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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-18
(45)【発行日】2024-04-26
(54)【発明の名称】動的音響天井システム
(51)【国際特許分類】
   E04B 9/00 20060101AFI20240419BHJP
   G10K 15/00 20060101ALI20240419BHJP
   G10K 11/16 20060101ALI20240419BHJP
   E04B 1/99 20060101ALI20240419BHJP
   E04B 1/82 20060101ALI20240419BHJP
【FI】
E04B9/00 A
G10K15/00 L
G10K11/16 140
E04B9/00 Q
E04B1/99 Z
E04B1/82 M
E04B1/82 V
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021569457
(86)(22)【出願日】2020-05-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-03
(86)【国際出願番号】 US2020033514
(87)【国際公開番号】W WO2020242815
(87)【国際公開日】2020-12-03
【審査請求日】2023-05-17
(31)【優先権主張番号】62/852,672
(32)【優先日】2019-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/788,607
(32)【優先日】2020-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512127109
【氏名又は名称】ユーエスジー・インテリアズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イモーディノ、サルヴァトーレ
(72)【発明者】
【氏名】ローゼンスティール、テリー
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ、マーク
(72)【発明者】
【氏名】ルフタラ、エリック
(72)【発明者】
【氏名】シュミット、アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】ナテサイヤー、クマール
【審査官】須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】特開平03-239297(JP,A)
【文献】米国特許第03590354(US,A)
【文献】米国特許第03411605(US,A)
【文献】国際公開第2016/014759(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04B 9/00
G10K 15/00
G10K 11/16
E04B 1/99
E04B 1/82
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋内環境に関連して使用するための動的音響システムであって、
複数の細長い音響バーであって、各々は、前記屋内環境の天井部材の下に動作可能に結合されており、前記複数の音響バーの各々は、
上部と、
下部と、
前記上部と前記下部との間に延びる複数の側面と、
前記上部、前記下部、および前記複数の側面によって少なくとも部分的に画定された内部領域と、
各々が第1の位置と第2の位置との間で移動可能である複数の可動要素と、を含む、複数の細長い音響バーと、
前記複数の細長い音響バーの各々に動作可能に結合されて、所望の数の前記複数の細長い音響バーの所望の数の前記複数の可動要素の動作を選択的に制御して、前記屋内環境の音響特性を変更する、コントローラと、を含む、動的音響システム。
【請求項2】
コントローラに結合されたセンサであって、前記屋内環境の音響特性を測定するように適合されたセンサをさらに含む、請求項1に記載の動的音響システム。
【請求項3】
前記センサは、マイクロフォンまたは振動センサのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の動的音響システム。
【請求項4】
前記複数の細長い音響バーの前記内部領域内に少なくとも部分的に配設された吸音材料をさらに含み、
前記吸音材は前記複数の可動要素の少なくとも1つの動作により前記内部領域が前記屋内環境に露出されると、前記少なくとも1つの可動要素の位置づけに基づいて音波を吸収する、請求項1に記載の動的音響システム。
【請求項5】
前記複数の細長い音響バーに、またはその近くに位置付けられ、かつ前記コントローラに動作可能に結合されている少なくとも1つの音発生装置をさらに含み、
前記音発生装置によって生成された音波が、前記内部領域に向けられるように構成され、
前記コントローラは、前記少なくとも1つの音発生装置の動作をさらに選択的に制御する、請求項1に記載の動的音響システム。
【請求項6】
前記複数の可動要素の各々は、回転可能のルーバーを含み、前記コントローラは、所望の数の前記複数のルーバーを選択的に動作させる信号を伝送するように適合されている、請求項1に記載の動的音響システム。
【請求項7】
前記複数のルーバーは、前記細長い音響バーの前記複数の側面のうちの少なくとも1つに配設されている、請求項6に記載の動的音響システム。
【請求項8】
屋内環境に関連して使用するための動的音響システムに使用する動的音響アクセサリであって、
前記動的音響アクセサリは、
上部と、下部と、前記上部と前記下部との間に延びる複数の側面と、前記上部、前記下部、および前記複数の側面によって少なくとも部分的に画定された内部領域と、を含む細長いシェルと、
前記細長いシェルに動作可能に結合された少なくとも1つの取り付け構造であって、前記細長いシェルを前記屋内環境の天井面に固定するように適合された少なくとも1つの取り付け構造と、
前記細長いシェルの下部に位置付けられた可動ベース部材であって、前記可動ベース部材は、少なくとも1つの側壁を有する概ね平面状の細長いプラットフォームであって、前記細長いプラットフォームと少なくとも1つの側壁は容積を規定する細長いプラットフォームと、前記細長いプラットフォームに結合された駆動機構であって、前記駆動機構は前記可動ベース部材を、第1の上昇位置と前記細長いシェルの下部から離れた第2の下降位置との間で移動させて、前記細長いシェルの内部領域の少なくとも一部と前記細長いプラットフォームの容積とを選択的に前記屋内環境に露出させて前記屋内環境の音響特性を変化させるように適合されている駆動機構とを備える可動ベース部材とを有する、動的音響アクセサリ。
【請求項9】
前記細長いシェルの内部領域内に少なくとも部分的に配設された吸音材をさらに有し、
前記吸音材は前記可動ベース部材の動作により前記内部領域が前記屋内環境に露出されると、前記可動ベース部材の位置づけに基づいて音波を吸収する、請求項8に記載の動的音響アクセサリ。
【請求項10】
前記細長いシェルの上部またはその近傍に配設された少なくとも1つの音発生装置をさらに含み、
前記音発生装置によって生成された音波が、前記内部領域に向けられるように構成される、請求項8に記載の動的音響アクセサリ。
【請求項11】
前記少なくとも1つの取り付け構造は、チェーン、細長いロッド、ファスナー、または接着剤のうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の動的音響アクセサリ。
【請求項12】
屋内環境に関連して使用するための動的音響アクセサリであって、
前記動的音響アクセサリは、
上部と、下部と、前記上部と前記下部との間に延びる複数の側面と、前記上部、前記下部、および前記複数の側面によって少なくとも部分的に画定された内部領域と、を含む細長いシェルと、
前記細長いシェルに動作可能に結合された少なくとも1つの取り付け構造であって、前記細長いシェルを前記屋内環境の天井面に固定するように適合された少なくとも1つの取り付け構造と、
前記シェルの複数の側面のうちの少なくとも一つに結合された複数の可動ルーバーであって、前記複数の可動ルーバーの各々は、前記細長いシェルの内部領域の少なくとも一部を前記屋内環境に選択的に露出させて前記屋内環境の音響特性を変更するために、第1の位置と第2の位置との間で選択的に移動可能である、複数の可動ルーバーとを有する、動的音響アクセサリ。
【請求項13】
前記複数の可動ルーバーの少なくとも1つは、前記可動ルーバーに結合された駆動機構を介して個別に作動可能であり、前記駆動機構は前記細長いシェルに対して前記少なくとも1つの可動ルーバーを選択的に回転させるように構成される、請求項12に記載の動的音響アクセサリ。
【請求項14】
前記細長いシェルの前記内部領域内に少なくとも部分的に配設された吸音材料をさらに含み、
前記吸音材は前記複数の可動ルーバーの少なくとも1つの動作により前記内部領域が前記屋内環境に露出されると、前記複数の可動ルーバーの少なくとも1つの位置づけに基づいて音波を吸収する、請求項12に記載の動的音響アクセサリ。
【請求項15】
前記細長いシェルの上部またはその近傍に配設された少なくとも1つの音発生装置をさらに含み、
前記音発生装置によって生成された音波が、前記内部領域に向けられるように構成される、請求項12に記載の動的音響アクセサリ。
【請求項16】
前記少なくとも1つの取り付け構造は、チェーン、細長いロッド、ファスナー、または接着剤のうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の動的音響アクセサリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、環境の音響特性を選択的に調整するための音響天井パネルに関する。
【背景技術】
【0002】
屋内または機内環境は、1日を通して様々な数の居住者を収容するために使用される。例えば、レストランでは、昼食の時間帯とは対照的に、夕方の時間帯に利用客の数が増える場合がある。同様に、会議ホールまたは会議センターは、開催されるイベントの種類に応じて、異なる数の利用客を収容する場合がある。このように利用客の数が増加すると、次に、屋内環境内の全体的な騒音レベルの増加をもたらす可能性があり、これは、いくつかの個人にとって不快である場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
いくつかの環境には、吸音パネルまたはシートが組み込まれているが、インテリアデザインの好みは、露出した構造要素が目に見える、シンプルかつ実用的な外観に向かう傾向にある。したがって、これらのパネルまたはシートの使用は、審美的に望ましくない場合がある。さらに、そのようなユニットは、スプリンクラーシステムおよび/または他の安全機能を環境に組み込むことを妨げる可能性がある。さらに、いつかの音響処理装置は、本質的に調整可能であり得るが、これらの装置は、正確な制御を欠いている。
【0004】
本開示の一実施形態によれば、屋内環境に関連して使用するための動的音響システムは、複数の細長い音響バーと、細長い音響バーの各々に対して動作可能なコントローラと、を含む。バーの各々は、屋内環境の天井部材に動作可能に結合されており、上部と、下部と、上部と下部の間に延びる複数の側面と、上部、下部、および複数の側面によって少なくとも部分的に画定された内部領域と、第1の位置と第2の位置との間で移動可能である少なくとも1つの可動要素と、を含む。コントローラは、所望の数の複数の細長い音響バーの少なくとも1つの可動要素の動作を選択的に制御して、屋内環境の環境特性を変更する。
【0005】
いくつかの手法では、システムは、コントローラに結合されたセンサをさらに含み得、センサは、屋内環境の環境特性を測定する。センサは、マイクロフォンまたは振動センサの形態であり得る。
【0006】
いくつかの実施例では、システムは、細長い音響バーの内部領域内に少なくとも部分的に配設された吸音材料をさらに含み得る。これらの実施例のいずれかにおいて、システムは、音響バーに、またはその近くに位置付けられている少なくとも1つの音発生装置をさらに含み得る。少なくとも1つの音発生装置は、コントローラがその動作を選択的に制御することを可能にする方法で、コントローラに動作可能に結合されている。
【0007】
いくつかの形態では、少なくとも1つの可動要素は、複数のルーバーの形態である。これらの実施例では、コントローラは、いくつかのルーバーを選択的に移動させる信号を伝送するように適合されている。いくつかの実施例では、複数のルーバーは、複数の側面のうちの少なくとも1つに配設される。
【0008】
他の形態では、少なくとも1つの可動要素は、バーの下部から下降するように適合されている可動ベース部材の形態である。
【0009】
本開示の別の態様によれば、屋内環境に関連して使用するための動的音響アクセサリは、細長いシェル、細長いシェルに動作可能に結合された少なくとも1つの取り付け構造、および可動ベース部材を含む。細長いシェルは、上部と、下部と、それらの間に延びる複数の側面と、上部、下部、および複数の側面によって少なくとも部分的に画定された内部領域と、を含む。取り付け構造は、細長いシェルを屋内環境の天井面に固定するように適合されている。可動ベース部材は、細長いシェルの下部に位置付けられており、第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、細長いシェルの内部領域の少なくとも一部分を屋内環境に選択的に露出させて、屋内環境の環境特性を変更する。
【0010】
本開示の別の態様によれば、屋内環境に関連して使用するための動的音響アクセサリは、細長いシェル、細長いシェルに動作可能に結合された少なくとも1つの取り付け構造、および複数の可動ルーバーを含む。細長いシェルは、上部と、下部と、それらの間に延びる複数の側面と、上部、下部、および複数の側面によって少なくとも部分的に画定された内部領域と、を含む。取り付け構造は、細長いシェルを屋内環境の天井面に固定するように適合されている。複数の可動ルーバーは、シェルの側面のうちの少なくとも1つに結合されている。可動ルーバーの各々は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、細長いシェルの内部領域の少なくとも一部分を屋内環境に選択的に露出させて、屋内環境の環境特性を変更する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
上記の手法は、特に図面と併せて調査したときに、少なくとも部分的に以下の「発明を実施するための形態」に記載する高性能動的音響天井パネルの提供を通して満たされる。
【0012】
図1図1は、本開示の様々な実施形態による、第1の構成の動的音響システムを有する例示的な屋内環境の斜視図を示す。
図2A図2Aは、本開示の様々な実施形態による、第1の構成の動的音響システムを有する例示的な屋内環境の斜視図を示す。
図2B図2Bは、本開示の様々な実施形態による、第2の構成の動的音響システムを有する図2Aの例示的な屋内環境の斜視図を示す。
図3A図3Aは、本開示の様々な実施形態による、閉鎖構成における図1~2Bの例示的な動的音響システムの第1の例示的な動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図3B図3Bは、本開示の様々な実施形態による、開放構成における図1~3Aの例示的な動的音響システムの例示的な動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図4図4は、本開示の様々な実施形態による、開放構成における第2の代替例の動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図5図5は、本開示の様々な実施形態による、開放構成における第3の代替例の動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図6A図6Aは、本開示の様々な実施形態による、閉鎖構成における第4の代替例の動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図6B図6Bは、本開示の様々な実施形態による、部分的に開放された構成における図6Aの第4の代替例の動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図6C図6Cは、本開示の様々な実施形態による、開放構成における図6Aおよび6Bの第4の代替例の動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図7図7は、本開示の様々な実施形態による、図6A~6Cの第4の代替例の動的音響アクセサリの上面斜視図を示す。
図8図8は、本開示の様々な実施形態による、図6A~7の第4の代替例の動的音響アクセサリの断面図を示す。
図9図9は、本開示の様々な実施形態による、第5の代替例の動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図10図10は、本開示の様々な実施形態による、第6の代替例の動的音響アクセサリの斜視図を示す。
図11図11は、本開示の様々な実施形態による、動的音響システムの概略図を示す。
【0013】
当業者は、図中の要素が、簡潔かつ明確にするために示されたものであり、必ずしも一定の縮尺で描かれたものではないことを認識するであろう。例えば、図中の要素のうちのいくつかの寸法および/または相対的位置付けは、本発明の様々な実施形態の理解を高めることを補助するために、他の要素に対して誇張され得る。また、商業的に可能な実施形態において有用または必要である一般的であるがよく理解されている要素は、そうした様々な実施形態をあまり妨げないように、しばし図示されない。さらに、特定のアクションおよび/またはステップは、特定の発生順序で説明または描写され得るが、一方で、当業者は、そのような順序に関する特定性が実際には必要とされないことを理解するであろう。また、本明細書で使用される用語および表現は、異なる具体的な意味が本明細書で別様に記載されている場合を除いて、そのような用語および表現に上記の技術分野の当業者が与えるような通常の技術的な意味を有することも理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0014】
一般的に言えば、動的音響天井システムには、屋内環境の固有の音響特性を変更することができる構成要素を備えたパネル化された天井要素が含まれる。各パネルは、いくつかの実施例では吸音材料を含む内部領域を、様々な程度で隠蔽するか、または露出するためのアクティブかつ動作可能な機械的要素を含む。そのような吸音材料は、パッシブ吸音材またはアクティブ吸音材であり得る。各パネルは、アクティブかつ調整可能なサウンドマスキングまたは音声強化を提供するために、埋め込まれた変換器(例えば、スピーカ)をさらに含み得る。各パネルのすべてのアクティブかつ調整可能な要素は、1つ以上の組み込まれたセンサ(マイクロフォンなど)による入力を受信するプログラム可能なデジタルサウンドプロセッサ(「DSP」)によって制御され得る。複数のパネルは、システムとして組み合わされると、一体化されたデジタル制御システムを介して相互に通信して、プログラム可能な自動調整音響環境を作成し得る。
【0015】
ここで図面を参照すると、天井部材102を有する屋内環境101に関連して使用するための、動的音響システム100が提供される。システム100は、任意の数の細長い音響バー110、音響バー110の各々に動作可能に結合されたコントローラ140、およびコントローラ140に動作可能に結合された少なくとも1つのセンサ150を含む。音響バー110は、以下のサブコンポーネントのいずれかまたはすべてを含むいくつかの形態で提供することができる。音響バー110は、上部111a、下部111b、およびそれらの間に延びるいくつかの側面112を有するシェル111の形態である。側面112は、任意の数の開口部112aを有する。図1~8に示されるように、音響バー110は、概して長方形の角柱形状を有するが、他の形状および構成が可能である。音響バー110のシェル111は、その中に、概して中空の内部領域114(図3B)を画定する。したがって、側面112に形成された開口部112aは、環境101と、シェル111の内部領域114との間に音の経路を作成する。
【0016】
音響バー110は、任意の数の適切な取り付け構造115を介して、天井部材102に取り付けられ得る。例えば、音響バー110は、接着剤、ボルトおよび/またはブラケットなどの留め具などを介して、天井102に直接接着され得る。適切な取り付け手法の他の実施例については、以下でさらに詳しく説明する。
【0017】
音響バー110の各々は、音波が環境101から内部領域114に入る経路を選択的に作成する、少なくとも1つの可動要素を含む。図2A~3Bに示されるように、可動要素は、シェル111の任意の数の側面112に沿って位置付けられた可動ルーバー116またはバッフルの形態である。可動ルーバー116は、長手方向軸「L」に沿って延びる長方形の形状を有する、概して平坦なパネルの形態であるが、任意の所望の形状または構成を使用し得る。
【0018】
いくつかの実施例では、可動ルーバー116は、ピン118または他のヒンジ式取り付け部材を介して、シェル111に回転可能に結合されている。可動ルーバー116は、可動ルーバー116をシェル111に固定するためにピン118が挿入される取り付けオリフィス(図示せず)を画定し得る。いくつかの手法では、取り付け機構は、可動ルーバー116を通常の閉鎖位置に維持する、ばねまたは他の弾性部材を含み得る。駆動機構120は、各可動ルーバー116に結合され得、可動ルーバー116を移動させる。いくつかの実施例では、システム100は、各可動ルーバー116に対して1つの駆動機構120を使用して、いくつかの開放した音の経路を微調整することを可能にし得る。しかしながら、他の実施例では、1つの駆動機構120は、いくつかの可動ルーバー116に動作可能に結合されて、いくつかの可動ルーバーの動作を制御し得る。さらに他の実施例では、任意の数の駆動機構120を使用して、任意の所望の数の可動ルーバー116を駆動し得る。さらに、いくつかの実施例では、駆動機構120は、各可動ルーバー116に解放可能に結合され得、したがって、駆動機構120は、所望の場合、所望の可動ルーバー116に駆動力を選択的に及ぼし得る。解放可能な結合システムの1つのそのような例は、カムシステムであるが、他の例が可能である。
【0019】
駆動機構120は、モータ、サーボモータ、ソレノイドまたは他のアクチュエータ、ギア機構、プーリ機構などの形態であり得る。他の実施例が可能である。駆動機構120は、一方向であり得、それは、可動ルーバー116に単一方向に付勢力を及ぼすことを意味するか、または代替的に、多方向であり得、それは、可動ルーバー116に複数の方向に付勢力を及ぼすことを意味する。
【0020】
図3Bに示されるように、いくつかの実施例では、ピン118は、可動ルーバー116の長手方向軸Lに沿って位置付けされており、しがたって、可動ルーバー116は、長手方向軸Lの周りで回転可能である。これらの実施例では、可動ルーバーは、第1の完全に閉鎖した位置(図3A)と第2の完全に開放した位置(図3B)との間で回転可能である。可動ルーバー116は、必要に応じて、閉鎖位置と開放位置との間の任意の中間位置に位置付けされて、シェル111の内部領域114への開口部のサイズを選択的に変更し得る。言い換えれば、任意の数の可動ルーバー116を選択的に回転させて、環境101と、シェル111の内部領域114との間に音の経路を作成する、様々な開口部を提供することができる。
【0021】
いくつかの実施例では、音響バー110はまた、内部領域114内に少なくとも部分的に配設された吸音材料122を含み得る。音響バー110の内部領域114が環境101および空中音波に露出されると、可動ルーバー116の位置付けに基づいて、吸音材料122は、音波を吸収して、環境の101の全体的なデシベルレベルを低減させる。いくつかの実施例では、吸音材料122は、ガラス繊維および/または鉱物繊維などのパッシブ吸収材である。他の実施例では、吸音材料122は、音響メタマテリアルなどのアクティブかつ調整可能な吸収材である。パッシブ材料および/またはアクティブ材料の任意の組み合わせを使用し得る。
【0022】
いくつかの実施例では、音響バー110は、それに隣接して結合および/または配設された少なくとも1つの音発生装置124をさらに含み得る。具体的には、いくつかの実施例では、音発生装置124は、シェルの上部111aに配設され得、音発生装置124によって生成された音波が、シェル111の内部領域114に向けられるように、下向きに向けられ得る。音発生装置124は、所望の用途に応じて、音を生成して、調整可能なサウンドマスキングおよび/またはサウンド強化を提供する、電気音響変換器であり得る。いくつかの実施例では、音発生装置124は、ラウドスピーカ、ラウドスピーカの集合体、分散モードラウドスピーカ、および/または集束ラウドスピーカアレイである。これらの音発生装置124の任意の数または組み合わせは、音響バー110内に位置付けられ得、および/または配設され得る。
【0023】
音響バー110は、アクティブな音響要素(例えば、可動ルーバー116、吸音材料122、および/または音発生装置124)を制御するデジタルシグナルプロセッサ(DSP)126などのプログラム可能なコントローラをさらに含み得る。DSP126は、以下に説明する方法で、コントローラ140と通信する通信リンク128を含み得る。
【0024】
具体的には、図11に目を向けると、前述のように、動的音響システム100は、DSP126の通信リンク128と通信する接続145を介して音響バー110の各々と通信可能に結合される、一次コントローラ140を含む。いくつかの実施例では、コントローラ140は、音響バー110の各々に通信可能に結合され得ず、むしろ、任意の数の音響バー110は、1つの音響バー110がいくつかの追加の音響バー110の動作を制御し得るように、互いにデイジーチェーン接続され得る。接続145は、電子信号を伝送および/または受信するように適合された任意の種類の有線および/または無線通信プロトコルであり得る。これらの実施例では、コントローラ140は、例えば、環境101の任意の所望の場所に位置特定されたセンサ150などの少なくとも1つのセンサと信号通信している。環境101および/または音響バー110の任意の数の特性を感知することができる任意の数の追加のセンサを使用して、所望の場所に配置し得る。
【0025】
コントローラ140は、環境101に対していくつかの位置に配設することができる。例として、コントローラ140は、壁上または別個の場所に配置することができる。いくつかの実施例では、コントローラ140は、音響バー110のうちの1つと一体であり得、例えば、コントローラ140は、音響バー110のうちの1つに取り付けられているエンクロージャに含まれ得るか、音響バー110のうちの1つに隣接して位置付けられているか、もしくはそれに近接して位置付けられているか、または離れて位置付けることができる別個のエンクロージャに含まれ得る。いくつかの実施形態では、コントローラ140は、当技術分野で知られているおよび/または一般的に使用される有線および/または有線信号通信を介して、音響バー110の機能を部分的に、または完全に制御することができる。
【0026】
センサ150は、環境101および/または音響バー110の1つ以上の特性を(直接的または間接的に)測定するように適合された任意の種類のセンサであり得る。センサ150は、例えば、デシベルレベル、振動レベル、環境内の人数、照明レベル、動き(例えば、焦電(「パッシブ」)赤外線センサを介して)、温度、湿度、気流、空気粒子、一酸化炭素などのガス、空気圧、および/もしくは電磁擾乱などの任意の環境特性、またはこれらを示す任意の数の追加特性のうちのいずれか1つ以上を測定することができる。さらに、音(ソナー)波、電波、光波(LIDAR)、およびコンピュータビジョンはまた、環境101内の物理的物体および/または人をマッピングおよび/または識別するために使用され得る。
【0027】
一例として、センサ150は、マイクロフォンまたはマイクロフォンのアレイであり得るが、他の例が可能である。マイクロフォンが実装されている場合、システムは、固有の音声を識別する音声認識アルゴリズムを使用して、個々の人を識別するために使用され得る。そのようなシステムは、スピーカと組み合わせて使用して、環境101全体にわたって同程度の音量を生成し、および/または人間の発話の音を増強することができる。さらに、そのようなシステムは、インターコムシステムとして機能し得、音声コマンドに応答することができ得、および/または機器の故障を検出し得る。
【0028】
センサ150は、信号を生成し、信号は、コントローラ140の入力に伝送される。いくつかの実施例では、コントローラ140は、環境101の測定された特性の値を推定するか、または計算するために適切な補正係数を提供するための、論理、コマンド、および/または実行可能プログラム命令で設定、構成、および/またはプログラムすることができる。
【0029】
いくつかの実施形態では、コントローラ140は、信号を生成し、信号は、コントローラ140の出力からDSP126に伝送される。コントローラ140は、例えば、駆動機構120の任意の組み合わせ、任意のアクティブな吸音材料122、および/または音発生装置124の任意の組み合わせのアクティベーションなど、音響バー110の任意の数の特性を制御することができる。
【0030】
コントローラ140からの信号または複数の信号を使用して、デシベルレベルに影響を与える環境特性の変動がコントローラ140によって考慮されるように、システム100の動作を制御し得る。調整は、コントローラ140によって、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで(すなわち、センサ150が値を感知してからシステム100に変更が加えられるまでの間の最小の遅延で)行われ得るか、または補正は、いくらかの遅延で行われることができる。さらに、履歴データは、システム100を調整するための基礎として使用され得る。コントローラ140は、当技術分野で知られている任意の種類の信号通信手法を介して、センサ150およびDSP126および/またはシステム100内の他の任意の構成要素に接続され得る。
【0031】
コントローラ140はまた、その動作を制御するように適合されたソフトウェア141、任意の数のハードウェア要素142(例えば、非一時的メモリモジュールおよび/またはプロセッサなど)、任意の数の入力143、任意の数の出力144、および任意の数の接続145を含むDSPであり得る。ソフトウェア141は、非一時的なコンピュータ可読媒体の形態でコントローラ140の非一時的なメモリモジュールに直接ロードされ得るか、または代替的に、コントローラ140から離れて位置特定され、任意の数の制御手法を介してコントローラ140と通信し得る。ソフトウェア141は、所望の動作プログラムに従って音響バー110を制御するための論理および/またはコマンドを含み得る、論理、コマンド、および/または実行可能プログラム命令を含む。ソフトウェア141は、オペレーティングシステム、オペレーティング環境、アプリケーション環境、および/またはユーザインターフェースを含んでもよいか、または含まなくてもよい。
【0032】
ハードウェア142は、入力143を使用して、コントローラ140によって制御されている構成要素から、信号、データ、および情報を受信する。ハードウェア142は、出力144を使用して、信号、データ、および/または他の情報を、音響バー110に送信する。接続145は、信号、データ、および情報が、コントローラ140と音響バー110との間で伝送され得る経路を表す。様々な実施形態において、この経路は、本明細書に記載されるか、または当技術分野で知られている任意の方法で構成された、直接または間接の物理的接続に類似して機能する物理的接続または非物理的通信リンクであり得る。様々な実施形態において、コントローラ140は、当技術分野で知られている任意の追加のまたは代替の方法で構成することができる。
【0033】
接続145は、信号、データ、および情報が、コントローラ140と射出成形機100との間で伝送され得る経路を表す。様々な実施形態において、これらの経路は、本明細書に記載されるか、または当技術分野で知られている任意の方法で構成された直接または間接の物理的接続のいずれかと類似的に機能する物理的接続または非物理的通信リンクであり得る。様々な実施形態において、コントローラ140は、当技術分野で知られている任意の追加のまたは代替の方法で構成することができる。
【0034】
動作中、センサ150は、環境特性(例えば、システム100の近傍の空中音)を測定する。コントローラ140のユーザ設定およびセンサ150からの入力信号に基づいて、コントローラ140は、信号を出力144に伝送して、特定の数の音響バー110の調整を可能にして、音響バー110がその音響特性を変更することを可能にする。システム100は、高レベルの粒度を可能にし、例えば、コントローラ140は、環境特性を所望のレベルに調整するために、単一の音響バー110上の単一の可動ルーバー116を移動させるだけでよい。逆に、コントローラ140は、環境特性を所望のレベルに調整するために、任意の数の音響バー110上の任意の数の可動ルーバー116を移動し得る。複数の音響バー110がシステム100で使用される場合、それらは、一体化されたデジタル制御システムを介して互いに通信して、プログラム可能な自動調整動的音響環境を作成し得る。
【0035】
いくつかの実施例では、感知された測定値に依存する場合があるか、または依存しない場合もあるルーチンをコントローラ140に実装することができる。例えば、プログラムは、音響バー110のアクティブな制御要素が特定の時間に(例えば、環境101内の混雑した期間中に)アクティブ化および/または作動されるように、時間ベースであり得る。
【0036】
図4に目を向けると、図3Aおよび3Bに記載された音響バー110と同様の特徴を含む代替の音響バー210設計を有するシステム200が提供され、したがって、実質的に詳細には説明されない。しかしながら、この図示の実施例では、可動ルーバー216は、長手方向軸Lに対して横方向に側壁212に回転可能に取り付けられている。その結果、可動ルーバー216は、シェル211から外向きに回転し、これは、より多くの音波の反射の増加を提供し得る(可動ルーバー116が開放位置にあるときに音波がシェル111の内部領域114に入ることがより制限されない図3Bに示される例示的な構成と比較して)。前述と同様に、任意の数の可動ルーバー216は、任意の数の駆動機構220に結合されて、必要に応じて、可動ルーバー216の個別の制御を可能にし得る。
【0037】
図5に目を向けると、図3A~4に記載された音響バー110、210と同様の特徴を含む代替の音響バー310設計を有するシステム300が提供され、したがって、実質的に詳細には説明されない。しかしながら、この図示の実施例では、可動ルーバー316は、側壁312にスライド可能に取り付けられている。言い換えれば、これらの実施例では、可動ルーバー316は、トラック、チャネルなど、任意の数の配置を介して側壁312上に形成された開口部312aに対してスライドし得る。前述と同様に、任意の数の可動ルーバー316を、任意の数の駆動機構320に結合して、必要に応じて可動ルーバー316の個別の制御を可能にし得る。可動ルーバー316は、必要に応じて、単層または多層であり得る。
【0038】
図6A~8に目を向けると、図3A~5で説明した音響バー110、210、310と同様の特徴を含む代替の音響バー410設計を有するシステム400が提供され、したがって、実質的に詳細には説明しない。しかしながら、この図示の実施例では、可動要素は、シェル411に動作可能に結合された可動ベース部材416の形態である。これらの実施例では、可動ベース部材416は、シェル411の下部411bから下降して、シェルの内部領域414(吸音材料422および/または音発生装置424を収容し得る)を露出させる。
【0039】
より具体的には、音響バー410は、取り付け構造415を介して、天井部材402に結合されており、取り付け構造は、これらの実施例ではチェーンまたはロッド部材であり得る。可動ベース部材416は、音響バー410の長さの全部または一部分に延びる細長いプラットフォーム417の形態である。図6Cおよび7に示されるように、可動ベース部材416は、駆動機構420によって駆動されるベース支持体418を介して、シェル411および/または取り付け構造415に固定されている。いくつかの実施例では、ベース支持体418は、プーリシステム、ピストンもしくは他の伸縮機構、および/または軸方向の動きを生成する任意の他の機構の形態であり得る。駆動機構420は、ベース支持体418を下向きに付勢することができる、ソレノイドアクチュエータ、モータ、弾性部材(例えば、ねじりばね、軸方向ばね、監視ばねなど)であり得る。取り付け構造415がロッド部材である実施例では、ロッド部材415の一部分は、ベース支持体418、および/または可動ベース部材416を下降させる駆動機構420を形成し得る。
【0040】
図6Bに示されるように、DSP426は、コントローラ140からの入力を受信すると、駆動機構420をアクティブ化させて、可動ベース部材416をシェル411の下部411bに対して所望のレベルまで延長させ、したがってシェル411の内部領域414を露出させる。可動ベース部材416の延長は、所望の環境特性に基づいて調整することができる。前述同様に、コントローラ140はさらに、DSP426に、吸音材料422(そのように装備されている場合)および/または音発生装置424(そのように装備されている場合)をアクティブ化させ得る。
【0041】
図9に目を向けると、図6A~8に記載された音響バー410と同様の特徴を含む代替の音響バー510設計を有するシステム500が提供され、したがって、実質的に詳細には説明されない。しかしながら、この図示の実施例では、音響バー510は、波状または湾曲したパターンを有する細長いシェル511の形態である。
【0042】
図10に目を向けると、図6A~9に記載された音響バー410、510と同様の特徴を含む代替の音響バー610設計を有するシステム600が提供され、したがって、実質的に詳細には説明されない。しかしながら、この図示の実施例では、音響バー610の構成要素は、シェル611が、任意の数の手法を介して天井に取り付けられている上部ベース部材616に対して下向きに移動可能であるという点で、一般的に逆になっている。
【0043】
いくつかの実施例では、説明された手法のいずれかで、シェルに対して移動する可動要素(例えば、可動ルーバーおよび/または可動ベース部材)の任意の所望の組み合わせを使用し得る。言い換えれば、任意の数の可動ルーバー116は、長手方向軸Lに沿って側壁112に回転可能に結合され得、任意の数の可動ルーバー216は、長手方向軸Lを横切って側壁2112に回転可能に結合され得、任意の数の可動ルーバー316は、側壁312にスライド可能に結合され得、および/または任意の数の可動ベース部材416は、シェル411に結合されて、必要に応じてそこから延在し得る。
【0044】
このように構成することで、システムは、限られた量の天井面を覆いながら、強化された音の変化の特性を提供する。このようなシステムは、特定の状況(例えば、環境に人が少ない場合)で調整可能な量のリバーブを可能にし、他の状況(例えば、環境に人が多い場合)でより吸収性を高めることを可能にするように、必要に応じて、調整可能である。さらに、パネルの各々にスピーカを組み込むことにより、追加のスピーカが不要になり、組み立て手順およびパネルの複雑さが軽減される。
【0045】
別途指定されない限り、本明細書に開示する高性能動的音響天井パネルの実施形態のうちの任意の1つの特徴または特性のいずれかは、高性能動的音響天井パネルの任意の他の実施形態の特徴または特性と組み合わせられ得る。
【0046】
当業者は、多種多様な修正、変更、および組み合わせを、本発明の範囲から逸脱することなく、上で説明した実施形態に関して行うことができ、そのような修正、変更、および組み合わせは、本発明の概念の範囲内にあるものとみなされることを認識するであろう。
【0047】
本特許出願の最後の特許請求の範囲は、「~のための手段(means for)」または「~のためのステップ(step for)」という言語が請求項(複数可)内で明確に列挙されているなど、従来のミーンズプラスファンクションの言語で明確に列挙されない限り、米国特許法第112条(f)項の下で解釈されることを意図しない。本明細書で説明するシステムおよび方法は、コンピュータの機能性の向上、従来のコンピュータの機能を向上させることを対象とする。

図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11