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特許7473766情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-16
(45)【発行日】2024-04-24
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/60 20180101AFI20240417BHJP
【FI】
G16H10/60
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023217444
(22)【出願日】2023-12-22
【審査請求日】2023-12-22
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513056101
【氏名又は名称】フリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148725
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 信彦
(72)【発明者】
【氏名】伊関 洋介
(72)【発明者】
【氏名】内木 美里
【審査官】甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/204004(WO,A1)
【文献】特開2020-166431(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第110148473(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、前記記憶部から前記施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、前記標準化情報によって前記健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する標準化部を有する、情報処理システム。
【請求項2】
前記標準化受診結果は、前記健康診断の健康診断項目の各々の受診結果を標準化して取得される、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
受診結果入力部を有し、
前記受診結果入力部は、ユーザに、前記受診施設の前記施設情報と、前記受診結果を指示入力させ、指示入力された前記受診結果を前記記憶部に記憶させる、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記受診結果は、判定区分、又は、医師所見の少なくともいずれか一方を段階評価形式で示したものであり、
前記受診結果入力部は、前記ユーザに、前記段階評価形式で示された前記受診結果を指示入力させる、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
標準化情報編集部を有し、
前記標準化情報編集部は、ユーザに、前記標準化情報を編集させ、前記ユーザが編集した前記標準化情報を前記施設情報に対応付けて前記記憶部に記憶させる、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
健康診断報告部を有し、
前記健康診断報告部は、前記健康診断の前記健康診断項目の各々について、前記健康診断の実施者数と、前記標準化受診結果に基づいた健康異常状態者数とを取得し、健康診断報告書を作成する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項7】
読取部を有し、
前記読取部は、前記受診結果が表された書類から前記受診結果を読取り、前記記憶部に記憶させる、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
受診結果受信部を有し、
前記受診結果受信部は、
前記受診施設が管理する施設端末に接続可能であり、
前記受診施設から前記受診結果を受信して前記記憶部に記憶させる、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項9】
標準化部により、記憶部から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、前記記憶部から前記施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、前記標準化情報によって前記健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する、情報処理方法。
【請求項10】
記憶部から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、前記記憶部から前記施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、前記標準化情報によって前記健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する標準化部のコードをコンピュータに実行させる、情報処理プログラム。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、労働者等の心身の健康促進活動の取纏めを支援する情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、企業等の組織における労働者等の心身の健康促進に対する取組は、組織の発展、ひいては社会の発展のために重要なものと認識されている。
【0003】
労働者等の心身の健康促進に対する活動である健康促進活動は、労働者等の各々の雇用条件や雇用環境等に応じて様々であり、例えば、定期的に、健康診断を受診させたり、ストレスチェックを受検させたり、ストレスチェックの結果、ストレスが高いと判断された労働者から申し出があった場合には産業医面談を実施させたりすることが挙げられる。
【0004】
そして、法令で定められた要件を満たす場合、健康診断の実施者数や、健康診断の実施の結果、健康異常によって有所見とされた者の有所見者数について、事業者による労働基準監督署への定期健康診断結果報告書の提出が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特許第7366301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の情報処理システムでは、健康診断項目における受診者の健康状態を示す判定区分から健康異常状態者(有所見者)を把握し、その人数を合計して健康異常状態者の人数を導出する作業負担が重く、さらには、病院等の施設によって判定区分の判定基準が異なるため、信頼性の高い健康異常状態者の人数を導出することが難しい。
【0007】
そこで、本発明の実施形態は、より簡便に、信頼性の高い健康異常状態者の人数を導出することができ、組織における健康促進活動の取纏めを支援することができる、情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の情報処理システムは、記憶部から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、前記記憶部から前記施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、前記標準化情報によって前記健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する標準化部を有する。
【0009】
実施形態の情報処理方法は、標準化部により、記憶部から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、前記記憶部から前記施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、前記標準化情報によって前記健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する。
【0010】
実施形態の情報処理プログラムは、記憶部から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、前記記憶部から前記施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、前記標準化情報によって前記健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する標準化部のコードをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の実施形態によれば、より簡便に、信頼性の高い健康異常状態者の人数を導出することができ、組織における健康促進活動の取纏めを支援することができる、情報処理システム、情報処理方法、及び、情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態に係る情報処理システムにおける、全体構成の一例を示すブロック図である。
図2】実施形態に係る情報処理システムにおける、内部構成の一例を示すブロック図である。
図3】実施形態に係る情報処理システムにおける、健康促進支援処理の対象である処理対象者を取得するための処理対象者取得条件入力画面の一例を示す図である。
図4】実施形態に係る情報処理システムにおける、健康促進支援処理の対象である処理対象者一覧画面の一例を示す図である。
図5】実施形態に係る情報処理システムにおける、ストレスチェック進捗画面の一例を示す図である。
図6】実施形態に係る情報処理システムにおける、ストレスチェック実施画面の一例を示す図である。
図7】実施形態に係る情報処理システムにおける、ストレスチェック結果画面の一例を示す図である。
図8】実施形態に係る情報処理システムにおける、健康診断進捗画面の一例を示す図である。
図9】実施形態に係る情報処理システムにおける、受診結果入力部で入力された健康診断項目の各々の受診結果の一例を示す表である。
図10】実施形態に係る情報処理システムにおける、記憶部に記憶された標準化情報の一例を示す表である。
図11】実施形態に係る情報処理システムにおける、標準化部による標準化受診結果の一例を示す表である。
図12】実施形態に係る情報処理システムの健康促進支援処理における、ストレスチェック支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13】実施形態に係る情報処理システムの健康促進支援処理における、健康診断支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14】実施形態に係る情報処理システムの健康促進支援処理における、健康診断報告処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照し、実施形態を説明する。
【0014】
図1は、情報処理システム1における全体構成の一例を示すブロック図である。
【0015】
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10とサーバ20を有する。端末装置10は、一又は複数設けることができ、LANや、インターネット、移動体通信等のネットワークを介し、サーバ20に接続可能である。サーバ20は、労働基準監督署等の公的機関がサービスを提供するサービスサーバSGに接続可能である。
【0016】
図2は、情報処理システム1における内部構成の一例を示すブロック図である。
【0017】
図2に示すように、端末装置10は、例えば、パソコンやスマホ等の情報端末であり、端末制御部11、端末記憶部12、表示部13、及び、指示入力部14を有し、事業者側の人事労務担当者等の事業者側ユーザ、及び、健康促進支援処理の処理対象である処理対象者によって用いられる。実施形態の説明では、事業者側ユーザ、及び、処理対象者の両方、又は、一方を示すとき、「ユーザ」という。
【0018】
端末制御部11は、CPU等の処理装置を有し、端末記憶部12から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0019】
端末記憶部12は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、端末装置10を制御するための各種の情報や、各種の処理部を構成するプログラムを記憶する。例えば、端末記憶部12は、サーバ20から受信した各種の情報を表示部13に表示するウェブブラウザのプログラムを記憶する。
【0020】
表示部13は、LCDや、LED、OLED等によって構成され、端末制御部11から入力された各種の情報を表示可能である。
【0021】
指示入力部14は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置を有し、ユーザが入力した各種の指示入力を端末制御部11に出力する。
【0022】
サーバ20は、制御部21と記憶部22を有する。
【0023】
制御部21は、CPU等の処理装置を有し、記憶部22から読み込んだプログラムを実行することによってその機能を実現する。
【0024】
記憶部22は、ROM、RAM、HDD、及び、SSD等の記憶素子を有し、サーバ20を制御するための各種の処理部を構成するプログラムや、プログラムで用いられる各種の情報を記憶する。例えば、記憶部22は、取得条件入力部P1、処理対象者取得部P2、通知部P3、受診内容決定部P4、ストレスチェック処理部Q1、ストレスチェック報告部Q2、健康診断処理部R1、受診結果入力部R2、標準化部R3、健康診断報告部R4、及び、標準化情報編集部R5等の各種のプログラムや、登録者の社会保険加入状況、所定労働時間、氏名、所属部門、入社日、性別及び年齢を含む登録者情報、処理対象者取得条件、健康診断の受診ステータス、ストレスチェックの受検ステータス、健康診断の受診予定日、健康診断の受診結果、及び、標準化情報も記憶する。
【0025】
情報処理システム1における登録者には、労働者等、すなわち、労働者、従業者、外部協力者、業務委託を受けた者等を含めることができる。
【0026】
図3は、取得条件入力画面G1の一例を示す図である。
【0027】
図3に示すように、取得条件入力部P1は、表示部13に、取得条件入力画面G1を表示し、事業者側ユーザに、処理対象者を取得するための条件である処理対象者取得条件を指示入力させる。図3は、労働者のうち、社会保険に加入している労働者のみ、かつ、正社員の週所定労働時間が40時間であって、正社員の週所定労働時間の4分の3以上のみを処理対象者の取得条件として、指示入力した例である。
【0028】
処理対象者取得条件は、例えば、労働者の社会保険加入状況及び所定労働時間に基づいて定められる。より具体的な例を挙げれば、これに限定されないが、処理対象者取得条件は、次の「イ.」及び「ロ.」とすることができる。
【0029】
イ.処理対象者に含める労働者は、(a)処理対象者に社会保険(健康保険)の加入者のみとするか、(b)加入者と非加入者の両方とするか
【0030】
ロ.処理対象者に含める労働者は、(a)正社員の週所定労働時間の4分の3以上とするか、(b)正社員の2分の1以上とするか、(c)全てとするか
【0031】
図4は、処理対象者一覧画面G2の一例を示す図である。
【0032】
図4に示すように、処理対象者取得部P2は、記憶部22から登録者の社会保険加入状況と所定労働時間を含む登録者情報を読み込み、登録者情報に基づいて、処理対象者取得条件の下で判定を行い、登録者の中から健康診断の受診、ストレスチェックの受検、又は、産業医面談の少なくともいずれか一つを含む健康促進活動の取纏めを支援するための健康促進支援処理の処理対象者を取得する。取得された処理対象者は、事業者側ユーザの指示入力に応じ、表示部13に表示される処理対象者一覧画面G2において、一覧表示される。
【0033】
通知部P3は、事業者側ユーザの指示入力に応じ、処理対象者に、メール送信等の通信手段によって健康促進活動に関する通知を行う。より具体的には、通知部P3は、処理対象者取得部P2によって取得された処理対象者に、ストレスチェックの受検や、産業医面談の実施、健康診断の受診等の健康促進活動を促す通知を行う。
【0034】
通知部P3は、事業者側ユーザの指示入力に応じ、記憶部22からストレスチェックの受検ステータスを読み込み、ストレスチェックを未受検状態である処理対象者に、受検を促す通知を行い、また、記憶部22から健康診断の受診ステータスを読み込み、健康診断が未受診状態である処理対象者に、受診を促す通知を行う。
【0035】
通知部P3が、健康診断の受診を促す通知を行う際、受診内容決定部P4は、処理対象者の年齢、又は、性別の少なくともいずれか一方に基づいて、健康診断の受診内容を決定し、通知部P3が、処理対象者に、受診内容を通知するようにしてもよい。受診内容決定部P4は、例えば、処理対象者が中高齢者であれば、中高齢者が受診すべき検査項目を受診内容に含めたり、処理対象者が女性であれば女性特有の疾患に関する検査項目を受診内容に含めたりしてもよい。
【0036】
図5は、ストレスチェック進捗画面G3aの一例を示す図である。図6は、ストレスチェック実施画面G3bの一例を示す図である。図7は、ストレスチェック結果画面G3cの一例を示す図である。
【0037】
図5に示すように、ストレスチェック処理部Q1は、事業者側ユーザの指示入力に応じ、ストレスチェック進捗画面G3aを表示部13に表示する。ストレスチェック進捗画面G3aには、処理対象者の全体の人数に対する受検済みの人数を示す「実施率」や、事業者側ユーザが任意に入力した「タイトル」、処理対象者の人数を示す「対象者」、ストレスチェック設問の数である「設問数」、ストレスチェックを開催するURLを示す「開催URL」、「作成日」、「備考」の欄があり、その下側に処理対象者の「氏名」、受検ステータスを示す「ステータス」、「部門」、「実施日時」、高ストレス状態のストレス判定結果を示す「高ストレス」、産業医面談の希望の有無を示す「産業医面談」、及び、ストレスチェック結果画面G3cへのリンクが埋め込まれた「結果」が一覧表示される。
【0038】
図6に示すように、ストレスチェック処理部Q1は、ユーザがストレスチェックの開催URLにアクセスすると、記憶部22からストレスに関する設問であるストレスチェック設問を読み込み、ストレスチェック実施画面G3bを表示部13に表示し、ユーザにストレスチェック回答の入力を促す。ストレスチェック設問には、例えば、厚生労働省が提供する職業性ストレス簡易調査票を用いることができる。職業性ストレス簡易調査票は、57項目、及び、80項目のものが用意されており、ストレスチェック処理部Q1は、開催URLを生成する際、事業者側ユーザに、いずれのストレスチェック設問にするか選択させる。
【0039】
ストレスチェック処理部Q1は、処理対象者に対応付け、処理対象者が、ストレスチェックを未受検であるか、又は、ストレスチェックを受検済みであるかを示す受検ステータスを記憶部22に記憶させる。ストレスチェック実施画面G3bにおいて、処理対象者によるストレスチェック回答が終了すると、ストレスチェック処理部Q1は、ストレスチェックの実施日と、受検済みであることを示す受検ステータスと、ストレスチェック回答とを記憶部22に記憶させる。また、図5では、氏名「給与A001」の受検ステータスが「未受検」であるが、処理対象者が受検を済ませた後、事業者側ユーザは、「ステータス変更」ボタンをクリックすることによって、処理対象者の受検ステータスを「受検済み」に変更することができる。
【0040】
ストレスチェック処理部Q1は、処理対象者が入力したストレスチェック回答に基づいて、所定判定条件の下、高ストレス状態であると判定した場合、高ストレス状態であることを示すストレス判定結果を処理対象者に対応付けて記憶部22に記憶させる。所定判定条件は、厚生労働省が提供する高ストレス者の選定方法・基準に従ったものとすることができるし、経験的又は実験的に定めてもよい。
【0041】
ストレスチェック処理部Q1は、表示部13を介し、高ストレス状態であると判定された処理対象者に、産業医面談を勧奨するメッセージを表示し、産業医面談の希望の有無を指示入力させる。処理対象者が産業医面談の希望を指示入力すると、ストレスチェック処理部Q1は、記憶部22に、処理対象者に対応付けて産業医面談の希望を記憶させる。図5の例では、氏名「給与A002」と氏名「給与A003」に、産業医面談の希望が表示される。産業医面談の実施後、ユーザの指示入力により、ストレスチェック処理部Q1は、記憶部22に、産業医面談が実施済みであることを記憶させる。
【0042】
図7に示すように、ストレスチェック結果画面G3cは、ユーザが、ストレスチェック進捗画面G3aに表示されたリンクにアクセスすることによって表示部13に表示される。ストレスチェック結果画面G3cには、処理対象者の氏名と、ストレスチェック実施日と、ストレス判定結果と、ストレスチェック回答に基づき所定計算方法によって計算された合計評価点とが表示される。所定計算方法は、厚生労働省が提供する高ストレス者の選定方法・基準に従ったものとすることができるし、経験的又は実験的に定めてもよい。
【0043】
ストレスチェック報告部Q2は、記憶部22に記憶された登録者の人数から在籍労働者数を取得し、処理対象者の人数から検査を受けた労働者数を取得し、ストレスチェック報告書である「心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書」を作成し、サービスサーバSGに送信して提出する。
【0044】
図8は、健康診断進捗画面G4の一例を示す図である。
【0045】
図8に示すように、健康診断処理部R1は、事業者側ユーザの指示入力に応じ、健康診断進捗画面G4を表示部13に表示する。健康診断進捗画面G4には、処理対象者の全体の人数に対する受診済みの人数を示す「実施率」や、事業者側ユーザが任意に入力した「タイトル」、処理対象者の人数を示す「対象者」、「作成日」、及び、「備考」の欄があり、その下側に処理対象者の「氏名」、「受診ステータス」、「部門」、「入社日」、「性別」、及び、「年齢」が一覧表示される。
【0046】
また、健康診断処理部R1は、処理対象者に対応付け、処理対象者が、健康診断を未受診であるか、又は、健康診断を受診済みであるかを示す受診ステータスを記憶部22に記憶させる。
【0047】
処理対象者が健康診断の受診を済ませた後、ユーザは、端末装置10の指示入力部14を介し、受診済みを示す受診ステータスを指示入力し、記憶部22に記憶させる。図8では、受診ステータスが全て「未受診」であるが、処理対象者が受診を済ませた後、事業者側ユーザは、「ステータス変更」ボタンをクリックすることによって、処理対象者の受診ステータスを「受診済み」に変更することができる。
【0048】
図9は、受診結果入力部R2で入力された健康診断項目α、β、γの各々の受診結果の一例を示す表である。実施形態では、説明のため3つの健康診断項目α、β、γの例を挙げているが、3つに限定されず、いくつであってもよい。健康診断項目α、β、γは、例えば、定期健康診断結果報告書に定められた「聴力検査(オージオメータによる検査)(1000Hz)」、「聴力検査(オージオメータによる検査)(4000Hz)」、「聴力検査(その他の方法による検査)」等である。
【0049】
図9に示すように、受診結果入力部R2は、図示しない受診結果の入力画面を表示部13に表示し、ユーザに、健康診断の受診施設の施設名と、健康診断項目α、β、γの各々の健康診断の受診結果における段階評価形式で示した判定区分又は医師所見の少なくともいずれか一方を指示入力させて記憶部22に記憶させる。
【0050】
図10は、記憶部22に記憶された標準化情報の一例を示す表である。図11は、標準化部R3による標準化受診結果の一例を示す表である。
【0051】
標準化部R3は、記憶部22から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、記憶部22から施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、標準化情報によって健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する。標準化受診結果は、施設によって異なる基準で判定された受診結果をより標準的な基準に合わせたものである。標準化受診結果は、標準化判定区分を有し、標準化判定区分は、施設によって異なる基準で判定された判定区分をより標準的な基準に合わせたものである。標準化情報は、施設によって異なる基準で判定された判定区分から標準化された標準化判定区分を取得できるように定められる。
【0052】
図10に示すように、標準化情報は、施設情報と健康診断の健康診断項目α、β、γの各々に対応付けられた判定区分、医師所見、及び、標準化判定区分を有する。
【0053】
図11に示すように、標準化部R3は、標準化情報に基づいて、施設情報と受診結果である健康診断の健康診断項目α、β、γの各々に対応付けられた判定区分又は医師所見を標準化判定区分に標準化し、標準化受診結果である標準化判定区分を取得する。標準化判定区分には、例えば、「異常なし」、「要再検査」及び「要治療・要精密検査」が含まれる。
【0054】
健康診断報告部R4は、所見のあった者の人数の合計、医師の指示の人数の合計、健康診断項目の各々における健康診断の実施者数と有所見者数、在籍労働者数、及び、受診労働者数に基づいて、労働基準監督署に提出するための健康診断報告書である「定期健康診断結果報告書」を作成し、公的機関がサービスを提供するサービスサーバSGに送信し、提出する。所見のあった者及び有所見者は、健康異常状態者を示す。
【0055】
所見のあった者の人数の合計は、健康診断報告部R4が、受診者の各々について、健康診断項目α、β、γの中に標準化判定区分「要再検査」又は「要治療・要精密検査」のいずれか一つが含まれるとき、当該受診者を所見のあった者とし、それらの人数を合計することによって取得する。図11の例では、employee2~4の各々が所見のあった者とされ、「所見のあった者の人数」の合計は「3」である。
【0056】
医師の指示があった者の人数の合計は、健康診断報告部R4が、受診者の各々について、健康診断項目α、β、γの中に標準化判定区分「要治療・要精密検査」が含まれるとき、当該受診者を医師の指示があった者とし、それらの人数を合計することによって取得する。図11の例では、employee3、4の各々が医師の指示のあった者とされ、「医師の指示の人数」の合計は「2」である。
【0057】
健康診断項目の各々における健康診断の実施者数は、健康診断報告部R4が、健康診断項目α、β、γの各々について、記憶部22に記憶された受診ステータスが「受診済み」である処理対象者の人数を合計することによって取得する。図11の例では、健康診断項目α、β、γの各々について、employee1~4が健康診断を実施しており、実施者は4人である。
【0058】
健康診断項目の各々における健康診断の有所見者数は、健康診断報告部R4が、標準化判定区分「要再検査」又は「要治療・要精密検査」が含まれる受診者の人数を合計することによって取得する。図11の例では、健康診断項目αの列における有所見者数が「2」であり、健康診断項目βとγの各々の列における有所見者数が「1」である。
【0059】
在籍労働者数は、健康診断報告部R4が、記憶部22に記憶された労働者の人数を合計することによって取得される。
【0060】
受診労働者は、健康診断報告部R4が、受診ステータスが受診済みである処理対象者を合計することによって取得される。
【0061】
標準化情報編集部R5は、図示しない標準化情報編集画面を表示部13に表示し、ユーザに、標準化情報を編集させ、ユーザが編集した標準化情報を施設情報に対応付けて記憶部22に記憶させる。標準化情報編集部R5は、例えば、「施設情報」、「健康診断項目」、「判定区分」、「医師所見」、及び、「標準化判定区分」について、追加、削除、及び、変更等の編集が可能である。
【0062】
(ストレスチェック支援処理)
続いて、健康促進支援処理におけるストレスチェック支援処理について説明する。
【0063】
図12は、ストレスチェック支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0064】
図13に示すように、事業者側ユーザは、端末装置10によってサーバ20に接続し、取得条件入力部P1の処理によって表示部13に取得条件入力画面G1(図3)を表示させ、指示入力部14によって処理対象者取得条件を入力する(S1)。
【0065】
取得条件入力画面G1に表示された「対象者を表示」ボタンをクリックすると、処理対象者取得部P2は、処理対象者取得条件に基づいて、登録者の中から、健康促進支援処理の処理対象者を取得し(S2)、表示部13に処理対象者一覧画面G2を表示する(S3)。
【0066】
事業者側ユーザが指示入力部14によって指示入力すると、ストレスチェック処理部Q1は、S2で取得した処理対象者が一覧表示されたストレスチェック進捗画面G3aを表示部13に表示する(S4)。事業者側ユーザが、処理対象者の氏名の左側にあるチェックボックスにチェックを入れて選択状態にし、「メール作成」をクリックすると(S5:YES)、通知部P3は、表示部13に図示しないメールテンプレートを含むメール作成画面を表示して事業者側ユーザにメール作成を促し、事業者側ユーザの送信指示に応じ、選択状態にされた処理対象者に、開催URLを含むストレスチェックの受検を促す通知を送信する(S6)。処理対象者は、端末装置10によって開催URLに接続し、表示部13にストレスチェック実施画面G3bを表示させ、指示入力部14によってストレスチェック回答を入力する(S7)。ストレスチェック処理部Q1は、処理対象者が入力したストレスチェック回答に基づいて、所定判定条件の下、処理対象者を高ストレス状態であるか否かを判定し、高ストレス状態であると判定した場合、産業医面談を勧奨するメッセージを表示し、産業医面談の希望を指示入力させる。高ストレス判定結果と産業医面談の希望については、記憶部22に記憶され、ストレスチェック進捗画面G3aにも表示される。
【0067】
事業者側ユーザが指示入力部14を介して指示入力すると(S5:NO、S8)、健康診断報告部R4は、ストレスチェックの結果を集計して心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書を作成し、サービスサーバSGに送信する(S9)。
【0068】
(健康診断支援処理)
続いて、健康促進支援処理における健康診断支援処理について、説明をする。
【0069】
図13は、健康診断支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0070】
S11~S13は、図13のS1~S3と同じため、説明を省略する。
【0071】
事業者側ユーザが指示入力部14によって指示入力すると、健康診断処理部R1は、S2で取得した処理対象者を一覧表示した健康診断進捗画面G4を表示部13に表示する(S14)。事業者側ユーザが、処理対象者の「氏名」の左側にあるチェックボックスにチェックを入れて選択状態にし、「メール作成」をクリックすると(S15:YES)、通知部P3は、表示部13に図示しないメールテンプレートを含むメール作成画面を表示して事業者側ユーザにメール作成を促し、事業者側ユーザの送信指示に応じ、選択状態にされた処理対象者に、健康診断の受診を促す通知を送信する(S16)。
【0072】
事業者側ユーザが指示入力部14を介して指示入力すると(S15:NO、S17)、制御部21は、後述する健康診断報告処理を開始する。
【0073】
(健康診断報告処理)
続いて、健康促進支援処理における健康診断報告処理について、説明をする。
【0074】
図14は、健康診断報告処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0075】
事業者側ユーザが指示入力部14を介して指示入力すると、制御部21は、健康診断報告処理を開始する。
【0076】
図14に示すように、受診結果入力部R2は、ユーザに、健康診断を受診した施設の施設名を指示入力させ、続いて、健康診断の健康診断項目の各々について受診結果を指示入力させる(S21)。
【0077】
標準化部R3は、S21で入力された施設名から施設情報を取得する。続いて、施設情報に対応付けられた標準化情報を取得する(S22)。標準化部R3は、標準化情報に基づいて、受診結果を標準化し、標準化受診結果を取得する(S23)。健康診断報告部R4は、標準化受診結果に基づいて、所見のあった者の人数と医師の指示の人数を取得し(S24)、健康診断項目の各々について実施者数と有所見者数を取得し(S25)、在籍労働者数と受診労働者数を取得し(S26)、定期健康診断結果報告書を作成してサービスサーバSGに送信する(S27)。
【0078】
実施形態によれば、情報処理システム1は、より簡便に、健康促進活動の対象となる登録者の各々に、実施すべき健康促進活動を通知し、未実施である場合には実施を促し、健康促進活動の取纏めを支援することができる。
【0079】
なお、実施形態では、処理対象者取得部P2が社会保険加入状況と所定労働時間を含む登録者情報を読み込み、登録者情報に基づいて、処理対象者取得条件の下で判定を行い、処理対象者を取得したが、これに限定されない。処理対象者取得部P2は、登録者が正社員であるか、パートタイム労働者(無期契約・契約期間が1年以上の有期契約・契約期間が6月以上1年未満の有期契約)であるか等を示す雇用契約形態情報に関する処理対象者取得条件の下で判定を行って処理対象者を取得してもよい。
【0080】
また、実施形態では、正社員の週所定労働時間を基準とした処理対象者取得条件の例を説明したが、これに限定されない。処理対象者取得条件は、登録者の週所定労働時間、又は、登録者の1日の所定労働時間の少なくともいずれか一方であってもよく、処理対象者取得条件は、雇用契約形態情報、登録者の週所定労働時間の割合、登録者の1日の所定労働時間、又は、社会保険加入有無情報のいずれか一つに基づいて定められてもよいし、経験的又は実験的に定められてもよい。
【0081】
また、実施形態では、ストレスチェック設問が、職業性ストレス簡易調査票である例を説明したが、これに限定されない。ストレスチェック設問は、職業性ストレス簡易調査票の一部を修正したものであってもよいし、独自にストレスチェック設問内容を定めたものであってもよい。また、実施形態では、ストレスチェック設問に57項目、及び、80項目の職業性ストレス簡易調査票を用いることができることを説明したが、これに限定されず、23項目の職業性ストレス簡易調査票を用いてもよい。
【0082】
また、実施形態では、受診結果が段階評価形式で示したものである例を説明したが、これに限定されず、検査値等の数値で表したものであってもよい。
【0083】
また、実施形態では、標準化判定区分に、「異常なし」、「要再検査」及び「要治療・要精密検査」の3段階の区分が含まれる例を説明したがこれに限定されない。標準化判定区分は、3段階以外でもよいし、他の文字や記号、図形等によって定められてもよい。
【0084】
また、実施形態では、受診結果入力部R2によってユーザに健康診断の受診結果を指示入力させて記憶部22に記憶させる例を説明したが、これに限定されない。健康診断の受診結果は、読取部15(図2の2点鎖線)が、受診結果が表された書類から受診結果を読取り、記憶部22に記憶させてもよい。また、健康診断の受診結果は、施設が使用する施設端末Hに接続可能な受診結果受信部23(図2の2点鎖線)によって、施設から受信して記憶部22に記憶させてもよい。
【0085】
また、健康診断処理部R1は、ユーザに、処理対象者が健康診断を受診するための受診予定日の指示入力を促し、指示入力された受診予定日を記憶部22に記憶させ、事業者側ユーザの指示入力に応じ、記憶部22に記憶された受診予定日と受診ステータスを一覧表示するようにしてもよい。また、通知部P3は、事業者側ユーザの指示入力に応じ、記憶部22から処理対象者が健康診断を受診するための受診予定日を読み込み、健康診断が未受診であることを示す受診ステータスを有し、かつ受診予定日までの日数が所定日数以下である処理対象者に、健康診断の受診を促す通知を行うようにしてもよい。所定日数については、経験的又は実験的に定められる。
【0086】
また、実施形態では、情報処理システム1が定期健康診断を取り纏める例を説明したが、これに限定されず、情報処理システム1は、特定業務への配置換え時に行う健康診断の取り纏めに用いられてもよいし、特定業務従事者の定期健康診断に用いられてもよいし、入社時、有害業務への配置換え時に行う特殊健康診断や定期の特殊健康診断等の特殊健康診断に用いられてもよい。
【0087】
また、実施形態では、通信手段がメールである例を説明したが、これに限定されるものではなく、通信手段は、チャットツールや他の通信手段であってもよい。
【0088】
すなわち、情報処理システム1は、記憶部22から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、記憶部22から施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、標準化情報によって健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する標準化部R3を有する。
【0089】
標準化受診結果は、健康診断の健康診断項目の各々の受診結果を標準化して取得される。
【0090】
受診結果入力部R2は、ユーザに、受診施設の施設情報と、受診結果を指示入力させ、指示入力された受診結果を記憶部22に記憶させる。受診結果は、判定区分、又は、医師所見の少なくともいずれか一方を段階評価形式で示したものである。受診結果入力部R2は、ユーザに、段階評価形式で示された受診結果を指示入力させる。
【0091】
標準化情報編集部R5は、ユーザに、標準化情報を編集させ、ユーザが編集した標準化情報を施設情報に対応付けて記憶部22に記憶させる。
【0092】
健康診断報告部R4は、健康診断の健康診断項目の各々について、健康診断の実施者数と、標準化受診結果に基づいた健康異常状態者数とを取得し、健康診断報告書を作成する。
【0093】
読取部15は、受診結果が表された書類から受診結果を読取り、記憶部22に記憶させる。
【0094】
受診結果受信部23は、受診施設が管理する施設端末Hに接続可能であり、受診施設から受診結果を受信して記憶部22に記憶させる。
【0095】
情報処理方法は、標準化部R3により、記憶部22から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、記憶部22から施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、標準化情報によって健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する。
【0096】
情報処理プログラムは、記憶部22から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、記憶部22から施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、標準化情報によって健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する標準化部R3のコードをコンピュータに実行させる。
【0097】
上述のとおり、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0098】
また、実施形態に係る各手順の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。さらに、本実施形態に係る各手順の各ステップの全てあるいは一部をハードウェアにより実現してもよいし、プログラムによって実現してもよい。
【符号の説明】
【0099】
1・・・ 情報処理システム
10・・・端末装置
11・・・端末制御部
12・・・端末記憶部
13・・・表示部
14・・・指示入力部
15・・・読取部
20・・・サーバ
21・・・制御部
22・・・記憶部
23・・・受診結果受信部
G1・・・取得条件入力画面
G2・・・処理対象者一覧画面
G3a・・・ストレスチェック進捗画面
G3b・・・ストレスチェック実施画面
G3c・・・ストレスチェック結果画面
G4・・・健康診断進捗画面
H・・・ 施設端末
P1・・・取得条件入力部
P2・・・処理対象者取得部
P3・・・通知部
P4・・・受診内容決定部
Q1・・・ストレスチェック処理部
Q2・・・ストレスチェック報告部
R1・・・健康診断処理部
R2・・・受診結果入力部
R3・・・標準化部
R4・・・健康診断報告部
R5・・・標準化情報編集部
SG・・・サービスサーバ


【要約】
【課題】 より簡便に、信頼性の高い健康異常状態者の人数を導出することができ、組織における健康促進活動の取纏めを支援することができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】 情報処理システム1は、記憶部22から受診者による健康診断の受診施設に対応付けられた施設情報を取得し、記憶部22から施設情報に対応付けられた標準化情報を取得し、標準化情報によって健康診断の受診結果を標準化して標準化受診結果を取得する標準化部R3を有する。
【選択図】図2

図1
図2
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図10
図11
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図14