(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-18
(45)【発行日】2024-04-26
(54)【発明の名称】側鎖に環状アミンを有するビタミンD誘導体
(51)【国際特許分類】
C07D 205/04 20060101AFI20240419BHJP
C07D 207/06 20060101ALI20240419BHJP
C07D 207/08 20060101ALI20240419BHJP
C07D 207/10 20060101ALI20240419BHJP
C07D 295/096 20060101ALI20240419BHJP
C07D 207/12 20060101ALI20240419BHJP
C07D 211/48 20060101ALI20240419BHJP
C07D 211/18 20060101ALI20240419BHJP
C07D 211/42 20060101ALI20240419BHJP
C07D 211/38 20060101ALI20240419BHJP
C07D 265/30 20060101ALI20240419BHJP
C07D 265/34 20060101ALI20240419BHJP
C07D 295/26 20060101ALI20240419BHJP
C07D 241/04 20060101ALI20240419BHJP
C07D 211/14 20060101ALI20240419BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20240419BHJP
A61P 3/02 20060101ALI20240419BHJP
A61P 29/00 20060101ALI20240419BHJP
A61P 27/02 20060101ALI20240419BHJP
A61P 25/02 20060101ALI20240419BHJP
A61P 25/00 20060101ALI20240419BHJP
A61P 25/16 20060101ALI20240419BHJP
A61P 25/18 20060101ALI20240419BHJP
A61P 25/24 20060101ALI20240419BHJP
A61P 25/22 20060101ALI20240419BHJP
A61P 25/28 20060101ALI20240419BHJP
A61P 9/10 20060101ALI20240419BHJP
A61P 3/00 20060101ALI20240419BHJP
A61P 37/02 20060101ALI20240419BHJP
A61K 31/59 20060101ALI20240419BHJP
【FI】
C07D205/04 CSP
C07D207/06
C07D207/08
C07D207/10
C07D295/096
C07D207/12
C07D211/48
C07D211/18
C07D211/42
C07D211/38
C07D265/30
C07D265/34
C07D295/26
C07D241/04
C07D211/14
A61P43/00 105
A61P3/02 102
A61P29/00
A61P27/02
A61P25/02
A61P25/00
A61P25/16
A61P25/18
A61P25/24
A61P25/22
A61P25/28
A61P9/10
A61P3/00
A61P37/02
A61K31/59
(21)【出願番号】P 2022550571
(86)(22)【出願日】2021-09-14
(86)【国際出願番号】 JP2021033806
(87)【国際公開番号】W WO2022059684
(87)【国際公開日】2022-03-24
【審査請求日】2022-12-06
(31)【優先権主張番号】P 2020154545
(32)【優先日】2020-09-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2021092346
(32)【優先日】2021-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】503369495
【氏名又は名称】帝人ファーマ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100141977
【氏名又は名称】中島 勝
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100123593
【氏名又は名称】関根 宣夫
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 博
(72)【発明者】
【氏名】堀江 恭平
(72)【発明者】
【氏名】須賀 明子
(72)【発明者】
【氏名】貝原 侑弥
(72)【発明者】
【氏名】増子 寿弥
【審査官】松澤 優子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2010/053165(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A61P
A61K
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(1):
【化1】
[式中、Rは、下記式におけるRa、Rb、Rc、Rd、またはReのいずれかの構造を表す。
【化2】
R
1、R
3、R
8、およびR
10は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、ハロゲン原子、または水素原子を表す。
R
2、R
4、R
9、およびR
11は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基を表す。(但し、R
1、R
3、R
8、およびR
10が、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、またはハロゲン原子を表す場合、そのR
1、R
3、R
8、R
10と同一の炭素原子に置換しているR
2、R
4、R
9、R
11は、ヒドロキシ基ではない。)
R
6、R
7、R
12、R
13、R
14、R
15、R
16、R
17、R
18、R
19、R
20、R
21、R
22、およびR
23は、それぞれ独立して、水素原子、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、またはC
3~C
6シクロアルキル基を表す。
R
1とR
2、R
3とR
4、R
6とR
7、R
8とR
9、R
10とR
11、R
12とR
13、R
14とR
15、R
16とR
17、R
18とR
19、R
20とR
21、R
22とR
23は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
R
5は、水素原子、1個の-OR
501基で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、または1個の-OR
501基で置換されていてもよいC
3~C
6シクロアルキル基を表し、R
501は水素原子、またはC
1~C
6アルキル基を表す。
R
24は、水素原子、C
1~C
3アルキル基、またはC
1~C
3アルキルスルホニル基を表す。
ピロリジン環(Rb)2位の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
20位のメチル基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
で表されるビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項2】
式(1)で表されるビタミンD誘導体が、下記式(1A):
【化3】
[式中、Rは、下記式におけるRa、Rb、Rc、Rd、またはReのいずれかの構造を表す。
【化4】
R
1、R
3、R
8、およびR
10は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、ハロゲン原子、または水素原子を表す。
R
2、R
4、R
9、およびR
11は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基を表す。(但し、R
1、R
3、R
8、およびR
10が、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、またはハロゲン原子を表す場合、そのR
1、R
3、R
8、R
10と同一の炭素原子に置換しているR
2、R
4、R
9、R
11は、ヒドロキシ基ではない。)
R
12、R
13、R
14、R
15、R
16、R
17、R
18、R
19、R
22、およびR
23は、それぞれ独立して、水素原子、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、またはC
3~C
6シクロアルキル基を表す。
R
1とR
2、R
3とR
4、R
8とR
9、R
10とR
11、R
12とR
13、R
14とR
15、R
16とR
17、R
18とR
19、R
22とR
23は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
R
24は、水素原子、C
1~C
3アルキル基、またはC
1~C
3アルキルスルホニル基を表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
20位のメチル基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
で表される、請求項1に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項3】
上記式(1)において、
R
1、R
3、R
8、およびR
10は、それぞれ独立して、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、フッ素原子、または水素原子を表す。
R
2、R
4、R
9、およびR
11は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
3アルキル基を表す。(但し、R
1、R
3、R
5、およびR
7が、それぞれ独立して、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、またはフッ素原子を表す場合、そのR
1、R
3、R
8、R
10と同一の炭素原子に置換しているR
2、R
4、R
9、R
11は、ヒドロキシ基ではない。)
R
12、R
13、R
14、R
15、R
16、R
17、R
18、R
19、R
22、およびR
23は、それぞれ独立して、水素原子、または1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、またはC
3~C
6シクロアルキル基を表す。
R
1とR
2、R
3とR
4、R
8とR
9、R
10とR
11、R
12とR
13、R
14とR
15、R
16とR
17、R
18とR
19、R
22とR
23は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
R
24は、水素原子、C
1~C
3アルキル基、またはC
1~C
3アルキルスルホニル基を表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはメチル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
20位のメチル基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
で表される、請求項2に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項4】
RがRaを表す、請求項1~3のいずれかに記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項5】
RがRbを表す、請求項1~3のいずれかに記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項6】
RがRcを表す、請求項1~3のいずれかに記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項7】
RがRdを表す、請求項1~3のいずれかに記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項8】
RがReを表す、請求項1~3のいずれかに記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項9】
式(1)で表されるビタミンD誘導体が、下記式(1B):
【化5】
[式(1)中、R’は、下記式におけるRb’、Rc’、またはRe’のいずれかの構造を表す。
【化6】
R6’、R7’、R20’、およびR21’は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、または水素原子を表す。(但し、R
6’とR
7’、及びR
20’とR
21’が、同時に水素原子である場合を除く。)
R
6’とR
7’、及びR
20’とR
21’は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
R
501’は、水素原子、またはC
1~C
6アルキル基を表す。
n
01、およびn
02は、それぞれ独立して、0または1の整数を表す。
ピロリジン環(Rb’)2位の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
で表される、請求項1に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項10】
R’がRb’を表す、請求項
9に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項11】
R’がRc’を表す、請求項
9に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項12】
R’がRe’を表す、請求項
9に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項13】
式(1)で表されるビタミンD誘導体が、下記式(1B-4):
【化7】
[式(1B-4)中、R
14’およびR
15’は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、または水素原子を表す。(但し、R
14’とR
15’が同時に水素原子である場合を除く。)
R
14’とR
15’は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基を表す。
1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
で表される、請求項1に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項14】
X
1が水素原子またはメチル基を表し、X
2が水素原子を表し、X
3がC=CH
2基を表す、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項15】
X
1およびX
2が水素原子を表し、X
3がC=CH
2基を表す、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項16】
X
1およびX
2が水素原子を表し、X
3がCH
2基を表す、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項17】
X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成し、X
3がCH
2基を表す、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項18】
下記いずれかのビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物:
(1) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B001)
(2) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B002)
(3) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B003)
(4) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B004)
(5) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B005)
(6) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B006)
(7) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B007)
(8) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B008)
(9) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((S)-3-フルオロピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B018)
(10) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B020)
(11) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B021)
(12) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B022)
(13) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B023)
(14) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B024)
(15) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B025)
(16) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B026)
(17) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B027)
(18) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B028)
(19) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B029)
(20) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B030)
(21) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B031)
(22) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B032)
(23) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B033)
(24) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B034)
(25) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B035)
(26) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B036)
(27) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B037)
(28) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B038)
(29) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B039)
(30) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B040)
(31) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B041)
(32) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B042)
(33) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B043)
(34) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B044)
(35) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B045)
(36) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B046)
(37) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B047)
(38) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B048)
(39) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B049)
(40) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B050)
(41) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B051)
(42) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B052)
(43) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B053)
(44) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B054)
(45) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B055)
(46) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B056)
(47) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B057)
(48) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B058)
(49) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B059)
(50) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B060)
(51) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B061)
(52) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B062)
(53) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B063)
(54) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B064)
(55) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B080)
(56) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B081)
(57) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B086)
(58) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B087)
(59) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C001)
(60) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C002)
(61) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C005)
(62) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C006)
(63) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C019)
(64) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C022)
(65) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-(ジフルオロメチル)-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C036)
(66) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C037)
(67) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C039)
(68) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C048)
(69) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C049)
(70) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C050)
(71) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C051)
(72) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C052)
(73) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C053)
(74) (1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C054)
(75) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C055)
(76) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C056)
(77) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C057)
(78) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C059)
(79) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-モルホリノプロパン-2-イル)-オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D004)
(80) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D008)
(81) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレン-シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D010)
(82) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-オキサ-7-アザスピロ[2.5]オクタン-7-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D019)
(83) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-モルホリノブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D022)
(84) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-モルホリノブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D023)
(85) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-モルホリノブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D024)
(86) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D025)
(87) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D031)
(88) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D032)
(89) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D033)
(90) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D034)
(91) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチルオクタヒドロ-1,3-ジオール(化合物D035)
(92) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D040)
(93) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D041)
(94) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D042)
(95) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D043)
(96) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-5-モルホリノペンタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D044)
(97) (1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D045)
(98) (1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D046)
(99) (1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D047)
(100) (1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D048)
(101) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3,3-ジメチルモルホリノ)ブタン-2-イル)7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D049)
(201) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F001)
(202) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F002)
(203) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F003)
(204) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F004)
(205) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F005)
(206) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3,3-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F006)
(207) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F013)
(208) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F014)
(209) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F015)
(210) (1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F016)
(211) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G001)
(212) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G002)
(213) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G003)
(214) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G004)
(215) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G005)
(216) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3,3-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G006)
(217) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G013)
(218) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G014)
(219) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G015)
(220) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G016)
(221) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G018)
(222) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G020)
(223) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H001)
(224)(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H002)
(225) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H003)
(226) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H013)
(227) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H014)
(228) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H015)
(229) (1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H016)
(230) (1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I001)
(231) (1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I002)
(232) (1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I003)
(233) (1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I004)
(234) (1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I005)
(235) (1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3,3-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I006)
【請求項19】
Protein Disulfide isomerase A3(PDIA3)に結合することによって、オリゴデンドロサイト前駆細胞からオリゴデンドロサイトへの分化誘導を促進させることを特徴とする、請求項1から請求項18のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【請求項20】
請求項1から請求項18のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物、および製薬学的に許容される担体または基剤を含む医薬組成物。
【請求項21】
請求項1から請求項18のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を含有する、再髄鞘化促進剤。
【請求項22】
請求項1から請求項18のいずれか1項に記載のビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を有効成分として含有する、多発性硬化症、視神経脊髄炎、進行性多層性白質脳症、多系統萎縮症、急性散在性脳脊髄炎、アトピー性脊髄炎、HTLV-1関連脊髄症、HIV関連白質脳症、クラッベ病、
パーキンソン病、統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、薬物依存症による抑うつ、自閉症、アルツハイマー型認知症、および虚血性脳卒中からなる群から選ばれる一つ以上の疾患の治療剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬品として有用なビタミンD誘導体、その医薬上許容される塩および溶媒和物、ならびにそれらを用いた治療剤、さらにはそれらを含有する医薬組成物に関する。さらに詳しくは、本発明のビタミンD誘導体は、側鎖に環状3級アミンを有するビタミンD誘導体であり、本発明はまたそのようなビタミンD誘導体、ならびにその医薬上許容される塩および溶媒和物を含む、再髄鞘化促進剤、ならびに再髄鞘化促進剤として臨床で応用可能な、多発性硬化症、視神経脊髄炎、進行性多層性白質脳症、多系統萎縮症、急性散在性脳脊髄炎、アトピー性脊髄炎、HTLV-1関連脊髄症、HIV関連白質脳症、クラッベ病、パーキンソン病、統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、薬物依存症による抑うつ、自閉症、アルツハイマー型認知症、ダウン症、または虚血性脳卒中等の治療剤に関する。
【背景技術】
【0002】
オリゴデンドロサイトは、神経細胞の軸索に髄鞘(ミエリン)を形成し、その主な役割は跳躍伝導の誘導による伝導速度を高めることである。加えて神経細胞の代謝にもかかわっている。
【0003】
いくつかの炎症性脱髄疾患、神経変性疾患、および精神疾患においては、脱髄や髄鞘の形成不全が報告されている。脱髄とは、髄鞘が破壊され消失した状態であり、髄鞘の消失により様々な神経症状が引き起こされる。脱髄を引き起こす神経免疫疾患として多発性硬化症が著名であるが、ほかにも視神経脊髄炎、進行性多層性白質脳症、多系統萎縮症、急性散在性脳脊髄炎、アトピー性脊髄炎、HTLV-1関連脊髄症、HIV関連白質脳症、クラッベ病等が脱髄を引き起こす中枢神経系炎症性脱髄疾患として知られている。さらに虚血性脳卒中では、髄鞘が障害を受けることも多く、髄鞘障害はその後の機能低下を引き起こす。また神経変性疾患であるアルツハイマー型認知症でも髄鞘障害により髄鞘の可塑的変化が抑制され、認知機能の低下につながることが報告されている。
【0004】
さらに髄鞘の形成不全は、統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠如多動性障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、薬物依存症による抑うつ等の様々な精神疾患患者脳で確認され、疾患との関連性が指摘されている。
【0005】
以上から、脱髄や髄鞘の形成不全の状態を正常に戻すことは、中枢神経系または末梢神経系の治療において重要である。
【0006】
近年、1α,25-ジヒドロキシビタミンD3が、オリゴデンドロサイト前駆細胞や神経幹細胞からオリゴデンドロサイトへの分化誘導の促進作用を有することが報告された(非特許文献1および2)。1α,25-ジヒドロキシビタミンD3及びその誘導体の働きには、2つの経路が知られている(非特許文献3)。一つは、核内受容体の一つであるビタミンD受容体(VDR)と結合し、遺伝子発現を制御する働き(genomic作用)である。もう一つの働きとしては、Protein disulfide isomerase A3(PDIA3)に結合し、シグナル伝達を引き起こす働き(non-genomic作用)である。現在のところ、非特許文献1および2で報告されている1α,25-ジヒドロキシビタミンD3のオリゴデンドロサイト分化誘導作用は、genomic作用とnon-genomic作用のいずれによるものなのかは、完全には明らかになっていない。一方で、1α,25-ジヒドロキシビタミンD3及びその誘導体の主たる作用としてカルシウム-リン代謝作用が挙げられる。一般的に転写亢進活性値で表されるgenomic作用が強い誘導体はカルシウム代謝作用が強く、血中カルシウム濃度を上昇させ、高カルシウム血症を引き起こす恐れがある。このため、投与量に限界があり、期待する薬理作用を引き起こせない場合もある。
【0007】
さらに、1α,25-ジヒドロキシビタミンD3の中枢移行性は極めて低いことが報告されている(非特許文献4および5)。これらの文献によれば、1α,25-ジヒドロキシビタミンD3が脳で十分な濃度に到達するためには、極めて高い投与量を必要とすることを意味する。しかし、1α,25-ジヒドロキシビタミンD3の高用量投与は、血中カルシウム濃度上昇を引き起こすため、困難である。
【0008】
それゆえ、脳において効果を発揮しうる中枢移行性に優れたビタミンD誘導体、さらにはミエリン再生促進作用と血中カルシウム上昇作用を乖離させたビタミンD誘導体が切望されるが、そのような誘導体は現在まで報告されていない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
【文献】A.G.de la Fuente et al.,Journal of Cell Biology,2015,211(5),975-985
【文献】H.A.Shirazi et al., Experimental and Molecular Pathology,2015,98(2),240-245
【文献】M.A.Zmijewski et al., Experimental Dermatology,2020,29,876-884
【文献】M.R.Durk et al.,The Journal of Neuroscience,2014,34(21),7091-7101
【文献】E.C.Y.Chow et al.,The American Journal of Physiology:Endocrinology and Metabolism,2013,304(9),E977-989
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、中枢移行性に優れたビタミンD誘導体またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を提供することである。
【0011】
また、本発明の目的は、オリゴデンドロサイト前駆細胞または神経幹細胞のオリゴデンドロサイトへの分化誘導を促進し、ひいては髄鞘の再生を促進する、ビタミンD誘導体またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を提供することである。
【0012】
また、本発明の目的は、それらビタミンD誘導体またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を有効成分として含まれる、多発性硬化症、視神経脊髄炎、進行性多層性白質脳症、多系統萎縮症、急性散在性脳脊髄炎、アトピー性脊髄炎、HTLV-1関連脊髄症、HIV関連白質脳症、クラッベ病、パーキンソン病、統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、薬物依存症による抑うつ、自閉症、アルツハイマー型認知症、ダウン症、および虚血性脳卒中からなる群から選ばれる1つ以上の疾患の治療剤を提供することである。
【0013】
さらに、本発明の目的は、それらビタミンD誘導体またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を含んでなる医薬組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明者らは、上記目的で鋭意研究した結果、以下の発明に到達した。
【0015】
すなわち、本発明は下記式(1)で表されるビタミンD誘導体、または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物である。
【化1】
[式中、Rは、下記式におけるRa、Rb、Rc、Rd、またはReのいずれかの構造を表す。
【化2】
R
1、R
3、R
8、およびR
10は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、ハロゲン原子、または水素原子を表す。
R
2、R
4、R
9、およびR
11は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基を表す。(但し、R
1、R
3、R
8、およびR
10が、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、またはハロゲン原子を表す場合、そのR
1、R
3、R
8、およびR
10と同一の炭素原子に置換しているR
2、R
4、R
9、およびR
11は、ヒドロキシ基ではない。)
R
6、R
7、R
12、R
13、R
14、R
15、R
16、R
17、R
18、R
19、R
20、R
21、R
22、およびR
23は、それぞれ独立に、水素原子、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、またはC
3~C
6シクロアルキル基を表す。
R
1とR
2、R
3とR
4、R
6とR
7、R
8とR
9、R
10とR
11、R
12とR
13、R
14とR
15、R
16とR
17、R
18とR
19、R
20とR
21、R
22とR
23は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
R
5は、水素原子、1個の-OR
501基で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、または1個の-OR
501基で置換されていてもよいC
3~C
6シクロアルキル基を表し、R
501は水素原子、またはC
1~C
6アルキル基を表す。
R
24は、水素原子、C
1~C
3アルキル基、またはC
1~C
3アルキルスルホニル基を表す。
ピロリジン環(Rb)2位の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
20位のメチル基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
【0016】
また、本発明は、上記式(1)で表されるビタミンD誘導体、または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物、および薬剤学的に許容される担体または基剤を含む医薬組成物である。
【0017】
さらに、本発明は、上記式(1)で表されるビタミンD誘導体、または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を含有する、再髄鞘化促進剤、ならびに再髄鞘化促進剤として臨床で応用可能な、多発性硬化症、視神経脊髄炎、進行性多層性白質脳症、多系統萎縮症、急性散在性脳脊髄炎、アトピー性脊髄炎、HTLV-1関連脊髄症、HIV関連白質脳症、クラッベ病、パーキンソン病、統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、薬物依存症による抑うつ、自閉症、アルツハイマー型認知症、ダウン症、および虚血性脳卒中からなる群から選ばれる一つ以上の疾患の治療剤である。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、多発性硬化症、視神経脊髄炎、進行性多層性白質脳症、多系統萎縮症、急性散在性脳脊髄炎、アトピー性脊髄炎、HTLV-1関連脊髄症、HIV関連白質脳症、クラッベ病、パーキンソン病、統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、薬物依存症による抑うつ、自閉症、アルツハイマー型認知症、および虚血性脳卒中等に代表される様々な中枢神経系疾患等の治療に有効な新規ビタミンD誘導体、または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本明細書で単独または組み合わせて用いられる用語を以下に説明する。特段の記載がない限り、各置換基の説明は、各部位において共通するものとする。なお、いずれかの変数が、任意の構成要素においてそれぞれ存在するとき、その定義はそれぞれの構成要素において独立している。また、置換基および変数の組み合わせは、そのような組み合わせが化学的に安定な化合物をもたらす場合にだけ許される。置換基自身が2つ以上の基で置換される場合、これらの多数の基は、安定な構造が生じる限り、同じ炭素または異なる炭素に存在し得る。
【0020】
本発明において「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、およびヨウ素原子を意味する。
【0021】
本発明において「C1~C6アルキル基」とは、炭素数が1~6個の1価の飽和の直鎖、分岐状脂肪族炭化水素基を意味し、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、イソプロピル基、イソブチル基、s-ブチル基、t-ブチル基、イソペンチル基、2-メチルブチル基、ネオペンチル基、1-エチルプロピル基、4-メチルペンチル基、3-メチルペンチル基、2-メチルペンチル基、1-メチルペンチル基、3,3-ジメチルブチル基、2,2-ジメチルブチル基、1,1-ジメチルブチル基、1,2-ジメチルブチル基、1,3-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル基、1-エチルブチル基、2-エチルブチル基、t-ペンチル基、およびイソヘキシル基等が挙げられる。
【0022】
本発明において「メチリデン基」とは、=CH2基を表す。
【0023】
本発明において「C3~C6シクロアルキル基」とは、炭素原子3~6個を有するシクロアルキル基を意味する。これらに制限されないものとして、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、及びシクロヘキシル基等の環状のアルキル基が挙げられる。
【0024】
本発明において「C1~C6アルコキシ基」とは、前記「C1~C6アルキル基」のうち炭素数が1~6個のアルキル基とオキシ基とからなる基を意味する。例えば、メトキシ基、エトキシ基、n-プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、n-ブトキシ基、s-ブトキシ基、2-メチルプロポキシ基、n-ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2-メチルブトキシ基、1-エチルプロポキシ基、2,2-ジメチルプロポキシ基、n-ヘキシルオキシ基、4-メチルペントキシ基、3-メチルペントキシ基、2-メチルペントキシ基、3,3-ジメチルブトキシ基、2,2-ジメチルブトキシ基、1,1-ジメチルブトキシ基、およびt-ブトキシ基等が挙げられる。
【0025】
本発明において「C1~C6アルキルスルホニル基」とは、前記「C1~C6アルキル基」とスルホニル基とからなる基を意味する。例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、およびイソプロピルスルホニル基等が挙げられる。
【0026】
上記定義のうち、例えば「C1」などの「C」は炭素原子を表し、その後に付く数字は炭素数を表す。例えば、「C1~C6」は炭素数1から炭素数6までの範囲を表す。もちろんであるが、本発明において、炭素数が異なれば、その炭素数を有するその基を意味することとなる。例えば、「C1~C3アルキル基」は、「C1~C6アルキル基」で定義するアルキル基の炭素数が1から3であるものを意味する。他の基における炭素数の扱いも同様である。
【0027】
本発明において「1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C6アルキル基」とは、置換可能な位置に、1~3個のハロゲン原子を有していてもよいC1~C6アルキル基を意味する。C1~C6アルキル基が複数のハロゲン原子で置換されている場合、C1~C6アルキル基は同一のハロゲン原子で置換されていてもよいし、異なるハロゲン原子で置換されていてもよい。「1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C6アルコキシ基」等も、同様の意味を表す。
【0028】
本発明において「ビタミンD誘導体」とは、セコステロイド構造(すなわち、4-(2-シクロヘキシリデンエチリデン)オクタヒドロ-1H-インデン)を有する化合物を意味する。
【0029】
上記式(1)中、X1およびX2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC1~C3アルキル基を表すか、またはX1およびX2は共同してメチリデン基、または-(CH2)m-(但しmは2~5の整数)を形成する。中でも、X1およびX2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはメチル基を表すか、またはX1およびX2は共同してメチリデン基を形成する場合が好ましい。
【0030】
上記式(1)中、X3は、CH2か、またはC=CH2基(但しX1およびX2が共同してメチリデン基を形成する場合、X3は、C=CH2基ではない。)を表す。
【0031】
X1、X2、およびX3の組み合わせの好ましい例としては、(i)X1が、水素原子またはメチル基、X2が水素原子、X3がC=CH2基を表す場合、(ii)X1およびX2が水素原子、X3がCH2基を表す場合、ならびに(iii)X1およびX2が共同してメチリデン基、X3がCH2基を表す場合が挙げられる。
【0032】
上記式(1)中、nは1~3の整数を表す。
【0033】
上記式(1)中の20位におけるメチル基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のどちらでもよい。
【0034】
上記式(1)中の1位における水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のどちらでもよい。
【0035】
上記式(1)中、Rは上記したRa~Reの構造を表す。このうち、ピロリジン環(Rb)、ピペリジン環(Rc)、モルホリン環(Rd)が特に好ましい構造として挙げられる。
【0036】
R1、R3、R8、およびR10は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、C3~C6シクロアルキル基、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C6アルコキシ基、ハロゲン原子、または水素原子を表す。R1、R3、R8、およびR10の好ましい基としては、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、C3~C6シクロアルキル基、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC1~C6アルコキシ基、フッ素原子、または水素原子が挙げられ、より好ましい基として、メチル基、エチル基、メトキシ基、エトキシ基、ジフルオロメチル基、1,1-ジフルオロエチル基、2,2-ジフルオロエチル基、ジフルオロメトキシ基、2,2-ジフルオロエトキシ基、3,3-ジフルオロプロピル基、2,2-ジフルオロプロピル基等が挙げられる。
【0037】
R2、R4、R9、およびR11は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C3アルキル基を表す。中でも、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC1~C3アルキル基が好ましく、水素原子またはヒドロキシ基がより好ましい。なお、R1、R3、R8、およびR10が、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C3アルコキシ基、またはハロゲン原子を表す場合は、そのR1、R3、R8、R10と同一の炭素原子に置換しているR2、R4、R9、R11は、ヒドロキシ基ではなく、この場合は水素原子であることが好ましい。
【0038】
R6、R7、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、およびR23は、それぞれ独立して、水素原子、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、またはC3~C6シクロアルキル基を表す。中でも、水素原子、または1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、C3~C6シクロアルキル基が好ましく、より好ましい基としては、水素原子、メチル基、エチル基、ジフルオロメチル基が挙げられる。
【0039】
また、R1とR2、R3とR4、R6とR7、R8とR9、R10とR11、R12とR13、R14とR15、R16とR17、R18とR19、R20とR21、R22とR23は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。ここで、員数3~5の環構造は、炭化水素環であり、R1とR2、R3とR4、R6とR7、R8とR9、R10とR11、R12とR13、R14とR15、R16とR17、R18とR19、R20とR21、R22とR23が置換している炭素原子と共に、シクロプロピル環、シクロブチル環、シクロペンチル環を形成することができる。
【0040】
R5は、水素原子、1個の-OR501基で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、または1個の-OR501基で置換されていてもよいC3~C6シクロアルキル基を表し、R501は水素原子、またはC1~C6アルキル基を表す。このうちR5としては水素原子、または-C(CH3)2-OR501が好ましい。
【0041】
R24は、水素原子、C1~C3アルキル基、またはC1~C3アルキルスルホニル基を表す。特にメチルスルホニルが好ましい。
【0042】
また本発明は、式(1)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物のうち、好ましい例のより具体的な例として、式(1A)、(1B)及び(1B-4)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物が挙げられる。
【0043】
式(1A)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
【化3】
[式中、Rは、下記式におけるRa、Rb、Rc、Rd、またはReのいずれかの構造を表す。
【化4】
R
1、R
3、R
8、およびR
10は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、ハロゲン原子、または水素原子を表す。
R
2、R
4、R
9、およびR
11は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基を表す。(但し、R
1、R
3、R
8、およびR
10が、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、またはハロゲン原子を表す場合、そのR
1、R
3、R
8、R
10と同一の炭素原子に置換しているR
2、R
4、R
9、R
11は、ヒドロキシ基ではない。)
R
12、R
13、R
14、R
15、R
16、R
17、R
18、R
19、R
22、およびR
23は、それぞれ独立して、水素原子、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、またはC
3~C
6シクロアルキル基を表す。
R
1とR
2、R
3とR
4、R
8とR
9、R
10とR
11、R
12とR
13、R
14とR
15、R
16とR
17、R
18とR
19、R
22とR
23は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
R
24は、水素原子、C
1~C
3アルキル基、またはC
1~C
3アルキルスルホニル基を表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
上記式(1A)中の20位のメチル基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のどちらでもよい。]
【0044】
なお、式(1A)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物の、R1、R2、R3、R4、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R22、R23、R24、X1、X2、およびX3等の各要素は、式(1)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物で記載されたものをそのまま適用することができる。すなわち、式(1)で表されるビタミンD誘導体において好ましい基は、式(1A)で表されるビタミンD誘導体においても好ましい基であり、式(1)で表されるビタミンD誘導体において、それぞれ記載した好ましい構成要素同士を組み合わせたものが、式(1A)で表されるビタミンD誘導体においても好ましい。
【0045】
式(1B)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
【化5】
[式中、R’は、下記式におけるRb’、Rc’、またはRe’のいずれかの構造を表す。
【化6】
R
6’、R
7’、R
20’、およびR
21’は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、または水素原子を表す。(但し、R
6’とR
7’、及びR
20’とR
21’が、同時に水素原子である場合を除く。)
R
6’とR
7’、及びR
20’とR
21’は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
R
501’は、水素原子、またはC
1~C
6アルキル基を表す。
n
01、およびn
02は、それぞれ独立して、0または1の整数を表す。
ピロリジン環(Rb’)2位の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
【0046】
式(1B)中、X1、X2、およびX3の組み合わせの好ましい例としては、(i)X1およびX2が水素原子、X3がC=CH2基を表す場合、(ii)X1およびX2が水素原子、X3がCH2基を表す場合、ならびに(iii)X1およびX2が共同してメチリデン基、X3がCH2基を表す場合が挙げられる。
【0047】
R6’、R7’、R20’、R21’の好ましい基としては、メチル基、エチル基、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、1,1-ジフルオロエチル基、2,2-ジフルオロエチル基、水素原子等が挙げられる。
【0048】
またR6’とR7’、R20’とR21’が互いに結合して、員数3~5の環構造を形成する場合の好ましい員数3~5の環構造としては、シクロプロピル環、シクロブチル環を挙げることができる。
【0049】
R501’の好ましい基としては、メチル基、エチル基、水素原子が挙げられる。
【0050】
式(1B-4)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
【化7】
[式(1B-4)中、R
14’およびR
15’は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、または水素原子を表す。(但し、R
14’とR
15’が同時に水素原子である場合を除く。)
R
14’とR
15’は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基を表す。
1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
【0051】
式(1B-4)中、R14’、およびR15’の好ましい基としては、メチル基、エチル基、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、1,1-ジフルオロエチル基、2,2-ジフルオロエチル基、水素原子等が挙げられる。
【0052】
またR14’とR15’が互いに結合して、員数3~5の環構造を形成する場合の好ましい員数3~5の環構造としては、シクロプロピル環、シクロブチル環を挙げることができる。
【0053】
さらに、式(1A)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物のうち、好ましい例のより具体的な例として、以下の式(1A-1)、(1A-2)、および(1A-3)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物が挙げられる。
【0054】
式(1A-1)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
【化8】
[式中、R
3は、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、フッ素原子、または水素原子を表す。
R
4は、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
3アルキル基を表す。(但し、R
3が、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
3アルコキシ基、またはフッ素原子を表す場合、R
4は、ヒドロキシ基ではない。)
R
3とR
4は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはメチル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
上記式(1A-1)中の20位における立体化学は、(R)配置、(S)配置のどちらでもよい。]
【0055】
式(1A-2)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
【化9】
[式中、R
8、およびR
10は、それぞれ独立して、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルコキシ基、フッ素原子、または水素原子を表す。
R
9、およびR
11は、それぞれ独立して、水素原子、ヒドロキシ基、または1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
3アルキル基を表す。(但し、R
8、およびR
10が、それぞれ独立して、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
3アルコキシ基、またはフッ素原子を表す場合、そのR
8、R
10と同一の炭素原子に置換しているR
9、R
11は、ヒドロキシ基ではない。)
R
8とR
9、R
10とR
11は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはメチル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
上記式(1A-2)中の20位における立体化学は、(R)配置、(S)配置のどちらでもよい。]
【0056】
式(1A-3)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物
【化10】
[式中、R
12、R
13、R
14、R
15、R
16、R
17、R
18、およびR
19は、それぞれ独立して、水素原子、または1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、またはC
3~C
6シクロアルキル基を表す。
R
12とR
13、R
14とR
15、R
16とR
17、R
18とR
19は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはメチル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
nは1~3の整数を表す。
上記式(1A-3)中の20位における立体化学は、(R)配置、(S)配置のどちらでもよい。]
【0057】
式(1A-3)で表されるビタミンD誘導体と式(1B-4)で表されるビタミンD誘導体とは必ずしも区別する必要があるものではないが、式(1A-3)で表されるビタミンD誘導体と式(1B-4)で表されるビタミンD誘導体とを区別する必要があった際には、式(1A-3)において、X1、およびX2が、水素原子を表し、かつn=1で、かつR12、R13、R18、およびR19が水素原子を表し、かつR14とR15、R16とR17のうちいずれか又は両方が、それぞれ独立して、1~3個のフッ素原子で置換されていてもよいC1~C6アルキル基、またはC3~C6シクロアルキル基を表す場合は除かれる。
【0058】
なお、式(1A-1)、(1A-2)、および(1A-3)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物の、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R16、X1、X2、およびX3等の各要素は、式(1A)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物で記載されたものをそのまま適用することができる。すなわち、式(1A)で表されるビタミンD誘導体において好ましい基は、式(1A-1)、(1A-2)、および(1A-3)で表されるビタミンD誘導体においても好ましい基であり、式(1A)で表されるビタミンD誘導体において、それぞれ記載した好ましい構成要素同士を組み合わせたものが、式(1A-1)、(1A-2)、および(1A-3)で表されるビタミンD誘導体においても好ましい。
【0059】
さらに、式(1B)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物のうち、好ましい例のより具体的な例として、以下の式(1B-1)、(1B-2)、および(1B-3)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物が挙げられる。
【0060】
式(1B-1)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【化11】
[式(1B-1)中、1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
R
6’、およびR
7’は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、または水素原子を表す。(但し、R
6’、R
7’が、同時に水素原子である場合を除く)
R
6’とR
7’は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
n
01は、0または1の整数を表す。]
【0061】
式(1B-2)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【化12】
[式(1B-2)中、1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
R
20’、およびR
21’は、それぞれ独立して、1~3個のハロゲン原子で置換されていてもよいC
1~C
6アルキル基、C
3~C
6シクロアルキル基、または水素原子を表す。(但し、R
20’とR
21’が、同時に水素原子である場合を除く。)
R
20’とR
21’は、互いに結合して、員数3~5の環構造を形成することができる。
n
02は、0または1の整数を表す。]
【0062】
式(1B-3)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物。
【化13】
[式(1B-3)中、1位の水酸基の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。
X
1、およびX
2は、それぞれ独立して、水素原子もしくはC
1~C
3アルキル基を表すか、またはX
1およびX
2は共同してメチリデン基、または-(CH
2)
m-(但しmは2~5の整数)を形成する。
X
3は、CH
2基、またはC=CH
2基(但し、X
1およびX
2が共同してメチリデン基を形成する場合、X
3は、C=CH
2基ではない。)を表す。
R
501’は、水素原子、またはC
1~C
6アルキル基を表す。
ピロリジン環(Rb’)2位の立体化学は、(R)配置、(S)配置のいずれかを表す。]
【0063】
なお、式(1B-1)、(1B-2)、及び(1B-3)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物の、R6’、R7’、R20’、R21’、R501’、n01、n02、X1、X2、およびX3等の各要素は、式(1B)で表されるビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物で記載されたものをそのまま適用することができる。すなわち、式(1B)で表されるビタミンD誘導体において好ましい基は、式(1B-1)、(1B-2)、および(1B-3)で表されるビタミンD誘導体においても好ましい基であり、式(1B)で表されるビタミンD誘導体において、それぞれ記載した好ましい構成要素同士を組み合わせたものが、式(1B-1)、(1B-2)、および(1B-3)で表されるビタミンD誘導体においても好ましい。
【0064】
本発明の式(1)で表されるビタミンD誘導体の好ましい具体例としては次表に示される化合物を挙げることができる。
【0065】
【表1A-1】
【表1A-2】
【表1A-3】
【表1A-4】
【0066】
【表1B-1】
【表1B-2】
【表1B-3】
【表1B-4】
【表1B-5】
【表1B-6】
【表1B-7】
【表1B-8】
【表1B-9】
【表1B-10】
【表1B-11】
【0067】
【表1C-1】
【表1C-2】
【表1C-3】
【表1C-4】
【表1C-5】
【表1C-6】
【表1C-7】
【表1C-8】
【0068】
【表1D-1】
【表1D-2】
【表1D-3】
【表1D-4】
【表1D-5】
【表1D-6】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
中でも、より好ましい化合物としては、化合物番号B001、B002、B003、B004、B005、B006、B007、B008、B018、B020、B021、B022、B023、B024、B025、B026、B027、B028、B029、B030、B031、B032、B033、B034、B035、B036、B037、B038、B039、B040、B041、B042、B043、B044、B045、B046、B047、B048、B049、B050、B051、B052、B053、B054、B055、B056、B057、B058、B059、B060、B061、B062、B063、B064、B080、B081、B086、B087、C001、C002、C005、C006、C019、C022、C036、C037、C039、C048、C049、C050、C051、C052、C053、C054、C055、C056、C057、C059、D004、D008、D010、D019、D022、D023、D024、D025、D031、D032、D033、D034、D035、D040、D041、D042、D043、D044、D045、D046、D047、D048、D049、F001、F002、F003、F004、F005、F006、F013、F014、F015、F016、G001、G002、G003、G004、G005、G006、G013、G014、G015、G016、G018、G020、H001、H002、H003、H013、H014、H015、H016、I001、I002、I003、I004、I005、及びI006が挙げられる。
【0075】
本発明のビタミンD誘導体は、必要に応じてその医薬上許容される塩に変換することができる。そのような塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、メタンスルホン酸塩、パラトルエンスルホン酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、および安息香酸塩等を挙げることができる。特に塩酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、およびコハク酸塩が好ましいものとして挙げることができる。
【0076】
また、本発明のビタミンD誘導体は、必要に応じてその医薬上許容される溶媒和物に変換することができる。そのような溶媒としては、水、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、ブタノール、アセトニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、および酢酸エチル等を挙げることができる。特に水、メタノール、エタノール、およびアセトニトリルを好ましいものとして挙げることができる。
【0077】
<一般合成例>
上記式(1)で表されるビタミンD誘導体の合成はいかなる方法で行ってもよい。例えば上記式(1)においてn=1である場合には、スキーム1のように行うことができる。すなわち、化合物(2)と環状アミン化合物(3)を塩基存在下でカップリングさせた後、ヒドロキシ基の保護基を脱保護し精製することで目的物(1)を得ることができる。
【0078】
[スキーム1]
【化14】
(ここでなお上記スキーム1中の化合物(2)におけるR
30は脱離基を表す。脱離基としては、塩素原子(Cl)、臭素原子(Br)、ヨウ素原子(I)、メタンスルホニル基(OMs)、およびパラトルエンスルホニル基(OTs)等が挙げられる。特に、ヨウ素原子、およびパラトルエンスルホニル基が好ましい脱離基として挙げることができる。)
【0079】
また化合物(2)におけるR31はヒドロキシ基の保護基を表す。保護基としては、トリメチルシリル基(TMS)、トリエチルシリル基(TES)、t-ブチルジメチルシリル基(TBS)、およびt-ブチルジフェニルシリル基(TBDPS)基等が挙げられる。このうち、t-ブチルジメチルシリル基(TBS)が好ましい。
【0080】
化合物(2)とカップリング反応(工程1)を行う環状アミン化合物(3)は、フリー体であっても塩を用いてもかまわない。本反応で使用するアミン化合物(3)の量は、1~5等量、好ましくは3~5等量添加するのが良い。また本工程における塩基は特に限定しないが、好ましい塩基として炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、および炭酸セシウム等を挙げることができる。塩基は1~5等量、好ましくは3~5等量添加するのが良い。また本反応を加速させるために、反応混合物にヨウ化カリウム、またはヨウ化ナトリウムを添加してもよい。ヨウ化カリウム、またはヨウ化ナトリウムの添加量としては、1~2等量が好ましい。また溶媒についても特に限定しないが、好ましい溶媒としてN,N-ジメチルホルムアミド、N-メチル-2-ピロリドン等を挙げることができる。また本カップリング反応の反応温度は40℃~70℃で、反応時間としては6時間から48時間反応させることが好ましい。
【0081】
なお工程1は、本工程で精製したうえで脱保護反応(工程2)に進んでもよいし、もしくは工程1の粗体で脱保護反応(工程2)に進んでもかまわない。
【0082】
上記スキーム1中の脱保護反応(工程2)の条件としては、シリル系保護基の脱保護条件であれば特に限定しないが、テトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)による脱保護や塩酸による脱保護を挙げることができる。好ましい条件としては、テトラヒドロフラン(THF)中、テトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)を1ヒドロキシ基あたり1~3等量加えて、室温から還流温度で攪拌することが挙げられる。また別の好ましい条件として、アセトンや2-ブタノン等の溶媒中、塩酸を1ヒドロキシ基あたり1~3等量加えて、室温で攪拌することが挙げられる。塩酸の濃度は1M~6Mが好ましい。本反応の後処理後の精製は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーやHPLC等、汎用の精製方法で精製することにより本発明のビタミンD誘導体(1)を取得することができる。
【0083】
上記式(2)の化合物は、例えば、下記スキーム2のように合成することができる。
【0084】
[スキーム2]
【化15】
(ここで上記スキーム2におけるX
1、X
2、およびX
3は上記式(1)中の定義と同一である。またR
30、R
31は、スキーム1の定義と同じである。)
【0085】
すなわち、ホスフィンオキシド誘導体(4)とケトン体(5)を塩基条件下でカップリング反応させることで化合物(2)を得ることができる。本カップリング反応における好ましい塩基としては、水素化ナトリウム、n-ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(LHMDS)、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド(KHMDS)、およびナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(NaHMDS)等があげられる。その塩基の使用量は、化合物4の1.1~2等量であることが好ましい。また本反応は、-78~0℃で1時間から3時間反応させるのが好ましい。
【0086】
なお上記式(2)において、R30がパラトルエンスルホニル基(ОTs)で、R31がt-ブチルジメチルシリル基(TBS)である場合、下表に示すような組み合わせの各化合物は、公知である。
【0087】
【0088】
また上記式(2)において公知化合物でない場合には、以下のようにして合成することができる。
【0089】
例えばX1がメチル基、X2が水素原子、X3がC=CH2である場合には、下記スキーム3のようにして合成することができる。すなわち、Pd触媒存在下、公知化合物(6c)(CAS Registry No.173388-39-1)と公知化合物(7b)(CAS Registry No.203126-90-3)のカップリングにより、化合物(2g)を合成することができる。化合物(2g)は、スキーム1と同様にして環状アミン化合物(3)とのカップリング、脱保護により目的のビタミンD誘導体(1)を得ることができる。
【0090】
[スキーム3]
【化16】
また上記式(1)で表されるビタミンD誘導体の異なる合成方法としては、公知化合物(6c)と環状アミン化合物(3)を塩基存在下、カップリングして化合物(8)を合成し、Pd触媒存在下、化合物(9)とカップリングの後、脱保護反応を行うことで、上記式(1)で表されるビタミンD誘導体を取得することができる。
【0091】
[スキーム4]
【化17】
(ここで上記スキームのR、X
1、およびX
2は、上記式(1)中の定義と同一である。また化合物(1)、及び化合物(9)の1位における立体化学は(R)配置、または(S)配置のいずれかである)
【0092】
また上記式(1)においてn=2である場合は、例えば下記スキーム5のようにして合成することができる。すなわち、公知化合物(10)、(CAS Registry No. 300344-39-2)の1級ヒドロキシ基をトシル化したのちに脱シリル化、酸化することで化合物(11)を得る。化合物(11)とスキーム2に記載の化合物(4)をカップリングし、化合物(12)を取得する。化合物(12)を用いて、スキーム1と同様にして環状アミン化合物(3)のカップリング反応と脱保護反応を行い、本発明のビタミンD誘導体(1)を取得することができる。
【0093】
[スキーム5]
【化18】
[ここで、上記スキームのR、X
1、X
2、およびX
3は、上記式(1)中の定義と同一であり、R
30とR
31はスキーム1の定義と同じである。また本スキームにおけるビタミンD誘導体(1)において、n=2である。]
【0094】
またスキーム1の化合物(2)(n=1)を用いて、下記スキーム6のようにして、(n=2)のビタミンD誘導体(1)を合成することができる。すなわち、化合物(2)をニトリル化して化合物(13)を得、水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL-H)で処理することでアルデヒド体(14)を得たのち、還元してアルコール体(15)を得る。化合物(15)をトシル化してOTs体(16)を得たのち、スキーム1と同様にして環状アミン化合物(3)とのカップリング反応を行い、脱保護することで目的の上記式(1)で表されるビタミンD誘導体を得ることができる。なお、スキーム6におけるシアノ化、DIBAL還元、アルデヒドの還元の各反応は、一般的に用いられている条件で進行する。例えばシアノ化反応は、N、N-ジメチルホルムアミド中、1~3等量のKCNと0.1~0.3等量の18-crown-6と反応させることによりCN化が進行する。反応温度としては80℃から100℃が好ましい。またDIBAL還元は、-78℃~0℃下で、トルエン中、1~2等量のジイソブチルアルミニウムヒドリド(DIBAL-H)を加えることで、0.5~2時間程度で反応が進行する。アルデヒドの還元は、1~3等量のテトラヒドロホウ酸ナトリウムで0℃~室温で1~3時間程度反応させることで、化合物(16)を得ることができる。
【0095】
[スキーム6]
【化19】
[ここで、上記スキーム中のR、X
1、X
2、およびX
3は、上記式(1)中の定義と同一であり、R
30とR
31はスキーム1の定義と同じである。]
【0096】
また、上記スキーム以外にも、下記スキーム7に示したように、アルデヒド体(14)を用いて環状アミン化合物(3)との還元的アミノ化、続く脱保護によって上記式(1)で表されるビタミンD誘導体を合成することも可能である。
【0097】
[スキーム7]
【化20】
[ここで、上記スキーム中のR、X
1、X
2、およびX
3は、上記式(1)中の定義と同一であり、R
31はスキーム1の定義と同じである。]
【0098】
還元的アミノ化試薬としては、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム等が好ましい。溶媒は特に限定しないが、好ましい溶媒としてTHFを挙げることができる。また環状アミン化合物(3)を溶媒として反応させることでも構わない。還元的アミノ化反応は、例えばテトラヒドロフラン(THF)中、化合物(14)に対して1~5等量のアミン化合物(3)と還元剤(1~3等量)を反応させることで反応が進行し、その後脱保護反応を行うことで化合物(1)を得ることができる。
【0099】
また、上記式(1B)のRc’、Re’についてn01=1、n02=1である場合は、例えば下記スキーム8のようにして合成することができる。すなわち、化合物(2)(R30=OTs)のトシル基をシアノ基に置換して化合物(13b)を得たのち、DIBAL還元により化合物(14b)を得る。化合物(14b)とアミン(3)との還元的アミノ化反応により化合物(15)を得たのち、脱保護することにより本発明のビタミンD誘導体(1B)(R’=Rc’,Re’)を取得することができる。なお、スキーム8におけるシアノ化、DIBAL還元、還元的アミノ化の各反応は、スキーム6およびスキーム7に記載の条件と同一の条件で進行する。また還元的アミノ化反応については、スキーム7に記載の条件と同一の条件で進行する。
【0100】
[スキーム8]
【化21】
[ここで、上記スキームのR’、X
1、X
2、およびX
3は、上記式(1)中の定義と同一であり、R
31はスキーム1の定義と同じである。]
【0101】
本発明の式(1)で表されるビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物は、優れた中枢移行性を有し、さらにオリゴデンドロサイト前駆細胞または神経幹細胞のオリゴデンドロサイトへの優れた分化誘導促進作用を有する。その優れたオリゴデンドロサイト分化誘導促進作用から、本発明の式(1)で表されるビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物は、再髄鞘化促進剤として有用である。
【0102】
本発明の式(1)で表されるビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物は、再髄鞘化促進剤として臨床で応用可能な、多発性硬化症、視神経脊髄炎、進行性多層性白質脳症、多系統萎縮症、急性散在性脳脊髄炎、アトピー性脊髄炎、HTLV-1関連脊髄症、HIV関連白質脳症、クラッベ病、パーキンソン病、統合失調症、双極性障害、大うつ病性障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、薬物依存症による抑うつ、自閉症、アルツハイマー型認知症、および虚血性脳卒中などの、脱髄または髄鞘形成不全に関連する疾患の治療剤として使用することができる。
【0103】
本発明の式(1)で表されるビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物のうち、式(1B)および(1B-4)で表されるビタミンD誘導体、またはその医薬上許容される塩もしくは溶媒和物は、ビタミンD受容体に対する活性が弱いにもかかわらずオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)分化誘導促進作用を示す。
【0104】
本発明のビタミンD誘導体または医薬上許容される塩もしくは溶媒和物を有効成分として含有する治療剤は、通常製剤化に用いられる担体や基剤および賦形剤、その他添加剤を用いて医薬組成物に調製される。医薬組成物に用いられる担体、基剤および賦形剤としては、固体または液体のいずれでもよく、例えば、乳糖、ステアリン酸マグネシウムスターチ、タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アラビアゴム、オリーブ油、ごま油、カカオバター、エチレングリコール、および中鎖脂肪酸トリグリセリド等やその他常用のものが挙げられる。投与は錠剤、丸剤、カプセル剤、ソフトカプセル剤、顆粒剤、散剤、および液剤等による経口投与、あるいは静注、および筋注等の注射剤、坐剤、経皮、および経鼻等による非経口投与のいずれの形態であってもよい。
【0105】
本発明の治療剤における有効成分の治療有効量は、投与経路、患者の年齢、性別、疾患の程度によって異なるが、通常、0.1~10000μg/日程度であり、投与回数は通常1~3回/日ないし1~3回/週であり、このような条件を満足するように製剤を調製するのが好ましい。ただし、投与量は種々の条件により変動するため、上記投与量よりも少ない量で十分な場合もあり、また上記の範囲を超える投与量が必要な場合もある。
【実施例】
【0106】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0107】
本発明における略号は以下のとおりである。
Boc=t-ブトキシカルボニル
DAST=ジエチルアミノサルファトリフルオロリド
DIBAL-H=水素化ジイソブチルアルミニウム
DMF=N,N-ジメチルホルムアミド
LHMDS=リチウムヘキサメチルジシラジド
MBP=ミエリンベーシックプロテイン(ミエリン塩基性蛋白)
MS4A=モレキュラーシーブ4A
NMO=N-メチルモルホリンN-オキシド
NMP=N-メチル-2-ピロリドン
PTLC=薄層クロマトグラフィー
TBAF=テトラブチルアンモニウムフルオリド
TBS=t-ブチルジメチルシリル基
TES=トリエチルシリル基
TESCl=クロロトリエチルシラン
THF=テトラヒドロフラン
TPAP=テトラプロピルアンモニウムパールテネート
Ts=p-トルエンスルホニル
TsCl=p-トルエンスルホニルクロリド
【0108】
以下の実施例において、分取HPLCで本発明の化合物を取得している場合、その分取条件は、下記のとおりである。
カラム:ワイエムシィ社製 YMC-Pack ODS AM 内径3cm-30cm
移動相A液:5%アセトニトリル水(0.1%酢酸添加)
移動相B液:95%アセトニトリル水(0.1%酢酸添加)
添加量:粗体を1.3mLメタノールに溶解し、インジェクション
送液量:12mL/分
UV:265nm
送液プログラム:
0~5分:5%B液/95%A液
5~45分:40分間で100%B液までグラジエント
45分~50分:100%B液
50分~55分:5分間で5%B液/95%A液までグラジエント
【0109】
また下記の実施例でHPLC/MSで分析を行っている場合、その分析条件は下記のとおりである。
カラム:フェノメネックス(Phenomenex)社製 Gemini C18 3μm 内径4.6mm-30mm
移動相A液:5%アセトニトリル水(0.1%トリフルオロ酢酸添加)
移動相B液:95%アセトニトリル水(0.1%トリフルオロ酢酸添加)
送液量:1.2mL/分
UV:254nm
送液プログラム:
0~0.01分:2%B液/98%A液
0.01~0.3分:40%B液/60%A液までグラジエント
0.3~2.3分:100%B液までグラジエント
2.3分~4.2分:100%B液
4.2分~4.3分:2%B液/98%A液までグラジエント
4.3分~5.2分:2%B液/98%A液
5.2分:分析終了
【0110】
[参考例1]
(2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-((Z)-2((3S,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル 4-メチルベンゼンスルホネート(化合物(2a))の合成
【化22】
【0111】
アルゴン雰囲気下、((Z)-2-((3S,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-メチレンシクロオキシリデン)エチル)ジフェニルホスフィンオキシド(化合物4a、CAS Registry No.81522-68-1)[7.42 g, 12.7 mmol]のTHF溶液[50 mL]にLHMDS[1M in toluene, 10 mL]を加えて-78℃で1時間攪拌した。ここに(2S)-2-((1R,3aR,7aR)-7a-メチル-4-オキソオクタデヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物(5a)、CAS Registry No.342645-83-4)[3.6 g, 9.9 mmol]のTHF溶液[20 mL]を加えて、同じ温度でさらに1時間攪拌した。反応液を室温に昇温し、30分間攪拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、ヘプタン/酢酸エチル(1/1)の混合溶媒で抽出した。有機層を水、続いて50%メタノール水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(2a)[4.79 g, 6.57 mmol]を得た。(収率=67%)
【0112】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.79 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.31 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.22 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.99 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.17 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.84 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.38-4.16 (2H, m), 3.98 (1H, dd, J = 9.1, 3.2 Hz), 3.80 (1H, dd, J = 9.1, 6.4 Hz), 2.83 (1H, d, J = 12.3 Hz), 2.45 (3H, s), 2.42 (1H, d, J = 4.1 Hz), 2.22 (1H, dd, J = 13.0, 7.5 Hz), 1.97-1.57 (8H, m), 1.53-1.15 (9H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.87 (9H, s), 0.86 (9H, s), 0.49 (3H, s), 0.06 (9H, s), 0.04 (3H, s).
【0113】
[参考例2]
(2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル 4-メチルベンゼンスルホネート(化合物2b)の合成
【化23】
【0114】
アルゴン雰囲気下、(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシリデン)エチル)ジフェニルホスフィンオキシド(化合物4b、CAS Registry No.139356-39-1)[8.55 g, 15.0 mmol]と(2S)-2-((1R,3aR,7aR)-7a-メチル-4-オキソオクタデヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物(5a)、CAS Registry No.342645-83-4)[5.06 g, 13.9 mmol]のTHF溶液[85 mL]に-78℃で、LHMDS[1Mトルエン溶液, 20 mL]を加えて-78℃で2時間攪拌した。反応液を0℃に昇温し、1時間攪拌した。室温で反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、ヘプタン/酢酸エチル(1/1)混合溶媒で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣にメタノールを加えると沈殿を形成した。懸濁液を2時間攪拌した。沈殿を回収し、乾燥して、化合物(2b)[6.40 g, 8.92 mmol]を取得した。(収率=64%)
【0115】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.79 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.15 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.79 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.12-4.02 (2H, m), 3.98 (1H, dd, J = 9.1, 2.7 Hz), 3.81 (1H, dd, J = 9.1, 6.4 Hz), 2.80 (1H, dd, J = 12.1, 3.9 Hz), 2.46 (3H, s), 2.36 (2H, dd, J = 13.0, 4.8 Hz), 2.25 (1H, dd, J = 14.2, 2.7 Hz), 2.10 (1H, dd, J = 12.8, 8.2 Hz), 2.00-1.90 (2H, m), 1.80-1.60 (6H, m), 1.55-1.16 (6H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.87 (9H, s), 0.85 (9H, s), 0.50 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.04 (6H, s).
【0116】
[参考例3]
(S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3S,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル 4-メチルベンゼンスルホネート(化合物2c)の合成
【化24】
【0117】
(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-メチルシクロヘキシリデン)エチル)ジフェニルホスフィンオキシド(化合物(4c)、CAS Registry No.213250-64-7、2.50 g、4.29 mmol)と(2S)-2-((1R,3aR,7aR)-7a-メチル-4-オキソオクタデヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物(5a)、CAS Reg No.342645-83-4、2.35 g, 6.45 mmol)のTHF溶液[40 mL]にアルゴン雰囲気下、-78℃で、LHMDS[1MTHF溶液, 8.5 mL]を加えて-78℃で2時間攪拌した。反応液を室温まで昇温し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、クエンチした。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物(2c)(1.70 g, 2.30 mmol)を得た。(収率=54%)
【0118】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.79 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.35 (2H, d, J = 7.8 Hz), 6.20 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.82 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.97 (1H, s), 4.92 (1H, s), 4.45-4.40 (2H, m), 3.99 (1H, dd, J = 9.3, 2.9 Hz), 3.81 (1H, dd, J = 9.0, 6.6 Hz), 2.81 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.54-2.42 (2H, m), 2.45 (3H, s), 2.32 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.17 (1H, dd, J = 12.7, 8.3 Hz), 2.02-1.90 (2H, m), 1.78-1.63 (4H, m), 1.55-1.15 (9H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.89 (9H, s), 0.85 (9H, s), 0.51 (3H, s), 0.07 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.04 (3H, s), 0.02 (3H, s).
【0119】
[参考例4]
(S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-((Z)-2-((3S,4s,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-メチル-2-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル-4-メチルベンゼンスルホネート(化合物2g)の合成
【化25】
【0120】
工程1
(2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロパン-1-オール(化合物(6a),CAS Registry No.218437-70-8)[345 mg, 1.20 mmol]のピリジン溶液[7 mL]に塩化ピバロイル[0.22 mL, 1.78 mmol]を0℃で加えて、反応混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物6b[415 mg, 1.12 mmol]を得た。(収率=93%)
【0121】
1H-NMR (CDCl3) δ: 5.67 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.07 (1H, dd, J = 10.7, 3.0 Hz), 3.79 (1H, dd, J = 10.7, 7.3 Hz), 2.95-2.85 (1H, m), 2.02-1.59 (9H, m), 1.55-1.25 (7H, m), 1.21 (9H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
【0122】
工程2
工程1で得た化合物6b[415 mg, 1.12 mmol]と(5R,6S,7R)-2,2,3,3,6,9,9,10,10-ノナメチル-5-(プロピ-2-イン-1-イル)-7-ビニル-4,8-ジオキサ-3,9-ジシラウンデカン(化合物(7b),CAS Registry No.203126-90-3)[513 mg, 1.34 mmol]、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[134.4 mg, 0.116 mmol]を、トルエン[4 mL]とトリエチルアミン[4 mL]の混合溶液に加え、窒素雰囲気下、100℃で3時間加熱攪拌した。室温に冷却後、飽和食塩水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより、カップリング体を含む粗体0.82 gを取得した。
【0123】
工程3
工程2で得た粗体[0.82 g]のTHF溶液[20 mL]に0℃で水素化リチウムアルミニウム[LAH, 115 mg, 3.03 mmol]を0℃で加えて、室温で1時間攪拌した。反応混合物は0℃でメタノールによりクエンチし、5M水酸化ナトリウム水溶液[6 mL]を加えて室温で30分間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水、飽和塩化アンモニウム水溶液の順で洗浄したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、脱保護体を0.47g得た。
【0124】
工程4
工程3で得た脱保護体[0.47 g, 0.8 mmol]、トリメチルアミン塩酸塩[160 mg, 1.67 mmol]、トリエチルアミン[0.3 mL, 2 mmol]のアセトニトリル溶液[10 mL]にパラトルエンスルホニルクロリド[0.25 g, 1.3 mmol]を室温で加えて、室温で2時間攪拌した。反応混合物をメタノールでクエンチし、飽和食塩水を加えた。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物2g[0.43 g, 0.58 mmol]を取得した。
【0125】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.79 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.01 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.12 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.86 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.20 (1H, d, J = 2.4 Hz), 3.98 (1H, dd, J = 9.0, 2.7 Hz), 3.83-3.78 (2H, m), 2.82 (1H, d, J = 12.2 Hz), 2.51-2.45 (5H, m), 2.16 (1H, dd, J = 13.2, 8.3 Hz), 1.97-1.63 (11H, m), 1.53-1.04 (10H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.95 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.88 (9H, s), 0.85 (9H, s), 0.49 (3H, s), 0.07 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.02 (3H, s).
【0126】
[実施例1]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A001の合成)
【化26】
【0127】
工程1
参考例1に記載の化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]、3-フルオロアゼチジン塩酸塩化合物(3a1)[50 mg, 0.448 mmol]、およびK2CO3[90 mg, 0.651 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で一晩加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却後、飽和食塩水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をPTLCで粗精製し、カップリング体[21.0 mg, 0.0332 mmol]を取得した。
【0128】
工程2
工程1で得たカップリング体[21.0 mg, 0.0332 mmol]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M THF溶液,0.3 mL, 0.3 mmol]を加えて、50℃で終夜加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取HPLCで精製し、化合物A001[5.8 mg, 0.014 mmol]を得た。
【0129】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.2, 1.2 Hz), 5.26-5.03 (1H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.90-3.80 (2H, m), 3.54-3.40 (2H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.71 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.53-2.46 (2H, m), 2.25 (1H, dd, J = 13.4, 6.6 Hz), 2.05-1.97 (3H, m), 1.92-1.28 (14H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 403.29(C25H38FNO2)Obs. mass = 404.45 (M+H),
【0130】
以下の実施例では、実施例1に記載の化合物A001の合成法と同様にして各化合物を合成した。各実施例においては、原料と使用するアミン化合物のみを記載する。塩基については、実施例1と同様に炭酸カリウムを使用し、その等量は、実施例1の条件に準じて使用する原料にあわせて適宜変更している。
【0131】
[実施例2]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-フルオロアゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A002)の合成
【0132】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-フルオロアゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.269 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A002[9.0 mg, 0.022 mmol]を取得した。
【0133】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.30-5.08 (1H, m), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.96-3.87 (2H, m), 3.61-3.48 (2H, m), 2.87-2.46 (5H, m), 2.31-2.25 (2H, m), 2.10-2.00 (2H, m), 1.70-1.28 (9H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 403.29(C25H38FNO2)Obs. mass = 404.45 (M+H),
【0134】
[実施例3]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(ジフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A003)の合成
【0135】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(ジフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩[50 mg, 0.448 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A003[8.7 mg, 0.022 mmol]を取得した。
【0136】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.22-5.93 (2H, m), 5.28 (1H, dd, J = 2.2, 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.85-3.60 (4H, m), 3.20-3.08 (1H, m), 2.86 (2H, dt, J = 12.2, 3.0 Hz), 2.60-2.48 (2H, m), 2.25 (1H, dd, J = 13.4, 6.6 Hz), 2.05-2.00 (3H, m), 1.93-1.27 (13H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 435.29(C26H39F2NO2)Obs. mass = 436.45 (M+H),
【0137】
[実施例4]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(3-(ジフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A004)の合成
【0138】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(ジフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.269 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A004[7.8 mg, 0.018 mmol]を取得した。
【0139】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.08 (1H, td, J = 56.5, 4.6 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.7 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.5 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.80 (2H, q, J = 8.0 Hz), 3.66-3.61 (2H, m), 3.16-3.05 (1H, m), 2.86 (2H, dd, J = 12.2, 2.4 Hz), 2.66 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.57 (1H, dd, J = 12.2, 10.2 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.31-2.25 (2H, m), 2.10-2.00 (3H, m), 1.70-1.31 (10H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 435.29(C26H39F2NO2)Obs. mass = 436.45 (M+H),
【0140】
[実施例5]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(ジフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A005)の合成
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(ジフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.269 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A005[4.5 mg, 0.010 mmol]を取得した。
【0141】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.23-5.90 (2H, m), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.78-3.68 (3H, m), 3.57 (2H, dd, J = 15.6, 6.8 Hz), 3.13-3.02 (1H, m), 2.88-2.78 (2H, m), 2.62-2.48 (2H, m), 2.17 (1H, dd, J = 13.2, 8.3 Hz), 2.02 (2H, dd, J = 12.4, 4.6 Hz), 1.91-1.26 (12H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 435.29(C27H41F2NO2)Obs. mass = 436.45 (M+H)
【0142】
[実施例6]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A006)の合成
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン塩酸塩[60 mg, 0.381 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A006[6.8 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【0143】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.2, 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.08 (1H, m), 3.95-3.85 (2H, m), 3.68 (2H, q, J = 8.5 Hz), 3.29-3.10 (2H, m), 2.88 (2H, td, J = 12.0, 3.3 Hz), 2.61 (1H, dd, J = 12.2, 10.2 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.25 (1H, dd, J = 13.4, 6.6 Hz), 2.08-1.95 (4H, m), 1.93-1.26 (18H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.50 (M+H)
【0144】
[実施例7]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A007)の合成
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.19 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A007[7.6 mg, 0.017 mmol]を取得した。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, dd, J = 7.0, 2.0 Hz), 4.43-4.34 (2H, m), 3.97-3.88 (2H, m), 3.75-3.65 (2H, m), 3.26-3.15 (1H, m), 2.93 (1H, dd, J = 12.4, 2.7 Hz), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.69-2.60 (2H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.32-2.25 (2H, m), 2.11-2.00 (3H, m), 1.68-1.52 (9H, m), 1.42-1.30 (3H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.45 (M+H)
【0145】
[実施例8]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A008)の合成
【0146】
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン塩酸塩[60 mg, 0.38 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A008[4.7 mg, 0.010 mmol]を取得した。
【0147】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.92-3.83 (2H, m), 3.75-3.61 (3H, m), 3.27-3.12 (1H, m), 2.87 (2H, dd, J = 11.0, 3.7 Hz), 2.63-2.55 (2H, m), 2.20-2.00 (3H, m), 1.92-1.27 (15H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.01 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 463.32(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.50 (M+H)
【0148】
[実施例9]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A009)
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(トリフルオロメチル)-3-アゼチジノール塩酸塩[44 mg, 0.247 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A009[7.5 mg, 0.016 mmol]を取得した。
【0149】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.29 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.16-4.10 (1H, m), 3.62 (2H, dd, J = 9.3, 2.9 Hz), 3.25 (2H, t, J = 8.8 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 11.5, 4.1 Hz), 2.58 (1H, dd, J = 12.0, 3.2 Hz), 2.52 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.34-2.24 (2H, m), 2.06-2.04 (1H, m), 2.03-2.00 (3H, m), 1.93-1.20 (14H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 469.28(C26H38F3NO3)Obs. mass = 470.60 (M+H)
【0150】
[実施例10]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A010)の合成
【0151】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(トリフルオロメチル)-3-アゼチジノール塩酸塩[37 mg, 0.208 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A010[8.4 mg, 0.018 mmol]を取得した。
【0152】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.07-3.95 (2H, m), 3.62 (2H, dd, J = 9.3, 2.9 Hz), 3.25 (2H, t, J = 9.0 Hz), 2.84 (1H, dd, J = 12.7, 3.9 Hz), 2.62-2.57 (2H, m), 2.41 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.32 (1H, dd, J = 11.7, 9.8 Hz), 2.25-2.11 (2H, m), 2.05-2.00 (2H, m), 1.95-1.26 (13H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 457.28(C25H38F3NO3)Obs. mass = 458.65 (M+H)
【0153】
[実施例11]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A011)の合成
【0154】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(トリフルオロメチル)-3-アゼチジノール塩酸塩[40.2 mg, 0.226 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A011[11.0 mg, 0.023 mmol]を取得した。
Exact Mass = 469.28(C26H38F3NO3)Obs. mass = 470.35 (M+H)
【0155】
[実施例12]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-メトキシ-3-トリフルオロメチルアゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A012)の合成
【0156】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)-アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.157 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A012[3.0 mg, 0.006 mmol]を取得した。
【0157】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.05-3.96 (2H, m), 3.45 (3H, s), 3.45 (3H, dd, J = 8.0, 3.0 Hz), 3.35 (4H, t, J = 12.1 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.52 (1H, dd, J = 11.9, 3.2 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.30-2.13 (3H, m), 2.04-1.28 (17H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 471.30(C26H40F3NO3)Obs. mass = 472.35 (M+H)
【0158】
[実施例13]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(3-トリフルオロメトキシ)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A013)の合成
【0159】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(トリフルオロメトキシ)-アゼチジン塩酸塩[50 mg, 0.169 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A013[1.5 mg, 0.003 mmol]を取得した。
Exact Mass = 457.28(C25H38F3NO3)Obs. mass = 458.25 (M+H)
【0160】
[実施例14]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A014)の合成
【0161】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)-アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.193 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A014[7.4 mg, 0.016 mmol]を取得した。
【0162】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.19 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.87 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.26-4.20 (1H, m), 4.05-3.93 (2H, m), 3.88 (2H, q, J = 9.0 Hz), 3.61 (2H, q, J = 7.6 Hz), 2.99 (1H, t, J = 6.9 Hz), 2.93 (1H, t, J = 6.9 Hz), 2.81 (1H, dd, J = 11.9, 4.1 Hz), 2.57 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.47 (1H, dd, J = 11.7, 3.0 Hz), 2.39 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.27 (1H, dd, J = 11.9, 9.6 Hz), 2.21-2.11 (2H, m), 2.02-1.25 (15H, m), 0.97 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.56 (3H, s).
Exact Mass = 471.30(C26H40F3NO3)Obs. mass = 472.25 (M+H)
【0163】
[実施例15]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(2,2-ジフルオロエトキシ)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A015)の合成
【0164】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエトキシ)-アゼチジン塩酸塩[35 mg, 0.202 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A015[12.8 mg, 0.028 mmol]を取得した。
【0165】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.16 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.85 (1H, tt, J = 3.5, 55.0 Hz), 5.84 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.17-4.11 (1H, m), 4.02-3.90 (2H, m), 3.63-3.52 (4H, m), 2.92 (2H, dt, J = 22.9, 6.8 Hz), 2.78 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.54 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.44 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.36 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.26-2.09 (3H, m), 1.99-1.24 (15H, m), 0.94 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.53 (3H, s).
Exact Mass = 453.31(C26H41F2NO3)Obs. mass = 454.25 (M+H)
【0166】
[実施例16]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(2,2-ジフルオロエトキシ)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A016)の合成
【0167】
化合物(2c)[100 mg, 0.137 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエトキシ)-アゼチジン塩酸塩[70 mg, 0.403 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A016[20.6 mg, 0.044 mmol]を取得した。
【0168】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.24 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.03-5.74 (2H, m), 5.03 (2H, d, J = 6.9 Hz), 4.43-4.30 (2H, m), 4.20-4.14 (1H, m), 3.68-3.55 (4H, m), 2.97 (1H, t, J = 6.9 Hz), 2.92 (1H, t, J = 6.9 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.65 (1H, dd, J = 13.3, 4.6 Hz), 2.49-2.42 (2H, m), 2.30-2.20 (3H, m), 2.03-1.87 (3H, m), 1.68-1.44 (6H, m), 1.40-1.25 (3H, m), 0.97 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 453.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 454.25 (M+H)
【0169】
[実施例17]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(2,2-ジフルオロエトキシ)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A017)の合成
【0170】
化合物(2a)[100 mg, 0.137 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエトキシ)-アゼチジン塩酸塩[70 mg, 0.403 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A017[24.6 mg, 0.053 mmol]を取得した。
【0171】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.04 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.85 (1H, tt, J = 55.4, 3.8 Hz), 5.24 (1H, d, J = 1.0 Hz), 4.85 (1H, s), 4.30 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.18-4.03 (2H, m), 3.63-3.50 (4H, m), 2.97-2.80 (3H, m), 2.49-2.41 (2H, m), 2.25-2.18 (2H, m), 1.96-1.20 (17H, m), 0.94 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.53 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.30 (M+H)
【0172】
[実施例18]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-ジフルオロメトキシ)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A018)の合成
【0173】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(ジフルオロメトキシ)-アゼチジン塩酸塩[33 mg, 0.207 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A018[15 mg, 0.033 mmol]を取得した。
【0174】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.43 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.89-4.82 (1H, m), 4.40 (2H, ddd, J = 13.7, 7.1, 4.6 Hz), 3.98 (2H, q, J = 7.5 Hz), 3.50 (2H, ddd, J = 18.8, 9.5, 6.1 Hz), 2.88-2.84 (1H, m), 2.80 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.68 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.57 (1H, dd, J = 12.0, 10.0 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.32-2.26 (2H, m), 2.09-2.00 (2H, m), 1.95-1.90 (1H, m), 1.71-1.49 (6H, m), 1.42-1.30 (3H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 451.30(C26H39F2NO3)Obs. mass = 452.40 (M+H)
【0175】
[実施例19]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(2,2-ジフルオロエチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A019)の合成
【0176】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエチル)-アゼチジン塩酸塩[35 mg, 0.222 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A019[10.1 mg, 0.0225 mmol]を取得した。
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.25 (M+H)
【0177】
[実施例20]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-ジフルオロメトキシ)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A020)の合成
【0178】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(ジフルオロメトキシ)-アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.244 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A020[10.0 mg, 0.023 mmol]を取得した。
【0179】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.36 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.74-4.68 (1H, m), 4.08-3.95 (2H, m), 3.65 (2H, q, J = 6.8 Hz), 3.09 (1H, t, J = 6.8 Hz), 3.03 (1H, t, J = 6.8 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 12.4, 3.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 11.7, 2.9 Hz), 2.41 (1H, t, J = 6.6 Hz), 2.29 (1H, dd, J = 11.7, 9.3 Hz), 2.23-1.27 (18H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 439.29(C25H39F2NO3)Obs. mass = 440.20 (M+H)
【0180】
[実施例21]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3-(2,2-ジフルオロエチル)アゼチジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A021)の合成
【0181】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエチル)-アゼチジン塩酸塩[35 mg, 0.222 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物A021[12.2 mg, 0.028 mmol]を取得した。
【0182】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.00-5.69 (2H, m), 4.06-3.95 (2H, m), 3.52 (2H, dd, J = 17.2, 7.5 Hz), 2.93-2.78 (3H, m), 2.73-2.65 (1H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 11.9, 2.7 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.25-1.97 (7H, m), 1.95-1.72 (3H, m), 1.68-1.44 (6H, m), 1.38-1.23 (3H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 437.31(C26H41F2NO2)Obs. mass = 438.35 (M+H)
【0183】
[実施例22]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B001)の合成
【0184】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(S)-メチルピロリジン塩酸塩[40 mg, 0.331 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B001[17.5 mg, 0.042 mmol]を取得した。
【0185】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.89 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, dd, J = 6.3, 5.4 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.55 (1H, dd, J = 11.0, 7.6 Hz), 3.42-3.35 (2H, m), 3.09 (1H, dd, J = 12.7, 2.9 Hz), 2.99 (1H, t, J = 12.0 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.78 (1H, t, J = 10.0 Hz), 2.53-2.44 (2H, m), 2.30-2.16 (2H, m), 2.07-1.96 (4H, m), 1.90-1.30 (15H, m), 1.14 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.13 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 413.31(C27H43NO2)Obs. mass = 414.45 (M+H)
【0186】
[実施例23]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B002)の合成
【0187】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-メチルピロリジン塩酸塩[20 mg, 0.235 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B002[13.7 mg, 0.033 mmol]を取得した。
【0188】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.44-4.35 (2H, m), 3.55 (1H, dd, J = 10.7, 7.8 Hz), 3.43-3.35 (2H, m), 3.10 (1H, dd, J = 12.7, 2.9 Hz), 2.99 (1H, t, J = 12.0 Hz), 2.89-2.75 (2H, m), 2.66 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.52-2.41 (2H, m), 2.32-2.17 (3H, m), 2.10-1.95 (3H, m), 1.89-1.34 (11H, m), 1.14 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.13 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.64 (3H, s).
Exact Mass = 413.33(C27H43NO2)Obs. mass = 414.45 (M+H)
【0189】
[実施例24]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B003)の合成
【0190】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-メチルピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.247 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B003[5.7 mg, 0.014 mmol]を取得した。
Exact Mass = 413.33(C27H43NO2)Obs. mass = 414.25 (M+H)
【0191】
[実施例25]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B004)の合成
【0192】
化合物(2b)[55.3 mg, 0.077 mmol]と3-(R)-メチルピロリジン塩酸塩[28.3 mg, 0.233 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B004[15.3 mg, 0.038 mmol]を取得した。
【0193】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.74-2.50 (5H, m), 2.46-2.12 (7H, m), 2.07-1.47 (17H, m), 1.35 (2H, ddd, J = 23.4, 10.7, 2.9 Hz), 1.26 (1H, dd, J = 18.5, 9.3 Hz), 1.05 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 401.33(C26H43NO2)Obs. mass = 402.25 (M+H)
【0194】
[実施例26]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B005)の合成
【0195】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-エチルピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.221 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B005[7.0 mg, 0.016 mmol]を取得した。
Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.25 (M+H)
【0196】
[実施例27]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B006)の合成
【0197】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-エチルピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.221 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B006[5.0 mg, 0.011 mmol]を取得した。
【0198】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 6.4, 4.6 Hz), 4.37 (1H, dd, J = 7.8, 4.6 Hz), 2.85 (1H, dd, J = 11.9, 4.1 Hz), 2.74 (2H, q, J = 7.6 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.7, 4.6 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.38-2.22 (5H, m), 2.12-1.92 (6H, m), 1.70-1.22 (12H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.90 (3H, t, J = 7.5 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.25 (M+H)
【0199】
[実施例28]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B007)の合成
【0200】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(S)-エチルピロリジン塩酸塩[37 mg, 0.273 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B007[9.4 mg, 0.023 mmol]を取得した。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.08-3.95 (2H, m), 2.85-2.71 (3H, m), 2.59 (1H, d, J = 11.0 Hz), 2.42-2.28 (4H, m), 2.23-1.51 (16H, m), 1.45-1.23 (6H, m), 1.05 (3H, d, J = 5.9 Hz), 0.90 (3H, t, J = 7.5 Hz), 0.60 (3H, s).
【0201】
[実施例29]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-エチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B008)の合成
【0202】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(R)-エチルピロリジン塩酸塩[39 mg, 0.288 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B008[8.6 mg, 0.021 mmol]を取得した。
【0203】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.07-3.95 (2H, m), 2.93 (1H, t, J = 8.0 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.68 (1H, t, J = 7.5 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.5, 3.7 Hz), 2.48-2.13 (6H, m), 2.10-1.20 (20H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.90 (3H, t, J = 7.3 Hz), 0.60 (3H, s).
【0204】
[実施例30]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-フルオロピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B012)の合成
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(S)-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B012[8.9 mg, 0.022 mmol]を取得した。
【0205】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.20 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.87 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.19-5.02 (1H, m), 4.05-3.93 (2H, m), 2.84-2.65 (4H, m), 2.59-2.54 (1H, m), 2.39 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 1.04 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.93 (1H, t, J = 7.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 405.30(C25H40FNO2)Obs. mass = 406.30 (M+H)
【0206】
[実施例31]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-フルオロピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B013)の合成
【0207】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(R)-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B013[8.4 mg, 0.021 mmol]を取得した。
【0208】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.20 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.87 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.20-5.03 (1H, m), 4.04-3.93 (2H, m), 2.92-1.47 (25H, m), 1.38-1.23 (4H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 405.30(C25H40FNO2)Obs. mass = 406.30 (M+H)
【0209】
[実施例32]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B020)の合成
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(S)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[60 mg, 0.381 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B020[22.8 mg, 0.051 mmol]を取得した。
【0210】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, td, J = 56.7, 4.7 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.21 (1H, dd, J = 10.5, 8.5 Hz), 3.00-2.00 (14H, m), 1.90-1.27 (13H, m), 1.09 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.30 (M+H)
【0211】
[実施例33]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B021)の合成
【0212】
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(S)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[35 mg, 0.222 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B021[3.8 mg, 0.008 mmol]を取得した。
【0213】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.81 (1H, td, J = 57.0, 5.7 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.88 (1H, d, J = 2.0 Hz),
4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.2, 4.2 Hz), 2.98-2.83 (2H, m), 2.76-2.52 (5H, m), 2.44 (2H, d, J = 7.3 Hz), 2.17 (1H, dd, J = 13.2, 8.3 Hz),
2.07-1.93 (3H, m), 1.84-1.24 (11H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 463.32(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.35 (M+H)
【0214】
[実施例34]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B022)の合成
【0215】
化合物(2b)[55 mg, 0.077 mmol]と3-(S)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[25 mg, 0.208 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B022[10.5 mg, 0.024 mmol]を取得した。
【0216】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.78 (1H, td, J = 57.0, 6.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.82 (2H, dd, J = 18.8, 10.0 Hz), 2.66-2.50 (4H, m), 2.44-1.92 (11H, m), 1.86-1.23 (13H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 437.31(C26H41F2NO2)Obs. mass = 438.35 (M+H)
【0217】
[実施例35]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B023)の合成
【0218】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[33 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B023[9.0 mg, 0.020 mmol]を取得した。
【0219】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.05-5.76 (2H, m), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.25 (1H, t, J = 9.5 Hz), 3.03 (2H, t, J = 7.1 Hz), 2.91-2.72 (5H, m), 2.66 (1H, dd, J = 13.7, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.32-1.96 (7H, m), 1.93-1.29 (10H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.30 (M+H)
【0220】
[実施例36]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B024)の合成
【0221】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(R)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[45 mg, 0.372 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B024[7.2 mg, 0.016 mmol]を取得した。
【0222】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.75 (1H, td, J = 57.0, 5.0 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.89 (1H, dd, J = 2.4, 1.0 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.61-1.19 (27H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.45 (M+H)
【0223】
[実施例37]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B0025)の合成
【0224】
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(R)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[25 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B025[7.0 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【0225】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.75 (1H, td, J = 57.3, 5.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.89 (1H, s), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.4 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 11.0, 4.0 Hz), 2.63-1.24 (29H, m), 1.04 (3H, d, J = 7.3 Hz), 1.04 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 463.32(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.35 (M+H)
【0226】
[実施例38]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B026)の合成
【0227】
化合物(2b)[55 mg, 0.077 mmol]と3-(R)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[27 mg, 0.226 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B026[7.2 mg, 0.016 mmol]を取得した。
【0228】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.76 (1H, td, J = 57.0, 5.0 Hz), 4.06-3.96 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 12.0, 3.8 Hz), 2.65-2.52 (5H, m), 2.47-1.49 (21H, m), 1.40-1.22 (4H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 437.31(C26H41F2NO2)Obs. mass = 438.3 (M+H)
【0229】
[実施例39]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B027)の合成
【0230】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[25 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B027[11.0 mg, 0.025 mmol]を取得した。
【0231】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.77 (1H, td, J = 57.0, 5.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.43-4.34 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.71-2.25 (11H, m), 2.07-1.92 (4H, m), 1.83-1.24 (10H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.45 (M+H)
【0232】
[参考例5]
3-(S)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b6)の合成
【化27】
【0233】
工程1
-78℃に冷却下、塩化オキサリル[2.45 mL, 28.6 mmol]のジクロロメタン溶液[25 mL]にジメチルスルホキシド[4.1 mL, 58 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]を加えて、混合物を同じ温度で10分間攪拌した。この混合物にt-ブチル(S)-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-カルボキシレート[3.84 g, 19.1 mmol]のジクロロメタン溶液[15 mL]を加えた。この混合物を-78℃で45分間攪拌した。トリエチルアミン[15 mL, 92 mmol]を加えて、同じ温度でさらに30分間攪拌した。反応混合物を0℃に昇温し、同じ温度で30分間攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル(S)-3-ホルミルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b2)[3.78 g, 19.0 mmol]を得た。(収率=99%)
【0234】
1H-NMR(CDCl3) δ:9.69 (1H, J = 1.5 Hz), 3.72-3.65 (1H, m), 3.53-3.35 (3H, m), 3.03 (1H, s), 2.25-2.05 (2H, m), 1.46 (9H, s).
【0235】
工程2
-78℃、窒素雰囲気下、t-ブチル(S)-3-ホルミルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b2)[2.00 g, 10 mmol]のTHF溶液[40 mL]にメチルマグネシウムブロミド[1M in THF, 15.1 mL, 15.1 mmol]を加え、反応液を同じ温度で1時間攪拌した。反応混合物を0℃に昇温し、さらに1時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル(S)-3-(1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b3)[1.60 g, 7.41 mmol]を得た。(収率=74%)
【0236】
1H-NMR(CDCl3) δ: 3.70-2.90 (5H, m), 2.15-2.03 (1H, m), 1.46 (9H, s), 1.30-1.21 (4H, m).
【0237】
工程3
-78℃に冷却下、塩化オキサリル[1 mL, 11.7 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]にジメチルスルホキシド[1.6 mL, 23 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]を加えて、混合物を同じ温度で10分間攪拌した。この混合物にt-ブチル(S)-3-(1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b3)[1.60 g, 7.41 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]を加えた。この混合物を-78℃で45分間攪拌した。トリエチルアミン[4.2 mL, 30 mmol]を加えて、同じ温度でさらに30分間攪拌した。反応混合物を0℃に昇温し、同じ温度で30分間攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル(S)-3-アセチルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b4)[1.45 g, 6.80 mmol]を得た。(収率=91%)
【0238】
1H-NMR(CDCl3) δ: 3.65-3.10 (5H, m), 3.14 (1H, s), 2.08 (3H, s), 2.05-1.95 (2H, m), 1.46 (9H, s).
【0239】
工程4
t-ブチル(S)-3-アセチルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b4)[1.10 g, 5.16 mmol] のジクロロメタン溶液を0℃に冷却した。ここにDAST[0.93 mL, 2.5 mmol]を加えた。反応混合物を終夜で攪拌し、室温まで上昇させた。反応混合物を氷冷し、注意深く水でクエンチさせた。混合物を室温でジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、t-ブチル(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b5)[0.58 g, 2.5 mmol]を得た。(収率=48%)
【0240】
工程5
続いて、上記のt-ブチル(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b5)[0.58 g, 2.5 mmol]に4M塩化水素-ジオキサン溶液[10 mL]加えて、室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、3-(S)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b6)[354 mg, 2.06 mmol]を得た。
【0241】
1H-NMR(DMSO-d6) δ: 9.40 (2H, s), 3.40-3.0 (4H, m), 2.92-2.38 (1H, m), 2.05-2.00 (1H, m), 1.90-1.80 (1H, m), 1.65 (3H, t, J = 20Hz).
【0242】
[参考例6]
3-(R)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b12)の合成
【化28】
【0243】
工程1
t-ブチル(R)-3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(3b7)[3.16 g, 15.7 mmol]を出発物質として、参考例5の工程1と同様にして反応させることで、t-ブチル(R)-3-ホルミルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b8)[2.42 g, 12.1 mmol]を得た。
【0244】
工程2
t-ブチル(R)-3-ホルミルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b8)[2.42 g, 12.1 mmol]を出発物質として参考例5の工程2と同様にして反応させることで、t-ブチル(R)-3-(1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b9)[1.64 g, 7.62 mmol]を得た。
【0245】
工程3
t-ブチル(R)-3-(1-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b9)[1.64 g, 7.62 mmol]を出発物質として参考例5の工程3と同様にして反応させることで、t-ブチル(R)-3-アセチルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b10)[1.50 g, 7.03 mmol]を得た。(収率=92%)
【0246】
工程4
t-ブチル(R)-3-アセチルピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b10)[1.50 g, 7.03 mmol]のジクロロメタン溶液[30 mL]に0℃でDAST[1.8 mL, 13.6 mmol]を加えて、室温で一晩攪拌した。翌朝、さらにDAST[1.8 mL, 13.6 mmol]を加えて、室温でさらに1日攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、飽和炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル(R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b11)[0.87 g, 3.7 mmol]を得た。(収率=53%)
【0247】
工程5
t-ブチル(R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b11)[0.87 g, 3.7 mmol]を出発物質として、参考例5の工程5と同様にして反応させることで、3-(R)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b12)[0.63 g, 3.7 mmol]を取得した。(収率=100%)
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.60 (1H, br s), 9.40 (1H, br s), 3.37-3.30 (1H, br m), 3.25-3.00 (3H, br m), 2.96-2.81 (1H, m), 2.12-2.03 (1H, m), 1.91-1.77 (1H, m), 1.66 (3H, t, J = 19.3 Hz).
【0248】
[実施例40]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B028)の合成
【0249】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(S)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b6)[45 mg, 0.262 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B028[12.7 mg, 0.027 mmol]を取得した。
【0250】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.0 Hz), 4.33 (1H, d, J = 5.4 Hz), 4.14-4.09 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J = 10.7, 8.3 Hz), 3.25-2.78 (8H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.28-1.97 (7H, m), 1.92-1.28 (17H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, d, J = 7.3 Hz).
【0251】
[実施例41]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B029)の合成
【0252】
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(S)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b6)[35 mg, 0.204 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B029[5.8 mg, 0.012 mmol]を取得した。
【0253】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.89 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.2, 4.2 Hz), 3.01 (1H, t, J = 9.0 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.82-2.38 (8H, m), 2.17 (1H, dd, J = 13.2, 8.3 Hz), 2.06-1.94 (4H, m), 1.88-1.43 (13H, m), 1.39-1.24 (3H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.04 (3H, d, J = 7.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.45 (M+H)
【0254】
[実施例42]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B030)の合成
【0255】
化合物(2b)[55 mg, 0.077 mmol]と3-(S)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b6)[29.2 mg, 0.216 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B030[13.5 mg, 0.030 mmol]を取得した。
【0256】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.93 (1H, t, J = 9.0 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 12.0, 3.2 Hz), 2.73-2.50 (4H, m), 2.42-2.31 (4H, m), 2.23-1.47 (20H, m), 1.41-1.22 (3H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.45 (M+H)
【0257】
[実施例43]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B031)の合成
【0258】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b6)[35 mg, 0.204 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B031[12.9 mg, 0.028 mmol]を取得した。
【0259】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.43-4.34 (2H, m), 3.42 (1H, dd, J = 10.7, 8.3 Hz), 3.24-2.78 (7H, m), 2.66 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.32-1.97 (7H, m), 1.83-1.30 (13H, m), 1.12 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.64 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.3 (M+H)
【0260】
[実施例44]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B032)の合成
【0261】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(R)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b12)[50 mg, 0.291 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B032[12.7 mg, 0.027 mmol]を取得した。
【0262】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.2, 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.12-3.00 (2H, m), 2.94-2.75 (5H, m), 2.66 (2H, d, J = 7.3 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.7, 6.8 Hz), 2.13-1.94 (5H, m), 1.90-1.23 (16H, m), 1.09 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.45 (M+H)
【0263】
[実施例45]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B033)の合成
【0264】
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(R)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b12)[25 mg, 0.146 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B033[6.8 mg, 0.014 mmol]を取得した。
【0265】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.2, 4.2 Hz), 2.89-1.94 (16H, m), 1.88-1.22 (16H, m), 1.05 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.03 (6H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.5 (M+H)
【0266】
[実施例46]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B034)の合成
【0267】
化合物(2b)[55 mg, 0.077 mmol]と3-(R)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b12)[28.2 mg, 0.164 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B034[11.8 mg, 0.026 mmol]を取得した。
【0268】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.74-2.50 (5H, m), 2.46-2.12 (7H, m), 2.07-1.47 (17H, m), 1.35 (2H, ddd, J = 23.4, 10.7, 2.9 Hz), 1.26 (1H, dd, J = 18.5, 9.3 Hz), 1.05 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.3 (M+H)
【0269】
[実施例47]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B035)の合成
【0270】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b12)[26 mg, 0.152 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B035[12.9 mg, 0.028 mmol]を取得した。
【0271】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.43-4.34 (2H, m), 3.17-3.05 (2H, m), 2.99-2.64 (8H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.31-2.25 (2H, m), 2.16-1.96 (5H, m), 1.78-1.28 (13H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.5 (M+H)
【0272】
[参考例7]
3-(R)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b16)の合成
【化29】
【0273】
工程1
-78℃に冷却下、塩化オキサリル[0.66 mL, 7.7 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]にジメチルスルホキシド[1.0 mL, 14 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]を加えて、混合物を同じ温度で10分間攪拌した。この混合物にt-ブチル-3-(R)-(2-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b13)[1.0 g, 4.64 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]を加えた。この混合物を-78℃で1時間攪拌した。トリエチルアミン[3.3 mL, 23 mmol]を加えて、同じ温度でさらに40分間攪拌した。反応混合物を0℃に昇温し、同じ温度で30分間攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(R)-(2-オキソエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b14)[0.85 g, 4.0 mmol]を得た。(収率=86 %)
【0274】
工程2
t-ブチル-3-(R)-(2-オキソエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b14)[0.85 g, 4.0 mmol]のジクロロメタン溶液[20 mL]に0℃でDAST[0.7 mL, 5 mmol]を加えて、室温で一晩攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し水でクエンチ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(R)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b15)[799 mg, 3.4 mmol]を得た。(収率=85 %)
【0275】
工程3
t-ブチル-3-(R)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b15)[799 mg, 3.4 mmol]に4M塩化水素ジオキサン溶液[6 mL]を加えて、室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮、乾燥し、3-(R)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b16)[562.7 mmol]を得た。(収率=96%)
【0276】
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 9.88 (2H, br s), 5.90 (1H, tt, J = 55.9, 3.8 Hz), 3.53 (2H, d, J = 40.5 Hz), 3.29 (1H, br s), 2.95 (1H, br s), 2.62-2.54 (1H, m), 2.33-2.20 (1H, m), 2.11-1.99 (2H, m), 1.80-1.65 (1H, m).
【0277】
[参考例8]
3-(S)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b20)の合成
【化30】
【0278】
工程1
t-ブチル-3-(S)-(2-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b17)[1.0 g, 4.64 mmol]を出発物質として、参考例7の工程1と同様に反応させることで、t-ブチル-3-(S)-(2-オキソエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b18)[0.72 g, 3.4 mmol]を得た。(収率=73 %)
【0279】
工程2
t-ブチル-3-(S)-(2-オキソエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b18)[0.72 g, 3.4 mmol]を出発物質として、参考例7の工程2と同様に反応させることで、t-ブチル-3-(S)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b19)[679 mg, 2.89 mmol]を得た。(収率=62 %)
【0280】
工程3
t-ブチル-3-(S)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b19)[679 mg, 2.89 mmol]を出発物質として、参考例7の工程3と同様に反応させることで、3-(S)-(2、2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b20)[524.9 mg, 3.06 mmol]を得た。(収率=quant)
1H-NMR (DMSO-d6) δ: 9.86 (2H, br s), 5.91 (1H, tt, J = 55.9, 3.7 Hz), 3.53 (2H, d, J = 38.5 Hz), 3.29 (1H, br s), 2.95 (1H, br s), 2.65-2.50 (1H, m), 2.35-2.20 (1H, m), 2.15-2.00 (2H, m), 1.80-1.65 (1H, m).
【0281】
[実施例48]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチルシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B036)の合成
【0282】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(R)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b16)[50 mg, 0.292 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B036[17.2 mg, 0.037 mmol]を取得した。
【0283】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.12-5.81 (2H, m), 5.28 (1H, d, J = 1.0 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.45 (1H, dd, J = 10.2, 7.8 Hz), 3.23-3.18 (2H, m), 2.95-2.80 (3H, m), 2.74 (1H, t, J = 10.2 Hz), 2.59-2.45 (2H, m), 2.30-1.90 (8H, m), 1.89-1.31 (14H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.5 (M+H)
【0284】
[実施例49]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B037)の合成
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-(S)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b20)[50 mg, 0.292 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B037[24.1 mg, 0.052 mmol]を取得した。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.09 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.98 (1H, tt, J = 3.0, 56.0 Hz), 5.29 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.12 (1H, td, J = 6.5, 3.3 Hz), 3.55 (1H, dd, J = 11.0, 8.1 Hz), 3.41-3.34 (2H, m), 3.08-2.93 (4H, m), 2.88 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.69-2.55 (1H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.35-2.04 (8H, m), 2.01-1.96 (3H, m), 1.90-1.33 (16H, m), 1.13 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.5 (M+H)
【0285】
[実施例50]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B038)の合成
【0286】
化合物(2g)[55 mg, 0.074 mmol]と3-(R)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b16)[40 mg, 0.184 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B038[10.2 mg, 0.021 mmol]を取得した。
【0287】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, tt, J = 56.6, 4.6 Hz), 5.22 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.2 Hz), 2.94 (1H, t, J = 8.3 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.68-2.52 (3H, m), 2.33-2.03 (9H, m), 1.98-1.24 (20H, m), 1.05 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.96-0.87 (1H, m), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.3 (M+H)
【0288】
[実施例51]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B039)の合成
【0289】
化合物(2g)[55 mg, 0.074 mmol]と3-(S)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b20)[40 mg, 0.184 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B039[9.2 mg, 0.019 mmol]を取得した。
【0290】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.87 (1H, tt, J = 56.6, 4.6 Hz), 5.22 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.4 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.79-2.68 (2H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.39-1.21 (23H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.03 (3H, d, J = 7.0 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.35 (M+H)
【0291】
[実施例52]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B040)の合成
【0292】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b16)[30 mg, 0.175 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B040[11.4 mg, 0.025 mmol]を取得した。
【0293】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.96 (1H, tt, J = 56.5, 4.0 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.39 (2H, ddd, J = 14.3, 7.2, 4.5 Hz), 3.44 (1H, dd, J = 10.7, 7.8 Hz), 3.24-3.12 (2H, m), 2.94-2.82 (3H, m), 2.74 (1H, t, J = 10.2 Hz), 2.66 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.56 (1H, q, J = 8.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.34-2.17 (3H, m), 2.08-1.93 (5H, m), 1.83-1.28 (10H, m), 1.12 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 463.32(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.35 (M+H)
【0294】
[実施例53]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B041)の合成
【0295】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b20)[30 mg, 0.175 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B041[11.8 mg, 0.026 mmol]を取得した。
【0296】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.96 (2H, tt, J = 56.5, 4.0 Hz), 5.92 (2H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.39 (2H, ddd, J = 14.4, 7.1, 4.4 Hz), 3.37 (1H, dd, J = 10.2, 8.3 Hz), 3.26-3.20 (1H, m), 3.15-3.05 (1H, m), 2.92-2.74 (4H, m), 2.66 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.62-2.53 (1H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.32-2.19 (3H, m), 2.08-1.92 (5H, m), 1.83-1.30 (10H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 463.32(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.40 (M+H)
【0297】
[実施例54]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B042)の合成
【0298】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(R)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b16)[30 mg, 0.175 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B042[14.2 mg, 0.031 mmol]を取得した。
【0299】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, tt, J = 56.5, 4.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 10.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.17 (1H, t, J = 8.3 Hz), 2.97-2.80 (3H, m), 2.61-1.91 (15H, m), 1.86-1.26 (13H, m), 1.08 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.30 (M+H)
【0300】
[実施例55]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B043)の合成
【0301】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(S)-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩(3b20)[30 mg, 0.175 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B043[8.3 mg, 0.018 mmol]を取得した。
【0302】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, tt, J = 56.6, 4.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.05-3.96 (2H, m), 3.05-2.80 (3H, m), 2.65-2.39 (8H, m), 2.23-1.90 (10H, m), 1.87-1.25 (14H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.25 (M+H)
【0303】
[実施例56]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B044a、化合物B044b)の合成
【化31】
【0304】
工程1
化合物(2a)[100 mg, 0.137 mmol]、トリエチル[3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-3-イル]オキシシラン(化合物3b21)[80 mg, 0.297 mmol]、および炭酸カリウム[60 mg, 0.434 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、TLCで低極性側の目的物(化合物B044-TBSLP)[32.2 mg, 0.039 mmol]と高極性側の目的物(化合物B044-TBSMP)[35.5 mg, 0.043 mmol]を得た。
【0305】
工程2a
化合物B044-TBSLP[32.2 mg, 0.039 mmol]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M in THF, 0.5 mL, 0.5 mmol]を加え、50℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素マグネシウムでクエンチし、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をHPLCで精製し、化合物B044a[7.7 mg, 0.016 mmol]を得た。
【0306】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.04 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.24 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.30 (1H, t, J = 6.0 Hz), 4.12-4.00 (1H, m), 2.92 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.84-2.73 (2H, m), 2.52-2.41 (3H, m), 2.28-2.08 (5H, m), 2.02-1.22 (18H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.55 (3H, s).
Exact Mass = 483.3(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.3 (M+H)
【0307】
工程2b
化合物B044-TBSMP[35.5 mg, 0.043 mmol]について、上記工程2aと同様にして処理することで、化合物B044b[10.0 mg, 0.021 mmol]を得た。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.04 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.24 (1H, dd, J = 2.4, 1.0 Hz), 4.30 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.08 (1H, dt, J = 10.9, 3.8 Hz), 2.84-2.41 (7H, m), 2.26-1.20 (24H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.55 (3H, s).
Exact Mass = 483.3(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.3 (M+H)
【0308】
[実施例57]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B045a、化合物B045b)の合成
【0309】
化合物2b[100 mg, 0.139 mmol]とトリエチル[3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-3-イル]オキシシラン(化合物3b21)[100.4 mg, 0.373 mmol]を出発物質として、実施例56と同様に反応させることで化合物B045a[9.3mg, 0.020mmol]、化合物B045b[7.9 mg, 0.017 mmol]を得た。
【0310】
化合物B045a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 3.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.94 (1H, q, J = 8.0 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.2, 4.4 Hz), 2.74-2.55 (3H, m), 2.48-2.37 (3H, m), 2.26-2.03 (6H, m), 2.02-1.95 (2H, m), 1.94-1.24 (15H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 471.30(C26H40F3NO3)Obs. mass = 472.25(M+H)
【0311】
化合物B045b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 2.85-2.75 (4H, m), 2.66 (1H, dd, J = 15.6, 7.3 Hz), 2.61-2.13 (8H, m), 2.10-1.98 (2H, m), 1.93-1.24 (13H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 471.30(C26H40F3NO3)Obs. mass = 472.25 (M+H)
【0312】
[実施例58]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B046a、化合物B046b)の合成
【0313】
化合物2c[100 mg, 0.137 mmol]とトリエチル[3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-3-イル]オキシシラン(化合物3b21)[144.3 mg, 0.536 mmol]を出発物質として、実施例56と同様に反応させることで化合物B046a[8.1 mg, 0.017 mmol]、化合物B046b[5.6 mg, 0.012 mmol]を得た。
【0314】
化合物B046a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.03 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.91-2.83 (2H, m), 2.69-2.17 (10H, m), 2.08-2.00 (2H, m), 1.95-1.85 (2H, m), 1.70-1.49 (6H, m), 1.40-1.25 (3H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).Exact Mass = 483.3(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.25 (M+H)
【0315】
化合物B046b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.39 (2H, ddd, J = 13.9, 7.1, 4.6 Hz), 2.87-2.77 (4H, m), 2.71-2.65 (2H, m), 2.50-2.18 (6H, m), 2.09-2.00 (2H, m), 1.98-1.90 (2H, m), 1.71-1.52 (6H, m), 1.39-1.25 (3H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).Exact Mass = 483.3(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.30 (M+H)
【0316】
[実施例59]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B047)の合成
【0317】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.173 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B047[14.5 mg, 0.031 mmol]を取得した。
【0318】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.40 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.29 (1H, dd, J = 2.2, 1.2 Hz), 4.80-4.75 (1H, m), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.17-4.10 (1H, m), 3.03 (1H, dd, J = 11.2, 5.9 Hz), 2.95-2.85 (2H, m), 2.74 (1H, dd, J = 11.0, 3.2 Hz), 2.67-2.60 (1H, m), 2.55-2.42 (3H, m), 2.30-2.20 (2H, m), 2.08-1.95 (4H, m), 1.93-1.83 (3H, m), 1.77-1.22 (10H, m), 1.08 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.30 (M+H)
【0319】
[実施例60]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B048)の合成
【0320】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.173 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B048[9.2 mg, 0.020 mmol]を取得した。
【0321】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.39 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.29 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.80-4.73 (1H, m), 4.35 (1H, t, J = 6.1 Hz), 4.17-4.10 (1H, m), 2.90-1.94 (14H, m), 1.89 (3H, t, J = 5.4 Hz), 1.74-1.24 (10H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.40 (M+H)
【0322】
[実施例61]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B049)の合成
【0323】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.173 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B049[13.4 mg, 0.029 mmol]を取得した。
【0324】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.39 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, dd, J = 7.0, 2.0 Hz), 4.77-4.72 (1H, m), 4.40 (2H, ddd, J = 14.0, 7.0, 4.5 Hz), 2.96 (1H, dd, J = 11.0, 6.1 Hz), 2.90-2.76 (2H, m), 2.70-2.60 (2H, m), 2.54-2.18 (8H, m), 2.09-1.85 (4H, m), 1.71-1.50 (6H, m), 1.42-1.25 (3H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.40 (M+H)
【0325】
[実施例62]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B050)の合成
【0326】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.173 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B050[13.0 mg, 0.028 mmol]を取得した。
【0327】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.44 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.88-4.84 (1H, m), 4.40 (2H, ddd, J = 14.3, 7.2, 4.5 Hz), 3.08 (2H, d, J = 4.4 Hz), 3.06-2.85 (3H, m), 2.71-2.63 (3H, m), 2.49 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.35-1.98 (7H, m), 1.78-1.50 (6H, m), 1.41-1.28 (3H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.40 (M+H)
【0328】
[実施例63]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B051)の合成
【0329】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(S)-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.173 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B051[7.6 mg, 0.017 mmol]を取得した。
【0330】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.42 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.84-4.79 (1H, m), 4.07-3.96 (2H, m), 3.12 (1H, dd, J = 11.7, 6.3 Hz), 3.03-2.96 (1H, m), 2.85 (2H, dd, J = 11.5, 3.2 Hz), 2.77-2.50 (4H, m), 2.41 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.33-1.96 (7H, m), 1.91-1.27 (12H, m), 1.09 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 453.31(C26H41F2NO3)Obs. mass = 454.35 (M+H)
【0331】
[実施例64]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B052)の合成
【0332】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3-(R)-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.173 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B052[6.6 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【0333】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.43 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.88-4.81 (1H, m), 4.07-3.95 (2H, m), 3.04-2.81 (5H, m), 2.65-2.55 (3H, m), 2.42 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.33-1.97 (7H, m), 1.91-1.27 (12H, m), 1.09 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 453.31(C26H41F2NO3)Obs. mass = 454.35 (M+H)
【0334】
[参考例9]
3-(S)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b24)の合成
【化32】
【0335】
工程1
t-ブチル-3-(S)-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b22)[1.20 g, 6.41 mmol]のTHF溶液[17 mL]に、0℃で水素化ナトリウム[60 % in oil, 0.32 g, 8 mmol]を加えて、0℃で20分間攪拌した。この混合物に2,2-ジフルオロエチル トリフルオロメタンスルホネート[1.65 g, 7.71 mmol]を加えて、反応混合物を0℃で2時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウムでクエンチし、飽和食塩水を加えた。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(S)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b23)[1.51 g, 6.01 mmol]を得た。(収率=94%)
【0336】
工程2
t-ブチル-3-(S)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b23)[1.51 g, 6.01 mmol]に4M塩化水素ジオキサン溶液[15 mL]を加えて、室温で終夜攪拌した。反応混合物を減圧濃縮、乾燥して、3-(S)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b24)[1.12 g, 5.97 mmol]を得た。(収率=99%)
【0337】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.41 (2H, s), 6.14 (1H, tt, J = 54.9, 3.7 Hz), 4.34-4.27 (1H, m), 3.72 (2H, td, J = 15.1, 3.9 Hz), 3.25-3.06 (4H, m), 2.08-2.02 (1H, m), 1.97-1.87 (1H, m).
【0338】
[参考例10]
3-(R)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b27)の合成
【化33】
【0339】
工程1
t-ブチル-3-(R)-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b25)[1.13 g, 6.04 mmol]を出発物質として、参考例9の工程1と同様に反応させることで、t-ブチル-3-(R)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b26)[1.37 g, 5.45 mmol]を得た。(収率=90%)
【0340】
工程2
t-ブチル-3-(R)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b26)[1.37 g, 5.45 mmol]を出発物質として、参考例9の工程2と同様に反応させることで、3-(R)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b27)[1.04 g, 5.54 mmol]を得た。(収率=92%)
【0341】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.54 (2H, s), 6.14 (1H, tt, J = 54.9, 3.7 Hz), 4.31 (1H, dd, J = 5.1, 3.2 Hz), 3.72 (2H, td, J = 15.1, 3.9 Hz), 3.24-3.06 (4H, m), 2.07-2.02 (1H, m), 1.98-1.86 (1H, m).
【0342】
[実施例65]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B053)の合成
【0343】
化合物2a[50mg、0.069 mmol]と3-(S)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b24)[40 mg, 213 mmol] を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B053[13.8 mg, 0.029 mmol]を取得した。
【0344】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.94 (1H, tt, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.29 (1H, dd, J = 2.4, 1.0 Hz), 4.37-4.30 (2H, m), 4.17-4.10 (1H, m), 3.71 (2H, tdd, J = 14.5, 3.7, 2.8 Hz), 3.28-3.08 (4H, m), 2.92-2.83 (2H, m), 2.76 (1H, t, J = 11.5 Hz), 2.52 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.30-2.17 (2H, m), 2.12-2.00 (4H, m), 1.91-1.29 (13H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.4 (M+H)
【0345】
[実施例66]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B054)の合成
【0346】
化合物2a[50mg、0.069 mmol]と3-(R)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b27)[35 mg, 187 mmol] を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B054[13.7 mg, 0.029 mmol]を取得した。
【0347】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, tt, J = 55.4, 4.0 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 1.2, 2.0 Hz), 4.89 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.16-4.10 (2H, m), 3.69-3.54 (2H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.68-2.23 (8H, m), 2.13-1.21 (17H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
【0348】
[実施例67]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B055)の合成
【0349】
化合物2c[50mg、0.069 mmol]と3-(S)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b24)[40 mg, 213 mmol] を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B055[15.0 mg, 0.031 mmol]を取得した。
【0350】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.94 (1H, tt, J = 4.0, 55.0 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.43-4.29 (3H, m), 3.78-3.64 (2H, m), 3.28-3.07 (4H, m), 2.87 (2H, dd, J = 12.4, 2.7 Hz), 2.76 (1H, t, J = 11.5 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.33-2.04 (6H, m), 1.81-1.26 (9H, m), 1.12 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.64 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.35 (M+H)
【0351】
[実施例68]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B056)の合成
【0352】
化合物2c[50mg、0.069 mmol]と3-(R)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b27)[35 mg, 187 mmol] を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B056[13.2 mg, 0.028 mmol]を取得した。
【0353】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, tt, J = 56.0, 4.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 4.17-4.10 (1H, m), 3.70-3.55 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.69-2.24 (10H, m), 2.13-1.23 (15H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.35 (M+H)
【0354】
[実施例69]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B057)の合成
【0355】
化合物2b[50mg、0.070 mmol]と3-(S)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b24)[40 mg, 214 mmol] を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B057[15.1 mg, 0.032 mmol]を取得した。
【0356】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.94 (1H, tt, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.33-4.29 (1H, m), 4.07-3.96 (2H, m), 3.71 (2H, dtd, J = 3.0, 14.0, 4.0 Hz), 3.29-3.05 (4H, m), 2.86 (2H, d, J = 12.2 Hz), 2.75 (1H, t, J = 11.5 Hz), 2.60 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.42 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.26-1.95 (7H, m), 1.88-1.30 (11H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.64 (3H, s).
【0357】
[実施例70]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B058)の合成
【0358】
化合物2b[50mg、0.070 mmol]と3-(R)-(2,2-ジフルオロエトキシ)ピロリジン塩酸塩(化合物3b27)[35 mg, 187 mmol] を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B058[10.3 mg, 0.022 mmol]を取得した。
【0359】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, tt, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.16-4.10 (1H, m), 4.06-3.95 (2H, m), 3.62 (2H, tt, J = 14.4, 4.0 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.68-2.56 (4H, m), 2.49 (1H, q, J = 7.8 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.35-1.21 (21H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.25 (M+H)
【0360】
[参考例11]
3-(S)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b32)の合成
【化34】
【0361】
工程1
t-ブチル-3-(R)-(2-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b13)[1.05 g, 4.88 mmol]、およびp-トルエンスルホニルクロリド[1.08 g, 5.66 mmol]のピリジン溶液[10 mL]を室温で終夜攪拌した。反応混合物を食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(R)-(2-(トシルオキシ)エチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b28)[1.46 g, 3.95 mmol]を得た。(収率=81%)
【0362】
工程2
t-ブチル-3-(R)-(2-(トシルオキシ)エチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b28)[1.46 g, 3.95 mmol]のDMF溶液[20 mL]に、シアン化カリウム[1.009 g, 15.50 mmol]と18-クラウン-6[114 mg, 0.431mmol]を加え、反応混合物を60℃で一晩攪拌した。室温で反応混合物を飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(S)-(2-シアノエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b29)[0.74 g, 3.3 mmol]を得た。(収率=68 %)
【0363】
工程3
t-ブチル-3-(S)-(2-シアノエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b29)[0.74 g, 3.3 mmol]のトルエン溶液[30 mL]を窒素雰囲気下-78℃に冷却した。この溶液に水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL-H)のトルエン溶液[1.5 M, 4 mL, 6 mmol]を加え、同温度で1.5時間攪拌した。反応混合物を室温まで昇温し、飽和塩化アンモニウムでクエンチした。この混合物に2M水酸化ナトリウム水溶液[10 mL]を加え、室温で30分間攪拌した。混合液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(S)-(2-オキソプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b30)[280 mg, 1.23 mmol]を得た。(収率=37 %)
【0364】
工程4
t-ブチル-3-(R)-(2-オキソプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b30)[280 mg, 1.23 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]を0℃に冷却し、DAST[0.60 mL, 4.55 mmol]を加えて一晩攪拌した。翌朝、さらにDAST[0.60 mL, 4.55 mmol]を0℃で加えて、さらに1日攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(S)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b31)[230.1 mg, 0.923 mmol]を得た。(収率=75%)
【0365】
工程5
t-ブチル-3-(S)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b31)[230.1 mg, 0.923 mmol]に4M塩化水素ジオキサン溶液[5 mL, 20 mmol]を室温で加え、室温で一晩攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、乾燥して、3-(S)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b32)[173.7 mg, 0.923 mmol]を得た。
(収率=100%)
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.22 (2H, s), 6.07 (1H, tt, J = 56.7, 4.3 Hz), 3.35-3.15 (2H, m), 3.09-3.00 (1H, m), 2.68 (1H, dd, J = 11.4, 8.7 Hz), 2.23-2.11 (1H, m), 2.08-1.98 (1H, m), 1.91-1.76 (2H, m), 1.56-1.39 (3H, m).
【0366】
[参考例12]
3-(R)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b37)の合成
【化35】
【0367】
工程1
t-ブチル-3-(S)-(2-ヒドロキシエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b17)[1.06 g, 4.92 mmol]、p-トルエンスルホニルクロリド[1.08 g, 5.66 mmol]、および4-ジメチルアミノピリジン[20 mg, 0.163 mmol]のピリジン溶液[10 mL]を室温で1.5時間攪拌した。反応混合物を食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(S)-(2-(トシルオキシ)エチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b33)[1.28 g, 3.46 mmol]を得た。(収率=70%)
【0368】
工程2
t-ブチル-3-(S)-(2-(トシルオキシ)エチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b33)[1.28 g, 3.46 mmol]のDMF溶液[20 mL]に、シアン化カリウム[618 mg, 9.49 mmol]と18-クラウン-6エーテル[97.2mg, 0.368 mmol]を加え、反応混合物を60℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(R)-(2-シアノエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b34)[0.81 g, 3.46 mmol]を得た。(収率=100%)
【0369】
工程3
t-ブチル-3-(R)-(2-シアノエチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b34)[0.81 g, 3.46 mmol]のトルエン溶液[30 mL]を窒素雰囲気下-78℃に冷却した。この溶液に水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL-H)のトルエン溶液[1.5 M, 5.4 mL, 8.1mmol]を加え、同温度で1.5時間攪拌した。反応混合物を室温まで昇温し、飽和塩化アンモニウムでクエンチした。この混合物に2M水酸化ナトリウム水溶液[10 mL]を加え、室温で30分間攪拌した。混合液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(R)-(2-オキソプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b35)[447.3 mg, 1.97 mmol]を得た。(収率=54%)
【0370】
工程4
t-ブチル-3-(R)-(2-オキソプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b35)[447.3 mg, 1.97 mmol]のジクロロメタン溶液[30 mL]を0℃に冷却し、DAST[0.63 mL, 4.77 mmol]を加えて一晩攪拌した。翌朝、0℃でさらにDAST[0.63 mL, 4.77 mmol]を加えて、さらに1日攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-3-(R)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b36)[269.7 mg, 1.08 mmol]を得た。
【0371】
工程5
t-ブチル-3-(R)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-カルボキシレート(化合物3b36)[269.7 mg, 1.08 mmol]に4M塩化水素ジオキサン溶液[5 mL, 20 mmol]を室温で加え、室温で一晩攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、乾燥して、3-(R)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b37)[203.2 mg, 1.08 mmol]を得た。
(収率=100%)
【0372】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.03 (2H, s), 6.03 (1H, tt, J = 56.8, 4.3 Hz), 3.24 (1H, dd, J = 11.2, 7.8 Hz), 3.19-3.13 (1H, m), 3.06-2.98 (1H, m), 2.65 (1H, dd, J = 11.2, 8.8 Hz), 2.18-2.10 (1H, m), 2.08-1.97 (1H, m), 1.87-1.73 (2H, m), 1.53-1.36 (3H, m).
【0373】
[実施例71]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B059)の合成
【0374】
化合物(2a)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b32)[30 mg, 0.162 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B059[12.3 mg, 0.257 mmol]を得た。
【0375】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.30 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.07 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.83 (1H, tt, J = 56.9, 4.4 Hz), 5.27 (1H, dd, J = 2.3, 1.4 Hz), 4.33 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.13-4.07 (1H, m), 2.91-2.83 (2H, m), 2.65-2.58 (1H, m), 2.54-2.43 (2H, m), 2.28-1.20 (32H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.25 (M+H)
【0376】
[実施例72]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B060)の合成
【0377】
化合物(2a)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b37)[35 mg, 0.189 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B060[13.4 mg, 0.28 mmol]を得た。
【0378】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.85 (1H, tt, J = 56.0, 4.0 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.0, 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 4.6 Hz), 2.79-2.70 (2H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.40-1.24 (28H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
【0379】
[実施例73]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B061)の合成
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b32)[30 mg, 0.162 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B061[14.7 mg, 0.31 mmol]を得た。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.85 (1H, tt, J = 57.5, 4.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.4 Hz), 4.42-4.35 (2H, m), 2.92 (1H, t, J = 8.5 Hz), 2.85 (1H, dd, J = 12.1, 3.4 Hz), 2.70-2.60 (2H, m), 2.51-2.46 (2H, m), 2.31-2.25 (4H, m), 2.21-1.22 (22H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.61 (3H, s).
【0380】
[実施例74]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B062)の合成
【0381】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b37)[30 mg, 0.205 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B062[17.7 mg, 0.037 mmol]を得た。
【0382】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.28 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (2H, tt, J = 57.0, 4.0 Hz), 5.06 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.40 (2H, ddd, J = 14.4, 7.1, 4.4 Hz), 3.51 (1H, dd, J = 11.0, 8.1 Hz), 3.42-3.26 (3H, m), 3.07-2.85 (4H, m), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.45-2.20 (4H, m), 2.12-1.95 (3H, m), 1.90-1.33 (15H, m), 1.14 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.65 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.40 (M+H)
【0383】
[実施例75]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B063)の合成
【0384】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と3-(S)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b32)[30 mg, 0.162 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B063[9.8 mg, 0.021 mmol]を得た。
【0385】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (2H, d, J = 11.0 Hz), 5.85 (1H, tt, J = 4.5, 57.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.92 (1H, t, J = 8.5 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.68-2.55 (2H, m), 2.52-2.45 (1H, m), 2.41 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.32-1.22 (31H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 465.34(C28H45F2NO2)Obs. mass = 466.30 (M+H)
【0386】
[実施例76]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B064)の合成
【0387】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と3-(R)-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩(化合物3b37)[40 mg, 0.215 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B064[10.3 mg, 0.022 mmol]を得た。
【0388】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.85 (1H, tt, J = 57.0, 4.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.77-2.70 (2H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.42-1.21 (31H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 465.34(C28H45F2NO2)Obs. mass = 466.35 (M+H)
【0389】
[実施例77]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B065)の合成
【0390】
化合物(2a)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩 [35 mg, 0.183 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B065[5.7 mg, 0.012 mmol]を得た。
【0391】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 1.8, 1.0 Hz), 4.89 (1H, dd, J = 1.8, 1.0 Hz), 4.86-4.80 (2H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.05 (1H, m), 2.86 (2H, dd, J = 10.7, 5.9 Hz), 2.81-2.75 (1H, m), 2.62 (1H, dd, J = 10.7, 2.4 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.38-2.16 (6H, m), 2.07-1.87 (7H, m), 1.73-1.21 (11H, m), 1.06 (3H, t, J = 8.1 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 483.30(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.35 (M+H)
【0392】
[実施例78]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B066)の合成
【0393】
化合物(2a)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩 [35 mg, 0.183 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B066[6.1 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0394】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.89 (1H, dd, J = 2.2, 1.5 Hz), 4.86-4.82 (1H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.78 (1H, dd, J = 11.2, 2.4 Hz), 2.67-2.62 (2H, m), 2.55-2.43 (2H, m), 2.35-2.20 (4H, m), 2.07-1.91 (4H, m), 1.88 (2H, t, J = 5.9 Hz), 1.75-1.63 (2H, m), 1.60-1.21 (8H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 483.30(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.20 (M+H)
【0395】
[実施例79]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B067)の合成
【0396】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(S)-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩 [35 mg, 0.183 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B067[5.7 mg, 0.012 mmol]を得た。
【0397】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.88-4.80 (2H, m), 4.42-4.36 (2H, m), 2.89-2.77 (3H, m), 2.65 (2H, td, J = 13.0, 4.0 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.40-2.22 (7H, m), 2.07-1.90 (5H, m), 1.60 (7H, tt, J = 24.6, 8.1 Hz), 1.38-1.21 (4H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 483.30(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.40 (M+H)
【0398】
[実施例80]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B068)の合成
【0399】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-(R)-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩 [35 mg, 0.183 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B068[6.7 mg, 0.014 mmol]を得た。
【0400】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.86-4.83 (1H, m), 4.43-4.35 (2H, m), 2.87-2.79 (2H, m), 2.68-2.63 (3H, m), 2.49 (2H, dd, J = 15.9, 6.6 Hz), 2.37-2.20 (5H, m), 2.07-1.90 (4H, m), 1.70-1.21 (10H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 483.30(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.30 (M+H)
【0401】
[実施例81]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B069)の合成
【0402】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と3-(S)-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩 [35 mg, 0.183 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B069[6.8 mg, 0.014 mmol]を得た。
【0403】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.20 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.87 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.85-4.80 (1H, m), 4.04-3.93 (2H, m), 2.87-2.73 (3H, m), 2.66-2.53 (2H, m), 2.41-2.11 (7H, m), 2.05-1.47 (12H, m), 1.37-1.23 (3H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 471.30(C26H40F3NO3)Obs. mass = 472.25 (M+H)
【0404】
[実施例82]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B070)の合成
【0405】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と3-(R)-(トリフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩 [35 mg, 0.183 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B070[6.2 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0406】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.20 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.87 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.85-4.81 (1H, m), 4.04-3.93 (2H, m), 2.82 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.78 (1H, dd, J = 3.0, 12.0 Hz), 2.66-2.61 (2H, m), 2.57 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.46 (1H, q, J = 7.9 Hz), 2.39 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.34-2.11 (5H, m), 2.05-1.71 (6H, m), 1.65-1.47 (6H, m), 1.38-1.21 (3H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 471.30(C26H40F3NO3)Obs. mass = 472.25 (M+H)
【0407】
[実施例83]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B071)の合成
【0408】
化合物(2a)[50.0 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-メチルピロリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.218 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B071[10.7mg, 0.025 mmol]を得た。
【0409】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.28 (1H, s), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.18-4.08 (2H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.76 (1H, q, J = 8.0 Hz), 2.63-2.40 (4H, m), 2.35-2.20 (4H, m), 2.07-1.25 (21H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.30(M+H)
【0410】
[実施例84]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B072)の合成
【0411】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と(S)-3-メチルピロリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.218 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B072[9.7 mg, 0.023 mmol]を得た。
【0412】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.77 (1H, dd, J = 16.6, 7.3 Hz), 2.61-2.13 (9H, m), 2.06-1.72 (7H, m), 1.69-1.48 (6H, m), 1.40-1.33 (2H, m), 1.33 (3H, s), 1.29-1.21 (1H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 417.32(C26H43NO3)Obs. mass = 418.30(M+H)
【0413】
[実施例85]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B073)の合成
【0414】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-メチルピロリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.218 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B073[9.6mg, 0.022 mmol]を得た。
【0415】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.77 (1H, dd, J = 16.6, 7.3 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.63-2.40 (4H, m), 2.36-2.25 (4H, m), 2.10-1.90 (3H, m), 1.86-1.75 (2H, m), 1.72-1.50 (6H, m), 1.37 (2H, td, J = 11.8, 3.1 Hz), 1.33 (3H, s), 1.30-1.21 (2H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.30(M+H)
【0416】
[実施例86]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B074)の合成
【0417】
化合物(2a)[50.0 mg, 0.069 mmol]と(R)-3-メチルピロリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.218 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B074[10.3 mg, 0.024 mmol]を得た。
【0418】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 6.1 Hz), 4.16-4.05 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.75-2.53 (3H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.38 (1H, d, J = 9.8 Hz), 2.34-2.22 (3H, m), 2.07-1.77 (9H, m), 1.73-1.36 (9H, m), 1.33 (3H, s), 1.31-1.23 (3H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass =430.30 (M+H)
【0419】
[実施例87]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B075)の合成
【0420】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と(R)-3-メチルピロリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.218 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B075[9.5 mg, 0.023 mmol]を得た。
【0421】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.73-2.52 (4H, m), 2.42-2.13 (6H, m), 2.07-1.48 (14H, m), 1.42-1.35 (2H, m), 1.33 (3H, s), 1.31-1.22 (2H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 417.32(C26H43NO3)Obs. mass = 418.30(M+H)
【0422】
[実施例88]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B076)の合成
【0423】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と(R)-3-メチルピロリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.218 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B076[13.3 mg, 0.031 mmol]を得た。
【0424】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.73-2.62 (3H, m), 2.58 (1H, dd, J = 14.6, 8.3 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.40-2.16 (5H, m), 2.07-1.77 (5H, m), 1.70-1.49 (6H, m), 1.43-1.23 (6H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.25(M+H)
【0425】
[実施例89]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-シクロプロピル-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(B077)の合成
【0426】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と3-シクロプロピルピロリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.183 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B077[9.6 mg, 0.021 mmol]を得た。
【0427】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 2.99-2.24 (12H, m), 2.07-1.28 (16H, m), 1.08-1.00 (1H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s), 0.45-0.30 (4H, m).
Exact Mass = 455.34(C29H45NO3)Obs. mass = 456.35(M+H)
【0428】
[実施例90]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((2S)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B078)の合成
【0429】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と3-トリフルオロメチルピロリジン塩酸塩 [48.3 mg, 0.275 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B078[7.2mg, 0.016 mmol]を得た。
【0430】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.99-2.81 (3H, m), 2.69-2.49 (4H, m), 2.45-2.10 (6H, m), 2.07-1.48 (14H, m), 1.39-1.20 (4H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 455.30(C26H40F3NO2)Obs. mass = 456.30(M+H)
【0431】
[実施例91]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((2S)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B079)の合成
【0432】
化合物(2c)[100.0 mg, 0.137 mmol]と3-トリフルオロメチルピロリジン塩酸塩 [48.3mg, 0.275 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物B079[11.4mg, 0.024 mmol]を得た。
Exact Mass = 467.30(C27H40F3NO2)Obs. mass = 468.35(M+H)
【0433】
[実施例92]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C001)の合成
【化36】
【0434】
工程1
(2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物6c,CAS Registry No. 173388-39-1)[388 mg, 0.879 mmol]とトリエチル-[[4-(トリフルオロメチル)-4-ピペリジル]オキシ]シラン(化合物3c01)[653 mg, 2.30 mmol]と炭酸カリウム[551 mg, 3.99 mmol]のDMF溶液[2.5 mL]を100℃で4時間加熱攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、1-((2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル)-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-4-オール(化合物3c02)[266.4 mg, 0.608 mmol]を得た。
【0435】
1H-NMR (CDCl3) δ: 5.65 (1H, s), 2.91-2.85 (1H, m), 2.80 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.63 (1H, dd, J = 5.9 Hz), 4.15-4.06 (1H, m), 2.89-2.81 (2H, m), 2.63 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 11.2, 4.0 Hz), 2.37 (1H, td, J = 12.0, 2.3 Hz), 2.28 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.09-1.84 (8H, m), 1.68-1.23 (16H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.59 (3H, s).
【0436】
工程2
工程1で合成した化合物3c02[47.1 mg, 0.107 mmol]、(5R,7S)-2,2,3,3,9,9,10,10-オクタメチル-5-(プロピ-2-イン-1-イル)-7-ビニル-4,8-ジオキサ-3,9-ジシラウンデカン(化合物7a,CAS Registry No. 161055-41-0)[49.4 mg, 0.134 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[12.4 mg, 0.011 mmol]をトルエン[0.5 mL]とトリエチルアミン[0.5 mL]の混合液に溶かし、窒素雰囲気下、100℃で3時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、薄層クロマトグラフィーで粗精製して、化合物3c03を含む粗体[73.9 mg]を得た。
【0437】
工程3
工程2で得た化合物3c03を含む粗体[73.9 mg]をアセトン[1 mL]に溶かし、6N 塩酸[0.2 mL]を加えて室温で8時間攪拌した。反応液をクエンチし、飽和食塩水で希釈した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグラフィーで精製して、化合物C001[6.3 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0438】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.06 (1H, m), 2.89-2.81 (2H, m), 2.63 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.41-2.23 (3H, m), 2.11-2.02 (3H, m), 1.98-1.21 (19H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.4(M+H)
【0439】
[実施例93]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C002)の合成
【0440】
化合物(2b)[100 mg, 0.139 mmol]とトリエチル-[[4-(トリフルオロメチル)-4-ピペリジル]オキシ]シラン [86.4 mg, 0.305 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C002[7.2 mg, 0.015 mmol]を得た。
【0441】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.87-2.80 (2H, m), 2.65-2.57 (2H, m), 2.44-2.28 (3H, m), 2.23-1.48 (20H, m), 1.38-1.24 (4H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 485.31(C27H42F3NO3)Obs. mass = 486.25(M+H)
【0442】
[実施例94]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C003)の合成
【0443】
実施例92工程1で得た化合物3c02[46.8 mg, 0.107 mmol]と(5R,6S,7R)-2,2,3,3,6,9,9,10,10-ノナメチル-5-(プロピ-2-イン-1-イル)-7-ビニル-4,8-ジオキサ-3,9-ジシラウンデカン(化合物7b)[50 mg, 0.131 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[12.4 mg, 0.011 mmol]を用いて、実施例92工程2,3と同様に処理することで、化合物C003[10.0 mg, 0.019 mmol]を得た。
【0444】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.1 Hz), 3.17 (1H, d, J = 10.2 Hz), 3.00 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.89-2.75 (2H, m), 2.67 (1H, d, J = 12.7 Hz), 2.62-2.52 (2H, m), 2.42 (1H, t, J = 11.7 Hz), 2.19-1.97 (5H, m), 1.93-1.20 (13H, m), 1.08 (3H, d, J = 6.8 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 511.33(C29H44F3NO3)Obs. mass = 512.4 (M+H)
【0445】
[実施例95]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C004)の合成
【0446】
化合物(2c)[60.0 mg, 0.082 mmol]とトリエチル-[[4-(トリフルオロメチル)-4-ピペリジル]オキシ]シラン [70 mg, 0.247 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C004[18.7 mg, 0.038 mmol]を得た。
【0447】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.43-4.34 (2H, m), 3.28-3.24 (1H, m), 3.10 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.95-2.64 (5H, m), 2.56-2.46 (2H, m), 2.32-2.25 (2H, m), 2.12-1.96 (6H, m), 1.87-1.29 (12H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.4(M+H)
【0448】
[実施例96]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C007)の合成
【化37】
【0449】
工程1
化合物6c[62.1 mg, 0.141 mmol]と4-トリフルオロメチルピペリジン塩酸塩(化合物3c04)[57.0 mg, 0.201 mmol]を出発原料として、実施例92工程1と同様処理することで、1-((2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル)-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン(化合物3c05)[36.0 mg, 0.085 mmol]を得た。
【0450】
工程2、工程3
3c05[36.0 mg, 0.085 mmol]と化合物7a[41.0 mg, 0.111 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[12.4 mg, 0.011 mmol]を原料として、実施例92の工程2,3と同様に処理することで、化合物C007[5.5 mg, 0.011 mmol]を得た。
【0451】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.7 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.12 (1H, br s), 3.04 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.90-2.82 (2H, m), 2.53-2.49 (1H, m), 2.30-2.22 (3H, m), 2.09-1.22 (30H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 481.32(C28H42F3NO2)Obs. mass = 482.4(M+H)
【0452】
[実施例97]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C008)の合成
【0453】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と4-トリフルオロメチルピペリジン塩酸塩[30 mg, 0.196 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C008[9.8mg, 0.021 mmol]を得た。
【0454】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.04 (1H, d, J = 11.4 Hz), 2.88-2.80 (2H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 12.1, 3.0 Hz), 2.23-1.73 (13H, m), 1.67-1.48 (8H, m), 1.38-1.22 (4H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 469.32(C27H42F3NO2)Obs. mass = 470.30(M+H)
【0455】
[実施例98]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C009)の合成
【0456】
化合物(2c)[60.0 mg, 0.082 mmol]と4-トリフルオロメチルピペリジン塩酸塩[50 mg, 0.326 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C009[7.6 mg, 0.016 mmol]を得た。
【0457】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.35-3.31 (1H, m), 3.14 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.4, 3.7 Hz), 2.69-2.04 (12H, m), 1.92-1.27 (13H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 481.32(C28H42F3NO2)Obs. mass = 482.4(M+H)
【0458】
[実施例99]
(1R,2S,3S,Z)-2-メチル-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C010)の合成
【0459】
実施例96工程1で得た化合物3c05[42.0 mg, 0.099 mmol]と化合物7b[50 mg, 0.131 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[20.0 mg, 0.017 mmol]を出発物質として、実施例92工程2,3と同様に処理することで、化合物C010[12.0 mg, 0.024 mmol]を得た。
【0460】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 6.19 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.99 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.17 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.75 (2H, dd, J = 11.7, 3.4 Hz), 4.57 (1H, d, J = 4.4 Hz), 4.15 (1H, t, J = 3.4 Hz), 3.63-3.59 (1H, m), 2.93 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.77 (2H, t, J = 12.7 Hz), 2.46 (1H, dd, J = 14.1, 3.4 Hz), 2.22-1.14 (27H, m), 0.95 (3H, d, J = 5.9 Hz), 0.85 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.52 (3H, s).
Exact Mass = 495.33(C29H44F3NO2)Obs. mass = 496.4 (M+H)
【0461】
[実施例100]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルシクロヘキサン-4H-インデン-4-インデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C013)の合成
【化38】
【0462】
工程1
化合物6c[59.7 mg, 0.135 mmol]と4-ジフルオロメチルピペリジン塩酸塩(化合物3c07)[79.4 mg, 0.294 mmol]を出発原料として、実施例92工程1と同様処理することで、1-((2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル)-4-(ジフルオロメチル)ピペリジン(化合物3c08)[16.0 mg, 0.0394 mmol]を得た。
【0463】
工程2、工程3
3c08[16.0 mg, 0.0394 mmol]と化合物7a[20.0 mg, 0.0542 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[10.0 mg, 0.0086 mmol]を原料として、実施例92工程2,3と同様に処理することで、化合物C013[2.5 mg, 0.0054 mmol]を得た。
【0464】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.68 (1H, td, J = 57.0, 5.0 Hz), 5.28 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.34 (1H, d, J = 5.9 Hz), 4.12 (1H, brs), 3.05-2.82 (3H, m), 2.51 (1H, dd, J = 10.2, 5.1 Hz), 2.28-2.22 (2H, m), 2.06-1.22 (22H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.4 (M+H)
【0465】
[実施例101]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C014)の合成
【0466】
化合物(2b)[50.0 mg, 0.070 mmol]と4-ジフルオロメチルピペリジン塩酸塩[30 mg, 0.222 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C014[8.3 mg, 0.018 mmol]を得た。
【0467】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.65 (1H, td, J = 56.8, 4.3 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 3.02 (1H, d, J = 11.0 Hz), 2.83 (2H, dd, J = 12.3, 3.0 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.27-2.13 (3H, m), 2.05-1.21 (22H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.25(M+H)
【0468】
[実施例102]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C015)の合成
【0469】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と4-ジフルオロメチルピペリジン塩酸塩[35 mg, 0.204 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C015[14.2 mg, 0.031 mmol]を得た。
【0470】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (2H, d, J = 10.7 Hz), 5.76 (2H, td, J = 56.0, 5.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.48 (2H, t, J = 11.5 Hz), 2.88-2.00 (15H, m), 1.91-1.32 (13H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.64 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.40(M+H)
【0471】
[実施例103]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C016)の合成
【0472】
実施例100工程1で得た化合物3c08[35.7 mg, 0.093 mmol]と化合物7b[50 mg, 0.131 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[20.0 mg, 0.017 mmol]を出発物質として、実施例100工程2,3と同様に処理することで、化合物C016[8.0 mg, 0.017 mmol]を得た。
【0473】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.67 (1H, td, J = 56.8, 4.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.2, 4.2 Hz), 3.10 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.89 (2H, dd, J = 16.6, 11.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.35 (1H, t, J = 6.1 Hz), 2.21-1.90 (7H, m), 1.86-1.26 (19H, m), 1.03 (6H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.4(M+H)
【0474】
[実施例104]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C021)の合成
【0475】
化合物(2a)[90.0 mg, 0.123 mmol]と4-(ジフルオロメチル)-4-((トリメチルシリル)オキシ)ピペリジン [83.2 mg, 0.373 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C021[18.3 mg, 0.038 mmol]を得た。
【0476】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.51 (1H, t, J = 56.4 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.89 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.34 (1H, t, J = 6.0 Hz), 4.16-4.09 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.79 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.60 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.45-2.36 (1H, m), 2.34-2.03 (7H, m), 1.98-1.27 (21H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.4(M+H)
【0477】
[実施例105]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C022)の合成
【0478】
化合物(2c)[50.0 mg, 0.069 mmol]と4-(ジフルオロメチル)-4-((トリメチルシリル)オキシ)ピペリジン[38.5 mg, 0.172 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C022[13.4 mg, 0.028 mmol]を得た。
【0479】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.63 (1H, t, J = 56.1 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.42-4.35 (2H, m), 3.19-2.25 (11H, m), 2.09-1.96 (5H, m), 1.90-1.28 (13H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.64 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.30(M+H)
【0480】
[実施例106]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C023)の合成
【化39】
【0481】
工程1
化合物6c[89.2 mg, 0.202 mmol]と4-(ジフルオロメチル)-4-((トリメチルシリル)オキシ)ピペリジン[94.3 mg, 0.422 mmol]を出発原料として、実施例92工程1と同様処理することで、1-((2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル)-4-(ジフルオロメチル) -4-((トリメチルシリル)オキシ)ピペリジン(化合物3c11)[54.2 mg, 0.110 mmol]を得た。
【0482】
工程2、工程3
化合物3c11[50.7 mg, 0.103 mmol]と化合物7b[49.5 mg, 0.129 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[23.0 mg, 0.020 mmol]を原料として、実施例92工程2,3と同様に処理することで、化合物C023[16.4 mg, 0.033 mmol]を得た。
【0483】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.51 (1H, t, J = 56.4 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.89 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.2, 4.2 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.78 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.59 (2H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.40 (1H, td, J = 11.6, 2.1 Hz), 2.30 (1H, dd, J = 12.2, 2.4 Hz), 2.19-1.20 (23H, m), 1.04 (6H, d, J = 8.0 Hz), 1.03 (6H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 493.34(C29H45F2NO3)Obs. mass = 494.40(M+H)
【0484】
[実施例107]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C028)の合成
【0485】
化合物(2a)[90.0 mg, 0.069 mmol]と4-メチルピペリジン-4-オール[42 mg, 0.365 mmol]を用いて、実施例1と同様に反応させることで化合物C028[10.0 mg, 0.0225 mmol]を得た。
【0486】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.35 (1H, t, J = 6.1 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.50-3.18 (4H, m), 3.10-2.92 (2H, m), 2.89-2.86 (1H, m), 2.77 (1H, t, J = 12.0 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.2, 6.8 Hz), 2.08-2.01 (3H, m), 1.95-1.30 (17H, m), 1.28 (3H, s), 1.12 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.64 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.40(M+H)
【0487】
[実施例108]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C030a,化合物C030b)の合成
【化40】
【0488】
工程1
化合物(2a)[100 mg, 0.137 mmol]、3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-オール塩酸塩(化合物3c13)[60 mg 0.292 mmol]、および炭酸カリウム[60 mg, 0.434 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、TLCで低極性側の目的物(化合物C030-TBSLP)[21.2 mg, 0.0292 mmol]と高極性側の目的物(化合物C030-TBSMP)[22.3 mg, 0.0307 mmol]を得た。
【0489】
工程2a
化合物C030-TBSLP[21.2 mg, 0.0292 mmol]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M in THF, 0.5 mL, 0.5 mmol]を加え、50℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素マグネシウムでクエンチし、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をHPLCで精製し、化合物C030a[10.3 mg, 0.0207 mmol]を得た。
【0490】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.05-2.93 (1H, m), 2.87 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.80 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.53-2.44 (4H, m), 2.25 (1H, dd, J = 13.2, 6.8 Hz), 2.13 (2H, t, J = 11.5 Hz), 2.07-2.00 (4H, m), 1.94-1.24 (20H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40(M+H)
【0491】
工程2b
化合物C030-TBSMP[22.3 mg, 0.0307 mmol]について、上記工程2aと同様に反応させることで、化合物C030b[9.7 mg, 0.019 mmol]を得た。
【0492】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 2.98 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.87 (2H, d, J = 11.2 Hz), 2.53 (2H, td, J = 12.3, 3.1 Hz), 2.45-1.98 (9H, m), 1.92-1.23 (18H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40(M+H)
【0493】
[実施例109]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C031a,化合物C031b)の合成
【化41】
【0494】
工程1
化合物6c[220.6 mg, 0.500 mmol]と3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-オール塩酸塩(化合物3c13)[315 mg, 1.53 mmol]のDMF溶液[4 mL]に室温で炭酸カリウム[390 mg, 2.82 mmol]を加えて、反応液を60℃で20時間加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、TLCで低極性の化合物3c14-LP[65.6 mg, 0.150 mmol] とTLCで高極性の化合物3c14-MP[57.2 mg, 0.130 mmol]を得た。
【0495】
工程2a、3a(化合物C031aの合成)
工程2a
工程1で得た化合物3c14-LP[29.9 mg, 0.0682 mmol]と化合物7b[38.7 mg, 0.101 mmol]のトルエン[1 mL]/トリエチルアミン[1 mL]混合溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[15 mg, 0.013 mmol]を加えて、窒素雰囲気下、100℃で2時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで粗精製し、化合物3c15-LP[38.5 mg]を得た。
【0496】
工程3a
化合物3c15-LP[38.5 mg, 0.052 mmol]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M in THF, 0.6 mL, 0.6 mmol]を加え、60℃で一晩加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を精製することで、化合物C031a[10.5 mg, 0.0205 mmol]を得た。
【0497】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.2 Hz), 2.97 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 11.7, 3.4 Hz), 2.77 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.47-2.41 (2H, m), 2.19-2.00 (5H, m), 1.94-1.23 (17H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 511.33(C29H44F3NO3)Obs. mass = 512.4(M+H)
【0498】
工程2b、工程3b(化合物C031bの合成)
工程1で得た化合物3c14-MP[26.6 mg, 0.0595 mmol]と化合物7b[33.2 mg, 0.0868 mmol]を出発原料として、工程2a、工程3aと同様に処理することで、化合物C031b[11.5 mg, 0.0225 mmol]を得た。
【0499】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 6.19 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.99 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.58 (1H, s), 5.17 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.77 (1H, d, J = 2.9 Hz), 4.75 (1H, d, J = 4.4 Hz), 4.57 (1H, d, J = 3.4 Hz), 4.15 (1H, t, J = 2.4 Hz), 3.61 (1H, br s), 2.79 (1H, dd, J = 12.7, 3.9 Hz), 2.66 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.46 (2H, dd, J = 14.9, 3.7 Hz), 2.18 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.11-1.13 (23H, m), 0.96 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.85 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.52 (3H, s).
Exact Mass = 511.33(C29H44F3NO3)Obs. mass = 512.4(M+H)
【0500】
[実施例110]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C032a、化合物C032b)の合成
【0501】
化合物(2c)[110 mg, 151 mmol]と3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-3-オール塩酸塩(化合物3c13)[125 mg 0.608 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C032a[11.0 mg, 0.0221 mmol]と化合物C032b[14.4 mg, 0.0289 mmol]を得た。
【0502】
化合物C032a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.39 (2H, ddd, J = 13.9, 7.1, 4.4 Hz), 3.00 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.88-2.77 (2H, m), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.50-2.46 (3H, m), 2.31-2.25 (2H, m), 2.16-2.00 (5H, m), 1.98-1.48 (12H, m), 1.39-1.21 (3H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40 (M+H)
【0503】
化合物C032b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.0 Hz), 4.42-4.33 (2H, m), 3.03 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.93 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.69-2.60 (2H, m), 2.50-2.25 (6H, m), 2.09-2.00 (4H, m), 1.93-1.25 (14H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40 (M+H)
【0504】
[実施例111]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-(ジフルオロメチル)-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C034a、化合物C034b)の合成
【0505】
化合物(2a)[100 mg, 0.137 mmol]と3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-3-オール塩酸塩 [50 mg 0.267 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C034a[8.2mg, 0.017 mmol]と化合物C034b[3.7 mg, 0.0077 mmol]を得た。
【0506】
化合物C034a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.85 (1H, t, J = 55.9 Hz), 5.29 (1H, dd, J = 2.4, 1.0 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.16-4.10 (1H, m), 2.90-2.75 (3H, m), 2.54-2.42 (4H, m), 2.32-2.18 (2H, m), 2.07-1.99 (3H, m), 1.94-1.24 (18H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.45 (M+H)
【0507】
化合物C034b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.84 (1H, t, J = 55.9 Hz), 5.29 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.16-4.10 (1H, m), 2.88 (1H, dd, J = 12.4, 3.2 Hz), 2.67-2.40 (6H, m), 2.26 (1H, dd, J = 13.4, 7.1 Hz), 2.15 (1H, t, J = 11.2 Hz), 2.09-1.98 (2H, m), 1.91-1.22 (17H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.35 (M+H)
【0508】
[実施例112]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-(ジフルオロメチル)-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C035a、化合物C035b)の合成
【0509】
化合物(2b)[116.1 mg, 0.162 mmol]と3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-3-オール塩酸塩 [70.0 mg 0.373 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C035a[15.5 mg, 0.033 mmol]と化合物C035b[15.0 mg, 0.032 mmol]を得た。
【0510】
化合物C035a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, t, J = 56.0 Hz), 4.07-3.96 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 11.5, 4.1 Hz), 2.67-2.55 (2H, m), 2.49-2.35 (2H, m), 2.29-2.04 (7H, m), 2.01-1.21 (19H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.35 (M+H)
【0511】
化合物C035b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.85 (1H, t, J = 56.0 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 11.5, 3.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.46-1.50 (28H, m), 1.37-1.25 (3H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.35 (M+H)
【0512】
[実施例113]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-(ジフルオロメチル)-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C036a、化合物C036b)の合成
【0513】
化合物(2c)[100mg 0.137 mmol]と3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-3-オール塩酸塩 [49.8 mg 329 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C036a[17.0 mg, 0.0354 mmol]と化合物C036b[14.5 mg, 0.030 mmol]を得た。
【0514】
化合物C036a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.84 (1H, t, J = 57.0 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.40 (2H, ddd, J = 14.1, 7.1, 4.4 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.80 (2H, d, J = 11.7 Hz), 2.68 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.56 (1H, dd, J = 11.7, 3.2 Hz), 2.51-2.45 (3H, m), 2.33-2.20 (3H, m), 2.10-2.00 (2H, m), 1.94-1.26 (14H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.40 (M+H)
【0515】
化合物C036b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.28 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.93 (1H, d, J = 10.0 Hz), 5.81 (1H, t, J = 55.0 Hz), 5.06 (2H, d, J = 7.0 Hz), 4.45-4.36 (2H, m), 3.01-1.99 (16H, m), 1.94-1.29 (14H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.65 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.40 (M+H)
【0516】
[実施例114]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-ヒドロキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C037a、化合物C037b)の合成
【0517】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と3-メチルピペリジン-3-オール[42 mg, 0.365 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C037a[8.1 mg, 0.018 mmol]と化合物C037b[10.2 mg, 0.023 mmol]を得た。
【0518】
化合物C037a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.12-4.06 (1H, m), 2.87 (1H, dd, J = 12.3, 3.0 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.28-1.21 (24H, m), 1.18 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
【0519】
化合物C037b
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 6.19 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.98 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.22 (1H, d, J = 1.4 Hz), 4.88 (1H, d, J = 5.0 Hz), 4.75 (1H, d, J = 1.8 Hz), 4.56 (1H, d, J = 3.7 Hz), 4.25-3.95 (3H, m), 2.79 (1H, dd, J = 11.0, 4.0 Hz), 2.36 (1H, d, J = 13.7 Hz), 2.18-1.15 (23H, m), 1.11 (3H, s), 0.96 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.52 (3H, s).
【0520】
[実施例115]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C038)の合成
【0521】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-3-メチルピペリジン-3-オール塩酸塩 [30 mg, 0.198 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C038[13.9 mg, 0.032 mmol]を得た。
【0522】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.05-3.94 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.42-2.13 (7H, m), 2.07-1.21 (21H, m), 1.18 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.30 (M+H)
【0523】
[実施例116]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C039)の合成
【0524】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(S)-3-メチルピペリジン-3-オール [30 mg, 0.198 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C039[10.9mg、0.025 mmol]を得た。
【0525】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.31-1.20 (26H, m), 1.18 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.30(M+H)
【0526】
[実施例117]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-ヒドロキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C040)の合成
【0527】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-3-メチルピペリジン-3-オール [30 mg, 0.198 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C040[7.3mg, 0.016 mmol]を得た。
【0528】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 11.7, 3.4 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.43-2.25 (6H, m), 2.10-1.90 (5H, m), 1.76-1.21 (15H, m), 1.18 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35 (M+H)
【0529】
[実施例118]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-ヒドロキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C041)の合成
【0530】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-メチルピペリジン-3-オール [30 mg, 0.198 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C041[8.2 mg, 0.018 mmol]を得た。
【0531】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.48 (2H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.31-2.25 (4H, m), 2.15-1.88 (6H, m), 1.68-1.21 (14H, m), 1.18 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, d, J = 14.6 Hz).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35 (M+H)
【0532】
[実施例119]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-エチル-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C042a、化合物C042b)の合成
【0533】
化合物(2a)[100 mg, 0.137 mmol]と3-エチルピペリジン-3-オール[40 mg, 0.310 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C042a[18.0 mg, 0.041 mmol]と化合物C042b[5.7 mg, 0.012 mmol]を得た。
【0534】
化合物C042a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.10 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.6, 3.0 Hz), 2.51 (2H, dd, J = 13.0, 3.0 Hz), 2.25 (3H, dd, J = 13.3, 6.4 Hz), 2.10-1.85 (8H, m), 1.73-1.25 (15H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.89 (3H, t, J = 7.5 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.25 (M+H)
【0535】
化合物C042b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.28 (1H, s), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.07 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.3, 4.6 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.42-2.20 (5H, m), 2.07-1.20 (22H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.90 (3H, t, J = 7.5 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.25 (M+H)
【0536】
[実施例120]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-メトキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C043a、化合物C043b)の合成
【0537】
化合物(2a)[100 mg, 0.310 mmol]と3-メトキシ-3-メチルピペリジン [40 mg, 0.310 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C043a[5.2 mg, 0.011 mmol]と化合物C043b[18.5 mg, 0.040 mmol]を得た。
【0538】
化合物C043a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.22 (3H, s), 2.86 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.42 (1H, br s), 2.28-2.20 (5H, m), 2.07-1.87 (6H, m), 1.68-1.21 (13H, m), 1.17 (3H, s), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.25 (M+H)
【0539】
化合物C043b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.28 (1H, d, J = 0.9 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.7 Hz), 4.13-4.08 (1H, m), 3.20 (3H, s), 2.86 (1H, dd, J = 12.1, 4.3 Hz), 2.58-2.48 (2H, m), 2.35-2.20 (4H, m), 2.07-1.21 (20H, m), 1.17 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.25 (M+H)
【0540】
[実施例121]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-エチル-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール化合物(C044a、化合物C044b)の合成
【0541】
化合物(2b)[100 mg, 0.139 mmol]と3-エチルピペリジン-3-オール[40 mg, 0.310 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C044a[15.8 mg, 0.035 mmol]と化合物C044b[7.5 mg, 0.017 mmol]を得た。
【0542】
化合物C044a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 12.3, 3.2 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.29-1.20 (27H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.89 (3H, t, J = 7.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30(M+H)
【0543】
化合物C044b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.0, 4.0 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 14.0, 4.0 Hz), 2.42-1.21 (33H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.90 (3H, t, J = 7.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30 (M+H)
【0544】
[実施例122]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-メトキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C045a、化合物C045b)の合成
【0545】
化合物(2b)[100 mg, 0.139 mmol]と3-メトキシ-3-メチルピペリジン [40 mg, 0.310 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C045a[6.5 mg, 0.015 mmol]と化合物C045b[18.4 mg, 0.041 mmol]を得た。
【0546】
化合物C045a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.22 (3H, s), 2.83 (1H, dd, J = 12.1, 3.9 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.40 (2H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.26-2.11 (6H, m), 2.07-1.51 (17H, m), 1.37-1.19 (4H, m), 1.17 (3H, s), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30 (M+H)
【0547】
化合物C045b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.21 (3H, s), 2.83 (1H, dd, J = 11.0, 4.6 Hz), 2.59 (2H, dd, J = 13.7, 3.7 Hz), 2.57-2.52 (2H, br m), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.30-1.21 (26H, m), 1.17 (3H, s), 1.04 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30 (M+H)
【0548】
[実施例123]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-エチル-3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(C046a、化合物C046b)の合成
【0549】
化合物(2c)[100 mg, 0.137 mmol]と3-エチルピペリジン-3-オール[60 mg, 0.464 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C046a[16.8 mg, 0.037 mmol]と化合物C046b[15.3 mg, 0.033 mmol]を得た。
【0550】
化合物C046a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.43-4.33 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.57-2.49 (1H, br m), 2.48 (1H, dd, J = 10.0, 5.0 Hz), 2.31-1.88 (11H, m), 1.68-1.25 (16H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.89 (3H, t, J = 7.6 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.35 (M+H)
【0551】
化合物C046b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.45-4.35 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 11.0, 3.8 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.42-2.25 (6H, m), 2.07-1.88 (6H, m), 1.76-1.21 (17H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.90 (3H, t, J = 7.6 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.35 (M+H)
【0552】
[実施例124]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2S)-1-(3-メトキシ-3-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C047a、化合物C047b)の合成
【0553】
化合物(2c)[100 mg, 0.137 mmol]と3-メトキシ-3-メチルピペリジン [60 mg, 0.464 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで、化合物C047a[18.1 mg, 0.040 mmol]と化合物C047b[14.9 mg, 0.033 mmol]を得た。
【0554】
化合物C047a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, t, J = 3.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.22 (3H, s), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.40-1.85 (12H, m), 1.70-1.20 (15H, m), 1.17 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.35 (M+H)
【0555】
化合物C047b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.20 (3H, s), 2.85 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.56 (1H, s), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.31-1.20 (28H, m), 1.17 (3H, s), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.35 (M+H)
【0556】
[実施例125]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C048)の合成
【0557】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と(S)-3(ジフルオロメチル)ピペリジン塩酸塩(CAS Registry No. 2227197-58-0)[90 mg, 0.524 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C048[6.0 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0558】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.77 (1H, td, J = 56.7, 4.7 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.05-2.70 (3H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.42 (1H, d, J = 9.8 Hz), 2.30-2.15 (3H, m), 2.10-1.96 (4H, m), 1.91-1.21 (18H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.50 (M+H)
【0559】
[実施例126]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C049)の合成
【0560】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-3(ジフルオロメチル)ピペリジン塩酸塩[50 mg, 0.291 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C049[5.3 mg, 0.011 mmol]を得た。
【0561】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (2H, d, J = 11.2 Hz), 5.74 (2H, td, J = 56.5, 5.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.45-4.35 (2H, m), 2.92-2.82 (2H, m), 2.69-2.61 (2H, m), 2.48 (1H, dd, J = 12.9, 4.1 Hz), 2.31-1.21 (28H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.50 (M+H)
【0562】
[実施例127]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C050)の合成
【0563】
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3(ジフルオロメチル)ピペリジン塩酸塩[50 mg, 0.291 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C050[6.0 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0564】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.74 (1H, td, J = 56.8, 4.9 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.2, 4.2 Hz), 2.92-2.80 (2H, m), 2.64-2.57 (2H, m), 2.27 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.21-1.93 (7H, m), 1.81-1.20 (17H, m), 1.03 (3H, d, J = 7.1 Hz), 1.02 (3H, d, J = 6.5 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.50 (M+H)
【0565】
[実施例128]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C051)の合成
【0566】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩[35 mg, 0.189 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C051[12.2 mg, 0.026 mmol]を得た。
【0567】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.10-5.79 (2H, m), 4.06-3.95 (2H, m), 2.90-2.81 (2H, m), 2.70-2.60 (1H,m), 2.59 (1H, dd, J = 13.7, 3.7 Hz), 2.41 (1H, dd, 13.3, 3.2 Hz), 2.27-2.13 (3H, m), 2.07-1.47 (20H, m), 1.37-1.20 (3H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 465.34(C28H45F2NO2)Obs. mass = 466.25(M+H)
【0568】
[実施例129]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C052)の合成
【0569】
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]と(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩 [100 mg, 0.539 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C052[13.9 mg, 0.029 mmol]を得た。
【0570】
1H-NMR (CD3OD) δ: 5.85 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.63 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.82 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 3.88 (1H, t, J = 6.1 Hz), 3.70-3.60 (1H, m), 2.78 (1H, d, J = 8.3 Hz), 2.57 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.15 (1H, dd, J = 12.7, 2.9 Hz), 2.05 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 1.94-1.53 (9H, m), 1.46-0.80 (22H, m), 0.60 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.16 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.50(M+H)
【0571】
[実施例130]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C053)の合成
【0572】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩 [50 mg, 0.269 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C053[7.8 mg, 0.016 mmol]を得た。
【0573】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.5 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.20 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.99-2.93 (1H, m), 2.90-2.81 (1H, m), 2.69-1.94 (12H, m), 1.88-1.49 (13H, m), 1.40-1.20 (4H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.50 (M+H)
【0574】
[実施例131]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C054)の合成
化合物(2g)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩 [50 mg, 0.269 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C054[8.0 mg, 0.016 mmol]を得た。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.2 Hz), 3.13 (1H, d, J = 9.3 Hz), 2.87 (2H, d, J = 12.2 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.43 (1H, d, J = 12.2 Hz), 2.31-1.98 (9H, m), 1.89-1.17 (27H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.04 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 491.36(C30H47F2NO2)Obs. mass = 492.55 (M+H)
【0575】
[実施例132]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C055)の合成
【0576】
化合物(2c)[95.0 mg, 0.130 mmol]と4-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩 [75.0 mg, 0.404 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C055[25.0 mg, 0.0523 mmol]を得た。
【0577】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.15 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.98-2.83 (2H, m), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.39-1.92 (9H, m), 1.86-1.23 (19H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass =478.45 (M+H)
【0578】
[実施例133]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C059)の合成
【0579】
化合物(2c)[95.0 mg, 0.130 mmol]と4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩 [75.0 mg, 0.404 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物C059[32.1 mg, 0.0672 mmol]を得た。
【0580】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.99 (2H, tt, J = 57.0, 5.0 Hz), 5.92 (2H, d, J = 11.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.43 (1H, d, J = 12.7 Hz), 2.87-2.57 (6H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.32-2.25 (2H, m), 2.09-1.96 (5H, m), 1.90-1.28 (16H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.64 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass =478.45 (M+H)
【0581】
[実施例134]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-モルホリノプロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D001)の合成
【化42】
【0582】
工程1
化合物6c[437.6 mg, 0.991 mmol]とモルホリン[0.26 mL, 3.0 mmol]を出発物質として、実施例92工程1と同様に反応させることで、4-((2S)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル)モルホリン(化合物3d01)[317.6 mg, 0.891 mmol]を得た。
【0583】
工程2
工程1で得た化合物3d01[38 mg, 0.107 mmol]と化合物7a[53.2 mg, 0.144 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[15.0 mg, 0.013 mmol]を用いて、実施例92工程2、工程3と同様に処理することで、化合物D001[7.7 mg, 0.019 mmol]を得た。
【0584】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.89 (1H, s), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.08 (1H, m), 3.76-3.66 (5H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.72-2.64 (3H, m), 2.53-2.40 (5H, m), 2.27-2.16 (3H, m), 2.11-1.98 (3H, m), 1.93-1.84 (4H, m), 1.79-1.25 (12H, m), 1.08-1.06 (1H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.0 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 415.31(C26H41NO3)Obs. mass = 416.40(M+H)
【0585】
[実施例135]
(1R,2S,3S,Z)-2-メチル-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-モルホリノプロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D002)の合成
【0586】
実施例134工程1で得た化合物3d01[38 mg, 0.107 mmol]と化合物7b[55.7 mg, 0.146 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[15.0 mg, 0.013 mmol]を用いて、実施例92工程2、工程3と同様に処理することで、化合物D002[2.6 mg, 0.006 mmol]を得た。
【0587】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.89 (1H, s), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.75-3.61 (6H, m), 2.87 (1H, d, J = 12.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.7, 4.4 Hz), 2.54-2.46 (2H, m), 2.25 (3H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.17 (1H, dd, J = 13.4, 8.1 Hz), 2.06-1.21 (14H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.03 (3H, d, J = 7.0 Hz), 0.59 (3H, d, J = 7.3 Hz).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.40(M+H)
【0588】
[実施例136]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-モルホリノプロパン-2-イル)-オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D004)の合成
【0589】
化合物(2b)[50 mg, 0.07 mmol]とモルホリン [0.05 mL]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物D004[9.2 mg, 0.023 mmol]を得た。
【0590】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.12-3.95 (2H, m), 3.72-3.61 (4H, m), 2.83 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.53-2.49 (2H, m), 2.40 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.28-2.13 (5H, m), 2.06-1.21 (17H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 403.31(C25H41NO3)Obs. mass = 404.30 (M+H)
【0591】
[実施例137]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D005)の合成
【化43】
【0592】
工程1
-78℃に冷却下、塩化オキサリル[0.6 mL, 7 mmol]のジクロロメタン溶液[9 mL]に、ジメチルスルホキシド[1 mL, 14 mmol]のジクロロメタン溶液[4 mL]を加えて、混合物を同じ温度で10分間攪拌した。この混合物にt-ブチル-(S)-2-(ヒドロキシメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d03)[1.0 g, 4.6 mmol]のジクロロメタン溶液[10 mL]を加えた。この混合物を-78℃で45分間攪拌した。トリエチルアミン[3.3 mL, 23 mmol]を加えて、同じ温度でさらに30分間攪拌した。反応混合物を0℃に昇温し、同じ温度で30分間攪拌した。反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-(S)-2-ホルミルモルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d04)[0.72 g, 3.3 mmol]を得た。(収率= 73 %)
【0593】
工程2
t-ブチル-(S)-2-ホルミルモルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d04)[0.72 g, 3.3 mmol]のジクロロメタン溶液[20 mL]を0℃に冷却し、ジエチルアミノサルファトリフルオロリド(DAST)[1 mL, 7.57 mmol]を加えて一晩攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水でクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、t-ブチル-(S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d05)[0.58 g, 2.4 mmol]を得た。(収率= 53 %)
【0594】
工程3
t-ブチル-(S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d05)[0.58 g, 2.4 mmol]に4M塩化水素ジオキサン溶液[10 mL, 40 mmol]を加え、一晩攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、乾燥して、(S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン塩酸塩(化合物3d06)[382.5 mg, 2.20 mmol]を得た。(収率=90%)
【0595】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.79 (2H, s), 6.13 (1H, td, J = 54.0, 3.3 Hz), 4.18-4.09 (1H, m), 4.03 (1H, dd, J = 12.7, 3.9 Hz), 3.85 (1H, td, J = 12.4, 2.4 Hz), 3.27 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.20 (1H, d, J = 13.2 Hz), 2.99 (1H, td, J = 12.4, 4.0 Hz), 2.92 (1H, t, J = 12.0 Hz).
【0596】
工程4、並びに工程5
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]、化合物(3d06)[65 mg, 0.374 mmol]を出発原料として、実施例1と同様に反応させることで化合物D005[6.0 mg, 0.013 mmol]を取得した。
【0597】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.77 (1H, td, J = 55.4, 4.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.2, 1.2 Hz), 4.89 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.09 (1H, m), 3.86 (1H, d, J = 10.7 Hz), 3.70-3.61 (2H, m), 2.89-2.80 (2H, m), 2.57-2.49 (2H, m), 2.31-2.23 (3H, m), 2.07-1.21 (18H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.40 (M+H)
【0598】
[実施例138]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D006)の合成
【化44】
【0599】
工程1
t-ブチル-(R)-2-(ヒドロキシメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d07)[1.00 g, 3.3 mmol]を出発物質として、実施例137工程1と同様に処理することで、t-ブチル-(R)-2-ホルミルモルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d08)[0.70 g, 3.3 mmol]を得た。(収率= 71 %)
【0600】
工程2
t-ブチル-(R)-2-ホルミルモルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d08)[0.70 g, 3.3 mmol]を出発物質として、実施例137工程2と同様に処理することで、t-ブチル-(R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d09)[0.55 g, 2.3 mmol]を得た。(収率= 50 %)
【0601】
工程3
t-ブチル-(R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン-4-カルボキシレート(化合物3d09)[0.55 g, 2.3 mmol] を出発物質として、実施例137工程3と同様に処理することで、(R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン塩酸塩(化合物3d10)[384.8 mg, 2.22 mmol]を得た。
(収率=96 %)
【0602】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.62 (2H, s), 6.13 (1H, td, J = 54.0, 3.3 Hz), 4.11 (1H, tdd, J = 14.8, 7.6, 3.8 Hz), 4.03 (1H, dd, J = 12.7, 3.9 Hz), 3.83 (1H, td, J = 12.4, 2.4 Hz), 3.28 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.20 (1H, dd, J = 12.0, 2.4 Hz), 3.00 (1H, td, J = 12.0, 3.9 Hz), 2.93 (1H, t, J = 12.0 Hz).
【0603】
工程4、並びに工程5
化合物(2a)[90 mg, 0.123 mmol]、化合物(3d10)[65 mg, 0.374 mmol]を出発原料として、実施例1と同様に反応させることで化合物D006[7.6 mg, 0.016 mmol]を取得した。
【0604】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.76 (1H, td, J = 55.4, 4.2 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 6.1 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.88 (1H, dt, J = 11.4, 2.6 Hz), 3.78-3.69 (1H, m), 3.61 (1H, td, J = 11.2, 2.4 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.71 (2H, dd, J = 28.8, 11.2 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.31 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.25 (1H, dd, J = 13.7, 6.8 Hz), 2.16 (1H, t, J = 10.7 Hz), 2.07-1.99 (4H, m), 1.96-1.26 (14H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.40 (M+H)
【0605】
[実施例139]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D007)の合成
【0606】
化合物(2c)[90 mg, 0.123 mmol]、実施例137に記載の化合物(3d06)[65 mg, 0.374 mmol]を出発原料として、実施例1と同様に反応させることで化合物D007[17.0 mg, 0.037 mmol]を取得した。
【0607】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 6.14 (2H, d, J = 11.2 Hz), 6.02 (2H, td, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.82 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.93-4.75 (2H, m), 4.91 (2H, d, J = 6.0 Hz), 4.24 (2H, td, J = 4.0, 16.0 Hz), 3.83 (1H, d, J = 10.7 Hz), 3.67-3.47 (2H, m), 2.78 (2H, d, J = 10.7 Hz), 2.55-2.50 (2H, m), 2.34 (1H, dd, J = 12.9, 3.7 Hz), 2.22-1.18 (21H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.54 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.35 (M+H)
【0608】
[実施例140]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D008)の合成
【0609】
化合物(2c)[90 mg, 0.123 mmol]、実施例138に記載の化合物(3d10)[65 mg, 0.374 mmol]を出発原料として、実施例1と同様に反応させることで化合物D008[17.3 mg, 0.037 mmol]を取得した。
【0610】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 6.14 (2H, d, J = 11.2 Hz), 6.01 (2H, td, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.82 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.91 (2H, d, J = 10.0 Hz), 4.89-4.80 (1H, m), 4.28-4.21 (2H, m), 3.84 (1H, d, J = 11.2 Hz), 3.74-3.65 (1H, m), 3.58-3.45 (2H, m), 2.79-2.74 (1H, m), 2.69 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.62 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.53 (1H, d, J = 6.0 Hz), 2.34 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.23-1.77 (9H, m), 1.65-1.18 (10H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.53 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.40(M+H)
【0611】
[実施例141]
(1R,2S,3S,Z)-2-メチル-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((2S)-1-(2-(トリフルオロメチル)モルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D009a、化合物D009b)の合成
【化45】
【0612】
工程1
化合物6c[203 mg, 0.46 mmol]、2-(トリフルオロメチル)モルホリン(化合物3d11)[153 mg, 0.986 mmol]と炭酸カリウム[227 mg, 1.64 mmol]のDMF懸濁液を60℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで粗精製し、ジアステレオマー混合物の化合物3d12[92.3 mg, 0.218 mmol]を得た。
【0613】
工程2
工程1で得た化合物3d12[92.3 mg, 0.218 mmol]と化合物7b[90 mg, 0.235 mmol]のトルエン[1 mL]/トリエチルアミン[1 mL]混合溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[25 mg, 0.021 mmol]を加えて、窒素雰囲気下、100℃で2時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応液を減圧濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグラフィーで粗精製し、TLC上で低極性の化合物D009-LP[56.3 mg]とTLC上で高極性の化合物D009-MP[42.0 mg]を得た。
【0614】
D009-LP:Exact Mass = 725.48(C40H70F3NO3Si2)Obs. mass = 726.60 (M+H)
D009-MP:Exact Mass = 725.48(C40H70F3NO3Si2)Obs. mass = 726.60 (M+H)
【0615】
工程3a
工程2で得た化合物D009-LP[56.3 mg]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1 M in THF, 1 mL]を加えて、50℃で一晩攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製し、化合物D009a[16.7 mg, 0.0336 mmol]を得た。
【0616】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.89 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 4.05-3.96 (1H, m), 3.92 (1H, dd, J = 11.0, 3.0 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.4 Hz), 3.63 (1H, td, J = 11.3, 2.3 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 11.0, 4.4 Hz), 2.77 (2H, d, J = 11.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.32 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.23-2.14 (2H, m), 2.06-1.18 (18H, m), 1.03 (6H, d, J = 7.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40 (M+H)
【0617】
工程3b
工程2で得たとD009-MP[42.0 mg]を出発物質として工程3aと同様に処理することで、化合物D009b[9.1 mg, 0.018 mmol]を得た。
【0618】
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 6.19 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.99 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.17 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.77 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.75 (1H, d, J = 4.4 Hz), 4.57 (1H, d, J = 4.4 Hz), 4.15 (1H, t, J = 3.7 Hz), 4.10-4.00 (1H, m), 3.89 (1H, d, J = 10.2 Hz), 3.66-3.55 (2H, m), 2.88 (1H, d, J = 10.2 Hz), 2.79 (1H, d, J = 9.3 Hz), 2.56 (2H, d, J = 11.7 Hz), 2.25-1.16 (22H, m), 0.97 (3H, d, J = 5.9 Hz), 0.85 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.53 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40 (M+H)
【0619】
[実施例142]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレン-シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D010)の合成
【0620】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-2-メチルモルホリン塩酸塩[30 mg, 0.297 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D010)[11.6 mg, 0.027 mmol]を取得した。
【0621】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.79 (1H, dd, J = 11.5, 1.7 Hz), 3.68-3.57 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.75 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.69-2.61 (2H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.31-2.22 (3H, m), 2.07-1.82 (6H, m), 1.70-1.49 (6H, m), 1.38-1.25 (3H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.35 (M+H)
【0622】
[実施例143]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-オキサ-7-アザスピロ[2.5]オクタン-7-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D011)の合成
【0623】
化合物(2c)[50 mg, 0,069 mmol]と4-オキサ-7-アザスピロ[2,5]オクタン塩酸塩[35 mg, 0.234 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D011)[11.3 mg, 0.0256 mmol]を取得した。
【0624】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.92 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.06 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.43-4.37 (2H, m), 3.80-3.68 (2H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.68 (1H, dd, J = 13.7, 4.4 Hz), 2.57-2.25 (8H, m), 2.08-1.90 (4H, m), 1.71-1.50 (6H, m), 1.40-1.26 (3H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.71 (2H, s), 0.61 (3H, s), 0.59-0.48 (2H, m).
Exact Mass = 441.32(C28H43NO3)Obs. mass = 442.35 (M+H)
【0625】
[実施例144]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(6-オキサ-9-アザスピロ[4.5]デカン-9-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D012)の合成
【0626】
化合物(2c)[50 mg, 0,069 mmol]と6-オキサ-9-アザスピロ[4,5]デカン塩酸塩[35 mg, 0.248 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D012)[9.9 mg, 21 mmol]を取得した。
【0627】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.45-4.33 (2H, m), 3.72-3.60 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.7, 3.4 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.39-2.19 (6H, m), 2.16-1.88 (5H, m), 1.84-1.25 (18H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 469.36(C30H47NO3)Obs. mass = 470.35 (M+H)
【0628】
[実施例145]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D013)の合成
【0629】
化合物(2c)[50 mg, 0,069 mmol]と(2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリン [35 mg, 0.304 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D013)[17.6 mg, 0.040 mmol]を取得した。
【0630】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, t, J = 3.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.73-3.59 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.79 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.62 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.27 (2H, td, J = 12.7, 6.0 Hz), 2.22 (1H, dd, J = 12.0, 3.2 Hz), 2.16-1.89 (4H, m), 1.79 (1H, dd, J = 25.9, 15.6 Hz), 1.70-1.21 (12H, m), 1.12 (3H, d, J = 5.0 Hz), 1.10 (3H, d, J = 5.0 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.30 (M+H)
【0631】
[実施例146]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D014)の合成
【0632】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と2,2-ジメチルモルホリン [35 mg, 0.304 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D014)[10.8 mg, 0.024 mmol]を取得した。
【0633】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.75-3.64 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 11.0, 3.9 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.40-1.88 (13H, m), 1.68-1.21 (18H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.30 (M+H)
【0634】
[実施例147]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D015)の合成
【0635】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-メチルモルホリン塩酸塩[30 mg, 0.218 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D015)[2.0 mg, 0.0047 mmol]を取得した。
【0636】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.45-4.35 (2H, m), 3.75 (1H, dt, J = 11.4, 3.3 Hz), 3.60 (2H, ddd, J = 24.4, 11.2, 2.4 Hz), 3.21 (1H, dd, J = 11.0, 9.5 Hz), 2.84 (2H, td, J = 11.3, 3.3 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.37 (1H, t, J = 11.5 Hz), 2.31-2.25 (3H, m), 2.08-2.02 (5H, m), 1.96 (1H, dd, J = 11.5, 8.1 Hz), 1.68-1.52 (6H, m), 1.32 (4H, dt, J = 32.9, 10.5 Hz), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.93 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.25 (M+H)
【0637】
[実施例148]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((2R,5S)-2,5-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D016)の合成
【0638】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(2R,5S)-2,5-ジメチルモルホリン [30 mg, 0.260 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D016)[5.0 mg, 0.011 mmol]を取得した。
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.30 (M+H)
【0639】
[実施例149]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((2R,5R)-2,5-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D017)の合成
【0640】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(2R,5R)-2,5-ジメチルモルホリン [30 mg, 0.260 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D017)[8.2 mg, 0.018 mmol]を取得した。
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.30 (M+H)
【0641】
[実施例150]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D018)の合成
【0642】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2-メチルモルホリン塩酸塩[40 mg, 0.291 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D018)[5.3 mg, 0.012 mmol]を取得した。
【0643】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.80-3.73 (1H, m), 3.67 (1H, td, J = 11.3, 2.4 Hz), 3.62-3.53 (1H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.1, 3.9 Hz), 2.80 (1H, d, J = 11.0 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.56 (1H, dd, J = 11.9, 1.8 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.31-2.22 (3H, m), 2.17 (1H, td, J = 11.5, 3.5 Hz), 2.07-1.89 (4H, m), 1.70-1.50 (7H, m), 1.38-1.21 (3H, m), 1.11 (3H, d, J = 5.9 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.40 (M+H)
【0644】
[実施例151]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-オキサ-7-アザスピロ[2.5]オクタン-7-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D019)の合成
【0645】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と4-オキサ-7アザスピロ-[2,5]オクタン塩酸塩[35 mg, 0.234 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D019)[11.2 mg, 0.0261 mmol]を取得した。
【0646】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.79-3.67 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 11.0, 3.9 Hz), 2.62-2.50 (2H, m), 2.44-2.13 (8H, m), 2.07-1.48 (14H, m), 1.38-1.20 (4H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.70 (2H, s), 0.59 (3H, s), 0.57-0.49 (2H, m).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.30 (M+H)
【0647】
[実施例152]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((2R,5S)-2,5-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D020)の合成
【0648】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(2R,5S)-2,5-ジメチルモルホリン [30 mg, 0.260 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D020)[4.3 mg, 0.010 mmol]を取得した。
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.25 (M+H)
【0649】
[実施例153]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((2R,5R)-2,5-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D021)の合成
【0650】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(2R,5R)-2,5-ジメチルモルホリン [[30 mg, 0.260 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(D021)[5.4 mg, 0.013 mmol]を取得した。
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.30 (M+H)
【0651】
[実施例154]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E001)の合成
【0652】
実施例92工程1における出発物質のトリエチル-[[4-(トリフルオロメチル)-4-ピペリジル]オキシ]シランの代わりに1-メチルスルホニルピペラジンを用いて、実施例92と同様に反応させることで化合物(E001)[14.3 mg, 0.029 mmol]を取得した。
【0653】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 6.1 Hz), 4.15-4.05 (1H, m), 3.25-3.15 (5H, m), 2.89-2.80 (4H, m), 2.66-2.03 (11H, m), 1.94-1.22 (13H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 492.30(C27H44N2O4S)Obs. mass = 493.40 (M+H)
【0654】
[実施例155]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E003)の合成
【0655】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と1-(メチルスルホニル)ピペラジン[40 mg, 0.254 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(E003)[9.4 mg, 0.019 mmol]を取得した。
【0656】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.42-4.35 (2H, m), 3.26-3.13 (4H, m), 2.88-2.80 (1H, m), 2.82 (3H, s), 2.70-2.58 (3H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.40-2.25 (5H, m), 2.09-2.00 (3H, m), 1.98-1.90 (1H, m), 1.75-1.52 (6H, m), 1.39-1.28 (3H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 492.30(C27H44N2O4S)Obs. mass = 493.25 (M+H)
【0657】
[実施例156]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((2S)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E005a,E005b)の合成
【0658】
化合物(2a)[100 mg, 0.137 mmol]と2 -(トリフルオロメチル)ピペラジン[50 mg, 0.324 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで化合物(E005a)[11.3 mg, 0.0234 mmol]と化合物(E005b)[9.7 mg, 0.020 mmol]を取得した。
【0659】
化合物E005a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.43-3.37 (1H, m), 3.00-2.95 (1H, m), 2.90-2.76 (4H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.34-1.99 (7H, m), 1.94-1.21 (15H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 482.31(C27H41F3N2O2)Obs. mass = 483.4 (M+H)
【0660】
化合物E005b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.35-3.30 (1H, m), 2.95 (2H, d, J = 11.2 Hz), 2.85 (2H, td, J = 11.7, 2.9 Hz), 2.63 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.33-1.97 (7H, m), 1.94-1.21 (15H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 482.31(C27H41F3N2O2)Obs. mass = 483.3 (M+H)
【0661】
[実施例157]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((2S)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E006a,E006b)の合成
【0662】
化合物(2b)[100 mg, 0.139 mmol]と2 -(トリフルオロメチル)ピペラジン[70 mg, 0.454 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで化合物(E006a)[7.0 mg, 0.015 mmol]と化合物(E006b)[7.0 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【0663】
化合物E006a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.93 (2H, m), 3.41-3.37 (1H, m), 2.97 (1H, d, J = 12.3 Hz), 2.86-2.74 (4H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.31 (1H, dd, J = 11.9, 3.2 Hz), 2.23-1.48 (17H, m), 1.38-1.21 (4H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 470.31(C26H41F3N2O2)Obs. mass = 471.25 (M+H)
【0664】
化合物E006b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.93 (2H, m), 3.36-3.30 (1H, m), 2.95 (2H, d, J = 11.9 Hz), 2.85 (2H, td, J = 11.5, 2.9 Hz), 2.65-2.54 (2H, m), 2.40 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.31 (1H, dd, J = 12.1, 3.0 Hz), 2.23-1.49 (16H, m), 1.38-1.21 (4H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 470.31(C26H41F3N2O2)Obs. mass = 471.25 (M+H)
【0665】
[実施例158]
(1R,2S,3S,Z)-2-メチル-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((2S)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E007a、E007b)の合成
【0666】
化合物(6c)[264.5 mg, 0.599 mmol]と2 -(トリフルオロメチル)ピペラジン[220.7 mg, 1.43 mmol]を出発物質として、実施例109と同様に反応させることで化合物(E007a)[20.9 mg, 0.042 mmol] と化合物(E007b)[27.4 mg, 0.055 mmol]を取得した。
【0667】
化合物E007a:
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.88 (1H, brs), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.75-3.68 (1H, m), 3.47-3.30 (2H, m), 2.99-2.75 (6H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.33 (1H, dd, J = 12.0, 3.2 Hz), 2.19-2.01 (6H, m), 1.93-1.42 (12H, m), 1.38-1.21 (4H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
【0668】
化合物E007b:
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.89 (1H, brs), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.75-3.69 (1H, m), 3.38-3.30 (1H, m), 2.98-2.80 (4H, m), 2.63-2.57 (2H, m), 2.30 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.17 (2H, dd, J = 11.2, 2.9 Hz), 2.06-1.97 (4H, m), 1.91-1.20 (13H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
【0669】
[実施例159]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(4-(エチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E009)の合成
【0670】
化合物(2a)[100 mg, 0.137 mmol]と4-(エチルスルホニル)ピペラジン[55 mg, 0.309 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(E009)[20.6 mg, 0.041 mmol]を取得した。
【0671】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.0 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.28-3.23 (3H, m), 3.02 (2H, q, J = 7.3 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.65-2.55 (2H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.39-2.30 (3H, m), 2.25 (1H, dd, J = 13.4, 6.6 Hz), 2.10-1.99 (3H, m), 1.94-1.21 (17H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
【0672】
[参考例13]
(3R)-3-((1R,3aS,7aR,E)-4-((Z)-2-((3S,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ブチル 4-メチルベンゼンスルホネート(化合物16a)の合成
【化46】
【0673】
工程1
(3R)-3-((1R,4S,7aR)-7a-メチル-4-((トリエチルシリル)オキシ)オクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ブタン-1-オール(化合物10、CAS Registry No.300344-39-2)[2.37 g, 6.68 mmol]のピリジン溶液[12 mL]に、パラトルエンスルホニルクロリド[1.6 g, 8.4 mmol]を加えて、室温で3時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を1M塩酸で洗浄し、さらに飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水の順に洗浄した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、粗体の化合物17を得た。
【0674】
工程2
上記の粗体の化合物17をアセトン[30 mL]に溶かし、室温で2M塩酸[10 mL, 20 mmol]を加えて、室温で1時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(3R)-3-((1R,4S,7aR)-4-ヒドロキシ-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ブチル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物18)[1.37 g、3.47 mmol ]を得た。(2工程収率=52%)
【0675】
工程3
工程2で得られた化合物18[1.37 g、3.47 mmol ]と4-メチルモルホリン N-オキシド(NMO)[0.67 g, 5.0 mmol]とモレキュラーシーブス4A(MS4A)[1.5 g]のジクロロメタン溶液[30 mL]を0℃で1時間攪拌した。この反応混合物にテトラブチルアンモニウムパールテネート(TPAP)[120 mg, 0.342 mmol]を加えて、0℃で1時間攪拌した。室温で反応混合物にヘプタン[30 mL]を加えて、混合物をセライトろ過した。ろ液を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(3R)-3-((1R,3aR,7aR)-7a-メチル-4-オキソオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ブチル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物11)[1.15 g, 2.93 mmol]を得た。(収率=84%)
【0676】
1H-NMR(CDCl3) δ:7.79 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.35 (2H, d, J = 7.8 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 2.45 (3H, s), 2.43 (1H, dd, J = 12.2 7.8 Hz), 2.33-2.17 (2H, m), 2.11-1.65 (6H, m), 1.60-0.99 (9H, m), 0.91 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
【0677】
工程4
窒素雰囲気下、化合物4a[2.1 g, 3.6 mmol]のTHF溶液[21 mL]にLHMDS[1 M in THF, 5 mL, 5 mmol]を-78℃で加え、反応混合物を同温度で30分間攪拌した。この混合物に、工程3で得た化合物11[0.85 g, 2.2 mmol]のTHF溶液[10 mL]を加えて、反応混合物を同じ温度でさらに1.5時間攪拌した。反応混合物を室温に昇温し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えてクエンチして酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物16a[1.21 g, 1.63 mmol]を得た。(収率=72 %)
【0678】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.80 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.23 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.00 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.18 (1H, s), 4.86 (1H, d, J = 2.3 Hz), 4.37 (1H, dd, J = 7.0, 4.0 Hz), 4.23-4.16 (1H, m), 4.15-4.03 (2H, m), 2.82 (1H, d, J = 11.9 Hz), 2.48-2.41 (1H, m), 2.45 (3H, s), 2.21 (1H, dd, J = 13.0, 7.5 Hz), 1.96-1.58 (8H, m), 1.53-1.18 (10H, m), 0.88 (9H, s), 0.88 (9H, s), 0.84 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.49 (3H, s), 0.07 (3H, s), 0.06 (9H, s).
【0679】
[参考例14]
(3R)-3-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ブチル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物16b)の合成
【化47】
【0680】
工程1
化合物2b[11.94 g, 16.65 mmol]および18-クラウン-6[0.45 g, 1.7 mmol]のDMF溶液[100 mL]に、シアン化カリウム[2.16 g, 33.2 mmol]を加え、60℃で4時間加熱攪拌した。室温まで冷却後、反応液を飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物13b[8.02 g, 14.0 mmol]を得た。(収率 = 84.2%)
【0681】
1H-NMR (CDCl3) δ: 6.16 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.82 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.11-4.02 (2H, m), 2.82 (1H, dd, J = 12.3, 2.7 Hz), 2.40-2.35 (3H, m), 2.30-2.22 (2H, m), 2.08 (2H, dt, J = 23.0, 7.9 Hz), 1.98-1.88 (2H, m), 1.82-1.59 (6H, m), 1.55-1.26 (8H, m), 1.18 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.87 (9H, s), 0.86 (9H, s), 0.56 (3H, s), 0.06 (3H, s), 0.05 (9H, s).
【0682】
工程2
窒素雰囲気下、化合物13b[8.02 g, 14.0 mmol]のTHF溶液[120 mL]を窒素雰囲気下-10℃で水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAL-H)のヘキサン溶液[1 M, 42 mL, 42 mmol]を加え、同温度で1時間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。混合液に飽和酒石酸ナトリウムカリウム(ロッシェル塩)水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物14b[4.93 g, 8.57 mmol]を得た。(収率=61%)
【0683】
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.76 (1H, dd, J = 3.2, 1.4 Hz), 6.16 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.82 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.10-4.04 (2H, m), 2.82 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 15.3, 3.0 Hz), 2.42-2.35 (2H, m), 2.27-1.77 (9H, m), 1.70-1.60 (4H, m), 1.58-1.50 (3H, m), 1.40-1.25 (5H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.87 (9H, s), 0.86 (9H, s), 0.59 (3H, s), 0.06 (3H, s), 0.05 (6H, s).
【0684】
工程3
化合物14b[4.92 g, 8.56 mmol]のTHF[50 mL]/メタノール[50 mL]の混合溶液に溶解し、この溶液に0℃で水素化ホウ素ナトリウム[0.65 g, 17.0 mmol]を加えて、室温で1時間攪拌した。反応液を0℃で飽和塩化アンモニウムでクエンチした後に飽和食塩水にそそぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物15b[4.32 g, 7.49 mmol]を得た。(収率 = 87 %)
【0685】
1H-NMR (CDCl3) δ: 6.17 (1H, d, J = 10.5 Hz), 5.82 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.12-4.03 (2H, m), 3.78-3.60 (2H, m), 2.81 (1H, d, J = 11.9 Hz), 2.42-2.35 (2H, m), 2.26 (1H, d, J = 13.3 Hz), 2.11 (1H, t, J = 10.1 Hz), 2.04-1.90 (3H, m), 1.82-1.60 (6H, m), 1.59-1.48 (4H, m), 1.35-1.22 (5H, m), 1.16 (1H, s), 0.99-0.92 (3H, m), 0.87 (9H, s), 0.86 (9H, s), 0.55 (3H, s), 0.08-0.03 (12H, m)
【0686】
工程4
化合物15b[4.17 g, 7.23 mmol]のピリジン溶液[40 mL]にTsCl[3.45 g, 18.1 mmol]と4-ジメチルアミノピリジン[94 mg, 0.77 mmol]を加えて、室温で2時間攪拌した。反応液を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物16b[4.60 g, 6.29 mmol]を得た。(収率 = 87 %)
【0687】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.80 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.16 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.80 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.17-4.01 (4H, m), 2.85-2.70 (1H, m), 2.45 (3H, s), 2.41-2.23 (2H, m), 1.98-1.60 (8H, m), 1.51-1.18 (10H, m), 0.87-0.85 (27H, m), 0.50 (3H, s), 0.05 (6H, s), 0.05 (6H, s).
【0688】
[参考例15]
(3R)-3-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ブチル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物16c)の合成
【化48】
【0689】
参考例13工程3に記載の、(3R)-3-((1R,3aR,7aR)-7a-メチル-4-オキソオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ブチル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物11)[1.24g, 3.28 mmol]と化合物4c[1.3 g, 2.2 mmol]のTHF溶液[15 mL]を窒素雰囲気下で-78℃に冷却した。この溶液にLHMDS[1M THF溶液, 4.5 mL, 4.5 mmol]を滴下し、同温度で3時間攪拌した。反応混合物を室温まで昇温し、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチした。反応混合物は酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、化合物16c[0.83 g, 1.1 mmol]を得た。(収率=50%)
【0690】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.80 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.83 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.97 (1H, s), 4.92 (1H, s), 4.43 (2H, dd, J = 7.6, 4.1 Hz), 4.11-4.02 (2H, m), 2.81 (1H, dd, J = 10.0, 3.8 Hz), 2.55-2.45 (2H, m), 2.45 (3H, s), 2.31 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.17 (1H, dd, J = 12.4, 8.5 Hz), 1.99-1.60 (6H, m), 1.52-1.18 (8H, m), 0.90 (9H, s), 0.87 (9H, s), 0.50 (3H, s), 0.07 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.03 (3H, s).
【0691】
[実施例160]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(ジフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A022)の合成
【0692】
化合物(16b)[100 mg, 0.137 mmol]と3-ジフルオロメチルアゼチジン塩酸塩[60 mg, 0.418 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物(A022)[14.7 mg, 0.0336 mmol]を取得した。
【0693】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.00 (1H, td, J = 57.0, 5.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.05 (2H, s), 4.05-3.94 (2H, m), 3.38 (2H, t, J = 8.3 Hz), 3.17 (2H, t, J = 7.3 Hz), 2.91 (1H, td, J = 13.5, 7.3 Hz), 2.82 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.58 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.52 (1H, dd, J = 10.7, 4.9 Hz), 2.46-2.38 (2H, m), 2.22-2.12 (2H, m), 2.06-1.90 (3H, m), 1.86-1.27 (13H, m), 1.17-1.06 (1H, m), 0.96 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 437.31(C26H41F2NO2)Obs. mass = 438.25 (M+H)
【0694】
[実施例161]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A023)の合成
【0695】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)アゼチジン [30 mg, 0.213 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A023[9.8 mg, 0.020 mmol]を取得した。
【0696】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.43-4.37 (2H, m), 3.70 (2H, d, J = 10.7 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.75-2.53 (3H, m), 2.49 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.32-2.25 (2H, m), 2.08-1.98 (2H, m), 1.95-1.13 (12H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 483.30(C27H40F3NO3)Obs. mass = 484.25 (M+H)
【0697】
[実施例162]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(2,2-ジフルオロエチル)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A024)の合成
【0698】
化合物(16b)[100 mg, 0.137 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエチル)アゼチジン塩酸塩[70 mg, 0.444 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A024[17.0 mg, 0.376 mmol]を取得した。
【0699】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.86 (1H, tt, J = 56.0, 4.5 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.49 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.87 (2H, dt, J = 3.0, 8.0 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 13.0, 4.0 Hz), 2.75-2.63 (1H, m), 2.58 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.54-2.49 (1H, m), 2.44-2.36 (2H, m), 2.23-1.91 (7H, m), 1.87-1.44 (9H, m), 1.33 (3H, td, J = 9.6, 6.0 Hz), 1.15-1.05 (1H, m), 0.96 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.25 (M+H)
【0700】
[実施例163]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(ジフルオロメトキシ)アゼチジン-1イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A025)の合成
化合物(16b)[100 mg, 0.137 mmol]と3-(ジフルオロメトキシ)アゼチジン [70 mg, 0.444 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A025[21.6 mg, 0.476 mmol]を取得した。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.38 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.88 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.76-4.70 (1H, m), 4.06-3.95 (2H, m), 3.64 (2H, td, J = 6.1, 2.4 Hz), 3.12-3.07 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 11.5, 4.1 Hz), 2.61-2.44 (3H, m), 2.40 (1H, dd, J = 13.7, 3.4 Hz), 2.23-2.13 (2H, m), 2.05-1.92 (3H, m), 1.87-1.73 (2H, m), 1.68-1.45 (7H, m), 1.38-1.28 (3H, m), 1.17-1.06 (1H, m), 0.96 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 453.31(C26H41F2NO3)Obs. mass = 454.25 (M+H)
【0701】
[実施例164]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(2,2-ジフルオロエトキシ)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A026)の合成
【0702】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエトキシ)アゼチジン塩酸塩[35 mg, 0.202 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A026[12.8 mg, 0.0282 mmol]を取得した。
【0703】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.16 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.85 (1H, tt, J = 3.5, 55.0 Hz), 5.84 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.17-4.11 (1H, m), 4.02-3.90 (2H, m), 3.63-3.52 (4H, m), 2.92 (2H, dt, J = 22.9, 6.8 Hz), 2.78 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.54 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.44 (1H, dd, J = 12.2, 2.9 Hz), 2.36 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.26-2.09 (3H, m), 1.99-1.24 (15H, m), 0.94 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.53 (3H, s).
【0704】
[実施例165]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A027)の合成
【0705】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と3-メトキシ-3-(トリフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.157 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A027[1.6 mg, 0.0033 mmol]を取得した。
Exact Mass = 485.31(C27H42F3NO3)Obs. mass = 486.25(M+H)
【0706】
[実施例166]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-(3-(トリフルオロメトキシ)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A028)の合成
【0707】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と3-(トリフルオロメトキシ)アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.169 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A028[1.1 mg, 0.0023 mmol]を取得した。
Exact Mass = 471.30(C26H40F3NO3)Obs. mass = 472.25 (M+H)
【0708】
[実施例167]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(2,2-ジフルオロエトキシ)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A029)の合成
【0709】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(2,2-ジフルオロエトキシ)アゼチジン塩酸塩[35 mg, 0.202 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A029[15.9 mg, 0.0332 mmol]を取得した。
【0710】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.24 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.04-5.74 (2H, m), 5.03 (2H, d, J = 6.9 Hz), 4.42-4.32 (2H, m), 4.21-4.15 (1H, m), 3.62 (2H, dd, J = 14.4, 3.9 Hz), 3.59-3.56 (2H, m), 2.99-2.94 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.3, 3.7 Hz), 2.65 (1H, dd, J = 13.3, 4.6 Hz), 2.57-2.40 (3H, m), 2.30-2.23 (2H, m), 2.05-1.85 (3H, m), 1.69-1.23 (10H, m), 1.16-1.06 (1H, m), 0.94 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.56 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.25 (M+H)
【0711】
[実施例168]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(ジフルオロメトキシ)アゼチジン-1イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A030)の合成
【0712】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(ジフルオロメトキシ)アゼチジン [30 mg, 0.244 mmol]を出発物質として、実施例5と同様に反応させることで化合物A030[10.9 mg, 0.234 mmol]を取得した。
【0713】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.38 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.76-4.70 (1H, m), 4.43-4.35 (2H, m), 3.68-3.60 (2H, m), 3.12-3.07 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 4.0, 12.6 Hz), 2.66 (1H, dd, J = 12.6, 4.0 Hz), 2.60-2.42 (3H, m), 2.31-2.24 (2H, m), 2.07-2.00 (2H, m), 1.98-1.90 (2H, m), 1.69-1.40 (7H, m), 1.38-1.25 (3H, m), 1.17-1.09 (1H, m), 0.96 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 465.31(C27H41F2NO3)Obs. mass = 466.25 (M+H)
【0714】
[実施例169]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(ジフルオロメチル)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A031)の合成
【0715】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と3-(ジフルオロメチル)アゼチジン塩酸塩[30 mg, 0.209 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A031[9.4 mg, 00.021 mmol]を取得した。
【0716】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.10 (1H, td, J = 56.4, 4.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.40 (2H, ddd, J = 14.3, 7.2, 4.5 Hz), 3.80 (2H, t, J = 9.3 Hz), 3.65 (2H, t, J = 8.1 Hz), 3.17-3.09 (1H, m), 2.89 (2H, ddd, J = 23.1, 11.6, 4.3 Hz), 2.78 (1H, td, J = 11.3, 5.2 Hz), 2.68 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.32-2.25 (2H, m), 2.11-1.97 (3H, m), 1.96-1.90 (1H, m), 1.72-1.18 (12H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.40 (M+H)
【0717】
[実施例170]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A032)の合成
【0718】
化合物(16b)[100 mg, 0.137 mmol]と3-(1,1-ジフルオロエチル)アゼチジン塩酸塩[70 mg, 0.444 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物A032[15.5 mg, 0.0343 mmol]を取得した。
【0719】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.43 (2H, t, J = 8.1 Hz), 3.12 (2H, td, J = 7.9, 2.1 Hz), 3.04-2.93 (1H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.58 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.54-2.49 (1H, m), 2.46-2.36 (2H, m), 2.23-2.13 (2H, m), 2.05-1.91 (3H, m), 1.87-1.41 (13H, m), 1.38-1.28 (3H, m), 1.16-1.03 (1H, m), 0.96 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.30 (M+H)
【0720】
[実施例171]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3-ヒドロキシ-3-イソプロピルアゼチジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A034)の合成
【0721】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と3-イソプロピルアゼチジン-3-オール塩酸塩[30 mg, 0.218 mmol]を用いて、化合物A034[8.1 mg, 0.018 mmol]を取得した。
【0722】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.39 (1H, s), 3.37 (1H, s), 3.01 (1H, s), 2.99 (1H, s), 2.83 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.64-2.55 (2H, m), 2.49-2.36 (2H, m), 2.23-2.13 (2H, m), 2.05-1.29 (16H, m), 1.19-1.10 (1H, m), 0.97 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.90 (6H, d, J = 6.9 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30 (M+H)
【0723】
[実施例172]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-フルオロピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B014)の合成
【0724】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(S)-3-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を用いて、化合物B014[9.0 mg, 0.021 mmol]を取得した。
Exact Mass = 419.32(C26H42FNO2)Obs. mass = 420.30 (M+H)
【0725】
[実施例173]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-フルオロピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B015)の合成
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(R)-3-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を用いて、化合物B015[7.9 mg, 0.019 mmol]を取得した。
Exact Mass = 419.32(C26H42FNO2)Obs. mass = 420.30 (M+H)
【0726】
[実施例174]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B080)の合成
【0727】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.190 mmol]を用いて、化合物B080[12.5 mg, 0.0277 mmol]を取得した。
【0728】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.81 (1H, td, J = 57.0, 5.0 Hz), 4.07-3.96 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 12.0, 4.0 Hz), 2.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 2.71-2.39 (8H, m), 2.24-2.14 (2H, m), 2.07-1.92 (4H, m), 1.88-1.27 (15H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.30 (M+H)
【0729】
[実施例175]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B081)の合成
【0730】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.190 mmol]を用いて、化合物B081[12.4 mg, 0.0275 mmol]を取得した。
【0731】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.80 (1H, td, J = 56.5, 5.0 Hz), 4.07-3.96 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.77-2.47 (8H, m), 2.41 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.24-2.14 (2H, m), 2.07-1.95 (4H, m), 1.92-1.27 (15H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.30 (M+H)
【0732】
[実施例176]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B082)の合成
【0733】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.175 mmol]を用いて、化合物B082[8.4 mg, 0.018 mmol]を取得した。
【0734】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.97 (1H, tt, J = 56.0, 4.0 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.07-3.95 (2H, m), 3.35 (1H, dd, J = 10.5, 8.1 Hz), 3.18-2.83 (5H, m), 2.70 (1H, t, J = 9.8 Hz), 2.60 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.56-2.48 (1H, m), 2.41 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.27-1.95 (9H, m), 1.88-1.29 (16H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 465.34(C28H45F2NO2)Obs. mass = 466.35(M+H)
【0735】
[実施例177]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B083)の合成
【0736】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.175 mmol]を用いて、化合物B083[9.3 mg, 0.020 mmol]を取得した。
【0737】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.07-3.96 (2H, m), 2.90 (1H, t, J = 9.3 Hz), 2.86-2.39 (9H, m), 2.24-2.14 (2H, m), 2.07-1.46 (15H, m), 1.59 (3H, t, J = 19.0 Hz), 1.39-1.28 (4H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 465.34(C28H45F2NO2)Obs. mass = 466.35 (M+H)
【0738】
[実施例178]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B086)の合成
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[25 mg, 0.182 mmol]を用いて、化合物B086[10.0 mg, 0.0214 mmol]を取得した。
【0739】
1H-NMR (CD3OD) δ: 5.96 (1H, t, J = 75.0 Hz), 5.79 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.47 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.35-4.30 (1H, m), 3.65-3.53 (2H, m), 2.43-2.30 (4H, m), 2.19-1.97 (5H, m), 1.86-1.70 (3H, m), 1.64-0.85 (18H, m), 0.56 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.16 (3H, s).Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.30 (M+H)
【0740】
[実施例179]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B087)の合成
【0741】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と(R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[26.5 mg, 0.153 mmol]を用いて、化合物B087[6.5 mg, 0.014 mmol]を取得した。
【0742】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.38 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.79-4.72 (1H, m), 4.06-3.95 (2H, m), 2.85-2.71 (4H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.48 (3H, dt, J = 14.2, 6.5 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.27-2.13 (3H, m), 2.06-1.26 (18H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.30 (M+H)
【0743】
[実施例180]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B088)の合成
【0744】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.190 mmol]を用いて、化合物B088[12.1 mg, 0.026.1 mmol]を取得した。
【0745】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.93 (1H, dt, J = 6.0, 57.0 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 8.0 Hz), 4.40 (2H, ddd, J = 13.9, 7.1, 4.4 Hz), 3.23 (1H, dd, J = 11.2, 8.8 Hz), 3.10-2.80 (8H, m), 2.68 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.32-2.26 (2H, m), 2.20-1.91 (7H, m), 1.82-1.33 (12H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.40 (M+H)
【0746】
[実施例181]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B089)の合成
【0747】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-3-(ジフルオロメトキシ)ピロリジン塩酸塩[33 mg, 0.209 mmol]を用いて、化合物B089[10.0 mg, 0.0216 mmol]を取得した。
【0748】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, td, J = 56.0, 5.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.0 Hz), 4.43-4.36 (2H, m), 3.12 (1H, dd, J = 11.0, 9.0 Hz), 3.04-2.71 (8H, m), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.32-1.95 (7H, m), 1.92-1.32 (13H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.45 (M+H)
【0749】
[実施例182]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B090)の合成
【0750】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[38 mg, 0.174 mmol]を用いて、化合物B090[8.2 mg, 0.017 mmol]を取得した。
【0751】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.97 (1H, tt, J = 56.0, 4.0 Hz), 5.92 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.43-4.37 (2H, m), 3.41 (1H, dd, J = 10.7, 7.8 Hz), 3.24-3.12 (2H, m), 3.07 (1H, td, J = 12.0, 4.7 Hz), 2.96 (1H, td, J = 11.8, 4.7 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.78 (1H, t, J = 10.2 Hz), 2.68 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.59-2.45 (2H, m), 2.33-2.20 (3H, m), 2.09-1.98 (5H, m), 1.81-1.33 (13H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.25(M+H)
【0752】
[実施例183]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B091)の合成
【0753】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[35 mg, 0.161 mmol]を用いて、化合物B091[12,7 mg, 0.0166 mmol]を取得した。
【0754】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.40 (2H, ddd, J = 14.0, 7.0, 4.5 Hz), 3.37-3.28 (1H, m), 3.21-2.84 (7H, m), 2.68 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.32-2.08 (4H, m), 2.02-1.95 (2H, m), 1.87-1.33 (15H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.25(M+H)
【0755】
[実施例184]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B092)の合成
【0756】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[40 mg, 0.233 mmol]を用いて、化合物B092[14.0 mg, 0.0293 mmol]を取得した。
【0757】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.28 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.99 (1H, tt, J = 56.0, 3.0 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.40 (2H, ddd, J 14.0, 7.0, 4.5 Hz), 3.49 (1H, dd, J = 11.0, 7.6 Hz), 3.31-3.23 (2H, m), 3.17-3.03 (2H, m), 2.95-2.80 (2H, tm), 2.68 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.62-2.54 (1H, m), 2.50 (1H, dd, J = 13.7 3.9 Hz), 2.33-1.99 (8H, m), 1.85-1.34 (12H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.40 (M+H)
【0758】
[実施例185]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B093)の合成
【0759】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[38 mg, 0.221 mmol]を用いて、化合物B093[10.7 mg, 0.0224 mmol]を取得した。
【0760】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.06 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.46-4.35 (2H, m), 3.22-2.85 (8H, m), 2.68 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.33-1.97 (8H, m), 1.90-1.33 (16H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.40 (M+H)
【0761】
[実施例186]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B094)の合成
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-3-(3,3-ジフルオロプロピル)ピロリジン塩酸塩[35 mg, 0.189 mmol]を用いて、化合物B094[13.1 mg, 0. 0266 mmol]を取得した。
【0762】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.28 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, tt, J = 57.5, 4.0 Hz), 5.06 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.40 (2H, ddd, J 14.0, 7.1, 4.4 Hz), 3.47 (1H, dd, J = 11.2, 7.8 Hz), 3.31-3.25 (2H, m), 3.19-2.84 (4H, tm), 2.68 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.50 (1H, dd, J = 13.7 3.9 Hz), 2.42-1.94 (8H, m), 1.90-1.30 (17H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 491.36(C30H47F2NO2)Obs. mass = 492.40(M+H)
【0763】
[実施例187]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-モルホリノブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D022)の合成
【0764】
化合物16a[100 mg, 0.134 mmol]をTHF[1 mL]に溶かし、モルホリン[0.2 mL, 2 mmol]を加えて、60℃で一晩加熱化攪拌した。 反応混合物を一旦50℃まで冷却し、TBAF[1M in THF, 0.4 mL, 0.4 mmol]を加えて、4時間環流した。反応混合物を室温まで冷却後、飽和炭酸水素ナトリウムを加えてクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を実施例1と同様にして、HPLCで精製することで、化合物D022[17.6 mg, 0.041 mmol]を取得した。
【0765】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.1-4.08 (1H, m), 3.75 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.76-2.66 (6H, m), 2.60 (1H, td, J = 11.7 4.9 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.7 3.4 Hz), 2.25 (1H, dd, J = 13.2 6.8 Hz), 2.11-2.00 (3H, m), 1.90-1.28 (17H, m), 1.04-0.99 (1H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.30(M+H)
【0766】
[実施例188]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-モルホリノブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D023)の合成
【化49】
【0767】
工程1
参考例14の工程2に記載の化合物14b[100 mg, 0.174 mmol]のTHF溶液[2 mL]にモルホリン[0.2 mL]とナトリウムトリアセトキシボロヒドリド[110 mg, 0.519 mmol]を加えて、60℃で終夜加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮して、粗体のD023-di-OTBS[81.1 mg]を得た。粗体はこれ以上の精製をせずに次の反応に用いた。
【0768】
工程2
上記の粗体のD023-di-OTBS[81.1 mg]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M in THF, 0.4 mL, 0.4 mmol]を加えて、60℃で5時間加熱攪拌した。反応混合物を冷却後、飽和炭酸水素ナトリウムに移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製し、化合物D023[22.1 mg, 0.053 mmol]を得た。
【0769】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.69 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.9, 4.1 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.7, 3.7 Hz), 2.50-2.37 (6H, m), 2.33 (1H, td, J = 11.4, 5.3 Hz), 2.23-2.13 (2H, m), 2.06-1.93 (4H, m), 1.88-1.47 (9H, m), 1.39-1.27 (4H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 417.32(C26H43NO3)Obs. mass = 418.35 (M+H)
【0770】
[実施例189]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-モルホリノブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D024)の合成
【0771】
化合物(16c)[120 mg, 0.097 mmol]とモルホリン[0.1 mL, 1.1 mmol]を用いて実施例1と同様に反応させることで、化合物D024[22.2 mg, 0.052 mmol]を取得した。
【0772】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, dd, J = 8.0, 1.0 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.71 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.58-2.37 (7H, m), 2.31-2.24 (2H, m), 2.07-1.93 (3H, m), 1.49 (11H, ttt, J = 61.2, 17.2, 7.4 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.35 (M+H)
【0773】
[実施例190]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D025)の合成
【0774】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-2-メチルモルホリン[30 mg, 0.297 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D025[13.8 mg, 0.031 mmol]を取得した。
【0775】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 4.45-4.33 (2H, m), 3.82 (1H, dd, J = 10.2, 3.0 Hz), 3.66-3.55 (2H, m), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.82-2.75 (2H, m), 2.67 (1H, dd, J = 13.7, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.7, 3.9 Hz), 2.44-2.24 (4H, m), 2.08-1.93 (4H, m), 1.79 (1H, dd, J = 11.7, 10.2 Hz), 1.71-1.26 (11H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.30 (M+H)
【0776】
[実施例191]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(4-オキサ-7-アザスピロ[2.5]オクタン-7-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D026)の合成
【0777】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と4-オキサ-7-アザスピロ[2.5]オクタン[30 mg, 0.265 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D026[12.0 mg, 0.026 mmol]を取得した。
【0778】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.75 (2H, t, J = 4.9 Hz), 2.85 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 12.0, 4.0 Hz), 2.64-2.24 (9H, m), 2.07-1.96 (3H, m), 1.70-1.27 (11H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.77-0.70 (2H, m), 0.59-0.53 (2H, m), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 455.34(C29H45NO3)Obs. mass = 456.30 (M+H)
【0779】
[実施例192]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(6-オキサ-9-アザスピロ[4.5]デカン-9-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D027)の合成
【0780】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と6-オキサ-9-アザスピロ[4.5]デカン[30 mg, 0.212 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D027[18.0 mg, 0.037 mmol]を取得した。
【0781】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.92 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.06 (2H, t, J = 3.9 Hz), 4.43-4.37 (2H, m), 3.73-3.63 (2H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.40-2.25 (8H, m), 2.07-1.94 (3H, m), 1.81-1.18 (20H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 483.37(C31H49NO3)Obs. mass = 484.35(M+H)
【0782】
[実施例193]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D028)の合成
【0783】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリン[30 mg, 0.260 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D028[17.3 mg, 0.0378 mmol]を取得した。
【0784】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.04 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.69-3.63 (2H, m), 2.82 (3H, q, J = 12.0 Hz), 2.66 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.43-2.24 (4H, m), 2.06-1.96 (3H, m), 1.74-1.26 (15H, m), 1.12 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.12 (3H, d, J = 6.0 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO33)Obs. mass = 458.35 (M+H)
【0785】
[実施例194]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(2,2-ジメチルモルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D029)の合成
【0786】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と2,2-ジメチルモルホリン[30 mg, 0.260 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D029[13.6 mg, 0.030mmol]を取得した。
【0787】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.39 (2H, dt, J = 15.0, 4.8 Hz), 3.70 (2H, ddd, J = 21.5, 12.0, 4.4 Hz), 2.85 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.66 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.39-2.24 (7H, m), 2.16 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.08-1.92 (3H, m), 1.70-1.48 (8H, m), 1.38-1.31 (3H, m), 1.25-1.13 (8H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.35(M+H)
【0788】
[実施例195]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(4-オキサ-7-アザスピロ[2.5]オクタン-7-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D030)の合成
【0789】
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と4-オキサ-7-アザスピロ[2.5]オクタン[30 mg, 0.265 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D030[11.2 mg, 0.0252 mmol]を取得した。
【0790】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.75 (2H, t, J = 4.9 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.61-2.31 (9H, m), 2.23-2.13 (2H, m), 2.05-1.28 (18H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.74 (2H, t, J = 5.6 Hz), 0.62-0.55 (2H, m), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35 (M+H)
【0791】
[実施例196]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D031)の合成
【0792】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-3-メチルモルホリン[30 mg, 0.297 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D031[14.9 mg, 0.0336 mmol]を取得した。
【0793】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.77 (1H, dt, J = 11.4, 2.8 Hz), 3.68-3.58 (2H, m), 3.23 (1H, dd, J = 11.2, 9.3 Hz), 2.88-2.81 (2H, m), 2.77 (1H, dt, J = 11.9, 2.7 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.50-2.21 (6H, m), 2.08-1.93 (3H, m), 1.74-1.14 (13H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.0 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.30 (M+H)
【0794】
[実施例197]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D032)の合成
【0795】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3-メチルモルホリン[30 mg, 0. 297 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D032[12.3 mg, 0.027.7 mmol]を取得した。
【0796】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 7.3 Hz), 4.43-4.33 (2H, m), 3.83-3.76 (1H, m), 3.62 (2H, ddd, J = 23.5, 13.5, 5.0 Hz), 3.23 (1H, dd, J = 11.2, 9.3 Hz), 2.87-2.64 (4H, m), 2.50-2.25 (6H, m), 2.07-1.91 (3H, m), 1.70-1.27 (11H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.98 (3H, d, J = 8.1 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35 (M+H)
【0797】
[実施例198]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D033)の合成
【0798】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と実施例137工程3に記載の(S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン塩酸塩(化合物3d06)[40 mg, 0.230 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D033[11.4 mg, 0.0238 mmol]を取得した。
【0799】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.91 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.77 (1H, td, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.43-4.33 (2H, m), 3.91 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.75-3.62 (2H, m), 2.92-2.80 (2H, m), 2.75 (1H, dd, J = 12.0, 3.2 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.50-2.15 (7H, m), 2.07-1.91 (4H, m), 1.68-1.21 (12H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.30(M+H)
【0800】
[実施例199]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D034)の合成
化合物(16b)[50 mg, 0.068 mmol]と実施例137工程3に記載の(S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン塩酸塩(化合物3d06)[40 mg, 0.230 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D034[7.5 mg, 0.016 mmol]を取得した。
【0801】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.77 (1H, td, J = 55.0, 4.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.90 (1H, d, J = 10.0 Hz), 3.75-3.62 (2H, m), 2.88 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 10.7, 4.0 Hz), 2.75 (1H, dd, J = 11.7, 2.0 Hz), 2.58 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.48-2.35 (3H, m), 2.23-1.91 (7H, m), 1.87-1.26 (14H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.35 (M+H)
【0802】
[実施例200]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチルオクタヒドロ-1,3-ジオール(化合物D035)の合成
【0803】
化合物(16a)[50 mg, 0.067 mmol]と実施例137工程3に記載の(S)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン塩酸塩(化合物3d06)[40 mg, 0.230 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D035[4.3 mg, 0. 0090 mmol]を取得した。
【0804】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.77 (1H, td, J = 55.3, 4.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.09 (1H, m), 3.90 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.73-3.62 (2H, m), 2.87 (2H, dd, J = 10.7, 5.9 Hz), 2.74 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.53-2.34 (3H, m), 2.28-2.14 (2H, m), 2.03-1.87 (7H, m), 1.73-1.20 (16H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.35 (M+H)
【0805】
[実施例201]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D036)の合成
【0806】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と実施例138工程3に記載の(R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン塩酸塩(化合物3d10)[40 mg, 0.230 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D036[10.3 mg, 0.0215 mmol]を取得した。
【0807】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.77 (1H, td, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.8 Hz), 4.44-4.34 (2H, m), 3.91 (1H, d, J = 11.2 Hz), 3.74-3.61 (2H, m), 2.84 (2H, d, J = 11.7 Hz), 2.78 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.2, 4.4 Hz), 2.50-2.24 (5H, m), 2.18-1.96 (5H, m), 1.72-1.22 (13H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.35(M+H)
【0808】
[実施例202]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチルオクタヒドロ-1,3-ジオール(化合物D037)の合成
【0809】
化合物(16a)[50 mg, 0.067 mmol]と実施例138工程3に記載の(R)-2-(ジフルオロメチル)モルホリン塩酸塩(化合物3d10)[40 mg, 0.230 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D037[2.0 mg, 0.0042 mmol]を取得した。
【0810】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.77 (1H, td, J = 55.4, 4.1 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.08 (1H, m), 3.91 (1H, d, J = 10.2 Hz), 3.76-3.68 (1H, m), 3.63 (1H, td, J = 11.5, 2.4 Hz), 2.88-2.73 (4H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.47-1.87 (14H, m), 1.61-1.36 (18H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.56 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.30 (M+H)
【0811】
[実施例203]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((2R,5S)-2,5-ジメチルモルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D038)の合成
【0812】
化合物(16c)[50 mg, 0.068 mmol]と(2R,5S)-2,5-ジメチルモルホリン[30 mg, 0.260 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D038[14.2 mg, 0.031 mmol]を取得した。
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.30 (M+H)
【0813】
[実施例204]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((2R,5R)-2,5-ジメチルモルホリノ)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D039)の合成
【0814】
化合物(16c)[50 mg, 0.068 mmol]と(2R,5R)-2,5-ジメチルモルホリン[30 mg, 0.218 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D039[13.8 mg, 0.030 mmol]を取得した。
Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.30 (M+H)
【0815】
[実施例205]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D040)の合成
【0816】
化合物(16c)[100 mg, 0.174 mmol]と(R)-2-メチルモルホリン[0.2 mL]とTHF[2 mL]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D040[43.7 mg, 0.101 mmol]を取得した。
【0817】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.9 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.82 (1H, dd, J = 11.7, 2.1 Hz), 3.67-3.55 (2H, m), 2.88-2.81 (2H, m), 2.76 (1H, d, J = 11.9 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.44-2.25 (4H, m), 2.10 (1H, td, J = 11.7, 3.4 Hz), 2.04-1.93 (3H, m), 1.77-1.27 (12H, m), 1.12 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 432.35 (M+H)
【0818】
[実施例206]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D041)の合成
【0819】
化合物(14b)[100 mg, 0.174 mmol]と(S)-2-メチルモルホリン[0.2 mL] とTHF[2 mL]を用いて、実施例188と同様に処理することで、化合物D041[30.0 mg, 0.070 mmol]を取得した。
【0820】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.82 (1H, dd, J = 11.7, 2.1 Hz), 3.65-3.58 (2H, m), 2.85-2.76 (3H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.42-2.28 (3H, m), 2.23-2.13 (2H, m), 2.08-1.92 (4H, m), 1.87-1.25 (14H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.35(M+H)
【0821】
[実施例207]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D042)の合成
【0822】
化合物(14b)[100 mg, 0.174 mmol]と(R)-3-メチルモルホリン[0.2mL] とTHF[2 mL]を用いて、実施例188と同様に処理することで、化合物D042[30.0 mg, 0.070 mmol]を取得した。
【0823】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.04-3.96 (2H, m), 3.77 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.68-3.58 (2H, m), 3.23 (1H, dd, J = 11.2, 9.4 Hz), 2.88-2.80 (2H, m), 2.77 (1H, dt, J = 12.2, 3.0 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.5, 3.0 Hz), 2.48-2.30 (3H, m), 2.28-2.13 (3H, m), 2.08-1.95 (4H, m), 1.88-1.17 (14H, m), 1.00 (6H, d, J = 6.8 Hz), 0.99 (6H, d, J = 5.7 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.35(M+H)
【0824】
[実施例208]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D043)の合成
【0825】
化合物(14b)[100 mg, 0.174 mmol]と(S)-3-メチルモルホリン[0.2 mL] とTHF[2 mL]を用いて、実施例188と同様に処理することで、化合物D043[40.9 mg, 0.095 mmol]を取得した。
【0826】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.93 (2H, m), 3.78 (1H, dt, J = 11.4, 2.7 Hz), 3.68-3.55 (2H, m), 3.22 (1H, dd, J = 11.4, 9.6 Hz), 2.88-2.70 (3H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.42-2.13 (6H, m), 2.06-1.21 (18H, m), 0.99 (3H, d, J = 5.0 Hz), 0.98 (3H, t, J = 3.2 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.35(M+H)
【0827】
[実施例209]
(1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D045)の合成
【0828】
化合物(16a)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3-メチルモルホリン[0.023 mL, 0.202 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D045[5.6 mg, 0.013 mmol]を取得した。
【0829】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.28 (1H, s), 4.89 (1H, d, J = 1.8 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.7 Hz), 4.12 (1H, q, J = 6.1 Hz), 3.78 (1H, dt, J = 11.0, 3.5 Hz), 3.65 (1H, dd, J = 11.9, 3.2 Hz), 3.63-3.57 (1H, m), 3.23 (1H, dd, J = 11.2, 9.4 Hz), 2.88-2.70 (3H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.44-2.23 (4H, m), 2.10-1.92 (3H, m), 1.88 (2H, t, J = 5.5 Hz), 1.73-1.30 (12H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35(M+H)
【0830】
[実施例210]
(1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-3-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D046)の合成
【0831】
化合物(16a)[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-3-メチルモルホリン[0.023 mL, 0.202 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D046[5.5 mg, 0.012 mmol]を取得した。
【0832】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.28 (1H, s), 4.89 (1H, d, J = 2.3 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.18-4.06 (1H, m), 3.77 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.68-3.55 (2H, m), 3.23 (1H, dd, J = 11.4, 9.1 Hz), 2.95-2.70 (3H, m), 2.55-2.15 (5H, m), 2.05-1.83 (5H, m), 1.73-1.16 (12H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35(M+H)
【0833】
[実施例211]
(1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D047)の合成
【0834】
化合物(16a)[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-2-メチルモルホリン塩酸塩[27.8 mg, 0.202 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D047[6.7 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【0835】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.89 (1H, d, J = 1.8 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.10 (1H, m), 3.82 (1H, dd, J = 11.7, 2.1 Hz), 3.68-3.55 (2H, m), 2.89-2.73 (3H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.46-2.23 (3H, m), 2.11 (1H, td, J = 11.7, 3.4 Hz), 2.04-1.92 (3H, m), 1.88 (2H, t, J = 6.0 Hz), 1.78-1.25 (12H, m), 1.11 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35(M+H)
【0836】
[実施例212]
(1R,3R, Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-2-メチルモルホリノ)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D048)の合成
【0837】
化合物(16a)[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-2-メチルモルホリン塩酸塩[0.023 mL, 0.202 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物D048[6.8 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【0838】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.89 (1H, d, J = 2.3 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (2H, m), 3.82 (1H, dd, J = 11.7, 2.1 Hz), 3.65-3.59 (2H, m), 2.87 (1H, d, J = 11.4 Hz), 2.79 (2H, t, J = 9.4 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.44-2.23 (3H, m), 2.09-1.92 (4H, m), 1.88 (2H, t, J = 5.5 Hz), 1.81 (1H, dd, J = 20.4, 9.8 Hz), 1.71-1.28 (12H, m), 1.11 (3H, d, J = 5.9 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.35(M+H)
【0839】
[実施例213]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-(3,3-ジメチルモルホリノ)ブタン-2-イル)7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D049)の合成
【0840】
化合物(14b)[50 mg, 0.087 mmol]と3,3-ジメチルモルホリン[0.054 mL, 0.435 mmol]を用いて、実施例188と同様に処理することで、化合物D049[9.3 mg, 0.021 mmol]を取得した。
【0841】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.04-3.95 (2H, m), 3.73-3.65 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.1, 3.9 Hz), 2.61-2.52 (3H, m), 2.42-2.37 (3H, m), 2.23-2.13 (2H, m), 2.05-2.02 (1H, m), 1.96-1.93 (1H, m), 1.86-1.81 (1H, m), 1.78-1.72 (1H, m), 1.66-1.50 (6H, m), 1.38-1.32 (3H, m), 1.19-1.16 (1H, m), 1.01 (6H, d, J = 4.1 Hz), 0.97 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30 (M+H)
【0842】
[実施例214]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E002)の合成
【0843】
化合物(16a)[100 mg, 0.134 mmol]と4-(メチルスルホニル)ピペラジン [67 mg, 0.408 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物E002[11.2 mg, 0.022 mmol]を取得した。
【0844】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.40 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.16 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.36 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.43 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.22-4.15 (1H, m), 2.95 (1H, dd, J = 9.0, 4.0 Hz), 2.91 (3H, s), 2.68-2.39 (7H, m), 2.33 (1H, dd, J = 13.4, 6.6 Hz), 2.27-1.34 (19H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.65 (3H, s).
【0845】
[実施例215]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E004)の合成
【0846】
化合物(16c)[50 mg, 0.067 mmol]と4-(メチルスルホニル)ピペラジン [40 mg, 0.244 mmol]を用いて、実施例1と同様に処理することで、化合物E004[16.0 mg, 0.0316 mmol]を取得した。
【0847】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.9 Hz), 4.43-4.35 (2H, m), 3.22 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.89-2.82 (4H, m), 2.83 (3H, s), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.61-2.36 (7H, m), 2.31-2.25 (2H, m), 2.09-2.00 (2H, m), 1.98-1.90 (1H, m), 1.68-1.48 (7H, m), 1.40-1.25 (4H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 506.32(C28H46N2O4S)Obs. mass = 507.25 (M+H)
【0848】
[参考例16]
(4R)-4-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンチル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物19b)の合成
【化50】
【0849】
工程1
(4R)-4-((1R,4S,7aR)-7a-メチル-4-((トリエチルシリル)オキシ)オクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンタンニトリル[5.1 g, 15 mmol]のトルエン溶液[50 mL]に-78℃でDIBAL-H[1.5 M トルエン溶液, 10 mL]を加えて、1.5時間攪拌した。0℃に昇温し、さらに1時間攪拌した。反応混合物をメタノールでクエンチした。5M水酸化ナトリウム水溶液を加えて室温で10分間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層は食塩水と飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで粗精製し、(4R)-4-((1R,4S,7aR)-7a-メチル-4-((トリエチルシリル)オキシ)オクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンタナール[3.65 g]を得た。
【0850】
工程2
工程1で得た上記化合物[3.65 g]をトルエン[20 mL]とメタノール[20 mL]の混合溶媒に溶かし、0℃でテトラヒドロホウ酸ナトリウム[0.88 g, 23 mmol]を加え、同じ温度で30分間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(4R)-4-((1R,4S,7aR)-7a-メチル-4-((トリエチルシリル)オキシ)オクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンタン-1-オール[2.37 g, 6.68 mmol]を得た。
【0851】
工程3
工程2で得た上記化合物[2.37 g, 6.68 mmol]のピリジン溶液[12 mL]にパラトルエンスルホニルクロリド[1.6 g, 8.4 mmol]を加えて、室温で3時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチル抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。
【0852】
工程4
工程3で得た上記残渣をアセトン[30 mL]に溶解し、2M塩酸[10 mL]を加えて室温で1時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(4R)-4-((1R,4S,7aR)-4-ヒドロキシ-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンチル4-メチルベンゼンスルホネート[1.37 g, 3.47 mmol]を得た。
【0853】
工程5
工程4で得た(4R)-4-((1R,4S,7aR)-4-ヒドロキシ-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンチル4-メチルベンゼンスルホネート[1.37 g, 3.47 mmol]、N-メチルモルホリン-N-オキシド 1水和物[0.67 g, 5.0 mmol]、モレキュラーシーブ4A[1.5 g]のジクロロメタン溶液[30 mL]を0℃で1時間攪拌した。この反応混合物にテトラプロピルアンモニウムパールテネート[120 mg, 0.342 mmol]を加えて0℃で1時間攪拌した。反応混合物をヘプタンで希釈し、セライトろ過した。ろ液を飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、続いて飽和食塩水で洗浄した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(4R)-4-((1R,7aR)-7a-メチル-4-オキソオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンチル4-メチルベンゼンスルホネート[1.15 g, 2.93 mmol]を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.79 (2H, t, J = 4.1 Hz), 7.35 (2H, d, J = 7.8 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 2.45 (3H, s), 2.43 (1H, dd, J = 12.2, 7.8 Hz), 2.33-2.17 (2H, m), 2.11-1.65 (6H, m), 1.60-0.99 (9H, m), 0.91 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
【0854】
工程6
アルゴン雰囲気下、-78℃で、(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシリデン)エチル)ジフェニルホスフィンオキシド(化合物4b、CAS Registry No.139356-39-1)[0.99 g, 1.7 mmol]のTHF溶液[10 mL]にLHMDS[1 M THF溶液, 2.6 mL, 2.6 mmol]を加えて、15分間攪拌した。この反応混合物に工程5で得た(4R)-4-((1R,7aR)-7a-メチル-4-オキソオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンチル4-メチルベンゼンスルホネート[1.15 g, 2.93 mmol]のTHF溶液[10 mL]を加えて、-78℃で1.5時間攪拌した。反応混合物を室温に戻し、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、(4R)-4-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)ペンチル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物19b)[0.67 g, 0.90 mmol]を得た。
【0855】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.80 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.16 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.81 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.10-3.99 (4H, m), 2.80 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.45 (3H, s), 2.40-2.07 (4H, m), 1.96-1.61 (10H, m), 1.53-1.21 (12H, m), 1.07-1.00 (1H, m), 0.87 (9H, s), 0.86 (9H, s), 0.50 (3H, s), 0.05 (6H, s), 0.05 (6H, s).
【0856】
[実施例216]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-5-(3-(ジフルオロメトキシ)アゼチジン-1-イル)ペンタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物A033)の合成
【0857】
参考例16に記載の化合物19b[50 mg, 0.067 mmol]と3-ジフルオロメトキシアゼチジン[30 mg, 0.244 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に処理することで、化合物A033[10.6 mg, 0.0227 mmol]を得た。
【0858】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.38 (1H, t, J = 75.0 Hz), 6.21 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.88 (1H, d, J = 10.7 Hz), 4.76-4.70 (1H, m), 4.06-3.94 (2H, m), 3.65 (2H, dd, J = 9.0, 6.6 Hz), 3.11 (2H, dd, J = 9.0, 6.0 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.4, 3.7 Hz), 2.52-2.38 (3H, m), 2.23-2.13 (2H, m), 2.03-1.27 (17H, m), 1.12-1.03 (1H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.30(M+H)
【0859】
[実施例217]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-5-((S)-3-フルオロピロリジン-1-イル)ペンタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B016)の合成
【0860】
参考例16に記載の化合物19b[50 mg, 0.067 mmol]と(S)-3-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に処理させることで化合物B016[12.0 mg, 0.0277 mmol]を得た。
Exact Mass = 433.34(C27H44FNO2)Obs. mass = 434.30 (M+H)
【0861】
[実施例218]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-5-((R)-3-フルオロピロリジン-1-イル)ペンタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B017)の合成
【0862】
化合物19b[50 mg, 0.067 mmol]と(R)-3-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に反応させることで化合物B017[14.0 mg, 0.0323 mmol]を得た。
Exact Mass = 433.34(C27H44FNO2)Obs. mass = 434.30 (M+H)
【0863】
[実施例219]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-5-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ペンタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B084)の合成
【0864】
化合物19b[55 mg, 0.074 mmol]と (S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[50 mg, 0.317 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に処理させることで化合物B084[5.0 mg, 0.011 mmol]を得た。
【0865】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (2H, d, J = 10.7 Hz), 5.81 (2H, td, J = 56.0, 6.0 Hz), 4.13-3.96 (2H, m), 2.86-2.14 (13H, m), 2.05-1.29 (21H, m), 1.14-1.05 (1H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 465.34(C28H45F2NO2)Obs. mass = 466.40 (M+H)
【0866】
[実施例220]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-5-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)ペンタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B085)の合成
【0867】
化合物19b[55 mg, 0.074 mmol]と(R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[50 mg, 0.317 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に処理させることで化合物B085[[14.7 mg, 0.0316 mmol]を得た。
【0868】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.89 (2H, d, J = 11.2 Hz), 5.80 (2H, td, J = 58.0, 5.0 Hz), 4.07-3.96 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 12.2, 3.4 Hz), 2.77 (1H, t, J = 9.0 Hz), 2.69-2.39 (8H, m), 2.24-2.14 (2H, m), 2.06-1.31 (20H, m), 1.15-1.05 (1H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 465.34(C28H45F2NO2)Obs. mass = 466.40 (M+H)
【0869】
[実施例221]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-5-モルホリノペンタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D044)の合成
【0870】
化合物19b[55 mg, 0.074 mmol]とモルホリン[0.05 mL, 0.58 mmol]を出発物質として、実施例1と同様に処理させることで化合物D044[15.1 mg, 0.0350 mmol]を得た。
【0871】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.07-3.96 (2H, m), 3.70 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.84 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.60 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.48-2.14 (9H, m), 2.05-1.30 (18H, m), 1.13-1.04 (1H, m), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.30(M+H)
【0872】
[参考例17]
(2R)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-((Z)-2-((3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-2-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物23a)の合成
【化51】
【0873】
工程1
化合物2a[4.15 g, 5.69 mmol]のDMSO[40 mL]とトルエン[50 mL]の混合溶液に炭酸水素ナトリウム[1.43 g, 17.0 mmol]を加え、反応混合物を100℃で3時間攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液に加え、ヘプタンで抽出した。有機層は飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、2-((1R,3aS,7aR,E)-4-((Z)-2-((3S,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロパナール(化合物20a)[2.37 g, 4.14 mmol]を得た。
【0874】
工程2
化合物20a[2.37 g, 4.14 mmol]のTHF溶液[50 mL]にジアザビシクロウンデセン(DBU)[1.5 mL]を加え、その溶液を38時間加熱環流した。室温まで冷却後、反応混合物を飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層は飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。この粗体は、精製せずに次反応に用いた。
【0875】
工程3
工程2で得られた上記粗体をTHF[50 mL]とメタノール[50 mL]の混合溶液に溶かし、0℃でテトラヒドロホウ酸ナトリウム[0.38 g, 10 mmol]を加えて、同じ温度で1時間攪拌した。反応混合物は、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、2-((1R,3aS,7aR,E)-4-((Z)-2-((3S,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-2-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロパン-1-オール(化合物21a)[1.96 g, 3.41 mmol]を得た。
【0876】
工程4
工程3で得られた化合物21a[1.96 g, 3.41 mmol]のピリジン溶液[20 mL]にp-トルエンスルホニルクロリド[1.01 g, 5.30 mmol]と4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)[100 mg, 0.818 mmol]を加え、室温で一晩攪拌した。反応混合物は、減圧濃縮した後に、トルエンで希釈し、飽和食塩水で洗浄した。有機層は、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。この粗体(化合物22a)は精製せずに次反応に用いた。
【0877】
工程5並びに工程6
工程4で得られた粗体(化合物22a)をアセトン[120 mL]に溶かし、3M塩酸[20 mL, 60 mmol]を加えて、室温で6時間攪拌した。反応混合物は、5M水酸化ナトリウム水溶液と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いてクエンチした。反応混合物のアセトンを減圧下で除去した。残渣に酢酸エチルを加えて、飽和食塩水で洗浄した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、20位の立体化学がR体とS体のジアステレオマー混合物を得た。この混合物にヘプタン/酢酸エチル(1/10)の混合溶媒[10 mL]を加えて、超音波を3分間照射した。超音波照射によって溶液中に生じた固体[798 mg]をろ過して回収した。この固体の一部[545 mg]に無水メタノールを加えて、懸濁液を45分間加熱還流した。懸濁液は徐冷して室温まで冷却した。反応液中の固体をろ過して回収し、(2R)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-((Z)-2-((3S,5R)-3,5-ジヒドロキシ-2-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物23a)[342 mg, 683 mmol]を得た。
【0878】
1H-NMR (CD3OD) δ: 7.77 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.45 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.29 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.05 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.27 (1H, s), 4.33 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.07 (2H, m), 3.82 (1H, dd, J = 9.4, 6.6 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 12.3, 3.2 Hz), 2.50 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.45 (3H, s), 2.24 (1H, dd, J = 13.3, 6.9 Hz), 1.96 (1H, dd, J = 11.7, 7.5 Hz), 1.89-1.27 (12H, m), 1.19 (1H, td, J = 12.5, 3.8 Hz), 0.89 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.45 (3H, s).
【0879】
[実施例222]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-1-(ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B009)の合成
【0880】
化合物23a[40 mg, 0.080 mmol]をピロリジン[0.6 mL]に溶解し、60℃で一晩攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製し、化合物B009[16.0 mg, 0.040 mmol]を得た。
Exact Mass = 399.31(C26H41NO2)Obs. mass = 400.25 (M+H)
【0881】
[実施例223]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-1-((S)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B010)の合成
【0882】
化合物23a[40 mg, 0.080 mmol]、(S)-3メチルピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.247 mmol]、炭酸カリウム[60 mg, 0.434 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で一晩攪拌した。反応混合物は飽和食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製し、化合物B010[14.6 mg, 0.0353 mmol]を得た。
【0883】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.7, 1.4 Hz), 4.89 (1H, d, J = 2.7 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 11.9, 4.1 Hz), 2.78-2.67 (2H, m), 2.54-2.19 (7H, m), 2.07-1.85 (8H, m), 1.73-1.27 (12H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.94 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
【0884】
[実施例224]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-1-((R)-3-メチルピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデンn)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B011)の合成
【0885】
化合物23a[40 mg, 0.080 mmol]、(R)-3メチルピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.247 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B011[13.0 mg, 0.0314 mmol]を得た。
【0886】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.3, 1.4 Hz), 4.89 (1H, d, J = 2.3 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 2.93-2.84 (2H, m), 2.71-2.65 (1H, m), 2.53-2.42 (3H, m), 2.29-2.17 (3H, m), 2.06-1.80 (8H, m), 1.73-1.28 (11H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.94 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
【0887】
[実施例225]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((S)-3-フルオロピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B018)の合成
【0888】
化合物23a[40 mg, 0.080 mmol]、(S)-3-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B018[10.6 mg, 0.0254 mmol]を得た。
【0889】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.3, 1.1 Hz), 5.22-5.03 (1H, m), 4.89 (1H, d, J = 2.3 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.08 (1H, m), 2.95-2.83 (2H, m), 2.76 (1H, dd, J = 14.6, 7.8 Hz), 2.59-1.82 (14H, m), 1.73-1.28 (10H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 417.30(C26H40FNO2)Obs. mass = 418.25(M+H)
【0890】
[実施例226]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((R)-3-フルオロピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B019)の合成
【0891】
化合物23a[40 mg, 0.080 mmol]、(R)-3-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B019[9.7 mg, 0.023 mmol]を得た。
【0892】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, d, J = 2.3 Hz), 5.21-5.03 (1H, m), 4.89 (1H, d, J = 2.3 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.7 Hz), 4.16-4.10 (1H, m), 2.88-2.65 (4H, m), 2.54-2.49 (2H, m), 2.36-1.84 (11H, m), 1.73-1.28 (10H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 417.30(C26H40FNO2)Obs. mass = 418.20(M+H)
【0893】
[実施例227]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B095)の合成
【0894】
化合物23a[40 mg, 0.080 mmol]、(S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[40 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B095[14.5 mg, 0.0323 mmol]を得た。
【0895】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.74 (1H, td, J = 57.3, 5.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.3, 1.4 Hz), 4.89 (1H, dd, J = 2.3, 1.4 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.7 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 11.0, 4.0 Hz), 2.60-2.44 (7H, m), 2.35-2.20 (2H, m), 2.03-1.27 (16H, m), 0.94 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.25(M+H)
【0896】
[実施例228]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B096)の合成
【0897】
化合物23a[40 mg, 0.080 mmol]、(R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[40 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B096[12.0 mg, 0.0267 mmol]を得た。
【0898】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.76 (1H, td, J = 57.2, 5.9 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.3, 1.4 Hz), 4.89 (1H, d, J = 1.4 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.1, 3.4 Hz), 2.71 (1H, t, J = 8.7 Hz), 2.60-2.23 (8H, m), 2.03-1.27 (16H, m), 0.94 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 449.31(C27H41F2NO2)Obs. mass = 450.20 (M+H)
【0899】
[参考例18]
(2R)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3S,5R)-3,5-ジヒドロキシシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物23b)の合成
【化52】
【0900】
工程1
化合物2b[4.70 g, 6.55 mmol]を出発物質として、参考例17工程1と同様に処理することで、化合物20b[3.31 g, 5.90 mmol]を得た。
【0901】
工程2並びに工程3
化合物20b[3.31 g, 5.90 mmol]を出発物質として、参考例17工程2,3と同様に処理することで、化合物21b[3.12 g, 5.54 mmol]を得た。
【0902】
工程4
化合物21b[3.12 g, 5.54 mmol]を出発物質として、参考例17工程4と同様に処理することで、化合物22b[3.12 g, 5.54 mmol]を得た。
【0903】
工程5
化合物22b[3.12 g, 5.54 mmol]を出発物質として、参考例17工程5と同様に処理することで、脱シリル化した粗体を得た。この粗体を分取HPLCで精製し、高極性側のピークを回収することで、化合物23b[0.66 g]を得た。
【0904】
1H-NMR (CD3OD) δ: 7.77 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.44 (2H, d, J = 8.2 Hz), 6.19 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.86 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.09-3.95 (3H, m), 3.83 (1H, dd, J = 9.6, 6.9 Hz), 2.80 (1H, d, J = 13.3 Hz), 2.56 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.45 (3H, s), 2.40 (1H, dd, J = 14.4, 3.4 Hz), 2.22-2.12 (2H, m), 1.98 (1H, dd, J = 7.0, 12.0 Hz), 1.88-1.16 (14H, m), 0.90 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.45 (3H, s).
【0905】
[実施例229]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((S)-3-フルオロピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B097)の合成
【0906】
化合物23b[40 mg, 0.082 mmol]、(S)-3-フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B097[9.0 mg, 0.022 mmol]を得た。
【0907】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.13 (1H, dt, J = 55.8, 5.7 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.94-2.74 (3H, m), 2.61-2.37 (6H, m), 2.32 (1H, t, J = 11.0 Hz), 2.23-1.27 (22H, m), 0.96 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 405.30(C25H40FNO2)Obs. mass = 406.20 (M+H)
【0908】
[実施例230]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((R)-3-フルオロピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B098)の合成
【0909】
化合物23b[40 mg, 0.082 mmol]、(R)-3フルオロピロリジン塩酸塩[30 mg, 0.239 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B098[14.7 mg, 0.0362 mmol]を得た。
【0910】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.12 (1H, dt, J = 56.0, 5.4 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.85-2.65 (4H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.52 (1H, dd, J = 11.7, 4.8 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.36-1.28 (20H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 405.30(C25H40FNO2)Obs. mass = 406.25 (M+H)
【0911】
[実施例231]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B099)の合成
【0912】
化合物23b[40 mg, 0.082 mmol]、(S)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[35 mg, 0.222 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B099[10.0 mg, 0.0229 mmol]を得た。
【0913】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.74 (1H, td, J = 57.5, 5.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 11.7, 4.3 Hz), 2.61-2.44 (6H, m), 2.40 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.30 (1H, t, J = 11.0 Hz), 2.23-2.13 (2H, m), 2.05-1.27 (15H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 437.31(C26H41F2NO2)Obs. mass = 438.20 (M+H)
【0914】
[実施例232]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B100)の合成
【0915】
化合物23b[40 mg, 0.082 mmol]、(R)-3-(ジフルオロメチル)ピロリジン塩酸塩[35 mg, 0.222 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B100[10.0 mg, 0.0229 mmol]を得た。
【0916】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.76 (1H, td, J = 57.0, 5.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 12.3, 3.2 Hz), 2.71 (1H, t, J = 8.7 Hz), 2.61-2.37 (7H, m), 2.27 (1H, t, J = 10.7 Hz), 2.18 (2H, ddd, J = 25.6, 12.6, 5.3 Hz), 2.04-1.26 (16H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 437.31(C26H41F2NO2)Obs. mass = 438.25 (M+H)
【0917】
[実施例233]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B101)の合成
【0918】
化合物23b[40 mg, 0.082 mmol]、(S)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[35 mg, 0.204 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B101[8.1 mg, 0.018 mmol]を得た。
【0919】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.83 (1H, dd, J = 11.4, 3.2 Hz), 2.69-2.36 (7H, m), 2.31 (1H, t, J = 11.0 Hz), 2.23-2.13 (2H, m), 2.04-1.27 (20H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.25(M+H)
【0920】
[実施例234]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B102)の合成
【0921】
化合物23b[40 mg, 0.082 mmol]、(R)-3-(1,1-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[35 mg, 0.204 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B102[11.3 mg, 0.0250 mmol]を得た。
【0922】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.86-2.78 (2H, m), 2.70-2.55 (4H, m), 2.52-2.38 (4H, m), 2.30-2.13 (5H, m), 2.04-1.27 (24H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.25 (M+H)
【0923】
[実施例235]
(1R,3S)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-((S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物B103)の合成
【0924】
化合物23b[40 mg, 0.082 mmol]、(S)-3-(2,2-ジフルオロエチル)ピロリジン塩酸塩[40 mg, 0.233 mmol]を出発物質として、実施例223と同様に処理することで、化合物B103[14.7 mg, 0.0326 mmol]を得た。
【0925】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.88 (1H, tt, J = 56.0, 5.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.90 (1H, t, J = 8.5 Hz), 2.83 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.67-1.28 (33H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.25 (M+H)
【0926】
[実施例236]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C005)の合成
【化53】
【0927】
工程1
(2R)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート [200.6 mg, 0.4545 mmol]とトリエチル-[[4-(トリフルオロメチル)-4-ピペリジル]オキシ]シラン[257.2 mg, 0.9075 mmol]を出発物質として、実施例92と同様に処理することで、1-((2R)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(ブロモメチレン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロピル)-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-4-オール(化合物25)[106.4 mg, 0.2427 mmol]を得た。
【0928】
工程2、並びに工程3
工程1で得た化合物25[49 mg, 0.111 mmol]と化合物7a[57.2 mg, 0.155 mmol]とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[23.2 mg, 0.0201 mmol]を出発物質として、実施例92工程2、工程3と同様に処理することで、化合物C005[13.6 mg, 0.0273 mmol]を得た。
【0929】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.29 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.23 (1H, d, J = 11.2 Hz), 3.09 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.96-2.83 (3H, m), 2.63 (1H, td, J = 12.4, 2.8 Hz), 2.57-2.47 (2H, m), 2.26 (1H, dd, J = 13.7, 6.8 Hz), 2.10-1.97 (5H, m), 1.92-1.29 (17H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.3 (M+H)
【0930】
[実施例237]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-ヒドロキシ-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C006)の合成
実施例236工程1で得た化合物25[49 mg, 0.111 mmol]と化合物7b[55 mg, 0.144 mmol]を出発物質として、実施例92工程2、工程3と同様に処理することで、化合物C006[15.8 mg, 0.0309 mmol]を得た。
【0931】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.2 Hz), 3.23 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.95-2.83 (3H, m), 2.68-2.50 (3H, m), 2.17 (1H, dd, J = 13.2, 8.3 Hz), 2.09-1.98 (4H, m), 1.93-1.30 (15H, m), 1.04 (3H, d, J = 7.3 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 511.33(C29H44F3NO3)Obs. mass = 512.4 (M+H)
【0932】
[実施例238]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-1-(4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C011)の合成
【化54】
【0933】
工程1
化合物24[185 mg, 0.419 mmol]と化合物3c04[215 mg, 1.40 mmol]を出発物質として、実施例236工程1と同様に反応させることで、化合物27[105.7 mg, 0.250 mmol]を得た。
【0934】
1H-NMR (CDCl3) δ: 5.65 (1H, t, J = 2.0 Hz), 2.98-2.86 (3H, m), 2.35 (1H, dd, J = 12.0, 5.1 Hz), 2.01-1.60 (15H, m), 1.56-1.21 (7H, m), 0.90 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.57 (3H, s).
Exact Mass = 421.16(C20H31BrF3N)Obs. mass = 422.20(M+H)
【0935】
工程2、並びに工程3
工程1で得た化合物24[32 mg, 0.076 mmol]と化合物7a[40.7 mg, 0.110 mmol]とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[15.0 mg, 0.013 mmol]を出発物質として、実施例92工程2、工程3と同様に処理することで、化合物C011[15.9 mg, 0.033 mmol]を得た。
【0936】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.07 (1H, m), 3.34 (1H, d, J = 10.2 Hz), 3.19 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.79 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.53-2.40 (3H, m), 2.35-2.23 (3H, m), 2.06-1.97 (2H, m), 1.93-1.28 (17H, m), 0.97 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 481.32(C28H42F3NO2)Obs. mass = 482.4 (M+H)
【0937】
[実施例239]
(1R,2S,3S,Z)-2-メチル-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-1-(4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C012)の合成
【0938】
実施例238工程1で得た化合物24[33 mg, 0.078 mmol]と 化合物7b[42.7 mg, 0.112 mmol]とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[15.0 mg, 0.013 mmol]を出発物質として、実施例92工程2、工程3と同様に処理することで、化合物C012[15.8 mg, 0.0319 mmol]を得た。
【0939】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.11 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.23 (1H, d, J = 1.5 Hz), 4.23 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.73 (1H, td, J = 8.1, 4.4 Hz), 3.34 (1H, d, J = 10.0 Hz), 3.19 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.88 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.80 (1H, dd, J = 12.2, 3.9 Hz), 2.60 (1H, dd, J = 13.7, 4.4 Hz), 2.52-1.99 (8H, m), 1.89-1.29 (17H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
Exact Mass = 495.33(C29H44F3NO2)Obs. mass = 496.4 (M+H)
【0940】
[実施例240]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C017)の合成
【化55】
【0941】
工程1
化合物24[200 mg, 0.454 mmol]と化合物3c07[160 mg, 0.932 mmol]と炭酸カリウム[250 mg, 1.81 mmol]のDMF溶液[1 mL]を80℃で2日間攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物を飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無摺硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物29[58.6 mg, 0.145 mmol]を得た。
【0942】
1H-NMR (CDCl3) δ: 5.65 (1H, t, J = 2.0 Hz), 5.56 (1H, td, J = 57.0, 4.0 Hz), 2.98-2.80 (3H, m), 2.35 (1H, dd, J = 12.2, 4.9 Hz), 2.00-1.61 (12H, m), 1.58-1.21 (9H, m), 0.90 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.51 (3H, s).
【0943】
工程2並びに工程3
工程1で得た化合物29[53 mg, 0.131 mmol]と(5R,7S)-2,2,3,3,9,9,10,10-オクタメチル-5-(プロピ-2-イン-1-イル)-7-ビニル-4,8-ジオキサ-3,9-ジシラウンデカン(化合物3c04)[65 mg, 0.176 mmol]とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[23.0 mg, 0.020 mmol]を出発物質として、実施例92工程2、工程3と同様に処理することで、化合物C017[13.5 mg, 0.029 mmol]を得た。
【0944】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 10.7 Hz), 5.76 (1H, td, J = 56.5, 4.1 Hz), 5.29 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.08 (1H, m), 3.47 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.00 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 12.3, 3.5 Hz), 2.75 (1H, td, J = 12.3, 2.8 Hz), 2.64 (1H, t, J = 11.7 Hz), 2.53 (2H, dd, J = 13.4, 11.0 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.7, 6.8 Hz), 2.10-1.98 (3H, m), 1.91-1.31 (18H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.3 (M+H)
【0945】
[実施例241]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C018)の合成
【化56】
【0946】
工程1
(2R)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)シクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-インデン-1-イル)プロパン-1-オール(化合物31・CAS Registry No. 161970-22-5)[80.2 mg, 0.142 mmol]とトリメチルアミン塩酸塩[16.7 mg, 0.175 mmol]、トリエチルアミン[0.08 mL, 0.57 mmol]のTHF[1 mL]/アセトニトリル[1 mL]の混合溶液にTsCl[40.7 mg, 0.213 mmol]を室温で加えて、反応混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物はメタノール[0.2 mL]でクエンチし、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を薄層クロマトグラフィー[1 mm, heptane/EtOAc = 9/1]で精製し、化合物2f[90.2 mg, 0.126 mmol]を得た。
【0947】
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.79 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.14 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.79 (1H, d, J = 11.2 Hz), 4.15-4.02 (4H, m), 3.82 (1H, dd, J = 9.3, 6.8 Hz), 2.85-2.75 (1H, m), 2.45 (3H, s), 2.36 (2H, dd, J = 13.4, 5.1 Hz), 2.25 (1H, dd, J = 13.7, 2.9 Hz), 2.09 (1H, dd, J = 13.2, 7.8 Hz), 1.95 (1H, t, J = 9.3 Hz), 1.88-1.71 (3H, m), 1.68-1.57 (4H, m), 1.55-1.18 (7H, m), 0.90 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.87 (9H, s), 0.85 (9H, s), 0.45 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.05 (3H, s), 0.04 (6H, s).
【0948】
工程2
工程1で得た化合物2f[40 mg, 0.056 mol]、4-ジフルオロメチルピペリジン塩酸塩[3c09, 28.7 mg, 0.167 mmol]、炭酸カリウム[38.5 mg, 0.279 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で終夜攪拌した。反応混合物は飽和食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を薄層クロマトグラフィー[1 mm, heptane/EtOAc = 9/1]で粗精製し、化合物32[18.4 mg, 0.027 mmol]を得た。
Exact Mass = 679.50(C39H71F2NO2Si2)Obs. mass = 680.6 (M+H)
【0949】
工程3
工程2で得た化合物32[18.4 mg, 0.027 mmol]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M THF溶液、0.5 mL, 0.5 mmol]を加えて50℃で一晩攪拌した。反応混合物は飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製し、化合物C018[6.3 mg, 0.014 mmol]を得た。
【0950】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.75 (1H, td, J = 56.5, 4.0 Hz), 4.05-3.96 (2H, m), 3.41 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.26 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.93 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.85-1.97 (11H, m), 1.92-1.30 (16H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.62 (3H, d, J = 4.4 Hz).
Exact Mass = 451.33(C27H43F2NO2)Obs. mass = 452.40 (M+H)
【0951】
[実施例242]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C019)の合成
【化57】
【0952】
工程1
(2R)-2-((1R,3aS,7aR,E)-4-(2-((3R,5R)-3,5-ビス((t-ブチルジメチルシリル)オキシ)-4-メチレンシクロヘキシリデン)エチリデン)-7a-メチルオクタヒドロ-1H-いんでん-1-イル)プロピル4-メチルベンゼンスルホネート(化合物2e, CAS Registry No. 1251827-23-2)[40 mg, 54.9 mmol]と4-ジフルオロメチルピペリジン(化合物3c07)[30.2 mg, 0.176 mmol]と炭酸カリウム[40 mg, 0.289 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で一晩攪拌した。反応混合物は飽和食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグラフィー[1 mm, heptane/EtOAc = 9/1]で粗精製し、化合物33[19.0 mg, 0.0274 mmol]を得た。
Exact Mass = 691.50(C40H71F2NO2Si2)Obs. mass = 692.6 (M+H)
【0953】
工程2
工程1で得た化合物33[19.0 mg, 0.0274 mmol]のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M THF溶液、0.2 mL, 0.2 mmol]を加えて50℃で一晩攪拌した。反応混合物は飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無摺硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製し、化合物C019[6.0 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0954】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (2H, d, J = 11.2 Hz), 5.75 (2H, td, J = 55.0, 4.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.43 (1H, d, J = 12.2 Hz), 2.94 (1H, dd, J = 12.7, 3.9 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.69-2.24 (7H, m), 2.09-1.98 (3H, m), 1.89-1.28 (15H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 463.33(C28H43F2NO2)Obs. mass = 464.50(M+H)
【0955】
[実施例243]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C020)の合成
【0956】
実施例240工程1で得た化合物29[34.7 mg, 0.086 mmol]と化合物7b[44.5 mg, 0.116 mmol]とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[17.0 mg, 0.015 mmol]を出発物質として、実施例240工程2、工程3と同様に処理することで、化合物C020[15.1 mg, 0.0316 mmol]を得た。
【0957】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.76 (1H, td, J = 56.4, 4.1 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.88 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.1, 4.2 Hz), 3.47 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.33 (1H, s), 2.99 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.87 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.78-2.71 (1H, m), 2.67-2.49 (3H, m), 2.20-1.97 (4H, m), 1.91-1.31 (17H, m), 1.04 (3H, d, J = 7.3 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.40 (M+H)
【0958】
[実施例244]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C024)の合成
【化58】
【0959】
化合物(2d)[80.0 mg, 0.110 mmol]と4-(ジフルオロメチル)-4-((トリメチルシリル)オキシ)ピペリジン[76.7 mg, 0.343 mmol]を用いて、実施例242工程1、工程2と同様に反応させることで化合物C024 [17.9 mg, 0.0373 mmol]を得た。
【0960】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.61 (1H, t, J = 56.1 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.24 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.09 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.99-2.85 (3H, m), 2.74-2.65 (1H, m), 2.59-2.49 (2H, m), 2.28-1.95 (5H, m), 1.91-1.28 (18H, m), 0.99 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.30(M+H)
【0961】
[実施例245]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C025)の合成
実施例241工程1に記載の化合物2f[40 mg, 0.056 mmol]と4-(ジフルオロメチル)-4-((トリメチルシリル)オキシ)ピペリジン[37 mg, 0.166 mmol]を用いて、実施例242と同様に反応させることで、化合物C025[6.5 mg, 0.014 mmol]を得た。
【0962】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.61 (1H, t, J = 56.1 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.29-3.24 (1H, m), 3.11 (1H, d, J = 11.2 Hz), 3.00-2.56 (7H, m), 2.41 (1H, dd, J = 13.2, 3.4 Hz), 2.23-1.95 (7H, m), 1.88-1.28 (16H, m), 1.00 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.62 (3H, s).
Exact Mass = 467.32(C27H43F2NO3)Obs. mass = 468.30(M+H)
【0963】
[実施例246]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C026)の合成
化合物2e[40 mg, 0.055 mmol]と4-(ジフルオロメチル)-4-((トリメチルシリル)オキシ)ピペリジン[40 mg, 0.171 mmol]を用いて、実施例242と同様に反応させることで、化合物C026[6.2 mg, 0.013 mmol]を得た。
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.62 (1H, t, J = 55.9 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.16 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.02 (2H, td, J = 12.3, 2.6 Hz), 2.88-2.61 (4H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.32-1.97 (6H, m), 1.90-1.31 (13H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 479.32(C28H43F2NO3)Obs. mass = 480.40 (M+H)
【0964】
[実施例247]
(1R,2S,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(ジフルオロメチル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチル-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C027)の合成
【化59】
【0965】
工程1
化合物24[120 mg, 0.272 mmol]、化合物3c10[189 mg, 0.848 mmol]、炭酸カリウム[183 mg, 1.32 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で一晩攪拌した。反応混合物は飽和食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物35[76.9 mg, 0.156 mmol]を得た。
【0966】
1H-NMR (CDCl3) δ: 5.65 (1H, s), 5.46 (1H, t, J = 56.1 Hz), 2.93-2.85 (1H, m), 2.63 (2H, dd, J = 35.4, 11.0 Hz), 2.45-2.22 (2H, m), 2.09-1.22 (25H, m), 0.90 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s), 0.15 (9H, s).
【0967】
工程2、工程3
工程1で得た化合物35[70.5 mg, 0.143 mmol]と化合物7b[65.3 mg, 0.171 mmol]とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[25.0 mg, 0.022 mmol]のトルエン[1 mL]/トリエチルアミン[1 mL]の混合溶液を窒素雰囲気下100℃で2時間攪拌した。室温まで冷却後、反応混合物を減圧濃縮した。残渣を分取薄層クロマトグラフィーで粗精製し、化合物36を含む粗体を94.5mg取得した。この粗体のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1M in THF, 1 mL, 1mmol]を加えて、50℃で1日攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製することで、化合物C027[24.1 mg, 0.0488 mmol]を得た。
【0968】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.51 (1H, t, J = 56.6 Hz), 5.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.22 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.72 (1H, td, J = 8.2, 4.2 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.2 Hz), 2.78 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.65-2.57 (2H, m), 2.47 (1H, dd, J = 12.2, 4.4 Hz), 2.36 (1H, t, J = 10.7 Hz), 2.19-1.28 (27H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.92 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 493.34(C29H45F2NO3)Obs. mass = 494.40(M+H)
【0969】
[実施例248]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-ヒドロキシ-4-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C029)の合成
【0970】
化合物2d[80 mg, 0.110 mmol]と4-ヒドロキシ-4-メチル-ピペリジン[45 mg, 0.391 mmol]を出発原料として、実施例242と同様に処理することで、化合物C029[17.4 mg, 0.039 mmol]を得た。
Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.40 (M+H)
【0971】
[実施例249]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((2R)-1-(3-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C033a、化合物C033b)の合成
【0972】
実施例108における化合物2aの代わりに化合物2d[105.4 mg, 0.145 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に処理することで、化合物C033a[10 mg, 0.020 mmol]と化合物C033b[9.0 mg, 0.018 mmol]を得た。
【0973】
化合物C033a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.09 (1H, m), 2.95-2.80 (3H, m), 2.63 (1H, dd, J = 12.2, 4.4 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.4, 3.2 Hz), 2.28-2.19 (5H, m), 2.04-1.96 (3H, m), 1.90-1.28 (19H, m), 0.95 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.59 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40 (M+H)
【0974】
化合物C033b
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 10.7 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.09 (1H, m), 2.87 (2H, d, J = 11.2 Hz), 2.71 (1H, d, J = 11.2 Hz), 2.56-2.48 (2H, m), 2.34 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.25 (1H, dd, J = 13.2, 6.8 Hz), 2.05-1.97 (4H, m), 1.90-1.25 (21H, m), 0.94 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 497.31(C28H42F3NO3)Obs. mass = 498.40(M+H)
【0975】
[実施例250]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C056)の合成
【0976】
化合物2e[40 mg, 0.055 mmol]と4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩[35 mg, 0.189 mmol]を出発物質として、実施例242と同様に処理することで、化合物C056[8.2 mg, 0.017 mmol]を得た。
【0977】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.99 (2H, tt, J = 56.0, 4.0 Hz), 5.92 (2H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.49 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.35-3.30 (1H, m), 3.11 (1H, dd, J = 12.4, 4.1 Hz), 2.92-2.63 (5H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.2, 3.9 Hz), 2.32-1.94 (7H, m), 1.91-1.32 (14H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.40(M+H)
【0978】
[実施例251]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(4-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C057)の合成
【0979】
化合物2e[40 mg, 0.055 mmol]と4-(1,1-ジフルオロエチル)ピペリジン塩酸塩[37 mg, 0.200 mmol]を出発物質として、実施例242と同様に処理することで、化合物C057[6.7 mg, 0.014 mmol]を得た。
【0980】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, t, J = 3.4 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.48 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.35-3.33 (1H, m), 2.99 (1H, dd, J = 12.7, 3.9 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.5 Hz), 2.79-1.94 (14H, m), 1.92-1.32 (17H, m), 1.01 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.63 (3H, s).
Exact Mass = 477.34(C29H45F2NO2)Obs. mass = 478.40(M+H)
【0981】
[実施例252]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-1-(1-(4-フルオロピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C058)の合成
【0982】
化合物2d[40 mg, 0.055 mmol]と4-フルオロピペリジン塩酸塩[23 mg, 0.165 mmol]を出発物質として、実施例242と同様に処理することで、化合物C058[5.5 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0983】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.4, 1.5 Hz), 4.89 (1H, s), 4.61 (1H, dt, J = 49.3, 3.4 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.09 (1H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.64 (1H, s), 2.53-2.19 (7H, m), 2.07-1.96 (5H, m), 1.90-1.26 (17H, m), 0.92 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 431.32(C27H42FNO2)Obs. mass = 432.30 (M+H)
【0984】
[実施例253]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-1-(4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物C060)の合成
【0985】
化合物2e[40 mg, 0.055 mmol]と4-(トリフルオロメチル)ピペリジン[30 mg, 0.196 mmol]を出発物質として、実施例242と同様に処理することで、化合物C060[6.8 mg, 0.014 mmol]を得た。
【0986】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.3 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.16 (1H, d, J = 11.7 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.76 (1H, dd, J = 12.2, 4.4 Hz), 2.66 (1H, dd, J = 13.4, 4.1 Hz), 2.51-2.02 (8H, m), 1.93-1.28 (14H, m), 0.97 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.61 (3H, s).
Exact Mass = 481.32(C28H42F3NO2)Obs. mass = 482.40(M+H)
【0987】
[実施例254]
(1R,2S,3S,Z)-2-メチル-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-1-モルホリノプロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物D003)の合成
【化60】
【0988】
工程1
化合物24[89.2 mg, 0.202 mmol]とモルホリン[0.1 mL, 1.16 mmol]、炭酸カリウム[156 mg, 1.13 mmol]のDMF溶液[1 mL]を60℃で17時間攪拌した。反応混合物を食塩水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、化合物37[61.4 mg, 0.172 mmol]を得た。
【0989】
1H-NMR (CDCl3) δ: 5.65 (1H, d, J = 2.0 Hz), 3.75-3.64 (4H, m), 2.91-2.83 (1H, m), 2.47-2.41 (2H, m), 2.38 (1H, dd, J = 11.7, 4.9 Hz), 2.33-2.24 (2H, m), 2.01-1.19 (12H, m), 0.92 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.57 (3H, s).
【0990】
工程2、並びに工程3
化合物37[29.9 mg, 0.084 mmol]と化合物7b[38.5 mg, 0.101 mmol]とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[11.0 mg, 0.009 mmol]を用いて、実施例236の工程2、工程3と同様に処理することで、化合物D003[14.1 mg, 0.033 mmol]を得た。
【0991】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.23 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.23 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.78-3.68 (5H, m), 2.88 (1H, dd, J = 12.0, 3.7 Hz), 2.73-2.46 (7H, m), 2.27-2.10 (3H, m), 2.06-2.03 (1H, m), 2.01-1.97 (2H, m), 1.96-1.28 (14H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.96 (3H, d, J = 6.3 Hz), 0.60 (3H, s).
【0992】
[実施例255]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((2R)-1-(3-(トリフルオロメチル)ピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物E008a、化合物E008b)の合成
化合物24[260 mg, 0.589 mmol]と2 -(トリフルオロメチル)ピペラジン[190 mg, 1.23 mmol]を出発物質として、実施例108と同様に反応させることで化合物E008a[3.3 mg, 0.007 mmol]と化合物(E008b)[7.0 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【0993】
化合物E008a
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.2 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.2 Hz), 5.28 (1H, t, J = 1.2 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.08 (1H, m), 2.99-2.76 (7H, m), 2.53-1.21 (33H, m), 0.92 (3H, d, J = 6.8 Hz), 0.58 (3H, s).
Exact Mass = 482.31(C27H41F3N2O2)Obs. mass = 483.4(M+H)
【0994】
化合物E008b
Exact Mass = 482.31(C27H41F3N2O2)Obs. mass = 483.4(M+H)
【0995】
[実施例301]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F001)の合成
【化61】
【0996】
工程1
参考例1に記載の化合物(2a)[50 mg, 0.068.6 mmol]、(S)-2-メチルピペリジン(3a301)[24.8μL, 0.206 mmol]、ヨウ化カリウム[22.8 mg, 0.137 mmol]および炭酸カリウム[28.4 mg, 0.206 mmol]のNMP溶液[1 mL]を60℃で一晩加熱攪拌した。反応液を室温まで冷却後、飽和食塩水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後に減圧濃縮して、粗体のカップリング体を取得した。
【0997】
工程2
工程1で得たカップリング体のアセトン溶液[0.6 mL]に2M塩酸[0.2 mL, 0.4 mmol]を加えて、室温で4時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を分取HPLCで精製し、化合物F001[5.4 mg, 0.013 mmol]を得た。
【0998】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.30-5.27 (1H, m), 4.35 (1H, t, J = 5.7 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.56-3.52 (1H, m), 3.27-3.25 (1H, m), 3.08-3.03 (1H, m), 2.92-2.87 (3H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.5, 6.6 Hz), 2.07-2.04 (2H, m), 1.90-1.86 (4H, m), 1.83-1.51 (11H, m), 1.43-1.28 (4H, m), 1.37 (3H, d, J = 9.0 Hz), 1.12 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.25 (M+H)
【0999】
以下の実施例では、実施例301に記載の化合物の合成法と同様にして各化合物を合成した。各実施例においては、原料と使用するアミン化合物のみを記載する。実施例301と同様にヨウ化カリウム及び炭酸カリウムを使用し、その等量は、実施例301の条件に準じて使用する原料にあわせて適宜変更している。
【1000】
[実施例302]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F002)の合成
【1001】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2-メチルピペリジン[24.8μL, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F002[19.2 mg, 0.0449 mmol]を取得した。
【1002】
1H-NMR (CD3OD): 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.29-5.28 (1H, m), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.42-3.39 (2H, m), 3.25-3.23 (1H, m), 3.12-3.09 (1H, m), 2.88 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 10.5 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.5, 6.7 Hz), 2.09-1.96 (4H, m), 1.91-1.51 (15H, m), 1.42-1.38 (3H, m), 1.36 (4H, d, J = 6.4 Hz), 1.15 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.20 (M+H)
【1003】
[実施例303]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F003)の合成
【1004】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と2,2-ジメチルピペリジン塩酸塩[30.79 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F003[8.2 mg, 0.019 mmol]を取得した。
【1005】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.29-5.28 (1H, m), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.10 (1H, m), 3.46-3.44 (1H, m), 3.14-3.11 (1H, m), 2.88 (1H, dd, J = 11.9, 4.1 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 14.2, 4.6 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.3, 6.9 Hz), 2.08-1.96 (4H, m), 1.91-1.70 (12H, m), 1.62-1.51 (3H, m), 1.45-1.36 (10H, m), 1.17 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 441.36(C29H47NO2)Obs. mass = 442.25 (M+H)
【1006】
[実施例304]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F004)の合成
【1007】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-メチルモルホリン[20.8 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F004[6.2 mg, 0.014 mmol]を取得した。
【1008】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.89 (1H, d, J = 1.8 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.77 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.67-3.56 (2H, m), 3.26-3.20 (1H, m), 2.88-2.84 (2H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.41 (1H, t, J = 11.7 Hz), 2.37-2.31 (1H, m), 2.25 (1H, dd, J = 13.7, 6.9 Hz), 2.15-1.87 (8H, m), 1.73-1.21 (9H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.95 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.25 (M+H)
【1009】
[実施例305]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F005)の合成
【1010】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-3-メチルモルホリン[20.8 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F005[9.6 mg, 0.022 mmol]を取得した。
【1011】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.29-5.28 (1H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.13-4.10 (1H, m), 3.77-3.69 (3H, m), 3.39 (1H, dd, J = 11.7, 7.5 Hz), 2.94-2.76 (4H, m), 2.71-2.65 (1H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.5, 6.6 Hz), 2.12-1.99 (12H, m), 1.88 (2H, t, J = 5.5 Hz), 1.73-1.26 (10H, m), 1.10 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.08 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.25 (M+H)
【1012】
[実施例306]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3,3-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F006)の合成
【1013】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と3,3-ジメチルモルホリン[15.8 mg, 0.137 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F006[4.7 mg, 0.011 mmol]を取得した。
【1014】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.29-5.27 (1H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.09 (1H, m), 3.84-3.80 (1H, m), 3.69-3.62 (1H, m), 3.45-3.34 (2H, m), 2.89-2.80 (2H, m), 2.74-2.67 (1H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.39-2.35 (2H, m), 2.26 (1H, dd, J = 13.3, 6.9 Hz), 2.07-1.99 (3H, m), 1.90-1.87 (2H, m), 1.72-1.65 (2H, m), 1.58-1.45 (4H, m), 1.38-1.25 (3H, m), 1.11 (3H, s), 1.07-1.03 (6H, m), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.20 (M+H)
【1015】
[実施例307]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(7-オキサ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F007)の合成
【1016】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と7-オキサ-4-アザスピロ[2.5]オクタン塩酸塩[20 mg, 0.134 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F007[6.1 mg, 0.014 mmol]を取得した。
【1017】
1H-NMR (CD3OD): 6.31 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, dd, J = 2.0, 1.1 Hz), 4.89 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.11 (1H, m), 3.83-3.77 (1H, m), 3.65 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.55 (1H, dt, J = 11.0, 4.0 Hz), 3.17 (1H, d, J = 11.4 Hz), 2.98 (2H, t, J = 11.2 Hz), 2.86 (1H, dd, J = 12.0, 4.0 Hz), 2.75 (1H, ddd, J = 13.5, 4.6, 3.0 Hz), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.25 (1H, dd, J = 13.3, 6.9 Hz), 2.18-1.26 (22H, m), 1.21-0.90 (3H, m), 0.93 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.74-0.69 (1H, m), 0.60-0.41 (2H, m), 0.57 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 441.32(C28H43NO3)Obs. mass = 442.20 (M+H)
【1018】
[実施例308]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-シクロプロピルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F008)の合成
【1019】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-シクロプロピルモルホリン[26.2 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F008[2.5 mg, 0.0055 mmol]を取得した。
【1020】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.35 (1H, t, J = 5.7 Hz), 4.13-4.11 (1H, m), 3.77 (2H, dd, J = 11.0, 3.2 Hz), 3.58 (1H, dd, J = 11.4, 9.1 Hz), 3.41-3.35 (1H, m), 3.02-2.82 (3H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.27-2.24 (1H, m), 2.10-2.02 (5H, m), 1.89-1.86 (3H, m), 1.73-1.25 (11H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.70-0.66 (1H, m), 0.60 (3H, s), 0.51-0.44 (2H, m), 0.29-0.24 (1H, m), 0.11-0.07 (1H, m).
LC-MS:Exact Mass = 455.34(C29H45NO3)Obs. mass = 456.20 (M+H)
【1021】
[実施例309]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-イソプロピルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F009)の合成
【1022】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-3-イソプロピルモルホリン[27.0 mg, 0.210 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F009[8.9 mg, 0.019 mmol]を取得した。
LC-MS:Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.25 (M+H)
【1023】
[実施例310]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-イソプロピルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F010)の合成
【1024】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-3-イソプロピルモルホリン[26.6 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F010[8.2 mg, 0.018 mmol]を取得した。
LC-MS:Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.25 (M+H)
【1025】
[実施例311]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F011)の合成
【1026】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-2,4-ジメチルピペラジン二塩酸塩[38.5 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F011[15.2 mg, 0.0343 mmol]を取得した。
【1027】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.30-5.27 (1H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.13-4.11 (1H, m), 3.15-3.02 (3H, m), 2.87 (1H, d, J = 11.9 Hz), 2.66 (1H, t, J = 10.5 Hz), 2.56 (4H, s), 2.51 (2H, d, J = 11.4 Hz), 2.42 (1H, t, J = 10.7 Hz), 2.30-2.16 (3H, m), 2.08-1.99 (3H, m), 1.90-1.86 (2H, m), 1.73-1.26 (9H, m), 1.11 (3H, d, J = 5.9 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.61 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 442.36(C28H46N2O2)Obs. mass = 443.20 (M+H)
【1028】
[実施例312]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F012)の合成
【1029】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2,4-ジメチルピペラジン二塩酸塩[38.5 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F012[18.7 mg, 0.0422 mmol]を取得した。
【1030】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.31 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.08 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.28 (1H, s), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.13-4.11 (1H, m), 2.97-2.62 (8H, m), 2.55 (3H, s), 2.53-2.46 (2H, m), 2.26 (1H, dd, J = 13.5, 6.6 Hz), 2.06-1.98 (4H, m), 1.89-1.87 (2H, m), 1.71-1.66 (2H, m), 1.57-1.21 (7H, m), 1.13 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.04 (3H,
d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 442.36(C28H46N2O2)Obs. mass = 443.20 (M+H)
【1031】
[実施例313]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F013)の合成
【1032】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2-(ピロリジン-2-イル)プロパン-2-オール塩酸塩[34.1 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F013[2.0 mg, 0.0044 mmol]を取得した。
【1033】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.29-5.27 (1H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.11 (1H, m), 3.41 (1H, s), 3.20 (1H, s), 2.99-2.86 (4H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.26 (1H, dd, J = 13.3, 6.4 Hz), 2.06-1.94 (6H, m), 1.88-1.85 (3H, m), 1.74-1.68 (3H, m), 1.59-1.51 (3H, m), 1.40-1.31 (3H, m), 1.27 (3H, s), 1.24 (3H, s), 1.18 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.63 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.20 (M+H)
【1034】
[実施例314]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F014)の合成
【1035】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-2-(ピロリジン-2-イル)プロパン-2-オール塩酸塩[34.1 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F014[20.5 mg, 0.0448 mmol]を取得した。
【1036】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.09 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.30-5.28 (1H, m), 4.34 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.15-4.10 (1H, m), 3.59-3.54 (1H, m), 3.49-3.39 (2H, m), 3.25-3.19 (1H, m), 2.89-2.79 (2H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.29-1.95 (9H, m), 1.90-1.87 (3H, m), 1.73-1.68 (2H, m), 1.60-1.50 (3H, m), 1.41-1.35 (3H, m), 1.29 (3H, s), 1.25 (3H, s), 1.19 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.64 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.20 (M+H)
【1037】
[実施例315]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F015)の合成
【1038】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2-(1-メトキシ-1-メチル-エチル)ピロリジン[30 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F015[18.4 mg, 0.039 mmol]を取得した。
【1039】
1H-NMR (CD3OD): 6.23 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.02 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.26 (1H, s), 4.79 (1H, s), 4.25-4.20 (1H, m), 4.01 (1H, s), 3.12 (3H, s), 3.01-2.81 (2H, m), 2.54-2.49 (32H, m), 2.37 (2H, dd, J = 21.3, 11.2 Hz), 2.20 (1H, dd, J = 13.5, 5.7 Hz), 2.13-1.14 (20H, m), 1.10 (3H, s), 1.06 (3H, s), 1.03 (3H, s), 0.56 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 471.37(C30H49NO3)Obs. mass = 472.20 (M+H)
【1040】
[実施例316]
(1R,3S,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物F016)の合成
【1041】
化合物(2a)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-2-(1-メトキシ-1-メチル-エチル)ピロリジン塩酸塩[37.0 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物F016[25 mg, 0.053 mmol]を取得した。
【1042】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.32 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.10 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.30-5.27 (1H, m), 4.89-4.88 (1H, m), 4.35 (1H, t, J = 5.9 Hz), 4.14-4.11 (1H, m), 3.60-3.52 (2H, m), 3.35 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.27-3.21 (1H, m), 2.90-2.78 (2H, m), 2.51 (1H, dd, J = 13.7, 3.7 Hz), 2.29-2.18 (2H, m), 2.10-1.97 (7H, m), 1.90-1.87 (2H, m), 1.73-1.68 (2H, m), 1.63-1.50 (3H, m), 1.42-1.35 (3H, m), 1.26 (3H, s), 1.25 (3H, s), 1.18 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.64 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 471.37(C30H49NO3)Obs. mass = 472.20 (M+H)
【1043】
[実施例317]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G001)の合成
【1044】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(S)-2-メチルピペリジン[13.8 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G001[5.7 mg, 0.014 mmol]を取得した。
【1045】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 3.55 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.27 (1H, s), 3.08-3.03 (1H, m), 2.93-2.83 (3H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.23-2.14 (2H, m), 2.10-2.03 (2H, m), 2.01-1.96 (1H, m), 1.89-1.88 (1H, m), 1.84-1.52 (11H, m), 1.43-1.32 (6H, m), 1.12 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 415.35(C27H45NO2)Obs. mass = 416.20 (M+H)
【1046】
[実施例318]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G002)の合成
【1047】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-2-メチルピペリジン[13.8 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G002[3.4 mg, 0.0082 mmol]を取得した。
【1048】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.94 (2H, m), 3.45-3.41 (2H, m), 3.25 (1H, s), 3.13-3.09 (1H, m), 2.87-2.83 (1H, m), 2.68 (1H, dd, J = 13.3, 10.5 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.23-2.15 (2H, m), 2.09-2.02 (3H, m), 1.86-1.51 (14H, m), 1.43-1.39 (3H, m), 1.36 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.15 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 415.35(C27H45NO2)Obs. mass = 416.20 (M+H)
【1049】
[実施例319]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G003)の合成
【1050】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と2,2-ジメチルピペリジン塩酸塩[20.9 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G003[3.5 mg, 0.0081 mmol]を取得した。
【1051】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 3.45 (1H, s), 3.12 (1H, s), 2.87-2.83 (1H, m), 2.60 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.22-2.15 (2H, m), 2.10-2.01 (3H, m), 1.83-1.52 (14H, m), 1.44-1.35 (9H, m), 1.18 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.66 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 429.36(C28H47NO2)Obs. mass = 430.20 (M+H)
【1052】
[実施例320]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G004)の合成
【1053】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(S)-3-メチルモルホリン[21.2 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G004[4.3 mg, 0.010 mmol]を取得した。
【1054】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 3.77 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.67-3.56 (2H, m), 3.26-3.20 (1H, m), 2.88-2.81 (2H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.44-2.32 (3H, m), 2.23-1.51 (16H, m), 1.38-1.22 (3H, m), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.95 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 417.32(C26H43NO3)Obs. mass = 418.25 (M+H)
【1055】
[実施例321]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G005)の合成
【1056】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-3-メチルモルホリン[21.2 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G005[6.3 mg, 0.015 mmol]を取得した。
【1057】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.71-3.63 (3H, m), 3.33-3.28 (1H, m), 2.85-2.72 (3H, m), 2.61-2.46 (3H, m), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.23-2.13 (2H, m), 2.06-1.22 (16H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 417.32(C26H43NO3)Obs. mass = 418.20 (M+H)
【1058】
[実施例322]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3,3-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G006)の合成
【1059】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と3,3-ジメチルモルホリン[16.1 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G006[4.9 mg, 0.011 mmol]を取得した。
【1060】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 3.82-3.78 (1H, m), 3.65-3.59 (1H, m), 3.39 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.32 (1H, s), 2.85-2.81 (1H, m), 2.73-2.69 (1H, m), 2.62-2.56 (2H, m), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.33-2.13 (4H, m), 2.07-1.97 (3H, m), 1.87-1.81 (1H, m), 1.78-1.72 (1H, m), 1.67-1.50 (6H, m), 1.37-1.25 (3H, m), 1.06-1.04 (6H, m), 1.01 (3H, s), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 431.34(C27H45NO3)Obs. mass = 432.20 (M+H)
【1061】
[実施例323]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(7-オキサ-4-アザスピロ[2.5]オクタン-4-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G007)の合成
【1062】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と7-オキサ-4-アザスピロ[2.5]オクタン塩酸塩[20.9 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G007[2.2 mg, 0.0051 mmol]を取得した。
【1063】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.96 (2H, m), 3.83-3.78 (1H, m), 3.66 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.58-3.54 (1H, m), 3.18 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.03-2.97 (2H, m), 2.85-2.75 (2H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.22-2.13 (2H, m), 2.05-1.98 (4H, m), 1.86-1.74 (2H, m), 1.69-1.50 (5H, m), 1.40-1.21 (4H, m), 0.93 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.73-0.70 (1H, m), 0.58 (3H, s), 0.55-0.49 (2H, m), 0.46-0.42 (1H, m).
LC-MS:Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.15 (M+H)
【1064】
[実施例324]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-シクロプロピルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G008)の合成
【1065】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(S)-3-シクロプロピルモルホリン[26.6 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G008[13.7 mg, 0.0309 mmol]を取得した。
【1066】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.96 (2H, m), 3.84-3.79 (2H, m), 3.61 (1H, td, J = 11.4, 2.3 Hz), 3.44 (1H, dd, J = 11.9, 10.1 Hz), 3.10-2.99 (2H, m), 2.84 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.25-2.15 (4H, m), 2.08-2.00 (2H, m), 1.94-1.92 (1H, m), 1.86-1.51 (9H, m), 1.39-1.29 (3H, m), 1.08 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.76-0.69 (1H, m), 0.61 (3H, s), 0.58-0.46 (2H, m), 0.35-0.29 (1H, m), 0.15-0.11 (1H, m).
LC-MS:Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.20 (M+H)
【1067】
[実施例325]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-3-イソプロピルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G009)の合成
【1068】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(S)-3-イソプロピルモルホリン[27.0 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G009[6.1 mg, 0.014 mmol]を取得した。
LC-MS:Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.20 (M+H)
【1069】
[実施例326]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-3-イソプロピルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G010)の合成
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-3-イソプロピルモルホリン[27.0 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G010[10.6 mg, 0.0238 mmol]を取得した。
LC-MS:Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.20 (M+H)
【1070】
[実施例327]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G011)の合成
【1071】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(S)-1,3-ジメチルピペラジン二塩酸塩[26.1 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G011[7.9 mg, 0.018 mmol]を取得した。
【1072】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 3.14-2.99 (3H, m), 2.84 (1H, dd, J = 12.6, 3.0 Hz), 2.65-2.50 (7H, m), 2.42-2.38 (2H, m), 2.28-2.15 (4H, m), 2.06-2.02 (2H, m), 1.85-1.82 (1H, m), 1.78-1.52 (6H, m), 1.38-1.26 (3H, m), 1.11 (3H, d, J = 5.9 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.61 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 430.36(C27H46N2O2)Obs. mass = 431.20 (M+H)
【1073】
[実施例328]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G012)の合成
【1074】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-1,3-ジメチルピペラジン二塩酸塩[26.1 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G012[10.3 mg, 0.0239 mmol]を取得した。
【1075】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 2.95 (3H, d, J = 11.0 Hz), 2.84 (2H, d, J = 11.4 Hz), 2.74-2.57 (4H, m), 2.54 (3H, s), 2.40 (2H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.20-2.14 (2H, m), 2.05-2.00 (3H, m), 1.86-1.82 (1H, m), 1.79-1.73 (1H, m), 1.66-1.52 (6H, m), 1.43-1.25 (3H, m), 1.14 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.05 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 430.36(C27H46N2O2)Obs. mass = 431.20 (M+H)
【1076】
[実施例329]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G013)の合成
【1077】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と2-[(2R)-ピロリジン-2-イル]プロパン-2-オール塩酸塩[34.7 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G013[5.8 mg, 0.013 mmol]を取得した。
【1078】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 3.01 (1H, s), 2.89-2.82 (3H, m), 2.73 (1H, s), 2.59 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.18 (2H, td, J = 14.1, 6.9 Hz), 2.06-1.48 (17H, m), 1.39-1.27 (3H, m), 1.22 (6H, d, J = 10.1 Hz), 1.16 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.62 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30 (M+H)
【1079】
[実施例330]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G014)の合成
【1080】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と2-[(2S)-ピロリジン-2-イル]プロパン-2-オール[27.0 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G014[14.2 mg, 0.0319 mmol]を取得した。
【1081】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 3.61-3.55 (1H, m), 3.51-3.40 (2H, m), 3.26-3.20 (1H, m), 2.85-2.79 (2H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.40 (1H, dd, J = 13.5, 3.0 Hz), 2.22-1.34 (25H, m), 1.28 (6H, d, J = 16.9 Hz), 1.19 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.64 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 445.36(C28H47NO3)Obs. mass = 446.30 (M+H)
【1082】
[実施例331]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G015)の合成
【1083】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-2-(1-メトキシ-1-メチル-エチル)-ピロリジン[20.0 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G015[15.6 mg, 0.0339 mmol]を取得した。
【1084】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.90 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-4.02 (1H, m), 3.99-3.95 (1H, m), 3.49-3.45 (2H, m), 3.10-3.04 (3H, m), 2.85 (1H, dd, J = 11.2, 3.4 Hz), 2.60 (1H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.21-2.12 (3H, m), 2.11-1.97 (6H, m), 1.89-1.52 (8H, m), 1.41-1.33 (3H, m), 1.28 (3H, s), 1.26 (3H, s), 1.18 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.64 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 459.37(C29H49NO3)Obs. mass = 460.25 (M+H)
【1085】
[実施例332]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G016)の合成
【1086】
化合物(2b)[50 mg, 0.070 mmol]と(R)-2-(1-メトキシ-1-メチル-エチル)-ピロリジン塩酸塩[25.1 mg, 0.139 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物G016[5.6 mg, 0.012 mmol]を取得した。
【1087】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.22 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.4 Hz), 4.06-4.03 (1H, m), 4.00-3.96 (1H, m), 3.60-3.52 (2H, m), 3.37 (1H, d, J = 11.9 Hz), 3.28-3.22 (1H, m), 2.87-2.79 (2H, m), 2.60 (1H, dd, J = 13.3, 3.7 Hz), 2.41 (1H, dd, J = 13.3, 3.2 Hz), 2.26-1.96 (11H, m), 1.88-1.83 (1H, m), 1.79-1.53 (6H, m), 1.42-1.35 (3H, m), 1.27 (3H, s), 1.26 (3H, s), 1.19 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 459.37(C29H49NO3)Obs. mass = 460.25 (M+H)
【1088】
[実施例333]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G017)の合成
【化62】
【1089】
工程1
反応混合物参考例14に記載の化合物(14b)[50 mg, 0.087 mmol]、(S)-2-メチルピペリジン[43.2 mg, 0.435 mmol]、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム[55.3 mg, 0.261 mmol]のTHF溶液[1 mL]を室温で一晩攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、粗体の化合物(G017-diOTBS)を得た。
【1090】
工程2
工程3で得た粗体のTHF溶液[1 mL]にTBAF[1 M in THF, 0.2 mL, 0.2 mmol]を加えて、60℃で一晩加熱攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣を逆相HPLCで精製し、化合物(G017)[9.8 mg, 23 mmol]を得た。
【1091】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 2.89-2.81 (2H, m), 2.67-2.56 (2H, m), 2.50-2.38 (2H, m), 2.31 (1H, s), 2.24-2.13 (3H, m), 2.06-1.94 (3H, m), 1.87-1.18 (20H, m), 1.09 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.97 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 429.36(C28H47NO2)Obs. mass = 430.30 (M+H)
【1092】
[実施例334]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((R)-4-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)ブタン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G018)の合成
【1093】
参考例14に記載の化合物(14b)[50 mg, 0.087 mmol]と(R)-2-メチルピペリジン[43.2 mg, 0.435 mmol]、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム[55.3 mg, 0.261 mmol]を用いて、実施例333工程1、2と同様に反応させることで化合物G018[8.3 mg, 0.019 mmol]を取得した。
【1094】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.88 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 2.86-2.73 (3H, m), 2.59 (1H, dd, J = 13.5, 3.4 Hz), 2.42-2.34 (3H, m), 2.28-2.13 (3H, m), 2.06-1.95 (3H, m), 1.86-1.54 (12H, m), 1.39-1.29 (6H, m), 1.25-1.19 (1H, m), 1.09 (3H, d, J = 5.9 Hz), 0.98 (3H, d, J = 5.5 Hz), 0.57 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 429.36(C28H47NO2)Obs. mass = 430.30 (M+H)
【1095】
[実施例335]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((S)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G019)の合成
【1096】
参考例14に記載の化合物(14b)[50 mg, 0.087 mmol]と(S)-1,3-ジメチルピペラジン二塩酸塩[81.4 mg, 0.435 mmol]、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム[55.3 mg, 0.261 mmol]を用いて、実施例333工程1,2と同様に反応させることで化合物G019[3.7 mg, 0.0083 mmol]を取得した。
【1097】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.06-3.94 (2H, m), 3.20-3.16 (1H, m), 2.99-2.82 (5H, m), 2.66-2.50 (4H, m), 2.43-2.39 (4H, m), 2.26-2.13 (3H, m), 2.07-2.00 (3H, m), 1.87-1.81 (1H, m), 1.78-1.72 (1H, m), 1.67-1.52 (7H, m), 1.40-1.34 (4H, m), 1.20 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.59 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 444.37(C28H48N2O2)Obs. mass = 445.20 (M+H)
【1098】
[実施例336]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((R)-4-((R)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)ブタン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)シクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物G020)の合成
【1099】
参考例14に記載の化合物(14b)[50 mg, 0.087 mmol]と(R)-1,3-ジメチルピペラジン二塩酸塩[81.4 mg, 0.435 mmol]、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム[55.3 mg, 0.261 mmol]を用いて、実施例333工程1,2と同様に反応させることで化合物G020[4.3 mg, 0.0097 mmol]を取得した。
【1100】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.21 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.05-3.95 (2H, m), 3.16-3.13 (1H, m), 3.05 (1H, td, J = 12.6, 4.4 Hz), 2.91-2.82 (4H, m), 2.74 (1H, t, J = 10.7 Hz), 2.60-2.50 (3H, m), 2.42-2.39 (4H, m), 2.27-2.13 (3H, m), 2.08-1.98 (3H, m), 1.86-1.82 (1H, m), 1.78-1.27 (12H, m), 1.21 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.01 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.58 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 444.37(C28H48N2O2)Obs. mass = 445.20 (M+H)
【1101】
[実施例337]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H001)の合成
【1102】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-2-メチルピペリジン[20.4 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H001[19.9 mg, 0.0465 mmol]を取得した。
【1103】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.5 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.55-3.52 (1H, m), 3.27-3.25 (1H, m), 3.08-3.05 (1H, m), 2.93-2.85 (3H, m), 2.66 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.32-2.25 (2H, m), 2.11-1.89 (6H, m), 1.83-1.50 (9H, m), 1.44-1.34 (3H, m), 1.38 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.12 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.66 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.20 (M+H)
【1104】
[実施例338]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H002)の合成
【1105】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2-メチルピペリジン[20.4 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H002[26.4 mg, 0.0617 mmol]を取得した。
【1106】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.45-3.41 (2H, m), 3.25 (1H, s), 3.12-3.08 (1H, m), 2.87 (1H, dd, J = 12.3, 3.7 Hz), 2.71-2.65 (2H, m), 2.48 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.31-2.25 (2H, m), 2.11-2.00 (3H, m), 1.89-1.76 (5H, m), 1.72-1.53 (7H, m), 1.44-1.39 (3H, m), 1.36 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.15 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.66 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.20 (M+H)
【1107】
[実施例339]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H003)の合成
【1108】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と2,2-ジメチルピペリジン塩酸塩[30.8 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H003[8.8 mg, 0.020 mmol]を取得した。
【1109】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.44 (1H, s), 3.12 (1H, s), 2.87 (1H, dd, J = 12.1, 3.4 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.31-2.25 (2H, m), 2.12-2.03 (3H, m), 1.81-1.53 (11H, m), 1.45-1.36 (8H, m), 1.18 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.66 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 441.36(C29H47NO2)Obs. mass = 442.20 (M+H)
【1110】
[実施例340]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H011)の合成
【1111】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-1,3-ジメチルピペラジン二塩酸塩[38.5 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H011[14.9 mg, 0.0337 mmol]を取得した。
【1112】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.4 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.16-3.02 (3H, m), 2.86 (1H, dd, J = 11.7, 3.9 Hz), 2.67 (2H, dd, J = 13.3, 5.0 Hz), 2.56 (4H, s), 2.54-2.40 (3H, m), 2.31-2.17 (4H, m), 2.10-1.98 (3H, m), 1.68-1.52 (6H, m), 1.40-1.25 (3H, m), 1.12 (3H, d, J = 5.9 Hz), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.62 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 442.36(C28H46N2O2)Obs. mass = 443.20 (M+H)
【1113】
[実施例341]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2,4-ジメチルピペラジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H012)の合成
【1114】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-1,3-ジメチルピペラジン二塩酸塩[38.5 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H012[14.3 mg, 0.0323 mmol]を取得した。
【1115】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.26 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.91 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.05 (2H, d, J = 6.4 Hz), 4.42-4.35 (2H, m), 2.93-2.82 (5H, m), 2.69-2.62 (4H, m), 2.50 (3H, s), 2.46 (1H, d, J = 3.7 Hz), 2.31-2.25 (2H, m), 2.05-1.98 (3H, m), 1.68-1.52 (6H, m), 1.40-1.25 (3H, m), 1.13 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.05 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.60 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 442.36(C28H46N2O2)Obs. mass = 443.20 (M+H)
【1116】
[実施例342]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H013)の合成
【1117】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2-(ピロリジン-2-イル)プロパン-2-オール塩酸塩[34.1 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H013[12.0 mg, 0.0260 mmol]を取得した。
【1118】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.51-3.46 (1H, m), 3.33 (1H, s), 3.10-3.02 (3H, m), 2.86 (1H, dd, J = 12.1, 3.9 Hz), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 4.1 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.31-2.25 (2H, m), 2.16-1.97 (6H, m), 1.90-1.80 (2H, m), 1.69-1.53 (5H, m), 1.41-1.34 (3H, m), 1.30 (3H, s), 1.26 (3H, s), 1.20 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.20 (M+H)
【1119】
[実施例343]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H014)の合成
【1120】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-2-(ピロリジン-2-イル)プロパン-2-オール塩酸塩[34.1 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H014[14.0 mg, 0.0306 mmol]を取得した。
【1121】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.92 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.05 (2H, d, J = 5.9 Hz), 4.42-4.36 (2H, m), 3.60-3.54 (1H, m), 3.49 (1H, t, J = 7.5 Hz), 3.42 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.26-3.20 (1H, m), 2.88-2.80 (2H, m), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 4.6 Hz), 2.48 (1H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.31-1.95 (10H, m), 1.92-1.88 (1H, m), 1.69-1.35 (8H, m), 1.30 (3H, s), 1.26 (3H, s), 1.20 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.65 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 457.36(C29H47NO3)Obs. mass = 458.20 (M+H)
【1122】
[実施例344]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((R)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H015)の合成
【1123】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(R)-2-(1-メトキシ-1-メチル-エチル)-ピロリジン[30.0 mg, 0.209 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H015[15.2 mg, 0.0322 mmol]を取得した。
LC-MS:Exact Mass = 471.37(C30H49NO3)Obs. mass = 472.20 (M+H)
【1124】
[実施例345]
(1R,3R)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-((S)-2-(2-メトキシプロパン-2-イル)ピロリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-2-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物H016)の合成
【1125】
化合物(2c)[50 mg, 0.069 mmol]と(S)-2-(1-メトキシ-1-メチル-エチル)-ピロリジン塩酸塩[37.0 mg, 0.206 mmol]を用いて、実施例301と同様に反応させることで化合物H016[25.2 mg, 0.0534 mmol]を取得した。
【1126】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.27 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.93 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.06 (2H, d, J = 5.5 Hz), 4.43-4.36 (2H, m), 3.60-3.53 (2H, m), 3.38 (1H, d, J = 11.4 Hz), 3.28-3.22 (1H, m), 2.89-2.80 (2H, m), 2.67 (1H, dd, J = 13.3, 4.6 Hz), 2.49 (1H, dd, J = 13.5, 3.9 Hz), 2.31-2.21 (3H, m), 2.13-1.95 (7H, m), 1.72-1.54 (5H, m), 1.42-1.36 (3H, m), 1.27 (3H, s), 1.26 (3H, s), 1.19 (3H, d, J = 6.4 Hz), 0.66 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 471.37(C30H49NO3)Obs. mass = 472.20 (M+H)
【1127】
[実施例346]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I001)の合成
【化63】
【1128】
工程1
化合物(6c)[70 mg, 0.159 mmol]、(S)-2-メチルピペリジン[47.2 mg, 0.476 mmol]、ヨウ化カリウム[52.7 mg, 0.317 mmol]、炭酸カリウム[65.8 mg, 0.476 mmol]のNMP懸濁液[1 mL]を60℃で一晩加熱攪拌した。反応液を飽和食塩水に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、粗体の化合物(346a)を得た。
【1129】
工程2
工程1で得た粗体の化合物(346a)と化合物(346b)[CAS Registry No. 143681-90-7, 93.8 mg, 0.190 mmol]、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)[36.7 mg, 0.0318 mmol]、トルエン-トリエチルアミン混合液[1/1, 1 mL]を100℃で1時間攪拌した。反応液は濃縮後、酢酸エチルで希釈し飽和食塩水で洗浄した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して粗体の化合物(I001-diOTBS)を得た。
【1130】
工程3
工程2で得た化合物(I001-diOTBS)をTHF[1 mL]に溶かし、ここにTBAF[1M THF溶液, 0.5 mL, 0.5 mmol]を加えて、50℃で3時間加熱攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に移し、酢酸エチルで抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残渣をHPLCで精製し、化合物I001[5.6 mg, 0.013 mmol]を得た。
【1131】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.34 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.03 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.36 (1H, t, J = 2.3 Hz), 3.98-3.95 (1H, m), 3.74-3.69 (1H, m), 3.56-3.52 (1H, m), 3.26 (1H, s), 3.08-3.02 (1H, m), 2.91-2.82 (4H, m), 2.57-2.54 (1H, m), 2.31-2.27 (1H, m), 2.16-2.04 (4H, m), 1.89-1.36 (24H, m), 1.15-1.10 (4H, m), 0.61 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.20 (M+H)
【1132】
[実施例347]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-2-メチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I002)の合成
【1133】
化合物(6c)[70 mg, 0.159 mmol]と(R)-2-メチルピペリジン[47.2 mg, 0.476 mmol]を用いて、実施例346工程1~工程3と同様に反応させることで化合物I002[7.0 mg, 0.016 mmol]を取得した。
【1134】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.34 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.03 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.36 (1H, t, J = 2.3 Hz), 3.96 (1H, dd, J = 11.2, 4.8 Hz), 3.74-3.68 (1H, m), 3.43-3.38 (3H, m), 3.25 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.12-3.07 (1H, m), 2.90-2.85 (1H, m), 2.67 (1H, t, J = 11.9 Hz), 2.57-2.54 (1H, m), 2.31-2.29 (1H, m), 2.15-2.00 (5H, m), 1.88-1.34 (26H, m), 1.17-1.13 (4H, m), 0.61 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 427.35(C28H45NO2)Obs. mass = 428.20 (M+H)
【1135】
[実施例348]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(2,2-ジメチルピペリジン-1-イル)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I003)の合成
【1136】
化合物(6c)[70 mg, 0.159 mmol]と2,2-ジメチルピペリジン塩酸塩[47.2 mg, 0.476 mmol]を用いて、実施例346工程1~工程3と同様に反応させることで化合物I003[2.6 mg, 0.0059 mmol]を取得した。
【1137】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.34 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.03 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.36 (1H, t, J = 2.1 Hz), 3.98-3.93 (1H, m), 3.73-3.68 (1H, m), 3.46-3.42 (2H, m), 3.12 (1H, s), 2.90-2.86 (1H, m), 2.57-2.54 (1H, m), 2.32-2.28 (1H, m), 2.16-2.03 (5H, m), 1.82-1.67 (14H, m), 1.56-1.35 (18H, m), 1.19-1.15 (4H, m), 0.62 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 441.36(C29H47NO2)Obs. mass = 442.25 (M+H)
【1138】
[実施例349]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((S)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I004)の合成
【1139】
化合物(6c)[70 mg, 0.159 mmol]と(S)-3-メチルモルホリン[32.1 mg, 0.317 mmol]を用いて、実施例346工程1~工程3と同様に反応させることで化合物I004[10.5 mg, 0.024 mmol]を取得した。
【1140】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.34 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.01 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.37-5.35 (1H, m), 3.97 (1H, dd, J = 11.0, 4.6 Hz), 3.83-3.80 (1H, m), 3.74-3.60 (3H, m), 3.00 (1H, d, J = 12.3 Hz), 2.87 (1H, d, J = 12.3 Hz), 2.58-2.53 (3H, m), 2.32-2.25 (3H, m), 2.13-2.01 (4H, m), 1.94-1.90 (1H, m), 1.73-1.66 (4H, m), 1.55-1.30 (7H, m), 1.08-1.01 (7H, m), 0.58 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.25 (M+H)
【1141】
[実施例350]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-7a-メチル-1-((S)-1-((R)-3-メチルモルホリノ)プロパン-2-イル)オクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I005)の合成
【1142】
化合物(6c)[70 mg, 0.159 mmol]と(R)-3-メチルモルホリン[32.1 mg, 0.317 mmol]を用いて、実施例346工程1~工程3と同様に反応させることで化合物I005[9.3 mg, 0.022 mmol]を取得した。
【1143】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.4 Hz), 6.01 (1H, d, J = 11.4 Hz), 5.37-5.35 (1H, m), 3.97 (1H, dd, J = 11.0, 4.6 Hz), 3.72-3.68 (5H, m), 2.88-2.80 (3H, m), 2.65-2.53 (3H, m), 2.32-2.28 (1H, m), 2.16-1.99 (5H, m), 1.94-1.93 (1H, m), 1.73-1.25 (12H, m), 1.05 (7H, dd, J = 6.4, 2.3 Hz), 0.56 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 429.32(C27H43NO3)Obs. mass = 430.25 (M+H)
【1144】
[実施例351]
(1R,3R,Z)-5-(2-((1R,3aS,7aR,E)-1-((S)-1-(3,3-ジメチルモルホリノ)プロパン-2-イル)-7a-メチルオクタヒドロ-4H-インデン-4-イリデン)エチリデン)-4-メチレンシクロヘキサン-1,3-ジオール(化合物I006)の合成
【1145】
化合物(6c)[70 mg, 0.159 mmol]と3,3-ジメチルモルホリン[36.5 mg, 0.317 mmol]を用いて、実施例346工程1~工程3と同様に反応させることで化合物I006[2.2 mg, 0.005 mmol]を取得した。
【1146】
1H-NMR (CD3OD) δ: 6.33 (1H, d, J = 11.0 Hz), 6.01 (1H, d, J = 11.0 Hz), 5.35 (1H, t, J = 2.1 Hz), 3.97 (1H, dd, J = 11.0, 4.6 Hz), 3.82-3.79 (1H, m), 3.74-3.60 (3H, m), 3.43-3.38 (1H, m), 3.34 (1H, s), 2.88-2.74 (3H, m), 2.65-2.61 (1H, m), 2.54 (1H, dd, J = 12.6, 2.5 Hz), 2.35-2.28 (4H, m), 2.16-1.99 (5H, m), 1.70-1.67 (3H, m), 1.55-1.45 (6H, m), 1.39-1.24 (4H, m), 1.07-1.02 (11H, m), 0.56 (3H, s).
LC-MS:Exact Mass = 443.34(C28H45NO3)Obs. mass = 444.20 (M+H)
【1147】
[実施例352]
ヒト骨芽細胞(HOS細胞)におけるVDR転写活性評価
(1)レポーターベクターはpGL4.26ベクター(promega社)を用い、ルシフェラーゼ遺伝子の上流にDR3(×4)遺伝子プロモーター部分の配列を組み込んで構築した。発現ベクターは、pCDNA3ベクター(Thermo Fisher Scientific社)にヒトVDRおよびヒトRXRαをコードするDNA配列を挿入して構築した。また遺伝子導入効率の補正用としては、ヒトRenillaLuc-CMVベクター(promega社)を用いた。HOS細胞(ATCC)は10%FBSを含むDMEM培地で37℃、5%CO2の条件で培養し、2日あるいは3日ごとに継代した。
【1148】
(2)継代培養していた細胞を遠心回収し、非働化及び5%チャコール処理済みウシ胎児血清(CSS)含有・フェノールレッド不含のDMEM培地に4×105cells/mLの密度で分散させ、(1)に記載した各種ベクターをLipofectaminLTX(Thermo Fisher Scientific社)試薬を用いて細胞溶液1mLあたり0.25mLの比率で導入した。VDR遺伝子を導入したHOS細胞は白色384ウェルプレート(Aurora社)に0.01mL/ウェルで播種した。37℃、5%CO2条件で3時間インキュベートした後、最終濃度200nMの1α,25-ジヒドロキシビタミンD3 DMSO溶液と各種濃度の被験化合物DMSO溶液をDMSO濃度が最終0.1%になるように添加した。なお、DMSOのみのウェルをブランクとし、最終濃度200nMの1α,25-ジヒドロキシビタミンD3 DMSO溶液のウェルをコントロールとして設定した。
【1149】
(3)37℃、5%CO2条件で21時間インキュベートした後、DualGlo-Luciferase Assay kit(Promega社)を用いて、マルチラベルカウンターEnVision(PerkinElmer社)によりルシフェラーゼ活性を測定した。同時にウミシイタケルシフェラーゼ活性を測定し、遺伝子導入効率の補正に利用した。ホタルルシフェラーゼ活性をウミシイタケルシフェラーゼ活性により補正した後に、ブランクを0%、コントロールを100%として被検化合物の転写活性率を算出し、XLfit(IDBS社製)のfit208 式からEC50値を算出した。
【1150】
(4)結果
本評価による本発明の誘導体の活性を表に示す。活性は、下記のレンジで示した。
*: 100nM<EC50≦1000nM
**: 10nM<EC50≦ 100nM
***: 1nM<EC50≦ 10nM
****: EC50≦ 1nM
【1151】
なお本評価系で1α,25-ジヒドロキシビタミンD3の活性を複数回評価したところ、その活性値はEC50=2.93nM~11.30nMを示している。
【1152】
【1153】
本試験の結果から、上記表に示される本発明のビタミンD誘導体がビタミンD受容体(VDR)に作用することが確認された。
【1154】
一方、本発明の誘導体(F001~I006)の本評価による活性は、化合物G013を除く全ての誘導体でEC50値が100nM以上であった。本評価系における1α,25-ジヒドロキシビタミンD3の活性は、複数回評価したところ、その活性値はEC50=2.93nM~11.30nMを示した。上記の結果から、本発明のビタミンD誘導体(F001~I006、ただしG013は除く。)はビタミンD受容体に対する活性(genomic作用)が弱いことが確認された。
【1155】
[実施例353]
ラットオリゴデンドロサイト前駆細胞分化促進評価-1
実施例352でビタミンD受容体(VDR)に作用することが確認された本発明のビタミンD誘導体について、オリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)分化誘導促進作用をMBP遺伝子発現量(mRNA)で評価した。
【1156】
(1)ラットオリゴデンドロサイト前駆細胞の採取
SDラット(日本チャールスリバー・1日齢)から採取した前脳を70μmセルストレーナー(Falcon #352350)で破砕し、オリゴデンドロサイト前駆細胞分離培地(20% FBS/2mM Glutamax(Gibco #35050-061)/1mM ピルビン酸ナトリウム(Gibco #11360-070)/1% ペニシリン-ストレプトマイシン(Invitrogen #15140-122)/DMEM(Gibco #11960-044))にて回収することで細胞浮遊液を調製した。ポリ-D-リジンコートT75フラスコ(Thermo Fisher Scientific #132704)に細胞浮遊液を播種し、約2週間培養を実施した。培養後、フラスコをロータリーシェーカー(和研薬 # WB-101SRC)を用いて約1時間振とうし(37℃、100rpm)、上清を廃棄することでミクログリアを除外した。その後、フラスコにオリゴデンドロサイト前駆細胞分離培地を添加し、同様に約22時間振とう(37℃、200rpm)後、上清を回収することでオリゴデンドロサイト前駆細胞を調製した。
【1157】
(2)オリゴデンドロサイト前駆細胞分化誘導評価
調製したオリゴデンドロサイト前駆細胞を分化培地(2% B27(Thermo Fisher Scientific社 #17504-044)/1% ペニシリン-ストレプトマイシン(Invitrogen社 #15140-122)/10ng/mL CNTF(PeproTech社 #AF-450-13)/DMEM(Gibco社 #11960-044))にて懸濁し、ポリ-L-オルニチン(富士フイルム和光純薬社 #163-27421)でコートした96well plateに0.65×104cells/well、384well plateに、自動分注システム(LABCYTE #Echo555)を用いて2×103cells/wellの条件で播種した。細胞播種後、分化培地にて調製した被験化合物(トリヨードサイロニン(T3)=30nM、本発明のビタミンD誘導体並びにGSK239512=1μM)を上から添加し、4日間培養した。培養後、96well plateに播種した細胞は、固定(4%パラホルムアルデヒド溶液、30分間、室温)、PBS洗浄、膜透過処理(0.1%Trion X-100(SIGMA社 #X100-100ML)/PBS、3分、室温)、ブロッキング(3%BSA(SIGMA社 #A9647-10G)/PBS、1時間、室温)、一次抗体反応(MBP抗体(abcam社 #ab40390)、2.5μg/mL、4℃、24時間)、PBS洗浄、二次抗体反応(Alexa488 anti-rabbit IgG(Thermo Fisher Scientific社 #A-11034)、5μg/mL、室温、1時間)、PBS洗浄、核染色(Hoechst33342(DOJINDO # NU043)、10μg/mL、室温、5分)の方法で、MBPについて免疫染色を実施した。その後、蛍光顕微鏡(KEYENCE社 #BZ-X800)を用いて各wellの画像を取得し、画像解析アプリケーション(KEYENCE社 #BZ-X800 Analyzer)を用いて、MBP陽性細胞数およびHoechst33342陽性細胞数を計測し、その割合(MBP陽性細胞数/Hoechst33342陽性細胞数)を算出した。384well plateに播種した細胞は、Cells-to-CT 1-Step TaqMan Kit(Thermo Fisher Scientific社 #A25602)、およびQuantStudio 12K Flex Real-Time PCR System(Thermo Fisher Scientific社 #4472380)を用いてリアルタイムPCRを実施した。実験は、キットに添付のプロトコル通りに実施した。プライマーには、MBP(Thermo Fisher Scientific #Assay ID Rn00690616_m1)、およびβactin(Thermo Fisher Scientific #Assay ID Rn00667869_m1)を用い、それぞれの発現量を測定しその割合(MBP/βactin)を算出した。解析はXLfit5(IDBS社)を用いて行い、DMSO添加wellの平均値をバックグラウンドとして差し引き、甲状腺ホルモンであるトリヨードサイロニン(T3)添加wellの平均値を100%として、各化合物添加wellの平均値について相対値を算出した。
【1158】
(3)結果
WO2013/107336号パンフレットでは、GSK239512がオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)分化誘導を促進させることが報告されている。本発明の評価系において1μMでのGSK239512は、DMSO添加wellに比べて1.8倍のMBP遺伝子の発現亢進を示した。この作用強度をDMSO群の平均値を0%、トリヨードサイロニン(T3)群の平均値を100%としてパーセント表示で示すと(以下、T3基準という)、18%の分化誘導促進作用となった。また1α,25-ジヒドロキシビタミンD3は、本評価系において分化誘導促進作用を示さなかった(T3基準で促進作用0%)。一方で、本発明の誘導体は1μMで、化合物A019,B002,B004,B005,B006、B007、B008、B020,B021、B022,B023、B024、B026,B027,B028、B029、B030、B031、B032、B034、B035、B036,B037、B040、B041、B042,B043、B047B048,B049、B051,B053,B054,B055、B056,B057,B058,B059,B061,B062,B063,B064,B067,B070,B073,B080,B081,B082,B086,B087,C001,C019,C022,C035a,C035b,C036a,C037a,C037b,C045a,C045b,C049,C051,C052,C053,C054,C055,C056,C057,D003,D004,D007,D008,D010,D012,D015,D017,D019,D023,D024,D025,D029,D030,D031,D032,D037,D038,D041,D043,D044,D047,D048が、T3基準で20%以上の分化誘導促進作用を示した。さらに、B005,B006、B007、B008、B020,B022,B023、B028、B029、B030、B031、B032、B034、B035、B036,B037、B041、B042,B043,B049,B053,B054,B056,B057,B058,B063,B064,B080,B081,B086,B087,C001,C019,C022,C036a,C037a,C049,C051,C053,C055,C056,C057,D019,D004,D010,D015がT3基準で50%以上の分化誘導促進作用を示した。
【1159】
上記の結果から、本発明のビタミンD誘導体は、公知化合物のGSK239512と同等以上のOPC分化誘導促進作用を有することが明らかとなった。
【1160】
[実施例354]
ラットオリゴデンドロサイト前駆細胞分化促進評価-2
本発明のビタミンD誘導体について、オリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)分化誘導促進作用をMBP免疫染色で評価した。
【1161】
(1)ラットオリゴデンドロサイト前駆細胞の採取
SDラット(日本チャールスリバー・1日齢)から採取した前脳を70μmセルストレーナー(Falcon #352350)で破砕し、オリゴデンドロサイト前駆細胞分離培地(20% FBS/2mM Glutamax(Gibco #35050-061)/1mM ピルビン酸ナトリウム(Gibco #11360-070)/1% ペニシリン-ストレプトマイシン(Invitrogen #15140-122)/DMEM(Gibco #11960-044))にて回収することで細胞浮遊液を調製した。ポリ-D-リジンコートT75フラスコ(Thermo Fisher Scientific #132704)に細胞浮遊液を播種し、10日間培養を実施した。培養後、フラスコをロータリーシェーカー(和研薬 # WB-101SRC)を用いて約1時間振とうし(37℃、100rpm)、上清を廃棄することでミクログリアを除外した。その後、フラスコにオリゴデンドロサイト前駆細胞分離培地を添加し、同様に約22時間振とう(37℃、200rpm)後、上清を回収することでオリゴデンドロサイト前駆細胞を調製した。
【1162】
(2)オリゴデンドロサイト前駆細胞分化誘導評価
調製したオリゴデンドロサイト前駆細胞を分化培地(2% B27(Thermo Fisher Scientific社 #17504-044)/1% ペニシリン-ストレプトマイシン(Invitrogen社 #15140-122)/1% ピルビン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬社 #191-03061)/10ng/mL CNTF(PeproTech社 #AF-450-13)/DMEM(Gibco社 #11960-044))にて懸濁し、ポリ-L-オルニチン(富士フイルム和光純薬社 #163-27421)でコートした96well plateに0.65×104cells/wellの条件で播種した。細胞播種後、分化培地にて調製した被験化合物(トリヨードサイロニン(T3)=30nM、本発明のビタミンD誘導体=2μM)を上から添加し、4日間培養した。被験化合物は、N=3,またはN=6で評価した。培養後、細胞を固定(4%パラホルムアルデヒド溶液、30分間、室温)、PBS洗浄、膜透過処理(0.1%Trion X-100(SIGMA社 #X100-100ML)/PBS、3分、室温)、ブロッキング(3%BSA(SIGMA社 #A9647-10G)/PBS、1時間、室温)、一次抗体反応(MBP抗体(abcam社 #ab40390)、2.5μg/mL、4℃、24時間)、PBS洗浄、二次抗体反応(Alexa488 anti-rabbit IgG(Thermo Fisher Scientific社 #A-11034)、5μg/mL、室温、1時間)、PBS洗浄、核染色(Hoechst33342(DOJINDO # NU043)、10μg/mL、室温、5分)の方法で、MBPについて免疫染色を実施した。その後、蛍光顕微鏡(KEYENCE社 #BZ-X800)を用いて各wellの画像を取得し、画像解析アプリケーション(KEYENCE社 #BZ-X800 Analyzer)を用いて、MBP陽性細胞数およびHoechst33342陽性細胞数を計測し、その割合(MBP陽性細胞数/Hoechst33342陽性細胞数)を算出した。
【1163】
(3)結果
結果を下表に示す。なお下表における有意差は、DMSO群に対してt検定を行った時の有意差を以下のように示す。
*: <0.05
**: <0.01
***: <0.001
****: <0.0001
ns:有意差なし
【1164】
【表5-1】
【表5-2】
【表5-3】
【表5-4】
【表5-5】
【表5-6】
【表5-7】
【表5-8】
【表5-9】
【1165】
表5-1、5-2で示した通り、実施例352でビタミンD受容体への活性を示した誘導体は、免疫染色による評価でも強いOPC分化誘導促進作用を示した。さらに表5-3~5-9で示した通り、実施例352でビタミンD受容体への活性(genomic作用)が弱かった誘導体もまた強いOPC分化誘導促進作用を示した。本試験の結果から、本発明の化合物は、ビタミンD受容体への活性(genomic作用)に依存せずOPC分化誘導促進作用を有することが明らかとなった。
【1166】
[実施例355]
マウス神経幹細胞(mNSC)からオリゴデンドロサイトへの分化誘導促進作用
【1167】
本評価は、非特許文献2(H.A.Shirazi et al., Experimental and Molecular Pathology,2015,98(2),240-245)で報告されている方法に準じて下記の通り行った。
【1168】
(1)細胞前培養
マウス神経幹細胞は、OriCell Strain C57BL/6 mouse neural stem cells (NSCs)(Cyagen社, Cat. No. MUBNF-01001)を用いた。増殖培地は、OriCell NSC growth medium(Cyagen, Cat. No. GUXNX-90011)を用いた。本製品に含まれているNSC basal medium(100mL)に、B27(1mL)、Penicillin-Streptomycin(1mL)、Glutamine(1mL)、bFGF(20μL)、EGF(10μL)、およびHeparin(100μL)を添加して調製した。マウス神経幹細胞は、増殖培地を用いてT-25フラスコに起眠し、浮遊培養によりneurosphereとして増殖させた。CO2インキュベーター(5% CO2、37℃、湿潤)内で培養し、必要細胞数となるまでsplit ratio = 1:2で継代し、拡大培養した。継代試薬にはACCUTASE (Innovative Cell Technologies, Cat. No. AT104)を用いた。
【1169】
(2)サンプル調製
分化培地は、OriCell NSC growth medium(Cyagen, Cat. No. GUXNX-90011)を用いた。本製品に含まれているNSC basal medium(100mL)に、B27(1mL)、Penicillin-Streptomycin(1mL)、およびGlutamine(1mL)を加え、ついでFBS(2mL)(Cell Culture Bioscience, Cat. No. 171012)を添加して調製した。被験物質含有分化培地は、20mM化合物含有DMSO溶液をDMSOで10倍希釈した後に分化培地を用いて2x105倍に希釈し、目的終濃度の被験物質含有分化培地を作製した。無添加コントロール分化培地は、DMSOを分化培地で2x105倍に希釈し、終濃度5x10-5 % とした。
【1170】
(3)分化誘導およびサンプル処理
分化培地を用いて、2.0x104個/100μL/wellの細胞密度で、poly-L-Lysine/Lamininコートした96ウェルプレートに播種し、CO2インキュベーター(5% CO2、37℃、湿潤)内で培養を開始した。翌日、被験物質含有分化培地、または無添加コントロール分化培地に交換し、被験物質の評価(N=5)を開始した(0日目)。培地は、1日おきにウェル中の培地の60%を交換した。10日目に細胞を固定し、免疫染色を行った。
【1171】
(4)免疫染色
細胞は、培地を除去した後、4% paraformaldehyde-PBSを100μL加え、室温で30分インキュベートして固定した。次に、PBSを用いて3回洗浄した後、5% Goat Serum/PBSを100μL加え、室温で30分間インキュベートし、ブロッキングおよび膜透過処理を行った。次に、一次抗体溶液(3% BSA/PBSに抗GalC抗体(mouse IgG3、Millipore, Cat. No. MAB342)を1/200量添加した溶液)100μLに交換し、4℃でオーバーナイトインキュベートした。3% BSA/PBS溶液で3回洗浄した後、二次抗体溶液(3% BSA/PBSに二次抗体Alexa Fluor 488 Goat Anti-mouse IgG(H+L)(Thermo Fisher Scientific社, Cat. No. A-11001)を1/500量、Hoechst 33342(Thermo Fisher Scientific社, Cat. No. H3570)を1/1000量添加した溶液)100μLに交換し、室温で2時間インキュベートした。PBSで3回洗浄した後、PBS 100μLを加え、蛍光顕微鏡撮影を行った。撮影は、全てのウェルで同一条件で行い、青色蛍光、および緑色蛍光を同時撮影した。
【1172】
(5)細胞分化率定量化
蛍光顕微鏡(Keyence, BZ-X700)に付属のハイブリッドセルカウントソフトウェアを用いて、緑色蛍光と青色蛍光の共局在スポットを抽出し、このスポット数を総GalC陽性細胞数とし、総GalC陽性細胞数/核数(青色蛍光スポット数)を算出することで、オリゴデンドロサイト分化率を算出した。なお無添加群とサンプル添加群間でt検定で有意差検定を行った。
【1173】
(6)結果
結果を表に示す。本実験では、神経幹細胞(NSC)を1α,25-ジヒドロキシビタミンD3(1α,25(OH)2D3)で処理することで、1000nMで1.5倍のGal/C陽性オリゴデンドロサイト分化誘導促進作用を示した。これは、非特許文献2とほぼ同様の結果であった。一方で、本発明の誘導体も1α,25(OH)2D3と同等以上のオリゴデンドロサイト分化誘導促進作用を示した。
【1174】
【1175】
[実施例356]
ビタミンD受容体(VDR)ノックアウトマウス由来オリゴデンドロサイト前駆細胞を用いたオリゴデンドロサイト分化促進作用評価
【1176】
本発明のビタミンD誘導体について、VDRノックアウトマウス由来のオリゴデンドロサイト前駆細胞を用いてオリゴデンドロサイトへの分化誘導促進作用を評価した。
【1177】
(1)VDR KOマウス神経幹細胞の採取
胎生16日齢のVDRKO_Alop_fs1(VDR V256fs) マウス(徳島大学)から採取した大脳基底核原基を70μmセルストレーナー(Falcon #352350)で破砕し、マウス神経幹細胞増殖培地(2mM Glutamax(Gibco #35050-061)/1% B27(Thermo Fisher Scientific社 #17504-044)/1% ペニシリン-ストレプトマイシン(Invitrogen #15140-122)/40 μg/mL basic fibroblast growth factor recombinant human(R&D社 #236-EG)/20 μg/mL Epidermal Growth Factor recombinant human(R&D社 #233-FB/CF)/50 IU/mL ヘパリンナトリウム(富士フイルム和光純薬社 #081-00136)/DMEM/F-12, no glutamine(Gibco #21331-020))にて回収することで細胞浮遊液を調製した。T75フラスコ(Thermo Fisher Scientific社 #132704)に細胞浮遊液を播種し、細胞の拡大培養を実施した。拡大培養により取得した細胞を神経幹細胞とした。
【1178】
(2)VDR KOマウスオリゴデンドロサイト前駆細胞の採取
神経幹細胞を神経幹細胞分化培地(2mM Glutamax(Gibco #35050-061)/2% B27(Thermo Fisher Scientific社 #17504-044)/1% ペニシリン-ストレプトマイシン(Invitrogen #15140-122)/1% Fetal bovine serum(SIGMA-ALDRICH社 #173012-500ML)/DMEM/F-12, no glutamine(Gibco #21331-020))にて懸濁し、ポリ-D-リジン(SIGMA-ALDRICH社 #P7886)/ラミニン(SIGMA-ALDRICH社 #L2020)でコートした15 cm dishに1.0×107 cells/dishの条件で播種した。播種後、3~4日毎に培地交換を行い、分化培養12日後に細胞を回収、CD140a(PDGFRα) MicroBeads kit, mouse(Miltenyi Biotec社 #130-101-502)にてPDGFRα陽性細胞を回収することでVDR KOマウスオリゴデンドロサイト前駆細胞を調製した。
【1179】
(3)オリゴデンドロサイト前駆細胞分化誘導評価
調製したVDR KOマウスオリゴデンドロサイト前駆細胞をオリゴデンドロサイト前駆細胞分化培地(2% B27(Thermo Fisher Scientific社 #17504-044)/1% ペニシリン-ストレプトマイシン(Invitrogen #15140-122)/10ng/mL CNTF(PeproTech社 #AF-450-13)/DMEM/F-12, no glutamine(Gibco #21331-020))にて懸濁し、ポリ-L-オルニチン(富士フイルム和光純薬社 #163-27421)でコートした96well plateに2.0×104 cells/wellの条件で播種した。細胞播種後、分化培地にて調製した被験化合物(本発明のビタミンD誘導体=1000 nM)を上から添加し、4日間培養した。培養後、細胞を固定(4%パラホルムアルデヒド溶液、30分間、室温)、PBS洗浄、膜透過処理(0.1%Trion X-100(SIGMA-ALDRICH社 #X100-100ML)/PBS、3分、室温)、ブロッキング(5% Normal goat serum(Abcam社 #ab7481)/PBS、1時間、室温)、一次抗体反応(MBP抗体(BIO-RAD社 #MCA409S)、100倍希釈、4℃、24時間)、PBS洗浄、二次抗体反応(Alexa488 anti-rat IgG(Thermo Fisher Scientific社 #A-11006)、4 μg/mL、室温、1時間)、PBS洗浄、核染色(Hoechst33342(DOJINDO # NU043)、1 μg/mL、室温、15分)の方法で、MBPについて免疫染色を実施した。その後、蛍光顕微鏡(KEYENCE社 #BZ-X800)を用いて各wellの画像を取得し、画像解析アプリケーション(KEYENCE社 #BZ-X800 Analyzer)を用いて、MBP陽性細胞数(MBP positive cells)およびHoechst33342陽性細胞数(Total cells)を計測し、MBP陽性細胞数/Hoechst33342陽性細胞数Total cellsの割合を算出した後、DMSO群に対する比率を結果として算出した。
【1180】
(4)結果
結果を下表に示す。なお下表における有意差は、DMSO群に対してt検定を行い、有意差(<0.05)を*で示す。
【表7】
本発明の化合物は、VDRノックアウトマウス由来のオリゴデンドロサイト前駆細胞においてもオリゴデンドロサイトへの分化誘導を促進させた。本試験の結果から、オリゴデンドロサイト前駆細胞の分化誘導には、VDRを必要としないことが明らかとなった。
【1181】
[実施例357]
正常マウスカルシウム上昇作用評価
【1182】
実施例352でビタミンD受容体に対する活性(genomic作用)が弱いことが確認された本発明のビタミンD誘導体について、カルシウム上昇作用評価を評価した。
【1183】
C57BL/6Jマウス(7週齢、雄)を1週間馴化後、体重を基準に各群5匹ずつになるように群分けを実施し、化合物またはvehicleの投与を開始した。投与液は化合物(エタノール溶液)またはエタノールを0.1%Trion X-100(SIGMA #X100-100ML)/生理食塩水で100倍希釈したものを用い、投与は1日1回の反復経口投与にて実施した。投与2週間後、全身麻酔下での全採血にて安楽死処置を実施した。得られた血清サンプルについてカルシウム濃度を自動分析装置(日立自動分析装置 7180)にて測定した。
【1184】
結果
本発明の化合物のカルシウム上昇作用を下表に示す。
【表8】
【1185】
本試験において1α,25-ジヒドロキシビタミンD3は、0.6μg/kgと低い投与量から血清中のカルシウム濃度を上昇させ、2μg/kgではカルシウム濃度の変動幅が4.0 mg/dLになり、高カルシウム血症の状態となった。一方で、ビタミンD受容体への活性(genomic作用)が非常に弱い本発明の化合物は、1α,25-ジヒドロキシビタミンD3の高用量(2.0μg/kg)のさらに10倍以上高い用量を投与したにもかかわらず、血清カルシウム濃度を上昇させなかった。このことからも本発明の誘導体は、カルシウム作用との乖離を示すことが明らかとなった。
【1186】
[実施例358]
マウス脳移行性評価
【1187】
試験1(1 mg/kg投与の試験)
被験化合物(10 mg/mL エタノール溶液)を0.1%Trion X-100(SIGMA #X100-100ML)/生理食塩水で100倍希釈し、投与液を調製した。この投与液をC57BL/6Jマウス(8週齢、雄、n=3)に単回経口投与(1mg/kg)した。投与後、0.25、0.5、1、2、4、および8時間後の6点においてマウスを安楽死処置し、血漿および脳のサンプリングを実施した。採取した脳はTissue Lyser II(QIAGEN # 85300)を用いてホモジネートを作製した後、アセトニトリルを添加し遠心分離(12000rpm、5分間)することで、脳内に含まれる投与化合物の抽出を実施した。同様にして、血漿についてもアセトニトリルを添加し遠心分離することで、血漿内に含まれる投与被験化合物の抽出を実施した。抽出した各サンプルは、LC/MS/MS(SHIMADZU UFLC/MS/MS(8050))を用いて、投与被験化合物の濃度測定を実施した。
【1188】
評価した各誘導体の脳中濃度の最大値(脳Cmax)時における血中濃度と脳中濃度の結果を平均値±SD(標準偏差)で示す。また脳中濃度/血中濃度比(各脳中濃度(平均値)を血中濃度(平均値)で除した数値)を表に示す。
【1189】
【1190】
試験2(0.2mg/kg投与の試験)
被験化合物(2 mg/mL エタノール溶液)を0.1%Trion X-100(SIGMA #X100-100ML)/生理食塩水で100倍希釈し、投与液を調製した。この投与液をC57BL/6Jマウス(8週齢、雄、n=3)に単回経口投与(0.2 mg/kg)した。投与後、0.25、0.5、1、2、4、および8時間後の6点においてマウスを安楽死処置し、血漿および脳のサンプリングを実施した。採取した脳はTissue Lyser II(QIAGEN # 85300)を用いてホモジネートを作製した後、アセトニトリルを添加し遠心分離(12000rpm、5分間)することで、脳内に含まれる投与化合物の抽出を実施した。同様にして、血漿についてもアセトニトリルを添加し遠心分離することで、血漿内に含まれる投与被験化合物の抽出を実施した。抽出した各サンプルは、LC/MS/MS(SHIMADZU UFLC/MS/MS(8050))を用いて、投与被験化合物の濃度測定を実施した。
【1191】
評価した各誘導体の脳中濃度の最大値(脳Cmax)時における血中濃度と脳中濃度の結果を平均値±SD(標準偏差)で示す。また脳中濃度/血中濃度比(各脳中濃度(平均値)を血中濃度(平均値)で除した数値)を表に示す。
【1192】
【1193】
本発明の化合物はいずれも、経口投与の条件であっても脳中濃度/血中濃度比が0.25~3.44を示した。非特許文献5によれば、1α,25-ジヒドロキシビタミンD3の脳中濃度/血中濃度比は0.007±0.003であることが報告されている。従って本発明の誘導体は1α,25-ジヒドロキシビタミンD3に比べて、中枢移行性が大幅に改善された誘導体であることがいえる。
【1194】
[実施例359]
マウスクプリゾンモデルにおけるミエリン再生促進作用の評価
【1195】
C57BL/6Jマウス(8週齢、雄)に、クプリゾン(ビス(シクロヘキサノン)オキサルジヒドラゾン)0.3%含有餌 (Research Diets, Inc.#D17042709)を6週間摂餌させ、脱髄病態を惹起させた。その後、体重を基準に各群8匹ずつになるように群分けを実施し、クプリゾン非含有餌(Research Diets, Inc. #D10001)に切り替え、被験化合物またはvehicleの投与を開始した。投与液は化合物(エタノール溶液)またはエタノールを0.1%Trion X-100(SIGMA #X100-100ML)/生理食塩水で100倍希釈したものを用い、投与は1日1回の反復経口投与にて実施した。投与4週間後、マウスを安楽死処置し、4%パラホルムアルデヒド溶液を還流した後、脳のサンプリングを実施した。得られた脳サンプルはパラフィン包埋を実施し、ブレグマ(Bregma)+1における冠状断標本を作製した。標本はルクソールファストブルー(LFB)染色を行うことでミエリン鞘を可視化し、蛍光顕微鏡(KEYENCE #BZ-X710)を用いて画像を取得した。得られた病理標本画像について、画像解析アプリケーション(KEYENCE #BZ-H3C/BZ-H3XD)を用いて、脳梁の面積および脳梁におけるLFB染色陽性面積を計測し、その割合(脳梁におけるLFB染色陽性面積/脳梁面積)を算出した。なお、intact群は病態非惹起群を示し、intact群、およびcontrol群は0.3%含有餌を6週間摂餌させた時点にてサンプリングを実施したものである。
【1196】
結果
結果を表に示す。表ではクプリゾン非含有餌を6週間摂餌させた未処置群の脳梁におけるLFB染色陽性面積/脳梁面積の割合を100%とした。この時、クプリゾン含有餌を6週間摂餌させたコントロール群では、その割合が23.6%まで低下し、脱髄が進行したことが確認された。クプリゾン含有餌を6週間摂餌後にクプリゾン非含有餌に切り換え、ベヒクルを投与した群は、LFB染色陽性面積/脳梁面積の割合が50.1%まで回復した。一方で、クプリゾン含有餌を6週間摂餌後にクプリゾン非含有餌に切り換えた群のうち化合物B034,B043,D023投与群は、LFB染色陽性面積/脳梁面積の割合がそれぞれ88.1%、84.9%、87.0%まで回復し、ベヒクル投与群の50.1%に比べて大幅に脱髄再生を促進した。なお、WO2013/107336号パンフレットに記載されているGSK239512を本試験で評価したところ、LFB染色陽性面積/脳梁面積の割合は45.8%であり、Vehicle投与群に比べて脱髄の再生促進作用を示さなかった。
【1197】
【1198】
上記の結果から本発明のビタミンD誘導体は、オリゴデンドロサイトへの分化誘導促進作用示すことが報告されている公知化合物(GSK239512)に比べて強い髄鞘再生促進作用を有することが明らかとなった。