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特許7474659画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-17
(45)【発行日】2024-04-25
(54)【発明の名称】画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20240418BHJP
   B41J 29/00 20060101ALI20240418BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240418BHJP
   G06F 21/31 20130101ALI20240418BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20240418BHJP
【FI】
B41J29/38 203
B41J29/00 Z
H04N1/00 838
H04N1/00 127B
G06F21/31
G06F3/12 322
G06F3/12 338
G06F3/12 359
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020139287
(22)【出願日】2020-08-20
(65)【公開番号】P2022035164
(43)【公開日】2022-03-04
【審査請求日】2023-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100168217
【弁理士】
【氏名又は名称】大村 和史
(72)【発明者】
【氏名】藤崎 樹也
【審査官】加藤 昌伸
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-005225(JP,A)
【文献】特開2008-134857(JP,A)
【文献】特開2006-231591(JP,A)
【文献】特開2004-064452(JP,A)
【文献】特開2012-096384(JP,A)
【文献】特開2012-198784(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/00 - 29/70
H04N 1/00
G06F 21/30 - 21/46
G06F 3/09 - 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ認証処理を行い、予め登録された登録ユーザについてログインを許可するユーザ認証機能を有する画像形成装置であって、
前記登録ユーザのそれぞれには、通知先が設定されており、
前記登録ユーザの印刷データを記憶する外部装置と通信するための通信部、
前記外部装置から送信される印刷データを受信する受信部、
前記登録ユーザがログイン中かどうかを検出する検出部
前記検出部で前記登録ユーザがログイン中であることが検出され、かつ、前記受信部でログイン中の当該登録ユーザの印刷データが受信されたとき、当該登録ユーザの印刷データに係る印刷画像を記録媒体に印刷する画像形成部、および
ログイン状態の登録ユーザが存在しない、かつ、印刷データが前記受信部で受信された場合、または、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、前記ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが前記受信部で受信された場合に、前記受信部で受信した印刷データに対応する登録ユーザの通知先に、当該印刷データに係る印刷画像が印刷されていない旨を通知する第1通知部を備える、画像形成装置。
【請求項2】
ユーザによる入力操作を受け付ける操作部を備え、
前記登録ユーザがログイン中であって、前記操作部で印刷データを受信するための所定の受信操作を受け付けたときに、当該登録ユーザに対応する印刷データのうち、未受信の印刷データが存在する場合に、当該登録ユーザの通知先に、未受信の印刷データが存在する旨を通知する第2通知部をさらに備える、請求項記載の画像形成装置。
【請求項3】
ユーザ認証処理を行い、予め登録された登録ユーザについてログインを許可するユーザ認証機能を有し、印刷画像を記録媒体に印刷する画像形成部を備える画像形成装置の制御プログラムであって、
前記登録ユーザのそれぞれには、通知先が設定されており、
前記画像形成装置のプロセッサを、
前記登録ユーザの印刷データを記憶する外部装置と通信するための通信部、
前記外部装置から送信される印刷データを受信する受信部、
前記登録ユーザがログイン中かどうかを検出する検出部
前記検出部で前記登録ユーザがログイン中であることが検出され、かつ、前記受信部でログイン中の当該登録ユーザの印刷データが受信されたとき、前記画像形成部に、当該登録ユーザの印刷データに係る印刷画像を記録媒体に印刷させる画像形成制御部、および
ログイン状態の登録ユーザが存在しない、かつ、印刷データが前記受信部で受信された場合、または、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、前記ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが前記受信部で受信された場合に、前記受信部で受信した印刷データに対応する登録ユーザの通知先に、当該印刷データに係る印刷画像が印刷されていない旨を通知する通知部として機能させる、制御プログラム。
【請求項4】
ユーザ認証処理を行い、通知先が設定された登録ユーザが予め登録され、前記登録ユーザについてログインを許可するユーザ認証機能を有し、印刷画像を記録媒体に印刷する画像形成部および登録ユーザの印刷データを記憶する外部装置と通信するための通信部を備える画像形成装置の制御方法であって、
前記外部装置から送信される印刷データを受信する受信ステップ、
前記登録ユーザがログイン中かどうかを検出する検出ステップ
前記検出ステップで前記登録ユーザがログイン中であることが検出され、かつ、前記受信ステップでログイン中の当該登録ユーザの印刷データが受信されたとき、前記画像形成部に、当該登録ユーザの印刷データに係る印刷画像を記録媒体に印刷させる画像形成制御ステップ、および
ログイン状態の登録ユーザが存在しない、かつ、印刷データが前記受信ステップで受信された場合、または、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、前記ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが前記受信ステップで受信された場合に、前記受信ステップで受信した印刷データに対応する登録ユーザの通知先に、当該印刷データに係る印刷画像が印刷されていない旨を通知する通知ステップを含む、制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、ユーザ認証機能を有する画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1に開示されている技術では、画像形成装置においてICカード等を用いたユーザ認証が行われた後、当該画像形成装置からサーバに印刷データの送信指示が送信され、送信指示を受けた情報処理装置から画像形成装置に対して印刷データが送信される。また、印刷データを受信した画像形成装置では、印刷データに従う画像が印刷される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-099714号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の背景技術では、登録ユーザがログアウトした後に、画像形成装置で印刷データが受信された場合であっても、印刷データに従う画像が印刷される。
【0005】
また、近年の画像形成装置では、セキュリティを確保するために、印刷データが受信されたことに応じて、登録ユーザのログイン状態の有無が検出される。
【0006】
登録ユーザのログイン状態が検出されない場合、印刷データに従う画像が印刷されない。
【0007】
しかしながら、従来技術の組み合わせでは、画像形成装置から情報処理装置に印刷データの送信指示が送信されてから、画像形成装置で印刷データが受信されるまでに、登録ユーザがログアウトし、別の登録ユーザがログインすることがある。
【0008】
この場合、登録ユーザのログイン状態が検出されるため、受信した印刷データに従う画像が印刷される。したがって、送信指示を送信した登録ユーザと異なる登録ユーザに、印刷物が持ち去られる可能性がある。このため、セキュリティの観点で問題がある。
【0009】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
【0010】
また、この他の発明の目的は、セキュリティを確保することができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
第1の実施例は、ユーザ認証処理を行い、予め登録された登録ユーザについてログインを許可するユーザ認証機能を有する画像形成装置であって、登録ユーザのそれぞれには、通知先が設定されており、登録ユーザの印刷データを記憶する外部装置と通信するための通信部、外部装置から送信される印刷データを受信する受信部、登録ユーザがログイン中かどうかを検出する検出部、検出部で登録ユーザがログイン中であることが検出され、かつ、受信部でログイン中の当該登録ユーザの印刷データが受信されたとき、当該登録ユーザの印刷データに係る印刷画像を記録媒体に印刷する画像形成部、および ログイン状態の登録ユーザが存在しない、かつ、印刷データが受信部で受信された場合、または、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが受信部で受信された場合に、受信部で受信した印刷データに対応する登録ユーザの通知先に、当該印刷データに係る印刷画像が印刷されていない旨を通知する第1通知部を備える、画像形成装置である
【0013】
第2の実施例は、第1の実施例に従属する画像形成装置であって、ユーザによる入力操作を受け付ける操作部を備え、登録ユーザがログイン中であって、操作部で印刷データを受信するための所定の受信操作を受け付けたときに、当該登録ユーザに対応する印刷データのうち、未受信の印刷データが存在する場合に、当該登録ユーザの通知先に、未受信の印刷データが存在する旨を通知する第2通知部をさらに備える。
【0014】
第3の実施例は、ユーザ認証処理を行い、予め登録された登録ユーザについてログインを許可するユーザ認証機能を有し、印刷画像を記録媒体に印刷する画像形成部を備える画像形成装置の制御プログラムであって、登録ユーザのそれぞれには、通知先が設定されており、画像形成装置のプロセッサを、登録ユーザの印刷データを記憶する外部装置と通信するための通信部、外部装置から送信される印刷データを受信する受信部、登録ユーザがログイン中かどうかを検出する検出部検出部で登録ユーザがログイン中であることが検出され、かつ、受信部でログイン中の当該登録ユーザの印刷データが受信されたとき、画像形成部に、当該登録ユーザの印刷データに係る印刷画像を記録媒体に印刷させる画像形成制御部、およびログイン状態の登録ユーザが存在しない、かつ、印刷データが受信部で受信された場合、または、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが受信部で受信された場合に、受信部で受信した印刷データに対応する登録ユーザの通知先に、当該印刷データに係る印刷画像が印刷されていない旨を通知する通知部として機能させる、制御プログラムである
【0015】
第4の実施例は、ユーザ認証処理を行い、通知先が設定された登録ユーザが予め登録され、登録ユーザについてログインを許可するユーザ認証機能を有し、印刷画像を記録媒体に印刷する画像形成部および登録ユーザの印刷データを記憶する外部装置と通信するための通信部を備える画像形成装置の制御方法であって、外部装置から送信される印刷データを受信する受信ステップ、登録ユーザがログイン中かどうかを検出する検出ステップ検出ステップで登録ユーザがログイン中であることが検出され、かつ、受信ステップでログイン中の当該登録ユーザの印刷データが受信されたとき、画像形成部に、当該登録ユーザの印刷データに係る印刷画像を記録媒体に印刷させる画像形成制御ステップ、およびログイン状態の登録ユーザが存在しない、かつ、印刷データが受信ステップで受信された場合、または、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが受信ステップで受信された場合に、受信ステップで受信した印刷データに対応する登録ユーザの通知先に、当該印刷データに係る印刷画像が印刷されていない旨を通知する通知ステップを含む、制御方法。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、セキュリティを確保することができる。
【0017】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は印刷システムの構成の一例を示す図である。
図2図2は画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。
図3図3は情報処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。
図4図4は画像形成装置のディスプレイに表示されるホーム画面の一例を示す図である。
図5図5は画像形成装置のディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。
図6図6は画像形成装置のRAMのメモリマップの一例を示す図である。
図7図7は画像形成装置のCPUの印刷処理の一例を示すフロー図である。
図8図8は第2実施例の画像形成装置のRAMのメモリマップの一例を示す図である。
図9図9は第2実施例の画像形成装置のCPUの印刷処理の一例の一部を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[第1実施例]
図1は、第1実施例の印刷システム10の構成の一例を示す図である。図1に示すように、印刷システム10は、画像形成装置12、情報処理装置14および複数のユーザ端末16を含む。
【0020】
画像形成装置12は、複写機能(コピー機能)、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機であるが、印刷装置(プリンタ)等の他の画像形成装置にも適用可能である。
【0021】
情報処理装置14は、汎用のサーバである。なお、サーバとして機能するのであれば、たとえば、複合機(MFP: Multifunction Peripheral)等の画像形成装置が用いられてもよい。
【0022】
ユーザ端末16は、携帯電話機(スマートフォンと呼ばれるものも含む)、携帯情報端末(PDA)等の通信端末、デスクトップPC、ノート(ラップトップ)PCおよびタブレットPC等である。
【0023】
また、ユーザ端末16は、少なくともCPU、外部と通信を行うための通信部および不揮発性メモリであるEEPROM等の記憶部を備える。
【0024】
通信部は、NIC(Network Interface Card)等の通信モジュールないしネットワーク18に有線または無線で接続するための通信回路を含み、CPUの指示により、ネットワーク18を介して通信を行う。一例として、通信部は、Ethernet(登録商標)等の通信規格に準拠した有線通信方式およびIEEE802.11等の通信規格に準拠した無線通信方式等に従ってデータの送受信を行う。これらのことは、後述する通信部40(図2参照)および通信部58(図3参照)についても同様である。
【0025】
画像形成装置12、情報処理装置14および複数のユーザ端末16の各々は、インターネットで構成されるネットワーク18を介して接続される。なお、ネットワーク18は、電話網(公衆電話網または携帯電話通信網)およびインターネットで構成されてもよい。
【0026】
また、画像形成装置12および情報処理装置14が直接接続されてもよい。これは、情報処理装置14および各ユーザ端末16についても同様である。
【0027】
図2は、図1に示す画像形成装置12の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置12は、CPU20を含み、バス22を介して、RAM24、記憶部26、表示制御回路28、タッチパネル制御回路30、画像読取部36、画像形成部38、通信部40および近距離無線通信部42に接続される。
【0028】
また、画像形成装置12は、ディスプレイ32およびタッチパネル34を備え、表示制御回路28は、ディスプレイ32に接続され、タッチパネル制御回路30は、タッチパネル34に接続される。
【0029】
CPU20は、画像形成装置12の全体的な制御を司る。RAM24は、CPU20のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
【0030】
記憶部26は、画像形成装置12の主記憶装置であって、HDDおよびEEPROMのような不揮発性メモリが用いられる。また、記憶部26が、RAM24を含むように構成されてもよい。記憶部26には、CPU20が画像形成装置12の各部位の動作を制御するための制御プログラムについてのデータ、各種の画面についての画像(表示画像)データを生成するためのデータおよび制御プログラムの実行に必要なデータ等が記憶される。
【0031】
表示制御回路28は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU20の指示の下、GPUは、RAM24に記憶された画像生成データ204b(図7参照)を用いてディスプレイ32に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ32に出力する。ディスプレイ32としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
【0032】
タッチパネル制御回路30は、タッチパネル34に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル34のタッチ有効範囲内でのタッチ操作またはタッチ入力を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU20に出力する。なお、以下において、ユーザからのタッチパネル34への操作をユーザ操作と記述する場合がある。
【0033】
タッチパネル34は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル34としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ32の表示面上にタッチパネル34が設けられる。ただし、ディスプレイ32およびタッチパネル34が一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
【0034】
画像読取部36は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部36は、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像が生成されることで、画像の入力を行う。また、ラインセンサにはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
【0035】
画像形成部38は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える。画像形成部38は、給紙トレイ等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって出力画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイに排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための出力画像としては、情報処理装置14から送信された印刷データに従う画像(印刷画像)等が利用される。また、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルムなどの紙以外のシートも用いられる。
【0036】
近距離無線通信部42は、NFC方式およびBluetooth(登録商標)等による近距離無線通信を行うための通信回路およびアンテナ等を含み、たとえば、ICカードとの近距離無線通信によって、ユーザ認証に必要な認証情報が取得される。なお、近距離無線通信は、ISO/IEC18092やISO/IEC14443等の標準規格に準拠した方式によって行われる。
【0037】
図3は、図1に示す情報処理装置14の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理装置14は、CPU50を含み、バス52を介して、RAM54、記憶部56および通信部58に接続される。
【0038】
CPU50は、情報処理装置14の全体的な制御を司る。RAM54は、CPU50のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
【0039】
記憶部56は、情報処理装置14の主記憶装置であって、HDDおよびEEPROMのような不揮発性メモリが用いられる。また、記憶部56が、RAM54を含むように構成されてもよい。記憶部56には、CPU50が情報処理装置14の各部位の動作を制御するための制御プログラムについてのデータおよび制御プログラムの実行に必要なデータ等が記憶される。
【0040】
なお、図2に示す画像形成装置12および図3に示す情報処理装置14の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
【0041】
第1実施例では、ユーザ端末16が印刷データの登録操作(以下、単に「登録操作」と記述する)を受け付けると、ユーザ端末16から情報処理装置14に印刷データが送信される。
【0042】
印刷データとは、PDFデータ、所定形式の画像データ、および、所定の文書作成ソフトウェアや所定の表計算ソフトウェアなどの所定のアプリケーションソフトウェアにより作成されたデータ等が該当する。
【0043】
また、情報処理装置14で受信される印刷データには、所定の登録ユーザを示すユーザデータが含まれる。さらに、情報処理装置14で受信される印刷データは、情報処理装置14に記憶される。つまり、情報処理装置14には、登録ユーザ毎の印刷データが記憶されるとも言える。
【0044】
また、登録ユーザとは、画像形成装置12にログイン可能に登録されたユーザであり、印刷データが示す登録ユーザは、登録操作を行ったユーザと一致する。
【0045】
次に、画像形成装置12の動作を説明する。画像形成装置12では、画像形成装置12の主電源がオンされて、各機能に対応する処理が実行可能な待機状態にある場合、ホーム画面100(図4参照)がディスプレイ32に表示される。
【0046】
図4は、ホーム画面100の一例である。ホーム画面100は、画像形成装置12が有する各種の機能(またはジョブ)から所望の機能を選択するための画面である。
【0047】
ただし、ホーム画面100へのユーザ操作は、所定の登録ユーザのログイン、すなわち、認証が成功した場合に受け付けられる。
【0048】
第1実施例では、近距離無線通信部42にICカード、スマートフォンおよびフィーチャーフォン等の記憶媒体がかざされることによってユーザ認証が実行される。
【0049】
また、画像形成装置12が顔および指紋などの人間の身体的特徴を検出するための身体的特徴検出部を備える場合には、登録ユーザの身体的特徴を用いたユーザ認証を行うようにしても良い。
【0050】
さらに、ユーザ認証は、画像形成装置12と通信可能に接続される外部装置(たとえば、汎用のサーバ)で実行されてもよい。なお、ユーザ認証の方法は特定の方法に限定されない。
【0051】
ホーム画面100には、複数の機能選択キー102およびフォルダキー104が設けられる。
【0052】
複数の機能選択キー102は、コピー機能、ファクス機能、スキャン機能のいずれかを選択するために設けられる。
【0053】
複数の機能選択キー102のそれぞれには、操作画面をディスプレイ32に表示する機能が割り当てられる。
【0054】
所定の機能選択キー102が操作されると、操作された機能選択キー102に対応する機能(例えば、コピー機能)を有効にするための操作画面がディスプレイ32に表示される。なお、コピー機能等を有効にすることは、既に周知であり、また、本願発明の本質的な内容ではないため、詳細な説明は省略する。
【0055】
フォルダキー104は、情報処理装置14に記憶されている印刷データを提示するために設けられる。
【0056】
フォルダキー104には、ログイン状態(ログイン中)の登録ユーザに対応する印刷データの情報を取得し、所定の操作画面をディスプレイ32に表示する機能が設けられる。
【0057】
フォルダキー104が操作されると、表示画面120(図5参照)がディスプレイ32に表示される。
【0058】
表示画面120は、印刷データの一覧を表示するための画面である。表示画面120には、表示領域122、戻るキー126および印刷キー128が設けられる。また、表示領域122には、複数の選択キー124が設けられる。
【0059】
複数の選択キー124は、印刷データを選択するために設けられる。複数の選択キー124には、印刷に使用する印刷データ(使用データ)を選択する機能が割り当てられる。
【0060】
所定の選択キー124が操作されると、操作された選択キー124に対応する印刷データが使用データに選択される。
【0061】
なお、選択キー124の各々には、印刷データの情報、特に例えば、印刷データの名前およびフォーマット等が表示される。また、たとえば、登録操作に応じて情報処理装置14に記憶された日時などが表示されてもよい。
【0062】
戻るキー126は、前画面に戻るために設けられる。戻るキー126には、前画面をディスプレイ32に表示する機能が割り当てられる。
【0063】
戻るキー126が操作されると、ホーム画面100がディスプレイ32に表示される。
【0064】
印刷キー128は、印刷データに従って、印刷画像を印刷するために設けられる。印刷キー128には、印刷データを取得し、印刷画像を印刷する機能が割り当てられる。
【0065】
所定の印刷データが使用データに選択された状態で印刷キー128が操作されると、使用データに該当する印刷データに従って、印刷画像が印刷される。
【0066】
具体的には、印刷キー128が操作されると、使用データに該当する印刷データの送信指示が画像形成装置12から情報処理装置14に送信される。
【0067】
送信指示を受信した情報処理装置14は、送信指示に対応する印刷データを送信指示の送信元に送信する。
【0068】
つまり、画像形成装置12では、印刷データが受信される。また、画像形成装置12は、印刷データを受信したことに応じて、印刷画像を印刷する。
【0069】
また、情報処理装置14から画像形成装置12に送信された印刷データは、情報処理装置14から削除される。
【0070】
さらに、印刷画像の印刷に使用された印刷データは、画像形成装置12から削除される。
【0071】
さらにまた、印刷物のセキュリティを確保するために、ログイン状態の登録ユーザが存在しないとき、画像形成装置12で印刷データが受信されても印刷画像が印刷されない。
【0072】
上述したような画像形成装置12では、印刷データを受信するまでに、ログイン状態の登録ユーザが所定の方法でログアウトし、別の登録ユーザのログインに成功することがある。
【0073】
この場合、ログイン状態の登録ユーザが存在するため、画像形成装置12で印刷画像が印刷されてしまう。したがって、直前までログイン状態であった登録ユーザとは別の登録ユーザに印刷物が持ち去られる可能性がある。
【0074】
このような不都合を回避すべく、第1実施例では、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、ログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データが画像形成装置12で受信されるとき、印刷画像が印刷される。
【0075】
また、第1実施例では、印刷画像を印刷しない非印刷条件が満たされるときに、第1通知処理が実行される。すなわち、印刷画像を印刷できない状態である場合に、第1通知処理が実行される。
【0076】
非印刷条件は、上述したように、ログイン状態の登録ユーザが存在しない、かつ、印刷データが画像形成装置12で印刷データが受信されるときに満たされる。
【0077】
また、非印刷条件は、ログイン状態の登録ユーザが存在し、かつ、ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが画像形成装置12で受信されるときに満たされる。
【0078】
第1実施例では、第1通知処理が実行されると、受信済の印刷データに対応する登録ユーザの通知先に、印刷画像が印刷されていない旨が通知される。なお、登録ユーザの通知先は、予め設定される。また、登録ユーザの通知先には、メールアドレスが使用される。
【0079】
具体的には、画像形成装置12で受信された印刷データの情報、つまり、印刷データの名前およびフォーマット等の情報を利用して、印刷画像が印刷されていない旨が登録ユーザの通知先に通知される。
【0080】
たとえば、「AAA(データ名)が印刷されませんでした。」と記述されたメールが登録ユーザの通知先に送信される。
【0081】
なお、第1通知処理が実行されたことに応じて、画像形成装置12で受信された印刷データが削除される。
【0082】
図6は、図1に示した画像形成装置12のRAM24のメモリマップ200の一例を示す図である。図6および図7に示すように、RAM24は、プログラム記憶領域202およびデータ記憶領域204を含む。また、RAM24のプログラム記憶領域202には、情報処理プログラムの一例として、画像形成装置12の制御プログラムが記憶される。
【0083】
画像形成装置12の制御プログラムは、通信プログラム202a、操作検出プログラム202b、画像生成プログラム202c、表示プログラム202d、受信プログラム202e、認証プログラム202f、検出プログラム202g、画像形成プログラム202h、通知プログラム202iおよび削除プログラム202jを含む。
【0084】
通信プログラム202aは、通信部40を制御し、外部装置と通信するためのプログラムである。
【0085】
また、通信プログラム202aは、近距離無線通信部42を制御して、ICカード等と近距離無線通信するためのプログラムも含む。
【0086】
操作検出プログラム202bは、画像形成装置12の各操作部への操作に対応する操作検出データを検出するためのプログラムである。たとえば、タッチパネル34がタッチ(または操作)された場合には、CPU20は、操作検出プログラム202bに従って、タッチパネル34から出力されたタッチ座標データを後述する操作データ204aとして取得して、バッファに記憶する。また、画像形成装置12が備えるハードウェアのボタンないしキーが押圧または操作された場合には、CPU20は、操作検出プログラム202bに従って、ボタンないしキーの押圧または操作による操作データ204a取得して、バッファに記憶する。
【0087】
画像生成プログラム202cは、GPUを制御して、後述する画像生成データ204bを用いて、各種の画面およびアイコン等を表示するための表示画像データを生成するためのプログラムである。
【0088】
表示プログラム202dは、画像生成プログラム202cに従って生成された表示画像データをディスプレイ32に出力するためのプログラムである。
【0089】
受信プログラム202eは、印刷データを受信するためのプログラムである。認証プログラム202fは、通信プログラム202aに従って取得される認証情報および認証データ204dに従って、ユーザ認証を行うためのプログラムである。
【0090】
検出プログラム202gは、登録ユーザのログイン状態を検出するためのプログラムである。
【0091】
画像形成プログラム202hは、画像形成部38を制御して、印刷画像を印刷するためのプログラムである。
【0092】
また、画像形成プログラム202hは、検出プログラム202gで登録ユーザのログイン状態が検出され、かつ、受信プログラム202eでログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データが受信されるとき、印刷画像を印刷するためのプログラムを含む。
【0093】
通知プログラム202iは、検出プログラム202gで登録ユーザのログイン状態が検出されていない、かつ、受信プログラム202eで印刷データが受信されるとき、受信済の印刷データに対応する登録ユーザの通知先に印刷画像が印刷されていない旨を通知するためのプログラムである。
【0094】
また、通知プログラム202iは、検出プログラム202gで登録ユーザのログイン状態が検出され、かつ、受信プログラム202eでログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データが受信されるとき、受信済の印刷データに対応する登録ユーザの通知先に印刷画像が印刷されていない旨を通知するためのプログラムでもある。
【0095】
削除プログラム202jは、通知プログラム202iに従って、印刷画像が印刷されていない旨を通知した後に、印刷データを削除するためのプログラムである。
【0096】
また、削除プログラム202jは、画像形成プログラム202hで印刷画像が印刷されたことに応じて、印刷画像を印刷するために使用した印刷データを削除するためのプログラムを含む。
【0097】
図示は省略するが、プログラム記憶領域202には、画像形成装置12の制御に必要な他のプログラムなども記憶される。
【0098】
たとえば、プログラム記憶領域202には、ログイン状態の登録ユーザが受信プログラム202eで受信された印刷データに対応するかどうかを判断するためのプログラムが記憶される。
【0099】
データ記憶領域204には、操作データ204a、画像生成データ204b、印刷データ204c、認証データ204dおよび登録通知先データ204eが記憶される。
【0100】
操作データ204aは、操作検出プログラム202bに従って検出した操作データであり、時系列に従って記憶される。なお、操作データ204aは、CPU20の処理に使用された後に削除される。
【0101】
画像生成データ204bは、表示画像データを生成するためのポリゴンデータおよびテクスチャーデータ等を含むデータである。また、画像生成データ204bには、ソフトウェアキーに対応する画像データ等も含まれる。
【0102】
印刷データ204cは、画像形成装置12で受信された印刷データである。また、印刷データ204cは、所定の登録ユーザに対応するユーザデータを含む。
【0103】
認証データ204dは、登録ユーザのそれぞれの認証情報を示すデータである。また、通知先データ204eは、登録ユーザのそれぞれの通知先を示すデータである。
【0104】
図示は省略するが、データ記憶領域204には、情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されるとともに、情報処理プログラムの実行に必要なフラグおよびカウンタ(タイマ)も設けられる。
【0105】
図7は、画像形成装置12のCPU20の印刷処理の一例を示すフロー図である。CPU20は、たとえば、印刷データを受信したことに応じて、印刷処理を開始する。
【0106】
ステップS1では、登録ユーザのログイン状態が検出されているかどうかを判断する。ステップS1で“NO”であれば、つまり、登録ユーザのログイン状態が検出されていないのであれば、ステップS9に進む。一方、ステップS1で“YES”であれば、つまり、登録ユーザのログイン状態が検出されているのであれば、ステップS3に進む。
【0107】
ステップS3では、ログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データかどうかを判断する。ステップS3で“NO”であれば、つまり、ログイン状態の登録ユーザ以外の登録ユーザに対応する印刷データであれば、ステップS9に進む。一方、ステップS3で“YES”であれば、つまり、ログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データであれば、ステップS5で、印刷画像を印刷し、ステップS7に進む。ステップS7では、印刷データを削除し、印刷処理を終了する。
【0108】
ステップS9では、印刷データに対応する登録ユーザの通知先に印刷画像が印刷されていない旨を通知し、ステップS7に進む。
【0109】
第1実施例によれば、印刷物のセキュリティを向上させることができる。
【0110】
なお、複数の印刷データが使用データに選択されてもよい。ただし、情報処理装置14から送信される複数の印刷データのそれぞれは、所定の順番で送信される。
【0111】
具体的には、複数の印刷データのうち、所定の印刷データが情報処理装置14から画像形成装置12に送信される。画像形成装置12で印刷データが受信されたことに応じて印刷画像が印刷される、または、第1通知処理が実行されると、次の印刷データが情報処理装置14から画像形成装置12に送信される。
【0112】
したがって、情報処理装置14は、所定の登録ユーザに対応する少なくとも1つ以上の印刷データを所定の順番で送信する。
[第2実施例]
第2実施例では、情報処理装置14に印刷データが記憶(登録)されている旨を通知するように変更したこと以外は、第1実施例と同様であるため、重複する説明は省略する。
【0113】
第2実施例では、印刷データを受信するための操作(受信操作)が検出されたことに応じて、情報処理装置14に記憶されているログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データのうち、一部の印刷データが画像形成装置12で受信されるとき、第2通知処理が実行される。すなわち、登録ユーザに対応する印刷データのうち、未受信の印刷データが存在する場合に、第2通知処理が実行される。
【0114】
また、本実施例における受信操作には、印刷キー128への操作が該当する。ただし、印刷キー128と同一の機能が割り当てあてられるハードウェアのボタンないしキーが存在するのであれば、これらのハードウェアのボタンないしキーへの操作も受信操作に該当する。
【0115】
つまり、第2実施例では、表示画面120がディスプレイ32に表示された後に、一部の印刷データが使用データに選択された状態で、印刷キー128が操作されると、第2通知処理が実行される。
【0116】
第2通知処理が実行されると、ログイン状態の登録ユーザの通知先に、情報処理装置14に印刷データが記憶されている旨が通知される。
【0117】
具体的には、予め画像形成装置12で取得されたログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データの情報を利用して、情報処理装置14に印刷データが記憶されている旨が登録ユーザの通知先に通知される。
【0118】
たとえば、「AAA(データ名)およびBBB(データ名)が情報処理装置14に登録されています。」と記述されたメールが登録ユーザの通知先に送信される。
【0119】
図8は、第2実施例の画像形成装置12のRAM24のメモリマップ200の一例を示す図である。
【0120】
第2実施例の通知プログラム202iは、操作検出プログラム202bで受信操作が検出されたことに応じて、情報処理装置14に記憶されているログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データのうち、一部の印刷データが受信プログラム202eで受信されるとき、取得データ204fを参照して、ログイン状態の登録ユーザの通知先に印刷データが情報処理装置14に記憶されている旨を通知するためのプログラムを含む。
【0121】
さらに、第2実施例では、データ記憶領域204に取得データ204fが新たに記憶される。
【0122】
取得データ204fは、情報処理装置14に記憶されているログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データの情報を示すデータである。
【0123】
図10は、第2実施例の画像形成装置12のCPU20の記憶通知処理の一例の一部を示すフロー図である。CPU20は、たとえば、受信操作が検出されたことに応じて、記憶通知処理を開始する。
【0124】
ステップS21では、ログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データのうち、一部の印刷データを受信するかどうかを判断する。ここでは、ログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データのうち、一部の印刷データが使用データに選択されているかどうかを判断する。
【0125】
ステップS21で“NO”であれば、つまり、ログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データの全てを受信するのであれば、記憶通知処理を終了する。一方、ステップS21で“YES”であれば、つまり、ログイン状態の登録ユーザに対応する印刷データのうち、一部の印刷データを受信するのであれば、ステップS23に進む。
【0126】
ステップS23では、情報処理装置14に印刷データが記憶されている旨をログイン状態の登録ユーザの通知先に通知し、記憶通知処理を終了する。
【0127】
第2実施例によれば、情報処理装置14に印刷データが記憶されている旨が通知されるため、たとえば、印刷データに従う印刷画像の印刷をユーザに促すことができる。
【0128】
なお、各実施例は一例であり、実際の製品において、適宜変更可能である。さらにまた、各実施例および変形例で示したフロー図は一例であり、同じ効果が得られる場合には、各ステップの順番は任意に変更可能である。
【符号の説明】
【0129】
10 …印刷システム
12 …情報処理装置
14 …画像形成装置
16 …ネットワーク
20 …CPU
24 …RAM
26 …記憶部
42 …通信部
44 …接続部
60 …CPU
64 …RAM
66 …記憶部
80 …通信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9