(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-24
(45)【発行日】2024-05-07
(54)【発明の名称】情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G06F 3/14 20060101AFI20240425BHJP
G06F 3/04817 20220101ALI20240425BHJP
G06F 3/0488 20220101ALI20240425BHJP
【FI】
G06F3/14 350B
G06F3/04817
G06F3/0488
(21)【出願番号】P 2022546874
(86)(22)【出願日】2020-12-28
(86)【国際出願番号】 JP2020049235
(87)【国際公開番号】W WO2022049794
(87)【国際公開日】2022-03-10
【審査請求日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】P 2020149625
(32)【優先日】2020-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松村 謙一郎
(72)【発明者】
【氏名】成瀬 国一郎
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 恵太
(72)【発明者】
【氏名】黒澤 哲
(72)【発明者】
【氏名】高垣 弘樹
(72)【発明者】
【氏名】三浦 貴和子
(72)【発明者】
【氏名】小林 由樹
(72)【発明者】
【氏名】五ヶ市 壮央
【審査官】塚田 肇
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2013/121458(WO,A1)
【文献】特開2012-243116(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01,3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの操作を受け付ける受付部と、
第1領域と第2領域とを有する表示領域に画像を表示させる表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、
前記第1領域を分割する際の、相異なる複数の態様と1対1に対応付けられた複数の第1アイコンを前記第2領域に表示させるアイコン制御部と、
前記受付部が、前記複数の第1アイコンのうちの一の第1アイコンを選択する操作を受け付けた場合に、前記一の第1アイコンに対応する態様に応じて前記第1領域を複数の分割領域に分割する第1分割部とを、備
え、
前記アイコン制御部は、更に、前記第2領域に複数の第2アイコンを表示させ、
前記表示制御部は、更に、
前記受付部が前記複数の分割領域のうちの一の分割領域に対する所定の操作を受け付けた場合に、当該一の分割領域を第1分割領域及び第2分割領域に分割する第2分割部と、
前記受付部が、前記複数の第2アイコンのうちの一の第2アイコンを、前記第1分割領域に関連付ける操作を受け付けた場合に、前記一の第2アイコンに対応する表示画像を、前記第1分割領域に表示させる指定部とを、備え、
前記アイコン制御部は、更に、
前記第2分割部によって、前記一の分割領域が前記第1分割領域と前記第2分割領域とに分割された場合、前記複数の第1アイコン及び第3アイコンを、前記第2領域に表示させ、
前記第3アイコンは、前記第1分割領域と前記第2分割領域とを含む複数の分割領域に前記第1領域を分割した態様に対応する、
情報処理装置。
【請求項2】
前記所定の操作は、前記一の分割領域を縮小させる操作又は前記一の分割領域をダブルタップする操作である、請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第1領域を分割する複数の態様は、第1態様と、前記第1態様と異なる第2態様とを含み、
前記第1態様によって定まる複数の分割領域の数は、前記第2態様によって定まる複数の分割領域の数よりも小さく、
前記表示制御部は、更に、
前記第1態様によって定まる複数の分割領域の各々に表示画像が表示されている状態において、前記第1分割部によって、前記第1領域が前記第2態様に対応する複数の分割領域に分割された場合、前記第1態様に対応する複数の分割領域に表示された各表示画像を、前記第2態様に対応する複数の分割領域のいずれかに表示させる画像更新部を備える、
請求項1
又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記画像更新部は、
前記第1領域の分割の態様が前記第2態様から前記第1態様へ変化したあと、前記第1分割部が、前記第2態様に応じて前記第1領域を複数の分割領域に分割する場合、当該複数の分割領域の各々に、前記第1態様に変化す
る直前の前記第2態様に表示した表示画像を表示させる、
請求項
3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記アイコン制御部は、
前記第1領域の分割の態様が、前記第2態様から前記第1態様へ変化する場合、前記第2態様に応じて前記第1分割部が分割した前記第1領域に前記表示制御部が表示させた複数の表示画像のうち、前記第1態様に応じて前記第1分割部が分割した前記第1領域に表示されない1以上の表示画像に1対1に対応する1以上の第2アイコンを前記第2領域に表示させる、
請求項
3又は
4に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、1以上のソフトウェアに対応する複数の画像の各々を、表示領域を分割した複数の領域の各々に表示させることが可能な、スマートフォン及びパーソナルコンピュータ等の情報処理装置が普及している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術において、情報処理装置のユーザは、表示領域を分割した複数の領域の位置及び大きさを決定するための操作を行う必要があり、表示領域の分割に係るユーザの負荷が大きい、という問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る情報処理装置は、ユーザの操作を受け付ける受付部と、第1領域と第2領域とを有する表示領域に画像を表示させる表示制御部と、を備え、前記表示制御部は、前記第1領域を分割する際の、相異なる複数の態様と1対1に対応付けられた複数の第1アイコンを前記第2領域に表示させるアイコン制御部と、前記受付部が、前記複数の第1アイコンのいずれかを選択する操作を受け付けた場合に、当該選択された第1アイコンに対応する態様に応じて前記第1領域を複数の分割領域に分割する第1分割部とを、備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、表示領域の分割に係るユーザの負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】展開された情報処理装置1の外観を示す平面図。
【
図5】アプリアイコン情報ICIの記憶内容の一例を示す図。
【
図6】分割アイコン情報SPIの記憶内容の一例を示す図。
【
図7】関連付け情報RIの記憶内容の一例を示す図。
【
図9】複数の分割領域44の数が増加する場合のプレビュー画面を示す図。
【
図10】複数の分割領域44の数が減少する場合のプレビュー画面を示す図(その1)。
【
図11】複数の分割領域44の数が減少する場合のプレビュー画面を示す図(その2)。
【
図12】アプリアイコン49を分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受け付けた場合のプレビュー画面を示す図。
【
図13】分割領域44を縮小させる操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図(その1)。
【
図14】分割領域44を縮小させる操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図(その2)。
【
図15】分割領域44をダブルタップする操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図(その1)。
【
図16】分割領域44をダブルタップする操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図(その2)。
【
図17A】プレビュー画面処理を示すフローチャート(その1)。
【
図17B】プレビュー画面処理を示すフローチャート(その2)。
【
図18】プレビュー画面処理を示すフローチャート(その3)。
【
図19】分割領域再分割処理を示すフローチャート。
【
図20A】プレビュー領域分割処理を示すフローチャート(その1)。
【
図20B】プレビュー領域分割処理を示すフローチャート(その2)。
【
図21】プレビュー画面の表示要求に対応する操作を受け付ける例を示す図。
【
図22】分割領域44内の表示画像を他の分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図(その1)。
【
図23】分割領域44内の表示画像を他の分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図(その2)。
【
図24】第2変形例に係る情報処理装置1Aの構成を示すブロック図。
【
図25】第2変形例に係る情報処理装置1Aの機能を示す図。
【
図26】情報処理装置1Aの傾きがゼロである場合のプレビュー画面を示す図。
【
図27】情報処理装置1Aの傾きが反時計方向に90度である場合のプレビュー画面を示す図である。
【
図28】第3変形例に係る情報処理装置1Bの外観を示す斜視図。
【
図29】展開された情報処理装置1Bの外観を示す平面図。
【
図30】第7変形例に係る情報処理装置1Cにおけるプレビュー画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.実施形態
以下、本実施形態に係る情報処理装置1を説明する。
【0009】
A.1.情報処理装置1の概要
図1は、情報処理装置1の外観を示す斜視図である。情報処理装置1は、スマートフォン又はタブレット端末を想定する。情報処理装置1は、表示領域40を含むタッチパネル4を有する。更に、情報処理装置1は、タッチパネル4が設けられた面を外側にして折り畳むことが可能である。
図1に示す情報処理装置1は、折り畳まれた状態である。情報処理装置1が折り畳まれた状態において、タッチパネル4は、表示領域40を2つの領域に分割した領域の一方の領域のみに画像を表示する。情報処理装置1を使用するユーザUは、前述の一方の領域においてタッチパネル4に接触することにより、情報処理装置1を操作する。
【0010】
図2は、展開された情報処理装置1の外観を示す平面図である。情報処理装置1が展開された場合、タッチパネル4は、表示領域40の全ての領域に画像を表示する。情報処理装置1が展開された状態では、情報処理装置1が折り畳まれた状態と比較して、画像を表示する領域が広い。そこで、情報処理装置1は、表示領域40を複数の分割表示領域41に分割し、複数の分割表示領域41の各々に、アプリケーションソフトウェアが生成した画像情報が示す画像を表示させる。情報処理装置1が展開された状態において、ユーザUは、表示領域40の全ての領域においてタッチパネル4に接触することにより、情報処理装置1を操作する。
【0011】
なお、本実施形態は、複数の分割表示領域41の各々に、アプリケーションソフトウェアが生成した画像情報が示す画像を表示させることに限らず、OS(System Software)及びデバイスドライバ等のシステムソフトウェアが生成した画像情報が示す画像を表示させることも可能である。以下の説明では、説明を容易にするため、アプリケーションソフトウェアに限定して説明する。また、アプリケーションソフトウェアを、「アプリ」と称する。
【0012】
図2の例示において、情報処理装置1は、表示領域40を分割表示領域41aと分割表示領域41bという2つの分割表示領域41に分割している。以下の説明では、同種の要素を区別する場合には、分割表示領域41a、分割表示領域41bのように個別の参照符号が使用される。一方、同種の要素を区別しない場合には、分割表示領域41のように、複数の参照符号のうちの共通符号だけが使用される。
【0013】
図2の例示において、タッチパネル4は、SNS(Social Networking Service)アプリが生成した画像情報が示す画像を分割表示領域41aに表示し、メールアプリが生成した画像情報が示す画像を分割表示領域41bに表示する。
【0014】
図3は、情報処理装置1の構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、例えば、処理装置2、計時装置3、タッチパネル4、記憶装置6、及び、通信装置8を備える。情報処理装置1の各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスで相互に接続される。
【0015】
処理装置2は、情報処理装置1の全体を制御するプロセッサであり、例えば、単数又は複数のチップで構成される。処理装置2は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成される。なお、処理装置2の機能の一部又は全部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現してもよい。処理装置2は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
【0016】
計時装置3は、クロック信号を基に時間を計時して、計時結果を示す時刻情報を生成する。タッチパネル4は、画像を表示する表示装置と、ユーザUの操作を受け付ける入力装置とを有する。タッチパネル4は、曲げることが可能な素材により構成される。
【0017】
記憶装置6は、処理装置2が読取可能な記録媒体である。記憶装置6は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、及びRAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置6は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置6は、処理装置2が実行する制御プログラムPRを含む複数のプログラム、アプリアイコン情報ICI、分割アイコン情報SPI、関連付け情報RI、及び、処理装置2が使用する各種の情報などを記憶する。
【0018】
アプリアイコン情報ICI、分割アイコン情報SPI、及び、関連付け情報RIは、表示領域40を分割する場合に用いられる情報である。本実施形態において、ユーザUは、タッチパネル4を操作することによって、表示領域40を複数の分割表示領域41に分割し、複数の分割表示領域41の各々に表示する画像を指定することができる。ユーザUが表示領域40を分割し、分割された複数の分割表示領域41の各々に表示する画像を指定する場合、
図4に示されるプレビュー画面がタッチパネル4に表示される。プレビュー画面は、予め表示領域40がどのように分割され、分割された複数の分割表示領域41の各々にどのような画像が表示されるかを、ユーザUが確認するための画面である。
【0019】
タッチパネル4にプレビュー画面を表示することにより、ユーザUは表示領域40を複数の分割表示領域41に分割する場合の分割の態様(分割レイアウト)を確認できる。表示領域40の分割の態様とは、複数の分割表示領域41の各々の位置、及び、複数の分割表示領域41の各々の大きさである。説明の簡略化のため、実施形態では、分割表示領域41の形状は、矩形であるとして説明するが、これに限定されない。分割表示領域41の形状は、多角形であってもよいし、円形であってもよい。すなわち、表示領域40の分割の態様には、各分割表示領域41の位置及び大きさに加え、形状も含まれ得る。
【0020】
図4は、プレビュー画面の一例を示す図である。プレビュー画面は、表示領域40に表示される。プレビュー画面は、プレビュー領域43と、非プレビュー領域42とを有する。プレビュー領域43は、ユーザUが決定した分割の態様に従って表示領域40を分割した後に表示領域40に表示される画像を事前に確認するための領域である。
図4の例示において、プレビュー領域43は、表示領域40のうち、上部中央に位置する。非プレビュー領域42は、表示領域40のうち、プレビュー領域43とは重ならない領域である。なお、プレビュー領域43は、「第1領域」の一例である。非プレビュー領域42は、「第2領域」の一例である。
【0021】
非プレビュー領域42は、分割アイコン領域46と、アプリアイコン領域48とを有する。分割アイコン領域46は、複数の分割アイコン47が配置される領域である。複数の分割アイコン47は、表示領域40を分割する際の複数の態様に1対1に対応する。
図4では、分割アイコン47として、分割アイコン47a、47b、47cと、47d、47eを例示する。アプリアイコン領域48は、複数のアプリアイコン49が配置される領域である。複数のアプリアイコン49は、複数のアプリに対応する。異なる2つのアプリアイコン49が、同一のアプリに対応してもよい。
図4の例示において、分割アイコン領域46は、プレビュー領域43の下部に位置する。アプリアイコン領域48は、分割アイコン領域46の下部に位置する。
【0022】
なお、分割アイコン47が、「第1アイコン」の一例である。アプリアイコン49は、「第2アイコン」の一例である。プレビュー画面において、タッチパネル4は、分割アイコン47とアプリアイコン49の2種類のアイコンを表示する。
【0023】
プレビュー領域43には、ユーザUが指定する表示領域40の分割の態様に従って表示領域40が分割されたプレビュー画像が表示される。プレビュー領域43に表示されるプレビュー画像は、ユーザUによって現在選択されている分割アイコン47が示す分割の態様に応じてプレビュー領域43を分割した複数の分割領域44の各々に、アプリの処理内容を示す画像(以下、「表示画像」)を配置することにより得られた画像である。ユーザUは、複数の分割アイコン47のいずれかをタップすることにより、分割アイコン47を任意に選択可能である。複数の分割領域44の各々は、1つの分割表示領域41を模擬する領域である。表示画像は、アプリが現在実行中である場合、アプリによって生成された画像情報が示す画像であり、アプリが現在実行中でない場合、アプリによって過去に生成された画像情報が示す画像である。ただし、アプリが現在実行中でなく、且つ、過去に生成された画像情報が記憶装置6に記憶されていない場合、表示画像は、アプリのアイコンを拡大した画像でもよい。
【0024】
上述のように、分割アイコン47は、表示領域40を複数の分割表示領域41に分割する際の分割の態様を示す。プレビュー領域43には、ユーザUが選択した分割アイコン47に対応する分割の態様が表示される。従って、分割アイコン47は、プレビュー領域43を分割する際の分割の態様に対応する。例えば、分割アイコン47aは、
図2に例示した、表示領域40を左右2つの分割表示領域41に均等に分割する態様を示す。従って、分割アイコン47aは、プレビュー領域43を左右2つの分割領域44に均等に分割する態様に対応する。分割アイコン47bは、プレビュー領域43を上下2つの分割領域44に均等に分割する態様に対応する。分割アイコン47cは、プレビュー領域43を左側の分割領域44、右上の分割領域44、及び、右下の分割領域44という3つの分割領域44に分割する態様に対応する。分割アイコン47cにおける右上の分割領域44及び右下の分割領域44は、互いに略同一の大きさである。分割アイコン47dは、プレビュー領域43を上側の分割領域44、左下の分割領域44、及び、右下の分割領域44という3つの分割領域44に分割する態様に対応する。分割アイコン47dにおける左下の分割領域44及び右下の分割領域44は、互いに略同一の大きさである。分割アイコン47eは、表示領域40を左上の分割領域44、右上の分割領域44、左下の分割領域44、及び、右下の分割領域44という4つの分割領域44に均等に分割した態様に対応する。複数の分割アイコン47のうち、現在選択されている分割アイコン47が強調表示される。
図4の例示では、分割アイコン47aが強調表示されている。強調表示によって、ユーザUは、強調表示された分割アイコン47に対応する分割の態様に応じてプレビュー領域43が分割されていることを認識できる。
【0025】
各分割アイコン47は、この分割アイコン47に対応する分割の態様に応じて分割された複数の分割表示領域41の各々を縮小した領域を示す画像である。例えば、分割アイコン47aは、縦長の2つの長方形が左右方向に沿って配置された画像である。同様に、分割アイコン47bは、横長の2つの長方形が上下方向に沿って配置された画像である。
【0026】
複数のアプリアイコン49のうち、ユーザ操作により指定されたアプリアイコン49に対応する表示画像が各分割領域44に表示される。
図4では、複数のアプリアイコン49として、SNSアプリに対応するSNSアプリアイコン49_1と、Webアプリに対応するWebアプリアイコン49_2と、メールアプリに対応するメールアプリアイコン49_3と、電話アプリに対応する電話アプリアイコン49_4とを例示する。なお、
図4の例示では、アプリアイコン領域48には、4個のアプリアイコン49が表示されているが、4個より多くのアプリアイコン49を配置してもよい。また、アプリアイコン領域48内における右方向又は左方向へのフリック操作に応じて、処理装置2は、現在配置されているアプリアイコン49とは異なるアプリアイコン49を表示してもよい。
【0027】
図4の例示では、分割アイコン47aが選択されている状態であり、プレビュー領域43は、左右2つの分割領域44a1と分割領域44a2とに分割されている。分割領域44a1には、SNSアプリに対応する表示画像が配置されている。分割領域44a2には、メールアプリに対応する表示画像が配置されている。ユーザUが、
図4に例示したプレビュー領域43が示す分割の態様に決定した場合、実際には、
図2の例示のように、SNSアプリが生成した画像情報が示す画像がタッチパネル4の分割表示領域41aに表示され、メールアプリが生成した画像情報が示す画像が分割表示領域41bに表示される。
【0028】
図5は、アプリアイコン情報ICIの記憶内容の一例を示す図である。アプリアイコン情報ICIは、アプリアイコン49ごとに、アプリアイコンIDと、アプリ実行文字列と、アプリアイコンパスとを対応付けた情報である。
図5に例示するアプリアイコン情報ICIは、レコードICIR_1~レコードICIR_4を有する。アプリアイコンIDは、アプリアイコン49を識別する情報である。アプリ実行文字列は、アプリを実行する場合に用いる命令文である。アプリ実行文字列は、アプリのファイル名に、引数である文字列を追加した文字列である。例えば、レコードICIR_2が示すアプリ実行文字列は、「Web.apk urlA」である。「Web.apk urlA」は、urlAによって指定されたWebページを、Webアプリを用いて表示する命令文である。なお、アプリ実行文字列は、アプリのファイル名であってもよい。アプリアイコンパスは、アプリアイコン49の画像情報が格納されたファイルパスである。
【0029】
図6は、分割アイコン情報SPIの記憶内容の一例を示す図である。分割アイコン情報SPIは、分割アイコン47ごとに、分割アイコンIDと、分割数と、分割領域IDと、分割表示領域41の位置/大きさと、分割アイコンパスとを対応付けた情報である。
図6に例示する分割アイコン情報SPIは、レコードSPIR_a~レコードSPIR_eを有する。
【0030】
分割アイコンIDは、分割アイコン47を識別する情報である。分割数は、プレビュー領域43を分割した際の分割領域44の数である。分割領域IDは、プレビュー領域43を分割した際の複数の分割領域44の各々を識別する情報である。分割表示領域41の位置/大きさは、複数の分割領域44の各々に対応する分割表示領域41の位置と大きさとを示す。より詳細には、分割表示領域41の位置/大きさは、分割表示領域41の左上の頂点の水平方向の座標値と、左上の頂点の垂直方向の座標値と、分割表示領域41の幅を示す値と、分割表示領域41の高さを示す値とである。分割アイコンパスは、分割アイコン47の画像情報が格納されたファイルパスである。
【0031】
図7は、関連付け情報RIの記憶内容の一例を示す図である。関連付け情報RIは、複数の分割アイコン47のうち、ユーザUによって選択された分割アイコン47を示す選択分割アイコンIDと、この分割アイコン47に対応する複数の分割領域44の各々を識別する分割領域IDと、複数の分割領域44の各々に関連付けられたアプリアイコンIDとを互いに対応付けた情報である。
図7に例示する関連付け情報RIは、分割アイコンIDが「si_a」である分割アイコン47aが選択されていることを示す。更に、関連付け情報RIは、分割アイコン47aが、分割領域IDが「sp_a1」である分割領域44a1と、分割領域IDが「sp_a2」である分割領域44a2とにプレビュー領域43を分割する態様に対応することを示す。更に、関連付け情報RIは、分割領域44a1に、アプリアイコンIDが「app1」であるSNSアプリアイコン49_1が関連付けられており、分割領域44a2に、アプリアイコンIDが「app3」であるメールアプリアイコン49_3が関連付けられていることを示す。
【0032】
説明を
図3に戻す。通信装置8は、他の装置と通信を行うためのハードウェアである。通信装置8は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、又は通信モジュール等とも呼ばれる。
【0033】
A-2.情報処理装置1の機能
図8は、情報処理装置1の機能を示す図である。処理装置2は、記憶装置6から制御プログラムPRを読み出し、読み出した制御プログラムPRを実行することによって、受付部21、及び、表示制御部23として機能する。表示制御部23は、アイコン制御部231と、第1分割部233と、画像更新部235と、第2分割部237と、表示画像設定部239とを有する。
【0034】
受付部21は、ユーザUの操作を受け付ける。具体的には、タッチパネル4が出力する操作情報に基づいて、ユーザUの操作を受け付ける。操作情報はユーザUのタッチパネル4に対する操作を示す情報である。表示制御部23は、表示領域40に画像を表示させる。アイコン制御部231は、プレビュー領域43を分割する際の複数の態様と1対1に対応付けられた複数の分割アイコン47を分割アイコン領域46に表示させる。更に、表示制御部23は、受付部21が受け付けた操作に応じて、表示領域40の表示内容を変化させる。
以下、表示領域40の表示内容の変化の契機として、(1)ユーザUが分割アイコン47をタップする操作を受付部21が受け付けた場合と、(2)ユーザUがアプリアイコン49を分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合と、(3)ユーザUが分割領域44を縮小させる操作を受付部21が受け付けた場合と、(4)ユーザUが分割領域44をダブルタップする操作を受付部21が受け付けた場合とについて、処理装置2の機能について説明する。
【0035】
A-2-1.分割アイコン47をタップする操作を受付部21が受け付けた場合
分割アイコン47をタップする操作には、例えば、分割アイコン47を1回タップする操作と、ある分割アイコン47を1回タップした後、他の分割アイコン47をタップする操作と、ある分割アイコン47を1回タップし、他の分割アイコン47をタップした後、最初にタップした分割アイコン47を再度タップする操作とがある。
【0036】
A-2-1-1.分割アイコン47を1回タップする操作
第1分割部233は、受付部21が、複数の分割アイコン47のいずれかをユーザUがタップする操作を受け付けた場合に、タップされた分割アイコン47に対応する分割の態様に応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割する。複数の分割アイコン47のいずれかをユーザUがタップする操作は、「複数の第1アイコンのいずれかを選択する操作」の一例である。
【0037】
A-2-1-2.ある分割アイコン47を1回タップした後、他の分割アイコン47をタップする操作
2つの異なる分割アイコン47が順にタップされる場合、複数の分割領域44の数が、2つの分割アイコン47の間で同一である場合と、増加する場合と、減少する場合とがある。それぞれの場合について説明する。以下の説明では、最初にタップされた分割アイコン47に対応する分割の態様を、「態様A」と称し、2回目にタップされた分割アイコン47に対応する分割の態様を、「態様B」と称する。
【0038】
A-2-1-2-1.複数の分割領域44の数が同一である場合
プレビュー領域43の分割の態様が態様Aから態様Bへ変化する場合に、態様Aによって定まる複数の分割領域44の各々に表示画像が表示されている状態を前提とする。この状態において、第1分割部233によって、プレビュー領域43が態様Bに対応する複数の分割領域44に分割された場合、画像更新部235は、態様Aに対応する複数の分割領域44に表示された各表示画像を、態様Bに対応する複数の分割領域44のいずれかに表示させる。すなわち、態様Aの場合に表示された表示画像を、態様Bによる分割の態様においても引き継いで分割領域44に表示させる。よって、ユーザUは、分割の態様が態様Aから態様Bに切り替わった場合に、態様Bの各分割領域44にアプリアイコン49をドラッグ&ドロップする必要がない。
【0039】
A-2-1-2-2.複数の分割領域44の数が増加する場合
プレビュー領域43の分割の態様が態様Aから態様Bへ変化する場合に、態様Aによって定まる複数の分割領域44の各々に表示画像が表示されている状態を前提とする。この状態において、第1分割部233によって、プレビュー領域43が態様Bに対応する複数の分割領域44に分割された場合、画像更新部235は、態様Aに対応する複数の分割領域44に表示された各表示画像を、態様Bに対応する複数の分割領域44のいずれかに表示させる。複数の分割領域44の数が増加する場合において、態様Aは、「第1態様」の一例であり、態様Bは、「第2態様」の一例である。
【0040】
以下、
図4に示すプレビュー領域43が態様Aであり、
図9に示すプレビュー領域43が態様Bである場合を例として、画像更新部235の処理を説明する。
図4に示す状態は、ユーザUによって分割アイコン47aがタップされた後の状態である。分割アイコン47aによって定まる複数の分割領域44の数は、2である。この状態において、
図9の例示のように、ユーザUによって分割アイコン47cがタップされたとする。分割アイコン47cによって定まる複数の分割領域44の数は、3である。従って、態様Bによって定まる分割領域44の数は、態様Aによって定まる分割領域44の数から増加する。
【0041】
図9は、複数の分割領域44の数が増加する場合のプレビュー画面を示す図である。ユーザUによって分割アイコン47cがタップされると、第1分割部233は、分割アイコン47cに対応する、分割領域44c1、44c2、及び、44c3という3つの分割領域44cにプレビュー領域43を分割する。画像更新部235は、分割アイコン47aに対応する分割領域44a1及び分割領域44a2に表示された各表示画像を、分割領域44c1、44c2、及び、44c3のいずれかに表示させる。
図9の例示では、画像更新部235は、分割領域44a1に表示されていた、SNSアプリに対応する表示画像を、分割領域44c1に表示させる。更に、画像更新部235は、分割領域44a2に表示されていた、メールアプリに対応する表示画像を、分割領域44c2に表示させる。
【0042】
A-2-1-2-3.複数の分割領域44の数が減少する場合
プレビュー領域43の分割の態様が態様Aから態様Bへ変化する場合、アイコン制御部231は、態様Aに応じて第1分割部233が分割したプレビュー領域43に表示制御部23が表示させた複数の表示画像のうち、態様Aに対応する複数の分割領域44に表示された各表示画像を、態様Bに対応する複数の分割領域44のいずれかに表示させる。しかし、態様Bの分割数が態様Aの分割数から減少する場合、態様Aに応じて分割された複数の分割領域44に表示されていた表示画像のすべてを、態様Bに応じて分割された複数の分割領域44に表示させることができない。そこで、アイコン制御部231は、態様Aに応じて分割された複数の分割領域44の各々に表示された表示画像のうち、態様Bに応じて分割された複数の分割領域44に表示されない1以上の表示画像に対応する1以上の新規のアプリアイコン49を生成し、新規のアプリアイコン49を非プレビュー領域42の所定領域50(
図11)に表示させる。ユーザUが新規のアプリアイコン49を複数の分割領域44のいずれかにドラッグ&ドロップすることにより、画像更新部235は、ドロップ先の分割領域44に新規のアプリアイコン49に対応する表示画像を表示させる。複数の分割領域44の数が減少する場合において、態様Aは、「第2態様」の一例であり、態様Bは、「第1態様」の一例である。
【0043】
図10及び
図11は、複数の分割領域44の数が減少する場合のプレビュー画面を示す図である。
図10に示されるプレビュー画面は、態様Aの一例である。
図10に示されるプレビュー画面は、分割領域44の数が3であり、3つの分割領域44の各々に、アプリに対応する表示画像が表示される。
図11に示されるプレビュー画面は、態様Bの一例である。
図11に示されるプレビュー画面は、分割領域44の数が2である場合の例を示す。従って、態様Bによって定まる分割領域44の数は、態様Aによって定まる分割領域44の数より小さい。
【0044】
図10の例示では、分割アイコン47cがユーザUによってタップされており、分割領域44c1に、SNSアプリに対応する表示画像が表示されており、分割領域44c2に、メールアプリに対応する表示画像が表示されており、分割領域44c3に、Webアプリに対応する表示画像が表示されている。
【0045】
図11において、ユーザUによって分割アイコン47aがタップされると、プレビュー領域43の分割の態様が、態様Aから態様Bに変化する。画像更新部235は、SNSアプリに対応する表示画像を、分割領域44a1に表示させ、メールアプリに対応する表示画像を、分割領域44a2に表示させる。従って、態様Aに応じて第1分割部233が分割したプレビュー領域43に、表示制御部23が表示させた複数の表示画像のうち、Webアプリに対応する表示画像がプレビュー領域43に表示されていない。従って、アイコン制御部231は、Webアプリに対応する表示画像に対応するWebアプリアイコン49_2を、非プレビュー領域42内の所定領域50に表示させる。
図11の例示では、所定領域50は、プレビュー領域43の左側に位置する。所定領域50の位置は、
図11の例示に限定されず、非プレビュー領域42内であればどの位置でもよい。但し、所定領域50の位置は、ユーザUに操作されやすい位置であることが好ましい。
【0046】
A-2-1-3.ある分割アイコン47を1回タップし、他の分割アイコン47をタップした後、最初にタップした分割アイコン47が再度タップする操作を受付部21が受け付けた場合
プレビュー領域43の分割の態様が態様Aから態様Bへ変化したあと、態様A及び態様Bのいずれとも異なる別の態様に変化することなく、第1分割部233が態様Aに応じてプレビュー領域43を分割する場合を想定する。更に、態様Aの分割数は、態様Bの分割数より大きいことを前提とする。これらの前提において、画像更新部235は、複数の分割領域44の各々に、態様Bに変化する直前の態様Aにおいてプレビュー領域43に表示した表示画像を表示させる。
【0047】
なお、ユーザUがある分割アイコン47を1回タップし、他の分割アイコン47をタップした後、最初にタップした分割アイコン47を再度タップする操作を受付部21が受け付けた場合において、態様Aは、「第2態様」の一例であり、態様Bは、「第1態様」の一例である。プレビュー領域43の分割の態様が態様Aから態様Bへ変化したあと、態様A及び態様Bのいずれとも異なる別の態様に変化することなく、第1分割部233が、態様Aに応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割する場合は、「第1領域の分割の態様が第2態様から第1態様へ変化したあと、第1分割部が、第2態様に応じて第1領域を複数の分割領域に分割する場合」の一例である。また、態様Bに変化する直前の態様Aは、「第1態様に変化する直前の第2態様」の一例である。
【0048】
例えば、プレビュー領域43の態様が分割アイコン47cに対応する態様から分割アイコン47aに対応する態様へ変化したとする。そして、分割アイコン47cに対応する態様及び分割アイコン47aに対応する態様のいずれとも異なる別の態様に変化することなく、第1分割部233が、分割アイコン47cに対応する態様に応じてプレビュー領域43を分割する前提とする。この前提において、画像更新部235は、複数の分割領域44の各々に、分割アイコン47aに対応する態様に変化する直前の分割アイコン47cに対応する態様に表示した表示画像を表示させる。
【0049】
A-2-2.アプリアイコン49を分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合
ユーザUが、複数のアプリアイコン49のいずれかを、複数の分割領域44のうち一の分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合に、表示画像設定部239は、ドラッグ&ドロップされたアプリアイコン49に対応する表示画像を、ドロップ先の分割領域44に表示させる。なお、ユーザUがアプリアイコン49を分割領域44にドラッグ&ドロップする操作は、「第2アイコンを複数の分割領域のいずれかに関連付ける操作」に相当する。
【0050】
図12は、ユーザUがアプリアイコン49を分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受け付けた場合のプレビュー画面を示す図である。
図12は、分割アイコン47cがタップされた後の状態を示す。
図12の例示において、受付部21が、メールアプリアイコン49_3を分割領域44c3にドラッグ&ドロップする操作を受け付ける。受付部21が前述の操作を受け付けた場合、表示画像設定部239は、メールアプリに対応する表示画像を、分割領域44c3に表示させる。
【0051】
A-2-3.分割領域44の大きさを縮小させる操作を受け付けた場合、又は、分割領域44をダブルタップする操作を受け付けた場合
受付部21が複数の分割領域44のいずれかに対する所定の操作を受け付けた場合に、第2分割部237は、当該分割領域44を2つの分割領域44に分割する。2つの分割領域44の一方が、「第1サブ分割領域」の一例である。2つの分割領域44の他方が、「第2サブ分割領域」の一例である。本実施形態において、分割領域44に対する所定の操作には、分割領域44を縮小させる操作と、分割領域44をダブルタップする操作とが含まれる。以下、分割領域44の大きさを縮小させる動作を受け付けた場合と、分割領域44をダブルタップする操作を受け付けた場合とについてそれぞれ説明する。
【0052】
A-2-3-1.分割領域44の大きさを縮小させる操作を受け付けた場合
受付部21が複数の分割領域44のいずれかの大きさを縮小させる動作を受け付けた場合に、第2分割部237は、当該分割領域44を2つの分割領域44に分割する。分割領域44の大きさを縮小させる操作は、例えば、分割領域44が有する4つの辺のうち、プレビュー領域43が有する4つの辺のいずれかに沿う辺をドラッグして、ドラッグした辺を分割領域44の内側にドロップする操作である。
【0053】
第2分割部237は、前述のドラッグ&ドロップ操作に基づいて、2つの分割領域44の各々の大きさを決定する。より詳細には、第2分割部237は、分割領域44の4つの辺のうち、ドラッグされた辺と、この辺に平行であって、ドロップする操作がなされた位置を通る線分とを辺として有する矩形の領域を、2つの分割領域44の一方の分割領域44として決定する。更に、第2分割部237は、分割領域44のうち一方の分割領域44と重ならない領域を、2つの分割領域44の他方の分割領域44として決定する。
【0054】
分割領域44が2つの分割領域44に分割された後、ユーザUが、複数のアプリアイコン49のいずれかを、2つの分割領域44の一方の分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合に、表示画像設定部239は、ドラッグ&ドロップされたアプリアイコン49に対応する表示画像を、当該アプリアイコン49のドロップ先の分割領域44に表示させる。
【0055】
アイコン制御部231は、第2分割部237によって分割領域44が2つの分割領域44に分割された場合、複数の分割アイコン47及び再分割アイコン51(
図14)を、分割アイコン領域46に更に表示させる。再分割アイコン51は、「第3アイコン」の一例である。再分割アイコン51は、2つの分割領域44(第1サブ分割領域及び第2サブ分割領域)を含む複数の分割領域44にプレビュー領域43を分割した態様に対応する。但し、複数の分割アイコン47のうち、2つの分割領域44を含む複数の分割領域44にプレビュー領域43を分割した態様に対応する分割アイコン47が既にある場合には、アイコン制御部231は、再分割アイコン51を表示させない。
【0056】
図13及び
図14は、分割領域44の大きさを縮小させる操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図である。
図13が示す状態は、分割アイコン47cがタップされた後の状態である。
図13の例示において、ユーザUは、分割領域44c1の上辺を、分割領域44の内側に向けてドラッグ&ドロップしている。
【0057】
図14において、ユーザUが分割領域44c1の上辺を分割領域44の内側に向けてドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けたため、第2分割部237は、ドラッグ&ドロップ操作に基づいて、分割領域44c1を分割領域44f1(「第1サブ分割領域」の一例)と分割領域44f2(「第2サブ分割領域」の一例)とに分割する。更に、アイコン制御部231は、分割領域44f1と分割領域44f2とを含む複数の分割領域44に対応する再分割アイコン51を、分割アイコン領域46に表示させる。
【0058】
A-2-3-2.分割領域44をダブルタップする操作を受付部21が受け付けた場合
受付部21が複数の分割領域44のいずれかをダブルタップする操作を受け付けた場合にも、第2分割部237は、一の分割領域44を2つの分割領域44に分割する。分割領域44をユーザUによってダブルタップする操作は、「分割領域に対する所定の操作」の一例である。
【0059】
第2分割部237は、ユーザUがダブルタップする操作に基づいて、2つの分割領域44の各々の大きさを決定する。より詳細には、第2分割部237は、一の分割領域44の短手方向の2辺のうち、プレビュー領域43が有する4つの辺のいずれかに沿う辺と、この辺に平行であって、ダブルタップされた位置を通る線分とを辺として有する矩形の領域を、2つの分割領域44のうちの一方の分割領域44として決定する。更に、第2分割部237は、一の分割領域44のうち一方の分割領域44と重ならない領域を、2つの分割領域44のうちの他方の分割領域44として決定する。
【0060】
一の分割領域44が2つの分割領域44に分割された後、ユーザUが、複数のアプリアイコン49のうちいずれかを、2つの分割領域44のうちの一方の分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合に、表示画像設定部239は、ドラッグ&ドロップされたアプリアイコン49に対応する表示画像を、アプリアイコン49がドロップされた分割領域44に表示させる。
【0061】
アイコン制御部231は、第2分割部237によって一の分割領域44が2つの分割領域44に分割された場合、複数の分割アイコン47及び再分割アイコン51を、分割アイコン領域46に更に表示させる。但し、分割領域44を縮小させる操作を受け付けた場合と同様に、複数の分割アイコン47のうち、2つの分割領域44を含む複数の分割領域44にプレビュー領域43を分割した態様に対応する分割アイコン47が既にある場合には、アイコン制御部231は、再分割アイコン51を表示させない。
【0062】
図15及び
図16は、ユーザUが分割領域44をダブルタップする操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図である。
図15に示す状態は、分割アイコン47cがタップされた後の状態である。
図15の例示において、ユーザUは、分割領域44c1の中央付近においてダブルタップしている。
【0063】
図15に示されるプレビュー画面において、受付部21は分割領域44c1をダブルタップするユーザUの操作を受け付ける。第2分割部237は、ダブルタップ操作に基づいて、分割領域44e1と分割領域44e2とにプレビュー領域43を分割する。
図16の例示では、分割領域44e1(「第1サブ分割領域」の一例)と、分割領域44e2(「第2サブ分割領域」の一例)と、分割領域44c2と、分割領域44c3とにプレビュー領域43を分割する態様に対応する分割アイコン47eが既にあるため、アイコン制御部231は、再分割アイコン51を表示させない。
【0064】
A-3.情報処理装置1の動作
図17Aから
図20Bまでを用いて、情報処理装置1の動作を説明する。
【0065】
図17A、
図17B及び
図18は、プレビュー画面処理を示すフローチャートである。プレビュー画面処理は、ユーザUの操作によって、プレビュー画面の表示要求を受け付けた場合に実行される。例えば、タッチパネル4がホーム画面を表示している状態においてプレビュー画面の表示要求に対応する操作を受け付けた場合に、情報処理装置1は、プレビュー画面処理を実行する。
【0066】
図21は、プレビュー画面の表示要求に対応する操作を受け付ける例を示す図である。
図21に示す状態において、タッチパネル4は、ホーム画面を表示領域40に表示する。ホーム画面は、ランチャーアイコン領域53と、アプリアイコン領域56とを有する。ランチャーアイコン領域53は、1以上のランチャーアイコン54と、プレビュー画面表示ボタン55とが配置される領域である。ランチャーアイコン54は、ユーザUにタップされることにより、1以上のアプリを実行するアイコンである。ランチャーアイコン54は、起動する1以上のアプリと、表示領域40の分割の態様とを示す。ランチャーアイコン54がタップされた場合、タッチパネル4は、ランチャーアイコン54が示す1以上のアプリの各々に対応する表示画像を、ランチャーアイコン54が示す分割の態様に従って表示する。
【0067】
プレビュー画面表示ボタン55は、ユーザUにタップされることにより、プレビュー画面を表示するボタンである。アプリアイコン領域56には、1以上のアプリアイコン49が配置される。
【0068】
図21の例示では、ランチャーアイコン領域53は、ランチャーアイコン54_1とランチャーアイコン54_2と、プレビュー画面表示ボタン55と、を有する。ランチャーアイコン54_1は、SNSアプリとWebアプリと電話アプリとを実行するアイコンである。ランチャーアイコン54_1は、表示領域40を、左側の分割表示領域41と、右上の分割表示領域41と、右下の分割表示領域41とに分割する態様を示す。更に、ランチャーアイコン54_1は、左側の分割表示領域41にSNSアプリに対応する表示画像を表示し、右上の分割表示領域41にWebアプリに対応する表示画像を表示し、右下の分割表示領域41に電話アプリに対応する表示画像を表示することを示す。ランチャーアイコン54_2は、メモアプリとニュースアプリとを実行するアイコンである。ランチャーアイコン54_2は、表示領域40を、左側の分割表示領域41と、右側の分割表示領域41とに分割する態様を示す。更に、ランチャーアイコン54_2は、左側の分割表示領域41にメモアプリに対応する表示画像を表示し、右側の分割表示領域41にニュースアプリに対応する表示画像を表示することを示す。
【0069】
ユーザUは、1以上のランチャーアイコン54のいずれかのランチャーアイコン54が示す分割の態様とは異なる分割の態様によって表示領域40を分割させたい場合に、プレビュー画面表示ボタン55をタップする。例えば、各ランチャーアイコン54が示す1以上のアプリの組み合わせのいずれとも異なる組み合わせとなるアプリを情報処理装置1に実行させたい場合、又は、1以上のランチャーアイコン54のいずれかが示す1以上のアプリを情報処理装置1に実行させたい場合、プレビュー画面表示ボタン55をタップする。
図21の例では、ユーザUが情報処理装置1に実行させたいアプリの組み合わせが、ランチャーアイコン54_1が示すSNSアプリとWebアプリと電話アプリとの組み合わせ、及び、ランチャーアイコン54_2が示すメモアプリとニュースアプリとの組み合わせとは異なる場合に、ユーザUは、プレビュー画面表示ボタン55をタップする。又は、ユーザUが情報処理装置1に実行させたいアプリの組み合わせが、SNSアプリとWebアプリと電話アプリとの組み合わせであった場合でも、ランチャーアイコン54_1が示す分割の態様とは異なる分割の態様によって表示領域40を分割させたい場合、ユーザUは、プレビュー画面表示ボタン55をタップする。又は、ユーザUが情報処理装置1に実行させたいアプリの組み合わせが、メモアプリとニュースアプリとの組み合わせであった場合でも、ランチャーアイコン54_2が示す分割の態様とは異なる分割の態様によって表示領域40を分割させたい場合、ユーザUは、プレビュー画面表示ボタン55をタップする。
【0070】
プレビュー画面表示ボタン55へのタップ操作により、プレビュー画面の表示要求を受け付けた場合、処理装置2は、タッチパネル4にプレビュー画面を表示させる(ステップS1)。次に、処理装置2は、ユーザUの操作を受け付ける(ステップS3)。処理装置2は、分割領域44の大きさを縮小させる操作、又は、分割領域44をダブルタップする操作を受け付けたか判定する(ステップS5)。ステップS5の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、分割領域再分割処理を実行する(ステップS7)。
【0071】
図19は、分割領域再分割処理を示すフローチャートである。分割領域再分割処理は、大きさを縮小させる操作の対象となった分割領域44、又は、ダブルタップ操作の対象となった分割領域44を、更に分割する処理である。大きさを縮小させる操作の対象となった分割領域44、又は、ダブルタップ操作の対象となった分割領域44を、「再分割対象の分割領域44」と称する。
【0072】
処理装置2は、再分割対象の分割領域44を、2つの分割領域44に分割する(ステップS41)。ステップS41の処理が、第2分割部237の処理に相当する。次に、処理装置2は、現在選択されている分割アイコン47に対応する態様に応じて分割された複数の分割領域44のうち再分割対象の分割領域44以外の残余の分割領域44と、分割した2つの分割領域44とにプレビュー領域43を分割した態様に対応する分割アイコン47が存在するか否かを判定する(ステップS43)。ステップS43の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、プレビュー領域43を分割した態様に対応する分割アイコン47を強調表示させる(ステップS45)。更に、処理装置2は、既存の分割アイコン47を示す分割アイコンIDを、関連付け情報RIに登録する。ステップS45の処理終了後、処理装置2は、
図19に示す一連の処理を終了し、処理をステップS3に戻す。
【0073】
一方、ステップS43の判定結果が否定である場合、処理装置2は再分割アイコン51を生成する(ステップS47)。より詳細には、処理装置2は、再分割アイコン51に対応するレコードSPIRを生成し、生成したレコードSPIRを分割アイコン情報SPIに登録する。再分割アイコン51は、再分割対象の分割領域44以外の残余の分割領域44と、分割した2つの分割領域44とにプレビュー領域43を分割した態様に対応する。
【0074】
ステップS47の処理終了後、処理装置2は、生成した再分割アイコン51を表示(本実施例では強調表示)させる(ステップS49)。更に、処理装置2は、再分割アイコン51を示す分割アイコンIDを、関連付け情報RIに登録する。ステップS47の処理及びステップS49の処理が、アイコン制御部231の処理に相当する。ステップS49の処理終了後、処理装置2は、
図19に示す一連の処理を終了し、処理をステップS3に戻す。
【0075】
説明を
図17Aに戻す。ステップS5の判定結果が否定である場合、処理装置2は、分割アイコン47をユーザUがタップする操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、プレビュー領域分割処理を実行する(ステップS11)。
【0076】
図20A及び
図20Bは、プレビュー領域分割処理を示すフローチャートである。プレビュー領域分割処理は、ユーザUによってタップ操作された分割アイコン47に応じてプレビュー領域43を分割する処理である。処理装置2は、タップされた分割アイコン47に対応する態様に応じてプレビュー領域43を分割する(ステップS61)。ステップS61の処理が、第1分割部233の処理に相当する。次に、処理装置2は、タップされた分割アイコン47を強調表示させる(ステップS63)。更に、処理装置2は、タップされた分割アイコン47を示す分割アイコンIDを、関連付け情報RIに登録する。
【0077】
ステップS63の処理終了後、処理装置2は、分割アイコン47がタップされる前の態様の分割数と比較して、分割アイコン47がタップされた後の態様の分割数が増加したか否かを判定する(ステップS65)。
【0078】
ステップS65の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、分割アイコン47がタップされる前の態様の直前の態様が、タップされた後の態様に一致するか否かを判定する(ステップS67)。ステップS67の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、複数の分割領域44の各々に、分割アイコン47がタップされる前の態様の直前の態様に表示した表示画像を表示する(ステップS69)。更に、処理装置2は、関連付け情報RIの複数の分割領域IDの各々に、分割アイコン47にタップされる前の態様の直前の態様に応じて表示した表示画像に対応するアプリアイコン49のIDを対応付ける。ステップS69の処理が、画像更新部235の処理に相当する。ステップS69の処理終了後、処理装置2は、
図20A及び
図20Bに示す一連の処理を終了し、処理をステップS3に戻す。
【0079】
ステップS67の判定結果が否定である場合、処理装置2は、分割アイコン47がタップされる前の態様に対応する複数の分割領域44に表示された表示画像を、タップされた後の態様に対応する複数の分割領域44のいずれかに表示させる(ステップS71)。ステップS71の処理が、画像更新部235の処理に相当する。更に、処理装置2は、関連付け情報RIの複数の分割領域IDの各々に、各々の分割領域IDが示す分割領域44に表示させた表示画像に対応するアプリアイコン49のIDを対応付ける。ステップS71の処理終了後、処理装置2は、
図20A及び
図20Bに示す一連の処理を終了し、処理をステップS3に戻す。
【0080】
ステップS65の判定結果が否定である場合、処理装置2は、分割アイコン47がタップされる前の態様に対応する複数の分割領域44に表示された表示画像を、タップされた後の態様に対応する複数の分割領域44のいずれかに表示させる(ステップS73)。更に、処理装置2は、関連付け情報RIの複数の分割領域IDの各々に、各々の分割領域IDが示す分割領域44に表示させた表示画像に対応するアプリアイコン49のIDを対応付ける。ステップS65の判定結果が否定である場合とは、分割アイコン47がタップされる前の態様の分割数と、分割アイコン47がタップされた後の態様の分割数とが一致する場合、又は、分割アイコン47がタップされる前の態様の分割数から減少した場合である。ステップS73の処理終了後、処理装置2は、分割アイコン47がタップされる前の態様の分割数と比較して、分割アイコン47がタップされた後の態様の分割数が減少したか否かを判定する(ステップS75)。
【0081】
ステップS75の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、プレビュー領域43に表示されない表示画像に対応するアプリアイコン49を所定領域50に表示する(ステップS77)。ステップS77の処理が、アイコン制御部231の処理に相当する。ステップS77の処理終了後、処理装置2は、
図20A及び
図20Bに示す一連の処理を終了し、処理をステップS3に戻す。
【0082】
ステップS75の判定結果が否定である場合、処理装置2は、
図20A及び
図20Bに示す一連の処理を終了し、処理をステップS3に戻す。ステップS75の判定結果が否定である場合は、分割アイコン47がタップされる前の態様の分割数と、分割アイコン47がタップされた後の態様の分割数が一致する場合である。
【0083】
図17Aにおいて、ステップS9の判定結果が否定である場合、処理装置2は、ユーザUがアプリアイコン49を分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受け付けたか否かを判定する(
図17B;ステップS13)。ステップS13の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、ドロップ先の分割領域44に、アプリアイコン49に対応する表示画像を表示させる(ステップS15)。更に、処理装置2は、関連付け情報RIのドラッグ&ドロップされた分割領域44を示す分割領域IDに、ドラッグ&ドロップされたアプリアイコン49を示すIDを対応付ける。ステップS15の処理が、表示画像設定部239の処理に相当する。ステップS15の処理終了後、処理装置2は、処理をステップS3に戻す。
【0084】
ステップS13の判定結果が否定である場合、処理装置2は、ユーザUが分割領域44内の表示画像を他の分割領域44にドラッグ&ドロップする操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、分割領域内の表示画像と、他の分割領域内の表示画像とを入れ替える(ステップS19)。更に、処理装置2は、関連付け情報RIにおいて、入れ替え対象となった2つの分割領域44を示す分割領域IDに対応付けられたアプリアイコン49のIDを相互に入れ替える。ステップS19の処理終了後、処理装置2は、処理をステップS3に戻す。
【0085】
図22及び
図23は、分割領域44内の表示画像を他の分割領域44にユーザUがドラッグ&ドロップする操作を受付部21が受け付けた場合のプレビュー画面を示す図である。
図22に示す状態は、分割アイコン47cがタップされた後の状態である。
図22の例示において、ユーザUは、分割領域44c1内のSNSアプリに対応する表示画像を、分割領域44c2にドラッグ&ドロップしている。
【0086】
図23において、処理装置2は、SNSアプリに対応する表示画像を分割領域44c2に表示させ、分割領域44c2に表示されていたWebアプリに対応する表示画像を、分割領域44c1に表示させる。
【0087】
図17Bにおいて、ステップS17の判定結果が否定である場合、処理装置2は、複数の分割領域44のうちのいずれかをユーザUがタップする操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS21)。
【0088】
ステップS21の判定結果が肯定である場合、処理装置2は、最後にタップされた分割アイコン47に対応する分割の態様に応じて、表示領域40を分割する(
図18;ステップS23)。より詳細には、処理装置2は、プレビュー画面の表示を停止する。次に、処理装置2は、関連付け情報RIを参照して、最後にタップされた分割アイコン47を特定する。そして、処理装置2は、分割アイコン情報SPIを参照して、特定した分割アイコン47に対応する分割の態様に応じて、表示領域40を分割した分割表示領域41を表示する。
【0089】
ステップS23の処理終了後、処理装置2は、各分割領域44に関連付けられたアプリアイコン49に対応するアプリを実行する(ステップS25)。より詳細には、処理装置2は、関連付け情報RIを参照して、各分割領域44に関連付けられたアプリアイコン49を特定する。次に、処理装置2は、アプリアイコン情報ICIを参照して、特定したアプリアイコン49のアプリ実行文字列を用いて、アプリを実行する。ステップS25の処理終了後、処理装置2は、
図17A、
図17B及び
図18に示す一連の処理を終了する。
【0090】
A-4.実施形態の効果
以上説明したように、実施形態によれば、情報処理装置1は、ユーザUの操作を受け付ける受付部21と、プレビュー領域43(「第1領域」の例)と非プレビュー領域42(「第2領域」の例)とを有する表示領域40に画像を表示させる表示制御部23と、を備える。表示制御部23は、アイコン制御部231と第1分割部233とを、備える。アイコン制御部231は、プレビュー領域43を分割する際の、相異なる複数の態様と1対1に対応付けられた複数の分割アイコン47(「第1アイコン」の例)を分割アイコン領域46に表示させる(「第2領域に表示させる」の例)。第1分割部233は、受付部21が、複数の分割アイコン47のいずれかをタップする操作(「複数の第1アイコンのいずれかを選択する操作」の一例)を受け付けた場合に、タップされた分割アイコン47に対応する態様に応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割する。
【0091】
1つの分割アイコン47は、プレビュー領域43を分割する際の1つの態様にのみ対応するため、分割アイコン47を1つだけ分割アイコン領域46に表示させる態様では、プレビュー領域43を分割する際の多様な分割の態様に対応できない。一方、本実施形態によれば、複数の分割アイコン47を分割アイコン領域46に表示させるため、プレビュー領域43を分割する際の複数の態様に対応できる。
【0092】
また、本実施形態によれば、分割アイコン47を1つだけ分割アイコン領域46に表示させる場合と比較して、表示領域40の分割に係るユーザUの負荷を軽減できる。分割アイコン47を1つだけ分割アイコン領域46に表示させる場合、ユーザUは、1つの分割アイコン47をタップした後、1つの分割アイコン47に対応する分割の態様に応じて分割された複数の分割領域44の位置及び大きさを、ユーザUの所望に応じて調整する必要がある。一方、本実施形態では、ユーザUは、複数の分割アイコン47の中から、ユーザUの所望に応じた分割の態様に応じた分割アイコン47をタップすればよいため、複数の分割領域44の位置及び大きさを調整する必要がない。従って、表示領域40の分割に係るユーザUの負荷を軽減できる。
【0093】
また、アイコン制御部231は、更に、非プレビュー領域42に複数のアプリアイコン49(「第2アイコン」の一例)を表示させる。複数のアプリアイコン49の一部は、1対1に複数の表示画像と対応している。表示制御部23は、更に、表示画像設定部239を備える。表示画像設定部239は、受付部21が、複数のアプリアイコン49のいずれかを複数の分割領域44のいずれかにドラッグ&ドロップする操作(「関連付ける操作」の一例)を受け付けた場合に、ドラッグ&ドロップされたアプリアイコン49に対応する表示画像を、ドロップ先の分割領域44に表示させる。
【0094】
本実施形態によれば、プレビュー画面において、複数の分割領域44の各々に、アプリアイコン49に対応する表示画像を表示させることができるため、ユーザUは、分割後の表示領域40に表示される画像を事前に確認できる。更に、本実施形態では、ユーザUは、1つのプレビュー画面内において、表示領域40の分割の態様と、表示領域40を分割した際の複数の分割表示領域41の各々に表示させるアプリとを決定できる。従って、本実施形態は、ある画面において表示領域40の分割の態様を決定し、別の画面において表示領域40を分割した際の複数の分割表示領域41の各々に表示させるアプリを決定する構成と比較して、表示領域40の分割に係るユーザUの負荷を軽減できる。
【0095】
表示制御部23は、更に、第2分割部237を備える。第2分割部237は、受付部21が複数の分割領域44のいずれかの大きさを縮小させる操作(「複数の分割領域のいずれかに対する所定の操作」の一例)を受け付けた場合に、当該一の分割領域44を2つの分割領域(「第1サブ分割領域及び第2サブ分割領域」の一例)に分割する。表示画像設定部239は、受付部21が、複数のアプリアイコン49のいずれかを、2つの分割領域44の一方にドラッグ&ドロップする操作(「関連付ける操作」の一例)を受け付けた場合に、ドラッグ&ドロップされたアプリアイコン49に対応する表示画像を、アプリアイコン49がドロップ先の分割領域44に表示させる。また、一の分割領域44をダブルタップする操作を受け付けた場合にも、第2分割部237は、一の分割領域44を2つの分割領域44に分割する。
【0096】
本実施形態によれば、ユーザUの操作によって、分割領域44を更に分割させることができるので、既存の分割の態様を利用して、多様な分割の態様を実現できる。よって、ユーザUが、新たな分割の態様を作成する場合と比較して、表示領域40の分割に係るユーザUの負荷を軽減できる。
【0097】
また、アイコン制御部231は、更に、第2分割部237によって、一の分割領域44が2つの分割領域44に分割された場合、複数の分割アイコン47及び再分割アイコン51(「第3アイコン」の一例)を、非プレビュー領域42に表示させる。再分割アイコン51は、2つの分割領域44を含む複数の分割領域44にプレビュー領域43を分割した態様に対応する。
本実施形態によれば、ユーザUは、再分割アイコン51をタップすることにより、複数の分割アイコン47の各々に対応する分割の態様のいずれにもない分割の態様も利用できる。
【0098】
また、プレビュー領域43を分割する複数の態様は、第1態様と、第1態様と異なる第2態様とを含む。第1態様によって定まる複数の分割領域44の数は、第2態様によって定まる複数の分割領域44の数よりも小さい。表示制御部23は、更に、画像更新部235を備える。画像更新部235は、第1態様によって定まる複数の分割領域44の各々に表示画像が表示されている状態において、第1分割部233によって、プレビュー領域43が第2態様に対応する複数の分割領域44に分割された場合、第1態様に対応する複数の分割領域44に表示された各表示画像を、第2態様に対応する複数の分割領域44のいずれかに表示させる。
【0099】
第1態様に対応する複数の分割領域44に表示された各表示画像は、ユーザUによって分割領域44にドラッグ&ドロップされたアプリアイコン49に対応する。第2態様においても、ユーザUは、第1態様に対応する複数の分割領域44に表示された各表示画像に対応するアプリを実行することを希望する可能性が高い。そこで、第1態様に対応する複数の分割領域44に表示された各表示画像を、第2態様に対応する複数の分割領域44のいずれかに表示させることにより、処理装置2は、ユーザUが希望するアプリを実行できる。
【0100】
また、画像更新部235は、プレビュー領域43の分割の態様が第2態様から第1態様へ変化したあと、第1態様及び第2態様のいずれとも異なる別の態様に変化することなく、第1分割部233が、第2態様に応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割する場合(「第1領域の分割の態様が第2態様から第1態様へ変化したあと、第1分割部が、第2態様に応じて第1領域を複数の分割領域に分割する場合」の一例)、当該複数の分割領域44の各々に、第1態様に変化する直前の第2態様(「第1態様に変化する直前の第2態様」の一例)に表示した表示画像を表示させる。
【0101】
第1態様によって定まる複数の分割領域44の数は、第2態様によって定まる複数の分割領域44の数よりも小さいため、1回目の第2態様に応じた複数の分割領域44の各々に表示された表示画像のうち、第1態様に応じて第1分割部233が分割したプレビュー領域43に表示されない1以上の表示画像がある。この表示画像に対応するアプリアイコン49は、ユーザUによって分割領域44にドラッグ&ドロップされたものである。従って、このアプリアイコン49に対応するアプリも、ユーザUが実行することを希望する可能性が高い。そこで、2回目の第2態様に応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割する場合に、複数の分割領域44の各々に、1回目(直前の)の第2態様に表示した表示画像を表示させることにより、処理装置2は、ユーザUが実行を希望するアプリを実行できる。
【0102】
また、アイコン制御部231は、プレビュー領域43の分割の態様が、第2態様から第1態様へ変化する場合、第2態様に応じて第1分割部233が分割した第1領域に表示制御部23が表示させた複数の表示画像のうち、第1態様に応じて第1分割部233が分割した第1領域に表示されない1以上の表示画像に1対1に対応する1以上のアプリアイコン49を所定領域50(「第2領域」の例)に表示させる。
【0103】
上述のように、第2態様に応じた複数の分割領域44の各々に表示された表示画像のうち、第1態様に応じて第1分割部233が分割したプレビュー領域43に表示されない1以上の表示画像がある。ユーザUは、この表示画像を、第1態様に応じて第1分割部233が分割したプレビュー領域43に表示された表示画像よりも優先的に分割領域44に表示させたい場合がある。そこで、アイコン制御部231は、プレビュー領域43に表示されない1以上の表示画像に対応するアプリアイコン49を所定領域50に表示させる。ユーザUが、所定領域50に表示されたアプリアイコン49を分割領域44にドラッグ&ドロップすることにより、処理装置2は、所定領域50に表示されたアプリアイコン49に対応する表示画像を分割領域44に表示できる。
【0104】
プレビュー領域43に表示されない1以上の表示画像に対応するアプリアイコン49は、アプリアイコン領域48にも存在する。しかしながら、本実施形態のように、プレビュー領域43に表示されない1以上の表示画像に対応するアプリアイコン49を所定領域50に表示させることにより、所定領域50に表示させたアプリアイコン49が、一度ドラッグ&ドロップされたアイコンであることをユーザUに認識させることができる。
【0105】
B.変形例
本開示は、以上に例示した実施形態に限定されない。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を併合してもよい。
【0106】
B-1.第1変形例
実施形態において、プレビュー領域43の分割の態様が態様Aから態様Bへ変化したあと、態様A及び態様Bのいずれとも異なる別の態様に変化することなく、第1分割部233が、態様Aに応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割し、且つ、態様Aの分割数が、態様Bの分割数より大きい場合について説明した。この場合、実施形態では、画像更新部235は、複数の分割領域44の各々に、態様Bに変化する直前の態様Aに表示した表示画像を表示させたが、これに限らない。例えば、プレビュー領域43の分割の態様が態様Aから態様Bへ変化したあと、態様A及び態様Bのいずれとも異なる別の態様に変化し、第1分割部233が、態様Aに応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割したとする。この場合においても、複数の分割領域44の各々に、態様Bに変化する前の態様Aに表示した表示画像を表示させてもよい。
【0107】
例えば、プレビュー領域43の態様が分割アイコン47cに対応する態様から分割アイコン47aに対応する態様へ変化し、更に、分割アイコン47dに対応する態様に変化したあと、第1分割部233が、分割アイコン47cに対応する態様に応じてプレビュー領域43を複数の分割領域44に分割したとする。この場合、画像更新部235は、複数の分割領域44の各々に、分割アイコン47aに対応する態様に変化する前の分割アイコン47cに対応する態様に表示した表示画像を表示させる。
【0108】
B-2.第2変形例
実施形態及び第1変形例では、プレビュー画面表示中に情報処理装置1が回転した場合について特に規定していないが、ユーザUに対して見やすくなるようにプレビュー画面の内容を更新してもよい。
【0109】
図24は、第2変形例における情報処理装置1Aの構成を示すブロック図である。情報処理装置1Aは、例えば、処理装置2A、計時装置3、タッチパネル4、記憶装置6A、通信装置8、及び、加速度センサ9を備える。
【0110】
処理装置2Aは、情報処理装置1Aの全体を制御するプロセッサであり、例えば、単数又は複数のチップで構成される。記憶装置6Aは、処理装置2Aが読取可能な記録媒体である。記憶装置6Aは、処理装置2が実行する制御プログラムPRAを含む複数のプログラム、アプリアイコン情報ICI、分割アイコン情報SPI、関連付け情報RI、及び、処理装置2Aが使用する各種の情報などを記憶する。
【0111】
加速度センサ9は、情報処理装置1Aにかかる加速度を計測する。加速度センサ9は、例えば、互いに直交する3軸の各方向の加速度を計測するセンサが好適に用いられる。ジャイロセンサとしては、例えば、互いに直交する3軸の各軸まわりの角速度又は角加速度を計測するセンサが好適に用いられる。加速度センサ9が3軸の各方向にかかる重力加速度を計測することにより、処理装置2Aは、情報処理装置1Aにかかる重力の方向を特定できる。そして、処理装置2Aは、情報処理装置1Aにかかる重力の方向に基づいて、情報処理装置1Aの傾きを特定する。なお、情報処理装置1Aは、加速度センサ9の替わりに、角速度センサを有してもよい。
【0112】
図25は、第2変形例における情報処理装置1Aの機能を示す図である。処理装置2Aは、記憶装置6から制御プログラムPRAを読み出し、読み出した制御プログラムPRAを実行することによって、受付部21、表示制御部23A、及び、特定部25として機能する。表示制御部23Aは、アイコン制御部231と、第1分割部233と、画像更新部235Aと、第2分割部237と、表示画像設定部239とを有する。
【0113】
特定部25は、加速度センサ9が計測した加速度に基づいて、情報処理装置1Aの傾きを特定する。そして、特定部25は、情報処理装置1Aの傾きに基づいて、表示領域40が有する4つの辺のうち、重力方向においてユーザUの真上に最も近い辺を特定する。
【0114】
画像更新部235Aは、複数のアプリアイコン49の各々の向きを、複数のアプリアイコン49の上方向が、表示領域40の重心から特定部25が特定した辺に向かう方向と一致するように調整する。複数の分割アイコン47の各々の向きについては調整しない。重心とは、平面視したときに、対象となる形状において断面1次モーメントの総和がゼロになる地点をいい、形状が矩形であれば対角線の交点をいう。また、画像更新部235Aは、複数の分割領域44に表示させた表示画像の向きを、複数の表示画像の上方向が、表示領域40の重心から特定部25が特定した辺に向かう方向と一致するように調整する。
図26及び
図27を用いて、アプリアイコン49の調整例について説明する。
【0115】
図26は、情報処理装置1Aの傾きがゼロである場合のプレビュー画面を示す図である。
図26が示す状態は、分割アイコン47cがタップされた後の状態である。情報処理装置1Aの傾きがゼロである場合、表示領域40が有する4つの辺のうち、重力方向においてユーザUの真上に最も近い辺は、表示領域40の上辺である。
図26及び
図27の例示の場合、画像更新部235Aは、複数のアプリアイコン49の各々の向きを調整しない。
【0116】
図27は、情報処理装置1Aの傾きが反時計方向に90度である場合のプレビュー画面を示す図である。
図27の例示において、表示領域40が有する4つの辺のうち、重力方向においてユーザUの真上に最も近い辺が、
図26における表示領域40の右辺である。従って、画像更新部235Aは、複数のアプリアイコン49の各々の向きを、複数のアプリアイコン49の上方向が、表示領域40の重心から表示領域40の右辺に向かう方向に一致するように調整する。更に、画像更新部235Aは、複数の表示画像の向きを、複数の表示画像の上方向が、表示領域40の重心から、
図26における表示領域40の右辺に向かう方向に一致するように調整する。
【0117】
図27の例示では、画像更新部235Aは、複数のアプリアイコン49の各々を時計回りに90度回転させる。更に、画像更新部235Aは、複数の表示画像の各々を時計回りに90度回転させる。
【0118】
以上、第2変形例によれば、情報処理装置1Aが反時計回りに90度回転した場合であっても、処理装置2は、ユーザUに見やすい状態にプレビュー画面を設定できる。情報処理装置1Aが時計回りに90度回転した場合であっても、反時計回りに90度回転した場合と同様に、ユーザUに見やすい状態にプレビュー画面を設定できる。また、処理装置2Aは、複数の分割アイコン47の各々の向きについて調整しない。従って、プレビュー画面内の全ての向きについて調整する場合と比較して、処理負荷を軽減できる。
【0119】
B-3.第3変形例
実施形態、第1変形例、及び、第2変形例では、情報処理装置1は折り畳み可能であって、折り畳んだ際の外側の面のみにタッチパネル4が設けられていたが、これに限らない。例えば、情報処理装置1は、折り畳んだ際の外側の面及び内側の面の両方にタッチパネル4が設けられていてもよい。
【0120】
図28は、第3変形例における情報処理装置1Bの外観を示す斜視図である。情報処理装置1Bは、タッチパネル4aと、タッチパネル4bとを有する。
図28に示す情報処理装置1Bは、折り畳まれた状態である。情報処理装置1Bが折り畳まれた状態において、タッチパネル4aは、情報処理装置1Bの外側の面に設けられ、タッチパネル4bは、情報処理装置1Bの内側の面に設けられる。
【0121】
図29は、展開された情報処理装置1Bの外観を示す平面図である。情報処理装置1が展開された状態において、ユーザUは、タッチパネル4bに接触することにより、情報処理装置1Bを操作する。
【0122】
上述の実施形態、第1変形例、及び、第2変形例は、折り畳み可能な情報処理装置1に限らず、折り畳み可能でない情報処理装置に対しても適用することができる。具体的には、情報処理装置1としては、任意の情報処理装置を採用することができ、例えば、パーソナルコンピュータ等の端末型の情報機器であってもよいし、ノートパソコン、ウェアラブル端末及びタブレット端末等の可搬型の情報端末であってもよい。
【0123】
B-4.第4変形例
上述の各態様では、分割アイコン領域46は、非プレビュー領域42のうち、プレビュー領域43の下方に位置し、アプリアイコン49は、非プレビュー領域42のうち、分割アイコン領域46の下方に位置したが、これに限らない。例えば、分割アイコン領域46は、非プレビュー領域42のうち、プレビュー領域43の左右の一方に位置し、アプリアイコン49は、非プレビュー領域42のうち、プレビュー領域43の左右の他方に位置してもよい。
【0124】
B-5.第5変形例
上述の各態様では、一の分割アイコン47を選択する操作の一例として、一の分割アイコン47をユーザUがタップする操作を記載したが、これに限らない。一の分割アイコン47を選択する操作の他の例は、一の分割アイコン47をユーザUが所定期間以上長押しする操作である。
【0125】
B-6.第6変形例
上述の各態様では、分割領域44を更に分割させる所定の操作として、分割領域44を縮小させる操作を受け付けた場合と、分割領域44をダブルタップする操作とを記載したが、これに限らない。所定の操作の他の例は、分割領域44をユーザUがピンチインする操作である。
【0126】
B-7.第7変形例
上述の各態様では、プレビュー領域43にアプリアイコン49を表示させたが、アプリアイコン49を表示させなくてもよい。
【0127】
図30は、第7変形例における情報処理装置1Cにおけるプレビュー画面の一例を示す図である。情報処理装置1Cにおいて、第7変形例における非プレビュー領域42Cは、分割アイコン領域46を有し、アプリアイコン領域48を有さない点が、上述した実施形態と相違する。ユーザUは、複数の分割アイコン47の中から、所望する分割の態様に対応する分割アイコン47をタップする。次に、ユーザUは、タップされた分割アイコン47に対応する分割の態様に応じてプレビュー領域43を分割した複数の分割領域44のいずれかをタップする。ユーザUがタップする操作を受付部21が受け付けることにより、情報処理装置1Cの処理装置2は、タップされた分割アイコン47に対応する分割の態様に応じて表示領域40を分割する。ユーザUは、プレビュー画面とは異なる画面に、表示領域40にアプリを関連付ける画面を表示させる操作を行う。
以上、第7変形例によれば、実施形態と同様に、表示領域40の分割に係るユーザUの負荷を抑制できる。
【0128】
B-8:その他の変形
(1)上述した各態様の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0129】
(2)上述した各態様における処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾のない限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0130】
(3)上述した各態様において、入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0131】
(4)上述した各態様において、判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0132】
(5)上述した各態様では、記憶装置6は、処理装置2が読取可能な記録媒体であり、ROM及びRAMなどを例示したが、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、データベース、サーバその他の適切な記憶媒体である。また、プログラムは、ネットワークから送信されても良い。また、プログラムは、電気通信回線を介して通信網から送信されても良い。記憶装置6Aも、記憶装置6と同様である。
【0133】
(6)上述した各態様は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
【0134】
(7)上述した各態様において、説明した情報及び信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上述の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
【0135】
(8)
図8、及び、
図25に例示された各機能は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能は、単体の装置によって実現されてもよいし、相互に別体で構成された2個以上の装置によって実現されてもよい。
【0136】
(9)上述した各実施形態で例示したプログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称によって呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順又は機能等を意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0137】
(10)上述した各実施形態において、情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。
【0138】
(11)上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。更に、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。
【0139】
(12)上述した各実施形態において、情報処理装置1は、移動局である場合が含まれる。移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0140】
(13)上述した各実施形態において、「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0141】
(14)本明細書で使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。従って、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0142】
(15)上述した各実施形態において「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。更に、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0143】
(16)本願の全体において、例えば、英語におけるa、an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数を含む。
【0144】
(17)本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されないことは当業者にとって明白である。本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。従って、本明細書の記載は、例示的な説明を目的とし、本発明に対して何ら制限的な意味を有さない。また、本明細書に例示した態様から選択された複数の態様を組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0145】
1,1A,1B…情報処理装置、21…受付部、23,23A…表示制御部、40…表示領域、42…非プレビュー領域、43…プレビュー領域、44…分割領域、46…分割アイコン領域、47…分割アイコン、49…アプリアイコン、51…再分割アイコン、231…アイコン制御部、233…第1分割部、235,235A…画像更新部、…画像更新部、237…第2分割部、239…表示画像設定部、U…ユーザ