(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-30
(45)【発行日】2024-05-10
(54)【発明の名称】加算取得状況提供装置、加算取得状況提供プログラム、および加算取得状況提供方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/22 20240101AFI20240501BHJP
【FI】
G06Q50/22
(21)【出願番号】P 2021023976
(22)【出願日】2021-02-18
【審査請求日】2023-06-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】IBC一番町弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】松本 泰希
(72)【発明者】
【氏名】中山 佳実
(72)【発明者】
【氏名】森田 光貴
(72)【発明者】
【氏名】春木 秀仁
(72)【発明者】
【氏名】岡田 達児
【審査官】梅岡 信幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-022323(JP,A)
【文献】REVICヘルスケアチーム,医療・介護事業者の 事業性評価と再生実務,初版第1刷,(株)経済法令研究会,2019年04月30日,p.1-277(特にp.110-111)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G16H 10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の介護施設について、加算項目に対する各施設の取得状況に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された情報に基づいて、複数の施設における加算項目の取得状況を集計する集計部と、
加算項目について、指定された施設の取得状況と前記集計部によって集計された結果を対応付けて出力する出力部と、
を有する加算取得状況提供装置。
【請求項2】
前記取得部は、さらに、各施設の所在地に関する情報を取得し、
前記集計部は、指定された地域に属する施設の取得状況を集計する請求項1に記載の加算取得状況提供装置。
【請求項3】
前記取得部は、さらに、施設の規模に関する情報を取得し、
前記集計部は、指定された規模に対応する施設の取得状況を集計する請求項1または2に記載の加算取得状況提供装置。
【請求項4】
前記集計部は、対象の施設のうち、加算項目に対して取得している施設の割合を算出する請求項1~3のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【請求項5】
加算項目について、指定された施設の情報に基づいて、想定取得金額を算出する金額算出部をさらに有し、
前記出力部は、加算項目に前記想定取得金額を対応付けて出力する請求項1~4のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【請求項6】
前記取得部によって取得された情報を順次記憶して蓄積する記憶部に記憶された情報に基づいて、加算項目に対して取得している施設の割合の変化に関する情報を算出する変化算出部をさらに有し、
前記出力部は、加算項目に前記割合の変化に関する情報を対応付けて出力する請求項1~5のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【請求項7】
加算項目について、指定された施設の情報と、予め記憶された独自の情報に基づいて、加算項目ごとに取得推奨度合いに関する情報を算出する推奨度合い算出部をさらに有し、
前記出力部は、加算項目に前記取得推奨度合いに関する情報を対応付けて出力する請求項1~6のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【請求項8】
情報処理装置を請求項1~7のいずれかに記載の加算取得状況提供装置として機能させるための加算取得状況提供プログラム。
【請求項9】
コンピューターが、複数の介護施設について、加算項目に対する各施設の取得状況に関する情報を取得する取得ステップと、
コンピューターが、前記取得ステップにおいて取得された情報に基づいて、複数の施設における加算項目の取得状況を集計する集計ステップと、
コンピューターが、加算項目について、指定された施設の取得状況と前記集計ステップにおいて集計された結果を対応付けて出力する出力ステップと、
を有する加算取得状況提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加算取得状況提供装置、加算取得状況提供プログラム、および加算取得状況提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
介護施設においては、利用者や介護保険から得る基本報酬だけでなく、施設の体制などを整えることによって、加算の報酬を得ることができる。このような加算の報酬を得ることは、介護施設にとって極めて重要である。上記のような事情に関連して、取得可能な報酬額を増大させるための検討に資する情報として、得られる報酬の差額に関する情報を提供する技術も提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、介護施設の運営においては、数多くある加算の項目のうち、どの加算項目の報酬を取得すべきかを適切に判断できることが望ましい。取得すべき加算項目を適切に判断するために、たとえば、他の介護施設における加算の取得状況を参考にすることが考えられる。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のような従来技術は、個々の施設に関する情報を対象として処理および提供するものであり、他の施設の情報を処理したり提供したりするものではない。したがって、たとえば近隣の施設等の他の介護施設における加算の取得状況を俯瞰的に把握した上で、取得する加算項目の検討を適切に行うことは困難である。
【0006】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、取得すべき加算項目を適切に判断するために有効な情報を提供するための加算取得状況提供装置、加算取得状況提供プログラム、および加算取得状況提供方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0008】
(1)複数の介護施設について、加算項目に対する各施設の取得状況に関する情報を取得する取得部と、取得部によって取得された情報に基づいて、複数の施設における加算項目の取得状況を集計する集計部と、加算項目について、指定された施設の取得状況と集計部によって集計された結果を対応付けて出力する出力部と、を有する加算取得状況提供装置。
【0009】
(2)取得部は、さらに、各施設の所在地に関する情報を取得し、集計部は、指定された地域に属する施設の取得状況を集計する上記(1)に記載の加算取得状況提供装置。
【0010】
(3)取得部は、さらに、施設の規模に関する情報を取得し、集計部は、指定された規模に対応する施設の取得状況を集計する上記(1)または(2)に記載の加算取得状況提供装置。
【0011】
(4)集計部は、対象の施設のうち、加算項目に対して取得している施設の割合を算出する上記(1)~(3)のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【0012】
(5)加算項目について、指定された施設の情報に基づいて、想定取得金額を算出する金額算出部をさらに有し、出力部は、加算項目に想定取得金額を対応付けて出力する上記(1)~(4)のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【0013】
(6)取得部によって取得された情報を順次記憶して蓄積する記憶部に記憶された情報に基づいて、加算項目に対して取得している施設の割合の変化に関する情報を算出する変化算出部をさらに有し、出力部は、加算項目に割合の変化に関する情報を対応付けて出力する上記(1)~(5)のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【0014】
(7)加算項目について、指定された施設の情報と、予め記憶された独自の情報に基づいて、加算項目ごとに取得推奨度合いに関する情報を算出する推奨度合い算出部をさらに有し、出力部は、加算項目に取得推奨度合いに関する情報を対応付けて出力する上記(1)~(6)のいずれかに記載の加算取得状況提供装置。
【0015】
(8)情報処理装置を上記(1)~(7)のいずれかに記載の加算取得状況提供装置として機能させるための加算取得状況提供プログラム。
【0016】
(9)コンピューターが、複数の介護施設について、加算項目に対する各施設の取得状況に関する情報を取得する取得ステップと、コンピューターが、取得ステップにおいて取得された情報に基づいて、複数の施設における加算項目の取得状況を集計する集計ステップと、コンピューターが、加算項目について、指定された施設の取得状況と集計ステップにおいて集計された結果を対応付けて出力する出力ステップと、を有する加算取得状況提供方法。
【発明の効果】
【0017】
本発明の加算取得状況提供装置によれば、複数の施設について、加算項目に対する各施設の取得状況に関する情報を取得し、取得された情報に基づいて、複数の施設における加算項目の取得状況を集計する。そして、加算項目について、指定された施設の取得状況と集計部によって集計された結果を対応付けて出力する。これにより、施設において取得すべき加算項目を適切に判断するために有効な情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態に係る加算取得状況提供装置が適用されるシステム全体の概略構成を示す図である。
【
図2】ユーザー端末の概略構成を示すブロック図である。
【
図3】情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図4】外部サーバーの概略構成を示すブロック図である。
【
図5】情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【
図6】情報処理装置に記憶される施設テーブル情報の例を示す図である。
【
図7】情報処理装置に記憶される施設テーブル情報の例を示す図である。
【
図8】情報処理装置に記憶される加算テーブル情報の例を示す図である。
【
図9】情報処理装置において実行される取得処理の手順を示すフローチャートである。
【
図10】情報処理装置において実行される統計処理の手順を示すフローチャートである。
【
図11】
図10のステップS207に示される統計処理1の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
【
図12】
図10のステップS207に示される統計処理2の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
【
図13】
図10のステップS207に示される統計処理3の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
【
図14】
図10のステップS207に示される統計処理4の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
【
図15】
図10のステップS209において出力される表示データに基づいて表示される画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0020】
<システムの全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る加算取得状況提供装置が適用されるシステム全体の概略構成を示す図である。
【0021】
図1に示すように、システムは、ユーザー端末100、情報処理装置200、および外部サーバー300によって構成される。ユーザー端末100、情報処理装置200、および外部サーバー300は、ネットワークを介して相互に接続可能に構成されている。
【0022】
<ユーザー端末100>
ユーザー端末100は、たとえばシステムの管理者や、介護施設の経営者または管理者等のユーザーによって使用される端末であり、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、またはスマートフォン等の情報処理端末である。
【0023】
図2は、ユーザー端末の概略構成を示すブロック図である。
【0024】
図2に示すように、ユーザー端末100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、ストレージ140、通信インターフェース150および操作表示部160を有する。各構成は、バス170を介して相互に通信可能に接続されている。
【0025】
CPU110は、ROM120やストレージ140に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御や各種の演算処理を行う。
【0026】
ROM120は、各種プログラムや各種データを格納する。
【0027】
RAM130は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
【0028】
ストレージ140は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。たとえば、ストレージ140には、ユーザーからの入力を受け付けて情報処理装置200等の他の装置との間で各種情報を送受信したり、取得した情報を操作表示部160に出力したりするためのアプリケーションがインストールされている。
【0029】
通信インターフェース150は、他の装置と通信するためのインターフェースである。通信インターフェース150としては、有線または無線の各種規格による通信インターフェースが用いられる。
【0030】
操作表示部160は、たとえば、タッチパネル式のディスプレイであり、各種情報を表示すると共に、ユーザーからの各種入力を受け付ける。
【0031】
<情報処理装置200>
情報処理装置200は、たとえばサーバーやPC等のコンピューターであり、本実施形態では加算取得状況提供装置として機能する。情報処理装置200は、複数の装置から構成されてもよく、たとえば多数のサーバーによってクラウドサーバーとして仮想的に構成されてもよい。
【0032】
図3は、情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【0033】
図3に示すように、情報処理装置200は、CPU210、ROM220、RAM230、ストレージ240、通信インターフェース250、および操作表示部260を有する。各構成は、バス270を介して相互に通信可能に接続されている。
【0034】
CPU210、ROM220、RAM230、ストレージ240、通信インターフェース250、および操作表示部260の各構成は、ユーザー端末100の対応する各構成と同様の機能を有するため、重複する説明は省略する。
【0035】
CPU210は、本実施形態においては、取得部、集計部、出力部、金額算出部、変化算出部、および推奨度合い算出部として機能する。CPU210によって実現される情報処理装置200の各機能の詳細については、後述する。
【0036】
ストレージ240には、CPU210が各処理を実行するためのプログラムがインストールされている。また、ストレージ140には、各介護施設に関する情報を示す施設テーブル情報が、内部データベースとして記憶されている。本実施形態において、ストレージ240は、記憶部として機能する。さらに、ストレージ140には、加算項目ごとの報酬金額等を算出するための情報を示す加算テーブル情報等も記憶されている。施設テーブル情報および加算テーブル情報について、詳細は後述する。
【0037】
<外部サーバー300>
外部サーバー300は、たとえば政府や自治体等によって運営されるサーバーであり、管轄する各介護施設に関する情報を閲覧可能なウェブサイトを提供するためのサーバーである。たとえば介護施設の利用希望者等は、当該ウェブサイトにアクセスして所望の介護施設を選択して情報を閲覧することによって、当該介護施設に関する基本的な情報や、当該介護施設における各加算項目への対応状況等を個別に確認することができる。
【0038】
図4は、外部サーバーの概略構成を示すブロック図である。
【0039】
図4に示すように、外部サーバー300は、CPU310、ROM320、RAM330、ストレージ340、通信インターフェース350、および操作表示部360を有する。各構成は、バス370を介して相互に通信可能に接続されている。
【0040】
CPU310、ROM320、RAM330、ストレージ340、通信インターフェース350、および操作表示部360の各構成は、ユーザー端末100の対応する各構成と同様の機能を有するため、重複する説明は省略する。
【0041】
ストレージ340には、上記のようなウェブサイトを提供するためのプログラムがインストールされている。また、ストレージ340には、各介護施設に関する情報がデータベースとして記憶されている。ストレージ340に記憶されている情報は、たとえば外部サーバー300を管理する自治体等が定める所定のタイミングで更新される。
【0042】
なお、システムは上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。また、各構成要素の個数も一つに限定されず、各構成要素は複数設けられてもよい。
【0043】
<情報処理装置200の機能>
図5は、情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【0044】
図5に示すように、情報処理装置200は、CPU210がストレージ240に記憶されたプログラムを読み込んで処理を実行することによって、取得部211、集計部212、出力部213、金額算出部214、変化算出部215、および推奨度合い算出部216として機能する。
【0045】
取得部211は、複数の施設について、加算項目に対する各施設の取得状況に関する情報を取得する。また、取得部211は、各施設の所在地に関する情報を取得したり、施設の規模に関する情報を取得したりしてもよい。
【0046】
集計部212は、取得部211によって取得された情報に基づいて、複数の施設における加算項目の取得状況を集計する。また、集計部212は、指定された地域に属する施設の取得状況を集計したり、指定された規模に対応する施設の取得状況を集計したりしてもよい。また、集計部212は、対象の施設のうち、加算項目に対して取得している施設の割合を算出してもよい。
【0047】
出力部213は、加算項目について、指定された施設の取得状況と集計部212によって集計された結果を対応付けて出力する。また、出力部213は、加算項目に想定取得金額を対応付けて出力してもよい。また、出力部213は、加算項目を取得している施設の割合の変化に関する情報を加算項目に対応付けて出力してもよい。また、出力部213は、加算項目の取得推奨度合いに関する情報を加算項目に対応付けて出力してもよい。
【0048】
金額算出部214は、指定された施設の情報に基づいて、加算項目についての想定取得金額を算出する。
【0049】
変化算出部215は、取得部211によって取得された情報を順次記憶して蓄積する記憶部に記憶された情報に基づいて、加算項目に対して取得している施設の割合の変化に関する情報を算出する。
【0050】
推奨度合い算出部216は、指定された施設の情報と、予め記憶された独自の情報に基づいて、加算項目ごとに取得推奨度合いに関する情報を算出する。
【0051】
<情報処理装置200に記憶される情報の例>
<施設テーブル情報>
図6および
図7は、情報処理装置に記憶される施設テーブル情報の例を示す図である。
図6および
図7に示される施設テーブル情報は、情報処理装置200が外部サーバー300にアクセスし、外部サーバー300の外部データベースから情報を取得してストレージ240に蓄積することによって生成される。
図6は、ある時点での特定の施設に関する情報である施設テーブル情報Xを示し、
図7は
図6の時点から所定の期間が経過して更新された当該施設に関する情報である施設テーブル情報Yを示している。
【0052】
図6および7に示すように、施設テーブル情報は、施設情報および加算取得情報を含む。施設情報は、施設を特定するための情報や施設に関する各種情報を含み、たとえば、施設名称、施設番号、所在地、入所者数等に関する情報を含む。加算取得情報は、各施設の加算項目の取得状況を示す情報であり、たとえば、各加算項目の取得有無を示す情報を含む。たとえば、施設テーブル情報Xと施設テーブル情報Yとの差分を取得することによって、
図6の情報が取得された時点では、施設Bは加算1の加算項目を取得していなかったが、
図7の情報が取得された時点では、施設Bは加算1の加算項目を取得していることを特定できる。
【0053】
<加算テーブル情報>
図8は、情報処理装置に記憶される加算テーブル情報の例を示す図である。
図8に示される加算テーブル情報は、たとえばシステムの運営者や施設の管理者等によって予め情報処理装置200に入力されてストレージ240に記憶される。
【0054】
図8に示すように、加算テーブル情報は、加算項目、報酬単位、導入コスト、運用コスト、想定取得金額計算式、想定利益式、および推奨順等の情報を含む。加算項目ごとの、報酬単位および想定取得金額計算式等の情報は、施設ごとに変動せずに一律であるため、たとえばシステムの運営者によって設定され得る。導入コスト、運用コスト、想定利益式、推奨順等の情報は施設ごとに変動する可能性が高いものであるため、施設ごとの独自の情報として、施設の管理者等によって個別に設定され得る。たとえば加算1の加算項目は、報酬単位が100に設定されており、想定取得金額計算式は報酬単位×入所者数×30日×10円であることが記憶されている。また、導入コストは10円×施設の入所者数、運用コストは50円×施設の入所者数であり、想定利益式は想定取得金額×12-導入コスト-運用コスト×従業員数×12であることが記憶されている。
【0055】
<システムにおいて実行される処理の概要>
本実施形態にかかる加算取得状況提供装置が適用されるシステムにおいて実行される処理の手順について説明する。
【0056】
<取得処理>
まず、情報処理装置200が外部サーバー300の外部DBから情報を取得して内部DBに格納する処理について説明する。
【0057】
図9は、情報処理装置において実行される取得処理の手順を示すフローチャートである。
図9のフローチャートに示される情報処理装置200の処理は、情報処理装置200のストレージ240にプログラムとして記憶されており、CPU210が各部を制御することにより実行される。
【0058】
図9に示すように、情報処理装置200は、システム管理者によるログインを受け付ける(ステップS101)。たとえば、情報処理装置200は、システム管理者が使用するユーザー端末100からのログイン要求に基づいて当該ユーザー端末100と通信を行い、システム管理者としてのユーザー認証等の処理を実行した上で、システム管理者のログインを受け付ける。
【0059】
続いて、情報処理装置200は、システム管理者からデータ取得および取得タイミングに関する指示を受け付ける(ステップS102)。たとえば、システム管理者が自ら使用するユーザー端末100に取得タイミングに関する指示を入力して情報処理装置200に送信すると、情報処理装置200は当該指示を受け付けることができる。取得タイミングとしては、たとえば、1日ごと、1週間ごと、1月ごと、半年ごと、1年ごと等の取得間隔が設定されてもよく、あるいは、所定の曜日や月末等の定期的な日付や時刻が設定されてもよい。また、情報処理装置200は、複数の外部サーバー300から情報を取得する場合に、外部サーバー300ごとの情報の更新タイミングに応じて、外部サーバー300ごとに異なる取得タイミングの設定を受け付けてもよい。また、情報処理装置200は、システム管理者等から個別にデータの取得指示を受け付けた場合を取得タイミングとしてもよい。
【0060】
続いて、情報処理装置200は、ステップS102の処理において指示された取得タイミングが到来しているか否かを判断する(ステップS103)。
【0061】
取得タイミングが到来していない場合(ステップS103:NO)、情報処理装置200は、取得タイミングが到来するまで待機する。
【0062】
取得タイミングが到来している場合(ステップS103:YES)、情報処理装置200は、外部サーバー300にアクセスしてストレージ340に記憶されたデータベース(外部DB)から各施設に関する情報を取得する(ステップS104)。
【0063】
続いて、情報処理装置200は、ステップS104の処理において取得した情報を、ストレージ240のデータベース(内部DB)に、施設テーブル情報として格納する(ステップS105)。各取得タイミングにおいて取得された施設に関する情報は、経時的な変化を検出できるように、
図6および
図7の施設テーブル情報X、施設テーブル情報Yのように個別に記憶される。なお、経時的な変化を検出しない場合は、情報処理装置200は、異なるタイミングで取得された施設テーブル情報を個別に記憶せずに上書きして記憶してもよい。
【0064】
続いて、情報処理装置200は、処理終了の指示を受け付けているか否かを判断する(ステップS106)。処理終了の指示を受け付けていない場合(ステップS106:NO)、情報処理装置200は、ステップS103の処理に戻る。処理終了の指示を受け付けている場合(ステップS106:YES)、情報処理装置200は、取得処理を終了する。
【0065】
なお、情報処理装置200は、数時間ごとや1日ごと等の短い周期で定期的に外部サーバー300にアクセスして、更新日時情報等に基づいて外部DBの更新有無を判断し、更新されている場合に、ステップS104およびS105の処理を実行してもよい。
【0066】
<統計処理>
続いて、情報処理装置200がストレージ240に格納された情報等に基づいて実行する統計処理について説明する。
【0067】
図10は、情報処理装置において実行される統計処理の手順を示すフローチャートである。
図11は、
図10のステップS207に示される統計処理1の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
図12は、
図10のステップS207に示される統計処理2の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
図13は、
図10のステップS207に示される統計処理3の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
図14は、
図10のステップS207に示される統計処理4の手順を示すサブルーチンフローチャートである。
図15は、
図10のステップS209において出力される表示データに基づいて表示される画面の例を示す図である。
図10~14のフローチャートに示される情報処理装置200の処理は、情報処理装置200のストレージ240にプログラムとして記憶されており、CPU210が各部を制御することにより実行される。
【0068】
図10に示すように、情報処理装置200は、システム使用者によるログインを受け付ける(ステップS201)。たとえば、情報処理装置200は、システム使用者が使用するユーザー端末100からのログイン要求に基づいて、当該ユーザー端末100と通信を行い、システム使用者としてのユーザー認証等の処理を実行した上で、システム使用者のログインを受け付ける。システム使用者は、たとえば介護施設の経営者や管理者等である。
【0069】
続いて、情報処理装置200は、システム使用者から自身の施設(自施設)の施設番号の入力を受け付ける(ステップS202)。
【0070】
続いて、情報処理装置200は、ストレージ240の内部DBから、ステップS202の処理において入力を受け付けた施設番号に対応する施設に関する最新の情報(最新の施設テーブル情報)を取得する(ステップS203)。
【0071】
続いて、情報処理装置200は、ステップS203の処理において取得した施設テーブル情報を自施設情報として設定する(ステップS204)。
【0072】
続いて、情報処理装置200は、システム使用者から比較対象とするデータ範囲の入力を受け付ける(ステップS205)。具体的には、情報処理装置200は、比較対象とするデータの範囲として、介護施設の所在地(地域)、規模、期間等に関する情報を受け付ける。たとえば、情報処理装置200は、所在地に関する情報として、都道府県、市区町村等の地域の範囲や自施設からの距離の範囲等に関する情報の入力を受け付ける。また、情報処理装置200は、介護施設の規模に関する情報として、従業員数、入所者定員数、入所者数、部屋数、床面積等の範囲に関する情報の入力を受け付ける。
【0073】
続いて、情報処理装置200は、ストレージ240の内部DBから、ステップS206の処理において入力を受け付けたデータ範囲に適合する施設および期間のデータを抽出する(ステップS206)。
【0074】
続いて、情報処理装置200は、ステップS206の処理において抽出したデータについて、統計処理1~4として後述する取得割合算出処理、想定取得金額算出処理、取得割合の増減算出処理、推奨度合い決定処理等の各種処理を実行する(ステップS207)。統計処理1~4について、詳細は後述する。
【0075】
続いて、情報処理装置200は、ステップS207の処理における統計処理の結果と自施設の情報を閲覧・比較可能に表示するための表示データを生成する(ステップS208)。
【0076】
続いて、情報処理装置200は、ステップS208の処理において生成された表示データをシステム使用者が使用するユーザー端末100に送信する(ステップS209)。ユーザー端末100は、情報処理装置200から送信された表示データに基づいて、たとえば
図15に示されるような画面を表示する。
【0077】
<ステップS207の統計処理1>
まず、ステップS207に示される統計処理1(取得割合算出処理)について説明する。
【0078】
図11に示すように、情報処理装置200は、内部DBに記憶されている最新の施設テーブル情報を読み込んで処理メモリに展開する(ステップS211)。
【0079】
続いて、情報処理装置200は、各施設の施設テーブル情報を参照して、加算項目ごとに当該加算項目を取得している施設の数を集計する(ステップS212)。
【0080】
続いて、情報処理装置200は、ステップS212の処理において集計した結果を用いて、加算項目ごとの取得割合を算出する(ステップS213)。具体的には、情報処理装置200は、取得している施設の数を、処理対象とする全施設の数で除算することによって、取得割合を算出できる。算出された取得割合は、たとえば
図15に示されるように、「取得率:90%」等として出力される。
【0081】
<ステップS207の統計処理2>
次に、ステップS207に示される統計処理2(想定取得金額算出処理)について説明する。
【0082】
図12に示すように、情報処理装置200は、内部DBに記憶されている加算テーブル情報を読み込んで処理メモリに展開する(ステップS221)。
【0083】
続いて、情報処理装置200は、自施設の施設テーブル情報と、加算テーブル情報に基づいて、取得可能な想定取得金額を算出する(ステップS222)。具体的には、情報処理装置200は、加算テーブル情報として記憶されている想定取得金額計算式に、施設テーブル情報として記憶されている自施設の入所者数等の情報を適用することによって、想定取得金額を算出できる。算出された想定取得金額合は、たとえば
図15に示されるように、「想定取得金額:10,000円」等として出力される。
【0084】
<ステップS207の統計処理3>
次に、ステップS207に示される統計処理3(取得割合の増減算出処理)について説明する。
【0085】
図13に示すように、情報処理装置200は、内部DBに時系列で記憶されている各施設の施設テーブル情報を、複数読み出して処理メモリに展開する(ステップS231)。たとえば、情報処理装置200は、
図10のステップS205の処理において処理対象とするデータ範囲として指定された期間を参照し、当該期間の始期に近いタイミングにおいて取得された施設テーブル情報と、当該期間の終期に近いタイミングにおいて取得された施設テーブル情報(たとえば最新の施設テーブル情報)とを内部DBから取得する。たとえば、データ範囲として直近6か月の情報を処理対象とするように指定されている場合、情報処理装置200は、6か月前(またはそれに近い時期)に取得された各施設の施設テーブル情報と、最新の施設テーブル情報とを取得する。
【0086】
続いて、情報処理装置200は、各施設の各タイミングにおける施設テーブル情報を参照して、各タイミングにおける施設テーブル情報について、加算項目ごとに当該加算項目を取得している施設の数を集計する(ステップS232)。
【0087】
続いて、情報処理装置200は、ステップS232の処理において集計した結果を用いて、各タイミングにおける施設テーブル情報について、加算項目ごとの取得割合を算出する(ステップS233)。たとえば、情報処理装置200は、ステップS213の処理と同様の方法によって取得割合を算出できる。
【0088】
続いて、情報処理装置200は、ステップS233の処理において算出した結果を用いて、各タイミングにおける施設テーブル情報について算出された加算項目ごとの取得割合から、取得割合の変化(増減)を算出する(ステップS234)。たとえば、情報処理装置200は、最新の施設テーブル情報について算出された加算項目ごとの取得割合から、6か月前に取得された施設テーブル情報について算出された加算項目ごとの取得割合をそれぞれ減算することによって、加算項目ごとの取得割合の変化を算出できる。算出された取得割合の変化は、たとえば
図15に示されるように、「取得割合の増減:+50%」等として出力される。
【0089】
<ステップS207の統計処理4>
次に、ステップS207に示される統計処理4(推奨度合い決定処理)について説明する。
【0090】
図14に示すように、情報処理装置200は、内部DBに記憶されている加算テーブル情報を読み込んで処理メモリに展開する(ステップS241)。
【0091】
続いて、情報処理装置200は、自施設の施設テーブル情報と、加算テーブル情報に基づいて、加算項目ごとの取得可能な想定利益額を算出する(ステップS242)。具体的には、情報処理装置200は、加算テーブル情報として記憶されている想定利益式に、施設テーブル情報として記憶されている自施設の入所者数等の情報を適用することによって、想定取得金額や導入および運用にかかる想定コスト等を算出して、加算項目ごとの想定利益額を算出できる。
【0092】
続いて、情報処理装置200は、ステップS242の処理において算出された想定利益額に基づいて、加算項目ごとの取得推奨度合いを決定する(ステップS243)。たとえば、情報処理装置200は、算出された想定利益額が高い加算項目から順に推奨度合いを決定できる。あるいは、情報処理装置200は、想定利益額と、予め加算項目ごとに設定された推奨順や優先度などの他の指標等を加重平均等によって考慮して加算項目ごとの推奨度合いを決定してもよい。決定された推奨度合いは、たとえば
図15に示されるように、「推奨順:2」等として出力される。なお、推奨度合いの出力方法は、推奨順の形態に限定されず、高・中・低等の指標や、推奨レベル1~5といった指標等、他の任意の表現方法によって出力され得る。
【0093】
<処理結果の出力例>
図10~14における統計処理の結果は、たとえば
図15に示すような一覧表の形式でユーザー端末100の操作表示部160に表示される。
【0094】
図15の例では、加算項目ごとに、自施設の取得状況、取得割合の増減、取得率、想定取得金額、推奨順が一覧表示されている。表示される内容は、システム使用者等によって適宜変更可能であり、たとえば、想定利益額等の他の情報が追加されてもよく、あるいは、任意の情報の表示が省略(削除)されてもよい。また、加算項目ごとの表示/非表示についても任意の基準によって適宜変更可能であり、たとえば、特定の加算項目のみを表示/非表示に設定したり、情報の内容によって表示する加算項目をフィルタリングしたりしてもよい。たとえば、
図15の例において、自施設の取得状況が「なし」の加算項目のみが表示されるようにフィルタリングした場合、加算1の加算項目については表示が省略され、加算2~6の加算項目に関する情報のみが表示される。これにより、注目すべき加算項目に関する情報のみを表示することができ、効率的な検討を行うことが可能となる。また、
図15の例のように、取得割合の増減、取得率、想定取得金額等の値が、一番大きい、あるいは所定の閾値よりも大きい等、所定の基準に該当する箇所が強調表示されるように設定されてもよい。このような表示態様の変更処理は、情報処理装置200における表示データの生成または変更等の処理として、情報処理装置200において実行されてもよく、あるいは、ユーザー端末100における表示態様の変更処理等として、ユーザー端末100のブラウザー等の表示用アプリケーションにおいて実行されてもよい。
【0095】
以上のように、本実施形態の情報処理装置200によれば、複数の施設について、加算項目に対する各施設の取得状況に関する情報を取得し、取得された情報に基づいて、複数の施設における加算項目の取得状況を集計する。そして、加算項目について、指定された施設の取得状況と集計部によって集計された結果を対応付けて出力する。これにより、施設において取得すべき加算項目を適切に判断するために有効な情報を提供することができる。たとえば、出力された結果を閲覧した介護施設の経営者や管理者(たとえば施設長や事務長)等は、複数の施設における加算項目の取得状況を俯瞰的に把握したり、自施設の状況と比較して検討したりすることができ、取得すべき加算項目を適切に判断することができる。より具体的には、たとえば、他の施設で多く取得されている加算項目について、取得できる可能性が高い加算項目として判断することができる。あるいは、同規模の他の施設の多くが取得しており、自施設が取得していない加算項目については、対応が遅れている加算項目として抽出することができ、優先的に対応するといった決断につなげることもできる。このように、加算項目の取得是非を判断する上で有効な情報を提供することができる。
【0096】
また、情報処理装置200は、各施設の所在地に関する情報を取得し、指定された地域に属する施設の取得状況を集計する。これにより、地域ごとの差異や特徴等を加味して集計した結果を出力することができ、取得すべき加算項目をより適切に判断するための情報を提供することができる。たとえば、同じ地域に所在する他の施設の多くが取得している加算項目について、自施設でも取得できる可能性が高いと判断することができる。
【0097】
また、情報処理装置200は、施設の規模に関する情報を取得し、指定された規模に対応する施設の取得状況を集計する。これにより、施設の規模を加味して集計した結果を出力することができ、取得すべき加算項目をより適切に判断するための情報を提供することができる。たとえば、同規模の他の施設の多くが取得している加算項目について、自施設でも取得できる可能性が高いと判断することができる。
【0098】
また、情報処理装置200は、対象の施設のうち、加算項目に対して取得している施設の割合を算出する。これにより、加算項目を取得している施設の割合を出力することができるため、取得すべき加算項目をより適切に判断するための情報を提供することができる。たとえば、ある加算項目を取得している施設の割合が大きい場合、自施設でも取得できる可能性が高いと判断することができる。
【0099】
また、情報処理装置200は、加算項目について、指定された施設の情報に基づいて、想定取得金額を算出し、加算項目に想定取得金額を対応付けて出力する。これにより、加算項目を取得した際に得られると想定される金額をユーザーに把握させることができるため、より適切かつ効率的に加算項目の取得是非を判断させることができる。
【0100】
また、情報処理装置200は、取得された情報を順次記憶して蓄積する記憶部に記憶された情報に基づいて、加算項目に対して取得している施設の割合の変化に関する情報を算出し、加算項目に割合の変化に関する情報を対応付けて出力する。これにより、加算項目を取得している施設の割合の変化をユーザーに把握させることができるため、より適切かつ効率的に加算項目の取得是非を判断させることができる。
【0101】
また、情報処理装置200は、加算項目について、指定された施設の情報と、予め記憶された施設ごとの独自の情報に基づいて、加算項目ごとに取得推奨度合いに関する情報を算出し、加算項目に取得推奨度合いに関する情報を対応付けて出力する。これにより、加算項目ごとの取得推奨度合いをユーザーに把握させることができるため、より適切かつ効率的に加算項目の取得是非を判断させることができる。
【0102】
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
【0103】
たとえば、ユーザー端末100、情報処理装置200、および外部サーバー300は、それぞれ上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
【0104】
また、ユーザー端末100、情報処理装置200、および外部サーバー300は、それぞれ複数の装置によって構成されてもよく、あるいは単一の装置によって構成されてもよい。
【0105】
また、各構成が有する機能は、他の構成によって実現されてもよい。たとえば、情報処理装置200において実行されるものとして説明した処理の少なくとも一部は、ユーザー端末100のアプリケーションや外部サーバー300等の他の装置によって実行されてもよい。
【0106】
また、上記の実施形態におけるフローチャートの処理単位は、各処理の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方によって、本願発明が制限されることはない。各処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
【0107】
上述した実施形態に係るシステムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD-ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
【符号の説明】
【0108】
100 ユーザー端末、
110 CPU、
120 ROM、
130 RAM、
140 ストレージ、
150 通信インターフェース、
160 操作表示部、
170 バス、
200 情報処理装置、
210 CPU、
211 取得部、
212 集計部、
213 出力部、
214 金額算出部、
215 変化算出部、
216 推奨度合い算出部、
220 ROM、
230 RAM、
240 ストレージ、
250 通信インターフェース、
260 操作表示部、
270 バス、
300 外部サーバー、
310 CPU、
320 ROM、
330 RAM、
340 ストレージ、
350 通信インターフェース、
360 操作表示部、
370 バス。