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特許7478235セル再配置方法、ネットワーク制御ノードとモバイルIABノード
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-23
(45)【発行日】2024-05-02
(54)【発明の名称】セル再配置方法、ネットワーク制御ノードとモバイルIABノード
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/26 20090101AFI20240424BHJP
   H04W 24/04 20090101ALI20240424BHJP
   H04W 84/00 20090101ALI20240424BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20240424BHJP
【FI】
H04W16/26
H04W24/04
H04W84/00 110
H04W72/0457 110
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022530683
(86)(22)【出願日】2020-12-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-27
(86)【国際出願番号】 CN2020135613
(87)【国際公開番号】W WO2021115414
(87)【国際公開日】2021-06-17
【審査請求日】2022-06-01
(31)【優先権主張番号】201911275304.8
(32)【優先日】2019-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】劉 進華
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】ZTE,Discussion on IAB topology adaptation [online],3GPP TSG-RAN WG2 NR AdHoc 1807 R2-1810211,2018年06月22日,[検索日2023.6.12],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2018_07_NR/Docs/R2-1810211.zip>
【文献】3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; NR; Study on Integrated Access and Backhaul; (Release 16) [online],3GPP TR 38.874 V16.0.0 (2018-12),2019年01月10日,[検索日2023.6.12],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/38_series/38.874/38874-g00.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク制御ノードに用いられるセル再配置方法であって、
モバイルIABノードにより提供される第一のセルと周辺セルとの物理セル識別子PCI衝突が発生するか、又は潜在的なPCI衝突の可能性がある場合、セル再配置操作を実行することを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、
前記第一のセルのPCIと衝突しないPCIを選択することと、
前記モバイルIABノードに第一のセルの再配置情報を送信することであって、前記再配置情報は、前記衝突しないPCIを使用して新セルを第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置し、且つ前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードを配置するためのものであり、前記モバイルIABノードは前記第一のセルにサービスを提供することと、
前記第一のセルをリリースするように端末を配置することであって、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であるであることとを含む、セル再配置方法。
【請求項2】
前述した、セル再配置操作を実行することの前に、
前記モバイルIABノード又は前記端末から送信された前記第一のセルに関するPCI衝突レポートを受信した場合、前記第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定すること、又は、
前記第一のセルと周辺セルとのPCIが同じであることをモニタリングした場合、前記第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定すること、又は、
将来の指定時間帯内に、前記第一のセルと前記モバイルIABノードが到達する直前のエリア内のセルとのPCIが同じであると予測した場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定すること、又は、
前記第一のセルが前記モバイルIABノードの指定距離内のセルと同じPCIを有することをモニタリングした場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定することをさらに含む、請求項1に記載のセル再配置方法。
【請求項3】
前記第一のセルがプライマリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、
第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成されるキャンプオン可能な新セル、前記モバイルIABノードにより既存のキャンプオン不能セルが再配置されて得られるキャンプオン可能な新セル、又は、前記モバイルIABノードの既存のキャンプオン可能セルであることと、
前記第二のセルを新たなプライマリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することと、
前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとを含む、請求項1に記載のセル再配置方法。
【請求項4】
前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することは、
前記第一のセルの搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含み、
前述した、前記搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置することは、
前記搬送波において周波数分割多重化方式で前記第二のセルと前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号を送信するように前記モバイルIABノードを配置することを含む、請求項3に記載のセル再配置方法。
【請求項5】
前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することは、
前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在しない場合、異周波数において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含み、又は、
前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在するが、前記異周波数セルがキャンプオン不能セルである場合、前記異周波数セルをキャンプオン可能セルとして再配置して第二のセルとし、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含み、又は、
前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つキャンプオン可能な異周波数セルが存在する場合、前記異周波数セルを第二のセルとし、前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含む、請求項3に記載のセル再配置方法。
【請求項6】
前記第一のセルがセカンダリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、
前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することと、
前記第一のセルの搬送波において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することと、
前記第二のセルをアクティブ化するように前記モバイルIABノードを配置することとを含む、請求項1に記載のセル再配置方法。
【請求項7】
前述した、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することは、
前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号の伝送を停止するように前記モバイルIABノードを配置することと、
前記第一のセルとの接続をリリースするように前記端末を配置することとを含む、請求項1に記載のセル再配置方法。
【請求項8】
モバイルIABノードに用いられるセル再配置方法であって、
前記モバイルIABノードにより提供される第一のセルと周辺セルとの物理セル識別子PCI衝突が発生するか、又は潜在的なPCI衝突の可能性がある場合、ネットワーク制御ノードから前記第一のセルに関する再配置情報を受信することと、
前記再配置情報に基づき、セル再配置操作を実行することとを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、
衝突しないPCIを使用して新セルを第二のセルとして作成することと、
前記第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記第二のセルと前記端末との接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、
前記第一のセルをリリースすることとを含む、セル再配置方法。
【請求項9】
前記第一のセルがプライマリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、
第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成されるキャンプオン可能な新セル、前記モバイルIABノードにより既存のキャンプオン不能セルが再配置されて得られるキャンプオン可能な新セル、又は、前記モバイルIABノードの既存のキャンプオン可能セルであることと、
前記第二のセルを新たなプライマリセルとして配置することと、
前記第一のセルをリリースすることとを含む、請求項8に記載のセル再配置方法。
【請求項10】
前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することは、
前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在しない場合、異周波数において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することを含み、又は、
前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在するが、前記異周波数セルがキャンプオン不能セルである場合、前記異周波数セルをキャンプオン可能セルとして再配置して第二のセルとし、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することを含み、又は、
前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つキャンプオン可能な異周波数セルが存在する場合、前記異周波数セルを第二のセルとし、前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することを含む、請求項9に記載のセル再配置方法。
【請求項11】
前記第一のセルがセカンダリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、
前記第一のセルをリリースすることと、
前記第一のセルの搬送波において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセルとして配置することと、
前記第二のセルをアクティブ化することとを含む、請求項8に記載のセル再配置方法。
【請求項12】
ネットワーク制御ノードであって、
モバイルIABノードにより提供される第一のセルと周辺セルとの物理セル識別子PCI衝突が発生するか、又は潜在的なPCI衝突の可能性がある場合、セル再配置操作を実行するための配置モジュールを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、
前記第一のセルのPCIと衝突しないPCIを選択することと、
前記モバイルIABノードに第一のセルの再配置情報を送信することであって、前記再配置情報は、前記衝突しないPCIを使用して新セルを第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置し、且つ前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードを配置するためのものであり、前記モバイルIABノードは前記第一のセルにサービスを提供することと、
前記第一のセルをリリースするように端末を配置することであって、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、
第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立するようにモバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、
前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとを含む、ネットワーク制御ノード。
【請求項13】
モバイルIABノードであって、
前記モバイルIABノードにより提供される第一のセルと周辺セルとの物理セル識別子PCI衝突が発生するか、又は潜在的なPCI衝突の可能性がある場合、ネットワーク制御ノードから前記第一のセルに関する再配置情報を受信するための受信モジュールと、
前記再配置情報に基づき、セル再配置操作を実行するための実行モジュールとを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、
衝突しないPCIを使用して新セルを第二のセルとして作成することと、
前記第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記第二のセルと前記端末との接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、
前記第一のセルをリリースすることとを含む、モバイルIABノード。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか1項に記載のセル再配置方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項8~11のいずれか1項に記載のセル再配置方法を実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年12月12日に提出された中国特許出願No.201911275304.8の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明の実施例は、無線通信技術分野に関し、特にセル再配置方法、ネットワーク制御ノードとモバイルIABノードに関する。
【背景技術】
【0003】
現代の移動通信技術と交通技術の発展に伴い、人々の乗り物への乗り中の通信に対する需要はますます高くなっている。例えば、人々は、高速乗り物に乗る時に、インターネットを通じてオフィスやビデオ、ゲームなどの閲覧などが可能になる。この需要に応えるために、モバイルIAB自己バックホール(Integrated Access Backhaul、IAB)技術の発展が開始し、モバイルIABノードは、移動可能な自己バックホール中継基地局であり、モバイルIABノードを乗り物(列車、バス、船舶)などに取り付けることで、乗客の即時通信の需要を満たすことができる。
【0004】
図1は、モバイルIABノードにより列車乗客のために無線中継サービスを提供する例を示している。IABノードのパワーが大きく、アンテナ性能が高いため、乗客に巨大な中継帯域幅を提供することができる一方、モバイルIABノードが提供するセルは乗客と共に移動し、乗客のユーザ機器(User Equipment、UE、端末とも呼ばれる)は、優れたエアインターフェースチャネルを有するとともに、頻繁にセルを切り替える必要がなく、乗客UEのレートを大幅に向上させ、頻繁なセルの切り替えによるトラフィック中断を回避する。
【0005】
場合によっては、モバイルIABノードのためにセルを再配置する必要があるが、どのようにセル内のアクティブ化端末のトラフィックに影響せずにセルの再配置を行うかは、現在解決の待たれる問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、セル内のアクティブ化端末のトラフィックに影響せずにセルの再配置を行うことができるセル再配置方法、ネットワーク制御ノードとモバイルIABノードを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【0008】
第一に、本発明の実施例は、ネットワーク制御ノードに用いられるセル再配置方法を提供する。この方法は、セル再配置操作を実行することを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとを含む。
【0009】
第二に、本発明の実施例は、モバイルIABノードに用いられるセル再配置方法を提供する。この方法は、第一のセルに関する再配置情報を受信することと、前記再配置情報に基づき、セル再配置操作を実行することとを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記第二のセルと前記端末との接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースすることとを含む。
【0010】
第三に、本発明の実施例は、ネットワーク制御ノードを提供する。このネットワーク制御ノードは、セル再配置操作を実行するための配置モジュールを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとを含む。
【0011】
第四に、本発明の実施例は、モバイルIABノードを提供する。このモバイルIABノードは、第一のセルに関する再配置情報を受信するための受信モジュールと、前記再配置情報に基づき、セル再配置操作を実行するための実行モジュールとを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記第二のセルと前記端末との接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースすることとを含む。
【0012】
第五に、本発明の実施例は、ネットワーク制御ノードを提供する。このネットワーク制御ノードは、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、ネットワーク制御ノードに用いられる上記セル再配置方法のステップを実現させる。
【0013】
第六に、本発明の実施例は、モバイルIABノードを提供する。このモバイルIABノードは、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、モバイルIABノードに用いられる上記セル再配置方法のステップを実現させる。
【0014】
第七に、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、ネットワーク制御ノードに用いられる上記セル再配置方法のステップを実現させるか、又は、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、モバイルIABノードに用いられる上記セル再配置方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施例において、セルを再配置する時、第二のセルを、第一のセルによりサービスが提供される端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ端末と接続を確立するようにモバイルIABノードを配置し、第二のセルは、モバイルIABノードにより作成される新セル又はモバイルIABノードの既存のセルであり、再配置する必要のある第一のセルがプライマリセルである場合、第二のセルは、第一のセルに代わって、第一のセルによりサービスが提供される端末のためにサービスを提供することができるため、第一のセル内のアクティブ化端末のトラフィックに影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
以下の好ましい実施形態の詳細な記述を読むことによって、当業者にとって、様々な他の利点及び有益点が明らかになる。添付図面は、好ましい実施形態を示すためにのみ用いられ、本発明を限定するものとはみなされない。そして、添付図面全体において、同じ部品は、同じ参照記号で表されている。添付図面において、
図1】モバイルIABノードにより列車乗客のために無線中継サービスを提供する例示図である。
図2】本発明の実施例によるIABシステムのアーキテクチャ概略図である。
図3】IABシステムにおけるCU-DU構造概略図である。
図4】本発明の実施例1のセル再配置方法のフローチャートである。
図5】本発明の実施例2のセル再配置方法のフローチャートである。
図6】本発明の実施例の、周波数分割多重化方式で第二のセルと第一のセルのディスカバリーリファレンス信号(DRS)を送信する方法の概略図である。
図7】本発明の実施例の、異周波数セルを第二のセルとする時、第二のセルと第一のセルのディスカバリーリファレンス信号(DRS)の送信方法の概略図である。
図8】本発明の実施例3のセル再配置方法のフローチャートである。
図9】本発明の実施例4のセル再配置方法のフローチャートである。
図10】本発明の実施例5のネットワーク制御ノードの構造概略図である。
図11】本発明の実施例6のモバイルIABノードの構造概略図である。
図12】本発明の実施例7のネットワーク制御ノードの構造概略図である。
図13】本発明の実施例8のモバイルIABノードの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「含む」及びそれらの任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストアップされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストアップされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。なお、明細書と特許請求の範囲において使用された「及び/又は」は、接続された対象の少なくともそのうちの一つを表し、例えばA及び/又はBは、単独のA、単独のB、及びAとBとの組み合わせの3つのケースを含むことを表す。
【0018】
本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明として表すために用いられる。本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計方案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的な方式で提示することを意図する。
【0019】
以下では、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例を紹介する。本発明の実施例によるセル再配置方法、ネットワーク制御ノードとモバイルIABノードは、IABシステムに用いることができる。
【0020】
図2図3を参照する。図2は本発明の実施例によるIABシステムのアーキテクチャ概略図であり、図3はIABシステムにおけるCU-DU構造概略図である。このIABシステムは、複数のIABノードを含んでもよく、ドナーIABノード(Donor IAB node)以外の各前記IABノードはいずれも分散式ユニット(Distributed Unit、DU)機能部分と移動端末(Mobile Termination、MT)機能部分を含む。MTによって、一つのIABノードは、一つの上流IABノード(parent IAB node)を見つけ、且つ上流IABノードのDUと無線接続を確立することができ、この無線接続は、backhaul link(バックホールリンク)と呼ばれる。一つのIABノードが完全なバックホールリンクを確立した後、このIABノードはそのDU機能を起動し、DUはセルサービスを提供し、即ち、DUはUEのためにアクセスサービスを提供することができる。一つの自己バックホール回路は、一つのドナーIABノードを含み、ドナーIABノードは、直接接続される有線伝送網(ケーブル伝送(Cable transport))を有する。
【0021】
図3を参照すると、一つの自己バックホール回路において、全てのIAB ノードのDUは一つの集中ユニット(CU)ノードに接続され、このCUノードによって、F1-APプロトコルによりDUに対して配置を行う。CUは、RRCプロトコルによりMTに対して配置を行う。ドナーIABノードは、MT機能部分を有さない。
【0022】
IABシステムの導入は、アクセスポイントを密集配備する時、有線伝送網の配備が不完全であるという状況に対処するためである。即ち、有線伝送ネットワークがない時、アクセスポイントは無線バックホールに依頼してもよい。
【0023】
モバイルIABノードは、移動可能な自己バックホール中継基地局であり、モバイルIABノードを乗り物(列車、バス、船舶)などに取り付けることで、乗客の即時通信の需要を満たすことができる。モバイルIABノードは、通信の利便性をもたらすと同時に、固定IABシステムにない幾つかの問題をもたらす。モバイルIABノードが提供するモバイルセルは、セルをオンにする時、周辺セルと異なる物理セル識別子(Physical Cell Identifier、PCI)を使用する。しかし、モバイルIABノードが移動する過程において、周辺のセルは、モバイルIABノードの位置の変更に伴って変化する。周辺のあるセルのPCIが、モバイルIABノードにより提供される一つのモバイルセルのPCIと同じであれば、モバイルセルと周辺セルとの間のPCI衝突が生じてしまうため、セルの再配置を行う必要がある。
【0024】
無論、PCI衝突以外に、セルの再配置を行う必要がある他の状況も存在し得る。どのようにセル内のアクティブ化端末のトラフィックに影響せずにセルの再配置を行うかは、解決の待たれる問題である。
【0025】
上記問題を解決するために、図4を参照する。図4は、本発明の実施例1のセル再配置方法のフローチャートであり、この方法は、ネットワーク制御ノードに用いられ、且つ、この方法は、ステップ41において、セル再配置操作を実行することを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル(Scell)又はプライマリセカンダリセル(PSCell)として配置し、且つ前記端末と接続を確立するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとを含む。
【0026】
本発明の実施例において、第二のセルを、第一のセルによりサービスが提供される端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ端末と接続を確立するようにモバイルIABノードを配置し、第二のセルは、モバイルIABノードにより作成される新セル又はモバイルIABノードの既存のセルであるため、第一のセル内のアクティブ化端末のトラフィックに影響せずに、セルの再配置を行う。
【0027】
本発明の実施例における端末は、いずれもアクティブ化端末である。
【0028】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、セル再配置操作を実行することは、モバイルIABノードにより提供される第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生するか、又は潜在的なPCI衝突の可能性がある場合、セル再配置操作を実行することを含む。
【0029】
本発明の実施例において、モバイルIABノードにより提供される第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生するか、又は潜在的なPCI衝突の可能性がある場合、第二のセルを、第一のセルによりサービスが提供される端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ端末と接続を確立するようにモバイルIABノードを配置し、第二のセルは、モバイルIABノードにより作成される新セル又はモバイルIABノードの既存のセルであるため、第一のセルによりサービスが提供される端末のトラフィックが正常に行われるように確保することができる。
【0030】
本発明の実施例において、搬送波アグリゲーション技術によって第二のセルを端末のセカンダリセル(SCell)として配置するか、又は、デュアルコネクティビティ(Dual connectivity)技術によって第二のセルと端末との接続を確立し、第二のセルを前記端末のプライマリセカンダリセル(PSCell)にすることができる。
【0031】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、セル再配置操作を実行することの前に、前記モバイルIABノード又は前記端末から送信された前記第一のセルに関するPCI衝突レポートを受信した場合、前記第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定することをさらに含む。つまり、ネットワーク制御ノードは、モバイルIABノード又は端末から送信されたPCI衝突レポートを受信した時、第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定することができるため、セルの再配置操作を行う必要がある。
【0032】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、セル再配置操作を実行することの前に、前記第一のセルと周辺セルとのPCIが同じであることをモニタリングした場合、前記第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定することをさらに含む。つまり、ネットワーク制御ノード自体は、モバイルIABノードの第一のセルと周辺セルとのPCIが同じであるか否かをモニタリングしてもよく、同じであることをモニタリングした場合、第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定することができるため、セルの再配置操作を行う必要がある。
【0033】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、セル再配置操作を実行することの前に、将来の指定時間帯内に、前記第一のセルと前記モバイルIABノードが到達する直前のエリア内のセルとのPCIが同じであると予測した場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定することをさらに含む。本発明の実施例におけるネットワーク制御ノードは、CUに接続される操作管理メンテンナンス(Operation Administration and Maintenance、OAM)ノードであってもよく、ネットワーク制御ノードは、モバイルIABノードの移動方向と移動速度などに基づいてモバイルIABノードが到達する直前のエリアを予測し、且つ到達する直前のエリア内に前記第一のセルのPCIと同じであるセルが存在するか否かを判断することができ、存在する場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定するため、セルの再配置操作を行う必要がある。
【0034】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、セル再配置操作を実行することの前に、前記第一のセルが前記モバイルIABノードの指定距離内のセルと同じPCIを有することをモニタリングした場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定することをさらに含む。本発明の実施例におけるネットワーク制御ノードは、CUに接続されるOAMノードであってもよく、ネットワーク制御ノードは、モバイルIABノードの指定距離内のセルが第一のセルと同じPCIを有するか否かを判断することができ、有する場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定するため、セルの再配置操作を行う必要がある。前記指定距離は、例えば、1000メートルである。
【0035】
本発明の実施例において、前記第二のセルが前記モバイルIABノードにより作成される新セルである場合、前述した、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することは、前記第一のセルのPCIと衝突しないPCIを選択することと、前記衝突しないPCIを使用して新セルを前記第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置することとを含む。
【0036】
本発明の実施例において、上記ネットワーク制御ノードは、前記モバイルIABノードを制御するCUノードであってもよく、CUノードに接続されるOAMノードであってもよい。
【0037】
本発明の幾つかの実施例では、前記ネットワーク制御ノードがCUノードである場合、CUは、モバイルIABノード又は端末から送信された前記第一のセルに関するPCI衝突レポートを受信し、且つ収集した周辺セルの情報に基づき、前記第一のセルのPCIと衝突しないPCIを選択することができる。そして、前記衝突しないPCIを使用して新セルを前記第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置する。
【0038】
本発明の幾つかの実施例では、前記ネットワーク制御ノードがOAMノードである場合、CUノードは、第一のセルと周辺セルとのPCIが同じである否かをモニタリングすることができ、第一のセルと周辺セルとのPCIが同じであることをモニタリングした場合、PCI衝突レポートをOAMノードに送信し、OAMノードは、前記第一のセルのPCIと衝突しないPCIを選択する。そして、前記衝突しないPCIを使用して新セルを前記第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置する。
【0039】
本発明の幾つかの実施例では、前記ネットワーク制御ノードがOAMノードである場合、モバイルIABノードは、OAMノード登録後に、自身のセルのPCI情報をOAMノードに報告してもよく、OAMノードは、将来の指定時間帯内に、前記第一のセルと前記モバイルIABノードが到達する直前のエリア内のセルとのPCIが同じであるか否かを予測することができ、同じである場合、PCI衝突する可能性があると判定し、OAMノードは、自発的にモバイルIABノードのために衝突しないPCIを配置し、且つ前記衝突しないPCIを使用して新セルを前記第二のセルとして作成するようにモバイルIABノードを配置することができるため、事前にPCIの衝突を回避する。
【0040】
本発明の実施例において、前記第一のセルはプライマリセル(Pcell)であってもよく、セカンダリセルであってもよく、第一のセルが異なるタイプのセル(プライマリセル又はセカンダリセル)である場合、セル再配置方法も異なり、以下ではそれぞれ説明する。
【0041】
本発明の幾つかの実施例では、図5に示すとおり、選択的に、前記第一のセルがプライマリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、ステップ51において、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成されるキャンプオン可能な新セル、前記モバイルIABノードにより既存のキャンプオン不能セルが再配置されて得られるキャンプオン可能な新セル、又は、前記モバイルIABノードの既存のキャンプオン可能セルであることと、ステップ52において、前記第二のセルを新たなプライマリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することと、ステップ53において、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとを含む。
【0042】
選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することは、前記第一のセルの搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含む。
【0043】
選択的に、前述した、前記搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置することは、前記搬送波において周波数分割多重化方式で前記第二のセルと前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号(Discovery Reference Signal、DRS)を送信するように前記モバイルIABノードを配置することを含む。前記ディスカバリーリファレンス信号は、プライマリ同期信号(PSS)、セカンダリ同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(Physical broadcast channel、PBCH)、システム情報ブロック(System Information Block、SIBs)などを含むが、それらに限らない。
【0044】
図6を参照すると、図6は、本発明の実施例の、周波数分割多重化方式で第二のセルと第一のセルのディスカバリーリファレンス信号(DRS)を送信する方法の概略図であり、図6において、ディスカバリーリファレンス信号の位置する時間周波数領域リソースが示されており、そのうち、時間周波数領域リソースの横座標は時間であり、単位は直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)符号であり、縦座標は周波数領域であり、単位は物理リソースブロック(Physical Resource Block、PRB)のインデックス(index)である。
【0045】
上記実施例において、前記モバイルIABノードは、一つの搬送波のみをサポートしてもよく、少なくとも二つの搬送波をサポートしてもよい。
【0046】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在しない場合、異周波数において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含む。
【0047】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在するが、前記異周波数セルがキャンプオン不能セルである場合、前記異周波数セルをキャンプオン可能セルとして再配置して第二のセルとし、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含む。
【0048】
キャンプオン不能セルとは、この異周波数セルの配置によって、このセルをSCellにすることしかできず、PCellにすることができないことを指し、例えば、このセルには、PSS、SSS及び/又はPBCHの信号伝播のみがあるが、SIB1と他のブロードキャスト情報の伝播がない。前記異周波数セルをキャンプオン可能セルとして再配置することは、例えば、残りのブロードキャスト情報を送信するようにこの異周波数セルを配置することであってもよく、例えば、PSS、SSSとPBCHのブロードキャスト以外に、SIB1と他のブロードキャスト情報のブロードキャストもすることによって、この異周波数セルをキャンプオン可能セルにし、PCellとして使用することができる。
【0049】
本発明の幾つかの実施例では、選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つキャンプオン可能な異周波数セルが存在する場合、前記異周波数セルを第二のセルとし、前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することを含む。
【0050】
図7を参照すると、図7は、本発明の実施例の、異周波数セルを第二のセルとする時、第二のセルと第一のセルのディスカバリーリファレンス信号(DRS)の送信方法の概略図であり、図7において、ディスカバリーリファレンス信号のある時間周波数領域リソースが示されており、そのうち、時間周波数領域リソースの横座標は時間であり、単位はOFDM符号であり、縦座標は周波数領域であり、単位はPRBのインデックス(index)である。図7では、第一のセルは搬送波0においてDRSを送信し、第二のセルは搬送波1においてDRSを送信する。
【0051】
本発明の幾つかの実施例では、図8を参照する。選択的に、前記第一のセルがセカンダリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、ステップ81において、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することと、ステップ82において、前記第一のセルの搬送波において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することとを含む。
【0052】
本発明の実施例において、第一のセルがセカンダリセルである場合、セカンダリセルがトラフィックを提供しないため、まず、第一のセルをリリースし、そして第一のセルにおいて新セルを作成し、端末のセカンダリセルとして配置してもよい。
【0053】
選択的に、前述した、前記第二のセルを前記第一のセル内の端末のセカンダリセルとして配置することの後に、前記第二のセルをアクティブ化するように前記モバイルIABノードを配置することをさらに含む。
【0054】
上記各実施例において、選択的に、前述した、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することは、前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号(Discovery Reference Signal、DRS)の伝送を停止するように前記モバイルIABノードを配置することと、前記第一のセルとの接続をリリースするように前記端末を配置することとを含む。
【0055】
本発明の実施例において、前記第一のセルをリリースするように前記端末を配置するには、従来の無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを採用して配置を行ってもよい。
【0056】
図9を参照すると、本発明の実施例は、モバイルIABノードに用いられるセル再配置方法をさらに提供する。この方法は、ステップ91において、第一のセルに関する再配置情報を受信することと、ステップ92において、前記再配置情報に基づき、セル再配置操作を実行することとを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記第二のセルと前記端末との接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースすることとを含む。
【0057】
本発明の実施例において、モバイルIABノードは、ネットワーク制御ノードから送信された再配置情報に基づいて第二のセルを、第一のセルによりサービスが提供される端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ端末と接続を確立し、第二のセルは、モバイルIABノードにより作成される新セル又はモバイルIABノードの既存のセルであるため、セルを再配置する時に、第一のセルによりサービスが提供される端末のトラフィックが中断しないように確保することができる。
【0058】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、第一のセルに関する再配置情報を受信することの前に、前記第一のセルと周辺セルとのPCIが同じであることをモニタリングした場合、PCI衝突レポートを送信することをさらに含む。
【0059】
本発明の実施例において、選択的に、前記第一のセルがプライマリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成されるキャンプオン可能な新セル、前記モバイルIABノードにより既存のキャンプオン不能セルが再配置されて得られるキャンプオン可能な新セル、又は、前記モバイルIABノードの既存のキャンプオン可能セルであることと、前記第二のセルを新たなプライマリセルとして配置することと、前記第一のセルをリリースすることとを含む。
【0060】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することは、前記第一のセルの搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することを含む。
【0061】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、前記第一のセルの搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成することは、前記搬送波において周波数分割多重化方式で前記第二のセルと前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号を送信することを含む。
【0062】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在しない場合、異周波数において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することを含む。
【0063】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在するが、前記異周波数セルがキャンプオン不能セルである場合、前記異周波数セルをキャンプオン可能セルとして再配置して第二のセルとし、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することを含む。
【0064】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つキャンプオン可能な異周波数セルが存在する場合、前記異周波数セルを第二のセルとし、前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置することを含む。
【0065】
本発明の実施例において、選択的に、前記第一のセルがセカンダリセルである場合、前述した、セル再配置操作を実行することは、前記第一のセルをリリースすることと、前記第一のセルの搬送波において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセルとして配置することとを含む。
【0066】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、前記第二のセルを前記第一のセル内の端末のセカンダリセルとして配置することの後に、前記第二のセルをアクティブ化することをさらに含む。
【0067】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、前記第一のセルをリリースすることは、前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号の伝送を停止することを含む。
【0068】
本発明の実施例において、選択的に、前述した、前記第一のセルをリリースすることは、前記第一のセルの搬送波において、衝突しないPCIを使用して新セルを作成することによって、サービスを提供することをさらに含む。
【0069】
図10を参照すると、本発明は、ネットワーク制御ノード100をさらに提供する。それは、セル再配置操作を実行するための配置モジュール101を含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとを含む。
【0070】
本発明の実施例において、選択的に、配置モジュール101は、モバイル自己バックホールIABノードにより提供される第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生するか、又は潜在的なPCI衝突の可能性がある場合、セル再配置操作を実行するために用いられる。
【0071】
本発明の実施例において、選択的に、前記ネットワーク制御ノードは、前記モバイルIABノード又は前記端末から送信された前記第一のセルに関するPCI衝突レポートを受信した場合、前記第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定するための第一の決定モジュール、又は、前記第一のセルと周辺セルとのPCIが同じであることをモニタリングした場合、前記第一のセルと周辺セルとのPCI衝突が発生すると決定するための第二の決定モジュール、又は、将来の指定時間帯内に、前記第一のセルと前記モバイルIABノードが到達する直前のエリア内のセルとのPCIが同じであると予測した場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定するための第三の決定モジュール、又は、前記第一のセルが前記モバイルIABノードの指定距離内のセルと同じPCIを有することをモニタリングした場合、前記第一のセルに潜在的なPCI衝突の可能性があると決定するための第四の決定モジュールをさらに含む。
【0072】
本発明の実施例において、選択的に、前記第二のセルが前記モバイルIABノードにより作成される新セルである場合、前記配置モジュール101は、前記第一のセルのPCIと衝突しないPCIを選択し、前記衝突しないPCIを使用して新セルを前記第二のセルとして作成するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0073】
本発明の実施例において、選択的に、前記第一のセルがプライマリセルである場合、前記配置モジュール101は、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成されるキャンプオン可能な新セル、前記モバイルIABノードにより既存のキャンプオン不能セルが再配置されて得られるキャンプオン可能な新セル、又は、前記モバイルIABノードの既存のキャンプオン可能セルであることと、前記第二のセルを新たなプライマリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置することと、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置することとに用いられる。
【0074】
本発明の実施例において、選択的に、前記配置モジュール101は、前記第一のセルの搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0075】
本発明の実施例において、選択的に、前記配置モジュールは、前記搬送波において周波数分割多重化方式で前記第二のセルと前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号を送信するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0076】
本発明の実施例において、選択的に、前記配置モジュール101は、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在しない場合、異周波数において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0077】
本発明の実施例において、選択的に、前記配置モジュール101は、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在するが、前記異周波数セルがキャンプオン不能セルである場合、前記異周波数セルをキャンプオン可能セルとして再配置して第二のセルとし、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0078】
本発明の実施例において、選択的に、前記配置モジュール101は、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つキャンプオン可能な異周波数セルが存在する場合、前記異周波数セルを第二のセルとし、前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0079】
本発明の実施例において、選択的に、前記第一のセルがセカンダリセルである場合、前記配置モジュール101は、前記第一のセルをリリースするように前記モバイルIABノードと前記端末を配置し、前記第一のセルの搬送波において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセルとして配置するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0080】
本発明の実施例において、選択的に、前記配置モジュール101は、前記第二のセルをアクティブ化するように前記モバイルIABノードを配置するために用いられる。
【0081】
本発明の実施例において、選択的に、前記配置モジュール101は、前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号の伝送を停止するように前記モバイルIABノードを配置し、前記第一のセルとの接続をリリースするように前記端末を配置するために用いられる。
【0082】
本発明の実施例によるネットワーク制御ノードは、図4図8の方法の実施例においてネットワーク制御ノードによって実現された各プロセスを実現させることができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0083】
図11を参照すると、本発明の実施例は、モバイルIABノード110をさらに提供する。このモバイルIABノード110は、第一のセルに関する再配置情報を受信するための受信モジュール111と、前記再配置情報に基づき、セル再配置操作を実行するための実行モジュール112とを含み、前述した、セル再配置操作を実行することは、第二のセルを端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記第二のセルと前記端末との接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成される新セル又は前記モバイルIABノードの既存のセルであり、前記端末は、前記第一のセルによりサービスが提供される端末であることと、前記第一のセルをリリースすることとを含む。
【0084】
本発明の実施例において、選択的に、前記モバイルIABノードは、前記第一のセルと周辺セルとのPCIが同じであることをモニタリングした場合、PCI衝突レポートを送信するための送信モジュールをさらに含む。
【0085】
本発明の実施例において、選択的に、前記第一のセルがプライマリセルである場合、前記実行モジュールは、第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置し、且つ前記端末と接続を確立し、前記第二のセルは、前記モバイルIABノードにより作成されるキャンプオン可能な新セル、前記モバイルIABノードにより既存のキャンプオン不能セルが再配置されて得られるキャンプオン可能な新セル、又は、前記モバイルIABノードの既存のキャンプオン可能セルであることと、前記第二のセルを新たなプライマリセルとして配置することと、前記第一のセルをリリースすることとに用いられる。
【0086】
本発明の実施例において、選択的に、前記実行モジュールは、前記第一のセルの搬送波において新セルを前記第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するために用いられる。
【0087】
本発明の実施例において、選択的に、前記実行モジュールは、前記搬送波において周波数分割多重化方式で前記第二のセルと前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号を送信するために用いられる。
【0088】
本発明の実施例において、選択的に、前記実行モジュールは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在しない場合、異周波数において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するために用いられる。
【0089】
本発明の実施例において、選択的に、前記実行モジュールは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つ異周波数セルが存在するが、前記異周波数セルがキャンプオン不能セルである場合、前記異周波数セルをキャンプオン可能セルとして再配置して第二のセルとし、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するために用いられる。
【0090】
本発明の実施例において、選択的に、前記実行モジュールは、前記モバイルIABノードが少なくとも二つの搬送波をサポートし、且つキャンプオン可能な異周波数セルが存在する場合、前記異周波数セルを第二のセルとし、前記端末のセカンダリセル又はプライマリセカンダリセルとして配置するために用いられる。
【0091】
本発明の実施例において、選択的に、前記第一のセルがセカンダリセルである場合、前記実行モジュールは、前記第一のセルをリリースし、前記第一のセルの搬送波において新セルを第二のセルとして作成し、且つ前記第二のセルを前記端末のセカンダリセルとして配置するために用いられる。
【0092】
本発明の実施例において、選択的に、前記実行モジュールは、前記第二のセルをアクティブ化するために用いられる。
【0093】
本発明の実施例において、選択的に、前記実行モジュールは、前記第一のセルのディスカバリーリファレンス信号の伝送を停止するために用いられる。
【0094】
本発明の実施例によるモバイルIABノードは、図9の方法の実施例においてモバイルIABノードによって実現された各プロセスを実現させることができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0095】
図12を参照すると、本発明の実施例は、ネットワーク制御ノード120をさらに提供する。プロセッサ121と、メモリ122と、メモリ122に記憶されており、前記プロセッサ121上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ121によって実行されると、ネットワーク制御ノードに用いられる上記セル再配置方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0096】
図13を参照すると、本発明の実施例は、モバイルIABノード130をさらに提供する。プロセッサ131と、メモリ132と、メモリ132に記憶されており、前記プロセッサ131上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ131によって実行されると、モバイルIABノードに用いられる上記セル再配置方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0097】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、ネットワーク制御ノードに用いられる上記セル再配置方法の実施例の各プロセスを実現させるか、又は、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、モバイルIABノードに用いられる上記セル再配置方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0098】
なお、本明細書において、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を一つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0099】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0100】
以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例を記述していたが、本発明は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明による示唆を基にして、本発明の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらは、いずれも本発明の保護範囲に入っている。
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図13