(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-23
(45)【発行日】2024-05-02
(54)【発明の名称】検体採取装置
(51)【国際特許分類】
G01N 1/10 20060101AFI20240424BHJP
【FI】
G01N1/10 V
(21)【出願番号】P 2023005117
(22)【出願日】2023-01-17
【審査請求日】2023-02-24
(32)【優先日】2022-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】523019642
【氏名又は名称】光大科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】游雅傑
【審査官】三木 隆
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第213249272(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第111407323(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111358501(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111227872(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111202544(CN,A)
【文献】特開2022-078650(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0249961(US,A1)
【文献】中国実用新案第202408972(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第108998364(CN,A)
【文献】中国実用新案第208404647(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第111166392(CN,A)
【文献】中国実用新案第209751097(CN,U)
【文献】特開2021-165649(JP,A)
【文献】実開平07-005060(JP,U)
【文献】特開2011-120647(JP,A)
【文献】特表2023-526637(JP,A)
【文献】特開2021-191354(JP,A)
【文献】特開2021-173533(JP,A)
【文献】特開2021-175838(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 1/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検体採取装置であって、
吸着部材が設けられる本体と、
傘状を呈し、前記本体に設けられ前記吸着部材の一側に位置し、骨格、遮蔽ユニット、及び密封部を含み、前記骨格が遮蔽ユニットに設けられ、選択的に前記本体に対して展開されて前記遮蔽ユニットが展開状態を呈するように支持するか又は前記本体に対して収納されて前記遮蔽ユニットを収納状態にし、前記遮蔽ユニットに貫通孔が貫設され、前記密封部が前記貫通孔の孔縁と前記本体との間に環状に設けられ、前記密封部が前記本体の外周に緊密に環状に当接して流体を遮断する、保護部材と、を含
み、
前記骨格は固定部材、支持フレーム及び接続フレームを含み、前記密封部は密封リングであり、前記支持フレームは前記遮蔽ユニットと前記密封部との間に接続され、前記固定部材は前記本体に設けられ前記吸着部材と前記密封部との間に位置し、前記接続フレームは前記固定部材と前記支持フレームとの間に可動に接続され、前記密封部は前記本体に対して第1位置と第2位置との間に移動して前記遮蔽ユニットと前記支持フレームを駆動することができ、
前記密封部が前記第1位置に位置する場合、前記接続フレーム及び前記支持フレームはそれぞれ前記本体に対して展開されて前記遮蔽ユニットを広げて前記展開状態を呈し、
前記密封部が前記第2位置に位置する時、前記接続フレーム及び前記支持フレームはそれぞれ前記本体に対して収納されて前記遮蔽ユニットを前記収納状態にし、
前記本体は組立部及び把持部を含み、前記吸着部材は前記組立部に設けられ、前記支持フレームは前記密封部に接続されて前記密封部から前記吸着部材への方向に延び、前記保護部材は前記組立部と前記把持部との間に設けられ、前記第2位置は前記第1位置よりも前記把持部に近く、
引張部材をさらに含み、前記引張部材は、前記保護部材に設けられ前記遮蔽ユニットの前記把持部に面する一側に少なくとも部分的に露出することにより、前記引張部材は、前記密封部が前記本体に対して移動するように駆動することができ、
前記遮蔽ユニットは変形可能でかつ光透過性を有する材質で製造され、
前記密封部はシリカゲル材質又はゴム材質で製造され、
前記遮蔽ユニットが前記展開状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの遮蔽面は前記吸着部材に向かい、
前記遮蔽ユニットが前記収納状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの前記遮蔽面は前記本体に向いて収納され、
前記遮蔽面は凹状を呈し、前記遮蔽面は前記本体の前記吸着部材から離れるように凹設された凹溝を構成し、前記凹溝に前記本体の前記吸着部材に向かって開放された開口が設けられ、
前記本体に外向きに径方向に延びる止め縁がさらに設けられ、前記止め縁は前記凹溝内に設けられ前記貫通孔と前記吸着部材との間に位置し、前記止め縁の外径寸法は前記貫通孔の孔径及び前記吸着部材の外径寸法より大きく前記貫通孔を遮断し、
前記本体は接続部をさらに含み、前記接続部は前記組立部と前記止め縁との間に接続され、
前記検体採取装置は筒体をさらに含み、前記筒体は収容溝を含み、前記本体の外周及び前記筒体の前記収容溝を囲む内壁のうちの1つは少なくとも1つの螺旋ガイド溝を含み、もう1つは少なくとも1つの係止突起構造を含み、前記少なくとも1つの係止突起構造は前記少なくとも1つの螺旋ガイド溝内に係止され、前記吸着部材は前記収容溝に挿入することができ、前記遮蔽ユニットが前記展開状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの外径寸法は前記収容溝のノッチより大きい、検体採取装置。
【請求項2】
前記骨格は変形可能な材質で製造され、前記骨格は常態で前記遮蔽ユニットを弾性的に拡張することにより前記遮蔽ユニットを前記展開状態にし、前記骨格は圧力を受けて変形して前記本体に当接することにより前記遮蔽ユニットを前記収納状態にすることができる、請求項1に記載の検体採取装置。
【請求項3】
前記密封部はシリカゲル材質又はゴム材質で製造される、請求項1に記載の検体採取装置。
【請求項4】
前記遮蔽ユニットが前記展開状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの遮蔽面は前記吸着部材に向かい、
前記遮蔽ユニットが前記収納状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの前記遮蔽面は前記本体に向いて収納される、請求項1~
3のいずれか1項に記載の検体採取装置。
【請求項5】
前記遮蔽面は凹状を呈し、前記遮蔽面は前記吸着部材から離れるように凹設された凹溝を構成し、前記凹溝に前記吸着部材に向かって開放された開口が設けられる、請求項
4に記載の検体採取装置。
【請求項6】
前記骨格は前記密封部に一体的に接続され、
前記遮蔽ユニットは変形可能でかつ光透過性を有する材質で製造され、
前記密封部はシリカゲル材質又はゴム材質で製造され、
前記遮蔽ユニットが前記展開状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの遮蔽面は前記吸着部材に向かい、
前記遮蔽ユニットが前記収納状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの前記遮蔽面は前記本体に向いて収納され、
前記遮蔽面は凹状を呈し、前記遮蔽面は前記吸着部材から離れるように凹設された凹溝を構成し、前記凹溝に前記吸着部材に向かって開放された開口が設けられ、
前記本体に外向きに径方向に延びる止め縁がさらに設けられ、前記止め縁は前記凹溝内に設けられ前記貫通孔と前記吸着部材との間に位置し、前記止め縁の外径寸法は前記貫通孔の孔径及び前記吸着部材の外径寸法より大きく前記貫通孔を遮断し、
前記本体は接続部
、組立部、及び把持部をさらに含み、前記接続部は前記組立部と前記止め縁との間に接続され、
前記検体採取装置は締付バンドをさらに含み、前記締付バンドは前記保護部材に取り外し可能に嵌設されて前記遮蔽ユニットを前記収納状態に保持し、
前記検体採取装置は筒体をさらに含み、前記筒体は収容溝を含み、前記本体の外周及び前記筒体の前記収容溝を囲む内壁のうちの1つは少なくとも1つの螺旋ガイド溝を含み、もう1つは少なくとも1つの係止突起構造を含み、前記少なくとも1つの係止突起構造は前記少なくとも1つの螺旋ガイド溝内に係止され、前記吸着部材は前記収容溝に挿入することができ、前記遮蔽ユニットが前記展開状態を呈する場合、前記遮蔽ユニットの外径寸法は前記収容溝のノッチより大きい、ことを特徴とする請求項
2に記載の検体採取装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に検体採取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、例えば、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、肺結核などの多くの流行っている伝染病があり、それらは、いずれも飛沫により伝染するものである。伝染病の迅速な拡大を防止するために、各地に多くの迅速スクリーニングステーションを建て、家庭用迅速スクリーニング試薬を提供し、それにより、自分によるスクリーニング又は他人の支援によるスクリーニングを行う。一般的に、疾患迅速スクリーニングについて、いずれも口腔又は鼻腔の検体を採取するが、検査者に感染のリスクを与えやすい。
【0003】
台湾特許第M615921号には、移動式折り畳み可能な採取ステーションが記載されており、それは、仕切り板で採取者及び被験者を仕切り板の対向する両側に仕切り、採取者及び被験者の直接接触を減少させ、感染リスクを低減する。しかしながら、移動式折り畳み可能な採取ステーションは、体積が大きく、可搬性が低く、かつ価格が高いため、医療機関又は会社の大量のスクリーニング需要のみに適用される。一般的な家庭及び携帯使用に適しない。
【0004】
そこで、上記問題を解決するために、新規で進歩性を有する検体採取装置を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、検体を採取する時に保護部材で飛沫を遮断し携帯しやすい検体採取装置を提供することである。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は検体採取装置を提供する。該検体採取装置は、吸着部材が設けられる本体と、傘状を呈し、該本体に設けられ該吸着部材の一側に位置し、骨格、遮蔽ユニット、及び密封部を含み、該骨格が遮蔽ユニットに設けられ、選択的に該本体に対して展開されて該遮蔽ユニットが展開状態を呈するように支持するか又は該本体に対して収納されて該遮蔽ユニットを収納状態にし、該遮蔽ユニットに貫通孔が貫設され、該密封部が該貫通孔の孔縁と該本体との間に環状に設けられ、該密封部が該本体の外周に緊密に環状に当接して流体を遮断する、保護部材と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の第1の好ましい実施例の斜視図である。
【
図2】本発明の第1の好ましい実施例の分解図である。
【
図3】本発明の第1の好ましい実施例の遮蔽ユニットが展開状態を呈する概略図である。
【
図4】本発明の第1の好ましい実施例の断面図である。
【
図5】本発明の第1の好ましい実施例の使用状態図である。
【
図6】本発明の第2の好ましい実施例の遮蔽ユニットが展開状態を呈する斜視図である。
【
図7】本発明の第2の好ましい実施例の遮蔽ユニットが収納状態を呈する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施例にて本発明の可能な実施形態を説明するが、本発明の特許範囲を制限するものではない。
【0009】
図1~
図5を参照すると、それらは本発明の第1の好ましい実施例を示し、本発明の検体採取装置は本体1及び保護部材2を含む。
【0010】
該本体1に吸着部材11が設けられ、該吸着部材11は吸収能力(例えば液体を吸収する)を有する材質、例えば綿、スポンジ、レーヨン、ポリエステル繊維等で製造されるが、これらに限定されず、該吸着部材11で被験者5の検体(例えば唾液、気道の検体又は他の検体)を採取することができる。該保護部材2は、傘状を呈し、該本体1に設けられ、該吸着部材11の一側に位置し、骨格21、遮蔽ユニット22及び密封部23を含み、該遮蔽ユニット22は、例えば防水布であり、該骨格21は、該遮蔽ユニット22に設けられ、選択的に該本体1に対して展開されて該遮蔽ユニット22が展開状態を呈するように支持するか又は該本体1に対して収納されて該遮蔽ユニット22を収納状態にし、該遮蔽ユニット22に貫通孔221が貫設され、該密封部23が該貫通孔221の孔縁と該本体1との間に環状に設けられ、該密封部23が該本体1の外周に緊密に環状に当接して流体を遮断する。これにより、採取者6は、被験者5の検体を採取する時に該保護部材2により飛沫を遮断し、かつ飛沫が該保護部材2と該本体1との間を通過することを遮断することができ、高い保護効果を有する。さらに、該保護部材2を収納して体積を縮小して携帯しやすく、省スペース化し、かつ、使用時に展開することができる。
【0011】
該遮蔽ユニット22は、変形可能で光透過性を有する材質で製造され、それにより該採取者6は直接的に該遮蔽ユニット22を透過して被験者5を観察することができるため、採取動作を実行しやすい。
【0012】
該密封部23はシリカゲル材質又はゴム材質で製造され、密封度が高くかつ滑り止め力を提供して位置決め効果を達成することができる。
【0013】
該骨格21は固定部材24、支持フレーム25及び接続フレーム26を含み、該密封部23は密封リングであり、該支持フレーム25は該遮蔽ユニット22と該密封部23との間に接続され、本実施例において該支持フレーム25の一端は該密封部23に枢着することができ、該固定部材24は該本体1に設けられ該吸着部材11と該密封部23との間に位置し、該接続フレーム26は該固定部材24と該支持フレーム25との間に移動可能に接続され、該密封部23は該本体1に対して第1位置と第2位置との間を移動して該遮蔽ユニット22と該支持フレーム25を駆動することができる。ここで、該密封部23が該第1位置に位置する場合、該接続フレーム26及び該支持フレーム25はそれぞれ該本体1に対して展開されて該遮蔽ユニット22を広げて該展開状態を呈する。該密封部23が該第2位置に位置する時、該接続フレーム26及び該支持フレーム25はそれぞれ該本体1に対して収納されて該遮蔽ユニット22を該収納状態にする。好ましくは、該本体1は組立部12及び把持部13を含み、該吸着部材11は該組立部12に設けられ、該支持フレーム25は該密封部23に接続されて該密封部23から該吸着部材11への方向に延び、該保護部材2は該組立部12と該把持部13との間に設けられ、該第2位置は該第1位置よりも該把持部13に近い。好ましくは、該検体採取装置は引張部材3をさらに含み、該引張部材3はリング体又はベルト体であってもよく、該引張部材3は該保護部材2に設けられ少なくとも部分的に該遮蔽ユニット22の該把持部13に面する一側に露出し、該引張部材3は該密封部23が該本体1に対して移動するように駆動することができ、採取者6は該引張部材3を引っ張って該保護部材2を展開するか又は収納し、したがって、該保護部材2を収納するか又は展開する時に感染されるリスクを低減することができる。例を挙げて説明し、該保護部材2を収納するか又は展開する時、該保護部材2が被験者5側に背向して操作するため、感染されにくい。
【0014】
注意すべきものとして、該遮蔽ユニット22が該展開状態を呈する場合、該遮蔽ユニット22の遮蔽面222は該吸着部材11に向かう。該遮蔽ユニット22が該収納状態を呈する場合、該遮蔽ユニット22の該遮蔽面222は該本体1に向いて収納される。該遮蔽面222は凹状を呈し、該遮蔽面222は該吸着部材11から離れるように凹設された凹溝223を構成し、該凹溝223に該吸着部材11に向かって開放された開口224が設けられ、これにより被験者5の飛沫は該遮蔽面222によって遮断され、かつ該凹溝223に集中して滴下しにくいことにより感染リスクを低下させることができる。さらに、該遮蔽ユニット22を収納する過程では、手が該遮蔽面222に接触することを回避することができ、かつ該遮蔽ユニット22が該収納状態にある時、該遮蔽面222は該遮蔽ユニット22の内側に直接収納されてそれに付着した飛沫と共に内側に被覆されて接触しにくく、感染リスクを低減する。
【0015】
該本体1に外向きに径方向に延びる止め縁14がさらに設けられ、該止め縁14は該凹溝223内に設けられ該貫通孔221と該吸着部材11との間に位置し、該止め縁14の外径寸法は該貫通孔221の孔径及び該吸着部材11の外径寸法より大きく該貫通孔221を遮断し、飛沫を該貫通孔221に噴射しにくい。
【0016】
該本体1は接続部15をさらに含み、該接続部15が該組立部12と該止め縁14との間に接続されることにより、該吸着部材11が該止め縁14及び該保護部材2と適度な距離を保持することができ、採取時に該保護部材2が被験者5に干渉することを回避することができ、かつ該吸着部材11を被験者5の口、鼻又は他のサンプリング箇所の奥に挿入することができる。
【0017】
該検体採取装置は筒体7をさらに含み、該筒体7は収容溝71を含み、該本体1の外周及び該筒体7の該収容溝71を囲む内壁74のうちの1つは少なくとも1つの螺旋ガイド溝16を含み、もう1つは少なくとも1つの係止突起構造72を含み、該少なくとも1つの係止突起構造72は該少なくとも1つの螺旋ガイド溝16内に係止され、該吸着部材11は該収容溝71に挿入することができ、該遮蔽ユニット22が該展開状態を呈する場合、該遮蔽ユニット22の外径寸法は該収容溝71のノッチ73より大きく、該吸着部材11は回転軸が移動して該収容溝71の内壁74を軸方向に押圧する場合、該遮蔽ユニット22は噴射された検体を遮断することができる。
【0018】
図5及び
図6を参照すると、それらは本発明の第2の好ましい実施例を示し、該骨格21’は変形可能な材質、例えばゴム又はシリカゲル材質で製造され、該骨格21’は常態で該遮蔽ユニット22を弾性的に拡張することにより該遮蔽ユニット22を該展開状態にし、該骨格21’は圧力を受けて変形して該本体1に当接することにより該遮蔽ユニット22を該収納状態にすることができる。本実施例では、該骨格21’は該密封部23に一体的に接続され、加工製造を容易にし、かつ結合強度が高い。
【0019】
好ましくは、該検体採取装置は締付バンド4をさらに含み、該締付バンド4は該保護部材2に取り外し可能に嵌設されて該遮蔽ユニット22を該収納状態に保持しそれに付着した飛沫の露出を回避する。
【符号の説明】
【0020】
1:本体
11:吸着部材
12:組立部
13:把持部
14:止め縁
15:接続部
16:螺旋ガイド溝
2:保護部材
21、21’:骨格
22:遮蔽ユニット
221:貫通孔
222:遮蔽面
223:凹溝
224:開口
23:密封部
24:固定部材
25:支持フレーム
26:接続フレーム
3:引張部材
4:締付バンド
5:被験者
6:採取者
7:筒体
71:収容溝
72:係止突起構造
73:ノッチ
74:内壁