IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パナソニックIPマネジメント株式会社の特許一覧

特許7478971プログラム、端末装置、及びサービス提供システム
<>
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図1
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図2
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図3
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図4
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図5
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図6
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図7
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図8
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図9
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図10
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図11
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図12
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図13
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図14
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図15
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図16
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図17
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図18
  • 特許-プログラム、端末装置、及びサービス提供システム 図19
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-25
(45)【発行日】2024-05-08
(54)【発明の名称】プログラム、端末装置、及びサービス提供システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/016 20230101AFI20240426BHJP
   F24C 7/02 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
G06Q30/016
F24C7/02 301J
F24C7/02 301S
F24C7/02 340Z
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020116685
(22)【出願日】2020-07-06
(65)【公開番号】P2022014385
(43)【公開日】2022-01-19
【審査請求日】2023-02-15
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平本 雅祥
(72)【発明者】
【氏名】村上 和宏
(72)【発明者】
【氏名】杉村 直紀
(72)【発明者】
【氏名】國武 勇次
(72)【発明者】
【氏名】阿曽 光洋
(72)【発明者】
【氏名】平 広武
(72)【発明者】
【氏名】寺田 大樹
【審査官】山本 俊介
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-134549(JP,A)
【文献】特開2013-137638(JP,A)
【文献】特開2006-011855(JP,A)
【文献】特開2019-125287(JP,A)
【文献】特開2017-117425(JP,A)
【文献】特表2016-527633(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G06F 16/00-16/958
F24C 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターに、
撮影部により撮影された撮影画像に含まれるコード情報を検出する検出手順と、
操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定する第1判定手順と、
判定した前記コード情報の用途に対応した情報の取得要求を、サーバー装置に送信する送信手順と、
前記サーバー装置から受信した情報を表示させる表示手順と、
を実行させ、
前記送信手順は、前記第1判定手順により判定された前記コード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、プログラム。
【請求項2】
コンピューターに、
撮影部により撮影された撮影画像に含まれるコード情報を検出する検出手順と、
操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定する第1判定手順と、
判定した前記コード情報の用途に対応した情報の取得要求を、サーバー装置に送信する送信手順と、
前記サーバー装置から受信した情報を表示させる表示手順と、
を実行させ、
前記送信手順は、前記第1判定手順により判定した前記コード情報の用途が食品の在庫管理である場合、前記コード情報が示す食品の利用期限を示す情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、プログラム。
【請求項3】
コンピューターに、
撮影部により撮影された撮影画像に含まれるコード情報を検出する検出手順と、
操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定する第1判定手順と、
前記撮影画像に撮影された食材を判定する第2判定手順と、
判定した前記コード情報の用途に対応した情報の取得要求を、サーバー装置に送信する送信手順と、
前記サーバー装置から受信した情報を表示させる表示手順と、
を実行させ、
前記送信手順は、前記第2判定手順により判定された食材の利用期限を示す情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、プログラム。
【請求項4】
表示部と、
通信部と、
撮影部と、
前記撮影部が撮影した画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、
操作を受け付ける操作部と、
前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、
判定した前記コード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、端末装置。
【請求項5】
表示部と、
通信部と、
撮影部と、
前記撮影部が撮影した画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、
操作を受け付ける操作部と、
前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、
判定した前記コード情報の用途が食品の在庫管理である場合、前記コード情報が示す食品の利用期限を示す情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、端末装置。
【請求項6】
表示部と、
通信部と、
撮影部と、
前記撮影部が撮影した撮影画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、
操作を受け付ける操作部と、
前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、
前記撮影画像に撮影された食材を判定し、判定した食材の利用期限を示す情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、端末装置。
【請求項7】
表示部と、通信部と、撮影部と、前記撮影部が撮影した画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、操作を受け付ける操作部と、前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備える端末装置と、
前記取得要求に対応した情報を前記端末装置に送信する前記サーバー装置と、を備え、
前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、
判定した前記コード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、サービス提供システム。
【請求項8】
表示部と、通信部と、撮影部と、前記撮影部が撮影した画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、操作を受け付ける操作部と、前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備える端末装置と、
前記取得要求に対応した情報を前記端末装置に送信する前記サーバー装置と、を備え、
前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、
判定した前記コード情報の用途が食品の在庫管理である場合、前記コード情報が示す食品の利用期限を示す情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、サービス提供システム。
【請求項9】
表示部と、通信部と、撮影部と、前記撮影部が撮影した撮影画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、操作を受け付ける操作部と、前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備える端末装置と、
前記取得要求に対応した情報を前記端末装置に送信する前記サーバー装置と、を備え、
前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、
前記撮影画像に撮影された食材を判定し、判定した食材の利用期限を示す情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する、サービス提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、端末装置、及びサービス提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、食品に付与されたコード情報から食品情報を取得し、取得した食品情報に対応する電子レンジの加熱情報をサーバー装置から取得して、取得した加熱情報を電子レンジに送信する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-275489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、食品に付与されているコード情報に基づいて、ユーザーの利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示におけるプログラムは、コンピューターに、撮影部により撮影された撮影画像に含まれるコード情報を検出する検出手順と、操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定する第1判定手順と、判定した前記コード情報の用途に対応した情報の取得要求を、サーバー装置に送信する送信手順と、前記サーバー装置から受信した情報を表示させる表示手順と、を実行させ、前記送信手順は、前記第1判定手順により判定された前記コード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する
【0006】
本開示における端末装置は、表示部と、通信部と、撮影部と、前記撮影部が撮影した画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、操作を受け付ける操作部と、前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備え、前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、判定した前記コード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する。
【0007】
本開示におけるサービス提供システムは、表示部と、通信部と、撮影部と、前記撮影部が撮影した画像に含まれるコード情報を検出するコード検出部と、操作を受け付ける操作部と、前記操作部が受け付けた操作に基づいて前記コード情報の用途を判定し、判定した用途に対応した情報の取得要求を、前記通信部を介してサーバー装置に送信する制御部と、を備える端末装置と、前記取得要求に対応した情報を前記端末装置に送信する前記サーバー装置と、を備え、前記制御部は、前記サーバー装置から受信した情報を前記表示部に表示させ、判定した前記コード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報の取得要求を前記サーバー装置に送信する。
【発明の効果】
【0008】
本開示におけるプログラム、端末装置、及びサービス提供システムは、受け付けた操作に基づいてコード情報の用途が判定され、判定された用途に対応した情報をサーバー装置から取得して表示させることができる。このため、同一のコード情報を読み取った場合であっても、操作に対応した情報を表示部に表示させることができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】サービス提供システムのシステム構成図
図2】端末装置、調理器及びサーバー装置の構成を示すブロック構成図
図3】ユーザーデータベースの構成を示す図
図4】ホーム画面の一例を示す図
図5】処理選択画面の一例を示す図
図6】スキャン画面の一例を示す図
図7】選択画面の一例を示す図
図8】スキャン画面の一例を示す図
図9】確認画面の一例を示す図
図10】スキャン画面の一例を示す図
図11】スキャン画面の一例を示す図
図12】選択画面の一例を示す図
図13】確認画面の一例を示す図
図14】スキャン画面の一例を示す図
図15】検索結果画面の一例を示す図
図16】端末装置の動作を示すフローチャート
図17】端末装置の動作を示すフローチャート
図18】端末装置の動作を示すフローチャート
図19】サーバー装置の動作を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0011】
(実施の形態1)
以下、図1図19を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
図1は、サービス提供システム1のシステム構成である。
サービス提供システム1は、端末装置100と、調理器200と、サーバー装置300とがネットワーク10を介して接続された構成を有する。ネットワーク10は、有線ネットワークであってもよく、一部に無線ネットワークが含まれていてもよい。ネットワーク10は、例えば、インターネットや、移動体通信網、WAN(Wide Area Network)等の広域ネットワークを含む構成としてもよいし、イントラネットやLAN(Local Area Network)等のプライベートネットワークにより構成してもよい。また、端末装置100及び調理器200のネットワーク10への接続形態は、有線であってもよいし、Wi-Fi(登録商標)等の無線であってもよい。
【0012】
端末装置100は、可搬型の情報処理装置であり、サービスの提供を受けるユーザーが所持する端末である。端末装置100には、例えば、スマートフォンや、タブレット型PC(Personal Computer)、ノート型PC、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等を採用可能である。本実施の形態では、端末装置100がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
【0013】
端末装置100には、サービスアプリケーションプログラム(以下、簡単にサービスアプリ143という)がインストールされている。このサービスアプリ143は、ユーザーが端末装置100を操作してサーバー装置300からダウンロードしてもよいし、サーバー装置300以外の他のサーバー装置からダウンロードしてもよい。
【0014】
端末装置100は、サービスアプリ143を実行して、ユーザーにサービスを提供する。サービスアプリ143が実行されることにより提供されるサービスには、例えば、冷凍食品等の食品を調理器200により加熱調理する場合に、定格高周波出力や、加熱時間等の加熱情報を調理器200に設定したり、ユーザーが購入した食品や食材の在庫管理を行ったり、ユーザーにより選択された食材を含むレシピを検索したりするサービスが含まれる。
【0015】
調理器200は、加熱調理を行う調理機器である。本実施の形態では、調理器200がオーブンレンジである場合について説明するが、調理器200は、例えば、炊飯器であってもよいし、電気圧力鍋であってもよい。
調理器200は、ネットワーク10を介してサーバー装置300に接続される。調理器200は、サーバー装置300から受信したデータに基づき、加熱調理の調理設定を行う。調理器200は、調理設定が行われた状態で、ユーザーにより調理の開始ボタンが押下されると、設定された調理設定に従って、加熱調理を開始する。
なお、本実施の形態では、端末装置100と、調理器200とが直接通信を行うことはないが、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信により端末装置100と、調理器200とが直接通信を行い、データを送受信する構成であってもよい。
【0016】
サーバー装置300は、登録されたユーザーの所持する端末装置100に、情報を提供する。サーバー装置300が提供する情報には、例えば、調理器200の加熱情報に関する情報や、食品の利用期限、食材の保存方法や賞味期限、レシピ等が含まれる。
また、サーバー装置300は、端末装置100から加熱情報の情報を受信すると、情報を受信した端末装置100に対応づけられた調理器200に、受信した加熱情報を送信する。すなわち、サーバー装置300は、端末装置100のユーザーにより選択された加熱情報を、ユーザーが利用する調理器200に送信し、調理器200の調理設定を行う。
【0017】
図2は、端末装置100、調理器200及びサーバー装置300の構成を示すブロック構成図である。まず、端末装置100について説明する。
端末装置100は、端末通信I/F111、カメラ113、表示部115及び端末制御部130を備える。
【0018】
端末通信I/F111は、通信モジュールを備える通信インターフェイスであり、ネットワーク10を介してサーバー装置300と相互にデータ通信を行う。端末通信I/F111の通信方式には、例えば、4G(Generation)、5G、Wi-Fi等の無線通信方式が採用される。端末通信I/F111は、通信部の一例に相当する。
【0019】
カメラ113は、レンズ及び撮像素子を備える。撮像素子は、例えば、CCD(Charged Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーである。カメラ113は撮影によって撮像画像を生成し、生成した撮影画像を端末制御部130に出力する。カメラ113は、撮影部の一例に相当する。
【0020】
表示部115は、液晶や有機EL(Electronic Luminescent)等の表示パネルと、タッチ操作を検出するタッチセンサーとを備えるタッチパネル117を備える。タッチパネル117は、操作部の一例に相当する。タッチセンサーは、ユーザーの指や、ペン等の指示体が接触した表示パネルの位置を示す座標情報を端末制御部130に出力する。この座標情報は、表示パネルの予め設定された座標系での座標である。
【0021】
端末制御部130は、端末記憶部140及び端末プロセッサー150を備えるコンピューターである。
【0022】
端末記憶部140は、例えば、フラッシュメモリーや、SDカード等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random access memory)等の揮発性の記憶装置とを備える。
端末記憶部140は、OS(Operating System)等の制御プログラム141や、サービスアプリ143、ユーザーID(Identifier)145、その他各種の設定データを記憶する。ユーザーID145は、端末装置100のユーザーにより設定された情報であり、サービス提供システム1の利用者を識別する識別情報である。また、端末記憶部140には、ユーザーが購入した食品や食材の在庫管理データが記憶される。在庫管理データには、例えば、食品や食材の種類(名称)、個数、利用期限、賞味期限、保存方法等のデータが含まれる。
【0023】
端末プロセッサー150は、CPU(Central Processing Unit)や、CPUを搭載したMCU(Micro Controller Unit)や、MPU(Micro Processor Unit)等のマイコンにより構成される。また、端末プロセッサー150を、端末通信I/F111やカメラ、各種センサー、メモリーを備えるSoC(System-on-a-Chip)の一部として構成してもよい。
【0024】
端末制御部130は、機能的構成として、コード検出部151、画像認識部153、データ取得部155及び表示制御部157を備える。これらは、端末プロセッサー150が、端末記憶部140に記憶された制御プログラム141や、サービスアプリ143を実行することに実現される機能である。
【0025】
コード検出部151は、カメラ113の撮影画像からコード情報を検出する。コード検出部151が取得するコード情報には、例えば、JANコード等の一次元コードや、QRコード(登録商標)等の二次元コードが含まれる。コード検出部151は、撮影画像から一次元コードや二次元コード等のコード情報を検出し、検出したコード情報に含まれる食品を識別する識別データを取得する。コード検出部151が動作する場合の端末制御部130の動作モードを、コード認識モードという。
【0026】
画像認識部153は、カメラ113の撮影画像に撮影された物体を特定する。例えば、画像認識部153は、撮影画像に含まれる形状や、色、大きさ等の特徴点を抽出し、抽出した特徴点と、予め記憶した食材の特徴点とを比較して、食材の種類を判定する。画像認識部153が動作する場合の端末制御部130の動作モードを、画像認識モードという。
【0027】
データ取得部155は、端末通信I/F111を制御して、サーバー装置300にデータの取得要求を送信し、サーバー装置300からデータを取得する。
データ取得部155は、カメラ113の撮影画像から食品を識別する識別データを含むコード情報をコード検出部151が検出した場合であって、タッチパネル117により検出された操作が、調理器200に加熱情報を送信する処理を選択する操作である場合、コード情報の用途を、加熱情報の取得と判定する。この場合、データ取得部155は、食品の識別データと、ユーザーID145とを含む加熱情報の取得要求を、サーバー装置300に送信して、加熱情報を含むデータを取得する。
【0028】
また、データ取得部155は、コード検出部151がカメラ113の撮影画像から食品の識別データを含むコード情報を検出した場合であって、タッチパネル117により検出された操作が、在庫管理を選択する操作である場合、コード情報の用途を、在庫管理と判定する。この場合、データ取得部155は、食品の識別データと、ユーザーID145とを含む在庫管理に必要な情報の取得要求を、サーバー装置300に送信する。在庫管理に必要な情報には、食品の利用期限や、保存方法等が含まれる。以下、食品の在庫管理に必要な情報を、食品管理情報という。
【0029】
また、データ取得部155は、画像認識部153が、食材の種類を判定した場合であって、タッチパネル117により検出された操作が、在庫管理を選択する操作であった場合、判定された食材の種類を示す情報と、ユーザーID145とを含む在庫管理に必要なデータの取得要求を、サーバー装置300に送信する。在庫管理に必要な情報には、食材の利用期限や、保存方法等が含まれる。以下、食材の在庫管理に必要な情報を、食材管理情報という。
【0030】
また、データ取得部155は、画像認識部153が、食材の種類を判定した場合であって、タッチパネル117により検出された操作が、レシピ検索を選択する操作であった場合、判定された食材の種類を示す情報と、ユーザーID145とを含むレシピデータの取得要求を、サーバー装置300に送信する。
【0031】
表示制御部157は、表示部115を制御してタッチパネル117に表示画面を表示させる。表示制御部157は、表示データを生成し、生成した表示データを表示部115に出力する。表示部115は、入力された表示データに基づいて、表示画面をタッチパネル117に表示させる。例えば、表示制御部157は、サーバー装置300から受信した食品のパッケージ画像や、加熱情報、食品の利用期限や、保存方法、レシピ等をタッチパネル117に表示させる。
【0032】
調理器200は、調理器通信I/F201、操作部203、表示部205、調理制御部210及び加熱調理部220を備える。調理器通信I/F201は、通信モジュールを備える通信インターフェイスである。調理器通信I/F201は、例えば、Wi-Fi等の無線通信によりサーバー装置300とデータ通信を行う。
【0033】
操作部203は、例えば、調理開始ボタンや、加熱時間、定格高周波出力等を設定する設定ボタン等を備える。操作部203は、調理開始ボタンや設定ボタンの操作を受け付けると、操作を受け付けたボタンに対応した操作信号を調理制御部210に出力する。
【0034】
表示部205は、液晶パネル等の表示パネルを備え、調理制御部210の制御に従い、文字や画像を表示パネルに表示させる。例えば、表示パネルには、加熱調理する食品の画像や、加熱時間、定格高周波出力等の加熱情報が表示される。
【0035】
調理制御部210は、操作部203で受け付けた操作や、サーバー装置300から受信した加熱情報に従い加熱調理部220を制御し、加熱調理を実行する。
また、調理制御部210は、操作部203で受け付けた操作内容や、サーバー装置300から受信した加熱情報を、表示部205に表示させる。
【0036】
加熱調理部220は、調理制御部210により設定された調理方法や、調理時間に従い、不図示の加熱室内に収容された被調理物を加熱調理する。調理方法には、レンジ調理、オーブン調理、スチーム調理、グリル調理等が含まれる。
【0037】
次に、サーバー装置300の構成について説明する。
サーバー装置300は、サーバー通信I/F301及びサーバー制御部310を備える。
サーバー通信I/F301は、例えば、NIC(Network Interface Card)等のネットワークアダプタを備え、ネットワーク10を介して端末装置100や、調理器200とデータ通信を行う。
【0038】
サーバー制御部310は、サーバー記憶部320及びサーバープロセッサー330を備える。
サーバー記憶部320は、例えば、ROMや、フラッシュメモリー等の不揮発性の記憶装置と、ハードディスクドライブや、SSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置により構成される。サーバー記憶部320は、制御プログラム321や、データベース323を記憶する。
【0039】
データベース323に登録されるデータには、登録された食品の加熱情報が含まれる。データベース323に登録される食品は、サービス提供システム1に参加した企業が提供する食品である。加熱情報には、定格高周波出力や、加熱時間の情報が含まれる。定格高周波出力や、加熱時間の情報は、例えば、食品が焼きおにぎりやから揚げ等の同時に調理する個数によって加熱時間が異なる場合、同時調理する個数ごとに設定される。
また、データベース323に登録されるデータには、登録された食品のパッケージ画像や、利用期限、保存方法等のデータが含まれる。
また、データベース323に登録されるデータには、野菜や肉、魚等の食材ごとの利用期限や、保存方法等のデータが含まれる。
また、データベース323に登録されるデータには、料理のレシピデータが含まれる。
【0040】
図3は、データベース323に含まれるユーザーデータベース323aの構成を示す図である。ユーザーデータベース323aは、サービス提供システム1に登録されたユーザーの情報を登録したデータベースである。ユーザーデータベース323aには、ユーザーの使用する調理器200の種別や機種情報と、調理器200の通信アドレスとが、ユーザーの識別情報であるユーザーID及びパスワードに対応づけて登録されている。
【0041】
サーバープロセッサー330は、例えば、CPUやMCU、MPUにより構成される。サーバー制御部310は、サーバープロセッサー330が、サーバー記憶部320に記憶された制御プログラム321を実行することにより、各種処理を実行する。
【0042】
サーバー制御部310は、例えば、端末装置100から加熱情報の取得要求を受信した場合、受信した取得要求に含まれる識別データに対応した食品のパッケージ画像や、加熱情報をデータベース323から読み出し、読み出したデータを端末装置100に送信する。また、サーバー制御部310は、端末装置100から食品の識別データと、ユーザーID145とを含む食品管理情報の取得要求を受信すると、受信した取得要求に含まれる識別データに対応した食品のパッケージ画像や、食品の利用期限や、保存方法等のデータをデータベース323から読み出し、読み出したデータを端末装置100に送信する。
【0043】
また、サーバー制御部310は、端末装置100から食材の種類を示す情報と、ユーザーID145とを含む食材管理情報の取得要求を受信すると、該当する食材の利用期限や、保存方法等のデータをデータベース323から読み出し、読み出したデータを端末装置100に送信する。また、サーバー制御部310は、端末装置100から食材の種類を示す情報と、ユーザーID145とを含むレシピデータの取得要求を受信すると、受信した情報が示す食材を含むレシピデータをデータベース323から読み出し、読み出したデータを端末装置100に送信する。
【0044】
また、サーバー制御部310は、端末装置100から加熱情報の取得要求を受信した場合、端末装置100を所持するユーザーのユーザーID145に対応づけられた調理器200の通信アドレスを取得し、取得した通信アドレス宛に、加熱情報を送信する。
【0045】
図4は、ホーム画面50の一例を示す図である。
端末制御部130は、ユーザーのタッチ操作によりサービスアプリ143が選択されると、サービスアプリ143を起動させて図4に示すホーム画面50を表示させる。
ホーム画面50には、メニューアイコン51、スキャンアイコン53、通知画面55,57等が表示される。
メニューアイコン51は、このメニューアイコン51が選択された場合に、メニューの一覧が表示されるアイコンである。
スキャンアイコン53は、カメラ113の撮影画像により食品に付されたコード情報や、食材をスキャンし、スキャン結果に基づく処理を実行するアイコンである。以下、カメラ113の撮影画像により食品に付されたコード情報や、食材を認識する処理をスキャンという。
通知画面55,57には、お知らせや、オススメのレシピ等の情報が表示される。図4には、2つの通知画面55,57が表示された例を示すが、ホーム画面50に表示される通知画面55,57の数は任意である。
【0046】
図5は、スキャンアイコン53が選択された場合に、タッチパネル117に表示される処理選択画面510の一例を示す図である。
処理選択画面510は、スキャンを利用して実行される処理の一覧を表示した画面である。処理選択画面510には、第1処理表示511、第2処理表示513及び第3処理表示515が選択可能に表示される。第1処理表示511は、第1処理表示511が表示されたタッチパネル117の領域を、ユーザーがタッチ操作することにより選択される。第2処理表示513及び第3処理表示515についても同様である。
【0047】
第1処理表示511には、第1処理が表示される。第1処理は、加熱情報を、調理器200に送信する処理である。
第2処理表示513には、第2処理が表示される。第2処理は、スキャンした食品や食材の在庫管理を行う処理である。
第3処理表示515には、第3処理が表示される。第3処理は、スキャンした食材を含むレシピを検索する処理である。
【0048】
図6は、第1処理表示511が選択された場合に、タッチパネル117に表示されるスキャン画面520の一例を示す図である。
図6に示すスキャン画面520には、切替表示521と、案内表示523と、範囲画像525とが表示される。
切替表示521は、端末制御部130の動作モードを、一次元コードや二次元コード等のコード情報を認識するコード認識モードと、撮影画像から特徴点を抽出し、抽出した特徴点に基づいて食材を認識する画像認識モードとに切り替える表示である。切替表示521には、コード認識521Aと、画像認識521Bとが表示される。端末制御部130は、ユーザーの操作によりコード認識521Aが選択されると、動作モードをコード認識モードに変更する。また、端末制御部130は、ユーザーの操作により画像認識521Bが選択されると、動作モードを画像認識モードに変更する。図6には、斜め線のハッチングにより示すコード認識521Aが選択された状態を示す。コード認識521Aが選択された場合に表示されるスキャン画面520の表示を、コード認識表示という。
【0049】
案内表示523には、切替表示521に含まれるコード認識521Aと、画像認識521Bとのいずれが選択されているかを案内する表示が表示される。例えば、コード認識321Aが選択された場合、例えば、「一次元コード、二次元コードを自動で認識します。」といった案内が表示される。また、画像認識521Bが選択された場合、例えば、「画像を解析して食材を認識します。」といった案内が表示される。
【0050】
範囲画像525には、コード認識521Aや、画像認識521Bの認識範囲を示す画像が表示される。すなわち、カメラ113の撮影画像のうち、範囲画像525により示される範囲内の画像を対象としてコード認識や、画像認識が行われる。
【0051】
図7は、図6に示すスキャン画面520において、食品に付されたコード情報が認識された場合に、タッチパネル117に表示される選択画面530の一例を示す図である。
端末制御部130は、第1処理表示511が選択された場合、コード情報の用途を、加熱情報の取得と判定する。端末制御部130は、取得したデータをサーバー装置300に送信して、コード情報に対応した食品の加熱情報をサーバー装置300から取得する。
選択画面530には、食品パッケージの表示欄531と、調理器200に設定可能な加熱情報の一覧が表示された一覧表示欄533と、送信ボタン535とが表示される。
食品画像の表示欄331に表示される食品パッケージは、端末装置100が、サーバー装置300から取得した画像である。端末制御部130は、コード情報を読み取ると、読み取ったコード情報をサーバー装置300に送信する。サーバー装置300は、端末装置100から受信したコード情報に対応する食品のパッケージ画像と、加熱情報とを該当の端末装置100に送信する。
【0052】
一覧表示欄533には、加熱情報として、定格高周波出力5331と、加熱時間5333とが表示される。加熱時間5333は、食品が、個数によって調理時間が変更される食品である場合、食品の個数ごとの加熱時間が表示される。
【0053】
送信ボタン535は、ユーザーにより選択された定格高周波出力5331と、加熱時間5333との情報を、調理器200に送信するボタンである。端末制御部130は、送信ボタン535が押下されると、定格高周波出力5331と、加熱時間5333との情報をサーバー装置300に送信する。サーバー装置300は、端末装置100から受信した定格高周波出力5331と、加熱時間5333との情報を、該当の調理家電に送信する。
【0054】
図8は、図5に示す第2処理表示513が選択された場合に、タッチパネル117に表示されるスキャン画面540の一例を示す図であって、コード認識表示のスキャン画面540を示す。図8に示すスキャン画面540は、図6に示すスキャン画面520と同一であるため、スキャン画面540の詳細な説明は省略する。
【0055】
図9は、図8に示すスキャン画面540において、食品に付されたコード情報が認識された場合に、タッチパネル117に表示される確認画面550の一例を示す図である。
端末制御部130は、第2処理表示513が選択された場合、コード情報の用途を、スキャンした食品の在庫管理と判定する。端末制御部130は、食品の識別データと、ユーザーID145とを含む食品管理情報の取得要求をサーバー装置300に送信し、食品の食品管理情報をサーバー装置300から取得する。
確認画面550には、食品パッケージの表示欄551と、食品情報の表示欄553と、登録ボタン555とが表示される。食品画像の表示欄331に表示される食品パッケージは、端末装置100が、サーバー装置300から取得した画像である。
食品情報の表示欄553には、利用期限553Aと、保存方法553Bとが表示される。
登録ボタン555は、在庫管理に登録するボタンである。端末制御部130は、登録ボタン555が押下されると、表示欄551に表示された食品を在庫管理に登録する。すなわち、表示欄551に表示された食品の個数を管理する個数データを1加算する。
【0056】
図10は、図9に示す確認画面550において、登録ボタン555が押下された後に表示されるコード認識表示のスキャン画面540の一例を示す図である。
端末制御部130は、登録ボタン555が押下されると、食品を続けてスキャンできるようにするため、図10に示すスキャン画面540を再度、表示させる。図10に示すスキャン画面540は、案内表示543として、食品が在庫管理に登録されたこと、食品のスキャンを続けて行うことができることが表示される。
また、図10に示すスキャン画面540には、食品のスキャンを終了させる終了ボタン547が表示される。
【0057】
図11は、図5に示す第2処理表示513が選択された場合に、タッチパネル117に表示されるスキャン画面540の一例を示す図であって、画像認識541Bが選択された場合を示す図である。図11には、斜め線のハッチングにより示す画像認識521Bが選択された状態を示す。画像認識521Bが選択された場合に表示されるスキャン画面520の表示を、画像認識表示という。
画像認識541Bが選択された場合に、スキャン画面540に表示される案内表示543には、「画像から食材を検出します。」といった案内が表示される。
また、画像認識541Bが選択された場合、スキャンを開始させるスキャンボタン549が表示される。ユーザーは、タッチパネル117に表示されるカメラ113の撮影画像のうち、認識させたい食材の画像が、範囲画像545により示される範囲内に納まるように端末装置100の位置を移動させる。認識させたい食材の画像が範囲内に表示されると、ユーザーは、スキャンボタン549を押下する。
【0058】
端末制御部130は、スキャンボタン549が押下されると、範囲画像545により示される範囲の撮影画像から特徴点を抽出し、抽出した特徴点を、予め記憶した食材の特徴点とを比較して食材の種類を判定する。
【0059】
図12は、図11に示すスキャン画面540において、画像認識が実行された場合に、タッチパネル117に表示される選択画面560の一例を示す図である。
選択画面560には、食材選択欄561と、選択欄563とが表示される。食材選択欄561には、画像認識により検出された候補となる食材の食材名と、チェックボックスとが表示される。チェックボックスは、表示された食材名にそれぞれ対応づけて表示される。ユーザーは、食材選択欄561に、画像認識させた食材の食材名が表示された場合、対応するチェックボックスにチェックを入れる。
【0060】
選択欄563には、3つのボタン563が表示される。
1つ目は、チェックボックスにより選択された食材を在庫管理に登録する場合に押下するボタン563Aである。2つ目は、該当する食材がない場合に押下するボタン563Bである。3つ目は、画像認識を再度行う場合に押下するボタン563Cである。端末制御部130は、ボタン563Bが押下された場合、例えば、野菜、肉、魚、果物等の大分類と、トマト、レタス、小松菜等の小分類とをタッチパネル117に表示させる。ユーザーは、大分類及び小分類の該当する項目にチェックを入れる。
【0061】
図13は、図12に示す選択画面560において、食材選択欄561に表示されたトマトのチェックボックスにチェックが入れられ、在庫管理に登録する処理が選択された場合に表示される確認画面570の一例を示す図である。
端末制御部130は、第2処理表示513が選択された場合、コード情報の用途を、スキャンした食材の在庫管理と判定する。端末制御部130は、食材の種類を示す情報と、ユーザーID145とを含む食材管理情報の取得要求をサーバー装置300に送信し、食材の食材管理情報をサーバー装置300から取得する。
確認画面570には、在庫管理に登録する食材名の表示欄571と、食材情報の表示欄571と、登録ボタン573とが表示される。食材情報の表示欄571には、利用期限571Aと、保存方法571Bとが表示される。
登録ボタン573は、在庫管理に登録するボタンである。端末制御部130は、登録ボタン573が押下されると、表示欄551に表示された食材を在庫管理に登録する。すなわち、表示欄551に表示された食材の個数を管理する個数データを1加算する。
【0062】
図14は、第3処理表示515が選択された場合に、タッチパネル117に表示されるスキャン画面580の一例を示す図である。
第3処理表示515が選択された場合、タッチパネル117には、画像認識表示のスキャン画面580が表示される。
スキャン画面580には、切替表示581と、案内表示583と、範囲画像585と、スキャンボタン587とが表示される。第3処理表示515が選択された場合、スキャン画面580は、画像認識表示に変更される。スキャン画面580は、図11に示すスキャン画面540と同一の画面である。
【0063】
図15は、検索結果画面590の一例を示す図である。
端末制御部130は、図14に示すスキャン画面580において、画像認識により食材が検出された場合、図15に示す検索結果画面590を表示させる。図15に示す検索結果画面590は、画像認識により玉ねぎが検出された場合の検索結果画面590を示す。端末制御部130は、画像認識により玉ねぎが検出されると、検出された玉ねぎを使用したレシピの取得要求をサーバー装置300に送信する。サーバー装置300は、データベース323を検索して、玉ねぎを使用したレシピのレシピデータを読み出し、読み出したレシピデータを該当の端末装置100に送信する。
【0064】
[1-2.動作]
図16図18は、端末装置100の動作を示すフローチャートである。
図16図18のフローチャートを参照しながら端末装置100の動作を説明する。
ユーザーの操作によりサービスアプリ143が選択されると、端末制御部130は、サービスアプリ143を実行しTE、タッチパネル117にホーム画面50を表示させる。その後、端末制御部130は、スキャンアイコン53が操作されたか否かを判定する(ステップS1)。端末制御部130は、スキャンアイコン53が操作されていない場合(ステップS1/NO)、スキャンアイコン53が操作されるまで処理の開始を待機する。
【0065】
端末制御部130は、スキャンアイコン53が操作された場合(ステップS1/YES)、図5に示す処理選択画面510をタッチパネル117に表示させる(ステップS2)。次に、端末制御部130は、第1処理である加熱情報の送信が選択されたか否かを判定する(ステップS3)。端末制御部130は、第1処理表示511が選択されたか否かを判定して、第1処理が選択されたか否かを判定する。
【0066】
端末制御部130は、第1処理が選択された場合(ステップS3/YES)、図6に示すスキャン画面520の表示態様をコード認識表示に変更し(ステップS4)、動作モードをコード認識モードに変更する。そして、端末制御部130は、カメラ113の撮影画像から一次元コード又は二次元コードを検出したか否かを判定する(ステップS5)。端末制御部130は、一次元コード又は二次元コードが検出できなかった場合(ステップS5/NO)、一次元コード又は二次元コードが検出されるまで、ステップS5の判定を繰り返す。ステップS5は、検出手順に相当する。
【0067】
また、端末制御部130は、一次元コード又は二次元コードが検出されると(ステップS5/YES)、検出した一次元コード又は二次元コードに含まれるデータを取得する。端末制御部130は、ステップS3の判定で、第1処理表示511が選択された場合、コード情報の用途を、加熱情報の取得と判定する。端末制御部130は、取得したデータをサーバー装置300に送信し、識別データが示す食品の加熱情報をサーバー装置300から取得する(ステップS6)。端末制御部130は、サーバー装置300から加熱情報を取得すると、図7に示す選択画面530に取得した加熱情報を表示させ、調理器200に設定可能な加熱情報を一覧表示させる(ステップS7)。ステップS5及びS6は、第1判定手順及び送信手順に相当する。また、ステップS7は、表示手順に相当する。
【0068】
次に、端末制御部130は、加熱情報の1つが選択されたか否かを判定する(ステップS8)。端末制御部130は、加熱情報を選択する操作を受け付けていない場合(ステップS8/NO)、加熱情報が選択されるまで処理の開始を待機する。
【0069】
また、端末制御部130は、加熱情報を選択する操作を受け付けた場合(ステップS8/YES)、図7に示す送信ボタン535が押下されたか否かを判定する(ステップS9)。端末制御部130は、送信ボタン535が押下されていない場合(ステップS9/NO)、送信ボタン535が押下されるまで待機する。端末装置100は、送信ボタン535が押下されると(ステップS9/YES)、選択された加熱情報をサーバー装置300に送信する(ステップS10)。
【0070】
次に、図16に示すステップS3の判定が否定判定であった場合の端末制御部130の動作を図17に示すフローチャートを参照しながら説明する。
端末制御部130は、まず、第2処理であるスキャンした食品や食材の在庫管理を行う処理が選択されたか否かを判定する(ステップS11)。端末制御部130は、第2処理表示513が選択されたか否かを判定して、第2処理が選択されたか否かを判定する。
【0071】
端末制御部130は、第2処理が選択された場合(ステップS11/YES)、図8に示すスキャン画面540を表示させる。例えば、端末制御部130は、デフォルトで設定されたコード認識表示のスキャン画面540を表示させる(ステップS12)。
【0072】
次に、端末制御部130は、切替表示541の操作により、スキャン画面540の表示を変更する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS13)。端末制御部130は、スキャン画面540の表示を変更する操作を受け付けていない場合(ステップS13/NO)、カメラ113の撮影画像から一次元コード又は二次元コードを検出したか否かを判定する(ステップS14)。ステップS14は、検出手順に相当する。
【0073】
端末制御部130は、一次元コード又は二次元コードが検出されなかった場合(ステップS14/NO)、一次元コード又は二次元コードが検出されるまで、ステップS14の判定を繰り返す。
【0074】
また、端末制御部130は、一次元コード又は二次元コードが検出されると(ステップS14/YES)、検出した一次元コード又は二次元コードに含まれる識別データを取得する。端末制御部130は、ステップS11の判定で、第2処理表示513が選択された場合、コード情報の用途を、スキャンした食品や食材の在庫管理と判定する。端末制御部130は、食品の識別データと、ユーザーID145とを含む食品管理情報の取得要求をサーバー装置300に送信し、識別データに対応した食品の食品管理情報をサーバー装置300から取得する(ステップS15)。端末制御部130は、サーバー装置300から食品管理情報を取得すると、取得した食品管理情報を、図9に示す確認画面550に表示させる(ステップS16)。この確認画面550には、サーバー装置300から取得した食品管理情報に含まれる利用期限や、保存方法等の情報が表示される。ステップS14及びS15は、第1判定手順及び送信手順に相当する。また、ステップS16は、表示手順に相当する。
【0075】
次に、端末制御部130は、確認画面550に表示された登録ボタン555が押下されたか否かを判定する(ステップS17)。端末制御部130は、登録ボタン555が押下されると(ステップS17/YES)、端末記憶部140が記憶する在庫管理データとして食品管理情報を記憶させる(ステップS18)。その後、端末制御部130は、タッチパネル117にホーム画面50を表示させ、ステップS1の判定に戻る。
【0076】
また、端末制御部130は、ステップS13において、切替表示541の操作により、スキャン画面540の表示を変更する操作を受け付けた場合(ステップS13/YES)、スキャン画面520の表示態様を、図11に示す画像認識表示に変更し、動作モードを画像認識モードに変更する。
【0077】
次に、端末制御部130は、スキャンボタン549が押下されたか否かを判定する(ステップS19)。端末制御部130は、スキャンボタン549が押下されていない場合(ステップS20/NO)、スキャンボタン549が押下されるまで処理の開始を待機する。また、端末制御部130は、スキャンボタン549が押下されると(ステップS19/YES)、カメラ113の撮影画像から特徴点を抽出し、抽出した特徴点を、予め記憶した食材の特徴点と比較して食材を判定する(ステップS20)。ステップS19及びステップS20は、第2判定手順に相当する。
【0078】
次に、端末制御部130は、画像認識により判定した食材の候補をタッチパネル117に表示させる(ステップS21)。端末制御部130は、図12に示す選択画面560を表示させる。この選択画面560には、食材選択欄561と、選択欄563とが表示される。端末制御部130は、選択画面560を表示させると、食材が選択されたか否かを判定する(ステップS22)。端末制御部130は、食材が選択された場合(ステップS22/YES)、該当する食材の食材管理情報の取得要求をサーバー装置300に送信し、サーバー装置300から食材管理情報を取得する(ステップS25)。
【0079】
次に、端末制御部130は、取得した食材管理情報を、図13に示す確認画面570に表示させる(ステップS26)。この確認画面570にも、サーバー装置300から取得した食品管理情報に含まれる利用期限や、保存方法等の情報が表示される。
【0080】
次に、端末制御部130は、確認画面570に表示された登録ボタン573が押下されたか否かを判定する(ステップS27)。端末制御部130は、登録ボタン573が押下されると(ステップS27/YES)、端末記憶部140が記憶する在庫管理データとして食材管理情報を記憶させる(ステップS28)。その後、端末制御部130は、タッチパネル117にホーム画面50を表示させ、ステップS1の判定に戻る。
【0081】
また、端末制御部130は、ステップS22の判定が否定判定の場合(ステップS22/NO)、食材が選択されずに、再スキャンを選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS23)。端末制御部130は、再スキャンが選択された場合(ステップS23/YES)、ステップS12の処理に戻り、スキャン画面540を表示させる。
【0082】
また、端末制御部130は、再スキャンを選択する操作を受け付けなかった場合(ステップS23/NO)、ユーザーの入力を受け付ける(ステップS24)。例えば、端末制御部130は、野菜、肉、魚、果物等の大分類と、トマト、レタス、小松菜等の小分類とをタッチパネル117に表示させ、ユーザーに、大分類及び小分類の該当する項目に入力される。その後、端末制御部130は、ステップS23の処理に移行し、サーバー装置300から食材管理情報を取得する。
【0083】
次に、図17に示すステップS29の判定が否定判定であった場合の端末制御部130の動作を図18に示すフローチャートを参照しながら説明する。
端末制御部130は、まず、第3処理であるスキャンした食材を含むレシピを検索する処理が選択されたか否かを判定する(ステップS29)。端末制御部130は、第3処理表示515が選択されたか否かを判定して、第3処理が選択されたか否かを判定する。
【0084】
端末制御部130は、第3処理が選択されなかった場合(ステップS29/NO)、図16に示すステップS3の判定に戻る。また、端末制御部130は、第3処理が選択された場合(ステップS29/YES)、動作モードを画像確認モードに移行させ、図14に示す画像認識表示のスキャン画面540を表示させる。
【0085】
図18に示すステップS30~S36までの動作は、図17に示すステップS19~S24の動作と同一であるため、ステップS30~S36の動作の説明は省略する。
次に、端末制御部130は、食材を特定すると、特定した食材を含むレシピの取得要求をサーバー装置300に送信して、サーバー装置300からレシピデータを取得する(ステップS37)。
【0086】
次に、端末制御部130は、取得したレシピデータに基づき、図15に示す検索結果画面590を表示させる。検索結果画面590には、取得したレシピデータが一覧表示される(ステップS38)。次に、端末制御部130は、レシピを選択する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS39)。端末制御部130は、レシピを選択する操作を受け付けた場合(ステップS39/YES)、選択されたレシピをタッチパネル117に表示させる(ステップS40)。また、端末制御部130は、レシピを選択する操作を受け付けなかった場合(ステップS39/NO)、終了操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS41)。例えば、端末制御部130は、表示画面に表示された閉じるボタンが押下されたか否かを判定して、終了操作を受け付けたか否かを判定する。
【0087】
端末制御部130は、終了操作を受け付けた場合(ステップS41/YES)、タッチパネル117にホーム画面50を表示させ(ステップS42)、ステップS1の判定に戻る。また、端末制御部130は、終了操作を受け付けていない場合(ステップS41/NO)、ステップS39の判定に戻る。
【0088】
図19は、サーバー装置300の動作を示すフローチャートである。
図19に示すフローチャートを参照しながらサーバー装置300の動作を説明する。
まず、サーバー制御部310は、端末装置100からデータを受信したか否かを判定する(ステップT1)。サーバー制御部310は、端末装置100からデータを受信していない場合(ステップT1/NO)、データを受信するまで待機する。
【0089】
サーバー制御部310は、端末装置100からデータを受信した場合(ステップT1/YES)、受信したデータに加熱情報の取得要求が含まれるか否かを判定する(ステップT2)。サーバー制御部310は、受信したデータに加熱情報の取得要求が含まれる場合(ステップT2/YES)、該当する食品の加熱情報をデータベース323から読み出す(ステップT3)。サーバー制御部310は、読み出した加熱情報を、データを受信した端末装置100に送信する(ステップT10)。
【0090】
また、サーバー制御部310は、受信したデータに加熱情報の取得要求が含まれない場合(ステップT2/NO)、受信したデータに食品管理情報の取得要求が含まれるか否かを判定する(ステップT4)。サーバー制御部310は、受信したデータに食品管理情報の取得要求が含まれる場合(ステップT4/YES)、該当する食品の食品管理情報をデータベース323から読み出す(ステップT5)。サーバー制御部310は、読み出した食品管理情報を、データを受信した端末装置100に送信する(ステップT10)。
【0091】
また、サーバー制御部310は、受信したデータに食品管理情報の取得要求が含まれない場合(ステップT4/NO)、受信したデータに食材管理情報の取得要求が含まれるか否かを判定する(ステップT6)。サーバー制御部310は、受信したデータに食材管理情報の取得要求が含まれる場合(ステップT6/YES)、該当する食材の食材管理情報をデータベース323から読み出す(ステップT7)。サーバー制御部310は、読み出した食材管理情報を、データを受信した端末装置100に送信する(ステップT10)。
【0092】
また、サーバー制御部310は、受信したデータに食材管理情報の取得要求が含まれない場合(ステップT6/NO)、受信したデータにレシピデータの取得要求が含まれるか否かを判定する(ステップT8)。サーバー制御部310は、受信したデータにレシピデータの取得要求が含まれる場合(ステップT8/YES)、データに含まれる指定食材を含むレシピデータをデータベース323から読み出す(ステップT9)。サーバー制御部310は、読み出したレシピデータを、データを受信した端末装置100に送信する(ステップT10)。
【0093】
またサーバー制御部310は、受信したデータにレシピデータの取得要求が含まれない場合(ステップT8/NO)、受信したデータに対応した処理を実行して(ステップT11)、処理フローを終了させる。
【0094】
[1-3.効果等]
【0095】
以上、説明したように、サービスアプリ143は、端末制御部130に、検出手順、第1判定手順、送信手順及び表示手順と、を実行させる。
検出手順は、カメラ113により撮影された撮影画像に含まれるコード情報を検出する手順である。
第1判定手順は、タッチパネル117に対するタッチ操作により受け付けた操作に基づいてコード情報の用途を判定する手順である。
送信手順は、判定したコード情報の用途に対応した情報の取得要求を、サーバー装置300に送信する手順である。
表示手順は、サーバー装置300から受信した情報を表示させる手順である。
【0096】
これにより、受け付けた操作に基づいてコード情報の用途が判定され、判定された用途に対応した情報をサーバー装置300から取得して表示させることができる。従って、同一のコード情報を読み取った場合であっても、操作に対応した情報を表示部に表示させることができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0097】
また、送信手順は、第1判定手順により判定されたコード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報の取得要求をサーバー装置300に送信する。
【0098】
これにより、コード情報の用途が、食品を加熱する加熱調理である場合、加熱調理に関する加熱情報を取得して端末装置100に表示させることができる。
【0099】
また、送信手順は、第1判定手順により判定したコード情報の用途が食品の在庫管理である場合、コード情報が示す食品の利用期限を示す情報の取得要求をサーバー装置300に送信する。
【0100】
これにより、コード情報の用途が、食品の在庫管理である場合、食品の利用期限を示す情報を取得して端末装置100に表示することができる。
【0101】
また、サービスアプリ143は、端末制御部130に、撮影画像に撮影された食材を判定する第2判定手順を実行させる。
送信手順は、第2判定手順により判定された食材の利用期限を示す情報の取得要求をサーバー装置300に送信する。
【0102】
これにより、撮影画像に撮影された食材を判定し、判定した食材の利用期限を示す情報を端末装置100に表示させることができる。
【0103】
(実施の形態2)
実施の形態2を説明する。
上述した実施の形態1では、スキャンアイコン53が選択されると、タッチパネル117に処理選択画面510を表示させ、第1処理、第2処理及び第3処理のいずれかをユーザーに選択させた。実施の形態2では、図4に示すホーム画面50に表示されたスキャンアイコン53が選択されると、第1処理、第2処理及び第3処理を選択する処理選択画面510を表示させることなく、コード認識表示のスキャン画面520、540、又は画像認識表示のスキャン画面540、580を表示させ、コード認識又は画像認識を実行する。
【0104】
端末制御部130は、コード認識表示のスキャン画面520、540によりコード情報を取得した場合、第1処理表示511及び第2処理表示513が表示された処理選択画面を表示させ、ユーザーにいずれの処理を実行するかを選択させる。
また、端末制御部130は、画像認識表示のスキャン画面540、580により食材を判定した場合、第2処理表示513及び第3処理表示515が表示された処理選択画面を表示させ、ユーザーにいずれの処理を実行するかを選択させる。
【0105】
このような手順であっても、上述した実施の形態1と同一の効果を得ることができる。
【0106】
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
【0107】
例えば、端末制御部130の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
【0108】
また、画像認識部153は、AIによる画像認識により、食材を特定してもよい。例えば食材を撮像した教師用の撮影画像から食材の色、形状等の特徴量を学習する機械学習処理を行い、学習済みモデルを構築しておく。この学習済みモデルは、端末記憶部140に記憶させておく。画像認識部153は、カメラ113の撮影画像が入力されると、学習済みモデルを参照して、撮像画像に含まれる食材を判定する。また、前述の学習済みモデルをサーバー記憶部320に記憶させておき、サーバー装置300において、食材を判定する構成であってもよい。この場合、画像認識部153は、カメラ113の撮影画像が入力されると、入力された撮影画像をサーバー装置300に送信し、サーバー装置300から食材の判定結果を取得する。
【0109】
図2に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
【0110】
また、例えば、図16図18のフローチャートに示す動作の単位は、端末装置100の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。また、図19に示すサーバー装置300の動作を示すフローチャートについても同様である。
【0111】
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0112】
以上のように、本発明のプログラム及び端末装置は、料理に係る情報をユーザーに提供する用途に利用可能である。
【符号の説明】
【0113】
1 サービス提供システム
10 ネットワーク
100 端末装置
111 端末通信I/F
113 カメラ
115 表示部
117 タッチパネル
130 端末制御部
140 端末記憶部
141 制御プログラム
143 サービスアプリ
150 端末プロセッサー
151 コード検出部
153 画像認識部
155 データ取得部
200 調理器
201 調理器通信I/F
203 操作部
210 調理制御部
220 加熱調理部
300 サーバー装置
301 サーバー通信I/F
310 サーバー制御部
320 サーバー記憶部
323 データベース
323a ユーザーデータベース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19