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特許7474354潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュール
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-16
(45)【発行日】2024-04-24
(54)【発明の名称】潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュール
(51)【国際特許分類】
   A61M 3/02 20060101AFI20240417BHJP
【FI】
A61M3/02 110
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022568447
(86)(22)【出願日】2021-04-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-19
(86)【国際出願番号】 KR2021005351
(87)【国際公開番号】W WO2021230539
(87)【国際公開日】2021-11-18
【審査請求日】2022-11-09
(31)【優先権主張番号】10-2020-0057101
(32)【優先日】2020-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517158016
【氏名又は名称】株式会社ウェットトラスト
【氏名又は名称原語表記】WETTRUST Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】(Geumgok-dong,Kolon theprau Apt.)#401,27,Jeongjail-ro,Bundang-gu,Seongnam-si,Gyeonggi-do,13616,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】パン ジファン
【審査官】竹下 晋司
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2019-0009509(KR,A)
【文献】登録実用新案第3150701(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
長く形成されて内部に機能性溶液が収容されて前端に前記機能性溶液の排出される排出口が形成され、長手方向による一側外面の少なくとも一部に第1結合部が形成される注入ユニット;及び
内部に収容空間を持って一側に形成された開放口を通じて前記注入ユニットの少なくとも一部が挿入されるカバー部、前記収容空間内部で前記開放口に向かって突出形成されて前記排出口に挿入される遮断部及び前記カバー部の内面で少なくとも一部に備えられて前記第1結合部と結合して前記注入ユニットと前記カバー部を固定する第2結合部を含むカバーユニット;を含み、
前記第1結合部と前記第2結合部は前記遮断部が前記排出口に挿入されて遮断した状態で結合する第1形態、及び前記カバー部が前記注入ユニットで一定の長さスライディングして前記排出口が開放された状態で結合される第2形態の中でいずれか一つで相互結合され、
前記第1結合部または前記第2結合部の中でいずれか一つは突出形成され、残り一つは突出された形状に対応する溝形態で形成され、
前記突出された形状の高さは前記溝形態の深さより相対的に大きく形成され、前記カバー部の内面と前記注入ユニットの外面が既設定された長さの分離隔されて空間が形成され、
前記第2形態で前記排出口を通じて前記機能性溶液が前記形成された空間に排出されて前記注入ユニットの外面にコーティングされることを特徴とする機能性溶液注入モジュール。
【請求項2】
前記第1結合部は前記注入ユニットの外面で周りに沿って突出形成され、
前記第2結合部は前記カバー部の内面に周りに沿って陷沒形成されて前記第1結合部が挿入される、請求項に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項3】
前記第1結合部は前記注入ユニットの長手方向に沿って離隔された一対の第1突起と第2突起とを含み、
前記第2結合部は一対で前記カバーユニットの長手方向に沿って前記第1結合部と同一の長さの分離隔された第1溝及び第2溝を含むことを特徴とする、請求項に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項4】
前記第1形態は前記第1溝に前記第1突起が結合されて前記第2溝に前記第2突起が結合され、
前記第2形態は前記第1溝に前記第2突起が結合される状態であることを特徴とする、請求項に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項5】
前記遮断部は、
前記排出口の大きさに対応する外径を持ち、前記第1突起と前記第2突起の離隔距離より相対的に小さく突出形成される、請求項に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項6】
前記遮断部は、
前記第1突起と前記第2突起の離隔距離より相対的に短く形成され、前記排出口の大きさに対応する外径の遮断領域及び前記遮断領域で延長されて突出形成されて相対的に小さい直径の補助領域を含む、請求項に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項7】
前記第1結合部または前記第2結合部の中で少なくとも一つは複数個で構成されて長手方向に沿って離隔配置され、少なくとも一部が結合される、請求項1に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項8】
前記注入ユニットは、
長く形成されて内部に機能性溶液を収容して前端に前記排出口が形成されて後端が開口された本体;及び
前記本体の後端を通じて内部に挿入されて長手方向にスライディングして前記機能性溶液を排出させるピストン;
を含む、請求項1に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項9】
前記突出された形状はネジ山形態で形成され、前記溝形態はこれに対応して噛み合わせられるように形成される、請求項1に記載の機能性溶液注入モジュール。
【請求項10】
前記第1結合部は前記注入ユニットの長手方向に沿って外面の一部領域で突出形成され、
前記第2結合部は前記第1結合部に対応して前記カバーユニットの内面で突出形成されることを特徴とする、請求項に記載の機能性溶液注入モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールに係り、内部に機能性溶液が収容された注入ユニットの使用前に簡単に潤滑コーティングをして容易に使用することができる潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュール、この使用方法及びこれを含むパッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、最近は多様な目的で人体内に様々な液体を注入する場合が多い。
【0003】
例えば、女性の性器を洗浄するための洗滌液を性器内に投与したり、避妊のための避姙薬液を投与する場合、または、いぼ痔、性病などいずれかの治療のための薬液投与及び性交時の滑剤投与など、その活用様態は非常に多様である。
【0004】
この時、人体の性器及び肛門などいずれかの内側は粘膜が露出される部分であって、外部の刺激にとても敏感で、粘膜が損傷されたり汚染されやすい。したがって、前記並べられた多くの液体を投与するためには細心の注意を払う必要がある。
【0005】
従来は前記液体を手作業で直接投与する不便さを改善するために、体内に液体を投与することができる器具が考案された。このような液体投与器具は、衛生上の問題及び洗浄の難しさのため、使い捨てで製作される場合が多く、これによって内部に液体が予め収容された状態で市販されている。
【0006】
ただし、使用者が人体内に液体を投与する場合、人体内部に挿入して投入しなければならず、この時、人体内部に挿入時の摩擦による苦痛が発生する問題点がある。
【0007】
したがって、このような問題点を解決することができる新しい方案が必要になった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の技術的課題は、背景技術で言及した問題点を解決するためのもので、機能性溶液が収容された注入ユニットを人体に挿入する前にカバーユニットの一部を開放してコーティング空間を形成した後、注入ユニットの外面に機能性溶液を塗布して潤滑コーティングすることで、挿入を容易にする潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュール、この使用方法及びこれを含むパッケージを提供することである。
【0009】
本発明が成そうとする技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないまた他の技術的課題は、以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
技術的課題を解決するために案出された本発明による機能性溶液注入モジュールは、長く形成されて内部に機能性溶液が収容されて、前端に前記機能性溶液が排出される排出口が形成され、長手方向による一側外面の少なくとも一部に第1結合部が形成される注入ユニット及び内部に収容空間を持って一側に形成された開放口を通じて前記注入ユニットの少なくとも一部が挿入されるカバー部、前記収容空間内部で前記開放口に向かって突出形成されて前記排出口に挿入される遮断部及び前記カバー部の内面で少なくとも一部に備えられて前記第1結合部と結合し、前記注入ユニットと前記カバー部を固定する第2結合部を含むカバーユニットを含み、前記第1結合部と前記第2結合部は前記遮断部が前記排出口に挿入されて遮断した状態で結合する第1形態及び前記カバー部が前記注入ユニットで一定の長さでスライディングして前記排出口が開放された状態で結合される第2形態の中でいずれか一つで相互結合され、前記第2形態で前記排出口を通じて前記機能性溶液が前記収容空間内部に排出されて前記注入ユニットの外面にコーティングされることを特徴とする。
【0011】
また、前記第1結合部または前記第2結合部の中でいずれか一つは突出形成され、残り一つは突出された形状に対応する溝形態で形成されることを特徴とすることができる。
【0012】
また、前記第1結合部は前記注入ユニットの外面で周りに沿って突出形成され、前記第2結合部は前記カバー部の内面に周りに沿って陷沒形成されて前記第1結合部が挿入されることができる。
【0013】
また、前記第1結合部の突出された高さは前記第2結合部の陷沒された深さより相対的に大きく形成され、前記カバー部の内面と前記注入ユニットの外面が既設定された長さ位離隔されることができる。
【0014】
また、前記第1結合部は前記注入ユニットの長手方向に沿って離隔された一対の第1突起と第2突起を含み、前記第2結合部は一対で前記カバーユニットの長手方向に沿って前記第1結合部と同一の長さ位離隔された第1溝及び第2溝を含むことを特徴とすることができる。
【0015】
また、前記第1形態は前記第1溝に前記第1突起が結合されて前記第2溝に前記第2突起が結合され、前記第2形態は前記第1溝に前記第2突起が結合される状態であることを特徴とすることができる。
【0016】
また、前記遮断部は前記排出口の大きさに対応する外径を持ち、前記第1突起と前記第2突起の離隔距離より相対的に小さく突出形成されることができる。
【0017】
また、前記遮断部は前記第1突起と前記第2突起の離隔距離より相対的に短く形成され、前記排出口の大きさに対応する外径の遮断領域及び前記遮断領域で延長されて突出形成され、相対的に小さい直径の補助領域を含むことができる。
【0018】
また、前記第1結合部または前記第2結合部の中で少なくとも一つは複数個で構成されて長手方向に沿って離隔配置されて少なくとも一部が結合されることができる。
【0019】
また、前記注入ユニットは長く形成されて内部に機能性溶液を収容し、前端に前記排出口が形成されて後端が開口された本体及び前記本体の後端を通じて内部に挿入され、長手方向にスライディングして前記機能性溶液を排出させるピストンを含むことができる。
【0020】
また、前記第1結合部または前記第2結合部の中で少なくともいずれか一つはネジ山形態で形成され、残り一つはこれに対応して噛み合わせられるように形成されることを特徴とすることができる。
【0021】
また、前記第1結合部は前記注入ユニットの長手方向に沿って外面の一部領域で突出形成され、前記第2結合部は前記第1結合部に対応して前記カバーユニットの内面で突出形成されてもよい。
【発明の効果】
【0022】
本発明による潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールによると、別途特別な器具なしに注入ユニットを密閉しているカバーユニットをスライディングさせて結合形態を変形することで、カバーユニットの結合状態を維持したまま排出口を通じて機能性溶液を収容空間内部に排出することで注入ユニットの外面に機能性溶液のコーティングが容易に行われる利点がある。
【0023】
このような本発明による効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないまた他の効果は請求範囲の記載から当業者に明確に理解されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明による潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールの構成を概略的に示す図面である。
図2】本発明による潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールの内部を示す図面である。
図3図2の潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールでカバーユニットをスライディングしてコーティング空間と注入ユニット内部を連通させた状態を示す図面である。
図4図3の潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールで注入ユニットの前端部にコーティング液がコーティングされた状態を示す図面である。
図5図1の潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールでカバーユニットと注入ユニットが分離される状態を示す図面である。
図6図1の潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールでカバーユニットと注入ユニットの詳細な結合構造を示す図面である。
図7図1の機能性溶液注入モジュールでカバーユニットの変形された形態を示す図面である。
図8図1の機能性溶液注入モジュールで注入ユニットの直径が減少する形態を示す図面である。
図9図1の機能性溶液注入モジュールで、注入ユニットにカバーユニットが結合された状態で均一な直径を持つように形成された図面である。
図10図1の機能性溶液注入モジュールで第1結合部と第2結合部の形態が変形された状態を示す図面である。
図11図1の機能性溶液注入モジュールで、第1結合部と第2結合部がねじ形態で形成された状態を示す図面である。
図12図11の機能性溶液注入モジュールでカバーユニットが分離される状態を示す図面である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明すれば次のとおりである。ただし、本発明を説明するにあたって、既に公知された機能あるいは構成に対する説明は、本発明の要旨を明確にさせるために省略する。
【0026】
同時に、本発明を説明するにあたって、前方・後方または上側/下側のように方向を指す用語は当業者が本発明を明確に理解できるように記載されたものとして、相対的な方向を指すものであるため、これによって権利範囲が制限されないと言える。
【0027】
先ず、図1ないし図5を参照して本発明による潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュール、この使用方法及びこれを含むパッケージの一実施例の構成について詳しく説明する。
【0028】
図1は本発明による潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールの構成を概略的に示す図面で、図2は本発明による潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールの内部を示す図面である。
【0029】
そして、図3図2の潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールでカバーユニットをスライディングしてコーティング空間と注入ユニット内部を連通させた状態を示す図面で、図4図3の潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールで注入ユニットの前端部にコーティング液がコーティングされた状態を示す図面で、図5図1の潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールでカバーユニットと注入ユニットが分離される状態を示す図面である。
【0030】
図面に示すように、本発明による潤滑コーティング用カバーユニットが備えられた機能性溶液注入モジュールについて見ると、大きく注入ユニット100及びカバーユニット200を含む。
【0031】
前記注入ユニット100は、一般的な注射器の形態で内部に機能性溶液10が充填されて使用者の操作によって機能性溶液10を選択的に噴出することができる。
【0032】
具体的に、前記注入ユニット100は長く形成されて内部に機能性溶液10が収容可能な空間を持ち、前端に前記機能性溶液10が排出される排出口112が形成される。本実施例において、前記注入ユニット100は大きく本体110とピストン120を含む。この時、前記機能性溶液10は使用者の体内に注入される液体で、一般的に潤滑剤や清潔剤または薬液などが使われ、人体に無害な形態からなることができる。
【0033】
前記本体110は体内に挿入されることができるように長く形成され、内部には液体を収容可能な空間が形成される。そして、本体110の前端には内部に収容された液体が噴射されることができるように排出口112が形成され、本体110の後端は開口されて前記ピストン120が挿入されるように構成される。
【0034】
本実施例の場合、本体110は前後方向に長く、全体的に曲線型で形成され、横断面は円形を持つように形成される。したがって、体内に挿入する時使用者の痛みを誘発させない。また、本体110の後端は横方向の断面積が段々大きくなるように形成されてピストン120が容易に挿入されるようにすることができる。
【0035】
そして、本実施例において本体110は長手方向に沿う一側外面の少なくとも一部に別途第1結合部114が形成される。
【0036】
前記第1結合部114は後述する第2結合部220と結合し、前記注入ユニット100と前記カバーユニット200が結合状態を維持できるようにする。この時、前記第1結合部114は前記第2結合部220と結合する際、第1形態または第2形態に結合され、これについては後述する。
【0037】
本実施例において、前記第1結合部114は突起の形態で前記本体110の外面に突出形成され、周りに沿って少なくとも一部に形成される。そして、後述する前記カバーユニット200に形成された前記第2結合部220と結合される。この時、前記第1結合部114は複数の少なくとも一つ以上の突起形態で既設定された長さの分本体110の長手方向に沿って離隔されて配置される。
【0038】
具体的に、示されたように前記第1結合部114は前記本体110で周りに沿って突出形成された第1突起114a及び前記第1突起114aで既設定された間隔の分離隔されて形成された第2突起114bを含む。そして、後述する前記カバーユニット200が前記第1突起114aまたは前記第2突起114bの中で少なくともいずれか一つに結合され、結合された状態によって前記第1形態または前記第2形態になる。
【0039】
このように本発明による前記本体110は長く形成されて内部に収容された機能性溶液10が前方の前記排出口112を通じて排出されるように構成され、これと別に、周りに沿って外面に前記第1結合部114が形成される。
【0040】
一方、前記ピストン120は本体110の開口された後端を通じて前後移動できるように挿入される。すなわち、ピストン120を本体110の内部に挿入させた状態で前方に移動させる場合、前記本体110の内部に収容された前記機能性溶液10を押して前記排出口112を通じて噴射させるように構成される。
【0041】
本実施例の場合、図面に示されていないが、前記ピストン120の前端に別途シーリング部材(未図示)が備えられて前記ピストン120の前方移動によってシーリング部材を前方に押して移動させることができる。
【0042】
したがって、前記ピストン120は前端部が前記本体110の後端で挿入され、長手方向に沿ってスライディングして前記機能性溶液10を加圧して噴出させることができる。
【0043】
このように本発明による注入ユニット100は前記本体110と前記ピストン120が結合された注射器形態で形成され、前端に形成された前記排出口112を通じて収容空間に収容された前記機能性溶液10を選択的に排出することができる。そして、前記本体110の外面に形成された前記第1結合部114が形成されて後述する前記カバーユニット200と結合される。
【0044】
一方、前記カバーユニット200は前記注入ユニット100の少なくとも一部を包んで前方の前記排出口112を包む構成で、大きくカバー部230、遮断部210及び第2結合部220を含む。
【0045】
前記カバー部230は内部に収容空間を持ち、一側に形成された開放口を通じて前記注入ユニット100の少なくとも一部が挿入されて選択的に固定される。すなわち、前記カバー部230は前記収容空間内部に前記注入ユニット100の一部を挿入した状態で固定されて前記注入ユニット100を包むように構成される。
【0046】
具体的に前記カバー部230は長く形成されて前記本体110の周りより相対的に大きい内径を持ち、内部に収容空間が形成されて前記注入ユニット100の少なくとも一部を収容する。この時、示されたように前記本体110の周りより相対的に大きい内径を持つことで前記注入ユニット100が前記収容空間内部に挿入または外部に分離される場合干渉が発生せず安定的に前記本体110をくるむことができる。
【0047】
本実施例で示すように前記カバー部230はU字形態の断面を持ち、一側に形成された前記開放口を通じて前記本体110の前端部が前記収容空間の内部に挿入される。
【0048】
一方、前記遮断部210は前記カバー部230の内面で突出形成されて少なくとも一部が前記排出口112に挿入されて開閉を調節する。具体的に前記遮断部210は突起形態に形成されて前記収容空間内部で前記開放口に向かって突出形成される。
【0049】
これによって、前記開放口を通じて前記本体110が前記収容空間内部に一定深さ以上挿入される場合、前記遮断部210は前記排出口112の内部に挿入されて機能性溶液10の排出を遮断する。
【0050】
本実施例において前記遮断部210は前記排出口112の大きさに対応する外径を持ち、既設定された長さで突出形成される。この時、前記遮断部210は前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離より相対的に小さい長さで突出形成される。
【0051】
このように前記遮断部210は前記カバー部230内に前記本体110に挿入されることによって前記排出口112を遮断し、前記本体110の挿入の深さによって選択的に前記排出口112の開閉を調節することができる。
【0052】
一方、前記第2結合部220は上述した前記第1結合部114と締結される構成で少なくとも一つ以上が前記カバー部230の長手方向に沿って内部に形成される。具体的に、前記第2結合部220は前記カバー部230上で前記第1結合部114と結合する時、前記第1形態または前記第2形態の中でいずれか一つの形態で結合され、それぞれの形態によって前記カバー部230が前記注入ユニット100と結合されたまま前記排出口112を開放させることができる。
【0053】
この時、前記第1結合部114と前記第2結合部220はいずれか一つが突出された突起形態で形成され、残り一つは陷沒された溝形態で形成されて互いに噛み合わせられるように構成される。
【0054】
すなわち、前記第1結合部114と前記第2結合部220は突起と溝形態でそれぞれ形成され、いずれか一つが複数個で長手方向に沿って離隔形成されて結合される位置によって前記第1形態または前記第2形態の中でいずれか一つに結合される。
【0055】
本実施例において、前記第1結合部114は突出された突起形態で形成され、前記第2結合部220はこれに対応して前記第1結合部114が挿入される溝形態で形成される。ここで、前記第2結合部220は前記注入ユニット100の外面で周りに沿って突出形成され、前記第2結合部220は前記カバー部230の内面に周りに沿って陷沒形成されて前記第1結合部114の少なくとも一部が挿入される。
【0056】
この時、示されたように前記第1結合部114と前記第2結合部220はそれぞれ一対で構成されて前記カバーの長手方向に沿って既設定された長さで離隔配置され、それぞれの第1結合部114と前記第2結合部220が同時に結合される場合、前記カバーユニット200と前記注入ユニット100が第1形態で結合される。そして、前記第1結合部114と前記第2結合部220の一部が結合される場合、前記カバーユニット200と前記注入ユニット100が第2形態で結合される。
【0057】
ここで、前記第1結合部114と前記第2結合部220が一部だけ結合されて前記第2形態で結合される場合、前記カバーユニット200は前方に一部移動した状態で前記注入ユニット100と結合され、前記排出口112の開放された状態になる。
【0058】
すなわち、前記第2形態で前記カバーユニット200と前記注入ユニット100が結合される場合、前記収容空間内に前記注入ユニット100の前端部が前記排出口112を開放した形態で配置される。
【0059】
これによって、前記第2形態で使用者が前記排出口112を通じて前記機能性溶液10を前記収容空間内部に排出させる場合、前記カバーユニット200によって前記注入ユニット100の外面に前記機能性溶液10がコーティングされる。このような方式で前記注入ユニット100を使用する前に使用者の身体内への注入が容易であるように前記機能性溶液10を前記注入ユニット100の外面に塗布する。
【0060】
このように本発明による前記カバーユニット200は、前記カバー部230、前記遮断部210及び前記第2結合部220を含み、選択的に前記注入ユニット100と前記第1形態または前記第2形態の中でいずれか一つに結合され、前記第2形態で前記注入ユニット100の外面に前記機能性溶液10をコーティングすることができる。
【0061】
次いで、本発明による機能性溶液注入モジュールで前記第1結合部114と前記第2結合部220の構成についてより詳細に見ると次のとおりである。
【0062】
本発明において、前記第1結合部114は前記注入ユニット100の長手方向に沿って離隔された一対の第1突起114aと第2突起114bを含み、前記第2結合部220は一対で前記カバーユニット200の長手方向に沿って前記第1結合部114と同一の長さの分離隔された第1溝222及び第2溝224を含む。
【0063】
図示された図面をよく見ると、前記第1突起114aと前記第2突起114bは前記注入ユニット100の外面で周りに沿って少なくとも一部に形成され、一つ以上からなって放射形に突出される。この時、前記第1突起114aと前記第2突起114bは類似の形態で形成され、後述する前記第2結合部220と結合できるように構成される。
【0064】
本実施例において、前記第1突起114aと前記第2突起114bはリングの形態で前記注入ユニット100の周りに沿って突出形成され、既設定された距離の分相互離隔されて配置される。この時、前記第1突起114aと前記第2突起114bは同一の形状を持ち、周りに沿って外側に行くほど大きさ(厚さ)が小さくなる形態で形成される。この時、前記第1突起114aと前記第2突起114bは示されたのと違って、リングの形態ではなく放射形で複数個が周りに沿って突出されて離隔配置されることもできる。
【0065】
一方、前記第2結合部220は前記第1突起114aと前記第2突起114bに対応する前記第1溝222及び前記第2溝224を含む。前記第1溝222及び前記第2溝224は前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離に対応して相互離隔配置され、前記第1突起114aと前記第2突起114bの少なくとも一部が挿入されることができるように形成される。この時、前記第1溝222及び前記第2溝224は上述した前記第1突起114aと前記第2突起114bの形状に対応するように形成され、陥没された深さが前記第1突起114aと前記第2突起114bの突出された長さと同じであるか、相対的に小さく形成されることが好ましい。
【0066】
このように前記第2結合部220は前記第1溝222及び前記第2溝224を含み、それぞれ前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離に対応するように相互離隔配置される。そして、前記第1溝222及び前記第2溝224が離隔配置されることによって前記第1突起114aと前記第2突起114bがそれぞれ挿入結合されて前記第1形態または前記第2形態の中でいずれか一つで前記注入ユニット100と前記結合ユニットが結合される。
【0067】
上述したのと同様、本発明による前記第1結合部114と前記第2結合部220はそれぞれ前記カバーユニット200と前記注入ユニット100上に備えられて相互見合わせるように配置され、選択的に第1形態または第2形態の中でいずれか一つで相互結合される。
【0068】
ここで、前記第1形態は図2のように前記第1溝222に前記第1突起114aが結合されて前記第2溝224に前記第2突起114bが結合される状態であり、前記第2形態は図3のように前記第1溝222に前記第2突起114bが結合される状態である。
【0069】
そして、本発明による機能性溶液注入モジュールの未使用時、前記第1形態で前記カバーユニット200が前記注入ユニット100に結合されて前記遮断部210が前記排出口112に挿入されることで、前記機能性溶液10の排出を遮断し、前記機能性溶液注入モジュールの使用時、前記カバーユニット200の位置を操作して前記注入ユニット100と前記第2形態で結合させることで、前記排出口112が開放された状態で前記注入ユニット100の外面の中で前記カバーユニット200内に位置した領域に前記機能性溶液10を塗布することができる。
【0070】
以後、使用者が前記注入ユニット100から前記カバーユニット200を分離して前記注入ユニット100の外面に前記機能性溶液10の一部を塗布してポウキングされた状態で前記注入ユニット100を人体に挿入して使用する。
【0071】
このように本発明による前記機能性溶液注入モジュールは前記第1形態で密閉されて保管され、使用時に前記第2形態で操作して前記注入ユニット100の外面に前記機能性溶液10の一部を塗布してコーティングした後、前記カバーユニット200を分離して前記注入ユニット100を使用することで、人体に挿入時に接触による摩擦を最小化して容易に挿入することができる。
【0072】
さらに、本発明による前記遮断部210の構成について見ると次のとおりである。
【0073】
先ず、前記遮断部210は前記排出口112の大きさに対応する外径を持ち、前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離より相対的に小さく形成される。
【0074】
具体的に示された図面をよく見ると、前記カバーユニット200と前記注入ユニット100が前記第1形態で結合される場合、前記遮断部210は前記排出口112の内部に挿入され、前記第2形態で結合される場合、前記遮断部210が前記排出口112の外部に分離される。この時、前記遮断部210の突出の長さが前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離より長くなる場合、前記第2形態で前記遮断部210が前記排出口112と完全に分離されることができない。
【0075】
したがって、前記遮断部210は突出された長さが前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離より相対的に短く形成されることが望ましい。
【0076】
一方、本発明による前記遮断部210は上述したことと違って、別途の二重構造で構成されて相互外径の周りが相違になることもある。
【0077】
具体的に、前記遮断部210は前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離より相対的に短く形成される遮断領域及び前記遮断領域から延長されて前記排出口112を貫通して挿入される補助領域を含むことができる。
【0078】
前記遮断領域の場合、上述した実施例と類似に前記排出口112の大きさに対応する外径を持ち、突出された長さが前記第1突起114aと前記第2突起114bの離隔距離より短く形成される。そして、前記補助領域は前記遮断領域の端部から延長されて突出形成され、前記排出口112を貫いて挿入される。
【0079】
この時、前記補助領域は前記排出口112の大きさより相対的に小さい外径を持つように構成され、これによって前記遮断領域とともに多段でなることができる。
【0080】
これによって、前記第1形態では前記遮断領域と前記補助領域がいずれも前記排出口112を貫いて挿入されるが、前記第2形態では前記遮断領域は前記排出口112の外部に位置し、前記補助領域は少なくとも一部が前記排出口112の内部に貫いた状態になる。
【0081】
このような場合、前記補助領域が前記排出口112の内部に挿入されていることはあるが、相対的に小さい外径を持つことで前記排出口112の一部が開放されて前記収容空間内部に前記機能性溶液10を排出させることができる。
【0082】
このように前記遮断部210が前記遮断領域及び前記補助領域を含んで形成されることで、前記カバーユニット200と前記注入ユニット100が前記第2形態で結合されても前記遮断部210の一部が前記排出口112を貫いた状態で配置され、前記注入ユニット100上で前記カバーユニット200を支持することができる。
【0083】
次いで、図6を参照して本発明による前記第1結合部114と前記第2結合部220の細部的な構成について見ると次のとおりである。
【0084】
図6図1の潤滑コーティング用カバーユニット200が備えられた機能性溶液注入モジュールでカバーユニット200と注入ユニット100の細部的な結合構造を示す図面である。
【0085】
示された図面をよく見ると、前記注入ユニット100の外面には前記第1突起114a及び前記第2突起114bがそれぞれ突出形成されて周りに沿って配置され、前記カバーユニット200にはそれぞれ前記第1溝222及び前記第2溝224が形成されて前記注入ユニット100と第1形態で結合される。
【0086】
この時、前記第1結合部114である前記第1突起114aと前記第2突起114bの突出された高さが前記第2結合部220である前記第1溝222と前記第2溝224の陷沒された深さより相対的に大きく形成される。すなわち、前記第1結合部114が突起形態で形成されているが、溝形態の前記第2結合部220の内部に全体が挿入されて一部のみ挿入される形態で形成される。
【0087】
これによって、前記カバー部230の内面と前記注入ユニット100の外面が前記第1突起114aの突出長さと前記第1溝222の陷沒深さの差であるTぐらいの離隔距離を持つようになる。したがって、前記カバー部230の内面と前記注入ユニット100の外面が前記第1結合部114及び前記第2結合部220を除いては、実質的に接触せずに離隔されて相互摩擦やスリップが発生することを防ぐことができる。
【0088】
また、前記カバーユニット200と前記注入ユニット100の間に空間を形成することで、後で前記第2形態で結合されて前記排出口112を通じて排出される機能性溶液10が外部に漏れずに前記カバーユニット200内に形成された空間に塗布されることができる。
【0089】
本実施例において、前記第1結合部114が突出された突起形態で形成され、前記第2結合部220が陷沒された溝形態で形成されているが、これと逆に形成されることもできる。
【0090】
このように本発明による機能性溶液注入モジュールは前記第1結合部114及び前記第2結合部220がそれぞれ突起及び溝形態を持ち、突起が相対的に長く形成されて前記カバーユニット200と前記注入ユニット100の間にTぐらいの離隔距離を持つことで、相互接触を最小化して干渉を減らすと同時に、前記機能性溶液10が前記注入ユニット100の外面に塗布されることができる空間を形成する。
【0091】
ここで、前記機能性溶液注入モジュールは使用者が前記ピストン120を加圧することで前記本体110内部の圧力が増加して前記機能性溶液10が前記外部に排出されて前記排出口112が開放されることができる。すなわち、前記ピストン120の加圧を通じて別途前記カバーユニット200の操作なしに単純圧力で前記排出口112が開放され、これによって、前記第1形態から前記第2形態に前記カバーユニット200と前記注入ユニット100の結合状態が変更されることができる。
【0092】
次に、図7ないし図9を参照して本発明による機能性溶液注入モジュールの変形された形態について見ると次のとおりである。
【0093】
図7図1の機能性溶液注入モジュールでカバーユニット200の変形された形態を示す図面で、図8図1の機能性溶液注入モジュールで注入ユニット100の直径が減少する形態を示す図面で、図9図1の機能性溶液注入モジュールで、注入ユニットにカバーユニットが結合された状態で均一な直径を持つように形成された図面である。
【0094】
先ず、示された図面を見ると、前記カバーユニット200が変形された形態として、前記注入ユニット100の長さより相対的に短い長さを持ち、前記注入ユニット100の前端の一部のみを包む形態で形成される。
【0095】
具体的に、示された前記カバーユニット200は前記注入ユニット100の前端の一部のみを包み、これに対応して前記注入ユニット100は前端の周りに沿って前記第1結合部114が形成される。そして、前記カバーユニット200も前記第1結合部114の位置に対応して前記第2結合部220を持って形成される。
【0096】
これによって、前記カバーユニット200と前記注入ユニット100が前記第2形態で配置される場合、前記注入ユニット100の前端にのみ前記カバーユニット200によって前記収容空間が形成されて外面に機能性溶液10をコーティングすることができる。
【0097】
すなわち、本発明による前記カバーユニット200は前記注入ユニット100の長さにかかわらず、前記注入ユニット100の前端部を含んで前記収容空間が形成されることができるように構成され、前記第1結合部114と前記第2結合部220によって前記第1形態または前記第2形態に結合されることができれば多様な長さで構成されることができる。
【0098】
一方、図8をよく見ると、上述したことと違って、前記注入ユニット100の周りが相違に構成される。
【0099】
具体的に前記注入ユニット100は上述したことと違って、前端へ行くほど外径が減少する形態で形成されることができる。特に、前記カバーユニット200の内径が長手方向に沿って均一に形成される場合、本実施例のように前記注入ユニット100の前端部の外径が相対的に小さく形成されることで、前記カバーユニット200によって形成される前記収容空間が前記注入ユニット100の前端部に形成されることができる。
【0100】
したがって、示されたように前記注入ユニット100の前端部が前記カバーユニット200の内面と離隔されて前記収容空間を形成することで前記注入ユニット100の前端部に相対的に多量の前記機能性溶液10をコーティングすることができる。
【0101】
さらに、図9をよく見ると、基本的な形態は前記図7と類似であるが、前記注入ユニット100の中端部及び後端部の外径と前記カバーユニット200の外径が同一の形態で形成される。具体的に前記カバーユニット200が前記注入ユニット100の前端部の一部のみ包むように構成され、前記注入ユニット100の前端部は前記カバーユニット200の内径に対応して相対的に小さく形成されている。
【0102】
そして、前記カバーユニット200の外径が前記注入ユニット100の中端部の外径と同一であるか、類似に形成されて前記注入ユニット100に前記カバーユニット200の結合時に前記カバーユニット200が前記注入ユニット100と均一な周りを持つように形成される。
【0103】
すなわち、前記注入ユニット100の前端部が前記カバーユニット200の大きさ及び内径に対応して相対的に小さい外径を持つように形成されることで前記カバーユニット200が結合されても前記注入ユニット100の長手方向に沿って類似の大きさの外径を持ち前記カバーユニット200が連続して配置される。
【0104】
このように本発明による機能性溶液注入モジュールで前記カバーユニット200が前記注入ユニット100の前端部にのみ形成されたり、前記注入ユニット100の前端部外径が相対的に小さく形成されることで前記注入ユニット100の前端部に前記収容空間を形成して前記機能性溶液10を前記注入ユニット100の前端部にコーティングすることができる。
【0105】
次に、図10を参照して本発明による前記第1結合部114及び前記第2結合部220の変形された形態について見ると次のとおりである。
【0106】
図10図1の機能性溶液注入モジュールで第1結合部114と第2結合部220の形態が変形された状態を示す図面である。
【0107】
示された図面をよく見ると、前記第1結合部114は溝形態で形成され、前記第2結合部220が突起形態で形成されて前記カバーユニット200が前記注入ユニット100の外面に接触する形態で形成される。
【0108】
具体的に、前記第1結合部114は長手方向に沿って離隔されて一対がそれぞれ溝形態で陷沒形成されていて、前記第2結合部220は前記第1結合部114の形状に対応して一対が長手方向に沿って離隔されて突出形成される。
【0109】
この時、前記第1結合部と前記第2結合部220は図10の(a)のように、全て結合されて第1形態で配置され、使用時に前記カバーユニット200が前端部に一定距離移動しても10の(b)に示されたように前記第2結合部220の一部が前記第1結合部114の内部に挿入される。
【0110】
すなわち、図10に示されたように前記第1結合部114と前記第2結合部220は上述した第1実施例と違って、前記第1結合部114が溝形態で形成され、前記第2結合部220が突起形態で形成されて前記第1形態または前記第2形態で相互結合されることができる。
【0111】
このように本発明による機能性溶液注入モジュールで前記第1結合部114と前記第2結合部220は相互結合可能な形態で多様に形成されることができ、これによって前記カバーユニット200と前記注入ユニット100の結合及び結合形態の変更が容易であるように構成される。
【0112】
次いで、図11及び図12を参照して本発明による機能性溶液注入モジュールで第1結合部と第2結合部の変形された形態について見ると次のとおりである。
【0113】
図11図1の機能性溶液注入モジュールで、第1結合部と第2結合部がねじ形態で形成された状態を示す図面で、図12図11の機能性溶液注入モジュールからカバーユニットが分離される状態を示す図面である。
【0114】
示された図面をよく見ると、基本的な形態は上述した第1実施例と類似の構成を持つように形成されているが、前記第1結合部114及び前記第2結合部220の構成が相違する。
【0115】
具体的に、前記第1結合部114または前記第2結合部220の中で少なくともいずれか一つはネジ山の形態で形成され、残り一つはこれに対応して噛み合わせられるように構成される。そして、前記注入ユニット100と前記カバーユニット200の相対的回転を通じて前記カバーユニット200を前方に一定距離移動させることで前記第1形態または前記第2形態で結合形態を調節することができる。
【0116】
この時、前記第1結合部114がネジ山形態で形成される場合、前記本体110の外面に沿って形成され、前記第2結合部220がネジ山形態で形成される場合、前記カバーユニット200の内径に沿って形成されて結合されるように構成される。
【0117】
本実施例において、前記第1結合部114及び前記第2結合部220が全てネジ山形態で形成されて相互噛み合わせられるように構成され、前記カバーユニット200の回転度合いによって前記第1形態から前記第2形態に変更されたり、前記注入ユニット100から前記カバーユニット200が完全に分離される。
【0118】
勿論、これと違って、前記第1結合部114または前記第2結合部220の中でいずれか一つのみネジ山の形態で形成され、残り一つは単純溝や突起形態で形成されて前記ネジ山内に位置することで結合状態を維持するように構成されることもできる。
【0119】
このように前記第1結合部114及び前記第2結合部220が上述したように離隔配置された突起形態ではなく、ネジ山の形態で形成されることもでき、これによって前記カバーユニット200の相手回転を通じて簡単に前記第1形態または前記第2形態に変更することができ、外力によって意図せずに結合形態が変更されることを防ぐことができる。
【0120】
以上で説明したように、本発明の特定の実施例が説明されて示されたが、本発明は記載された実施例に限定されるものではなく、本発明の思想及び範囲を脱せずに多様に修正及び変形することができることはこの技術分野で通常の知識を有する者に自明なことである。したがって、そのような修正例または変形例は本発明の技術的思想や観点から個別的に理解されてはならず、変形された実施例は本発明の特許請求範囲に属するとすべきである。
【符号の説明】
【0121】
10: 機能性溶液
100:注入ユニット
110:本体
120:ピストン
200:カバーユニット
210:遮断部
220:第2結合部
230:カバー部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10(a)】
図10(b)】
図11
図12