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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-22
(45)【発行日】2024-05-01
(54)【発明の名称】アクセス方法及び伝送ポイント
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/26 20090101AFI20240423BHJP
   H04W 74/00 20090101ALI20240423BHJP
【FI】
H04W16/26
H04W74/00
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022127040
(22)【出願日】2022-08-09
(62)【分割の表示】P 2020563603の分割
【原出願日】2019-05-21
(65)【公開番号】P2022160633
(43)【公開日】2022-10-19
【審査請求日】2022-09-01
(31)【優先権主張番号】201810497423.7
(32)【優先日】2018-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/121714(WO,A1)
【文献】特開2011-061632(JP,A)
【文献】特表2014-522211(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセス方法であって、
第2伝送ポイントは前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を第1伝送ポイントに送信し、前記指示情報には、前記第2伝送ポイントの中継システムでの伝送階層又は伝送ホップ数が含まれ、それによって前記第1伝送ポイントは前記伝送階層又は前記伝送ホップ数と無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースとのマッピング関係に基づいて、前記第2伝送ポイントが提供する前記無線アクセスネットワークにアクセスすることを含み、
前記指示情報は同期信号によって送信されることを特徴とするアクセス方法。
【請求項2】
前記第1伝送ポイントは第1中継装置を含み、
前記第2伝送ポイントは第2中継装置又はアクセスネットワーク装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第2伝送ポイントは第2中継装置を含み、前記方法は更に、
前記第2伝送ポイントが、第3伝送ポイントから送信された、前記第3伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2伝送ポイントは前記第3伝送ポイントから送信された前記指示情報に基づいて、前記第3伝送ポイントが提供する無線アクセスネットワークにアクセスすることを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第2伝送ポイントが同期信号によって指示情報を第1伝送ポイントに送信することは、
前記第2伝送ポイントがプライマリ同期信号及び/又はセカンダリ同期信号によって、前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2伝送ポイントが同期信号によって指示情報を第1伝送ポイントに送信することは、
前記第2伝送ポイントが指定同期信号によって、前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することこと、又は、
前記第2伝送ポイントが指定グループ内のいずれかの同期信号によって、前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第2伝送ポイントであって、
前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を第1伝送ポイントに送信し、前記指示情報には、前記第2伝送ポイントの中継システムでの伝送階層又は伝送ホップ数が含まれ、それによって前記第1伝送ポイントが前記伝送階層又は前記伝送ホップ数と無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースとのマッピング関係に基づいて、前記第2伝送ポイントが提供する前記無線アクセスネットワークにアクセスすることに用いられる送信ユニットを備え、
前記指示情報は同期信号によって送信されることを特徴とする第2伝送ポイント。
【請求項8】
前記第1伝送ポイントは第1中継装置を含み、
前記第2伝送ポイントは第2中継装置又はアクセスネットワーク装置を含むことを特徴とする請求項7に記載の第2伝送ポイント。
【請求項9】
第2伝送ポイントは第2中継装置を含み、前記第2伝送ポイントは受信ユニットを更に含み、
前記受信ユニットは、第3伝送ポイントから送信された、前記第3伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信するように構成されることを特徴とする請求項8に記載の第2伝送ポイント。
【請求項10】
前記第3伝送ポイントから送信された前記指示情報に基づいて、前記第3伝送ポイントが提供する無線アクセスネットワークにアクセスするように構成されるアクセスユニットを更に含むことを特徴とする請求項9に記載の第2伝送ポイント。
【請求項11】
指示情報は同期信号によって送信され、
前記送信ユニットは、プライマリ同期信号及び/又はセカンダリ同期信号によって、前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するように構成されることを特徴とする請求項7に記載の第2伝送ポイント。
【請求項12】
指示情報は同期信号によって送信され、
前記送信ユニットは、指定同期信号によって、前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信し、又は、
指定グループ内のいずれかの同期信号によって、前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するように構成されることを特徴とする請求項7に記載の第2伝送ポイント。
【請求項13】
通信装置であって、プロセッサ及びメモリを備え、該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサは前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法を実行することに用いられることを特徴とする通信装置。
【請求項14】
チップであって、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、前記チップを搭載する装置に請求項1~6のいずれか一項に記載の方法を実行させることに用いられるプロセッサを備えることを特徴とするチップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信技術に関し、特にアクセス方法及び伝送ポイントに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システム、例えば発展型ロングタームエボリューションアドバンスド(Long Term Evolution-Advanced、LTE-A)システムでは、端末と発展型基地局(Evolved NodeB、eNB)との間に中継ノード(Relay Node、RN)が導入されており、中継ノードは無線方式によって、その属するeNBでのセルに接続可能であり、該属するeNBはDonor eNB(DeNB)と呼ばれ、該属するeNBでのセルはDonor cellと呼ばれる。
【0003】
しかしながら、中継ノードが導入されているため、中継ノードの無線アクセスネットワークへのアクセスを実現するアクセス方法を提供することが望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の複数の態様ではアクセス方法及び伝送ポイントを提供し、それによって中継ノードの無線アクセスネットワークへのアクセスを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によれば、アクセス方法を提供し、
第1伝送ポイントは第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信することと、
前記第1伝送ポイントは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることと、を含む。
【0006】
第2態様によれば、他のアクセス方法を提供し、
第2伝送ポイントは前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を第1伝送ポイントに送信し、それによって前記第1伝送ポイントは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることを含む。
【0007】
第3態様によれば、第1伝送ポイントを提供し、
第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信することに用いられる受信ユニットと、
前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることに用いられるアクセスユニットと、を備える。
【0008】
第4態様によれば、第2伝送ポイントを提供し、
前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を第1伝送ポイントに送信し、それによって前記第1伝送ポイントが前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることに用いられる送信ユニットを備える。
【0009】
第5態様によれば、通信装置を提供し、プロセッサ及びメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記第1態様~第2態様のいずれか又はその各実施形態に記載の方法を実行することに用いられる。
【0010】
第6態様によれば、チップを提供し、上記第1態様~第2態様のいずれか又はその各実施形態に記載の方法を実現することに用いられる。
【0011】
具体的に、該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、該チップを搭載する装置に上記第1態様~第2態様のいずれか又はその各実施形態に記載の方法を実行させることに用いられるプロセッサを備える。
【0012】
第7態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムによってコンピュータが上記第1態様~第2態様のいずれか又はその各実施形態に記載の方法を実行する。
【0013】
第8態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが上記第1態様~第2態様のいずれか又はその各実施形態に記載の方法を実行する。
【0014】
第9態様によれば、コンピュータプログラムを提供し、コンピュータによって実行されると、コンピュータに上記第1態様~第2態様のいずれか又はその各実施形態に記載の方法を実行させる。
【発明の効果】
【0015】
上記技術案によれば、本発明の実施例では、第1伝送ポイントは第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信し、それによって前記第1伝送ポイントは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることができ、第1伝送ポイントが中継ノードとして無線アクセスネットワークにアクセスすることを実現する。
【0016】
また、本発明に係る技術案によれば、第2伝送ポイントから送信された指示情報に前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含めることによって、第1伝送ポイントは前記伝送階層又は伝送ホップ数に基づいて、前記無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースを取得することができ、無線アクセスネットワークのアクセス効率を効果的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。明らかなように、以下説明される図面は本発明のいくつかの実施例であり、当業者は創造的な努力をせずに、これらの図面に基づいて他の図面をなし得る。
【0018】
図1図1は本発明の一実施例に係るアクセス方法の模式的なフローチャートである。
図2図2は本発明の他の実施例に係る他のアクセス方法の模式的なフローチャートである。
図3図3は本発明の他の実施例に係る第1伝送ポイントの構造模式図である。
図4図4は本発明の他の実施例に係る第2伝送ポイントの構造模式図である。
図5図5は本願の実施例に係る通信装置の模式的なブロック図である。
図6図6は本願の実施例に係るチップの模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の実施例の目的、技術案及び利点をより明瞭にするために、以下、本発明の実施例の図面を参照しながら本発明の実施例の技術案を明瞭で完全に説明する。明らかなように、説明される実施例は本発明の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力をせずになし得る他の実施例はすべて本発明の保護範囲に属する。
【0020】
なお、本発明の実施例に係る端末は携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ(Tablet Computer)、パソコン(Personal Computer、PC)、MP3プレーヤー、MP4プレーヤー、ウェアラブル装置(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートブレスレット等)、車載端末等を含むが、これらに限定されない。
【0021】
また、本明細書では、用語「及び/又は」は単に関連対象を説明する関連関係であり、3種の関係が存在することを示す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、A及びBが同時に存在すること、Bのみが存在することの3種の状況を示す。また、本明細書では、記号「/」は一般に前後の関連対象が「又は」の関係であることを示す。
【0022】
図1に示すように、図1は本発明の一実施例に係るアクセス方法の模式的なフローチャートである。
【0023】
101、第1伝送ポイントは第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信する。
【0024】
102、前記第1伝送ポイントは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスする。
【0025】
選択肢として、本実施例では、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることは、該第2伝送ポイントが例えば中継装置等のような他の伝送ポイント(即ち、第1伝送ポイント)の、該第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークへのアクセスをサポートすることを指す。
【0026】
選択肢として、本実施例では、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることは、中継装置(即ち、第1伝送ポイント)が第2伝送ポイントから送信された同期信号を受信して、第2伝送ポイントをアクセスポイントとして無線アクセスネットワークにアクセスすることを指す。
【0027】
このように、第2伝送ポイントが中継機能をサポートするため、第1伝送ポイントは第2伝送ポイントを介して、該第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることができる。
【0028】
なお、前記第1伝送ポイントは第1中継装置を含み得るが、これに限定されない。シングルホップアクセスのみをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよく、マルチホップアクセスをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは第2中継装置又は前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよいが、本実施例ではこれを特に限定しない。
【0029】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態において、101では、前記第1伝送ポイントは具体的に、前記第2伝送ポイントがシステムブロードキャストメッセージ、同期信号又は上位層シグナリングによって送信した前記指示情報を受信するようにしてもよい。
【0030】
具体的な実施プロセスでは、前記第1伝送ポイントは具体的に、前記第2伝送ポイントがシステムブロードキャストメッセージにおけるMIB又はSIBによって送信した前記指示情報を受信するようにしてもよい。
【0031】
例えば、具体的に、前記システムブロードキャストメッセージにおける既存のマスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)又はシステム情報ブロック(System Information Block、SIB)中のKビット(bit)に前記指示情報が含まれ、Kが1以上の整数であり、又は新たなSIBを追加して前記指示情報を含めるようにしてもよい。
【0032】
又は、また例えば、具体的に、前記システムブロードキャストメッセージにおける既存のマスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)又はシステム情報ブロック(System Information Block、SIB)の基準信号によって、前記指示情報を指示するようにしてもよい。例えば、基準信号のルートシーケンス、サイクリックシフト(Cyclic shift)、直交カバーコード(Orthogonal cover code)等によって、前記指示情報を指示するようにしてもよい。
【0033】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第1伝送ポイントは前記第2伝送ポイントがプライマリ同期信号及び/又はセカンダリ同期信号によって送信した前記指示情報を受信するようにしてもよいが、これに限定されない。
【0034】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第1伝送ポイントは具体的に、前記第2伝送ポイントが指定同期信号によって送信した前記指示情報を受信するようにしてもよい。
【0035】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第1伝送ポイントは具体的に、前記第2伝送ポイントが指定グループ内のいずれかの同期信号によって送信した前記指示情報を受信するようにしてもよい。
【0036】
具体的に、同期信号をグループ化して第1グループ及び第2グループの2つのグループを取得してもよい。第1グループ内の同期信号は、いずれも前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを示し、第2グループ内の同期信号は、いずれも前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートしないことを示す。前記第2伝送ポイントは自体が中継機能をサポートするか否かに応じて、対応するグループから1つの同期信号を任意に選択して伝送することができる。
【0037】
前記第1伝送ポイントは同期信号を受信すると、該同期信号及び予め設定された第1マッピング関係に基づいて、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートするか否かを決定することができる。第1マッピング関係は同期信号とグループとの対応関係、又は同期信号と中継機能をサポートするか否かとの対応関係であってもよいが、本実施例ではそれを特に限定しない。
【0038】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第1伝送ポイントは具体的に、前記第2伝送ポイントが無線物理リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージによって送信した前記指示情報を受信するようにしてもよい。
【0039】
具体的に、RRCメッセージにおける情報要素(Information Element、IE)に前記指示情報を含めてもよく、前記RRCメッセージは従来技術のRRCメッセージであってもよく、例えば、RRC接続再設定(RRC CONNECTION RECONFIGURATION)メッセージ等が挙げられるが、本実施例ではこれを限定せず、既存のRRCメッセージのIEを拡張して前記指示情報を含め、又は前記RRCメッセージは従来技術の既存のRRCメッセージと異なるものであってもよい。
【0040】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第1伝送ポイントは具体的に、前記第2伝送ポイントがメディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)の制御要素(Control Element、CE)メッセージによって送信した前記指示情報を受信するようにしてもよい。
【0041】
具体的に、新たなMAC CEメッセージを追加して前記指示情報を含めてもよい。
【0042】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態において、101では、前記第1伝送ポイントが受信した前記指示情報には更に、前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数が含まれてもよい。
【0043】
例えば、Donor eNBはアクセスネットワーク装置であり、中継システムである前記無線アクセスネットワークにおける第0伝送階層又は第0伝送ホップ数とし、Donor eNBに接続されるRN1は中継システムにおける第1伝送階層又は第1伝送ホップ数とし、RN1に接続されるRN2は中継システムにおける第2伝送階層又は第2伝送ホップ数とする。各伝送階層の第2伝送ポイントは、それによって送信された対応する指示情報に、該第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含める。
【0044】
このように、第2伝送ポイントから送信された指示情報に、前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含めることで、第1伝送ポイントは前記伝送階層又は伝送ホップ数に基づいて、伝送階層又は伝送ホップ数と伝送リソースとのマッピング関係に合わせて、前記無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースを取得することができ、無線アクセスネットワークのアクセス効率を効果的に向上させることができる。前記マッピング関係は予め第1伝送ポイントにおいて設定され、又はネットワーク設定の方式によって第1伝送ポイントに送信されるようにしてもよい。
【0045】
本実施例では、第1伝送ポイントは第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信し、それによって前記第1伝送ポイントが前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることで、第1伝送ポイントが中継ノードとして無線アクセスネットワークにアクセスすることを実現する。
【0046】
また、本発明に係る技術案によれば、第2伝送ポイントから送信された指示情報に前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含め、それによって第1伝送ポイントは前記伝送階層又は伝送ホップ数に基づいて、前記無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースを取得することができ、無線アクセスネットワークのアクセス効率を効果的に向上させることができる。
【0047】
図2示されるように、図2は本発明の他の実施例に係る他のアクセス方法の模式的なフローチャートである。
【0048】
201、第2伝送ポイントは前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を第1伝送ポイントに送信し、それによって前記第1伝送ポイントは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスする。
【0049】
選択肢として、本実施例では、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることは、該第2伝送ポイントは例えば中継装置等のような他の伝送ポイント(即ち、第1伝送ポイント)の、該第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークへのアクセスをサポートすることを指す。
【0050】
選択肢として、本実施例では、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることは、中継装置(即ち、第1伝送ポイント)が第2伝送ポイントから送信された同期信号を受信して、第2伝送ポイントをアクセスポイントとして無線アクセスネットワークにアクセスすることを指す。
【0051】
このように、第2伝送ポイントが中継機能をサポートするため、第1伝送ポイントは第2伝送ポイントを介して、該第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることができる。
【0052】
なお、前記第1伝送ポイントは第1中継装置を含み得るが、これに限定されない。シングルホップアクセスのみをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよく、マルチホップアクセスをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは第2中継装置又は前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよいが、本実施例ではこれを特に限定しない。
【0053】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態において、201では、前記第2伝送ポイントは具体的に、システムブロードキャストメッセージ、同期信号又は上位層シグナリングによって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するようにしてもよい。
【0054】
具体的な実施プロセスでは、前記第2伝送ポイントは具体的に、システムブロードキャストメッセージにおけるMIB又はSIBによって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するようにしてもよい。
【0055】
例えば、具体的に、前記システムブロードキャストメッセージにおける既存のマスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)又はシステム情報ブロック(System Information Block、SIB)中のKビット(bit)に前記指示情報を含め、Kが1以上の整数であり、又は新たなSIBを追加して前記指示情報を含めるようにしてもよい。
【0056】
又は、また例えば、具体的に、前記システムブロードキャストメッセージにおける既存のマスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)又はシステム情報ブロック(System Information Block、SIB)の基準信号によって、前記指示情報を指示するようにしてもよい。例えば、基準信号のルートシーケンス、サイクリックシフト(Cyclic shift)、直交カバーコード(Orthogonal cover code)等によって、前記指示情報を指示するようにしてもよい。
【0057】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第2伝送ポイントは具体的に、プライマリ同期信号及び/又はセカンダリ同期信号によって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するようにしてもよい。
【0058】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第2伝送ポイントは具体的に、指定同期信号によって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するようにしてもよい。
【0059】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第2伝送ポイントは具体的に、指定グループ内のいずれかの同期信号によって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するようにしてもよい。
【0060】
具体的に、同期信号をグループ化して第1グループ及び第2グループの2つのグループを取得してもよい。第1グループ内の同期信号はいずれも前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを示し、第2グループ内の同期信号はいずれも前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートしないことを示す。前記第2伝送ポイントは自体が中継機能をサポートするか否かに応じて、対応するグループから1つの同期信号を任意に選択して伝送することができる。
【0061】
前記第1伝送ポイントは同期信号を受信すると、該同期信号及び予め設定された第1マッピング関係に基づいて、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートするか否かを決定することができる。第1マッピング関係は同期信号とグループとの対応関係、又は同期信号と中継機能をサポートするか否かとの対応関係であってもよいが、本実施例ではそれを特に限定しない。
【0062】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第2伝送ポイントは具体的に、無線物理リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージによって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するようにしてもよい。
【0063】
具体的に、RRCメッセージにおける情報要素(Information Element、IE)に前記指示情報を含めてもよく、前記RRCメッセージは従来技術のRRCメッセージであってもよく、例えば、RRC接続再設定(RRC CONNECTION RECONFIGURATION)メッセージ等が挙げられるが、本実施例ではこれを限定せず、既存のRRCメッセージのIEを拡張して前記指示情報を含め、又は前記RRCメッセージは従来技術の既存のRRCメッセージと異なるものであってもよい。
【0064】
他の具体的な実施プロセスでは、前記第2伝送ポイントは具体的に、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)の制御要素(Control Element、CE)メッセージによって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信するようにしてもよい。
【0065】
具体的に、新たなMAC CEメッセージを追加して前記指示情報を含めてもよい。
【0066】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態において、201では、前記第2伝送ポイントが送信した前記指示情報には更に、前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数が含まれてもよい。
【0067】
例えば、Donor eNBはアクセスネットワーク装置であり、中継システムである前記無線アクセスネットワークにおける第0伝送階層又は第0伝送ホップ数とし、Donor eNBに接続されるRN1は中継システムにおける第1伝送階層又は第1伝送ホップ数とし、RN1に接続されるRN2は中継システムにおける第2伝送階層又は第2伝送ホップ数とする。各伝送階層の第2伝送ポイントは、それによって送信された対応する指示情報に、該第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含める。
【0068】
このように、第2伝送ポイントから送信された指示情報に、前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含めることで、第1伝送ポイントは前記伝送階層又は伝送ホップ数に基づいて、伝送階層又は伝送ホップ数と伝送リソースとのマッピング関係に合わせて、前記無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースを取得することができ、無線アクセスネットワークのアクセス効率を効果的に向上させることができる。前記マッピング関係は予め第1伝送ポイントにおいて設定され、又はネットワーク設定の方式によって第1伝送ポイントに送信されるようにしてもよい。
【0069】
本実施例では、第1伝送ポイントは第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信し、それによって前記第1伝送ポイントは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることで、第1伝送ポイントが中継ノードとして無線アクセスネットワークにアクセスすることを実現する。
【0070】
また、本発明に係る技術案によれば、第2伝送ポイントから送信された指示情報に前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含め、それによって第1伝送ポイントは前記伝送階層又は伝送ホップ数に基づいて、前記無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースを取得することができ、無線アクセスネットワークのアクセス効率を効果的に向上させることができる。
【0071】
なお、上記各方法の実施例について、簡単な説明のために、一連の動作組合せとして説明したが、当業者であれば理解できるように、本発明は説明された動作の順序に限定されるものではなく、本発明に基づいていくつかのステップを他の順序で又は同時に実行してもよい。また、当業者であれば理解できるように、明細書に説明される実施例はいずれも好適実施例に属し、係る動作やモジュールは必ずしも本発明に必須なものであるとは限らない。
【0072】
上記実施例では、各実施例をそれぞれの相違点に重点をおいて説明し、ある実施例で詳細説明されていない部分については、他の実施例の関連説明を参照することができる。
【0073】
図3に示すように、図3は本発明の他の実施例に係る第1伝送ポイントの構造模式図である。本実施例の第1伝送ポイントは受信ユニット31及びアクセスユニット32を備えてもよい。受信ユニット31は第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信することに用いられ、アクセスユニット32は前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることに用いられる。
【0074】
なお、前記第1伝送ポイントは第1中継装置を含み得るが、これに限定されない。シングルホップアクセスのみをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよく、マルチホップアクセスをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは第2中継装置又は前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよいが、本実施例ではこれを特に限定しない。
【0075】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態では、前記受信ユニット31は具体的に、前記第2伝送ポイントがシステムブロードキャストメッセージ、同期信号又は上位層シグナリングによって送信した前記指示情報を受信することに用いられてもよい。
【0076】
具体的な実施プロセスでは、前記受信ユニット31は具体的に、前記第2伝送ポイントがシステムブロードキャストメッセージにおけるMIB又はSIBによって送信した前記指示情報を受信することに用いられてもよい。
【0077】
他の具体的な実施プロセスでは、前記受信ユニット31は具体的に、前記第2伝送ポイントがプライマリ同期信号及び/又はセカンダリ同期信号によって送信した前記指示情報を受信することに用いられてもよい。
【0078】
他の具体的な実施プロセスでは、前記受信ユニット31は具体的に、前記第2伝送ポイントが指定同期信号によって送信した前記指示情報を受信すること、又は、前記第2伝送ポイントが指定グループ内のいずれかの同期信号によって送信した前記指示情報を受信することに用いられてもよい。
【0079】
他の具体的な実施プロセスでは、前記受信ユニット31は具体的に、前記第2伝送ポイントがRRCメッセージによって送信した前記指示情報を受信することに用いられてもよい。
【0080】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態では、前記指示情報には更に前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数が含まれてもよい。
【0081】
なお、図1に対応する実施例における第1伝送ポイントが実行する方法は、本実施例に係る第1伝送ポイントによって実現できる。詳細説明については図1に対応する実施例の関連内容を参照すればよく、ここでは詳細説明を省略する。
【0082】
本実施例では、受信ユニットは第2伝送ポイントから送信された、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を受信し、それによってアクセスユニットは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることができ、第1伝送ポイントが中継ノードとして無線アクセスネットワークにアクセスすることを実現する。
【0083】
また、本発明に係る技術案によれば、第2伝送ポイントから送信された指示情報に前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含め、それによって第1伝送ポイントは前記伝送階層又は伝送ホップ数に基づいて、前記無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースを取得することができ、無線アクセスネットワークのアクセス効率を効果的に向上させることができる。
【0084】
図4に示すように、図4は本発明の他の実施例に係る第2伝送ポイントの構造模式図である。本実施例の第2伝送ポイントは送信ユニット41を備えてもよく、前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を第1伝送ポイントに送信し、それによって前記第1伝送ポイントが前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることに用いられる。
【0085】
なお、前記第1伝送ポイントは第1中継装置を含み得るが、これに限定されない。シングルホップアクセスのみをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよく、マルチホップアクセスをサポートする中継システムの場合、前記第2伝送ポイントは第2中継装置又は前記無線アクセスネットワークのアクセスネットワーク装置であってもよいが、本実施例ではこれを特に限定しない。
【0086】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態では、前記送信ユニット41は具体的に、システムブロードキャストメッセージ、同期信号又は上位層シグナリングによって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することに用いられてもよい。
【0087】
具体的な実施プロセスでは、前記送信ユニット41は具体的に、システムブロードキャストメッセージにおけるMIB又はSIBによって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することに用いられてもよい。
【0088】
他の具体的な実施プロセスでは、前記送信ユニット41は具体的に、プライマリ同期信号及び/又はセカンダリ同期信号によって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することに用いられてもよい。
【0089】
他の具体的な実施プロセスでは、前記送信ユニット41は具体的に、指定同期信号によって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信すること、又は、指定グループ内のいずれかの同期信号によって前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することに用いられてもよい。
【0090】
他の具体的な実施プロセスでは、前記送信ユニット41は具体的に、RRCメッセージによって、前記指示情報を前記第1伝送ポイントに送信することに用いられてもよい。
【0091】
選択肢として、本実施例の可能な実施形態では、前記指示情報には更に前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数が含まれてもよい。
【0092】
なお、図2に対応する実施例における第2伝送ポイントが実行する方法は、本実施例に係る第2伝送ポイントによって実現できる。詳細説明については図2に対応する実施例の関連内容を参照すればよく、ここでは詳細説明を省略する。
【0093】
本実施例では、送信ユニットは前記第2伝送ポイントが中継機能をサポートすることを指示するための指示情報を第1伝送ポイントに送信し、それによって前記第1伝送ポイントは前記指示情報に基づいて、前記第2伝送ポイントが位置する無線アクセスネットワークにアクセスすることで、第1伝送ポイントが中継ノードとして無線アクセスネットワークにアクセスすることを実現する。
【0094】
また、本発明に係る技術案によれば、第2伝送ポイントから送信された指示情報に前記第2伝送ポイントの前記無線アクセスネットワークでの伝送階層又は伝送ホップ数を含め、それによって第1伝送ポイントは前記伝送階層又は伝送ホップ数に基づいて、前記無線アクセスネットワークへのアクセスに使用される伝送リソースを取得することができ、無線アクセスネットワークのアクセス効率を効果的に向上させることができる。
【0095】
図5は本願の実施例に係る通信装置500の構造模式図である。図5に示される通信装置500はプロセッサ510を備え、プロセッサ510はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例における方法を実現するようにしてもよい。
【0096】
選択肢として、図5に示すように、通信装置500はメモリ520を更に備えてもよい。プロセッサ510はメモリ520からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例における方法を実現するようにしてもよい。
【0097】
メモリ520はプロセッサ510から独立した単独なデバイスであってもよく、プロセッサ510に集積されてもよい。
【0098】
理解されるように、本願の実施例のプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現過程において、上記方法の実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令によって行われる。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアユニットであってもよい。本願の実施例に開示されている各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは任意の通常のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示されている方法のステップは直接にハードウェアデコードプロセッサによって実行され、又はデコードプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュール組合せによって実行されるようにしてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野の成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを実行する。
【0099】
理解できるように、本願の実施例では、メモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部高速キャッシュメモリとして機能する。制限的ではなく例示的に説明すると、様々な形態のRAMは使用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が挙げられる。なお、本明細書に記載のシステム及び方法のメモリはこれら及び任意の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されない。
【0100】
理解されるように、上記メモリは制限的な説明ではなく例示的なものであり、例えば、本願の実施例におけるメモリは更にスタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)等であってもよい。すなわち、本願の実施例におけるメモリはこれら及び任意の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されない。
【0101】
選択肢として、図5に示すように、通信装置500は更に送受信機530を備えてもよく、プロセッサ510は他の装置と通信するように該送受信機530を制御してもよく、具体的に、情報又はデータを他の装置に送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信するようにしてもよい。
【0102】
送受信機530は送信機及び受信機を備えてもよい。送受信機530は更にアンテナを備えてもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0103】
選択肢として、該通信装置500は具体的に本願の実施例のネットワーク装置であってもよく、そして該通信装置500は本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応するプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0104】
選択肢として、該通信装置500は具体的に本願の実施例の端末装置であってもよく、そして該通信装置500は本願の実施例の各方法における端末装置によって実現される対応するプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0105】
図6は本願の実施例に係るチップの構造模式図である。図6に示されるチップ600はプロセッサ610を備え、プロセッサ610はメモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例における方法を実現するようにしてもよい。
【0106】
選択肢として、図6に示すように、チップ600は更にメモリ620を備えてもよい。プロセッサ610はメモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行して、本願の実施例における方法を実現するようにしてもよい。
【0107】
メモリ620はプロセッサ610から独立した単独なデバイスであってもよく、プロセッサ610に集積あれてもよい。
【0108】
理解されるように、本願の実施例のプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現過程において、上記方法の実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形態の命令によって行われる。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアユニットであってもよい。本願の実施例に開示されている各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは任意の通常のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示されている方法のステップは直接にハードウェアデコードプロセッサによって実行され、又はデコードプロセッサのハードウェア及びソフトウェアモジュール組合せによって実行されるようにしてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野の成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを実行する。
【0109】
理解できるように、本願の実施例におけるメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部高速キャッシュメモリとして機能する。制限的ではなく例示的に説明すると、様々な形態のRAMは使用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が挙げられる。なお、本明細書に記載のシステム及び方法のメモリはこれら及び任意の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されない。
【0110】
理解されるように、上記メモリは制限的な説明ではなく例示的なものであり、例えば、本願の実施例におけるメモリは更にスタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)等であってもよい。すなわち、本願の実施例におけるメモリはこれら及び任意の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されない。
【0111】
選択肢として、該チップ600は更に入力インタフェース630を備えてもよい。プロセッサ610は他の装置又はチップと通信するように該入力インタフェース630を制御してもよく、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得するようにしてもよい。
【0112】
選択肢として、該チップ600は更に出力インタフェース640を備えてもよい。プロセッサ610は他の装置又はチップと通信するように該出力インタフェース640を制御してもよく、具体的に、情報又はデータを他の装置又はチップに出力するようにしてもよい。
【0113】
選択肢として、該チップは本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該チップは本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応するプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0114】
選択肢として、該チップは本願の実施例における端末装置に適用されてもよく、そして該チップは本願の実施例の各方法における端末装置によって実現される対応するプロセスを実現できる。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0115】
理解されるように、本願の実施例に係るチップはシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよい。
【0116】
本願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0117】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムによってコンピュータが本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応するプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0118】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願の実施例における端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムによってコンピュータが本願の実施例の各方法における端末装置によって実現される対応するプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0119】
本願の実施例はコンピュータプログラム製品を更に提供し、コンピュータプログラム命令を含む。
【0120】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応するプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0121】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例における端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令によってコンピュータが本願の実施例の各方法における端末装置によって実現される対応するプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0122】
本願の実施例はコンピュータプログラムを更に提供する。
【0123】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータに実行されると、コンピュータが本願の実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される対応するプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0124】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願の実施例における端末装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータに実行されると、コンピュータが本願の実施例の各方法における端末装置によって実現される対応するプロセスを実行する。簡潔のために、ここでは詳細説明を省略する。
【0125】
当業者であれば理解できるように、本明細書に開示されている実施例を参照して説明された各例のユニット及びアルゴリズムのステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実現できる。これらの機能をハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定の応用及び設計制約条件に応じて決められる。当業者は各特定応用に応じて異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0126】
当業者が明確に理解できるように、説明を容易で簡単にするために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、前述の方法実施例における対応する過程を参照でき、ここでは繰り返し説明しない。
【0127】
本願によるいくつかの実施例では、開示されているシステム、装置及び方法を他の形態で実現できると理解すべきである。例えば、以上説明された装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は単に1種のロジック機能分割であり、実際の実現では他の分割方式を採用してもよく、例えば複数のユニット又は要素を他のシステムに結合又は集積し、又はいくつかの特徴を無視したり実行しなかったりする。また、表示又は検討された相互の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態としてもよい。
【0128】
前記分離部材として説明されたユニットは物理的に分離しているものであってもよく、物理的に分離しているものでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく物理ユニットでなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際の必要に応じて一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0129】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、別々に物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。
【0130】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形で実現され、そして独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前述の記憶媒体はUSBディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等の、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0131】
以上の説明は単に本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内において容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に記載の保護範囲に準じるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6