(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-17
(45)【発行日】2024-04-25
(54)【発明の名称】ディスプレイパネルおよびディスプレイデバイス
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20240418BHJP
H10K 50/10 20230101ALI20240418BHJP
H10K 59/123 20230101ALI20240418BHJP
H10K 59/124 20230101ALI20240418BHJP
H10K 59/131 20230101ALI20240418BHJP
H01L 29/786 20060101ALI20240418BHJP
【FI】
G09F9/30 338
G09F9/30 348A
G09F9/30 365
H10K50/10
H10K59/123
H10K59/124
H10K59/131
H01L29/78 613Z
H01L29/78 618B
(21)【出願番号】P 2021568553
(86)(22)【出願日】2020-05-11
(86)【国際出願番号】 CN2020089687
(87)【国際公開番号】W WO2021226807
(87)【国際公開日】2021-11-18
【審査請求日】2023-05-02
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ユー
(72)【発明者】
【氏名】イーポン チェン
(72)【発明者】
【氏名】リン シー
(72)【発明者】
【氏名】ジンチュエン ワン
【審査官】西田 光宏
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第110112193(CN,A)
【文献】国際公開第2019/218713(WO,A1)
【文献】特開2018-072840(JP,A)
【文献】特開2013-109907(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0175077(US,A1)
【文献】韓国公開特許第2019-0128801(KR,A)
【文献】韓国公開特許第2018-0078813(KR,A)
【文献】特開2018-072813(JP,A)
【文献】特開2019-109511(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/1343-1/1345
G02F 1/135-1/1368
G09F 9/00-9/46
G09G 3/12-3/14
G09G 3/30-3/3291
H01L 21/00-21/02
H01L 21/04-21/16
H01L 21/336
H01L 21/76
H01L 23/52
H01L 29/786
H10K 50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイパネルであって、
前記ディスプレイパネルは、ベース基板と、シリコン半導体層と、第1の絶縁層と、第1の導電層と、第2の絶縁層と、酸化物半導体層と、第3の絶縁層と、第2の導電層と、第4の絶縁層と、第3の導電層とを含み、
前記ベース基板は、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルのうちの少なくとも1つは、ピクセル回路を含み、前記ピクセル回路は、記憶コンデンサと、
駆動トランジスタと、初期化トランジスタと、閾値補償トランジスタとを含み、
前記シリコン半導体層は、前記ベース基板上に配置され、前記シリコン半導体層は前記駆動トランジスタのシリコン活性層を含み、前記駆動トランジスタのシリコン活性層は、第1の電極領域と、第2の電極領域と、前記第1の電極領域と前記第2の電極領域との間に位置する第1のチャネル領域とを有し、
前記第1の絶縁層は、前記シリコン半導体層から離れた前記ベース基板の側に配置され、
前記第1の導電層は
、前記第1の絶縁層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、かつ、前記第1の導電層は、複数の走査線を含み、
前記第2の絶縁層は
、前記第1の導電層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記酸化物半導体層は
、前記第2の絶縁層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、前記酸化物半導体層は、前記初期化トランジスタの酸化物活性層と、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層とを含み、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は、第3の電極領域と、第4の電極領域と、前記第3の電極領域と前記第4の電極領域との間に位置する第2のチャネル領域とを有し、各サブピクセルにおいて、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域および前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域は、前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第3の電極領域は、前記駆動トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域に電気的に接続され、
前記第3の絶縁層は
、前記酸化物半導体層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第2の導電層は
、前記第3の絶縁層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第4の絶縁層は
、前記第2の導電層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第3の導電層は
、前記第4の絶縁層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、かつ、前記第3の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数のデータラインを含み、
前記記憶コンデンサは、積み重ねられて配置された3つの電極板を有し、前記3つの電極板は、それぞれ、前記第1の導電層、前記第2の導電層および前記第3の導電層と同じ層に配置され
、
前記ピクセル回路は、駆動トランジスタをさらに含み、前記第1の導電層は、駆動トランジスタのゲートをさらに含み、
前記第2の導電層は、間隔を置いて配置された複数の記憶導電部を含み、前記サブピクセルは、前記記憶導電部を含み、
前記第3の導電層は、間隔を置いて配置された複数の第1の接続部をさらに含み、前記サブピクセルは前記第1の接続部を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記駆動トランジスタのゲート、前記記憶導電部および前記第1の接続部は、前記記憶コンデンサの3つの電極板として機能し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記駆動トランジスタのゲートの正投影とは、第6の重なり合う領域を有し、前記第1の接続部は前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、
前記記憶導電部は前記記憶コンデンサの第1の電極として機能し、
前記第1の接続部は前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、前記記憶コンデンサの第2の電極として機能する、ことを特徴とするディスプレイパネル。
【請求項2】
前記記憶導電部は中空領域を有し、前記ベース基板上の前記駆動トランジスタのゲートの正投影は、前記記憶導電部の中空領域を覆い、
前記第1の接続部の第1の端子は、第2のビアホールを介して前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域に電気的に接続され、前記第1の接続部の第2の端子は、第3のビアホールを介して、前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、
前記第2のビアホールは、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通し、
前記第3のビアホールは、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通し、かつ、前記ベース基板上の前記第3のビアホールの正投影は、前記ベース基板上の前記中空領域の正投影に位置する、ことを特徴とする請求項
1に記載するディスプレイパネル。
【請求項3】
前記ベース基板上の前記第1の接続部の正投影は、前記ベース基板上の前記中空領域の正投影を覆う、ことを特徴とする請求項
2に記載するディスプレイパネル。
【請求項4】
前記第3の導電層は、間隔を置いて配置された複数の電力線をさらに含み、
1列のサブピクセ
ルは前記電力線を含み、同じ列
のサブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記電力線の正投影は、前記ベース基
板上
の前記データライン上の正投影と前記ベース基板上の前記第1の接続部の正投影との間に位置し、
同じ前記サブピクセル内で、前記電力線は、第4のビアホールを介して前記記憶導電部に電気的に接続され、前記第4のビアホールは、前記第4の絶縁層を貫通する、ことを特徴とす
る請求項
3に記載するディスプレイパネル。
【請求項5】
前記ディスプレイパネルは、第5の絶縁層と、第4の導電層とをさらに含み、
前記第5の絶縁層は
、前記第3の導電層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第4の導電層は
、前記第5の絶縁層の
前記ベース基板から離れた側に配置され、前記第4の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の補助導電部を含み、前記サブピクセルは前記補助導電部を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記補助導電部は、第5のビアホールを介して前記電力線に電気的に接続され、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記第1の接続部の正投影とは、重なり、前記第5のビアホールは前記第5の絶縁層を貫通する、ことを特徴とする請求項
4に記載するディスプレイパネル。
【請求項6】
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影は、前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影を覆う、ことを特徴とする請求項
5に記載するディスプレイパネル。
【請求項7】
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影は、前記ベース基板上の第5のビアホールの正投影を覆う、ことを特徴とする請求項
6に記載するディスプレイパネル。
【請求項8】
同じ列
のサブピクセルにおいて、前記第4のビアホールおよび前記第5のビアホールは
、列の方向に沿っ
て同じ直線上に配列する、ことを特徴とす
る請求項
7に記載するディスプレイパネル。
【請求項9】
前記複数のサブピクセルのうちの少なくとも1つのサブピクセルにおいて、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域と、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域は共有され、かつ、前記初期化トランジスタの酸化物活性層と前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は
、列方向に沿っ
て同じ直線上に延在する、ことを特徴とす
る請求項
8に記載するディスプレイパネル。
【請求項10】
同じ行のサブピクセ
ルにおいて、前記初期化トランジスタの酸化物活性層は
、行方向に沿って直線に配列され、かつ、
同じ行のサブピクセルにおいて、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は
、行方向に沿っ
て直線上に配列される、ことを特徴とする請求項
9に記載するディスプレイパネル。
【請求項11】
同じ行のサブピクセ
ルにおいて、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の中
心は
、行方向に沿っ
て直線に配置され、かつ、
同じ行のサブピクセルにおいて、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の中心は
、行方向に沿ってほぼ直線に配置される、ことを特徴とする請求項1
0に記載するディスプレイパネル。
【請求項12】
同じ列のサブピクセ
ルにおいて、前記初期化トランジスタの酸化物活性層および前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は
、列方向に沿っ
て直線に配置される、ことを特徴とする
請求項1
1に記載するディスプレイパネル。
【請求項13】
前記複数の走査線は、互いに間隔を置いて配置された複数の第1の走査線および複数の第2の走査線を含み、サブピクセルの行は、前記第1の走査線および前記第2の走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影とは、第1の重なり合う領域を有し、前記第1の重なり合う領域に位置する前記第1の走査線の部分は、前記初期化トランジスタのゲートとして機能し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正
投影とは、第2の重なり合う領域を有し、前記第2の重なり合う領域に位置する前記第2の走査線の部分は、前記閾値補償トランジスタのゲートとして機能する、ことを特徴とす
る請求項1
2に記載するディスプレイパネル。
【請求項14】
前記ピクセル回路は、データ書き込みトランジスタをさらに含み、前記シリコン半導体層は、前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層をさらに含み、
前記データラインは、第1のビアホールを介して前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層の第1の電極領域に電気的に接続され、前記第1のビアホールは、前記第1の絶縁層、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通する、ことを特徴とする請求項1
3に記載するディスプレイパネル。
【請求項15】
同じ前記サブピクセル内で、前記列方向における前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影と、前記列方向における前記第1のビアホールの正投影とは重なる、ことを特徴とする請求項1
4に記載するディスプレイパネル。
【請求項16】
前記複数の走査線は、互いに間隔を置いて配置された複数の第3の走査線を含み、ここで、
1行のサブピクセ
ルは前記第3の走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域の正投影とは、第3の重なり合う領域を有し、前記第3の重なり合う領域に位置する前記第3の走査線の部分は、前記データ書き込みトランジスタのゲートとして機能する、ことを特徴とする請求項1
5に記載するディスプレイパネル。
【請求項17】
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影は、前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影と前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影との間に位置する、ことを特徴とする請求項1
6に記載するディスプレイパネル。
【請求項18】
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第3の電極領域の正投影とは重なる、ことを特徴とする請求項1
7に記載するディスプレイパネル。
【請求項19】
前記第2の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の第1の補助走査線をさらに含み、
1行のサブピクセ
ルは、前記第1の補助走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第1の補助走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影とは、第4の重なり合う領域を有し、
前記初期化トランジスタは、ダブルゲートトランジスタであり、前記第1の重なり合う領域に位置する前記第1の走査線の部分は、前記初期化トランジスタの第1のゲートであり、前記第4の重なり合う領域に位置する前記第1の補助走査線の部分は、前記初期化トランジスタの第2のゲートである、ことを特徴とす
る請求項
18に記載するディスプレイパネル。
【請求項20】
同じ行において、前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影は、前記ベース基板上の前記第1の補助走査線の正投影を覆う、ことを特徴とする請求項
19に記載するディスプレイパネル。
【請求項21】
前記第2の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の第2の補助走査線をさらに含み、
1行のサブピクセ
ルは前記第2の補助走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第2の補助走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影とは、第5の重なり合う領域を有し、
前記閾値補償トランジスタは、ダブルゲートトランジスタであり、前記第2の重なり合う領域に位置する前記第2の走査線の部分は、前記閾値補償トランジスタの第1のゲートであり、前記第5の重なり合う領域に位置する前記第2の補助走査線の部分は、前記閾値補償トランジスタの第2のゲートである、ことを特徴とす
る請求項
20に記載するディスプレイパネル。
【請求項22】
同じ行
のサブピクセルにおいて、前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影は、前記ベース基板上の前記第2の補助走査線の正投影を覆う、ことを特徴とする請求項2
1に記載するディスプレイパネル。
【請求項23】
前記第3の導電層は、間隔を置いて配置された複数の転写部をさらに含み、前記サブピクセルは、前記転写部を含み、
前記ピクセル回路は、第1の発光制御トランジスタおよび第2の発光制御トランジスタをさらに含み、前記シリコン半導体層は、前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層および第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層をさらに含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域は、前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1の電極領域に電気的に接続され、前記電力線は、第6のビアホールを介して前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域に電気的に接続され、前記駆動トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域は、前記第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1の電極領域に電気的に接続され、前記第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域は、第7のビアホールを介して転写部に電気的に接続され、前記第6のビアホールと前記第7のビアホールは、それぞれ前記第1の絶縁層、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通する、ことを特徴とす
る請求項2
2に記載するディスプレイパネル。
【請求項24】
前記第1の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の発光制御線をさらに含み、ここで、
1行のサブピクセ
ルは、前記発光制御線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影は
、前記ベース基板上の前記駆動トランジスタのゲートの正投影の
前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影から離れた側に位置し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影と、前記ベース基板上の前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域の正投影とは、第7の重なり合う領域を有し、前記第7の重なり合う領域に位置する前記発光制御線の部分は、前記第1の発光制御トランジスタのゲートとして機能し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影と、前記ベース基板上の前記第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域の正投影とは、第8の重なり合う領域を有し、前記第8の重なり合う領域に位置する前記発光制御線の部分は、前記第2の発光制御トランジスタのゲートとして機能する、ことを特徴とする請求項2
3に記載するディスプレイパネル。
【請求項25】
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影のエッジとは、重なり合う領域を有し、
前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影は、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影と重ならない、ことを特徴とする請求項2
4に記載するディスプレイパネル。
【請求項26】
前記第4の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の初期化線をさらに含み、
1行のサブピクセ
ルは、前記初期化線を含み、かつ、同じ前記サブピクセル内で、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第3の電極領域は、前記初期化線に電気的に接続され、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記初期化線の正投影は
、前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影の
前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影から離れた側に位置する、ことを特徴とする請求項2
5に記載するディスプレイパネル。
【請求項27】
前記ピクセル回路は、リセットトランジスタをさらに含み、前記シリコン半導体層は、前記リセットトランジスタのシリコン活性層をさらに含み、
前記第1の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の第4の走査線をさらに含み、ここで、
1行のサブピクセ
ルは、前記第4の走査線に対応し、かつ、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第4の走査線の正投影は
、前記ベース基板上の前記第7のビアホールおよび前記第6のビアホールの正投影の
前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影から離れた側に位置し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第4の走査線の正投影と、
前記ベース基板上の前記リセットトランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域
の正投影とは、第9の重なり合う領域を有し、前記第9の重なり合う領域に位置する前記第4の走査線の部分は、前記リセットトランジスタのゲートとして機能する、ことを特徴とする請求項2
6に記載するディスプレイパネル。
【請求項28】
請求項1から請求項2
7のいずれか一項に記載のディスプレイパネルを含む、ことを特徴とするディスプレイデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ディスプレイ技術の分野に関し、特にディスプレイパネルおよびディスプレイデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode,OLED)、量子ドット発光ダイオード(Quantum Dot Light Emitting Diodes,QLED)などのエレクトロルミネッセンスダイオードには、自己発光と低エネルギー消費という利点があるエレクトロルミネッセンスディスプレイパネルの応用研究分野のホットスポットの1つである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示の実施形態によって提供されるディスプレイパネルは、
ベース基板と、シリコン半導体層と、第1の絶縁層と、第1の導電層と、第2の絶縁層と、酸化物半導体層と、第3の絶縁層と、第2の導電層と、第4の絶縁層と、第3の導電層とを含み、
前記ベース基板は、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルのうちの少なくとも1つは、ピクセル回路を含み、前記ピクセル回路は、記憶コンデンサと、駆動コンデンサと、初期化トランジスタと、閾値補償トランジスタとを含み、
前記シリコン半導体層は、前記ベース基板上に配置され、前記シリコン半導体層は前記駆動トランジスタのシリコン活性層を含み、前記駆動トランジスタのシリコン活性層は、第1の電極領域と、第2の電極領域と、前記第1の電極領域と前記第2の電極領域との間に位置する第1のチャネル領域とを有し、
前記第1の絶縁層は、前記シリコン半導体層の前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第1の導電層は、前記第1の絶縁層の前記ベース基板から離れた側に配置され、かつ、前記第1の導電層は、複数の走査線を含み、
前記第2の絶縁層は、前記第1の導電層の前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記酸化物半導体層は、前記第2の絶縁層の前記ベース基板から離れた側に配置され、前記酸化物半導体層は、前記初期化トランジスタの酸化物活性層と、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層とを含み、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は、第3の電極領域と、第4の電極領域と、前記第3の電極領域と前記第4の電極領域との間に位置する第2のチャネル領域とを有し、各サブピクセルにおいて、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域および前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域は、前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第3の電極領域は、前記駆動トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域に電気的に接続され、
前記第3の絶縁層は、前記酸化物半導体層の前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第2の導電層は、前記第3の絶縁層の前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第4の絶縁層は、前記第2の導電層の前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第3の導電層は、前記第4の絶縁層の前記ベース基板から離れた側に配置され、かつ、前記第3の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数のデータラインを含み、
前記記憶コンデンサは、積み重ねられて配置された3つの電極板を有し、前記3つの電極板は、それぞれ、前記第1の導電層、前記第2の導電層および前記第3の導電層と同じ層に配置される。
【0004】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記ピクセル回路は、駆動トランジスタをさらに含み、前記第1の導電層は、駆動トランジスタのゲートをさらに含み、
前記第2の導電層は、間隔を置いて配置された複数の記憶導電部を含み、前記サブピクセルは、前記記憶導電部を含み、
前記第3の導電層は、間隔を置いて配置された複数の第1の接続部をさらに含み、前記サブピクセルは前記第1の接続部を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記駆動トランジスタのゲート、前記記憶導電部および前記第1の接続部は、前記記憶コンデンサの3つの電極板として機能する。
【0005】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記駆動トランジスタのゲートの正投影とは、第6の重なり合う領域を有し、前記第1の接続部は前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、
前記記憶導電部は前記記憶コンデンサの第1の電極として機能し、
前記第1の接続部は前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、前記記憶コンデンサの第2の電極として機能する。
【0006】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記記憶導電部は中空領域を有し、前記ベース基板上の前記駆動トランジスタのゲートの正投影は、前記記憶導電部の中空領域を覆い、
前記第1の接続部の第1の端子は、第2のビアホールを介して前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域に電気的に接続され、前記第1の接続部の第2の端子は、第3のビアホールを介して、前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、
前記第2のビアホールは、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通し、
前記第3のビアホールは、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通し、前記ベース基板上の前記第3のビアホールの正投影は、前記ベース基板上の前記中空領域の正投影に位置する。
【0007】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記ベース基板上の前記第1の接続部の正投影は、前記ベース基板上の前記中空領域の正投影を覆う。
【0008】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記第3の導電層は、間隔を置いて配置された複数の電力線をさらに含み、サブピクセルの列は前記電力線を含み、同じ列において、前記ベース基板上の前記電力線の正投影は、前記ベース基板前記データライン上の正投影と前記ベース基板上の前記第1の接続部の正投影との間に位置し、
同じ前記サブピクセル内で、前記電力線は、第4のビアホールを介して前記記憶導電部に電気的に接続され、前記第4のビアホールは、前記第4の絶縁層を貫通する。
【0009】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記ディスプレイパネルは、さらに、第5の絶縁層と、第4の導電層とを含み、
前記第5の絶縁層は、前記第3の導電層の前記ベース基板から離れた側に配置され、
前記第4の導電層は、前記第5の絶縁層の前記ベース基板から離れた側に配置され、前記第4の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の補助導電部を含み、前記サブピクセルは前記補助導電部を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記補助導電部は、第5のビアホールを介して前記電力線に電気的に接続され、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影と前記ベース基板上の前記第1の接続部の正投影とは、重なり、前記第5のビアホールは前記第5の絶縁層を貫通する。
【0010】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影は、前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影を覆う。
【0011】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影は、前記ベース基板上の第5のビアホールの正投影を覆う。
【0012】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ列において、前記第4のビアホールおよび前記第5のビアホールは、前記列方向に沿ってほぼ同じ直線上に配列する。
【0013】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記複数のサブピクセルのうちの少なくとも1つのサブピクセルにおいて、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域と、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域は共有され、かつ、前記初期化トランジスタの酸化物活性層と前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は、前記サブピクセル列方向に沿ってほぼ同じ直線上に延在する。
【0014】
任意選択で、本開示の実施形態では、サブピクセルの同じ行において、前記初期化トランジスタの酸化物活性層は、前記サブピクセルの行方向に沿ってほぼ直線に配列され、かつ、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は、前記サブピクセルの行方向に沿ってほぼ直線上に配列される。
【0015】
任意選択で、本開示の実施形態では、サブピクセルの同じ行において、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の中は、前記サブピクセルの行方向に沿ってほぼ直線に配置され、かつ、前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の中心は、前記サブピクセルの行方向に沿ってほぼ直線に配置される。
【0016】
任意選択で、本開示の実施形態では、サブピクセルの同じ列において、前記初期化トランジスタの酸化物活性層および前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層は、前記サブピクセルの列方向に沿ってほぼ直線に配置される。
【0017】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記複数の走査線は、互いに間隔を置いて配置された複数の第1の走査線および複数の第2の走査線を含み、ここで、サブピクセルの行は、前記第1の走査線および前記第2の走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影とは、第1の重なり合う領域を有し、前記第1の重なり合う領域に位置する前記第1の走査線の部分は、前記初期化トランジスタのゲートとして機能し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正とは、第2の重なり合う領域を有し、前記第2の重なり合う領域に位置する前記第2の走査線の部分は、前記閾値補償トランジスタのゲートとして機能する。
【0018】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記ピクセル回路は、データ書き込みトランジスタをさらに含み、前記シリコン半導体層は、前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層をさらに含み、
前記データラインは、第1のビアホールを介して前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層の第1の電極領域に電気的に接続され、前記第1のビアホールは、前記第1の絶縁層、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通する。
【0019】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ前記サブピクセル内で、前記列方向における前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影と、前記列方向における前記第1のビアホールの正投影とは重なる。
【0020】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記複数の走査線は、互いに間隔を置いて配置された複数の第3の走査線を含み、ここで、サブピクセルの1つの行は前記第3の走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域の正投影とは、第3の重なり合う領域を有し、前記第3の重なり合う領域に位置する前記第3の走査線の部分は、前記データ書き込みトランジスタのゲートとして機能する。
【0021】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影は、前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影と前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影との間に位置する。
【0022】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第3の電極領域の正投影とは重なる。
【0023】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記第2の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の第1の補助走査線をさらに含み、前記サブピクセルの行は、前記第1の補助走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第1の補助走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影とは、第4の重なり合う領域を有し、
前記初期化トランジスタは、ダブルゲートトランジスタであり、前記第1の重なり合う領域に位置する前記第1の走査線の部分は、前記初期化トランジスタの第1のゲートであり、前記第4の重なり合う領域に位置する前記第1の補助走査線の部分は、前記初期化トランジスタの第2のゲートである。
【0024】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ行において、前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影は、前記ベース基板上の前記第1の補助走査線の正投影を覆う。
【0025】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記第2の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の第2の補助走査線をさらに含み、前記サブピクセルの行は前記第2の補助走査線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第2の補助走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第2のチャネル領域の正投影とは、第5の重なり合う領域を有し、
前記閾値補償トランジスタは、ダブルゲートトランジスタであり、前記第2の重なり合う領域に位置する前記第2の走査線の部分は、前記閾値補償トランジスタの第1のゲートであり、前記第5の重なり合う領域に位置する前記第2の補助走査線の部分は、前記閾値補償トランジスタの第2のゲートである。
【0026】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ行において、前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影は、前記ベース基板上の前記第2の補助走査線の正投影を覆う。
【0027】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記第3の導電層は、間隔を置いて配置された複数の転写部をさらに含み、前記サブピクセルは、前記転写部を含み、
前記ピクセル回路は、第1の発光制御トランジスタおよび第2の発光制御トランジスタをさらに含み、前記シリコン半導体層は、前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層および第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層をさらに含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記データ書き込みトランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域は、前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1の電極領域に電気的に接続され、前記電力線は、第6のビアホールを介して前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域に電気的に接続され、前記駆動トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域は、前記第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1の電極領域に電気的に接続され、前記第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第2の電極領域は、第7のビアホールを介して転写部に電気的に接続され、前記第6のビアホールと前記第7のビアホールは、それぞれ前記第1の絶縁層、前記第2の絶縁層、前記第3の絶縁層および前記第4の絶縁層を貫通する。
【0028】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記第1の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の発光制御線をさらに含み、ここで、サブピクセルの行は、前記発光制御線を含み、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影は、前記ベース基板上の前記第3の走査線の正投影から離れた前記ベース基板上の前記駆動トランジスタのゲートの正投影の側に位置し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影と、前記ベース基板上の前記第1の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域の正投影とは、第7の重なり合う領域を有し、前記第7の重なり合う領域に位置する前記発光制御線の部分は、前記第1の発光制御トランジスタのゲートとして機能し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影と、前記ベース基板上の前記第2の発光制御トランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域の正投影とは、第8の重なり合う領域を有し、前記第8の重なり合う領域に位置する前記発光制御線の部分は、前記第2の発光制御トランジスタのゲートとして機能する。
【0029】
任意選択で、本開示の実施形態では、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記補助導電部の正投影と、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影のエッジとは、重なり合う領域を有し、
前記ベース基板上の前記記憶導電部の正投影は、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影と重ならない。
【0030】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記第4の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の初期化線をさらに含み、ここで、サブピクセルの行は、前記初期化線を含み、かつ、同じ前記サブピクセル内で、前記初期化トランジスタの酸化物活性層の第3の電極領域は、前記初期化線に電気的に接続され、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記初期化線の正投影は、前記ベース基板上の前記第2の走査線の正投影から離れた前記ベース基板上の前記第1の走査線の正投影の側に位置する。
【0031】
任意選択で、本開示の実施形態では、前記ピクセル回路は、リセットトランジスタをさらに含み、前記シリコン半導体層は、前記リセットトランジスタのシリコン活性層をさらに含み、
前記第1の導電層は、互いに間隔を置いて配置された複数の第4の走査線をさらに含み、ここで、サブピクセルの行は、前記第4の走査線に対応し、かつ、同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第4の走査線の正投影は、前記ベース基板上の前記発光制御線の正投影から離れた前記ベース基板上の前記第7のビアホールおよび前記第6のビアホールの正投影の側に位置し、
同じ前記サブピクセル内で、前記ベース基板上の前記第4の走査線の正投影と、前記ベース基板上の前記リセットトランジスタのシリコン活性層の第1のチャネル領域の正投影とは、第9の重なり合う領域を有し、前記第9の重なり合う領域に位置する前記第4の走査線の部分は、前記リセットトランジスタのゲートとして機能する。
【0032】
本開示の実施形態によって提供されるディスプレイデバイスは、上記のディスプレイパネルを含む。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本開示の実施形態によって提供されるディスプレイパネルの概略構造図である。
【
図2a】本開示の実施形態によって提供されるピクセル駆動回路の概略構造図である。
【
図2b】本開示の実施形態によって提供されるピクセル駆動回路の信号タイミング図である。
【
図3】本開示の実施形態によって提供されるピクセル駆動回路のレイアウト構造の概略図である。
【
図4a】本開示のいくつかの実施形態によって提供されるシリコン半導体層の概略図である。
【
図4b】本開示のいくつかの実施形態によって提供される第1の導電層の概略図である。
【
図4c】本開示のいくつかの実施形態によって提供される酸化物半導体層の概略図である。
【
図4d】本開示のいくつかの実施形態によって提供される第2の導電層の概略図である。
【
図4e】本開示のいくつかの実施形態によって提供される第3の導電層の概略図である。
【
図4f】本開示のいくつかの実施形態によって提供される第4の導電層の概略図である。
【
図5a】本開示のいくつかの実施形態によって提供されるさらなる第1の導電層の概略図である。
【
図5b】本開示のいくつかの実施形態によって提供されるさらなる酸化物半導体層の概略図である。
【
図5c】本開示のいくつかの実施形態によって提供されるさらなる第2の導電層の概略図である。
【
図5d】本開示のいくつかの実施形態によって提供されるさらなる第3の導電層の概略図である。
【
図5e】本開示のいくつかの実施形態によって提供されるさらなる第4の導電層の概略図である。
【
図6a】AA’方向に沿った
図3に示されるレイアウト構造の概略断面図である。
【
図6b】BB’方向に沿った
図3に示されるレイアウト構造の概略断面図である。
【
図6c】CC’方向に沿った
図3に示されるレイアウト構造の概略断面図である。
【
図6d】
図3に示すピクセル駆動回路のレイアウト構造図の概略的な断面構造図である。
【
図7】本発明の一実施形態におけるサブピクセルの2行2列のピクセル駆動回路のレイアウト構造の概略図である。
【
図8】本発明の実施形態における記憶コンデンサの構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
本開示の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、本開示の実施形態の技術的解決策は、本開示の実施形態の添付の図面と併せて明確かつ完全に説明される。明らかに、記載された実施形態は、すべての実施形態ではなく、本開示の実施形態の一部である。そして、矛盾がない場合、本開示の実施形態および実施形態の特徴は、互いに組み合わせることができる。本開示の記載された実施形態に基づいて、当業者によって創造的な労働なしに得られた他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲内にある。
【0035】
【0036】
図面中の各図のサイズおよび形状は真の比率を反映しておらず、目的は本発明の内容を説明することのみであることに留意されたい。また、同一または類似の参照番号は、同一または類似の要素または同一または類似の機能を有する要素を示す。
【0037】
図1に示されるように、本開示の一実施形態によって提供されるディスプレイパネルは、ベース基板1000と、ベース基板1000の表示領域に配置された複数のピクセルユニットPXとを含み得る。前記ピクセルユニットPXは、複数のサブピクセルspxを含み得る。例示的に、
図1および
図2aに示されるように、複数のサブピクセルspxのうちの少なくとも1つのサブピクセルspxは、ピクセル駆動回路0121および発光デバイス0120を含み得る。ここで、ピクセル駆動回路0121は、トランジスタとコンデンサを有し、トランジスタとコンデンサとの相互作用により電気信号を生成し、生成された電気信号は、発光デバイス0120の第1の電極に入力される。さらに、対応する電圧が発光デバイス0120の第2の電極に印加されて、発光デバイス0120を駆動して発光させる。
【0038】
図2aに示すように、ピクセル駆動回路0121は、駆動制御回路0122、第1の発光制御回路0123、第2の発光制御回路0124、データ書き込み回路0126、記憶回路0127、閾値補償回路0128、およびリセット回路0129を含み得る。
【0039】
駆動制御回路0122は、制御端子、第1の端子、および第2の端子を含み得る。そして、駆動制御回路0122は、発光デバイス0120を駆動して発光させるための駆動電流を発光デバイス0120に提供するように構成される。例えば、第1の発光制御回路0123は、駆動制御回路0122の第1の端子および第1の電圧端子VDDに接続されている。そして、第1の発光制御回路0123は、駆動制御回路0122と第1の電圧端子VDDとの間の接続のオンまたはオフを実現するように構成される。
【0040】
第2の発光制御回路0124は、駆動制御回路0122の第2の端子および発光デバイス0120の第1の電極に電気的に接続されている。そして、第2の発光制御回路0124は、駆動制御回路0122と発光デバイス0120との間の接続のオンまたはオフを実現するように構成される。
【0041】
データ書き込み回路0126は、駆動制御回路0122の第1の端子に電気的に接続されている。そして、第2の発光制御回路0124は、データラインVD上の信号を記憶回路0127に書き込むように構成される。
【0042】
記憶回路0127は、駆動制御回路0122の制御端子および第1の電圧端子VDDに電気的に接続されている。そして、記憶回路0127は、データ信号を記憶するように構成される。
【0043】
閾値補償回路0128は、駆動制御回路0122の制御端子および第2の端子にそれぞれ電気的に接続されている。そして、閾値補償回路0128は、駆動制御回路0122に対して閾値補償を実行するように構成される。
【0044】
リセット回路0129はまた、駆動制御回路0122の制御端子および発光デバイス0120の第1の電極にそれぞれ電気的に接続されている。そして、リセット回路0129は、発光デバイス0120の第1の電極をリセットし、駆動制御回路0122の制御端子をリセットするように構成される。
【0045】
ここで、発光デバイス0120は、OLEDおよびQLEDのうちの少なくとも1つなどのエレクトロルミネセントダイオードとして構成され得る。ここで、発光デバイス0120は、積み重ねられた第1の電極、発光機能層、および第2の電極を含み得る。例示的に、第1の電極はアノードであり得、第2の電極はカソードであり得る。発光機能層は、発光層を含み得る。さらに、発光機能層はまた、正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、および電子注入層などのフィルム層を含み得る。もちろん、実際のアプリケーションでは、発光デバイス0120は、実際のアプリケーション環境の要件に従って設計および決定することができ、ここには、限定しない。
【0046】
例示的に、
図2aに示されるように、駆動制御回路0122は、駆動トランジスタT1を含み、駆動制御回路0122の制御端子は、駆動トランジスタT1のゲートを含み、駆動制御回路0122の第1の端子は、駆動トランジスタT1の第1の電極を含む。駆動制御回路0122の第2の端子は、駆動トランジスタT1の第2の電極を含む。
【0047】
例示的に、
図2aに示されるように、データ書き込み回路0126は、データ書き込みトランジスタT2を含む。記憶回路0127は、記憶コンデンサCSTを含む。閾値補償回路0128は、閾値補償トランジスタT3を含む。第1の発光制御回路0123は、第1の発光制御トランジスタT4を含む。第2の発光制御回路0124は、第2の発光制御トランジスタT5を含む。リセット回路0129は、初期化トランジスタT6およびリセットトランジスタT7を含む。
【0048】
具体的には、データ書き込みトランジスタT2の第1の電極は、駆動トランジスタT1の第1の電極に電気的に接続され、データ書き込みトランジスタT2の第2の電極は、データ信号を受信するためにデータラインVDに電気的に接続されるように構成される。データ書き込みトランジスタT2のゲートは、信号を受信するために第3の走査線GA3に電気的に接続されるように構成される。
【0049】
記憶コンデンサCSTの第1の電極は、第1の電源端子VDDに電気的に接続され、記憶コンデンサCSTの第2の電極は、駆動トランジスタT1のゲートに電気的に接続されている。
【0050】
閾値補償トランジスタT3の第1の電極は、駆動トランジスタT1の第2の電極に電気的に接続され、閾値補償トランジスタT3の第2の電極は、駆動トランジスタT1のゲートに電気的に接続される。閾値補償トランジスタT3のゲートは、信号を受信するために第2の走査線GA2に電気的に接続するように構成される。
【0051】
初期化トランジスタT6の第1の電極は、リセット信号を受信するために初期化ラインVINITに電気的に接続されるように構成され、初期化トランジスタT6の第2の電極は、駆動トランジスタT1のゲートに電気的に接続され、初期化トランジスタT6は、信号を受信するため、第1の走査線GA1に電気的に接続されるように構成される。
【0052】
リセットトランジスタT7の第1の電極は、リセット信号を受信するために初期化ラインVINITに電気的に接続されるように構成され、リセットトランジスタT7の第2の電極は、発光デバイス0120の第1の電極に電気的に接続されるように構成される。リセットトランジスタT7のゲートは、信号を受信するため、第4の走査線GA4に電気的に接続されるように構成される。
【0053】
第1の発光制御トランジスタT4の第1の電極は、第1の電源端子VDDに電気的に接続され、第1の発光制御トランジスタT4の第2の電極は、駆動トランジスタT1の第1の電極に電気的に接続され、第1の発光制御トランジスタT4のゲートは、信号を受信するため、発光制御線EMに電気的に接続されるように構成されている。
【0054】
第2の発光制御トランジスタT5の第1の電極は、駆動トランジスタT1の第2の電極に電気的に接続され、第2の発光制御トランジスタT5の第2の電極は、発光デバイス0120の第1の電極に電気的に接続される。第2の発光制御トランジスタT5のゲートは、発光制御信号を受信するために、発光制御線EMと電気的に接続されるように構成される。
【0055】
発光デバイス0120の第2の電極は、第2の電源端子VSSに電気的に接続されている。ここで、上記トランジスタの第1の電極および第2の電極は、実際の用途に応じて、ソース電極またはドレイン電極として決定することができ、本明細書には、限定されない。
【0056】
例えば、第1の電源端子VDDと第2の電源端子VSSの一方は高電圧端子であり、もう一方は低電圧端子である。例えば、
図2aに示す実施形態では、第1の電源端子VDDは、一定の第1の電圧を出力する電圧源であり、第1の電圧は正の電圧であり、第2の電源端子VSSは、一定の第2の電圧を出力する電圧源であり得る。たとえば、いくつかの例では、第2の電源端子VSSが接地され得る。
【0057】
図2aに示されるピクセル駆動回路に対応する信号タイミング図が
図2bに示されている。表示時間の1フレームで、ピクセル駆動回路の動作プロセスには、T10ステージ、T20ステージ、およびT30ステージの3つのステージがある。ここで、ga1は第1走査線GA1で送信される信号を表し、ga2は第2走査線GA2で送信される信号を表し、ga3は第3走査線GA3で送信される信号を表し、ga4は第4走査線GA4で送信される信号を表す。emは、発光制御線EMで送信される信号を表す。
【0058】
T10ステージでは、信号ga1が初期化トランジスタT6を制御してオンにするので、初期化線VINITで送信された信号を駆動トランジスタT1のゲートに供給して、駆動トランジスタT1のゲートをリセットすることができる。信号ga4は、リセットトランジスタT7をオンに制御して、初期化線VINITで送信された信号を発光デバイス0120の第1の電極に提供して、発光デバイス0120の第1の電極をリセットする。そして、このステージでは、信号ga3がデータ書き込みトランジスタT2を制御してオフにする。信号ga2は、閾値補償トランジスタT3を制御してオフにする。信号emは、第1の発光制御トランジスタT4と第2の発光制御トランジスタT5の両方を制御してオフにする。
【0059】
T20ステージでは、信号ga3はデータ書き込みトランジスタT2を制御してオンにし、信号ga2は閾値補償トランジスタT3を制御してオンにするので、データラインVDで送信されたデータ信号は駆動のゲートを充電することができ、駆動トランジスタT1のゲートの電圧はVdata+ Vthになる。ここで、Vthは駆動トランジスタT1の閾値電圧を表し、Vdataはデータ信号の電圧を表す。そして、このステージでは、信号ga1が初期化トランジスタT6を制御してオフにする。信号ga4は、リセットトランジスタT7がオフになるように制御する。信号emは、第1の発光制御トランジスタT4と第2の発光制御トランジスタT5の両方を制御してオフにする。
【0060】
T30ステージでは、信号emは、第1の発光制御トランジスタT4と第2の発光制御トランジスタT5の両方を制御してオンにする。ターンオンされた第1の発光制御トランジスタT4は、第1の電源端子VDDの電圧Vddを駆動トランジスタT1の第1の電極に提供し、その結果、駆動トランジスタT1の第1の電極の電圧はVddである。駆動トランジスタT1は、そのゲート電圧Vdata+|Vth|と1の電極の電圧Vddに従って駆動電流を生成する。当該駆動電流は、オンになっている第2の発光制御トランジスタT5を介して発光デバイス0120に提供され、発光デバイス0120を駆動して発光させる。さらに、このステージでは、信号ga1は初期化トランジスタT6を制御してオフにし、信号ga4はリセットトランジスタT7を制御してオフにする。信号ga3はデータ書き込みトランジスタT2を制御してオフにし、信号ga2は閾値補償トランジスタT3を制御してオフにする。
【0061】
本開示の実施形態では、サブピクセル内のピクセル駆動回路は、
図2aに示される構造であるだけでなく、他の数のトランジスタを含む構造であってもよいことに留意されたい。これについて、本開示の実施形態では限定されない。
【0062】
図3は、本開示のいくつかの実施形態によって提供されるピクセル駆動回路のレイアウト(Layout)構造の概略図である。
図4aから4fは、本開示のいくつかの実施形態によって提供されるピクセル駆動回路の様々な層の概略図である。ここで、
図3~
図4fに示す例では、サブピクセルspxのピクセル駆動回路を例として取り上げている。
図3~
図4fはまた、第1の走査線GA1、第2の走査線GA2、第3の走査線GA3、第4の走査線GA4、初期化線VINIT、発光制御線EM、データ線VD、電力線VDDを示している。ここで、電源ラインVDDは、駆動電圧(すなわち、第1の電圧)を第1の電源端子VDDに入力するように構成されている。例示的に、複数のデータラインVDは、ほぼ第1の方向F1に沿って配置され得る。
【0063】
例示的に、
図3、
図4a、および
図6aから
図7に示されるように、ピクセル駆動回路0121のシリコン半導体層500が示されている。シリコン半導体層500は、アモルファスシリコンおよび低温ポリシリコン(Low Temperature Poly-Silicon,LTPS)材料をパターン化することによって形成することができる。シリコン半導体層500を使用して、駆動トランジスタT1、データ書き込みトランジスタT2、第1の発光制御トランジスタT4、第2の発光制御トランジスタT5、およびリセットトランジスタT7のシリコン活性層を製造にすることができる。また、各シリコン活性層は、第1の電極領域、第2の電極領域、および第1の電極領域と第2の電極領域との間に位置する第1のチャネル領域とを含み得る。例えば、
図4aは、駆動トランジスタT1の第1のチャネル領域T1-A、データ書き込みトランジスタT2の第1のチャネル領域T2-A、および第1の発光制御トランジスタT4の第1のチャネル領域T4-A、第2の発光制御トランジスタT5の第1のチャネル領域T5-A、およびリセットトランジスタT7の第1のチャネル領域T7-Aを示している。なお、上記第1電極領域および第2電極領域は、シリコン半導体層500にn型不純物またはp型不純物をドープして導電性領域を形成した導電性領域であってもよい。したがって、第1の電極領域および第2の電極領域は、電気的接続のためのシリコン活性層のソース領域およびドレイン領域として使用することができる。
【0064】
例示的に、
図6aから6dに示されるように、第1の絶縁層710は、上記のシリコン半導体層500を保護するために、上記のシリコン半導体層500上に形成される。
図3、
図4b、
図5a、および
図6aから
図7に示されるように、当該ピクセル駆動回路0121の第1の導電層100が示されている。第1の導電層100は、シリコン半導体層500から絶縁されるように
、第1の絶縁層710の
ベース基板1000から離れた側に配置されている。第1の導電層100は、互いに間隔を置いて配置された複数の走査線、駆動トランジスタのゲートCC2a、互いに間隔を置いて配置された複数の発光制御線EM、データ書き込みトランジスタT2のゲートT2-G、閾値補償トランジスタT3の第1のゲートT3-G1、第1の発光制御トランジスタT4のゲートT4-G、第2の発光制御トランジスタT5のゲートT5-G、初期化トランジスタT6の第1のゲートT6-G1、リセットトランジスタT7のゲートT7-Gを含む。例示的に、複数の走査線は、例えば、互いに間隔を置いて配置された複数の第1の走査線GA1、複数の第2の走査線GA2、複数の第3の走査線GA3および複数の第4の走査線GA4を含み得る。例示的に、サブピクセルの1つの行は、1つの第1の走査線GA1、1つの第2の走査線GA2、1つの第3の走査線GA3、1つの第4の走査線GA4および1つの発光制御線EMに対応する。
【0065】
例示的に、
図3から7に示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影と、ベース基板1000上のデータ書き込みトランジスタT2のシリコン活性層の第1のチャネル領域T2-Aの正投影とは、第3の重なり合う領域を有し、第3の重なり合う領域に位置する第3の走査線GA3の部分は、データ書き込みトランジスタT2のゲートT2-Gとして機能する。すなわち、データ書き込みトランジスタT2のゲートT2-Gは、第3の走査線GA3とシリコン半導体層500との重なる部分であり得る。
【0066】
例示的に、
図3から7に示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影と、ベース基板1000上の第1の発光制御トランジスタT4のシリコン活性層の第1のチャネル領域T4-Aの正投影とは、第7の重なり合う領域を有し、かつ、発光制御線EM第7の重なり領域における発光制御線EMの部分は、第1の発光制御トランジスタT4のゲートT4-Gであり、すなわち、第1の発光制御トランジスタT4のゲートT4-Gは、発光制御線EMとシリコン半導体層500との第1の重なり部分である。
【0067】
例示的に、
図3から
図7に示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影と、第2の発光制御トランジスタT5のシリコン活性層の第1のチャネル領域T5-Aは、第8の重なり合う領域を有し、かつ、第8の重なり合う領域における発光制御線EMの部分は、第2の発光制御トランジスタT5のゲートT5-Gであり、すなわち、第2の発光制御トランジスタT5のゲートT5-Gは、発光制御線EMとシリコン半導体層500との第2の重なり部分である。
【0068】
例示的に、
図3ないし
図7に示すように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第4の走査線GA4の正投影と、ベース基板1000上のリセットトランジスタT7のシリコン活性層の第1のチャネル領域T7-Aの正投影とは、第9の重なり合う領域を有し、第9の重なり領域に位置する第4の走査線GA4の部分は、リセットトランジスタT7のゲートT7-Gとして機能する。
【0069】
例示的に、
図3~
図7に示すように、記憶コンデンサCSTの第2の電極CC2aは、駆動トランジスタT1のゲートCC2aとして設定することができる。また、駆動トランジスタT1のゲートCC2aと記憶コンデンサCSTの第2電極CC2aとが一体となっているとも言える。
【0070】
例示的に、
図3、
図4b、
図5a、および
図7に示されるように、第1の走査線GA1、第2の走査線GA2、第3の走査線GA3、発光制御線EMおよび第4の走査線GA4は、第1の方向F1に沿って延在する。かつ、第1の走査線GA1、第2の走査線GA2、第3の走査線GA3、発光制御線EMおよび第4の走査線GA4は、ほぼ第2方向F2に沿って配列されている。
【0071】
例示的に、
図3から
図7に示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影は、ベース基板1000上の第1の走査線GA1の正投影とベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影との間に位置する。ベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影は、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影とベース基板1000上の発光制御線EMの正投影との間に位置する。ベース基板1000上の第4の走査線GA4の正投影は、ベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影から離れたベース基板1000上の発光制御線EMの正投影の側に位置する。
【0072】
例示的に、
図3、
図4b、
図5a、および
図7に示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影は、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影から離れたベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影の側に位置し、ベース基板1000上の第4の走査線GA3の正投影は、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影から離れたベース基板1000上の発光制御線EMの正投影の側に位置する。そして、第2の方向F2において、ベース基板1000上の駆動トランジスタT1のゲートCC2aの正投影は、ベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影とベース基板1000上の発光制御線EMの正投影との間に位置する。すなわち、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影は、ベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影から離れたベース基板1000上の駆動トランジスタのゲートCC2aの正投影の側に位置する。
【0073】
いくつかの実施形態では、
図3および
図4bに示されるように、第1の方向F1において、データ書き込みトランジスタT2のゲートT2-Gおよび第1の発光制御トランジスタT4のゲートT4-Gは両方とも駆動トランジスタT1のゲートCC2aの第3の側に位置し、第2の発光制御トランジスタT5のゲートT5-GおよびリセットトランジスタT7のゲートT7-Gは両方とも駆動トランジスタT1のゲートCC2aの第4の側に位置する。ここで、駆動トランジスタT1のゲートCC2aの第3の側および第4の側は両方とも駆動トランジスタT1のゲートCC2aの第1の方向F1上の対向する側に位置する。
【0074】
例示的に、
図6aから
図6dに示されるように、第2の絶縁層720は、上記の第1の導電層100を保護するために、上記の第1の導電層100上に形成される。
図3、
図4c、
図5b、および
図6a-
図7に示すように、ピクセル駆動回路0121の酸化物半導体層600が示されている。酸化物半導体層600は
、第2の絶縁層720の
ベース基板1000から離れた側に配置されている。ここで、酸化物半導体層600は、酸化物半導体材料をパターン化することによって形成することができる。例示的に、酸化物半導体材料は、例えば、インジウムガリウム亜鉛酸化物(ndium Gallium Zinc Oxide,IGZO)であり得る。
【0075】
例示的に、
図3、
図4c、
図5b、
図6a、および
図7に示されるように、酸化物半導体層600は、初期化トランジスタT6の酸化物活性層および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層を含み得る。ここで、酸化物活性層は、第3の電極領域、第4の電極領域および第3の電極領域と第4の電極領域との間に位置する第2のチャネル領域を有する。例えば、
図4cは、初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第2のチャネル領域T6-A,および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第2のチャネル領域T3-A。なお、上記第3電極領域および第4電極領域は、酸化物半導体層600にn型不純物またはp型不純物をドープして導電性領域を形成する導電性領域であってもよい。したがって、第3の電極領域および第4の電極領域は、電気的接続のための酸化物活性層のソース領域およびドレイン領域として使用することができる。
【0076】
例示的に、
図3、
図4c、
図6a、および
図7に示されるように、各サブピクセルにおいて、初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第3の電極領域T6-Sは、初期化線VINITに電気的に接続され、初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第4の電極領域T6-Dおよび閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第4の電極領域T3-Dは、両方とも駆動トランジスタM1のゲートCC2aに電気的に接続され、閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第3の電極領域T3-Sは、駆動トランジスタT1のシリコン活性層の第2の電極領域T1-Dに電気的に接続される。このようにして、初期化線VINITにロードされたリセット信号は、初期化トランジスタT6の酸化物活性層を介して駆動トランジスタM1のゲートに送信され、駆動トランジスタM1のゲートをリセットすることができる。そして、駆動トランジスタM1のゲートは、閾値補償を実現するために、閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層を介して充電される。
【0077】
金属酸化物半導体材料を活性層として使用するトランジスタの漏れ電流は小さいので、初期化トランジスタT6および閾値補償トランジスタT3のオフ状態電流は小さいか、あるいは無視できる。したがって、駆動トランジスタのゲート電圧に対する漏れ電流の影響を低減することができ、駆動トランジスタのゲート電圧の安定性を改善することができる。
【0078】
例示的に、
図3、
図4c、
図6a、および
図7に示されるように、複数のサブピクセルのうちの少なくとも1つのサブピクセルにおいて、初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第4の電極領域T6-Dと閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第4の電極領域は共有される。かつ、初期化トランジスタT6の酸化物活性層と閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層は、サブピクセルの列方向に沿ってほぼ直線に配置される。例示的に、各サブピクセルにおける初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第4の電極領域T6-Dと閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第4の電極領域は共有される。かつ、初期化トランジスタT6の酸化物活性層および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層は、サブピクセルの列方向に沿ってほぼ直線に配置され、サブピクセルの列方向に沿って延在する、すなわち、列方向F2に平行である。
【0079】
同じサブピクセル内で、初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第4の電極領域T6-Dと、閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第4の電極領域が共有されることとは、初期化トランジスタT6の酸化物活性層と閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層は一体構造であるか、または初期化トランジスタT6の酸化物活性層および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層は同じ導電層に接続されることを指す。
【0080】
初期化トランジスタT6の酸化物活性層および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層が非線形に設定されている場合、初期化トランジスタT6の酸化物活性層および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層にコーナーがあるようになる。非線形初期化トランジスタT6の酸化物活性層および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層が準備されるとき、露光精度の制限のために、コーナーにエッチング残留物がある。これにより、初期化トランジスタT6および閾値補償トランジスタT3の特性が低下し、それにより、駆動トランジスタのゲートの電圧安定性が低下し、その結果、表示効果が低下する。
【0081】
本開示の実施形態では、初期化トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域と閾値補償トランジスタの酸化物活性層の第4の電極領域が共有され、かつ、初期化トランジスタの酸化物活性層および閾値補償トランジスタの酸化物活性層がサブピクセルの列方向に沿ってほぼ直線に配置される。このようにして、一体化された初期化トランジスタの酸化物活性層および閾値補償トランジスタの酸化物活性層の形状を単純にすることができ、コーナー領域がない。したがって、露光精度の制限により、初期化トランジスタT6および閾値補償トランジスタT3の特性が低下するという問題を回避することができる。
【0082】
例示的に、
図3、
図4c、および
図6aから
図7に示されるように、サブピクセルの同じ行において、初期化トランジスタT6の酸化物活性層は、サブピクセルの行方向F1に沿ってほぼ直線上に配置される。かつ、閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層はサブピクセルの行方向F1に沿ってほぼ直線上に配置される。いくつかの例では、サブピクセルの同じ行において、初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第2のチャネル領域T6-Aの中心は、サブピクセルの行方向F1に沿ってほぼ直線上に配置される。かつ、閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第2のチャネル領域T3-Aの中心はサブピクセルの行方向F1に沿ってほぼ直線上に配置される。
【0083】
例示的に、
図3、
図4c、および
図6aから
図7に示されるように、サブピクセルの同じ列において、初期化トランジスタT6の酸化物活性層および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層は、列方向F2に沿ってほぼ直線上に配置される。いくつかの例では、サブピクセルの同じ列において、初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第2のチャネル領域T6-Aの中心および閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第2のチャネル領域T3-Aの中心は、サブピクセルの列方向F2に沿ってほぼ直線上に配置される。
【0084】
例示的に、
図3、
図4c、および
図6aから
図7に示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第3の走査線GA3の正投影は、ベース基板1000上の閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第3の電極領域T3-Sの正投影とは重なる。
【0085】
なお、実際の工程では、工程条件の制約等により、上記酸化物活性層の延在方向が列方向と完全に平行ではなく、多少のずれが生じる場合がある。上記酸化物活性層延在方向と列方向がほぼ平行条件を満たしている限り、これらはすべて本開示の保護範囲に属する。例えば、上記の同一性は、許容誤差範囲内での平行処理を可能にすることができる。
【0086】
同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第1の走査線GA1の正投影と、ベース基板1000上の初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第2のチャネル領域T6-Aの正投影とは、第1の重なり合う領域を有し、第1の重なり合う領域に位置する第1の走査線GA1の部分は、初期化トランジスタT6のゲートとして機能する。かつ、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影と、ベース基板1000上の閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第2のチャネル領域T3-Aの正投影とは、第2の重なり合う領域を有し、第2の重なり合う領域に位置する第2の走査線GA2の部分は、閾値補償トランジスタT3のゲートとして機能する。
【0087】
例示的に、
図6a~
図6dに示すように
、酸化物半導体層600の
ベース基板1000から離れた側に位置する第3の絶縁層730、すなわち第3の絶縁層730は、上記の酸化物半導体層600上に形成され、上記の酸化物半導体層600を保護するために使用される。
図3、
図4d、
図5c、
図6a~
図6dに示すように、ピクセル駆動回路0121の第2の導電層200が示されている。第2の導電層200は
、第3の絶縁層730の
ベース基板1000から離れた側に配置されている。第2の導電層200は、互いに間隔を置いて配置された複数の第1の補助走査線FGA1、複数の第2の補助走査線FGA2、および複数の記憶導電部CC1aを含み得る。
【0088】
例示的に、
図3、
図4d、
図5c、および
図6aから
図6dに示されるように、1つの記憶導電部CC1aが1つのサブピクセルに提供される。同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の記憶導電部CC1aの正投影と、ベース基板1000上の駆動トランジスタT1のゲートCC2aの正投影は、第6の重なり合う領域を有する。第6の重なり合う領域に位置する記憶導電部CC1aおよび駆動トランジスタT1のゲートCC2aは、記憶コンデンサCSTを形成する。また、記憶導電部CC1aは、中空領域LBを有する。ベース基板1000上の駆動トランジスタT1のゲートCC2aの正投影は、記憶導電部CC1aの中空領域LBを覆う。
【0089】
例示的に、
図3、
図4d、
図5c、および
図6aから
図7に示されるように、サブピクセルの行は、1つの第1の補助走査線FGA1に対応する。ここで、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第1の補助走査線FGA1の正投影と、ベース上の初期化トランジスタT6の酸化物活性層の第2のチャネル領域T6-Aの正投影は、第4の重なり合う領域を有する。また、初期化トランジスタT6は、ダブルゲートトランジスタであってもよく、第1の重なり合う領域に位置する第1の走査線GA1の部分は、初期化トランジスタT6の第1のゲートT6-G1であり、第4の重なり合う領域に位置する第1の補助走査線FGA1の部分は、初期化トランジスタT6の第2のゲートT6-G2である。初期化トランジスタT6をダブルゲートトランジスタにすることにより、初期化トランジスタT6のオフ状態電流をさらに低減することができる。したがって、駆動トランジスタのゲート電圧に対する漏れ電流の影響をさらに低減することができ、駆動トランジスタのゲート電圧の安定性をさらに改善することができる。
【0090】
例示的に、
図3、
図4d、
図5c、および
図6aから
図7に示されるように、同じ行において、ベース基板1000上の第1の走査線GA1の正投影は、ベース基板1000正投影上の第1の補助走査線FGA1を覆う。さらに、同じ行において、ベース基板1000上の第1の走査線GA1の正投影と、ベース基板1000正投影上の第1の補助走査線FGA1は、重なる。これにより、最初の補助走査線FGA1が他の信号ラインに過度の干渉を引き起こすのを防ぐことができる。
【0091】
例示的に、同じ初期化トランジスタT6に対応する第1の走査線GA1および第1の補助走査線FGA1にロードされた信号は同じであり得る。さらに、同じ初期化トランジスタT6に対応する第1の走査線GA1および第1の補助走査線FGA1を非表示領域に電気的に接続して、同じ信号を送信することができる。
【0092】
例示的に、
図3、
図4d、
図5c、および
図6aから
図7に示されるように、サブピクセルの1つの行は、1つの第2の補助走査線FGA2に対応する。ここで、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第2の補助走査線FGA2の正投影と、ベース基板1000上の閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第2のチャネル領域T3-Aの正投影とは、第5の重なり合う領域を有する。また、閾値補償トランジスタT3は、ダブルゲートトランジスタであってもよく、ここで、第2の重なり合う領域に位置する第2の走査線GA2の部分は、閾値補償トランジスタT3の第1のゲートT3-G1であり、第5の重なり合う領域に位置する第2の補助走査線FGA2の部分は、閾値補償トランジスタT3の第2のゲートT3-G2である。閾値補償トランジスタT3をダブルゲートトランジスタにすることにより、閾値補償トランジスタT3のオフ状態電流をさらに低減することができる。したがって、駆動トランジスタのゲート電圧に対する漏れ電流の影響をさらに低減することができ、駆動トランジスタのゲート電圧の安定性をさらに改善することができる。
【0093】
例示的に、
図3、
図4d、
図5c、および
図6aから
図7に示されるように、同じ行において、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影は、ベース基板1000上の第2の補助走査線FGA2の正投影を覆う。さらに、同じ行において、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影と、ベース基板1000上の第2の補助走査線FGA2の正投影は重なる。これにより、第2の補助走査線FGA2が他の信号ラインに過度の干渉を引き起こすのを防ぐことができる。
【0094】
例示的に、同じ閾値補償トランジスタT3に対応する第2の走査線GA2および第2の補助走査線FGA2にロードされた信号は同じであり得る。さらに、同じ閾値補償トランジスタT6に対応する第2の走査線GA2および第2の補助走査線FGA2を非表示領域に電気的に接続して、同じ信号を送信することができる。
【0095】
例示的に、
図6a~
図6dに示されるように、それは
、第2の導電層200の
ベース基板1000から離れた側に位置する第4の絶縁層740をさらに含み、すなわち、第4の絶縁層740が上記の第2の導電層200上に形成され、上記の第2の導電層200を保護するために使用される。
図3、
図4e、
図5d、
図6a~
図6dに示すように、当該ピクセル駆動回路0121の第3の導電層300が示されている。第3の導電層300は
、第4の絶縁層740の
ベース基板1000から離れた側に配置されている。第3の導電層300は、互いに間隔を置いて配置された複数のデータラインVD、複数の電力線Vdd、複数の第1の接続部310、複数の第2の接続部320、複数の第3の接続部330および複数の第4の接続部340を含み得る。ここで、データラインVD、電力線Vdd、第1の接続部310、第2の接続部320、第3の接続部330および第4の接続部340は、互いに間隔を置いて配置される。
【0096】
例示的に、
図3、
図4e、
図5d、
図6a~
図6dに示すように、データラインVDと電源線Vddは、行方向F1に沿って配置され、データ線VDと電源線Vddは、列方向F2に沿って延在する。1つのサブピクセルに、1つの第1の接続部310、1つの第2の接続部320、第3の接続部330、および第4の接続部340が提供される。たとえば、サブピクセルの1列は1つの電力線Vddに対応し、サブピクセルの1列は1つのデータ線VDに対応する。
【0097】
例示的に、
図3、
図4e、
図5d、
図6a~
図6dに示すように、ベース基板1000上の第1の接続部310の正投影は、ベース基板1000上の中空領域LBの正投影を覆う。
【0098】
例示的に、
図3および
図4eに示されるように、かつ、同じ列において、ベース基板1000上の電力線Vddの正投影は、ベース基板1000上のデータ線VDの正投影とベース基板1000上の第1の接続部310の正投影との間に位置する。
【0099】
例示的に、
図6aから6dに示されるように、それは
、第3の導電層300の
ベース基板1000から離れた側に第5の絶縁層750をさらに含み、すなわち、第5の絶縁層750が第3の導電層300上に形成され、上記の第3の導電層300を保護するために使用される。
図3、
図4f、
図5e、および
図6aから
図7に示すように、当該ピクセル駆動回路0121の第4の導電層400が示されている。第4の導電層400は
、第5の絶縁層750の
ベース基板1000から離れた側に配置される。第4の導電層400は、互いに間隔を置いて配置された複数の初期化線VINIT、互いに間隔を置いて配置された複数の補助導電部410および複数の転写部420を含み得る。ここで、初期化線VINIT、補助導電部410および転写部420互いに間隔を置いて配置される。ここで、1つのサブピクセルは、補助導電部410および接続部420を提供する。サブピクセルの1行は、1つの初期化線VINITに対応する。例示的に、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の初期化線VINITの正投影は、ベース基板1000上の第2の走査線GA2の正投影から離れたベース基板1000上の第1の走査線GA1の正投影側に位置する。
【0100】
例示的に、
図3、
図4f、
図5e、および
図6aから
図7に示すように、ベース基板1000上の補助導電部分410の正投影と、ベース基板1000上の第1の接続部310の正投影とは重なる。さらに、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部分410の正投影は、ベース基板1000上の記憶導電部CC1aの正投影を覆う。さらに、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の補助導電部分410の正投影と、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影のエッジとは、重なり合う領域を有する。
【0101】
図6aは、AA’方向に沿った
図3に示されるレイアウト構造の概略断面図である。
図6bは、BB’方向に沿った
図3に示したレイアウト構造の概略断面図である。
図6cは、CC’方向に沿った
図3に示されるレイアウト構造の概略断面図である。
図6dは、
図3に示したレイアウト構造図の部分断面構造図である。
図7は、本発明の実施形態におけるサブピクセルの2行2列のピクセル駆動回路のレイアウト構造の概略図である。ここで、
図6dは、ピクセル駆動回路0121における初期化トランジスタT6および第2の発光制御トランジスタT5のみを示している。
【0102】
図6a~
図7に示すように、第1のバッファ層810は、シリコン半導体層500とベース基板1000との間に設けられ、第1の絶縁層710は、シリコン半導体層500と第1の導電層100との間に設けられる。第2の絶縁層720は、導電層100と酸化物半導体層600との間に設けられ、第3の絶縁層730は、酸化物半導体層600と第2の導電層200との間に設けられる。第4の絶縁層740は、第2の導電層200と第3の導電層300の間に設けられる。第5の絶縁層750は、第3の導電層300と第4の導電層400との間に設けられる。さらに、第1の平坦化層760は
、第4の導電層400のベース基板1000から離れた側に設けられ、第1の電極層は
、第1の平坦化層760の
ベース基板1000から離れた側に設けられる。ピクセル定義層770、発光機能層781、および第2の電極層782は
、第1の電極層の
ベース基板1000から離れた側に順次配置される。第1の電極層は、互いに間隔を置いて配置された複数の第1の電極783を含み得、第1の電極783は、第1の平坦化層760を貫通するビアホールを介して転写部420に電気的に接続される。
図6aおよび
図6bは、第1の平坦化層760を貫通するビアホールを示さないことに留意されたい。
【0103】
例示的に、上記の絶縁層は、本明細書に限定されない有機材料または無機材料(SiOx、SiNxなど)であり得る。
【0104】
例示的に、
図6dに示されるように、第1のバッファ層810は、積み重ねられた第1のサブバッファ層811、第2のサブバッファ層812、および第3のサブバッファ層813を含み得る。ここで、第1のサブバッファ層811は、ベース基板1000と第2のサブバッファ層812との間に配置され、第3のサブバッファ層813は、第2のサブバッファ層812とシリコン半導体層500との間に配置される。例示的に、第1のサブバッファ層811、第2のサブバッファ層812、および第3のサブバッファ層813のうちの少なくとも1つは、無機材料として構成され得るか、または有機材料として構成され得る。例えば、第1のサブバッファ層811は、ポリイミド(Polyimide,PI)などの有機材料として構成され得、第2のサブバッファ層812および第3のサブバッファ層813は、SiOx、SiNxなどのような無機材料として構成され得る。
【0105】
例示的に、
図6dに示されるように、第2の絶縁層720は、積み重ねられた第2のサブ絶縁層721および第2のバッファ層722を含み得る。第2のサブ絶縁層721は、第1の導電層100と第2のバッファ層722との間に配置され、第2のバッファ層722は、第2のサブ絶縁層721と酸化物半導体層600との間に配置される。例示的に、第2のサブ絶縁層721は、無機材料として設けられる。第2の緩衝層722は、無機材料として設けられる。
【0106】
例示的に、
図6dに示されるように、第5の絶縁層750は、積み重ねられたパッシベーション層(Passivation,PVX)751および第2の平坦化層752を含み得、ここで、パッシベーション層752は、第3の導電層300と第2の平坦化層752との間に配置される。第2の平坦化層752は、パッシベーション層752と第4の導電層400との間に配置される。例示的に、パッシベーション層751の材料は無機材料であり得、第2の平坦化層752は有機材料であり得る。
【0107】
例示的に、サブピクセルspxは、第1の接続用スルーホール511、512、513、514、および515を含み得る。サブピクセルspxは第2の接続用スルーホール521を含み得る。サブピクセルspxは、第3の接続用スルーホール531、532および533を含み得る。サブピクセルspxは、第4の接続用スルーホール541を含み得る。サブピクセルspxは、第5の接続用スルーホール551、552および553を含み得る。ここで、第1の接続用スルーホール511、512、513、514および515は、第1の絶縁層710、第2の絶縁層720、第3の絶縁層730および第4の絶縁層740。第2の接続用スルーホール521は、第2の絶縁層720、第3の絶縁層730および第4の絶縁層740を貫通する。第3の接続用スルーホール531、532および533は、第3の絶縁層730および第4の絶縁層740を貫通する。第4の接続用スルーホール541は、第4の絶縁層740を貫通する。第5の接続用スルーホール551、552および553は、第5の絶縁層750を貫通する。かつ、上記の接続用スルーホールそれぞれは、間隔を置いて配置される。例示的に、第1の接続用スルーホール511は第1のビアホールとして機能し、第3の接続用スルーホール531は第2のビアホールとして機能し、第2の接続用スルーホール521は第3のビアホールとして機能し、第4の接続用スルーホール541は第4のビアホールとして機能し、第5の接続用スルーホール551は第5のビアホールとして機能し、第1の接続用スルーホール515は第6のビアホールとして機能し、第1の接続用スルーホール512は第7のビアホールとして機能する。
【0108】
ここで、同じサブピクセルにおいて、データラインVDは、少なくとも1つの第1の接続用スルーホール511(すなわち、第1のビアホール)を介してシリコン半導体層500に対応するデータ書き込みトランジスタT2の第1の電極領域に電気的に接続される。
【0109】
電力線Vddは、少なくとも1つの第1の接続用スルーホール515(すなわち、第6のビアホール)を介してシリコン半導体層500に対応する第1の発光制御トランジスタT4の第1の電極領域T4-Sに電気的に接続される。かつ、データ書き込みトランジスタT2のシリコン活性層の第2の電極領域T2-Dは、第1の発光制御トランジスタT4のシリコン活性層の第1の電極領域T4-Sに電気的に接続される。
【0110】
かつ、電力線Vddは、少なくとも1つの第4の接続用スルーホール541(すなわち、第4のビアホール)を介して記憶コンデンサCSTの第1の電極CC1aに電気的に接続される。
【0111】
第3の接続部330は、少なくとも1つの第3の接続用スルーホール533を介して初期化トランジスタT6の第3の電極領域T6-Sに電気的に接続される。第3の接続部330は、少なくとも1つの第5の接続用スルーホール552を介して初期化線VINITに電気的に接続される。第3の接続部330は、少なくとも1つの第1の接続用スルーホール513を介してリセットトランジスタT7の第1の電極領域T7-Sに電気的に接続される。
【0112】
第1の接続部310の第1の端子は、少なくとも1つの第3の接続用スルーホール531(すなわち、第2のビアホール)を介して酸化物半導体層600に対応する初期化トランジスタT6の第4の電極領域T6-Dに電気的に接続される。第1の接続部310の第2の端子は、少なくとも1つの第2の接続用スルーホール521(すなわち、第3のビアホール)を介して駆動トランジスタのゲートCC2aに電気的に接続される。かつ、ベース基板1000上の第3のビアホール(すなわち、第2の接続用スルーホール521)の正投影は、ベース基板1000上の中空領域LBの正投影に位置する。かつ、駆動トランジスタT1のシリコン活性層の第2の電極領域T1-Dは、第2の発光制御トランジスタT5のシリコン活性層の第1の電極領域T5-Sに電気的に接続される。
【0113】
第4の接続部340は、少なくとも1つの第1の接続用スルーホール514を介してシリコン半導体層500に対応する駆動トランジスタT1の第2の電極領域T1-Dに電気的に接続される。さらに、第4の接続部340は、少なくとも1つの第3の接続用スルーホール532を介して酸化物半導体層600に対応する閾値補償トランジスタT3の第3の電極領域T3-Sに電気的に接続される。
【0114】
第2の接続部320は、少なくとも1つの第1の接続用スルーホール512(すなわち、第7のビアホール)を介してシリコン半導体層500に対応する第2の発光制御トランジスタT5の第2の電極領域T5-Dに電気的に接続される。さらに、第2の接続部320は、少なくとも1つの第5の接続用スルーホール553を介して転写部420に電気的に接続される。
【0115】
補助導電部410は、少なくとも1つの第5の接続用スルーホール551(すなわち、第5のビアホール)を介して電力線Vddに電気的に接続される。
【0116】
転写部は、少なくとも1つの第6の接続用スルーホール561を介して発光デバイス0120の第1の電極に電気的に接続される。
【0117】
例示的に、サブピクセル内の第1の接続用スルーホール511、512、513、514、および515は、それぞれ1つまたは2つまたはそれ以上を備えていてもよい。実際のアプリケーションでは、実際のアプリケーション環境の要件に従って設計および決定することができ、ここには、限定しない
例示的に、サブピクセル内の第2の接続用スルーホール521は、それぞれ1つまたは2つまたはそれ以上を備えていてもよい。実際のアプリケーションでは、実際のアプリケーション環境の要件に従って設計および決定することができ、ここには、限定しない
例示的に、サブピクセル内の第3の接続用スルーホール531、532および533は、それぞれ1つまたは2つまたはそれ以上を備えていてもよい。実際のアプリケーションでは、実際のアプリケーション環境の要件に従って設計および決定することができ、ここには、限定しない
例示的に、サブピクセル内の第4の接続用スルーホール541は、それぞれ1つまたは2つまたはそれ以上を備えていてもよい。実際のアプリケーションでは、実際のアプリケーション環境の要件に従って設計および決定することができ、ここには、限定しない
例示的に、サブピクセル内の第5の接続用スルーホール551、552および553は、それぞれ1つまたは2つまたはそれ以上を備えていてもよい。実際のアプリケーションでは、実際のアプリケーション環境の要件に従って設計および決定することができ、ここには、限定しない
なお、各サブピクセルspxにおけるトランジスタの位置配置関係は、
図3~
図4fに示す例に限定されるものではなく、上記トランジスタの位置は、実際のアプリケーション要件に応じて具体的に設定することができる。
【0118】
第1の方向F1はサブピクセルの行方向であり得、第2の方向F2はサブピクセルの列方向であり得ることに留意されたい。あるいは、第1の方向F1はまた、サブピクセルの列方向であり得、第2の方向F2は、サブピクセルの行方向であり得る。実際のアプリケーションでは、実際のアプリケーション要件に従って設定でき、ここを限定しない。
【0119】
例示的に、
図3および6bに示されるように、同じサブピクセルにおいて、列方向F2上の閾値補償トランジスタT3の酸化物活性層の第2のチャネル領域T3-Aの正投影と、列方向F2上の第1のビアホール(すなわち、第1の接続用スルーホール511)の正投影とは、重なる。
【0120】
例示的に、
図3および6bに示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の記憶導電部CC1aの正投影は、ベース基板1000上の第5のビアホール(すなわち、第5の接続用スルーホール551)の正投影を覆う。さらに、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の記憶導電部CC1aの正投影は、ベース基板1000上の第4のビアホール(すなわち、第4の接続用スルーホール541)の正投影を覆う。さらに、ベース基板1000上の記憶導電部CC1aの正投影は、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影に近い。ベース基板1000上の記憶導電部CC1aの正投影と、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影は、重ならない。
【0121】
例示的に、
図3および6bに示されるように、同じ列において、第4のビアホール(すなわち、第4の接続用スルーホール541)および第5のビアホール(すなわち、第5の接続用スルーホール551)は、列方向F2に沿ってほぼ同じ直線上に配置される。さらに、同じ列において、第6のビアホール(すなわち、第1の接続用スルーホール515)、第4のビアホール(すなわち、第4の接続用スルーホール541)および第5のビアホール(すなわち、第5の接続用スルーホール551)は、列方向F2に沿ってほぼ同じ直線上に配置される。
【0122】
例示的に、
図3および
図4eに示されるように、ベース基板1000上の第1の接続部310の正投影は、ベース基板1000上の電力線Vddの正投影に近く、かつ、ベース基板1000上の第1の接続部310の正投影と、ベース基板1000上の電力線Vddの正投影は重ならない。
【0123】
例示的に、
図3、
図6aおよび
図6bに示されるように、同じサブピクセルにおいて、ベース基板1000上の第4の走査線GA4の正投影は、ベース基板1000上の発光制御線EMの正投影から離れたベース基板1000上の第7のビアホール(すなわち、第1の接続用スルーホール512)および第6のビアホール(すなわち、第1の接続用スルーホール515)の正投影の側に位置する。
【0124】
特定の実施において、本開示の実施形態では、前記記憶コンデンサは、積み重ねられて配置された3つの電極板を有し、前記3つの電極板は、それぞれ、前記第1の導電層、前記第2の導電層および前記第3の導電層と同じ層に配置される。このようにして、占有面積を増やすことなく、記憶コンデンサCSTの面積を増やすことができ、記憶コンデンサCSTの静電容量値を増やすことができる。
【0125】
特定の実施において、本開示の実施形態では、同じサブピクセルにおいて、前記駆動トランジスタのゲート、前記記憶導電部および前記第1の接続部は、前記記憶コンデンサの3つの電極板として機能する。さらに、第1の接続部は前記駆動トランジスタのゲートに電気的に接続され、前記記憶コンデンサの第2の電極として機能する。
【0126】
さらに、
図8に示すように、同じサブピクセル内の補助導電部410、記憶導電部CC1aおよび電力線Vddが電気的に接続され、記憶コンデンサCSTの第1の電極を形成し、その結果、補助導電部410および記憶導電部CC1aの電位は同じであり、両方とも電源ラインVddの電位である。かつ、駆動トランジスタT1のゲートCC2aが第1の接続部310に電気的に接続され、記憶コンデンサCSTの第2の電極を形成するため、駆動トランジスタT1のゲートCC2aと第1の接続部310電位は、同じであり、および両方は、駆動トランジスタT1のゲートCC2aの電位である。このように、記憶コンデンサは4つの積み重ねられたプレートを含むことができるので、記憶コンデンサCSTの面積は占有面積を増やすことなく増やすことができ、記憶コンデンサCSTの容量値を増やすことができる。
【0127】
特定の実施形態では、補助導電部分410および第1の接続部310の対応する位置にある第2の平坦化層752を薄くするかまたは除去することができ、その結果、記憶コンデンサCSTの容量を改善することができる。
【0128】
なお、実際の工程では、工程条件の制約等により、上記の直線上に延在特徴は、実際の準備時に直線上に完全に延在することができず、多少のずれが生じる場合がある。したがって、直線上に延在する上記の特徴は、直線上に延在する条件をほぼ満たすだけでよく、それらはすべて本開示の保護範囲に属する。例えば、直線上に延在上記の特徴は、許容誤差範囲内で許容され得る。
【0129】
同じ発明の思想に基づいて、本開示の実施形態はまた、本開示の実施形態によって提供される上記のディスプレイパネルを含むディスプレイデバイスを提供する。ディスプレイデバイスの問題を解決する原理は、前述のディスプレイパネルと同様であるため、ディスプレイデバイスの実装は、前述のディスプレイパネルの実装を参照することができ、ここでは繰り返しを繰り返さない。
【0130】
特定の実施形態では、本発明の実施形態では、ディスプレイパネルは、携帯電話、タブレットコンピュータ、テレビ、モニタ、ノートブックコンピュータ、デジタルフォトフレームなどの、表示機能を備えた任意の製品またはコンポーネントであり得る。ナビゲーターなど。ディスプレイ装置の他の不可欠な構成要素は、当業者によって理解されるべきであり、ここで繰り返されることはなく、本発明の限定として使用されるべきではない。
【0131】
本発明の好ましい実施形態が説明されてきたが、当業者は、基本的な創造的概念を習得すると、これらの実施形態に追加の変更および修正を加えることができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の範囲内にある好ましい実施形態およびすべての変更および修正を含むものとして解釈されることを意図している。
【0132】
明らかに、当業者は、本発明の実施形態の精神および範囲から逸脱することなく、本発明の実施形態に様々な変更および修正を加えることができる。このように、本発明の実施形態のこれらの修正および変形は、本発明およびそれらの同等の技術の特許請求の範囲内にある場合、本発明はまた、これらの修正および変形を含むことを意図する。