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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-23
(45)【発行日】2024-05-02
(54)【発明の名称】課金方法、装置、及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04M 15/00 20240101AFI20240424BHJP
   H04L 12/14 20240101ALI20240424BHJP
【FI】
H04M15/00 B
H04L12/14
【請求項の数】 36
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023002798
(22)【出願日】2023-01-12
(62)【分割の表示】P 2021163855の分割
【原出願日】2018-08-02
(65)【公開番号】P2023058491
(43)【公開日】2023-04-25
【審査請求日】2023-02-06
(31)【優先権主張番号】201711139728.2
(32)【優先日】2017-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チャイ,シアオチエン
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-524358(JP,A)
【文献】特表2009-526422(JP,A)
【文献】特表2015-537408(JP,A)
【文献】特表2013-511865(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0270722(US,A1)
【文献】国際公開第2016/078090(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0029894(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24-7/26
H04L12/00-12/22
12/50-12/66
45/00-49/9057
H04M3/00
3/16-3/20
3/38-3/58
7/00-7/16
11/00-11/10
15/00-15/38
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
課金方法であって、
課金トリガ装置によって、ユーザ機器とデータネットワークとの間のセッションのためのリソース又は該リソースの部分を更新することを課金システムに要求する第1要求情報を前記課金システムへ送ることであり、前記第1要求情報は、前記リソースを識別する第1リソース識別子又は前記リソースの前記部分を識別する第2リソース識別子を含む、前記送ることと、
前記課金トリガ装置によって前記課金システムから、該課金システムが前記リソースを更新したかどうかを前記課金トリガ装置に示す第1応答情報を受け取ることと
を有し、
前記リソースは、前記セッションにおけるオンライン課金サービスのクォータの要求、前記セッションにおけるオンライン課金サービスの利用情報の報告、又は前記セッションにおけるオフライン課金サービスの利用情報の報告を管理するためのものである、
課金方法。
【請求項2】
前記第1要求情報は、第1利用情報、及び該第1利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第1指示情報を更に含む、
請求項1に記載の課金方法。
【請求項3】
前記第1要求情報は、
オンライン課金サービスの第1クォータ要求情報、及び該第1クォータ要求情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第2利用情報、該第2利用情報がオンライン課金サービスの利用情報であることを示す第2指示情報、及び前記第2利用情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第3利用情報、該第3利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第3指示情報、及び前記第3利用情報に対応するレーティンググループの情報
を更に含む、
請求項1に記載の課金方法。
【請求項4】
前記第1要求情報を送る前に、当該課金方法は、
前記課金トリガ装置によって、前記リソースを生成することを前記課金システムに要求する第2要求情報を前記課金システムへ送ることと、
前記課金トリガ装置によって前記課金システムから、前記第1リソース識別子を含む第2応答情報を受け取ることと
を更に有する、
請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項5】
前記第2要求情報を送る前に、当該課金方法は、
前記課金トリガ装置によって、利用可能なリソースがないことを決定すること、又は
前記課金トリガ装置によって、前記セッションが前記ユーザ機器のために生成されるべきであることを決定すること、又は
前記課金トリガ装置によって、前記セッションにおけるサービスのクォータを要求すると、若しくは前記セッションにおけるサービスの利用情報を報告すると決定すること
を更に有する、
請求項4に記載の課金方法。
【請求項6】
前記第2要求情報は、セッション識別子、及び前記ユーザ機器に対応するユーザ識別子を含み、前記セッション識別子は、前記セッションを識別する、
請求項4又は5に記載の課金方法。
【請求項7】
前記第2要求情報は、第4利用情報、及び該第4利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第4指示情報を含む、
請求項4乃至6のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項8】
前記第2要求情報は、
オンライン課金サービスの第2クォータ要求情報、及び該第2クォータ要求情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第5利用情報、該第5利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第5指示情報、及び前記第5利用情報に対応するレーティンググループの情報
を含む、
請求項4乃至6のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項9】
前記課金トリガ装置によって、前記リソース又は該リソースの部分を削除することを前記課金システムに要求する第3要求情報を前記課金システムへ送ることを更に有し、
前記第3要求情報は、前記第1リソース識別子、又は前記リソースの前記削除する部分を識別する第4リソース識別子を含む、
請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項10】
前記第3要求情報は、第6利用情報、及び該第6利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第6指示情報を更に含む、
請求項9に記載の課金方法。
【請求項11】
前記第3要求情報は、
第7利用情報、該第7利用情報がオンライン課金サービスの利用情報であることを示す第7指示情報、及び前記第7利用情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第8利用情報、該第8利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第8指示情報、及び前記第8利用情報に対応するレーティンググループの情報
を更に含む、
請求項9に記載の課金方法。
【請求項12】
課金方法であって、
課金システムによって課金トリガ装置から、ユーザ機器とデータネットワークとの間のセッションのためのリソース又は該リソースの部分を更新することを前記課金システムに要求する第1要求情報を受け取ることであり、前記第1要求情報は、前記リソースを識別する第1リソース識別子又は前記リソースの前記部分を識別する第2リソース識別子を含む、前記受け取ることと、
前記課金システムによって前記第1要求情報に基づき前記リソース又は該リソースの前記部分を更新することと、
前記課金システムによって、該課金システムが前記リソースを更新したかどうかを前記課金トリガ装置に示す第1応答情報を前記課金トリガ装置へ送ることと
を有し、
前記リソースは、前記セッションにおけるオンライン課金サービスのクォータの要求、前記セッションにおけるオンライン課金サービスの利用情報の報告、又は前記セッションにおけるオフライン課金サービスの利用情報の報告を管理するためのものである、
課金方法。
【請求項13】
前記第1要求情報は、第1利用情報、及び該第1利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第1指示情報を更に含む、
請求項12に記載の課金方法。
【請求項14】
前記第1要求情報は、
オンライン課金サービスの第1クォータ要求情報、及び該第1クォータ要求情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第2利用情報、該第2利用情報がオンライン課金サービスの利用情報であることを示す第2指示情報、及び前記第2利用情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第3利用情報、該第3利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第3指示情報、及び前記第3利用情報に対応するレーティンググループの情報
を更に含む、
請求項12に記載の課金方法。
【請求項15】
前記第1要求情報を受け取る前に、当該課金方法は、
前記課金システムによって前記課金トリガ装置から、前記リソースを生成することを前記課金システムに要求する第2要求情報を受け取ることと、
前記課金システムによって前記第2要求情報に基づき前記リソースを生成することと、
前記課金システムによって、前記第1リソース識別子を含む第2応答情報を前記課金トリガ装置へ送ることと
を更に有する、
請求項12乃至14のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項16】
前記第2要求情報は、セッション識別子、及び前記ユーザ機器に対応するユーザ識別子を含み、前記セッション識別子は、前記セッションを識別する、
請求項15に記載の課金方法。
【請求項17】
前記第2要求情報は、第4利用情報、及び該第4利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第4指示情報を更に含む、
請求項15又は16に記載の課金方法。
【請求項18】
前記第2要求情報は、
オンライン課金サービスの第2クォータ要求情報、及び該第2クォータ要求情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第5利用情報、該第5利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第5指示情報、及び前記第5利用情報に対応するレーティンググループの情報
を含む、
請求項15又は16に記載の課金方法。
【請求項19】
前記課金システムによって、前記リソースの有効期間が過ぎた後に、前記リソースを削除すること、又は
前記課金システムによって前記課金トリガ装置から、前記リソース又は該リソースの部分を削除することを前記課金システムに要求する第3要求情報を受け取ることであり、前記第3要求情報は、前記第1リソース識別子、又は前記リソースの前記削除する部分を識別する第4リソース識別子を含む、こと、及び前記課金システムによって前記第3要求情報に基づき前記リソース又は前記リソースの前記削除する部分を削除すること
を更に有する、
請求項12乃至18のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項20】
前記第3要求情報は、第6利用情報、及び該第6利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第6指示情報を更に含む、
請求項19に記載の課金方法。
【請求項21】
前記第3要求情報は、
第7利用情報、該第7利用情報がオンライン課金サービスの利用情報であることを示す第7指示情報、及び前記第7利用情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第8利用情報、該第8利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第8指示情報、及び前記第8利用情報に対応するレーティンググループの情報
を更に含む、
請求項19に記載の課金方法。
【請求項22】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサへ結合され、請求項1乃至11のうちいずれか一項に記載の課金方法を実行するよう前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるプログラミング命令を記憶する1つ以上のメモリと
を有する課金トリガ装置。
【請求項23】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサへ結合され、請求項12乃至21のうちいずれか一項に記載の課金方法を実行するよう前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるプログラミング命令を記憶する1つ以上のメモリと
を有する課金システム。
【請求項24】
請求項22に記載の課金トリガ装置と、請求項23に記載の課金システムとを有する
通信システム。
【請求項25】
課金方法であって、
課金トリガ装置によって、ユーザ機器とデータネットワークとの間のセッションのためのリソース又は該リソースの部分を更新することを課金システムに要求する第1要求情報を前記課金システムへ送ることであり、前記第1要求情報は、前記リソースを識別する第1リソース識別子又は前記リソースの前記部分を識別する第2リソース識別子を含む、前記送ることと、
前記課金システムによって前記課金トリガ装置から前記第1要求情報を受け取ることと、
前記課金システムによって前記第1要求情報に基づき前記リソース又は該リソースの前記部分を更新することと、
前記課金システムによって、該課金システムが前記リソースを更新したかどうかを前記課金トリガ装置に示す第1応答情報を前記課金トリガ装置へ送ることと
を有し、
前記リソースは、前記セッションにおけるオンライン課金サービスのクォータの要求、前記セッションにおけるオンライン課金サービスの利用情報の報告、又は前記セッションにおけるオフライン課金サービスの利用情報の報告を管理するためのものである、
課金方法。
【請求項26】
前記第1要求情報は、第1利用情報、及び該第1利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第1指示情報を更に含む、
請求項25に記載の課金方法。
【請求項27】
前記第1要求情報は、
オンライン課金サービスの第1クォータ要求情報、及び該第1クォータ要求情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第2利用情報、該第2利用情報がオンライン課金サービスの利用情報であることを示す第2指示情報、及び前記第2利用情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第3利用情報、該第3利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第3指示情報、及び前記第3利用情報に対応するレーティンググループの情報
を更に含む、
請求項25に記載の課金方法。
【請求項28】
前記第1要求情報を送る前に、当該課金方法は、
前記課金トリガ装置によって、前記リソースを生成することを前記課金システムに要求する第2要求情報を前記課金システムへ送ることと、
前記課金システムによって前記課金トリガ装置から前記第2要求情報を受け取ることと、
前記課金システムによって前記第2要求情報に基づき前記リソースを生成することと、
前記課金システムによって、前記第1リソース識別子を含む第2応答情報を前記課金トリガ装置へ送ることと、
前記課金トリガ装置によって前記課金システムから前記第2応答情報を受け取ることと
を更に有する、
請求項25乃至27のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項29】
前記第2要求情報を送る前に、当該課金方法は、
前記課金トリガ装置によって、利用可能なリソースがないことを決定すること、又は
前記課金トリガ装置によって、前記セッションが前記ユーザ機器のために生成されるべきであることを決定すること、又は
前記課金トリガ装置によって、前記セッションにおけるサービスのクォータを要求すると、若しくは前記セッションにおけるサービスの利用情報を報告すると決定すること
を更に有する、
請求項28に記載の課金方法。
【請求項30】
前記第2要求情報は、セッション識別子、及び前記ユーザ機器に対応するユーザ識別子を含み、前記セッション識別子は、前記セッションを識別する、
請求項28又は29に記載の課金方法。
【請求項31】
前記第2要求情報は、第4利用情報、及び該第4利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第4指示情報を含む、
請求項28乃至30のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項32】
前記第2要求情報は、
オンライン課金サービスの第2クォータ要求情報、及び該第2クォータ要求情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第5利用情報、該第5利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第5指示情報、及び前記第5利用情報に対応するレーティンググループの情報
を含む、
請求項28乃至30のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項33】
前記課金システムによって、前記リソースの有効期間が過ぎた後に、前記リソースを削除すること、又は
前記課金トリガ装置によって、前記リソース又は該リソースの部分を削除することを前記課金システムに要求する第3要求情報を前記課金システムへ送り、前記第3要求情報は、前記第1リソース識別子、又は前記リソースの前記削除する部分を識別する第4リソース識別子を含む、こと、前記課金システムによって前記課金トリガ装置から前記第3要求情報を受け取ること、及び前記課金システムによって前記第3要求情報に基づき前記リソース又は前記リソースの前記削除する部分を削除すること
を更に有する、
請求項25乃至32のうちいずれか一項に記載の課金方法。
【請求項34】
前記第3要求情報は、第6利用情報、及び該第6利用情報がオンライン課金サービス又はオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第6指示情報を更に含む、
請求項33に記載の課金方法。
【請求項35】
前記第3要求情報は、
第7利用情報、該第7利用情報がオンライン課金サービスの利用情報であることを示す第7指示情報、及び前記第7利用情報に対応するレーティンググループの情報、又は
第8利用情報、該第8利用情報がオフライン課金サービスの利用情報であることを示す第8指示情報、及び前記第8利用情報に対応するレーティンググループの情報
を更に含む、
請求項33に記載の課金方法。
【請求項36】
コンピュータで実行され、該コンピュータが請求項1乃至11のうちいずれか一項又は請求項12乃至21のうちいずれか一項に記載の課金方法を実行することを可能にするプログラムを記憶しているコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信技術の分野に、特に、課金方法、装置、及びシステムに関係がある。
【背景技術】
【0002】
現在、通信システムでは、オンライン課金サービスのための課金及びオフライン課金サービスのための課金は、異なる課金システムで行われている。図1に示されるように、通信システム内の課金トリガ装置は、Roインターフェイスを使用することによってオンライン課金システムと通信し、Rfインターフェイスを使用することによってオフライン課金サービスと通信する。オンライン課金システムは、オンライン課金サービスのための課金を実行するよう構成され、オフライン課金システムは、オフライン課金サービスのための課金を実行するよう構成される。
【0003】
しかし、オンライン課金システムとオフライン課金システムとの間の分離は、サービス課金を相対的に複雑にする。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実施形態で提供される課金方法、装置、及びシステムは、サービスに対する課金方法を簡単にすることを助ける。
【0005】
第1の態様に従って、本開示の実施形態は、
課金トリガ装置によって、サービスリソース生成要求を課金システムへ送り、次いで、課金システムによって送られたサービスリソース生成応答を受け取ることを含み、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるサービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、セッションは、データ接続サービスをユーザ機器へ供給するために使用され、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用され、サービスリソース生成応答は第1リソース識別子を含み、第1リソース識別子は、セッションにおけるサービスに対応して課金システムによって生成されるサービスリソースを識別するために使用される、課金方法を提供する。
【0006】
本開示のこの実施形態で、サービスリソースは、サービスリソースを動作させることによって、オンライン課金サービスのための課金及びオフライン課金サービスのための課金が両方とも実行可能であるように導入され、それによって、オンライン課金及びオフライン課金の両方の統合が達成される。先行技術においてオンライン課金及びオフライン課金が別々に実行される方法と比較して、サービスに対する課金方法は、ある程度簡単にされる。
【0007】
本開示のこの実施形態で、課金システム及び課金トリガ装置の効率及びスケーラビリティを改善するために、可能な設計において、課金トリガ装置がセッションにおけるサービスのクォータを要求すること又はセッションにおけるサービスの利用情報を報告することを必要とし、かつ、利用可能なサービスリソースがない場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース生成要求を課金システムへ送る。
【0008】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッション識別子と、ユーザ機器に対応するユーザ識別子とを含み、セッション識別子は、セッションを識別するために使用される。この技術的解決法は、課金システムがサービス課金中に異なるユーザの異なるタイプのサービスを区別することができるよう助ける。
【0009】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、第1サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第1サービスリソースは、セッションにおける全てのサービスに対応し、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オフライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービス及びオフライン課金サービスを含む。
【0010】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、第2サービスリソース及び第3サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第2サービスリソースは、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応し、第3サービスリソースは、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応し、あるいは、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、あるいは、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用される。
【0011】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、少なくとも1つのサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、少なくとも1つのサービスリソースの夫々は、同じレーティンググループに属する、セッションにおけるサービスに対応する。
【0012】
可能な設計において、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0013】
この技術的解決法は、課金システムによって実行されるサービス課金の正確さを改善することを助ける。
【0014】
可能な設計において、課金トリガ装置は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送り、サービスリソース更新要求は第2リソース識別子を含み、第2リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新するように要求されるサービスリソースを識別するために使用される。この技術的解決法は、課金システムによって実行されるサービス課金の正確さを更に改善することを助ける。
【0015】
可能な設計において、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0016】
本開示のこの実施形態は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送るように課金トリガ装置をトリガする可能な様態を更に提供する。課金システムによって送られたサービスリソース更新通知を受け取った後、課金トリガ装置は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送る。任意に、サービスリソース更新通知は第3リソース識別子を含み、第3リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新されるように要求するサービスリソースを識別するために使用される。
【0017】
更に、可能な設計において、サービスリソース更新要求は、課金システムがサービスリソースを更新されるよう要求するサービスが属するレーティンググループを更に含み、サービスは、第3リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスに含まれる。
【0018】
加えて、サービスリソース更新要求を課金システムへ送るように課金トリガ装置をトリガする他の可能な様態では、第1課金トリガ条件が満足される場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送る。
【0019】
可能な設計において、課金トリガ装置は、サービスリソース削除要求を課金システムへ送り、サービスリソース削除要求は第4リソース識別子を含み、第4リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースから削除されるべきサービスリソースを識別するために使用される。上記の方法は、課金システムにおいてリソース利用を改善するために、課金システムが生成されたサービスリソースを解放することを助ける。
【0020】
例えば、第2課金トリガ条件が満足される場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース削除要求を課金システムへ送る。
【0021】
可能な設計において、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0022】
第2の態様に従って、本開示の実施形態は、
課金システムによって、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース生成要求を受け取り、次いで、サービスリソース生成応答を課金トリガ装置へ送ることを含み、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるサービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、セッションは、データ接続サービスをユーザ機器へ供給するために使用され、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用され、サービスリソース生成応答は第1リソース識別子を含み、第1リソース識別子は、セッションにおけるサービスに対応して課金システムによって生成されるサービスリソースを識別するために使用される、課金方法を提供する。
【0023】
本開示のこの実施形態で、サービスリソースは、サービスリソースを動作させることによって、オンライン課金サービスのための課金及びオフライン課金サービスのための課金が両方とも実行可能であるように導入され、それによって、オンライン課金及びオフライン課金の両方の統合が達成される。先行技術においてオンライン課金及びオフライン課金が別々に実行される方法と比較して、サービスに対する課金方法は、ある程度簡単にされる。
【0024】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッション識別子と、ユーザ機器に対応するユーザ識別子とを含み、セッション識別子は、セッションを識別するために使用される。この技術的解決法は、課金システムがサービス課金中に異なるユーザの異なるタイプのサービスを区別することができるよう助ける。
【0025】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、第1サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第1サービスリソースは、セッションにおける全てのサービスに対応し、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オフライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービス及びオフライン課金サービスを含む。
【0026】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、第2サービスリソース及び第3サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第2サービスリソースは、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応し、第3サービスリソースは、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応し、あるいは、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、あるいは、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用される。
【0027】
可能な設計において、サービスリソース生成要求は、少なくとも1つのサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、少なくとも1つのサービスリソースの夫々は、同じレーティンググループに属する、セッションにおけるサービスに対応する。
【0028】
可能な設計において、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0029】
この技術的解決法は、課金システムによって実行されるサービス課金の正確さを改善することを助ける。
【0030】
例えば、課金システムが、ユーザ機器の勘定残高から、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求されるクォータを留保し、クォータをオンライン課金サービスに割り当てることは、サービスリソース生成要求がオンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよいことが留意されるべきである。他の例として、課金システムが、ユーザ機器の勘定残高から仮想クォータを留保することなしに、オフライン課金サービスに対して、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求される仮想クォータを割り当てることは、サービスリソース生成要求がオフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。他の例として、課金システムが、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとに基づいて、課金データ記録を生成することは、サービスリソース生成要求がオフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。
【0031】
可能な設計において、課金システムは、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース更新要求を受け取り、サービスリソース更新要求に基づいて、第2リソース識別子に対応するサービスリソースを更新し、サービスリソース更新要求は第2リソース識別子を含み、第2リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新するように要求されるサービスリソースを識別するために使用される。この技術的解決法は、サービスに対して課金システムによって実行される課金の正確さを更に改善することを助ける。
【0032】
可能な設計において、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0033】
課金システムは、サービスリソース更新要求に基づいて、次の方法で、第2リソース識別子に対応するサービスリソースを更新し得ることが留意されるべきである。
【0034】
例えば、課金システムが、ユーザ機器の勘定残高から、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求されるクォータを留保し、クォータをオンライン課金サービスに割り当て、オンライン課金サービスに割り当てられたクォータから、オンライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて、オンライン課金サービスによって使用される部分を減じることは、サービスリソース更新要求が、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。他の例として、課金システムが、ユーザ機器の勘定残高から、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって適用されるクォータを留保し、クォータをオンライン課金サービスに割り当てることは、サービスリソース生成要求が、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。他の例として、課金システムが、オンライン課金サービスに割り当てられたクォータから、オンライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて、オンライン課金サービスによって使用される部分を減じることは、サービスリソース更新要求が、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。他の例として、課金システムが、オフライン課金サービスに対して、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求される仮想クォータを割り当て、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて課金データ記録を生成することは、サービスリソース更新要求が、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。他の例として、課金システムが、オフライン課金サービスに対して、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求される仮想クォータを割り当てることは、サービスリソース更新要求が、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。他の例として、課金システムが、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて課金データ記録を生成することは、サービスリソース生成要求が、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。
【0035】
本開示のこの実施形態は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送るように課金トリガ装置をトリガする可能な様態を更に提供する。サービスリソース更新通知を課金トリガ装置へ送った後、課金システムは、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース更新要求を受け取る。サービスリソース更新通知は第3リソース識別子を含み、第3リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新されるように要求するサービスリソースを識別するために使用される。
【0036】
更に、可能な設計において、サービスリソース更新要求は、課金システムがサービスリソースを更新されるよう要求するサービスが属するレーティンググループを更に含み、サービスは、第3リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスに含まれる。
【0037】
可能な設計において、課金システムは、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース削除要求を受け取り、サービスリソース削除要求に基づいて、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースを削除し、サービスリソース削除要求は第4リソース識別子を含み、第4リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースから削除されるべきサービスリソースを識別するために使用される。上記の方法は、課金システムにおいてリソース利用を改善するために、課金システムが生成されたサービスリソースを解放することを助ける。
【0038】
可能な設計において、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0039】
課金システムは、オンライン課金サービスのクォータから、オンライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて、オンライン課金サービスによって使用される部分を減じることが留意されるべきである。かような技術的解決法は、サービスリソース削除要求が、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。課金システムが、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて、課金データ記録を生成することは、サービスリソース削除要求が、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。
【0040】
第3の態様に従って、本開示の実施形態で提供される課金トリガ装置は、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイス内のチップであってよい。課金トリガ装置は、第1の態様及び第1の態様な可能な設計の技術的解決法を実装する機能を備える。機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、あるいは、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0041】
可能な設計において、課金トリガ装置は、処理ユニット及び通信ユニットを含む。処理ユニットは、例えば、プロセッサであってよい。通信ユニットは、例えば、通信インターフェイスであってよい。任意に、プロセッサは、光ファイバ又はツイストペアのような有線様式で通信インターフェイスへ接続されてよい。通信ユニットは、代替的に、トランシーバであってよく、トランシーバは、無線周波数回路を含んでよい。任意に、プロセッサは、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)のような無線様式でトランシーバへ接続されてよい。
【0042】
具体的に、処理ユニットは、サービスリソース生成要求を生成するよう構成され、通信ユニットは、サービスリソース生成要求を課金システムへ送り、次いで、課金システムによって送られたサービスリソース生成応答を受け取るよう構成される。サービスリソース生成要求は、セッションにおけるサービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、セッションは、データ接続サービスをユーザ機器へ提供するために使用され、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用され、サービスリソース生成応答は第1リソース識別子を含み、第1リソース識別子は、セッションにおけるサービスに対応して課金システムによって生成されるサービスリソースを識別するために使用される。
【0043】
他の可能な設計において、課金トリガ装置は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プログラムを記憶するよう構成され、プロセッサは、メモリに記憶されているプログラムを呼び出して、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける課金方法を実施するよう構成される。プロセッサは、入出力インターフェイス、ピン、回路、又はそのようなものを使用することによって、データを送信又は受信し得ることが留意されるべきである。メモリは、チップ内のレジスタ、キャッシュ、又はそのようなものであってよい。その上、メモリは、代替的に、ネットワークデバイス内のチップの外にあるリード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)、静的な情報及び命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、又はランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)のような記憶ユニットであってよい。
【0044】
上記の可能な設計のいずれか1つで述べられているプロセッサは、汎用の中央演算処理装置(central processing unit,CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、あるいは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける課金方法を実施するプログラムを制御するよう構成される1つ以上の集積回路であってよい。
【0045】
第4の態様に従って、本開示の実施形態で提供される課金システムは、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイス内のチップであってよい。課金システムは、第2の態様及び第2の態様な可能な設計の技術的解決法を実装する機能を備える。機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてよく、あるいは、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュールを含む。
【0046】
可能な設計において、課金システムは、処理ユニット及び通信ユニットを含む。処理ユニットは、例えば、プロセッサであってよい。通信ユニットは、例えば、通信インターフェイスであってよい。任意に、プロセッサは、光ファイバ又はツイストペアのような有線様式で通信インターフェイスへ接続されてよい。通信ユニットは、代替的に、トランシーバであってよく、トランシーバは、無線周波数回路を含んでよい。任意に、プロセッサは、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity,Wi-Fi)のような無線様式でトランシーバへ接続されてよい。
【0047】
具体的に、通信ユニットは、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース生成要求を受け取るよう構成される。サービスリソース生成要求は、セッションにおけるサービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、セッションは、データ接続サービスをユーザ機器へ提供するために使用され、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用される。処理ユニットは、通信ユニットがサービスリソース生成要求を受け取った後に、サービスリソース生成応答を生成するよう構成される。サービスリソース生成応答は第1リソース識別子を含み、第1リソース識別子は、セッションにおけるサービスに対応して課金システムによって生成されるサービスリソースを識別するために使用される。次いで、通信ユニットは、サービスリソース生成応答を課金トリガ装置へ送るよう更に構成される。
【0048】
他の可能な設計において、課金システムは、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プログラムを記憶するよう構成され、プロセッサは、メモリに記憶されているプログラムを呼び出して、第2の態様又は第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける課金方法を実施するよう構成される。プロセッサは、入出力インターフェイス、ピン、回路、又はそのようなものを使用することによって、データを送信又は受信し得ることが留意されるべきである。メモリは、チップ内のレジスタ、キャッシュ、又はそのようなものであってよい。その上、メモリは、代替的に、ネットワークデバイス内のチップの外にあるROM、静的な情報及び命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、又はRAMのような記憶ユニットであってよい。
【0049】
上記の可能な設計のいずれか1つで述べられているプロセッサは、汎用のCPU、マイクロプロセッサ、ASIC、あるいは、第2の態様又は第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける課金方法を実施するプログラムを制御するよう構成される1つ以上の集積回路であってよい。
【0050】
第5の態様に従って、本開示の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを記憶し、プログラムがコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の態様における方法を実行することを可能にされる。
【0051】
第6の態様に従って、本開示は、命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、上記の態様における方法を実行することを可能にされる。
【0052】
第7の態様に従って、本開示の実施形態は、第3の態様又は第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける課金トリガ装置と、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける課金システムとを含む通信システムを更に提供する。
【0053】
加えて、第2の態様乃至第7の態様の可能な設計のうちのいずれか1つの技術的効果については、第1の態様の異なる設計の技術的効果を参照されたく、詳細は再びここで記載されない。
【図面の簡単な説明】
【0054】
図1】背景における課金アーキテクチャの概略図である。
図2】本開示の実施形態が適用可能である可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。
図3】本開示の実施形態が適用可能である他の可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。
図4】本開示の実施形態に従う課金アーキテクチャの概略図である。
図5】本開示の実施形態に従う課金方法の概略図である。
図6】本開示の実施形態に従う課金トリガ装置の概略図である。
図7】本開示の実施形態に従う課金トリガ装置の概略図である。
図8】本開示の実施形態に従う課金システムの概略図である。
図9】本開示の実施形態に従う課金システムの概略図である。
図10】本開示の実施形態に従う通信システムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
図2は、本開示の実施形態が適用可能である可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。ネットワークアーキテクチャは、第4世代移動体通信技術(4th Generation mobile communication technology,4G)ネットワークアーキテクチャである。4Gアーキテクチャ内のネットワーク要素は、ユーザ機器、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity,MME)、サービングGPRSサポートノード(serving GPRS support node,SGSN)、ホーム・サブスクライバ・サーバ(home subscriber server,HSS)、サービング・ゲートウェイ(serving gateway,S-GW)、パケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(packet data network gateway,PDN gateway,P-GW)、ポリシー及び課金規則機能(policy and charging rules function,PCRF)エンティティ、進化型汎用地上無線アクセスネットワーク(evolved universal terrestrial radio access network,E-UTRAN)、及びそのようなものを含む。
【0056】
E-UTRANは、複数の進化型ノードB(evolved NodeB,eNodeB)を含む。eNodeBは、X2インターフェイスを使用することによって互いに相互接続され、eNodeBは、S1インターフェイスを使用することによって進化型パケットコア(evolved packet core,EPC)へ相互接続され、eNodeBは、LTE-Uuインターフェイスを使用することによってユーザ機器へ相互接続される。
【0057】
MMEの主な機能は、非アクセス層(non-access stratum,NAS)メッセージ及びその安全性、トラック・エリア(track area,TA)リスト管理、P-GW及びS-GW選択、クロスMMEハンドオーバが実行される場合のMME選択、2G/3Gアクセスシステムへのハンドオーバ中のSGSNの選択、ユーザ認証、ローミング制御及びベアラ管理、並びに異なる第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project,3GPP)アクセスネットワークのコアネットワークノード間のモビリティ管理をサポートすることである。
【0058】
S-GWは、E-UTRANインターフェイスで終端されるゲートウェイであり、S-GWの主な機能には、ユーザ機器が基地局間でハンドオーバされる場合に、S-GWがローカルアンカー点として使用され、基地局の並べ替え機能を完了することを支援することがある。ハンドオーバが異なる3GPPアクセスシステム間で行われる場合に、S-GWは、モビリティアンカー点として使用され、合法的傍受機能、データパケットルーティング及び転送、並びにアップリンク及びダウンリンク伝送レイヤでのパケットマーキングを実行し、例えば、オペレータ間の課金のために使用される。
【0059】
P-GWは、PDNへ向けられ、SGiインターフェイスで終端されるゲートウェイである。ユーザ機器が複数のPDNにアクセスする場合に、ユーザ機器は、1つ以上のP-GWに対応する。P-GWの主な機能には、ユーザ機器に基づくパケットフィルタリング機能、合法的傍受機能、ユーザ機器のためのインターネット・プロトコル(internet protocol,IP)アドレス割り当て機能、アップリンクで実行されるパケット転送レベルマーキング、アップリンク及びダウンリンクサービスレベルの課金並びにサービスレベル閾値の制御、サービスに基づくアップリンク及びダウンリンクレートの制御、などがある。
【0060】
HSSは、ユーザ機器のサブスクプション情報を記憶するよう構成されたデータベースであり、ホームネットワークは、1つ以上のHSSを含んでよい。HSSは、ユーザ機器に関する情報、例えば、ユーザ識別子、番号及びルーティング情報、セキュリティ情報、位置情報、並びにプロファイル(profile)情報を記憶することに関与する。
【0061】
SGSNは、ユーザ機器が2G/3GアクセスネットワークとE-UTRAN 3GPPアクセスネットワークとの間でハンドオーバされる場合にシグナリングを交換するよう構成されてよい。SGSNの機能には、P-GW及びS-GW選択、並びにE-UTRAN 3GPPアクセスネットワークへハンドオーバされるユーザ機器のためのMME選択がある。
【0062】
PCRFは、Rxインターフェイス及びGxインターフェイスで終端される。非ローミングシナリオでは、ホーム公衆陸上移動体ネットワーク(home public land mobile network,HPLMN)におけるユーザ機器のIPコネクティビティ・アクセス・ネットワーク(IP-connectivity access network,IP-CAN)セッションに関するただ1つのPCRFしかなく、あるいは、ローミングシナリオでは、サービスフローがローカルブレイクアウトであるとき、ユーザ機器のIP-CANに関する2つのPCRFが存在し得る。
【0063】
ユーザ機器は、無線送信及び受信機能を備えるデバイスであり、屋内若しくは屋外デバイス、手持ち式デバイス、又は車載デバイスを含め、陸地に配置されてよく、あるいは、水上に(例えば、汽船上に)配置されてよく、あるいは、空中に(例えば、飛行機、風船、又は衛星に)配置されてよい。具体的に、ユーザ機器は、移動体ネットワークへアクセス可能であるユーザ機器(user equipment,UE)、携帯電話機(mobile phone)、タブレットコンピュータ(pad)、無線送信及び受信機能を備えたコンピュータ、仮想現実(virtual reality,VR)端末、拡張現実(augmented reality,AR)端末、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、テレメディシン若しくは遠隔医療における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、又はそのようなものであってよい。
【0064】
図3は、本開示の実施形態が適用可能である他の可能なネットワークアーキテクチャの概略図である。ネットワークアーキテクチャは、第5世代移動体通信技術(5th Generation mobile communication technology,5G)ネットワークアーキテクチャである。5Gアーキテクチャは、ユーザ機器、無線アクセスネットワーク(radio access network,RAN)、AMFエンティティ、セッション管理機能(session management function,SMF)エンティティ、ユーザプレーン機能(user plane function,UFP)エンティティ、UDMエンティティ、認証サーバ機能(authentication server function,AUSF)エンティティ、及びデータネットワーク(data network,DN)を含む。図2に示されるネットワーク要素に加えて、5Gネットワークアーキテクチャは、認証クレデンシャルレポジトリ及び処理機能(Authentication Credential Repository and Processing Function,ARPF)エンティティ、セキュリティアンカー機能(security anchor function,SEAF)エンティティ、などを更に含んでもよい。
【0065】
RANの主な機能は、移動体通信ネットワークへ無線により接続するようにユーザ機器を制御することである。RANは、移動体通信システムの一部であり、無線アクセス技術を実装する。概念的に、RANは、デバイス(例えば、携帯電話機、コンピュータ、又は任意の遠隔制御マシン)に存在し、そのコアネットワークへの接続を提供する。RANデバイスは、制限なしに、5GにおけるNR(New Radio,ニュー・ラジオ)、進化型ノードB(evolved NodeB,eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller,RNC)、ノードB(node B,NB)、基地局コントローラ(base station controller,BSC)、ベーストランシーバ局(base transceiver station,BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeB又はhome NodeB,HNB)、ベースバンドユニット(base band unit,BBU)、送信及び受信ポイント(transmitting and receiving point,TRP)、送信ポイント(transmitting point,TP)、移動交換局、などを含む。加えて、RANデバイスは、ワイヤレス(wireless fidelity,Wi-Fi)アクセスポイント(access point,AP)などを更に含んでもよい。
【0066】
AMFエンティティは、ユーザ機器のアクセス管理及びモビリティ管理に関与する。実際の用途では、AMFエンティティは、4GネットワークアーキテクチャにおけるMMEのモビリティ管理機能を含み、アクセス管理機能が加えられる。
【0067】
SMFエンティティは、ユーザセッション確立のようなセッション管理に関与する。
【0068】
UPFエンティティは、ユーザプレーン機能ネットワーク要素であり、主として、外部ネットワークへ接続することに関与する。UPFエンティティは、4GネットワークアーキテクチャにおけるS-GW及びP-GWの関連する機能を含む。
【0069】
DNは、サービスをユーザ機器へ提供することにネットワークである。例えば、いくつかのDNは、インターネットアクセス機能をユーザ機器へ提供し、他のDNは、SMSメッセージ機能をユーザ機器へ提供する、など。
【0070】
AUSFエンティティは、認証サーバ機能を備え、SEAFによって要求される認証機能を終了するよう構成される。
【0071】
UDMエンティティは、ユーザ機器のサブスクプション情報を記憶してよく、4GにおけるHSSのバックエンドのそれに類似した機能を実装してよい。
【0072】
ARPFエンティティは、認証クレデンシャルレポジトリ及び処理機能を備え、恒久的なキーKのような、ユーザ機器の長期の認証クレデンシャルを記憶するよう構成される。5Gでは、ARPFの機能は、UDMエンティティに組み込まれてよい。
【0073】
SEAFエンティティは、ユーザ機器を認証するプロセスを完了するよう構成される。5Gでは、SEAFの機能は、AMFエンティティに組み込まれてよい。
【0074】
ユーザ機器については、図2に示されるネットワークアーキテクチャにおけるユーザ機器を参照されたい。
【0075】
本開示の実施形態は、図2に示される4Gネットワークアーキテクチャ及び図3に示される5Gネットワークアーキテクチャの両方に適用可能である。
【0076】
本開示の実施形態における課金トリガ装置は、図2に示されるP-GWにおけるポリシー及び課金強化機能(Policy and Charging Enforcement Function,PCEF)であってよく、あるいは、図3に示されるSMFエンティティであってよい。これは、本開示の実施形態において制限されない。
【0077】
図4は、本開示の実施形態に従う課金アーキテクチャの概略図である。課金アーキテクチャは、課金トリガ装置及び課金システムを含む。課金トリガ装置及び課金システムは、サービスに基づくインターフェイスを使用することによって互いと通信してよく、サービスに基づくインターフェイスは、リソースに基づく能力公開インターフェイスである。具体的なサービスに基づくインターフェイスは、RESTfulインターフェイス、遠隔プロシージャ呼び出し(Remote Procedure Call,RPC)インターフェイス、又はそのようなものであってよい。
【0078】
本開示の実施形態に従う課金方法は、図4に示される課金アーキテクチャを参照して以下で詳細に記載される。
【0079】
図5は、本開示の実施形態に従う課金方法の略フローチャートである。課金方法は、次のステップを含む。
【0080】
ステップ501:課金トリガ装置は、サービスリソース生成要求を課金システムへ送り、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるサービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、セッションは、データ接続サービスをユーザ機器へ提供するために使用され、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用される。
【0081】
図5に示される課金方法が、図3に示される5Gネットワークアーキテクチャに適用される場合に、セッションは、パケット・データ・ユニット・セッション(packet data unit session,PDUセッション)であってよいことが留意されるべきである。PDUセッションは、ユーザ機器とデータネットワークとの間のセッションであり、データ接続サービスをユーザ機器へ提供するために使用されるか、あるいは、図5に示される課金方法が、図2に示される4Gネットワークアーキテクチャに適用される場合に、セッションは、IPコネクティビティ・アクセス・ネットワーク・セッション(IP-connectivity access network session,IP-CANセッション)であってよい。IP-CANセッションは、ユーザ機器とP-GWとの間のセッションであり、データ接続サービスをユーザ機器へ提供するために使用される。
【0082】
具体的に、本開示のこの実施形態では、課金トリガ装置は、次の方法で、サービスリソース生成要求を課金システムへ送るようにトリガされ得る。課金トリガ装置は、課金ポリシーに従って、サービスリソース生成要求を課金システムへ送る。課金ポリシーは、課金トリガ装置のローカルの課金ポリシーであってよく、あるいは、課金ポリシー装置によって課金トリガ装置へ送られてよい。例えば、図2に示されるネットワークアーキテクチャでは、課金ポリシー装置はPCRFであってよく、あるいは、図3に示されるネットワークアーキテクチャでは、課金ポリシー装置はポリシー制御機能(policy control function,PCF)であってよい。例えば、課金トリガ装置が、セッションにおけるサービスのクォータを要求すること又はセッションにおけるサービスの利用情報を報告することを必要とし、かつ、利用可能なサービスリソースがない場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース生成要求を課金システムへ送る。他の例として、課金トリガ装置が新しいセッションを生成すると決定し、セッションが、課金が実行される必要があるサービスを含む場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース生成要求を課金システムへ送る。
【0083】
ステップ502:課金トリガ装置によって送られたサービスリソース生成要求を受け取った後、課金システムは、サービスリソース生成応答を課金トリガ装置へ送り、サービスリソース生成応答は第1リソース識別子を含み、第1リソース識別子は、セッションにおけるサービスに対応して課金システムによって生成されるサービスリソースを識別するために使用される。
【0084】
本開示のこの実施形態では、課金システムが異なるユーザの異なるセッションに対して生成されたサービスリソースを区別することを助けるために、任意に、サービスリソース生成要求は、セッション識別子と、ユーザ機器に対応するユーザ識別子とを含み、セッション識別子は、セッションを識別するために使用される。例えば、セッションがPDUセッションである場合に、セッション識別子は、PDUセッションの識別子(identifier,ID)である。ユーザ識別子は、国際移動体加入者識別番号(international mobile subscriber identity number,IMSI)、ユーザ番号(例えば、移動局国際ISND番号(mobile station international ISDN number,MISISDN))、ユーザインターネットプロトコルバージョン6(internet protocol version 6,IPv6)アドレス、又はそのようなものであってよい。
【0085】
サービスリソース生成要求は、具体的に、以下で記載される。
【0086】
場合1:1つのサービスリソース生成要求は、1つのサービスリソースに対応し、1つのサービスリソースは、1つのセッションに対応する。
【0087】
場合1で、課金トリガ装置は、1つのセッションのために課金システムへサービスリソース生成要求を送り、サービスリソース生成要求は、第1サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第1サービスリソースは、セッションにおける全てのサービスに対応する。具体的に、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オフライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービス及びオフライン課金サービスの両方を含む。
【0088】
例えば、図3に示されるネットワークアーキテクチャでは、ユーザ機器とSMFエンティティとの間に3つのPDUセッションがあるとすれば、課金トリガ装置は、3つのPDUセッションに対して課金システムへサービスリソース生成要求を送る。課金システムが異なるサービスリソース生成要求を区別することを可能にするために、各サービスリソース生成要求は、ユーザ識別子及びPDUセッションIDを含む。
【0089】
場合2:1つのサービスリソース生成要求は、2つのサービスリソースに対応し、1つのサービスリソースは、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応し、他のサービスリソースは、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応する。
【0090】
場合2で、課金トリガ装置は、1つのセッションに対して課金システムへサービスリソース生成要求を送る。サービスリソース生成要求は、第2サービスリソース及び第3サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第2サービスリソースは、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応し、第3サービスリソースは、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応する。
【0091】
具体的な実施中に、課金システムは、異なるリソース識別子を使用することによって第2サービスリソース及び第3サービスリソースを識別し得る。
【0092】
場合3:セッションにおけるサービスがオンライン課金サービス及びオフライン課金サービスを含む場合に、課金トリガ装置は、2つのサービスリソース生成要求を課金システムへ送り、1つのサービスリソース生成要求は、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、他のサービスリソース生成要求は、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用される。
【0093】
場合3では、異なる属性又は識別子情報が使用されてよく、それにより、課金システムは、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用されるサービスリソース生成要求と、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用されるサービスリソース生成要求とを区別することができることが留意されるべきである。
【0094】
場合4:1つのサービスリソース生成要求は、複数のサービスリソースに対応し、サービスリソース生成要求に対応する複数のサービスリソースは、1つのセッションにおけるサービスに対応するサービスリソースである。
【0095】
可能な具体的な実施では、課金トリガ装置は、サービスリソース生成要求を課金システムへ送り、サービスリソース生成要求は、複数のサービスリソースを生成するために使用され、各サービスリソースは、同じレーティンググループに属する、セッションにおけるサービスに対応する。例えば、1つのセッションが、レーティンググループ1に属するサービスと、レーティンググループ2に属するサービスとを含む場合に、課金トリガ装置は、セッションのためのサービスリソース生成要求を送る。サービスリソース生成要求は、2つのサービスリソースを生成するよう要求するために使用され、1つのサービスリソースはレーティンググループ1に対応し、他のサービスリソースはレーティンググループ2に対応する。
【0096】
具体的な実施中に、課金システムは、異なるリソース識別子を使用することによってサービスリソースを識別し得る。
【0097】
本開示のこの実施形態では、サービスリソース生成要求は、如何なるクォータ要求情報も又は如何なる報告された利用情報も運ばずに、サービスリソースを生成するために使用されてよく、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用されることが留意されるべきである。具体的に、オンライン課金サービスのクォータの要求、オフライン課金サービスの利用情報の報告、又はオフライン課金サービスの仮想クォータの要求は、その後に、サービスリソース更新動作を通じて完了される。
【0098】
その上、本開示のこの実施形態では、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。
【0099】
本開示のこの実施形態では、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含んでよく、あるいは、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。
【0100】
本開示のこの実施形態では、オンライン課金サービスのクォータ要求情報及びクォータ要求情報に対応するレーティンググループ、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループ、並びにオフライン課金サービスの要求された仮想クォータ及び要求された仮想クォータに対応するレーティンググループは、それらの全てがサービスリソース生成要求で運ばれ、異なる属性又はフラグを使用することによって識別され、それにより、課金システムは、処理のためにそれらを区別することができる。
【0101】
レーティンググループ(rating group)は、課金システムが評価を実行することを助けるために、同じ課金レートを有する1つ以上のサービスを集めるために使用される。
【0102】
例えば、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービス及びオフライン課金サービスを含む場合に、任意に、サービスリソース生成要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報及びクォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。課金トリガ装置は、異なる属性又はフラグ情報を使用することによって、オンライン課金サービスのクォータ要求情報及びクォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループとを区別し得る。例えば、サービスリソース生成要求(Service Resource Create Request)の具体的な実施は、表1に示される。
【表1】
【0103】
他の例として、RESTfulインターフェイスを使用することによって実施されるサービスリソース生成要求は、表2に示される。サービスリソース生成要求において、属性「serviceResource」は、サービスリソースを示し、「subscriber IMSI」は、ユーザ識別子を示す。
【表2】
【0104】
例えば、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービス及びオフライン課金サービスを含む場合に、任意に、サービスリソース生成要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含んでよい。サービスリソース生成要求(Service Resource Create Request)の具体的な実施は、表3に示される。
【表3】
【0105】
具体的に、オンライン課金サービスのクォータの要求について、課金システムが、ユーザ機器の勘定残高から、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求されるクォータを留保し、クォータをオンライン課金サービスに割り当てることは、サービスリソース生成要求が、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。他の例として、オフライン課金サービスの仮想クォータの要求について、課金システムが、ユーザ機器の勘定残高から仮想クォータを留保せずに、オフライン課金サービスに対して、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求される仮想クォータを割り当てることは、サービスリソース生成要求が、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。代替的に、他の例として、課金システムが、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて、課金データ記録を生成することは、サービスリソース生成要求が、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。
【0106】
例えば、サービスリソース生成要求が表2に示されるとおりである場合に、課金システムは、ユーザ識別子がIMSIであって、セッション識別子が“023152120”であって、フラグ“opType”が“Requested”であって、レーティンググループが“001”であるオンライン課金サービスのために、勘定残高から“10Mトラフィックボリューム”のクォータを留保し、かつ、ユーザ識別子がIMSIであって、セッション識別子が“023152120”であり、フラグ“opType”が“Requested”であって、レーティンググループが“002”であるオフライン課金サービスのために、利用情報“25Mトラフィックボリューム”を含む課金データ記録を生成する。
【0107】
本開示のこの実施形態では、課金システムは、ローカルで設定されたポリシーに従って、サービスリソース生成要求のための対応する処理を実行してよく、あるいは、PCFのような課金ポリシー装置によって供給された設定ポリシーに従って、サービスリソース生成要求のための対応する処理を実行してよいことが更に留意されるべきである。
【0108】
その上、イベントに基づく課金がサービスのイベント又はイベントグループについて実行される必要がある場合に、課金システムは、課金トリガ装置の要求に基づいて、サービスのイベント又はイベントグループに対応するサービスリソースを生成し、サービスリソースのための有効期限を特定し、ユーザ勘定から、サービスによって費やされた料金を減じ、リソース識別子を生成する。リソース識別子は、サービスリソースを識別するために使用される。サービスが失敗する場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース削除要求を送り、サービスリソース削除要求は、リソース識別子と、ユーザ勘定に対して、リソースによって識別されるサービスリソースに対応するサービスによって費やされてユーザ勘定から減じられる料金を戻すように課金システムに指示する識別情報とを含む。サービスが成功する場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース削除要求を送る必要がなく、有効期限が経過した後、課金システムは自動的に、サービスリソースを削除する。
【0109】
本願のこの実施形態では、ステップ502で、課金トリガ装置に対して課金システムによって送られるサービスリソース生成要求は、ユーザ識別子及びセッション識別子を更に含んでよく、それにより、課金トリガ装置は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスを区別することができる。
【0110】
課金システムがオンライン課金サービスへクォータを付与されているか、あるいは、オフライン課金サービスへ仮想クォータを付与されている場合に、サービスリソース生成要求は、付与クォータ情報又は付与仮想クォータ情報を更に含んでよいことが留意されるべきである。
【0111】
具体的な実施中に、オンライン課金サービスに付与されたクォータ及びオフライン課金サービスに付与された仮想クォータは、応答メッセージ内の異なる属性又はフラグ情報に対応し、それにより、課金トリガ装置はそれらを区別することができる。
【0112】
任意に、課金システムは更に、再認証トリガ条件を生成し、再認証トリガ条件を課金トリガ装置へ送ってよく、それにより、課金トリガ装置は、再認証トリガ条件が満足される場合に、対応する情報を報告する。具体的な再認証トリガ条件は、サービスリソースに対応してよく、あるいは、サービスリソースに対応するサービスに対応してよい。再認証トリガ条件は、代替的に、サービスリソース生成応答を使用することによって課金トリガ装置へ送られてもよい。例えば、再認証トリガ条件は、オンライン課金サービスの利用量が、オンライン課金サービスに付与されているクォータ以上であること、又はセッションが中断されることである。
【0113】
その上、課金トリガ装置によって送られるクォータ要求情報について、課金システムは更に、クォータを付与すべきかどうか、又は如何なるクォータも付与されずにサービスを直接に使用することをユーザ機器に許可すべきかどうかを決定してよい。決定結果が、サービスが、如何なるクォータも付与されずに直接に使用され得るオフライン課金サービスであることである場合には、サービスリソース生成応答は、付与が実行される必要がないことを示す指示を更に含んでよい。同じレーティンググループに属する、セッションにおけるサービスが、1つのサービスリソースに対応する場合に、課金システムが、同じレーティンググループが実際のクォータ及び仮想クォータの両方に対応すると決定するならば、サービスリソース生成応答は更に、付与されたクォータに対応するフロー情報(例えば、クォータのフロー識別子又はフロー特徴情報)を運び、それにより、課金トリガ装置は、同じレーティンググループについて、フロー識別子又はフロー情報に基づいて、課金システムによって付与される実際のクォータ及び仮想クォータの使用を別々に管理する。
【0114】
例えば、サービスリソース生成応答(Service Resource Create Response)は、表4に示される。
【表4】
【0115】
他の例では、サービスリソース生成応答は、表5に示される。
【表5】
【0116】
任意に、本願のこの実施形態では、課金システムがサービスリソースを生成することに失敗する場合に、課金システムは、サービスリソースが生成できなかったことを示す応答を送って、課金トリガ装置に、サービスリソースが生成できなかったことを知らせることが更に留意されるべきである。この場合に、サービスの成功した使用及び課金を確かにするために、課金トリガ装置は、サービスリソース生成要求を他の課金システムへ再送してよい。
【0117】
その上、ユーザによるサービスの成功した使用と、サービスに対する課金の正確さとを確かにするために、課金トリガ装置は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送り、サービスリソース更新要求は第2リソース識別子を含み、第2リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新するよう要求されるサービスリソースを識別するために使用される。課金トリガ装置によって送られたサービスリソース更新要求を受け取った後、課金システムは、相応して、サービスリソース更新要求に基づいてサービスリソースを更新する。
【0118】
第2リソース識別子は、第1リソース識別子であってよく、あるいは、第1リソース識別子によって識別されるリソースの部分の識別子であってよいことが留意されるべきである。具体的に、第2リソース識別子が第1リソース識別子又は第1リソース識別子によって識別されるリソースの部分の識別子であるかどうかは、実際の場合に基づいて課金システムによって決定されてよい。例えば、第1リソースは、リソース識別子1によって識別されるサービスリソースと、リソース識別子2によって識別されるサービスリソースとを含み、リソース識別子2によって識別されるサービスリソースが更新される必要があり、一方、リソース識別子1によって識別されるサービスリソースが変更されないままである場合に、第2リソース識別子はリソース識別子2である。他の例として、第1リソース識別子が1つのサービスリソースを識別するために使用され、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースが更新される必要がある場合に、第2リソース識別子は、第1リソース識別子である。
【0119】
具体的な実施中に、例1で、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよいことが理解されるべきである。この場合に、サービスリソース更新要求を受け取った後、課金システムは更に、ユーザ機器の勘定残高から、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求されるクォータを留保し、クォータをオンライン課金サービスに割り当て、オンライン課金サービスに割り当てられたクォータから、オンライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて、オンライン課金サービスによって使用される部分を減じてよい。かような技術的解決法は、セッションにおけるオンライン課金サービスの付与されたクォータが使い果たされる場合に適用されてよい。
【0120】
例2で、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。この場合に、サービスリソース更新要求を受け取った後、課金システムは更に、ユーザ機器の勘定残高から、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求されるクォータを留保し、クォータをオンライン課金サービスに割り当ててよい。かような技術的解決法は、セッションにおいて付与されたクォータを有さない新しいオンライン課金サービスがある場合に適用されてよい。
【0121】
例3で、第2リソースによって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。この場合に、サービスリソース更新要求を受け取った後、課金システムは更に、オンライン課金サービスによって使用される部分を、オンライン課金サービスに割り当てられたクォータから減じてよい。かような技術的解決法は、セッションにおけるオンライン課金サービスの付与されたクォータが使い果たされない場合に適用されてよい。
【0122】
例4で、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。この場合に、サービスリソース更新要求を受け取った後、課金システムは更に、オフライン課金サービスに対して、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求される仮想クォータを割り当て、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて課金データ記録を生成してよい。かような技術的解決法は、オフライン課金サービスの付与された仮想クォータが使い果たされる場合に適用されてよい。
【0123】
例5で、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含んでよい。この場合に、サービスリソース更新要求を受け取った後、課金システムは更に、オフライン課金サービスに対して、レーティンググループに対応してサービスリソース生成要求を使用することによって要求される仮想クォータを割り当ててよい。かような技術的解決法は、セッションにおいて付与された仮想クォータを有さない新しいオフライン課金サービスがある場合に適用されてよい。
【0124】
例6で、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。この場合に、サービスリソース更新要求を受け取った後、課金システムは更に、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて課金データ記録を生成してよい。かような技術的解決法は、セッションにおいてオフライン課金サービスがある場合に適用されてよい。
【0125】
例1、例2、例3、例4、例5,及び例6の技術的解決法は一緒に使用されてよく、任意に、例6の技術的解決法が使用される場合に、例4及び例5の技術的解決法は、使用のために交換されてよく、あるは、例5の技術的解決法は、使用のために交換されてよく、あるいは、例5の技術的解決法は、使用のために交換されてよいことが留意されるべきである。
【0126】
本願のこの実施形態では、オンライン課金サービスのクォータ要求情報及びクォータ要求情報に対応するレーティンググループ、オンライン課金サービスの利用情報及びオンライン課金サービスの利用情報に対応するレーティンググループ、オフライン課金サービスの利用情報及びオフライン課金サービスの利用情報に対応するレーティンググループ、並びにオフライン課金サービスの要求された仮想クォータ及び要求された仮想クォータに対応するレーティンググループは、それらの全てがサービスリソース生成要求で運ばれ、異なる属性又はフラグ情報を使用することによって識別され、それにより、課金システムは、処理のためにそれらをことができる。
【0127】
その上、サービスリソース更新要求がサービスの利用情報(例えば、オンライン課金サービスの利用情報又はオフライン課金サービスの利用情報)を含む場合に、サービスリソース更新要求は、サービスの利用情報を報告する理由を更に含んでよく、例えば、オンライン課金サービスの付与されたクォータは使い果たされるか、あるいは、セッションは中断される。
【0128】
具体的に、サービスリソース更新要求が、サービスのクォータ要求情報又はサービスの利用情報のような情報を含む場合に、情報は、サービスリソース更新要求のユニフォーム・リソース・ロケータ(uniform resource locator,URL)で運ばれてよく、あるいは、サービスリソース更新要求のメッセージヘッダで運ばれてよく、あるいは、サービスリソース更新要求のメッセージ本文で運ばれてよい。情報が運ばれる場所は、本開示において制限されない。
【0129】
例において、サービスリソース更新要求(Service Resource Update Request)の具体的な実施は、表6に示され得る。
【表6】
【0130】
他の例として、RESTfulインターフェイスを使用することによって実施されるサービスリソース更新要求は、表7に示される。サービスリソース更新要求において、属性“serviceResource”は、サービスリソースを示し、“subscriber”は、ユーザを示す。
【表7】
【0131】
具体的に、本願のこの実施形態は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送るように課金トリガ装置をトリガする方法を更に提供する。
【0132】
可能なトリガ方法では、第1トリガ条件が満足される場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送る。例えば、第1課金トリガ条件は、課金トリガ装置が、オンライン課金サービスに付与されるクォータが使い果たされると決定することであってよい。他の例として、第1課金トリガ条件は、課金システムによって供給される再認証条件である。更なる他の例として、第1課金トリガ条件は、サービスのステータスが事前設定された報告条件を満足する(例えば、サービスが終了されるか、又はネットワークタイプが変更される)ことである。
【0133】
他の可能なトリガ方法では、課金システムは、サービスリソース更新通知を課金トリガ装置へ送り、通知は第3リソース識別子を含み、第3リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新されるように要求されるサービスリソースを識別するために使用される。サービスリソース更新通知を受け取った後、課金トリガ装置は、サービスリソース更新要求を課金システムに報告する。サービスリソース更新要求は第2リソース識別子を含み、第2リソース識別子は第3リソース識別子であってよく、あるいは、第3リソース識別子と、課金トリガ装置によって決定される他の更新されるべきサービスリソースの識別子とを含んでよい。
【0134】
更に、サービスリソース更新要求は、課金システムがサービスリソースを更新されるよう要求するサービスが属するレーティンググループを更に含み、サービスは、第3リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスに含まれる。
【0135】
例えば、サービスリソース更新通知(Service Resource Update Notify.)の可能な実施は、図8に示される。
【表8】
【0136】
例えば、RESTfulインターフェイスを使用することによって実施されるサービスリソース更新通知は、表9に示され、属性“subscriber”は、ユーザを示し、“pdusessionID”は、セッション識別子を示す。
【表9】
【0137】
本開示のこの実施形態では、サービスリソース更新要求に基づいて対応するサービスリソースを更新した後、課金システムは更に、サービスリソース更新応答を課金トリガ装置へ返してよい。具体的に、サービスリソース更新応答は、課金トリガ装置に対して、課金システムがサービスリソースを更新したかどうかを示すために使用される。
【0138】
任意に、サービスリソース更新応答は、オンライン課金サービスに付与されるクォータ又はオフライン課金サービスに付与される仮想クォータのような情報を更に含んでよい。サービスリソース更新応答がオンライン課金サービスに付与されるクォータ及びオフライン課金サービスに付与される仮想クォータの両方を含む場合に、サービスリソース更新応答がオンライン課金サービスに付与されるクォータ及びオフライン課金サービスに付与される仮想クォータは、異なるフラグ又は属性に対応し、それにより、課金トリガ装置はそれらを区別することができる。
【0139】
例において、サービスリソース更新応答(Service Resource Update Response)の可能な実施は、表10に示され得る。
【表10】
【0140】
他の例として、RESTfulインターフェイスを使用することによって実施されるサービスリソース更新応答は、表11に示される。サービスリソース更新応答において、属性“serviceResource”は、サービスリソースを示し、“subscriber”は、ユーザを示す。
【表11】
【0141】
課金システムにおいてリソース利用率を改善するために、任意に、第2課金トリガ条件が満足される場合に、課金トリガ装置は、サービスリソース削除要求を課金システムへ送り、サービスリソース削除要求は第4リソース識別子を含み、第4リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースから削除されるべきサービスリソースを識別するために使用される。サービスリソース削除要求を受け取った後、課金システムは、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースを削除する。
【0142】
第2課金トリガ条件は、課金ポリシー装置によって課金トリガ装置へ送られてよく、あるいは、課金トリガ装置によってローカルで設定されたポリシーであってよいことが留意されるべきである。例えば、第2課金トリガ条件は、サービスリソースに対応するサービスが中断されるか、又はセッションが終了されることである。
【0143】
具体的な実施中に、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。この場合に、課金システムは、オンライン課金サービスのクォータから、オンライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて、オンライン課金サービスによって使用される部分を減じる。かような減算は、サービスリソース削除要求が、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含んでよい。この場合に、課金システムは、オフライン課金サービスの利用情報及び利用情報に対応するレーティンググループに基づいて課金データ記録を生成し、かような技術的解決法は、サービスリソース削除要求が、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む場合に適用されてよい。
【0144】
サービスリソース削除要求がサービスの利用情報(例えば、オンライン課金サービスの利用情報又はオフライン課金サービスの利用情報)を含む場合に、サービスリソース削除要求は、サービスの利用情報を報告する理由を含んでよい。
【0145】
具体的に、上記の内容は、サービスリソース削除要求のURLで運ばれてよく、あるいは、サービスリソース削除要求のメッセージヘッダで運ばれてよく、あるいは、サービスリソース削除要求のメッセージ本文で運ばれてよい。
【0146】
サービスリソース削除要求に含まれる、オンライン課金サービスの利用情報又はオフライン課金サービスの利用情報のような異なる内容は、異なる属性又はフラグ情報を使用することによって識別されてよく、それにより、課金システムは、処理のためにそれらを区別することができる。
【0147】
代替的に、オンライン課金サービスに対応するサービスリソースがオフライン課金サービスに対応するサービスリソースとは異なる場合に、異なるサービスリソース削除要求が、オンライン課金サービスに対応するサービスリソース及びオフライン課金サービスに対応するサービスリソースを削除するように課金システムに要求するために使用されてよい。サービスリソース削除要求がサービスの利用情報を含む場合に、オンライン課金サービスの利用情報及びオフライン課金サービスの利用情報は、異なるサービスリソース削除要求で運ばれてよい。
【0148】
例において、サービスリソース削除要求(Service Resource Delete Request)の可能な実施は、表12に示され得る。
【表12】
【0149】
他の例として、RESTfulインターフェイスを使用することによって実施されるサービスリソース削除要求は、表13に示される。サービスリソース削除要求において、属性“serviceResource”は、サービスリソースを示し、“subscriber”は、ユーザを示す。
【表13】
【0150】
本開示のこの実施形態で、課金システムがサービスリソース削除要求に基づいてサービスリソースを削除した後、任意に、課金システムは更に、サービスリソース削除応答を課金トリガ装置へ送ってよく、サービスリソース削除応答は、削除されたサービスリソースを課金トリガ装置に知らせるために使用される。
【0151】
本開示の実施形態で、サービスリソース生成要求、サービスリソース更新要求、及びサービスリソース削除要求のような異なるメッセージは、アプリケーションによって使用されるハイパーテキスト転送プロトコル(hypertext transfer protocol,HTTP)メソッドの名称、アプリケーション・プログラミング・インターフェイス(application programming interface,API)の名称、APIにおける特定の識別子、又はそのようなものによって区別されてよい。
【0152】
本開示で提供される解決法は、上記では、ネットワーク要素間の相互作用の観点から主として記載されている。上記の機能を実装するために、ネットワーク要素は、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者であれば、本開示で開示されている実施形態で記載される、例となるユニット、アルゴリズム及びステップと組み合わせて、本開示は、ハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせを使用することによって実装され得ることに容易に気付くはずである。機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、異なる方法を使用して、記載される機能を実装し得るが、実施が本開示の範囲を変えることは、考えられるべきではない。
【0153】
同じ概念に基づいて、図6は、本開示に従う課金トリガ装置600の概略図である。課金トリガ装置は、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイス内のチップであってよく、図5に示される実施形態において課金トリガ装置によって実行される方法を実行してよい。
【0154】
課金トリガ装置600は、少なくとも1つのプロセッサ610と、メモリ630とを含む。
【0155】
メモリ630は、プログラムを記憶するよう構成される。メモリ630は、ROM若しくは静的情報及び命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、又はRAM若しくは情報及び命令を記憶することができる他のタイプの動的記憶デバイスであってよく、あるいは、電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、コンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ(compact disc read-only memory,CD-ROM)若しくは他のコンパクト・ディスク・ストレージ、光学ディスク・ストレージ(コンパクト・ディスク、レーザー・ディスク、光ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク、ブルーレイ・ディスク、など)、磁気ディスク記憶媒体若しくは他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形で期待されるプログラムコードを搬送若しくは記憶する要構成可能であってかつコンピュータによってアクセス可能であるあらゆる他の媒体であってよい。しかし、本開示は、それらに限られない。メモリ630は、独立して存在してよく、プロセッサ610へ接続されている。代替的に、メモリ630は、プロセッサ610と一体化されてよい。
【0156】
プロセッサ610は、メモリ630内のプログラムを実行して、本開示の実施形態における課金方法で課金トリガ装置によって実行されるステップを実装するよう構成される。関連する特徴については、上記の説明を参照されたく、詳細は、ここで再び記載されない。例えば、プロセッサ610は、汎用のCPU、マイクロプロセッサ、ASIC、又は本願の技術的解決法のプログラム実行を制御するよう構成されている1つ以上の集積回路であってよい。
【0157】
具体的な実施中に、実施形態において、プロセッサ610は、1つ以上のCPU、例えば、図6のCPU0及びCPU1を含んでよい。
【0158】
具体的な実施中に、実施形態において、課金トリガ装置600は、複数のプロセッサ、例えば、図6のプロセッサ610及びプロセッサ611を含んでよい。プロセッサの夫々は、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってよく、あるいは、マルチコア(multi-CPU)プロセッサであってよい。ここで、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するよう構成された1つ以上のデバイス、回路、及び/又はプロセッシングコアであってよい。
【0159】
任意に、課金トリガ装置600が端末デバイスである場合に、課金トリガ装置600は、図6に示されるトランシーバ620を更に含んでもよく、トランシーバ620は、他のデバイス又は通信ネットワークと通信するよう構成され、トランシーバ620は、無線周波数回路を含む。端末デバイスにおいて、プロセッサ610、トランシーバ620、及びメモリ630は、通信バスを使用することによって接続されてよい。通信バスは、上記のユニット間の情報伝送のための経路を含んでよい。課金トリガ装置600がネットワークデバイス内のチップ又はシステム・オン・チップである場合に、プロセッサ610は、入出力インターフェイス、ピン、回路、又はそのようなものを使用することによってデータを送信又は受信してよい。
【0160】
図7は、本開示の実施形態に従う他の課金トリガ装置の概略図である。装置はネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイス内のチップ又はシステム・オン・チップであってよく、図5に示される実施形態で課金トリガ装置によって実行される方法を実行してよい。
【0161】
装置は、処理ユニット701及び通信ユニット702を含む。
【0162】
処理ユニット701は、サービスリソース生成要求を生成するよう構成され、通信ユニット702は、サービスリソース生成要求を課金システムへ送り、次いで、課金システムによって送られたサービスリソース生成応答を受け取るよう構成される。サービスリソース生成要求は、セッションにおけるサービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、セッションは、データ接続サービスをユーザ機器へ提供するために使用され、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用され、サービスリソース生成応答は第1リソース識別子を含み、第1リソース識別子は、セッションにおけるサービスに対応して課金システムによって生成されるサービスリソースを識別するために使用される。
【0163】
任意に、セッションにおけるサービスについて、クォータが要求される必要があるか、あるいは、利用情報が報告される必要があり、かつ、利用可能なサービスリソースがない場合に、通信ユニット702は、サービスリソース生成要求を課金システムへ送るよう構成される。
【0164】
任意に、サービスリソース生成要求は、セッション識別子と、ユーザ機器に対応するユーザ識別子とを含み、セッション識別子は、セッションを識別するために使用される。
【0165】
任意に、サービスリソース生成要求は、第1サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第1サービスリソースは、セッションにおける全てのサービスに対応する。セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オフライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービス及びオフライン課金サービスを含む。
【0166】
任意に、サービスリソース生成要求は、第2サービスリソース及び第3サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第2サービスリソースは、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応し、第3サービスリソースは、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応する。代替的に、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用される。代替的に、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用される。
【0167】
任意に、サービスリソース生成要求は、少なくとも1つのサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、少なくとも1つのサービスリソースの夫々は、同じレーティンググループに属する、セッションにおけるサービスに対応する。
【0168】
任意に、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0169】
任意に、通信ユニット702は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送るよう更に構成される。サービスリソース更新要求は第2リソース識別子を含み、第2リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新するように要求されるサービスリソースを識別するために使用される。
【0170】
任意に、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0171】
任意に、通信ユニット702は、課金システムによって送られたサービスリソース更新通知を受け取った後、サービスリソース更新要求を課金システムへ送るよう構成される。任意に、サービスリソース更新通知は第3リソース識別子を含み、第3リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新されるように要求するサービスリソースを識別するために使用される。
【0172】
更に、任意に、サービスリソース更新要求は、課金システムがサービスリソースを更新されるよう要求するサービスが属するレーティンググループを更に含み、サービスは、第3リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスに含まれる。
【0173】
任意に、通信ユニット702は、サービスリソース更新要求を課金システムへ送るよう構成される。
【0174】
任意に、通信ユニット702は、サービスリソース削除要求を課金システムへ送るよう更に構成される。サービスリソース削除要求は第4リソース識別子を含み、第4リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースから削除されるべきサービスリソースを識別するために使用される。
【0175】
任意に、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0176】
課金トリガ装置は、本開示の実施形態における課金方法で課金トリガ装置によって実行されるステップを実装するよう構成されてよいことが理解されるべきである。関連する特徴については、上記の説明を参照されたく、詳細は、ここで再び記載されない。
【0177】
同じ概念に基づいて、図8は、本開示に従う課金システム800の概略図である。課金システムは、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイス内のチップであってよく、図5に示される実施形態において課金システムによって実行される方法を実行してよい。
【0178】
課金システム800は、少なくとも1つのプロセッサ810と、メモリ830とを含む。
【0179】
メモリ830は、プログラムを記憶するよう構成される。メモリ830は、ROM若しくは静的情報及び命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、又はRAM若しくは情報及び命令を記憶することができる他のタイプの動的記憶デバイスであってよく、あるいは、EEPROM、CD-ROM若しくは他のコンパクト・ディスク・ストレージ、光学ディスク・ストレージ(コンパクト・ディスク、レーザー・ディスク、光ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク、ブルーレイ・ディスク、など)、磁気ディスク記憶媒体若しくは他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形で期待されるプログラムコードを搬送若しくは記憶する要構成可能であってかつコンピュータによってアクセス可能であるあらゆる他の媒体であってよい。しかし、本開示は、それらに限られない。メモリ830は、独立して存在してよく、プロセッサ810へ接続されている。代替的に、メモリ830は、プロセッサ810と一体化されてよい。
【0180】
プロセッサ810は、メモリ830内のプログラムを実行して、本開示の実施形態における課金方法で課金システムによって実行されるステップを実装するよう構成される。関連する特徴については、上記の説明を参照されたく、詳細は、ここで再び記載されない。例えば、プロセッサ810は、汎用のCPU、マイクロプロセッサ、ASIC、又は本願の技術的解決法のプログラム実行を制御するよう構成されている1つ以上の集積回路であってよい。
【0181】
具体的な実施中に、実施形態において、プロセッサ810は、1つ以上のCPU、例えば、図8のCPU0及びCPU1を含んでよい。
【0182】
具体的な実施中に、実施形態において、課金システム800は、複数のプロセッサ、例えば、図8のプロセッサ810及びプロセッサ811を含んでよい。プロセッサの夫々は、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってよく、あるいは、マルチコア(multi-CPU)プロセッサであってよい。ここで、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するよう構成された1つ以上のデバイス、回路、及び/又はプロセッシングコアであってよい。
【0183】
任意に、課金システム800がネットワークデバイスである場合に、課金システム800は、図8に示されるトランシーバ820を更に含んでもよく、トランシーバ820は、他のデバイス又は通信ネットワークと通信するよう構成され、トランシーバ820は、無線周波数回路を含む。ネットデバイスにおいて、プロセッサ810、トランシーバ820、及びメモリ830は、通信バスを使用することによって接続されてよい。通信バスは、上記のユニット間の情報伝送のための経路を含んでよい。課金システム800がネットワークデバイス内のチップ又はシステム・オン・チップである場合に、プロセッサ810は、入出力インターフェイス、ピン、回路、又はそのようなものを使用することによってデータを送信又は受信してよい。
【0184】
図9は、本開示の実施形態に従う他の課金システムの概略図である。課金システムはネットワークデバイスであってよく、あるいは、ネットワークデバイス内のチップ又はシステム・オン・チップであってよく、図5に示される実施形態で課金システムによって実行される方法を実行してよい。
【0185】
課金システムは、処理ユニット901及び通信ユニット902を含む。
【0186】
通信ユニット902は、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース生成要求を受け取り、次いで、処理ユニット901は、通信ユニット902がサービスリソース生成要求を受け取った後に、サービスリソース生成応答を生成するよう構成され、通信ユニット902は更に、サービスリソース生成応答を課金トリガ装置へ送るよう構成される。サービスリソース生成要求は、セッションにおけるサービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、セッションは、データ接続サービスをユーザ機器へ提供するために使用され、サービスリソースは、セッションにおけるサービスのクォータの要求を管理しかつ/あるいはセッションにおけるサービスの利用情報の報告を管理するために使用される。サービスリソース生成応答は第1リソース識別子を含み、第1リソース識別子は、セッションにおけるサービスに対応して課金システムによって生成されるサービスリソースを識別するために使用される。
【0187】
任意に、サービスリソース生成要求は、セッション識別子と、ユーザ機器に対応するユーザ識別子とを含み、セッション識別子は、セッションを識別するために使用される。この技術的解決法は、課金システムが、サービス課金を実行するときに、異なるユーザの異なるタイプのサービスを区別することができるよう助ける。
【0188】
任意に、サービスリソース生成要求は、第1サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第1サービスリソースは、セッションにおける全てのサービスに対応する。セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オフライン課金サービスであるか、あるいは、セッションにおける全てのサービスは、オンライン課金サービス及びオフライン課金サービスを含む。
【0189】
任意に、サービスリソース生成要求は、第2サービスリソース及び第3サービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、第2サービスリソースは、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応し、第3サービスリソースは、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応する。代替的に、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオンライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用される。代替的に、可能な設計において、サービスリソース生成要求は、セッションにおけるオフライン課金サービスに対応するサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用される。
【0190】
任意に、サービスリソース生成要求は、少なくとも1つのサービスリソースを生成するように課金システムに要求するために使用され、少なくとも1つのサービスリソースの夫々は、同じレーティンググループに属する、セッションにおけるサービスに対応する。
【0191】
任意に、課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は課金システムがサービスリソース生成要求によって生成するように要求されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース生成要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0192】
任意に、通信ユニット902は、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース更新要求を受け取るよう更に構成され、処理ユニット901は、サービスリソース更新要求に基づいて、第2リソース識別子に対応するサービスリソースを更新するよう更に構成される。サービスリソース更新要求は第2リソース識別子を含み、第2リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新するように要求されるサービスリソースを識別するために使用される。この技術的解決法は、課金システムによって実行されるサービス課金の正確さを更に改善することを助ける。
【0193】
任意に、第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループと、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスのクォータ要求情報と、クォータ要求情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、
第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループと、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの要求された仮想クォータと、要求された仮想クォータに対応するレーティンググループとを更に含み、又は第2リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース更新要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0194】
任意に、通信ユニット902は、サービスリソース更新通知を課金トリガ装置へ送った後、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース更新要求を受け取るよう更に構成される。サービスリソース更新通知は第3リソース識別子を含み、第3リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースの中で、課金システムが更新されるように要求するサービスリソースを識別するために使用される。
【0195】
更に、任意に、サービスリソース更新要求は、課金システムがサービスリソースを更新されるよう要求するサービスが属するレーティンググループを更に含み、サービスは、第3リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスに含まれる。
【0196】
任意に、通信ユニット902は、課金トリガ装置によって送られたサービスリソース削除要求を受け取るよう更に構成され、処理ユニット901は、サービスリソース削除要求に基づいて、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースを削除するよう更に構成される。サービスリソース削除要求は第4リソース識別子を含み、第4リソース識別子は、第1リソース識別子によって識別されるサービスリソースから削除されるべきサービスリソースを識別するために使用される。上記の方法は、課金システムにおいてリソース利用を改善するために、課金システムが生成されたサービスリソースを解放することを助ける。
【0197】
任意に、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオンライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オンライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含み、あるいは、第4リソース識別子によって識別されるサービスリソースに対応するサービスがオフライン課金サービスを含む場合に、サービスリソース削除要求は、オフライン課金サービスの利用情報と、利用情報に対応するレーティンググループとを更に含む。
【0198】
課金システムは、本開示の実施形態における課金方法で課金システムによって実行されるステップを実装するよう構成されてよいことが理解されるべきである。関連する特徴については、上記の説明を参照されたく、詳細は、ここで再び記載されない。
【0199】
図7及び図9に示される課金トリガ装置及び課金システムにおけるモジュールの分割様態は、単なる例であり、論理的な機能分割にすぎないことが理解されるべきである。実際の実施中、他の分割様態が存在してよい。例えば、通信ユニットは、受信ユニットと送信ユニットとに分けられる。
【0200】
図10に示されるように、本開示の実施形態は、通信システムを更に提供し、通信システムは、課金トリガ装置600及び課金システム800を含む。
【0201】
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用することによって実装されてよい。ソフトウェアが実施形態を実装するために使用されるとき、実施形態は、完全に又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータでロード及び実行されるとき、本発明の実施形態に従うプロシージャ又は機能は全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又はプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ送られてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)方式で送られてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又はサーバ若しくはデータセンタなどの、1つ以上の使用可能な媒体を組み込むデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、若しくは磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体状態ドライブ(Solid State Disk,SSD))、又はそのようなものであってよい。
【0202】
本開示は、実施形態を参照して記載されるが、保護を請求する本開示を実施する過程で、当業者であれば、添付の図面、開示されている内容、及び添付の特許請求の範囲を見ることによって、開示されている実施形態の他の変形を理解及び実施し得る。特許請求の範囲で、「有する」(comprising)は、他のコンポーネント又は他のステップを除外せず、「1つの」又は「1つの」は、複数の場合を除外しない。単一プロセッサ又は他のユニットが、特許請求の範囲で挙げられているいくつかの機能を実装してもよい。いくつかの手段が、互いに異なる従属請求項に記録されているが、これは、それらの手段がより良い効果を生じるように組み合わされえないことを意味しない。
【0203】
当業者であれば、本開示の実施形態が方法、装置(デバイス)、コンピュータ可読記憶媒体、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解するはずである。従って、本開示は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによる実施形態の形を使用してよい。それは集合的に「モジュール」又は「ソフトウェア」と呼ばれる。
【0204】
本開示は、本開示における方法、装置(デバイス)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して記載される。コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図内の夫々のプロセス及び/又は夫々のブロック並びにフローチャート及び/又はブロック図内のプロセス及び/又はブロックの組み合わせを実装するために使用され得ることが理解されるべきである。それらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、埋め込みプロセッサ、又はマシンを生成する他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに供給されてよく、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つ以上のプロセスでの及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックでの特定の機能を実装する装置を発生させる。
【0205】
そのようなコンピュータプログラム命令はまた、特定の様態で作動するようにコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスに指示することができるコンピュータ可読メモリに記憶されてよく、それにより、コンピュータ可読メモリに記憶されている命令は、指示装置を含むアーチファクトを発生させる。指示装置は、フローチャート内の1つのプロセスでの及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックでの特定の機能を実装する。
【0206】
そのようなコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードされてよく、それにより、一連の動作及びステップは、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスで実行されて、コンピュータ実装処理を発生させる。従って、コンピュータ又は他のプログラム可能なデバイスで実行される命令は、フローチャート内の1つ以上のプロセスでの及び/又はブロック図内の1つ以上のブロックでの特定の機能を実装するステップを提供する。
【0207】
本開示は、具体的な特徴及びそれらの実施形態を参照して記載されているが、明らかに、本開示の適用範囲から逸脱することなしに、それらに対して様々な変更及び結合が行われてよい。相応して、明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の例となる説明にすぎず、本開示の適用範囲をカバーするいずれかの又は全ての変更、変形、結合又は均等とみなされる。明らかに、当業者であれば、本開示の適用範囲から逸脱することなしに、本開示に対して様々な変更及び変形を行うことができる。本開示は、それらが、続く特許請求の範囲及びその同等技術によって定義される保護の範囲内にあるという条件で、それらの変更及び変形をカバーするよう意図される。
【0208】
本願は、2017年11月16日付けで「CHARGING METHOD, APPARATUS, AND SYSTEM」と題されて国家知識産権局に出願された中国特許出願第201711139728.2号に基づく優先権を主張する。なお、この中国特許出願は、その全文を参照により本願に援用される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10