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特許7476108音声インターフェースによって消費製品を分注するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-19
(45)【発行日】2024-04-30
(54)【発明の名称】音声インターフェースによって消費製品を分注するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G07F 13/00 20060101AFI20240422BHJP
   G07F 9/00 20060101ALI20240422BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20240422BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20240422BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALI20240422BHJP
【FI】
G07F13/00 Z
G07F9/00 G
G06F3/16 610
G06F3/16 630
G06F3/16 650
G06F3/01 510
G06F3/0488
G06F3/01 560
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2020559528
(86)(22)【出願日】2019-04-15
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-30
(86)【国際出願番号】 US2019027489
(87)【国際公開番号】W WO2019209566
(87)【国際公開日】2019-10-31
【審査請求日】2022-04-14
(31)【優先権主張番号】15/963,862
(32)【優先日】2018-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】591235706
【氏名又は名称】ペプシコ・インク
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100131808
【弁理士】
【氏名又は名称】柳橋 泰雄
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・クロフォード
【審査官】沖田 孝裕
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0090288(US,A1)
【文献】国際公開第2017/058794(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07F 13/00
G07F 9/00
G06F 3/16
G06F 3/04817
G06F 3/01
G06F 3/0488
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料ディスペンサから飲料を分注する方法であって、前記方法が、
前記飲料ディスペンサに近接したユーザ及び前記ユーザからの音声プロンプトを検出し、前記飲料ディスペンサをオンにすることと、
第1の入力を提供するように前記ユーザに促すことであって、前記第1の入力が、可聴である、ことと、
前記第1の入力に基づいて、前記ユーザのユーザプロファイルをリモートサーバから取り出すことと、
前記リモートサーバから受信した前記ユーザプロファイルに基づいてグラフィカルユーザインターフェースを作成することであって、前記グラフィカルユーザインターフェースは前記ユーザプロファイルに記憶された前記ユーザのプロファイル写真、前記ユーザの名前及び支払い方法の少なくとも一つを含む、ことと
前記ユーザから第2の入力を受信することであって、前記第2の入力が、前記ユーザの飲料選択に関する情報を含み、前記第2の入力が、前記第1の入力とは異なる様態で提供される、ことと、
前記飲料を分注することと、を含み、
前記ユーザの近接がセンサを用いて検出される、方法。
【請求項2】
前記第1の入力が、音声コマンドを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザプロファイルが、ユーザ情報を記憶したデータベースを備えるサーバから取り出され、前記記憶したユーザ情報が、複数の音声プロファイルを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザプロファイルが、前記ユーザによって作成された音声プロファイルを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザプロファイルを取り出すことが、
前記第1の入力を前記サーバに通信することと、
前記第1の入力と、前記データベース内に記憶された前記複数の音声プロファイルとを比較することと、
前記第1の入力を、前記ユーザによって作成された前記音声プロファイルにマッチさせることと、
前記ユーザの前記ユーザプロファイルを識別することと、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザの飲料選択に関する前記情報が、飲料、風味、及びカップサイズからなる群から選択される少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の入力に基づいて、提案された飲料選択を提供することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
飲料ディスペンサから飲料を分注する方法であって、前記方法が、
音声入力を提供するようにユーザに促すことと、
リモートサーバにおいて、前記音声入力を、前記リモートサーバに記憶されたユーザプロファイルのデータベースからプロファイルされた複数の記憶された音声と比較することであって、前記データベースは複数の音声プロファイルを含む、ことと、
前記音声入力と前記複数の音声プロファイルとの比較に基づいて前記データベースからユーザプロファイルを取り出すことと、
前記ユーザプロファイルに基づいて、選択メニューをディスプレイに表示することと、
前記ユーザから、前記選択メニューからのユーザ選択を受信することと、
別の選択メニューを表示することとを含み、
前記ユーザ選択が、前記飲料ディスペンサのマイクロホンによって受信される、方法。
【請求項9】
前記ユーザプロファイルは前記ユーザが好む飲料選択を含み、
前記選択メニューが複数のアイコンを含み、
前記アイコンは前記ユーザが好む飲料選択を表す、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ユーザプロファイルは、
前記ユーザが好む飲料選択と、
名前、年齢、言語選好、及び支払い情報からなる群から選択される、前記ユーザに関する個人識別情報を更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
音声入力を提供するようにユーザに促すことが、前記ユーザに可聴的に促すことを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記データベースからユーザプロファイルを取り出すことが、
前記音声入力と、前記複数の音声プロファイルとを比較することと、
前記音声入力を、前記ユーザによって識別された音声プロファイルにマッチさせることと、
対応するユーザプロファイルを取り出すことと、を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
飲料ディスペンサであって、
前記飲料ディスペンサに結合されたディスプレイと、
前記飲料ディスペンサに結合された第1の制御インターフェースであって、前記第1の制御インターフェースが、ユーザからの音声入力を含む第1の入力を受信するように構成されている、第1の制御インターフェースと、
前記飲料ディスペンサに結合された第2の制御インターフェースであって、前記第2の制御インターフェースが、前記ユーザからの第2の入力を受信するように構成され、前記第2の入力が、音声入力とは異なる入力である、第2の制御インターフェースと、
記憶されたユーザ情報のデータベースを含むサーバから、前記記憶されたユーザ情報を取り出すように構成されたプロセッサであって、前記記憶されたユーザ情報のデータベースは複数の記憶された音声プロファイルを含み、取り出された前記記憶されたユーザ情報が、前記ユーザからの音声入力を前記複数の記憶された音声プロファイルと比較する、プロセッサと、
前記記憶されたユーザ情報は、記憶された飲料の好みを含み、
前記ディスプレイは、前記記憶されたユーザ情報に基づいて更新するグラフィカルユーザインターフェースを備える、飲料ディスペンサ。
【請求項14】
炭酸入り飲料を分注するためのノズルを更に備える、請求項13に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項15】
前記第1の制御インターフェースが、マイクロホンと、プロセッサと、を備える、請求項13に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項16】
前記ディスプレイが、タッチスクリーンを備える、請求項13に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項17】
前記第2の制御インターフェースが、前記タッチスクリーンを備えた前記ディスプレイを備える、請求項16に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項18】
前記第2の入力が、前記タッチスクリーンを備えた前記ディスプレイへの触覚入力を備える、請求項16に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項19】
前記第1の入力に基づいて、提案された飲料選択を提供することを含み、
前記提案された飲料選択は天気に基づく、請求項1の方法。
【請求項20】
前記ユーザプロファイルの音声プロファイルがモバイル装置で作成される、請求項1の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、一般に、消費製品を分注するためのシステム及び方法に関する。より具体的には、本開示の実施形態は、飲料ディスペンサなどの自動販売機(vending apparatus)を制御するために音声インターフェースを使用するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
飲料ディスペンサは、レストラン、カフェ、劇場、並びに他の娯楽及び/又は食品サービス提供所のような様々な場所において、顧客に飲料を分注するために使用されている。いくつかの場所では、飲料を分注するために、セルフサービス飲料ディスペンサが使用されている。
【0003】
飲料(複数可)を分注することを認可された人物、及びそのような人物が分注することを認可される様態は、会場の所有者及び/又は運営者が、盗難又は顧客による無駄な消費に起因する損失を低減することに役立ち得る。また、セルフサービス飲料ディスペンサでの肯定的な顧客体験は、会場の所有者及び/又は運営者にとって望ましい場合がある。飲料ディスペンサの使用に関連した肯定的な顧客体験及び顧客満足度は、会場の所有者及び/又は運営者にとって、飲料の販売及び顧客が再訪するようにするための望ましいツールとなり得る。更に、肯定的な顧客体験及び満足度は、ブランド認識を促進することができ、貴重なマーケティングツールとなり得る。
【0004】
したがって、セルフサービス飲料分注を可能にするための、セルフサービス飲料ディスペンサを作動させるための、及びセルフサービス飲料ディスペンサへのアクセスを制御するための方法及びシステムに対する継続的な必要性が存在する。
【発明の概要】
【0005】
飲料ディスペンサから飲料を分注する方法は、飲料ディスペンサに近接したユーザを検出することと、第1の入力を提供するようにユーザに促すことであって、第1の入力が、可聴である、促すことと、第1の入力に基づいて、ユーザのユーザプロファイルを取り出すことと、ユーザから第2の入力を受信することであって、第2の入力が、ユーザの飲料選択に関する情報を含み、第2の入力が、第1の入力とは異なる様態で提供される、受信することと、飲料を分注することと、を含む。
【0006】
飲料ディスペンサから飲料を分注する方法は、音声入力を提供するようにユーザに促すことと、音声入力を利用して、複数の音声プロファイルを含むユーザ情報を記憶したデータベースを備えるサーバからユーザプロファイルを取り出すことと、ユーザプロファイルに基づいて、選択メニューをディスプレイに表示することと、を含む。
【0007】
飲料ディスペンサは、飲料ディスペンサに結合されたディスプレイと、飲料ディスペンサに結合された第1の制御インターフェースであって、第1の制御インターフェースが、ユーザからの音声入力を含む第1の入力を受信するように構成されている、第1の制御インターフェースと、飲料ディスペンサに結合された第2の制御インターフェースであって、第2の制御インターフェースが、ユーザからの第2の入力を受信するように構成され、第2の入力が、音声入力とは異なる入力である、第2の制御インターフェースと、を含む。一実施形態では、飲料ディスペンサは、炭酸入り飲料を分注するためのノズルを備える。一実施形態では、飲料ディスペンサは、飲料を販売するための自動販売機(vending machine)を備える。
【0008】
本発明の実施形態に関する更なる特徴及び利点、並びに本発明の様々な実施形態の構造及び作動について、添付図面を参照しながら、以下で詳細に説明する。本発明は、本明細書に記載される特定の実施形態に限定されないことに留意されたい。そのような実施形態は、例示目的だけのために本明細書に提供されている。追加の実施形態は、本明細書に含まれた様々な教示に基づけば、当業者にとって明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
添付図面は、本発明に組み込まれ、本明細書の一部を形成し、本発明の実施形態を例示し、本説明と共に、更に本発明の諸原理を説明し、かつ当業者が本発明を製造し、使用することを可能にする役割を果たす。
【0010】
図1】実施形態による、自動販売機と通信するユーザ、及びリモートサーバと通信する自動販売機の概略図である。
【0011】
図2】実施形態による、飲料ディスペンサ自動販売機の正面斜視図である。
【0012】
図3】実施形態による、自動販売機の正面斜視図である。
【0013】
図4】実施形態による、自動販売機の正面斜視図である。
【0014】
図5】いくつかの実施形態による、飲料ディスペンサなどの自動販売機のためのグラフィカルユーザインターフェースを示す。
【0015】
図6A】いくつかの実施形態による、飲料ディスペンサなどの自動販売機のためのグラフィカルユーザインターフェースの第1の表示を示す。
【0016】
図6B】自動販売機のいくつかの実施形態による、飲料ディスペンサなどの自動販売機のためのグラフィカルユーザインターフェースの第2の表示を示す。
【0017】
図6C】自動販売機のいくつかの実施形態による、飲料ディスペンサなどの自動販売機のためのグラフィカルユーザインターフェースの第3の表示を示す。
【0018】
図6D】自動販売機のいくつかの実施形態による、飲料ディスペンサなどの自動販売機のためのグラフィカルユーザインターフェースの第4の表示を示す。
【0019】
図7】いくつかの実施形態による、自動販売機の機能図を示す。
【0020】
図8】いくつかの実施形態による、自動販売機の機能図を示す。
【0021】
図9】実施形態が実施され得る例示的なコンピュータシステムの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以降、添付図面に例示されるような本発明の実施形態を参照して、本発明(複数可)を詳細に説明する。「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態(an exemplary embodiment)」などの言及は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含むわけではないことを示す。更に、このような語句は、必ずしも同一の実施形態に言及するものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態に関連して記載される場合、明確に記載されているか否かに関係なく、他の実施例に関連するこのような特徴、構造、又は特性への影響は、当業者の知識の範囲内であるものとする。
【0023】
例えば飲料ディスペンサなどの自動販売機とのユーザインタラクションは、典型的に、制限される。そのような機械は、しばしば、支払いを受け取り、ユーザの製品選択に肯定応答し、その製品を分注するようにのみ機能する、制限されたユーザインターフェースを有する。これらの自動販売機は、実際には、ユーザと相互作用せず、購入及び販売という主な目的を達成するのみであるが、ユーザが、ユーザの購入したい製品をカスタマイズすることを可能にせず、また、特定の製品の選択を容易にし得る任意のユーザ情報へのアクセスを有しない。更に、従来の自動販売機は、例えば、現金、カードによる支払い、又はいくつかの他のデジタル的な支払い手段を通した支払いを必要とする。その結果、ユーザが偶然にユーザの財布又は電話を有しない場合、ユーザは、その販売機から購入することができない。したがって、音声制御インターフェースを有する自動販売機の実施形態を本明細書に記載する。記載される自動販売機の特定の実施形態は、自動販売機とユーザとの間の一方向又は双方向の音声通信を可能にして、容易な製品の選択及び支払いを可能にする。
【0024】
本明細書に記載される実施形態は、音声コマンドなどの音声入力を含むユーザ入力に基づいて動作可能である自動販売機100を提供する。一実施形態では、自動販売機100は、飲料ディスペンサ100を備える。飲料ディスペンサは、例えば炭酸入り飲料などの飲料を分注するように構成され得る。他の実施形態では、自動販売機100としては、自動販売機、冷却器、又は他の類似する装置を備え得る。
【0025】
図1及び図2を参照すると、自動販売機100は、情報をユーザ10に表示するためのディスプレイ108を含む。いくつかの実施形態では、下で論じるように、ディスプレイ108は、グラフィカルユーザインターフェースを備え得、ユーザからの入力を受信するための制御インターフェースを備え得る。自動販売機100は、ユーザからユーザ入力を受信するように構成された制御インターフェース106を含む。いくつかの実施形態では、制御インターフェース106は、可聴入力を含むユーザ入力をユーザから受信するように構成されたマイクロホン106を備える。一実施形態では、ユーザ入力は、音声コマンドを含む音声入力で構成され得る。いくつかの実施形態では、自動販売機100は、可聴情報をユーザ10に提供するためのスピーカ104を更に含み得る。可聴情報は、ユーザ10に対する命令、フィードバック、又は他の情報を含み得る。いくつかの実施形態では、自動販売機100は、自動販売機100に対するユーザの近接度を判定するためのセンサ102を含む。
【0026】
動作中に、ユーザ10が製品を分注したいとき、ユーザは、自動販売機100に接近し得る。ユーザ10が自動販売機100の特定の範囲内にいるとき、ユーザの存在は、自動販売機100に結合されたセンサ102によって検出され得る。ユーザの検出可能な範囲は、使用される検出センサの種類によって変動し得る。特定の実施形態では、センサ102は、赤外線センサ、温度センサ、近接センサ、マイクロ波センサ、超音波センサ、ビデオカメラ、超音波センサ、RFIDセンサ、又はこれらの任意の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない、任意のセンサであり得る。
【0027】
センサ102がユーザ10の存在を検出すると、自動販売機100は、スピーカ104を介して可聴挨拶を出力して、ユーザ10に係合し得る。挨拶は、例えば「Pepsiはいかかがですか?」などの短い「こんにちは」という語句、又はユーザを自動販売機100に接近させ得る任意の他の語句であり得る。次いで、ユーザ10は、自動販売機100に音声で応答し得るか、又は特定の実施形態ではタッチスクリーンを含み得るディスプレイ108と触覚的に相互作用することによって自動販売機100に係合し得る。自動販売機100は、マイクロホン106を通してユーザ10の音声応答を受信し得る。ユーザの係合に応じて、自動販売機100は、音声入力を提供するようにユーザ10に促してもよい。いくつかの実施形態では、自動販売機100によって与えられるプロンプトは、例えば、スピーカ104を介して可聴であり得る。他の実施形態では、自動販売機100によって与えられるプロンプトは、ディスプレイ108を介して視覚的であり得る。音声入力は、例えばユーザの名前の暗唱であり得るか、又は他の短い語句の暗唱であり得る。自動販売機100は、マイクロホン106を介してユーザの音声入力を受信し得る。
【0028】
いくつかの実施形態では、自動販売機100は、例えばタッチスクリーン又はテキスト入力を介した触覚入力などの、非音声入力を入力するようにユーザに促し得る。テキスト入力は、例えば、例えばユーザの名前などの同一性のためのユーザに関連する情報を含み得る。
【0029】
いくつかの実施形態では、プロセッサ(図示せず)は、ユーザの音声、又は記憶されたユーザ情報のデータベースを含み得るリモートサーバ200への非音声入力を伝送し得る。リモートサーバに記憶されるユーザ情報としては、例えばユーザ音声プロファイル、氏名、プロファイル写真、製品選好、言語設定、接近性設定、並びに支払い方法及び情報などのデータを含み得る、ユーザによって作成されるユーザプロファイルが挙げられ得るが、それらに限定されない。リモートサーバ200は、ユーザの音声又は非音声入力を利用して、ユーザの対応するユーザプロファイルを取り出し得、次いで、自動販売機100へ通信し得る。
【0030】
ユーザは、限定的されないがモバイルアプリケーション、コンピュータアプリケーションなどの様々な手段を通して、又は自動販売機100などの自動販売機を通して、ユーザプロファイルを作成及び/又は修正してもよい。したがって、いくつかの実施形態では、自動販売機は、ユーザ10の音声プロファイルを記録するためにマイクロホン106を含み得、いくつかの実施形態では、自動販売機100は、例えばユーザプロファイルの作成中にユーザプロファイル写真を取り込むために使用され得る、カメラ112を含み得る。
【0031】
ユーザプロファイルを受信すると、自動販売機100は、例えば図5に示されるように、グラフィカルユーザインターフェース(graphical user interface、GUI)をディスプレイ108に示し得る。GUIは、リモートサーバ200によって取り出されるユーザのプロファイルに基づいて、製品選択オプションでカスタマイズされ得る。したがって、ディスプレイ108は、ユーザのプロファイル写真402、ユーザの名前404、「お気に入り」製品選択オプション406、及び支払い方法408が挙げられ得るが、これらに限定されない、ユーザプロファイルスクリーン400を含み得る。お気に入りの製品選択オプション406は、ユーザ10によって指定され得るか、又はユーザ10によって頻繁に選択される製品、若しくは追加的なユーザ入力などの他のデータに基づいて、自動販売機100によって生成され得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、ユーザ10は、ユーザの選択を音声で自動販売機100に通信することによって、購入する製品を選択し得る。他の実施形態では、ユーザ10は、ユーザの選択をディスプレイ108との触覚の相互作用を通して自動販売機100に通信することによって、購入する製品を選択し得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、ユーザ10は、ユーザの選択を単一の発言で可聴的に表現することによって、購入する製品を選択し得る。例えば、ユーザ10は、「レモン風味で氷の少ないラージのペプシマックスをください」と発言し得る。別の例として、ユーザ10は、「お気に入りのオプション1をください」、又は簡単に「お気に入り1」と発言し得る。
【0034】
いくつかの実施形態では、図2に示すように、自動販売機100は、例えばPepsi Spire(登録商標)飲料ディスペンサなどの、インタラクティブ飲料ディスペンサである。そのような実施形態では、GUIは、図6A~6Dに示すように、ユーザ10が段階的な選択を行うように案内し得る。例えば、図6Aに示すように、GUIは、例えば異なる種類の飲料を表し得る第1の一組のアイコン114を表示し得る。飲料の種類は、コーラ、ダイエットコーラ、レモンライムソーダ、ルートビア、アイスティーなどが挙げられ得るが、これらに限定されない。次いで、ユーザ10は、ユーザの選択を音声で発言し得るか、又はディスプレイ108と触覚的に相互作用することを通してユーザの選択を行い得る。ユーザ10がある種類の飲料を選択すると、GUIは、例えば図6Bに示されるように、第2の一組のアイコン116を表示し得る。第2の一組のアイコンは、例えば、異なる風味又は甘味料の追加オプションを表し得る。風味オプションとしては、無糖液体香味料、加糖香味シロップ、及び粉末状の香料が挙げられ得るが、これらに限定されない。甘味料オプションとしては、砂糖、単純なシロップ、液体人工甘味料、及び粒状人工甘味料が挙げられ得るが、これらに限定されない。ユーザ10はまた、いかなる香料も追加しないことを選択し得る。飲料の種類の選択と同様に、ユーザは、香味料又は甘味料を音声で、又はディスプレイ108との触覚の相互作用を通して選択し得る。
【0035】
風味の選択が完了した後に、GUIは、例えば図6Cに示されるように、第3の一組のアイコン118を表示し得る。第3の一組のアイコン118は、例えば、選択に利用可能な異なる飲料サイズを表し得る。GUIはまた、例えば図6Dに示されるように、例えば飲料に追加され得る異なる量の氷を表し得る第4の一組のアイコン120を有する別の画面を表示し得る。先の選択画面と同様に、ユーザは、ユーザの所望の飲料サイズ及び氷の量を音声で、又はディスプレイ108との触覚の相互作用を通して選択し得る。全ての選択が行われると、自動販売機100は、ユーザのカスタマイズされた飲料を分注し得る。
【0036】
いくつかの実施形態では、自動販売機100は、製品が分注された時点で、可聴の「さようなら」という発言を出力し得る。他の実施形態では、自動販売機100は、第1の製品が分注された後に、ユーザが追加的な製品選択を行うことを望むかどうかをユーザに尋ね得る。
【0037】
ユーザがまだユーザプロファイルを作成していない場合、自動販売機100は、音声又は非音声のいずれかで、製品提案を生成する際に自動販売機100を支援し得る情報を入力するようにユーザに促し得る。そのような情報としては、ユーザの気分、年齢、又は食事制限、天気、地理的場所、ユーザが並行して消費しようとする他の食品又は飲料が挙げられ得るが、これらに限定されない。自動販売機100は、ユーザの入力をリモートサーバ200に通信し得、リモートサーバは、製品提案を生成するために、ユーザの入力と、類似するユーザのユーザプロファイルに記憶された情報とを比較し得る。同様に、偶然に自動販売機100の特定の製品が売り切れた場合は、リモートサーバに接続して、ユーザプロファイルのデータベースから情報を取り出し得、この情報は、例えば、売り切れた製品をユーザプロファイル内のユーザの「お気に入り」の1つとして選択したユーザの代替の製品選好を含み得る。この情報を使用して、売り切れた製品と置き換えるために、製品提案を生成してもよい。
【0038】
いくつかの実施形態では、自動販売機100は、図3に示すように、例えばプラスチックボトル又は缶にパッケージされた飲料などの予めパッケージされた製品を分注し得る自動販売機であり得る。そのような実施形態では、自動販売機100がユーザのプロファイルを取り出すとき、ユーザ10は、上で説明したものと同じ選択ステップを経由し得る。自動販売機100が、例えばモール、空港、スポーツ会場などの、レストラン環境の外側の公的な場所に取り付けられ得る独立型自動販売機である場合、自動販売機は、複数の支払い取り込みオプションを組み込み得る。例えば、図5に示すように、ユーザプロファイルは、記憶された支払い方法408を含み得る。したがって、ユーザ10は、クレジットカード又はユーザがユーザプロファイルに記憶した銀行口座を使用する支払いを選択し得る。支払い方法408は、例えば「カード1」と発言することによって音声で、又はディスプレイ108との触覚の相互作用を通して選択され得る。代替的又は追加的に、自動販売機100は、例えば携帯型デバイスを介した支払いを容易にするように構成され得る、クレジットカードリーダ122、現金受付機124、及び/又はRFIDセンサ若しくはQRコード読み取り装置を含み得る。
【0039】
他の実施形態では、自動販売機100は、図4に示すように、冷却器であり得る。そのような実施形態では、自動販売機100がユーザのプロファイルを取り出すとき、ユーザ10は、上で説明したものと同じ選択ステップを経由し得る。いくつかの実施形態では、ユーザ10が所望の冷蔵製品300を選択するとき、その製品を照明して、素早い取り出しを可能にし得る。
【0040】
いくつかの実施形態では、自動販売機100は、ユーザが好む任意の言語でユーザと通信するように構成され得る。ユーザは、例えば、音声でユーザの好みの言語を発言することによって、又はディスプレイ108上で触覚的にユーザの好みの言語を選択することによって、ユーザの好みの言語をユーザのユーザプロファイルに設定し得る。
【0041】
いくつかの実施形態では、モバイルアプリケーションは、サーバ200のデータベースに記憶される音声プロファイルをユーザが作成するのを容易にし得る。モバイルアプリケーションは、音声プロファイルを記録し、音声プロファイルをサーバ200のユーザプロファイルにアップロードし得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、ユーザ音声入力は、自動販売機100との相互作用を容易にするために、音声プロンプトを含み得る。例えば、ユーザ音声入力は、任意の更なる入力が提供される前に、例えば「ディスペンサ!」などの、音声プロンプトを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザに係合するために、音声プロンプトが、自動販売機100又は自動販売機100の一部分(例えば、ディスプレイ108)をオンにし得るか、又はスリープ解除させ得る。
【0043】
図9は、実施形態又はその一部がコンピュータ可読コードとして実装され得る、例示的なコンピュータシステム700を図示する。例えば、飲料ディスペンサに近接したユーザの検出、制御インターフェースの動作、ユーザプロファイルの取り出し、顧客アカウントの認証、及び/又は本明細書で論じられる自動販売機100の他の動作は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、そこに記憶された命令を有する有形コンピュータ可読媒体、又はそれらの組み合わせを使用してコンピュータシステム700内で実施され得るか、又は1つ以上のコンピュータシステム若しくは他の処理システムで実施され得る。本明細書において論じられるコントローラは、本明細書において論じられるプロセスを実施するためのコンピュータシステム700の構成要素の全て又は一部を有するコンピュータシステムであってもよい。
【0044】
プログラマブルロジックが使用される場合、このようなロジックは、市販の処理プラットホーム又は特定の目的のデバイス上で実行することができる。当業者であれば、開示された主題の実施形態が、マルチコアマルチプロセッサシステム、ミニコンピュータ、及びメインフレームコンピュータ、分散された機能とリンク又はクラスタ化されたコンピュータ、並びに、仮想的に任意のデバイスに埋め込まれ得る普及型又は小型コンピュータを含む、様々なコンピュータシステム構成により実行され得ることを理解することができる。
【0045】
例えば、少なくとも1つのプロセッサデバイス及びメモリは、上記された実施形態を実行するために使用されてもよい。プロセッサデバイスは、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ、又はこれらの組み合わせでもよい。プロセッサデバイスは、1つ以上のプロセッサ「コア」を有してもよい。例えば、少なくとも1つのプロセッサデバイス及びメモリは、自動販売機100内に配置されてもよく、又は自動販売機100から離れていてもよい。
【0046】
本発明(複数可)の様々な実施形態は、この例示的なコンピュータシステム700に関して実施され得る。この説明を読めば、他のコンピュータシステム及び/又はコンピュータアーキテクチャを用いて、本発明の1つ以上が実施できる方法が当業者には明らかになるであろう。動作は連続的なプロセスとして記載され得るが、動作の一部は、実際に、平行して、同時に、かつ/又は分散環境において実行されてもよく、シングル又はマルチプロセッサマシンによるアクセスに対してローカルに又はリモートに記憶されたプログラムコードにより実行されてもよい。加えて、いくつかの実施形態では、動作順序は、開示された主題の趣旨を逸脱することなく、再調整されてもよい。
【0047】
プロセッサデバイス704は、特殊目的又は汎用プロセッサデバイスでもよい。関連する当業者に理解されることとなるように、プロセッサデバイス704は、マルチコア/マルチプロセッサシステムにおけるシングルプロセッサであってもよく、このようなシステムは、単独で、又はクラスタ若しくはサーバファームにおいて動作するコンピュータデバイスのクラスタにおいて動作する。プロセッサデバイス704は、通信インフラストラクチャ706、例えば、バス、メッセージキュー、ネットワーク、又はマルチコアメッセージ受け渡しスキームに接続される。
【0048】
コンピュータシステム700はまた、メインメモリ708、例えば、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)も含み、二次メモリ710をも含んでもよい。二次メモリ710は、例えば、ハードディスク装置712又は取り外し可能な記憶ドライブ714を含んでもよい。取り外し可能な記憶ドライブ714は、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、フラッシュメモリなどを含んでもよい。取り外し可能な記憶ドライブ714は、周知の方法で、取り外し可能な記憶ユニット718に対して読み出し及び/又は書き込みを行う。取り外し可能な記憶ユニット718としては、フロッピーディスク、磁気テープ、光ディスク、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ドライブなどが挙げられ得、これらは、取り外し可能な記憶ドライブ714により、読み書きされる。当業者によって理解されるように、取り外し可能な記憶ユニット718としては、コンピュータソフトウェア及び/又はデータを記憶しているコンピュータ使用可能記憶媒体が挙げられる。
【0049】
コンピュータシステム700は(任意選択的に)、表示ユニット730に表示するためのグラフィック、テキスト、及び他のデータを通信インフラストラクチャ706から(又は、図示されていないフレームバッファから)転送する(例えば、キーボード、マウスなどの入力及び出力デバイスを含み得る)表示インターフェース702を含む。
【0050】
代替的な実装態様では、二次メモリ710としては、コンピュータプログラム又は他の命令をコンピュータシステム700にロードすることを可能にするための他の同様の手段が挙げられ得る。このような手段としては、例えば、取り外し可能な記憶ユニット722及びインターフェース720が挙げられ得る。このような手段の例としては、ソフトウェア及びデータを取り外し可能な記憶ユニット722からコンピュータシステム700に伝送可能にする、プログラムカートリッジ及びカートリッジインターフェース(例えば、ビデオゲームデバイスに見られるようなもの)、取り外し可能なメモリチップ(例えば、EPROM又はPROM)及び関連するソケット、並びに他の取り外し可能な記憶ユニット722及びインターフェース720が挙げられ得る。
【0051】
コンピュータシステム700はまた、通信インターフェース724を含み得る。通信インターフェース724は、ソフトウェア及びデータがコンピュータシステム700と外部デバイスとの間で伝送されることを可能にする。通信インターフェース724としては、モデム、ネットワークインターフェース(例えば、イーサネットカード)、通信ポート、PCMCIAスロット、及びカードなどが挙げられ得る。通信インターフェース724を介して伝送されるソフトウェア及びデータは、信号の形態であってもよく、これは、電子的、電磁気的、光学的、又は通信インターフェース724により受信されることが可能な他の信号であり得る。これらの信号は、通信経路726を介して、通信インターフェース724に提供されてもよい。通信経路726は、信号を搬送し、ワイヤ又はケーブル、光ファイバ、電話回線、携帯電話リンク、RFリンク、又は他の通信チャネルを使用して実装されてもよい。
【0052】
この文書において、「コンピュータプログラム媒体」又は「コンピュータ使用可能媒体」という用語は、一般的には、取り外し可能な記憶ユニット718、取り外し可能な記憶ユニット722、及びハードディスクドライブ712内に取り付けられたハードディスクなどの媒体を指すために使用される。コンピュータプログラム媒体及びコンピュータ使用可能媒体は、例えば、メインメモリ708及び二次メモリ710などのメモリを指すことができ、これは、メモリ半導体(例えば、DRAMなど)であり得る。
【0053】
(コンピュータ制御ロジックとも呼ばれる)コンピュータプログラムは、メインメモリ708及び/又は二次メモリ710内に記憶される。コンピュータプログラムは、通信インターフェース724を介して受信され得る。このようなコンピュータプログラムは、実行されると、コンピュータシステム700が、本明細書において論じられる実施形態を実行することを可能にする。特に、コンピュータプログラムは、実行されると、プロセッサデバイス704が、本明細書において論じられる実施形態の処理を実行することを可能にする。したがって、このようなコンピュータプログラムは、コンピュータシステム700のコントローラを表す。実施形態がソフトウェアを使用して実行される場合、ソフトウェアは、コンピュータプログラム製品内に記憶され、取り外し可能な記憶ドライブ714、インターフェース720、及びハードディスクドライブ712、又は通信インターフェース724を使用してコンピュータシステム700にロードされ得る。
【0054】
本発明(複数可)の実施形態はまた、任意のコンピュータ使用可能媒体上に格納されたソフトウェアを含むコンピュータプログラム製品を対象とするものであり得る。このようなソフトウェアは、1つ以上のデータ処理デバイスにおいて実行されると、データ処理デバイス(複数可)に、本明細書で記載されたように動作をさせる。本発明(複数可)の実施形態は、コンピュータ使用可能又は読み取り可能媒体を使用してもよい。コンピュータ使用可能媒体の例としては、一次記憶デバイス(例えば、任意のタイプのランダムアクセスメモリ)、二次記憶デバイス(例えば、ハードドライブ、フロッピーディスク、CD ROM、ZIPディスク、テープ、磁気記憶デバイス、及び光学記憶デバイス、MEMS、ナノ技術記憶デバイスなど)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0055】
「発明の概要」及び「要約書」のセクションではなく、「発明を実施するための形態」のセクションは、特許請求の範囲を解釈するために使用されることが意図されていることを理解されたい。「発明の概要」及び「要約」のセクションは、本発明者(ら)によって想到されるような、本発明の1つ以上であるが全てではない例示的な実施形態を示し得るが、本発明(複数可)及び添付の特許請求の範囲をいかようにも限定することを意図するものではない。
【0056】
これまでに、特定機能の実施、及びこれらの関係を例示する機能的ビルディングブロックを使って、本発明(複数可)について説明してきた。これらの機能的ビルディングブロックの境界は、説明の便宜上、本明細書において任意に定義されている。特定の機能及びこれらの関係が適切に行われる限り、代替の境界を定義することができる。
【0057】
特定実施形態の前述の説明により、本発明(複数可)の一般的な性質が完全に明らかになり、他者が、当業者の知識を適用することによって、過度の試行錯誤をすることなく、本発明の一般的な概念を逸脱することなく、そのような特定の実施形態を様々な用途に容易に修正及び/又は適合させることができる。したがって、そのような適合及び修正は、本明細書で提示した教示及び指導に基づいて、開示された実施形態の等価物の意味及び範囲内にあることが意図される。本明細書の表現法又は用語法は、説明を目的とするものであって、限定するものではないことを理解されたく、それ故、本明細書の用語法又は表現法は、教示及び指導の観点から当業者によって解釈されるべきである。
【0058】
本発明(複数可)の幅及び範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではなく、下記「特許請求の範囲」及びこれらの等価物に従ってのみ規定されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図7
図8
図9