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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-15
(45)【発行日】2024-04-23
(54)【発明の名称】オンライン広告露出方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0241 20230101AFI20240416BHJP
   G06F 3/14 20060101ALI20240416BHJP
   G06F 3/04886 20220101ALI20240416BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240416BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20240416BHJP
【FI】
G06Q30/0241 446
G06F3/14 360A
G06F3/14 350B
G06F3/04886
G09G5/00 550C
G09G5/00 530M
G09G5/377
G09G5/00 530T
G09G5/00 555G
【請求項の数】 24
(21)【出願番号】P 2022071494
(22)【出願日】2022-04-25
(65)【公開番号】P2022186601
(43)【公開日】2022-12-15
【審査請求日】2022-04-25
(31)【優先権主張番号】10-2021-0072393
(32)【優先日】2021-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0122428
(32)【優先日】2021-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】シン ヒョンチョル
(72)【発明者】
【氏名】ユン ムヨン
(72)【発明者】
【氏名】パク チョルオ
(72)【発明者】
【氏名】キム シミョン
【審査官】上田 威
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-195412(JP,A)
【文献】特開2012-079156(JP,A)
【文献】特開2013-069106(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2001/0007980(US,A1)
【文献】米国特許第09990650(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 ー 99/00
G06F 3/14
G06F 3/04886
G09G 5/00
G09G 5/377
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサにより実行される、オンライン広告露出方法において、
第1の全面ユーザインターフェースを出力するステップ;
スワイプによるユーザの入力に応じて前記第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、前記スワイプの方向と同一の方向に露出されるように全面広告を出力するステップ;及び、
前記ユーザが前記第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、前記全面広告が出力される間に、前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記同一の方向に露出されるように出力するステップを含む、オンライン広告露出方法。
【請求項2】
前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力するステップは、
前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を第1の領域に出力するステップ;及び、
既定の時間が経過した後、前記第2の全面ユーザインターフェースの一部の出力領域を第2の領域に変更させるステップを含み、
前記第2の領域の大きさは、前記第1の領域の大きさから前記同一の方向と反対の方向に小さくなる、請求項1に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項3】
前記全面広告は、前記第1の全面ユーザインターフェース又は前記第2の全面ユーザインターフェース内のコンテンツと関連する、請求項1に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項4】
前記第1の全面ユーザインターフェースは、前記全面広告と関連したアフォーダンスを含む、請求項1に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項5】
前記全面広告を出力するステップは、前記アフォーダンスに対する前記ユーザの入力に応じて、前記第1の全面ユーザインターフェースから前記第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、前記全面広告を出力するステップを含む、請求項4に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項6】
前記第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請する前記ユーザの入力に応じて、前記全面広告と関連したデータを受信するステップをさらに含む、請求項1に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項7】
前記全面広告は、メインレイヤ、ディムドレイヤ及び背景レイヤを含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項8】
前記全面広告は、スチールカットイメージ及びスチールカット上段ディムドレイヤをさらに含み、
前記背景レイヤは、背景映像を含む、請求項7に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項9】
少なくとも一つのプロセッサにより実行される、オンライン広告露出方法において、
第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否を決定するステップ;
前記第1の全面ユーザインターフェースを出力するステップ;
前記第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するスワイプによるユーザの入力に応じて、前記全面広告の出力の可否の決定により前記全面広告が前記スワイプの方向と同一の方向に露出されるように前記全面広告を選択的に出力するステップ;及び、
前記全面広告を出力した場合、ユーザが前記第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、前記全面広告が出力される間に、前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記同一の方向に露出されるように出力するステップを含む、オンライン広告露出方法。
【請求項10】
前記全面広告の出力の可否を決定するステップは、前記全面広告と関連したデータを受信した場合、前記全面広告を出力することに決定するステップを含む、請求項9に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項11】
前記全面広告の出力の可否を決定するステップは、前記全面広告の露出期間又は露出回数が既定の条件を満足させる場合、前記全面広告を出力することに決定するステップを含む、請求項9に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項12】
請求項1乃至6及び請求項9乃至11の何れか一項に係るオンライン広告露出方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項13】
オンライン広告露出システムであって、
メモリ;及び、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
第1の全面ユーザインターフェースを出力し、
スワイプによるユーザの入力に応じて前記第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、前記スワイプの方向と同一の方向に露出されるように全面広告を出力し、
前記ユーザが前記第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、前記全面広告が出力される間に、前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記同一の方向に露出されるように出力するための命令を含む、オンライン広告露出システム。
【請求項14】
前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力することは、
前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を第1の領域に出力し、
既定の時間が経過した後、前記第2の全面ユーザインターフェースの一部の出力領域を第2の領域に変更させることを含み、
前記第2の領域の大きさは、前記第1の領域の大きさから前記同一の方向と反対の方向に小さくなる、請求項13に記載のオンライン広告露出システム。
【請求項15】
前記全面広告は、前記第2の全面ユーザインターフェース内のコンテンツと関連する、請求項13に記載のオンライン広告露出システム。
【請求項16】
前記第1の全面ユーザインターフェースは、前記全面広告と関連したアフォーダンスを含む、請求項13に記載のオンライン広告露出システム。
【請求項17】
前記全面広告を出力することは、前記アフォーダンスに対する前記ユーザの入力に応じて、前記第1の全面ユーザインターフェースから前記第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、前記全面広告を出力することを含む、請求項16に記載のオンライン広告露出システム。
【請求項18】
前記少なくとも一つのプログラムは、前記第1の全面ユーザインターフェースに接近する前記ユーザの入力に応じて、前記全面広告と関連したデータを受信するための命令をさらに含む、請求項13乃至17の何れか一項に記載のオンライン広告露出システム。
【請求項19】
オンライン広告露出システムであって、
メモリ;及び、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否を決定し、
前記第1の全面ユーザインターフェースを出力し、
前記第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するスワイプによるユーザの入力に応じて、前記全面広告の出力の可否の決定により前記全面広告が前記スワイプの方向と同一の方向に露出されるように前記全面広告を選択的に出力し、
前記全面広告を出力した場合、前記ユーザが前記第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、前記全面広告が出力される間に、前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記同一の方向に露出されるように出力するための命令を含む、オンライン広告露出システム。
【請求項20】
前記全面広告の出力の可否を決定することは、前記全面広告と関連したデータを受信したか否か、前記全面広告の露出期間又は前記全面広告の露出回数の少なくとも一つにより、前記全面広告の出力の可否を決定することを含む、請求項19に記載のオンライン広告露出システム。
【請求項21】
少なくとも一つのプロセッサにより実行される、ディスプレイをスワイプするユーザの入力により、相互転換可能な複数の全面ユーザインターフェースを含むアプリケーションにおけるオンライン広告露出方法において、
前記複数の全面ユーザインターフェースのうち、第1の全面ユーザインターフェース及び第2の全面ユーザインターフェース間に全面広告を配置するように設定するユーザの入力を受信するステップ;
前記第1の全面ユーザインターフェースを前記ディスプレイ上に出力するステップ;
前記ユーザの入力に基づいて、前記第1の全面ユーザインターフェース及び前記第2の全面ユーザインターフェース間に前記全面広告を配置するように設定されたか否かを判断するステップ;
前記全面広告を配置するように設定された場合、前記ディスプレイを第1の方向にスワイプするユーザの入力により、前記第1の全面ユーザインターフェースから前記第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、前記全面広告が前記第1の方向に露出されるように前記全面広告を前記ディスプレイ上に出力するステップ;
前記ユーザが前記第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、前記全面広告が出力される間に、前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記第1の方向に露出されるように出力するステップ;及び
前記全面広告が出力された前記ディスプレイをスワイプするユーザの入力に応じて、前記第2の全面ユーザインターフェースを前記ディスプレイ上に出力するステップを含む、オンライン広告露出方法。
【請求項22】
前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記第1の方向に露出されるように出力するステップは、前記第2の全面ユーザインターフェースの少なくとも一部が前記第1の方向に露出されてから、前記第1の方向の反対の方向に遷移するように、前記第2の全面ユーザインターフェースの少なくとも一部を前記ディスプレイの一部に出力するステップを含む、請求項21に記載のオンライン広告露出方法。
【請求項23】
オンライン広告露出システムであって、
メモリ;
ディスプレイ;及び、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
前記ディスプレイをスワイプするユーザの入力により、相互転換可能な複数の全面ユーザインターフェースのうち、第1の全面ユーザインターフェース及び第2の全面ユーザインターフェース間に全面広告を配置するように設定するユーザの入力を受信し、
前記第1の全面ユーザインターフェースを前記ディスプレイ上に出力し、
前記ユーザの入力に基づいて、前記第1の全面ユーザインターフェース及び前記第2の全面ユーザインターフェース間に前記全面広告を配置するように設定されたか否かを判断し、
前記全面広告を配置するように設定された場合、前記ディスプレイを第1の方向にスワイプするユーザの入力により、前記第1の全面ユーザインターフェースから前記第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、前記全面広告が前記第1の方向に露出されるように前記全面広告を前記ディスプレイ上に出力し、
前記ユーザが前記第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、前記全面広告が出力される間に、前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記第1の方向に露出されるように出力し、
前記全面広告が出力された前記ディスプレイをスワイプするユーザの入力に応じて、前記第2の全面ユーザインターフェースを前記ディスプレイ上に出力するための命令を含む、オンライン広告露出システム。
【請求項24】
前記全面広告の一部に前記第2の全面ユーザインターフェースの一部を前記第1の方向に露出されるように出力することは、前記第2の全面ユーザインターフェースの少なくとも一部が前記第1の方向に露出されてから、前記第1の方向の反対の方向に遷移するように、前記第2の全面ユーザインターフェースの少なくとも一部を前記ディスプレイの一部に出力することを含む、請求項23に記載のオンライン広告露出システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、オンライン広告露出方法及びシステムに関し、具体的には、ユーザ端末のディスプレイの全面に表示される一つの全面ユーザインターフェースから他の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告を出力するが、ユーザが全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に全面ユーザインターフェースの一部を出力するオンライン広告露出方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、TVのような伝統的な媒体の使用量が低減し、コンピュータやスマートフォンなどのようにインターネットに基づいたオンライン媒体の使用量が増加することにより、広告主等のオンライン広告の選好度が高まっている。例えば、オンライン媒体の提供者等は、広告主等に当該媒体のユーザ端末のディスプレイ上の特定の位置又は領域にオンライン広告が表示される広告商品を販売できる。特に、ユーザ端末のディスプレイ又はそのディスプレイ上に表示されるウェブページやアプリケーションの全体領域に出力される「全面広告」は、ユーザに広告内容や関連商品情報を明確に認識させることができるという点において広告効果に優れる。
【0003】
一般に、全面広告は、ユーザが特定のサービスや機能の選択により、新規のユーザインターフェースやページに進入する場合に露出される。したがって、ユーザが進入したいページでない全面広告が出力される場合、ユーザは、当該広告を見る前に本人が意図したページに正しく進入したか疑問を持つことがある。また、全面広告の出力後、ユーザが当該広告から脱出するには、追加の入力が要求される場合も多い。例えば、ユーザは、広告ページ上に表示された閉じるボタンを押下したり、タッチスクリーンをスワイプ(swipe)したりして、ページを転換させることにより、全面広告からの脱出が可能である。ただし、全面広告からの脱出方法が表示されていないか、或いは、難解に表示される場合が多いため、ユーザに不便を招く恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】韓国公開特許第2007-0017363号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記のような問題点を解決するためのオンライン広告露出方法、コンピュータプログラム及び装置(システム)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、方法、装置(システム)又はコンピュータプログラムを含む多様な方式により具現化できる。
【0007】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つのプロセッサにより実行されるオンライン広告露出方法は、第1の全面ユーザインターフェースを出力するステップ、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告を出力するステップ、及び、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力するステップを含む。
【0008】
本開示の他の実施例によれば、少なくとも一つのプロセッサにより実行されるオンライン広告露出方法は、第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否を決定するステップ、第1の全面ユーザインターフェースを出力するステップ、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否の決定により全面広告を選択的に出力するステップ、及び、全面広告を出力した場合、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力するステップを含む。
【0009】
本開示のまた他の実施例によれば、少なくとも一つのプロセッサにより実行される、ディスプレイをスワイプ(swipe)するユーザの入力により、相互転換可能な複数の全面ユーザインターフェースを含むアプリケーションにおけるオンライン広告露出方法は、複数の全面ユーザインターフェースのうち、第1の全面ユーザインターフェース及び第2の全面ユーザインターフェース間に全面広告を配置するように設定するユーザの入力を受信するステップ、第1の全面ユーザインターフェースをディスプレイ上に出力するステップ、ユーザの入力に基づいて、第1の全面ユーザインターフェース及び第2の全面ユーザインターフェース間に全面広告を配置するように設定されたか否かを判断するステップ、全面広告を配置するように設定された場合、ディスプレイをスワイプするユーザの入力により、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告をディスプレイ上に出力するステップ、及び、全面広告が出力されたディスプレイをスワイプするユーザの入力に応じて、第2の全面ユーザインターフェースをディスプレイ上に出力するステップを含む。
【0010】
本開示の一実施例によるオンライン広告露出方法をコンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラムが提供される。
【0011】
本開示の一実施例によるオンライン広告露出システムは、メモリ、及び、メモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、少なくとも一つのプログラムは、第1の全面ユーザインターフェースを出力し、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告を出力し、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力するための命令を含む。
【0012】
本開示の他の実施例によるオンライン広告露出システムは、メモリ、及び、メモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、少なくとも一つのプログラムは、第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否を決定し、第1の全面ユーザインターフェースを出力し、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否の決定により全面広告を選択的に出力し、全面広告を出力した場合、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力するための命令を含む。
【0013】
本開示のまた他の実施例によるオンライン広告露出システムは、メモリ、ディスプレイ、及び、メモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、少なくとも一つのプログラムは、ディスプレイをスワイプするユーザの入力により、相互転換可能な複数の全面ユーザインターフェースのうち、第1の全面ユーザインターフェース及び第2の全面ユーザインターフェース間に全面広告を配置するように設定するユーザの入力を受信し、第1の全面ユーザインターフェースをディスプレイ上に出力し、ユーザの入力に基づいて、第1の全面ユーザインターフェース及び第2の全面ユーザインターフェース間に全面広告を配置するように設定されたか否かを判断し、全面広告を配置するように設定された場合、ディスプレイをスワイプするユーザの入力により、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告をディスプレイ上に出力し、全面広告が出力されたディスプレイをスワイプするユーザの入力に応じて、第2の全面ユーザインターフェースをディスプレイ上に出力するための命令を含む。
【発明の効果】
【0014】
本開示の一部の実施例によれば、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を表示することで、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告が表示されたことを、ユーザの入力により第2の全面ユーザインターフェースに転換できることを、ユーザが認知できるため、全面広告の高い広告効果を維持すると同時に、ユーザの便宜を図ることができる。
【0015】
本開示の一部の実施例によれば、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できる時間が経過した後には、第2の全面ユーザインターフェースの出力領域を低減し、広告出力領域を増加させることにより、ユーザの便宜を維持すると同時に、効率よく広告を露出させることができる。
【0016】
本開示の効果は、これに制限されず、言及されない他の効果等は、請求範囲の記載から本開示が属する技術分野における通常の知識を有する者(“当業者”という)に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本開示の実施例等は、以下の添付図面に基づいて説明される。ここで、類似の参照番号は類似の要素を示すが、これに限定されるものではない。
図1】本開示の一実施例によるオンライン広告が露出される方法の例を示す図である。
図2】本開示の一実施例によるオンライン広告露出方法を遂行するために、情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。
図3】本開示の一実施例によるユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
図4】本開示の一実施例により、ユーザ端末のディスプレイ上に第1の全面ユーザインターフェース、全面広告及び第2の全面ユーザインターフェースが配置される例を示す図である。
図5】本開示の一実施例による全面広告レイヤの構成の例を示す図である。
図6】本開示の一実施例によるオンライン広告を露出する方法を示すフローチャートである。
図7】本開示の他の一実施例によるオンライン広告を露出する方法を示すフローチャートである。
図8】本開示のまた他の実施例によるオンライン広告を露出する方法を示すフローチャートである。
図9】本開示の一実施例による全面広告の出力の可否を決定する方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不要にぼやかす恐れがある場合、公知の機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0019】
添付図面において、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が付与される。また、以下の実施例の説明において、同一又は対応する構成要素の重複記述は省略され得る。しかしながら、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が、ある実施例に含まれないものと意図してはならない。
【0020】
開示の実施例の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面に基づいて後述する実施例を参照すれば明確になる。しかしながら、本開示は、以下で開示される実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現され得る。但し、本実施例は、本開示が完全になるようにし、本開示が当業者に発明のカテゴリを正確に認識させるために提供されるだけである。
【0021】
本開示で使用される用語について簡略に説明し、開示の実施例について具体的に説明する。本明細書で使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図又は判例、新技術の出現などにより変化し得る。また、特定の場合は出願人が任意で選定した用語もあり得るが、これらの意味は当該発明の説明の部分において詳細に記載する。よって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が持つ意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0022】
本開示において、文脈上において明確に特定しない限り、単数の表現は複数の表現を含み、複数の表現は単数の表現を含むことができる。本開示において、ある部分がある構成要素を「含む」とすれば、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むこともできることを意味する。本開示において、「複数のAの各々」または「複数のA各々」は、複数のAに含まれた全ての構成要素の各々を示したり、複数のAに含まれた一部の構成要素の各々を示したりできる。
【0023】
また、明細書で使用される「モジュール」又は「部」という用語は、ソフトウェアやハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」又は「部」はある役割を遂行する。しかしながら、「モジュール」又は「部」はソフトウェアやハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」又は「部」は、アドレッシング可能な保存媒体にあるように構成してもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成してもよい。したがって、一例として、「モジュール」又は「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素のような構成要素、並びに、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ又は変数のうちで少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」又は「部」は、内部で提供される機能はさらに小さい数の構成要素及び「モジュール」又は「部」で結合されたり、追加的な構成要素と「モジュール」又は「部」にさらに分離されたりできる。
【0024】
本開示の一実施例によれば、「モジュール」又は「部」はプロセッサ及びメモリで具現され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は特定用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能なロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)等を示すこともできる。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、若しくは、任意の他のそのような構成等の組合せのような処理デバイスの組合せを示すこともできる。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)、PROM(プログラマブルリードオンリメモリ)、EPROM(消去可能プログラマブルリードオンリメモリ)、EEPROM(電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ保存装置、レジスターなどのようなプロセッサ-読み取り可能な媒体の多様な類型を示すこともできる。プロセッサがメモリから情報を読み取り/読み取ったりメモリに情報を記録できる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0025】
本開示において、「システム」は、サーバー装置及びクラウド装置の少なくとも一つを含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、システムは、一つ以上のサーバー装置からなることができる。他の例として、システムは、一つ以上のクラウド装置からなることができる。また他の例として、システムは、サーバー装置及びクラウド装置の全部からなって動作されることもできる。
【0026】
本開示において、「ディスプレイ」は、コンピュータ装置と関連した任意のディスプレイ装置を示すことができるが、例えば、コンピュータ装置により制御されるか、或いは、コンピュータ装置から提供された任意の情報/データを表示できる任意のディスプレイ装置を示すことができる。
【0027】
本開示において、「全面広告」は、ユーザ端末のディスプレイに表示されるページの全体領域に出力される広告を示すことができる。ここで、ページとは、ユーザ端末のディスプレイの表示領域、特定アプリケーションの実行領域、及び特定ユーザインターフェースなどを含むことができる。一部の実施例において、全面広告は、ページの全体領域でない大部分の領域に出力される広告を含むことができる。例えば、ユーザ端末のディスプレイ上に表示される状態表示領域やメニュー領域などのように、ページ出力、変更または移動に従う変化なしに常に出力される部分を除いた領域に出力される広告を含むことができる。
【0028】
本開示において、「アフォーダンス(Affordance)」は、ユーザにいかなる行動を誘導させるユーザインターフェースを含むことができる。例えば、ユーザのクリック、タッチまたはスワイプのような入力を誘導して特定ページに移動するように誘導するボタン、アイコン、リンク、イメージ、文字または映像などからなるユーザインターフェースを含むことができるが、これに限定されるものではない。
【0029】
図1は、本開示の一実施例によるオンライン広告が露出される方法の例を示す図である。図に示すように、ユーザ端末110のディスプレイ上の全体領域に表示される全面ユーザインターフェース間の転換中にオンライン広告を露出できる。一実施例によれば、第1の全面ユーザインターフェース130への接近を要請するユーザ120の入力に応じて、ユーザ端末110のプロセッサは、ディスプレイ上に第1の全面ユーザインターフェース130を出力できる。ここで、第1の全面ユーザインターフェース130への接近を要請するユーザ120の入力は、アプリケーションの実行のためのアイコンに対するタッチ又はクリック入力や、他のページから第1の全面ユーザインターフェース130に転換するためのアイコン又はボタンなどに対するタッチ又はクリックや、ドラッグ入力などを含むことができる。例えば、第1の全面ユーザインターフェース130がインターネット検索又はポータルサービスのホーム画面である場合、ユーザ端末110のプロセッサは、アプリケーションを実行するために、当該サービスアプリケーションのアイコンをタッチするユーザ120の入力に応じて、ホーム画面をユーザ端末110のディスプレイ上に表示できる。
【0030】
一実施例によれば、第1の全面ユーザインターフェース130は、アフォーダンス132を含むことができる。アフォーダンス132は、ユーザにいかなる行動を誘導させるユーザインターフェースを含むことができる。例えば、図に示すように、アフォーダンス132は、第1の全面ユーザインターフェース130から全面広告への転換を誘導するユーザインターフェースであり得る。
【0031】
さらに、ユーザ端末110のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェース130への接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告と関連したデータを受信できる。このとき、ユーザ端末110のプロセッサは、全面広告と関連したデータを保存及び管理する外部サーバー(または情報処理システム)から当該データを受信できる。例えば、全面広告と関連したデータは、全面広告を出力するためのテキスト、イメージ、アニメーションまたは映像データを含むことができる。他の例において、全面広告と関連したデータは、第1の全面ユーザインターフェース130及び他の全面ユーザインターフェース間に全面広告の割当の可否、全面広告を依頼した広告主の可否、全面広告の露出期間の開始又は終了の可否などのように、全面広告の出力の可否を決定するためのデータを含むことができる。さらに、プロセッサは、全面広告と関連したデータと共に、アフォーダンス132と関連したデータを受信できる。
【0032】
追加的又は代案的に、プロセッサは、第1の全面ユーザインターフェース130への接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否を決定できる。例えば、全面広告と関連したデータが受信したか否か、及び、広告の露出回数又は露出期間などにより、全面広告の出力の可否を決定できる。全面広告の出力の可否を決定するステップは、ユーザ端末110のプロセッサ又は情報処理システムのプロセッサにより遂行できる。
【0033】
一実施例において、ユーザ端末110のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェース130から第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告を出力できる。第1の全面ユーザインターフェースから全面広告への転換140は、ユーザ120の入力に応じて遂行できる。例えば、ユーザ端末110のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェース130から第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザ120の入力(例えば、スワイプのようにユーザ端末110の画面の一側面から他の側面にユーザの手を動く動作)に応じて、全面広告を出力できる。他の例として、プロセッサは、第1の全面ユーザインターフェース130内に含まれたアフォーダンス132に対するユーザ120の入力に応じて、全面広告を出力できる。
【0034】
追加的又は代案的に、ユーザ端末110のプロセッサは、全面広告の出力の可否の決定により、選択的に全面広告を出力できる。一実施例において、全面広告を出力しないことに決定した場合、ユーザ端末110のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェース130内にアフォーダンス132を出力しないことがある。また、この場合、ユーザ端末110のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェース130から第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザ120の入力に応じて、第2の全面ユーザインターフェースを出力できる。
【0035】
ユーザ端末110のプロセッサは、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力できる。かかる構成により、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告が表示されたことを、ユーザが所望する時に第2の全面ユーザインターフェースに転換できることを、ユーザが認知できるため、全面広告の高い広告効果を維持すると同時に、ユーザの便宜を図ることができる。
【0036】
全面広告及び第2の全面ユーザインターフェースの一部は多様な動作により出力できる。例えば、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力に応じて、第2の全面ユーザインターフェース上に全面広告が重畳する方式により出力できる。他の例として、全面広告は、ユーザがディスプレイをスワイプした方向と同一の方向に(例:左側から右側に)露出されるように出力され、第2の全面ユーザインターフェースの一部は全面広告と同一の方向に露出され、表示された方向と反対の方向に遷移するように出力できる。
【0037】
また、全面広告及び第2の全面ユーザインターフェースの一部は、多様な方式により配置されて出力できる。例えば、図に示すように、第2の全面ユーザインターフェースの一部が全面広告の上を覆う形式により出力できる。他の例として、ユーザ端末110のディスプレイ上に第2の全面ユーザインターフェースの一部が出力されない残りの領域に全面広告が出力されることもできる。
【0038】
追加的又は代案的に、第2の全面ユーザインターフェースの一部の出力領域は変更できる。例えば、プロセッサは、第2の全面ユーザインターフェースの一部を第1の領域152に出力し、既定の時間が経過した後に、第2の全面ユーザインターフェースの一部の出力領域を第2の領域162に変更させることができる。このとき、第2の領域の大きさは第1の領域よりも小さいことができる。一実施例によれば、出力領域を変更させる過程は、アニメーション効果により具現できる。第2の全面ユーザインターフェースの一部が出力される領域152、162の大きさは多様な方式により指定できる。例えば、ユーザ端末110のディスプレイに表示されるピクセル(Pixel)の数又はディスプレイの全体画面に対する比率などのように、多様な基準により領域152、162の大きさを指定できる。
【0039】
かかる構成により、ユーザ端末110のディスプレイ上において全面広告及び第2の全面ユーザインターフェースの一部が出力されてから、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できる時間が経過した後には、第2の全面ユーザインターフェースの出力領域を低減し、広告出力領域を増加させることにより、ユーザの便宜を維持すると同時に、効率よく広告を露出させることができる。
【0040】
図2は、本開示の一実施例によるオンライン広告露出方法を遂行するために、情報処理システム230が複数のユーザ端末110_1、110_2、110_3と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。情報処理システム230は、オンライン広告を露出できるシステム(複数可)を含むことができる。一実施例において、情報処理システム230は、オンライン広告露出と関連したコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)及びデータの保存、提供及び実行が可能な一つ以上のサーバー装置及び/又はデータベース、或いは、クラウドコンピューティングサービス基盤の一つ以上の分散コンピュータ装置及び/又は分散データベースを含むことができる。例えば、情報処理システム230は、オンライン広告露出のための別途のシステム(例えば、サーバー)等を含むことができる。
【0041】
情報処理システム230により提供されるオンライン広告は、複数のユーザ端末110_1、110_2、110_3の各々に設置されたアプリケーションを介してユーザに提供される。例えば、情報処理システム230は、アプリケーションを用いてユーザ端末110_1、110_2、110_3に全面広告と関連したデータを提供し、全面広告を露出させることができる。
【0042】
複数のユーザ端末110_1、110_2、110_3は、ネットワーク220を介して情報処理システム230と通信できる。ネットワーク220は、複数のユーザ端末110_1、110_2、110_3及び情報処理システム230間の通信が可能であるように構成できる。ネットワーク220は、設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、PLC(電力線通信)、電話線通信装置及びRS-serial通信などのような有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)及びZigBeeなどのような無線ネットワーク又はその組合せからなることができる。通信方式は制限されず、ネットワーク220を含むことができる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網等)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末110_1、110_2、110_3間の近距離無線通信も含まれる。
【0043】
図2において、携帯電話端末110_1、タブレット端末110_2及びPC端末110_3がユーザ端末の例として示したが、これに限定されず、ユーザ端末110_1、110_2、110_3は、有線及び/又は無線通信が可能であり、メディアコンテンツ提供アプリケーションなどが設置されて実行できる任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノートブック、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス及びAR(augmented reality)デバイスなどを含むことができる。また、図2では、3つのユーザ端末110_1、110_2、110_3がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するものと示したが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するように構成されることもできる。
【0044】
一実施例において、情報処理システム230は、ユーザ端末110_1、110_2、110_3から第1の全面ユーザインターフェースへの接近要請を受信できる。これに応じて、情報処理システム230は、全面広告と関連したデータをユーザ端末110_1、110_2、110_3に提供できる。
【0045】
図3は、本開示の一実施例によるユーザ端末110及び情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末110は、アプリケーションが実行可能であり、有/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を示すことができ、例えば、図2の携帯電話端末110_1、タブレット端末110_2及びPC端末110_3などを含むことができる。図に示すように、ユーザ端末110は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316及び入出力インタフェース318を含むことができる。これと同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336及び入出力インタフェース338を含むことができる。図3に示すように、ユーザ端末110及び情報処理システム230は、各々の通信モジュール316、336を用いて、ネットワーク220を介して情報及び/又はデータが通信できるように構成できる。また、入出力装置320は、入出力インタフェース318を介して、ユーザ端末110に情報及び/又はデータを入力したり、ユーザ端末110から生成された情報及び/又はデータを出力したりするように構成できる。
【0046】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によれば、メモリ312、332は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)及びフラッシュメモリ(flash memory)などのような永久的な大容量保存装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ及びディスクドライブなどのような永久的な大容量保存装置は、メモリとは区分される別途の永久保存装置としてユーザ端末110又は情報処理システム230に含まれることができる。また、メモリ312、332には、運営体制と少なくとも一つのプログラムコード(例えば、オンライン広告露出のためのアプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0047】
このようなソフトウェア構成要素は、メモリ312、332とは別途のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からローディングできる。このような別途のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このようなユーザ端末110及び情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことのできるが、例えば、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ及びメモリカードなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素等は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でない、通信モジュール316、336を介してメモリ312、332にローディングできる。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者又はアプリケーションの設置ファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を介して提供するファイルにより設置されるコンピュータプログラム(例えば、オンライン広告露出のためのアプリケーションなど)に基づいてメモリ312、332にローディングできる。
【0048】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を遂行することで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成できる。命令は、メモリ312、332又は通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードによって受信される命令を実行するように構成できる。
【0049】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を介して、ユーザ端末110と情報処理システム230とが互いに通信するための構成や機能を提供でき、ユーザ端末110及び/又は情報処理システム230が、他のユーザ端末又は他のシステム(例えば、別途のクラウドシステム等)と通信するための構成や機能を提供できる。一例として、ユーザ端末110のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードによって生成した要請やデータ(例えば、第1の全面ユーザインターフェースへの接近要請など)は、通信モジュール316の制御により、ネットワーク220を介して情報処理システム230に伝達され得る。反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336及びネットワーク220を経て、ユーザ端末110の通信モジュール316を介してユーザ端末110に受信され得る。例えば、ユーザ端末110は、情報処理システム230から通信モジュール316を介して全面広告と関連したデータなどを受信できる。
【0050】
入出力インタフェース318は、入出力装置320とのインタフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置はオーディオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどのような装置を含み、出力装置はディスプレイ、スピーカ、ハプティックフィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インタフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力及び出力を遂行するための構成又は機能が一つで統合された装置とのインタフェースのための手段であり得る。図3では、入出力装置320がユーザ端末110に含まれないように示したが、これに限定されず、ユーザ端末110と一体に構成することもできる。また、情報処理システム230の入出力インタフェース338は、情報処理システム230と連結するか、又は、情報処理システム230が含むことができる入力や出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であり得る。図3では、入出力インタフェース318、338をプロセッサ314、334と別途に構成された要素として示したが、これに限定されず、入出力インタフェース318、338をプロセッサ314、334に含まれるように構成することもできる。
【0051】
ユーザ端末110及び情報処理システム230は、図3に示す構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかしながら、大部分の従来技術の構成要素を明確に示す必要はない。一実施例によれば、ユーザ端末110は、前述した入出力装置320の少なくとも一部を含むように具現できる。また、ユーザ端末110は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ及びデータベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末110がスマートフォンである場合、一般にスマートフォンが持つ構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを用いたボタン、入出力ポート及び振動のための振動器などのような多様な構成要素がユーザ端末110にさらに含まれるように具現化できる。
【0052】
一実施例によれば、ユーザ端末110のプロセッサ314は、オンライン広告露出のためのアプリケーションが動作するように構成できる。このとき、当該アプリケーションと関連するプログラムコードがユーザ端末110のメモリ312にローディングできる。アプリケーションが動作される間に、ユーザ端末110のプロセッサ314は、入出力装置320から提供された情報及び/又はデータを、入出力インタフェース318を介して受信したり、通信モジュール316を介して情報処理システム230から情報及び/又はデータを受信したりでき、受信された情報及び/又はデータを処理してメモリ312に保存できる。また、このような情報及び/又はデータは、通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0053】
アプリケーションが動作される間に、プロセッサ314は、入出力インタフェース318と連結したタッチスクリーン、キーボード、オーディオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、マイクロホンなどの入力装置を介して入力或いは選択された音声データ、テキスト、イメージ、映像などが受信でき、受信された音声データ、テキスト、イメージ及び/又は映像などをメモリ312に保存したり、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供したりできる。一実施例において、プロセッサ314は、タッチスクリーンやマウスなどの入力装置320を介して第1の全面ユーザインターフェースへの接近要請などを受信でき、全面広告と関連したデータなどを通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供できる。
【0054】
ユーザ端末110のプロセッサ314は、情報及び/又はデータを、入出力インタフェース318を介して入出力装置320に転送して出力できる。例えば、ユーザ端末110のプロセッサ314は、ディスプレイ出力可能な装置(例:タッチスクリーンやディスプレイ等)、音声出力可能な装置(例:スピーカー)などの出力装置320を介して処理された情報及び/又はデータを出力できる。一実施例において、プロセッサ314は、第1の全面ユーザインターフェース、全面広告、第2の全面ユーザインターフェースの一部などをユーザ端末110のディスプレイ上に表示できる。
【0055】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数のユーザ端末110及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は保存するように構成できる。プロセッサ334により処理された情報及び/又はデータは、通信モジュール336及びネットワーク220を介してユーザ端末110に提供され得る。一実施例において、情報処理システム230のプロセッサ334は、第1の全面ユーザインターフェースへの接近要請を受信し、これに応じて、全面広告と関連したデータを通信モジュール336及びネットワーク220を介してユーザ端末110に提供できる。
【0056】
図4は、本開示の一実施例により、ユーザ端末のディスプレイ上に第1の全面ユーザインターフェース、全面広告及び第2の全面ユーザインターフェースが配置される例を示す図である。一実施例において、広告露出の対象となるアプリケーションは、第1の全面ユーザインターフェース及び第2の全面ユーザインターフェースを含む複数のユーザインターフェースからなることができる。ユーザは、ユーザ端末に特定の入力を行うことにより、現在のユーザインターフェースから隣接したユーザインターフェースに画面を転換させることができる。例えば、ユーザは、ホーム画面(図4の右側)からディスプレイを右側にスワイプ(swipe)することで、ショッピング画面(図4の左側)に転換させることができる。一実施例によれば、ユーザは、複数のユーザインターフェースの相互転換時に、隣接したユーザインターフェース間に全面広告が露出されるように設定できる。この場合、ユーザインターフェースが転換される間に全面広告を露出できる。例えば、ユーザがホーム画面からディスプレイを右側にスワイプする場合、全面広告表示画面420に転換できる。また、全面広告表示画面420からディスプレイを右側にスワイプする場合、ショッピング画面に転換できる。以下では広告が露出される場合の動作について具体的に説明する。
【0057】
一実施例において、アフォーダンス410をタッチ又はクリックするユーザの入力、或いは、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換させるためのタッチ入力、スワイプ入力又はクリック入力などに応じて、第1の全面ユーザインターフェースから全面広告表示領域420に転換できる。全面広告表示領域420は、全面広告が出力される間に、ユーザ端末のディスプレイに表示される領域を示すことができる。全面広告表示領域420には、全面広告及び第2の全面ユーザインターフェースの一部が含まれることができる。
【0058】
一実施例によれば、第2の全面ユーザインターフェースの一部が出力される領域は、第2の全面ユーザインターフェースと関連した領域であり得る。例えば、図に示すように、第2の全面ユーザインターフェースが出力された左側領域から右側にスワイプする場合、全面広告から第2の全面ユーザインターフェースに転換できる。かかる構成により、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告が表示されたことを、ユーザが所望する時に第2の全面ユーザインターフェースに転換できることを、ユーザが認知できるため、全面広告の高い広告効果を維持すると同時に、ユーザの便宜を図ることができる。
【0059】
一実施例によれば、全面広告は、第1の全面ユーザインターフェース又は第2の全面ユーザインターフェース内のコンテンツと関連する。例えば、図に示すように、第2の全面ユーザインターフェース内のコンテンツがショッピングコンテンツである場合、全面広告はショッピングと関連した広告を含むことができる。追加的又は代案的に、アフォーダンス410は全面広告と関連する。例えば、ユーザに全面広告への転換を誘導させるために、アフォーダンス410は全面広告と関連した文句、イメージ、アニメーション又は動画などのコンテンツを含むことができる。
【0060】
図5は、本開示の一実施例による全面広告レイヤの構成の例を示す図である。一実施例によれば、全面広告は様々なレイヤのイメージが重畳して構成され得る。例えば、全面広告は、メインレイヤ510、ディムド(淡色表示の(Dimmed))レイヤ520及び背景レイヤ530を含むことができる。メインレイヤ510は、メインイメージ(例えば、抜き型イメージ)、メインアニメーション、メイン動画又はメイン文句などを含むことができる。さらに、メインレイヤ510は、案内文句イメージ又は全面広告と関連したリンクが含まれたユーザインターフェースを含むことができる。背景レイヤ530は、背景イメージ、背景動画又は背景アニメーションなどを含むことができる。ディムドレイヤ520は、背景レイヤ530からメインレイヤ510を差別化して強調するために挿入される半透明陰影処理されたレイヤを含むことができる。一実施例において、ディムドレイヤ520は、背景レイヤ及びメインレイヤ510間に挿入され得る。
【0061】
さらに、背景レイヤが背景動画又は背景アニメーションなどのような映像を含む場合、全面広告は、スチールカット(Still Cut)イメージ550及びスチールカット上段ディムドレイヤ540をさらに含むことができる。一実施例において、スチールカットイメージ550は、背景映像のワンシーンをキャプチャーしたイメージであり得、背景映像がローディングされる前に露出され得る。
【0062】
図6は、本開示の一実施例によるオンライン広告を露出する方法600を示すフローチャートである。一実施例によれば、オンライン広告を露出する方法600は、ユーザ端末のプロセッサが第1の全面ユーザインターフェースを出力することにより開始することができる(S610)。第1の全面ユーザインターフェースの出力は、ユーザの入力に応じて遂行されることができる。例えば、ユーザ端末のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェースへの進入を要請するユーザの入力、或いは、他の全面ユーザインターフェースから第1の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力などに応じて、第1の全面ユーザインターフェースを出力できる。
【0063】
一実施例によれば、ユーザ端末のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告を出力できる(S620)。第1の全面ユーザインターフェースから全面広告に転換される過程も、ユーザの入力に応じて遂行できる。また、当該過程は多様な方式により具現化できる。例えば、第1の全面ユーザインターフェースを、タッチスクリーンを介してスワイプするユーザの入力に応じて、上位レイヤの第1の全面ユーザインターフェースがスワイプした方向の方に遷移し、下位レイヤの全面広告が表示される方式により具現化できる。
【0064】
オンライン広告を露出する方法600は、ユーザ端末のプロセッサが、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力することにより終了することができる(S630)。かかる構成により、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースに転換される過程において、全面広告が表示されたことを、ユーザが所望する時に第2の全面ユーザインターフェースに転換できることを、ユーザが認知できるため、全面広告の高い広告効果を維持すると同時に、ユーザの便宜を図ることができる。
【0065】
図7は、本開示の他の実施例によるオンライン広告を露出する方法700を示すフローチャートである。一実施例によれば、方法700は、ユーザ端末のプロセッサが、第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告と関連したデータを受信することにより開始することができる(S710)。例えば、全面広告と関連したデータは、全面広告を出力するためのデータを含むことができる。さらに、ユーザ端末のプロセッサは、全面広告と関連したデータと共に、アフォーダンスと関連したデータを受信できる。
【0066】
一実施例によれば、ユーザ端末のプロセッサは、全面広告と関連したアフォーダンスを含む第1の全面ユーザインターフェースを出力できる(S720)。アフォーダンスは、全面広告と関連した文字、イメージ及び映像などのコンテンツを含むことができ、ユーザに全面広告を選択して出力するように誘導させる役割を果たすことができる。
【0067】
一実施例によれば、ユーザ端末のプロセッサは、アフォーダンスに対するユーザの入力に応じて、全面広告を出力できる(S730)。例えば、アフォーダンスをタッチするユーザの入力に応じて、ユーザ端末のプロセッサは受信された全面広告と関連したデータに基づいて全面広告を出力できる。一実施例において、ユーザ端末のプロセッサは、受信された全面広告と関連したデータに基づいて全面広告を構成して出力できる。
【0068】
一実施例において、ユーザ端末のプロセッサは、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、第1の領域に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力できる(S740)。ここで、出力された第2の全面ユーザインターフェースの一部は、第2の全面ユーザインターフェースに転換できることをユーザに案内する役割を果たすことができる。すなわち、一種のアフォーダンスになり得る。
【0069】
ユーザ端末のプロセッサは、既定の時間が経過した後、第2の全面ユーザインターフェースの出力領域を第2の領域に変更させることができる(S750)。ここで、第2の領域の大きさは第1の領域の大きさよりも小さいことがある。一実施例において、第2の全面ユーザインターフェースの出力領域が減少する過程は、アニメーション効果により具現化できる。既定の時間は、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースの一部を認知できる時間として指定できる。このように、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できる時間が経過した後には、第2の全面ユーザインターフェースの出力領域を低減し、広告出力領域を増加させることにより、ユーザの便宜を維持すると同時に、効率よく広告を露出させることができる。
【0070】
図8は、本開示のまた他の実施例によるオンライン広告を露出する方法800を示すフローチャートである。方法800は、プロセッサが、第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否を決定することにより開始することができる(S810)。一実施例において、全面広告の出力の可否の決定はユーザ端末のプロセッサにより遂行できる。例えば、ユーザ端末は、情報処理システムから全面広告と関連したデータが受信されたか否かにより全面広告の出力の可否を決定できる。他の例として、ユーザ端末のプロセッサは、当該ユーザ端末の全面広告の出力の回数に基づいて全面広告の出力の可否を決定できる。すなわち、ユーザ端末が当該全面広告を既定の回数だけ露出した場合、ユーザ端末のプロセッサは当該全面の広告の出力を中断できる。
【0071】
追加的又は代案的に、全面広告の出力の可否の決定は、情報処理システムのプロセッサにより遂行できる。例えば、全面広告の露出回数又は露出期間に基づいて、全面広告の出力の可否を決定できる。ここで、全面広告を出力しないことに決定された場合、情報処理システムのプロセッサは、全面広告と関連したデータをユーザ端末に転送しないことがある。
【0072】
ユーザ端末のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェースを出力できる(S820)。一実施例によれば、第1の全面ユーザインターフェースは、アフォーダンスを含むことができる。他の実施例において、第1の全面ユーザインターフェースは、アフォーダンスを出力しないことがある。例えば、ステップS810において、全面広告を出力しないことに決定された場合、ユーザ端末のプロセッサはアフォーダンスを出力しないことがある。以後の過程は、全面広告を出力することに決定されたか否かにより変化する(S830)。
【0073】
一実施例において、全面広告を出力することに決定された場合、ユーザ端末のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力に応じて、全面広告を出力でき(S840)、ユーザが第2の全面ユーザインターフェースを認知できるように、全面広告の一部に第2の全面ユーザインターフェースの一部を出力できる(S850)。以後、全面広告の画面からタッチスクリーンをスワイプするユーザの入力により、ユーザ端末のプロセッサは第2の全面ユーザインターフェースを出力できる。
【0074】
他の実施例において、全面広告を出力しないことに決定された場合、ユーザ端末のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力に応じて、第2の全面ユーザインターフェースを出力することにより、方法800を終了できる(S860)。すなわち、全面広告を出力しないことがある。
【0075】
図9は、本開示の一実施例による全面広告の出力の可否を決定する方法S810a、S810bを示すフローチャートである。図8に基づいて説明したように、一実施例において、プロセッサは、第1の全面ユーザインターフェースへの接近を要請するユーザの入力に応じて、全面広告の出力の可否を決定できる(S810)。このような全面広告の出力の可否の決定は、ユーザ端末のプロセッサ又は情報処理システムのプロセッサにより遂行できる。
【0076】
例えば、ユーザ端末のプロセッサは、全面広告と関連したデータを受信したか否かにより、全面広告の出力の可否を決定できる(S810a)。全面広告と関連したデータを受信した場合、ユーザ端末のプロセッサは、全面広告を出力することに決定し、受信されたデータに基づいて全面広告と関連したユーザインターフェースを構成して、全面広告を出力できる。全面広告と関連したデータを受信しない場合、ユーザ端末のプロセッサは、全面広告を出力しないことに決定し、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力に応じて、第2の全面ユーザインターフェースを出力できる。
【0077】
他の例として、情報処理システムのプロセッサ又はユーザ端末のプロセッサは、全面広告の露出期間又は露出回数が既定の条件を満足させるか否かにより、全面広告の出力の可否を決定できる(S810b)。例えば、全面広告が複数のユーザ端末に露出された回数が既定の回数条件を満足させる場合、情報処理システムのプロセッサは、全面広告の出力を決定し、ユーザ端末に全面広告と関連したデータを転送できる。他の例として、ユーザ端末のプロセッサは、当該ユーザ端末において全面広告の露出回数が既定の回数条件を満足させない場合、全面広告を出力しないことに決定できる。
【0078】
かかる決定により、ユーザ端末のプロセッサは、第1の全面ユーザインターフェースから第2の全面ユーザインターフェースへの転換を要請するユーザの入力に応じて、全面広告を選択的に出力できる。
【0079】
前述した方法は、コンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムとして提供されることができる。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続的に保存したり、実行又はダウンロードのために一時保存したりするものであり得る。また、媒体は、単一又は多数のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段又は保存手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散存在するものであってよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMやDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、及び、ROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が保存されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例としては、アプリケーションを流通するアプリストアやその他の多様なソフトウェアを供給乃至流通するサイト、サーバーなどで管理する記録媒体乃至保存媒体も挙げられる。
【0080】
本開示の方法、動作又は技法は多様な手段により具現化できる。例えば、このような技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくはこれらの組合せで具現化できる。本願の開示により説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、若しくは両方の組合せで具現化できることを、当業者であれば理解できるはずである。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能的観点から一般的に前述された。そのような機能が、ハードウェアとして具現されるか、若しくは、ソフトウェアとして具現されるかは、特定アプリケーション及び全体システムに付加される設計要求事項によって変化する。当業者は、各々の特定アプリケーションのために多様な方式により説明された機能を具現することもできるが、そのような具現は本開示の範囲から逸脱するものと解釈してはならない。
【0081】
ハードウェアの具現において、技法の遂行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices; DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(programmable logic devices; PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate arrays; FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を遂行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、若しくはこれらの組合せ内で具現されることもできる。
【0082】
したがって、本開示により説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能な論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、若しくは、本願に説明された機能を遂行するように設計されたもの等の任意の組合せで具現又は遂行されることもできる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代案として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、若しくは状態マシンであり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する一つ以上のマイクロプロセッサ、若しくは任意の他の構成の組合せで具現されることもできる。
【0083】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの具現において、技法は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)、NVRAM(不揮発性ランダムアクセスメモリ)、PROM(プログラマブルリードオンリメモリ)、EPROM(消去可能プログラマブルリードオンリメモリ)、EEPROM(電気的に消去可能なPROM)、フラッシュメモリ、CD(compact disc)、磁気又は光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存された命令で具現化できる。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であり得、プロセッサが本開示に説明された機能の特定様態を遂行するようにできる。
【0084】
前述した実施例が一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の様態を活用するものとして記述しているが、本開示はこれに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境によって具現できる。さらには、本開示における主題の様態は複数のプロセッシングチップや装置で具現されることもでき、ストレージは複数の装置に亘って類似に影響を受けることもできる。このような装置は、PC、ネットワークサーバー及び携帯用装置を含むこともできる。
【0085】
本明細書では、本開示が一部の実施例によって説明されたが、本開示の発明が属する技術分野における当業者が理解し得る本開示から逸脱しない範囲内で多様な変形や変更が可能である。また、そのような変形や変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0086】
110 ユーザ端末
120 ユーザ
130 第1の全面ユーザインターフェース
140 第1の全面ユーザインターフェースから全面広告への転換
152、162 第2の全面ユーザインターフェースの一部が出力される領域
152 第1の領域
162 第2の領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9