(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-19
(45)【発行日】2024-04-30
(54)【発明の名称】消毒装置
(51)【国際特許分類】
A61L 2/18 20060101AFI20240422BHJP
A01K 13/00 20060101ALI20240422BHJP
【FI】
A61L2/18
A01K13/00 F
(21)【出願番号】P 2022212798
(22)【出願日】2022-12-29
(62)【分割の表示】P 2019042859の分割
【原出願日】2019-03-08
【審査請求日】2022-12-29
(73)【特許権者】
【識別番号】506310050
【氏名又は名称】株式会社アクト
(74)【代理人】
【識別番号】100092565
【氏名又は名称】樺澤 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100112449
【氏名又は名称】山田 哲也
(72)【発明者】
【氏名】内海 洋
【審査官】星野 浩一
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録実用新案第20-0371837(KR,Y1)
【文献】中国実用新案第205756402(CN,U)
【文献】特開2007-089951(JP,A)
【文献】登録実用新案第3124379(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61L 2/18
A01K 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
消毒液を用いて有蹄動物の蹄部を消毒する消毒装置であって、
有蹄動物が載る載置部と、
前記載置部を支持する支持部と、
前記載置部上の有蹄動物の蹄部に向けて消毒液を噴射する噴射手段とを備え、
前記噴射手段は、
複数のノズルからなるノズル群と、
前記ノズル群が取り付けられた配管と、
前記ノズル群及び前記配管を覆うカバー体とを有し、
前記載置部の上面と、前記カバー体の上面とは、同一面上に位置
する
ことを特徴とする消毒装置。
【請求項2】
載置部は、消毒液が浸み込むことが可能でかつ弾性変形可能な材料で構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の消毒装置。
【請求項3】
カバー体内には、当該カバー体内を加熱するための加熱手段が設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2記載の消毒装置。
【請求項4】
載置部であるマットと同じ厚さの別のマットを備え、
前記載置部であるマットと、前記別のマットとの間には、カバー体が配置され、
前記載置部であるマットの上面と、前記別のマットの上面と、前記カバー体の上面とは、同一面上に位置する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の消毒装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消毒液を用いて有蹄動物の蹄部を消毒する消毒装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば脚先に蹄部を有する牛、馬、豚等の有蹄動物の洗浄施設として、下記の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
この従来の洗浄施設は、塩化物の希薄塩水溶液を被電解水とする電解生成アルカリ性水を貯えて有蹄動物の下肢の前洗浄に使用される第1洗浄槽と、この第1洗浄槽の前方にて一段高い位置に配置され、前記塩化物の希薄塩水溶液を被電解水とする電解生成酸性水を貯えて前記有蹄動物の下肢の後洗浄に使用される第2洗浄槽とを備えている。そして、有蹄動物を前記第1洗浄槽内に導いてその下肢を前記電解生成アルカリ性水により洗浄し、その後、有蹄動物を前記第2洗浄槽に導いてその下肢を前記電解生成酸性水により洗浄する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来のものでは、有蹄動物を2つの第1洗浄槽及び第2洗浄槽に順に導く必要があるため、有蹄動物の蹄部の消毒に手間がかかり、効率的ではない。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、有蹄動物の蹄部を効率よく消毒できる消毒装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る消毒装置は、消毒液を用いて有蹄動物の蹄部を消毒する消毒装置であって、有蹄動物が載る載置部と、前記載置部上の有蹄動物の蹄部に向けて消毒液を噴射する噴射手段とを備え、前記噴射手段は、複数のノズルからなるノズル群と、前記ノズル群が取り付けられた配管と、前記ノズル群及び前記配管を覆うカバー体とを有し、前記載置部の上面と、前記カバー体の上面とは、同一面上に位置するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、有蹄動物の蹄部を効率よく消毒することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1の実施の形態に係る消毒装置の平面図である。
【
図4】本発明の第2の実施の形態に係る消毒装置の平面図(千鳥配置)である。
【
図5】本発明の第3の実施の形態に係る消毒装置の平面図である。
【
図7】本発明の第4の実施の形態に係る消毒装置の平面図(千鳥配置)である。
【
図8】本発明の第5の実施の形態に係る消毒装置の後方視の断面図である。
【
図9】本発明の第6の実施の形態に係る消毒装置の後方視の断面図である。
【
図10】本発明の第7の実施の形態に係る消毒装置の後方視の断面図である。
【
図11】本発明の第8の実施の形態に係る消毒装置の後方視の断面図である。
【
図12】本発明の第9の実施の形態に係る消毒装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の第1の実施の形態について
図1ないし
図3を参照して説明する。
【0011】
図中の1は有蹄動物用の消毒装置(蹄病消毒装置)で、この消毒装置1は、蹄病予防のために、消毒液を用いて有蹄動物である牛2の蹄部3を消毒するものである。
【0012】
消毒液は、人や動物に無害の消毒液であって環境を汚染しない「食品衛生法の飲用適の水」に合致した水、すなわち例えば、次亜塩素酸(HClO)を含む水である次亜塩素酸水である。なお、消毒液としては、次亜塩素酸水を用いることが好ましいが、これには限定されず、一般の消毒液を使用することも可能である。
【0013】
牛(有蹄類)2は、前後左右の4本の脚5を備え、これら4本の各脚5は、主蹄3a及び副蹄3bからなる蹄部3を脚先に有している。つまり、蹄部3は、地面等の接地面に接地する主蹄3aと、この主蹄3aよりも少し上方に位置する副蹄3bとによって構成されている。なお、副蹄3bは、脚5の下端部(脚先)の後側に左右対となって設けられている。
【0014】
消毒装置1は、前方(進行方向)への移動により誘導されてきた牛2が、その上面10上に載って前方へ歩く前後方向長手状で平面視矩形状をなす水平状の載置板部であるマット11を備えている。
【0015】
マット11は、消毒液が浸み込むことが可能でかつ弾性変形可能な材料で構成されたもので、例えば比較的軟質な多孔質性のスポンジマットである。なお、載置板部としては、スポンジマットを用いることが好ましいが、例えば沈み込みの少ないゴムマット等を用いてもよい。
【0016】
マット11は、このマット11よりも幅寸法が小さいメッシュ状の支持部であるメッシュ板(支持板部)12によって支持されている。メッシュ板12は、消毒液及び汚物(糞尿等)を一時的に貯留する貯留部13の上面開口14を覆うように設けられている。なお、貯留部13には、消毒液及び汚物を外部へ排出するための排出管15が接続されている。
【0017】
マット11の幅方向である左右方向両端部及び左右方向中央部(中間部)には、消毒液及び汚物を貯留部13に落下させるための開口部16が前後方向長手状に形成されており、この溝状の3つの開口部16によってメッシュ板12の一部が露出している。つまり、マット11は、例えば2枚のマット部材11aで構成されている。なお、3つの開口部16の大きさは、それぞれ同じでもよく、異なっていてもよい。また、マット11は、1頭の牛2が一時的に収納された状態となる収納領域18の下面に位置しており、この収納領域18は1頭の牛2の大きさに対応した領域である。
【0018】
また、消毒装置1は、マット11上を歩いて移動する移動中の牛2の左右の側方から、その牛2の蹄部3に向けて消毒液を噴射(噴霧)する左右の側方噴射手段21を備えている。
【0019】
各側方噴射手段21は、互いに間隔をおいて前後方向に並びかつ噴射口が第1方向である水平方向(内向きの水平方向)を向いた複数の第1ノズル23からなる第1ノズル群24と、互いに間隔をおいて前後方向に並びかつ噴射口が第1方向とは異なる第2方向である斜め上方向(内向きの斜め上方向)を向いた複数の第2ノズル26からなる第2ノズル群27とを有している。つまり、各側方噴射手段21は、第1ノズル群24及び第2ノズル群27の両方を有している。
【0020】
そして、第1ノズル群24を構成する各第1ノズル23と、第2ノズル群27を構成する各第2ノズル26とは、前後方向に交互に並んでいる。左側の側方噴射手段21の2つのノズル群24,27の各ノズル23,26と、右側の側方噴射手段21の2つのノズル群24,27の各ノズル23,26とは、所定距離を介して左右に互いに対向している。
【0021】
また、
図1に示すように、各ノズル23,26は、平面視で噴射口が前後方向に対して直交する直交方向を向いている。前後方向に列状に並設された複数のノズル(ノズル列)23,26は、ポンプの駆動により消毒液が流れる前後方向長手状の配管31に取り付けられている。
【0022】
そして、配管31及びこの配管31に取り付けられた各ノズル23,26は、断面略コ字状のカバー体32によって覆われている。このカバー体32のうち、各ノズル23,26の噴射口に対応する部分には、当該噴射口を露出させるためのノズル用開口33が形成されている。カバー体32内には、当該カバー体32内を加熱するための加熱手段である温熱パイプ35が設けられている。
【0023】
側方噴射手段21のカバー体32は、メッシュ板12の上面36と同一面上に位置する床面37上に設けられており、また、この床面37上には、メッシュ板12の上面36で支持したマット11と同じ厚さの別のマット39が設けられている。
【0024】
さらに、消毒装置1は、マット11上に位置する牛2の有無を検知する前後の検知手段41,42と、この検知手段41,42の検知に基づいてポンプを制御する制御手段43とを備えている。各検知手段41,42は、例えば光学系のセンサー等で構成されている。
【0025】
次に、消毒装置1の作用等を説明する。
【0026】
消毒対象物である牛2が収納領域18内に進入してマット11上を歩いて移動する際に、左右の側方噴射手段21の各ノズル23,26から噴射される消毒液及びマット11に浸み込んだ消毒液によって、移動中の牛2の前後左右の4本の脚5の蹄部3が消毒される。
【0027】
この際、第1ノズル23及び第2ノズル26は、
図2に示すように牛2の蹄部3に向けて消毒液を噴射する。また、主として第1ノズル23からの消毒液(第1ノズル23を有しない構成では第2ノズル26からの消毒液)によって、マット11上の汚物(糞尿等)が除去される。つまり、マット11上の汚物、特に固体状の汚物は、消毒液とともに流れて開口部16を通って貯留部13に落下する。さらに、第2ノズル26からの消毒液によって牛2の乳頭も消毒される(ただし、消毒液の種類によっては乳頭に当たらないようにする必要がある。)。なお、液体状の汚物や消毒後の消毒液は、
図3に示すようにマット11及びメッシュ板12を通過して貯留部13へ落下する。
【0028】
そして、このような消毒装置1によれば、左右の側方噴射手段21を備え、この各側方噴射手段21が複数の第1ノズル23からなる第1ノズル群24と複数の第2ノズル26からなる第2ノズル群27とを有するため、牛2の4本すべての脚5の蹄部3を効率よくかつ適切に消毒できる。よって、従来とは異なり、2つの槽に牛2を順次導く必要がなく、作業者の負担軽減を図ることができるとともに、蹄病の予防や治療に極めて有用である。
【0029】
また、各ノズル23,26からの消毒液が浸み込む弾性変形可能な載置板部であるマット11を備え、このマット11の上面10上を牛2が歩いて移動し、この移動時に牛2の自重でマット11が凹状に弾性変形するため、このマット11に浸み込んだ消毒液によって蹄部3を適切かつ効果的に消毒できる。
【0030】
さらに、各ノズル23,26がその噴射口から噴射する消毒液として、次亜塩素酸水を用いるため、環境を汚染することなく、大量に使用しても何ら問題は生じない。
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態について
図4を参照して説明する。
【0032】
第2の実施の形態に係る消毒装置1は、
図4に示すように、左側の側方噴射手段21の2つのノズル群24,27の各ノズル23,26と、右側の側方噴射手段21の2つのノズル群24,27の各ノズル23,26とが、互いに対向しない構成である。つまり、左右の両側方噴射手段21を構成する複数のノズル23,26は、千鳥状に配置されている。このため、消毒液によってマット11上の汚物(糞尿等)を効果的に除去できる。なお、その他の構成等は、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0033】
次に、本発明の第3の実施の形態について
図5及び
図6を参照して説明する。
【0034】
第3の実施の形態に係る消毒装置1は、
図5及び
図6に示すように、側方噴射手段21が第2ノズル群27を有していない。つまり、左右の各側方噴射手段21は、第1ノズル群24及び第2ノズル群27のうちいずれか一方のみ、すなわち例えば第1ノズル群24のみを有している。
【0035】
そして、左右の各側方噴射手段21が有する第1ノズル群24を構成する複数(少なくとも3つ以上)の第1ノズル23は、少なくとも、平面視で噴射口が前後方向(牛の移動方向)に対して直交する直交方向(
図5に示すa方向)を向いたノズル23(23a)と、平面視で噴射口が直交方向に対して前方側へ傾斜する前方傾斜方向(
図5に示すb方向)を向いたノズル23(23b)と、平面視で噴射口が直交方向に対して後方側へ傾斜する後方傾斜方向(
図5に示すc方向)向いたノズル23(23c)とを含んでいる。
【0036】
この
図5に図示した例では、左右の各第1ノズル群24は、異なる3方向の第1ノズル23a,23b,23cで構成されている。なお図示しないが、各第1ノズル群24を同じ方向の第1ノズル23で構成してもよい。また、平面視傾斜状の第1ノズル23b,23cの傾斜角度αは、直交方向に対して例えば20°~30°である。なお、その他の構成等は、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0037】
次に、本発明の第4の実施の形態について
図7を参照して説明する。
【0038】
第4の実施の形態に係る消毒装置1は、
図7に示すように、左側の側方噴射手段21の第1ノズル群24の第1ノズル23と、右側の側方噴射手段21の第1ノズル群24の第1ノズル23とが、互いに対向しない構成である。つまり、左右の両側方噴射手段21を構成する複数のノズル23は、千鳥状に配置されている。このため、消毒液によってマット11上の汚物(糞尿等)を効果的に除去できる。なお、その他の構成等は、上述した第3の実施の形態と同様である。
【0039】
次に、本発明の第5の実施の形態について
図8を参照して説明する。
【0040】
第5の実施の形態に係る消毒装置1は、
図8に示すように、側方噴射手段21が第1ノズル群24を有していない。つまり、左右の各側方噴射手段21は、第1ノズル群24及び第2ノズル群27のうちいずれか一方のみ、すなわち例えば第2ノズル群27のみを有している。
【0041】
左右の各第2ノズル群27を構成する第2ノズル26の噴射口の向きは、すべて同じ方向でもよく、互いに異なる3方向でもよい。また、各第2ノズル26の配置に関しては、対向配置でもよく、千鳥配置でもよい。なお、その他の構成等は、上述した第1の実施の形態と同様である。
【0042】
次に、本発明の第6の実施の形態について
図9を参照して説明する。
【0043】
第6の実施の形態に係る消毒装置1は、
図9に示すように、マット11,39の厚さ寸法を大きくすることにより、マット11の上面10と、マット39の上面39aと、カバー体32の上面32aとが、同一面上に位置するフラット構成である。また、このマット11には、開口部16が設けられていない。このため、マット11上の汚物はマット39の上面39a上へ除去される。なお、その他の構成等は、上述した第5の実施の形態と同様である。
【0044】
次に、本発明の第7の実施の形態について
図10を参照して説明する。
【0045】
第7の実施の形態に係る消毒装置1は、
図10に示すように、側方噴射手段21を段部50に埋め込むことにより、マット11の上面10と、マット39の上面39aと、カバー体32の上面32aとが、同一面上に位置するフラット構成である。また、このマット11には、開口部16が設けられていない。このため、マット11上の汚物はマット39の上面39a上へ除去される。なお、その他の構成等は、上述した第5の実施の形態と同様である。
【0046】
次に、本発明の第8の実施の形態について
図11を参照して説明する。
【0047】
この
図11に示す第8の実施の形態に係る消毒装置1は、
図2のものにおいて3つの開口部19をなくした構成であり、互いに離間対向する左右のカバー体32の間にマット11が嵌合されている。なお図示しないが、マット11は、左右両側の開口部19のみを有した構成、中央部の開口部19のみを有した構成、或いは後側のみに開口部を形成した構成等でもよい。
【0048】
次に、本発明の第9の実施の形態について
図12を参照して説明する。
【0049】
この
図12に示す第9の実施の形態に係る消毒装置1は、例えば長い通路やリターンレーン等の細長い通路部の途中に設置する場合に適したもので、
図1のものを前後方向に複数(例えば2つ)並設した構成である。このため、消毒対象物である牛2は、ゾーン1で消毒された後、ゾーン2でも同様に消毒されるため、複数回の消毒処理によって蹄部3をより一層適切に消毒でき、かつ、複数頭の牛2を連続的に消毒できる。
【0050】
なお、上記いずれの実施の形態においても、消毒対象物は、牛等の偶蹄類には限定されず、馬等の奇蹄類でもよく、蹄部を有する有蹄動物であればすべて適用可能である。
【0051】
また、載置板部上を歩いて移動中の有蹄動物の蹄部を消毒する場合について説明したが、例えば載置板部上の所定位置で有蹄動物を一旦停止させて消毒するようにしてもよい。
【0052】
さらに、第1ノズルの向き(第1方向)は水平方向であり、第2ノズルの向き(第1方向とは異なる第2方向)は斜め上方向である場合について説明したが、この方向には限定されず、例えば第1方向を斜め下方向にしたり第2方向を水平方向にすることも可能である。なお図示しないが、各ノズルは、有蹄動物の大きさに対応できるように配管に対して位置調整可能とした構成でもよく、また、噴射口の向きが調整可能な構成や、噴射量が調整可能な構成等でもよい。
【0053】
なお、本発明のいくつかの実施の形態及びその変形例等について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、前記各実施の形態や変形例等を適宜組み合わせることも可能である。
【符号の説明】
【0054】
1 消毒装置
2 有蹄動物である牛
3 蹄部
11 載置板部であるマット
21 側方噴射手段
23 第1ノズル
24 第1ノズル群
26 第2ノズル
27 第2ノズル群