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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-18
(45)【発行日】2024-04-26
(54)【発明の名称】温度測定用装置
(51)【国際特許分類】
   G01K 7/22 20060101AFI20240419BHJP
   G01K 1/14 20210101ALI20240419BHJP
   G01K 1/18 20060101ALI20240419BHJP
   H01M 50/20 20210101ALI20240419BHJP
【FI】
G01K7/22 J
G01K1/14 L
G01K1/18
H01M50/20
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020133935
(22)【出願日】2020-08-06
(65)【公開番号】P2022030145
(43)【公開日】2022-02-18
【審査請求日】2023-06-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000230249
【氏名又は名称】日本メクトロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 司
(72)【発明者】
【氏名】冨田 俊輔
(72)【発明者】
【氏名】山田 周三
(72)【発明者】
【氏名】木谷 健治
【審査官】平野 真樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-078851(JP,A)
【文献】国際公開第2020/110409(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01K 1/00-19/00
H01M 50/20
H01M 10/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定対象品に固定されるケースに取り付けられるフレキシブルプリント配線板と、
前記フレキシブルプリント配線板に備えられる配線に電気的に接続されるサーミスタ素子と、
前記フレキシブルプリント配線板を介して前記サーミスタ素子とは反対側に配されて、前記被測定対象品における測温個所に押し当てられる熱収集板と、
フォーム材料から構成され、前記ケースが前記被測定対象品に固定されることで圧縮されて、前記熱収集板を前記被測定対象品に対して押し付ける押圧部材と、
前記サーミスタ素子が配される空洞部を有し、かつ、前記フレキシブルプリント配線板に固定される補強板と、
を備え、
前記押圧部材は、前記ケースと前記補強板にそれぞれ固定されることを特徴とする温度測定用装置。
【請求項2】
被測定対象品に固定されるケースに取り付けられるフレキシブルプリント配線板と、
前記フレキシブルプリント配線板に備えられる配線に電気的に接続されるサーミスタ素子と、
前記フレキシブルプリント配線板を介して前記サーミスタ素子とは反対側に配されて、前記被測定対象品における測温個所に押し当てられる熱収集板と、
フォーム材料から構成され、前記ケースが前記被測定対象品に固定されることで圧縮されて、前記熱収集板を前記被測定対象品に対して押し付ける押圧部材と、
前記サーミスタ素子が配される空洞部を有し、かつ、前記フレキシブルプリント配線板に固定される補強板と、
前記補強板の空洞部を覆う蓋と、
を備え、
前記押圧部材は、前記ケースと前記蓋にそれぞれ固定されることを特徴とする温度測定用装置。
【請求項3】
被測定対象品に固定されるケースに取り付けられるフレキシブルプリント配線板と、
前記フレキシブルプリント配線板に備えられる配線に電気的に接続されるサーミスタ素
子と、
フォーム材料から構成され、前記ケースが前記被測定対象品に固定されることで圧縮されて、前記フレキシブルプリント配線板を前記被測定対象品に対して押し付ける押圧部材と、
前記サーミスタ素子が配される空洞部を有し、かつ、前記フレキシブルプリント配線板に固定される補強板と、
を備え、
前記押圧部材は、前記ケースと前記補強板にそれぞれ固定されることを特徴とする温度測定用装置。
【請求項4】
被測定対象品に固定されるケースに取り付けられるフレキシブルプリント配線板と、
前記フレキシブルプリント配線板に備えられる配線に電気的に接続されるサーミスタ素子と、
フォーム材料から構成され、前記ケースが前記被測定対象品に固定されることで圧縮されて、前記フレキシブルプリント配線板を前記被測定対象品に対して押し付ける押圧部材と、
前記サーミスタ素子が配される空洞部を有し、かつ、前記フレキシブルプリント配線板に固定される補強板と、
前記補強板の空洞部を覆う蓋と、
を備え、
前記押圧部材は、前記ケースと前記蓋にそれぞれ固定されることを特徴とする温度測定用装置。
【請求項5】
前記フレキシブルプリント配線板は複数の配線を有しており、前記サーミスタ素子に接続される配線とは別に、前記被測定対象品の電圧を測定するための配線が設けられていることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の温度測定用装置。
【請求項6】
前記押圧部材は、防水性を有することを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の温度測定用装置。
【請求項7】
前記サーミスタ素子は封止材に埋没されていることを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の温度測定用装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被測定対象品の温度を測定するための温度測定用装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、電気自動車などに搭載されるバッテリにおいては、バッテリの温度を測定するための装置が設けられている。このような装置においては、バッテリを構成するセルに、サーミスタ素子実装部を確実に接触させる必要がある。例えば、粘着テープによってサーミスタ素子実装部を貼り付ける方法も知られているが、そのような方法では粘着材の劣化による剥離が生じてしまうおそれもあり、信頼性に欠ける。そこで、従来、コイルばねや板ばねなどのばねを用いることで、各種部材の寸法公差に拘わらず、サーミスタ素子実装部を、より確実にセルに押し付ける機構が採用されている。このような機構を採用することで、安定的に温度を測定することができる。しかしながら、このような機構を採用する場合には、部品点数が多くなり、組立工数が増えるだけでなく設置スペースも広くなり、コストも高くなってしまう。そこで、より簡素かつ安定的に温度を測定する装置が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-74327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、部品点数を削減しつつ、安定的に温度を測定することを可能とする温度測定用装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
【0006】
すなわち、本発明の温度測定用装置は、
被測定対象品に固定されるケースに取り付けられるフレキシブルプリント配線板と、
前記フレキシブルプリント配線板に備えられる配線に電気的に接続されるサーミスタ素子と、
前記フレキシブルプリント配線板を介して前記サーミスタ素子とは反対側に配されて、前記被測定対象品における測温個所に押し当てられる熱収集板と、
フォーム材料から構成され、前記ケースが前記被測定対象品に固定されることで圧縮されて、前記熱収集板を前記被測定対象品に対して押し付ける押圧部材と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、フォーム材料から構成される押圧部材が、ケースが被測定対象品に固定されることで圧縮されることによって、熱収集板が被測定対象品に押圧される。そして、押圧部材を設けるだけでよいので、部品点数が少なくても、熱収集板を被測定対象品に押圧させることができる。また、熱収集板は被測定対象品に押圧されるため、各種部材の寸法公差に拘わらず、熱収集板を被測定対象品に接触させることができるため、安定的に温度を測定することができる。
【0008】
また、他の発明の温度測定用装置は、
被測定対象品に固定されるケースに取り付けられるフレキシブルプリント配線板と、
前記フレキシブルプリント配線板に備えられる配線に電気的に接続されるサーミスタ素子と、
フォーム材料から構成され、前記ケースが前記被測定対象品に固定されることで圧縮されて、前記フレキシブルプリント配線板を前記被測定対象品に対して押し付ける押圧部材と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、フォーム材料から構成される押圧部材が、ケースが被測定対象品に固定されることで圧縮されることによって、フレキシブルプリント配線板が被測定対象品に押圧される。そして、押圧部材を設けるだけでよいので、部品点数が少なくても、フレキシブルプリント配線板を被測定対象品に押圧させることができる。また、フレキシブルプリント配線板は被測定対象品に押圧されるため、各種部材の寸法公差に拘わらず、フレキシブルプリント配線板を被測定対象品に接触させることができるため、安定的に温度を測定することができる。
【0010】
前記フレキシブルプリント配線板は複数の配線を有しており、前記サーミスタ素子に接続される配線とは別に、前記被測定対象品の電圧を測定するための配線が設けられているとよい。
【0011】
これにより、電圧測定用の配線部材と温度測定用の配線部材を別々に設ける必要がなく、より一層部品点数を削減することができる。
【0013】
また、前記サーミスタ素子が配される空洞部を有し、かつ、前記フレキシブルプリント配線板に固定される補強板を備え、
前記押圧部材は、前記ケースと前記補強板にそれぞれ固定されることも好適である。
【0014】
更に、前記サーミスタ素子が配される空洞部を有し、かつ、前記フレキシブルプリント配線板に固定される補強板と、
前記補強板の空洞部を覆う蓋と、
を備え、
前記押圧部材は、前記ケースと前記蓋にそれぞれ固定されることも好適である。
【0015】
このような構成を採用すれば、サーミスタ素子が配された空洞部に異物等が侵入してしまうことを抑制することができる。
【0016】
また、前記押圧部材は、防水性を有するとよい。
【0017】
更に、前記サーミスタ素子は封止材に埋没されていることも好適である。
【0018】
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明によれば、部品点数を削減しつつ、安定的に温度を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は本発明の実施例に係るバッテリの平面図である。
図2図2は本発明の実施例に係るバッテリの側面図である。
図3図3は本発明の実施例に係る電圧監視用装置をバッテリに取り付けた状態を示す平面図である。
図4図4は本発明の実施例に係る電圧監視用装置をバッテリに取り付けた状態を示す側面図である。
図5図5は本発明の実施例1に係る温度測定機構付近の模式的断面図である。
図6図6は本発明の実施例1に係る温度測定機構の概略構成図である。
図7図7は本発明の実施例2に係る温度測定機構の概略構成図である。
図8図8は本発明の実施例3に係る温度測定機構の概略構成図である。
図9図9は本発明の実施例4に係る温度測定機構の概略構成図である。
図10図10は本発明の実施例5に係る温度測定機構の概略構成図である。
図11図11は本発明の実施例6に係る温度測定機構の概略構成図である。
図12図12は本発明の実施例7に係る温度測定機構の概略構成図である。
図13図13は本発明の実施例8に係る温度測定機構の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0022】
以下の実施例においては、温度測定用装置が、電気自動車などに搭載されるバッテリに装着される電圧監視用装置に一体的に用いられる場合を例にして説明する。ただし、本発明に係る温度測定用装置は、様々な被測定対象品の温度を測定する用途に適用され得る。
【0023】
<バッテリ及び電圧監視用装置の概略>
本実施例に係る温度測定用装置の説明に先立って、バッテリ及び電圧監視用装置の概略について、図1図4を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係るバッテリの概略構成を示す平面図(上方から見た図)である。図2は本発明の実施例に係るバッテリの概略構成を示す側面図である。図3は本発明の実施例に係る電圧監視用装置をバッテリに取り付けた状態を概略的に示す平面図(上方から見た図)である。図4は本発明の実施例に係る電圧監視用装置をバッテリに取り付けた状態を概略的に示す側面図である。
【0024】
バッテリ200は、複数のセル210により構成される。これら複数のセル210は、正極211と負極212が隣り合うように配列される。また、これら複数のセル210は、隣り合う正極211と負極212がバスバ131,132によって電気的に接続されることで直列に接続されるように構成される。なお、図示の例では、説明の便宜上、6個のセル210からなるバッテリ200を示している。しかしながら、電気自動車などに搭載されるバッテリの場合、より多くのセルにより構成されるのが一般的である。
【0025】
電圧監視用装置100は、フレキシブルプリント配線板(以下、FPCと称する)110と、FPC110が取り付けられるケース120と、ケース120に取り付けられる上記のバスバ131,132とを備えてる。FPC110の先端にはコネクタ150が取り付けられている。このコネクタ150は、バッテリ200を構成するセル210の電圧及び温度を測定し、かつ各種制御を行う測定装置300に接続される。なお、図4においては、一つの測定装置300で電圧と温度の測定等を行う場合の例を示している。ただし、FPC110を電圧測定用の配線と、温度測定用の配線に分岐させて、それぞれの先端にコネクタを設け、これらのコネクタを電圧測定のための装置と温度測定のための装置にそれぞれ接続させる構成も採用し得る。
【0026】
そして、電圧監視用装置100は、上記の通り、電圧だけでなく温度も測定するために、温度測定機構140を備えている。図3においては、温度測定機構140が設けられている付近について、ケース120を取り外した状態の平面図の一部を拡大した図を楕円の中に示している。FPC110には、電圧を測定するための配線111と、温度を測定するための配線112が設けられている。なお、FPC110の構造については、公知技術であるので、その詳細な説明は省略するが、一般的に、ベースフィルムと、ベースフィルム上に設けられ、銅箔がエッチングされることで形成される配線と、配線を覆うカバーフィルム等により構成される。また、バッテリ200においては、全てのセル210についての電圧が監視されるのに対して、温度については、全てのセル210の温度を監視する必要はない。図3においては、1か所のみ温度測定機構140が設けられる場合を示しているが、一般的には複数個所に温度測定機構が設けられて、複数個所の温度が監視される。
【0027】
以上のように、本実施例に係る電圧監視用装置100は、電圧測定用装置としての機能と温度測定用装置としての機能の両者を備える装置である。以下、温度測定用装置としての機能を発揮する温度測定機構について、複数の実施例を示す。
【0028】
(実施例1)
図5及び図6を参照して、本発明の実施例1に係る温度測定用装置(温度測定機構)について説明する。図5は本発明の実施例1に係る温度測定機構付近の模式的断面図である。図5においては、温度測定機構が設けられる付近において、セル210の長手方向に沿うように、電圧監視用装置100及びセル210を切断した断面を模式的に示している。また、図5(a)は電圧監視用装置100をバッテリ200(セル210)に固定する際の様子を示し、同図(b)は電圧監視用装置100をバッテリ200に固定した状態を示している。図6は本発明の実施例1に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図6(a)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0029】
本実施例に係る温度測定機構140は、ケース120に取り付けられる上記のFPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141とを備えている。ケース120は、被測定対象品であるバッテリ200(セル210)に固定される。このケース120には、セル210に設けられた電極(図5においては、正極211のみ示されている)が挿通される挿通孔121が設けられている。この挿通孔121の部分にバスバ132が設けられることで、電極とバスバ132が電気的に接続されるように構成されている。
【0030】
また、温度測定機構140は、FPC110を介してサーミスタ素子141とは反対側に配され、かつセル210における測温個所に押し当てられる熱収集板142を備えている。この熱収集板142は、アルミニウムなどの板材により構成される。また、この熱収集板142は、FPC110に対して両面テープなどにより接着すればよい。
【0031】
そして、本実施例に係る温度測定機構140においては、ケース120とFPC110との間に設けられる押圧部材143が備えられている。この押圧部材143は、その一端側がケース120に設けられた被嵌合部122に嵌合されることで取り付けられる。ただし、押圧部材143のケース120への固定方法については、各種の固定方法を採用し得る。また、この押圧部材143の他端側はFPC110に固定される。例えば、両面テープによって固定することができる。また、押圧部材143は、フォーム材料により構成される。フォーム材料としては、発泡ゴム系や発泡ウレタン系の材料を好適に適用することができる。
【0032】
以上のように構成される押圧部材143は、ケース120がバッテリ200(セル210)に固定されることで圧縮されて、熱収集板142をバッテリ200に対して押し付ける機能を発揮する(図5(b)参照)。なお、本実施例に係る押圧部材143は、筒状の部材により構成されており、筒内の空洞部にサーミスタ素子141が配される。ただし、押圧部材143については、筒状の部材により構成する必要はなく、一部に凹部を設けて、凹部により形成される空洞部にサーミスタ素子141が配されるようにすることもできる。
【0033】
<本実施例に係る温度測定用装置の優れた点>
本実施例に係る温度測定用装置(温度測定機構140)によれば、フォーム材料から構成される押圧部材143が、ケース120がバッテリ200(セル210)に固定されることで圧縮されることによって、熱収集板142がバッテリ200に押圧される。そして、ケース120とFPC110の間に押圧部材143を設けるだけでよいので、部品点数が少なくても、熱収集板142をバッテリ200に押圧させることができる。また、熱収集板142はバッテリ200に押圧されるため、各種部材の寸法公差に拘わらず、熱収集板142をバッテリ200に接触させることができるため、安定的に温度を測定することができる。このように、本実施例に係る温度測定用装置によれば、部品点数を削減しつつ、安定的に温度を測定することができる。また、部品点数を削減できることで、組立工数を削減できるだけでなく、コストも削減できる。
【0034】
また、本実施例においては、FPC110は複数の配線を有しており、サーミスタ素子141に接続される配線112とは別に、バッテリ200の電圧を測定するための配線111が設けられている。従って、電圧測定用の配線部材と温度測定用の配線部材を別々に設ける必要がなく、より一層部品点数を削減することができる。更に、本実施例に係る温度測定用装置によれば、ケース120とFPC110と温度測定機構140Aを構成する各種部材とが一体化されて、一つのユニット品として取り扱うことができる。そして、このユニット品をバッテリ200に取り付ければよいので、取付作業等が容易である。
【0035】
(実施例2)
図7には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、温度測定機構の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0036】
図7は本発明の実施例2に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図7(a)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0037】
本実施例に係る温度測定用装置においては、温度測定機構140Aの構成のみが上記実施例1の場合とは異なっており、その他のケース120等の構成については上記実施例1と同一であるので、その説明は省略する。
【0038】
本実施例に係る温度測定機構140Aにおいても、上記実施例1の場合と同様に、FPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141と、熱収集板142とを備えている。
【0039】
また、本実施例に係る温度測定機構140Aにおいても、ケース120とFPC110との間に設けられる押圧部材143Aを備えている。そして、本実施例に係る温度測定機構140Aにおいては、FPC110に固定される補強板144を備えている。なお、補強板144は、金属や樹脂など各種の材料を採用し得る。この補強板144は、筒状の部
材により構成されており、内周面144aの内側の部分により空洞部が形成されている。そして、この空洞部にサーミスタ素子141が配される。本実施例の場合には、押圧部材143Aは、ケース120と補強板144にそれぞれ固定される。押圧部材143Aのケース120への固定方法については、上記実施例1で説明した通りである。また、押圧部材143Aの補強板144への固定方法については、例えば、両面テープによって固定することができる。押圧部材143Aが、フォーム材料により構成されることについては、実施例1の場合と同様である。
【0040】
以上のように構成される本実施例に係る温度測定用装置においても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。押圧部材143Aの厚みを薄くしたい場合には、本実施例のように補強板144を採用することで、押圧部材143Aの厚みを調整することができる。また、本実施例においては、補強板144に設けられた空洞部にサーミスタ素子141が配されるため、押圧部材143Aに空洞部を設ける必要はない。ただし、押圧部材143Aが圧縮された際に要求される弾性反発力によっては、実施例1の場合と同様に、押圧部材143Aとして筒状の部材を採用することもできる。
【0041】
(実施例3)
図8には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、温度測定機構の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0042】
図8は本発明の実施例3に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図8(a)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0043】
本実施例に係る温度測定用装置においては、温度測定機構140Bの構成のみが上記実施例1の場合とは異なっており、その他のケース120等の構成については上記実施例1と同一であるので、その説明は省略する。
【0044】
本実施例に係る温度測定機構140Bにおいても、上記実施例1の場合と同様に、FPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141と、熱収集板142とを備えている。
【0045】
また、本実施例に係る温度測定機構140Bにおいても、ケース120とFPC110との間に設けられる押圧部材143Bを備えている。そして、本実施例に係る温度測定機構140Bにおいては、上記実施例2の場合と同様に、FPC110に固定される補強板144を備えている。この補強板144の構成については、上記実施例2で説明した通りであるので、その説明は省略する。そして、本実施例に係る温度測定機構140Bおいては、補強板144の空洞部を覆う蓋145を備えている。この蓋145は、金属や樹脂などの各種材料により構成され、両面テープなどにより補強板144に固定される。本実施例の場合には、押圧部材143Bは、ケース120と蓋145にそれぞれ固定される。押圧部材143Bのケース120への固定方法については、上記実施例1で説明した通りである。また、押圧部材143Bの蓋145への固定方法については、例えば、両面テープによって固定することができる。押圧部材143Bが、フォーム材料により構成されることについては、実施例1の場合と同様である。
【0046】
以上のように構成される本実施例に係る温度測定用装置においても、上記実施例1及び実施例2の場合と同様の効果を得ることができる。また、本実施例の場合には、サーミスタ素子141が密閉された空間内に設けられ、この密閉空間内に水や異物が侵入してしま
うことを抑制することができる。これにより、サーミスタ素子141の劣化を抑制することができる。なお、押圧部材143Bについて、空洞部を設ける必要がないこと、及び、筒状の部材を採用してもよいことについては、実施例2で説明した通りである。
【0047】
(実施例4)
図9には、本発明の実施例4が示されている。本実施例においては、温度測定機構の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0048】
図9は本発明の実施例4に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図9(a)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0049】
本実施例に係る温度測定用装置においては、温度測定機構140Cの構成のみが上記実施例1の場合とは異なっており、その他のケース120等の構成については上記実施例1と同一であるので、その説明は省略する。
【0050】
本実施例に係る温度測定機構140Cにおいても、上記実施例1の場合と同様に、FPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141と、熱収集板142とを備えている。
【0051】
また、本実施例に係る温度測定機構140Cにおいても、ケース120とFPC110との間に設けられる押圧部材143Cを備えている。そして、本実施例に係る温度測定機構140Cにおいては、上記実施例2の場合と同様に、FPC110に固定される補強板144を備えている。この補強板144の構成については、上記実施例2で説明した通りであるので、その説明は省略する。そして、本実施例に係る温度測定機構140Cおいては、補強板144の空洞部内に封止材146が充填されている。これにより、サーミスタ素子141は封止材146に埋没されている。封止材146については、エポキシ樹脂などの各種材料を採用し得る。本実施例の場合には、押圧部材143Cは、ケース120と補強板144にそれぞれ固定される。押圧部材143Cのケース120への固定方法については、上記実施例1で説明した通りである。また、押圧部材143Cの補強板144への固定方法については、例えば、両面テープによって固定することができる。押圧部材143Cが、フォーム材料により構成されることについては、実施例1の場合と同様である。
【0052】
以上のように構成される本実施例に係る温度測定用装置においても、上記実施例1及び実施例2の場合と同様の効果を得ることができる。また、本実施例の場合には、サーミスタ素子141が封止材146に埋没されているため、サーミスタ素子141に水や異物が付着してしまうことはない。これにより、サーミスタ素子141の劣化を抑制することができる。なお、押圧部材143Bについて、空洞部を設ける必要がないこと、及び、筒状の部材を採用してもよいことについては、実施例2で説明した通りである。
【0053】
(実施例5)
図10には、本発明の実施例5が示されている。本実施例においては、温度測定機構の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0054】
図10は本発明の実施例5に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図10(a
)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0055】
本実施例に係る温度測定用装置においては、温度測定機構140Dの構成のみが上記実施例1の場合とは異なっており、その他のケース120等の構成については上記実施例1と同一であるので、その説明は省略する。
【0056】
本実施例に係る温度測定機構140Dにおいても、上記実施例1の場合と同様に、FPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141と、熱収集板142とを備えている。
【0057】
本実施例に係る温度測定機構140Dにおいては、熱収集板142が上記各実施例の場合と比較して、FPC110の先端部分に対して大きく構成されている。そして、ケース120と、FPC110及び熱収集板142との間に、押圧部材143Dが設けられている。押圧部材143Dは、実施例1の場合と同様に、筒状の部材により構成されており、筒内の空洞部にサーミスタ素子141が配される。ただし、押圧部材143Dについては、筒状の部材により構成する必要はなく、一部に凹部を設けて、凹部により形成される空洞部にサーミスタ素子141が配されるようにすることもできる。本実施例の場合には、押圧部材143Dは、ケース120とFPC110及び熱収集板142にそれぞれ固定される。押圧部材143Dのケース120への固定方法については、上記実施例1で説明した通りである。また、押圧部材143DのFPC110及び熱収集板142への固定方法については、例えば、両面テープによって固定することができる。押圧部材143Dが、フォーム材料により構成されることについては、実施例1の場合と同様である。
【0058】
以上のように、本実施例に係る温度測定用装置においては、押圧部材143Dは、FPC110及び熱収集板142の両者を直接押し付ける位置に配されている点で、実施例1の構成とは異なっている。このように構成される本実施例に係る温度測定用装置においても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。なお、本実施例においても、上記実施例2で示した補強板を設ける構成、上記実施例3で示した補強板と蓋を設ける構成、上記実施例4で示した補強板と補強板の空洞部内に封止材を充填させる構成を採用し得る。これらの構成を採用した場合には、補強板がFPC110及び熱収集板142の両者を直接押し付けることになる。
【0059】
(実施例6)
図11には、本発明の実施例6が示されている。本実施例においては、温度測定機構の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0060】
図11は本発明の実施例6に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図11(a)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0061】
本実施例に係る温度測定用装置においては、温度測定機構140Eの構成のみが上記実施例1の場合とは異なっており、その他のケース120等の構成については上記実施例1と同一であるので、その説明は省略する。
【0062】
本実施例に係る温度測定機構140Eにおいても、上記実施例1の場合と同様に、FPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141と、熱収集板142とを備えている。
【0063】
本実施例に係る温度測定機構140Eにおいては、熱収集板142が上記実施例1~4の場合と比較して、FPC110の先端部分に対して大きく構成されている。そして、本実施例に係る温度測定機構140Eにおいては、ケース120と、熱収集板142との間に、押圧部材143Eが設けられている。押圧部材143Eは、FPC110の先端の一部を囲むように構成されている。本実施例の場合には、押圧部材143Eは、ケース120と熱収集板142にそれぞれ固定される。押圧部材143Eのケース120への固定方法については、上記実施例1で説明した通りである。また、押圧部材143Eの熱収集板142への固定方法については、例えば、両面テープによって固定することができる。押圧部材143Eが、フォーム材料により構成されることについては、実施例1の場合と同様である。
【0064】
以上のように、本実施例に係る温度測定用装置においては、押圧部材143Eは、FPC110には接しておらず、熱収集板142のみを直接押し付ける位置に配されている点で、実施例1の構成とは異なっている。このように構成される本実施例に係る温度測定用装置においても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。なお、本実施例においても、上記実施例2で示した補強板を設ける構成を採用し得る。すなわち、熱収集板142と押圧部材143Eとの間に補強板を設ける構成を採用し得る。このような構成を採用した場合には、補強板が熱収集板142を直接押し付けることになる。
【0065】
(実施例7)
図12には、本発明の実施例7が示されている。本実施例においては、温度測定機構の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0066】
図12は本発明の実施例7に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図12(a)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0067】
本実施例に係る温度測定用装置においては、温度測定機構140Fの構成のみが上記実施例1の場合とは異なっており、その他のケース120等の構成については上記実施例1と同一であるので、その説明は省略する。
【0068】
本実施例に係る温度測定機構140Fにおいても、上記実施例1の場合と同様に、FPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141と、熱収集板142とを備えている。
【0069】
本実施例に係る温度測定機構140Fにおいては、熱収集板142が上記実施例1~4の場合と比較して、FPC110の先端部分に対して大きく構成されている。そして、本実施例に係る温度測定機構140Fにおいては、ケース120と、熱収集板142との間に、2つの押圧部材143Eが設けられている。押圧部材143Fは、FPC110の先端の両側にそれぞれ設けられている。本実施例の場合には、押圧部材143Fは、ケース120と熱収集板142にそれぞれ固定される。押圧部材143Fのケース120への固定方法については、上記実施例1で説明した通りである。また、押圧部材143Fの熱収集板142への固定方法については、例えば、両面テープによって固定することができる。押圧部材143Fが、フォーム材料により構成されることについては、実施例1の場合と同様である。
【0070】
以上のように、本実施例に係る温度測定用装置においては、押圧部材143Fは、FPC110には接しておらず、熱収集板142のみを直接押し付ける位置に配されている点で、実施例1の構成とは異なっている。このように構成される本実施例に係る温度測定用装置においても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができることは言うまでもない。なお、本実施例においても、上記実施例2で示した補強板を設ける構成を採用し得る。すなわち、熱収集板142と押圧部材143Fとの間に補強板を設ける構成を採用し得る。このような構成を採用した場合には、補強板が熱収集板142を直接押し付けることになる。
【0071】
(実施例8)
図13には、本発明の実施例8が示されている。本実施例においては、温度測定機構の構成が上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。基本的な構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0072】
図13は本発明の実施例8に係る温度測定機構の概略構成図である。なお、図13(a)は温度測定機構の平面図であり、同図(b)は同図(a)中のAA断面図であり、同図(c)は同図(a)中のBB断面図である。
【0073】
本実施例に係る温度測定用装置においては、温度測定機構140Gの構成のみが上記実施例1の場合とは異なっており、その他のケース120等の構成については上記実施例1と同一であるので、その説明は省略する。
【0074】
本実施例に係る温度測定機構140Gにおいても、上記実施例1の場合と同様に、FPC110と、FPC110に備えられる配線112に電気的に接続されるサーミスタ素子141とを備えている。しかしながら、本実施例に係る温度測定機構140Gにおいては、上記の各実施例の場合とは異なり、熱収集板を備えていない。
【0075】
そして、本実施例に係る温度測定機構140Gにおいても、実施例1の場合と同様に、ケース120とFPC110との間に設けられる押圧部材143Gを備えている。押圧部材143Gは、実施例1の場合と同様に、筒状の部材により構成されており、筒内の空洞部にサーミスタ素子141が配される。ただし、押圧部材143Gについては、筒状の部材により構成する必要はなく、一部に凹部を設けて、凹部により形成される空洞部にサーミスタ素子141が配されるようにすることもできる。そして、本実施例の場合にも、実施例1の場合と同様に、押圧部材143Gは、ケース120とFPC110にそれぞれ固定される。押圧部材143Gのケース120への固定方法については、上記実施例1で説明した通りである。また、押圧部材143GのFPC110への固定方法については、例えば、両面テープによって固定することができる。押圧部材143Gが、フォーム材料により構成されることについては、実施例1の場合と同様である。
【0076】
以上のように構成される本実施例に係る温度測定用装置においては、フォーム材料から構成される押圧部材143Gが、ケース120がバッテリ200(セル210)に固定されることで圧縮されることによって、FPC110がバッテリ200に押圧される。そして、ケース120とFPC110の間に押圧部材143を設けるだけでよいので、部品点数が少なくても、FPC110をバッテリ200に押圧させることができる。また、FPC110はバッテリ200に押圧されるため、各種部材の寸法公差に拘わらず、FPC110をバッテリ200に接触させることができるため、安定的に温度を測定することができる。このように、本実施例に係る温度測定用装置においても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0077】
なお、本実施例においても、上記実施例2で示した補強板を設ける構成、上記実施例3で示した補強板と蓋を設ける構成、上記実施例4で示した補強板と補強板の空洞部内に封止材を充填させる構成を採用し得る。これらの構成を採用した場合には、補強板がFPC110を直接押し付けることになる。
【0078】
(その他)
上記実施例1~5,8において、フォーム材料からなる押圧部材143,143A,143B,143C,143D,140Gの材質として、防水仕様(防水性を有する)とすると好適である。これにより、押圧部材143,143A,143B,143C,143D,140Gにより防水機能が発揮されるため、サーミスタ素子141に水が付着してしまうことを抑制することができる。特に、実施例1,2においては、実施例3の場合のように蓋145を設けたり、実施例4の場合のように封止材146を設けたりしなくても、簡易な構成で防水性を得ることができる。なお、発泡材料においては、発泡状態が独立気泡の材料と連続気泡の材料があり、前者の発泡材料をフォーム材料として採用することで、防水機能を備えさせることが可能となる。
【符号の説明】
【0079】
100 電圧監視用装置
111,112 配線
120 ケース
121 挿通孔
122 被嵌合部
131,132 バスバ
140,140A,140B,140C,140D,140E,140F,140G 温度測定機構
141 サーミスタ素子
142 熱収集板
143,143A,143B,143C,143D,143E,143F,143G 押圧部材
144 補強板
144a 内周面
145 蓋
146 封止材
150 コネクタ
200 バッテリ
210 セル
211 正極
212 負極
300 測定装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13