(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-22
(45)【発行日】2024-05-01
(54)【発明の名称】駆動回路、駆動方法、及び表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 3/20 20060101AFI20240423BHJP
G09G 3/36 20060101ALI20240423BHJP
【FI】
G09G3/20 623A
G09G3/20 623E
G09G3/20 623G
G09G3/20 623H
G09G3/36
(21)【出願番号】P 2023504351
(86)(22)【出願日】2021-05-18
(86)【国際出願番号】 CN2021094427
(87)【国際公開番号】W WO2022016970
(87)【国際公開日】2022-01-27
【審査請求日】2023-03-20
(31)【優先権主張番号】202010705189.X
(32)【優先日】2020-07-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517380215
【氏名又は名称】北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Chipone Technology (Beijing) Co.,Ltd
【住所又は居所原語表記】Building 56,No.2 North Jing Yuan Street, Beijing Economic Technological Development Area,Daxing District,Beijing 100176,China
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ファン、ズミン
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ティエンハオ
【審査官】川俣 郁子
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-055909(JP,A)
【文献】特開2018-032017(JP,A)
【文献】特開2015-096935(JP,A)
【文献】特開2006-295607(JP,A)
【文献】特開2005-173592(JP,A)
【文献】特開2004-348013(JP,A)
【文献】特開平10-253939(JP,A)
【文献】特開平10-083168(JP,A)
【文献】特開平09-081086(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0061299(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第1870121(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F1/133
G09G3/00-3/08
3/12
3/16-3/26
3/30
3/34-3/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイパネルを駆動するための駆動回路であって、
開始パルス信号と選択信号を提供するためのタイミングコントローラと、
複数のカスケード接続された駆動ユニットを含み、選択信号にしたがって複数の駆動ユニット内の一部の駆動ユニットが開始パルス信号を受信するように制御し、かつ前記開始パルス信号とデータ信号にしたがってグレースケール電圧を生成するための駆動モジュールとを含
み、
前記複数の駆動ユニットはそれぞれ、デコーダ及びシフトレジスタを含み、
前記複数の駆動ユニットのうちの一つそれぞれの前記デコーダは、前記タイミングコントローラと、前記複数の駆動ユニットのうちの前記一つの中の前記レジスタとの間に接続されており、
前記選択信号にしたがって、前記複数の駆動ユニットの中の対応するデコーダが、前記対応するデコーダに接続されている前記シフトレジスタに前記開始パルス信号を伝達するように構成されている、ことを特徴とする駆動回路。
【請求項2】
開始パルス信号を受信する一部の前記駆動ユニットは隣接する複数の駆動ユニットである、ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
【請求項3】
前記複数の駆動ユニットはそれぞれ、
前記シフトレジスタ及びデータバスに接続され、前記開始パルス信号にしたがって前記データバスから前記データ信号を取得するためのラッチと、
前記ラッチ及び前記ディスプレイパネルに接続され、前記データ信号にしたがってグレースケール電圧を生成して前記ディスプレイパネルに印加するためのオペアンプとを含
み、
前記デコーダは、前記選択信号及び前記開始パルス信号を受信するために前記タイミングコントローラに接続され、
前記シフトレジスタは、前記デコーダに接続され、前記開始パルス信号を受信して伝達する、ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
【請求項4】
前記複数の駆動ユニット内のデコーダは順番に接続され、開始位置に位置する前記デコーダは選択信号を受信して伝達する、ことを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
【請求項5】
前記複数の駆動ユニット内のいずれか一つの前記デコーダは前記選択信号にしたがって、前記開始パルス信号を、前記デコーダに接続されたシフトレジスタに印加する、ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項6】
前記複数の駆動ユニット内のシフトレジスタは順番に接続され、前記開始パルス信号は前記シフトレジスタにおいて順番に一方向に伝達される、ことを特徴とする請求項5に記載の駆動回路。
【請求項7】
前記複数の駆動ユニット内の前記デコーダは前記選択信号にしたがって、前記シフトレジスタ内の前記開始パルス信号の伝達を制御する、ことを特徴とする請求項6に記載の駆動回路。
【請求項8】
表示装置の駆動方法であって、前記表示装置はディスプレイパネル、駆動モジュール、及びタイミングコントローラを含み、前記駆動モジュールは、複数のカスケード接続された駆動ユニットを含み、
複数の駆動ユニットはそれぞれ、デコーダ及びシフトレジスタを含み、前記複数の駆動ユニットのうちの一つそれぞれの前記デコーダは、前記タイミングコントローラと、前記複数の駆動ユニットのうちの前記一つの中の前記レジスタとの間に接続されており、前記駆動方法は、
選択信号と開始パルス信号を前記タイミングコントローラを介して前記
駆動モジュールに印加するステップと、
前記選択信号にしたがって、
前記複数の駆動ユニットの中の対応するデコーダが、前記対応するデコーダに接続されている前記シフトレジスタに前記開始パルス信号を伝達することで前記複数の駆動ユニットのうちの一部の駆動ユニットが前記開始パルス信号を受信するように制御し、かつ前記開始パルス信号とデータ信号にしたがってグレースケール電圧を生成するステップとを含む、ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
【請求項9】
前記開始パルス信号は、前記複数のカスケード接続された駆動ユニットにおいて一方向に伝達される、ことを特徴とする請求項8に記載の駆動方法。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか一項に記載の駆動回路を含む、ことを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、出願日が2020年7月21日で、出願番号が202010705189Xで、名称が「駆動回路、駆動方法、及び表示装置」の中国発明出願の優先権を主張するとともに、上記中国発明出願の全ての明細書、請求項、図面及び要約は、参照により、本出願に取り込まれる。
【0002】
本発明は、液晶ディスプレイの技術分野に関し、特に、駆動回路、駆動方法、及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0003】
既存の液晶表示装置では、ディスプレイパネルの構造は通常、複数のピクセル構造を含み、各ピクセル構造は、いずれも赤緑青(RGB)の三原色のサブピクセル構造を含み、各サブピクセル構造の色調整により、全体としてのピクセル構造のグレースケール調整を実現し、それにより、カラー画像の表示を実現する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ディスプレイ技術の発展に伴い、現在のディスプレイパネル(panel)のディスプレイ解像度はますます重要になっている。ただし、必要な解像度は、ディスプレイパネルの用途によって異なる。液晶ディスプレイの解像度に対するパネル顧客の様々なニーズに応じて、チップ設計会社は様々な解像度のニーズに対してパネル駆動チップをカスタマイズする必要があり、これにより、設計時間、製造時間、及び開始コストが増加する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を考慮して、本発明の目的は、駆動回路を提供することであり、複数の駆動ユニットにデコーダを追加し、選択信号にしたがって複数の駆動ユニット内の一部の駆動ユニットが開始パルス信号を受信するように制御し、したがって、一定の物理的解像度の条件下で、表示中の解像度が物理的解像度を超えることなく変更することができ、研究開発コストと面倒なカスタマイズプロセスを削減し、出荷をスピードアップする。
【0006】
本発明の一態様によれば、ディスプレイパネルを駆動するための駆動回路が提供され、この駆動回路は、開始パルス信号と選択信号を提供するためのタイミングコントローラと、複数のカスケード接続された駆動ユニットを含み、選択信号にしたがって複数の駆動ユニット内の一部の駆動ユニットが開始パルス信号を受信するように制御し、かつ前記開始パルス信号とデータ信号にしたがってグレースケール電圧を生成するための駆動モジュールとを含む。
【0007】
好ましくは、開始パルス信号を受信する一部の前記駆動ユニットは隣接する複数の駆動ユニットである。
【0008】
好ましくは、前記複数の駆動ユニットは、それぞれ、前記タイミングコントローラに接続され、選択信号及び開始パルス信号を受信するためのデコーダと、前記デコーダに接続され、前記開始パルス信号を受信して伝達するためのシフトレジスタと、前記シフトレジスタ及びデータバスに接続され、前記開始パルス信号にしたがって前記データバスから前記データ信号を取得するためのラッチと、前記ラッチ及び前記ディスプレイパネルに接続され、前記データ信号にしたがってグレースケール電圧を生成して前記ディスプレイパネルに印加するためのオペアンプとを含む。
【0009】
好ましくは、前記複数の駆動ユニット内のデコーダは順番に接続され、開始位置に位置する前記デコーダは選択信号を受信して伝達する。
【0010】
好ましくは、前記複数の駆動ユニット内のいずれか一つの前記デコーダは前記選択信号にしたがって、前記開始パルス信号を、前記デコーダに接続されたシフトレジスタに印加する。
【0011】
好ましくは、前記複数の駆動ユニット内のシフトレジスタは順番に接続され、前記開始パルス信号は前記シフトレジスタにおいて順番に一方向に伝達される。
【0012】
好ましくは、前記複数の駆動ユニット内の前記デコーダは前記選択信号にしたがって、前記シフトレジスタ内の前記開始パルス信号の伝達を制御する。
【0013】
本発明の別の態様によれば、表示装置の駆動方法が提供され、前記表示装置はディスプレイパネル、駆動モジュール、及びタイミングコントローラを含み、前記駆動モジュールは、複数のカスケード接続された駆動ユニットを含み、前記駆動方法は、選択信号と開始パルス信号を前記タイミングコントローラを介して前記モジュールに印加するステップと、前記選択信号にしたがって、前記複数の駆動ユニットのうちの一部の駆動ユニットが前記開始パルス信号を受信するように制御し、かつ前記開始パルス信号とデータ信号にしたがってグレースケール電圧を生成するステップとを含む。
【0014】
好ましくは、前記開始パルス信号は、前記複数のカスケード接続された駆動ユニットにおいて一方向に伝達される。
【0015】
本発明のさらに別の態様によれば、前記駆動回路を含む表示装置が提供される。
【0016】
本発明の提供する駆動回路であって、複数の駆動ユニットにデコーダを追加し、選択信号にしたがって複数の駆動ユニット内の一部の駆動ユニットが開始パルス信号を受信するように制御し、したがって、一定の物理的解像度の条件下で、表示中の解像度が物理的解像度を超えることなく変更することができ、研究開発コストと面倒なカスタマイズプロセスを削減し、出荷をスピードアップする。
【0017】
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態を説明することによって、本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点はより明らかになるであろう。図面は以下のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1は従来技術による表示装置の構造図を示す。
【
図2】
図2は従来技術による表示装置内の駆動回路の構造図を示す。
【
図3】
図3は本発明による表示装置の構造図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明の様々な実施形態は、添付の図面を参照して以下でより詳細に説明される。様々な図面において、同じ要素は、同じ又は類似の参照番号によって示される。わかりやすくするために、図面の様々な部分は縮尺どおりに描かれていない。
【0020】
本発明の特定の実施形態は、添付の図面及び実施形態を参照して、以下でより詳細に説明される。
【0021】
【0022】
図1を参照すると、表示装置100は、ディスプレイパネル130、駆動モジュール120、及びタイミングコントローラ110を含む。そのうち、ディスプレイパネル130は、行及び列に配置されたピクセルアレイを含み、駆動モジュール120は、ゲート駆動回路及び/又はソース駆動回路を含み、該実施形態では、駆動モジュール120は、例えば、ソース駆動回路であり、タイミングコントローラ110は、ゲート駆動回路及びソース駆動回路を制御するために使用される。
【0023】
ディスプレイパネル130には、複数のゲートラインGLと複数のデータラインDLが設置され、かつ複数のゲートラインGLと複数のデータラインDLが交差する領域に複数のサブピクセルが配置される。例えば、幅方向の解像度が1080RGBのディスプレイパネルでは、各ピクセルアレイに赤、緑、青(RGB)の三原色のサブピクセルがあるため、3240個の対応する駆動ラインが必要であり、すなわち、駆動回路120は、3240個の駆動ユニットを有する必要があり、それにより、1080RGBの解像度を有するディスプレイパネルを駆動する。
【0024】
図2は従来技術による表示装置内の駆動回路の構造図を示す。
図2を参照すると、駆動モジュール120は、カスケード接続された複数の駆動ユニット121を含み、各駆動ユニット121は、順番に接続されたシフトレジスタSR、ラッチLH、及びオペアンプOPを含む。そのうち、複数の駆動ユニット121のシフトレジスタSRは、開始パルス信号STPを受信して伝達するために順番に接続され、ラッチLHは順番に接続され、データバス(Data Bus)に接続され、データ信号を受信するために使用される。
【0025】
該実施形態では、タイミングコントローラ110は、開始パルス信号STP(Start Pulse)を生成し、複数の駆動ユニット121のうちの開始駆動ユニット121(S1)のシフトレジスタSRは、開始パルス信号STPを受信し、かつ他の駆動ユニット121のシフトレジスタSRに開始パルス信号STPを順番に一方向に伝達する。シフトレジスタSRに接続されたラッチLHは、開始パルス信号STPの下でデータバス(Data Bus)からデータ信号を受信し、かつオペアンプOPによって増幅した後、ディスプレイパネルの対応するピクセルに送信し、それによって、ディスプレイパネルを駆動する。
【0026】
しかしながら、開始パルス信号STPは、複数の駆動ユニット121のうちの開始駆動ユニット121(S1)のシフトレジスタSRのみに送信され、次に、駆動ユニット121(S1)から順番に一方向に伝達され、したがって、他の解像度の表示装置が必要である場合に、駆動モジュール120をカスタマイズし、駆動ユニット121の数を変更する必要があり、それにより、解像度の変更を実現する。
【0027】
図3は本発明による表示装置の構造図を示す。
図3を参照すると、本出願の表示装置200は、ディスプレイパネル130、前記ディスプレイパネル130に接続された駆動モジュール220、及び駆動モジュール220に接続されたタイミングコントローラ210を含む。そのうち、駆動モジュール220は、複数の駆動ユニット221を含み、複数の駆動ユニット221は、ディスプレイパネル130の複数の駆動ライン(例えば、ゲートライン又はソースライン)に1対1で接続され、該実施形態では、駆動モジュール220は、例えば、ソース駆動回路である。
【0028】
タイミングコントローラ210は、開始パルス信号STP及び選択信号SELを生成するために使用される。そのうち、開始パルス信号STPは、前記駆動モジュール220がデータバス(Data Bus)からデータ信号を取得するように制御するために使用される。選択信号SELは、複数の駆動ユニット221のうちの一部の駆動ユニット221が開始パルス信号STPを受信するように制御するために使用される。
【0029】
駆動モジュール220内の各駆動ユニット221は、順番に接続されたデコーダDEC、シフトレジスタSR、ラッチLH、及びオペアンプOPを含む。そのうち、各駆動ユニット221は、タイミングコントローラ210に接続される。
【0030】
該実施形態では、複数の駆動ユニット221のデコーダDECは順番に接続され、開始パルス信号STP及び選択信号SELを受信するために使用され、シフトレジスタSRは順番に接続され、それに接続されたデコーダDECによって出力された開始パルス信号STPを受信して一方向に伝達するために使用され、ラッチLHは順番に接続され、データバス(Data Bus)に接続され、データ信号を受信するために使用される。
【0031】
該実施形態では、複数の駆動ユニット221内の複数のデコーダDECによって、選択信号SELにしたがって、複数の駆動ユニット221のうちの一つの駆動ユニット221は開始パルス信号STPを受信し、同時に、デコーダDECは、さらに、選択信号SELにしたがって、開始パルス信号STPが複数の駆動ユニット221において伝達されるように制御し、それにより、複数の駆動ユニット221のうちの一部の駆動ユニット221が開始パルス信号STPを受信するように制御する。そのうち、開始パルス信号STPを受信する一部の駆動ユニット221は隣接する駆動ユニットであり、かつ一番目の駆動ユニット221の開始パルス信号STPはタイミングコントローラ210から受信され、他の駆動ユニット221の開始パルス信号STPは、それにカスケード接続された前段の駆動ユニット221から受信され、開始パルス信号STPは複数の駆動ユニット221の間で一方向に伝達される。
【0032】
該実施形態では、タイミングコントローラ210は開始パルス信号STP(Start Pulse)及び選択信号SELを生成し、複数の駆動ユニット221のデコーダDECは、すべて、開始パルス信号STPを受信するために、タイミングコントローラ210に接続され、同時に、開始駆動ユニット221(S1)のデコーダDECはさらに選択信号SELを受信する。
【0033】
該実施形態では、駆動モジュール220は、選択信号にしたがって複数の駆動ユニット221のうちの一部の駆動ユニット221が開始パルス信号STPを受信するように制御し、かつ前記開始パルス信号STP及びデータ信号にしたがってグレースケール電圧を生成し、それにより、ディスプレイパネル130を駆動する。具体的には、選択信号SELの作用下で、開始パルス信号STPは、複数の駆動ユニットのうちのいずれか一つの駆動ユニット221のデコーダDECによって、それに接続されたシフトレジスタSRに伝達され、それにより、開始パルス信号STPはシフトレジスタSRの間で順番に一方向に伝達され始め、同時に、開始パルス信号STPを受信するシフトレジスタSRに接続されたラッチLHは、開始パルス信号STPが印加された時点で、データバス(Data Bus)からデータ信号を取得し、かつオペアンプOPによって増幅した後に、ディスプレイパネル130を駆動するためのグレースケール電圧を取得し、かつデータラインを介してディスプレイパネル130内の対応するピクセルに送信し、それにより、ディスプレイパネル130を駆動する。
【0034】
該実施形態では、選択信号SELとデコーダDECが存在するため、複数の駆動ユニット221内のいずれか一つのシフトレジスタSRからパルス信号STPを伝達し始めることができる。例えば、ディスプレイパネル130の幅方向における解像度が1080RGBである場合、駆動モジュール220は、ディスプレイパネル130を正常に駆動するために、3240個の駆動ユニット221を必要とする。顧客が要求する解像度が828RGBのように1080RGBを超えない場合に、必要な駆動ユニット221の数は2484個であり、ディスプレイパネル130に対応し、例えば、駆動ユニット221(S379)から駆動ユニット221(S2862)まで、又は駆動ユニット221(S757)から駆動ユニット221(S3240)までに対応する。駆動ユニット221(S379)又は駆動ユニット221(S757)は、選択信号SEL及びデコーダDECを介して開始パルス信号STPを受信し、それにより、駆動ユニット221(S379)又は駆動ユニット221(S757)に対応するシフトレジスタSRは、最初に開始パルス信号STPを受信して、一方向に伝達し、それにより、解像度を変更する目的を実現する。
【0035】
本出願のディスプレイパネルの駆動方法において、開始パルス信号STPを最初に受信するシフトレジスタSRは、選択信号によって選択され、それにより、ディスプレイパネルは、元の物理的解像度を超えることなく、任意に解像度を変更でき、それにより、研究開発コストと面倒なカスタマイズプロセスを削減し、出荷をスピードアップする。
【0036】
本発明の実施形態は上記に記載されており、これらの実施形態は、すべての詳細を説明するものではなく、また、本発明が記載された特定の実施形態のみに限定されるものでもない。明らかに、上記の説明に照らして、多くの修正及び変形が可能である。本明細書は、本発明の原理及び実際の適用をよりよく説明するために、これらの実施形態を選択し、具体的に説明する。したがって、当業者は、本発明をよく利用し、かつ本発明に基づいて修正及び使用することができる。本発明は、特許請求の範囲及びそれらの全範囲と同等物のみによって限定されるべきである。