特許7474577IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば自動車用空調装置などの熱交換サイクルに適用可能な伝熱二重管

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1には、熱交換サイクルに二重管構造を用いることが示され、かつ、内管の外周面または前記外管の内周面に螺旋状の溝部が形成されていることが示されているものの、それ以上の具体的な二重管の構造に関してはほとんど開示がなされていない。また、特許文献1の二重管は、直線状の直管材の構成が前提とされており、自動車用空調機などにおける曲げ加工が必要な部位での適用は想定されていない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一態様は、外管の内部に配置された内管の内側を流れる流体と、内管と外管の間を流れる流体との間の熱交換を行うための伝熱二重管に用いる内管であって、 該内管は、長手方向に直交する断面である横断面の断面形状が異なる第1領域及び第2領域を有しており、 第1領域は、当該第1領域の全長にわたり横断面の断面形状が実質的に同じであり、横断面において外方に突出する第1凸部・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

伝熱二重管用内管(以下、適宜、単に「内管」という。)は、凸部の数が異なる領域として第1領域と第2領域とを少なくとも備えている。そして、第1領域に設けられた凸部(第1凸部)の数は、第2領域の設けられた凸部(第2凸部)の数の方よりも少ない。そのため、外管と組み合わせた二重管状態において曲げ加工を行う場合、凸部の数が少ない第1領域の部分の方が、第2領域の部分よりも、曲げ加工に伴う流路面積の狭小化や圧力損失の増加が起こりにくい。

また、第1領域には複数の凸部が備わっているので、内管の内部及び内管と外管との間の流路において、適度な乱流を起こすことができる。そのため、平滑管を内管に設ける場合よりも、第1領域の部分を用いた方が熱交換性能の低下は抑制することができる。そのため、たとえば、第1領域の部分を曲げ部の少なくとも一部に適用することにより、その曲げ部における流路面積の狭小化を抑制し、かつ、曲げ部の熱交換性能の低下を抑制することができる。

また、第2領域は、第1領域よりも凸部の数が多い。そのため、たとえば直線部等においては、曲げ加工により変形等を考慮する必要がないため、最適な凸部数を選択して設計上最良の熱交換性能を目指すことができる。

このように、内管は、凹凸形状の部分を1種類だけでなく、少なくとも2種類の異なる形状の部分である、第1領域及び第2領域を長手方向にそれぞれ備えている。そのため、このような構造の内管と、別途準備した外管とを組み合わせた二重管は、最終的に加工される形状に合わせて、第1領域及び第2領域を所望の位置に配置することにより、従来よりも曲げ加工対応性や部分的な熱交換性能の向上を目指すことができ、結果的に総合的な熱交換性能の向上を図ることができる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施例1における、伝熱二重管用内管の第1領域及び第2領域の配置を示す説明図。
【図2】 実施例1における、第1領域の横断面形状を示す説明図(図1におけるA-A線矢視断面図)。
【図3】 実施例1における、第1領域の外観を示す図面代用写真。
【図4】 実施例1における、第2領域の横断面形状を示す説明図(図1におけるB-B線矢視断面図)。
【図5】 実施例1における、第2領域の外観を示す図面代用写真。
【図6】 実施例1における、内管と外管とを組み合わせた二重管にける第1領域部分の横断面形状を示す説明図。
【図7】 実施例1における、内管と外管とを組み合わせた二重管にける第2領域部分の横断面形状を示す説明図。
【図8】 実施例2における、伝熱二重管用内管の第1領域、第2領域及び第3領域の配置を示す説明図。
【図9】 実施例2における、第3領域の横断面形状を示す説明図(図8におけるC-C線矢視断面図)。
【図10】 実施例3における、内管成形装置を含むラインの一部を示す説明図。
【図11】 実施例3における、押圧ディスクの配置を軸方向から見た示す説明図。
【図12】 実施例3における、押圧ディスクの配置を径方向から見た示す説明図。
【図13】 内管の凹凸形状の別例を示す説明図。
【図14】 内管の凹凸形状のさらに別例を示す説明図。

代表図 図1本件の代表的な図

1 伝熱二重管 10 外管 2 伝熱二重管用内管 21 第1領域 211 第1凸部 22 第2領域 221 第2凸部 23 第3領域 5 内管成形装置 6 成形機構部 61 押圧ディスク 610 押圧面

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