(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-16
(45)【発行日】2024-04-24
(54)【発明の名称】情報伝送方法、デバイス及びコンピュータ記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 8/24 20090101AFI20240417BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20240417BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20240417BHJP
【FI】
H04W8/24
H04W92/18
H04W72/0457 110
(21)【出願番号】P 2021502759
(86)(22)【出願日】2019-07-19
(86)【国際出願番号】 CN2019096677
(87)【国際公開番号】W WO2020015720
(87)【国際公開日】2020-01-23
【審査請求日】2022-06-21
(31)【優先権主張番号】201810798927.2
(32)【優先日】2018-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811095950.1
(32)【優先日】2018-09-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811140005.9
(32)【優先日】2018-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811253229.0
(32)【優先日】2018-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ニン
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【審査官】桑原 聡一
(56)【参考文献】
【文献】3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Services and System Aspects;Study on architecture enhancements for EPS and 5G System to support advanced V2X services(Release 16),3GPP TR 23.786 V0.7.0 (2018-07),2018年07月10日,第20-24頁
【文献】Qualcomm Incorporated,LTE/NR UE capability dependency and coordination[online],3GPP TSG RAN WG2 #99 R2-1707835,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1707835.zip>,2017年08月21日,第2節,"UE-EUTRA-Capability field descriptions"の"dc-Support","ENDC-CapabilityDependencyList","supportedCellGrouping"
【文献】Samsung,Solution for KI#2 / KI#12: PC5 resource control[online],3GPP TSG SA WG2 #128 S2-186933,2018年07月02日,第1節,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_128_Vilnius/Docs/S2-186933.zip>
【文献】OPPO,Discussion on Target Scenario for NR-V2X[online],3GPP TSG RAN WG2 #103bis R2-1813563,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_103bis/Docs/R2-1813563.zip>,2018年10月08日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される情報伝送方法であって、
端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージをネットワークデバイスに送信することを含み、
前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、ロングタームエボリューションLTEのための前記PC5インターフェースの通信能力は、第1のシグナリングで搬送され、
ニューラジオNRのための前記PC5インターフェースの通信能力は、第2のシグナリングで搬送され、
前記第1のシグナリングと前記第2のシグナリングとは、異なるシグナリングであり、
前記第1のシグナリングと前記第2のシグナリングとは、前記第1のメッセージに含まれ
、
LTEとNRのデュアル接続DCのための前記PC5インターフェースの通信能力は、第3のシグナリングで搬送され、
前記第3のシグナリングと前記第1のシグナリングと前記第2のシグナリングとは、異なるシグナリングであり、
前記第3のシグナリングは、前記第1のメッセージに含まれ、
前記第1のシグナリングは、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2のシグナリングは、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする情報伝送方法。
【請求項2】
前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、前記端末がサポートする第1のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力と前記端末がサポートする第2のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力との組合せを含み、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスがデュアル接続アーキテクチャで接続され、前記端末は、前記第1のネットワークデバイス又は前記第2のネットワークデバイスに接続することができ、
前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとは、互いに同期され、又は、互いに同期されない
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、前記端末がサポートする第1のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力と前記端末がサポートする第2のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力との組合せを含み、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスがデュアル接続アーキテクチャで接続され、前記端末は、前記第1のネットワークデバイス又は前記第2のネットワークデバイスに接続することができ、
前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプは、LTEであり、又は、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプは、NRであり、又は、前記第1のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEであり、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRであることを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項4】
前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、前記PC5インターフェースのアクセスタイプを示す第1の指示情報、及び/又は、前記PC5インターフェースを制御することができるUuインターフェースアクセスタイプを示す第2の指示情報を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項5】
前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、LTEとLTEのデュアル接続のための前記PC5インターフェースの通信組合せは、第1のシグナリングで搬送される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項6】
前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、LTEとLTEのデュアル接続のための前記PC5インターフェースの通信能力組合せは、第3のシグナリングで搬送され、
前記第3のシグナリングと前記第1のシグナリングと前記第2のシグナリングとは、異なるシグナリングであり、
前記第3のシグナリングは、前記第1のメッセージに含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項7】
前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、LTEとLTEのデュアル接続のための前記PC5インターフェースの通信能力組合せは、第4のシグナリングで搬送され、
前記第4のシグナリングと前記第1のシグナリングと前記第2のシグナリングとは、異なるシグナリングであり、
前記第4のシグナリングは、前記第1のメッセージに含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項8】
前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、NRとNRのデュアル接続のための前記PC5インターフェースの通信能力組合せは、第2のシグナリングで搬送される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項9】
前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、NRとNRのデュアル接続のための前記PC5インターフェースの通信能力組合せは、第3のシグナリングで搬送され、
前記第3のシグナリングと前記第1のシグナリングと前記第2のシグナリングとは、異なるシグナリングであり、
前記第3のシグナリングは、前記第1のメッセージに含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項10】
前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、NRとNRのデュアル接続のための前記PC5インターフェースの通信能力組合せは、第5のシグナリングで搬送され、
前記第5のシグナリングと前記第1のシグナリングと前記第2のシグナリングとは、異なるシグナリングであり、
前記第5のシグナリングは、前記第1のメッセージに含まれる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項11】
第1のネットワークインターフェースと、第1のメモリと、第1のプロセッサとを有する端末であって、
前記第1のネットワークインターフェースは、他の外部ネットワーク要素との間で情報を送受信する際に信号を送受信するように構成され、前記第1のメモリは、前記第1のプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記第1のプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、請求項1~
10のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される
ことを特徴とする端末。
【請求項12】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、請求項1~
10のいずれか1項に記載の情報伝送方法のステップを実現する、情報伝送プログラムを記憶している
ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、無線通信技術分野に関し、特に、情報伝送方法、デバイス及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
車両インターネットシステムは、ロングタームエボリューション( LTE、Long Term Evolution ) -デバイスツーデバイス( D2D、Device to Device )に基づくサイドリンク( SL、Sidelink )伝送技術を採用し、従来のLTEシステムにおいて通信データが基地局を介して受信又は送信される方式とは異なり、車両インターネットシステムにおける端末間は、PC5インターフェース(端末との間のインターフェース)、すなわちサイドリンクSLを介して直接通信し、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。
【0003】
3GPP(the 3rd Generation Partnership Project ) Rel-14では、車両インターネット技術( V2X、Vehicle-to-Everything )が標準化されており、主な標準化内容はシングルキャリア伝送である。3GPPプロジェクトが継続的に進化しているため、3GPPプロトコルの標準リリースもRel-14からRel-15に進化し、Rel-16に進化している。したがって、Rel-15リリースでは、eV2xは、マルチキャリアシナリオに拡張し、すなわち、1つのUEが、2つ以上のキャリア上で同時に送受信を行うことができる。Rel-16リリースでは、V2xのシナリオは、異なるアクセスシステムinter-RATにより発展しており、LTEとニューラジオ( NR、New Radio )システムを例にとると、LTEにおける進化型基地局( eNB、evolved NodeB )又はNRシステムにおける5G基地局gNBはいずれもLTEに基づくPC5インターフェースLTE-based PC5を制御することができ、また、LTEにおけるeNB又はNRシステムにおける5G基地局gNBはいずれもNRに基づくPC5インターフェースNR-based PC5を制御することができる。
【0004】
この場合、ネットワークカバレッジがあるか否か、異なるまたは同じオペレータによって提供される異なるノード間のデュアル接続( DC、Dual-Connectivity )関係などのネットワーク展開の異なるシナリオを考慮すると、端末の通信能力は、ネットワーク展開の異なるシナリオにおいて調整される必要がある。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施例は、情報伝送方法、デバイス及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
第1の態様として、本願の実施例が情報伝送方法を提供し、前記方法が端末に応用され、前記方法は、
端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージをネットワークデバイスに送信することを含む。
【0006】
第2の態様として、本願の実施例が情報伝送方法を提供し、前記方法がネットワークデバイスに応用され、前記方法が、
端末により送信された、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージを受信することと、
前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示す第2のメッセージを、前記端末に送信することとを含む。
【0007】
第3の態様として、本願の実施例が情報伝送方法を提供し、前記方法は、
第1のネットワークデバイスが、端末が使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す第1のメッセージを、第2のネットワークデバイスに送信することを含む。
【0008】
第4の態様として、本願の実施例が情報伝送方法を提供し、前記方法は、
第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスにより送信された、端末が使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す第1のメッセージを受信することを含む。
【0009】
第5の態様として、本願の実施例が端末を提供し、前記端末が第1の送信部を含み、第1の送信部は、端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージをネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0010】
第6の態様として、本願の実施例がネットワークデバイスを提供し、前記ネットワークデバイスが第2の受信部及び第2の送信部を含み、ここで、前記第2の受信部は、端末により送信された、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージを受信するように構成され、
前記第2の送信部は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示す第2のメッセージを、前記端末に送信するように構成される。
【0011】
第7の態様として、本願の実施例は、第1のネットワークインターフェースと、第1のメモリと、第1のプロセッサと、を備える端末を提供し、ここで、前記第1のネットワークインターフェースは、他の外部ネットワーク要素との間で情報を送受信する際に、信号を送受信するように構成され、前記第1のメモリは、前記第1のプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記第1のプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、第1の態様に係る方法のステップを実行するように構成される。
【0012】
第8の態様として、本願の実施例は、第2のネットワークインターフェースと、第2のメモリと、第2のプロセッサと、を備えるネットワークデバイスを提供し、ここで、前記第2のネットワークインターフェースは、他の外部ネットワーク要素との間で情報を送受信する際に、信号を送受信するように構成され、前記第2のメモリは、前記第2のプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記第2のプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行する際に、第2の態様に係る方法のステップを実行するように構成される。
【0013】
第9の態様において、本願の実施例は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、第1の態様又は第2の態様の情報伝送方法のステップを実現する情報伝送プログラムを記憶するコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0014】
本願の実施例は、情報伝送方法、デバイス、及びコンピュータ記憶媒体を提供し、端末は、PC5インターフェースに関する通信能力情報をネットワークデバイスに報告した後、ネットワークデバイスは、第1のメッセージに従って、端末がネットワークデバイスの制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定し、異なるネットワークのカバレッジ条件下で、端末のPC5インターフェースの通信能力を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本願の実施例における車両インターネットシステムアーキテクチャの模式図である。
【
図2】本願の実施例における情報伝送方法のフローチャートである。
【
図3】本願の実施例における第1のメッセージのシグナリング区別の模式図である。
【
図4】本願の実施例における他の情報伝送方法のフローチャートである。
【
図5A】本願の実施例における情報伝送方法のフローチャートである。
【
図5B】本願の実施例におけるフィードバックのフローチャートである。
【
図6】本願の実施例における他の情報情報伝送方法のフローチャートである。
【
図8】本願の実施例における他の端末の構成図である。
【
図9】本願の実施例における端末のハードウェア構成図である。
【
図10】本願の実施例におけるネットワークデバイスの構成図である。
【
図11】本願の実施例におけるネットワークデバイスのハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本願の実施例における技術的な解決策を、本願の実施例における図面を参照して、明確且つ完全に説明する。
【0017】
図1を参照すると、本願の実施例によって提供される例示的な車両インターネットシステムアーキテクチャが示されており、このアーキテクチャは、本願の実施例の技術案に適用可能である。このシステムアーキテクチャは、例えばLTE-D2Dの車両インターネットシステムなどのような、様々な通信システムに基づくことができる。従来のLTEシステムにおける端末間の通信データがネットワークデバイス(例えば、基地局)を介して受信又は送信される方式とは異なり、車両インターネットシステムは、端末間の直接通信の方式を採用し、これにより、より高い周波数スペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。
図1において、車載端末1を例にとると、車載端末1の伝送リソースは、基地局、例えばLTEにおける進化型基地局( eNB、evolved NodeB )及び/又はニューラジオ( NR、New Radio )における5G基地局( gNB )によって割り当てられ、具体的には、前記基地局は、点線で示すダウンリンク( DL、Down Link )を介して、車載端末1にGrantリソースを指示する制御メッセージを送信し、その後、車載端末1は、基地局から割り当てられたリソースに基づいて、実線矢印で示すSL上で車載端末2とデータの送信を行う。なお、eNBとgNBとの間のデータ伝送も、有線又は無線のいずれによって行われてもよい。
【0018】
任意選択で、
図1に示す車両インターネットシステムが基礎とする通信システムは、GSM ( Global System of Mobile communication )システム、CDMA ( Code Division Multiple Access )システム、WCDMA ( Wideband Code Division Multiple Access )システム、GPRS ( General Packet Radio Service )、LTEシステム、FDD ( Frequency Division Duplex )システム、TDD ( Time Division Duplex )システム、UMTS ( Universal Mobile Telecommunication System )、WiMAX ( Worldwide Interoperability for Microwave Access )通信システム、NR ( New Radio )又は未来の5Gシステム等であってもよい。
【0019】
また、本願の実施例における車載端末は、端末、端末デバイス等と称しても良く、車載端末デバイスを指し、将来5Gネットワークにおける端末デバイス、あるいは将来進化したPLMN ( Public Land Mobile Network )における端末デバイス等であっても良く、本願の実施例は限定されない。
【0020】
本願は、ネットワークデバイスに関連して様々な実施例を説明する。本願の実施例におけるネットワークデバイスは端末デバイスと通信するための機器であってもよく、当該ネットワークデバイスはGSMまたはCDMAにおける基地局( Base Transceiver Station、BTS )であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局( NodeB、NB )であってもよく、LTEシステムにおける進化型基地局( Evolutional NodeB、eNB又はeNodeB )であってもよく、クラウド無線アクセスネットワーク( Cloud Radio Access Network、CRAN )シナリオにおける無線コントローラであってもよく、または当該ネットワークデバイスは中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器および将来5Gネットワークにおけるネットワークデバイスまたは将来進化したPLMNネットワークにおけるネットワークデバイスなどであってもよく、本願の実施例は限定されない。
【0021】
図1では、車載端末は、eNBとgNBという異なる2つの基地局にアクセスするので、それら2つの基地局は、車載端末のPC5インターフェースを制御することができ、この制御は、車載端末のLTEに基づくPC5インターフェースだけでなく、車載端末のNRに基づくPC5インターフェースに対しても制御を意味することが理解される。これに対して、ネットワークにより構成された異なるシナリオにおいて、車載端末のPC5インターフェースの通信能力を調整する必要がある。本願の実施例を以下の実施例により記述及び説明する。
【0022】
なお、本願の実施例における全ての技術案は、車載インターネットシステムにのみ適用されるのではなく、他の端末ー端末の通信システムにも適用可能であり、本願の実施例における前記端末は、車載端末、ハンディターミナル、PDA ( Personal Digital Assistant )、ウェアラブル端末などであってもよく、本願の実施例における前記ネットワークは、NRネットワーク、LTEネットワークなどを含んでもよい。
【0023】
実施例一
図2を参照すると、本願の実施例によって提供される情報伝送方法が示されており、この方法は、異なるアクセスシステムinter-RAT下のD2D技術における端末に適用され得るか、または、異なるアクセスシステムのinter-RAT下のV2X技術における車載端末に適用され得るが、この方法は、以下のステップを含み、
S201において、端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージをネットワークデバイスに送信する。
【0024】
図2に示す技術案により、異なるアクセスシステムのinter-RAT下にある端末が、第1のメッセージによりPC5インターフェースの通信能力情報をネットワークデバイスに報告した後、ネットワークデバイスは、端末により報告されたPC5インターフェースの通信能力情報に基づいて、端末のPC5インターフェースの通信能力を調整することができ、これにより、異なるタイプのネットワークのカバレッジ下で、端末のPC5インターフェースの通信能力を調整することが可能となる。
【0025】
本願の実施例において、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、前記端末がサポートする第1のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力と前記端末がサポートする第2のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力との組合せを含み、ここで、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスがデュアル接続アーキテクチャで接続される。
【0026】
ある実施例において、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとは、互いに同期される。他の実施例において、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとは、互いに同期されない。
【0027】
ある実施例において、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプは、LTEである。他の実施例において、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプは、NRである。他の実施例において、前記第1のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEであり、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである。
【0028】
本願の実施例において、通信能力情報は、データ伝送および通信のためのPC5インターフェースの能力を記述するために使用され得、この能力は、様々なパラメータ値によって表現または示し得る。例えば、PC5インターフェースが提供可能な送信リンクTchainの数、PC5インターフェースが提供可能な受信リンクRchainの数などである。なお、リンクの数に加えて、データ伝送のためのPC5インターフェースの通信能力を表現または示すことができる他のパラメータ値が、本願の実施例に記載された通信能力情報とみなされ得る。
【0029】
図2による技術案において、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、前記PC5インターフェースのアクセスタイプを示す第1の指示情報、及び/又は、前記PC5インターフェースを制御することができるUuインターフェースアクセスタイプを示す第2の指示情報を含む。
【0030】
具体的に、前記PC5インターフェースのアクセスタイプを示すための第1の指示情報がPC5インターフェースのアクセスタイプを示し、例えば、LTEアクセスタイプであるPC5インターフェースLTE-PC5、又は、NRアクセスタイプであるPC5インターフェースNR-PC5であり、基地局であるネットワークデバイスを例とし、例えば、eNB又はgNBは、端末と基地局の間で、通常、Uuインターフェースでデータ伝送を行うため、基地局のアクセスタイプに従って、Uuインターフェースのアクセスタイプが異なり、これに基づいて、前記PC5インターフェースを制御することができるUuインターフェースアクセスタイプを示す第2の指示情報は、前記PC5インターフェースを制御することができるUuインターフェースのアクセスタイプを示し、例えば、LTEアクセスタイプのUuインターフェースLTE-Uu、又は、NRアクセスタイプのUuインターフェースNR-Uuである。
【0031】
前述の
図1に示すアーキテクチャを例にすると、ネットワークデバイスは、少なくとも2つのアクセスタイプのネットワークデバイスを含んでもよく、この実施例では、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスと称されてもよい。2つのネットワークデバイスのアクセスタイプが異なるため、取得する必要がある前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報も異なる。S201で記述した第1のメッセージに対して、第1のメッセージに含まれる端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を異なるシグナリングで搬送するようにしてもよい。この実施例では、
図3に示す第1のメッセージに含まれる端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を参照し、3つタイプのシグナリングを例にすると、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報において、
前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、
図3の斜線塗りつぶしブロックによって示し、
前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、
図3のドット塗りつぶしブロックに示し、
前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送され、
図3のクロスバーパディングのブロックに示す。
【0032】
本願の実施例において、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信組合せは、第1のシグナリングに搬送される。
【0033】
本願の実施例において、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第3のシグナリングに搬送される。
【0034】
本願の実施例において、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第4のシグナリングに搬送される。
【0035】
本願の実施例において、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第2のシグナリングに搬送される。
【0036】
本願の実施例において、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第3のシグナリングに搬送される。
【0037】
本願の実施例において、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第5のシグナリングに搬送される。
【0038】
なお、上記のいくつかのシグナリングは、RRCメッセージにおける3つの異なる情報要素( IE、Information Element )によって実現されてもよい。また、上記シグナリングを実現できる他の具体的な実現方式も適応的に本願の実施例の技術案に適用することができ、ここでその説明が省略される。
【0039】
上記のいくつかのシグナリングについて、第1のシグナリングによってPCインターフェースがLTEに対する通信能力を示すので、第1のシグナリングにはLTEに関する通信能力情報が含み、具体的に、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0040】
第2のシグナリングによってPC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力を示すので、第2のシグナリングにはNRに関する通信能力情報が含まれ、具体的に、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
第3のシグナリングによって前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力を示すので、第3のシグナリングにはLTE及びNRのいずれも関連する通信能力情報が含まれ、具体的に、
LTE-Uuインターフェース通信能力情報、
NR-Uuインターフェース通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも2つの組合せを含む。
【0042】
第3のシグナリングについて、それに含まれるものが同様に第1のシグナリング又は第2のシグナリングに含まれるので、前記第3のシグナリングが通信能力を示す識別子情報を含み、前記通信能力の識別子情報が前記第1のシグナリング及び/又は第2のシグナリングに定義される通信能力情報を示す。例えば、第1のシグナリングにはLTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報が含まれ、この通信能力情報の識別子をAとし、第2のシグナリングにはNR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報が含まれ、この通信能力情報の識別子をBとし、第3のシグナリングには、同様に、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、及びLTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報が含まれる場合、第3のシグナリングにはこの通信能力情報に対応する識別子、A及びBが含まれる。そして、端末の対向側が第3のシグナリングを受信すると、この2つの識別子、A及びBに基づいて、それぞれの通信能力情報を決定することができる。
【0043】
第3のシグナリングについて、任意選択で、前記第3のシグナリングは、さらに、端末デバイスが互いに同期されるLTE-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。又は、前記第3のシグナリングは、さらに、端末デバイスが互いに同期されないLTE-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0044】
本願の実施例において、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されるLTE-UuとLTE-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0045】
本願の実施例において、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されないLTE-UuとLTE-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0046】
本願の実施例において、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されるNR-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0047】
本願の実施例において、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されないNR-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0048】
この実施例の前記内容によれば、上記3タイプのシグナリングにより、第1のメッセージに含まれる端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報について区分した後、端末はネットワークデバイスに報告する必要があり、具体的に、
図1に示すネットワークアーキテクチャを参照し、端末が異なるアクセスシステムinter-RATにあるため、端末は少なくとも2つのネットワークデバイスにアクセスすることになり、したがって、端末は、第1のメッセージを介して、PC5インターフェースに関する通信能力情報を前記少なくとも2つのネットワークデバイスに報告する必要がある。好ましくは、上記の3つタイプのシグナリングについて、前記ネットワークデバイスに第1のメッセージを送信することは、
少なくとも2つのネットワークデバイスのうちの1つの目標ネットワークデバイスに前記第1のシグナリング、前記第2のシグナリング及び前記第3のシグナリングを送信することを含む。
【0049】
なお、この好ましい例によれば、端末が、第1のシグナリング、第2のシグナリングおよび第3のシグナリングを目標ネットワークデバイスに送信した後、目標ネットワークデバイスは、自身のアクセスタイプおよび必要に応じて、目標ネットワークデバイス自身によって使用されるPC5インターフェースの通信能力を決定することができ、そして、目標ネットワークデバイス自身が使用しているPC5インターフェースの通信能力に応じて、上記3つのシグナリングに含まれる通信能力情報から、目標ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスが使用しているPC5インターフェースの通信能力を決定し、他のネットワークデバイスに送信する。したがって、他のネットワークデバイスが自身の使用するPC5インターフェースの通信能力を決定するようにしてもよい。
【0050】
なお、前記少なくとも2つのネットワークデバイスが異なるアクセスタイプに対応するため、この実施例において、2つのネットワークデバイスを例とし、それぞれアクセスタイプがLTEである第1のネットワークデバイス及びアクセスタイプがNRである第2のネットワークデバイスである。好ましくは、上記の3つのシグナリングについて、前記ネットワークデバイスに第1のメッセージを送信することは、
アクセスタイプがLTEである第1のネットワークデバイスに前記第1のシグナリングを送信することと、
アクセスタイプがNRである第2のネットワークデバイスに前記第2のシグナリングを送信することと、
前記第1のネットワークデバイス又は第2のネットワークデバイスに前記第3のシグナリングを送信することとを含む。
【0051】
なお、この好ましい例によれば、3つタイプのシグナリングはそれぞれ異なるアクセス状況に対応するので、端末は、異なるネットワークデバイスが対応するアクセスタイプに応じて、これら3つのシグナリングを対応して送信することができる。各ネットワークデバイスが自身の要求に応じて自身の使用するPC5インターフェースの通信能力を決定することができる。
【0052】
本願の実施例において、以下の2つの方式で前記ネットワークデバイスへの第1のメッセージの送信を実現し、
1)第1のネットワークデバイス及び/又は第2のネットワークデバイスに前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信組合せを送信し、前記第1の及び第2のネットワークデバイスがLTEとLTEのデュアル接続アーキテクチャを構成する。
【0053】
2)第1のネットワークデバイス及び/又は第2のネットワークデバイスに前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対応する通信組合せを送信し、前記第1の及び第2のネットワークデバイスがNRとNRのデュアル接続アーキテクチャを構成する。
【0054】
上記の好ましい実施例によってネットワークデバイスに第1のメッセージを送信した後、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスにより送信された第2のメッセージを受信することを含み、ここで、前記第2のメッセージは、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示す。
【0055】
上記の好ましい実施例によってネットワークデバイスに第1のメッセージを送信する前に、前記ネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信することを含み、ここで、前記第3のメッセージは、前記ネットワークデバイスが制御するPC5インターフェースの通信能力を示す。さらに、前記ネットワークデバイスが制御するPC5インターフェースの通信能力は、前記ネットワークデバイスが制御するPC5インターフェースの無線アクセスタイプ(RAT、Radio Access Type)を含む。
【0056】
上記の第3のメッセージについて、端末が前記第3のメッセージに基づいて、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを報告するかどうかを決定する。
【0057】
なお、上記第2のメッセージについて、ネットワークデバイスがPC5インターフェースに対する端末の通信能力を第1のメッセージを受信することにより知るため、ネットワークデバイスは、第1のメッセージに基づいてネットワークデバイスの制御下で端末が使用するPC5インターフェースの通信能力を決定した後、この第1のメッセージに対する端末へのフィードバックを行う必要があり、この第2のメッセージがフィードバックである。この第2のメッセージは、端末がネットワークデバイスの制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示すので、端末は、ネットワークデバイスの制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力に基づいて、端末自身が保留して使用するPC5インターフェースの通信能力を決定することができ、この方法は、以下のステップをさらに含み、
前記第2のメッセージに示す、前記端末が前記ネットワークデバイス制御で使用するPC5インターフェースの通信能力に基づいて、前記端末が使用するPC5インターフェースの通信能力を決定する。
【0058】
なお、端末は、第2のメッセージに基づいて前記端末の使用するPC5インターフェースの通信能力を決定すること以外、自身が使用するPC5インターフェースの通信能力を予め保留してもよく、これにより、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスに第1のメッセージを送信する前に、前記端末が使用するPC5インターフェースの通信能力を自ら決定することを含む。
【0059】
具体的に、上記の端末が使用するPC5インターフェースの通信能力情報は、
前記端末が前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスに報告する必要があるPC5インターフェースに関する通信能力情報、
及び/又は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御以外で使用するPC5インターフェースの通信能力を含む。
【0060】
前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力について、具体的に、前記報告情報に含まれないPC5インターフェースに関する通信能力は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御以外で使用するPC5インターフェースの通信能力である。
【0061】
なお、端末とネットワークデバイスとの通信において、ネットワークデバイスの制御下のPC5インターフェースの通信と、端末のネットワークデバイスの制御以外で使用されるPC5インターフェースの通信とが競合する場合、ネットワークデバイスの制御下のPC5インターフェースの通信を優先し、したがって、前記ネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信優先度は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御以外で使用するPC5インターフェースの通信よりも高い。
【0062】
この実施例の技術案によれば、端末がPC5インターフェースに関する通信能力情報をネットワークデバイスに報告した後、ネットワークデバイスが第1のメッセージに基づいて自身が使用するPC5インターフェースの通信能力を決定させることができ、これにより、端末が異なるネットワークのカバレッジ条件にある場合、PC5インターフェースの通信能力を調整することができる。
【0063】
実施例二
上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、
図4を参照すると、本願の実施例によって提供される情報伝送方法が示されており、この方法は、異なるアクセスシステムinter-RAT下のD2DまたはV2X技術における車載端末に適用され、異なるアクセスシステムinter-RATにおいて少なくともネットワークデバイスのうちの1つのネットワークデバイスを実現し、この方法は、以下のステップを含み、
S401において、端末により送信された、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージを受信し、
S402において、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示す第2のメッセージを、前記端末に送信する。
【0064】
図4に示す技術案によれば、前記ネットワークデバイスは、第1のメッセージを受信した後、第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報に基づいて、端末が前記ネットワークデバイスの制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定し、第2のメッセージにより端末にフィードバックを行い、端末が端末自身の使用する通信能力を保留することができ、端末が自身の使用する通信能力を保留するプロセスは、前記実施例に示されており、ここで説明を省略する。この実施例に係る情報伝送方法は、PC5のインターフェース能力の調整を実現する。
【0065】
図4に示す技術案によって、第1のメッセージに含まれる端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、異なるシグナリングを介して搬送される。そして、ある可能な実現方式において、前記第1のメッセージは、第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、この3つのシグナリングを例とし、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0066】
なお、上記3つのシグナリングは、RRCメッセージにおける3つの異なるIEにより実現されてもよい。また、上記3つのシグナリングを実現できる他の具体的な実現方式も適応的に本願の実施例の技術方案に適用することができ、ここでその説明が省略される。
【0067】
また、異なるアクセスシステムであるinter-RATを実現するネットワークデバイスの数が少なくとも2つであるため、この実施例においてネットワークデバイスは、アクセスタイプはLTEであってもNRであってもよい。そして、
図4の技術案において、他の実現可能な方式において、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送され、
前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0068】
上記2つの実施例に基づいて、なお、この実施例においてネットワークデバイスが前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスに関するPC5インターフェースの通信能力情報を受信するため、前記ネットワークデバイスは、自身の制御が必要があるPC5インターフェースの通信能力を決定した後、他のネットワークデバイスにPC5インターフェースの通信能力を指示する必要があり、そして、上記2つの実施例に基づいて、前記端末により送信された第1のメッセージを受信した後、前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスに第1の指示メッセージを送信することを含み、ここで、前記第1の指示メッセージは、前記端末が前記他のネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す。さらに、前記第1の指示メッセージは、前記ネットワークデバイスと前記他のネットワークデバイスとがデュアル接続DCアーキテクチャで接続される場合、前記端末が前記他のネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す。
【0069】
例えば、この実施例におけるネットワークデバイスをNE1とし、そのアクセスタイプをLTEとすると、NE1が受信する第1のメッセージが第1のシグナリング、第2のシグナリング、および第3のシグナリングを含む場合、NE1はNE1以外のネットワークデバイス、例えばアクセスタイプがNRであるNE2が使用可能なPC5インターフェースの通信能力を受信するため、NE1はNE2に対し、NE1およびNE2がデュアル接続DCアーキテクチャで接続されている場合にNE2が使用可能なPC5インターフェースの通信能力情報を示す第1の指示情報を送信することができる。また、NE1が受信した第1のメッセージが第1のシグナリングおよび第3のシグナリングを含む場合、第3のシグナリングには、NE2が使用可能なPC5インターフェースの通信能力も同様に含まれるため、NE1は、NE2がNE1およびNE2がデュアル接続DCアーキテクチャで接続されている場合にNE2が使用可能なPC5インターフェースの通信能力情報を示す第1の指示情報をNE2に同様に送信してもよい。なお、NE1のアクセスタイプがNRであり、NE2のアクセスタイプがLTEである場合、上述した例を参照して同様に実現されてもよく、この実施例では、説明されない。
【0070】
なお、上記2つの実施例において、この実施例に係るネットワークデバイスは、いずれも第3のシグナリングを受信したため、他のネットワークデバイスが潜在的に使用可能なPC5インターフェースの通信能力を受信した場合、この実施例に係るネットワークデバイスは、第3の信号を受信しなく、すなわち、他のネットワークデバイスがこの実施例においてネットワークデバイスの潜在的に使用可能なPC5インターフェースの通信能力を受信する。これにより、他の実現可能な形態において、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、
前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送される。
【0071】
上記の実現形態に基づいて、前記方法は、さらに、
前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスにより送信された第2の指示メッセージを受信することを含み、ここで、前記第2の指示メッセージは、前記ネットワークデバイスと前記他のネットワークデバイスとがデュアル接続DCアーキテクチャで接続される場合、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す。
【0072】
なお、他のネットワークデバイスがこの実施例において前記ネットワークデバイスの潜在的に使用可能なPC5インターフェースの通信能力を受信した場合には、実施例において前記ネットワークデバイスに第2の指示メッセージを送信することにより、この実施例において前記ネットワークデバイスが他のネットワークデバイスとDC的に接続されている場合に使用可能なPC5インターフェースの通信能力情報を取得することができる。
【0073】
なお、この実施例の実現可能な形態において、
図1に示すネットワークアーキテクチャに1つのネットワークデバイスのみが存在し、前記ネットワークデバイス以外に、他のネットワークデバイスが存在しなく、例えば、アクセスタイプがNRであるNE1又はアクセスタイプがLTEであるNE2のみが存在し、この場合、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、
これにより、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のシグナリングから、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定することを含み、ここで、前記第1のシグナリングは、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
なお、この時、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力は、第1のシグナリングに含まれるLTE-Uuインターフェースにより制御され、且つアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報により示す。
【0075】
前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送される。
【0076】
これにより、前記方法は、さらに、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第2のシグナリングから、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定することを含み、ここで、前記第2のシグナリングは、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。なお、この時、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力は、第2のシグナリングに含まれるNR-Uuインターフェースにより制御され且つアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報により示す。
【0077】
実施例三
上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、本願の実施例によって提供される情報伝送方法として、この方法は、D2DまたはV2X技術に応用されて、異なるアクセスシステムinter-RAT下の少なくとも2つのネットワークデバイス(例えば、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス)のうちのネットワークデバイス(例えば、第1のネットワークデバイス)を実現し、この方法は、以下のステップを含み、
第1のネットワークデバイスが、端末が使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す第1のメッセージを、第2のネットワークデバイスに送信することを含む。さらに、前記第1のメッセージが、前記端末が第2のネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示すことを含む。
【0078】
当業者は、この実施例における第1のメッセージの説明が、前述の実施例1及び実施例2の説明を参照して理解され得ること、並びに前述の実施例1及び実施例2における第1のメッセージに関する説明が、この実施例に適応的に組み込まれてもよいことが理解されるであろう。
【0079】
例えば、前記第1のメッセージが第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0080】
ある実施例において、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0081】
ある実施例において、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0082】
ある実施例において、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送される。
【0083】
ある実施例において、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送される。
【0084】
ある実施例において、前記方法は、さらに、前記第1のネットワークデバイスが前記第2のネットワークデバイスに、前記端末の前記第1のネットワークデバイス下のPC5構成情報を送信することを含む。例えば、PC5構成情報がリソース構成情報を含む。
【0085】
ある実施例において、前記方法は、さらに、前記第1のネットワークデバイスが前記第2のネットワークデバイスに、前記端末の前記第1のネットワークデバイス下に報告するPC5通信要求情報を送信することを含む。例えば、PC5通信要求情報がサイドリンクUE情報(sidelinkueinformation)を含む。
【0086】
この実施例において、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとがDCアーキテクチャで接続される。ある応用シナリオにおいて、即ち、前記端末が前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスに切替える場合、前記第1のネットワークデバイスが第2のネットワークデバイスに前記第1のメッセージを送信する。
【0087】
実施例四
上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、本願の実施例に係る情報伝送方法は、D2D又はV2X技術に応用されて異なるアクセスシステムinter-RAT下の少なくとも2つのネットワークデバイス(例えば、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス)のうちのネットワークデバイス(例えば、第2のネットワークデバイス)を実現し、この方法は、以下のステップを含み、
第2のネットワークデバイスが第1のネットワークデバイスにより送信された、端末が使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す第1のメッセージを受信することを含む。さらに、前記第1のメッセージが、前記端末が第2のネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示すことを含む。
【0088】
当業者は、この実施例における第1のメッセージの説明は、前述の実施例1、実施例2、及び実施例3の説明を参照することにより理解することができ、前述の実施例1、実施例2、及び実施例3における第1のメッセージに関する説明は、この実施例に適応的に組み込むことができることを理解するであろう。
【0089】
ある実施例において、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送される。さらに、前記第2のネットワークデバイスが前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のシグナリングから、前記端末が前記第2のネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定することを含み、ここで、前記第1のシグナリングは、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
ある実施例において、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送される。さらに、前記第2のネットワークデバイスが前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第2のシグナリングから、前記端末が前記第2のネットワークデバイス制御に使用するPC5インターフェースの通信能力を決定することを含み、ここで、前記第2のシグナリングは、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
この実施例において、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとがDCアーキテクチャで接続される。ある応用シナリオにおいて、即ち、前記端末が前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスに切替える場合、前記第1のネットワークデバイスが第2のネットワークデバイスに前記第1のメッセージを送信する。
【0092】
実施例五
この実施例は、上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、以下の具体的な実施例によって、上述の2つの実施例の技術案を説明する。この実施例では、
図1に示すアーキテクチャと合わせて、車載端末Aはinter-RATシステムの下にあり、したがって、車載端末Aはネットワークデバイス1およびネットワークデバイス2に同時にアクセスし、この実施例では、技術案を明確に説明するために、ネットワークデバイス1のアクセスタイプをLTE、ネットワークデバイス2のアクセスタイプをNRとし、当業者は、ネットワークデバイス1のアクセスタイプがNRであり、ネットワークデバイス2のアクセスタイプがLTEである場合に、この実施例の技術案を同様に適用できることが理解されよう。
【0093】
具体例一
図5Aを参照すると、本願の実施例による情報伝送方法の具体的な実施フローを示し、以下のステップを含む。
【0094】
S501において、車載端末Aは、自身に関するPC5インターフェースの通信能力情報を第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングにそれぞれ搬送し、
なお、この具体例において、車載端末AのPC5インターフェース関する通信能力情報は、前記PC5インターフェースのアクセスタイプを示す第1の指示情報、及び/又は、前記PC5インターフェースを制御することができるUuインターフェースアクセスタイプを示す第2の指示情報を含む。なお、第1の指示情報及び第2の指示情報の具体的な実現は、実施例1における対応する説明を参照してもよく、ここで説明を省略する。
【0095】
なお、第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングは、端末がネットワークデバイスに送信する報告情報であっても良い、具体的に、車載端末AのPC5インターフェースに関する通信能力情報において、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、
図3に斜線塗りつぶしブロックで示し、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、
図3の中ドット塗りつぶしのブロックに示し、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送され、
図3のクロスバーパディングボックスによって示す。なお、以上の3つのシグナリングに含まれる内容は、実施例1の対応する部分の説明を参照し、ここで説明を省略する。
【0096】
S502において、車載端末Aは、第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングをネットワークデバイス1に送信し、
S503において、ネットワークデバイス1は、自身のアクセスタイプ及び第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングに基づいて、車載端末Aがネットワークデバイス1制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定し、
S504において、ネットワークデバイス1は、車載端末Aがネットワークデバイス1制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力に基づいて、車載端末Aがネットワークデバイス2制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定し、
S505において、ネットワークデバイス1は、車載端末Aがネットワークデバイス2制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力をネットワークデバイス2に送信し、
なお、S504およびS505は、実現可能な形態において、ネットワークデバイス1が、ネットワークデバイス2の制御下で車載端末Aが使用するPC5のインターフェースの通信能力を直接決定してネットワークデバイス2に送信してもよく、また、他の実施例として、ネットワークデバイス1は、車載端末Aがネットワークデバイス2の制御下で潜在的に使用可能なPC5インターフェースの通信能力をネットワークデバイス2に決定して送信し、ネットワークデバイス2は、潜在的に使用可能な可能性があるPC5インターフェースの通信能力を受信した後、ネットワークデバイス2自身のアクセスタイプを判断し、ネットワークデバイス2の制御下で車載端末Aが実際に使用するPC5インターフェースの通信能力を決定してもよい。
【0097】
S504及びS505のステップから分かるように、本具体例では、ネットワークデバイス1とネットワークデバイス2との関係がマスタースレーブの関係、すなわち、ネットワークデバイス1がマスターネットワークデバイス、ネットワークデバイス2がスレーブネットワークデバイスと考えることができ、車載端末Aが自身の制御の下で使用しているPC5のインターフェースの通信能力をネットワークデバイス1とネットワークデバイス2の双方が取得した後に、車載端末Aへのフィードバックが必要となるので、
図5 ( B )を参照して、本具体例は継続して実行される。
【0098】
S506:ネットワークデバイスは、車載端末Aがネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を車載端末Aにフィードバックし、
S507:車載端末Aは、フィードバックに基づいて、使用するPC5インターフェースの通信能力を保留する。
【0099】
なお、
図5 ( B )に示す手順において、ネットワークデバイスは、前述のネットワークデバイス1でも前述のネットワークデバイス2でもよく、2つのネットワークデバイスがそれぞれ車載端末Aが自身の制御で使用するPC5インターフェースの通信能力を車載端末Aにフィードバックした後、車載端末Aはフィードバックに基づいて自身が保留して使用しているPC5インターフェースの通信能力を決定することができる。
【0100】
以上の手順により、
図1に示したアーキテクチャの各デバイスは、自身の使用するPC5のインターフェースの通信能力を把握し、各種ネットワークのカバレッジに合わせて、PC5のインターフェースの通信能力を調整することができる。
【0101】
なお、車載端末Aは、フィードバックに基づいて保留して使用するPC5インターフェースの通信能力を決定することに加えて、自身が使用するPC5インターフェースの通信能力を予め保留するようにしてもよく、なお、前記車載端末Aが保留して使用するPC5インターフェースの通信能力については、実施例1における相応の内容説明を参照して、ここではその詳細な説明を省略する。
【0102】
具体例二
図6を参照すると、本願の実施例による情報伝送方法の具体的な実施フローを示し、該フローは以下のステップを含む。
S601において、車載端末Aは、自身のPC5インターフェースに関する通信能力情報を、第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングにそれぞれ搬送し、
S601の詳細な説明は、S501に関する前述の具体例の詳細な説明を参照し、ここで説明を省略する
S602において、車載端末Aは、第1のシグナリング及び第3のシグナリングをネットワークデバイス1に送信し、
S603において、車載端末Aは、第2のシグナリングをネットワークデバイス2に送信し、
なお、車載端末は、同じアクセスタイプのネットワークデバイスに対して、対応するアクセスタイプに応じて3つタイプのシグナリングを送信することにより、各ネットワークデバイスは、受信した信号に基づいて自身が使用しているPC5インターフェースの通信能力を取得することができ、異なるネットワーク種別のカバレッジで、PC5インターフェースの通信能力を調整することができる。
【0103】
S604において、ネットワークデバイス1は、第3のシグナリングに基づいて、ネットワークデバイス2に指示メッセージを送信し、
なお、この指示メッセージは、ネットワークデバイス1とネットワークデバイス2とがDC接続された場合に、車載端末Aがネットワークデバイス2の制御下で使用可能なPC5インターフェースの通信能力を指示するために用いられてもよく、なお、ある実施例において、指示メッセージは、ネットワークデバイス1が直接決定してネットワークデバイス2に送信する車載端末Aがネットワークデバイス2制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力であってもよく、他の実施例において、ネットワークデバイス1が決定してネットワークデバイス2に送信する車載端末Aがネットワークデバイス2制御下で使用可能なPC5インターフェースの通信能力であっても良く、ネットワークデバイス2が、使用可能な可能性があるPC5インターフェースの通信能力を受信した後に、ネットワークデバイス2自身のアクセスタイプに応じて、車載端末Aがネットワークデバイス2の制御下で実際に使用するPC5インターフェースの通信能力を決定してもよい。
【0104】
S602~S604において、車載端末Aがネットワークデバイス1へ第1のシグナリングを送信し、ネットワークデバイス2へ第2のシグナリング及び第3のシグナリングを送信すると、ネットワークデバイス2は、受信した第3のシグナリングに基づいて、指示メッセージをネットワークデバイス1へ送信し、なお、この指示メッセージは、ネットワークデバイス1とネットワークデバイス2とがDC的に接続されている場合、車載端末Aがネットワークデバイス1の制御下で使用可能なPC5インターフェースの通信能力を示す。
【0105】
この具体例によれば、各ネットワークデバイスは、車載端末Aが送信したシグナリングをそれぞれ受信するので、各ネットワークデバイスは、自身が受信したシグナリングに基づいて、車載端末Aが自身の制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を取得し、そして、各ネットワークデバイスは、車載端末Aが自身の制御下で使用しているPC5インターフェースの通信能力を車載端末Aにフィードバックすることで、車載端末Aは、フィードバックされた各ネットワークデバイスが自身で使用しているPC5インターフェースの通信能力から、車載端末AがPC5インターフェースの通信能力を保留して使用することを判断することができる。このプロセスの具体的な説明は、前述の具体例1に記載のS506及びS507を参照してもよく、ここで説明を省略する。
【0106】
実施例六
上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、
図7を参照し、本願の実施例における端末70の構成図を示し、第1の送信部701を備え、第1の送信部701は、端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージをネットワークデバイスに送信するように構成される。
【0107】
例示的に、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、前記端末がサポートする第1のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力と前記端末がサポートする第2のネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信能力との組合せを含み、ここで、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスがデュアル接続アーキテクチャで接続される。
【0108】
例示的に、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとは、互いに同期される。
【0109】
例示的に、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとは、互いに同期されない。
【0110】
例示的に、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプは、LTEである。
【0111】
例示的に、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプは、NRである。
【0112】
例示的に、前記第1のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEであり、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである。
【0113】
例示的に、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報は、
前記PC5インターフェースのアクセスタイプを示す第1の指示情報、及び/又は、前記PC5インターフェースを制御することができるUuインターフェースアクセスタイプを示す第2の指示情報を含む。
【0114】
例示的に、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報において、
前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、
前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、
前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0115】
例示的に、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信組合せは、第1のシグナリングに搬送される。
【0116】
例示的に、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第3のシグナリングに搬送される。
【0117】
例示的に、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第4のシグナリングに搬送される。
【0118】
例示的に、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第2のシグナリングに搬送される。
【0119】
例示的に、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第3のシグナリングに搬送される。
【0120】
例示的に、前記第1のメッセージに含まれる前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報のうち、前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力組合せは、第5のシグナリングに搬送される。
【0121】
上記の例において、前記第1のシグナリングは、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0122】
上記の例において、前記第2のシグナリングは、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0123】
上記の例において、前記第3のシグナリングは、
LTE-Uuインターフェース通信能力情報、
NR-Uuインターフェース通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも2つの組合せを含む。
【0124】
上記の例において、前記第3のシグナリングが通信能力を示す識別子情報をさらに含み、前記通信能力の識別子情報が前記第1のシグナリング及び/又は第2のシグナリングに定義される通信能力情報を示す。
【0125】
上記の形態において前記第3のシグナリングは、さらに、端末デバイスが互いに同期されるLTE-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0126】
上記の形態において前記第3のシグナリングは、さらに、端末デバイスが互いに同期されないLTE-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0127】
上記の形態において前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されるLTE-UuとLTE-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0128】
上記の形態において前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されないLTE-UuとLTE-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0129】
上記の形態において前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されるNR-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0130】
上記の形態において前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対する通信能力は、端末デバイスが互いに同期されないNR-UuとNR-Uuのデュアル接続アーキテクチャをサポートすることを指示する識別子情報を含む。
【0131】
上記の形態において、前記第1の送信部701は、少なくとも2つのネットワークデバイスのうちの1つの目標ネットワークデバイスに前記第1のシグナリング、前記第2のシグナリング及び前記第3のシグナリングを送信するように構成される。
【0132】
上記の形態において、前記第1の送信部701は、
アクセスタイプがLTEである第1のネットワークデバイスに前記第1のシグナリングを送信し、
アクセスタイプがNRである第2のネットワークデバイスに前記第2のシグナリングを送信し、
前記第1のネットワークデバイス又は第2のネットワークデバイスに前記第3のシグナリングを送信するように構成される。
【0133】
上記の形態において、第1の送信部701は、第1のネットワークデバイス及び/又は第2のネットワークデバイスに前記PC5インターフェースがLTEとLTEのデュアル接続に対する通信組合せを送信するように構成され、前記第1の及び第2のネットワークデバイスがLTEとLTEのデュアル接続アーキテクチャを構成する。
【0134】
上記の形態において、第1の送信部701は、第1のネットワークデバイス及び/又は第2のネットワークデバイスに前記PC5インターフェースがNRとNRのデュアル接続に対応する通信組合せを送信するように構成され、前記第1の及び第2のネットワークデバイスがNRとNRのデュアル接続アーキテクチャを構成する。
【0135】
上記の形態において、
図8を参照し、前記端末70は、さらに、第1の受信部702を含み、第1の受信部702は、前記ネットワークデバイスにより送信された第2のメッセージを受信するように構成され、ここで、前記第2のメッセージは、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示す。
【0136】
上記の形態において、
図8を参照し、前記端末70は、さらに、第1の受信部702を含み、第1の受信部702は、前記ネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信するように構成され、ここで、前記第3のメッセージは、前記ネットワークデバイスが制御するPC5インターフェースの通信能力を示す。さらに、前記ネットワークデバイスが制御するPC5インターフェースの通信能力は、前記ネットワークデバイスが制御するPC5インターフェースのRATを含む。
【0137】
上記の形態において前記端末70は、さらに、判定部を含み(図示せず)、判定部は、前記第3のメッセージに基づいて、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、
LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、
NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを報告するかどうかを決定するように構成される。
【0138】
上記の形態において、
図8を参照し、前記端末70がさらに、第1の決定部703を含み、第1の決定部703は、前記第2のメッセージに示す、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力に基づいて、前記端末が使用するPC5インターフェースの通信能力を決定するように構成される。
【0139】
上記の形態において、
図8を参照し、前記端末70がさらに、第2の決定部704を含み、第2の決定部704は、前記第1の送信部701が前記ネットワークデバイスに第1のメッセージを送信する前に、前記端末が使用するPC5インターフェースの通信能力を自身で決定するように構成される。
【0140】
上記の形態において、前記端末が使用するPC5インターフェースの通信能力情報は、
前記端末が前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスに報告する必要があるPC5インターフェースに関する通信能力情報、
及び/又は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御以外で使用するPC5インターフェースの通信能力を含む。
【0141】
上記の形態において、前記報告情報に含まれないPC5インターフェースに関する通信能力は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力である。
【0142】
上記の形態において前記ネットワークデバイス制御下のPC5インターフェースの通信優先度は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御以外で使用するPC5インターフェースの通信よりも高い。
【0143】
なお、この実施例において、「部分」とは、回路の一部、プロセッサの一部、プログラムの一部、ソフトウェアの一部等が考えられ、ユニットであってもよいし、モジュールであってもよいし、非モジュールであってもよい。
【0144】
また、この実施例における各構成要素は、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、各ユニットが物理的に個別に存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。上記統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能ブロックの形態で実現されてもよい。
【0145】
統合されたユニットが、ソフトウェア機能モジュールの形態で実現され、スタンドアロン製品として販売または使用されない場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、そのような理解に基づいて、この実施例の技術案は、本質的に、または、従来技術に貢献する部分、または、そのすべてまたは一部が、記憶媒体に記憶されたコンピュータソフトウェア製品の形態で具体化されてもよく、その命令は、1つのコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)またはprocessor (プロセッサ)に、この実施例において説明された方法のステップのすべてまたは一部を実行させる。また、前記記憶媒体としては、U-ディスク、ポータブルハードディスク、ROM ( Read Only Memory )、RAM ( Random Access Memory )、磁気ディスク、光ディスクなど種々のプログラムコードを記憶できるものを含む。
【0146】
従って、この実施例は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記実施例の情報伝送方法のステップを実施する情報送信プログラムを記憶したコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0147】
上述した端末70及びコンピュータ記憶媒体に基づいて、
図9を参照すると、本願の実施例による端末70の具体的なハードウェア構成が示されており、第1のネットワークインターフェース901、第1のメモリ902、及び第1のプロセッサ903を含み、各構成要素はバスシステム904によって互いに結合されている。バスシステム904は、これらの構成要素間の接続通信を可能にするために使用されることが理解されよう。バスシステム904は、データバスの他に、電源バス、制御バス、ステータス信号バスを含む。しかしながら、様々なバスは、明確するために、
図9ではバスシステム904として参照される。ここで、第1のネットワークインターフェース901は、他の外部ネットワーク要素との間で情報を送受信する過程において、信号の受信と送信を行うために用いられ
第1のメモリ902は、第1のプロセッサ903上で実行可能なコンピュータプログラムを記憶し、
第1のプロセッサ903は、前記コンピュータプログラムを実行する場合、
端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージをネットワークデバイスに送信する。
【0148】
本願の実施例における第1のメモリ902は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであるか、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含み得ることが理解される。ここで、不揮発性メモリは、Read-Only Memory、Programmable ROM、Erasable PROM、Electrically EPROM、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ( Random Access Memory、RAM )であってもよい。限定ではなく例示として、静的ランダムアクセスメモリ( Static RAM、SRAM )、動的ランダムアクセスメモリ( Dynamic RAM、DRAM )、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchronous DRAM、SDRAM )、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Double Data Rate SDRAM、DDRSDRAM )、強化シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Enhanced SDRAM、ESDRAM )、シンクロナスリンクダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchlink DRAM、SLDRAM )、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( Direct Rambus RAM、DRRAM )など、多くの形態のRAMが利用可能である。本明細書で説明するシステムおよび方法の第1のメモリ902は、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されるが、これらに限定されない。
【0149】
第1のプロセッサ903は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実装において、上述した方法のステップは、第1のプロセッサ903内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令によって実行されてもよい。上述した第1のプロセッサ903は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図は、具現されたり実行されたりすることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアの復号プロセッサによって実行されるように直接具現化されてもよく、又は復号プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されるように具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、または電気的に消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタなどの当技術分野で周知の記憶媒体内に配置され得る。記憶媒体は第1のメモリ902に配置され、第1のプロセッサ903は第1のメモリ902から情報を読み取り、そのハードウェアとともに上述の方法のステップを実行する。
【0150】
本明細書に記載される実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはそれらの組合せで実装されてもよいことが理解される。ハードウェア実装形態の場合、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路( ASIC )、デジタル信号プロセッサ( DSP )、デジタル信号処理デバイス( DSP Device、DSPD )、プログラマブル論理デバイス( PLD )、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書で説明する機能を実行するための他の電子ユニット、またはそれらの組合せで実装され得る。
【0151】
ソフトウェア実装の場合、本明細書に説明される技術は、本明細書に説明される機能を実行するモジュール(例えば、手順、関数など)によって実装され得る。ソフトウェアコードは、メモリに格納され、プロセッサによって実行され得る。メモリは、プロセッサ内に実装されても、プロセッサの外部に実装されてもよい。
【0152】
具体的には、端末90の第1のプロセッサ903は、さらに、コンピュータプログラムを実行するように構成されている場合、前述の実施例1に記載の方法ステップを実行し、ここでその説明が省略される。
【0153】
実施例七
上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、
図10を参照し、本願の実施例におけるネットワークデバイス100の構成を示し、第2の受信部1001及び第2の送信部1002を備え、ここで、前記第2の受信部1001は、端末により送信された、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージを受信するように構成され、
前記第2の送信部1002は、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示す第2のメッセージを、前記端末に送信するように構成される。
【0154】
例示的に、前記第1のメッセージが第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0155】
例示的に、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送され、
例示的に、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0156】
以上の3つの例において、前記第2の送信部1002は、さらに、前記第2の受信部1001が前記端末からの第1のメッセージを受信した後、前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスに第1の指示メッセージを送信するように構成され、ここで、前記第1の指示メッセージは、前記ネットワークデバイスと前記他のネットワークデバイスとがデュアル接続DCアーキテクチャで接続される場合、前記端末が前記他のネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す。
【0157】
例示的に、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、
例示的に、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送される。
【0158】
上記の2つの例において、前記第2の受信部1001は、さらに、
前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスにより送信された第2の指示メッセージを受信するように構成され、ここで、前記第2の指示メッセージは、前記ネットワークデバイスと前記他のネットワークデバイスとがデュアル接続DCアーキテクチャで接続される場合、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す。
【0159】
上記の2つの例に基づいて、前記ネットワークデバイス以外の他のネットワークデバイスが存在しない場合、任意選択で、決定部を含み、決定部は、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のシグナリングから、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定するように構成され、ここで、前記第1のシグナリングは、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0160】
又は、決定部は、選択可能で、前記ネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第2のシグナリングから、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定するように構成され、ここで、前記第2のシグナリングは、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
実施例八
上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、本願の実施例におけるネットワークデバイスの構成を示し、このネットワークデバイスを第1のネットワークデバイスと言われ、送信部を備え、
送信部は、第2のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成され、ここで、前記第1のメッセージが、端末が使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示し、さらに、前記第1のメッセージが、前記端末が第2のネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示すことを含む。
【0162】
例示的に、前記第1のメッセージが第1のシグナリング、第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0163】
例示的に、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0164】
例示的に、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリング及び第3のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送され、前記PC5インターフェースがLTEとNRのデュアル接続DCに対する通信能力は、第3のシグナリングに搬送される。
【0165】
例示的に、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送される。
【0166】
例示的に、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送される。
【0167】
例示的に、前記送信部は、さらに、前記第2のネットワークデバイスに、前記端末の前記第1のネットワークデバイスでのPC5構成情報を送信するように構成される。例えば、PC5構成情報がリソース構成情報を含む。
【0168】
例示的に、前記送信部は、さらに、前記第2のネットワークデバイスに、前記端末の前記第1のネットワークデバイスで報告されたPC5通信要求情報を送信するように構成される。例えば、PC5通信要求情報は、サイドリンクUE情報(sidelinkueinformation)を含む。
【0169】
例示的に、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとがDCアーキテクチャで接続される。
【0170】
例示的に、前記端末が前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスに切替える場合、前記送信部が第2のネットワークデバイスに前記第1のメッセージを送信する。
【0171】
実施例九
上記の実施例と同じ発明の思想に基づいて、本願の実施例におけるネットワークデバイスの構成を示し、このネットワークデバイスを第2のネットワークデバイスと言われ、受信部を備え、
受信部は、第1のネットワークデバイスからの第1のメッセージを受信するように構成され、ここで、前記第1のメッセージは、端末が使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す。さらに、前記第1のメッセージが、前記端末が第2のネットワークデバイス制御下で使用することができるPC5インターフェースの通信能力情報を示す。
【0172】
例示的に、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のメッセージが第1のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがロングタームエボリューションLTEに対する通信能力が第1のシグナリングに搬送される。
【0173】
例示的に、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第1のメッセージが第2のシグナリングを含み、ここで、前記PC5インターフェースがニューラジオNRに対する通信能力が第2のシグナリングに搬送される。
【0174】
例示的に、前記ネットワークデバイスは、さらに、決定部を備え、前記決定部は、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがLTEである場合、前記第1のシグナリングから、前記端末が前記第2のネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定するように構成され、ここで、前記第1のシグナリングは、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0175】
例示的に、前記ネットワークデバイスは、さらに、決定部を備え、決定部は、前記第2のネットワークデバイスのアクセスタイプがNRである場合、前記第2のシグナリングから、前記端末が前記第2のネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を決定するように構成され、ここで、前記第2のシグナリングは、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報、NR-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがLTEであるPC5インターフェースLTE-PC5の通信能力情報、LTE-Uuインターフェースにより制御されアクセスタイプがNRであるPC5インターフェースNR-PC5の通信能力情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0176】
例示的に、前記第1のネットワークデバイスと前記第2のネットワークデバイスとがデュアル接続DCアーキテクチャで接続される。
【0177】
例示的に、前記端末が前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスに切替える場合、前記受信部が前記第1のネットワークデバイスからの第1のメッセージを受信する。
【0178】
また、この実施例は、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、上記実施例2に記載の方法のステップを実施する情報伝送プログラムを記憶したコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体の詳細な説明については、実施例3の説明を参照し、ここで説明を省略する。
【0179】
上述したネットワークデバイス100及びコンピュータ記憶媒体に基づいて、
図11を参照すると、本願の実施例によるネットワークデバイス100の具体的なハードウェア構成は、第2のネットワークインターフェース1101、第2のメモリ1102及び第2のプロセッサ1103を含み、各構成要素はバスシステム1104によって互いに結合される。バスシステム1104は、これらの構成要素間の接続通信を可能にするために使用されることが理解される。バスシステム1104は、データバスの他に、電力バス、制御バス、ステータス信号バスを含む。しかし、明確するために、様々なバスは、
図11ではバスシステム1104として付ける。
【0180】
ここで、前記第2のネットワークインターフェース1101は、他の外部ネットワーク要素との間で情報を送受信する過程において、信号の受信及び送信を行い、
第2のメモリ1102は、第2のプロセッサ1103上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶し
第2のプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、
端末により送信された、前記端末のPC5インターフェースに関する通信能力情報を含む第1のメッセージを受信し、
前記第1のメッセージに対して、前記端末が前記ネットワークデバイス制御下で使用するPC5インターフェースの通信能力を示す第2のメッセージを、前記端末に送信する。
【0181】
なお、この実施例におけるネットワークデバイス100の具体的なハードウェア構成における構成要素は、実施例3におけるものと類似するため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0182】
具体的には、ネットワークデバイス100の第2のプロセッサ1103は、コンピュータプログラムを実行する際に、前述の実施例2に記載の方法ステップを実行するようにさらに構成されており、ここではその説明を省略する。
【0183】
なお、本願の実施例に記載した技術案は、矛盾が生じない限り、任意に組み合わせることが可能である。