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特許7475711自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法、サーバーおよびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-19
(45)【発行日】2024-04-30
(54)【発明の名称】自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法、サーバーおよびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/34 20060101AFI20240422BHJP
   G08G 1/0969 20060101ALI20240422BHJP
   G09B 29/10 20060101ALI20240422BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20240422BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20240422BHJP
   G16Y 40/60 20200101ALI20240422BHJP
【FI】
G01C21/34
G08G1/0969
G09B29/10 A
G09B29/00 Z
G16Y10/40
G16Y40/60
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022086370
(22)【出願日】2022-05-26
(65)【公開番号】P2022183123
(43)【公開日】2022-12-08
【審査請求日】2022-05-30
(31)【優先権主張番号】10-2021-0068260
(32)【優先日】2021-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521284440
【氏名又は名称】ライドフラックス インク
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100189625
【弁理士】
【氏名又は名称】鄭 元基
(74)【代理人】
【識別番号】100196139
【弁理士】
【氏名又は名称】相田 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100199004
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 洋
(72)【発明者】
【氏名】キム ジウン
(72)【発明者】
【氏名】チョ ヒムチャン
(72)【発明者】
【氏名】ユン ホ
【審査官】▲高▼木 真顕
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-215861(JP,A)
【文献】特開2007-199575(JP,A)
【文献】特開2006-154967(JP,A)
【文献】特開2020-066428(JP,A)
【文献】特開2020-163974(JP,A)
【文献】特開2018-173511(JP,A)
【文献】特開2018-087764(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0256698(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00 - 21/36
G01C 23/00 - 25/00
G08G 1/00 - 99/00
G09B 23/00 - 29/14
G16Y 10/00 - 40/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューティング装置によって遂行される方法において、
一地域に対するロードネットワークデータを生成する段階;
前記生成されたロードネットワークデータを利用して自律走行車両の短期走行計画のための格子ロードネットワークデータを生成する段階;および
前記生成された格子ロードネットワークデータを利用して前記自律走行車両の長期走行計画のためのロード交差グラフを生成する段階を含み、
1)前記ロードネットワークデータを生成する段階は、
前記一地域に位置する第1道路および前記第1道路と連結された第2道路間の連結関係を表す第1ロードネットワークを生成する段階;および
前記生成された第1ロードネットワークを利用して前記第1道路に含まれた複数の第1車線と前記第2道路に含まれた複数の第2車線間の連結関係を表す第2ロードネットワークを生成する段階を含み、
前記第1ロードネットワークを生成する段階は、
前記第1道路および前記第2道路それぞれをグラフ化して第1道路グラフおよび第2道路グラフを生成するものであり、前記生成された第1道路グラフおよび前記生成された第2道路グラフは前記第1道路および前記第2道路それぞれの形状情報、方向情報および属性情報を含むものである、段階;および
前記生成された第1道路グラフと前記生成された第2道路グラフを連結して前記第1ロードネットワークを生成する段階を含み、
2)前記格子ロードネットワークデータを生成する段階は、
前記生成されたロードネットワークデータを利用して、複数のポイントが格子形態に設定された、一つ以上の格子道路を生成する段階;
前記生成された一つ以上の格子道路間の連結情報を生成する段階;および
前記生成された連結情報により前記生成された一つ以上の格子道路を連結する格子ロードネットワークを生成する段階を含み、
前記一つ以上の格子道路を生成する段階は、
前記生成されたロードネットワークデータに基づいて、前記一地域内に位置する複数の車道のうち予め設定された条件を満足する一つ以上の車道をグループ化して一つ以上の格子道路を生成するものであり、前記予め設定された条件は同一の属性を有し、物理的および法的に移動が可能なものである、段階を含み、
3)前記ロード交差グラフを生成する段階は、
前記生成された格子ロードネットワークデータに基づいて、第1格子道路に含まれた一つ以上の車道と第2格子道路に含まれた一つ以上の車道間の移動可能の有無を判断する段階;および
前記判断された移動可能の有無に基づいて、前記第1格子道路に含まれた一つ以上の車道と前記第2格子道路に含まれた一つ以上の車道を連結する前記ロード交差グラフを生成する段階を含む、
ことを特徴とする、自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法。
【請求項2】
前記第1ロードネットワークを生成する段階は、更に、
前記第1道路および前記第2道路それぞれを予め設定された基準によって分割して一つ以上の独立道路(Independent Road)および一つ以上の従属道路(Dependent Road)を生成する段階;および
前記生成された一つ以上の独立道路と前記生成された一つ以上の従属道路を連結して前記第1ロードネットワークを生成するものの、一つの独立道路と一つの従属道路を交差して連結する段階を含む、請求項1に記載の自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法。
【請求項3】
前記第2ロードネットワークを生成する段階は、
前記複数の第1車線および前記複数の第2車線それぞれをグラフ化して前記複数の第1車線それぞれの相対的位置を表す第1車線グラフと前記複数の第2車線それぞれの相対的位置を表す第2車線グラフを生成するものの、前記生成された第1車線グラフおよび前記生成された第2車線グラフは前記複数の第1車線および前記複数の第2車線それぞれの属性情報を含むものである、段階;および
前記生成された第1車線グラフと前記生成された第2車線グラフを連結して前記第2ロードネットワークを生成する段階を含む、請求項1に記載の自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法。
【請求項4】
前記一つ以上の格子道路を生成する段階は、更に
前記設定された複数のポイントそれぞれに、前記設定された複数のポイントそれぞれが位置する格子道路に対する幾何学的情報(Geometric Information)と意味情報(Semantic Information)をマッチングして保存する段階を含む、請求項に記載の自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法。
【請求項5】
前記連結情報を生成する段階は、
前記生成された一つ以上の格子道路間の交差の有無を判断し、前記判断された交差の有無に基づいて前記生成された一つ以上の格子道路間の連結関係を表す連結情報を生成するものの、前記生成された連結情報の形態は、前記生成された一つ以上の格子道路間の交差区間の長さに基づいて決定されるものである、段階を含む、請求項に記載の自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法。
【請求項6】
プロセッサ;
ネットワークインターフェース;
メモリ;および
前記メモリにロード(load)され、前記プロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを含むものの、
前記コンピュータプログラムは、請求項1記載の自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法を実行させるためのプログラムであり、
前記コンピュータプログラムは、更に、
一地域に対するロードネットワークデータを生成するインストラクション(instruction);
前記生成されたロードネットワークデータを利用して自律走行車両の短期走行計画のための格子ロードネットワークデータを生成するインストラクション;および
前記生成された格子ロードネットワークデータを利用して前記自律走行車両の長期走行計画のためのロード交差グラフを生成するインストラクションを含む、自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成サーバー。
【請求項7】
コンピューティング装置と結合され、
請求項1記載の自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法を実行させるためのプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の多様な実施例は自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法、サーバーおよびコンピュータプログラムに関し、より具体的には、自律走行車両に対する短期、長期走行計画を生成するためのロードネットワークマップを生成する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両を運転する使用者の便宜のために、各種センサと電子装置など(例:車両運転者補助システム(ADAS:Advanced Driver Assistance System)が備えられている趨勢であり、特に、車両の自律走行システム(Autonomous driving System)に対する技術開発が活発になされている。
ここで、自律走行システムとは、運転者の介入なしに周辺環境を認識し、認識された周辺環境にしたがって自ら与えられた目的地まで自動で走行する車両をいう。
一般的に、自律走行システムの場合、自律走行車両に経路を提供するなどの多様な目的を遂行するために、多様な事前情報が必要である。特に、道路の車道、車線に関する情報を含むロードネットワークデータは自律走行システムに含まれた多様なモジュールで活用可能な事前情報であるという点で必須のデータであるので、ロードネットワークデータを生成する過程が必須である。
【文献】韓国公開特許第10-2014-0126500号(2014.10.31)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、一地域内に位置する道路に対する各種情報を収集してロードネットワークデータを生成し、これを利用して格子ロードネットワークデータおよびロード交差グラフを自動生成することによって、自律走行車両の短期走行計画と長期走行計画のためのロードネットワークマップを構築できる、自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法、サーバーおよびコンピュータプログラムを提供することである。
本発明が解決しようとする課題は以上で言及された課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述した課題を解決するための本発明の一実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法は、コンピューティング装置によって遂行される方法において、一地域に対するロードネットワークデータを生成する段階、前記生成されたロードネットワークデータを利用して自律走行車両の短期走行計画のための格子ロードネットワークデータを生成する段階および前記生成された格子ロードネットワークデータを利用して前記自律走行車両の長期走行計画のためのロード交差グラフを生成する段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記ロードネットワークデータを生成する段階は、前記一地域に位置する第1道路および前記第1道路と連結された第2道路間の連結関係を表す第1ロードネットワークを生成する段階および前記生成された第1ロードネットワークを利用して前記第1道路に含まれた複数の第1車線と前記第2道路に含まれた複数の第2車線間の連結関係を表す第2ロードネットワークを生成する段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記第1ロードネットワークを生成する段階は、前記第1道路および前記第2道路それぞれをグラフ化して第1道路グラフおよび第2道路グラフを生成するものの、前記生成された第1道路グラフおよび前記生成された第2道路グラフは前記第1道路および前記第2道路それぞれの形状情報、方向情報および属性情報を含むものである、段階および前記生成された第1道路グラフと前記生成された第2道路グラフを連結して前記第1ロードネットワークを生成する段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記第1ロードネットワークを生成する段階は、前記第1道路および前記第2道路それぞれを予め設定された基準によって分割して一つ以上の独立道路(Independent Road)および一つ以上の従属道路(Dependent Road)を生成する段階および前記生成された一つ以上の独立道路と前記生成された一つ以上の従属道路を連結して前記第1ロードネットワークを生成するものの、一つの独立道路と一つの従属道路を交差して連結する段階を含むことができる。
【0005】
多様な実施例において、前記第2ロードネットワークを生成する段階は、前記複数の第1車線および前記複数の第2車線それぞれをグラフ化して前記複数の第1車線それぞれの相対的位置を表す第1車線グラフと前記複数の第2車線それぞれの相対的位置を表す第2車線グラフを生成するものの、前記生成された第1車線グラフおよび前記生成された第2車線グラフは前記複数の第1車線および前記複数の第2車線それぞれの属性情報を含むものである、段階および前記生成された第1車線グラフと前記生成された第2車線グラフを連結して前記第2ロードネットワークを生成する段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記格子ロードネットワークデータを生成する段階は、前記生成されたロードネットワークデータを利用して一つ以上の格子道路を生成する段階、前記生成された一つ以上の格子道路間の連結情報を生成する段階および前記生成された連結情報により前記生成された一つ以上の格子道路を連結する格子道路ネットワークを生成する段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記一つ以上の格子道路を生成する段階は、前記生成されたロードネットワークデータに基づいて、前記一地域内に位置する複数の車道のうち予め設定された条件を満足する一つ以上の車道をグループ化して一つ以上の格子道路を生成するものの、前記予め設定された条件は同一の属性を有し、物理的および法的に移動が可能なものである、段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記一つ以上の格子道路を生成する段階は、前記生成された一つ以上の格子道路上に複数のポイントを格子形態に設定する段階および前記設定された複数のポイントそれぞれに、前記設定された複数のポイントそれぞれが位置する格子道路に対する幾何学的情報(Geometric Information)と意味情報(Semantic Information)をマッチングして保存する段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記連結情報を生成する段階は、前記生成された一つ以上の格子道路間の交差の有無を判断し、前記判断された交差の有無に基づいて前記生成された一つ以上の格子道路間の連結関係を表す連結情報を生成するものの、前記生成された連結情報の形態は、前記生成された一つ以上の格子道路間の交差区間の長さに基づいて決定されるものである、段階を含むことができる。
多様な実施例において、前記ロード交差グラフを生成する段階は、前記生成された格子ロードネットワークデータに基づいて、第1格子道路に含まれた一つ以上の車道と第2格子道路に含まれた一つ以上の車道間の移動可能の有無を判断する段階および前記判断された移動可能の有無に基づいて、前記第1格子道路に含まれた一つ以上の車道と前記第2格子道路に含まれた一つ以上の車道を連結する前記ロード交差グラフを生成する段階を含むことができる。
【0006】
前述した課題を解決するための本発明の他の実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成サーバーは、プロセッサ、ネットワークインターフェース、メモリおよび前記メモリにロード(load)され、前記プロセッサによって実行されるコンピュータプログラムを含むものの、前記コンピュータプログラムは、一地域に対するロードネットワークデータを生成するインストラクション(instruction)、前記生成されたロードネットワークデータを利用して自律走行車両の短期走行計画のための格子ロードネットワークデータを生成するインストラクションおよび前記生成された格子ロードネットワークデータを利用して前記自律走行車両の長期走行計画のためのロード交差グラフを生成するインストラクションを含むことができる。
前述した課題を解決するための本発明のさらに他の実施例に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたコンピュータプログラムは、コンピューティング装置と結合され、一地域に対するロードネットワークデータを生成する段階、前記生成されたロードネットワークデータを利用して自律走行車両の短期走行計画のための格子ロードネットワークデータを生成する段階および前記生成された格子ロードネットワークデータを利用して前記自律走行車両の長期走行計画のためのロード交差グラフを生成する段階を実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存され得る。
本発明のその他の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の多様な実施例によると、一地域内に位置する道路に対する各種情報を収集してロードネットワークデータを生成し、これを利用して格子ロードネットワークデータおよびロード交差グラフを自動生成することによって、ロードネットワークマップを構築でき、これを利用して自律走行車両に対するより正確な短期走行計画と長期走行計画の生成が可能であるという利点がある。
本発明の効果は以上で言及された効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成システムを図示した図面である。
図2】本発明の他の実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成サーバーのハードウェア構成図である。
図3】本発明のさらに他の実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法のフローチャートである。
図4】多様な実施例において、ロードネットワークデータを生成する方法のフローチャートである。
図5】多様な実施例において、ロードネットワークデータを生成する方法により生成されたロードネットワークの形態を例示的に図示した図面である。
図6】多様な実施例に適用可能な道路グラフを例示的に図示した図面である。
図7】多様な実施例に適用可能な車線グラフを例示的に図示した図面である。
図8】多様な実施例に適用可能な車線グラフを例示的に図示した図面である。
図9】多様な実施例において、第1道路グラフと第2道路グラフおよび第1車線グラフと第2車線グラフを連結する形態を例示的に図示した図面である。
図10】多様な実施例において、独立道路と従属道路を連結する過程を図示した図面である。
図11】多様な実施例において、道路グラフ上で道路の外側領域に走行計画が設定される形態を例示的に図示した図面である。
図12】多様な実施例において、格子ロードネットワークデータを生成する方法のフローチャートである。
図13】多様な実施例において、格子ロードネットワークデータを生成する方法により生成された格子ロードネットワークの形態を例示的に図示した図面である。
図14】多様な実施例において、一つ以上の格子ロード上に複数のポイントを設定する過程を図示した図面である。
図15】多様な実施例において、格子ロードネットワークデータを利用してロード交差グラフを生成する過程を図示した図面である。
図16】多様な実施例において、格子ロードネットワークデータおよびロード交差グラフを利用して自律走行車両の走行計画を生成する過程を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の利点および特徴、そして、それらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確となるだろう。しかし、本発明は以下で開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施例は本発明の開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野の通常の技術者に本発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。
本明細書で使われた用語は実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使われる「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素の他に一つ以上の他の構成要素の存在または追加を排除しない。明細書全体に亘って同一の図面符号は同一の構成要素を指称し、「および/または」は言及された構成要素のそれぞれおよび一つ以上のすべての組み合わせを含む。たとえ「第1」、「第2」等が多様な構成要素を叙述するために使われるが、これら構成要素はこれらの用語によって制限されないことは言うまでもない。これらの用語は単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使うものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要素であってもよいことは言うまでもない。
特に定義されない限り、本明細書で使われるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野の通常の技術者に共通して理解され得る意味で使われ得るであろう。また、一般的に使われる辞書に定義されている用語は明白に特に定義されていない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
明細書で使われる「部」または「モジュール」という用語は、ソフトウェア、FPGAまたはASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「部」または「モジュール」は或る役割を遂行する。しかし、「部」または「モジュール」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「部」または「モジュール」はアドレッシングできる保存媒体にあるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「部」または「モジュール」はソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシーザー、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイおよび変数を含む。構成要素と「部」または「モジュール」内で提供される機能は、さらに小さい数の構成要素および「部」または「モジュール」に結合されたり追加的な構成要素と「部」または「モジュール」にさらに分離され得る。
【0010】
空間的に相対的な用語である「下(below)」、「下(beneath)」、「下部(lower)」、「上(above)」、「上部(upper)」等は図面に図示されているように、一つの構成要素と他の構成要素との相関関係を容易に記述するために使われ得る。空間的に相対的な用語は、図面に図示されている方向に加えて使用時または動作時の構成要素の互いに異なる方向を含む用語と理解されるべきである。例えば、図面に図示されている構成要素をひっくり返す場合、他の構成要素の「下(below)」または「下(beneath)」で記述された構成要素は他の構成要素の「上(above)」に置かれ得る。したがって、例示的な用語である「下」は、下と上の方向をすべて含むことができる。構成要素は他の方向にも配向され得、これに伴い、空間的に相対的な用語は配向により解釈され得る。
本明細書で、コンピュータは少なくとも一つのプロセッサを含むすべての種類のハードウェア装置を意味するものであって、実施例により該当ハードウェア装置で動作するソフトウェア的構成も包括する意味と理解され得る。例えば、コンピュータはスマートフォン、タブレットPC、デスクトップ、ノートパソコンおよび各装置で駆動される使用者クライアントおよびアプリケーションをすべて含む意味として理解され得、また、これに制限されるものではない。
以下、添付された図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
本明細書で説明される各段階はコンピュータによって遂行されるものとして説明されるが、各段階の主体はこれに制限されるものではなく、実施例により各段階の少なくとも一部が互いに異なる装置で遂行されてもよい。
ここで、本明細書では自律走行車両を対象にして、自律走行車両の短期および長期走行計画を設計するための事前データとしてロードネットワークマップを生成する方法について説明しているが、これに限定されず、半自律走行車両や、自律走行機能を使わない一般車両を対象にも適用が可能である。
図1は、本発明の一実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成システムを図示した図面である。
【0011】
図1を参照すると、本発明の一実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成システムは、ロードネットワークマップ生成サーバー100、使用者端末200および外部サーバー300を含むことができる。
ここで、図1に図示された自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成システムは一実施例に従ったものであり、その構成要素が図1に図示された実施例に限定されるものではなく、必要に応じて付加、変更または削除され得る。
一実施例において、ロードネットワークマップ生成サーバー100は自律走行車両10の走行計画のためのロードネットワークマップを生成することができる。例えば、ロードネットワークマップ生成サーバー100は一地域に位置する道路に対するすべての情報(例:道路構造に対する情報など)を収集してロードネットワークデータを生成でき、生成されたロードネットワークデータを利用して自律走行車両10の短期走行計画のための格子ロードネットワークデータを生成することができ、生成された格子ロードネットワークデータを利用して自律走行車両10の長期走行計画のためのロード交差グラフを生成することができる。
多様な実施例において、ロードネットワークマップ生成サーバー100はネットワーク400を通じて使用者端末200または一地域を通行する車両(例:自律走行車両10)と連結され得、使用者端末200または車両から一地域に対するセンサデータを収集でき、収集したセンサデータを利用して一地域に対するロードネットワークデータを生成することができる。
また、ロードネットワークマップ生成サーバー100はネットワーク400を通じて外部サーバー300(例:国土交通部サーバー)と連結され得、外部サーバー300を通じて一地域に位置する道路に対する各種情報を収集してロードネットワークデータを生成することができる。
また、ロードネットワークマップ生成サーバー100は一地域に対するロードネットワークデータが生成されることに応答して自動で格子ロードネットワークデータを生成することができ、格子ロードネットワークデータが生成されることに応答して再び自動でロード交差グラフを生成することができる。しかし、これに限定されない。
【0012】
ここで、使用者端末200は携帯性と移動性が保障される無線通信装置であって、ナビゲーション、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、Wibro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(Smartphone)、スマートパッド(Smartpad)、タブレットPC(Tablet PC)などのようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる、これに限定されない。
また、ここで、ネットワーク400は複数の端末およびサーバーのようなそれぞれのノード相互間に情報交換が可能な連結構造を意味し得る。例えば、ネットワーク400は近距離通信網(LAN:Local Area Network)、広域通信網(WAN:Wide Area Network)、インターネット(WWW:World Wide Web)、有線および無線データ通信網、電話網、有線および無線テレビ通信網などを含む。
また、ここで、無線データ通信網は、3G、4G、5G、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、5GPP(5th Generation Partnership Project)、LTE(Long Term Evolution)、WIMAX(World Interoperability for Microwave Access)、ワイファイ(Wi-Fi)、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)、Wireless LAN(Wireless Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、PAN(Personal Area Network)、RF(Radio Frequency)、ブルートゥース(Bluetooth)ネットワーク、NFC(Near-Field Communication)ネットワーク、衛星放送ネットワーク、アナログ放送ネットワーク、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)ネットワークなどが含まれるが、これに限定されはしない。
【0013】
多様な実施例において、ロードネットワークマップ生成サーバー100は格子ロードネットワークデータおよびロード交差グラフを利用して自律走行車両10の制御のための走行計画を生成することができる。ここで、走行計画は自律走行車両10の現在位置から目的地までの走行経路を生成し、これに伴い、自律走行車両10が移動するように制御する計画だけでなく、走行する車道、車道変更位置、速度または加速度制御、操向角制御などの多様な制御のための計画を意味し得る。
一実施例において、外部サーバー300はネットワーク400を通じてロードネットワークマップ生成サーバー100と連結され得、ロードネットワークマップ生成サーバー100が自律走行車両10の走行計画のためのロードネットワークマップ生成プロセスを遂行するために必要な各種情報(例:ロードネットワークマップ生成ルール)を提供するか、自律走行車両10の走行計画のためのロードネットワークマップ生成プロセスを遂行することによって生成されるデータ(例:ロードネットワークデータ、格子ロードネットワークデータおよびロード交差グラフなど)を提供を受けて保存することができる。例えば、外部サーバー300はロードネットワークマップ生成サーバー100の外部に別途に備えられる保存サーバーであり得るが、これに限定されない。以下、図2を参照して、自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成プロセスを遂行するロードネットワークマップ生成サーバー100のハードウェア構成について説明することにする。
【0014】
図2は、本発明の他の実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成サーバーのハードウェア構成図である。
図2を参照すると、本発明の他の実施例に係るロードネットワークマップ生成サーバー100(以下、「サーバー100」)は、一つ以上のプロセッサ110、プロセッサ110によって遂行されるコンピュータプログラム151をロード(Load)するメモリ120、バス130、通信インターフェース140およびコンピュータプログラム151を保存するストレージ150を含むことができる。ここで、図2には本発明の実施例と関連する構成要素のみが図示されている。したがって、本発明が属した技術分野の通常の技術者であれば、図2に図示された構成要素の他に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることが分かる。
プロセッサ110はサーバー100の各構成の全般的な動作を制御する。プロセッサ110はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)または本発明の技術分野に広く知られている任意の形態のプロセッサを含んで構成され得る。
また、プロセッサ110は本発明の実施例に係る方法を実行するための少なくとも一つのアプリケーションまたはプログラムに対する演算を遂行でき、サーバー100は一つ以上のプロセッサを具備することができる。
【0015】
多様な実施例において、プロセッサ110はプロセッサ110内部で処理される信号(またはデータ)を一時的および/または永久的に保存するラム(RAM:Random Access Memory、図示されず)およびロム(ROM:Read-Only Memory、図示されず)をさらに含むことができる。また、プロセッサ110はグラフィック処理部、ラムおよびロムのうち少なくとも一つを含むシステムオンチップ(SoC:system on chip)の形態で具現され得る。
メモリ120は各種データ、命令および/または情報を保存する。メモリ120は本発明の多様な実施例に係る方法/動作を実行するためにストレージ150からコンピュータプログラム151をロードすることができる。メモリ120にコンピュータプログラム151がロードされると、プロセッサ110はコンピュータプログラム151を構成する一つ以上のインストラクションを実行することによって前記方法/動作を遂行できる。メモリ120はRAMのような揮発性メモリで具現され得るであろうが、本開示の技術的範囲が、これに限定されるものではない。
バス130はサーバー100の構成要素間の通信機能を提供する。バス130はアドレスバス(address Bus)、データバス(Data Bus)および制御バス(Control Bus)等の多様な形態のバスで具現され得る。
通信インターフェース140はサーバー100の有線および無線インターネット通信を支援する。また、通信インターフェース140はインターネット通信以外の多様な通信方式を支援してもよい。このために、通信インターフェース140は本発明の技術分野に広く知られている通信モジュールを含んで構成され得る。いくつかの実施例で、通信インターフェース140は省略されてもよい。
ストレージ150はコンピュータプログラム151を非臨時的に保存することができる。サーバー100を通じて自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成プロセスを遂行する場合、ストレージ150は自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成プロセスを提供するために必要な各種情報を保存することができる。
ストレージ150はROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリなどのような不揮発性メモリ、ハードディスク、着脱型ディスク、または本発明が属する技術分野で広く知られている任意の形態のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んで構成され得る。
【0016】
コンピュータプログラム151はメモリ120にロードされる時、プロセッサ110が本発明の多様な実施例に係る方法/動作を遂行するようにする一つ以上のインストラクションを含むことができる。すなわち、プロセッサ110は前記一つ以上のインストラクションを実行することによって、本発明の多様な実施例に係る前記方法/動作を遂行できる。
一実施例において、コンピュータプログラム151は一地域に対するロードネットワークデータを生成する段階、生成されたロードネットワークデータを利用して自律走行車両の短期走行計画のための格子ロードネットワークデータを生成する段階および生成された格子ロードネットワークデータを利用して自律走行車両の長期走行計画のためのロード交差グラフを生成する段階を含む自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法を遂行するようにする一つ以上のインストラクションを含むことができる。
本発明の実施例に関連して説明された方法またはアルゴリズムの段階は、ハードウェアで直接具現されるか、ハードウェアによって実行されるソフトウェアモジュールで具現されるか、またはこれらの結合によって具現され得る。ソフトウェアモジュールはRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、ハードディスク、着脱型ディスク、CD-ROM、または本発明が属する技術分野で広く知られている任意の形態のコンピュータ読み取り可能記録媒体に常駐してもよい。
【0017】
本発明の構成要素は、ハードウェアであるコンピュータと結合されて実行されるためにプログラム(またはアプリケーション)で具現されて媒体に保存され得る。本発明の構成要素はソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得、これに類するように、実施例はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。以下、図3~16を参照して、サーバー100が遂行する自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法について説明することにする。
図3は、本発明のさらに他の実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法のフローチャートである。
図3を参照すると、S110段階で、サーバー100は一地域に対するロードネットワークデータを生成することができる。例えば、サーバー100はネットワーク400を通じて使用者端末200または一地域を通行する車両(例:自律走行車両10)と連結され得、使用者端末200または車両から一地域に対するセンサデータを収集でき、収集したセンサデータを利用して一地域に対するロードネットワークデータを生成することができる。
ここで、センサデータは、一地域に位置する道路の構造に関連したすべての情報を意味し得、カメラセンサを通じて一地域を撮影することによって生成される映像データ、ライダセンサを通じて収集されるライダセンサデータ、レーダーセンサを通じて収集されるレーダーセンサデータ、GPSセンサを通じて収集される位置データを含むことができる。
【0018】
また、ロードネットワークマップ生成サーバー100はネットワーク400を通じて外部サーバー300(例:国土交通部サーバー)と連結され得、外部サーバー300を通じて一地域に位置する道路に対する各種情報を収集してロードネットワークデータを生成することができる。
ここで、ロードネットワークデータは自律走行車両の走行計画を生成するために利用するデータであって、道路構造に対する必須の情報を含んでいるデータを意味し得る。
多様な実施例において、ロードネットワークデータは後述されるS120段階およびS130段階を経て、格子ロードネットワークデータおよびロード交差グラフを自動生成するための情報(例:道路構造、形状、方向、幾何学的情報(Geometric Information)および属性情報(Semantic Information)等)を含むことができ、使用者が直接編集しやすい形態の構造で保存され得る。
多様な実施例において、サーバー100は一地域に位置する第1道路および第1道路と連結される第2道路間の連結関係、第1道路および第2道路に含まれた車線間の連結関係を表すロードネットワーク(例:図5)を生成することができる。以下、図4~11を参照して説明することにする。
図4は、多様な実施例において、ロードネットワークデータを生成する方法のフローチャートである。
図4を参照すると、S210段階で、サーバー100は一地域に位置する第1道路および第1道路と連結された第2道路間の連結関係を表す第1ロードネットワークを生成することができる。
まず、サーバー100は第1道路および前記第2道路それぞれをグラフ化して第1道路グラフおよび第2道路グラフを生成することができる。例えば、サーバー100は図6に図示された通り、第1グラフ生成モデルを利用して第1道路および第2道路それぞれをグラフ化することによって、第1道路グラフおよび第2道路グラフを生成することができる。
【0019】
ここで、第1グラフ生成モデルは部分多項式を利用して道路に対するN次多項式関数を推定し、これをS-Dドメインのグラフでグラフ化するSCP(Spline Curvature Path)モデルであり得る。例えば、サーバー100はグラフ化しようとする第1道路および第2道路の形状情報に基づいて、第1道路および第2道路それぞれに対するN次多項式関数を推定し、推定されたN次多項式関数に各種データ値(例:第1道路および第2道路の開始および終了地点に対する座標値(X、Y)および境界条件(Boundary condition)と第1道路および第2道路の曲率に対する連続性条件など)を代入してN次多項式関数を確定することによって、第1道路および第2道路それぞれに対する第1道路グラフ、第2道路グラフを生成することができる。しかし、これに限定されず、第1道路および第2道路をグラフ化する多様な方法が適用され得る。
ここで、第1道路グラフと第2道路グラフは第1道路および第2道路それぞれに対する幾何学的情報を含むことができる。例えば、第1道路グラフおよび第2道路グラフは第1道路および第2道路それぞれに対する形状情報を含むことができる。一例として、第1道路グラフおよび第2道路グラフはSCPモデルを通じて、道路の形状情報を表す多項式関数を推定し、推定された多項式関数によってグラフ化されたものであるため、代表的な線一つで道路の形状情報を表現することができる。また、第1道路グラフと第2道路グラフは第1道路および第2道路それぞれの方向性情報を含むことができる。
また、第1道路グラフと第2道路グラフは第1道路および第2道路それぞれに対する属性情報を含むことができる。例えば、第1道路グラフと第2道路グラフは第1道路および第2道路それぞれの明示性(Explicitness)(例:明示的道路(explicit road):路面の標識が明示的に表示された道路、非明示的道路(implicit road):Uターン区間あるいは交差点などのように路面の標識が明示的に表示されていない道路)、保護区域(Protection Area)であるかどうか(例:障害者保護区域、子供保護区域および老弱者保護区域など)に対する情報を含むことができる。
【0020】
その後、サーバー100は第1道路グラフと第2道路グラフを連結することによって、第1ロードネットワークを生成することができる。ここで、第1ロードネットワークは第1道路グラフと第2道路グラフを直接連結する形態で表現され得るが、これに限定されず、図5に図示された通り、第1道路を表すインジケーター(Indicator)と第2道路を表すインジケーターを連結する形態で表現されることによって、使用者がロードネットワークを直接修正および編集しやすい形態で具現され得る。
多様な実施例において、サーバー100は第1道路および第2道路それぞれを予め設定された基準によって分割して一つ以上の独立道路(Independent Road)および一つ以上の従属道路(Dependent Road)を生成でき、一つ以上の独立道路と一つ以上の従属道路を連結して第1ロードネットワークを生成するものの、一つの独立道路と一つの従属道路を交差して連結することができる。
例えば、サーバー100は図10に図示された通り、第1道路および第2道路それぞれを予め設定された基準(例:他の道路への移動可能の有無)によって分割することによって複数の単位道路を生成でき、複数の単位道路それぞれの属性により独立道路または従属道路に区分することができる。
ここで、独立道路は互いに異なる方向に位置する二以上の単位道路から選択されて連結されたり、互いに異なる方向に位置する二以上の単位道路を選択して連結可能な単位道路を意味し得、従属道路は一つの単位道路から選択されて連結されたり、一つの単位道路のみを選択して連結可能な単位道路を意味し得る。
【0021】
この時、サーバー100は第1道路および第2道路それぞれを分割して複数の単位道路を生成し、複数の単位道路それぞれの属性により独立道路または従属道路に区分するものの、連続した二以上の単位道路が独立道路に区分されたり、連続した二以上の単位道路が従属道路に区分される場合、一つの独立道路と一つの従属道路が交差配置され得るように連続した二以上の単位道路を一つの単位道路に統合することができる。
その後、サーバー100は前記方法により生成された複数の独立道路と複数の従属道路それぞれを連結するものの、一つの独立道路と一つの従属道路が交互に連結され得る。例えば、サーバー100は複数の単位道路のうち独立道路に区分された単位道路を先に配置した後、配置された独立道路の間ごとに従属道路を配置することによって、一つの独立道路と一つの従属道路が交互に連結されるようにすることができる。
一例として、サーバー100は使用者端末200にロードネットワークデータの生成のための使用者インターフェース(User interface、UI)(例:GUI)を提供でき、UIを通じて使用者から得た第1使用者入力によって先に独立道路を配置することができる。その後、サーバー100はUIを通じて使用者から得た第2使用者入力によって独立道路の間間ごとに従属道路を配置するものの、従属道路を配置するとともに独立道路と従属道路を自動で連結することによって、一つの独立道路と一つの従属道路が交互に連結されるようにすることができる。
追って、サーバー100はUIを通じて使用者から特定の独立道路の編集のための使用者入力を得る場合、使用者入力により特定の独立道路を編集でき、特定の独立道路を編集することにより特定の独立道路と連結された従属道路も自動で編集(従属道路の両側に連結される独立道路の位置に合わせて自動で編集)されるようにすることができる。
前記のように道路を複数の単位道路に分割および連結しない場合、使用者が直接ロードネットワークを編集する過程で、道路と道路間の連結関係が修正されるたびに伝播(Propagation)されて全体のロードネットワークが持続的に変更されるため、ロードネットワークの管理および維持保守が難しいという問題がある。
【0022】
これを考慮して、本発明の多様な実施例に係る自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法は、単純に第1道路と第2道路全体を連結せずに第1道路と第2道路を細分化して連結することによって、ロードネットワークに対するメンテナンスと編集処理を容易にすることができる。
S220段階で、サーバー100は第1ロードネットワークを利用して第1道路に含まれた複数の第1車線と第2道路に含まれた複数の第2車線間の連結関係を表す第2ロードネットワークを生成することができる。
まず、サーバー100は複数の第1車線および複数の第2車線それぞれをグラフ化して複数の第1車線それぞれの相対的位置を表す第1車線グラフと複数の第2車線それぞれの相対的位置を表す第2車線グラフを生成することができる。例えば、サーバー100は図7に図示された通り、第2グラフ生成モデルを利用して、複数の第1車線および複数の第2車線それぞれに対する第1車線グラフおよび第2車線グラフを生成することができる。
ここで、第2グラフ生成モデルはS-Dドメインでグラフ化された第1道路グラフおよび第2道路グラフを利用して、複数の第1車線および複数の第2車線それぞれの相対的位置を表すS-Lドメインのグラフでグラフ化するSP(Spline Path)モデルであり得る。例えば、サーバー100は複数の第1車線のうち基準第1車線を選択し、選択した基準第1車線の始点(SSTART)から終点(SFINISH)までを連結する直線グラフ(L=+0.5)を生成することができる。その後、サーバー100は基準第1車線を基準として残りの第1車線に対する直線グラフを生成するものの、基準第1車線との相対的な位置を考慮して直線グラフを生成(例:基準第1車線上に位置する第1車線はL=+1.5、基準第1車線の真下に位置する第1車線はL=-0.5)することができる。これを通じて、第1車線グラフおよび第2車線グラフそれぞれは複数の第1車線および複数の第2車線それぞれの相対的位置に対する幾何学的情報を含むことができる。
【0023】
また、第1車線グラフと第2車線グラフは複数の第1車線および複数の第2車線それぞれに対する属性情報を含むことができる。例えば、第1車線グラフと第2車線グラフは、複数の第1車線および複数の第2車線それぞれに対するタイプ(Type)情報(例:実線、点線、複線(二重実線、実線と点線または点線と実線))と色相情報(例:白色、黄色、青色)に対する情報を含むことができる。
その後、サーバー100は第1車線グラフと第2車線グラフを連結することによって、第2ロードネットワークを生成することができる。例えば、サーバー100は第1車線グラフに対する特徴点と第2車線グラフに対する特徴点(例:中心点)を連結するだけでなく、複数の第1車線と複数の第2車線が交差する地点に位置するすべての地点をやわらかい曲線の形態で連結することができる。
例えば、図9に図示された通り、複数の第1車線を含む第1道路20と複数の第2車線を含む第2道路30が連結される場合(例:図9(A))、複数の第1車線と複数の第2車線が交差するすべての地点をやわらかい曲線(例:直線)で連結することができる。すなわち、複数の第1車線および複数の第1車線それぞれとマッチングされて連結される複数の第2車線の位置が互いに異なっても、相対的位置が同一な場合、S-L座標上の同一の位置に配置されるようにして、図9に図示された通り、第1車線グラフおよび第2車線グラフが直線で連結されるようにすることによって、一つのS-Lドメインの直線グラフを生成できる(例:図9(B))。
この時、図9(A)に図示された通り、第1道路20の場合、他の道路(第2道路30)への移動なしに第1道路20を継続して走行する経路と第1道路20から第2道路30に移動する走行経路すなわち、2個の走行経路を生成できるところ、第1道路20と第2道路30の交差地点を基準として第1道路20を二つの単位道路20-1、20-2に分割でき、図9(B)に図示された通り、それぞれの走行経路を考慮して2個の第2ロードネットワークを生成することができる
ここで、第1道路と第2道路それぞれに含まれた一つ以上の車道は、図8に図示された通り、互いに隣接した2個の車線グラフの補間で表現され得る。すなわち、サーバー100は第1道路と第2道路それぞれに含まれた車道を連結するロードネットワークを別途に生成せず、第1車線グラフと第2車線グラフを連結することによって生成される第2ロードネットワーク上に第1道路と第2道路それぞれに含まれた一つ以上の車道間の連結状態を表現することができる。
【0024】
ここで、一つ以上の車道は互いに隣接した2個の車線グラフの補間で表現され、互いに隣接した2個の車線間の間隔は実際の距離にかかわらず相対的な位置により設定(例:1)されるところ、実際の車道の幅に対する情報を含んでいない。
ここで、第2ロードネットワーク上に含まれた第1道路および第2道路それぞれに位置する車道は車道に対する属性情報を含むことができる。例えば、第1道路および第2道路それぞれに位置する車道は、方向指示情報(例:直進、なし、左折、右折、直進右折、直進左折、直進禁止、Uターンなど)、タイプ情報(例:一般車道、バス専用車道(all-day、peak-hour)等)および速度情報(例:規定速度、最低規定速度、最大規定速度、標準走行経路など)を含むことができる。この時、第1道路および第2道路それぞれに含まれた車道それぞれは二以上の属性情報を含むことができる。
一方、自律走行車両10の走行計画を生成することにおいて、緊急な状況の発生によってやむを得ず定められた車道を逸脱した領域で走行しなければならない場合が発生し得る(例:走行計画に沿って走行中の自律走行車両10の前方にある車両が急停車することによって、急停車を避けるために路肩に回避したり、往復2車線区間で自律走行車両10が走行中の車道に障害物が位置してやむを得ず反対方向の車道に逆走行しなければならない場合等)。
これを考慮して、サーバー100は前記方法により第2ロードネットワークを生成するものの、図11に図示された通り、第1車線グラフおよび第2車線グラフで、最上端に位置する車線の上の部分(反対方向車線への逆走行考慮)に対する領域と最下端に位置する車線の下の部分(路肩走行考慮)に対する領域を拡張して生成することによって、前記のように走行上変数が発生することによって指定された車道を逸脱する走行計画が可能であるようにすることができる。
再び、図3を参照すると、S120段階で、サーバー100はS110段階を経て生成されたロードネットワークデータを利用して格子ロードネットワークデータを生成することができる。ここで、格子ロードネットワークデータは、自律走行車両10の短期走行計画のために利用するデータを意味し得る。
多様な実施例において、サーバー100はロードネットワークデータを利用して一地域に対する一つ以上の格子道路を設定し、設定された一つ以上の格子道路間の連結関係を定義することができ、これに伴い、格子道路ネットワークを生成することができる。以下、図12~14を参照して説明することにする。
【0025】
図12は、多様な実施例において、格子ロードネットワークデータを生成する方法のフローチャートである。
図12を参照すると、S310段階で、サーバー100はロードネットワークデータを利用して一つ以上の格子道路(例:Lattice Road(LR)、図13(A)のLR_A、LR_B、LR_C、LR_D、LR_E、LR_F)を生成することができる。例えば、サーバー100はロードネットワークデータに基づいて、一地域内に位置する複数の車道のうち予め設定された条件(例:同一属性を有し、物理的または法的に移動が可能)を満足する一つ以上の車道をグループ化して一つ以上の格子道路を生成することができる。
多様な実施例において、サーバー100は一つ以上の格子道路上に複数のポイントを格子の形態で設定することができ、設定された複数のポイントそれぞれに複数のポイントそれぞれが位置する格子道路に対する幾何学的情報と属性情報をマッチングして保存することができる。例えば、図14に図示された通り、サーバー100は一つ以上の格子道路それぞれに対するグラフ(S-Lグラフ)上でS軸に第1距離(例:1m)単位、L軸に第2距離(例:0.25m)単位の格子形態を有するように複数のポイントを設定でき、設定された複数のポイントごとにそれぞれのポイントが位置する道路に対する幾何学的情報(例:方向情報、形状情報など)と属性情報(例:明示性、保護区域の有無など)をマッチングして保存することができる。ここで、複数のポイントが設定されるS軸への第1距離とL軸への第2距離は一つの例示に過ぎず、これに限定されず、所定の範囲内で調整が可能である。
また、複数のポイントののうち一つ以上の格子道路の車線上に位置する一つ以上のポイントに対して、車線に対する幾何学的情報(例:相対的位置情報など)と属性情報(例:タイプ、色相に対する情報)をさらに含むことができる。
【0026】
また、複数のポイントのうち一つ以上の格子道路それぞれに含まれた車道上に位置する一つ以上のポイントに対して、それぞれの車道に対する幾何学的情報と属性情報(例:方向指示情報、タイプ、速度情報など)をマッチングして保存することができる。
S320段階で、サーバー100は一つ以上の格子道路間の連結情報(Lattice Road Edge(LRE)、図13(B)および図13(C)のLRE1、LRE2、LRE3、LRE4、LRE5およびLRE6)を生成することができる。例えば、サーバー100は一つ以上の格子道路間の交差の有無を判断し、判断された交差の有無に基づいて生成された一つ以上の格子道路間の連結関係を表す連結情報を生成することができる。
この時、サーバー100は一つ以上の格子道路間の交差区間の長さに基づいて連結情報の形態を決定することができる。例えば、サーバー100は図13に図示された通り、第1格子道路LR_Aと第2格子道路LR_Bが交差するものの、交差区間の長さが0である場合、ポイント形態の連結情報(例:XPoint3、XPoint4、XPoint5、XPoint6)を生成することができる。
一方、サーバー100は図13に図示された通り、第1格子道路LR_Aと第3格子道路LR_Cが交差するものの、所定の長さを有する交差区間を有する場合、すなわち、交差区間の長さが0でない場合、所定の長さを有するライン形態の連結情報(例:XSeg1、XSeg2)を生成することができる。
S330段階で、サーバー100はS320段階を経て生成された連結情報によりS310段階を経て生成された一つ以上の格子道路を連結する格子道路ネットワークを生成できる(例:図13(B)および図13(C))。
すなわち、サーバー100は前記方法により格子ロードネットワークデータを生成することによって、自律走行車両10の短期走行計画(例:一つの格子ロードに含まれた第1格子から第2格子に移動する走行経路)を生成するのに利用することができる。
再び、図3を参照すると、S130段階で、サーバー100はS120段階を経て生成された格子ロードネットワークデータを利用してロード交差グラフを生成することができる。
【0027】
ここで、ロード交差グラフは自律走行車両10の長期走行計画のために利用するデータを意味し得る。
多様な実施例において、サーバー100は格子ロードネットワークデータを利用して互いに異なる一つ以上の格子ロードを連結するロード交差グラフを生成することができる。
まず、サーバー100は格子ロードネットワークデータに基づいて第1格子道路に含まれた一つ以上の車道と第2格子道路に含まれた一つ以上の車道間の移動可能の有無を判断することができる。
例えば、図15に図示された通り、第2格子道路LR_Bで第4格子道路LR_D方向に点線形態の車道変更可能区間が設定されている場合、第2格子道路LR_Bから第4格子道路LR_Dに車道移動が可能であり得るが、第2格子道路LR_Bの一車線から第4格子道路LR_Dまでの距離が遠く、道路交通法上、車道変更時に一つの車道ずつ順次変更しなければならないという点を考慮する時、第2格子道路LR_Bの一車線から第4格子道路LR_Dに移動することは現実的に不可能であり得る。
もし、このような点を考慮せず、第2格子道路LR_Bの一車線と第4格子道路LR_Dを移動可能な経路で連結する場合、該当データにより生成された走行計画に基づいて第2格子道路LR_Bの一車線から第4格子道路LR_Dに車道を変更しようとする自律走行車両10によって、周辺の他の車両が危険な状況に露出されたり不便となり得、道路交通法第19条(安全距離確保など)第3項(「すべての車の運転者は車の進路を変更しようとする場合、その変更しようとする方向に来ている他の車の正常な通行に障害を与える恐れがある時には進路を変更してはならない」)により罰金または罰点が賦課され得る。
このような点を考慮して、サーバー100は相互に連結された第1格子道路および第2格子道路それぞれに対して、第1格子道路および第2格子道路それぞれに含まれた車道間の移動可能の有無を判断し、判断された移動可能の有無に基づいて第1格子道路に含まれた一つ以上の車道と第2格子道路に含まれた一つ以上の車道を連結するロード交差グラフを生成することができる。
ここで、第1格子道路にで含まれた一つ以上の車道と第2格子道路に含まれた一つ以上の車道間の移動可能の有無を判断する方法は、第1格子道路に含まれた一つ以上の車道と第2格子道路に含まれた一つ以上の車道間の距離、第1格子道路と第2格子道路間に設定された交差可能区間の長さおよび道路の属性による車道別変更周期(例:一般道路30m、高速道路100m)に基づいて判断されてもよいが、これに限定されない。
【0028】
多様な実施例において、サーバー100は前記方法により生成された格子ロードネットワークデータおよびロード交差グラフを利用して自律走行車両10に対する走行計画(短期走行計画および長期走行計画)を生成することができる。
例えば、図16に図示された通り、サーバー100は使用者から目的地に対する情報が入力される場合、使用者の位置情報(または使用者が搭乗している自律走行車両10の位置情報)、使用者から入力された目的地に対する位置情報およびロード交差グラフを利用して、使用者の現在位置から目的地までの長期走行計画を樹立することができる。例えば、サーバー100はロード交差グラフを利用して使用者の現在位置から目的地まで走行するための一つ以上の道路を選択し、選択した一つ以上の道路を連結する長期走行計画を生成することができる。
その後、サーバー100は格子ロードネットワークデータを利用して使用者の現在位置から目的地までの短期走行計画を樹立することができる。例えば、サーバー100はロード交差グラフを利用して選択された一つ以上の道路それぞれに対して設定された複数の格子を連結することによって、ロード交差グラフを利用して選択された一つ以上の道路上の短期走行計画を生成することができる。
前述した自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法は、図面に図示されたフローチャートを参照して説明した。簡単な説明のために、自律走行車両の走行計画のためのロードネットワークマップ生成方法は一連のブロックで図示して説明したが、本発明は前記ブロックの順序に限定されず、いくつかのブロックは本明細書に図示され叙述されたものと異なる順序で遂行されまたは同時に遂行され得る。また、本明細書および図面に記載されていない新しいブロックが追加されたり、一部のブロックが削除または変更された状態で遂行され得る。
以上、添付された図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野の通常の技術者は、本発明がその技術的思想やも必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施され得ることが理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、制限的ではないものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0029】
100:ロードネットワークマップ生成サーバー
200:使用者端末
300:外部サーバー
400:ネットワーク
図1
図2
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図5
図6
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図8
図9
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図11
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