IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特許7478844表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器
<>
  • 特許-表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器 図1
  • 特許-表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器 図2
  • 特許-表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器 図3
  • 特許-表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器 図4
  • 特許-表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器 図5
  • 特許-表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器 図6
  • 特許-表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-24
(45)【発行日】2024-05-07
(54)【発明の名称】表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/20 20060101AFI20240425BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20240425BHJP
   G09G 3/32 20160101ALI20240425BHJP
   G09G 3/3208 20160101ALI20240425BHJP
   G09G 3/3225 20160101ALI20240425BHJP
   G09G 3/36 20060101ALI20240425BHJP
【FI】
G09G3/20 623D
G02F1/133 505
G09G3/20 611J
G09G3/20 621A
G09G3/20 621M
G09G3/20 642A
G09G3/32 A
G09G3/3208
G09G3/3225
G09G3/36
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022568832
(86)(22)【出願日】2021-04-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-16
(86)【国際出願番号】 CN2021091043
(87)【国際公開番号】W WO2022021979
(87)【国際公開日】2022-02-03
【審査請求日】2022-11-11
(31)【優先権主張番号】202010745402.X
(32)【優先日】2020-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517380215
【氏名又は名称】北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Chipone Technology (Beijing) Co.,Ltd
【住所又は居所原語表記】Building 56,No.2 North Jing Yuan Street, Beijing Economic Technological Development Area,Daxing District,Beijing 100176,China
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100229264
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 正一
(72)【発明者】
【氏名】リン リータン
(72)【発明者】
【氏名】スウ チアウェイ
【審査官】西島 篤宏
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107045858(CN,A)
【文献】特開2018-189942(JP,A)
【文献】特開2009-230103(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104361878(CN,A)
【文献】特開平07-318898(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0190188(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/00 - 3/38
G02F 1/133
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示パネルに用いられる表示駆動方法であって、
前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することと、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することと、
前記表示制御信号に基づいて、前記各表示ドットの第2の充電時間長を調整することとを含み、
前記第2の充電時間長を調整することは、
前記各表示ドットが到達可能な電位のうち最も低い表示ドットの電位に他の表示ドットの最終電位が近くまたは一致するように、前記他の表示ドットの前記第2の充電時間長を調整することを含むことを特徴とする表示駆動方法。
【請求項2】
前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することは、
前記表示パネルにおける回路部品の配置方式を含む前記表示パネルの回路配置に基づいて、前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離を決定することと、
前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することとを含むことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動方法。
【請求項3】
前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することは、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、予め設定された充電時間長と表示制御信号との対応関係により、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動方法。
【請求項4】
前記各表示ドットの第1の充電時間長および第2の充電時間長は、前記表示制御信号の有効区間の位置する時間範囲内にあり、前記有効区間は、前記表示制御信号の立ち上がりエッジ区間または立ち下がりエッジ区間を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動方法。
【請求項5】
表示パネルに用いられる表示駆動装置であって、
前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定するための時間長決定モジュールと、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成するための信号生成モジュールと、
前記表示制御信号に基づいて、前記各表示ドットの第2の充電時間長を調整するための制御起動モジュールとを含み、
前記制御起動モジュールが前記第2の充電時間長を調整することは、
前記各表示ドットが到達可能な電位のうち最も低い表示ドットの電位に他の表示ドットの最終電位が近くまたは一致するように、前記他の表示ドットの前記第2の充電時間長を調整することを含むことを特徴とする表示駆動装置。
【請求項6】
前記時間長決定モジュールは、さらに、
前記表示パネルにおける回路部品の配置方式を含む前記表示パネルの回路配置に基づいて、前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離を決定し、
前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定するために用いられることを特徴とする請求項5に記載の表示駆動装置。
【請求項7】
前記信号生成モジュールが前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することは、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、予め設定された充電時間長と表示制御信号との対応関係により、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することを含むことを特徴とする請求項5に記載の表示駆動装置。
【請求項8】
前記各表示ドットの第1の充電時間長および第2の充電時間長は、前記表示制御信号の有効区間の位置する時間範囲内にあり、前記有効区間は、前記表示制御信号の立ち上がりエッジ区間または立ち下がりエッジ区間を含むことを特徴とする請求項5に記載の表示駆動装置。
【請求項9】
表示コンポーネントと、
請求項5~8のいずれか1項に記載の表示駆動装置とを含むことを特徴とする表示パネル。
【請求項10】
前記表示コンポーネントは、液晶表示コンポーネント、発光ダイオード表示コンポーネント、有機発光ダイオード(OLED)表示コンポーネント、量子ドット、mini LED、Micro LEDおよびMicro OLEDのうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項9に記載の表示パネル。
【請求項11】
請求項9または10に記載の表示パネルを含むことを特徴とする電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示技術分野に関し、特に、表示駆動方法、装置、表示パネルおよび電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
電子産業が益々発達するに伴い、表示パネルはすでに現在の表示機器の重要な部分となっている。ここで、表示パネルは、表示駆動チップと複数の表示ドットとを含み、表示パネルは、表示駆動チップの表示制御信号によって各表示ドットの起動を制御する。
【0003】
表示パネルのサイズ、解像度及びリフレッシュレートの向上に伴い、表示制御信号の有効区間はますます短くなり、従来の表示パネルが表示制御信号を出力する時間は一定であるが、異なる位置の表示ドットに対応する回路負荷(例えば、抵抗容量負荷)は一致せず、同一時間帯において、異なる位置の表示ドットが到達する電位状態が一致しないため、表示効果に影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
この状況に鑑みて、本開示は、表示パネルに用いられる表示駆動方法であって、
前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することと、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することと、
前記表示制御信号に基づいて、前記各表示ドットの第2の充電時間長を調整することとを含む表示駆動方法を提出した。
【0005】
可能な一実施形態では、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することは、
前記表示パネルにおける回路部品の配置方式を含む前記表示パネルの回路配置に基づいて、前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離を決定することと、
前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することとを含む。
【0006】
可能な一実施形態では、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することは、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、予め設定された充電時間長と表示制御信号との対応関係により、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することを含む。
【0007】
可能な一実施形態では、前記各表示ドットの第1の充電時間長および第2の充電時間長は、前記表示制御信号の有効区間の位置する時間範囲内にあり、前記有効区間は、前記表示制御信号の立ち上がりエッジ区間または立ち下がりエッジ区間を含む。
【0008】
本開示の他の態様は、表示パネルに用いられる表示駆動装置であって、
前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定するための時間長決定モジュールと、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成するための信号生成モジュールと、
前記表示制御信号に基づいて、前記各表示ドットの第2の充電時間長を調整するための制御起動モジュールとを含む表示駆動装置を提供した。
【0009】
可能な一実施形態では、前記時間長決定モジュールは、さらに、
前記表示パネルにおける回路部品の配置方式を含む前記表示パネルの回路配置に基づいて、前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離を決定し、
前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定するために用いられる。
【0010】
可能な一実施形態では、前記信号生成モジュールが前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することは、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、予め設定された充電時間長と表示制御信号との対応関係により、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することを含む。
【0011】
可能な一実施形態では、前記各表示ドットの第1の充電時間長および第2の充電時間長は、前記表示制御信号の有効区間の位置する時間範囲内にあり、前記有効区間は、前記表示制御信号の立ち上がりエッジ区間または立ち下がりエッジ区間を含む。
【0012】
本開示の別の態様は、
表示コンポーネントと、
上記のような表示駆動装置とを含む表示パネルを提供した。
【0013】
可能な一実施形態では、前記表示コンポーネントは、液晶表示コンポーネント、発光ダイオード表示コンポーネント、OLED(Organic Light Emitting Diode、有機発光ダイオード)表示コンポーネント、量子ドット、mini LED、Micro LEDおよびMicro OLEDのうちの少なくとも1種を含む。
【0014】
本開示の他の態様は、上記のような表示パネルを含む電子機器を提供した。
【0015】
本開示の実施例による表示駆動方法は、各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、各表示ドットに対応する表示制御信号を生成し、各表示ドットの第2の充電時間長を調整することにより、表示パネルの表示の一致性を確保することができる。
【0016】
以下、例示的な実施例について図面を参照しつつ詳細に説明することによって、本開示の他の特徴及び態様は、明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
明細書に含まれ、明細書の一部となる図面は、明細書と共に、本開示の例示的な実施例、特徴及び態様を示すものであって、本開示の原理を解釈するものである。
図1】本開示の実施例による表示駆動方法のフローの模式図を示す。
図2】本開示の実施例による表示パネルのアーキテクチャの模式図を示す。
図3】本開示の実施例による表示制御信号の模式図を示す。
図4】本開示の実施例による表示制御信号と電位変化との対応関係の模式図を示す。
図5】本開示の実施例による表示駆動装置の構成模式図を示す。
図6】本開示の実施例による表示パネルの構成模式図を示す。
図7】本開示の実施例による電子機器の構成模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本開示による様々な例示的な実施例、特徴及び態様について図面を参照しつつ詳細に説明する。図面において、同じ符号は、機能が同じまたは類似する要素を示す。図面には実施例の様々な態様が示されているが、特に明記されていない限り、図面は、必ずしも原寸に比例しているとは限らない。
【0019】
ここでの用語「例示的」とは、「例、実施例として用いられることまたは説明的なもの」を意味する。ここで「例示的」に説明されるいかなる実施例は、必ずしも他の実施例より好ましいまたは優れたものであると解釈されるとは限らない。
【0020】
また、本開示をより良く説明するために、以下の具体的な実施形態において、多くの具体的な細部が示されている。当業者であれば、何らかの具体的な細部がなくても、本開示は同様に実施できることを理解すべきである。いくつかの実例において、本開示の主旨を強調するために、当業者によく知られている方法、手段、要素、および回路については、詳細に説明されていない。
【0021】
可能な一実施形態では、本開示の実施例による表示パネルは、表示駆動チップと、複数の表示ドットと、表示コンポーネントとを含んでもよい。ここで、表示駆動チップは、タッチコントロールチップを含んでもよく、タッチコントロールチップは、タッチコントロール端末に用いられてもよく、表示ドットの数は、表示パネルの解像度に対応してもよく、表示コンポーネントは、液晶表示コンポーネント、発光ダイオード表示コンポーネントおよびOLED(Organic Light Emitting Diode、有機発光ダイオード)表示コンポーネントのうちの少なくとも1種を含んでもよい。なお、本開示の実施例では、表示パネル、表示駆動チップ、表示ドット及び表示コンポーネントのタイプについて限定しない。
【0022】
可能な一実施形態では、本開示の実施例による表示駆動方法は、表示パネルの表示駆動チップに用いられてもよい。例示的に、本開示の実施例による表示駆動方法は、例えば加算器、乗算器などの複数の計算ユニットを含みうる専用のハードウェア回路によって実現されてもよいし、汎用の処理ハードウェア(例えば、マイクロコントローラユニット(Microcontroller Unit、MCUと略称する)、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)など)によって、対応する作動手順を実行するように実行可能なロジック命令と組み合わせて実現されてもよい。本開示はこれについて限定しない。
【0023】
図1は、本開示の実施例による表示駆動方法のフローの模式図を示す。本開示の実施例による表示駆動方法は、表示パネルに用いられてもよい。図1に示すように、前記方法は、
前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定するステップS101と、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成するステップS102と、
前記表示制御信号に基づいて、前記各表示ドットの第2の充電時間長を調整するステップS103とを含む。
【0024】
可能な一実施形態では、第1の充電時間長は、表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置によって決定されるものであってもよく、第2の充電時間長は、異なる位置の表示ドットがその対応する目標電位に到達するまでの充電時間長を含んでもよく、第1の充電時間長は、第2の充電時間長と同じであってもよい。本開示の実施例では、第1の充電時間長と第2の充電時間長のタイプについて限定しない。
【0025】
可能な一実施形態では、ステップS101において、表示パネルの異なる位置にある表示ドットに対応する回路負荷(例えば、抵抗容量負荷)は一致せず、異なる位置の表示ドットの第1の充電時間長は異なる可能性がある。それに応じて、表示パネルの異なる位置にある表示ドットは、その対応する目標電位に到達するまでの充電時間長、すなわち、第2の充電時間長も異なる可能性がある。なお、各表示ドットに対応する目標電位は、同じであってもよく、異なってもよい。本開示の実施例では、これに対して限定しない。
【0026】
図2は、本開示の実施例による表示パネルのアーキテクチャの模式図を示す。図2に示すように、A、B、Cは、それぞれ異なる表示ドットを示し、Dは、アンプを示してもよい。例示的に、回路負荷が抵抗容量負荷である場合を例とすると、表示ドットと表示駆動チップとの距離が近いほど、表示ドットに対応する抵抗容量負荷が小さくなり、その対応する目標電位に到達するまでに必要な時間長も短くなりうる。それに応じて、表示ドットと表示駆動チップとの距離が遠いほど、表示ドットに対応する抵抗容量負荷が大きくなり、その対応する目標電位に到達するまでに必要な時間長も長くなりうる。
【0027】
1つの可能な実施形態では、各表示ドットの抵抗容量負荷が大きいほど、各表示ドットがその対応する目標電位に到達するまでの第2の充電時間長が長くなり、各表示ドットの抵抗容量負荷が小さいほど、各表示ドットがその対応する目標電位に到達するまでの第2の充電時間長が短くなりうる。例えば、表示パネルにおける表示ドットがAとBである場合を例とすると、表示ドットAから表示駆動チップまでの距離がより近く、表示ドットBから表示駆動チップまでの距離がより遠く、且つ表示ドットAと表示ドットBの目標電位が同じであると仮定すると、表示ドットAが0Vから目標電位に到達するまでの第2の充電時間長は1usで、表示ドットBが0Vから目標電位に到達するまでの第2の充電時間長は3usでありうる。なお、各表示ドットに対応する目標電位が異なる可能性があり、異なる表示ドットに対応する抵抗容量負荷が異なるが、その対応する目標電位に到達するまでの第2の充電時間長は同じである可能性がある。本開示の実施例では、これについて限定しない。
【0028】
例示的に、前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を、履歴データからまたはリアルタイム測定によって決定するようにしてもよい。本開示の実施例では、各表示ドットの第1の充電時間長を決定する実施形態について限定しない。
【0029】
表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置により、各表示ドットの第1の充電時間長を決定し、各表示ドットがすべてその対応する目標電位に到達するように、表示ドットに対応する表示制御信号の出力時間を動的に調整することができる。
【0030】
可能な一実施形態では、ステップS102において、各表示ドットはいずれも対応する表示制御信号を有する。表示制御信号は、方形波信号を含んでもよい。図3は、本開示の実施例による表示制御信号の模式図を示す。ここで、図3において、T1は、立ち上がりエッジ区間を示し、T2は、立ち下がりエッジ区間を示してもよい。なお、本開示の実施例では、表示制御信号の具体的な形態を限定しない。
【0031】
各表示ドットはいずれも対応する表示制御信号を有し、表示制御信号によって各表示ドットを正確に調整することにより、表示パネルの表示効果を確保することができる。
【0032】
可能な一実施形態では、ステップS103において、表示制御信号が対応する表示ドットに到達すると、当該表示ドットは、充電を開始し、表示制御信号に基づいて各表示ドットの第2の充電時間長を調整することができる。
【0033】
例示的に、各表示ドットに対応する表示制御信号に基づいて、各表示ドットの第2の充電時間長が表示制御信号の有効区間の位置する時間範囲内にあるように制御するようにしてもよい。
【0034】
ここで、表示制御信号の有効区間は、前記表示制御信号の立ち上がりエッジ区間または立ち下がりエッジ区間を含むが、これらに限らない。
【0035】
例示的に、各表示ドットの第1の充電時間長は、予め設定されてもよい。本開示の実施例では、各表示ドットの第1の充電時間長の設定方式について限定しない。図3に示すように、T1は、立ち上がりエッジ区間の位置する時間範囲を示し、T2は、立ち下がりエッジ区間の位置する時間範囲を示してもよい。実際の応用において、表示パネルのサイズ、解像度およびリフレッシュレートの向上に伴い、表示制御信号の有効区間(表示制御信号の立ち上がりエッジ区間または立ち下がりエッジ区間)はますます短くなるが、表示ドットは、有効区間の位置する時間範囲内で電位を上げたり、有効区間の位置する時間範囲内で電位を下げたりしてもよい。
【0036】
表示ドットが有効区間の位置する時間範囲内で電位を上げる場合を例とすると、表示駆動チップからの距離が遠い一部の表示ドットは、有効区間の位置する時間範囲内でその対応する予め設定された電位に到達できず、最終的には表示パネル全体の表示効果が一致しなくなる。ここで、予め設定された電位は、表示ドットが到達可能な所望の電位であり、予め設定された電位は、目標電位と同じであってもよく、目標電位と異なってもよく、本開示の実施例ではこれについて限定しない。表示制御信号に基づいて各表示ドットの第二の充電時間長を制御することは、この問題を効果的に克服することができ、具体的には以下のとおりである。
【0037】
可能な一実施形態では、表示ドットがA、B、Cであり、有効区間の位置する時間範囲が3.5usである場合を例とすると、表示ドットA、B、Cの予め設定された電位が同じで、いずれも8Vであり、且つ表示ドットAと表示駆動チップとの距離が最も近く、表示ドットBと表示駆動チップとの距離が二番目に近く、表示ドットCと表示駆動チップとの距離が最も遠いと仮定すると、表示ドットAが予め設定された電位に到達するまでの第二の充電時間長は1usで、表示ドットBが予め設定された電位に到達するまでの第二の充電時間長は2usで、表示ドットCが予め設定された電位に到達するまでの第二の充電時間長は3usであり、表示制御信号によって各表示ドットの第二の充電時間長を制御することは、表示駆動チップから遠い表示ドットが有効区間の位置する時間範囲内で予め設定された電位に到達できず、最終的には表示パネル全体の表示効果が一致しなくなるという悪影響をなくすことができる。
【0038】
例示的に、表示ドットCと表示駆動チップとの距離が最も遠いため、その分抵抗容量負荷も大きく、表示ドットCは予め設定された電位に到達できない可能性があり、有効区間の位置する時間範囲内で表示ドットCが到達可能な電位は7.5Vでありうるが、他の2つの表示ドットは、表示駆動チップから比較的に近いので、有効区間の位置する時間範囲内で予め設定された電位に到達することができる。表示パネルの表示効果を一致させるために、有効区間の位置する時間範囲内で表示ドットA、B、Cの最終電位がすべて7.5Vとなるように、他の2つの表示ドットの第2の充電時間長を制御することができる。
【0039】
図4は、本開示の実施例による表示制御信号と電位変化との対応関係の模式図を示す。図4に示すように、表示ドットCがその対応する表示制御信号を受けると、それと同時に、充電を開始するように表示ドットCを制御し、表示ドットBがその対応する表示制御信号を受けると、1us遅延して充電を開始するように表示ドットBを制御し、表示ドットAがその対応する表示制御信号を受けると、2us遅延して充電を開始するように表示ドットAを制御することにより、有効区間の位置する時間範囲内で表示ドットA、B、Cがすべて同じ目標電位に到達できることを確保する。
【0040】
また、各表示ドットの第2の充電時間長に基づいて、表示制御信号の有効区間の時間長を制御してもよい。例示的に、表示ドットAが予め設定された電位8Vに到達するまでに必要な時間が1usである場合、表示ドットAの最終的な電位が7.5Vになるように、表示制御信号の有効区間の時間長を0.8usに変更してもよい。
【0041】
表示制御信号に基づいて各表示ドットの第2の充電時間長を調整することにより、表示パネルの画面表示品質を改善することができるだけでなく、表示パネルの温度および電磁干渉を効果的に低減することもできる。
【0042】
可能な一実施形態では、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することは、
前記表示パネルの回路配置に基づいて、前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離を決定することと、
前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定することとを含む。
【0043】
例示的に、前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離に基づいて、各表示ドットの第1の充電時間長を決定してもよい。ここで、前記各表示ドットの第1の充電時間長は、履歴データの検索またはリアルタイム測定によって決定してもよい。本開示の実施例では、各表示ドットの第1の充電時間長を決定する実施形態について限定しない。
【0044】
表示パネルにおける表示ドットがAとBである場合を例とすると、表示ドットAと表示駆動チップとの距離がより近く、表示ドットBと表示駆動チップとの距離がより遠いと仮定すると、リアルタイム測定によって、表示ドットAと表示ドットBの第1の充電時間長を決定してもよく、例えば、計器により表示ドットAと表示ドットBの第1の充電時間長を直接測定してもよい。本開示の実施例では、各表示ドットの第1の充電時間長を決定する実施形態について限定しない。
【0045】
可能な一実施形態では、ステップS102において、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することは、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、予め設定された充電時間長と表示制御信号との対応関係により、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することを含む。
【0046】
例示的に、表示パネルの表示駆動チップに充電時間長と表示制御信号との対応関係を予め記憶してもよい。ここで、充電時間長と表示制御信号との対応関係の表現形式はプログラムコードを含んでもよく、本開示の実施例では、充電時間長と表示制御信号との対応関係の具体的な形式について限定しない。
【0047】
充電時間長と表示制御信号との対応関係、及び各表示ドットの第1の充電時間長により、各表示ドットに対応する表示制御信号を迅速且つ正確に決定することができ、さらに各表示ドットに対する正確な調整制御を実現し、表示パネルの表示効果を確保することができる。
【0048】
本開示の実施例による表示駆動方法は、前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、各表示ドットの第1の充電時間長を決定し、第1の充電時間長に基づいて、各表示ドットに対応する表示制御信号を生成し、各表示ドットの第二の充電時間長を調整することにより、表示パネルの表示の一致性を確保することができる。表示制御信号に基づいて、各表示ドットがその対応する目標電位に到達する時刻が予め設定された時間範囲内にあるように制御することにより、表示パネルの画面表示品質を改善することができるだけでなく、表示パネルの温度及び電磁干渉を効果的に低減することもできる。
【0049】
図5は、本開示の実施例による表示駆動装置の構成模式図を示す。前記表示駆動装置は、表示パネルに用いられ、前記表示駆動装置は、
前記表示パネルにおける各表示ドットの予め設定された位置に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定するための時間長決定モジュール51と、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成するための信号生成モジュール52と、
前記表示制御信号に基づいて、前記各表示ドットの第2の充電時間長を調整するための制御起動モジュール53とを含む。
【0050】
可能な一実施形態では、前記時間長決定モジュール51は、さらに、
前記表示パネルにおける回路部品の配置方式を含む前記表示パネルの回路配置に基づいて、前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離を決定し、
前記各表示ドットと前記表示パネルにおける表示駆動チップとの距離に基づいて、前記各表示ドットの第1の充電時間長を決定するために用いられる。
【0051】
可能な一実施形態では、前記信号生成モジュール52が前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することは、
前記各表示ドットの第1の充電時間長に基づいて、予め設定された充電時間長と表示制御信号との対応関係により、前記各表示ドットに対応する表示制御信号を生成することを含む。
【0052】
可能な一実施形態では、前記各表示ドットの第1の充電時間長および第2の充電時間長は、前記表示制御信号の有効区間の位置する時間範囲内にあり、前記有効区間は、前記表示制御信号の立ち上がりエッジ区間または立ち下がりエッジ区間を含む。
【0053】
図6は、本開示の実施例による表示パネルの構成模式図を示す。図6に示すように、この表示パネルは、表示コンポーネント61と、図5の対応する実施例における表示駆動装置62とを含んでもよい。
【0054】
可能な一実施形態では、前記表示コンポーネント61は、液晶表示コンポーネント、発光ダイオード表示コンポーネント、OLED(Organic Light Emitting Diode、有機発光ダイオード)表示コンポーネント、量子ドット、mini LED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)、Micro LEDおよびMicro OLEDのうちの少なくとも1種を含む。
【0055】
可能な一実施形態では、表示コンポーネント61は、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)とタッチパネル(TP、Touch Panel)を含んでもよい。タッチパネルを含む場合に、表示コンポーネント61は、ユーザからの入力信号を受信するタッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネル上のジェスチャーを感知するための1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界を感知するだけでなく、前記タッチ又はスライド動作に関連する継続時間及び圧力も検出することができる。
【0056】
図7は、本開示の実施例による電子機器の構成模式図を示す。図7に示すように、この電子機器は、図6の対応する実施例における表示パネル71を含んでもよい。
【0057】
本開示は、システム、方法および/またはコンピュータプログラム製品であってもよい。コンピュータプログラム製品は、プロセッサに本開示の各態様を実現させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよい。
【0058】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令実行機器に使用される命令を保持および記憶可能な有形装置であってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気記憶装置、磁気記憶装置、光記憶装置、電磁記憶装置、半導体記憶装置、または上記の任意の適当な組み合わせであってもよいが、これらに限らない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のさらに具体的な例(非網羅的リスト)としては、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、リードオンリーメモリ(ROM、Read Only Memory)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM、Electrical Programmable Read Only Memoryまたはフラッシュメモリ)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、携帯型コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多機能ディスク(DVD)、メモリスティック、フロッピーディスク、例えば命令が記憶されているせん孔カードまたはスロット内突起構造のような機械的符号化装置、および上記の任意の適当な組み合わせを含む。ここで使用されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、瞬時信号自体、例えば無線電波または他の自由に伝播される電磁波、導波路または他の伝送媒体を介して伝播される電磁波(例えば、光ファイバーケーブルを通過するパルス光)、または電線を介して伝送される電気信号と解釈されるものではない。
【0059】
ここで記述したコンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から各計算/処理機器にダウンロードされてもよいし、またはネットワーク、例えばインターネット、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワークおよび/または無線ネットワークを介して外部のコンピュータまたは外部記憶装置にダウンロードされてもよい。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光ファイバー伝送、無線伝送、ルーター、ファイアウォール、交換機、ゲートウェイコンピュータおよび/またはエッジサーバを含んでもよい。各計算/処理機器内のネットワークアダプタカードまたはネットワークインタフェースは、ネットワークからコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を受信して転送し、各計算/処理機器内のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶させる。
【0060】
本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA、Instruction Set Architecture)命令、機械語命令、機械依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」言語または類似するプログラミング言語などの一般的な手続き型プログラミング言語を含む一つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれたソースコードまたは目標コードであってもよい。コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、完全にユーザのコンピュータにおいて実行されてもよく、部分的にユーザのコンピュータにおいて実行されてもよく、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行されてもよく、部分的にユーザのコンピュータにおいてかつ部分的にリモートコンピュータにおいて実行されてもよく、または完全にリモートコンピュータもしくはサーバにおいて実行されてもよい。リモートコンピュータに関わる場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN、Local Area Network)または広域ネットワーク(WAN、Wide Area Network)を含む任意の種類のネットワークを経由してユーザのコンピュータに接続されてもよく、または、(例えばインターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを経由して)外部コンピュータに接続されてもよい。いくつかの実施例では、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令の状態情報を利用して、例えばプログラマブル論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field Programmable Gate Array)またはプログラマブル論理アレイ(PLA、Programmable Logic Array)などの電子回路をパーソナライズし、該電子回路によりコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行することにより、本開示の各態様を実現するようにしてもよい。
【0061】
ここで、本開示の実施例による方法、装置(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照しながら本開示の各態様を説明したが、フローチャートおよび/またはブロック図の各ブロックおよびフローチャートおよび/またはブロック図の各ブロックの組み合わせは、いずれもコンピュータ読み取り可能なプログラム命令によって実現できることを理解すべきである。
【0062】
これらのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサへ提供され、これらの命令がコンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図の一つ以上のブロックにおいて指定された機能/動作を実現するように、装置を製造してもよい。これらのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶され、コンピュータ、プログラマブルデータ処理装置および/または他の機器を特定の方式で動作させるようにしてもよい。これにより、命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、フローチャートおよび/またはブロック図の一つ以上のブロックにおいて指定された機能/動作の各態様を実現する命令を有する製品を含む。
【0063】
コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他の機器にロードされ、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置または他の機器に一連の動作ステップを実行させることにより、コンピュータにより実現可能なプロセスを生成するようにしてもよい。このようにして、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他の機器において実行される命令により、フローチャートおよび/またはブロック図の一つ以上のブロックにおいて指定された機能/動作を実現する。
【0064】
図面のうちフローチャートおよびブロック図は、本開示の複数の実施例によるシステム、方法およびコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能および動作を示す。この点では、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、一つのモジュール、プログラムセグメントまたは命令の一部分を代表することができ、前記モジュール、プログラムセグメントまたは命令の一部分は、指定された論理機能を実現するための一つ以上の実行可能命令を含む。いくつかの代替としての実施形態では、ブロックに表記される機能は、図面に付したものと異なる順序で実現してもよい。例えば、連続的な二つのブロックは、実質的に並列に実行されてもよく、また、係る機能によって、逆の順序で実行されてもよい。なお、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能または動作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現されてもよいし、または専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現されてもよいことにも注意すべきである。
【0065】
以上、本開示の各実施例を記述したが、上記説明は例示的なものに過ぎず、網羅的なものではなく、かつ披露された各実施例に限定されるものでもない。当業者にとって、説明された各実施例の範囲および精神から逸脱することなく、様々な修正および変更が自明である。本明細書に選ばれた用語は、各実施例の原理、実際の適用または既存技術に対する改善を好適に解釈するか、または他の当業者に本文に披露された各実施例を理解させるためのものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7