げ部52が一対のサイドフレーム110よりも下方に沈み込むことを防止するように乗り上げ部52の幅方向両側に突出する突出部54を有する。突出部54は、乗り上げ部52の後端部分に配置されている。突出部54は、乗り上げ部52の一部として構成されていてもよく、図13および図14に示すように、乗り上げ部52の下面に固定されていてもよい。突出部54は、一対のサイドフレーム110の上面間に架け渡されることで乗り上げ部52を一対のサイドフレーム110の上面よりも高位置に保持する。突出部54は、乗り上げ部52を一対のサイドフレーム110の上面と平行に保持するように構成されていることが好ましい。当該乗り上げ部材50は、このような構成によっても、簡易な構成であり、かつローラコンベア100に容易かつ確実に取り付けることができる。
【符号の説明】
【0061】
1、21 第1取付部
1a、31a、41a 支持面
2、42、52 乗り上げ部
2a、42a 天面
10、30、40、50 乗り上げ部材
11 天板
12 内側板
13 外側板
31 第2取付部
32 前板
33 後板
41、51 第3取付部
54 突出部
100、100a ローラコンベア
110 サイドフレーム
120 ローラ
120a 回転軸
C 荷台
H ローラの頂部に対する乗り上げ部の突出高さ
HR 高位領域
P 容器
T トラック
【要約】
【課題】本開示は、ローラコンベア上を搬送される容器の搬送速度を所望の位置で容易に制御することができる乗り上げ部材を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の一態様に係る乗り上げ部材は、一対のサイドフレームおよび上記一対のサイドフレーム間に架け渡される複数のローラを有し、圃場において使用されるローラコンベア上を搬送される容器を減速させまたは停止させる乗り上げ部材であって、上記ローラまたは上記ローラの回転軸に支持される支持面と、隣接する上記ローラ同士の間でこれらのローラよりも高位置に保持される乗り上げ部とを備え、上記ローラコンベアに対して着脱可能に取り付けられる。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14