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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-15
(45)【発行日】2024-04-23
(54)【発明の名称】オーバーシューズ
(51)【国際特許分類】
   A43B 3/18 20220101AFI20240416BHJP
   A43B 1/00 20060101ALI20240416BHJP
   A43B 3/16 20220101ALI20240416BHJP
【FI】
A43B3/18 Z
A43B1/00
A43B3/16 Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2018129314
(22)【出願日】2018-07-06
(65)【公開番号】P2020005860
(43)【公開日】2020-01-16
【審査請求日】2021-05-28
【審判番号】
【審判請求日】2022-11-29
(73)【特許権者】
【識別番号】722014321
【氏名又は名称】東洋紡エムシー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 志貴
(72)【発明者】
【氏名】木山 幸大
(72)【発明者】
【氏名】菅野 一也
【合議体】
【審判長】柿崎 拓
【審判官】八木 敬太
【審判官】窪田 治彦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0037839(US,A1)
【文献】特表平1-501215(JP,A)
【文献】実開昭48-5955(JP,U)
【文献】実開昭52-29538(JP,U)
【文献】実公昭6-1597(JP,Y1)
【文献】登録実用新案第3182619(JP,U)
【文献】独国特許出願公開第4037023(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A43B1/00,3/16,3/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インナーシューズを履いたまま、前記インナーシューズの上から装着し、汚染場所における作業の際に、有毒ガス、有毒液、有毒粒子、その他の有毒物質の内部への侵入を防止するオーバーシューズであって、
靴底部と、
前記靴底部から上方に向けて設けられるアッパー部と、を備え、
前記靴底部および前記アッパー部は、ハロゲン化ブチルゴムを含む部材により構成され、
前記アッパー部の外側には、両側面および前面を取り囲むように締め具が設けられ、
前記アッパー部は、前記靴底部側に位置する下段部と、前記下段部よりも上側に位置する上段部とを有し、
前記下段部の両側に設けられた固定片は、それぞれ靴底部側に連結され上方に延びる第1の部分と、前記第1の部分の上方側において斜め上方の前方に延びる第2の部分とを含み、
前記締め具の両端は、前記下段部の両側に設けられた前記固定片の前記第2の部分にそれぞれ取り付けられ、
前記締め具は、その長さ調整が可能に設けられている、
オーバーシューズ。
【請求項2】
前記アッパー部の少なくとも、つま先から脚側面に至る領域は、ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材が2重に設けられている、請求項1に記載のオーバーシューズ。
【請求項3】
前記アッパー部の少なくとも、つま先から脚側面および甲を含む領域は、ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材が2重に設けられている、請求項2に記載のオーバーシューズ。
【請求項4】
前記アッパー部の全ての領域は、ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材が2重に設けられている、請求項3に記載のオーバーシューズ。
【請求項5】
前記アッパー部の前方部分には、前記アッパー部を左右に開放するための線ファスナーが設けられ、
前記線ファスナーの内側には、左右に開放された前記アッパー部から内部への水分の侵入を防止する水除け部材が設けられ、
前記水除け部材は、ハロゲン化ブチルゴムを含む部材により構成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のオーバーシューズ。
【請求項6】
踵部には、スキーベルト止め具が設けられている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のオーバーシューズ。
【請求項7】
履き口には、履き口部材が設けられ、
前記履き口部材は、ハロゲン化ブチルゴムを含む部材により構成されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のオーバーシューズ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブーツの形態を有するオーバーシューズの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
有害な物質が存在する状況の中で作業を行なう場合、作業者は安全靴等のインナーシューズの上からブーツの形態を有するオーバーシューズを装着する。たとえば、特表2015-521503号公報(特許文献1)には、伸縮可能な開口部を有するオーバーシューズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特表2015-521503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、装着者の利便性を考慮し、より快適かつ安全なオーバーシューズの開発が求められている。
【0005】
この発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであって、より快適かつ安全なオーバーシューズを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このオーバーシューズにおいては、インナーシューズを履いたまま、上記インナーシューズの上から装着し、汚染場所における作業の際に、有毒ガス、有毒液、有毒粒子、その他の有毒物質の内部への侵入を防止するオーバーシューズであって、靴底部と、上記靴底部から上方に向けて設けられるアッパー部とを備え、上記靴底部および上記アッパー部は、ハロゲン化ブチルゴムを含む部材により構成されている。
【0007】
他の形態においては、上記アッパー部の少なくとも、つま先から脚側面に至る領域は、ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材が2重に設けられている。
【0008】
他の形態においては、上記アッパー部の少なくとも、つま先から脚側面および甲を含む領域は、ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材が2重に設けられている。
【0009】
他の形態においては、上記アッパー部の全ての領域は、ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材が2重に設けられている。
【0010】
他の形態においては、上記アッパー部の前方部分には、上記アッパー部を左右に開放するための線ファスナーが設けられ、上記線ファスナーの内側には、左右に開放された上記アッパー部から内部への水分の侵入を防止する水除け部材が設けられ、上記水除け部材は、ハロゲン化ブチルゴムを含む部材により構成されている。
【0011】
他の形態においては、上記アッパー部の外側には、両側面および前面を取り囲むように締め具が設けられ、上記締め具は、その長さ調整が可能に設けられている。
【0012】
他の形態においては、踵部には、スキーベルト止め具が設けられている。
他の形態においては、履き口には、履き口部材が設けられ、上記履き口部材は、ハロゲン化ブチルゴムを含む部材により構成されている。
【発明の効果】
【0013】
このオーバーシューズによれば、より快適かつ安全なオーバーシューズの提供を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】実施の形態1における右脚用オーバーシューズの斜視図である。
図2】実施の形態1における右脚用オーバーシューズの正面図である。
図3】実施の形態1における右脚用オーバーシューズの右側面図である。
図4】実施の形態1における右脚用オーバーシューズの左側面図である。
図5】実施の形態1における右脚用オーバーシューズの平面図である。
図6】実施の形態1における右脚用オーバーシューズの背面図である。
図7】実施の形態1における右脚用オーバーシューズの底面図である。
図8】実施の形態1におけるオーバーシューズに用いられるシート部材の材料配合比率を示す図である。
図9図1中のIX-IX線部分の縦断面図である。
図10】実施の形態1における右脚用オーバーシューズのファスナを開いた状態を示す正面図である。
図11】実施の形態2における右脚用オーバーシューズの斜視図である。
図12】実施の形態3における右脚用オーバーシューズの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明に基づいた実施の形態のオーバーシューズについて、以下、図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。図においては、実際の寸法比率では記載しておらず、構造の理解を容易にするために、一部比率を異ならせて記載している。
【0016】
オーバーシューズ1は、使用時は左右一対で使用し、左右対称の形態を有していることから、以下では、右脚用のオーバーシューズ1についてのみ説明する。
【0017】
(実施の形態1:オーバーシューズ1)
図1から図7を参照して、本実施の形態のオーバーシューズ1の構成について説明する。図1から図7は、右脚用オーバーシューズの斜視図、正面図、右側面図、左側面図、平面図、背面図、および、底面図である。
【0018】
オーバーシューズ1は、作業者がインナーシューズを履いたまま、インナーシューズの上から装着し、汚染場所における作業の際に、有毒ガス、有毒液、有毒粒子、その他の有毒物質の内部への侵入を防止する。
【0019】
オーバーシューズ1は、ブーツの形態を有し、靴底部101と、この靴底部101から上方に向けて設けられるアッパー部102とを備える。アッパー部102は、作業者の踵から甲を取り囲むとともに、すね(脛)およびふくらはぎ(脹脛)を取り囲む形態を有している。アッパー部102の長さは、図示する長さに限定されることなく、ショートブーツ(くるぶしを覆う程度の長さ)、ロングブーツ(ひざを覆う程度の長さ)の形態であってもよい。
【0020】
アッパー部102の前方部分には、アッパー部102を左右に開放するための線ファスナー120が設けられている。アッパー部102を左右に開放した状態については、後述する。線ファスナー120の内側には、左右に開放されたアッパー部102から内部への水分の侵入を防止する水除け部材130が設けられている。
【0021】
アッパー部102の外側には、両側面および前面を取り囲むように締め具110が設けられ、締め具110は、その長さ調整が可能に設けられている、締め具110の構成については、後述する。
【0022】
アッパー部102の履き口には、履き口部材160が、履き口の全周に設けられている。アッパー部102の上端は、アッパー部102を構成するシート状の部材の端部が露出することから、アッパー部102の上端を履き口部材160により覆うことで、アッパー部102の上端の強度を高めることができる。
【0023】
アッパー部102の上端近傍であって、線ファスナー120の外側の位置には、外面から突出する凸部140が設けられている。この凸部140を設けておくことで、オーバーシューズ1を目視することなく、右用であることを容易に確認することができる。
【0024】
アッパー部102の踵部には、スキーベルト止め具150が設けられている。雪上において、オーバーシューズ1にスキー板を固定する場合、スキー板に設けられたベルト部材が、このスキーベルト止め具150に巻き付けられる。
【0025】
図8および図9を参照して、オーバーシューズ1に用いられる部材の構成について説明する。図8は、オーバーシューズ1に用いられるシート部材の材料配合比率を示す図、図9は、図1中のIX-IX線部分の縦断面図である。
【0026】
オーバーシューズ1を構成する靴底部101およびアッパー部102は、全てハロゲン化ブチルゴム(原料ゴム)を含む部材により構成されている。図8に示す配合比率を採用した部材をオーバーシューズ1に採用することで、従来のクロロプレンゴムを用いたオーバーシューズに対して、有毒ガス、有毒液、有毒粒子、その他の有毒物質の内部への侵入を効果的に防止する。さらに、オーバーシューズ1の軽量化を図るとともに、折り畳み時における皺の発生を抑制することも可能とする。
【0027】
図8に示す配合は一例であり、原料ゴムは、配合全体の30%~60%の範囲が好ましく、40%~50%の範囲がより好ましい。充填剤(補強剤)やその他配合剤の増量により、原料ゴムの相対比率が30%以下となった場合は耐ガス透過性が低下する。充填剤の減量により、原料ゴムの相対比率が60%以上となった場合は、機械的強度が低下する。
【0028】
充填剤(補強剤)の範囲は、好ましくは20%~50%、より好ましくは30%~40%である。可塑剤は一般的に10%程度で使用するが、本実施の形態の配合では10%以下で使用する。10%を超える場合、耐ガス透過性が著しく低下する。5%以下がより好ましい。
【0029】
可塑剤の添加量過多により、耐ガス透過性の低下および加工性の悪化が起こるため、本配合では10%以下で使用する。より好ましくは、5%以下で使用する。
【0030】
他の配合物は、耐ガス透過性が向上する範囲、また、耐熱、耐寒、耐候性が良好になる範囲で、適宜添加するのが好ましい。
【0031】
本実施の形態におけるオーバーシューズ1のアッパー部102は、図1から図7に示したように、下段部103と上段部104とに分けることができ、下段部103と上段部104との境界領域には、境界線L1が現れている。おおよそアッパー部102の高さの下から3分の1程度の高さ位置に境界線L1が現れている。
【0032】
これは、図9に示すように、作業者のつま先から脚側面に至る領域、さらに、甲を含む領域は、ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材12およびシート部材13が2重に設けられており、シート部材13の折り目が境界線L1として現れている。シート部材12およびシート部材13はゴム糊等の接着剤によりゴム引布11に弾性変形可能なように固着されている。
【0033】
ハロゲン化ブチルゴムを含むシート部材12の厚さは、0.4mm~0.7mm程度、シート部材13の厚さは、0.7mm~1.0mm程度、および、ゴム引布11の厚さは、0.4mm~0.5mm程度である。
【0034】
このように、アッパー部102の下段部103を2重構造とすることで、下段部103における、有毒ガス、有毒液、有毒粒子、その他の有毒物質の内部への侵入をより効果的に防止することができる。
【0035】
図10を参照して、アッパー部102を左右に開放した状態、および、締め具110の構成について説明する。線ファスナー120は、スライダ120aおよびエレメント(務歯)120bを含み、スライダ120aをエレメント(務歯)120bに沿って下方に下降させることで、アッパー部102が大きく左右に開放する。これにより、作業者はインナシューズを履いたままで、このオーバーシューズ1を無理なく履くことができる。
【0036】
アッパー部102の内側には、水除け部材130が設けられている。水除け部材130の左右端は、アッパー部102の内側に固定されている。水除け部材130は、折り曲げ線130aで折り畳まれた状態で、オーバーシューズ1内に収容されている。アッパー部102を大きく左右に開放すると同時に、水除け部材130も大きく開放された状態となる。
【0037】
締め具110は、オーバーシューズ1の下段部103の両側に設けられた固定片105および固定片107に固定されている。固定片105には長さ調整部113およびバックル111が固定され、固定片107には、長さ調整部113およびベルト115が固定されている。
【0038】
バックル111は、雄バックル111aと雌バックル111bとを含む。雄バックル111aと雌バックル111bとは、相互に着脱可能に設けられている。図1および図2に良く表れるように、ベルト115の表面と雌バックル111bとの間にラチェット機構が採用され、ベルト115を締め付けるとその締付位置が維持される。これにより、比較的重装備状態の作業者においても、容易かつ迅速にオーバーシューズ1の装着および締付作業を行なうことができる。
【0039】
以上、本実施の形態におけるオーバーシューズ1によれば、全てハロゲン化ブチルゴム(原料ゴム)を含む部材により構成されている。この構成により、有毒ガス、有毒液、有毒粒子、その他の有毒物質の内部への侵入を効果的に防止する。さらに、オーバーシューズ1の軽量化を図るとともに、折り畳み時における皺の発生を抑制することも可能とする。
【0040】
(実施の形態2:オーバーシューズ1A)
図11を参照して、本実施の形態におけるオーバーシューズ1Aの構成について説明する。図11は、オーバーシューズ1Aの斜視図である。
【0041】
このオーバーシューズ1Aの基本的構成は、上記実施の形態1におけるオーバーシューズ1と同じである。相違点は、オーバーシューズ1のアッパー部102において、下段部103と上段部104との境界領域に現れる境界線L1の位置が異なる点にある。オーバーシューズ1Aは、つま先から脚側面に至る領域において、シート部材12およびシート部材13が2重に設けられている。
【0042】
オーバーシューズ1Aに要求される性能に応じて、シート部材12およびシート部材13を2重に設ける領域を適宜変更することができる。
【0043】
(実施の形態3:オーバーシューズ1B)
図12を参照して、本実施の形態におけるオーバーシューズ1Bの構成について説明する。図12は、オーバーシューズ1Bの斜視図である。
【0044】
このオーバーシューズ1Bの基本的構成は、上記実施の形態1におけるオーバーシューズ1と同じである。相違点は、オーバーシューズ1のアッパー部102において、下段部103と上段部104との境界領域に現れる境界線L1が設けられていない。このオーバーシューズ1Bは、アッパー部102の全体にわたって、シート部材12およびシート部材13が2重に設けられている。
【0045】
オーバーシューズ1Bにおいても同様に要求される性能に応じて、シート部材12およびシート部材13を2重に設ける領域を適宜変更することができる。
【0046】
各実施の形態において、ハロゲン化ブチルゴムを用いている。ハロゲン化ブチルゴムには、クロロブチルゴム、臭素化ブチルゴムが挙げられる。これらは、単独で使用してもよく、ブレンドして用いてもよい。各実施の形態においては、クロロブチルゴムがより好ましい。
【0047】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0048】
1,1A,1B オーバーシューズ、11 ゴム引布、12,13 シート部材、101 靴底部、102 アッパー部、103 下段部、104 上段部、105,107 固定片、110 締め具、111 バックル、111a 雄バックル、111b 雌バックル、113 長さ調整部、115 ベルト、120 線ファスナー、120a スライダ、130 部材、130a 折り曲げ線、140 凸部、150 スキーベルト止め具、160 履き口部材、L1 境界線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12