(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-26
(45)【発行日】2024-05-09
(54)【発明の名称】情報表示方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H04N 21/431 20110101AFI20240430BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20240430BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20240430BHJP
【FI】
H04N21/431
H04L51/04
G06F3/0481
(21)【出願番号】P 2022564170
(86)(22)【出願日】2021-03-31
(86)【国際出願番号】 CN2021084555
(87)【国際公開番号】W WO2021218556
(87)【国際公開日】2021-11-04
【審査請求日】2022-10-21
(31)【優先権主張番号】202010368422.X
(32)【優先日】2020-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】程 斌
(72)【発明者】
【氏名】盛 碧星
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲ちぇん▼
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第10536542(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0255009(US,A1)
【文献】特開2011-103616(JP,A)
【文献】特開2002-215015(JP,A)
【文献】特開2005-293280(JP,A)
【文献】特開2015-125508(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0029094(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
H04L 51/04
G06F 3/0481
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアの情報ストリームを受信するステップであって、前記情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザが前記マルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含むステップと、
インタラクション情報に対応するデータタイプを決定するステップであって、前記データタイプは絵文字データタイプ、チャットデータタイプを含むステップと、
前記マルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースへの前記インタラクション情報の表示を決定したことに応答し、前記表示インターフェースの、前記データタイプに対応するインタラクション情報表示領域に前記インタラクション情報を表示するステップであって、前記インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含むステップと、
ユーザが履歴チャットデータを確認するときに新しいチャットデータを受信したことに応答し、新しいチャットデータを受信したことを通知するための第2通知情報を前記チャット情報表示領域に表示するステップと、を含むことを特徴とする、情報表示方法。
【請求項2】
前記絵文字情報表示領域とチャット情報表示領域とは互いに独立していることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記絵文字情報表示領域において、絵文字データの表示持続時間は第1所定持続時間閾値を下回ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
ユーザによって前記チャット情報表示領域に入力されたチャットデータに基づいて、チャットログを生成するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
現在の前記表示インターフェースに前記インタラクション情報を表示しないと決定したことに応答し、新しいインタラクション情報を受信したことを通知するための第1通知情報を前記表示インターフェースに表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
所定のチャット情報表示領域において、デフォルトでは、受信時間の遅い方から順に所定数のチャットデータを表示することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ユーザによって前記チャット情報表示領域に対して実行された、履歴チャットデータを確認するための確認操作を受信したことに応答し、前記確認操作に対応する履歴チャットデータを前記チャット情報表示領域に表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ユーザによって前記第2通知情報に対して実行されたトリガー操作に応答し、前記チャット情報表示領域に前記新しいチャットデータを表示するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記表示インターフェースに所定のインタラクション情報入力コントロールを表示し、
ユーザによってインタラクション情報入力コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、ユーザによって入力されたインタラクション情報を受信するステップと、
前記インタラクション情報を送信するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記インタラクション情報入力コントロールは絵文字情報入力コントロールを含み、
会議参加ユーザによってインタラクション情報入力コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、ユーザによって入力されたインタラクション情報を受信する前記ステップは、
前記会議参加ユーザによって前記絵文字情報入力コントロールに対して実行された第1トリガー操作を検出したことに応答し、ショートカット絵文字表示領域に所定数のショートカット絵文字を表示するステップであって、前記ショートカット絵文字は予め統計された前記ユーザの使用頻度が所定の頻度閾値を上回る絵文字であるステップと、
前記会議参加ユーザによってショートカット絵文字表示領域に対して実行された選択操作に基づいて、会議参加ユーザによって入力されたターゲット絵文字を決定するステップと、を含むことを特徴とする、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記所定数のショートカット絵文字は、
許可に従って取得された第三者アプリケーションにおけるユーザの複数の絵文字に対する履歴使用記録から決定された、使用頻度が所定の頻度閾値を上回るショートカット絵文字を含むことを特徴とする、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
会議参加ユーザによってインタラクション情報入力コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、ユーザによって入力されたチャットデータを受信する前記ステップは、
前記ユーザによって実行された詳細チャット絵文字を取得するという取得操作を検出したことに応答し、前記表示インターフェースに詳細絵文字リストを表示するステップと、
前記ユーザによって詳細絵文字チャットリストにおいて実行された選択操作に基づいて、複数の絵文字からユーザによって入力されたターゲット絵文字を決定するステップと、を含むことを特徴とする、請求項
10に記載の方法。
【請求項13】
前記ユーザによって実行された前記チャット情報表示領域を非表示にするための所定の非表示操作を受信したことに応答し、前記表示インターフェースに前記チャット情報表示領域を非表示にするステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記チャット情報表示領域を非表示にするための非表示コントロールを前記表示インターフェースに設定し、
前記ユーザによって実行された前記チャット情報表示領域を非表示にするための所定の非表示操作を受信したことに応答し、前記表示インターフェースに前記チャット情報表示領域を非表示にする前記ステップは、
前記ユーザによって前記非表示コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、前記表示インターフェースに前記チャット情報表示領域を非表示にするステップを含むことを特徴とする、請求項
13に記載の方法。
【請求項15】
前記表示インターフェースに前記チャット情報表示領域を非表示にした後、絵文字データを送信するための絵文字コントロールを表示インターフェースに表示し、
前記チャット情報表示領域を非表示にした後、ユーザによって前記絵文字コントロールに対して実行されたトリガー操作を受信したことに応答し、詳細絵文字チャットデータ表示領域及び/又はショートカット絵文字表示領域を表示するステップと、
ユーザによって詳細絵文字チャットデータ表示領域又はショートカット絵文字表示領域において実行された選択操作に基づいて、ユーザによって選択されたターゲット絵文字データを決定して前記ターゲット絵文字データを伝送するステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項
13に記載の方法。
【請求項16】
マルチメディアの情報ストリームを受信するための受信ユニットであって、前記情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザが前記マルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含む受信ユニットと、
チャットデータに対応するデータタイプを決定するための決定ユニットであって、前記データタイプは絵文字データ、チャットデータを含む決定ユニットと、
現在の表示インターフェースへの前記インタラクション情報の表示を決定したことに応答し、前記表示インターフェースの、前記データタイプに対応するインタラクション情報表示領域に前記インタラクション情報を表示するための表示ユニットであって、前記インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含む表示ユニットと、を含
み、
前記表示ユニットは、ユーザが履歴チャットデータを確認するときに新しいチャットデータを受信したことに応答し、新しいチャットデータを受信したことを通知するための第2通知情報を前記チャット情報表示領域に表示することを特徴とする、情報表示装置。
【請求項17】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサは請求項1-
15のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とする、電子機器。
【請求項18】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読
記憶媒体であって、該プログラムがプロセッサによって実行されるときに請求項1-
15のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とする、コンピュータ可読
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2020年4月30日に提出された、出願番号202010368422.X、発明の名称「情報表示方法、装置及び電子機器」の中国特許出願の優先権を主張し、その全てが参照によって本願に組み込まれる。
[技術分野]
本開示の実施例は、インターネットの技術分野に関し、具体的には、情報表示方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークマルチメディア会議は、二点や多点の間で動画、音声及びアプリケーションデータ(電子ホワイトボード、グラフィックス)などの形の情報をリアルタイムに送信することを可能にする。遠隔会議、ネットワーク討論などに適している。2つ以上の地点にいる人々は、ネットワークマルチメディア会議によってインタラクトすることができる。
【0003】
ネットワークマルチメディア会議では、主に音声及びビデオによって情報を交換し、即ち、ユーザはマルチメディア会議に参加するとき、端末装置によってマルチメディア会議のオーディオ情報を聞き及び/又はマルチメディア会議のビデオ情報を閲覧することができる。
【発明の概要】
【0004】
本開示の内容部分は構想を簡略に説明するためのものであり、これらの構想は以下の具体的な実施形態の箇所において詳細に説明される。本開示の内容部分は、特許請求しようとする技術的解決手段の重要な特徴又は必要な特徴を特定するためのものではなく、特許請求しようとする技術的解決手段の範囲を限定するためのものでもない。
【0005】
本開示のいくつかの実施例は情報表示方法、装置及び電子機器を提供する。
【0006】
第1態様では、本開示のいくつかの実施例は、マルチメディアの情報ストリームを受信するステップであって、前記情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザが前記マルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含むステップと、インタラクション情報に対応するデータタイプを決定するステップであって、前記データタイプは絵文字データタイプ、チャットデータタイプを含むステップと、現在の前記表示インターフェースへの前記インタラクション情報の表示を決定したことに応答し、前記表示インターフェースの、前記データタイプに対応するインタラクション情報表示領域に前記インタラクション情報を表示するステップであって、前記インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含むステップと、を含む情報表示方法を提供する。
【0007】
第2態様では、本開示のいくつかの実施例は、マルチメディアの情報ストリームを受信するための受信ユニットであって、前記情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザが前記マルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含む受信ユニットと、チャットデータに対応するデータタイプを決定するための第1決定ユニットであって、前記データタイプは絵文字データ、チャットデータを含む第1決定ユニットと、インタラクション情報に対応するデータタイプを決定するための第2決定ユニットであって、前記データタイプは絵文字データタイプ、チャットデータタイプを含む第2決定ユニットと、現在の前記表示インターフェースへの前記インタラクション情報の表示を決定したことに応答し、前記表示インターフェースの、前記データタイプに対応するインタラクション情報表示領域に前記インタラクション情報を表示するための表示ユニットであって、前記インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含む表示ユニットと、を含む情報表示装置を提供する。
【0008】
第3態様では、本開示のいくつかの実施例は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが記憶されている記憶装置とを含み、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサは第1態様のような方法を実現する、電子機器を提供する。
【0009】
第4態様では、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体であって、プログラムがプロセッサによって実行されるときに第1態様のような方法を実現する、コンピュータ可読媒体を提供する。
【0010】
本開示のいくつかの実施例によって提供される情報表示方法、装置及び電子機器は、マルチメディアの情報ストリームを受信するステップであって、前記情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザが前記マルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含むステップと、インタラクション情報に対応するデータタイプを決定するステップであって、前記データタイプは絵文字データタイプ、チャットデータタイプを含むステップと、現在の前記表示インターフェースへの前記インタラクション情報の表示を決定したことに応答し、前記表示インターフェースの、前記データタイプに対応するインタラクション情報表示領域に前記インタラクション情報を表示するステップであって、前記インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含むステップと、を行う。上記解決手段は、前記マルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースにおいて、インタラクション情報の絵文字データ及びチャットデータを異なる領域に表示するので、同一の情報表示領域において受信時間の順序で、複数のチャット情報を表示すると共に絵文字情報を挿入して表示するという表示方式に比べて、該解決手段のインタラクション情報表示方式によって、ユーザが同じタイプのインタラクション情報を同じ時点で数多く取得することを可能にし、ユーザのチャットデータの閲覧時間が節約される。ユーザの体験を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面と組み合わせて以下の具体的な実施形態を参照すると、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点及び態様はより明確になる。図面全体を通じて、同じ又は類似的な図符号は同じ又は類似的な要素を示す。図面は例示的なものであり、現物及び要素は必ずしも比例して描かれていないことを理解すべきである。
【0012】
【
図1】本開示による情報表示方法のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図2A】本開示による情報表示方法の一応用シナリオの模式図である。
【
図2B】本開示による情報表示方法の一応用シナリオの模式図である。
【
図2C】本開示による情報表示方法の一応用シナリオの模式図である。
【
図3】本開示による情報表示装置のいくつかの実施例の構成図である。
【
図4】本開示の一実施例の情報表示方法を応用可能な例示的なシステムアーキテクチャである。
【
図5】本開示のいくつかの実施例を実現するのに適する電子機器の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳細に説明する。本開示のいくつかの実施例を図面に示しているが、本開示は各種の形態で実現でき、且つ本明細書に説明される実施例に限定されるものとして解釈されるべきではなく、逆に、これらの実施例は本開示をより明確且つ完全に理解するために提供されることを理解すべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことを理解すべきである。
【0014】
本開示の方法の実施形態に記載される各ステップは、異なる順序で及び/又は並行して実行され得ることを理解すべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含み、及び/又は示されたステップの実行を省略することができる。本開示の範囲は、この点に関して限定されない。
【0015】
本明細書において使用される用語「含む」及びその変形は、開放的な包含であり、即ち「含むがそれに限定されない」との意味である。用語「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」との意味である。用語「一実施例」は「少なくとも1つの実施例」を表し、用語「別の実施例」は「少なくとも1つの別の実施例」を表し、用語「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を表す。他の用語に関連する定義は以下の説明において与えられる。
【0016】
本開示において言及される「第1」、「第2」といった概念は異なる装置、モジュール又はユニットを区分するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール又はユニットによって実行される機能の順序又は互いの依存関係を限定するためのものではないことに注意されたい。
【0017】
本開示において言及される「1つ」、「複数」という修飾は、限定的なものではなく、例示的なものであり、当業者であれば、文脈上明確に示さない限り、「1つ又は複数」と理解されるべきであることが自明であることに注意されたい。
【0018】
本開示の実施形態において複数の装置間で交換されるメッセージ又は情報の名称は説明するためのものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0019】
本開示による情報表示方法のいくつかの実施例のフローを示す
図1を参照する。該情報表示方法は以下のステップを含む。
【0020】
ステップ101では、マルチメディアの情報ストリームを受信し、情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザがマルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含む。
【0021】
上述したマルチメディアデータストリームは、マルチメディア会議のマルチメディアデータストリームであってもよく、マルチメディア会議のライブデータストリームであってもよく、さらに記録再生を含むマルチメディアのマルチメディアデータストリームであってもよい。
【0022】
上述したインタラクション情報は、マルチメディアデータストリームを閲覧するユーザによって、マルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信された、マルチメディアの情報コンテンツを閲覧する他のユーザと情報インタラクションを行うインタラクション情報であってもよい。上記インタラクション情報は、絵文字データインタラクション情報及びチャットデータインタラクション情報を含んでもよいが、これらに限定されない。上述したチャットデータインタラクション情報は、チャット及び/又はピクチャーを含んでもよい。
【0023】
マルチメディアデータストリームを閲覧するユーザは、マルチメディアに対応する情報コンテンツを閲覧する過程において、その使用される端末装置を用いて上記インタラクション情報を入力することができる。端末装置は上記インタラクション情報をサーバ側に送信でき、サーバ側によって上記インタラクション情報を転送する。
【0024】
いくつかの応用シナリオにおいて、上記マルチメディアデータストリームは、マルチメディア会議のマルチメディアデータストリームであってもよい。会議参加ユーザは端末装置によってマルチメディア会議に参加することができる。上述した端末装置はスマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップポータブルコンピュータ及びデスクトップコンピュータなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0025】
上述したマルチメディア会議はオーディオ会議であってもよいし、ビデオ会議であってもよい。
【0026】
一般的に、マルチメディア会議では、会議参加ユーザの端末装置はマルチメディア会議サーバによって送信されたマルチメディア会議の情報ストリームを受信する。
【0027】
上記マルチメディア会議の情報ストリームは、マルチメディアデータストリーム及び会議参加ユーザがマルチメディア会議に基づいて送信したインタラクション情報を含んでもよい。
【0028】
本実施例では、マルチメディア会議の会議参加ユーザは端末装置によって会議に参加する他のユーザのマルチメディアデータストリームを取得することができ、また、端末装置によって自己のマルチメディアデータストリーム、及びメディア会議に関連するインタラクション情報を入力することもできる。
【0029】
端末装置はそのディスプレイスクリーンにマルチメディアデータストリームのコンテンツ及びインタラクション情報を表示することができる。上記マルチメディアデータストリームのコンテンツは、例えば、ビデオデータストリームに対応する各ビデオフレームであってもよい。
【0030】
ステップ102では、インタラクション情報に対応するデータタイプを決定し、データタイプは絵文字データタイプ、チャットデータタイプを含む。
【0031】
ステップ101でマルチメディア会議の情報ストリームを受信した後、情報ストリームを分析することができる。分析された情報ストリームからインタラクション情報を決定する。その後、各インタラクション情報にそれぞれ対応するデータタイプを決定する。
【0032】
ここで理解できるように、インタラクション情報のタイプをリアルタイムに決定することができる。即ち、各時点において、該時点で受信されたインタラクション情報に対応するデータタイプを決定する。
【0033】
ステップ103では、マルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースへのインタラクション情報の表示を決定したことに応答し、表示インターフェースの、データタイプに対応するインタラクション情報表示領域にインタラクション情報を表示し、インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含む。
【0034】
本実施例では、マルチメディアデータストリームのインターフェースにインタラクション情報を表示するか否かを設定することができる。会議参加ユーザによって端末装置においてインタラクション情報の表示パラメータを設定することができる。上述した表示パラメータは、例えば、表示や非表示を含む。
【0035】
インタラクション情報に対応する現在の表示パラメータに基づいて、現在、マルチメディアデータを表示する表示インターフェースに上記インタラクション情報を表示するか否かを決定することができる。現在のインタラクション情報に対応する表示パラメータが表示である場合、現在、上記表示インターフェースにチャットインタラクション情報を表示することを決定する。インタラクション情報に対応する表示パラメータが非表示である場合、上記表示インターフェースにインタラクション情報を非表示にすることを決定する。
【0036】
インタラクション情報は表示インターフェースに表示することができる。一例として、インタラクション情報を表示するレイヤーは、マルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースのレイヤーとは異なる層であってもよい。これにより、マルチメディアデータストリームによって表示される情報の調整時、インタラクション情報の表示に影響しないことを可能にする。
【0037】
インタラクション情報表示領域が位置するレイヤーは、マルチメディアデータストリームを表示するための表示インターフェースのレイヤーの上に設置することができる。
【0038】
インタラクション情報表示領域の大きさはマルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースよりも小さくてもよい。
【0039】
インタラクション情報表示領域が位置する背景レイヤーの透明度を大きく設定することができる。これにより、インタラクション情報の表示時、インタラクション情報表示領域を介して上記表示インターフェースに表示されたマルチメディアデータストリームの情報を閲覧することができる。
【0040】
本実施例では、上記インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域及び絵文字情報表示領域を含んでもよい。
【0041】
即ち、インタラクション情報表示領域において、絵文字情報及びチャット情報チャットを異なる領域に表示する。
【0042】
いくつかの選択可能な実施形態では、絵文字情報表示領域及びチャット情報表示領域は互いに独立したものであってもよい。一例として、上記チャット情報表示領域は絵文字情報表示領域の上方に設置することができる。
【0043】
インタラクション情報表示領域にチャット情報表示領域及び絵文字情報表示領域を設定することにより、チャット情報及び絵文字情報を異なる領域に表示する。これにより、チャット情報表示領域に会議参加ユーザによって送信されたチャットデータのみを表示する。絵文字情報表示領域に会議参加ユーザによって送信された絵文字データのみを表示する。
【0044】
これにより、チャット情報表示領域に表示されるチャットデータには絵文字情報が挿入されない。ユーザはチャット情報表示領域においてチャットデータを連続的に閲覧することができる。
【0045】
従来技術では、同一の情報表示領域において受信時間の順序で、複数のチャット情報を表示すると共に複数の絵文字情報を挿入して表示する。このような情報表示方式では、ユーザはチャットデータを閲覧する必要がある場合、一般的には、いくつかの絵文字データをスキップしない限り、複数のチャットデータを閲覧することができない。一方で、ユーザはチャットデータを閲覧するために、チャット情報を連続的にスワイプして複数のチャットデータを取得する必要がある。他方で、上記解決手段で示されたチャットデータの連続性は絵文字データにより中断されるため、ユーザがチャットデータの情報を得る連続性は高くなくなる。
【0046】
これに対し、本願では、チャットデータ及び絵文字データを異なる領域に表示することにより、マルチメディアデータストリームの表示インターフェースの限られたチャットデータ表示領域において、チャットデータ及び絵文字データをそれぞれ集めて表示することができる。ユーザはチャットデータに邪魔されることなくチャットデータを閲覧することができる。また、チャットデータに邪魔されることなく絵文字データを閲覧することができる。
【0047】
絵文字データの方より、ユーザはチャットデータにより多くの焦点を合わせる傾向がある。ユーザはチャット情報表示領域において絵文字データに邪魔されることなく複数のチャットデータを閲覧することができる。チャットデータ及び絵文字データを異なる領域に表示する上記解決手段によって、ユーザが同じタイプのインタラクション情報を同じ時点で数多く取得することを可能にし、ユーザの体験を改善することができる。
【0048】
本実施例によって提供される情報表示方法は、マルチメディアの情報ストリームを受信するステップであって、情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザがマルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含むステップと、インタラクション情報に対応するデータタイプを決定するステップであって、データタイプは絵文字データタイプ、チャットデータタイプを含むステップと、マルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースへのインタラクション情報の表示を決定したことに応答し、表示インターフェースの、データタイプに対応するインタラクション情報表示領域にインタラクション情報を表示するステップであって、インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含むステップと、を行う。同一の情報表示領域において受信時間の順序で、複数のチャット情報を表示すると共に絵文字情報を挿入して表示するという表示方式に比べて、該解決手段のインタラクション情報の表示方法によって、ユーザが同じタイプのインタラクション情報を同じ時点で数多く取得することを可能にし、ユーザの体験を改善することができる。
【0049】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、絵文字情報表示領域において、絵文字データの表示持続時間は第1所定持続時間閾値を下回る。
【0050】
上記第1所定持続時間閾値は、例えば、30秒、1分などを含んでもよい。第1所定持続時間閾値は、具体的な応用シナリオに基づいて設定されてもよく、ここで限定されない。絵文字情報表示領域における任意の絵文字データの表示時間が第1所定持続時間閾値を上回ると、上記絵文字情報表示領域から上記絵文字データを除去することができる。表示された絵文字データをインタラクション情報記録に記憶することもない。
【0051】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、上記情報表示方法は、ユーザによって前記チャット情報表示領域に入力されたチャットデータに基づいて、チャットログを生成するステップをさらに含む。
【0052】
これらの選択可能な実施形態では、ユーザによってチャット情報表示領域に入力されたチャットデータに対してチャットログを生成することができる。これにより、ユーザはチャットログによって履歴チャットデータを閲覧する。
【0053】
これらの選択可能な実施形態では、チャットログは絵文字データを含まない。チャットログに絵文字データを記録するという従来の解決手段に対して、本解決手段では、チャットログに絵文字データを記録しないことにより、ユーザが履歴チャットデータを迅速に閲覧することを容易にする。
【0054】
これにより、保存する必要があるデータ量を少なくすることができると共に、絵文字表示領域の大きさに対する要件を緩和することもできる。チャットデータ表示領域において、絵文字情報表示領域の占有割合を小さくすることにより、限られたチャットデータ表示領域においてより多くのチャットデータを表示することができる。
【0055】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、情報表示方法は、現在の表示インターフェースにチャットデータを表示しないと決定したことに応答し、新しいインタラクション情報を受信したことを通知するための第1通知情報を表示インターフェースに表示するステップをさらに含む。
【0056】
これらの選択可能な実施形態では、上述した第1通知情報は、新しいインタラクション情報を受信したことを通知するための予め設定された通知情報であってもよい。第1通知情報は、文字、数字、記号などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0057】
表示インターフェースに上記第1通知情報を表示することにより、ユーザは新しいインタラクション情報が受信されたことをタイムリーに知ることができる。上述したインタラクション情報はチャット情報であってもよい。
【0058】
さらに任意選択的に、ユーザは上記第1通知情報をクリックし、表示インターフェース上でインタラクション情報表示領域を開くことができる。インタラクション情報表示領域に上記新しいインタラクション情報を表示する。
【0059】
上述した新しいインタラクション情報はチャットデータ及び/又は絵文字データを含むことができる。これにより、会議参加ユーザが新しいインタラクション情報を迅速に取得することを容易にする。
【0060】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、所定のチャット情報表示領域において、デフォルトでは、受信時間の遅い方から順に所定数のチャットデータを表示する。
【0061】
即ち、デフォルトでは、最も近く受信されたチャットデータを表示する。これにより、ユーザは新たに受信されたチャットデータを迅速に知る。
【0062】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、情報表示方法は、ユーザによってチャット情報表示領域に対して実行された履歴チャットデータを確認するための確認操作を受信したことに応答し、チャット情報表示領域に確認操作に対応する履歴チャットデータを表示するステップをさらに含む。
【0063】
これらの選択可能な実施形態では、マルチメディア会議中に、チャットデータを記憶することができる。ここで、チャットデータの記憶はユーザ端末装置によって実行されてもよく、マルチメディア会議のサーバ側によって実行されてもよい。マルチメディアデータストリームがマルチメディア会議のデータストリームである場合を例として、マルチメディア会議中に、会議参加ユーザが端末装置に表示されるチャット情報表示領域に対してスワイプ操作を実行すると、ユーザが履歴チャットデータを確認する確認操作を実行したものとなる。上記スワイプ操作に対応する履歴チャットデータをチャット情報表示領域に表示することができる。これにより、ユーザが履歴チャットデータを閲覧することを容易にする。
【0064】
さらに、情報表示方法は、ユーザが履歴チャットデータを確認するときに新しいチャットデータを受信したことに応答し、新しいチャットデータを受信したことを通知するための第2通知情報をチャット情報表示領域に表示するステップをさらに含む。
【0065】
これらの選択可能な実施形態では、ユーザが履歴チャット情報を閲覧するとき、新しいチャットデータを受信すると、新しいチャットデータを受信したことを通知するための第2通知情報をチャット情報表示領域に表示することができる。上述した第2通知情報は現在受信された新しいチャットデータを通知するための任意の通知情報であってもよい。第2通知情報は、文字、数字、記号を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0066】
さらに、情報表示方法は、ユーザによって第2通知情報に対して実行されたトリガー操作に応答し、チャット情報表示領域に前記新しいチャットデータを表示するステップをさらに含む。
【0067】
これらの選択可能な実施形態では、ユーザが履歴チャットデータを閲覧するとき、新しいチャットデータを受信すると、チャット情報表示領域に第2通知情報を表示することにより、会議参加ユーザに新しいチャットデータを閲覧するように促す。ユーザは第2通知情報に対して、クリック、タッチなどの選択操作を実行することができ、これにより、チャット情報表示領域において新たに受信されたチャットデータを表示するように迅速にジャンプすることができる。ユーザが履歴チャットデータと新しいチャットデータとの間で切り替えるために、利便性を提供する。
【0068】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、上記表示インターフェースに所定のインタラクション情報入力コントロールを表示する。情報表示方法は、ユーザによってインタラクション情報入力コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、ユーザによって入力されたインタラクション情報を受信し、上記インタラクション情報を伝送するステップをさらに含む。
【0069】
ユーザがマルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースにおいて、マルチメディアの情報コンテンツに関連するチャットデータを入力することを容易にするために、マルチメディアデータストリームを表示するための上記表示インターフェースにインタラクション情報入力コントロールを表示することができる。上記インタラクション情報入力コントロールは上記表示インターフェース内に組み込むことができる。また、フローティングウィンドウの形で上記表示インターフェースの上に設置することもできる。
【0070】
上記インタラクション情報入力コントロールはチャット情報入力コントロールを含んでもよい。ユーザがチャット情報入力コントロールに対してトリガー操作を実行した後、ユーザは端末装置と通信接続されたチャット情報入力装置(例えば、キーボード)によってチャット情報を入力することができる。
【0071】
いくつかの適用シナリオにおいて、ユーザがチャット情報入力コントロールに対してトリガー操作を実行した後、チャット情報を入力するための仮想キーボードを上記表示インターフェースに表示することができる。ユーザは上記仮想キーボードによってチャット情報を入力することができる。
【0072】
これらの適用シナリオにおいて、ユーザはチャット情報入力コントロールによってマルチメディア会議に関連するチャットデータを迅速に入力することができる。
【0073】
いくつかの適用シナリオにおいて、上記インタラクション情報入力コントロールは絵文字情報入力コントロールを含む。会議参加ユーザによってインタラクション情報入力コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、ユーザによって入力されたインタラクション情報を受信する上記ステップは、ユーザによって絵文字情報入力コントロールに対して実行された第1トリガー操作を検出したことに応答し、ショートカット絵文字表示領域に所定数のショートカット絵文字を表示するステップを含む。ショートカット絵文字は予め統計された上記ユーザの使用頻度が所定の頻度閾値を上回る絵文字であり、ユーザによってショートカット絵文字表示領域に対して実行された上記選択操作に基づいて、会議参加ユーザによって入力されたターゲット絵文字を決定する。上述した所定の頻度閾値は1以上の任意の整数であってもよい。所定の頻度閾値は、具体的な応用シナリオに基づいて設定されてもよく、ここで限定されない。
【0074】
これらの適用シナリオにおいて、ユーザはショートカット絵文字表示領域において自分で頻繁に使用する絵文字を迅速に見つけ、且つ頻繁に使用する絵文字からターゲット絵文字を選択することができる。ユーザの絵文字データの入力速度を速めることができる。
【0075】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、上記所定数のショートカット絵文字は、許可に従って取得された第三者アプリケーションにおけるユーザの複数の絵文字に対する履歴使用記録から決定された、使用頻度が所定の頻度閾値を上回る候補絵文字を含む。
【0076】
これらの選択可能な実施形態では、第三者アプリケーションにおけるユーザの絵文字の使用記録から、ショートカット絵文字表示領域に表示される上記候補絵文字を決定することができる。このようにして決定された候補絵文字はユーザの使用習慣にさらに一致する。
【0077】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、会議参加ユーザによってチャット情報入力コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、ユーザによって入力されたチャットデータを受信する上記ステップは、ユーザによって実行された詳細チャット絵文字を取得するという取得操作を検出したことに応答し、表示インターフェースに詳細絵文字チャットリストを表示するステップと、ユーザによって詳細絵文字チャットリストにおいて実行された選択操作に基づいて、複数の絵文字からユーザによって入力されたターゲット絵文字を決定するステップと、を含む。
【0078】
これらの選択可能な実施形態では、詳細チャット絵文字を取得するためのコントロールを上記表示インターフェースに表示することができる。例えば、上記詳細チャット絵文字を取得するためのコントロールを上記ショートカット絵文字表示領域に設置する。
【0079】
ユーザが上記詳細チャット絵文字のコントロールを選択すると、上記表示インターフェースに詳細絵文字リストを表示することができる。上記詳細絵文字リストには多くの絵文字を含むことができる。詳細絵文字リストにおいて挙げられる絵文字は、ショートカット絵文字表示領域に表示されるショートカット絵文字を含んでもよい。
【0080】
これにより、ユーザは、ショートカット絵文字表示領域において適切な絵文字を見つけない場合、詳細チャット絵文字リストにおいて検索することができる。
【0081】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、情報表示方法は、ユーザによって実行されたチャット情報表示領域を非表示にするための所定の非表示操作を受信したことに応答し、上記表示インターフェースにチャット情報表示領域を非表示にするステップをさらに含む。
【0082】
上述した所定の非表示操作は、例えば、チャット情報表示領域の表示パラメータを、非表示になるように設定する操作であってもよい。
【0083】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、チャット情報表示領域を非表示にするための非表示コントロールを上記表示インターフェースに設置する。ユーザによって実行されたチャット情報表示領域を非表示にするための所定の非表示操作を受信したことに応答し、表示インターフェースにチャット情報表示領域を非表示にするステップは、会議参加ユーザによって非表示コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、上記チャット情報表示領域を非表示にするステップを含む。
【0084】
実際には、チャット情報表示領域を表示し及び非表示にするためのコントロールを表示インターフェースに設置することができる。ユーザが表示コントロールをトリガーすると、チャット情報表示領域の表示属性を表示とすることができる。ユーザが非表示コントロールをトリガーすると、チャット情報表示領域の表示属性を非表示とすることができる。
【0085】
上記表示コントロール及び非表示コントロールによってチャット情報表示領域の表示属性を迅速に設定することができる。
【0086】
本実施例のいくつかの選択可能な実施形態では、上記表示インターフェースにチャット情報表示領域を非表示にした後、絵文字データを送信するための絵文字コントロールを上記表示インターフェースに表示する。上記情報表示方法は、チャット情報表示領域を非表示にした後、ユーザによって絵文字コントロールに対して実行されたトリガー操作を受信したことに応答し、詳細絵文字チャットデータ表示領域及び/又はショートカット絵文字表示領域を表示するステップと、ユーザによって詳細絵文字チャットデータ表示領域又はショートカット絵文字表示領域において実行された選択操作に基づいて、ユーザによって選択されたターゲット絵文字データを決定してターゲット絵文字を伝送するステップと、をさらに含む。
【0087】
即ち、チャット情報表示領域が非表示になった場合、ユーザは絵文字コントロールによって絵文字データを入力し、絵文字データを伝送することができる。
【0088】
本開示による情報表示方法の一応用シナリオの模式図を示す
図2A~
図2Cをさらに参照する。
【0089】
図2A~
図2Cにおいてマルチメディア会議を例として、会議参加ユーザA1の端末装置201はマルチメディア会議サーバによって送信されたマルチメディア会議の情報ストリームを受信することができる。上記情報ストリームは、複数の会議参加ユーザのマルチメディアデータストリーム及び会議参加ユーザがマルチメディア会議に基づいて入力したインタラクション情報を含んでもよい。インタラクション情報は、チャットデータタイプ及び絵文字データタイプを含んでもよい。上述したマルチメディア会議は、ビデオ会議であってもよい。マルチメディアデータストリームはビデオデータストリームを含む。会議参加ユーザA1の端末装置は、そのディスプレイスクリーンでの、マルチメディア会議を表示するための表示インターフェース202にマルチメディアビデオデータストリームを表示することができる。その後、会議参加ユーザのインタラクション情報をインタラクション情報表示領域203に表示する。インタラクション情報表示領域203においてチャットデータ及び絵文字データを異なる領域に表示することができる。インタラクション情報表示領域203は絵文字情報表示領域204及びチャット情報表示領域205を含んでもよい。絵文字情報表示領域204及びチャット情報表示領域205には、絵文字データ及びチャットデータをそれぞれ表示することができる。
【0090】
上記表示インターフェース202には、インタラクション情報入力コントロールを設置することができる。インタラクション情報入力コントロールはチャット情報入力コントロール206及び絵文字情報入力コントロール207を含んでもよい。チャット情報入力コントロール206には、「何か言ってみましょう」など、これがチャット情報入力コントロールであることを提示するための提示情報を表示することができる。絵文字情報入力コントロール207は、
図2Aにおけるイイネアイコンなど、ここでは絵文字情報入力コントロールであることを提示するための提示情報として表示することができる。
図2Bに示すように、会議参加ユーザA1は絵文字情報入力コントロール207に対してクリック、タッチなどの選択操作を実行することができる。
図2Cに示すように、会議参加ユーザA1が絵文字情報入力コントロール207に対して選択操作を実行すると、マルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースに展示ショートカット絵文字表示領域208を表示することができる。ショートカット絵文字表示領域208に所定数のショートカット絵文字を表示することができる。上記ショートカット絵文字は、予め統計された上記会議参加ユーザA1の使用頻度が所定の頻度閾値を上回る絵文字であってもよい。ショートカット絵文字は、例えば、絵文字1、絵文字2、絵文字3、絵文字4及び絵文字5を含んでもよい。上述した絵文字1、絵文字2、絵文字3、絵文字4及び絵文字5は任意の絵文字であってもよい。会議参加ユーザA1はショートカット絵文字表示領域208においてターゲット絵文字を選択することができる。例えば、会議参加ユーザA1は絵文字1をターゲット絵文字として選択する。会議参加ユーザA1の端末装置は、現在収集された会議参加ユーザA1のオーディオデータストリーム、ビデオデータストリーム及び上記ターゲット絵文字を会議参加ユーザA1の現在の情報ストリームとしてマルチメディア会議のサーバに送信することができる。
【0091】
さらに
図3を参照すると、上記
図1に示される方法の実施として、本開示は情報表示装置のいくつかの実施例を提供し、これらの装置の実施例は
図1に示される方法の実施例に対応し、該装置は具体的には、種々の電子機器に応用可能である。
【0092】
図3に示すように、いくつかの実施例の情報表示装置は、受信ユニット301、決定ユニット302及び表示ユニット303を含む。ここで、受信ユニット301は、マルチメディアの情報ストリームを受信するために用いられ、前記情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザが前記マルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含み、決定ユニット302は、チャットデータに対応するデータタイプを決定するために用いられ、前記データタイプは絵文字データ、チャットデータを含み、表示ユニット303は、現在の前記表示インターフェースへ前記インタラクション情報の表示を決定したことに応答し、前記表示インターフェースの、前記データタイプに対応するインタラクション情報表示領域に前記インタラクション情報を表示するために用いられ、前記インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含む。
【0093】
本実施例では、情報表示装置の受信ユニット301、決定ユニット302及び表示ユニット303の具体的な処理及びその技術的効果はそれぞれ、
図1の対応する実施例におけるステップ101、ステップ102及びステップ103に関連する説明を参照されたく、ここで詳記しない。
【0094】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、絵文字情報表示領域とチャット情報表示領域とは互いに独立している。
【0095】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、前記絵文字情報表示領域において、絵文字データの表示持続時間は第1所定持続時間閾値を下回る。
【0096】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、情報表示装置はさらに生成ユニット(図示せず)を含む。生成ユニットは、ユーザによって前記チャット情報表示領域に入力されたチャットデータに基づいて、チャットログを生成するために用いられる。
【0097】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、表示ユニット303はさらに、現在の前記表示インターフェースに前記チャットデータを表示しないと決定したことに応答し、新しいチャットデータを受信したことを通知するための第1通知情報を前記表示インターフェースに表示するために用いられる。
【0098】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、表示ユニット304はさらに、所定のチャット情報表示領域において、デフォルトでは、受信時間の遅い方から順に所定数のチャットデータを表示するために用いられる。
【0099】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、表示ユニット303はさらに、ユーザによって前記チャット情報表示領域に対して実行された、履歴チャットデータを確認するための確認操作を受信したことに応答し、前記確認操作に対応する履歴チャットデータを前記チャット情報表示領域に表示するために用いられる。
【0100】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、表示ユニット303はさらに、ユーザが履歴チャットデータを確認するときに新しいチャットデータを受信したことに応答し、新しいチャットデータを受信したことを通知するための第2通知情報を前記チャット情報表示領域に表示するために用いられる。
【0101】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、表示ユニット303はさらに、ユーザによって前記第2通知情報に対して実行されたトリガー操作に応答し、前記チャット情報表示領域に前記新しいチャットデータを表示するために用いられる。
【0102】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、上記表示インターフェースに所定のインタラクション情報入力コントロールを表示し、及び、情報表示装置は情報入力ユニット(図示せず)をさらに含む。情報入力ユニットは、ユーザによってインタラクション情報入力コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、ユーザによって入力されたインタラクション情報を受信し、前記インタラクション情報を伝送するために用いられる。
【0103】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、上記インタラクション情報入力コントロールは絵文字情報入力コントロールを含み、及び、情報入力ユニットはさらに、前記会議参加ユーザによって前記絵文字情報入力コントロールに対して実行された第1トリガー操作を検出したことに応答し、ショートカット絵文字表示領域に所定数のショートカット絵文字を表示するステップであって、前記ショートカット絵文字が予め統計された前記ユーザの使用頻度が所定の頻度閾値を上回る絵文字であるステップと、前記会議参加ユーザによってショートカット絵文字表示領域に対して実行された選択操作に基づいて、会議参加ユーザによって入力されたターゲット絵文字を決定するステップとに用いられる。
【0104】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、前記所定数のショートカット絵文字は、許可に従って取得された第三者アプリケーションにおけるユーザの複数の絵文字に対する履歴使用記録から決定された、使用頻度が所定の頻度閾値を上回るショートカット絵文字である。
【0105】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、前記情報入力ユニットはさらに、前記ユーザによって実行された詳細チャット絵文字を取得するという取得操作を検出したことに応答し、前記表示インターフェースに詳細絵文字リストを表示するステップと、前記ユーザによって詳細絵文字チャットリストにおいて実行された選択操作に基づいて、複数の絵文字からユーザによって入力されたターゲット絵文字を決定するステップとに用いられる。
【0106】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、表示ユニット303はさらに、上記ユーザによって実行されたチャット情報表示領域を非表示にするための所定の非表示操作を検出したことに応答し、表示インターフェースにチャット情報表示領域を非表示にするために用いられる。
【0107】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、前記表示インターフェースに前記チャット情報表示領域を非表示にするための非表示コントロールを設置し、表示ユニット303はさらに、前記会議参加ユーザによって前記非表示コントロールに対して実行されたトリガー操作を検出したことに応答し、前記表示インターフェースに前記チャット情報表示領域を非表示にするために用いられる。
【0108】
いくつかの実施例の選択可能な実施形態では、表示インターフェースに前記チャット情報表示領域を非表示にした後、絵文字データを送信するための絵文字コントロールを表示インターフェースに表示し、及び、表示ユニット303はさらに、前記チャット情報表示領域を非表示にした後、ユーザによって前記絵文字コントロールに対して実行されたトリガー操作を受信したことに応答し、詳細絵文字チャットデータ表示領域及び/又はショートカット絵文字表示領域を表示するステップと、ユーザによって詳細絵文字チャットデータ表示領域又はショートカット絵文字表示領域において実行された選択操作に基づいて、ユーザによって選択されたターゲット絵文字データを決定して前記ターゲット絵文字を伝送するステップとに用いられる。
【0109】
本実施例によって提供される情報表示装置では、受信ユニットは、マルチメディアの情報ストリームを受信するために用いられ、情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザがマルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含み、決定ユニットは、チャットデータに対応するデータタイプを決定するために用いられ、データタイプは絵文字データ、チャットデータを含み、表示ユニットは、現在の表示インターフェースへのインタラクション情報の表示を決定したことに応答し、表示インターフェースの、データタイプに対応するインタラクション情報表示領域にインタラクション情報を表示するために用いられ、インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含む。同一の情報表示領域において受信時間の順序で、複数のチャット情報を表示すると共に絵文字情報を挿入して表示するという表示方式に比べて、該解決手段のチャットデータの表示方法によって、ユーザが同じタイプのチャットデータの情報を同じ時点で数多く取得することを可能にし、ユーザのチャットデータの閲覧時間が節約される。ユーザの体験を改善することができる。
【0110】
本開示のいくつかの実施例の情報表示方法又は情報表示装置を応用可能な例示的なシステムアーキテクチャを示す
図4をさらに参照する。
【0111】
図4に示すように、システムアーキテクチャは端末装置401、402、403、ネットワーク404、サーバ405を含んでもよい。ネットワーク404は、端末装置401、402、403とサーバ405との間で通信リンクの媒体を提供するために用いられる。ネットワーク404は、有線、無線通信リンク又は光ファイバーケーブルなど、様々な接続タイプを含んでもよい。
【0112】
端末装置401、402、403は、メッセージなどを受送信するために、ネットワーク404を介してサーバ405とインタラクトすることができる。端末装置401、402、403には、ウェブブラウザアプリケーション、検索アプリケーション、ニュース情報、マルチメディア会議アプリケーションなど、様々なクライアントアプリケーションをインストールすることができる。端末装置401、402、403のクライアントアプリケーションは、ユーザの命令を受信し、且つユーザの命令に基づいて対応する機能を達成することができ、例えば、ユーザの命令に基づいて対応する情報を情報に追加する。
【0113】
端末装置401、402、403はハードウェアであってもよく、ソフトウェアであってもよい。端末装置401、402、403はハードウェアである場合、ディスプレイスクリーンを備え且つウェブ閲覧をサポートする種々の電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダ、MP3プレーヤ(Moving Picture Experts Group Audio Layer III:ムービング・ピクチャー・エキスパート・グループ・オーディオ・レイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV,ムービング・ピクチャー・エキスパート・グループ・オーディオ・レイヤー4)プレーヤ、ラップトップポータブルコンピュータやデスクトップコンピュータなどを含むが、これらに限定されない。端末装置401、402、403はソフトウェアである場合、以上に挙げられた電子機器にインストールすることができる。それは、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば、分散型サービスを提供するためのソフトウェア又はソフトウェアモジュール)として実現されてもよく、また、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定しない。
【0114】
サーバ405は、様々なサービスを提供するサーバであってもよく、例えば、端末装置401、402、403によって送信されたマルチメディア会議の情報ストリームを受信し、情報ストリームを分析処理し、分析処理された情報ストリームを端末装置401、402、403に送信する。
【0115】
説明すべきこととして、本開示の実施例によって提供される情報処理方法は端末装置によって実行可能されてもよく、それに対応して、情報処理装置は端末装置401、402、403に設置されてもよい。また、本開示の実施例によって提供される情報表示方法はさらにサーバ405によって実行されてもよく、それに対応して、情報表示装置はサーバ405に設置されてもよい。
【0116】
理解できるように、
図4の端末装置、ネットワーク及びサーバの数は例示的なものに過ぎない。実現の必要に応じて、任意の数の端末装置、ネットワーク及びサーバを備えることができる。
【0117】
以下、本開示のいくつかの実施例を実現するのに適する電子機器(例えば、
図4のサーバ又は端末装置)の構成図を示す
図5を参照する。本開示のいくつかの実施例における端末装置は、例えば携帯電話、ノートブックコンピュータ、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレットコンピュータ)、PMP(携帯型マルチメディアプレーヤ)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含んでもよいが、これらに限定されない。
図5に示される端末装置/サーバは、例示的なものに過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲を何ら制限するものではない。
【0118】
図5に示すように、電子機器は処理装置(例えば、中央処理ユニット、画像プロセッサ等)501を含んでよく、それは読み取り専用メモリ(ROM)502に記憶されたプログラム又は記憶装置508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたプログラムに基づいて種々の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 503には、電子機器の動作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置501、ROM 502及びRAM 503はバス504を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インターフェース505もバス504に接続されている。
【0119】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロ等を含む入力装置506と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、発振器等を含む出力装置507と、例えば磁気テープ、ハードディスク、メモリカード等を含む記憶装置508と、通信装置509とはI/Oインターフェース505に接続することができる。通信装置509は電子機器が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図5に種々の装置を備えた電子機器が示されているが、示された装置の全てを実施又は備えることが要求されていないことを理解されたい。代替的に、より多く又はより少ない装置を実施又は備えることが可能である。
【0120】
特に、本開示のいくつかの実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本開示のいくつかの実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それはコンピュータ可読媒体に搭載されるコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはフローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このようないくつかの実施例では、該コンピュータプログラムは通信部509によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置508からインストールされ、又はROM 502からインストールされ得る。処理装置501によって該コンピュータプログラムを実行するときに、本開示のいくつかの実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0121】
説明すべきこととして、本開示のいくつかの実施例に記載されるコンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体、コンピュータ可読記憶媒体、又は上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、あるいは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、該プログラムは命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンド内で又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが搭載される。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してもよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はさらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読媒体は命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、無線、電線、光ケーブル、RF(ラジオ周波数)等又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0122】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol:ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)など既知の又は将来開発される任意のネットワークプロトコルによって通信することができ、且つ任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、国際的ネットワーク(例えば、インターネット)及びピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、並びに既知の又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0123】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよく、該電子機器に組み込まずに独立して存在するものであってもよい。上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器によって実行されると、該電子機器は、マルチメディアの情報ストリームを受信するステップであって、情報ストリームはマルチメディアデータストリーム及びユーザがマルチメディアの情報コンテンツに基づいて送信したインタラクション情報を含むステップと、インタラクション情報に対応するデータタイプを決定するステップであって、データタイプは絵文字データタイプ、チャットデータタイプを含むステップと、マルチメディアデータストリームを表示する表示インターフェースへのインタラクション情報の表示を決定したことに応答し、表示インターフェースの、データタイプに対応するインタラクション情報表示領域にインタラクション情報を表示するステップであって、インタラクション情報表示領域はチャット情報表示領域、絵文字情報表示領域を含むステップと、を行う。
【0124】
本開示のいくつかの実施例の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで書くことが可能であり、前記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、さらに一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含む。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えばインタネットサービスプロバイダを用いてインターネット経由で接続する)。
【0125】
図面のうちフローチャート及びブロック図は、本開示の複数の実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分を代表することができ、該モジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分は、指定された論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。いくつかの置換としての実現形態では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよいことを注意すべきである。例えば、2つの連続的なブロックは実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は動作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータコマンドとの組み合わせによって実現してもよいことに注意すべきである。
【0126】
本開示のいくつかの実施例に記載されるユニットは、ソフトウェアの形態によって実現されてもよく、また、ハードウェアの形態によって実現されてもよい。ここで、ユニットの名称は特定の場合において該ユニット自体を限定するものではなく、例えば、受信ユニットはさらに「マルチメディア会議の情報ストリームを受信するユニット」と説明されてもよい。
【0127】
本明細書において上述した機能は、少なくとも部分的に、1つ又は複数のハードウェア論理部材によって実行可能である。例えば、限定されずに使用できる典型的なハードウェア論理部材は、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、専用集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システム・オン・チップ(SOC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)などを含む。
【0128】
本開示の文脈において、機械可読媒体は有形媒体であってもよく、それは、命令実行システム、装置、又はデバイスに使用されか、それらと組み合わせて使用されるためのプログラムを含むか記憶することができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、あるいは上記ものの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のさらに具体的な例としては、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、携帯型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又は上記ものの任意の適切な組み合わせを含む。
【0129】
以上は本開示のいくつかの好ましい実施例及び適用する技術原理の説明に過ぎない。本開示の実施例に係る発明範囲は、上記技術特徴の特定の組み合わせによる技術的解決手段に限定されず、上記発明構想を逸脱することなく上記技術特徴又はそれと同等な特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術的解決手段をも含むべきであることが当業者に自明である。例えば、上記特徴と本開示の実施例の開示(それに限定されない)による類似的な機能を有する技術特徴を互いに取り替えて形成した技術的解決手段をも含む。