(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-26
(45)【発行日】2024-05-09
(54)【発明の名称】端末の動作方法及び端末
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20240430BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20240430BHJP
【FI】
G06Q30/0241
G06Q50/00 300
(21)【出願番号】P 2022134067
(22)【出願日】2022-08-25
【審査請求日】2022-08-25
(31)【優先権主張番号】10-2021-0113231
(32)【優先日】2021-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リム,ヘジン
【審査官】阿部 圭子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0127453(US,A1)
【文献】特開2018-041462(JP,A)
【文献】特開2015-158853(JP,A)
【文献】特表2019-504413(JP,A)
【文献】月刊「モバイル通販」 1to1マーケの主力ツールを最大限に活用するための研究企画,月刊ネット販売,日本,宏文出版株式会社,2015年02月25日,第16巻, 第3号,p.46-47,特にp.46
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末
により行われる方法であって、
前記インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介してユーザが入力した単語が、広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、前記イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示するステップと、
前記インターフェーシングオブジェクトに対する前記ユーザの選択に応答して、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナー
を含む広告コンテンツを露出するステップと、
前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否か
をサーバが決定したことに基づいて、
前記サーバから前記広告コンテンツに対応するリウォード
を取得するステップと、
を含
み、
前記リウォードを取得するステップは、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かを前記サーバが決定したことに基づいて、前記推薦顔文字セットに含まれているイベント顔文字のタイプごとに制御された使用権限を取得するステップを含む、方法。
【請求項2】
前記インターフェーシングオブジェクトを表示するステップは、前記単語が入力される入力領域に前記イベントキーワードに関するヒント顔文字(hint emoticon)を表示するステップを含む、請求項1に記載の
方法。
【請求項3】
前記ヒント顔文字を表示するステップは、前記イベントキーワードに関する広告にビッディング(bidding)した広告主のうち選択されたいずれか1つの広告主の推薦顔文字セットに含まれている前記ヒント顔文字を表示するステップを含む、請求項2に記載の
方法。
【請求項4】
前記インターフェーシングオブジェクトを表示するステップは、前記単語が前記広告イベントのためのキーワード辞書に含まれている前記イベントキーワードとマッチングされるか否かに応じて、前記単語を前記イベントキーワードであると決定するステップを含む、請求項1に記載の
方法。
【請求項5】
前記キーワード辞書は、前記インスタントメッセージングサービスを提供するサーバに含まれているイベントキーワードデータベースが顧客サーバのイベントキーワード登録により更新されることに連動して更新される、請求項4に記載の
方法。
【請求項6】
前記インターフェーシングオブジェクトは、前記イベントキーワードに関するヒント顔文字を含む、請求項1に記載の
方法。
【請求項7】
前記広告コンテンツを露出するステップは、前記ユーザが前記インスタントメッセージングサービスを提供するサーバによって提供される特定サービスの加入者であるか否かに応じて、前記広告コンテンツを互いに異なる形態に表示するステップを含む、請求項1に記載の
方法。
【請求項8】
前記広告コンテンツを互いに異なる形態に表示するステップは、
前記ユーザが前記特定サービスの加入者である場合、前記インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに対応してサーバによって推薦された顔文字を表示するステップと、
前記ユーザが前記特定サービスの加入者でない場合、前記インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セットを表示するステップと、
を含む、請求項7に記載の
方法。
【請求項9】
前記広告コンテンツを露出するステップは、前記イベントバナーに対する前記ユーザの選択に応答して、前記イベントバナーに関するモーダルビューを介して前記広告イベントページを露出するステップを含む、請求項1に記載の
方法。
【請求項10】
前記リウォード
を取得するステップは、前記ユーザが前記広告イベントページを介して前記広告イベントに参加したか否か
を前記サーバが決定したことに基づいて、前記リウォード
を取得するステップを含む、請求項1に記載の
方法。
【請求項11】
前記イベント顔文字のタイプは、
前記広告イベントに対する前記ユーザの参加有無に関わらず、前記ユーザに使用権限が提供される第1タイプと、
前記広告イベントに対する前記ユーザの参加有無に応じて前記ユーザの使用権限が遮断される第2タイプと、
を含む、請求項1に記載の
方法。
【請求項12】
前記リウォード
を取得するステップは、前記ユーザが前記広告イベントに参加した
と前記サーバが決定した場合、前記使用権限の遮断が解除された前記第2タイプのイベント顔文字
を取得するステップを含む、請求項
11に記載の
方法。
【請求項13】
ハートウェアと結合して請求項1~請求項12のいずれか一項に記載の方法を実行させるためにコンピュータで読み出し可能な記録媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項14】
インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末
により行われる方法であって、
前記インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウでチャットメッセージが表示される一領域に表示されたイベント顔文字に対するユーザの選択が入力されるステップと、
前記選択されたイベント顔文字に対応してマッピングされた単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット、及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナー
を含む広告コンテンツを露出するステップと、
前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否か
をサーバが決定したことに基づいて、前記広告コンテンツに対応するリウォード
を取得するステップと、
を含み、
前記リウォードを取得するステップは、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かを前記サーバが決定したことに基づいて、前記推薦顔文字セットに含まれているイベント顔文字のタイプごとに制御された使用権限を取得するステップを含む、
方法。
【請求項15】
インスタントメッセージングサービスのためのサーバ
により行われる方法であって、
広告イベントのために予め設定されたイベントキーワードを含むキーワード辞書を端末に送信するステップと、
前記端末において、ユーザによって選択されたヒント顔文字又はイベント顔文字に対応してマッピングされた単語が、前記キーワード辞書に含まれている前記イベントキーワードであるか否かの確認結果に応じて
、少なくとも1つの広告コンテンツを
前記端末に提供するステップと、
前記提供された少なくとも1つの広告コンテンツを介して前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かを決定するステップと、
前記サーバが前記ユーザが前記広告イベントに参加したものと決定
した場合、前記ユーザに前記広告コンテンツに対応するリウォードを提供するステップと、
を含み、
前記広告コンテンツに対応するリウォードを提供するステップは、前記サーバが、前記ユーザが前記広告イベントに参加したと決定した場合、前記イベント顔文字のタイプごとに制御された使用権限で前記イベント顔文字を提供するステップを含む、
方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの広告コンテンツは、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つを含む、請求項15に記載の
方法。
【請求項17】
前記
方法は、前記サーバによって提供される特定サービスの加入者がイベントキーワードに該当する単語を入力した場合に
前記ヒント顔文字を提供
する
ステップをさらに含む、請求項15に記載の
方法。
【請求項18】
前記
方法は、
顧客サーバのイベントキーワード登録に基づいて前記サーバに含まれているイベントキーワードデータベース
を更新
することに連動して、前記キーワード辞書を更新
するステップをさらに含む、請求項15に記載の
方法。
【請求項19】
ハードウェアと結合して請求項
15~18のいずれか一項に記載の方法を実行させるためにコンピュータで読み出し可能な記録媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項20】
インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末であって、
前記インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介してユーザが入力した単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、前記イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示し、前記インターフェーシングオブジェクトに対する前記ユーザの選択に応答して、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナー
を含む広告コンテンツを露出し、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否か
をサーバが決定したことに基づいて、前記広告コンテンツに対応するリウォード
を取得するプロセッサと、
前記キーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを前記チャットウィンドウに表示するディスプレイと、
を含
み、
前記プロセッサは、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かを前記サーバが決定したことに基づいて、前記推薦顔文字セットに含まれているイベント顔文字のタイプごとに制御された使用権限を取得する、端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末の動作方法及び端末に関する。
【背景技術】
【0002】
インスタントメッセージングサービスを通したメッセージ送信時にユーザの個性及び面白さを反映できるよう様々な顔文字が提供され得る。ユーザは、スマートフォンで駆動するインスタントメッセンジャーアプリケーションにおいて個別顔文字又は顔文字セットを購入したり、顔文字を販売する別途のウェブページに接続して顔文字を購入することができる。また、ユーザは、様々なイベント行事などを介して提供されるアイコンを一定期間に無料で使用してもよい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末の動作方法及び端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態によれば、インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末の動作方法は、前記インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介してユーザが入力した単語が、広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、前記イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示するステップと、前記インターフェーシングオブジェクトに対する前記ユーザの選択に応答して、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つの広告コンテンツを露出するステップと、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かに基づいて、前記広告コンテンツに対応するリウォードが提供されるステップとを含む。
【0005】
前記単語が前記イベントキーワードである場合、前記インターフェーシングオブジェクトを表示するステップは、前記単語が入力される入力領域に前記イベントキーワードに関するヒント顔文字(hint emoticon)を表示するステップを含むことができる。
【0006】
前記ヒント顔文字を表示するステップは、前記イベントキーワードに関する広告にビッディング(bidding)した広告主のうち選択されたいずれか1つの広告主の推薦顔文字セットに含まれている前記ヒント顔文字を表示するステップを含むことができる。
【0007】
前記インターフェーシングオブジェクトを表示するステップは、前記単語が前記広告イベントのためのキーワード辞書に含まれている前記イベントキーワードとマッチングされるか否かに応じて、前記単語を前記イベントキーワードであると決定するステップを含むことができる。
【0008】
前記キーワード辞書は、前記インスタントメッセージングサービスを提供するサーバに含まれているイベントキーワードデータベースが顧客サーバのイベントキーワード登録により更新されることに連動して更新されることができる。
【0009】
前記インターフェーシングオブジェクトは、前記イベントキーワードに関するヒント顔文字を含むことができる。
【0010】
前記広告コンテンツを露出するステップは、前記ユーザが前記インスタントメッセージングサービスを提供するサーバによって提供される特定サービスの加入者であるか否かに応じて、前記広告コンテンツを互いに異なる形態に表示するステップを含むことができる。
【0011】
前記広告コンテンツを互いに異なる形態に表示するステップは、前記ユーザが前記特定サービスの加入者である場合、前記インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに対応してサーバによって推薦された顔文字を表示するステップと、前記ユーザが前記特定サービスの加入者でない場合、前記インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セットを表示するステップとを含むことができる。
【0012】
前記広告コンテンツを露出するステップは、前記イベントバナーに対する前記ユーザの選択に応答して、前記イベントバナーに関するモーダルビューを介して前記広告イベントページを露出するステップを含むことができる。
【0013】
前記リウォードが提供されるステップは、前記ユーザが前記広告イベントページを介して前記広告イベントに参加したか否かに基づいて、前記リウォードが提供されるステップを含むことができる。
【0014】
前記リウォードが提供されるステップは、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かに基づいて、前記推薦顔文字セットに含まれているイベント顔文字のタイプごとに制御された使用権限を取得するステップを含むことができる。
【0015】
前記イベント顔文字のタイプは、前記広告イベントに対する前記ユーザの参加有無に関わらず、前記ユーザに使用権限が提供される第1タイプと、前記広告イベントに対する前記ユーザの参加有無に応じて前記ユーザの使用権限が遮断される第2タイプとを含むことができる。
【0016】
前記リウォードが提供されるステップは、前記ユーザが前記広告イベントに参加した場合、前記使用権限の遮断が解除された前記第2タイプのイベント顔文字が提供されるステップを含むことができる。
【0017】
一実施形態に係るインスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末の動作方法は、前記インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウでチャットメッセージが表示される一領域に表示されたイベント顔文字に対するユーザの選択が入力されるステップと、前記選択されたイベント顔文字に対応してマッピングされた単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット、及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つの広告コンテンツを露出するステップと、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かに基づいて、前記広告コンテンツに対応するリウォードが提供されるステップとを含む。
【0018】
一実施形態によると、インスタントメッセージングサービスのためのサーバの動作方法は、広告イベントのために予め設定されたイベントキーワードを含むキーワード辞書を端末に送信するステップと、前記端末において、ユーザによって選択されたヒント顔文字又はイベント顔文字に対応してマッピングされた単語が、前記キーワード辞書に含まれている前記イベントキーワードであるか否かの確認結果に応じて、前記端末に提供される少なくとも1つの広告コンテンツを介して前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かを決定するステップと、前記ユーザが前記広告イベントに参加したものと決定された場合、前記ユーザに前記広告コンテンツに対応するリウォードを提供するステップとを含む。
【0019】
前記少なくとも1つの広告コンテンツは、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0020】
前記ヒント顔文字は、前記サーバによって提供される特定サービスの加入者がイベントキーワードに該当する単語を入力した場合に提供されることができる。
【0021】
前記キーワード辞書は、前記サーバに含まれているイベントキーワードデータベースが顧客サーバのイベントキーワード登録によって更新されることに連動して更新されることができる。
【0022】
一実施形態によると、インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末は、前記インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介してユーザが入力した単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、前記イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示し、前記インターフェーシングオブジェクトに対する前記ユーザの選択に応答して、前記イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及び前記イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つの広告コンテンツを露出し、前記ユーザが前記広告イベントに参加したか否かに基づいて、前記広告コンテンツに対応するリウォードが提供されるプロセッサと、前記キーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを前記チャットウィンドウに表示するディスプレイとを含む。
【発明の効果】
【0023】
本発明によると、インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末の動作方法及び端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】一実施形態に係る端末の動作方法を行うシステムの構成を示す図である。
【
図2】一実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。
【
図3A】一実施形態に係る広告コンテンツに対応するリウォードが提供される過程を説明するための図である。
【
図3B】一実施形態に係る広告コンテンツに対応するリウォードが提供される過程を説明するための図である。
【
図3C】一実施形態に係る広告コンテンツに対応するリウォードが提供される過程を説明するための図である。
【
図4】一実施形態に係るシステムの構成要素間の動作を説明するための図である。
【
図5】他の実施形態に係る端末の動作方法を示すフローチャートである。
【
図6】一実施形態に係るサーバの動作方法を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物ないし代替物を含む。
【0026】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に、第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0027】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0028】
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は、明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0029】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含んで、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0030】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。各図面に提示された同じ参照符号は同じ部材を示す。
【0031】
図1は、一実施形態に係る端末の動作方法を行うシステムの構成を示す図である。
図1を参照すると、一実施形態に係るシステム100は、サーバ110、顧客サーバ130、及びユーザ170の端末150を含む。
【0032】
サーバ110、顧客サーバ130、及び端末150は、通信網50を介して接続される。端末150は単数であってもよく、複数であってもよい。
【0033】
サーバ110は、ユーザーインターフェース(UI)、機能(function)、動作(operation)又はサービスなどのために端末150にインストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションと連動されることができる。サーバ110は、インスタントメッセージングサービス(instant messaging service)又はソーシャルネットワークサービス(social networking service)を提供するサーバーであって、インスタントメッセージングサービスを利用するユーザ170のアカウントのためのチャットルームを生成することができる。サーバ110は、例えば、IMS(Instant Message Service)サーバであってもよく、必ずこれに限られることはない。サーバ110は、例えば、端末150のユーザ170と他のユーザとの1:1チャットサービス及び/又はユーザ170と他のユーザ間のグループチャットサービスを提供するためのチャットルームを生成することができる。
【0034】
サーバ110は、例えば、API(Application Programming Interface)を介して顧客サーバ130と接続される。サーバ110は、APIを介して顧客サーバ130から広告要求、広告入札、広告イベントキーワード及び/又はプロモーション情報などに関する登録申請などを受信する。
【0035】
サーバ110は、インスタントメッセージングサービスのためのプロセスを行う少なくとも1つのプロセッサを含み、インスタントメッセージングサービスのためのデータを格納するメモリを含む。
【0036】
サーバ110は、例えば、単一のサーバコンピュータ又はこれに類似のシステムであるか、又は1つ以上のサーババンク(server banks)又はその他の配列により配列される複数のサーバであってもよい。サーバ110は、単一施設に置かれてもよく、あるいは互いに異なる地理的な位置間に分散しているサーバ「クラウド(cloud)」であってもよい。サーバ110は、例えば、下記の
図4に示されたサーバ403であってもよい。
【0037】
顧客サーバ130は、顧客が生産、製造、又は、販売する商品、製品、サービス及び/又はコンテンツに関する様々な形態の広告又は広告コンテンツをユーザ170に提供しようとする顧客(例えば、企業、又は事業者)のサーバであってもよい。顧客サーバ130は、広告を所望する対象(例えば、商品、製品、サービス及び/又はコンテンツなど)に関して予め設定されたイベントキーワードにビッディング(bidding)するか、又は、イベントキーワードに関する広告にビッディングした広告主のうち選択されたいずれか1つの広告主のサーバであってもよい。顧客サーバ130は、サーバ110を介して、メッセンジャーアプリケーションがインストールされた端末150のユーザ170に広告を所望する対象に関する様々な広告イベント又は広告コンテンツなどを提供することができる。
【0038】
顧客サーバ130は、サーバ110に広告イベント対象に該当するイベントキーワードの登録及び/又はプロモーション情報の登録を要求する。プロモーション情報は、例えば、広告、広報、販売促進、人的販売及びDM(Direct Marketing)などのための情報を含んでもよいが、必ずこれに限定されることはない。
【0039】
顧客サーバ130がサーバ110に登録を要求したイベントキーワードは、例えば、サーバ110のイベントキーワードデータベースに格納されてもよい。また、顧客サーバ130がサーバ110に登録を要求したプロモーション情報は、例えば、サーバ110のイベント管理データベースに格納されてもよい。
【0040】
また、顧客サーバ130は、広告イベントに参加した顧客に関する情報を格納及び更新する顧客ユーザ管理データベースを含むことができる。例えば、サーバ110がユーザAにイベントクーポンを発行した場合、サーバ110は、ユーザAに対するイベントクーポンの発行の有無を顧客サーバ130に知らせる。この場合、顧客サーバ130は、顧客ユーザ管理データベースにユーザA及びユーザAに対するクーポン発行の有無を格納及び/又は更新することができる。
【0041】
サーバ110のイベントキーワードデータベース及び/又はイベント管理データベースは、顧客サーバ130がイベントキーワード及び/又はプロモーション情報を更新することに連動して更新され得る。
【0042】
端末150は、インストールされたメッセンジャーアプリケーションによって駆動される。メッセンジャーアプリケーションは、インスタントメッセンジャー機能のあるソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service;SNS)に関するアプリケーションを含んでもよい。ユーザ170は、端末150にインストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションを介してサーバ110に提供するインスタントメッセージングサービスを使用することができる。例えば、ユーザ170は、端末150にインストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションを介して、インスタントメッセージングサービスに加入してユーザアカウントを生成し、生成されたユーザアカウントでインスタントメッセージングサービスを使用することができる。
【0043】
端末150は、ディスプレイ、メモリ、プロセッサ及び通信インターフェースを含み、例えば、スマートフォン、ウェアラブルデバイスなどのようにインスタントメッセージングサービス及び/又はソーシャルネットワークサービスが提供されてもよい。端末150は、ユーザインターフェース又はユーザのインタラクションをプロセッサ(例えば、
図6に示すプロセッサ710)を介して処理したり、処理結果をサーバ110に提供することができる。
【0044】
端末150は、例えば、コンピュータ、ポータブル(portable)コンピュータ、無線電話機(wireless phone)、モバイルフォン(mobile phone)、スマートフォン(smart phone)、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistants)、ウェアラブルデバイス(Wearable device)、及びウェブタブレットなどの電子装置の1つとして、サーバ110に関するインスタンスメッセンジャーアプリケーションのインストール及び実行可能な全ての装置を含んでもよい。
【0045】
インスタントメッセージングサービスは、端末150でユーザアカウントを用いて参加できるチャットルームを介して端末150と他のユーザの端末との間のデータ送受信機能を提供する。チャットルームには、インスタントメッセージングサービスに加入した1つ以上のユーザアカウントが参加でき、チャットルームの参加者は、チャットルームを介して他の参加者とテキスト、絵文字、顔文字、図形などのような様々な視覚的情報を含むメッセージ及び音声など聴覚的情報を含むメッセージを送受信することができる。
【0046】
端末150は、インスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションを介して様々な広告イベント及び/又は広告コンテンツをユーザ170に提供し、当該ユーザ170が広告イベントに参加するか否かに応じて広告コンテンツに対応する様々なタイプ又は無形のリウォード(reward)を提供することができる。リウォードは、例えば、広告イベントに対応する広告対象に関して発行された割引クーポンなどのようなアプリクーポン形態のイベントクーポンであってもよく、又は、イベントキーワードに関するイベント顔文字に対する使用権限であってもよいが、必ずこれに限定されることはない。ここで、イベント顔文字は、例えば、推薦顔文字セットに含まれているイベント顔文字であってもよい。推薦顔文字セットは、例えば、サーバ110で提供されたものであってもよく、又は、顧客サーバ130で提供されたものであってもよく、サーバ110又は顧客サーバ130とは区別される別途の個体を介して提供されたものであってもよい。また、リウォードがイベント顔文字の使用権限である場合、イベント顔文字に対する当該ユーザ170の使用権限は、例えば、サーバ110のユーザ権限管理データベースに格納されてもよい。
【0047】
一実施形態に係るインスタントメッセージングサービスのためのアプリケーションは、サーバ110から広告イベントのために予め設定された広告キーワードを含むキーワード辞書(keyword dictionary)が伝達されて端末150に格納することができる。キーワード辞書は、インスタントメッセージングサービスを提供するサーバ110に含まれているイベントキーワードデータベースが、顧客サーバ130のイベントキーワード登録によって更新されることに連動して更新されてもよい。
【0048】
端末150は、ユーザ170が端末150のチャットウィンドウを介して入力した単語が広告イベントのためのイベントキーワードに該当するかを判断する。入力した単語がイベントキーワードに該当する場合、端末150は、チャットウィンドウでイベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示することができる。ここで、「インターフェーシングオブジェクト(interfacing object)」は、例えば、アイコン、ボタン、絵文字などのようにユーザ170とインターフェーシング可能な視覚的オブジェクトであってもよい。イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトは、例えば、キーワードに関するヒント顔文字を含見えるが、必ずこれに限定されることはない。
【0049】
「ヒント顔文字」は、ユーザ170が入力した単語を代表したり、直接示したり、又は、ユーザ170が入力した単語が連想されるようにヒントを提供する顔文字である。ヒント顔文字は、例えば、ユーザ170が入力した単語に対応したり、ユーザ170が入力した単語を連想させる代表イメージの形態を有してもよく、又は、代表イメージにユーザ170が入力した単語に対応する代表擬声語、及び/又は代表擬態語の含まれている形態の顔文字であってもよいが、必ずこれに限定されることはない。例えば、ユーザ170が入力した単語がイベントキーワードとして登録された「チキン」の場合、ヒント顔文字は、イベントキーワードである「チキン」を連想し得る様々な形態(例えば、鶏、鶏もも、ローストチキンなど)の代表イメージ及び/又はチキンに対応する代表擬声語(「もぐもぐ」、「ばりっと」、「コケコッコー」など)が含まれた顔文字であってもよい。
【0050】
ヒント顔文字は、ユーザ170が本来使用権限を有していないが、当該イベントキーワードに対応する広告イベントの開示と共に、ユーザ170が入力ウィンドウにイベントキーワードに該当する単語を入力した場合に限って一時的に提供されてもよい。ヒント顔文字は、例えば、インスタントメッセージングサービスを提供するサーバ110によって提供される特定サービスの加入者がイベントキーワードに該当する単語を入力した場合に提供されてもよい。ヒント顔文字は、ユーザ170がイベント顔文字を使用することにおいて面白さ要素として作用し、ユーザ170に特定サービスの加入及び/又は広告イベントに対するイベント参加を誘導することができる。
【0051】
端末150は、ユーザ170のイベント参加などを介してイベント顔文字に対する使用権限を取得できるよう、広告イベントへの参加を誘導する広告コンテンツを提供したり、又は、イベント顔文字を購入するための別途の購入ページにランディング(landing)するようにしてもよい。ここで、「広告イベントへの参加を誘導する広告コンテンツ」は、例えば、関連するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及び広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーなどを含んでもよいが、必ずこれに限定されることはない。
【0052】
実施形態において、端末150は、チャットウィンドウに表示されたチャットの相手が送信したイベント顔文字をユーザ170が選択する場合に示されるキーボード領域を介して広告コンテンツ(例えば、イベントバナー)を提供してもよい。ユーザ170がキーボード領域に表示されたイベントバナーを選択する場合、端末150は、イベントバナーに関するモーダルビュー(modal view)を介して広告イベントページを露出することができる。
【0053】
ここで「イベント顔文字」は、様々な顧客サーバ130を介して提供される顧客の製品又はサービスに関する顔文字であってもよい。イベント顔文字は、顧客のサーバ130が意図した製品及び/又はサービスを広告するために、該当製品及び/又はサービスを示す記号、模様、絵などを含む顔文字に該当する。
【0054】
イベント顔文字は、広告イベントの対象に関する顔文字であってもよい。例えば、広告イベントの対象が「のり巻き(チェーン店)」である場合、イベント顔文字は、当該顧客の販売製品であるのり巻きを広告できるよう、のり巻きを暗示するイメージ、のり巻きを擬人化したイメージ、のり巻きをイメージ化したキャラクター、のり巻きを食べたり、持っているなどのり巻きを含むキャラクターなどのように「のり巻き(チェーン店)」に関する顔文字を含んでもよい。
【0055】
イベント顔文字のタイプは、例えば、広告イベントに対するユーザ170の参加の有無に関わらず、ユーザ170に使用権限が提供される第1タイプと広告イベントに対するユーザ170の参加の有無に応じて、ユーザ170の使用権限が遮断される第2タイプに区分される。
【0056】
第1タイプのイベント顔文字は、広告イベントに対するユーザ170の参加の有無に関わらず使用権限が提供されるが、使用期間の制限があることもあり、又はないこともある。使用期限の制限がある場合、ユーザ170は、例えば、イベントなどを介して一定の使用期間の間にのみ第1タイプのイベント顔文字を使用することができる。第1タイプのイベント顔文字に使用期限の制限がある場合、第1タイプのイベント顔文字を「期間制限顔文字」に呼ぶこともできる。使用期間の制限がある第1タイプのイベント顔文字は、一定の使用期限が満了すればディム(dimmed)処理され、不活性化されたり削除される。ここで、「ディム処理」は、不活性化されたアイコンを灰色に薄暗く処理するものとして理解される。
【0057】
第2タイプのイベント顔文字は、ユーザ170が広告イベントに参加することによって使用権限(例えば、送信権限)が付与される顔文字であってもよい。第2タイプのイベント顔文字に対する使用権限が付与されていない場合、第2タイプのイベント顔文字には、使用権限が遮断された状態であることを示す表示(例えば、キー形状のロック表示)が示されてもよい。第2タイプのイベント顔文字に対する使用権限が付与されることで、第2タイプのイベント顔文字に表示されたロック表示は消え、ユーザ170が当該イベント顔文字に対する送信権限を有することを示す。
【0058】
図2は、一実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。以下の実施形態において、各動作は順次に実行されてもよいが、必ず順次に実行されることはない。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列に実行されてもよい。
【0059】
図2を参照すると、一実施形態に係る端末がステップS210~ステップS230を介してイベントキーワードに関する広告コンテンツを露出してリウォードが提供される過程を示している。
【0060】
ステップS210において、端末(例えば、
図1の端末150)は、インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介してユーザ(例えば、
図1のユーザ170)が入力した単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示する。インターフェーシングオブジェクトは、例えば、イベントキーワードに関するヒント顔文字を含む。
【0061】
端末は、ユーザが入力した単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かを決定し、イベントキーワードに該当する場合、イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示する。端末は、例えば、ユーザが入力した単語が広告イベントのためのキーワード辞書に含まれているイベントキーワードにマッチングされるか否かを決定する。キーワード辞書は、インスタントメッセージングサービスを提供するサーバ(例えば、
図1のサーバ110)に含まれているイベントキーワードデータベースが、顧客サーバ(例えば、
図1の顧客サーバ130)のイベントキーワード登録によって更新されることに連動して更新され得る。ユーザが入力した単語がイベントキーワードにマッチングされない場合、端末は、別途のインターフェーシングオブジェクトの表示なしに入力された単語をチャットウィンドウにテキストとして表示することができる。
【0062】
これとは異なって、ユーザが入力した単語が、イベントキーワードにマッチングされる場合、端末は、ユーザーが入力した単語をイベントキーワードとして決定してもよい。
【0063】
ユーザが入力した単語がイベントキーワードであると決定されれば、端末は、イベントキーワードが入力される入力領域(例えば、
図3Aに示す第2領域311)にイベントキーワードに関するヒント顔文字(例えば、
図3Aに示すヒント顔文字313)を表示する。ユーザが入力した単語がイベントキーワードであると決定されれば、端末は、ヒント顔文字を表示することができる。端末は、イベントキーワードに関する広告にビッディングした広告主のうち、選択されたいずれか1つの広告主の推薦顔文字セットに含まれているヒント顔文字を表示する。入力領域に表示されるヒント顔文字は、推薦顔文字セットに含まれているイベント顔文字のいずれか1つであってもよく、それ以外のイベント顔文字であってもよい。
【0064】
例えば、チャットウィンドウでチャットメッセージが表示される一領域(例えば、
図3Aに示す第1領域315)には、チャットの相手が送信したイベント顔文字(例えば、
図3Aにおいて、特定キャラクターが鶏ももを持ってチキンを広告するイベント顔文字317)が表示されてもよい。この場合、ユーザがチャットの相手が送信したイベント顔文字を選択する場合、端末は、選択されたイベント顔文字に対応してマッピングされたキーワードがイベントキーワードであるか否かを判断し、広告コンテンツを露出してリウォードが提供されるようにしてもよい。チャットの相手が送信したイベント顔文字の選択を介して広告コンテンツを露出する実施形態について、以下の
図5を参照してより具体的に説明する。
【0065】
ステップS220において、端末は、ステップS210を介して表示されたインターフェーシングオブジェクトに対するユーザの選択に応答して、イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及びイベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つの広告コンテンツを露出する。
【0066】
端末は、ユーザがインスタントメッセージングサービスを提供するサーバにより提供される特定サービスの加入者であるか否かに応じて、広告コンテンツを互いに異なる形態に表示することができる。ここで、特定サービスは、例えば、有料顔文字の購読を提供するサービスである「顔文字プラス」であってもよく、必ずこれに限定されることはない。端末は、例えば、サーバに登録されているユーザアカウントを介して当該ユーザが特定サービスの加入者であるか否かを確認し、確認結果に応じて広告コンテンツを互いに異なる形態に表示することができる。
【0067】
例えば、ユーザが特定サービスの加入者である場合、端末は、インターフェイスオブジェクトが属する推薦顔文字セット及びユーザが入力した単語(すなわち、イベントキーワード)に対応してサーバによって推薦された顔文字を表示することができる。一実施形態に係る端末は、イベントキーワードに対応して、サーバによって推薦された顔文字のプレビューを表示してもよい。
【0068】
これとは異なって、ユーザが特定サービスの加入者でない場合、端末は、チャットウィンドウにインターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セットを表示してもよい。
【0069】
又は、端末はイベントバナー(例えば、以下の
図3Aに示す画面330に表示されたイベントバナー337)に対するユーザの選択に応答して、イベントバナー337に関するモーダルビューを介してイベントクーポン(例えば、下記の
図3Bにおける画面350に表示されたイベントクーポン357)を含む広告イベントページ355を露出してもよい。「モーダルビュー」は、端末のオペレーティングシステム(OS)で提供する数個のビューを切り替えるためのビュー管理方式の1つである。モーダルビューは、ユーザが端末が実行中である現在の流れ(例えば、イベントバナーの表示)をしばらく中断し、ユーザに広告イベントページを表示した後、本来の流れに再び戻ってくる流れを実現しようとするときに使用される。ここで、広告イベントページは、イベントクーポンを含んでもよく、イベントクーポン以外にリウォードを含んでもよい。
【0070】
端末は、例えば、チャットウィンドウ内でイベントバナーに関するインアプリブラウザ(In-app browser)によって呼び出されるモーダルビューを介して広告イベントページを露出してもよい。インアプリブラウザは、内装ブラウザともいい、特定のアプリケーションに従属するブラウザ、言い換えれば、特定のアプリケーションを介して呼び出されるブラウザに該当する。
【0071】
実施形態により、端末は、下記の
図3Aに示す画面310に示されたチャットウィンドウに表示された、チャットの相手が送信したイベント顔文字317をユーザが選択する場合に示されるキーボード領域331を介してイベントバナー337を表示してもよい。ユーザがイベントバナー337を選択する場合、端末は、イベントバナー337に関するモーダルビューを介して、
図3Bに示す画面350に示されたイベントクーポン357を含む広告イベントページ355を露出する。
【0072】
ステップS230において、端末は、ユーザが広告イベントに参加したか否かに基づいて、ステップS220で露出された広告コンテンツに対応するリウォードが提供される。端末はユーザが広告イベントに参加したか否かに基づいて、推薦顔文字セットに含まれているイベント顔文字のタイプごとに制御された使用権限を取得し得る。イベント顔文字のタイプは、例えば、広告イベントに対するユーザの参加の有無に関わらず、ユーザに使用権限が提供される第1タイプ、及び広告イベントに対するユーザの参加の有無に応じてユーザの使用権限が遮断される第2タイプのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0073】
例えば、ユーザが広告イベントに参加していない場合、端末は、以下の
図3Aの画面330に示されたキーボード領域331のうち、第1領域333に表示されているイベント顔文字のように、使用権限が提供される第1タイプのイベント顔文字を提供してもよい。一実施形態では、ユーザの権限の有無に応じて、ユーザがイベントに参加しなくても、一部のイベント顔文字(例えば、第1タイプのイベント顔文字)に対して発送権限を付与し、顔文字発送を経験したユーザが広告イベントに参加するように誘引することができる。ここで、第1タイプのイベント顔文字には、使用期間の制限があってもよく、又は、なくてもよい。
【0074】
例えば、ユーザが広告イベントページを介して広告イベントに参加した場合、端末は、
図3Cに示す画面370において、第2領域375に表示された顔文字375のように使用権限の遮断が解除された第2タイプのイベント顔文字を取得することができる。ここで、使用権限の遮断が解除されたか否かは、例えば、
図3Aに示す画面330に示されたキーボード領域331のうち、第2領域335に表示された第2タイプのイベント顔文字にあったキー形状のロック表示が、
図3Cに示す画面370において、第2領域375に表示された第2タイプの顔文字375から消えたことを通じて確認できる。
【0075】
又は、端末は、ユーザが広告イベントページを介して広告イベントに参加したか否かに基づいて、サーバからリウォードが提供されてもよい。リウォードは、例えば、イベントクーポンを含んでもよいが、必ずこれに限定されることはない。例えば、ユーザが以下の
図3Aに示す画面330に表示されたイベントバナー337を選択して広告イベントに参加したと判断されれば、端末は、サーバからイベントクーポン357が支給され、ユーザに提供することができる。イベントクーポンの提供が完了すれば、端末の画面には、例えば、
図3Cに示す画面370に表示されたメッセージ377のように、イベントクーポンの発行が完了したことを示すユーザインターフェースが露出され得る。
【0076】
図3は、一実施形態により広告コンテンツに対応するリウォードが提供される過程を説明するための図である。
【0077】
図3Aを参照すると、ユーザが広告イベントのために予め登録されているイベントキーワードを入力した場合に示される画面310、及び画面310に表示されたインターフェーシングオブジェクト313を選択した場合に示される画面330が示されている。
【0078】
ユーザは、画面310に示されたインスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介して、広告イベントのために予め登録されているイベントキーワード(「チキン」)に対応する単語を含む構文(「キャーチキン」)を入力する。端末は、チャットウィンドウを介して入力された単語又はチャットウィンドウを介して入力された構文に含まれている単語が、予め登録されているイベントキーワードとマッチングされるか否かを決定する。ここで、1つのイベントキーワードには、1つの顧客に対応するイベントがマッピングされて提供され得る。
【0079】
ユーザによって入力された単語がイベントキーワードがマッチングされる場合、端末は、イベントキーワードに関する少なくとも1つのインターフェーシングオブジェクト313を画面310に表示する。例えば、ユーザがチャットウィンドウで入力した文句(「コーヒーも良く、チキンも良い」)のうち、イベントキーワードにマッチングされる単語(「チキン」)とイベントキーワードにマッチングされない単語(「コーヒー」)が共に含まれている場合、イベントキーワードにマッチングされる単語である「チキン」は、イベントキーワードにマッチングされていない単語である「コーヒー」とは区別される形態に表示され得る。端末は、イベントキーワードである「チキン」を、例えば、太い字体に表現されたり、アンダーラインの形態、蛍光色又は点滅の形態などのように多様に変化した形態に表示し、当該の単語がイベントキーワードに該当することをユーザに示すことができる。
【0080】
画面310において、ユーザから単語が入力される入力領域311には、例えば、鶏もも状のヒント顔文字313が表示されてもよい。
【0081】
例えば、ユーザが画面310に表示されたヒント顔文字313を選択した場合、画面330のように、キーボードの上にイベント顔文字及びイベントバナーのうち少なくとも1つを含むキーボード結果タブ331が示される。ここで、キーボード結果タブ331は、ユーザ端末で露出されるキーボードの結果画面として、ユーザが使用できる顔文字と、その他の(クリック可能な)付加的なバナーが提供される顔文字キーボード領域である。キーボード結果タブ331は、例えば、以下の
図4に示すステップS440でイベントバナーとイベントイモートが露出される領域に該当する。
【0082】
キーボード結果タブ331に表示されている顔文字は、例えば、イベントキーワードにマッピングされた他のイベント顔文字であるか、又はイベントキーワードにマッピングされた推薦顔文字セットに該当する。
【0083】
キーボード結果タブ331は、例えば、第1タイプのイベント顔文字を含む第1領域333、第2タイプのイベント顔文字を含む第2領域335、及びイベントキーワードに関する広告イベントページ(例えば、
図3Bに示す広告イベントページ355)への進入を誘導するイベントバナー337のうち少なくとも1つを含んでもよい。ここで、第1領域333及び/又は第2領域335に表示されるイベント顔文字は、イベントキーワードに関する顔文字に該当する。
【0084】
「イベントキーワードに関する顔文字」は、イベントキーワードを直接的/間接的に示したり、及び/又はイベントキーワードを連想、又は暗示できる様々な形態に表現された顔文字として理解される。イベントキーワードに関する顔文字は、例えば、イベントキーワードに該当する代表イメージ(例えば、鶏イメージ)を含んだり、又は、イベントキーワードを連想できるイメージ(例えば、鶏ももイメージ)を含んだり、イベントキーワードそのもの(例えば、「チキンチキン」)、イベントキーワードを含む文句(例えば、「チキン食べよう」、「チキンは友達」)、イベントキーワードに関して考慮できる擬声語(例えば、「コケコッコー」、「サクサク」、「くちゃくちゃ」など)、及びイベントキーワードに関して考慮されきる擬態語(例えば、「モグモグ」など)などを含む顔文字に該当し、必ずこれに限定されることはない。
【0085】
第1タイプのイベント顔文字は、広告イベントに対するユーザの参加の有無に関わらず、ユーザに使用権限が提供される顔文字であってもよい。従って、ユーザは、広告イベントに参加しなくても、第1領域333に表示された第1タイプのイベント顔文字を選択して直ちに使用することができる。第1タイプのイベント顔文字の使用可能な期間は顧客によって設定されたり、又は、サーバによって設定されてもよい。使用可能な期間は、例えば、ユーザの最初の接続日から一週間、15日、又は、一ヶ月であってもよく、必ずこれに限定されることはない。使用可能な期間が超過する場合、第1タイプのイベント顔文字はディム処理されたり、又は削除されてもよい。第1タイプのイベント顔文字の使用権限は、例えば、当該イベント顔文字を他のユーザに送信できる送信権限を含む。
【0086】
第2領域335に表示された第2タイプのイベント顔文字は、広告イベントに対するユーザの参加の有無に応じて、ユーザの使用権限の遮断されるイベント顔文字であってもよい。第2領域335に表示された第2タイプのイベント顔文字に表示されているキー状のロック表示は、ユーザの使用権限が遮断された状態であることを示す。ユーザがイベントに参加する場合、ユーザは、第2領域335に表示された第2タイプのイベント顔文字の使用権限を取得できる。そのため、第2領域335で第2タイプのイベント顔文字に表示されたキー状のロック表示は、以下の
図3Cに示す第2領域375に表示されたイベント顔文字と共に消え、ユーザが当該イベント顔文字を使用可能な状態であることを示す。
【0087】
画面330において、イベントバナー337は、キーボード結果タブ331の最下段に露出されているが、必ずこれに限定されることなく、キーボード結果タブ331の最上端、又は、キーボード結果タブ331の外部にチャットメッセージが表示される領域などに自由に露出されてもよい。イベントバナー337は、イベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導する。ユーザがイベントバナー337を選択した場合、端末には、例えば、
図3Bに示すような広告イベントページが示される。
【0088】
また、ユーザが画面310に表示されたイベント顔文字317を選択した場合にも、画面330のように、キーボードの上にイベント顔文字及びイベントバナーのうち少なくとも1つを含むキーボード結果タブ331を示すことができる。ここで、イベント顔文字317は、チャットの相手が送信したイベント顔文字に該当する。
【0089】
実施形態に応じて、ユーザが画面310に表示されたヒント顔文字313、及びチャットの相手が送信したイベント顔文字317のいずれか1つのアイコンを選択した場合、ユーザに提供される広告コンテンツは、当該ユーザが特定サービスの加入者であるか否かに応じて、互いに異なる形態に表示されてもよい。
【0090】
ここで、特定サービスは、例えば、有料顔文字の購読を提供する「顔文字プラス」サービスであってもよい。例えば、ユーザが特定サービスの加入者である場合、端末は、インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セット及びイベントキーワードに対応してサーバによって推薦された顔文字のプレビューを表示することができる。又は、ユーザが特定サービスの加入者でない場合、端末は、インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セットを表示してもよい。
【0091】
図3Bを参照すると、イベントバナーに関するモーダルビューを介してイベントクーポン357を含む広告イベントページ355の露出された画面350が示されている。
【0092】
ユーザが、
図3Aに示されたイベントバナー337を選択した場合、端末は、イベントバナー337に対するユーザの選択に応答して、画面350のようにキーボードの上にモーダルビューを浮かして広告イベントページ355を露出する。
【0093】
広告イベントページ355は、例えば、イベントキーワードに関する広告にビッディング(bidding)した広告主である顧客サーバが、直接イベントページをURL形態にサーバに提供したものであってもよく、又は、サーバが生成した広告ページであってもよい。
【0094】
広告イベントページ355が顧客サーバにより提供された場合、サーバは、顧客サーバに入力されたユーザ情報を介して当該ユーザのイベント参加の有無を確認する。これとは異なり、広告イベントページ355がサーバによって提供された場合、サーバは、広告イベントページ355に含まれているイベントクーポン357を選択してイベントに参加したユーザに関する情報を確認した後、事後的に顧客サーバに伝達することができる。
【0095】
実施形態により、端末は、イベントキーワードにビッディングした顧客のビッディング価格に対応する回数で、当該顧客の広告ページを広告イベントページ355に露出してもよい。
【0096】
ユーザは、広告イベントページ355を介して広告イベントに参加することによってリウォードが提供され得る。ユーザは、例えば、広告イベントページ355に含まれているイベントクーポン357を選択し、広告イベントに参加することによってリウォードが提供されてもよい。ユーザが画面350に表示されたイベントクーポン357をクリックしてイベントに参加した後、モーダルビューを閉じると、端末は、以下の
図3Cに示すように、本来のチャットウィンドウ画面に復帰される。
【0097】
図3Cを参照すると、ユーザが広告イベントに参加した後、本来のチャットウィンドウに復帰した画面370が示されている。
【0098】
例えば、ユーザが
図3Bに示された広告イベントページ355に含まれているイベントクーポン357をクリックしてイベント参加を完了した場合、イベント参加によるリウォードとして、
図3Aの画面330に示された第2タイプのイベント顔文字が使用可能な状態に切り替えられる。第2タイプのイベント顔文字が使用可能な状態に切り替えられることで、
図3Cに示す画面370の第2領域375に表示されたイベント顔文字からキー状のロック表示が消える。
【0099】
ユーザがイベント参加を完了した場合、画面370のように、広告イベントページを通したイベント参加によるリウォードの提供(例えば、イベントクーポン357の発行)が完了したことを示すユーザインターフェース(UI)377が露出されてもよい。ユーザインターフェース377は、例えば、イベントクーポン357の発行が完了したことを示す文句(「発行完了」)と共に、イベントクーポン357の使用可能期限を示す情報(「21.xx.xxまで使用可能」)を含む。ユーザインターフェース377は、例えば、イベントクーポン357の位置にオーバーレイされた形態に示されているが、必ずこれに限定されることはない。
【0100】
ユーザがイベント参加を完了することにより、ユーザに発行されたリウォード(例えば、イベントクーポン357)は、顧客の所望する形態に当該ユーザのプレゼントボックス、又は、クーポンボックスなどに送信されてもよく、又は、インスタンスメッセージの形態に送信されてもよい。
【0101】
一実施形態によれば、端末は、ユーザがチャットウィンドウでイベントキーワードに該当するキーワードを直接入力したり、又は、他のユーザが発送したイベント顔文字をユーザがクリックした場合に発送可能なイベント顔文字のリスト及びイベント参加ボタンを、キーボードを介してユーザに提供することができる。
【0102】
一実施形態によれば、ユーザのイベント参加の有無に関わらず、一部のイベント顔文字(例えば、第1タイプのイベント顔文字)を直ちに発送できるようにすることで、ユーザバイラルの効果を増大させる一方、キーボード内で直ちに広告イベントページへ進入できる動線を提供し、ユーザのイベント参加動線を簡潔に減少させることができる。
【0103】
図4は、一実施形態に係るシステムの構成要素間の動作を説明するための図である。以下、実施形態において各動作は順次に行われてもよいが、必ず順次に実行されなくてもよい。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列に行われてもよい。
【0104】
図4を参照すると、一実施形態に係るシステムに含まれている顧客サーバ401、サーバ403、ユーザ端末405、及びユーザ407がステップS410~ステップS490を介して広告コンテンツに対応するリウォードを提供する過程が示されている。
【0105】
ステップS410において、顧客サーバ401は、サーバ403が提供するインスタントメッセージングサービスによって広告するイベントキーワード及びプロモーション情報を登録する。顧客サーバ401にイベントキーワードが登録されることで、ステップS415において、サーバ403は、イベントキーワードが格納されているイベントキーワードデータベース(DB)をアップデートする。ステップS415でサーバ403のイベントキーワードデータベースがアップデートされた場合、ステップS420において、ユーザ端末405は、イベントキーワードデータベースのアップデートに連動してキーワード辞書をアップデートする。
【0106】
また、ステップS410で顧客サーバ401にプロモーション情報が登録されることにより、ステップS425において、サーバ403は、プロモーション情報が格納されたイベント管理データベースをアップデートする。
【0107】
ステップS430において、ユーザ端末405のユーザ407がチャットウィンドウに表示されたキーボードを介してキーワードを検索した場合、ステップS431において、ユーザ端末405は、キーワード辞書とのマッチングの有無を通じて当該キーワードがイベントキーワードであるか否かを確認する。
【0108】
ステップS431において、当該キーワードがイベントキーワードであると確認されれば、ステップS433において、ユーザ端末は、当該キーワードに関するヒント顔文字を露出する。
【0109】
ステップS435において、ユーザ407が、ステップS433で露出されたヒント顔文字又はチャットの相手が送信したイベント顔文字をクリックして選択したと仮定する。この場合、ステップS437において、ユーザ端末405は、サーバ403で当該イベント顔文字及び/又はヒント顔文字に対応するイベントの有無を確認する。ステップS439において、サーバ403は、イベント管理データベースを検索して、ステップS437による確認結果をユーザ端末405に回答する。
【0110】
ステップS439を介して、当該イベント顔文字及び/又はヒント顔文字に対応するイベントが確認された場合、ステップS440において、ユーザ端末405は、例えば、イベント顔文字及びイベントバナーのうち少なくとも1つを含むキーボード結果タブを露出する。
【0111】
ステップS445において、ユーザ407がステップS440で露出されたイベントバナーをクリックした場合、ステップS450において、ユーザ端末405の画面にはイベントウェブビューが露出される。ここで、イベントウェブビューは、前述したイベントバナーに関するモーダルビューに該当する。イベントウェブビューを介して広告イベントページが露出されてもよい。広告イベントページは、例えば、イベントクーポン以外に様々な形態のリウォードを含むことができる。ステップS455において、ユーザ407がウェブビューを介して露出された広告イベントページに含まれている「イベントクーポンを受ける」ボタンをクリックした場合、ステップS460において、サーバ403は、ユーザ権限管理データベースを介してユーザ407に対するクーポン支給可能であるか否かを確認する。ここで、クーポンは、前述したイベントクーポンに該当する。
【0112】
ステップS460において、該当ユーザ407に対するクーポン支給が可能であると確認されれば、ステップS465において、サーバ403は、ユーザ407に対してクーポンを支給する。
【0113】
ユーザ407に対するクーポンが支給されることにより、ステップS470において、サーバ403は、クーポン支給をユーザ端末405に知らせ、キーボード結果タブ(例えば、
図3Aに示すキーボード結果タブ331)をアップデートすることができる。
【0114】
また、ステップS472において、サーバ403は、ユーザ端末405を介してクーポンをユーザ407に発送する。サーバ403からクーポンが発送されることによって、ステップS475において、ユーザ407は、クーポンを受信する。
【0115】
また、ユーザ407に対するクーポンが支給されることで、ステップS480において、サーバ403は、顧客サーバ401の顧客ユーザ管理データベースに当該ユーザに対するクーポン発行の有無をアップデートする。
【0116】
クーポンの受信後に、ステップS485において、ユーザ407がイベント顔文字又はヒント顔文字をクリックしたと仮定する。ステップS487において、ユーザ端末405は、サーバ403に発送権限を確認する。ここで、サーバ403は、ユーザ権限管理データベースを介して当該ユーザ407がイベント参加などを介してイベント顔文字に対する発送権限を有するユーザであるか否かを確認することができる。
【0117】
ステップS487における確認結果、言い換えれば、ユーザ407がイベント顔文字に対する発送権限を有するユーザであるという確認結果に応じて、ステップS490において、ユーザ端末405はイベント顔文字を発信する。
【0118】
図5は、他の実施形態に係る端末の動作方法を示したフローチャートである。以下、実施形態で各動作は順次に実行されてもよいが、必ず順次に実行されることはない。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列に実行されてもよい。
【0119】
図5を参照すると、一実施形態に係る端末は、ステップS510~ステップS530を介してイベントキーワードに関する広告コンテンツを露出し、リウォードが提供される過程を示す。ここで、端末には、インスタントメッセージングサービスのためのメッセンジャーアプリケーションがインストールされてもよい。
【0120】
ステップS510において、端末は、インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウでチャットメッセージが表示される一領域に表示されたイベント顔文字に対するユーザの選択が入力される。ここで、チャットメッセージが示される一領域に表示されるイベント顔文字は、例えば、
図3Aで示されたイベント顔文字317のように、チャットの相手が送信したイベント顔文字に該当する。
【0121】
ステップS520において、端末は、ステップS510で選択されたイベント顔文字に対応して、マッピングされた単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及びイベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つの広告コンテンツを露出する。ここで、イベント顔文字には、当該イベント顔文字に対応する単語が予めマッピングされていてもよい。端末は、例えば、ステップS510で選択されたイベント顔文字に対応してマッピングされた単語がキーワード辞書に含まれているイベントキーワードとマッチングされる場合、イベント顔文字に対応してマッピングされた単語をイベントキーワードとして決定する。ここで、キーワード辞書は、
図2を参照して前述したように、インスタントメッセージングサービスを提供するサーバ(例えば、
図1に示すサーバ110)に含まれているイベントキーワードデータベースが、顧客サーバ(例えば、
図1に示す顧客サーバ130)のイベントキーワード登録によって更新されることに連動して更新され得る。
【0122】
ステップS530において、端末は、ユーザが広告イベントに参加したか否かに基づいて、広告コンテンツに対応するリウォードが提供される。
【0123】
図5に示すステップS520で、端末が少なくとも1つの広告コンテンツを露出する方法は、
図2に示すステップS220を参照して説明した少なくとも1つの広告コンテンツを露出する方法と同一であり、ステップS530で、広告コンテンツに対応するリウォードが提供される方法は、
図2に示すステップS230を参照して説明したリウォードを提供する方法と同一であるため、これに対する具体的な説明は、
図2に示す当該部分の説明を参考にすればよい。
【0124】
図6は、一実施形態に係るサーバの動作方法を示したフローチャートである。以下、実施形態で各動作は順次に実行されてもよいが、必ず順次に実行されることはない。例えば、各動作の順序が変更されてもよく、少なくとも2つの動作が並列に実行されてもよい。
【0125】
図6を参照すると、一実施形態に係るサーバが、ステップS610~ステップS650を介してユーザにリウォードを提供する過程が示されている。
【0126】
ステップS610において、サーバは、広告イベントのために予め設定されたイベントキーワードを含むキーワード辞書を端末に送信する。キーワード辞書は、例えば、サーバに含まれているイベントキーワードデータベースが顧客サーバのイベントキーワード登録によって更新されることに連動して更新され得る。
【0127】
ステップS620において、サーバは、端末でユーザによって選択されたヒント顔文字又はイベント顔文字に対応してマッピングされた単語がキーワード辞書に含まれているイベントキーワードであるか否かの確認結果に応じて、端末に提供される少なくとも1つの広告コンテンツにより、ユーザが広告イベントに参加したか否かを決定する。ヒント顔文字は、例えば、サーバによって提供される特定サービスの加入者がイベントキーワードに該当する単語を入力した場合に提供されてもよい。少なくとも1つの広告コンテンツは、例えば、イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及びイベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0128】
ステップS630において、サーバは、ユーザが広告イベントに参加したものと決定された場合、ユーザに広告コンテンツに対応するリウォードを提供する。
【0129】
図7は、一実施形態に係る端末のブロック図である。
図7を参照すると、一実施形態に係る端末700は、プロセッサ710、ディスプレイ720、通信インターフェース730、及びメモリ740を含む。プロセッサ710、ディスプレイ720、通信インターフェース730、及びメモリ740は通信バス705を介して接続される。
【0130】
プロセッサ710は、インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介してユーザが入力した単語が広告イベントのためのイベントキーワードであるか否かに基づいて、イベントキーワードに関するインターフェーシングオブジェクトを表示する。
【0131】
プロセッサ710は、インターフェーシングオブジェクトに対するユーザの選択に応答して、イベントキーワードに関するイベント顔文字を含む推薦顔文字セット及びイベントキーワードに関する広告イベントページへの進入を誘導するイベントバナーのうち少なくとも1つの広告コンテンツを露出する。プロセッサ710は、例えば、ユーザが広告イベントページを介して広告イベントに参加したか否かに基づいて、広告コンテンツに対応するリウォードをユーザに提供する。
【0132】
ユーザが入力した単語がイベントキーワードである場合、プロセッサ710は、チャットウィンドウで単語が入力される入力領域にイベントキーワードに関するヒント顔文字を表示する。
【0133】
プロセッサ710は、インスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウを介してユーザが入力した単語及び/又はインスタントメッセージングサービスのチャットウィンドウで表示される相手が送信したイベント顔文字のうち、ユーザによって選択されたイベント顔文字に対応してマッピングされた単語が、広告イベントのためのキーワード辞書に含まれているイベントキーワードとマッチングされるか否かに応じてキーワードをイベントキーワードであると決定する。ここで、キーワード辞書は、インスタントメッセージングサービスを提供するサーバに含まれているイベントキーワードデータベースが、顧客サーバのイベントキーワード登録によって更新されることに連動して更新されてもよい。
【0134】
例えば、ユーザがインスタントメッセージングサービスを提供するサーバによって提供される特定サービス(例えば、顔文字プラス)の加入者である場合、プロセッサ710は、インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セット及びイベントキーワードに対応してサーバによって推薦された顔文字を表示してもよい。又は、例えば、ユーザが特定サービスの加入者でない場合、プロセッサ710は、インターフェーシングオブジェクトが属する推薦顔文字セットを表示してもよい。
【0135】
その他にも、プロセッサ710は、
図1~
図5を参照して前述した少なくとも1つの方法又は少なくとも1つの方法に対応するアルゴリズムを行ってもよい。プロセッサ710はプログラムを実行し、端末700を制御する。プロセッサ710によって実行されるプログラムコードは、メモリ740に格納されてもよい。
【0136】
ディスプレイ720は、キーワードに関するインターフェーシングオブジェクトをチャットウィンドウに表示する。
【0137】
通信インターフェース730は、プロセッサ710が提供するリワードを端末700の外部に出力する。通信インターフェース730は、サーバから広告イベントのためのキーワード辞書を受信することができる。
【0138】
メモリ740は、通信インターフェース730を介してサーバから受信した広告イベントのためのキーワード辞書を格納する。メモリ740は、上述したプロセッサ710の処理過程で生成される様々な情報を格納することができる。その他にも、メモリ740は、各種のデータとプログラムなどを格納してもよい。メモリ740は、ハードディスクなどのような大容量格納媒体を備えて各種のデータを格納することができる。
【0139】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0140】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0141】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0142】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0143】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0144】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。