(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-16
(45)【発行日】2024-04-24
(54)【発明の名称】目スク
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20240417BHJP
【FI】
A41D13/11 L
A41D13/11 Z
(21)【出願番号】P 2022011897
(22)【出願日】2022-01-28
【審査請求日】2023-02-09
(31)【優先権主張番号】P 2021050255
(32)【優先日】2021-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】712007348
【氏名又は名称】株式会社ドクター中松創研
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【審査官】山尾 宗弘
(56)【参考文献】
【文献】特表2003-527133(JP,A)
【文献】特開2018-115418(JP,A)
【文献】特開平08-107939(JP,A)
【文献】登録実用新案第3113958(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D 13/11
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
口を覆い呼吸が出来る不織布等のマスク部分に、複数枚であってヒンジで結合し折り曲げた時に前記マスクの表裏を保護するフィルムや板状の透明又は不透明体を、接着材など結合体で結合し、口と鼻と目を覆う事を特徴とする目スク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は新型コロナウイルスやSARSやMERSやインフルエンザ用等の公知のマスク又フェースシールドの欠点を除去する画期的マスクの発明である。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルスは新種株等も発生し勢いをまして、人から人への感染が増大しているが未だ決定的な防御法がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
目から鼻を経て喉にウイルスは侵入する。
公知のマスクの欠点は、目が防御できていないからウイルスが入る。またスパコン実証によればマスクの細孔を通してウイルスが外から放出され、又、外部のウイルスをマスク内に通してしまう。
また、フェースシールドはスパコン実証によれば額の両サイドやあごの下からウイルスを流出させ、又、流入させる。従って緊急事態宣言が解除されるとリバウンドが発生し次の波が押し寄せてくる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、不織布等マスクにフィルム又は板状の透明又は不透明体を設けたマスクである。
本発明は、任意形状のフィルム又は板状の透明又は不透明体の接着剤等結合部を設けたマスクに装着し得るフィルム板である。
本発明は、マスクの口を覆う部分のほぼ全部を覆い得るフィルム板である。
これにより本発明は不織布等マスクがマスクカバー付きとするマスクである。この本発明マスクを目スクと称する。請求項の目スクはこれを意味する。
【発明の効果】
【0005】
不織布等をマスクにフィルムや板状の透明体又は不透明体を接着等により設けた本発明は以下の10大効果がある。
(1)目からのコロナウイルスの侵入を防御することができる。公知マスクでは出来ない。
(2)「鼻出しマスク」してもマスク機能があり、ウイルスの侵入出させない。公知マスクでは出来ない。
(3)マスク保護ケース付である。携帯に便利である。公知マスクやフェースシールドでは出来ない。
(4)マスクの汚れを防止する。公知マスクやフェースシールドでは汚れる。
(5)手書きでも自分でデザインや名前を入れられる。公知マスクでは出来ない。
(6)外部からのウイルスがマスクを通し、口の中へ侵入し感染するのを防止する。公知マスクでは出来ない。
(7)口からのウイルスがマスク材を通し、外に出て他人に感染させない。公知マスクはウイルスを通し感染する。
(8)マスクと透明又は不透明体との空間で煙突効果を生じさせ気流を上昇させ、口、鼻、目からのウイルスの侵入を防止する。公知マスクでは防止出来ない。
(9)透明体と目の間に十分な間隔が確保される。
(10)接着部は、黒色等とする事で、遠くからよく見え、車、自転車や歩行者との衝突防止となり、デザイン的にも美しい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本発明第1実施例であって、透明又は不透明体1の下端内側に部分的に接着部2を設けた実施例であって、(A)は接着部を3か所とした正面図で、(B)は接着部を4か所とした正面図である。(C)は側断面図である。
【
図2】本発明第2実施例であって、透明又は不透明体1の下端の内側の両端を、ステープル9にて、呼吸出来る不織布等のマスクの上辺の外側と結合した実施例で、(A)は正面図で、(B)は側断面図で、矢印は透明又は不透明体1を折り重ねる時の方向を示し、(C)は透明又は不透明体1と呼吸できる不織布等のマスク4を折り畳んだ状態を示す側断面図である。
【
図3】本発明第3実施例であって、第1第2実施例の約2倍の大きさの透明又は不透明体101の高さのほぼ1/2の位置に接着部2を設け、マスクの上端に接着した実施例で、(A)はマスクの両端部に接着部2を設けた正面図で、(B)は(A)の側断面図で、(C)は4か所接着部2を設けた場合の正面図である。
【
図4】本発明第4実施例であって、接着部2を、中央近傍のみとした実施例で、(A)はマスク4の上端に接着した正面図で、(B)は本発明品を装着した時の上面図であり、マスク4と透明板101が両端で離れている事を示す。
【
図5】本発明第5実施例であって、
図1(A)の本発明マスクの、透明又は不透明体1部分をマスクに重ねる実施例で、(A)は透明又は不透明体1と接着したマスク4の正面図で、(B)は(A)の側断面図で、矢印は透明又は不透明体1をマスクに重ねる方向を示し、(C)は、折り重ねた時の側断面図である。
【
図6】本発明のマスク保護ケースを示す実施例であって、マスクの汚れを防止、携帯に便利など公知マスクにない多くの長所がある。折り曲げ重ねヒンジによって色々な実施例がある。(A)はマスクをヒンジとした本発明第6実施例の正面図で(B)は折り重ねた側断面図で、(C)は第7実施例で接着テープで透明体等を結合させ且つヒンジとした正面図で、(D)は(C)を折り重ねた側断面図で、(E)は第8実施例でクッション性両面テープで透明体等を結合させ且つクッション性両面テープをヒンジとした正面図で、(F)は(E)を折り重ねた側断面図である。 102はフィルムまたは板状の透明板、103はフィルム又は板状の透明板又は不透明体でデザインや宣伝文字や自分の名前を入れる事が出来る。
【
図7】本発明の
図1に示すマスクを装着した側断面図(A)、(B)、
図6が(C)、上面図が(D)である。
【
図8】本発明第9実施例であって、透明又は不透明体101を接着したマスク4の唇に接する部分に4フッ化エチレン等口紅が着かない材料7を設けた実施例で、(A)は裏面(顔に接する側から見た)図で、(B)は側断面図で、(C)は透明又は不透明体101を折り重ねた側面図。
【
図9】本発明第10実施例であって、透明又は不透明体101を接着したマスク4の、唇に接する部分に長方形の開口部8を設けた実施例で、(A)は正面図で(B)は側断面図である。(A)はマスク4の上端の3か所で接着2した正面図で、(B)は(A)の側断面図を示す。
【
図10】本発明の第11実施例であって、不織布等マスクの口の部分を開口させて透明板101に接着した実施例で、(A)はマスク4の唇に接する部分に長方形の開口部8の周囲を接着部2とした正面図で、(B)は(A)の側断面図を示す。
【
図11】(A)は本発明2倍の大きさの透明体101と、マスク4とを折り重ねてマスク保護ケースとする第12実施例であって、2倍の大きさの透明体を垂直方向で下に向かって折り曲げ、又は水平方向で左右の透明体101の端を合わせるように折り曲げたマスクケースの側断面図、(B)は本発明マスク4と101を巻物状に巻き携帯する第13実施例の断面図である。
【
図12】(A)は自分の持っているマスクに着け得る上下辺が直線の透明体1に断続的に例えば3か所の接着部2を設けた本発明第14実施例の正面図で、(B)は(A)の断面図であって、(C)は、透明7、104又は板104の上辺をV字形状とした本発明第15実施例の正面図である。
【
図13】ほぼ2倍の大きさの透明又は不透明体101の高さのほぼ真ん中の位置に接着部2を設けた本発明で、(A)は4か所の接着部の本発明第16実施例の正面図であり、(B)は全幅に渡って接着部を設け第17実施例の正面図である。
【
図14】第18実施例であって、(A)は透明又は不透明体103に接着部を設け、マスク4のほぼ中央帯に接着した正面図で、(B)は接着テープ23をヒンジとして、透明体102を折り畳んだ側断面図と接着部の拡大図である。
【
図15】(A)、(B)、(C)は、実施例18に於いて接着位置、結合する透明体等を変え装着した側面図である
【
図16】(A)は透明又は不透明体103に接着部22を設けた第19実施例の正面図で、(B)は透明体102を透明又は不透明103のほぼ3倍程度の高さとし、透明体102の上端と透明又は不透明103の下端に接着部21、22を設けた第20実施例の正面図で、(C)は透明又は不透明101の下半分部分のほぼ中央帯に、部分的に接着部2を設けた第21実施例の正面図である。
【
図17】本発明の第22実施例であって、(A)は透明体102に接着部21を設け、透明又は不透明体103に複数の接着部22を設けた正面図で、(B)は側面図であり、(C)はヒンジも兼用した結合体部分により折り曲げた側面図である。
【
図18】マスクのほぼ全部を覆う透明又は不透明体の本発明フィルム板105の種々の接着部を示し、(A)透明又は不透明体のフィルム板105の中央帯の側辺部に接着部2を設けた第23実施例正面図で、(B)は透明又は不透明体のフィルム板105の中央帯で透明体の全幅に渡って接着部2を設けた第24実施例正面図で、(C)は、透明又は不透明体のフィルム板105の左右の中央で透明体の全高に渡って接着部2を設けた第25実施例正面図で、(D)は、透明又は不透明体のフィルム板105の上下左右の中央部付近に接着部2を設けた第26実施例正面図である。
【
図19】本発明の透明体101の種々の形態を示し、(A)は、第16、17実施例の
図13(A)、(B)より接着部2が下方(下から約1/4高さ)で透明体側端部である第27実施例正面図で、(B)は鎖線にて折り曲げ可能な透明体101とした第28実施例正面図で、(C)は折り曲げ可能な透明体101の折り曲げ部付近に透明体の全幅に渡って接着部2を設けた第29実施例正面図で、(D)は折り曲げ可能な透明体101の下半分のほぼ中央帯に透明体の全幅に渡って接着部2を設けた第30実施例正面図で、(E)は折り曲げ可能な透明体101の下半分のほぼ中央部に接着部2を設けた第31実施例正面図である。
【
図20】本発明の
図18(A)(第23実施例)に示す本発明フィルム板であって、(A)マスクに接着し頭部に装着した側面図、(B)フィルム板を携帯等の為に折り畳み把持した時の断面図を示す。
【
図21】
図19(B)(第28実施例)に示す本発明透明体であって、(A)はマスクに接着し頭部に装着した側面図、(B)はマスクに接着した時の側断面図を示す。
【
図22】本発明と公知の材質で、粒子透過量比較した図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
公知のマスクは、口及び鼻を覆うのみで目を覆っていないので、ウイルスの侵入を防げない。また例えば不織布のマスクpm2.5(直径2.5ミクロンサイズ)以下のウイルスは30%通してしまう。又、フェースシールドは下方や側方からウイルスが侵出入し、又、携帯することは大きく重く不便で、気軽に装着脱出来ないし、巾があり邪魔になるのでいつも装着しているわけにはいかない。
【0008】
それに対し、本発明は、発明の効果で説明した如く画期的な多くの機能がある、非常に薄く、軽く、小さく、コストパーフォーマンスも良いマスクを、本願発明者は発明した。
以下に本発明の実施例を説明する。
【0009】
本発明の第1実施例は、
図1に示す如く、透明又は不透明体1の下端内側に部分的に接着部2を設け、呼吸出来る不織布等のマスク4の上辺の外側に接着したことを特徴とする実施例である。
(A)は呼吸出来る不織布等のスマク4の上辺外側に接着した、透明又は不透明体1の下端の接着部を、3か所等とした正面図である。マスク上辺の左右両端部から1ミリから5ミリ内側で、上辺の1mmから5ミリ下方に接着部2を貼り付けるのが望ましく、マスク上辺の中央部にも接着部2を設ける。両面接着クッション材を使用した場合、マスク4の外側と透明又は不透明体1の内側には、接着部の両面接着クッション材201の厚さ分だけ微小な隙間ができることになる。両面接着クッション材の厚さは0.5ミリから4ミリ程度とし、0.8ミリ程度が好ましい。クッション材を使用すると、透明体の振動で剥がれにくくなり、また、隙間が出来ることにより、煙突効果が生じ、隙間に下方より空気が流入して上方へ抜けて行くので、ウイルスの顔面への侵入を除去し、又、透明又は不透明体1が曇らず、又、マスクも顔面に沿って湾曲しやすく装着しやすい効果がある。
(B)は、透明又は不透明体1の下端の接着部を4か所等とした正面図であり、マスク中央上部にある針金を鼻の形状と合わせて曲げるのに都合が良いようにしてある。装着時に鼻の周りでマスク4の湾曲が強くなっても、透明又は不透明体1がマスク4から剥離することがないという効果がある。
(C)は側断面図を示すが、マスク4の上端と透明又は不透明体1の下端は接着部2にて接合される。
接着は、3N以上の接着力を持つパーマネント接着が好ましい。 接着力とは、90度引きはがし接着力を表し、N/10mmの単位であらわされるものである。
マスク4の色は、白色に限らず黒色その他の色でよい。接着部の色と合わせても良い。
また接着部の個数は、これに限らず接着力やマスク針金曲げやマスクの湾曲しやすさで任意の個数とすることができ、色も黒色やその他カラフルな色や透明とすることができる。
透明又は不透明体1は、例えば視野に入る部分のみ透明とし、側面又は接着部があるのりしろ部分は、不透明としてもよい。
接着部2は、両面接着クッション材のほか、両面テープ、及び接着剤、ステープル、糸縫合、ヒートシール、溶着、面ファスナ等で固定することができる。
【0010】
本第1実施例によると、透明又は不透明体1により新型コロナウイルスや飛沫から、目も防御する事ができ口や鼻を呼吸出来る不織布等のマスク4にて防御する事が出来る。
【0011】
本発明の第2実施例は、
図2に示す如く、透明又は不透明体1の下端の内側の両端を、ステープル9にて、呼吸出来る不織布等のマスク4の上辺の外側と結合した本発明の実施例で、(A)は正面図で、(B)は側断面図で、矢印は透明又は不透明体1を折り重ねる時の方向を示し、(C)は透明又は不透明体1と呼吸できる不織布等のマスク4を折り畳んだ状態を示す側断面図である。
ステープルはマスク4の内側から打ち込み、その部分の上と/又は外側から出た足の上のみに保護ラベルを貼る事が望ましい。
本第13実施例によると、透明又は不透明体1とマスク4の結合をステープル9にて行うことにより、安価に製造でき性能を劣化させることなく容易に透明体1等を再生利用可能である効果がある。
【0012】
本発明の第3実施例は、
図3に示す如く、第1実施例のほぼ2倍の大きさの透明又は不透明体101のほぼ中央部分(高さのほぼ1/2の位置)に接着部2を設け、呼吸出来る不織布等のマスク4の上端に接着した実施例であって、(A)は、マスクの両端部に接着部2を設けた場合の正面図で、透明体1でマスク4及び目を覆うことができる。(B)は(A)の側断面図で顔側に上端に接着部を有するマスク4が位置する。本発明品を装着した場合、透明体101とマスク4は、左右両端部で接着されているので、透明体101とマスク4共に湾曲して顔面に沿った形状となる。(C)は4か所接着部2を設けた場合の正面図であり、鼻近傍での湾曲度が強い部分にも接着部を設けたので透明体101とマスク4は剥がれにくい効果がある。
【0013】
本発明の第4実施例は、
図4に示す如く、透明又は不透明体101との接着部2が、中央近傍のみである実施例で、(A)は透明又は不透明体101を呼吸出来る不織布等のマスク4の上端に接着した正面図で、(B)の本発明品装着した時の上面図に示す如くマスク装着時に透明体101の側端部、マスクと離間10するので、ほぼ平坦となり、透明体101越しに目視する映像が目の側部や周辺でもひずむことがない事や反射うつり込みが無い、曇らない等の優れた効果を生ずる。
【0014】
本発明の第5実施例は、
図5に示す如く、第1実施例の
図1(A)にて示した本発明マスクの、透明又は不透明体1を呼吸出来る不織布等のマスク4の内側へ向かって折り重ね、マスク1を汚れから護り、携帯可能となる事を示す図である。
(A)は透明又は不透明体1と接着したマスク4の正面図で、(B)は(A)の側断面図で、矢印は透明又は不透明体1を重ねる方向を示し、(C)は折り重ねた時の側断面図で、マスク1の内側が大気に晒されず、清潔に保つことができる効果がある。また、紙面奥側及び手前側にある耳掛け紐又はゴム3でマスク4と透明体1とをまとめて括ることができ携帯するときに便利になる効果もある。
【0015】
本発明の第6実施例は、
図6の(A)に示す如く、2枚の透明体102と透明又は不透明体103をマスク4に接着し、マスクをヒンジとして折り曲げる事を特徴とする本発明である。マスクをヒンジとして折り曲げ可能になる様透明体即ち透明体102、および透明又は不透明体103を接着部21、22を夫々の透明体の近接する辺の端部や側端部に設け、マスク4に接着する。これにより(B)の側断面に示す如く、透明体102を折り曲げた時に、マスク4がヒンジになり透明体102と透明又は不透明体103が、マスク4の表裏を保護し、汚れが付かず、携帯が可能となる効果がある。
(C)は第7実施例であって、透明体102と透明又は不透明体103を接着テープ23で結合接着し、透明体102の下端に設けた左右端の接着部2によりマスク4の上端に接着、又は接着テープでマスク4の上縁の全体にわたって接着させ、前記接着テープをヒンジとした発明である。(D)は(C)の発明品の透明体102をマスク4の内側へ折り重ねた時の側断面図で、前記の如く接着テープ23がヒンジとなり、透明体102と透明又は不透明体103にて、マスク4を覆うことができる。
上記の接着テープ23は、透明で、マスク幅全体にわたって設けることが、強度を考慮すると好ましいが、部分的に設けてもよい。また、テープ幅も20mm程度が好ましいが、これに限らない。
(E)は第8実施例であって、クッション性両面テープ26の片面で透明体102と透明又は不透明体103を結合させ、クッション性両面テープ26の他面をマスク4の上端に、マスクの接着部を兼ねて接着した正面図で、(F)は102と103をクッション性両面テープ26をヒンジとして折り重ねた時の側断面図で、透明体102と透明又は不透明体103にて、マスク4を覆うことができる。
上記のクッション性両面テープ26は、4か所が好ましいがこれに限らず複数個配置する。また、サイズも縦横10ミリ×15ミリ、厚さ0.8ミリ程度が好ましいがこれに限ったものではない。
【0016】
本発明は、
図7に示す如く、第2実施例の
図2(A)に示すマスクの装着例の横面図が(A)である。又、所謂鼻出しマスク状態でも本発明マスクは透明体で、ウイルスの飛沫を防御出来る。
(B)に示す如く、眼鏡をかけて本発明品を装着しても透明体と接触する等の支障がない事を示す。(C)は、
図3、
図4、
図6を装着した時の側面図であるが、マスク部分4は透明又は不透明体103が覆い、マスク部分4と103の間隙により煙突効果が出て気流(11)が上昇し、ウイルスがマスク部4内や、透明体102に覆われた目への侵入を防止する。
(D)は(A)(B)(C)の装着時の上面図であって、マスク4の針金401で鼻の形に折り曲げる事により透明体1、102、103と、鼻の周辺と1、102、103との間に隙間ができ、呼気がこの隙間を通って上方へ流れるので、マスク4を装着していても呼吸が非常に楽であるという効果が発生する。さらに前記マスク4と透明体1、102、103の隙間に加え接着部2、21、22の厚さによる隙間を生ずるので、煙突効果により透明体内側とマスクの間に沿って上方へ気流が生じ、ウイルスの侵入を防止し、又、呼気による透明体1の内側の曇りを防止できる効果がある。
【0017】
ここで、請求項12の説明を
図7(C)、(D)の符号で説明する。
図7(C)に示す如く透明又は不透明体103とマスク4の空間の煙突効果により気流が上昇(11)、口、鼻、目にウイルスが浸入して来る事を防止する。又、透明体102にて防御されて外部から来たウイルスを目から侵入させない(12)ことを示し、外部からウイルスが、マスク4を通し、口へ侵入する事を透明又は不透明体103にて防御(13)されており、逆に、口から出るウイルスがマスク4を通って外へ出ないように、透明又は不透明体103が遮断している(14)事を示している。
前記の煙突効果は
図7(D)でも説明する。透明体1、102、103と、マスク4との間の隙間により、煙突効果が生じ気流(11)が上昇する。
従って、請求項12に符号を入れると下記の如くなり本発明の8つの機能が盛り込まれている。ここで「目スク」とは本発明「透明又は不透明体を設けたマスク」の事である。
「請求項1に於て、フィルムや板状の透明体又は不透明体(1,102,103)を不織布等のマスク部(4)の前にクッション性両面接着材等結合材(2,21,22)により結合し、目を保護し、目からウイルスを侵入させない構造(
図7,12)とし、たとえ「鼻出しマスク」しても、ウイルスを侵入させない構造(
図7,1,102)とし、マスクケース(
図6(B)(D)(E),
図8(C),
図11)付きで携帯に便利な形態とし、マスクの汚れを防止し(1,102,103)、そして自分で手書きでもデザインや名前が入れられる面(
図7,103)を持ち、外部からウイルスがマスク部材(4)を通り口の中や鼻に侵入するのを防止する(13)構造(1,102,103)とし、逆に口からウイルスがマスク材(4)を通り、マスク部(4)の外部に出ないように遮断する構造(103)を持ち、マスク部(4)と前記透明又は不透明体(1,102,103)との空間(15)を構成して煙突効果を発生させ、気流(11)を上昇させ口鼻目にウイルスが侵入しないようにさせた機能を有する構造と構成を特徴とする目スク。」
【0018】
本発明の第9実施例は、
図8に示す如く、透明又は不透明体101を接着したマスク4の唇に接する部分7に4フッ化エチレン等口紅が着かない材料を貼りつけた本発明実施例であって、(A)は裏面(顔に接する側から見た)図で、(B)は側断面図で、口紅が付かない材料7は例えば幅20から50ミリ長さ50から150ミリのフッ素樹脂製テープをマスク4の内側に接着する。実験によれば25ミリ又は38ミリ幅で55~95ミリ長さのテープを貼り付けることが好ましい。また、口紅非着材料7は4フッ化エチレンのみならず、フッ素樹脂コート、ビニール、フッ素含侵材料、表面の粗さが5nmRa以下の滑らかなテープ等でもよい。前記4フッ化エチレン等と記したが、この「等」の一例として接着材のない不織布、布が有る。これに接着材又は面ファスナ等接着部を設けても良い。面ファスナの場合マスクにも面ファスナを設けても良い。これを使用毎に廃棄して新しい物に差し替えるか、洗濯して繰り返し使用する。前記不織布、布のサイズは、縦87ミリ、横150ミリ又は、縦90ミリ、横160ミリが望ましい。
さらに、本口紅が付かない材料7を事前にダイカットしたり、ライナーは貼り付けず複数枚携帯し、必要に応じてマスク4に貼り付けてもよい。
【0019】
本発明の第10実施例は、
図9に示す如く、透明又は不透明体101を接着したマスク4の、口にあたる部分に長方形の開口部8がある本発明の実施例で、(A)は正面図で(B)は側断面図である。開口の大きさは、例えば幅100ミリで高さ30ミリ程度であるが、口の一部又は全部が見えればよく、この数値に限定されない。
本第10実施例によると、口の部分が透明体101を通して、見えるので、装着者の表情がわかり、読唇による会話もできるという効果があり、又、口紅がつき難く、付いても拭けて落ちるという効果がある。
【0020】
本発明の第11実施例は、
図10(A)(B)に示す如く、長方形の開口部8の周囲を接着部2とした正面図で、(B)は(A)の側断面図である。
本第11実施例によると、
図9の第10実施例同様に、装着者の表情がわかり、読唇による会話もできるのみならず、口紅等化粧が付着せず、又は付着しても拭き取れ、又、ウイルス等を完全に防御するという効果を有する。
【0021】
本発明の第12実施例は、
図11(A)に示す如く、マスクの高さのほぼ2倍の高さを持つ透明又は不透明体101を接着したマスク4の保護ケースとした場合の形態を表す本実施例で、ほぼ中央部分(高さのほぼ1/2の位置)に接着部2を設けたものである。
垂直方向で下に向かって透明又は不透明体101を折り曲げた時の側断面図で、透明又は不透明体101は折り曲げ可能程度に薄い厚さ、例えば100~75ミクロン等とする。
(B)は第13実施例で垂直方向で下から上に向かって、透明又は不透明体101とマスク4を巻物状に巻き込み、例えば、耳掛け紐3にて巻物状の左右端附近を係止した断面図で、棒状となり、場所も取らず携帯に便利となる。
【0022】
本発明の第14実施例は、
図12(A)(B)に示す如く、フィルムや板状の透明又は不透明体1の下部内側に接着部2を部分的に設けたフィルム板の実施例で、これを自分が所有するマスクに取り付けて使用する。
(A)は、透明体1は、上端と下端が直線の長方形であって、厚さは、50~200ミクロンであり厚さ175ミクロンまたは75ミクロン程度が好ましくフィルム状の透明体であり、サイズは、公知マスクとほぼ同等の幅と高さを持ち、具体的には幅が150mm~200mm程度、高さが80mm~120mm程度で、防曇処理と防眩処理及び抗菌処理が施されているフィルム又は板が好ましい。そして、透明体1の内側下端に連続しない、部分的な、例えば3か所の接着部2を設けた正面図である。
(B)は、接着部2の断面を説明し、ライナー3を剥がして自分が持っているマスクに貼りつけて使用することを目的として設けられており、材質は、例えば担体はクッション又はフィルム201、その両面に接着材202が有り、一方の面は本発明透明体1に貼りつけ、他方の面は、リリースライナ3が貼りつけられている。クッション201の厚さは5ミリ以下とし0.8ミリが望ましい。接着力は3N以上、すなわちパーマネント接着材とする。サイズは例えば15ミリ幅で10ミリ高さの接着部2とし、左右2ケはたとえば左右端から5ミリ程度内側で、下端から2ミリ程度の位置と更に中央の3か所に貼りつける。
(C)は本発明第15実施例を示し、透明又は不透明体1の形状は、下辺は直線であるが上辺はV字型、又は上辺の中央が外周部より低く曲線である等の任意の形状のフィルムや板状の透明体である。複数個所の断続的接着部は(A)(B)の接着材と同様である。そして空気孔を設けて煙突効果が得られて貼りつけられ、かつ、剥がれが起きにくい。
【0023】
本発明の第14、15実施例によると、発明はどこでも持ち運びができ、軽く邪魔にならずにそのまま出して自分が持っているマスクにすぐ貼りつけ得て、新型コロナウイルスから目を防御する効果がある。
【0024】
本発明の第16実施例及び第17実施例は、
図13に示す如く、マスクのほぼ2倍の大きさのフィルム又は板状の透明体101でそのほぼ中央部分(高さのほぼ1/2の位置)に接着部2を設けることを特徴とするフィルム板であって、自分の所有するマスクに接着可能なものである。透明体101は、その中央を公知マスクの上端に接着し、下端まで覆い得る大きさとする。具体的なサイズは例えば幅が150mm~200mm程度、高さが160mm~240mm程度で厚さが50から200ミクロンであり、防曇処理と防眩処理が施され銀コーティング等の抗菌、除菌・滅菌処理が施されているものが好ましい。
(A)は4か所の接着部が設けられた透明体101の正面図であり、接着部2の1箇所の大きさは、長方形に限らず任意の形状でよいが、例えば幅15ミリ程度、高さ10ミリ程度の長方形接着部を複数設けるのが好ましい。(B)は、全幅に渡って線状に例えば巾10ミリ程度の両面テープなどの接着部を設けた透明体101の正面図である。
透明体101は全体を透明、又は上半分を透明、下半分を不透明としてもよい。
【0025】
本発明第16実施例及び第17実施例によると、自分所有のマスクに本発明品を接着した場合、マスクが飛沫等で汚れ難く、且つ目の部分も透明体で防御される効果がある。さらに、前記記載の煙突効果を発生するのでウイルスが侵入しない。呼気の熱がマスク4と透明体1の間の空気が熱にて上昇の流れとなり、接着部2の隙間を通り上部へ抜けてゆくので、ウイルスがマスクを通して入らず、且つ、透明体1の内側が曇らず、且つ目をコロナウイルス等から防御できる。
【0026】
本発明第18実施例は、フィルムや板等の透明又は不透明体103を不織布等の呼吸が出来るマスク4の中央帯付近に接着等により結合22し、前記透明又は不透明体103に透明体102を折り畳めるように結合23した事を特徴とする目スクを
図14に示す。(A)は、透明体102と透明又は不透明体103を接合テープ23で接合し、透明又は不透明体103のほぼ中央帯に接着部22を設け、マスク4のほぼ中央帯に接着することを特徴とする本発明である。また、
図14(B)は、接着テープ23をヒンジとして、透明体102を折り畳んだ図で、接着部22は、クッション材221を担体としてその両面に設けた接着材222でありマスク4と透明又は不透明体103を接着し、携帯が可能となる。
透明体102は防眩、防曇加工が施され、透明又は不透明体103及び透明体102共に、銀コーティング等の抗菌、除菌・滅菌処理が施されている。
前記接着部22は、接着材又は面ファスナ等の接着部を設けても良い。面ファスナの場合にマスクにも面ファスナを設けてもよい。
また、
図15(A)(B)(C)は、フィルムや板等の透明又は不透明体103を不織布等の呼吸が出来るマスク4の中央帯付近に接着等により結合22し前記透明又は不透明体103に透明体102を折り畳めるように接着テープ23にて結合したり(
図15(A))、フィルムや板等の透明又は不透明体103を不織布等の呼吸が出来るマスク4の中央帯付近に接着等により結合22しそれに隣接した透明体102をマスク4に接着等で結合21したり(
図15(B))、一枚の透明又は不透明体101をマスク4の中央帯付近に接着等により結合2したりした(
図15(C))、本発明を装着した図である。
【0027】
第18実施例によると、本発明を装着すると、透明又は不透明体103のほぼ中央帯にて、マスク4の中央帯に接着してあるので、透明体102は、ほぼ垂直
になるので、目と透明体102は十分な間隔が開く。これにより、透明体と顔面や額が接触しないという効果がある。
【0028】
第18実施例によると、装着図、
図15(A)に示す矢印のように、垂直に透明体が配置され、十分な目を覆う透明体と目の間に空間ができ、顔や額等に透明体が接触しない効果がある。
本発明の透明体を、不織布等呼吸が出来るマスク等のほぼ中央帯に貼りつけることで、目と透明体の間隔をとることが出来る。
【0029】
本発明の第19から21実施例を
図16にて説明する。第19実施例は、
図16(A)に示す如く、フィルムや板等の透明又は不透明体103のほぼ中央帯に接着部22を設け、これに隣接して透明体102を折り重ね可能に接合したフィルム板である。透明体102と透明又は不透明体103はほぼ同一の大きさである、透明体102と透明又は不透明体103を接合テープ23で接合し、透明又は不透明体103のほぼ中央帯に接着部22を設けたフィルム板であり、また、第20実施例の
図16(B)は透明体102を透明又は不透明103のほぼ3倍程度の高さとし、透明体102の上端と透明又は不透明103の下端に接着部を設けたフィルム板である。第21実施例の
図16(C)は、フィルムや板等の透明体101の下半分のほぼ中央帯に接着部2を設けたフィルム板である。1枚の透明又は不透明101の高さが下からほぼ4分の1~3分の1の位置に、接着部を設けた第21実施例の正面図である。
尚、接着部の個数は、2か所のみならず、複数個所設けても良い。
接着部の位置により、装着時に透明体は目を覆う事が出来ない事もあるので、フィルムや板等の透明体の下半分のほぼ中央帯に接着部を設けるのが好ましい。
【0030】
本発明の第22実施例は、
図17に示す如く、透明体102と透明又は不透明体103を接合テープ23で接合し、接合透明体102および透明又は不透明体103に複数段の接着部21、23を設け、(A)は、透明体102と透明又は不透明体103が接合テープ23で内側から接合され、透明体102の下端に部分的に接着部21が設けられ、透明又は不透明体103に2段で部分的な接着部を設け公知のマスク4に装着した図であり、(B)は側面図であり、矢印で示す方向へ透明体を折り畳み、(C)の如く、接合テープ23はヒンジも兼用し、透明体102及びマスク4は折り畳まれる。
【0031】
第22実施例によると、複数段のマスクのプリーツに合わせた接着部を設ける事で透明体102及び透明又は不透明体103がマスク4に強力に接着される目スクまたはフィルム板となり、マスク4のプリーツを開いて顔面に装着しても透明体がはがれにくい効果がある。
【0032】
本発明の第23実施例~第26実施例は、
図18に示す如く、マスクが口を覆う部分のほぼ全部を覆い得るマスクに装着する透明又は不透明体であるフィルム板105で有る事を特徴とし、マスクとほぼ同じ大きさであり、マスクに接合する接着部2の形状が異なるフィルム板105を示し、(A)は透明又は不透明体の高さのぼぼ1/2位置であって、左右側端面に接着部2を設け、マスクの中央側端部に接合し得る構造とした第23実施例のフィルム板であり、(B)は透明又は不透明体の高さのぼぼ1/2位置であって、透明体は不透明体の全巾にわたり接着部2を設けマスクの中央帯に接合し得る構造とした第24実施例のフィルム板であり、(C)は透明又は不透明体の左右のぼぼ中央であって、透明又は不透明体の全高にわたり接着部2を設けマスクの上下中央部に接合し得る構造とした第25実施例のフィルム板であり、(D)は透明又は不透明体の上下左右の中央部付近に接着部2を設け、マスクの中央部に接合し得る構造とした第26実施例のフィルム板である。
本第28実施例~第31実施例のフィルム板105の具体的なサイズは、例えば幅が150mm~200mm程度、高さが50mm~150mm程度で厚さが50から200ミクロンである。例えば高さ約100mmで幅150mmとする事が好ましく、接着部2は、例えば幅20ミリ程度、高さ20ミリ程度の正方形接着部を複数設けるのが好ましいが、長方形の接着部でもよい。透明又は不透明でよく、銀コーティング等の抗菌、除菌・滅菌処理が施されているものでもよい。材質は、不透過でフィルムで強度があり弾性のある材料がよく、例えばPET、プラスチック、ビニル等樹脂フィルムが好ましい。
本発明のフィルム板は、少なくとも口部及び鼻部分を覆う事ができる大きさで有ればよく、装着時にどの程度マスクの面積をカバーするかは適宜調整しえる。
【0033】
第23~24実施例によると、本発明をマスクに接合し装着した時、人の口の部分と、頬部分を本フィルム板が湾曲して覆うので、装着者の正面及び側面における新型コロナウイルスや細菌の口、鼻からの侵入を防ぎ、また感染者のウイルスや細菌を外部へ出さない効果がある。
第24実施例によると、マスクと本フィルム板を、更に強力に接合できる効果がある。
第25実施例によると、本発明をマスクに接合し装着した時、本発明は、顔面の上下の形に合わせて顎、口および鼻を覆う事が出来るので、上下方向でのウイルスや細菌の侵入と放出を防ぐことができる。
第26実施例によると、中央部分のみに接合部を設けるので、コスト的に有利で、正面からのウイルスや細菌の侵入を防げる。
【0034】
本発明の第27実施例~第31実施例は、
図19に示す如く、第16、17実施例(
図13(A)、(B))及び第21実施襟(
図16(C))の透明体101に設けるマスクに接合する接着部2の位置を異ならせ、透明体を目の前までカバーする大きさとし、折り曲げ可能とした、透明体のフィルム板101であって、(A)は本発明第27実施例で、透明体101の高さの透明体101の高さの下からほぼ4分の1~3分の1の位置で左右側端の部分に接着部2を設けた図であり、(B)は本発明第28実施例で鎖線位置で容易に折り曲げ可能とする透明体101で、かつ折り目が付かない程度の厚さ、例えば100~50ミクロンとした図で、(C)は本発明第29実施例で、前記折り曲げ可能な鎖線位置附近に透明体の全巾にわたり接着部2を設けた図であり、(D)は、本発明第30実施例で、透明体101の高さの下からほぼ4分の1~3分の1の位置に、透明体の全巾にわたり接着部2を設けた図であり、(E)は、本発明第31実施例で、透明体101の高さの下からほぼ4分の1~3分の1の部分で、透明体の中央部に接着部2を設けた図である。
本第27~31実施例の透明体のフィルム板101の具体的なサイズは、例えば幅が150mm~200mm程度、高さが160mm~240mm程度で厚さが50から200ミクロンである。例えば高さ約200mmで幅150mmとする事が好ましい。
また、接着部2は、例えば幅20ミリ程度、高さ20ミリ程度の正方形接着部を複数設けるのが好ましいが、長方形の接着部でもよい。さらに、本透明フィルム板は防曇処理と防眩処理が施され、銀コーティング等の抗菌、除菌・滅菌処理が施されても良い。
【0035】
第27実施例~第31実施例によると、マスクの形状に合わせた種々の取付位置とする事で、目と透明体を間隔をあける事が出来、マスクの口を覆う部分のほぼ全部と目を覆い、マスクに装着し得る効果がある。
又、折り曲げ可能なフィルム板とするので、ウイルスや細菌に触れることなく携帯でき、且つコストダウンが図れる。
【0036】
図20は、本発明の
図18(第23実施例~第26実施例)に示す本発明フィルム板105の装着図と断面図であって、本発明を(A)公知マスクに接着し、頭部に装着した側面図、(B)公知マスクに接着した時の断面図を示す。
【0037】
本発明の第23実施例~第26実施例であるフィルム板105の使用方法を説明する。
まず、公知のマスクを平らに置き、その上に本発明フィルム板を置き、本発明フィルム板の接着部にある白いライナーを剥がし、例えば公知マスクの左右両端の上下中央部位の位置に、本発明フィルム板の両端の接着部をマスクに張り付け、公知マスクに付いている耳掛けで耳にかけて使用する。(
図20(A))
【0038】
本発明の第23実施例~第26実施例であるフィルム板105をマスク接着し人に装着した時の効果、及び公知の不織布等マスクとの違いをまとめて以下に記す。
(1)本発明は外部からの新型コロナ新株ウィルスを遮断し、新型コロナ新株ウィルスに感染するのを防止するが、すべての公知マスクは新型コロナ新株ウィルスを通すので感染する。
(2)本発明は口から出る新型コロナ新株ウィルスを遮断し、新型コロナ新株ウィルスに他人が感染するのを防止するが、すべての公知マスクは新型コロナ新株ウィルスを通すので感染する。
(3)本発明はマスクの汚れを防止するが、すべての公知マスクは汚れる。
(4)本発明を使用すれば透明仕切り板が不用となる。
という効果と、公知マスクとの違いがある。
【0039】
図21は、本発明の第16、17実施例、第21実施例、および第27実施例~第31実施例である透明体のフィルム板101を使用した、装着図と折り畳んだ時を示す図ある。本発明フィルム板101を、(A)マスクに接着し頭部に装着した側面図、(B)フィルム板を携帯等の為に、マスクとともに折り畳んだ時の断面図を示す。
【0040】
本発明の第16、17実施例、第21実施例、および第27実施例~第31実施例である透明体のフィルム板101の使用方法を説明する。
まず、公知のマスクを平らに置き、その上に本発明フィルム板を置き、本発明フィルム板の接着部にある白いライナーを剥がし、例えば公知マスクの左右両端の上下中央部位の位置に、本発明フィルム板の両端の接着部をマスクに張り付け、公知マスクに付いている耳掛けで耳にかけて使用する。そして、本発明品をマスクの表と裏を本発明フィルム板で挟むことによりマスクケースとなる。この場合本発明フィルム板を無理に折らないで
図21(B)のように把持する。
【0041】
本発明の第16、17実施例、第21実施例および第27実施例~第31実施例である透明体のフィルム板101をマスクに接着し
図21(A)の如く人に装着した時の効果、及び公知の不織布等マスクとの違いを、まとめて、以下に記載する。
(1)本発明は外部からの新型コロナ新株ウィルスを遮断し、新型コロナ新株ウィルスに感染するのを防止するが、すべての公知マスクは新型コロナ新株ウィルスを通すので感染する。
(2)本発明は口から出る新型コロナ新株ウィルスを遮断し、新型コロナ新株ウィルスに他人が感染するのを防止するが、すべての公知マスクは新型コロナ新株ウィルスを通すので感染する。
(3)本発明はマスクの汚れを防止するが、すべての公知マスクは汚れる。
(4)本発明は目からの新型コロナ新株ウィルスを遮断し、新型コロナ新株ウィルスに感染するのを防止するが、すべての公知マスクでは感染する。
(5)本発明は「鼻出しマスク」しても、新型コロナ新株ウィルスを遮断し、新型コロナ新株ウィルスに感染するのを防止するが、すべての公知マスクでは感染する。
(6)本発明はマスク保護ケースとなる。携帯に便利であるが、すべての公知マスクではマスクの携帯の汚染で感染する。
(7)マスクと本発明フィルム板との空間で煙突効果が生じ、気流が上昇し、口、鼻、目からのウイルスの侵入感染防止する。すべての公知マスクでは目から感染する。
(8)本発明フィルム板を使用すれば透明仕切り板が不用となる。
という効果や、公知マスクとの違いがある。
【0042】
図22は、マスクなし、及び、公知の材質のマスクである、ウレタン製マスク、不織布製マスク、医療用サージカルマスクと、第16、17実施例第21実施例、および第27実施例~第31実施例で示す口、鼻、目を覆う本発明フィルム板101を装着した本発明
図21のもの及び、第23実施例~第26実施例で示す口、鼻を覆う本発明フィルム板105を装着した本発明
図20のものにて、粒子の透過量を比較したグラフである。本テストは、理化学研究所、富岳により行われ、煙などの微小粒子を比較したものである。ウレタンマスクは、マスクなしと同等の透過であり、不織布や医療用でも透過する。しかしながら、本発明のフィルム板は、まったく粒子を通過させないという効果がある。
【0043】
第16、17実施例第21実施例、および第27実施例~第31実施例で示す本発明フィルム板101及び、第23実施例~第26実施例で示す本発明フィルム板105は、以下の特徴、効果も有する。
(1)7900万枚のアベノマスクが、廃棄されようとしているが、これに本発明を適用すれば、廃棄されようとしているアベノマスクが、最先端の絶対感染しないマスク、フェースガードに変身させることができるという素晴らしい効果がある。
(2)これを全国民に配布すれば国民が絶対に感染しない、または感染させないので、経済活動が自由になり、わが国の経済が復興する大きな効果がある。
(3)本発明により完全にワクチンをしなくても新型コロナ新株ウィルスに感染せず又は、感染させず、感染を防止できる。
又、2回ワクチンを接種した人でもブレークスルー感染する新型コロナ新株ウィルスに対し完全に感染せず、感染させず、経済活動が自由になるのでわが国の経済が増大する効果がある。
【0044】
以上により、本発明は、公知のマスクやフェースシールドより遥かに優れ、効果の項で説明したように公知のマスクやフェースシールドでは出来ない少なくとも8つの効果があり、コロナ時代必須の発明である。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明により、全世界的問題である新型コロナウイルスや細菌の侵入を口、鼻、目からの侵入を防ぎ、産業上の利用可能性が極めて大きい。
【符号の説明】
【0046】
1 フィルムや板状の透明体
101 フィルム又は板状の透明体であるフィルム板
102 フィルムや板状の第1の透明体
103 フィルムや板状の第2の透明又は不透明体
104 上辺がV形に凹んだ透明体
105 マスクの口を覆う部分のほぼ全面を覆うフィルムや板状の透明又は不透明体であるフィルム板
2 接着部
21 第1の透明体とマスクの接着部
22 第2の透明体又は不透明体とマスクの接着部
221 クッション材
222 接着材
23 第1の透明体と第2の透明体又は不透明体を接合する接着テープ等結合体であって前記第1と第2を折り曲げるヒンジも兼用し得る結合体
25 マスク開口部の周辺に設けた接着部で透明体を接着する
26 マスクと透明体と透明又は不透明体との接合と前記透明体と透明又は不透明体を折り曲げるヒンジも兼用し得る接着体
201 クッション材
202 接着材
203 リリースライナ
204 透明又は不透明体の幅いっぱいに設けられた接着部
3 耳掛け紐又はゴム
4 公知の呼吸が出来るマスク
401 マスク上端部の針金等鼻部金具
402 マスク中央部のヒダ
5 装着者の頭
501 鼻
502 目
6 透明体と、透明又は不透明体の接触部
着材
7 マスクの唇に接する部分で4フッ化エチレン等口紅が着かない材料
8 マスクの中央に開けた開口部
9 ステープルによる結合部
10 透明体とマスクの離間
11 煙突効果の気流
12 目に外部からウイルスを侵入させないことを示す
13 外部からウイルスが口の中や鼻へ侵入しないことを示す
14 口からウイルスがマスク部の外部に出ないように遮断することを示す
15 マスク部と透明又は不透明体との隙間