(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-18
(45)【発行日】2024-04-26
(54)【発明の名称】移動玩具および移動玩具セット
(51)【国際特許分類】
A63H 17/26 20060101AFI20240419BHJP
【FI】
A63H17/26 Z
(21)【出願番号】P 2022086461
(22)【出願日】2022-05-26
【審査請求日】2023-03-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】松本 尚将
(72)【発明者】
【氏名】羽賀 恵美子
(72)【発明者】
【氏名】篠田 卓幸
【審査官】鈴木 崇雅
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第209333199(CN,U)
【文献】実開平06-039088(JP,U)
【文献】手押し メリーゴーランド の修理,[online],2020年01月02日,[2023年10月23日検索],<https://toyhospital-nara.sakura.ne.jp/Toy/Others_Doctor/ME112_HandCar.pdf>,6、7段目、玩具の全体写真及び車輪と円板部分の拡大写真
【文献】はたらくくるま トミカ お菓子運ぶよ!はたらくトラック ミキサー車 全3種 テコロで遊ぶとドラムが回転するギミック☆かわいい車両です☆食玩,Youtube[online][video],2018年04月10日,[2023年10月23日検索],<https://www.youtube.com/watch?v=ow0NHHOunc0>,1:05~2:05、2:16~2:20
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63H 1/00-37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
面の上を移動可能な移動玩具であって、
転動可能な転動体を支持する支持部と、
前記支持部に設けられ、前記移動玩具の移動により回転する回転部と、
前記転動体の前記支持部への転動を案内する案内部と、
を備え、
前記回転部は、前記支持部に支持された前記転動体を回転させる、
移動玩具。
【請求項2】
請求項
1に記載の移動玩具において、
前記転動体は、前記面の上に設けられる軌道部品に沿って転動し、かつ前記軌道部品に続いて前記案内部を転動する、
移動玩具。
【請求項3】
請求項
2に記載の移動玩具において、
前記軌道部品は、台座部品に装着され、
前記移動玩具は、前記台座部品に装着される台座装着部を備える、
移動玩具。
【請求項4】
請求項
1に記載の移動玩具において、
前記移動玩具の移動方向における前記案内部がある側とは反対側に、付加部品が装着される付加部品装着部を有する、
移動玩具。
【請求項5】
請求項
1に記載の移動玩具において、
前記支持部は、前記転動体を前記支持部の所定位置に位置決めする位置決め部を備える、
移動玩具。
【請求項6】
請求項
5に記載の移動玩具において、
前記位置決め部は、前記面に向けて窪んだ凹部であり、
前記案内部は、前記凹部に向けて下降する傾斜面を有する、
移動玩具。
【請求項7】
請求項
6に記載の移動玩具において、
前記凹部の前記傾斜面がある側とは反対側に、前記面からの高さ寸法が前記傾斜面の前記凹部寄りの部分の前記面からの高さ寸法よりも大きい第1凸部を備える、
移動玩具。
【請求項8】
請求項
6に記載の移動玩具において、
前記凹部に、前記回転部の一部が露出する、
移動玩具。
【請求項9】
請求項
8に記載の移動玩具において、
前記回転部の露出した部分が、前記凹部の前記傾斜面がある側とは反対側寄りに設けられる、
移動玩具。
【請求項10】
請求項1に記載の移動玩具において、
前記移動玩具の底面に、前記面に摺接可能な複数の第2凸部を有する、
移動玩具。
【請求項11】
請求項
10に記載の移動玩具において、
前記回転部の前記底面からの突出高さが、複数の前記第2凸部の前記底面からの突出高さよりも大きい、
移動玩具。
【請求項12】
請求項
11に記載の移動玩具において、
前記回転部は、前記支持部に対して、前記面がある側とは反対側に移動可能である、
移動玩具。
【請求項13】
請求項1に記載の移動玩具において、
前記回転部は、前記面および前記転動体に接触する、
移動玩具。
【請求項14】
請求項
13に記載の移動玩具において、
前記回転部は、前記移動玩具を形成するケースの素材よりも摩擦係数の高い素材からなる回転部材を含み、前記回転部材が、前記面および前記転動体に接触する、
移動玩具。
【請求項15】
請求項1に記載の移動玩具において、
前記回転部は、前記移動玩具の移動方向中央部に設けられる、
移動玩具。
【請求項16】
請求項1に記載の移動玩具において、
前記回転部は、前記移動玩具の移動方向と直交する方向における中央部に設けられる、
移動玩具。
【請求項17】
転動可能な転動体と、
面の上を移動可能な移動玩具と、
を含む移動玩具セットであって、
前記移動玩具は、
前記転動体を支持する支持部と、
前記転動体の前記支持部への転動を案内する案内部と、
前記支持部に設けられ、前記移動玩具の移動により回転する回転部と、
を備え、
前記回転部は、前記支持部に支持された前記転動体を回転させる、
移動玩具セット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、面の上を移動可能な移動玩具に関する。
【背景技術】
【0002】
動作体を不規則に揺動させる車両玩具が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された車両玩具は、車体の座板(床)に動作体(ミルクタンク模型)を揺動自在にかつ脱落不能に装着し、車体がカーブなどに差し掛かると、動作体が遠心力によって揺動される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の特許文献1に記載された車両玩具は、車体の移動に応じて動作体が揺動するだけであり、興趣性に欠ける玩具であった。したがって、より興趣性を向上させることが可能な動作をする移動玩具の開発が望まれていた。
本発明の目的は、より興趣性を向上させることが可能な移動玩具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の移動玩具では、面の上を移動可能な移動玩具であって、転動可能な転動体を支持する支持部と、前記支持部に設けられ、前記移動玩具の移動により回転する回転部と、を備え、前記回転部は、前記支持部に支持された前記転動体を回転させる。また、本発明の移動玩具では、面の上を移動可能な移動玩具であって、転動可能な転動体を支持する支持部と、前記支持部に設けられ、前記移動玩具の移動により回転する回転部と、前記転動体の前記支持部への転動を案内する案内部と、を備え、前記回転部は、前記支持部に支持された前記転動体を回転させる。
【0006】
本発明の移動玩具セットでは、転動可能な転動体と、面の上を移動可能な移動玩具と、を含む移動玩具セットであって、前記移動玩具は、前記転動体を支持する支持部と、前記支持部に設けられ、前記移動玩具の移動により回転する回転部と、を備え、前記回転部は、前記支持部に支持された前記転動体を回転させる。また、本発明の移動玩具セットでは、転動可能な転動体と、面の上を移動可能な移動玩具と、を含む移動玩具セットであって、前記移動玩具は、前記転動体を支持する支持部と、前記転動体の前記支持部への転動を案内する案内部と、前記支持部に設けられ、前記移動玩具の移動により回転する回転部と、を備え、前記回転部は、前記支持部に支持された前記転動体を回転させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、転動可能な転動体を支持する支持部が設けられ、支持部には移動玩具の移動により回転する回転部が設けられ、回転部は支持部に支持された転動体を回転させる。これにより、移動玩具を移動させるだけで回転部により転動体を回転させることができ、ひいては興趣性をより向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】移動玩具セットの上面側を示す斜視図である。
【
図2】移動玩具セットの底面側を示す斜視図である。
【
図9】移動玩具を台座部品に装着した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0010】
図1は移動玩具セットの上面側を示す斜視図を、
図2は移動玩具セットの底面側を示す斜視図を、
図3は
図1のA矢視図を、
図4は移動玩具単体を示す
図1のA矢視図を、
図5は移動玩具単体を示す
図1のB矢視図を、
図6は移動玩具単体を示す
図1のC矢視図を、
図7は
図1のD-D線に沿う断面図を、
図8は転動体単体を示す斜視図を、
図9は移動玩具を台座部品に装着した状態を示す図を、
図10は
図9の軌道部品80を示す斜視図を、
図11は
図9の軌道部品81を示す斜視図を、
図12は
図9の軌道部品82を示す斜視図を、それぞれ示している。
【0011】
[移動玩具セット]
図1ないし
図3および
図7に示されるように、移動玩具セット10は、移動玩具30および転動体50を備えている。移動玩具30は、床面などの面SFの上を移動可能となっている。また、転動体50は、移動玩具30から分離可能であり、かつ面SFの上を単独で転動可能となっている。ここで、
図1ないし
図3および
図7は、転動体50が移動玩具30の所定位置に支持された状態を示している。
【0012】
[移動玩具]
図4ないし
図7に示されるように、移動玩具30は、その移動方向(図中左右方向)において長寸となったケース31を備えている。ケース31は、移動玩具30の外郭を形成するもので、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することで略箱形状に形成されている。
【0013】
また、移動玩具30は、蓋部材32を備えている。蓋部材32は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することで略板状に形成され、ケース31の面SF側の開口部(図示せず)を閉塞している。そして、蓋部材32は、
図6に示されるように、合計4つのリベットRTにより、ケース31に固定されている。
【0014】
[支持部]
図4に示されるように、ケース31の長手方向中央部(図中左右方向中央部)には、転動体50を支持する支持部33が設けられている。支持部33は、面SFに向けて窪んだ凹部33aを備えている。凹部33aには、転動体50の回転軸部51(
図7参照)が入り込み、凹部33aは、回転軸部51を回転可能に支持する。なお、
図1ないし
図3および
図7に示される状態が、転動体50が支持部33の所定位置に位置決めされた状態である。すなわち、凹部33aは、転動体50を支持部33の所定位置に位置決めする機能を有し、本発明における位置決め部に相当する。
【0015】
また、
図5に示されるように、支持部33には、転動体50に設けられる一対の円盤部52(
図8参照)を、それぞれ回転可能に収容する一対の円盤収容部33bが設けられている。これらの円盤収容部33bは、ケース31の長手方向と直交する短手方向(
図5の上下方向)において、凹部33aの両側に設けられている。そして、一対の円盤収容部33bの底部は、凹部33aの底部よりも面SF寄りに配置されている。また、回転軸部51よりも大径の一対の円盤部52は、円盤収容部33bの内部において、円盤収容部33bの底部に対して非接触の状態で回転可能となっている。
【0016】
具体的には、転動体50の回転軸部51が凹部33aに支持された状態において、一対の円盤部52と円盤収容部33bとの間には、
図3に示されるように、狭い所でも十分な隙間S1が形成されており、広い所では隙間S1の略2倍の隙間S2(S2≒2×S1)が形成されている。したがって、一対の円盤部52は、円盤収容部33bに対して確実に接触することがなく、ひいては転動体50の移動玩具30に対するスムーズな相対回転が許容される。
【0017】
さらに、
図4に示されるように、ケース31の内部で、かつ支持部33に対応する部分には、1つの車輪部材34が回転可能に収容されている。すなわち、車輪部材34は、移動玩具30の移動方向中央部に設けられている。また、車輪部材34は、
図5および
図6に示されるように、移動玩具30の移動方向と直交する方向(図中上下方向)における中央部に設けられている。
【0018】
ここで、車輪部材34は、本発明における回転部に相当し、移動玩具30を面SFの上で移動させる際に、面SFと接触して回転する。そして、車輪部材34は、車輪本体34aと、車輪本体34aの回転中心に設けられる車軸34bと、車輪本体34aの外周部分に装着されるゴムリング34cと、を備えている。車軸34bは、ケース31の内側に回転可能に支持されており、これにより車輪部材34は、ケース31の内部において、車軸34bを中心にスムーズに回転する。
【0019】
また、
図2,
図6および
図7に示されるように、車輪部材34は、蓋部材32に設けられた第1開口部32aから、面SFに向けて突出されている。すなわち、車輪部材34の面SFがある側(
図7の下側)は、蓋部材32の第1開口部32aを介してケース31の外部に露出されている。そして、蓋部材32の底面32bからの車輪部材34の突出高さは、
図4に示されるようにH1となっている。
【0020】
ここで、移動玩具30の底面、つまり蓋部材32の底面32bには、合計4つの円弧状の第2凸部32cが一体に設けられている。これらの第2凸部32cは、移動玩具30のダミーの車輪を形成しており、遊技者が移動玩具30を把持して移動させる際に、面SFに摺接可能となっている。面SFに摺接する面積が大きいと面SFとの摩擦が大きくなり好ましくないため、本実施の形態で示すように、4つの第2凸部32cは面SFへの摺接面積が小さい円弧状であることが好ましい。そして、合計4つの第2凸部32cの底面32bからの突出高さは、車輪部材34の突出高さH1よりも小さいH2となっている(H2<H1)。
【0021】
つまり、車輪部材34の突出高さH1は、合計4つの第2凸部32cの突出高さH2よりも大きくなっている。これにより、遊技者が移動玩具30を面SFに対して前後左右に傾斜させた状態であっても、車輪部材34を容易に回転させることが可能となっている。また、複数の第2凸部32cを底面32bに複数の第2凸部32cで車輪部材34を囲むように設けておくことで、移動玩具30は、どの向きにおいても面SF上で車輪部材34と少なくとも2つの第2凸部32cによって支持することができる。
【0022】
なお、車輪部材34は、
図4の白抜き矢印Mに示されるように、支持部33に対して、面SFがある側とは反対側に移動可能となっている。ただし、車輪部材34の支持部材33に対する移動量は僅かであり、車輪部材34が支持部材33に対して白抜き矢印Mの方向に最も移動した状態でも、車輪部材34の底面32bからの突出高さは、合計4つの第2凸部32cの突出高さH2を越えない。
【0023】
これにより、車輪部材34が白抜き矢印Mの方向に移動し過ぎることが抑えられ、車輪部材34を面SFに確りと接触させることができ、当該車輪部材34を確実に回転させることができる。
【0024】
ここで、遊技者が移動玩具30を把持して面SFの上で移動させたり、転動体50を支持部33に支持させたりすることにより、車輪部材34は支持部材33に対して白抜き矢印Mの方向に移動可能となっている。
【0025】
また、
図4,
図5および
図7に示されるように、車輪部材34は、凹部33aに設けられた第2開口部33cから、凹部33aの内部に突出されている。つまり、凹部33aに、車輪部材34の一部が露出している。言い換えれば、車輪部材34の面SFがある側とは反対側(
図7の上側)は、第2開口部33cを介してケース31の外部(凹部33aの内部)に露出されている。
【0026】
これにより、
図7に示されるように、転動体50の回転軸部51が凹部33aに支持された状態において、車輪部材34のゴムリング34cに回転軸部51が確実に接触される。
【0027】
さらに、上述のように車輪部材34が支持部材33に対して白抜き矢印M(
図4参照)の方向に移動できるので、車輪部材34の凹部33aの内部への突出量を増やすことができる。よって、車輪部材34と転動体50の回転軸部51との接触状態を確実なものにして、より確実に転動体50を回転させることが可能となる。
【0028】
なお、車輪部材34の凹部33aに露出した部分は、凹部33aの傾斜面SF2がある側とは反対側寄り(凹部33aの図中左寄り)に設けられている。したがって、案内部35から転がってきた回転軸部51を、ゴムリング34cの部分で受け止めることができる。よって、回転軸部51は凹部33aの内部において、車輪部材34の回転に伴い滑ることなく回転する。
【0029】
ここで、回転軸部51の外周部分には、略ギヤ歯状に形成された凹凸部51aが形成されている。これによっても、ゴムリング34cに対する回転軸部51の滑り(空転)が抑制される。
【0030】
また、車輪部材34のゴムリング34cは、面SFおよび回転軸部51の双方に接触され、かつ移動玩具30を形成するケース31の素材(プラスチック等)よりも摩擦係数の高い素材(天然ゴム等)から形成されている。したがって、遊技者が移動玩具30を面SFの上で移動させると、車輪部材34は面SFに対して滑らずに確実に回転する。また、凹部33aに支持された回転軸部51においても、凹部33aの内部で滑ることなく確実に回転する。ここで、ゴムリング34cは、本発明における回転部材に相当する。
【0031】
なお、
図7に示されるように、遊技者が移動玩具30を把持して、面SFの上において矢印M1の方向に移動させると、車輪部材34は回転し、これにより車輪部材34は、支持部33に支持された転動体50を回転させる。具体的には、車輪部材34は、矢印R1の方向(反時計回り方向)に回転する。すると、支持部33に支持された転動体50は、車輪部材34の回転方向R1とは逆の回転方向R2(時計回り方向)に回転する。
【0032】
このように、転動体50は、支持部33に支持された状態において、車輪部材34の回転方向R1とは逆の回転方向R2に回転する。したがって、さらに興趣性を向上させることができる。
【0033】
[案内部]
図4に示されるように、ケース31の長手方向一側(図中右側)には、転動体50の支持部33への転動を案内する案内部35が設けられている。案内部35は、
図1,
図2および
図5に示されるように、第1軌道部35aと第2軌道部35bとを備えている。具体的には、第1軌道部35aは、面SFがある側とは反対側に配置され、かつケース31の短手方向に対して幅狭となっている。これに対し、第2軌道部35bは、面SFがある側に配置され、かつケース31の短手方向に対して第1軌道部35aよりも幅広となっている。
【0034】
そして、第1軌道部35aは、ケース31の短手方向における第2軌道部35bの中央部に配置されており、かつ転動体50の一対の円盤部52(
図8参照)の間に入り込めるようになっている。また、第1軌道部35aは、ケース31の長手方向に真っ直ぐに延びる水平面SF1を備えており、転動体50の回転軸部51(
図8参照)は、水平面SF1に対して非接触の状態となる。
【0035】
さらに、第1軌道部35aの凹部33aがある側(
図4の左側)には、水平面SF1に連なる傾斜面SF2が設けられている。傾斜面SF2は、水平面SF1がある側から凹部33aに向けて、面SFがある側に下降するように傾斜している。そして、傾斜面SF2に対しては、転動体50の回転軸部51が接触するようになっている。すなわち、転動体50の回転軸部51は、傾斜面SF2の上を転動しつつ、凹部33aに向けて案内される。
【0036】
転動体50に設けられる一対の円盤部52は、それぞれ第2軌道部35bの表面SF3の上を転動するようになっている。その際に、凹凸部51aを有する回転軸部51は、水平面SF1に対して非接触の状態となっている。したがって、転動体50は、案内部35の部分をがたつくことなくスムーズに転動可能となっている。このようにして転動体50は、案内部35の部分において、第1軌道部35aおよび第2軌道部35bに沿って脱落することなく移動可能となっている。
【0037】
ここで、傾斜面SF2の凹部33a寄りの部分の面SFからの高さ寸法は、H3となっている。その一方で、支持部33における凹部33aの傾斜面SF2がある側とは反対側には、面SFからの高さ寸法が、傾斜面SF2の凹部33a寄りの部分の面SFからの高さ寸法H3よりも大きいH4の第1凸部33dが設けられている(H4>H3)。
【0038】
これにより、案内部35から支持部33に向けて転動体50が勢い良く転がってきても、転動体50を支持部33に確実に位置させることが可能となっている。言い換えれば、第1凸部33dの高さ(寸法H4)が傾斜面SF2の凹部33a寄りの部分(寸法H3)よりも高いため、転動体50の回転軸部51は第1凸部33dを越えることがない。よって、転動体50の回転軸部51は、凹部33aの内部に確実に入り込める。
【0039】
ここで、案内部35を形成する第1軌道部35aの第2軌道部35bからの高さ寸法はL1となっている。この第1軌道部35aの高さ寸法L1は、転動体50の回転軸部51の外周部分と円盤部52の外周部分との間の距離L2(
図7参照)よりも小さくなっている(L1<L2)。これにより、案内部35を転動する転動体50は、案内部35の部分において、一対の円盤部52が第2軌道部35bの表面SF3の上を転動する。その際に、第1軌道部35aは、一対の円盤部52の間に入り込むので、転動体50が案内部35から脱落することはない。
【0040】
そして、案内部35における転動体50の排出側、つまり凹部33aがある側において、回転軸部51が傾斜面SF2の上を転動するようになり、一対の円盤部52は第2軌道部35bの表面SF3から離れる。その後、回転軸部51が凹部33aの内部に入り込み、転動体50が支持部33に支持される(
図3参照)。つまり、凹部33aの底部と円盤収容部33bの底部との間の距離L3は、回転軸部51の外周部分と円盤部52の外周部分との距離L2(
図7参照)よりも、
図3に示される隙間S2の分だけ大きくなっている(L3>L2)。
【0041】
また、
図1ないし
図4および
図6に示されるように、案内部35における転動体50の導入側(図中右側)には、
図9に示される台座部品70に装着可能な台座装着部35cが設けられている。具体的には、台座装着部35cは、案内部35の凹部33aがある側とは反対側で、かつ面SFがある側に配置されている。
【0042】
台座装着部35cは、面SFがある側とは反対側に窪んでおり、台座装着部35cには、台座部品70の角の部分が入り込めるようになっている。そして、台座装着部35cの面SFがある側には、台座部品70の嵌合突起71(
図9参照)が嵌合される一対の嵌合凹部35dが設けられている。
【0043】
[付加部品装着部]
図4に示されるように、移動玩具30の移動方向(図中左右方向)において、ケース31の案内部35がある側とは反対側(図中左側)には、付加部品装着部36が設けられている。付加部品装着部36は略直方体形状に形成されており、その上面には合計4つの嵌合突起36a(図示では2つのみ示す)が一体に設けられている。これらの嵌合突起36aには、
図3の二点鎖線で示した付加ブロック(付加部品)ABに設けられた嵌合凹部(図示せず)が嵌合するようになっている。つまり、付加部品装着部36には、付加ブロックABが装着可能となっている。
【0044】
ここで、付加ブロックABは、例えば、その前面にキャラクターの顔が設けられ、かつ当該キャラクターに特有の形状となっている。なお、付加ブロックABとして数種類のバリエーションが準備され、これらを遊技者が任意に選択して装着可能となっている。したがって、より興趣性を向上させることができる。なお、
図3に示されるように、付加ブロックABを付加部品装着部36に装着した状態において、付加ブロックABおよび転動体50は、互いに接触することはない。
【0045】
[転動体]
図8に示されるように、転動体50は、小径の回転軸部51と、回転軸部51の軸方向両側に一体に設けられ、回転軸部51よりも大径となった一対の円盤部52と、を有している。転動体50は、回転軸部51を中心に転動可能であり、回転軸部51の外周部分には、略ギヤ歯状に形成された凹凸部51aが設けられている。
【0046】
図8に示されるように、一対の円盤部52の外側面には、合計4つの嵌合突起52aがそれぞれ一体に設けられている。これらの嵌合突起52aは、回転軸部51の軸方向に突出しており、それぞれの嵌合突起52aには、カバー53が装着可能となっている。ここで、カバー53の内側には、それぞれの嵌合突起52aが嵌合される嵌合凹部(図示せず)が設けられている。
【0047】
そして、カバー53の表面にも、例えば、キャラクターの顔が設けられており、転動体50の転動によるカバー53の転動時において、興趣性を向上させることができる。また、カバー53は、円盤部52に対して着脱可能であり、かつ数種類のバリエーションが準備されている。したがって、遊技者は、好みのデザインのカバー53を任意に選択して装着可能となっている。なお、
図1,
図2および
図8では、カバー53を二点鎖線で示している。
【0048】
[台座部品および軌道部品]
図9に示されるように、移動玩具30および転動体50を備える移動玩具セット10は、複数の軌道部品80,81,82が装着された台座部品70と組み合わせて遊ぶことができる。台座部品70は板状に形成され、面SFの上に設けられている。よって、台座部品70に装着された複数の軌道部品80,81,82においても、台座部品70を介して面SFの上に設けられている。
【0049】
台座部品70の表面には、複数の嵌合突起71が所定間隔で整然と並んで設けられ、これらの嵌合突起71のうちの任意の嵌合突起71に、それぞれの軌道部品80,81,82を装着可能となっている。なお、軌道部品80,81,82の裏面BS(
図10ないし
図12参照)には、嵌合突起71が嵌合可能な嵌合凹部(図示せず)が設けられている。
【0050】
具体的には、軌道部品80は、スロープレールブロックであり、軌道部品81は、ストレートレールブロックであり、軌道部品82は、カーブレールブロックである。そして、これらを互いに連なるように任意に組み合わせて台座部品70に装着することで、例えば、
図9に示されるように、滑り台状でかつ略L字形状に形成されたレイアウトを作ることができる。
【0051】
なお、台座部品70の角の部分に配置された軌道部品81(
図9の左下に配置された軌道部品81)には、移動玩具30の案内部35が続けて連なっている。したがって、それぞれの軌道部品80,81,82に沿ってその上を転動する転動体50は、矢印M2に示されるように移動して、軌道部品80,81,82に続いて案内部35を転動する。その後、
図9の破線で示されるように、転動体50は、移動玩具30の支持部33に支持される。
【0052】
ここで、台座部品70の表面に対して高い位置に軌道を形成する軌道部品80に載せられた転動体50は、軌道部品80と、これに連なる軌道部品81,軌道部品82および一対の軌道部品81の上をこの順番で転動して、移動玩具30の案内部35の上に到達する。
【0053】
なお、台座部品70には、軌道部品80,81,82に加えて、建物ブロックや人形ブロック、さらには動物ブロック等の種々のブロック(図示せず)を装着可能となっている。これにより、遊技者は、無数のレイアウトを作って楽しむこときができ、より興趣性を向上させることができる。
【0054】
[軌道部品の詳細]
図10に示されるように、軌道部品80は、幅狭の第1軌道部80aと、第1軌道部80aよりも幅広の第2軌道部80bとを備えている。第1軌道部80aは、軌道部品80の幅方向において第2軌道部80bの中央部に配置され、かつ転動体50の一対の円盤部52(
図8参照)の間に入り込む。
【0055】
そして、第1軌道部80aの表面でかつその傾斜部分には、凹凸部80cが一体に設けられている。凹凸部80cは略ギヤ歯状に形成されており、当該凹凸部80cには、回転軸部51の凹凸部51a(
図8参照)が噛合可能となっている。その一方で、凹凸部51aが凹凸部80cに噛合している場合には、一対の円盤部52(
図8参照)は、第2軌道部80bの表面80dに対して非接触の状態となる。
【0056】
これにより、転動体50が軌道部品80の傾斜部分を転動すると、凹凸部51aが凹凸部80cに噛合されて、転動体50は軌道部品80の傾斜部分に対して滑ることなく確実に転動することができる。
【0057】
図11および
図12に示されるように、軌道部品81および軌道部品82においても、それぞれ幅狭の第1軌道部81aおよび第1軌道部82aを有し、かつ幅広の第2軌道部81bおよび第2軌道部82bを備えている。そして、これらの軌道部品81,82の幅方向に沿う断面形状は、何れも移動玩具30における案内部35の導入側(
図4の右側)の断面形状と同じ形状となっている。
【0058】
つまり、第1軌道部81a,82aの表面81c,82cは、転動体50の回転軸部51(
図8参照)に対して非接触の状態となり、第2軌道部81b,82bの表面81d,82dには、転動体50の一対の円盤部52(
図8参照)が接触して転動するようになっている。このように、軌道部品80,81,82に対して、転動体50は確実に転動することが可能であり、ひいては、より確実に興趣性を向上させることができる。
【0059】
以上詳述したように、本実施の形態によれば、転動可能な転動体50を支持する支持部33が設けられ、支持部33には移動玩具30の移動により回転する車輪部材34が設けられ、車輪部材34は支持部33に支持された転動体50を回転させる。これにより、移動玩具30を移動させるだけで車輪部材34により転動体50を回転させることができ、ひいては興趣性をより向上させることが可能となる。
【0060】
また、本実施の形態によれば、移動玩具30は、転動体50の支持部33への転動を案内する案内部35を有するので、転動体50を、案内部35を介して支持部33にスムーズに案内することができる。
【0061】
さらに、本実施の形態によれば、転動体50は、面SFの上に設けられる軌道部品80,81,82に沿って転動し、かつ軌道部品80,81,82に続いて案内部35を転動するので、軌道部品80,81,82から移動玩具30に続けて転動体50を移動させることができる。
【0062】
また、本実施の形態によれば、軌道部品80,81,82は、台座部品70に装着され、移動玩具30は、台座部品70に装着される台座装着部35cを備えるので、遊技者は、移動玩具30を台座部品70に一体化して遊ぶことができる。
【0063】
さらに、本実施の形態によれば、移動玩具30の移動方向における案内部35がある側とは反対側に、付加ブロックABが装着される付加部品装着部36を有するので、移動玩具30の興趣性をより向上させることができる。
【0064】
また、本実施の形態によれば、支持部33は、転動体50を支持部33の所定位置に位置決めする凹部33aを備えるので、移動玩具30と転動体50との一体感を向上させることができ、ひいては移動玩具セット10の見栄えが向上する。
【0065】
さらに、本実施の形態によれば、凹部33aは面SFに向けて窪んでおり、案内部35は、凹部33aに向けて下降する傾斜面SF2を有するので、案内部35の部分を転動する転動体50を、スムーズに凹部33aに案内することができる。
【0066】
また、本実施の形態によれば、凹部33aの傾斜面SF2がある側とは反対側に、面SFからの高さ寸法が、傾斜面SF2の凹部33a寄りの部分の面SFからの高さ寸法H3よりも大きいH4の第1凸部33dを備えるので、案内部35から支持部33に向けて転動体50が勢い良く転がってきても、転動体50を支持部33に確実に位置させることができる。
【0067】
さらに、本実施の形態によれば、凹部33aに、車輪部材34の一部が露出するので、車輪部材34の回転力を、転動体50の回転軸部51に確実に伝えることができる。
【0068】
また、本実施の形態によれば、車輪部材34の露出した部分が、凹部33aの傾斜面SF2がある側とは反対側寄りに設けられるので、案内部35から転がってきた回転軸部51を、ゴムリング34cに確実に接触させることができる。
【0069】
さらに、本実施の形態によれば、移動玩具30を形成する蓋部材32の底面32bに、面SFに摺接可能な合計4つの第2凸部32cを有するので、移動玩具30を面SFの上で安定した状態で移動させることができる。
【0070】
また、本実施の形態によれば、車輪部材34の底面32bからの突出高さH1が、合計4つの第2凸部32cの底面32bからの突出高さH2よりも大きい(H1>H2)ので、遊技者が移動玩具30を面SFに対して前後左右に傾斜させた状態であっても、車輪部材34を容易に回転させることができる。
【0071】
さらに、本実施の形態によれば、車輪部材34は、支持部33に対して、面SFがある側とは反対側に移動可能であるので、遊技者が移動玩具30を把持して面SFの上で移動させる際に、車輪部材34の凹部33aの内部への突出量が増加する。よって、車輪部材34と転動体50の回転軸部51とを確実に接触させることができ、ひいては転動体50をより確実に回転させることができる。
【0072】
また、本実施の形態によれば、車輪部材34は、面SFおよび転動体50の回転軸部51の双方に接触するので、転動体50を車輪部材34の回転方向R1とは逆の回転方向R2に回転させることができ、さらに興趣性を向上させることができる。
【0073】
さらに、本実施の形態によれば、車輪部材34は、移動玩具30を形成するケース31の素材よりも摩擦係数の高い素材からなるゴムリング34cを含み、当該ゴムリング34cが、面SFおよび転動体50の回転軸部51に接触するので、滑り易い面SFの上でも、車輪部材34を確実に回転させることができる。また、凹部33aに支持された回転軸部51を、凹部33aの内部で確実に回転させることができる。
【0074】
また、本実施の形態によれば、車輪部材34は、移動玩具30の移動方向中央部に設けられるので、移動玩具30の前後方向への傾斜具合に関わらず、車輪部材34を確実に回転させることができる。
【0075】
さらに、本実施の形態によれば、車輪部材34は、移動玩具30の移動方向と直交する方向における中央部に設けられるので、移動玩具30の左右方向への傾斜具合に関わらず、車輪部材34を確実に回転させることができる。
【0076】
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した転動体50では、回転軸部51の外周部分に凹凸部51aを設け、当該凹凸部51aを軌道部品80の凹凸部80cに噛合させていたが、本発明はこれに限らず、凹凸部51aを省略して回転軸部51の外周部分に摩擦係数の高いゴム管を装着しても良い。この場合、軌道部品80の凹凸部80cを省略することができ、かつ軌道部品80に対する回転軸部51の滑りもなくすことができる。
【0077】
また、上述した実施の形態では、軌道部品80,81,82を台座部品70に装着したものを示したが、本発明はこれに限らず、軌道部品80,81,82を台座部品70に装着することなく互いに直接連結する構造として、軌道部品80,81,82を連結した状態で机上等に配置するようにしても良い。
【0078】
その他、上述した実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上述した実施の形態に限定されない。
【0079】
なお、本技術は、以下の(1)ないし(17)に示されるような構成を採ることが可能である。
【0080】
(1) 面の上を移動可能な移動玩具であって、転動可能な転動体を支持する支持部と、前記支持部に設けられ、前記移動玩具の移動により回転する回転部と、を備え、前記回転部は、前記支持部に支持された前記転動体を回転させる、移動玩具。
【0081】
(2) 前記移動玩具は、前記転動体の前記支持部への転動を案内する案内部を有する、(1)に記載の移動玩具。
【0082】
(3) 前記転動体は、前記面の上に設けられる軌道部品に沿って転動し、かつ前記軌道部品に続いて前記案内部を転動する、(2)に記載の移動玩具。
【0083】
(4) 前記軌道部品は、台座部品に装着され、前記移動玩具は、前記台座部品に装着される台座装着部を備える、(3)に記載の移動玩具。
【0084】
(5) 前記移動玩具の移動方向における前記案内部がある側とは反対側に、付加部品が装着される付加部品装着部を有する、(2)から(4)のいずれか1つに記載の移動玩具。
【0085】
(6) 前記支持部は、前記転動体を前記支持部の所定位置に位置決めする位置決め部を備える、(2)から(5)のいずれか1つに記載の移動玩具。
【0086】
(7) 前記位置決め部は、前記面に向けて窪んだ凹部であり、前記案内部は、前記凹部に向けて下降する傾斜面を有する、(6)に記載の移動玩具。
【0087】
(8) 前記凹部の前記傾斜面がある側とは反対側に、前記面からの高さ寸法が前記傾斜面の前記凹部寄りの部分の前記面からの高さ寸法よりも大きい凸部を備える、(7)に記載の移動玩具。
【0088】
(9) 前記凹部に、前記回転部の一部が露出する、(7)または(8)に記載の移動玩具。
【0089】
(10) 前記回転部の露出した部分が、前記凹部の前記傾斜面がある側とは反対側寄りに設けられる、(9)に記載の移動玩具。
【0090】
(11) 前記移動玩具の底面に、前記面に摺接可能な複数の第2凸部を有する、(1)から(10)のいずれか1つに記載の移動玩具。
【0091】
(12) 前記回転部の前記底面からの突出高さが、複数の前記第2凸部の前記底面からの突出高さよりも大きい、(11)に記載の移動玩具。
【0092】
(13) 前記回転部は、前記支持部に対して、前記面がある側とは反対側に移動可能である、(12)に記載の移動玩具。
【0093】
(14) 前記回転部は、前記面および前記転動体に接触する、(1)から(13)のいずれか1つに記載の移動玩具。
【0094】
(15) 前記回転部は、前記移動玩具を形成するケースの素材よりも摩擦係数の高い素材からなる回転部材を含み、前記回転部材が、前記面および前記転動体に接触する、(14)に記載の移動玩具。
【0095】
(16) 前記回転部は、前記移動玩具の移動方向中央部に設けられる、(1)から(15)のいずれか1つに記載の移動玩具。
【0096】
(17) 前記回転部は、前記移動玩具の移動方向と直交する方向における中央部に設けられる、(1)から(16)のいずれか1つに記載の移動玩具。
【符号の説明】
【0097】
10 移動玩具セット
30 移動玩具
31 ケース
32 蓋部材
32a 第1開口部
32b 底面
32c 第2凸部
33 支持部
33a 凹部(位置決め部)
33b 円盤収容部
33c 第2開口部
33d 第1凸部
34 車輪部材(回転部)
34a 車輪本体
34b 車軸
34c ゴムリング(回転部材)
35 案内部
35a 第1軌道部
35b 第2軌道部
35c 台座装着部
35d 嵌合凹部
36 付加部品装着部
36a 嵌合突起
50 転動体
51 回転軸部
51a 凹凸部
52 円盤部
52a 嵌合突起
53 カバー
70 台座部品
71 嵌合突起
80,81,82 軌道部品
80a,81a,82a 第1軌道部
80b,81b,82b 第2軌道部
80c 凹凸部
80d,81c,81d,82c,82d 表面
AB 付加ブロック(付加部品)
BS 裏面
RT リベット
S1,S2 隙間
SF 面
SF1 水平面
SF2 傾斜面
SF3 表面