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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-16
(45)【発行日】2024-04-24
(54)【発明の名称】プログラム再生方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/436 20110101AFI20240417BHJP
   H04N 21/637 20110101ALI20240417BHJP
   H04L 65/611 20220101ALI20240417BHJP
   H04L 65/65 20220101ALI20240417BHJP
【FI】
H04N21/436
H04N21/637
H04L65/611
H04L65/65
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022558011
(86)(22)【出願日】2021-03-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-10
(86)【国際出願番号】 CN2021081664
(87)【国際公開番号】W WO2021190401
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】202010231153.2
(32)【優先日】2020-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】スン,ハオ
(72)【発明者】
【氏名】ダイ,ウエンレイ
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-029268(JP,A)
【文献】特表2012-503907(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0150926(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0052547(US,A1)
【文献】国際公開第2007/102547(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第101415082(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
H04L 61/00 -65/80
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラム再生方法であって、
第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラム再生要求メッセージを受信するステップであり、前記プログラム再生要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルに関連づけられたメディアファイル識別子を含み、前記第1の伝送プロトコルは、デジタルリビングネットワークアライアンスDLNAプロトコルである、ステップと、
前記メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定するステップと、
第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにデータストリーム要求メッセージを送信するステップであり、前記データストリーム要求メッセージは、前記ターゲットプログラムチャネルの識別子を含み、前記ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを送信するように前記IPTVプラットフォームに要求するために使用され、前記第2の伝送プロトコルは、インターネットプロトコルテレビジョンIPTVプロトコルである、ステップと、
前記第2の伝送プロトコルを使用することにより前記IPTVプラットフォームにより送信された前記データストリームを受信するステップと、
前記第1の伝送プロトコルを使用することにより、前記データストリームを再生のために再生デバイスに送信するステップと、
前記第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラムクローズ命令メッセージを受信するステップであり、前記プログラムクローズ命令メッセージは、クローズされる必要がある前記ターゲットプログラムチャネルに関連づけられた前記メディアファイル識別子を含む、ステップと、
前記メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定するステップと、
前記第2の伝送プロトコルを使用することにより前記IPTVプラットフォームにプログラムクローズ要求メッセージを送信するステップであり、前記プログラムクローズ要求メッセージは、前記ターゲットプログラムチャネルの前記識別子を含み、前記ターゲットプログラムチャネルの前記データストリームのマルチキャストグループを去ることを要求するために使用される、ステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記メディアファイル識別子が受信される前に、当該方法は、
前記第2の伝送プロトコルを使用することにより前記IPTVプラットフォームにより送信されたチャネル情報リストを受信するステップであり、前記チャネル情報リストは、少なくとも2つのプログラムチャネルの識別子を含む、ステップと、
前記チャネル情報リスト内の各プログラムチャネルの識別子のためのメディアファイル識別子を追加するステップと、
各プログラムチャネルの前記識別子と前記メディアファイル識別子との間の対応表を記憶するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記チャネル情報リストは、各プログラムチャネルのサーバアドレスをさらに含み、前記対応表も、各プログラムチャネルの前記サーバアドレスを含み、前記データストリーム要求メッセージは、前記ターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスを含み、それにより、前記IPTVプラットフォームは前記サーバアドレスにアクセスし、データストリームを取得する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の伝送プロトコルは、インターネットグループ管理プロトコルIGMPプロトコルを含む、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
プログラム再生装置であって、
第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラム再生要求メッセージを受信するように構成された通信ユニットであり、前記プログラム再生要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルに関連づけられたメディアファイル識別子を含み、前記第1の伝送プロトコルは、デジタルリビングネットワークアライアンスDLNAプロトコルである、通信ユニットと、
前記メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定するように構成された処理ユニット、
を含み、
前記通信ユニットはさらに:第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにデータストリーム要求メッセージを送信し、前記データストリーム要求メッセージは、前記ターゲットプログラムチャネルの識別子を含み、前記ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを送信するように前記IPTVプラットフォームに要求するために使用され、前記第2の伝送プロトコルは、インターネットプロトコルテレビジョンIPTVプロトコルであり;前記第2の伝送プロトコルを使用することにより前記IPTVプラットフォームにより送信された前記データストリームを受信し;前記第1の伝送プロトコルを使用することにより、前記データストリームを再生のために再生デバイスに送信する;ように構成されており、
前記第1の伝送プロトコルを使用することにより、前記データストリームが再生のために再生デバイスに送信された後、前記通信ユニットはさらに、
前記第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラムクローズ命令メッセージを受信するように構成されており、前記プログラムクローズ命令メッセージは、クローズされる必要がある前記ターゲットプログラムチャネルに関連づけられた前記メディアファイル識別子を含み、
前記処理ユニットはさらに、前記メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定するように構成されており、
前記通信ユニットはさらに、前記第2の伝送プロトコルを使用することにより前記IPTVプラットフォームにプログラムクローズ要求メッセージを送信するように構成されており、前記プログラムクローズ要求メッセージは、前記ターゲットプログラムチャネルの前記識別子を含み、前記ターゲットプログラムチャネルの前記データストリームのマルチキャストグループを去ることを要求するために使用される、装置。
【請求項6】
前記メディアファイル識別子が受信される前に、前記通信ユニットはさらに、
前記第2の伝送プロトコルを使用することにより前記IPTVプラットフォームにより送信されたチャネル情報リストを受信するように構成されており、前記チャネル情報リストは、少なくとも2つのプログラムチャネルの識別子を含み、
前記処理ユニットはさらに、前記チャネル情報リスト内の各プログラムチャネルの識別子のためのメディアファイル識別子を追加し、各プログラムチャネルの前記識別子と前記メディアファイル識別子との間の対応表を記憶する、ように構成されている、
請求項に記載の装置。
【請求項7】
前記チャネル情報リストは、各プログラムチャネルのサーバアドレスをさらに含み、前記対応表も、各プログラムチャネルの前記サーバアドレスを含み、前記データストリーム要求メッセージは、前記ターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスを含み、それにより、前記IPTVプラットフォームは前記サーバアドレスにアクセスし、データストリームを取得する、請求項に記載の装置。
【請求項8】
前記第2の伝送プロトコルは、インターネットグループ管理プロトコルIGMPプロトコルを含む、請求項乃至のうちいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
プログラム再生装置であって、
コンピュータプログラムを記憶するように構成されたメモリと、
前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行して、当該装置が請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするように構成されたプロセッサと、
を含む装置。
【請求項10】
コンピュータ読取可能媒体であって、コンピュータ実行可能命令を記憶し、前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータが請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にするために使用される、コンピュータ読取可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年3月27日に中国国家知識産権局に出願され「PROGRAM PLAYING METHOD AND APPARATUS」と題された中国特許出願第202010231153.2号に対する優先権を主張しており、該出願はその全体を参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
[技術分野]
本出願は通信技術の分野に関し、特にプログラム再生方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、事業者がインターネットプロトコルテレビジョン(internet protocol television、IPTV)サービスを運営するとき、ホームゲートウェイデバイスとセットトップボックス(set-top box、STB)端末が必要とされる。ユーザが初めてIPTVサービスに加入するとき、事業者はSTB端末を無料で提供する。しかしながら、STB端末が損傷した場合、ユーザは新しいSTB端末を購入する必要がある。さらに、事業者は、IPTVサービスの配信及び小売のためにSTB製造業者から大量のSTB端末を収集する必要がある。
【0004】
したがって、現在のIPTVサービスは、事業者の比較的高いコストと、ユーザによりIPTVサービスに加入し及び維持するための比較的高いコストをもたらす。
【発明の概要】
【0005】
本出願は、従来の技術におけるIPTVサービスの事業者の比較的高いコストと、ユーザによりIPTVサービスに加入し及び維持するための比較的高いコストの問題を解決するためのプログラム再生方法及び装置を提供する。
【0006】
第1の態様によれば、本出願の一実施形態はプログラム再生方法を提供する。この方法は、本出願の一実施形態で提供される通信デバイスにより実行されてもよい。通信デバイスは、STB機能モジュールとDMS機能モジュールとを含むデバイスでもよい。例えば、この方法は、STB機能を有するゲートウェイデバイスに適用されてもよい。この方法において、通信デバイスは、第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラム再生要求メッセージを受信する。プログラム再生要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルに関連づけられたメディアファイル識別子を含む。第1の伝送プロトコルは、DLNAプロトコルでもよい。通信デバイスは、メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定し、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにデータストリーム要求メッセージを送信することができる。データストリーム要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルの識別子を含み、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを送信するようにIPTVプラットフォームに要求するために使用することができる。第2の伝送プロトコルは、インターネットプロトコルテレビジョンIPTVプロトコルでもよい。データストリーム要求メッセージを受信した後、IPTVプラットフォームは、ターゲットプログラムチャネルのサーバにアクセスしてデータストリームを取得し、取得されたデータストリームを通信デバイスに送信することができる。通信デバイスは、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにより送信されたデータストリームを受信し、第1の伝送プロトコルを使用することにより、データストリームを再生のために再生デバイスに送信する。
【0007】
一例において、第2の伝送プロトコルは、リアルタイムトランスポートプロトコル(real-time transport protocol、RTP)、リアルタイムストリーミングプロトコル(real-time streaming protocol、RTSP)、及びインターネットグループ管理プロトコル(internet group management protocol、IGMP)を含んでもよい。
【0008】
この解決策に基づき、通信デバイスを使用することにより、ゲートウェイの機能及びIPTVプラットフォームにアクセスする機能を実現することができるため、ユーザは、STB端末を別個に申し込む必要がなく、それにより、IPTV事業者のコスト、及びユーザによりIPTVサービスに加入し及び維持するためのコストを削減することができる。
【0009】
可能な一実装において、通信デバイスは、開始された後、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにより送信されたチャネル情報リストを受信してもよい。チャネル情報リストは、IPTVサービスにより提供されるプログラムチャネルの識別子を含むことができる。通信デバイスは、チャネル情報リスト内の各プログラムチャネルの識別子のためのメディアファイル識別子を追加し、プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表を記憶してもよい。したがって、通信デバイスは、対応表に基づいて、プログラム再生要求メッセージに含まれるメディアファイル識別子に対応するターゲットプログラムチャネルを決定することができる。
【0010】
この解決策に基づいて、通信デバイスは、IPTV伝送プロトコルを使用することによりチャネル情報リストを受信し、チャネル情報リスト内の各プログラムチャネルの識別子のためのメディアファイル識別子を追加し、各プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表を記憶して、IPTVプラットフォームへのアクセスを実現することができる。
【0011】
可能な一実装において、チャネル情報リストは、各プログラムチャネルのサーバアドレスをさらに含み、対応表も、各プログラムチャネルのサーバアドレスを含む。通信デバイスによりIPTVプラットフォームに送信されるデータストリーム要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスを含むこともでき、それにより、IPTVプラットフォームはサーバアドレスにアクセスし、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを取得する。
【0012】
この解決策に基づいて、通信デバイスは、第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたチャネル情報リストに基づいて各プログラムチャネルのサーバアドレスを決定し、データストリーム要求メッセージにターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスを追加することができ、それにより、IPTVプラットフォームは、サーバアドレスに基づいてターゲットプログラムチャネルのデータストリームを取得することができる。
【0013】
可能な一実装において、第1の伝送プロトコルを使用することにより、データストリームを再生のために再生デバイスに送信した後、通信デバイスは、さらに、第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラムクローズ命令メッセージを受信してもよい。プログラムクローズ命令メッセージは、クローズされる必要があるターゲットプログラムチャネルに関連づけられたメディアファイル識別子を含むことができる。通信デバイスは、メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定してもよい。例えば、通信デバイスは、対応表に基づいて、メディアファイル識別子に対応するターゲットプログラムチャネルを決定することができる。通信デバイスは、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにプログラムクローズ要求メッセージを送信してもよい。プログラムクローズ要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルの識別子を含むことができ、プログラムクローズ要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームのマルチキャストグループを去ることを要求するために使用することができる。プログラムクローズ要求メッセージを受信した後、IPTVプラットフォームは、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームのマルチキャストグループから通信デバイスを除去してもよく、それにより、通信デバイスは、IPTVプラットフォームにより送信されるターゲットプログラムチャネルのデータストリームを受信しない。
【0014】
この解決策に基づいて、通信デバイスは、DLNA伝送プロトコルを使用することにより受信したプログラムクローズ命令メッセージ内のメディアファイル識別子に基づいて、クローズされる必要があるターゲットプログラムチャネルを決定し、IPTV伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにプログラムクローズ要求メッセージを送信して、ターゲットプログラムチャネルをクローズすることができる。
【0015】
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は、第1の態様及び第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける動作を実行するように構成され得るプログラム再生装置をさらに提供する。例えば、この装置は、第1の態様及び第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける動作を実行するように構成されたモジュール又はユニットを含んでもよい。例えば、この装置は、通信ユニットと処理ユニットを含む。
【0016】
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、別のプログラム再生装置をさらに提供する。この装置は、トランシーバと、トランシーバに結合されたプロセッサとを含んでもよく、第1の態様及び第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける動作を実行するように構成されてもよい。
【0017】
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータプログラムコードが、プログラム再生装置の通信ユニット及び処理ユニット、又はトランシーバ及びプロセッサにより実行されると、プログラム再生装置は、第1の態様及び第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行する。
【0018】
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータ読取可能記憶媒体を提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は、プログラムを記憶し、プログラムは、プログラム再生装置が第1の態様及び第1の態様の可能な実装のいずれか1つにおける方法を実行することを可能にする。
【0019】
第2の態様から第5の態様のいずれか1つ、又は態様のうちいずれか1つのいずれかの設計で達成することができる技術的効果については、第1の態様のいずれか1つ及び第1の態様の設計で達成することができる技術的効果を参照する。詳細はここで再度説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本出願によるテレビジョンプログラム再生システムの概略図である。
図2】本出願によるプログラム再生方法の一例示的なフローチャートである。
図3】本出願によるユーザ装置のインターフェースの概略図である。
図4】本出願によるプログラム再生方法の一例示的なフローチャートである。
図5】本出願によるユーザ装置のインターフェースの概略図である。
図6】本出願によるプログラム再生装置のブロック図である。
図7】本出願によるプログラム再生装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下では、添付の図面を参照して本出願の技術的な解決策について説明する。
【0022】
現在、事業者がインターネットプロトコルテレビジョン(internet protocol television、IPTV)サービスを運営するとき、ホームゲートウェイデバイスとセットトップボックス(set-top box、STB)端末が必要とされる。ユーザが初めてIPTVサービスに加入するとき、事業者はSTB端末を無料で提供する。しかしながら、STB端末が損傷した場合、ユーザは新しいSTB端末を購入する必要がある。さらに、事業者は、IPTVサービスの配信及び小売のためにSTB製造業者から大量のSTB端末を収集する必要がある。したがって、現在のIPTVサービスは、事業者の比較的高いコストと、ユーザによりIPTVサービスに加入し及び維持するための比較的高いコストをもたらす。
【0023】
ユーザが自宅でIPTVサービスに加入していない場合、ユーザは、スマートテレビジョンを使用することにより対応するオーバー・ザ・トップ(over the top、OTT)プラットフォームテレビジョンプログラムを視聴し、あるいはOTTクライアントを介してモバイル端末又はPCを使用することによりネットワークビデオを視聴することができる。前述の2つの方法では、ビデオはネットワークを介して伝送され、明らかなフリーズがしばしば発生する。さらに、スマートテレビジョンとOTTクライアントの双方がOTTプラットフォームに結びつけられて(bound)おり、著作権制限に起因して、スマートテレビジョン及びOTTクライアントにより提供することができるプログラムコンテンツは、IPTVプラットフォームにより提供されるプログラムコンテンツと大きく異なる場合がある。主な差は次のとおりである。OTTプラットフォームは、より少ないオンデマンドのビデオ及びライブビデオを提供し、ビデオがOTTプラットフォーム上で初めて公開される(goes live)とき、より大きい遅延を有する。さらに、モバイル端末は画面サイズにより制限されるため、ユーザは、大画面再生によりもたらされる視覚的な楽しみを享受できない場合がある。
【0024】
本出願は、前述の問題を解決するために、事業者のコストと、ユーザによりIPTVサービスに加入し及び維持するためのコストを削減するためのプログラム再生方法を提供する。本出願では、複数のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含み得るシステムを説明することにより、全ての態様、実施形態、又は特徴が提示される。各システムが別のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含んでもよく、かつ/あるいは添付の図面を参照して論じられる全てのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含まなくてもよいことを認識及び理解されたい。さらに、これらの解決策の組み合わせが使用されてもよい。
【0025】
本出願の実施形態の理解を容易にするために、最初に、図1に示すテレビジョンプログラム再生システムを一例として用いて、本出願の実施形態に適用可能なネットワークシステムを詳細に説明する。図1は、本出願の実施形態で提供されるプログラム再生方法に適用可能なネットワークシステムのフレームワークの図である。ネットワークシステム100は、IPTVプラットフォーム101、再生デバイス102、及び通信デバイス103を含む。通信デバイス103は、信号の送信及び受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、又はデマルチプレクサ)をさらに含んでもよいことを理解されたい。
【0026】
再生デバイス102は、ビデオファイル又はオーディオファイルを再生する機能を有するデバイス、又はデバイス内に配置され得るチップであり、このデバイスには、これらに限られないが、テレビジョン(television、TV)、モバイルフォン(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイスなどが含まれる。本出願の再生デバイス102は、デジタルリビングネットワークアライアンス(digital living network alliance、DLNA)技術及びプロトコルをサポートすることができることに留意されたい。
【0027】
ネットワークシステム100において、IPTVプラットフォーム101は、複数の通信デバイス(例えば、図に示す通信デバイス103)と通信することができる。通信デバイス103は、複数の再生デバイス(例えば、図に示す再生デバイス102)と通信することができる。通信デバイス103は、ゲートウェイデバイス、STBなどでもよい。
【0028】
本出願の実施形態の図1に記載されるネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しているが、本出願の実施形態で提供される技術的解決策を制限することを意図していない。当業者は、ネットワークアーキテクチャが進化し、新しいサービスシナリオが出現すると、本出願の実施形態で提供される技術的解決策が別の同様のネットワークシステムフレームワークにさらに適用される場合があることが分かり得る。
【0029】
以下の説明における語「例」は、例、例示、又は説明を示すために使用される。本出願において「例」として記載される実施形態又は設計スキームは、別の実施形態又は設計スキームよりもより好ましいか又はより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。正確に、語「例」は、特定の方法で概念を提示するために用いられる。
【0030】
本出願の実施形態において、「情報(information)」、「信号(signal)」、「メッセージ(message)」、及び「チャネル(channel)」は、時に互換的に使用されることがある。差が強調されないとき、表現される意味は一貫していることに留意されたい。「の(of)」、「関連する(corresponding又はrelevant)」、及び「対応する(corresponding)」は、時に互換的に使用されることがある。差が強調されないとき、表現される意味は一貫していることに留意されたい。
【0031】
図1は、理解を容易にするための一例示的な簡略化された概略図に過ぎないことを理解されたい。ネットワークシステムは、図1に描かれていない別の通信デバイス又は別の再生デバイスをさらに含んでもよい。
【0032】
本出願の実施形態における通信デバイスは、セットトップボックス(set-top box、STB)機能モジュール及びデジタルメディアサーバ(Digital Media Server、DMS)機能モジュールを含むことができるデバイスである。STB機能モジュールは、再生デバイスにビデオストリーム又は信号ソースを提供するように構成される。DMS機能モジュールは、メディア共有能力を提供する。具体的には、DMS機能モジュールは、特定のメカニズムを使用することにより、ネットワーク上にあり、かつDMS機能モジュールとマッチすることができる、DMS装置又はインターフェースモジュールを探索する。接続が成功した後、後続のメディアデータ伝送アクションが実行され得る。ゲートウェイデバイスは、通常、DMS機能モジュールを含む。したがって、本出願における通信デバイスは、STB機能を有するゲートウェイデバイスでもよい。例えば、STB機能は、ゲートウェイ、又はゲートウェイ様デバイスに統合されてもよい。例えば、STB機能と統合されたプラグインがゲートウェイデバイスにロードされ、あるいは、STB機能がコンピュータプログラムの形態でゲートウェイデバイスにロードされてもよい。
【0033】
本出願の実施形態で提供される技術的解決策を明確に理解するために、以下では、まず、各プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表を生成する方法について説明する。
【0034】
一例において、ユーザがIPTVサービスに加入するとき、通信デバイスは、起動された後、IPTVプラットフォームに対する認証手順を開始する。具体的には、認証手順は以下のステップを含んでもよい。
【0035】
(1)通信デバイスが、セットトップボックスバージョンサーバからのバージョンアップデートを要求する。
【0036】
(2)セットトップボックスバージョンサーバが、通信デバイスの現在のバージョンが更新される必要があるかどうかをチェックし、バージョンが更新される必要がある場合、最新バージョンを返し、それにより通信デバイスのバージョンが更新され、そうでない場合、バージョンが更新される必要がないことを通信デバイスに通知する。
【0037】
(3)通信デバイスが、-CSCFへのログイン要求を開始し、アカウント及びパスワードを入力し、プロキシコールセッション制御機能(proxy-call session control function、-CSCF)にサービス認証要求をサブミットして、アカウント及びパスワードをインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(internet protocol multimedia subsystem、IMS)コアネットワークに送信するように-CSCFに要求する。
【0038】
(4)IMSコアネットワークが、関連する機能エンティティと相互作用し、アカウント及びパスワードにおける認証が成功した後、一時的アイデンティティ証明書及び認可情報を生成し、認証が成功したことをIPTV ASユーザに通知する。
【0039】
(5)IMSコアネットワークが、認証結果、一時的アイデンティティ証明書、及び認可情報を-Cに返し、-Cは、認証結果、一時的アイデンティティ証明書、及び認可情報に基づいて新しいページを生成し、認証結果、一時的アイデンティティ証明書、及び認可情報を通信デバイスに返す。
【0040】
(6)通信デバイスが、新しいページに基づいて電気プログラムガイド(electrical program guide、EPG)を更新し、認可情報及び一時的アイデンティティ証明書を記録する。
【0041】
本出願の実施形態における認証手順は、通信デバイスにおけるSTB機能モジュールにより実行されてもよいことを理解されたい。
【0042】
認証手順が実行された後、通信デバイスにおけるSTB機能モジュールは、更新されたEPGからチャネル情報リストを抽出することができる。チャネル情報リストは、少なくとも2つのプログラムチャネルの識別子、及び対応するサーバアドレスを含むことができる。例えば、チャネル情報リストは、表1に示すように、IPTVプラットフォームにより提供されるチャネル(例えば、CCTV-1)と、チャネルのサーバアドレスを含んでもよい。
【表1】
【0043】
チャネル情報リストは、第2の伝送プロトコルを使用することにより受信されてもよいことを理解されたい。STB機能モジュールは、通信デバイスにおけるDMS機能モジュールにチャネル情報リストを送信することができる。DMS機能モジュールは、各プログラムチャネルの識別子のためのメディアファイル識別子を追加することができる。
【0044】
一実施形態において、メディアファイル識別子は、各プログラムチャネルのメディアファイルの名前でもよい。例えば、DMS機能モジュールは、各プログラムチャネルの識別子のメディアファイルを作成及び記憶することができる。ここではメディアファイルにデータが記憶されないことに留意されたい。DMS機能モジュールは、メディアファイルを記憶するためのアドレスに基づいて、メディアファイルにアクセスするためのユニフォームリソースロケータ(uniform resource locator、URL)アドレスを生成することができる。DMS機能モジュールは、各プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表を記憶することができる。対応表は、表2に示すように、各プログラムチャネルのメディアファイル識別子、プログラムチャネルの識別子、サーバアドレス、及びURLアドレスを含むことができる。
【表2】
【0045】
対応表を生成した後、DMS機能モジュールは、対応表を再生デバイス及び/又はユーザ装置(user equipment、UE)に送信することができる。
【0046】
本出願の実施形態で提供される技術的解決策を、添付の図面を参照して以下で説明する。図2は、本出願の一実施形態で提供され、かつデバイス相互作用の観点から示される、プログラム再生方法の例示的なフローチャートである。図2に示すように、この方法は以下のステップを含むことができる。
【0047】
ステップ201:通信デバイスが、第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラム再生要求メッセージを受信する。
【0048】
本明細書における第1の伝送プロトコルは、DLNAプロトコルでもよい。通信デバイスは、プログラム再生要求メッセージを受信すると、プログラム再生要求メッセージをパースして(parse)、プログラム再生要求メッセージ内の情報を取得することができる。プログラム再生要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルに関連づけられたメディアファイル識別子を含むことができる。プログラム再生要求メッセージ内のターゲットプログラムチャネルは、ユーザが再生することを要求するプログラムチャネルである。
【0049】
本出願のこの実施形態において、プログラム再生要求メッセージは、以下の2つの方法で送信される。
【0050】
方法1:ユーザが、再生デバイスを使用することによりプログラム再生要求メッセージを送信する。
【0051】
本明細書における再生デバイスは、デジタルメディアコントローラ(digital media controller、DMC)の関連機能と統合されてもよい。
【0052】
一例において、ユーザは、リモートコントロールを使用することにより、プログラム再生要求メッセージを送信するように再生デバイスを制御することができる。例えば、ユーザは、リモートコントロール上のキーを使用することにより、ユーザが視聴したいチャネルを選択してもよく、リモートコントロールは、押されたキーを検出することができ、次いで、モールス符号と似た形式でキー情報を符号化し、次いで、無線周波数信号を再生デバイスに送信することができる。再生デバイスは、無線周波数信号とプログラムチャネルとの間の対応に基づいて、無線周波数信号に対応するプログラムチャネルを決定することができ、あるいはプログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表に基づいて、プログラムチャネルのメディアファイル識別子を決定することができる。したがって、再生デバイスは、決定されたメディアファイル識別子をDMS機能モジュールに送信することができる。
【0053】
一実施形態において、プログラム再生要求メッセージは、ハイパーテキストトランスファープロトコル(hypertext transfer protocol、HTTP)要求で搬送されてもよい。例えば、再生デバイスは、プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表に基づいてプログラムチャネルのURLアドレスを取得し、このURLアドレスを搬送するHTTP要求を通信デバイスにおけるDMSモジュールに送信して、対応するメディアファイルにアクセスすることを要求することができる。
【0054】
別の例において、ユーザは、再生デバイスのキーを使用することにより、プログラム再生要求メッセージを送信するように再生デバイスを制御することができる。例えば、ユーザは、キーを使用することにより、ユーザが視聴したいチャネルを選択する。再生デバイスは、選択されたプログラムチャネルの識別子を識別し、プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表に基づいてプログラムチャネルのメディアファイル識別子を決定することができる。したがって、再生デバイスは、識別されたメディアファイル識別子を通信デバイスにおけるDMS機能モジュールに送信することができる。
【0055】
一実施形態において、プログラム再生要求メッセージは、HTTP要求で搬送されてもよい。例えば、再生デバイスは、プログラムチャネルのメディアファイル識別子を決定した後、対応表に基づいてプログラムチャネルのURLアドレスを決定し、このURLアドレスを搬送するHTTP要求を通信デバイスにおけるDMS機能モジュールに送信して、対応するメディアファイルにアクセスすることを要求してもよい。
【0056】
方法2:ユーザが、UEのアプリケーションを使用することによりプログラム再生要求メッセージを送信する。
【0057】
UEのアプリケーションは、DMCの機能を実現することができる。一例において、UEは、ユニバーサルプラグアンドプレイ(universal plug and play、UPNP)プロトコルを使用することにより同じネットワーク環境内の通信デバイス及び再生デバイスを探索してもよく、それにより、通信デバイス、再生デバイス、及びUEは、互いに通信することができる。
【0058】
DMS機能モジュールにより送信された対応表を受信した後、UEのアプリケーションは、図3に示すプログラムリストを表示することができ、この場合、ユーザは、プログラムリストを使用することにより、ユーザが視聴したいプログラムを選択することができる。UEのアプリケーションは、選択されたプログラムチャネルを識別し、選択されたプログラムチャネルの識別子に基づいて対応表からメディアファイル識別子を取得することができる。UEは、UPNPメッセージを使用することにより、メディアファイル識別子を搬送するプログラム再生要求メッセージを再生デバイスに送信することができ、再生デバイスは、プログラム再生要求メッセージを通信デバイスに送信することができる。
【0059】
一実施形態において、プログラム再生要求メッセージは、HTTP要求で搬送されてもよい。例えば、プログラム再生要求メッセージを受信した後、再生デバイスは、対応表からURLアドレスを取得することができる。代替的に、UEが、選択されたプログラムチャネルの識別子に基づいて対応表からURLアドレスを取得してもよい。UEは、UPNPメッセージを使用することによりURLアドレスを再生デバイスに送信することができる。再生デバイスは、URLアドレスを搬送するHTTP要求を通信デバイスにおけるDMS機能モジュールに送信して、対応するメディアファイルにアクセスすることを要求することができる。
【0060】
一般に、通信デバイスのストレージは限られているため、通信デバイスは、プログラムに対応する完全なメディアデータをローカルに記憶しないことを理解されたい。したがって、方法1及び方法2で提供されるメディアファイルは、空のファイルでもよく、換言すれば、特定のメディアデータを含まない。あるいは、メディアファイルは、仮想ファイルでもよく、メディアファイル名のみが存在し、実際のファイルはローカルに存在しない。メディアファイルは、メディアファイル識別子と1対1対応していてもよい。
【0061】
ステップ202:通信デバイスが、受信したメディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定する。
【0062】
通信デバイスは、対応表(表2)に基づいて、メディアファイル識別子に対応するターゲットプログラムチャネルを決定してもよい。DMS機能モジュールは、ターゲットプログラムチャネルの識別子をSTB機能モジュールに送信することができる。
【0063】
ステップ203:通信デバイスが、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにデータストリーム要求メッセージを送信する。
【0064】
本明細書におけるデータストリーム要求メッセージは、ターゲットチャネルの識別子を含み、データストリーム要求メッセージは、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを送信するようにIPTVプラットフォームに要求するために使用される。第2の伝送プロトコルは、IPTVプロトコルでもよく、IPTVプロトコルは、RTPプロトコル、RTSPプロトコル、IGMPプロトコルなどを含んでもよい。
【0065】
一例において、通信デバイスは、データストリーム要求メッセージにターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスをさらに追加し、データストリーム要求メッセージをIPTVプラットフォームに送信してもよい。データストリーム要求メッセージを受信した後、IPTVプラットフォームは、サーバアドレスに基づいてターゲットプログラムチャネルのサーバにアクセスし、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを取得し、データストリームを通信デバイスに送信することができる。ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを複数の通信デバイスが要求する場合があるため、IPTVプラットフォームは、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを要求する通信デバイスのリストを記憶してもよい。例えば、ターゲットプログラムチャネルの識別子を搬送するデータストリーム要求メッセージを受信した後、IPTVプラットフォームは、データストリーム要求メッセージを送信する通信デバイスのアイデンティティ情報を通信デバイスのリストに記憶し、通信デバイスのリスト内の各通信デバイスにデータストリームを送信してもよい。
【0066】
別の例において、データストリーム要求メッセージは、IGMPレポート(report)パケットでもよい。STB機能モジュールは、IGMPレポートパケットをIPTVプラットフォームに送信することができる。IGMPプロトコルでは、サーバアドレスはマルチキャストグループを識別することができる。マルチキャストグループ内のメンバは、マルチキャストデータストリームを受信することができ、マルチキャストグループ内のメンバ以外のデバイスは、マルチキャストデータストリームを受信することができない。したがって、通信デバイスは、対応表に基づいてターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスを決定し、ターゲットプログラムチャネルの識別子及びサーバアドレスをレポートパケットに追加することができる。レポートパケットを受信した後、IPTVプラットフォームは、通信デバイスのアイデンティティ情報をマルチキャストグループ内のメンバに追加し、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを通信デバイスにプッシュすることができる。
【0067】
ステップ204:通信デバイスが、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにより送信されたデータストリームを受信する。
【0068】
ステップ205:通信デバイスが、第1の伝送プロトコルを使用することにより、データストリームを再生のために再生デバイスに送信する。
【0069】
一実施形態において、IPTVプラットフォームにより送信されたデータストリームを受信した後、STB機能モジュールは、STB機能モジュールとターゲットプログラムチャネルのメディアファイルとの間のパイプ(pipe)を確立し、そのパイプにデータストリームを送信することができる。パイプの書き込み端は、STB機能モジュールがパイプに接続されている側であり、パイプの読み取り端は、パイプがメディアファイルに接続されている側である。
【0070】
IPTVプラットフォームにより送信されたデータストリームを受信した後、通信デバイスは、データストリームをパイプの書き込み端に書き込む。DMS機能モジュールは、パイプの読み取り端からデータストリームを読み取り、第1の伝送プロトコルを使用することにより、データストリームを再生のために再生デバイスに送信することができる。
【0071】
一例において、再生デバイスは、データストリームを復号及び再生することができる。DLNAプロトコルをサポートする再生デバイスは復号機能を有することを理解されたい。
【0072】
別の例において、通信デバイスが、データストリームを復号し、第1の伝送プロトコルを使用することにより再生デバイスに復号した後に得られたデータを送信してもよい。本明細書における再生デバイスは、復号機能を有さない場合がある。
【0073】
この解決策に基づき、通信デバイスを使用することにより、ゲートウェイの機能及びIPTVプラットフォームにアクセスする機能を実現することができるため、ユーザは、STB端末を別個に申し込む必要がなく、それにより、IPTV事業者のコスト、及びユーザによりIPTVサービスに加入し及び維持するためのコストを削減することができる。
【0074】
本出願の実施形態において、再生デバイス上で再生されるプログラムは、さらにクローズされ得る。図4は、本出願の一実施形態における、デバイス相互作用の観点から示された、再生されているプログラムをクローズするための例示的なフローチャートである。この方法は、以下のステップを含むことができる。
【0075】
ステップ401:通信デバイスが、第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラムクローズ命令メッセージを受信する。
【0076】
本明細書におけるプログラムクローズ命令メッセージは、クローズされる必要があるターゲットプログラムチャネルに関連づけられたメディアファイル識別子を含むことができる。メディアファイル識別子及び第1の伝送プロトコルについては、前述の方法の実施形態における関連する説明を参照する。詳細はここで再度説明されない。
【0077】
本出願のこの実施形態において、プログラムクローズ命令メッセージは、以下の2つの方式で送信されてもよい。
【0078】
方法1:ユーザが、再生デバイスを使用することによりプログラムクローズ命令メッセージを送信する。
【0079】
本明細書における再生デバイスは、DMCの関連機能と統合されてもよい。
【0080】
一例において、ユーザは、リモートコントロール上のクローズキーを使用することにより、再生されているターゲットプログラムチャネルをクローズすることができる。この場合、リモートコントロールは、対応する無線周波数信号を再生デバイスに送信することができる。再生デバイスは、ターゲットプログラムチャネルのメディアファイル識別子及び/又はターゲットプログラムチャネルの識別子を識別し、メディアファイル識別子及び/又はターゲットプログラムチャネルの識別子をプログラムクローズ命令メッセージに追加し、第1の伝送プロトコルを使用することによりプログラムクローズ命令メッセージを通信デバイスに送信することができる。再生デバイスは、さらに、無線周波数信号に基づいて電源オフされてもよい。
【0081】
方式2:ユーザが、UEのアプリケーションを使用することによりプログラムクローズ命令メッセージを送信する。
【0082】
UEのアプリケーションは、DMCの機能を実現することができる。ユーザが、ステップ201からステップ205を通じて選択されたプログラムを再生した後、再生されているプログラムは、図5に示すように、UEに表示されてもよい。ユーザは、インターフェース内で、再生されているプログラムをクローズする。例えば、ユーザは、クローズキーを使用することにより、再生されているプログラムをクローズしてもよく、あるいは、ユーザは、再生されているプログラム上でダブルタップし又はスライド操作を実行して、プログラムをクローズしてもよい。これは、本出願において具体的に限定されない。UEは、プログラムのメディアファイル識別子を識別することができ、したがって、UEは、UPNPメッセージを使用することにより、メディアファイル識別子を搬送するプログラムクローズ命令メッセージを通信デバイスにおけるDMS機能モジュールに送信することができる。
【0083】
ステップ402:メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定する。
【0084】
本明細書における通信デバイスは、プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表に基づいて、メディアファイル識別子に対応するターゲットプログラムチャネルを決定することができる。通信デバイスは、さらに、対応表に基づいてターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスを決定することができる。
【0085】
ステップ403:通信デバイスが、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにプログラムクローズ要求メッセージを送信する。
【0086】
通信デバイスは、プログラムクローズ要求メッセージにターゲットプログラムチャネルの識別子を追加し、プログラムクローズ要求メッセージをIPTVプラットフォームに送信することができる。プログラムクローズ要求メッセージを受信した後、IPTVプラットフォームは、通信デバイスのアイデンティティ情報を、ターゲットプログラムチャネルの通信デバイスのリストから削除することができる。この場合、IPTVプラットフォームは、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを通信デバイスにもはや送信しなくなる。
【0087】
一例において、プログラムクローズ要求メッセージは、IGMPリーブ(leave)パケットでもよい。STB機能モジュールは、ターゲットプログラムチャネルの識別子及びターゲットプログラムチャネルのサーバアドレスをリーブパケットに追加することができる。STB機能モジュールにより送信されたIGMPリーブパケットを受信した後、IPTVプラットフォームは、通信デバイスのアイデンティティ情報を、サーバアドレスにより識別されたマルチキャストグループから削除することができ、それにより、IPTVプラットフォームは、ターゲットプログラムチャネルのデータストリームを通信デバイスにもはや送信しなくなる。
【0088】
通信デバイスにおけるSTB機能モジュールは、STB機能モジュールとターゲットプログラムチャネルのメディアファイルとの間のパイプの書き込み端へのデータストリームの送信を停止することもでき、DMS機能モジュールは、パイプの読み取り端からのデータストリームの読み取りを停止することができる。
【0089】
前述では、本出願の実施形態におけるプログラム再生方法について、図1図5を参照して詳細に説明している。以下では、本出願の実施形態におけるプログラム再生装置について、図6及び図7を参照して詳細に説明する。
【0090】
プログラム再生装置600は、1つ以上のプロセッサ601を含み、1つ以上のプロセッサ601は、図2又は図4に示す実施形態における方法を実施することができる。
【0091】
可能な一設計において、プログラム再生装置600は、メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定するように構成された手段(means)を含む。メディアファイル識別子及びターゲットプログラムチャネルについては、前述の方法の実施形態における関連する説明を参照する。例えば、ターゲットプログラムチャネルは、1つ以上のプロセッサを使用することにより決定されてもよい。任意で、プロセッサ601は、図2又は図4に示す実施形態における方法を実施することに加えて、別の機能を実施してもよい。
【0092】
任意で、一設計において、プロセッサ601は命令603を実行してもよく、それにより、プログラム再生装置600は、前述の方法の実施形態で説明された方法を実行する。命令の全部又は一部がプロセッサに記憶されてもよく、あるいはプロセッサに結合されたメモリ602に記憶されてもよい。
【0093】
別の可能な設計において、プログラム再生装置600は回路をさらに含んでもよく、回路は前述の方法の実施形態における機能を実施してもよい。
【0094】
さらに別の可能な設計において、プログラム再生装置600は、1つ以上のメモリ602を含んでもよい。1つ以上のメモリ602は命令604を記憶し、命令はプロセッサ上で実行することができ、それにより、プログラム再生装置600は前述の方法の実施形態で説明された方法を実行する。任意で、メモリはデータをさらに記憶してもよい。任意で、プロセッサが命令及び/又はデータを記憶してもよい。例えば、1つ以上のメモリ602は、前述の実施形態で説明したチャネル情リストを記憶してもよい。プロセッサとメモリは別個に配置されてもよく、あるいは一緒に統合されてもよい。
【0095】
さらに別の可能な設計において、プログラム再生装置600は、トランシーバユニット605とアンテナ606をさらに含んでもよい。プロセッサ601は、処理ユニットと呼ばれることもあり、プログラム再生装置を制御する。トランシーバユニット605は、トランシーバ、トランシーバ回路などと呼ばれることもあり、アンテナ606を使用することによりプログラム再生装置のトランシーバ機能を実施するように構成される。
【0096】
可能な一実装において、図7に示すプログラム再生装置700が、前述の方法の実施形態における通信デバイスとして使用され、前述の方法の実施形態における通信デバイスにより実行されるステップを実行してもよい。図7に示すように、プログラム再生装置700は処理ユニット701と通信ユニット702を含んでもよく、処理ユニット701と通信ユニット702は相互に結合される。処理ユニット701は、前述の方法の実施形態における処理動作を実行する際にプログラム再生装置700をサポートするように構成され得る。
【0097】
前述の方法の実施形態におけるプログラム再生装置により実行されるアクションが実行されるとき、通信ユニット702は、第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラム再生要求メッセージを受信するように構成されてもよく、あるいは、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにデータストリーム要求メッセージを送信するように構成されてもよく、あるいは、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにより送信されたデータストリームを受信し、第1の伝送プロトコルを使用することにより、データストリームを再生のために再生デバイスに送信するように構成されてもよい。第1の伝送プロトコル及び第2の伝送プロトコルについては、前述の方法の実施形態における関連する説明を参照する。
【0098】
処理ユニット701は、メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定するように構成されてもよい。
【0099】
一設計において、通信ユニット702は、さらに、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにより送信されたチャネル情報リストを受信するように構成されてもよい。チャネル情報リストについては、前述の方法の実施形態における関連する説明を参照する。
【0100】
処理ユニット701は、さらに、チャネル情報リスト内の各プログラムチャネルの識別子のためのメディアファイル識別子を追加し、各プログラムチャネルの識別子とメディアファイル識別子との間の対応表を記憶するように構成されてもよい。チャネル情報リストについては、前述の方法の実施形態における関連する説明を参照する。
【0101】
一設計において、通信ユニット702は、さらに、第1の伝送プロトコルを使用することにより送信されたプログラムクローズ命令メッセージを受信するように構成されてもよく、あるいは、第2の伝送プロトコルを使用することによりIPTVプラットフォームにプログラムクローズ要求メッセージを送信するように構成されてもよい。プログラムクローズ命令メッセージ及びプログラムクローズ要求メッセージについては、前述の方法の実施形態における関連する説明を参照する。
【0102】
処理ユニット701は、さらに、メディアファイル識別子に基づいて対応するターゲットプログラムチャネルを決定するように構成されてもよい。
【0103】
図7のユニットの1つ以上が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実装されてもよい。ソフトウェア又はファームウェアは、これらに限られないがコンピュータプログラム命令又はコードを含み、ハードウェアプロセッサにより実行されてもよい。ハードウェアは、これらに限られないが、中央処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特定用途向け集積回路(ASIC)などの様々な集積回路を含む。
【0104】
本出願の実施形態におけるプロセッサは集積回路チップでもよく、信号処理能力を有することに留意されたい。一実装プロセスにおいて、前述の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア統合論理回路又はソフトウェアの形態の命令を使用することにより完了されてもよい。前述のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)若しくは別のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェアコンポーネントでもよい。本出願の実施形態で開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図は、実施又は実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよく、あるいは、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどでもよい。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアデコードプロセッサにより直接実行され、完了されてもよく、あるいはデコードプロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することにより実行され、完了されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該分野において成熟した記憶媒体に配置されてもよい。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法におけるステップを完了する。
【0105】
本出願の実施形態において、メモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリでもよく、あるいは揮発性メモリと不揮発性メモリの双方を含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読取専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリでもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)でもよい。限定的でなく例示的な説明により、多くの形式のRAMが使用されてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)である。システム内のメモリ及び本明細書に記載される方法は、これらのメモリ及び別の適切なタイプの任意のメモリを含むことを目的としているが、それに限定されないことに留意されたい。
【0106】
本出願の一実施形態は、コンピュータ読取可能媒体をさらに提供する。コンピュータ読取可能媒体はコンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムがコンピュータにより実行されると、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおけるプログラム再生方法が実施される。
【0107】
本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータにより実行されると、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおけるプログラム再生方法が実施される。
【0108】
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを使用することにより実施することができる。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態の全部又は一部がコンピュータプログラム製品の形態で実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がコンピュータにロードされ、実行されると、本出願の実施形態に従った手順又は機能が完全に又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は別のプログラマブル装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよく、あるいはコンピュータ読取可能記憶媒体から別のコンピュータ読取可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))又は無線(例えば、赤外線、ラジオ、マイクロ波)方式で送信されてもよい。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は、1つ以上の使用可能な媒体を統合したサーバ又はデータセンターなどのデータストレージデバイスでもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))等でもよい。
【0109】
本出願の一実施形態は、プロセッサとインターフェースとを含むプログラム再生装置をさらに提供する。プロセッサは、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおけるプログラム再生方法を実行するように構成される。
【0110】
プログラム再生装置はチップでもよいことを理解されたい。プロセッサは、ハードウェアにより実現されてもよく、あるいはソフトウェアにより実現されてもよい。プロセッサがハードウェアにより実現されるとき、プロセッサは論理回路、集積回路などでもよい。プロセッサがソフトウェアにより実現されるとき、プロセッサは汎用プロセッサでもよい。汎用プロセッサは、メモリに記憶されたソフトウェアコードを読み込むことにより実施される。メモリは、プロセッサに統合されてもよく、あるいはプロセッサの外部に配置され、独立して存在してもよい。
【0111】
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、あるいはソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
【0112】
前述の説明は本出願の特定の実装にすぎず、本出願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本出願で開示される技術的範囲内で当業者により容易に把握されるバリエーション又は置き換えは、本出願の保護範囲に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7