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特許7479403車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-25
(45)【発行日】2024-05-08
(54)【発明の名称】車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置及び方法
(51)【国際特許分類】
   F41A 27/30 20060101AFI20240426BHJP
   F41G 5/24 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
F41A27/30
F41G5/24
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021573214
(86)(22)【出願日】2020-06-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-08
(86)【国際出願番号】 SE2020050664
(87)【国際公開番号】W WO2021002793
(87)【国際公開日】2021-01-07
【審査請求日】2023-02-13
(31)【優先権主張番号】1950833-2
(32)【優先日】2019-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(73)【特許権者】
【識別番号】521503857
【氏名又は名称】ビーエーイー システムズ ハッグルンズ アクチエボラグ
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】サンキスト,リカード
【審査官】林 政道
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2007/0144338(US,A1)
【文献】米国特許第05014594(US,A)
【文献】米国特許第04501190(US,A)
【文献】国際公開第2013/161006(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F41A 27/30
F41G 5/00
F41A 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に取り付けられた武器システム(C)の銃砲身(20)の均衡を保つための配置(A)であって、前記武器システムは、武器クレードル(30)を介してタレット(10)に取り付けられた前記銃砲身(20)を含み、前記武器クレードル(30)は、俯仰軸(Z1)を中心とした前記銃砲身(20)の俯仰運動を許容するように配置されており、前記配置(A)は、サスペンションシステム(S)を含み、前記サスペンションシステム(S)は、前記タレット(10)に固定方式で装着されるように構成された第1端部部分(42)と、前記武器クレードル(30)に接続されるように構成された第2端部部分(44)と、を有するトーションバー(40)を含み、前記トーションバー(40)は、前記銃砲身(20)の不均衡に対抗するトルクを提供するように構成され、前記配置は、前記銃砲身(20)の不均衡を動的に相殺するように、前記銃砲身(20)の不均衡に基づいて前記サスペンションシステム(S)の前記トーションバー(40)によって提供される前記トルクを調節するための調節装置(50、150)を含み、前記調節装置(50)は、前記銃砲身(20)の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいて前記サスペンションシステム(S)の前記トーションバー(40)によって提供される前記トルクの自動調節を提供するように構成されたアクチュエータユニット(52)と、前記トーションバー(40)との関連において配置されたトルク調節装置(54)であって、前記アクチュエータユニット(52)が、前記トーションバー(4)上のトルクを調節するように構成された前記トルク調節装置(54)によって、前記トーションバー(40)によって提供される前記トルクの調節を提供するように構成される、トルク調節装置(54)と、を備えることを特徴とする、配置。
【請求項2】
前記銃砲身(20)の現時点の不均衡について通知する前記センサデータは、前記武器クレードル(30)を動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギー及び/又は前記銃砲身(20)の現時点の俯仰及び/又は前記車両(V)の現時点のロール及びピッチ及び/又は銃砲身(20)の現時点の重量を含む、請求項1に記載の配置。
【請求項3】
前記銃砲身(20)の現時点の不均衡について通知する前記センサデータに基づいて前記調節装置(50)を制御するように構成された制御装置(100)を含む、請求項1又は2に記載の配置。
【請求項4】
車両に取り付けられた武器システム(C)の銃砲身(20)の均衡を保つための制御装置(100)によって実行される方法であって、前記武器システムは、武器クレードル(30)を介してタレットに取り付けられた前記銃砲身(20)を含み、前記武器クレードル(30)は、俯仰軸(Z1)を中心とした前記銃砲身(20)の俯仰運動を許容するように配置されており、前記方法は、サスペンションシステム(S)を利用して前記銃砲身(20)の不均衡に対抗するトルクを提供するステップを含み、前記サスペンションシステム(S)は、前記タレット(10)に固定方式で装着されるように構成された第1端部部分(42)と、前記トルクを提供するように前記武器クレードル(30)に接続されるように構成された第2端部部分(44)と、を有するトーションバー(40)を含み、
-前記銃砲身(20)の現時点の不均衡を決定し、
-前記銃砲身(20)の不均衡を動的に相殺するように、前記銃砲身(20)の前記このようにして決定された不均衡からのセンサデータに基づいてアクチュエータユニット(52)を利用して、前記トーションバー(40)上の前記トルクを自動的に調節する
ステップを特徴とする、方法。
【請求項5】
前記銃砲身(20)の現時点の不均衡を決定する前記ステップは、前記武器クレードル(30)を動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギーを決定するステップ、前記銃砲身(20)の現時点の俯仰を検出するステップ、前記車両の現時点のロール及びピッチを検出するステップ、及び銃砲身(20)の現時点の重量を決定するステップの1つ又は複数を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
車両上に取り付けられた武器システムの銃砲身(20)の均衡を保つための請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配置を含む、車両。
【請求項7】
前記車両は、無限軌道車である、請求項6に記載の車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
本発明は、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置に関する。本発明はまた、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ方法にも関する。本発明はまた、車両にも関する。
【背景技術】
【0002】
背景技術
歩兵戦闘車又は戦車などの戦闘車両は、タレットと関連する武器システムを装備することができるが、この場合に武器システムは、武器クレードルを介してタレットに装着された銃砲身を含む。銃砲身の向きを制御するべく、銃砲身は、タレットの回転を利用して運動するように配置されており、この場合に銃砲身の俯仰は、武器クレードルのモーターによって制御されるように配置される。
【0003】
銃砲身の正確な向き/アライメントを維持するための1つの重要な側面は、銃砲身の均衡の保持である。これは、車両が平坦ではない地形を移動する際に、特に重要である。
【0004】
従って、銃砲身の改善された均衡の保持のための配置を提供するというニーズが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発明の目的
本発明の目的は、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置を提供することにある。
【0006】
本発明の別の目的は、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ方法を提供することにある。
【0007】
本発明の別の目的は、このような配置を含む車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明の概要
以下の説明から明らかとなるこれらの及びその他の目的は、添付の独立請求項に記述される車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置及び方法並びに車両によって実現される。無限軌道車用のサスペンション配置の好適な実施形態は、添付の従属請求項に定義される。
【0009】
具体的には、本発明の目的は、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置によって実現される。武器システムは、武器クレードルを介してタレットに取り付けられた銃砲身を含む。武器クレードルは、俯仰軸を中心とした銃砲身の俯仰運動を許容するように配置される。前記配置は、銃砲身の不均衡に対抗するトルクを提供するように構成された、サスペンションシステムを含む。配置は、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように、銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクを自動的に調節するための、調節装置を更に含む。
【0010】
本開示による配置は、銃砲身の不均衡を相殺するように銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクを調節するための、調節装置を含む。
【0011】
これにより、銃砲身の均衡を正確及び効率的な方式で制御することができる。これにより、例えば、銃砲身の重量及び/又は車両の傾斜に起因した銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクを自動的に調節することにより、銃砲身の不均衡の動的な相殺を効率的に提供することができる。従って、これにより、静的なトルクを有する場合とは対照的に、銃砲身の不均衡の動的な相殺を得ることができる。従って、例えば、平坦ではない地形における車両の走行の際の銃砲身の動作を改善することができる。
【0012】
銃砲身の不均衡に基づいたサスペンションシステムによって提供されるトルクの自動調節は、銃砲身の均衡が保たれないような銃砲身の変化が存在する場合に、即ち、銃砲身の不均衡が存在する場合に、調節装置が、不均衡を相殺するためのトルクを調節するように構成されることを意味する。従って、調節装置は、銃砲身の不均衡に基づいたサスペンションによって提供されるトルクの動的調節を提供する。
【0013】
配置の一実施形態によれば、サスペンションシステムは、タレットに固定方式で装着されるように構成された第1端部部分と、前記トルクを提供するように武器クレードルに接続されるべく構成された第2端部部分と、を有するトーションバーを含む。このようにして銃砲身の不均衡に対抗するトルクを提供するためのトーションバーを利用することにより、前記自動調節が促進される。従って、調節装置は、銃砲身の不均衡を相殺するように銃砲身の不均衡に基づいてトーションバー上のトルクを調節するように構成される。
【0014】
配置の一実施形態によれば、調節装置は、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクの前記自動調節を提供するように構成されたアクチュエータユニットを含む。配置の一実施形態によれば、アクチュエータユニットは、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいて、トーションバー上において提供されるトルクの前記調節を提供するように構成される。このようにしてアクチュエータユニットを利用することにより、及び銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいて前記自動調節を提供することにより、前記自動調節を効率的及び正確に提供し及び制御することができる。これにより、銃砲身の不均衡の相殺の効率的及び正確な制御が得られる。従って、これにより、銃砲身の不均衡の動的な相殺が効率的及び自動的に制御される。アクチュエータユニットは、例えば、任意の適切な電気モーター、サーボモーター、ステップモーター、又はこれらに類似したものなどの、例えば、電気アクチュエータなどの、前記自動調節を提供するための任意の適切なユニットであってよい。
【0015】
配置の一実施形態によれば、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータは、武器クレードルを動作させる駆動配置によって必要とされるエネルギー及び/又は銃砲身の現時点の俯仰及び/又は車両の現時点のロール及びピッチ及び/又は銃砲身の現時点の重量を含む。このようにして、前記センサデータの1つ又は複数のものに対する自動調節をバイアスすることにより、効率的及び正確な自動調節が促進される。これにより、銃砲身の不均衡の相殺の効率的及び正確な制御が得られる。
【0016】
一実施形態によれば、配置は、銃砲身の現時点の不均衡について通知する前記センサデータに基づいて調節装置を制御するように構成された制御装置を含む。制御装置は、銃砲身の現時点の不均衡について通知する前記センサデータに基づいてアクチュエータユニットを制御するように構成される。制御装置は、本開示の一態様によれば、前記センサデータを受け取り及び処理するように構成される。制御装置は、本開示の一態様によれば、アクチュエータユニットに動作自在に接続される。これにより、自動調節の効率的な制御が促進される。これにより、銃砲身の不均衡の相殺の効率的及び正確な制御が得られる。
【0017】
配置の一実施形態によれば、調節装置は、銃砲身の俯仰運動に基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクの前記自動調節を提供するように構成された漸進的リンケージ構成を含む。これにより、機械的に、即ち、任意のアクチュエータユニット/電子的接続を伴うことなしに、効率的及び正確な自動調節を提供することができる。
【0018】
配置の一実施形態によれば、漸進的リンケージ構成は、トーションバーに装着された第1非円形ギアと、俯仰軸との関連において武器クレードルに装着された及び銃砲身の俯仰運動の際に第1非円形ギアにトルクを伝達するように構成された第2非円形ギアと、を含む。これにより、機械的に、即ち、任意のアクチュエータ/電子的接続を伴うことなしに、効率的及び正確な自動調節を提供することができる。
【0019】
具体的には、本発明の目的は、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つための制御装置によって実行される方法によって実現される。武器システムは、武器クレードルを介してタレットに取り付けられた銃砲身を含む。武器クレードルは、俯仰軸を中心とした銃砲身の俯仰運動を許容するように配置される。方法は、サスペンションシステムを利用して銃砲身の不均衡に対抗するトルクを提供するステップを含む。方法は、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクを動的に調節するステップを更に含む。
【0020】
方法の一実施形態によれば、サスペンションシステムは、タレットに固定方式で装着されるように構成された第1端部部分と、前記トルクを提供するように武器クレードルに接続されるべく構成された第2端部部分と、を有するトーションバーを含む。
【0021】
一実施形態によれば、方法は、銃砲身の現時点の不均衡を決定し、及び、銃砲身のこのように決定された不均衡からセンサデータに基づいてアクチュエータユニットを利用して前記自動調節を提供するステップを含む。
【0022】
方法の一実施形態によれば、銃砲身の現時点の不均衡を決定するステップは、武器クレードルを動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギーを決定するステップ、銃砲身の現時点の俯仰を検出するステップ、車両の現時点のロール及びピッチを検出するステップ、及び銃砲身の現時点の重量を決定するステップの1つ又は複数を含む。
【0023】
本開示による方法は、本明細書において記述される対応する配置に応じた利点を有する。
【0024】
具体的には、本発明の目的は、本明細書において記述される車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置を含む車両によって実現される。
【0025】
一実施形態によれば、車両は、無限軌道車である。一実施形態によれば、車両は、戦闘車両である。
【0026】
図面の簡単な説明
本発明の更に良好な理解を目的として、以下の詳細な説明を参照されたく、ここで以下の図を含む添付図面との関連において判読される際に、同一の参照符号は、いくつかの図の全体を通じて同一の部分を参照している。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1a】本開示の一実施形態による無限軌道車の側面図を概略的に示す。
図1b】本開示の一実施形態によるサスペンションシステムを有する図1aの無限軌道車の斜視図を概略的に示す。
図2】本開示の一実施形態による銃砲身を有する武器システムを有するタレットの側面図を概略的に示す。
図3】本開示の一実施形態による車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つ配置を装備した武器クレードルの斜視図を概略的に示す。
図4a図3の武器クレードル及び配置の正面斜視図を概略的に示す。
図4b図3の武器クレードル及び配置の裏面からの背面斜視図を概略的に示す。
図5a図3の武器クレードル及び配置の側面斜視図を概略的に示す。
図5b図3の武器クレードル及び配置の側面斜視図を概略的に示す。
図6】本開示の一実施形態による銃砲身の均衡を保つべく制御装置によって実行される方法のフローチャートを概略的に示す。
図7】本開示の一実施形態による銃砲身の均衡を保つべく制御装置によって実行される方法のフローチャートを概略的に示す。
図8】本開示の一実施形態による漸進的リンケージ構成を概略的に示す。
図9】本開示の一実施形態による武器クレードルとの関連において配置された図8の漸進的リンケージ構成を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
詳細な説明
本明細書において、「リンク」という用語は、光電子通信ワイヤなどの物理的コネクタであってもよい、又は、例えば、高周波又はマイクロ波リンクなどの無線接続などの非物理的コネクタであってもよい、通信リンクを意味する。
【0029】
本明細書において、「アクチュエータユニット」という用語は、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいて、例えば、トーションバーを含むサスペンションシステムによって提供されるトルクの自動調節を提供するのに適した任意のユニットを意味する。従って、「アクチュエータユニット」という用語は、このような銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいてサスペンションシステムのトーションバーによって提供されるトルクの調節を促進するための任意の適切なアクチュエータユニットを意味しうる。「アクチュエータユニット」という用語は、例えば、電気モーター、サーボモーター、ステップモード、又はこれらに類似したものなどの、例えば、電気アクチュエータを含むことができる。「アクチュエータユニット」という用語は、制御装置に動作自在に接続可能である及び、例えば、トーションバーを含むサスペンションシステムによって提供されるトルクの調節を提供するように前記制御装置を利用して制御可能である任意の適切な装置、即ち、アクチュエータユニットを意味しうる。制御装置は、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータを受け取るように及び処理するように構成することができる。
【0030】
本明細書において、「銃砲身の不均衡を動的に相殺する」との関連における「動的に」という用語は、銃砲身の不均衡に基づいたサスペンションシステムによって提供されるトルクの調節、即ち、サスペンションシステムのトーションバー上のトルクの調節に起因して能動的に得られる、銃砲身の不均衡の相殺を意味する。従って、銃砲身の不均衡に基づいたサスペンションシステムによって提供されるトルクの調節、即ち、サスペンションシステムのトーションバー上のトルクの調節は、例えば、トーションバーなどの、サスペンションシステム上の静的トルク設定を有する場合とは対照的に、トルクの動的調節を意味しうる。
【0031】
本明細書における「銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクを自動的に調節する」との関連における「自動的に調節する」という用語は、不均衡が存在する際に調節装置を利用して実行される調節を意味しうる。一態様によれば、このような調節装置は、銃砲身の現時点の不均衡に関するセンサデータに基づいてこのような自動調節を実行するように構成されたアクチュエータユニットを含む。自動調節は、リンケージ構成を含む調節装置を利用して、機械的に得ることができる。
【0032】
図1aは、本開示の一態様による無限軌道車Vの側面図を概略的に示し、図1bは、図1aの車両Vの斜視図を概略的に示す。例示される車両1は、戦闘車両によって構成される。無限軌道車Vは、本開示の一態様によれば、車両Vのシャーシ及びボディワークを含む車両ボディBを含む。
【0033】
無限軌道車Vは、車両ボディBに吊り下げられた方式で接続されるトラック組立体ペアT1、T2を含む。トラック組立体ペアは、車両を駆動するための右トラック組立体T1及び左トラック組立体T2を含み、それぞれのトラック組立体は、トラック組立体の車輪の組W上において稼働するように配置された駆動手段によって駆動される無限軌道Eを含む。
【0034】
図示の自動車1は、無限軌道車であるが、自動車1は、本発明のその他の実施形態によれば、車輪付きの車両によって構成することができる。
【0035】
車両Vは、タレット10を装備する。タレット10は、車両Vの上部に配置される。タレット10は、車両Vの長手方向の延在に直交する及び車両Vの横断方向の延在に直交する回転の軸Yを中心として回転可能である。
【0036】
車両Vは、銃砲身20を有する武器システムCを装備するように構成される。銃砲身20は、タレット10に取り付けられる。これにより、武器システムCの銃砲身20は、軸Yを中心としてタレット10を回転させる手段によって回転することが許容される。
【0037】
銃砲身20は、タレット10に接続された武器クレードル30に接続されるように構成されており、この場合に、武器クレードル30の一部分は、図1bにおいて可視状態にある。武器クレードルは、図3図4a~b、図5a~b、及び図9に示される武器クレードル30であってよい。銃砲身20は、武器クレードルを利用して図1aに示される俯仰軸Z1を中心として上昇及び降下するように、即ち、俯仰運動を提供するように、構成される。
【0038】
武器クレードル30は、武器クレードル30を利用して前記俯仰運動を促進するように、タレット10のベアリング支持部材12に接続されるように構成される。ベアリング支持部材12は、図3図4a~b、及び図5a~bに示されるベアリング支持部材12であってよい。
【0039】
図2は、本開示の一実施形態による銃砲身20を有する武器システムCを有するタレット10の側面図を概略的に示す。
【0040】
図1a~bを参照して上述したように、銃砲身20は、例えば、図3図4a~b、及び図5a~bに示される武器クレードル30などの武器クレードルに接続されるように構成される。銃砲身20は、武器クレードルを利用して俯仰軸Z1を中心として上昇及び降下するように、即ち、俯仰運動を提供するように、構成される。
【0041】
図3は、本開示の一実施形態による車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つための配置Aを装備した武器クレードル30の斜視図を概略的に示し、図4a~b及び図5a~bは、図3の武器クレードル及び配置の異なる斜視図を概略的に示す。
【0042】
武器クレードル30は、例えば、図1a~b及び図2を参照して記述される銃砲身などの銃砲身の俯仰運動を許容するように配置される。武器クレードル30は、俯仰軸Z1を中心とした銃砲身の俯仰運動を許容するように配置される。
【0043】
武器クレードル30は、本開示の一態様によれば、タレット10に装着されるように構成されており、従って、図1a~b及び図2に示されるように、軸Yを中心としてタレットと共に回転するように構成される。
【0044】
武器クレードル30は、銃砲身を支持するためのリング形状の支持部材32を含む。リング形状の支持部材32は、銃砲身がそれを通じて配置されるべく意図された開口部Oを有する。リング形状の支持部材32の開口部Oは、リング形状の支持部材32に取り付けられた際に銃砲身の延長部に対応する延在を有する。俯仰軸Z1は、リング形状の支持部材32との関連において配置される。俯仰軸Z1は、開口部Oの軸方向延在と直交し、従って、銃砲身の軸方向延在と直交する。
【0045】
開口部Oを有するリング形状の支持部材32を有する武器クレードル30は、武器クレードル30によって支持された際に銃砲身の俯仰のために軸Z1を中心とした武器クレードル30の回転を促進するべく、ベアリングB内において軸受けされるように構成される。
【0046】
従って、武器クレードル30は、タレットとの関係における、即ち、軸Z1を中心とした、武器クレードル30の回転を促進するように、前記ベアリングBを介してタレットに接続されるように構成される。武器クレードル30は、タレットとの関係における、即ち、軸Z1を中心とした、武器クレードル30の回転を促進するように、前記ベアリングBを介してタレットのベアリング支持部材12に接続されるように構成される。
【0047】
武器クレードル30は、武器クレードル30を動作させるための駆動配置Dを含むか又はこれに動作自在に接続される。武器クレードル30を動作させるための駆動配置Dは、俯仰軸Z1を中心として銃砲身を運動させるように構成される。従って、武器クレードル30を動作させるための駆動配置Dは、俯仰軸Z1を中心として銃砲身を上昇又は降下させるように構成される。従って、武器クレードル30を動作させるための駆動配置Dは、俯仰軸Z1を中心とした武器クレードル30の回転運動を提供するように構成される。駆動配置Dは、任意の適切な駆動配置であってよい。駆動配置Dは、本開示の一態様によれば、例えば、サーボモーターなどの電気モーターである。駆動配置Dは、タレットに対して固定方式で構成することができる。駆動配置Dは、武器クレードル30を動作させるべく、即ち、軸Z1を中心として武器クレードル30を運動させるべく、武器クレードル30のスプロケットセグメントを介してパワーを伝達するように構成することができる。図示されていないこのようなスプロケットセグメントは、図5aに示される側部部分34に配置することができる。図5aにおいて示される側部部分34に配置される、図示されていないこのようなスプロケットセグメントは、軸Zを中心とした武器クレードル30の運動を促進するように、円弧形状の構成を有することができる。
【0048】
従って、武器クレードル30は、必要とされる際には、車両動作の際に銃砲身の均衡を保つための配置Aを装備する。武器クレードル30は、銃砲身の均衡を保つための配置Aを含んでもよく、又はこれに動作自在に接続されてもよい。
【0049】
前記配置Aは、銃砲身の不均衡に対抗するトルクを提供するように構成されたサスペンションシステムSを含む。例えば、図3に示される本開示の一態様によれば、サスペンションシステムSは、トーションバー40を含む。トーションバー40は、タレットに固定方式で装着されるように構成された第1端部部分42と、前記トルクを提供するように武器クレードル30に接続されるように構成された第2端部部分44と、を有する。従って、トーションバー40は、本開示の一態様によれば、銃砲身の不均衡に対抗するトルクを提供するように構成される。トーションバー40は、本開示の態様によれば、銃砲身の不均衡に対抗するように、初期張力が印加されるように構成される。トーションバー40は、本開示の一態様によれば、銃砲身の不均衡に対抗する前記トルクを提供するように初期張力が印加されるように構成される。
【0050】
トーションバー40は、リンク配置Lを介してその第2端部部分44において武器クレードル30に接続されるように構成される。リンク配置Lは、第2端部部分44との関連においてトーションバー40に第1端部において接続されており、及び、武器クレードル30の左側部においてベアリングBとの関連において軸Z1に第2端部において接続される。リンク配置Lは、一実施形態によれば、武器クレードル30の均衡を保つように、特定のレバー機能を提供するように構成される。
【0051】
トーションバー40は、支持部材のペアM1、M2によって支持されるように構成される。支持部材のペアM1、M2は、第1端部部分42と第2端部部分44の間においてトーションバー40の周りに配置された第1支持部材M1を含む。支持部材のペアM1、M2は、第1支持部材M1から所定の距離において第1支持部材M1と第2端部部分44の間においてトーションバー40の周りに配置された第2支持部材M2を含む。支持部材のペアM1、M2は、タレットに固体方式で装着されるように構成される。支持部材のペアM1、M2は、軸Z2を中心とした支持部材のペアM1、M2との関係におけるトーションバー40の回転を促進するべく、トーションバー40の周りにおいてベアリング内において軸受けされるように構成される。トーションバー40は、トーションバー40を中心としてベアリング内において支持され及び軸受けされるように構成された単一の細長い部材などの任意の適切な支持部材を利用して支持され及び軸受けされてもよい。
【0052】
配置Aは、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように、銃砲身20の不均衡に基づいてサスペンションシステムSによって提供されるトルクを自動的に調節するための調節装置50を更に含む。調節装置50は、本開示の一態様によれば、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように、銃砲身20の不均衡に基づいてサスペンションシステムSによって提供される初期張力を自動的に調節するように構成される。
【0053】
調節装置50は、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身20の不均衡に基づいてサスペンションシステムSのトーションバー40によって提供されるトルクの前記自動調節を提供するように構成される。調節装置50は、本開示の一態様によれば、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身20の不均衡に基づいてトーションバー40によって提供される初期張力を自動的に調節するように構成される。
【0054】
調節装置50は、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいて、サスペンションシステムSによって提供される、トルクの前記自動調節を提供するように構成された、アクチュエータユニット52を含む。アクチュエータユニット52は、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータに基づいて、サスペンションシステムSのトーションバー40によって提供される、トルクの前記自動調節を提供するように構成される。アクチュエータユニット52は、トーションバー40によって提供されるトルクの調節を促進するための、任意の適切なアクチュエータであってよい。アクチュエータユニット52は、本開示の一態様によれば、例えば、電気モーター、サーボモーター、ステップモーター、又はこれらに類似したものなどの電気アクチュエータであってよい。アクチュエータユニット52は、本開示の一態様によれば、サーボモーターであってよい。アクチュエータユニット52は、本開示の一態様によれば、ステップモーターであってよい。
【0055】
アクチュエータユニット52は、任意の適切な方式でトーションバー40によって提供されるトルクの調節を提供するように構成することができる。本開示の一態様によれば、アクチュエータユニット52は、トーションバー40との関連において配置されたトルク調節装置54を利用してトーションバー40によって提供されるトルクの調節を提供するように構成される。
【0056】
トルク調節装置54は、本開示の一態様によれば、第1端部部分42との関連において、トーションバー40の周りに配置された、トーションバー支持部材54aを含む。トーションバー支持部材54aは、タレットに固定方式で装着されるように構成される。トーションバー40の第1端部部分42は、支持部材54aを利用してタレットに装着されるように構成される。トーションバー支持部材54aは、トーションバー40の調節可能なトルクを提供するように、トーションバー40の周りに調節自在に配置されたトルクである。トーションバー支持部材54aは、トーションバー40の調節可能なトルクを提供するように、第1端部部分42との関連において、トーションバー40の周りに調節自在に配置されたトルクである。トーションバー支持部材54aは、トーションバー40の初期張力を提供するように、第1端部部分42との関連において、トーションバー40の周りに配置される。トーションバー支持部材54aは、トーションバー40の初期張力の適合を促進するように、第1端部部分42との関連においてトーションバー40の周りに配置される。
【0057】
トルク調節装置54は、本開示の一態様によれば、支持部材54aによって提供されるトーションバー40のトルクを調節するための、トルク調節部材54bを含む。トルク調節部材54bは、本開示の一態様によれば、支持部材54aを取り囲むトーションバーをねじで締め付ける又は緩めることにより、トーションバーのトルク調節を促進するように支持部材54aに装着された、ねじ継手部材54bである。トルク調節部材54bは、本開示の一態様によれば、トーションバー40の初期張力を調節するように構成される。
【0058】
従って、ねじ継手部材54bの形状にあるトルク調節部材54bは、支持部材54aを取り囲むトーションバーをねじで締め付ける又は緩めることによってトルクを提供してもよく、この場合に、ねじ継手部材54bによって提供されるトルクは、図3において矢印T1によって示される。
【0059】
従って、ねじ継手部材54bの形状にあるトルク調節部材54bは、支持部材54aを取り囲むトーションバーをねじで締め付ける又は緩めることにより、第1端部部分42との関連においてトーションバー40のトルクを調節してもよく、この場合に、第1端部部分42におけるトーションバー40のトルクは、図3において矢印T2によって示される。
【0060】
従って、ねじ継手部材54bの形状にあるトルク調節部材54bは、支持部材54aを取り囲むトーションバーをねじで締め付ける又は緩めることにより、トーションバー40によって提供されるトルクを調節してもよく、この場合に、銃砲身の不均衡を相殺する第2端部部分44との関連におけるトーションバー40のトルクは、図3において矢印T3によって示される。
【0061】
アクチュエータユニット52は、本開示の一態様によれば、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムによって提供されるトルクを自動的に調節するための、トルク調節部材54bに接続される。
【0062】
アクチュエータユニット52は、本開示の一態様によれば、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身の不均衡に基づいてトーションバー40上において提供されるトルクを自動的に調節するための、トルク調節部材54bに接続される。
【0063】
サスペンションシステムSは、タレットに固定方式で装着されるように構成された第1端部部分42と、前記トルクを提供するように武器クレードル30に接続されるように構成された第2端部部分と、を有するトーションバー40を含む。
【0064】
本開示の一態様によれば、車両に取り付けられた武器システムの銃砲身20の均衡を保つための配置Aは、制御装置100によって制御されるように構成されており、図3を参照されたい。配置Aは、制御装置100を有してもよく又はこれに動作自在に接続されてもよい。
【0065】
制御装置100は、一態様によれば、配置Aを制御するように構成される。
【0066】
車両に取り付けられた武器システムの銃砲身20の均衡を保つための配置Aを制御する制御装置100は、配置A内に含まれることができる。
【0067】
制御装置100は、別個のエンティティとして実装されてもよく又は2つ以上の物理的エンティティ内において分散されてもよい。制御装置100は、1つ又は複数のコンピュータを含むことができる。従って、制御装置100は、プロセッサ及びメモリを含む制御装置によって実装又は実現されてもよく、この場合に、メモリは、プロセッサによって実行された際に制御装置が本明細書において開示される方法を実行するようにする命令を含む。
【0068】
制御装置100は、車両の銃砲身20の均衡を保つための配置Aを制御するべく、1つ又は複数の電子制御ユニット、処理ユニット、コンピュータ、サーバーユニット、又はこれらに類似したものを含むことができる。制御装置100は、車両に搭載された状態で配置された1つ又は複数の電子制御ユニットなどの制御装置を含むことができる。制御装置100は、車両の1つ又は複数の電子制御ユニットを含むことができる。制御装置100は、車両の外部において配置され及び車両に動作自在に接続可能な、オフボードシステムの1つ又は複数の電子制御ユニット、処理ユニット、コンピュータ、サーバーユニット、又はこれらに類似したものを含むことができる。
【0069】
制御装置100は、本開示の一態様によれば、アクチュエータユニット52に動作自在に接続することができる。制御装置100は、本開示の一態様によれば、1つ又は複数のリンクを介してアクチュエータユニット52に動作自在に接続することができる。
【0070】
制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータを受け取るように配置することができる。
【0071】
制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身20の不均衡を動的に相殺するように、サスペンションシステムS、即ち、サスペンションシステムSのトーションバー40、によって提供されるトルクを調節するように銃砲身の現時点の不均衡について通知するこのようにして受け取られたセンサデータに基づいてアクチュエータユニット52を制御するように構成することができる。
【0072】
制御装置100は、本開示の一態様によれば、武器クレードルを動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギーを決定するように構成される。
【0073】
配置Aは、武器クレードル30を動作させるための駆動配置Dによって必要とされるエネルギーを決定するための駆動配置エネルギー要件決定装置60を有してもよく又はこれに動作自在に接続されてもよい。駆動配置エネルギー要件決定装置60は、武器クレードル30を動作させるべく必要とされるエネルギーを検出するための1つ又は複数の検出器を含むことができる。武器クレードル30を動作させるべく必要とされるエネルギーを検出するための前記1つ又は複数の検出器は、例えば、俯仰駆動モーターなどの駆動配置Dによって消費されるアンペア数を検出するためのアンペア数消費検出器を含むことができる。武器クレードル30を動作させるべく必要とされるエネルギーを検出するための前記1つ又は複数の検出器は、加速度計を含むことができる。
【0074】
本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介して駆動配置エネルギー要件決定装置60に動作自在に接続される。本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介して、武器クレードルを動作させるべく駆動配置によって必要とされるエネルギーのセンサデータを表す信号を装置60から受け取るように配置される。制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身の現時点の不均衡を推定するように、武器クレードルを動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギーのセンサデータを処理するように構成される。
【0075】
配置Aは、銃砲身の現時点の俯仰を決定するための銃砲身俯仰決定装置70を含んでもよく、又はこれに動作自在に接続されてもよい。銃砲身俯仰決定装置70は、銃砲身の現時点の俯仰を検出するための1つ又は複数の検出器を含むことができる。銃砲身の現時点の俯仰を検出するための前記1つ又は複数の検出器は、傾斜センサ及び/又は角度センサ及び/又は慣性センサ及び/又はジャイロスコープ及び/又はエンコーダを含むことができる。銃砲身の現時点の俯仰を検出する前記1つ又は複数の検出器は、加速度計を含むことができる。
【0076】
本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介して銃砲身俯仰決定装置70に動作自在に接続される。本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介して銃砲身の現時点の俯仰のセンサデータを表す信号を銃砲身俯仰決定装置70から受け取るように配置される。制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身の現時点の不均衡を推定するように、銃砲身の現時点の俯仰のセンサデータを処理するように構成される。
【0077】
配置Aは、車両の現時点のロール及びピッチを決定するためのロール及びピッチ決定装置80を含んでもよく、又はこれに動作自在に接続されてもよい。ロール及びピッチ決定装置80は、車両の現時点のロール及びピッチを検出するための1つ又は複数の検出器を含むことができる。車両の現時点のロール及びピッチを検出するための前記1つ又は複数の検出器は、角度センサ及び/又は慣性センサ及び/又はジャイロスコープ及び/又はエンコーダを含むことができる。車両の現時点のロール及びピッチを検出するための前記1つ又は複数の検出器は、加速度計を含むことができる。
【0078】
本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介してロール及びピッチ決定装置80に動作自在に接続される。本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクにより、車両の現時点のロール及びピッチのセンサデータを表す信号をロール及びピッチ決定装置80から受け取るように配置される。制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身の現時点の不均衡を推定するように、車両の現時点のロール及びピッチのセンサデータを処理するように構成される。
【0079】
配置Aは、銃砲身の現時点の重量を決定するための銃砲身重量決定装置90を含んでもよく又はこれに動作自在に接続されてもよい。銃砲身重量決定装置90は、銃砲身の現時点の重量を検出するための1つ又は複数の重量検出器を含むことができる。銃砲身重量決定装置90は、銃砲身の現時点の弾薬を計数するための弾薬計数装置を含むことができる。
【0080】
本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介して銃砲身重量決定装置90に動作自在に接続される。本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介して銃砲身の現時点の重量のセンサデータを表す信号を銃砲身重量決定装置90から受け取るように配置される。制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身の現時点の不均衡を推定するように、銃砲身の重量のセンサデータを処理するように構成される。
【0081】
従って、制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータを推定するように、エネルギー要件決定装置60からの武器クレードルを動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギーのセンサデータを処理するように、及び/又は、銃砲身俯仰決定装置70からの銃砲身の現時点の俯仰のセンサデータを処理するように、及び/又は、ロール及びピッチ決定装置80からの車両の現時点のロール及びピッチのセンサデータを処理するように、及び/又は、銃砲身重量決定装置90からの銃砲身の重量のセンサデータを処理するように、構成することができる。
【0082】
本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介してアクチュエータユニット52に動作自在に接続される。本開示の一態様によれば、制御装置100は、リンクを介して銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータを表す信号をアクチュエータユニット52に送信するように配置される。
【0083】
制御装置100は、本開示の一態様によれば、銃砲身20の不均衡を動的に相殺するように、サスペンションシステムS、即ち、サスペンションシステムSのトーションバー40、によって提供されるトルクを調節するように、銃砲身の現時点の不均衡について通知するこのようにして受け取られたセンサデータに基づいてアクチュエータユニット52を制御するように構成することができる。
【0084】
図6及び図7は、本開示の一態様による銃砲身の均衡を保つための制御装置によって実行される方法ME1、ME2のフローチャートを概略的に示す。方法は、図3を参照して記述される、例えば、制御装置100などの、制御装置を利用して実行することができる。方法は、任意の適切な方式で組み合わせることができる。
【0085】
図6は、本開示の一実施形態による車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つための制御装置によって実行される方法ME1のフローチャートを概略的に示す。
【0086】
武器システムは、武器クレードルを介してタレットに取りけられた銃砲身を有し、この場合に、武器クレードルは、俯仰軸を中心とした銃砲身の俯仰運動を許容するように配置される。武器システムは、例えば、図1及び図2を参照して記述される武器システムCなどの任意の適切な武器システムであってよく、及び、例えば、図3図4a~b、図5a~bを参照して記述される武器クレードルなどの任意の適切な武器クレードルを含むことができる。
【0087】
本開示の一態様によれば、方法ME1は、ステップS1を含む。このステップにおいては、銃砲身の不均衡に対抗するトルクがサスペンションシステムを利用して提供される。
【0088】
本開示の一態様によれば、方法ME1は、ステップS2を含む。このステップにおいては、サスペンションシステムによって提供されるトルクが、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身の不均衡に基づいて自動的に調節される。
【0089】
図7は、本開示の一実施形態による銃砲身の均衡を保つための制御装置によって実行される方法ME2のフローチャートを概略的に示す。
【0090】
武器システムは、武器クレードルを介してタレットに取り付けられた銃砲身を含み、武器クレードルは、俯仰軸を中心とした銃砲身の俯仰運動を許容するように配置される。武器システムは、例えば、図1及び図2を参照して記述される武器システムCなどの任意の適切な武器システムであってよく、及び、例えば、図3図4a~b、図5a~bを参照して記述される武器クレードルなどの任意のクレードルを含むことができる。タレットに固定方式で装着されるように構成された第1端部部分と、トルクを提供するように武器クレードルに接続されるように構成された第2端部部分と、を有するトーションバーを含むサスペンションシステムが提供される。トーションバーは、例えば、図3図4a~b、図5a~bを参照して記述されるトーションバー40などの任意のトーションバーであってよい。
【0091】
本開示の一態様によれば、方法ME2は、ステップS11を含む。このステップにおいては、銃砲身の不均衡に対抗するトルクがサスペンションシステムのトーションバーを利用して提供される。
【0092】
本開示の一態様によれば、方法ME2は、ステップS12を含む。このステップにおいては、銃砲身の現時点の不均衡が決定される。
【0093】
本開示の一態様によれば、方法は、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータを受け取るステップを含む。
【0094】
本開示の一態様によれば、方法は、武器クレードルを動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギーのデータを受け取ること及び/又は銃砲身の現時点の俯仰のデータを受け取ること及び/又は車両の現時点のロール及びピッチのデータを受け取ること及び/又は銃砲身の現時点の重量のデータを受け取ることを含む、銃砲身の現時点の不均衡について通知するセンサデータを受け取るステップを含む。武器クレードルを動作させるための駆動配置によって必要とされるエネルギーの前記データは、武器クレードルを動作させるための駆動配置によって必要とされる検出エネルギーからのセンサデータである。銃砲身の現時点の俯仰の前記データは、銃砲身の現時点の俯仰の検出からのセンサデータである。車両の現時点のロール及びピッチの前記データは、車両の現時点のロール及びピッチの検出からのセンサデータである。銃砲身の現時点の重量の前記データは、銃砲身の現時点の重量の検出からのセンサデータである。
【0095】
本開示の一態様によれば、方法ME2は、ステップS13を含む。このステップにおいては、トーションバー上のトルクが、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身の決定された不均衡からのセンサデータに基づいてアクチュエータを利用して調節される。
【0096】
図8は、漸進的リンケージ構成150を概略的に示す。
【0097】
漸進的リンケージ構成150は、本開示の一態様によれば、本開示による車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つための配置に含まれるように構成される。武器システムは、図1a~b及び図2を参照して記述される武器システムCであってよい。
【0098】
漸進的リンケージ構成150は、銃砲身の不均衡を相殺するように、銃砲身の不均衡に基づいて配置Aのサスペンションシステムによって提供されるトルクの調節を機械的に提供するように構成された、リンケージ構成150を意味しうる。漸進的リンケージ構成150は、銃砲身の不均衡を相殺するように、銃砲身の不均衡に基づいて配置Aのトーションバー上において提供されるトルクの調節を機械的に提供するように構成された、リンケージ構成150を意味しうる。
【0099】
武器システムは、武器クレードルを介してタレットに取り付けられた銃砲身を含む。武器クレードルは、図3図4a~b、及び図5a~bを参照して記述される武器クレードル30であってよい。武器クレードルは、俯仰軸Z1を中心とした銃砲身の俯仰運動を許容するように配置される。
【0100】
前記配置は、銃砲身の不均衡に対抗するトルクを提供するように構成されたサスペンションシステムを含む。サスペンションシステムは、図3図4a~b、及び図5a~bを参照して記述されるサスペンションシステムSであってよい。サスペンションシステムは、タレットに固定方式で装着されるように構成された第1端部部分と、前記トルクを提供するように武器クレードルに接続されるように構成された第2端部部分と、を有するトーションバーを含む。トーションバーは、図3図4a~b、及び図5a~bを参照して記述されるトーションバー40であってよい。
【0101】
配置は、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように、銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムのトーションバーによって提供されるトルクを自動的に調節するための調節装置150を含む。
【0102】
図8に示される本開示の一態様によれば、調節装置は、銃砲身の俯仰運動に基づいてサスペンションシステムのトーションバーによって提供されるトルクの前記自動調節を提供するように構成された漸進的リンケージ構成152、154を含む。
【0103】
本開示の一態様によれば、漸進的リンケージ構成152、154は、第1非円形ギア152を含む。また、第1非円形ギア152は、第1非円形ギアホイール152とも表記されうる。第1非円形ギア152は、トーションバーに装着されるように構成される。第1非円形ギア152は、本開示の一態様によれば、例えば、図9に示されるリンケージ構成などのリンケージ構成を介してトーションバーに装着されるように構成される。第1非円形ギア152は、本開示の一態様によれば、軸Z3を中心として回転自在に装着されるように構成される。第1非円形ギア152は、本開示の一態様によれば、前記第1非円形ギア152がそれを中心として回転するように配置された前記回転の軸Z3を有する固定された車軸A3に、回転自在に装着されるように構成される。前記第1非円形ギア152がそれを中心として回転するように配置された軸Z3は、一実施形態によれば、トーションバーの軸Z2に対して平行である。
【0104】
本開示の一態様によれば、漸進的リンケージ構成152、154は、第2非円形ギア154を含む。また、第2非円形ギア154は、第2非円形ギアホイール154とも表記されうる。第2非円形ギア154は、俯仰軸Z1との関連において武器クレードルに装着されるように構成される。第2非円形ギア154は、本開示の一態様によれば、例えば、図9に示されるリンケージ構成などのリンケージ構成を介して武器クレードルに装着されるように構成される。第2非円形ギア154は、本開示の一態様によれば、軸Z4を中心として回転自在に装着されるように構成される。第2非円形ギア154は、本開示の一態様によれば、前記第2非円形ギア154がそれを中心として回転するように配置された前記回転の軸Z4を有する固定された車軸A4に、回転自在に装着されるように構成される。前記第2非円形ギア154がそれを中心として回転するように配置された軸Z4は、一実施形態によれば、武器クレードルの俯仰軸Z1に対して平行である。
【0105】
第2非円形ギア154は、銃砲身の俯仰運動の際に第1非円形ギア152にトルクを伝達するように構成される。例示用の実施形態を概略的に示す図9を参照されたい。
【0106】
図9は、本開示の一実施形態による武器クレードル30との関連において配置された図8の漸進的リンケージ構成152、154を概略的に示す。
【0107】
漸進的リンケージ構成150は、本開示の一態様によれば、本開示による車両に取り付けられた武器システムの銃砲身の均衡を保つための配置に含まれるように構成される。武器システムは、図1a~b及び図2を参照して記述される武器システムCであってよい。
【0108】
武器システムは、武器クレードル30を介してタレットに取り付けられた銃砲身20を含む。武器クレードルは、図3図4a~b、及び図5a~bを参照して記述される武器クレードル30であってよい。武器クレードルは、俯仰軸Z1を中心とした銃砲身20の俯仰運動を許容するように配置される。
【0109】
前記配置は、銃砲身20の不均衡に対抗するトルクを提供するように構成されたサスペンションシステムを含む。サスペンションシステムは、図3図4a~b、及び図5a~bを参照して記述されるサスペンションシステムであってよい。サスペンションシステムは、タレットに固定方式で装着されるように構成された第1端部部分と、前記トルクを提供するように武器クレードル30に接続されるように構成された第2端部部分と、を有するトーションバー40を含む。トーションバーは、図3図4a~b、及び図5a~bを参照して記述されるトーションバー40であってよい。
【0110】
配置は、銃砲身の不均衡を動的に相殺するように銃砲身の不均衡に基づいてサスペンションシステムのトーションバーによって提供されるトルクを自動的に調節するための調節装置150を含む。
【0111】
図9に示される本開示の一態様によれば、調節装置150は、銃砲身20の俯仰運動に基づいてサスペンションシステムのトーションバー40によって提供されるトルクの前記自動調節を提供するように構成された漸進的リンケージ構成152、154を含む。調節装置150は、前記漸進的リンケージ構成152、154用のリンケージ配置Liを含む。
【0112】
本開示の一態様によれば、漸進的リンケージ構成152、154は、第1非円形ギア152を含む。また、第1非円形ギア152は、第1非円形ギアホイール152とも表記されうる。第1非円形ギア152は、トーションバー40に装着されるように構成される。第1非円形ギア152は、本開示の一態様によれば、第1リンクLi1を介してトーションバー40に装着されるように構成される。第1リンクLi1は、一実施形態によれば、リンケージ配置Li内において含まれる。調節装置150は、一実施形態によれば、トーションバー40の初期張力を提供するように構成された初期張力アーム部材156を含む。第1非円形ギア152は、本開示の一態様によれば、前記第1リンクLi1を介して、初期張力アーム部材156に、及び、従って、トーションバー40に、装着されるように構成される。従って、第1リンクLi1は、一実施形態によれば、初期張力アーム部材156にリンクされるように構成される。
【0113】
第1非円形ギア152は、本開示の一態様によれば、軸Z3を中心として回転自在に装着されるように構成される。第1非円形ギア152は、本開示の一態様によれば、前記第1非円形ギア152がそれを中心として回転するように配置された前記回転の軸Z3を有する固定された車軸A3に回転自在に装着されるように構成される。前記第1非円形ギア152がそれを中心として回転するように配置された軸Z3は、一実施形態によれば、トーションバーの軸Z2に対して平行である。
【0114】
本開示の一態様によれば、漸進的リンケージ構成152、154は、第2非円形ギア154を含む。また、第2非円形ギア154は、第2非円形ギアホイール154とも表記されうる。第2非円形ギア154は、俯仰軸Z1との関連において武器クレードルに装着されるように構成される。第2非円形ギア154は、本開示の一態様によれば、第2リンクLi2を介して武器クレードルに装着されるように構成される。第2リンクLi2は、一実施形態によれば、リンケージ配置Li内において含まれる。
【0115】
第2非円形ギア154は、本開示の一態様によれば、軸Z4を中心として回転自在に装着されるように構成される。第2非円形ギア154は、本開示の一態様によれば、前記第2非円形ギア154がそれを中心として回転するように構成された前記回転の軸Z4を有する固定された車軸A4に回転自在に装着されるように配置される。前記第2非円形ギア154がそれを中心として回転するように配置された軸Z4は、一実施形態によれば、武器クレードルの俯仰軸Z1に対して平行である。
【0116】
第2非円形ギア154は、銃砲身の俯仰運動の際に第1非円形ギア152にトルクを伝達するように構成される。
【0117】
従って、銃砲身20の俯仰運動が存在する際には、即ち、武器クレードル30が俯仰軸Z1を中心として回転する際には、第2非円形ギア154は、第2リンクLi2を利用して軸Z4を中心として回転する。
【0118】
この結果、第2非円形ギア154と係合する第1非円形ギア152は、第2非円形ギア154を利用して軸Z3を中心として回転する。前記漸進的リンケージ構成152、154の構成に起因して、即ち、ギア152、154の非円形形状に起因して、第1非円形ギア152は、第2非円形ギア154と共に、但し、俯仰軸Z1を中心とした回転に応じて異なる角度により、回転することになる。
【0119】
この結果、第1非円形ギアは、軸Z3を中心として回転する際に銃砲身20の不均衡に基づいたトーションバー40の特定の初期張力を提供するように、第1リンクLi1を介して初期張力アーム部材156に運動を伝達することになる。
【0120】
リンケージ配置Liは、一実施形態によれば、トーションバー40に接続された第3リンクLi3と、武器クレードル30に接続された第4リンクと、を含むリンク配置Li3、Li4を含む。第3リンクLi3及び第4リンクLi4は、1つにリンクされる。リンク配置Li3、Li4は、武器クレードル30の均衡を保つように構成される。リンク配置Li3、Li4は、一実施形態によれば、図3図4a~b、及び図5a~bを参照して記述されるリンク配置Lに対応しうる。
【0121】
本発明の好適な実施形態に関する以上の説明は、例示及び説明を目的として提供されたものである。本発明を網羅する又はこれを開示された形態そのままに限定することが意図されてはいない。多くの変更及び変形が当業者に明らかとなることが明らかである。実施形態は、本発明の原理及びその実際的な適用について最良に説明し、これにより、当業者が、様々な実施形態において、及び、想定される特定の使用法に適する様々な変更を伴って、本発明を理解することを可能にするべく、選択され及び記述される。
図1a
図1b
図2
図3
図4a
図4b
図5a
図5b
図6
図7
図8
図9