(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-18
(45)【発行日】2024-04-26
(54)【発明の名称】回転可能な磁気キー組合せ要素
(51)【国際特許分類】
E05B 19/02 20060101AFI20240419BHJP
E05B 27/00 20060101ALI20240419BHJP
E05B 47/00 20060101ALI20240419BHJP
【FI】
E05B19/02
E05B27/00 A
E05B47/00 C
(21)【出願番号】P 2021564128
(86)(22)【出願日】2020-04-19
(86)【国際出願番号】 IL2020050457
(87)【国際公開番号】W WO2020222224
(87)【国際公開日】2020-11-05
【審査請求日】2022-10-17
(32)【優先日】2019-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IL
(73)【特許権者】
【識別番号】500549548
【氏名又は名称】マル-ティー-ロック・テクノロジーズ・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(72)【発明者】
【氏名】ベン-アハロン,エフィ
(72)【発明者】
【氏名】ボートマン,アサフ
【審査官】砂川 充
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-76361(JP,A)
【文献】特開昭56-25582(JP,A)
【文献】実開昭63-5163(JP,U)
【文献】特公昭50-32678(JP,B1)
【文献】特公昭51-26875(JP,B1)
【文献】特公昭51-26876(JP,B1)
【文献】実開平2-2461(JP,U)
【文献】実開昭57-190861(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2012/0055214(US,A1)
【文献】米国特許第5622067(US,A)
【文献】西独国特許出願公開第2727126(DE,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 19/00-19/26
E05B 27/00-33/00
E05B 47/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体的に細長のシャフト部分(12)と、
回転軸線(22)のまわりを回転可能である
、前記シャフト部分(12)に配設される少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)と、
を含
み、
前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)は動作が可能であり、前記動作は、前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)が回転し、磁気プラグ要素(42)と整列し、これにより前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)が前記磁気プラグ要素(42)と磁気的に相互作用し、前記磁気プラグ要素(42)をシリンダ錠(30)の剪断線(36)まで持っていき、前記回転軸線(22)は前記細長のシャフト部分(12)に平行ではない、
キー装置(10)。
【請求項2】
前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)の磁化方向は、前記回転軸線(22)と共線的ではない、請求項1に記載のキー装置(10)。
【請求項3】
前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)の磁化方向は、前記回転軸線(22)に垂直である、請求項1に記載のキー装置(10)。
【請求項4】
前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)は、N極及びS極の磁気部分(20N、20S)を有する少なくとも1つの直径磁気キー組合せ要素(20)を含む、請求項1に記載のキー装置(10)。
【請求項5】
前記回転軸線(22)は、
前記細長のシャフト部分(12)の第1のキー組合せ面(14)および第2のキー組合せ面(16)に垂直である、請求項1に記載のキー装置(10)。
【請求項6】
前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)は、前記回転軸線(22)に沿って直線的に移動可能でない、請求項1に記載のキー装置(10)。
【請求項7】
前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)は、前記回転軸線(22)に沿って直線的に移動可能である、請求項1に記載のキー装置(10)。
【請求項8】
前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)は、前記キー装置(10)の少なくとも1つの側面から突出できる、請求項1に記載のキー装置(10)。
【請求項9】
全体的に細長のシャフト部分(12)と、回転軸線(22)のまわりを回転可能である前記シャフト部分(12)に配設され
、前記回転軸線(22)が前記細長のシャフト部分(12)に平行ではない、少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)と、を含む、キー装置(10)と、
プラグ(34)が剪断線(36)に沿った回転のために実装されるシリンダ錠ハウジング(32)を含むシリンダ錠(30)であって、前記プラグ(34)がキー溝(38)を含みカム(40)に動作可能に結合される、シリンダ錠(30)と、
を含む錠及びキー組合せであって、
前記プラグ(34)は、少なくとも1つの磁気プラグ要素(42)を含み、前記キー溝(38)の中への前記キー装置(10)の挿入後に、前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)は、回転して前記少なくとも1つの磁気プラグ要素(42)と整列し、従って、前記少なくとも1つの磁気キー組合せ要素(20)は、付勢デバイス(46)の力に抗して前記少なくとも1つの磁気プラグ要素(42)と磁気的に相互作用して、前記少なくとも1つの磁気プラグ要素(42)を前記剪断線(36)まで持っていく、錠及びキー組合せ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの磁気プラグ要素(42)は、前記キー溝(38)に進入しない、請求項
9に記載の錠及びキー組合せ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してキーと錠機構に関し、より詳細には、回転可能な磁気キー組合せ要素を備えたキーに関する。
【背景技術】
【0002】
先行技術には、磁気作動式の錠が多数存在する。一般に、錠を作動させるために使用されるキーは、キーブレードやキーシャフトに固定された磁石を有する。これらの固定磁石は、錠に配置された磁気要素と協働して、磁気要素を錠解除位置である剪断線まで持っていく。例えば、先行技術の磁気シリンダ錠では、キーの磁気要素は、固定され、他方、シリンダ錠のプラグの磁気要素は、移動可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、下で詳細に説明されるように、回転可能な磁気キー組合せ要素を備えた新規なキー装置を提供することを探求している。先行技術とは異なって、キーの磁気キー組合せ要素は、回転でき、他方、シリンダ錠のプラグの磁気要素は、回転しない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
斯くして、本発明の非限定の実施例に従って、キー装置が提供され、キー装置は、全体的に細長のシャフト部分と、回転軸線のまわりを回転可能であるシャフト部分に配設される少なくとも1つの磁気キー組合せ要素と、を含む。
【0005】
本発明の非限定の実施例に従って、少なくとも1つの磁気キー組合せ要素の磁化方向は、回転軸線と共線的ではない(例えば、それは回転軸線に垂直又は平行である)。
本発明の非限定の実施例に従って、少なくとも1つの磁気キー組合せ要素は、N極及びS極の磁気部分を有する直径磁気キー組合せ要素を含む。回転軸線は、細長のシャフト部分に垂直、同一平面、又は平行にすることができる。
【0006】
少なくとも1つの磁気キー組合せ要素は、回転軸線に沿って直線的に移動可能であることもそうでないこともある。
少なくとも1つの磁気キー組合せ要素は、キー装置の少なくとも1つの側面から突出できる。
【0007】
斯くして、本発明の非限定の実施例に従って、錠及びキー組合せが提供され、キー組合せは、全体的に細長のシャフト部分と、回転軸線のまわりを回転可能であるシャフト部分に配設される少なくとも1つの磁気キー組合せ要素と、を含むキー装置と、プラグが剪断線に沿った回転のために実装されるシリンダ錠ハウジングを含むシリンダ錠であって、プラグがキー溝を含みカムに動作可能に結合される、シリンダ錠と、を含み、プラグは、少なくとも1つの磁気プラグ要素を含み、キー溝の中へのキー装置の挿入後に、少なくとも1つの磁気キー組合せ要素は、回転して少なくとも1つの磁気プラグ要素と整列し、従って、少なくとも1つの磁気キー組合せ要素は、付勢デバイスの力に抗して少なくとも1つの磁気プラグ要素と磁気的に相互作用して、少なくとも1つの磁気プラグ要素を剪断線まで持っていく。
【0008】
本発明の非限定の実施例に従って、少なくとも1つの磁気プラグ要素は、キー溝に進入しない。
本発明は、図面と関連して解釈される次の詳細説明からより完全に理解及び認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の非限定の実施例に従って構築されて動作する回転可能な磁気キー組合せ要素を備えたキー装置の簡略化された平面図である。
図1Aは、
図1の1A-1A線に沿って取った、
図1の回転可能な磁気キー組合せ要素の簡略化された断面図である。
図1Bは、
図1の1A-1A線に沿って取った、
図1の回転可能な磁気キー組合せ要素の簡略化された断面図である。
図1Cは、
図1の1A-1A線に沿って取った、
図1の回転可能な磁気キー組合せ要素の簡略化された断面図である。
【
図2】
図2Aは、磁気キー組合せ要素がキー装置の一側面から突出できる、キー装置の簡略化された側縁図である。
図2Bは、磁気キー組合せ要素がキー装置の両側面から突出できるか又はそういった磁気キー組合せ要素が2つ存在して各1つがキー装置の一側面から突出できる、キー装置の簡略化された側縁図である。
図2Cは、磁気キー組合せ要素がキー装置のキー組合せ面と面一か又はそれより下位にできる、キー装置の簡略化された側縁図である。
【
図3】
図3Aは、シリンダ錠の中への
図1のキー装置の挿入前の断面図である。
図3Bは、キー装置が、シリンダ錠のプラグの磁気プラグ要素を、磁気プラグ要素が剪断線にある錠解除位置まで動かしている、シリンダ錠の中への
図1のキー装置の挿入後の断面図である。
【
図4】本発明の別の非限定の実施例に従って構築されて動作する回転可能な磁気キー組合せ要素を備えたキー装置の簡略化された平面図である。
図4Aは、
図4の4A-4A線に沿って取った
図4の回転可能な磁気キー組合せ要素の簡略化された断面図である。
【
図5】
図5Aは、シリンダ錠のプラグの磁気プラグ要素との回転整列前の回転可能な磁気キー組合せ要素の簡略化された図である。
図5Bは、シリンダ錠のプラグの磁気プラグ要素との回転整列後の回転可能な磁気キー組合せ要素の簡略化された図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここで
図1及び
図1Aを参照し、本発明の非限定の実施例に従って構築されて動作するキー装置10を例証する。用語「キー装置」は、(キーカットが形成されていない)キーブランクと、キーカットが形成されたキーと、の双方を包含する。
【0011】
キー装置10は、全体的に細長のシャフト部分12、ヘッド13を含むことがあり、また、第1及び第2の反対に方向付けされたキー組合せ面14及び16(
図1A)を含むこともそうでないこともある。キー装置10は、キーカットが形成されていないか又は実質上形成されていないキーブランクとして提供される場合がある(キーカットは、後で錠前師や同種の者によって形成される)。代替として、キー装置10は、第1のキー組合せ面14に沿って及び/又は第2のキー組合せ面16に沿って形成されたキー組合せを規定する一列のキーカット18を含むことがある。従って、キー装置10は、対称なキー組合せ面14及び16を備えた裏返し可能なキーを規定することがある。代替として、キー装置10は、単一のキー組合せ面又は異なったキー組合せ面を有することがある。
【0012】
少なくとも1つの磁気キー組合せ要素20は、シャフト部分12に配設され、要素20は、回転軸線22(
図1A)のまわりを回転可能である。1つの実施例では、磁気キー組合せ要素20は、任意の磁化方向(磁化方向は磁石のN極とS極の間の方向を指す)を有することができ、磁化方向は、回転軸線22に対して任意の方向に配向できる。好適な実施例では、磁気キー組合せ要素20の磁化方向は、回転軸線22と共線的ではなく、むしろ、例えば、回転軸線22に垂直である。例えば、磁気キー組合せ要素20は、N極及びS極の磁気部分20N及び20Sを有する直径磁石であることがある。他の可能性は、それに限定されないが、要素20の磁化方向が回転軸線22に平行である、ということを含む。
【0013】
磁気キー組合せ要素は、2つ以上のN極部分20N及び2つ以上のS極磁気部分20Sを有する場合がある。
磁気キー組合せ要素20は、ワンピース磁石であることがあり、或いは、回転軸線22のまわりを一緒に回転する幾つかの別個の磁石を含むことがある。
【0014】
磁気キー組合せ要素20は、任意の適切な磁気材料で作製でき、例えば、それらに限定されないが、希土類材料、例えば、ネオジム鉄ホウ素、サマリウムコバルト及び同種のもの、或いは非希土類材料、例えば、異なった鉄合金である。
【0015】
図1及び
図1Aの例証された実施例では、回転軸線22は、第1のキー組合せ面14及び第2のキー組合せ面16に垂直である。
代替として、
図4及び
図4Aの例証された実施例では、磁気キー組合せ要素70は、第1のキー組合せ面14及び第2のキー組合せ面16と同一平面の又はそれに平行な回転軸線72のまわりを回転可能である(
図4A)。
図1及び
図1Aの実施例と同様に、
図4及び
図4Aの実施例では、磁気キー組合せ要素70は、少なくとも1つのペアのN極及びS極の磁気部分70N及び70Sを有することがある。磁気キー組合せ要素の他の回転方向及び構成は、同じく本発明の範囲において企図される。例えば、磁気キー組合せ要素は、キー装置のシャフト部分の凹所又はソケット内で回転(例えば、転動又は揺動)する球にされる場合がある。球の回転は、常に何らかの回転軸線のまわりであり、回転軸線は、任意であり、球が回転又は揺動するときに球の配向に依存して変化する場合がある。
【0016】
図1Aを再度参照すると、理解されるのは、磁気キー組合せ要素20は、1つ又は複数のカラー又は肩部24によってシャフト部分12に保持され得るということである。そういったケースでは、磁気キー組合せ要素20は、移動可能でないか又はかろうじて回転軸線22に沿って直線的に移動可能であり、
図2Cで理解されるように、磁気キー組合せ要素20は、キー装置10のキー組合せ面と面一であるか又はそれより下位にある。そういった実施例では、磁気キー組合せ要素20は、キー装置10のキー組合せ面と面一か又はそれより下位に留まり、シリンダ錠へのキー装置の挿入及び操作後でさえそうである。
【0017】
代替として、
図1Bで理解されるように、磁気キー組合せ要素20は、1つ又は複数の肩部26によって、シャフト部分12内に保持されることがある。磁気キー組合せ要素20は、1つ又は複数の肩部26に対して当接できる環状リッジ28を有することがある。(代替として、リッジは、シャフトの穴の半径方向リッジにすることができ、肩部は、要素20に形成できる)。このように、磁気キー組合せ要素20は、回転軸線22に沿って直線的に移動可能である。磁気キー組合せ要素20は、斯くして、キー装置10の一側面(
図2A)から又はキー装置10の両側面(
図2B)から突出できる。
【0018】
代替として、
図1Cで理解されるように、2つの同軸の磁気キー組合せ要素20は、キー装置内にあってもよく、各々は、キー装置の一側面から突出できる(
図2B)。
ここで
図3Aを参照すると、キー装置10と共に使用するためのシリンダ錠30を例証している。シリンダ錠30は、プラグ34が剪断線36に沿った回転のために実装されるシリンダ錠ハウジング32を含む。プラグ34は、キー溝38を含み、錠部材(図示せず)を錠位置又は錠解除位置に持っていくためにカム40に動作可能に結合される。
【0019】
プラグ34は、シリンダ錠ハウジング32のドライバピン(図示せず)と協働するプラグピン(図示せず)を含み、プラグピン及び駆動ピンは、当技術分野でよく知られているように、適切にコード化されたキーの挿入時に剪断線36に移動する。
【0020】
本発明の非限定の実施例に従って、プラグ34は、磁気プラグ要素42を含む。プラグ要素42の磁化方向は、
図1の磁気キー組合せ要素20の磁化方向に対応するように選択されることがある。斯くして、例えば、磁気キー組合せ要素20が直径磁石である場合、プラグ要素42は、直径磁石にもできる。プラグ要素42は、コイルばねなどの付勢デバイス46によって剪断線36を交差するように僅かに促される本体44を含む。磁気プラグ要素42が、従来のプラグピンとは異なって、キー溝38に進入せず、代わりに、プラグ34に形成された凹所48に実装されるということに留意されたい。付勢デバイス46は、凹所48の内面のうちの1つを押圧する。磁気プラグ要素42は、キー溝38から機械的にアクセスできない可能性(磁気プラグ要素42に接触するために工具が使用できないことを意味)があり、とは言っても、それは磁気キー組合せ要素20と磁気的に相互作用(誘引又は反発によって)し、従って、プラグ要素42は、剪断線まで持っていかれる。
【0021】
図3Bは、キー装置10の(キー溝の中への)挿入後のシリンダ錠30を例証する。磁気キー組合せ要素20は、回転して磁気プラグ要素42と整列し、従って、磁気キー組合せ要素20は、付勢デバイス46の力(磁気的な相互作用力に起因して圧縮、引張、捻転、或いは別の形で反応する)に抗して磁気プラグ要素42と磁気的に相互作用(誘引又は反発)して、磁気プラグ要素42を剪断線36まで持っていき、以ってプラグ34の旋回がシリンダ錠30を動作させるのを可能にする。
【0022】
磁気プラグ要素42に対する回転可能な磁気キー組合せ要素20の磁気的な回転整列は、
図5A及び
図5Bを参照して、ここで説明される。
まず、
図5Aで理解されるように、要素20のN極は、プラグ要素42のN極と部分的に整列されることがあり、要素20のS極は、プラグ要素42のS極と部分的に整列されることがある。同極の部分的な整列は、誘引力及び反発力の組合せを作り出し、要素20を旋回させ、従って、
図5Bで理解されるように、要素20のS極は、プラグ要素42のN極と完全に整列され、要素20のN極は、プラグ要素42のS極と完全に整列される。反対極の完全な整列は、プラグ要素42を
図3Bで理解されるような剪断線まで動かす誘引力を作り出す。
【0023】
回転可能な磁気キー組合せ要素を有しない無許可のキーが使用された場合、その無許可の磁気要素は、
図5Aの位置のままであろうし、プラグ要素42を剪断線まで動かすのに必要な誘引力を作り出さないであろう。