(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-25
(45)【発行日】2024-05-08
(54)【発明の名称】電動弁及び熱管理システム
(51)【国際特許分類】
F16K 37/00 20060101AFI20240426BHJP
F16K 31/04 20060101ALI20240426BHJP
F16K 27/02 20060101ALI20240426BHJP
【FI】
F16K37/00 J
F16K31/04 Z
F16K27/02
(21)【出願番号】P 2022554874
(86)(22)【出願日】2021-03-12
(86)【国際出願番号】 CN2021080344
(87)【国際公開番号】W WO2021180191
(87)【国際公開日】2021-09-16
【審査請求日】2022-09-16
(31)【優先権主張番号】202010175679.3
(32)【優先日】2020-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516071103
【氏名又は名称】杭州三花研究院有限公司
【氏名又は名称原語表記】Hangzhou Sanhua Research Institute Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.289-2, 12th Street, Economic & Technological Development Area, Hangzhou, Zhejiang 310018 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】弁理士法人 東和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、 ロンロン
(72)【発明者】
【氏名】パン、 イーユアン
(72)【発明者】
【氏名】ユアン、 ケー
(72)【発明者】
【氏名】チェン、 トゥーピン
【審査官】橋本 敏行
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/205746(WO,A1)
【文献】中国実用新案第209495003(CN,U)
【文献】特開2019-211180(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0005250(US,A1)
【文献】特表昭63-500884(JP,A)
【文献】実開昭54-005834(JP,U)
【文献】特開2001-170393(JP,A)
【文献】特開平09-243492(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 27/00-27/12
31/00-31/05
37/00
F25B 31/00-31/02
39/00-41/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
弁体と、第1段の流路及び第2段の流路が形成される弁座と、電気制御部と、駆動部とを含み、前記第1段の流路と前記第2段の流路との間に位置する弁口が形成され、前記弁体は、前記弁口に対して運動して前記弁口の開度を変更可能になっており、前記電気制御部は、前記駆動部を制御し、前記駆動部は、前記弁体を運動させるように駆動する電動弁であって、
前記弁座に接続され、検知流路内の作動媒体の圧力特徴を感応して圧電信号を形成可能になる圧力感応手段をさらに含み、
前記電気制御部は、電気制御板を含み、
前記圧電信号は、圧力特徴に対応する電気信号を調整回路により形成し、
前記電気信号は、前記駆動部を制御する信号を生成する一部とし、
前記弁座は、第1取付室を有し、
前記圧力感応手段は、前記第1取付室に位置し、
前記電動弁は、第1位置制限部と、第1接続部品とをさらに含み、
前記圧力感応手段は、前記第1位置制限部によって前記弁座に対して位置制限され、
前記電気制御板と前記圧力感応手段とは前記第1接続部品により電気的に接続され、
前記第1接続部品は、バネであり、
前記電気制御板は、前記第1接続部品に溶接固定され、
前記圧力感応手段は、第1ブリキパッドと第1収容部とを有し、
前記第1ブリキパッドは、第1収容部の底部に位置し、
前記第1接続部品は、一端が前記第1収容部に位置して前記第1ブリキパッドに当接され、
前記第1接続部品は、弾性ひずみが発生することを特徴とする電動弁。
【請求項2】
前記第1位置制限部は、第1サークリップと、前記弁座に位置する第1スロットとを含み、
前記第1サークリップは、前記第1スロット内に係止可能であり、
前記第1サークリップは、前記圧力感応手段の上側面に当て止めされ、
前記圧力感応手段の下側面と前記弁座との間に第1封止リングがあり、及び/または、前記圧力感応手段は、セラミックコンデンサ圧力センサであることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記調整回路は、前記電気制御板に集積されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動弁。
【請求項4】
前記検知流路内に入り込み、前記駆動部を制御する信号を生成する一部として前記検知流路内の作動媒体の温度特徴を感応可能である温度感応手段をさらに含み、
前記温度感応手段と前記圧力感応手段とは、それぞれ前記電気制御板に接続されることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかの1項に記載の電動弁。
【請求項5】
前記弁座は、第2取付室をさらに有し、
前記温度感応手段は、前記第2取付室に位置するサーミスタであり、
前記電動弁は、第2位置制限部と第2接続部品とをさらに含み、
前記温度感応手段は、前記第2位置制限部によって前記弁座に対して位置制限され、
前記電気制御板と前記温度感応手段とは、第2接続部品により電気的に接続されることを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
【請求項6】
前記第2位置制限部は、第2サークリップと、前記弁座に位置する第2スロットとを含み、
前記第2サークリップは、前記第2スロット内に係止可能であり、
前記第2サークリップは、前記温度感応手段の上側面に当て止めされ、
前記温度感応手段の一つの下向きの段差面は、前記弁座に当接され、
前記段差面と前記弁座との間に第2封止リングがあることを特徴とする請求項5に記載の電動弁。
【請求項7】
前記第2接続部品は、バネであり、
前記電気制御板は、前記第2接続部品に溶接固定され、
前記温度感応手段は、第2ブリキパッドと第2収容部とを有し、
前記第2ブリキパッドは、前記第2収容部の底部に位置し、
前記第2接続部品は、一端が前記第2収容部に位置して前記第2ブリキパッドに当接され、
前記第2接続部品は、弾性ひずみが発生することを特徴とする請求項6に記載の電動弁。
【請求項8】
前記弁座は、弁体取付室をさらに含み、
前記弁体は、前記弁体取付室に位置し、
前記第1取付室、第2取付室、及び前記弁体取付室は、開口が前記弁座の同じ側に向け、
前記検知流路は、前記弁座に形成され、
前記電動弁は、前記弁口で絞りを形成可能であり、
前記第1段の流路及び前記第2段の流路の一方は、上流にあり、
前記第1段の流路及び前記第2段の流路の他方は、下流にあり、
前記検知流路は、前記下流にある流路に位置し、又は、前記検知流路と前記下流にある流路とは熱管理システムにより連通することを特徴とする請求項5~請求項7のいずれかの1項に記載の電動弁。
【請求項9】
電動弁を含む空気調和システムを含み、
前記電動弁は、請求項1~請求項8のいずれかの1項に記載の電動弁であることを特徴とする熱管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年03月13日にて中国特許庁に提出され、出願番号が、202010175679.3であり、発明名称が、「電動弁及び熱管理システム」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が援用されることで本出願に結合される。
【0002】
本発明は、車両の熱管理システムの部材、及び、電動弁を含む熱管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0003】
作動媒体の流量制御精度を向上させるために、車両の熱管理システムは、電動弁を採用してシステムの作動媒体の流量調整を行う。
電動弁は、過熱度を制御することによって実現し、過熱度の算出には、通過した圧力信号を取得する必要があり、如何に圧力信号を低コストで取得するかとの電動弁は、1つの技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、圧力信号を低コストで取得する電動弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を実現するために、本発明は、
弁体と、第1段の流路及び第2段の流路が形成される弁座と、電気制御部と、駆動部とを含み、前記第1段の流路と前記第2段の流路との間に位置する弁口が形成されており、前記弁体は、前記弁口に対して運動するとともに前記弁口の開度を変更可能になっており、前記電気制御部は、前記駆動部を制御し、前記駆動部は、前記弁体を運動させる電動弁であって、前記弁座に接続され、検知流路内の作動媒体の圧力特徴を感応して圧電信号を形成可能になる圧力感応手段をさらに含み、前記電気制御部は、電気制御板を含み、前記圧電信号は、圧力特徴に対応する電気信号を調整回路により形成し、前記電気信号は、前記駆動部を制御する信号を生成する一部とする電動弁である。
【0006】
熱管理システムであって、電動弁を含む空気調和システムを含み、前記電動弁は、以上の前記電動弁である。
【0007】
本発明は、圧力感応手段により圧電信号を取得し、圧電信号は、駆動部を制御する信号を生成する一部として、圧力特徴に対応する電気信号を調整回路により取得し、圧力センシング手段の保護カバー及びパッケージ構造を別途に設置する必要がなく、電動弁を利用して圧力センシング手段を保護し、コスト低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】熱管理システムの一実施形態の模式ブロック図。
【
図7】弁座と温度感応手段、圧力感応手段との1つの組み合わせの立体構造図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図及び具体的な実施例に基いて、本発明をさらに説明する。
【0010】
熱管理システムは、主に、車両または家庭用設備に適用され、以下、車両用熱管理システムで説明し、車両用熱管理システムは、少なくとも空気調和システムを含み、勿論、電池が車両に適用されることにつれて、車両用熱管理システムは、電池冷却システムを含んでもよい。
熱管理システムが作動する場合、空気調和システムは、循環して流れる冷媒を含み、電池冷却システムは、循環して流れる作動媒体を含み、この作動媒体は、水、油、水または油を含有する混合物、冷媒等であってもよい。
【0011】
図10は、電動弁の一実施形態のブロック図である。
電動弁は、弁体と、第1段の流路及び第2段の流路が形成される弁座と、電気制御部と、駆動部とを含み、電動弁は、第1段の流路と第2段の流路との間に位置する弁口が形成されており、弁体は、弁口に対して運動するとともに弁口の開度を変更することができ、電気制御部は、駆動部を制御し、この駆動部は、弁体を運動させ、電動弁は、弁座に接続され、検知流路内の作動媒体の圧力特徴を感応して圧電信号を形成する圧力感応手段をさらに含み、電気制御部は、電気制御板を含み、圧電信号は、圧力特徴に対応する電気信号を一つの調整回路により形成し、電気信号は、駆動部を制御する信号を生成する一部とする。
本発明は、圧力感応手段により圧電信号を取得し、この圧電信号は、駆動部を制御する信号を生成する一部として、圧力特徴に対応する電気信号を調整回路により取得し、圧力センシング手段の保護カバー及びパッケージ構造を別途に設置する必要がなく、電動弁を利用して圧力センシング手段を保護し、コスト低減に寄与する。
【0012】
図1は、熱管理システムの一実施形態の模式図であり、本実施例における熱管理システムは、空気調和システムと、電池冷却システムとを含み、空気調和システムは、圧縮機10と、凝縮器20と、電動弁30と、蒸発器40とを含む。
空気調和システムが作動する場合、冷媒は、圧縮機10で高温高圧の冷媒に圧縮され、この高温高圧の冷媒は、凝縮器20で放熱された後に常温高圧の冷媒になり、常温高圧の冷媒は、電動弁30を通過して蒸発器40に入る。
常温高圧の冷媒が電動弁30を経た後に減圧されるから、冷媒は、気化して低温の冷媒になり、この低温の冷媒は、蒸発器40を経て大量の熱を吸収して圧縮機10に戻る。
電池冷却システムは、熱管理ユニット50とポンプ60とを含み、空気調和システムにおける冷媒と電池冷却システムの作動媒体とは、熱管理ユニット50で熱交換し、ポンプ60は、電池冷却システムの作動媒体のために循環運動の動力を提供する。
【0013】
図2~
図11によれば、電動弁30は、弁体1と、弁座2と、電気制御部3と、駆動部4とを含み、弁座2には、第1段の流路21及び第2段の流路22が形成され、電動弁30は、弁口20を有する。
本実施例において、電動弁は、弁体座201をさらに含み、弁口20は、弁体座201に成形され、勿論、他の実施形態において、弁口20は、弁座2に成形されてもよい。
そして、この弁口20は、第1段の流路21と第2段の流路22との間に位置し、電気制御部3は、駆動部4を制御でき、この駆動部4は、弁体1を運動させるように駆動し、弁体1は、弁口20に対して運動するとともに弁口20の開度を変更することができる。
電気制御部3は、電気制御板31を含み、この電気制御板31は、上位機器から発したのが制御信号である場合、制御信号を駆動信号に変換することができ、さらに、駆動部4が弁体1を動作させるように駆動することができる変換手段が集積されており、電気制御板31は、上位機器から送信したのがシステム信号である場合、このシステム信号に応じて制御信号を生成するマイクロプログラミング手段と、制御信号を駆動信号に変換するとともに、駆動部4が弁体1を動作させるように駆動することができる変換手段とが集積されている。
【0014】
本実施例において、電気制御部3は、1つの入力端子32を有し、この入力端子32により、電気制御板31に給電し、上位機器から送信された信号を受信する。
本実施例において、駆動部4は、コイルユニット41とロータユニット42とを含み、コイルユニット41は、電気制御板31に電気的に接続され、駆動信号を電気制御板31からコイルユニット41に発し、このコイルユニット41は、励起磁場が発生し、ロータユニット42は、励起磁場の作用で回動し、電動弁30は、伝動装置をさらに含み、この伝動装置は、固定されるナット91と、ロータユニット42及び弁体1に接続されるスクリュー92とを含み、伝動装置は、回動を弁体1の軸方向運動に転換し、勿論、以上の駆動部及び伝動装置は、本実施例の実施形態に限定されるものではなく、他の構造であってもよく、同じ効果が実現される。
【0015】
本実施形態において、電動弁30は、別体に設置されるとともに弁座2に機械的に接続される圧力感応手段5及び温度感応手段6をさらに含む。
そして、圧力感応手段5は、検知流路23内の作動媒体の圧力特徴を感応して圧電信号を形成することができ、圧電信号は、圧力特徴に対応する電気信号を一つの調整回路により形成し、電気信号は、駆動部4を制御する信号を生成する一部とし、以上の調整回路は、電気制御板3に集積される。
また、温度感応手段6は、検知流路23内に入り込んでおり、前記駆動部4を制御する信号を生成する一部として、検知流路23内の作動媒体の温度特徴を感応することができる。
【0016】
本実施例において、温度感応手段6及び圧力感応手段5は、単独で成形され、このように、システムのニーズに応じてそのうちの1つを交換し、システムの要求を満たし、より柔軟であることができ、なお、組み合わせの選択の柔軟性を増加でき、さらに製品コストを低くすることに寄与する。
本実施形態において、検知流路23は、弁座2に位置し、検知流路23の伸び方向は、第1段の流路21、第2段の流路23の伸び方向と同じである。
勿論、検知流路23は、熱交換器またはシステムにおける他の部材に位置してもよい。
【0017】
弁座2は、第1取付室24を有し、圧力感応手段5は、第1取付室24に位置し、電動弁30は、第1位置制限部71と、第1接続部品81とをさらに含み、圧力感応手段5は、第1位置制限部71により弁座2に対して位置制限され、電気制御板31と圧力感応手段5とは、第1接続部品81により電気的に接続される。
本実施例において、圧力感応手段5は、セラミックコンデンサ圧力センサであり、勿論、他の圧力感応手段であってもよい。
セラミックコンデンサ圧力センサを採用すれば、コスト低減に寄与する。
第1位置制限部71は、第1サークリップ711と、弁座2に位置する第1スロット712とを含み、第1サークリップ711は、第1スロット712内に係止されることができ、第1サークリップ711は、圧力感応手段5の上側面に当て止めされ、圧力感応手段5の下側面と弁座2との間に第1封止リング511がある。
勿論、第1位置制限部71は、第1サークリップ及び第1スロットに限定されず、ネジ接続等の形式で温度感応手段5及び弁座2を位置制限することであってもよい。
【0018】
本実施例において、第1接続部品81は、バネであり、電気制御板31は、第1接続部品81に固定され、圧力感応手段5は、第1ブリキパッド51と第1収容部52とを有し、第1ブリキパッド51は、第1収容部52の底部に位置し、第1接続部品81は、一端が第1収容部52に位置して第1ブリキパッド51に当接され、第1接続部品81は、、組付が完成した後に弾性ひずみが発生することにより、第1ブリキパッド51に当接され、温度感応手段5との電気的な接続が保証される。
電気制御板31が第1接続部品81に溶接固定される一実施形態について、電気制御板31に第1ジャック311が形成され、第1接続部品81の一端が第1ジャック311に挿入して溶接固定されることであってもよく、別の実施形態について、電気制御板31もブリキパッドを有し、第1接続部品81がブリキパッドに当接されて溶接固定されることである。
勿論、他の実施形態において、圧力感応手段及び電気制御板の一方は、第1接続部品に固定接続され、圧力感応手段及び電気制御板の他方は、第1接続部品に当接され、このように、第1接続部品の位置決め及び制限を便利にさせる。
【0019】
弁座2は、第2取付室25をさらに有し、温度感応手段6は、サーミスタであり、前記第2取付室25に位置し、電動弁は、第2位置制限部72と第2接続部品82とをさらに含み、温度感応手段6は、第2位置制限部72により弁座2に対して位置制限され、電気制御板31と温度感応手段6とは、第2接続部品82により電気的に接続される。
【0020】
本実施例において、第2位置制限部72は、第2サークリップ721と、弁座2に位置する第2スロット722とを含み、第2サークリップ721は、温度感応手段6の上側面に位置し、温度感応手段6の一つの段差面61は、弁座2に当接され、これらの段差面61と弁座2との間に第2封止リング611がある。
第2接続部品82は、バネであり、電気制御板31は、第2接続部品82に溶接固定され、温度感応手段6は、第2ブリキパッド62と第2収容部63とを有し、第2ブリキパッド62は、第2収容部63の底部に位置し、第2接続部品82は、一端が第2収容部63に位置して第2ブリキパッド62に当接され、第2接続部品82は、組付が完成した後に弾性ひずみが発生することにより、第2ブリキパッド62に当接され、温度感応手段6との電気的な接続が保証される。
第2接続部品82と、電気制御板31及び温度感応手段6との接続方式は、本実施形態における接続方式に限定されない。
勿論、第2位置制限部72は、第2サークリップ721及び第2スロット722に限定されず、ネジ接続等の形式で温度感応手段6及び弁座2を位置制限することであってもよい。
電気制御板31が第2接続部品82に溶接固定される一実施形態について、電気制御板31に第2ジャック312が形成され、第2接続部品82の一端が第2ジャック312に挿入して溶接固定されることであってもよい。
【0021】
弁座2は、弁体取付室27をさらに含み、弁体1は、弁体取付室27に位置し、第1取付室24、第2取付室25、及び弁体取付室27は、開口が弁座2の同じ側に向け、電動弁は、弁口20で絞りを形成することができ、第1段の流路21及び第2段の流路22の一方は、上流にあり、第1段の流路21及び第2段の流路22の他方は、下流にあり、検知流路23は、下流にある流路に位置し、あるいは、検知流路23と下流にある流路とは、熱管理システムにより連通する。
他の実施例において、弁座は、中継部品である、または、熱交換器に位置するものであってもよい。
【0022】
説明しようとするのは、以上の実施例は、本発明を制限するものではなく、本発明を説明するためにのみ使用され、本明細書は、上記の実施例を参照して本発明を既に詳しく説明したが、当業者が理解できるように、当業者は依然として本発明に対して補正、または等同交替を行うことができ、本発明の精神及び範囲を逸脱しない改善は、いずれも本発明の請求項の範囲内に含まれるべきである。