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特許7475929印刷処理システム、印刷装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-19
(45)【発行日】2024-04-30
(54)【発明の名称】印刷処理システム、印刷装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20240422BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20240422BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20240422BHJP
   B65H 37/04 20060101ALI20240422BHJP
【FI】
B41J29/38 206
B41J29/38 102
G03G21/00 384
G03G21/00 376
G06F3/12 303
G06F3/12 332
G06F3/12 364
B65H37/04 Z
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2020063777
(22)【出願日】2020-03-31
(65)【公開番号】P2021160211
(43)【公開日】2021-10-11
【審査請求日】2023-03-02
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【弁理士】
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【弁理士】
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【弁理士】
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】武藤 剛
【審査官】佐藤 孝幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-043481(JP,A)
【文献】特開2012-049900(JP,A)
【文献】特開2015-144428(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0237226(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/38
G03G 21/00
G06F 3/12
B65H 37/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パンチャーと接続可能な印刷装置と、当該印刷装置と通信可能な情報処理装置から構成される印刷システムであって、
前記印刷装置は、
前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す第1の情報と2列のパンチ穴をあけるためのダブルパンチが可能であることを示す第2の情報と1列のパンチ穴をあけるためのシングルパンチが可能であることを示す第3の情報とを前記情報処理装置に送信する第1の送信手段と、
画像を用紙に印刷する印刷手段と、
前記パンチャーに、前記印刷手段が前記画像を印刷した用紙に穴をあけさせる制御手段とを有し、
前記情報処理装置は、
前記第1の送信手段が送信した前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記第1の情報に基づく設定であって、前記方向における前記2列のパンチ穴の位置の設定と、前記受信手段が受信した前記第2の情報と前記第3の情報に基づく設定であって、前記シングルパンチを実行するか前記ダブルパンチを実行するかパンチを実行しないかの設定を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた設定を前記印刷装置に送信する第2の送信手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第2の送信手段が送信した前記設定に基づいて前記パンチャーに前記2列のパンチ穴をあけさせることを特徴とする印刷システム。
【請求項2】
前記情報処理装置は、前記受信手段が受信した前記第1の情報と前記第2の情報に基づいて、所定の画面を表示する表示手段をさらに有し、
前記所定の画面には前記位置の選択肢が表示され、前記第2の送信手段は前記選択肢からユーザが選択した位置を示す情報を前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
前記情報処理装置の
前記受信手段が受信した前記第1の情報に所定の位置を示す情報が含まれていない場合、前記表示手段は前記所定の位置を示す情報が含まれない選択肢を表示することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記印刷装置は、前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す前記第1の情報を取得する取得手段をさらに有し、
前記第1の送信手段は前記取得手段が前記パンチャーから取得した前記第1の情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷システム。
【請求項5】
前記印刷装置の前記取得手段は、前記印刷装置の電源がオンになったことによって前記パンチャーから前記第1の情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
【請求項6】
前記第1の送信手段は、さらに前記パンチャーが前記複数のパンチ穴をあけることができる数を示す情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1乃至5の何か1項に記載の印刷システム。
【請求項7】
前記印刷装置の前記第1の送信手段は、ネットワークを介して、前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報を送信することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の印刷システム。
【請求項8】
パンチャーと接続可能であり、情報処理装置と通信可能な印刷装置であって、
前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す第1の情報と2列のパンチ穴をあけるためのダブルパンチが可能であることを示す第2の情報と1列のパンチ穴をあけるためのシングルパンチが可能であることを示す第3の情報とを前記情報処理装置に送信する送信手段と、
画像を用紙に印刷する印刷手段と、
前記パンチャーに、前記印刷手段が前記画像を印刷した用紙にパンチ穴をあけさせる制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記送信手段が前記情報処理装置に前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報を送信し、前記情報処理装置で受け付けられた前記第1の情報に基づく設定であって、前記方向における前記2列のパンチ穴の位置の設定と、前記第2の情報と前記第3の情報に基づく設定であって、前記シングルパンチを実行するか前記ダブルパンチを実行するかパンチを実行しないかの設定に基づいて前記パンチャーにパンチ穴をあけさせることを特徴とする印刷装置。
【請求項9】
前記印刷装置は、前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す前記第1の情報を取得する取得手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記取得手段が前記パンチャーから取得した前記第1の情報を前記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記取得手段は、前記印刷装置の電源がオンになったことによって前記パンチャーから前記第1の情報を取得することを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
【請求項11】
前記送信手段は、ネットワークを介して前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報を送信することを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項12】
前記送信手段が送信した前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報は、前記情報処理装置において前記パンチャーを用いた印刷処理の設定として使用されることを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項13】
前記送信手段は、前記情報処理装置に、前記パンチャーから前記パンチャーが前記複数のパンチ穴をあけることができない位置を示す情報をさらに送信し、
前記パンチャーから前記パンチャーが前記複数のパンチ穴をあけることができない位置を示す情報に基づく選択肢は前記情報処理装置で表示されないことを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項に記載の印刷装置。
【請求項14】
パンチャーと接続可能な印刷装置と通信可能な情報処理装置であって、
前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す第1の情報と2列のパンチ穴をあけるためのダブルパンチが可能であることを示す第2の情報と1列のパンチ穴をあけるためのシングルパンチが可能であることを示す第3の情報とを前記印刷装置から受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記第1の情報に基づく設定であって、前記方向における前記2列のパンチ穴の位置の設定と、前記受信手段が受信した前記第2の情報と前記第3の情報に基づく設定であって、前記シングルパンチを実行するか前記ダブルパンチを実行するかパンチを実行しないかの設定を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた設定を前記印刷装置に送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項15】
前記受信手段が受信した前記第1の情報と前記第2の情報に基づいて、所定の画面を表示する表示手段をさらに有し、
前記所定の画面には、前記位置の選択肢が表示され、前記送信手段は前記選択肢からユーザが選択した位置を示す情報を前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
【請求項16】
前記受信手段が受信した前記第1の情報に所定の位置を示す情報が含まれていない場合、前記表示手段は前記所定の位置を示す情報が含まれない選択肢を表示することを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
【請求項17】
前記受信手段は、前記印刷装置が前記パンチャーから取得した前記第1の情報を受信することを特徴とする請求項14乃至16の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項18】
前記送信手段は、ネットワークを介して、前記受付手段が受け付けた設定を前記印刷装置に送信することを特徴とする請求項14乃至17の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項19】
パンチャーと接続可能であり、情報処理装置と通信可能な印刷装置の制御方法であって、
前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す第1の情報と2列のパンチ穴をあけるためのダブルパンチが可能であることを示す第2の情報と1列のパンチ穴をあけるためのシングルパンチが可能であることを示す第3の情報とを前記情報処理装置に送信する送信工程と、
画像を用紙に印刷する印刷工程と、
前記パンチャーに、前記印刷工程で前記画像を印刷した用紙にパンチ穴をあけさせる制御工程とを有し、
前記制御工程は、前記送信工程で前記情報処理装置に前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報を送信し、前記情報処理装置で受け付けられた前記第1の情報に基づく設定であって、前記方向における前記2列のパンチ穴の位置の設定と、前記第2の情報と前記第3の情報に基づく設定であって、前記シングルパンチを実行するか前記ダブルパンチを実行するかパンチを実行しないかの設定に基づいて前記パンチャーにパンチ穴をあけさせることを特徴とする印刷装置の制御方法。
【請求項20】
パンチャーと接続可能な印刷装置と通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す第1の情報と2列のパンチ穴をあけるためのダブルパンチが可能であることを示す第2の情報と1列のパンチ穴をあけるためのシングルパンチが可能であることを示す第3の情報とを前記印刷装置から受信する受信工程と、
前記受信工程で受信した前記第1の情報に基づく設定であって、前記方向における前記2列のパンチ穴の位置の設定と、前記受信工程で受信した前記第2の情報と前記第3の情報に基づく設定であって、前記シングルパンチを実行するか前記ダブルパンチを実行するかパンチを実行しないかの設定を受け付ける受付工程と、
前記受付工程で受け付けた設定を前記印刷装置に送信する送信工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷処理システム、印刷装置及びその制御方法、情報処理装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
印刷装置の操作部でパンチ穴の位置を指定するための画面を表示し、画像が印刷された用紙のユーザによって指定された位置に、印刷装置に接続された後処理装置であるパンチャーがパンチ穴をあけることが公開されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-257958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置は印刷装置の操作によって指定されるため、印刷装置に接続されたPC等の情報処理装置で位置を指定することができない。また、印刷装置に接続されているパンチャーによりパンチ可能な位置や数が異なることがある。そのため、情報処理装置で位置を指定する場合に、パンチャーがパンチ不可能な位置をユーザが指定する可能性がある。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、パンチャーが接続された印刷装置に、パンチ穴の位置が指定された出力指示を行う情報処理装置において、パンチャーの能力に合わせて、パンチ穴の位置を指定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
パンチャーと接続可能な印刷装置と、当該印刷装置と通信可能な情報処理装置から構成される印刷システムであって、
前記印刷装置は、
前記パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、前記複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置を示す第1の情報と2列のパンチ穴をあけるためのダブルパンチが可能であることを示す第2の情報と1列のパンチ穴をあけるためのシングルパンチが可能であることを示す第3の情報とを前記情報処理装置に送信する第1の送信手段と、
画像を用紙に印刷する印刷手段と、
前記パンチャーに、前記印刷手段が前記画像を印刷した用紙に穴をあけさせる制御手段とを有し、
前記情報処理装置は、
前記第1の送信手段が送信した前記第1の情報と前記第2の情報と前記第3の情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記第1の情報に基づく設定であって、前記方向における前記2列のパンチ穴の位置の設定と、前記受信手段が受信した前記第2の情報と前記第3の情報に基づく設定であって、前記シングルパンチを実行するか前記ダブルパンチを実行するかパンチを実行しないかの設定を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた設定を前記印刷装置に送信する第2の送信手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第2の送信手段が送信した前記設定に基づいて前記パンチャーに前記2列のパンチ穴をあけさせることを特徴とする印刷システム。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パンチャーが接続された印刷装置に、パンチ穴の位置が指定された出力指示を行う情報処理装置において、パンチャーの能力に合わせて、パンチ穴の位置を指定できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】印刷装置である複合機1000のハードウェア構成の一例を示す図
図2】複合機1000の情報処理コントローラユニット101の構成の一例を示す図
図3】プロダクションプリント向けのシステム構成の一例を示す図
図4】多機能パンチャー3003のパンチ処理部の断面図の一例を示す図
図5】2穴のパンチダイ405を装着した多機能パンチャー3003によって生成される成果物の一例を示す図
図6】2穴のパンチダイ405を装着した多機能パンチャー3003によって生成される成果物の一例を示す図
図7】パンチ処理を含む印刷ジョブを実行する際のシーケンスの一例を示す図
図8】パンチ処理の一例を示すフローチャート
図9】パンチ処理の設定メニューの一例を示す図
図10】情報処理装置であるPC1002のハードウェア構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例であり本発明は図示された構成に限定されるものではない。
【実施例
【0010】
図1は印刷装置である複合機1000のハードウェア構成の一例を示す図である。複合機1000は、情報処理コントローラユニット101、プリンタコントローラユニット102、スキャナコントローラユニット103、プリンタ104、スキャナ105、操作部106を有している。情報処理コントローラユニット101は、複合機1000の情報処理制御を統括するコントローラであり、操作部106が接続される。さらに、画像出力デバイスであるプリンタ104を制御するプリンタコントローラユニット102や画像入力デバイスであるスキャナ105を制御するスキャナコントローラユニット103が接続される。さらに、プリンタコントローラユニット102には、多機能パンチャー3003を制御するパンチャコントローラユニット107や中綴じ製本機3004を制御する中綴じ製本機コントローラユニット108が接続される。
【0011】
プリンタ104は、例えば、情報処理装置であるPCから受信した印刷ジョブやスキャナ105によって取得された画像データに基づいて画像を用紙に印刷する。PCから受信する印刷ジョブには、印刷される画像に対応する画像データのほかに、2in1、両面、ステイプル、パンチ等の印刷設定が含まれる。スキャナ105は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。
【0012】
図2は複合機1000の情報処理コントローラユニット101の構成の一例を示す図である。情報処理コントローラユニット101は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、Network I/F205、操作部I/F206、画像処理部207、デバイスコントローラI/F208、FAX通信部209を有する。
【0013】
CPU201は、ROM202に格納されているブートプログラムを実行し、OSを起動する。CPU201は、このOS上で、HDD204に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、スキャン、プリント、FAXおよびネットワークやメモリストレージを利用した各種機能を実行する。また、OSおよびアプリケーションプログラムは、機器構成する各種ユニットの状態を監視することで、エラー発生を検知する。
【0014】
CPU201の作業領域としてはRAM203が用いられる。また、RAM203は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD204は、上記アプリケーションプログラムや画像データ、各種設定値や履歴を記憶する。
【0015】
CPU201には、システムバス210を介して、ROM202およびRAM203とともに、操作部I/F206、デバイスコントローラ I/F208、Network I/F205、画像処理部207、FAX通信部209が接続される。操作部I/F206は、タッチパネル操作可能なLCDユニットを有する操作部106とのインタフェースである。
【0016】
CPU201がOSおよびアプリケーションプログラムを実行することで、操作部106に表示される画面に対応する画面データを生成し、操作部I/F206から操作部106に対して出力する。また、CPU201がOSおよびアプリケーションプログラムを実行することで、操作部106よりユーザ操作として入力された情報を、操作部I/F206経由で取得する。
【0017】
デバイスコントローラI/F208には、プリンタコントローラユニット102およびスキャナコントローラユニット103が接続される。デバイスコントローラI/F208は、画像データの同期系/非同期系の変換を行うとともに、プリンタやスキャナ、および、パンチャー等を含むフィニッシャーへ、指示や各装置の能力や状態の取得を行う。
【0018】
Network I/F205は、例えばLAN211に接続され、ネットワーク経由で各種装置との間で情報の入出力を行う。また、例えばLAN211に接続された後述するPC1002から印刷ジョブを受信したり、各種データを送受信したりする際に使用される。
【0019】
画像処理部207では、プリンタ104へ出力される画像データに行われる出力画像処理やスキャナ105から入力された画像データに行われる入力画像処理、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換などの処理を行う。
【0020】
FAX通信部209は、電話回線212に接続されており、電話回線212に接続された別のファクシミリ装置からFAX画像データを受け取り、HDD204に格納するために使用される(以降、FAX受信機能と呼ぶ)。HDD204に格納された画像データはデバイスコントローラI/F208を介して、プリンタ104に出力され、プリンタ104はその画像データに基づいて画像を用紙に印刷する。また、HDD204に格納された画像データを、電話回線210を介して他のファクシミリ装置にファクシミリ送信するためにも使用される。
【0021】
図10は情報処理装置であるPC1002のハードウェア構成の一例を示す図である。PC1002はCPU301、ROM302、RAM303、HDD304、Network I/F305、表示装置I/F306、操作装置I/F307を有する。
【0022】
CPU301は、ROM302に格納されているブートプログラムを実行し、OSを起動する。CPU301は、このOS上で、HDD304に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、各種機能を実行する。
【0023】
CPU301の作業領域としてはRAM303が用いられる。また、RAM303は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD304は、上記アプリケーションプログラムや画像データ、各種設定値や履歴を記憶する。
【0024】
Network I/F305は、例えばLAN211に接続され、ネットワーク経由で各種装置との間で情報の入出力を行う。また、例えばLAN211に接続された複合機1000に印刷ジョブを送信したり、各種データを送受信したりする際に使用される。
【0025】
表示装置I/F306は、例えばモニター等の表示装置308をPC1002と接続するためのI/Fである。また操作装置I/F307は、例えばキーボードやマウス等の操作装置309をPC1002と接続するためのI/Fである。
【0026】
図3はプロダクションプリント向けのシステム構成の一例を示す図である。この例では、プロダクションプリントシステム3000は、複合機1000、多機能パンチャー3003、中綴じ製本機3004、用紙デッキ3002から構成されている。
【0027】
本例において、多機能パンチャー3003は、複合機1000から搬送される用紙に穴をあける(パンチ処理)。多機能パンチャー3003は、穴数の異なる複数のパンチダイや折り目をつけるためのクリーサをユーザが交換可能である。これにより、穴数や穴形状の異なる様々なパンチ、またはクリースを行う事が出来る。
【0028】
中綴じ製本機3004は、複合機1000から搬送された用紙ステイプル処理、パンチ処理、断裁処理、シフト排紙、中綴じ製本処理、折り処理、を行うかを選択的に実行可能である。また、中綴じ製本機3004は、自身でのフィニシング処理を行わずに、搬送された用紙を排紙トレイにそのまま出力することもできる。
【0029】
次に、図4を使用して多機能パンチャー3003の構造と動作を説明する。図4は多機能パンチャー3003のパンチ処理部の断面図の一例を示す図である。多機能パンチャー3003の用紙搬送経路は大きく2種類ある。まず上部にバイパス経路がある。そして下部にはパンチ経路がある。
【0030】
パンチ処理が必要でない用紙を搬送する場合には、右側から送られてきた用紙はバイパスローラ401によってまっすぐ左へ搬送され、次のフィニッシングユニットである中綴じ製本機3004に送られる。
【0031】
パンチ処理が必要な用紙が搬送されてきた場合には、パンチ経路ローラ402によってパンチ経路に用紙が搬送される。パンチ経路にはスキュー補正ローラ404が配置され、搬送中の用紙の傾きを修正する。用紙の先頭がアライメントセンサ403で検出されると、穴あけ用の刃をもつパンチダイ405の真下にパンチ位置が来るように用紙が搬送され、停止する。パンチダイ405は下に移動して用紙に穴をあける。ダブルパンチの場合は、さらに、次のパンチ位置に来るように用紙が移動されて停止し、パンチダイ405は下に移動して用紙に穴をあける。本実施例のパンチダイ405は2穴のパンチダイとして説明するが、これに限るものではない。例えば、4穴や6穴、それ以上であってもよい。穴あけで発生するパンチくずは装置下部のパンチくず回収箱406にたまり、回収可能となっている。
【0032】
図5は2穴のパンチダイ405を装着した多機能パンチャー3003によって生成される成果物の一例を示す図である。図5(A)は、画像501の右に1箇所(列)のパンチ穴502があいている。そして、図5(B)は画像の左にパンチ穴503、図5(C)は画像の上にパンチ穴504、図5(D)は画像の下にパンチ穴505があいている。なお、パンチ穴の位置は画像における相対的な位置を指定できるようになっていてもいいし、図9のように原稿の端(左右)や中央等を指定できるようになっていてもいい。
【0033】
図6は2穴のパンチダイ405を装着した多機能パンチャー3003によって生成される成果物の一例を示す図である。
【0034】
図6(A)は、画像601の右と画像602の右に1列ずつ合計2列のパンチ穴603、604があけられている。図6(B)では、画像601、602の左に1列ずつ合計2列のパンチ穴605、606があけられている。図6(C)では、画像601の左側と画像602の右側に1列ずつ合計2列のパンチ穴607、608があけられている。つまり、用紙の外側(用紙の天地方向とは垂直の方向の外側)に1列ずつ合計2列のパンチ穴607、608があけられている。図6(D)では、画像601の右側と、画像602の左側に1列ずつ合計2列のパンチ穴609、610があけられている。つまり、用紙の内側(用紙の天地方向とは垂直の方向の外側)に1列ずつ合計2列のパンチ穴609、610があけられている。
【0035】
次に、図7のシーケンス図を用いて、受信した印刷ジョブに基づいて画像が印刷される用紙にパンチ処理を実行する処理について説明する。
【0036】
図7は、パンチ処理を含む印刷ジョブを実行する際のシーケンスの一例を示す図である。図7のシーケンスは、S701において、ユーザ1001が複合機1000の電源をONすることによって開始される。
【0037】
S702において、複合機1000のCPU201はNetwork I/F205を介して、多機能パンチャー3003に能力取得要求を送信する。
【0038】
S703において、多機能パンチャー3003は受信した能力取得要求に基づいて、自身の能力情報を複合機1000に送信する。
【0039】
S704において、複合機1000は多機能パンチャー3003から能力情報を受信し、受信した能力情報をHDD204に保存する。能力情報は、1列当たりの穴数(2穴、3穴、4穴、多穴など)を示す情報や穴あけ可能な用紙上の搬送方向に対する位置(先端、後端、用紙前半部の後端、用紙後半部の先端など)を示す情報、穴あけ可能な列数を示す情報を含む。
【0040】
S705において、ユーザ1001がPC1002において、PDLドライバのインストール時、もしくは、PDLドライバの画面でデバイス情報取得を指示する。具体的には、PC1002上でPDLドライバのトップ画面を表示することで、デバイス情報の取得を指示したものとみなす。なお、PDLドライバの印刷設定画面を表示したことデバイス情報の取得を指示したものとみなしてもよい。
【0041】
S706においてPC1002のCPU301は能力情報の取得要求をNetwork I/F205を介して複合機1000に送信する。なお、PC1002は複合機1000とNetwork I/F205を介して接続されている。
【0042】
S707において、複合機1000のCPU201はデバイス情報の取得要求を受信すると、S704でHDD204に格納した能力情報を含むデバイス情報をPC1002に送信する。PC1002へ送信するデバイス情報に含まれる能力情報は、HDD204に記憶されている穴あけ可能な穴数を示す情報と穴あけ可能な用紙上の搬送方向位置を示す情報、穴あけ可能な列数を示す情報を基に生成した穴あけ位置の組み合わせ(例えば、「後端と用紙前半部の後端」、「後端のみ」など)のリストを含む。ここで、穴あけ位置とは、パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置である。
【0043】
そして、S708において、PC1002のCPU301は受け取ったデバイス情報を自身のHDD304に格納する。
【0044】
なお、ここでデバイス情報とはパンチ処理の能力情報だけでなく、例えばステイプル処理の能力情報(ステイプルの可否を示す情報や、ステイプル可能な位置を示す情報)等が含まれている。
【0045】
S709において、ユーザ1001がPC1002において、PDLドライバの印刷設定画面を表示する指示を行うと、S710においてPC1002はS708で格納したデバイス情報に基づいて印刷設定画面を生成して表示する。なお、S705の処理を印刷設定画面の表示とするのであれば、S709の処理は省略する。印刷設定画面には、デバイス情報に含まれるパンチ処理の能力情報に基づいて、ユーザによる設定を受け付けるためのオブジェクトが表示される。その具体例については、図9で詳細に説明する。
【0046】
図9はパンチ処理の設定メニューの一例を示す図である。図9(A)、(B)のメニューは、PCがプリンタドライバを実行することで、PC1002に接続される表示装置309に表示される画面に含まれるオブジェクトである。図9(A)はパンチの種類を選択するためのメニューである。ユーザはプルダウン911でパンチの種類をリスト912から選ぶことができる。Off913は、パンチ処理をオフにするための選択肢である。Multi-Hole914はシングルパンチ(1列のパンチ)を行うための選択肢である。Multi-Hole(Double)915はダブルパンチ(2列のパンチ)を行うための選択肢である。図9(A)のリスト912では、Multi-Hole914とMulti-Hole(Double)915が両方表示されているが、これは、S707でPC1002が受信したデバイス情報に含まれる能力情報に基づいて表示されている。つまり、Multi-Hole914とMulti-Hole(Double)915の両方が表示されるのは、複合機1000から受信した能力情報に、多機能パンチャー3003がシングルパンチもダブルパンチも可能であることを示す情報が含まれている場合である。複合機1000から受信した能力情報に、多機能パンチャー3003がシングルパンチだけ可能であることを示す情報が含まれている場合は、図9(A)のリスト912は、Off913とMulti-Hole914しか表示されない。なお、この時ダブルパンチが可能でないことを示す情報を上述の能力情報が含んでいて、それをPC1002上のPDLドライバでシングルパンチのみであると解釈してもいい。また、ダブルパンチが可能であることを示す情報が含まれていないことによって、PDLドライバでシングルパンチのみであると解釈してもよい。
【0047】
図9(A)のプルダウン911でMulti-Hole(Double)915が選択された場合、図9(B)のようなリスト922からパンチ位置を選択できるようになる。
【0048】
図9(B)は、パンチの位置を選択するメニューであり、ユーザはプルダウン921で4種類のパンチ位置を含むリスト922から一つのパンチ位置を選択することができる。このプルダウン921で選択できるパンチ穴の位置は、パンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、複数のパンチ穴が並ぶ方向に直交する方向における位置である。また、換言すると、上記位置はパンチャーが複数のパンチ穴をあけることができる位置であって、パンチ穴をあけるための刃が並ぶ方向に直交する方向における位置である。
【0049】
パンチ位置の例としては、Short Edge(Left)923、Short Edge(Right)924、Short Edge(Center)925、Short Edge(Side)926がある。Short Edge(Left)923は、画像の左側にパンチ列がくるようにパンチ処理を行うための選択肢である。具体的には、Short Edge(Left)923が選択されると、図6(B)のような成果物が出力される。
【0050】
Short Edge(Right)924は、画像の右側にパンチ列がくるようにパンチ処理を行うための選択肢である。具体的には、Short Edge(Right)924が選択されると、図6(A)のような成果物が出力される。
【0051】
Short Edge(Center)925は、用紙の中心にパンチ列がくるようにパンチ処理を行うための選択肢である。具体的には、Short Edge(Center)925が選択されると、図6(D)のような成果物が出力される。
【0052】
Short Edge(Side)926は、用紙の端にパンチ列がくるようにパンチ処理を行うための選択肢である。具体的には、Short Edge(Side)926が選択されると、図6(C)のような成果物が出力される。
【0053】
図9(B)のリスト922も図9(A)のリスト912と同様に、S707で受信した能力情報に基づいて表示される。例えば、S707で受信した能力情報に、用紙の中央でのステイプルが可能でないことを示す情報が含まれている場合、リスト922には Short Edge(Center)925が表示されない。なお、S707で受信した能力情報に、用紙の中央でのステイプルが可能であることを示す情報が含まれていない場合であっても、リスト922には Short Edge(Center)925が表示されないようにしてもよい。
【0054】
S711において、ユーザ1001がPC1002において、PDLドライバの印刷設定変更を行うと、S712においてPC1002のCPU301は印刷設定をRAM303もしくはHDD304に格納する。
【0055】
S713において、ユーザ1001が印刷の実行を指示すると、S714においてS712で保持した印刷設定や、画像データを含む印刷ジョブがPC1002からLAN211を介して送信される。
【0056】
S715において、複合機1000のCPU201は受信した印刷ジョブに基づいてプリンタ104を制御して、プリンタ104は印刷を実行する。印刷設定でパンチ処理が指定されている場合は、S716で複合機1000のCPU201は多機能パンチャー3003にパンチ処理を指示する。
【0057】
S717において、多機能パンチャー3003は複合機1000から受信した、パンチ処理の指示に基づいて、パンチ処理を実行する。
【0058】
次に、フローチャートを用いて本実施例における画像形成装置の処理手順を説明する。図8は、パンチ処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、CPU201が、ROM202又はHDD204から読み出してRAM203に展開されたPDL機能プログラムを実行することで行われる。また、図8のフローは複合機1000の電源がONになっていることに従って開始される。
【0059】
S801において、複合機1000のCPU201は、印刷ジョブを受信したか否かを判定する。受信したと判定した場合は、S802に進む。そうでない場合、S801に戻る。なお、S801で受信されるジョブは、例えば、PC1002上でプリンタドライバが操作されることによって、PC1002から複合機1000に送信された印刷ジョブである。ダブルパンチを行う印刷ジョブの場合は、穴あけする列数が2列で、穴あけ位置が、例えば、「後端と用紙前半部の後端」と設定されている。
【0060】
S802において、CPU201は、S801で受信した印刷ジョブに含まれる印刷設定でパンチが指定されているか否かを判定する。パンチが設定されていると判定した場合、S803に進む。そうでない場合は、S806に進む。
【0061】
S803において、CPU201は、S801で受信した印刷ジョブに含まれる印刷設定で、穴あけ位置が2列(ダブルパンチ)指定されているか否かを判定する。ダブルパンチであると判定した場合、S804に進む。そうでない場合、S807に進む。
【0062】
S804において、CPU201は、ダブルパンチが実行可能であるか否かを判定する。ダブルパンチの実行の可否は、起動時にデバイスコントローラI/F208、プリンタコントローラユニット102を介して、パンチャーコントロールユニット107から多機能パンチャー3003の能力を取得し、RAM203に格納した情報を基に判定する。ダブルパンチが実行可能であると判定した場合、S805に進む。そうでない場合、S806に進む。
【0063】
S805において、CPU201は、デバイスコントローラI/F208、および、プリンタコントローラユニット102を介して、パンチャーコントロールユニット107にダブルパンチの実行指示を行う。
【0064】
S807において、CPU201は、シングルパンチ(1列のパンチ)が実行可能であるか否かを判定する。シングルパンチの実行の可否は、起動時にデバイスコントローラI/F208、プリンタコントローラユニット102を介して、パンチャーコントロールユニット107から多機能パンチャー3003の能力を取得し、RAM203に格納した情報を基に判定する。シングルパンチが実行可能であると判定した場合、S808に進む。そうでない場合、S806に進む。
【0065】
S808において、CPU201は、デバイスコントローラI/F208、および、プリンタコントローラユニット102を介して、パンチャーコントロールユニット107にシングルパンチの実行指示を行う。
【0066】
S806において、CPU201はプリンタコントローラユニット102を介してプリンタ104を制御し、印刷ジョブに含まれる画像データに対応する画像を用紙に印刷する。このとき、パンチャーコントロールユニット107はS805でのダブルパンチ、また、S808でのシングルパンチが指示されていた場合は、その指示に従って、多機能パンチャー3003を動作させて、画像が印刷された用紙にパンチ処理を行う。また、この時に、印刷設定画面で指定されたパンチの位置に基づいて、多機能パンチャー3003は画像が印刷された用紙にパンチ処理を行う。
【0067】
本実施例では、PC1002から複合機1000に印刷ジョブを送信する際に、PC1002上のPDLドライバでパンチ処理の設定を行う例を説明したが、これに限るものではない。例えば、複合機1000の操作部106を介してコピージョブを実行する際に、ユーザが操作部106を介して、パンチ処理の設定を行ってもよい。その場合、図9の設定メニューは複合機1000の操作部106にコピーの設定として表示され、操作部106を介してユーザの選択を受け付けることになる。その場合でも同様に、複合機1000に接続されている多機能パンチャー3003から受信した能力情報に基づいて、操作部106に図9(A)、(B)のような画面が表示される。
【0068】
また、本実施例では、複合機1000と多機能パンチャー3003が別々の装置として説明したが、複合機1000にパンチャーが組み込まれている形態であってもよい。その場合、パンチャーの能力情報をはじめから複合機1000のHDD204に記憶されているものとする。よって、PC1002からデバイス情報の取得要求を受信した場合は、HDD204にあらかじめ記憶されている能力情報を含むデバイス情報がPC1002に送信される。
【0069】
<その他の実施の形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
【符号の説明】
【0070】
1000 複合機
104 プリンタ
105 スキャナ
106 操作部
1002 PC
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10