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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-24
(45)【発行日】2024-05-07
(54)【発明の名称】端末装置、通信方法及び通信プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/72406 20210101AFI20240425BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240425BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20240425BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20240425BHJP
   H04M 1/72451 20210101ALI20240425BHJP
   H04M 1/72457 20210101ALI20240425BHJP
【FI】
H04M1/72406
G06Q50/10
G06F3/0484
H04M11/00 302
H04M1/72451
H04M1/72457
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021186891
(22)【出願日】2021-11-17
(65)【公開番号】P2023074112
(43)【公開日】2023-05-29
【審査請求日】2022-10-26
(73)【特許権者】
【識別番号】399035766
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】東出 治久
(72)【発明者】
【氏名】大貫 明人
(72)【発明者】
【氏名】友田 光哉
(72)【発明者】
【氏名】今田 晴菜
(72)【発明者】
【氏名】稲富 梨奈
(72)【発明者】
【氏名】吉澤 雄輝
【審査官】綿引 隆
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-174000(JP,A)
【文献】特開2016-177422(JP,A)
【文献】特表2020-503601(JP,A)
【文献】特開2010-109789(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108124046(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
1/24- 3/00
3/16- 3/20
3/38- 3/58
7/00- 7/16
11/00-11/10
99/00
G06F 3/01
3/048-3/04895
8/00- 8/38
8/60- 8/77
9/44- 9/445
9/451
G06Q10/00-10/10
30/00-30/08
50/00-50/20
50/26-99/00
G16Z99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
他の装置との通信が可能である端末装置であって、
前記端末装置の位置を検出する検出部と、
前記端末装置のユーザの移動先、移動の目的、移動日時を含むスケジュールを登録する登録部と、
前記端末装置の位置及び前記スケジュールの少なくとも一方を基に、前記ユーザが国外に移動するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記ユーザが国外に移動すると判定された場合、前記端末装置の位置及び前記スケジュールを基に、前記ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、前記移動の目的に対応するアプリケーションを、配信サーバからダウンロードするダウンロード部と、
前記端末装置のホーム画面を、ダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える切り替え部と、
を有することを特徴とする端末装置。
【請求項2】
前記判定部によって前記ユーザが国外に移動すると判定された場合、前記端末装置の位置及び前記スケジュールを基に、前記ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、前記移動の目的に対応するアプリケーションを検索し、検索したアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を前記端末装置の画面に表示するレコメンド部
をさらに有し、
前記ダウンロード部は、前記端末装置の画面のレコメンド情報でレコメンドされたアプリケーションのうち、前記ユーザによって選択されたアプリケーションをダウンロードすることを特徴とする請求項に記載の端末装置。
【請求項3】
前記レコメンド部は、前記ユーザが端末装置にダウンロードしている前記ユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、前記ユーザが端末装置にダウンロードしている前記ユーザの自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションを、他のアプリケーションより優先してレコメンドすることを特徴とする請求項に記載の端末装置。
【請求項4】
前記ユーザの自国のアプリケーションの識別情報と、前記ユーザの自国のアプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションの識別情報とのアプリケーション組み合わせが、国及び前記移動の目的の組み合わせごとに、予め設定されており、
前記判定部によって前記ユーザが国外に移動すると判定された場合、前記端末装置の位置及び前記スケジュールを基に、前記ユーザが移動する国及び移動の目的に対応する前記アプリケーション組み合わせを参照し、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を前記端末装置の画面に表示するレコメンド部
をさらに有し、
前記ダウンロード部は、前記端末装置の画面のレコメンド情報でレコメンドされたアプリケーションのうち、前記ユーザによって選択されたアプリケーションをダウンロードすることを特徴とする請求項に記載の端末装置。
【請求項5】
前記判定部によって前記ユーザが国外に移動すると判定された場合、前記端末装置の位置及び前記スケジュールを基に、前記ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、前記移動の目的に対応するアプリケーションを検索し、所定のルールに従って、検索したアプリケーションからダウンロード対象のアプリケーションを選択する選択部
をさらに有し、
前記ダウンロード部は、前記選択部によって選択されたアプリケーションをダウンロードすることを特徴とする請求項に記載の端末装置。
【請求項6】
前記選択部は、前記ユーザが端末装置にダウンロードしている前記ユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、前記ユーザが端末装置にダウンロードしている前記ユーザの自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションを選択することを特徴とする請求項に記載の端末装置。
【請求項7】
他の装置との通信が可能である端末装置が実行する通信方法であって、
前記端末装置の位置を検出する工程と、
前記端末装置のユーザの移動先、移動の目的、移動日時を含むスケジュールを登録する工程と、
前記端末装置の位置及び前記スケジュールの少なくとも一方を基に、前記ユーザが国外に移動するか否かを判定する工程と、
前記判定する工程において前記ユーザが国外に移動すると判定された場合、前記端末装置の位置及び前記スケジュールを基に、前記ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、前記移動の目的に対応するアプリケーションを、配信サーバからダウンロードする工程と、
前記端末装置のホーム画面を、ダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える工程と、
を含んだことを特徴とする通信方法。
【請求項8】
端末装置の位置を検出するステップと、
前記端末装置のユーザの移動先、移動の目的、移動日時を含むスケジュールを登録するステップと、
前記端末装置の位置及び前記スケジュールの少なくとも一方を基に、前記ユーザが国外に移動するか否かを判定するステップと、
前記判定する工程において前記ユーザが国外に移動すると判定された場合、前記端末装置の位置及び前記スケジュールを基に、前記ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、前記移動の目的に対応するアプリケーションを、配信サーバからダウンロードするステップと、
前記端末装置のホーム画面を、ダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替えるステップと、
をコンピュータに実行させるための通信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、通信方法及び通信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
アプリケーションマーケットには、日々多数のアプリケーションが新規に登録されている。ユーザは、該アプリケーションマーケットにアクセスし、豊富にそろったアプリケーションからアプリケーションを検索することで、所望のアプリケーションを選択できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2012-181778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザは、外国に行く際、アプリケーションマーケットに接続して、多数のアプリケーションの中から、その国向けの複数のアプリケーションを自身で検索し、自身の端末装置にダウンロードする必要があった。その際、ユーザは、検索したアプリケーションの中から、国内で使用していたアプリケーションと同等の機能を有するアプリケーションを選別する必要があり、アプリケーションをダウンロードするまでに煩雑な処理を行っていた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザが、国外に移動する際に、移動する国に応じたアプリケーションを、端末装置において、容易に使用することができる端末装置、通信方法及び通信プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る通信装置は、他の装置との通信が可能である端末装置であって、端末装置の位置を検出する検出部と、端末装置のユーザの移動先、移動の目的、移動日時を含むスケジュールを登録する登録部と、端末装置の位置及びスケジュールの少なくとも一方を基に、ユーザが国外に移動するか否かを判定する判定部と、判定部によってユーザが国外に移動すると判定された場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを、配信サーバからダウンロードするダウンロード部と、端末装置のホーム画面を、ダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える切り替え部と、を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る通信装置は、他の装置との通信が可能である端末装置であって、端末装置の位置を検出する検出部と、端末装置のユーザの移動先、移動の目的、移動日時を含むスケジュールを登録する登録部と、端末装置の位置及びスケジュールの少なくとも一方を基に、ユーザが国外に移動するか否かを判定する判定部と、判定部によってユーザが国外に移動すると判定された場合、端末装置の位置及びスケジュールを基に、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションを、配信サーバからダウンロードするダウンロード部と、端末装置のホーム画面を、ダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える切り替え部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザが、国外に移動する際に、移動する国に応じたアプリケーションを、端末装置において、容易に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施の形態1に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、図1に示す端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、端末装置の画面の一例を示す図である。
図4図4は、端末装置の画面の一例を示す図である。
図5図5は、実施の形態1に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。
図6図6は、端末装置の画面の一例を示す図である。
図7図7は、端末装置の画面の一例を示す図である。
図8図8は、端末装置の画面の一例を示す図である。
図9図9は、端末装置の画面の一例を示す図である。
図10図10は、実施の形態1の変形例2に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
図11図11は、図10に示すシンガポールセットのデータ構成の一例を示す図である。
図12図12は、図10に示すシンガポール旅行セットのデータ構成の一例を示す図である。
図13図13は、図10に示すシンガポールビジネスセットのデータ構成の一例を示す図である。
図14図14は、実施の形態1の変形例2に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。
図15図15は、実施の形態2に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
図16図16は、実施の形態2に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。
図17図17は、実施の形態2の変形例2に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
図18図18は、実施の形態2の変形例2に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。
図19図19は、プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る端末装置、通信方法及び通信プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本願に係る端末装置、通信方法及び通信プログラムが限定されるものではない。
【0011】
[実施の形態]
以下の実施の形態では、実施の形態に係る端末装置、通信方法及び通信プログラムの処理の流れを順に説明し、最後に実施の形態による効果を説明する。
【0012】
[実施の形態1]
まず、実施の形態1について説明する。実施の形態1では、スマートフォン等の端末装置の、行き先に応じたホーム画面の切り替えについて説明する。
【0013】
実施の形態1では、端末装置の位置及び端末装置に登録しているスケジュールの少なくとも一方を基に、ユーザが自国以外の他の国(以降、国外とする。)に移動する場合、端末装置のホーム画面を、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。実施の形態1では、国外に移動する際、ユーザ自身がその国で使用可能であるアプリケーションを検索し、検索したアプリケーションを選別してダウンロードするという煩雑な処理を行わずともよい。したがって、実施の形態1によれば、ユーザは、移動する国に応じたアプリケーションを、端末装置10において、容易に使用することができる。
【0014】
[通信システムの構成]
実施の形態1に係る通信システムの構成を説明する。図1は、実施の形態1における通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
【0015】
図1に示すように、実施の形態1に係る通信システム1は、ユーザが使用する端末装置10と、端末装置10からの検索要求に応じてアプリケーションの検索を行うアプリケーションサーバ20と、アプリケーションが格納される配信サーバ30と、を有する。
【0016】
端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット、携帯電話等の端末装置である。端末装置10は、アプリケーションの検索を行うアプリケーションサーバにアクセスし、アプリケーションの検索を要求することにより、アプリケーションの提示を受けることができる。端末装置10は、アプリケーションの提示に従い配信サーバ30に接続することで、アプリケーションをダウンロードする。
【0017】
端末装置10は、端末装置10の位置及び端末装置10に登録しているスケジュールの少なくとも一方を基に、ユーザが国外に移動すると判定した場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうち、ユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを検索して、配信サーバ30からダウンロードする。端末装置10は、端末装置10のホーム画面を、ダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0018】
[端末装置]
次に、端末装置10の構成について説明する。図2は、図1に示す端末装置10の構成の一例を示すブロック図である。
【0019】
通信部11は、無線にて他の装置との間で通信を行う。通信部11は、ネットワーク等を介して接続された他の装置との間で、各種情報を送受信する通信インタフェースである。
【0020】
入出力部12は、ユーザの操作によって情報の入力を受け付けるとともに、情報を表示出力して、ユーザに情報を提示する。入出力部12は、例えば、ディスプレイ、スピーカー、マイク、タッチパネル等の入出力デバイスである。
【0021】
記憶部13は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置である。なお、記憶部13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)等のデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部13は、移動先、移動の目的、移動日時、移動手段、同行者等を含むユーザのスケジュールが登録されたスケジュールデータ131と、ダウンロード候補のアプリケーションをレコメンドする際のレコメンドルールであるレコメンドルール132とを有する。
【0022】
レコメンドルール132は、移動先の国で使用できるアプリケーションのうち、ユーザが端末装置10に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションが複数ある場合には、これらのアプリケーションのうち、ユーザが端末装置10に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションを、他のアプリケーションより優先してレコメンドすることが設定されている。
【0023】
例えば、ユーザが端末装置10に既にダウンロードしている自国のアプリケーションにおける使用手順と、同じ使用手順が所定数以上含まれている場合、使用感が類似すると判定される。或いは、ユーザが端末装置10に既にダウンロードしている自国のアプリケーションの表示画面及び入力画面の項目の配置と、レコメンド候補のアプリケーションの表示画面及び入力画面の項目の配置とを所定の類似度を用いて比較し、類似度が所定の閾値以上である場合、使用感が類似すると判定される。
【0024】
また、レコメンドルール132は、移動先の国で使用できるアプリケーションとして検索されたアプリケーションが複数ある場合、例えば、他のユーザによるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順にアプリケーションをレコメンドすることが設定されていてもよい。
【0025】
制御部14は、端末装置10全体を制御する。制御部14は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路である。また、制御部14は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、内部メモリを用いて各処理を実行する。また、制御部14は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。
【0026】
制御部14は、位置検出部141(検出部)、登録部142、レコメンド部143(判定部、レコメンド部)、ダウンロード部144及びホーム画面切り替え部145(切り替え部)を有する。
【0027】
位置検出部141は、端末装置10の位置を検出する。位置検出部141は、例えば、GPS(Global Positioning System)等により端末装置10の位置情報が取得可能である。位置検出部141は、例えば、定期的に、或いは、スケジュールデータに登録された時間の所定時間前に、端末装置10の位置を取得する。
【0028】
登録部142は、ユーザによるスケジュールアプリケーションへのスケジュール登録操作にしたがって、入力されたユーザのスケジュールを、スケジュールデータ131に登録する。
【0029】
レコメンド部143は、端末装置10の位置及びユーザのスケジュールの少なくとも一方を基に、ユーザが国外に移動するか否かを判定する。例えば、レコメンド部143は、端末装置10が他の国に位置する場合には、ユーザが国外に移動していると判定する。或いは、レコメンド部143は、スケジュールデータ131を参照して、ユーザが他の国に移動するスケジュールがある場合には、そのスケジュールとして登録された日時にユーザが国外に移動すると判定する。また、レコメンド部143は、端末装置10が自国の国際空港に位置しており、他の国への移動スケジュールがある場合には、ユーザが国外に移動すると判定する。
【0030】
レコメンド部143は、ユーザが国外に移動すると判定した場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを検索する。そして、レコメンド部143は、検索したアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を、端末装置10の画面に表示する。
【0031】
この際、レコメンド部143は、レコメンドルール132を参照して、アプリケーションをレコメンドする。例えば、レコメンド部143は、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションを、他のアプリケーションより優先してレコメンドする。
【0032】
また、レコメンド部143は、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、他のユーザによるダウンロード数が最も多いアプリケーション或いは評価が最も高いアプリケーションを、他のアプリケーションより優先してレコメンドしてもよいし、ランキング形式でレコメンドしてもよい。また、レコメンド部143は、各アプリケーションの口コミや評価結果も合わせて閲覧可能に、レコメンド情報を表示してもよい。
【0033】
図3は、端末装置10の画面の一例を示す図である。例えば、ユーザが自国である日本からシンガポールに移動する場合を例に説明する。この場合、レコメンド部143は、ユーザがシンガポールで使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしている日本のアプリケーションと同機能のアプリケーションを、シンガポールおすすめアプリ一覧として表示する。
【0034】
例えば、レコメンド部143は、図3の画面M1に示すように、シンガポールに移動するユーザに、シンガポールで使用可能である、タクシー、電車乗換案内、マップ、天気予報、ショップ検索、バス案内及び鉄道系電子マネーに関するアプリケーションをレコメンドする。これらのアプリケーションは、例えば、対応する日本のアプリケーションの使用頻度順にレコメンドされる。
【0035】
また、画面M1では、日本のアプリケーションと同機能のアプリケーションが複数検索された場合には、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと使用感が最も類似するアプリケーションがレコメンドされる。ユーザは、端末装置10に表示されたアプリケーションのうち所望のアプリケーションを選択し、ダウンロードボタンを押すだけで、シンガポールに対応するアプリケーションを簡易に選択することができる。
【0036】
ダウンロード部144は、レコメンド部143によってユーザが国外に移動すると判定された場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを、配信サーバ30からダウンロードする。ダウンロード部144は、レコメンド部143によって端末装置10の画面に表示されたアプリケーションのうち、ユーザによって選択されたアプリケーションをダウンロードする。
【0037】
ホーム画面切り替え部145は、端末装置10のホーム画面を、ダウンロード部144によってドダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0038】
図4は、端末装置10の画面の一例を示す図である。ホーム画面切り替え部145は、例えば、シンガポールに移動するユーザが、図3に示すシンガポールおすすめアプリ一覧の全アプリケーションを選択した場合、図4の画面M2に示すように、枠W2内に、タクシー、電車乗換案内、マップ、天気予報、ショップ検索、バス案内及び鉄道系電子マネーのアプリケーションのアイコンが配置されたホーム画面に切り替える。
【0039】
なお、端末装置10のホーム画面の切り替えのタイミングは、例えば、移動先の国で使用可能であるアプリケーションのダウンロード直後である他、位置検出部141によって移動先の国の国際空港に到着したことが検出されたタイミング、スケジュールデータ131において国外への出張が登録された日時となったタイミングなど適宜設定可能である。
【0040】
[通信処理の処理手順]
次に、通信システム100における通信処理の処理手順を説明する。図5は、実施の形態1に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【0041】
図5に示すように、端末装置10は、端末装置10の位置検出処理(ステップS1)及びスケジュールデータ131の参照処理(ステップS2)を行い、端末装置10の位置及びユーザのスケジュールの少なくとも一方を基に、ユーザが国外に移動するか否かを判定する(ステップS3)。ユーザが国外に移動しないと判定した場合(ステップS3:No)、端末装置10は、ステップS1の処理に戻る。
【0042】
ユーザが国外に移動すると判定した場合(ステップS3:Yes)、端末装置10は、アプリケーションサーバ20にアクセスして、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションの検索を要求する(ステップS4)。この際、端末装置10は、自国と移動先の国との組み合わせをキーとして、アプリケーションの組み合わせを検索してもよい。アプリケーションサーバ20は、検索要求に応じてアプリケーションを検索し、検索したアプリケーションの情報を検索結果として端末装置10に送信する(ステップS5)。
【0043】
端末装置10は、検索結果を基に、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を、端末装置10の画面に表示する(ステップS6)。
【0044】
そして、端末装置10は、ユーザによるアプリケーションの選択とダウンロードの指示とが入力されたか否かを判定する(ステップS7)。ユーザによるアプリケーションの選択とダウンロードの指示とが入力されていない場合(ステップS7:No)、端末装置10は、ステップS6の処理に戻る。
【0045】
ユーザによるアプリケーションの選択とダウンロードの指示とが入力された場合(ステップS7:Yes)、端末装置10は、配信サーバ30にアクセスして、ユーザによって選択されたアプリケーションをダウンロードする(ステップS8)。
【0046】
そして、端末装置10は、端末装置10のホーム画面を、ダウンロード部144によってドダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える(ステップS9)。
【0047】
[実施の形態1の効果]
このように、実施の形態1に係る端末装置10は、端末装置10の位置及び端末装置に登録しているスケジュールの少なくとも一方を基に、ユーザが国外に移動する場合、移動する国に応じたアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを、ユーザのアプリケーションの選択及びダウンロード指示に従ってダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0048】
このため、実施の形態1では、国外に移動する際、ユーザ自身が、移動する国で使用可能であるアプリケーションを検索し、検索したアプリケーションの中から、国内で使用していたアプリケーションと同等の機能を有するアプリケーションを選別してダウンロードするという煩雑な処理を行う必要がない。ユーザは、アプリケーションの選択及びダウンロード指示を行うだけでよく、移動する国に合わせて切り替えられたホーム画面のアイコンをタップするのみで、移動する国で使用可能であるアプリケーションをそのまま使用することができる。したがって、実施の形態1によれば、ユーザは、移動する国に応じたアプリケーションを容易に使用することができる。
【0049】
また、端末装置10は、ユーザが国外に移動する場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを、選択可能に一覧表示することでレコメンドする。これによって、ユーザは、端末装置10からレコメンドされたアプリケーションのうち、所望のアプリケーションを自由に選択することができる。また、ユーザは、端末装置10に一覧表示されたアプリケーションのレコメンド情報を確認することで、レコメンドされたアプリケーションのいずれを選択すればよいのかを効率的に判断することができる。
【0050】
また、端末装置10は、ユーザが端末装置10に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、これらのアプリケーションのうち、ユーザが端末装置10に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションを、他のアプリケーションより優先してレコメンドする。このため、ユーザは、実際に自身が自国で使用しているアプリケーションと同機能であって、使用感が類似するアプリケーションを、容易に選択することができ、移動先の国でもアプリケーションを円滑に使用することができる。
【0051】
[実施の形態1の変形例1]
端末装置10は、ユーザが国外に移動する場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションのアイコンに配置したホーム画面に切り替えてもよい。
【0052】
この場合、レコメンド部143は、ユーザが国外に移動すると判定した場合、端末装置10の位置及びスケジュールを基に、移動の目的を判別する。レコメンド部143は、アプリケーションサーバ20にアクセスして、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションを検索する。そして、レコメンド部143は、検索したアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を、端末装置10の画面に表示する。
【0053】
レコメンド部143は、レコメンドルール132を参照して、アプリケーションをレコメンドする。例えば、レコメンド部143は、自国からその国に移動する他のユーザによるダウンロード数が最も多いアプリケーション或いは評価が最も高いアプリケーションを、他のアプリケーションより優先してレコメンドしてもよいし、ランキング形式でレコメンドしてもよい。また、レコメンド部143は、各アプリケーションの口コミや評価結果も合わせて閲覧可能に、レコメンド情報を表示してもよい。
【0054】
また、レコメンド部143は、検索したアプリケーションのうち、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションがある場合には、そのアプリケーションを他のアプリケーションよりも優先したレコメンドしてもよい。そして、レコメンド部143は、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、自国のアプリケーションと使用感が最も類似するアプリケーションを優先してレコメンドしてもよい。
【0055】
図6及び図7は、端末装置10の画面の一例を示す図である。例えば、ユーザが、旅行を目的にシンガポールに移動する場合を例に説明する。この場合、レコメンド部143は、検索したアプリケーションのうち、シンガポールへの旅行者によるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順に、シンガポールで使用可能であるアプリケーションを、シンガポール旅行おすすめアプリ一覧として表示する。
【0056】
例えば、レコメンド部143は、図6の画面M3に示すように、旅行目的のユーザに、観光案内、地図、ショップ検索、バス案内及び天気予報に関するアプリケーションをレコメンドする。ユーザは、端末装置10に表示された所望のアプリを選択し、ダウンロードボタンを押すだけで、シンガポールへの旅行に対応するアプリケーションを簡易に選択することができる。
【0057】
また、例えば、ユーザが、ビジネスを目的にシンガポールに移動する場合を例に説明する。この場合、この場合、レコメンド部143は、検索したアプリケーションのうち、シンガポールへの出張者によるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順に、シンガポールで使用可能であるアプリケーションを、シンガポールビジネスおすすめアプリ一覧として表示する。
【0058】
例えば、レコメンド部143は、図7の画面M4に示すように、ビジネス目的のユーザに、タクシー配車、電車乗換案内、地図、空港情報及び天気予報に関するアプリケーションをレコメンドする。ユーザは、端末装置10に表示された所望のアプリを選択し、ダウンロードボタンを押すだけで、シンガポールへのビジネスに対応するアプリケーションを簡易に選択することができる。レコメンド部143は、さらに、商社勤務等のユーザの属性を用いて、商社勤務者によるシンガポールへの出張者によるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順に、シンガポールで使用可能であるアプリケーションを表示してもよい。
【0059】
ダウンロード部144は、レコメンド部143によってユーザが国外に移動すると判定された場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションを、配信サーバ30からダウンロードする。ダウンロード部144は、レコメンド部143によって端末装置10の画面に表示されたアプリケーションのうち、ユーザによって選択されたアプリケーションをダウンロードする。
【0060】
ホーム画面切り替え部145は、端末装置10のホーム画面を、ダウンロード部144によってドダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0061】
図8及び図9は、端末装置10の画面の一例を示す図である。ホーム画面切り替え部145は、例えば、旅行を目的とするユーザが、図6に示すシンガポール旅行おすすめアプリ一覧の全アプリケーションを選択した場合、図8の画面M5に示すように、枠W5内に、観光案内、地図、ショップ検索、バス案内及び天気予報のアプリケーションのアイコンが配置されたホーム画面に切り替える。
【0062】
ホーム画面切り替え部145は、例えば、ビジネスを目的とするユーザが、図7に示すシンガポールビジネスおすすめアプリ一覧の全アプリケーションを選択した場合、図9の画面M6に示すように、枠W6内に、タクシー配車、電車乗換案内、地図、空港情報及び天気予報のアプリケーションのアイコンが配置されたホーム画面に切り替える。
【0063】
[実施の形態1の変形例1の効果]
このように、端末装置10は、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって移動の目的に対応するアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替えることで、ユーザは、自身の目的に合致するアプリケーションを、煩雑な処理を行うことなく使用することができ、移動先の国での活動に役立てることができる。
【0064】
また、端末装置10は、ユーザが国外に移動する場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって移動の目的に対応するアプリケーションを、選択可能に一覧表示することでレコメンドする。これによって、ユーザは、端末装置10からレコメンドされたアプリケーションのうち、所望のアプリケーションを自由に選択することができる。また、ユーザは、端末装置10にランキング形式で表示されたアプリケーションのレコメンド情報を確認することで、レコメンドされたアプリケーションのいずれを選択すればよいのかを効率的に判断することができる。
【0065】
なお、端末装置10は、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションを検索し、レコメンドしてもよい。そして、端末装置10は、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションを、他のアプリケーションより優先してレコメンド及びダウンロードすることで、ユーザの国外でのアプリケーションの円滑な使用を支援する。
【0066】
[実施の形態1の変形例2]
次に、実施の形態1の変形例2について説明する。実施の形態1の変形例2では、ユーザが端末装置にダウンロードしている自国アプリケーションの識別情報と、ユーザの自国のアプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションの識別情報とのアプリケーション組み合わせが、国ごと、または、国及び移動の目的の組み合わせごとに予め設定されている。そして、端末装置は、ユーザが国外に移動すると判定された場合、ユーザが移動する国、または、ユーザが移動する国であって移動の目的、に対応するアプリケーション組み合わせを参照し、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションをレコメンドする。
【0067】
実施の形態1の変形例2に係る携帯装置について説明する。図10は、実施の形態1の変形例2に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、実施の形態1の変形例2に係る端末装置10Aは、図2に示す制御部14に代えて、レコメンド部143A(レコメンド部)を有する制御部14Aを有する。
【0068】
そして、端末装置10Aの記憶部13は、アプリケーション組み合わせデータ2133を記憶する。アプリケーション組み合わせデータ2133は、ユーザが端末装置10Aにダウンロードしている自国アプリケーションの識別情報と、ユーザの自国のアプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションの識別情報とのアプリケーション組み合わせを複数記憶する。アプリケーション組み合わせは、国ごと、または、国及び目的の組み合わせごとに、予め設定されたものである。
【0069】
アプリケーション組み合わせデータ2133は、例えば、シンガポールセット2133a、シンガポール旅行セット2133b及びシンガポールビジネスセット2133cを有する。
【0070】
図11は、図10に示すシンガポールセット2133aのデータ構成の一例を示す図である。シンガポールセット2133aは、ユーザが端末装置10Aにダウンロードしている自国(例えば、日本)のアプリケーションの識別情報と、シンガポールのアプリケーションであってユーザが端末装置10Aにダウンロードしている日本のアプリケーションと同機能であるアプリケーションの識別情報とを、対応付けたデータである。具体的には、シンガポールセット2133aは、日本及びシンガポールにおける、タクシー、電車乗換案内、マップ、天気予報、ショップ検索、バス案内及び鉄道系電子マネーのアプリケーションの識別情報を対応付けたデータであり、使用頻度順に並ぶ。
【0071】
図12は、図10に示すシンガポール旅行セット2133bのデータ構成の一例を示す図である。シンガポール旅行セット2133bは、ユーザがシンガポールへ旅行を目的に移動する際にレコメンドされるアプリケーションの識別情報を示す。
【0072】
シンガポール旅行セット2133bは、シンガポールで使用できるアプリケーションのうち、ユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションであって、旅行に対応するアプリケーションの識別情報と、ユーザが端末装置10Aにダウンロードしている日本のアプリケーションの識別情報とを対応付けたデータである。旅行に対応するアプリケーションであるか否かは、日本からのシンガポールへの旅行者によるダウンロード数や評価によって判定される。シンガポール旅行セット2133bは、例えば、シンガポールへの日本からの旅行者によるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順に並ぶ。
【0073】
図12に示すように、例えば、シンガポール旅行セット2133bは、日本及びシンガポールにおける、観光案内、地図、ショップ検索、乗換案内及び天気予報に関するアプリケーションの識別情報を対応付ける。
【0074】
図13は、図10に示すシンガポールビジネスセット2133cのデータ構成の一例を示す図である。シンガポールビジネスセット2133cは、ユーザがシンガポールへ出張を目的に移動する際にレコメンドされるアプリケーションの識別情報を示す。
【0075】
シンガポールビジネスセット2133cは、シンガポールで使用できるアプリケーションのうち、ユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションであって、ビジネスに対応するアプリケーションの識別情報と、ユーザが端末装置10Aにダウンロードしている日本のアプリケーションの識別情報とを対応付けたデータである。ビジネスに対応するアプリケーションであるか否かは、日本からのシンガポールへの出張者によるダウンロード数や評価によって判定される。シンガポールビジネスセット2133cは、例えば、シンガポールへの日本からの出張者によるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順に並ぶ。
【0076】
図13に示すように、例えば、シンガポールビジネスセット2133cは、日本及びシンガポールにおける、タクシー配車、電車乗換案内、地図、空港情報及び天気予報のアプリケーションに関するアプリケーションの識別情報を対応付ける。シンガポールビジネスセット2133cは、さらに、出張の内容やユーザの属性(商社勤務等)に応じて、アプリケーションの対応付けがさらに細分化されたセットで設定されていてもよい。
【0077】
なお、記憶部13は、シンガポールに限らず、他の国についても、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国アプリケーションの識別情報と、ユーザの自国のアプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションの識別情報とのアプリケーション組み合わせを、国ごと、または、国及び目的の組み合わせごとに、記憶する。
【0078】
ここで、任意の国、または、任意の国及び目的の組み合わせにおいて、ユーザが端末装置10Aにダウンロードしている自国アプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションが複数あった場合、ユーザの自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションを、ユーザの自国のアプリケーションに対応付けたアプリケーション組み合わせとして設定される。或いは、任意の国、または、任意の国及び目的の組み合わせにおいて、ユーザの端末装置10Aにダウンロードしている自国アプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションが複数あった場合、他のユーザによるダウンロード数が最も多く、評価が最も高いアプリケーションを、ユーザの自国のアプリケーションに対応付けたアプリケーション組み合わせが設定される。
【0079】
また、アプリケーション組み合わせデータ2133は、端末装置10Aが記憶するほか、アプリケーションサーバ20が保持していてもよい。この場合、端末装置10Aは、アプリケーションサーバ20にアクセスして、アプリケーション組み合わせデータ2133を参照すればよい。
【0080】
レコメンド部143Aは、ユーザが国外に移動すると判定した場合、ユーザが移動する国、または、ユーザが移動する国であって移動の目的に対応するアプリケーション組み合わせを記憶部13から参照し、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を端末装置10Aの画面に表示する。例えば、レコメンド部143Aは、ユーザがシンガポールに移動する場合であって目的が不明である場合には、シンガポールセット2133aを参照する。また、レコメンド部143Aは、ユーザが旅行のためにシンガポールに移動する場合には、シンガポール旅行セット2133bを参照する。
【0081】
ダウンロード部144は、端末装置10Aの画面のレコメンド情報でレコメンドされたアプリケーションのうち、ユーザによって選択されたアプリケーションをダウンロードする。ホーム画面切り替え部145は、端末装置10Aのホーム画面を、ダウンロード部144によってドダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0082】
図14は、実施の形態1の変形例2に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。図14に示すステップS11~ステップS13は、図5に示すステップS1~ステップS3と同じ処理である。ユーザが国外に移動すると判定した場合(ステップS13:Yes)、端末装置10Aは、端末装置10Aの位置及びスケジュールを基に、ユーザ移動する国、または、ユーザが異動する国及び目的を判別し、ユーザが移動する国、または、ユーザが移動する国であって移動の目的に対応する、アプリケーション組み合わせを参照する(ステップS14)。
【0083】
端末装置10Aは、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を端末装置10Aの画面に表示する(ステップS15)。図14に示すステップS16~ステップS18は、図5に示すステップS7~ステップS9と同じ処理である。
【0084】
このように、端末装置10Aは、予め、アプリケーション組み合わせを、国ごと、または国及び目的ごとに設定しておくことで、実施の形態1におけるアプリケーション検索処理を省略することができる。
【0085】
なお、アプリケーション組み合わせは、必ずしも、ユーザが端末装置にダウンロードしている自国アプリケーションの識別情報との組み合わせでなくともよい。例えば、アプリケーション組み合わせは、ユーザの自国のアプリケーションの識別情報と、ユーザの自国のアプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションの識別情報とのアプリケーション組み合わせが、国及び移動の目的の組み合わせごとに、予め設定されたものでもよい。なお、アプリケーション組み合わせのうち、ユーザが端末装置10に実際にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションについては、ユーザが端末装置10に実際にダウンロードしている自国のアプリケーションと使用感が最も類似するアプリケーションが設定される。
【0086】
例えば、シンガポール旅行セットは、シンガポールのアプリケーションのうち、シンガポールへの日本からの旅行者によるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順に、所定の順位までのアプリケーションの識別情報を、同機能を有する日本のアプリケーションの識別情報と対応付けたデータである。また、シンガポールビジネスセットは、シンガポールのアプリケーションのうち、シンガポールへの日本からの出張者によるダウンロード数が多い順或いは評価が高い順に、所定の順位までのアプリケーションの識別情報を、同機能を有する日本のアプリケーションの識別情報と対応付けたデータである。
【0087】
この場合、レコメンド部143Aは、ユーザが国外に移動すると判定した場合、端末装置10Aの位置及びスケジュールを基に、ユーザが移動する国及び移動の目的に対応するアプリケーション組み合わせを参照する。例えば、ユーザが、旅行を目的にシンガポールに移動する場合には、アプリケーション組み合わせのうちシンガポール旅行セットを参照する。そして、レコメンド部143Aは、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションをレコメンドするレコメンド情報を前記端末装置の画面に表示する。
【0088】
ダウンロード部144は、レコメンド部143によって端末装置10の画面に表示されたアプリケーションのうち、ユーザによって選択されたアプリケーションをダウンロードする。ホーム画面切り替え部145は、端末装置10のホーム画面を、ダウンロード部144によってドダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0089】
[実施の形態2]
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2では、ユーザ移動する国で使用可能であるアプリケーションを自動的にダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える場合について説明する。
【0090】
[端末装置]
図15は、実施の形態2に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。図15に示すように、実施の形態2に係る端末装置210は、図2に示す制御部14に代えて、選択部2143(判定部、選択部)を有する制御部214を有する。
【0091】
そして、端末装置10Aの記憶部13は、アプリケーション選択ルール2132を記憶する。アプリケーション選択ルール2132は、検索されたアプリケーションのうち、ユーザが端末装置210に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションが複数ある場合には、これらのアプリケーションのうち、ユーザが端末装置210に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと使用感が最も類似するアプリケーションを選択することが設定されている。
【0092】
また、アプリケーション選択ルール2132は、移動先の国で使用できるアプリケーションとして検索されたアプリケーションが複数ある場合、他のユーザによるダウンロード数が最も多いアプリケーション或いは評価が最も高いアプリケーションを選択することが設定されていてもよい。
【0093】
選択部2143は、ユーザが国外に移動すると判定した場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置210にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを検索する。そして、選択部2143は、アプリケーション選択ルール2132に従って、検索したアプリケーションからダウンロード対象のアプリケーションを選択する。例えば、選択部2143は、検索したアプリケーションのうち、ユーザが端末装置210に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションが複数ある場合には、これらのアプリケーションのうち、ユーザが端末装置210に既にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと使用感が最も類似するアプリケーションを選択する。
【0094】
ダウンロード部144は、選択部2143によって選択されたアプリケーションをダウンロードする。ホーム画面切り替え部145は、端末装置210のホーム画面を、ダウンロード部144によってドダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0095】
[通信処理の処理手順]
図16は、実施の形態2に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。図16に示すステップS201~ステップS205は、図5に示すステップS1~ステップS5と同じ処理である。
【0096】
端末装置210は、アプリケーション選択ルール2132に従って、検索したアプリケーションからダウンロード対象のアプリケーションを選択する(ステップS206)。そして、端末装置210は、配信サーバ30にアクセスして、ステップS206において選択されたアプリケーションをダウンロードする(ステップS207)。図16に示すステップS208は、図5に示すステップS9と同じ処理である。
【0097】
[実施の形態2の効果]
実施の形態2に係る端末装置210は、ユーザが国外に移動する場合、移動する国に応じたアプリケーションのうちユーザが端末装置10にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを自動的にダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。このため、ユーザは、移動する国に応じたアプリケーションをさらに容易に使用することができる。
【0098】
[実施の形態2の変形例1]
端末装置210は、ユーザが国外に移動する場合、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションのアイコンに配置したホーム画面に自動的に切り替えてもよい。
【0099】
この場合、選択部2143(判定部、選択部)は、ユーザが国外に移動すると判定した場合、端末装置210の位置及びスケジュールを基に、移動の目的を判別する。そして、選択部2143は、アプリケーションサーバ20にアクセスして、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションを検索する。選択部2143は、例えば、アプリケーション選択ルール2132に従って、検索したアプリケーションからダウンロード対象のアプリケーションを選択する。
【0100】
例えば、選択部2143は、自国からその国に同じ目的で移動する他のユーザによるダウンロード数が最も多いアプリケーション或いは評価が最も高いアプリケーションを選択する。さらに、選択部2143は、ユーザの属性(例えば、商社勤務等)が分かる場合には、自国からその国に同じ目的で移動する同じ属性の他のユーザによるダウンロード数が最も多いアプリケーション或いは評価が最も高いアプリケーションを選択する。
【0101】
また、選択部2143は、検索したアプリケーションのうち、ユーザが端末装置210にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションがある場合には、このアプリケーションを選択する。そして、選択部2143は、ユーザが端末装置210にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションを複数検索した場合には、自国のアプリケーションと使用感が最も類似するアプリケーションを選択する。
【0102】
[実施の形態2の変形例1の効果]
このように、端末装置210は、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションであって移動の目的に対応するアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に自動的に切り替えることで、ユーザによる、移動する国及び移動の目的に合致するアプリケーションの容易な使用を可能とする。
【0103】
なお、端末装置210は、ユーザが移動する国で使用できるアプリケーションのうちユーザが端末装置210にダウンロードしているユーザの自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションであって、移動の目的に対応するアプリケーションを検索し、ダウンロードしてもよい。この場合、端末装置210は、ユーザが端末装置10にダウンロードしている自国のアプリケーションと同機能のアプリケーションが複数ある場合、ユーザが端末装置210にダウンロードしている自国のアプリケーションと使用感が類似するアプリケーションをダウンロードすることで、ユーザの国外でのアプリケーションの円滑な使用を支援する。
【0104】
[実施の形態2の変形例2]
次に、実施の形態2の変形例2について説明する。実施の形態2の変形例2では、ユーザが端末装置にダウンロードしている自国アプリケーションの識別情報と、ユーザの自国のアプリケーションと同機能を有する他国のアプリケーションの識別情報とのアプリケーション組み合わせが、国ごと、または、国及び目的の組み合わせごとに予め設定されている。そして、端末装置は、ユーザが国外に移動すると判定された場合、ユーザが移動する国、または、ユーザが移動する国であって移動の目的に対応する、アプリケーション組み合わせを参照し、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションを自動的にダウンロードして、ホーム画面を切り替える。
【0105】
実施の形態2の変形例2に係る携帯装置について説明する。図17は、実施の形態2の変形例2に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。図17に示すように、実施の形態1の変形例2に係る端末装置10Aは、図15に示す制御部214に代えて、選択部2143A(判定部、第3の選択部)を有する制御部214Aを有する。
【0106】
選択部2143Aは、ユユーザが国外に移動すると判定した場合、ユーザが移動する国、または、ユーザが移動する国であって移動の目的に対応するアプリケーション組み合わせを記憶部13から参照する。そして、選択部2143Aは、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションを選択する。
【0107】
ダウンロード部144は、選択部2143Aによって選択されたアプリケーションをダウンロードする。ホーム画面切り替え部145は、端末装置210のホーム画面を、ダウンロード部144によってドダウンロードされたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替える。
【0108】
図18は、実施の形態2の変形例2に係る通信処理の処理手順を示すシーケンス図である。図18に示すステップS211~ステップS214は、図14に示すステップS11~ステップS14と同じ処理である。
【0109】
端末装置210Aは、参照したアプリケーション組み合わせに含まれる他国のアプリケーションを選択する(ステップS215)。そして、端末装置210Aは、配信サーバ30にアクセスして、ステップS215において選択されたアプリケーションをダウンロードする(ステップS216)。図18に示すステップS217は、図5に示すステップS9と同じ処理である。
【0110】
このように、端末装置210Aは、予め、アプリケーション組み合わせを、国ごと、または国及び目的ごとに設定しておくことで、実施の形態2におけるアプリケーション検索処理を省略することができる。
【0111】
なお、実施の形態1の変形例2と同様に、アプリケーション組み合わせは、必ずしも、ユーザが端末装置にダウンロードしている自国アプリケーションの識別情報との組み合わせでなくともよい。
【0112】
また、ユーザに同行者がいる場合には、ユーザの端末装置10と同行者の端末装置との間でスケジュール共有しておき、ユーザの端末装置10のホーム画面が切り替わる際に、同行者の端末装置も、ユーザの端末装置10のホーム画面と同様のホーム画面に切り替わってもよい。ユーザの端末装置10と同行者の端末装置との間で通信を行い、ユーザの端末装置10におけるアプリケーションのダウンロード及びホーム画面の切り替えのタイミングに合わせて、同行者の端末装置も、ユーザの端末装置10がダウンロードしたアプリケーションと同じアプリケーションをダウンロードし、ダウンロードしたアプリケーションのアイコンを配置したホーム画面に切り替えてもよい。
【0113】
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUやGPU及び当該CPUやGPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【0114】
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0115】
[プログラム]
また、上記実施形態において説明した端末装置10,10A,210,210Aが実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態における端末装置10,10A,210,210Aが実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
【0116】
図19は、プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図19に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
【0117】
メモリ1010は、図19に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図19に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1130に接続される。
【0118】
ここで、図19に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記の、プログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
【0119】
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
【0120】
なお、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
【0121】
上記の実施形態やその変形は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0122】
1 通信システム
10,10A,210,210A 端末装置
11 通信部
12 入出力部
13 記憶部
14,14A,214,214A制御部
20 アプリケーションサーバ
30 配信サーバ
131 スケジュールデータ
132 レコメンドルール
141 位置検出部
142 登録部
143,143A レコメンド部
144 ダウンロード部
145 ホーム画面切り替え部
2133 アプリケーション組み合わせデータ
2143,2143A 選択部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19