(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-04-30
(45)【発行日】2024-05-10
(54)【発明の名称】シフト装置
(51)【国際特許分類】
B60K 20/02 20060101AFI20240501BHJP
G05G 1/00 20080401ALI20240501BHJP
G05G 1/04 20060101ALI20240501BHJP
【FI】
B60K20/02 A
G05G1/00 G
G05G1/04 Z
(21)【出願番号】P 2019053349
(22)【出願日】2019-03-20
【審査請求日】2021-08-27
【審判番号】
【審判請求日】2023-04-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】野々川 大地
(72)【発明者】
【氏名】井出 博文
【合議体】
【審判長】小川 恭司
【審判官】平城 俊雅
【審判官】尾崎 和寛
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-87956(JP,A)
【文献】特開2016-566(JP,A)
【文献】特開2018-1836(JP,A)
【文献】特開2005-178499(JP,A)
【文献】特開2007-137179(JP,A)
【文献】特開2002-5375(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 20/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動されてシフト位置が変更されるシフト体を構成し、第1係合部が設けられるシフト本体と、
前記シフト体を構成し、操作されて前記シフト体が移動されると共に、平面状の傾斜面及び孔である第2係合部が設けられる操作体と、
弾性を有し、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合されて前記シフト本体からの前記操作体の離脱が制限されると共に、押圧されることで変形されて前記第1係合部又は前記第2係合部への係合が解除される係合部材と、
前記操作体に前記第2係合部の周囲から突出されて一体に設けられると共に、前記傾斜面と一体にされ、前記係合部材の前記第1係合部又は前記第2係合部への係合が解除された後に前記係合部材の押圧を制限する制限部と、
を備えるシフト装置。
【請求項2】
移動されてシフト位置が変更されるシフト体を構成し、第1係合部が設けられるシフト本体と、
前記シフト体を構成し、操作されて前記シフト体が移動されると共に、第2係合部が設けられる操作体と、
弾性を有し、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合されて前記シフト本体からの前記操作体の離脱が制限されると共に、押圧されることで変形されて前記第1係合部又は前記第2係合部への係合が解除される係合部材と、
前記係合部材の前記第1係合部又は前記第2係合部への係合が解除された後に前記係合部材を押圧する押圧物と前記係合部材とを離間させて前記係合部材の押圧を制限する制限部と、
を備えるシフト装置。
【請求項3】
前記係合部材が押圧されて前記制限部内に移動する請求項2記載のシフト装置。
【請求項4】
前記係合部材を押圧する押圧物の移動を前記制限部が制限する
請求項1記載のシフト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シフト体が移動されてシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載のシフトレバー構造では、シフトシャフトの係止溝及びシフトノブ本体の第1支持部に固定部材が挿入されて、シフトシャフトからのシフトノブ本体の離脱が制限されている。また、固定部材が押圧されることで、固定部材が変形されて係止溝から離脱される。
【0003】
ここで、このようなシフトレバー構造では、固定部材の過剰な変形を抑制できるのが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、係合部材の過剰な変形を抑制できるシフト装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様のシフト装置は、移動されてシフト位置が変更されるシフト体を構成し、第1係合部が設けられるシフト本体と、前記シフト体を構成し、操作されて前記シフト体が移動されると共に、第2係合部が設けられる操作体と、弾性を有し、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合されて前記シフト本体からの前記操作体の離脱が制限されると共に、押圧されることで変形されて前記第1係合部又は前記第2係合部への係合が解除される係合部材と、前記係合部材の前記第1係合部又は前記第2係合部への係合が解除された後に前記係合部材の押圧を制限する制限部と、を備える。
【0007】
本発明の第2態様のシフト装置は、本発明の第1態様のシフト装置において、前記係合部材を押圧する押圧物と前記係合部材とを前記制限部が離間させる。
【0008】
本発明の第3態様のシフト装置は、本発明の第2態様のシフト装置において、前記係合部材が押圧されて前記制限部内に移動する。
【0009】
本発明の第4態様のシフト装置は、本発明の第1態様~第3態様の何れか1つのシフト装置において、前記係合部材を押圧する押圧物の移動を前記制限部が制限する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1態様のシフト装置では、シフト体が操作されて、シフト位置が変更される。また、シフト本体及び操作体がシフト体を構成すると共に、係合部材が弾性を有しており、係合部材が第1係合部及び第2係合部に係合されて、シフト本体からの操作体の離脱が制限される。さらに、係合部材が押圧されることで、係合部材が変形されて、係合部材の第1係合部又は第2係合部への係合が解除される。
【0011】
ここで、係合部材の第1係合部又は第2係合部への係合が解除された後に、制限部が係合部材の押圧を制限する。このため、係合部材の過剰な変形を抑制できる。
【0012】
本発明の第2態様のシフト装置では、係合部材を押圧する押圧物と係合部材とを制限部が離間させる。このため、制限部が係合部材の押圧を制限できる。
【0013】
本発明の第3態様のシフト装置では、係合部材が押圧されて制限部内に移動する。このため、制限部が押圧物と係合部材とを離間させることができる。
【0014】
本発明の第4態様のシフト装置では、係合部材を押圧する押圧物の移動を制限部が制限する。このため、制限部が係合部材の押圧を制限できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の第1実施形態に係るシフト装置の主要部を示す左方から見た側面図である。
【
図2】(A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す左斜め後方から見た斜視図であり、(A)は、主要部を示し、(B)は、シャフトへのノブの装着部分を示している。
【
図3】(A)及び(B)は、本発明の第1実施形態に係るシフト装置を示す上方から見た断面図(
図1の3A-3A線断面図)であり、(A)は、主要部を示し、(B)は、クリップが押圧される際を示している。
【
図4】(A)及び(B)は、本発明の第2実施形態に係るシフト装置を示す上方から見た断面図(
図1の3A-3A線断面図)であり、(A)は、主要部を示し、(B)は、クリップが押圧される際を示している。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るシフト装置10の主要部が左方から見た側面図にて示されており、
図2(A)には、シフト装置10の主要部が左斜め後方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の左方を矢印LHで示し、シフト装置10の上方を矢印UPで示す。
【0017】
図1及び
図2(A)に示す如く、本実施形態に係るシフト装置10には、移動体としての略棒状のレバー12が設けられており、レバー12は、下側部分(基端側部分)において、車体側の支持体(図示省略)に前後方向に回動(移動)可能に支持されている。レバー12は、上下方向に平行に配置されており、レバー12が前後方向に回動されることで、レバー12のシフト位置が変更される。
【0018】
レバー12には、シフト本体としての略円筒状のシャフト14が同軸上に設けられている。シャフト14の上部(先端側部)の左端部には、第1係合部としての断面矩形状の挿入孔16(
図3(A)参照)が形成されており、挿入孔16は、前後方向に延伸されると共に、前側、後側及び左側に開放されている。
【0019】
シャフト14の上部には、操作体としてのノブ18が装着されている。
【0020】
ノブ18の上側部分には、操作部としての略直方体状のノブ本体20が設けられており、ノブ本体20が車両の乗員(特に運転手)によって把持された状態で、ノブ18が前後方向に操作されることで、レバー12が前後方向に回動される。
【0021】
図2(B)及び
図3(A)に詳細に示す如く、ノブ本体20の下側には、装着部としての略円筒状の装着筒22が一体に設けられており、装着筒22内には、下側からシャフト14が同軸上に嵌入されている。装着筒22のシャフト14に対する回転は、規制されており、これにより、ノブ18のシャフト14に対する回転が規制されている。
【0022】
装着筒22の後側かつ右側の外周面には、略三角柱状の突出柱22Aが一体形成されており、突出柱22Aは、上下方向(装着筒22の軸方向)に延伸されている。突出柱22Aの右面は、左右方向に垂直に配置されており、突出柱22Aの後面は、前後方向に垂直に配置されている。
【0023】
装着筒22の下部の右端部には、第3係合部としての断面矩形状の右孔24が形成されており、右孔24は、前後方向に延伸されて突出柱22Aを貫通すると共に、前側、後側及び右側に開放されている。右孔24は、装着筒22内に開放されており、右孔24の左面(底面)は、シャフト14の右端と左右方向位置が一致されている。
【0024】
装着筒22の後側かつ左側の外周面には、平面状の傾斜面22Bが形成されており、傾斜面22Bは、上下方向に延伸されると共に、左方へ向かうに従い前方へ向かう方向に傾斜されている。
【0025】
装着筒22の後側かつ左側の外周面の下部には、制限部としての略三角柱状の制限柱26が一体形成されており、制限柱26の後部は、傾斜面22Bと一体にされている。制限柱26の左面は、後方へ向かうに従い左方へ向かう方向に傾斜されており、制限柱26の後面は、前後方向に垂直に配置されている。
【0026】
装着筒22の下部の左端部には、第2係合部としての断面矩形状の左孔28が形成されており、左孔28は、右孔24と上下方向位置が一致されている。左孔28は、前後方向に延伸されて傾斜面22B及び制限柱26を貫通しており、左孔28は、前側、後側及び左側に開放されている。制限柱26は、左孔28によって、制限部位としての一対の制限板26Aに分割されており、一対の制限板26Aは、それぞれ略三角形板状にされると共に、上下方向において対向されている。左孔28は、装着筒22内に開放されて、シャフト14の挿入孔16に連通されており、左孔28の上面、下面及び右面(底面)は、それぞれ挿入孔16の上面、下面及び左面(底面)と面一の位置に配置されている。
【0027】
装着筒22の下部の前端部には、矩形柱状の係止柱30が一体形成されており、係止柱30は、右孔24及び左孔28より上側に配置されている。係止柱30の前端部には、係止部としての略矩形柱状の係止突起30Aが一体形成されており、係止突起30Aは、下側に突出されて、右孔24及び左孔28と上下方向位置が一致されている。
【0028】
装着筒22の下部には、係合部材としての金属製で平面視略U字形棒状のクリップ32が装着されており、クリップ32は、断面円状にされている。クリップ32内は、後側に開放されており、クリップ32は、弾性を有している。
【0029】
クリップ32の前端部は、基部32Aにされており、基部32Aは、前側に凸状に湾曲されている。基部32Aは、装着筒22の前端と係止突起30Aとの間に配置されており、基部32Aの後側への移動は、装着筒22の前端によって係止されると共に、基部32Aの前側への移動は、係止突起30Aによって係止される。
【0030】
クリップ32の右部は、右脚部32Bにされており、右脚部32Bは、基部32Aの右端から後側に延出されると共に、後部が後方へ向かうに従い右方へ向かう方向に曲げられている。右脚部32Bは、装着筒22の右孔24に挿入されており、右脚部32Bは、クリップ32の弾性力(弾性復元力)により、右孔24の左面及びシャフト14の右端に当接されている。また、右脚部32Bの後端部は、右孔24から後側に僅かに突出されている。
【0031】
クリップ32の左部は、被押圧部としての左脚部32Cにされており、左脚部32Cは、基部32Aの左端から後側に延出されると共に、後部が後方へ向かうに従い左方へ向かう方向に曲げられている。左脚部32Cは、装着筒22の左孔28及びシャフト14の挿入孔16に挿入されており、左脚部32Cは、クリップ32の弾性力により、挿入孔16の右面に当接されている。左脚部32Cは、左孔28及び挿入孔16に上下方向において嵌合されて係合されており、左脚部32Cは、左孔28の挿入孔16に対する上下方向への相対移動を制限している。これにより、ノブ18(装着筒22)のシャフト14に対する上下方向への移動が制限されることで、ノブ18のシャフト14からの離脱が制限されて、ノブ18のシャフト14への装着状態が維持されている。また、左脚部32Cの後端部は、左孔28(一対の制限板26A間)の右端部から後側に突出されている。
【0032】
装着筒22の上部には、被覆体としての略筒状のカバー(図示省略)が着脱可能に装着されており、カバーは、下端部にシャフト14が貫通されると共に、ノブ本体20の下側及び装着筒22(クリップ32を含む)の外周を被覆している。
【0033】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0034】
以上の構成のシフト装置10において、レバー12のシャフト14からノブ18が離脱される際には、先ず、ノブ18の装着筒22からカバーが離脱されて、カバーがシャフト14に沿って下側に移動されることで、ノブ18の装着筒22(クリップ32を含む)の外周が露出される。
【0035】
その後、
図3(B)に示す如く、押圧物としての治具34(例えばドライバー)が装着筒22の傾斜面22Bから制限柱26(一対の制限板26A)の後面へ左側に移動されて、治具34によってクリップ32の左脚部32Cの後端部が左側に押圧されることで、クリップ32の弾性力に抗して左脚部32Cが前側を中心として左側に回動されて、左脚部32Cがシャフト14の挿入孔16から離脱される。このため、装着筒22の左孔28が挿入孔16に対し上側に移動可能にされて、ノブ18(装着筒22)がシャフト14に対し上側に移動可能にされる。これにより、ノブ18がシャフト14に対し上側に移動されることで、ノブ18がシャフト14から離脱される。
【0036】
ここで、上述の如く、治具34によってクリップ32の左脚部32Cが左側に押圧されて、左脚部32Cが前側を中心として左側に回動される際には、クリップ32の基部32Aの左側部分の前側への変形及び左脚部32Cの左側への回動により、左脚部32Cの後端面が前側へ移動される。このため、左脚部32Cの挿入孔16への係合(上下方向における嵌合)が解除された後に、治具34が装着筒22の制限柱26(一対の制限板26A)後面の左端に到達する際には、左脚部32Cの後端面が制限柱26の後側から制限柱26内(一対の制限板26A間)に移動されることで、左脚部32Cが治具34から外れて(治具34から左脚部32Cが離間されて)、治具34による左脚部32Cの左側への更なる押圧が不能にされる(制限される)。
【0037】
これにより、クリップ32の過剰な変形を抑制でき、クリップ32の塑性変形を抑制できると共に、クリップ32の装着筒22(左孔28、右孔24及び係止突起30Aの少なくとも1つ)からの離脱を抑制できる。
【0038】
また、装着筒22に制限柱26(一対の制限板26A)を設けるのみで、クリップ32の過剰な変形を抑制できる。このため、簡単な構成でクリップ32の過剰な変形を抑制できると共に、制限柱26の設置がレバー12の意匠及び周辺部品(例えば装着筒22、カバー及びシャフト14)により制約を受けることを抑制できる。
【0039】
[第2実施形態]
図4(A)には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置50の主要部が上方から見た断面図(
図1の3A-3A線断面図)にて示されている。
【0040】
本実施形態に係るシフト装置50は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
【0041】
図4(A)に示す如く、本実施形態に係るシフト装置50のレバー12では、ノブ18の装着筒22において、制限柱26(一対の制限板26A)の後端部に断面台形状の凹部52が形成されており、凹部52は、上側、下側及び後側に開放されている。凹部52の右面は、装着筒22の傾斜面22Bと面一にされており、凹部52の前面(底面)は、前後方向に垂直に配置されると共に、凹部52の左面は、左右方向に垂直に配置されている。
【0042】
制限柱26(一対の制限板26A)の後端部には、凹部52の左側において、制限部としての断面矩形状の凸部52Aが形成されており、凸部52Aの右面は、凹部52の左面にされている。
【0043】
ところで、レバー12のシャフト14からノブ18が離脱される際には、先ず、ノブ18の装着筒22からカバーが離脱されて、カバーがシャフト14に沿って下側に移動されることで、ノブ18の装着筒22(クリップ32を含む)の外周が露出される。
【0044】
その後、
図4(B)に示す如く、治具34が装着筒22の傾斜面22Bから制限柱26(一対の制限板26A)の凹部52の右面及び前面へ左側に移動されて、治具34によってクリップ32の左脚部32Cの後端部が左側に押圧されることで、クリップ32の弾性力に抗して左脚部32Cが前側を中心として左側に回動されて、左脚部32Cがシャフト14の挿入孔16から離脱される。このため、装着筒22の左孔28が挿入孔16に対し上側に移動可能にされて、ノブ18(装着筒22)がシャフト14に対し上側に移動可能にされる。これにより、ノブ18がシャフト14に対し上側に移動されることで、ノブ18がシャフト14から離脱される。
【0045】
ここで、治具34によってクリップ32の左脚部32Cが左側に押圧されて、左脚部32Cの挿入孔16への係合(上下方向における嵌合)が解除された後に、治具34が制限柱26(一対の制限板26A)の凸部52Aの右面に当接された際には、凸部52Aによって治具34の左側への更なる移動が制限されて、治具34による左脚部32Cの左側への更なる押圧が制限される。
【0046】
このため、本実施形態では、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0047】
さらに、上述の如く、治具34が制限柱26の凸部52Aに当接された際には、治具34による凸部52A及び左脚部32Cの押圧が維持されるのみで、左脚部32Cの挿入孔16への係合が解除された状態が維持される。このため、左脚部32Cの挿入孔16への係合が解除された状態を容易に維持でき、ノブ18をシャフト14から容易に離脱させることができる。
【0048】
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ノブ18の装着筒22内にシャフト14が挿入される。しかしながら、シャフト14内にノブ18の装着筒22が挿入されてもよい。
【0049】
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態では、クリップ32が押圧されて、シャフト14の挿入孔16へのクリップ32の係合が解除される。しかしながら、クリップ32が押圧されて、ノブ18の左孔28へのクリップ32の係合が解除されてもよい。
【0050】
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、レバー12が回動される。しかしながら、レバー12がスライドされてもよい。
【符号の説明】
【0051】
10・・・シフト装置、12・・・レバー(シフト体)、14・・・シャフト(シフト本体)、16・・・挿入孔(第1係合部)、18・・・ノブ(操作体)、26・・・制限柱(制限部)、28・・・左孔(第2係合部)、32・・・クリップ(係合部材)、34・・・治具(押圧物)、50・・・シフト装置、52A・・・凸部(制限部)